JP2015094288A - 内燃機関の過給圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の過給圧制御装置において、過給機付き内燃機関と自動変速機とを搭載した車両で、自動変速制御の制御性を向上するとともに、変速中のドライバビリティを向上することにある。【解決手段】制御手段(42)は、自動変速機(3)が変速中であるかどうかを判定する判定手段(42A)を備え、この判定手段(42A)により自動変速機(3)が変速中であると判定された場合に、制御弁(24)としてのエアバイパスバルブ(25)あるいはウエストゲートバルブ(46)を開動作する。【選択図】図1

Description

この発明は、内燃機関の過給圧制御装置に係り、特に過給機付き内燃機関と自動変速機とを搭載した車両における過給圧を制御する内燃機関の過給圧制御装置に関する。
動力を発生する内燃機関と内燃機関の動力がクラッチを介して伝達される自動変速機とを搭載した車両においては、内燃機関の吸気通路に設けたコンプレッサと内燃機関の排気通路に設けたタービンとを有する過給機を備え、また、コンプレッサあるいはタービンをバイパスするバイパス通路とこのバイパス通路を開閉する制御弁とを備え、さらに、制御弁を開閉動作して過給圧を制御する制御手段を備えた過給圧制御装置を設けている。
このような内燃機関の過給圧制御装置としては、例えば、以下のような先行技術文献がある。
特開2007−56842号公報 特開2007−263200号公報
特許文献1に係る過給器の制御装置は、内燃機関の運転状態が所定の運転領域にある時に、制御弁としてのウエストゲートバルブ及びエアバイパスバルブを強制的に閉動作させ、内燃機関の運転状態が所定の運転領域から逸脱した時に、ウエストゲートバルブ及びエアバイパスバルブを非同期に閉動作させるものである。
特許文献2に係る自動変速機の変速制御装置は、過給器付きエンジンを搭載した車両において、過給圧が少なくとも所定のしきい値を超えている間は、高速段側へ変速を抑止するものである。
ところが、従来、動力を発生する内燃機関と内燃機関の動力がクラッチを介して伝達される自動変速機とを搭載した車両にあって、過給機付きの内燃機関の場合には、自動変速機の変速時に、内燃機関の高精度なトルク制御が要求される。過給機付きの内燃機関では、ターボラグ等のトルクの立ち上がりの遅れや、非過給域から過給時のトルク変化等の要因で、内燃機関のトルクを、自動変速機からの要求指示トルクに制御することが非常に難しいものである。
また、従来では、自動変速機の変速時に、内燃機関側で目標トルク値に対して、トルクを制御するが、過給機付きの内燃機関において過給圧が立ち上がるような運転領域等では、トルク特性が急変するため、目標とするトルク値に制御する場合に制御性が悪く、目標トルクに対し、実トルクがハンチングし、実トルクの収束が遅くなり、制御することが困難であり、また、変速時間も長くなるという不都合があった。
そこで、この発明は、過給機付き内燃機関と自動変速機とを搭載した車両において、自動変速制御の制御性を向上するとともに、変速中のドライバビリティを向上することができる内燃機関の過給圧制御装置を提供することを目的とする。
この発明は、動力を発生する内燃機関と前記内燃機関の動力がクラッチを介して伝達される自動変速機とを車両に搭載し、前記内燃機関の吸気通路に設けたコンプレッサと前記内燃機関の排気通路に設けたタービンとを有する過給機と、前記コンプレッサあるいは前記タービンをバイパスするバイパス通路と、前記バイパス通路を開閉する制御弁と、前記制御弁を開閉動作して過給圧を制御する制御手段とを備える内燃機関の過給圧制御装置において、前記制御手段は、前記自動変速機が変速中であるかどうかを判定する判定手段を備え、前記判定手段により前記自動変速機が変速中であると判定された場合に、前記制御弁を開動作することを特徴とする。
この発明は、過給機付き内燃機関と自動変速機とを搭載した車両において、自動変速制御の制御性を向上するとともに、変速中のドライバビリティを向上することができる。
図1は内燃機関の過給圧制御装置のシステム構成図である。(実施例1) 図2は過給圧制御のフローチャートである。(実施例1) 図3は内燃機関のトルク特性を示す図である。(実施例1) 図4は過給圧制御の仕様案1の場合のタイムチャートである。(実施例1) 図5は過給圧制御の仕様案2の場合のタイムチャートである。(実施例1) 図6は実施例1において過給圧制御のアイドルストップからの始動・発進時のフローチャートである。(変形例1) 図7は実施例1において過給圧制御の停止時からの発進時のフローチャートである。(変形例2) 図8は内燃機関の過給圧制御装置のシステム構成図である。(実施例2) 図9は過給圧制御のフローチャートである。(実施例2) 図10は内燃機関のトルク特性を示す図である。(実施例2) 図11は過給圧制御の仕様案1の場合のタイムチャートである。(実施例2) 図12は過給圧制御の仕様案2の場合のタイムチャートである。(実施例2) 図13は実施例2において過給圧制御のアイドルストップからの始動・発進時のフローチャートである。(変形例3) 図14は実施例2において過給圧制御の停止時からの発進時のフローチャートである。(変形例4)
この発明は、過給機付き内燃機関と自動変速機とを搭載した車両において、自動変速制御の制御性を向上するとともに、変速中のドライバビリティを向上する目的を、自動変速機の変速中は強制的に制御弁を開動作して過給圧を下げて実現するものである。
図1〜図7は、この発明の実施例1を示すものである。
図1に示すように、車両には、動力を発生する内燃機関1と、この内燃機関1の動力がクラッチ2を介して伝達される自動変速機3とが搭載されている。
内燃機関1は、吸気マニホルド4とこの吸気マニホルド4に接続した吸気管5とによって形成された吸気通路6を備える。
また、内燃機関1は、排気マニホルド7とこの排気マニホルド7に接続した排気管8とによって形成された排気通路9を備える。
吸気マニホルド7は、上流端にサージタンク10を備える。このサージタンク10の上流側には、スロットルバルブ11を内蔵したスロットルボディ12が取り付けられている。
吸気管5は、上流端にエアクリーナ13を取り付け、下流端がスロットルボディ12に接続している。
排気管8には、触媒14が備えられている。
内燃機関1には、吸気通路6の途中で過給機15が備えられているとともに、この過給機15よりも下流側の吸気通路6でインタクーラ16が備えられている。
過給機15は、過給機ケース17内で、インタクーラ16よりも上流側の吸気通路6に設けられたコンプレッサ18と、排気マニホルド7と排気管8との間の排気通路9に設けられたタービン19と、このコンプレッサ18とタービン19とを連結する回動軸20とを備えている。
過給機15の過給圧は、過給圧制御装置21によって制御される。
過給圧制御装置21は、この実施例1において、コンプレッサ18をバイパス(迂回)するように、一端がコンプレッサ18とインタクーラ16との間の吸気通路6に接続するとともに、他端がコンプレッサ17の上流側の吸気通路6に接続するバイパス通路としての吸気側バイパス通路22を備える。この吸気側バイパス通路22は、吸気側バイパス管23によって形成されている。
また、過給圧制御装置21は、吸気側バイパス通路22の途中に設けられてこの吸気側バイパス通路22を開閉する制御弁24としてのエアバイパスバルブ(図面上では「ABV」と記す)25と、このエアバイパスバルブ25を作動するソレノイドバルブ(図面上では「ABV−VSV」と記す)26とを備える。
エアバイパスバルブ25は、バルブケース27に支持されたダイヤフラム28に取り付けた弁体29と、バルブケース27内にダイヤフラム28で形成された作動室30と、この作動室30内でダイヤフラム28を付勢するスプリング31と、ダイヤフラム28が動作したときに吸気側バイパス通路22を開閉させるように弁体29が接離するバルブ座32とを備える。
ソレノイドバルブ26は、一端が吸気側バイパス通路22の下流側の吸気通路6に接続するとともに、他端がサージタンク10に接続した圧力調整通路33の途中に設けられている。この圧力調整通路33は、圧力調整管34によって形成されている。
また、ソレノイドバルブ26は、作動通路35によってエアバイパスバルブ25の作動室30に連通している。作動通路35は、作動管36によって形成されている。
ソレノイドバルブ26は、バルブケース37内で、電気的にオン・オフ動作されるソレノイド38と、このソレノイド39によって動作される弁体39と、この弁体39を付勢するスプリング40と、弁体39が動作したときに圧力調整通路33を開閉させるように弁体39が接離するバルブ座41とを備える。
ソレノイドバルブ26は、コンプレッサ18の下流側の過給圧をエアバイパスバルブ25の作動室30に作用させてエアバイパスバルブ25を作動し、吸気側バイパス通路22を開閉させることで、過給圧を制御する。
ソレノイドバルブ26は、制御手段(ECM)42に接続し、この制御手段42によってオン・オフされてエアバイパスバルブ25を開閉動作し、過給圧を制御する。
制御手段42には、自動変速機3のトランスミッション変速時信号(以下「変速時信号」という)を検出する変速時信号検出手段43と、スロットルバルブ11のスロットル開度を検出するスロットル開度センサ44とが接続している。
制御手段42は、自動変速機3が変速中であるかどうかを判定する判定手段42Aを備え、この判定手段42Aにより自動変速機3が変速中であると判定された場合に、エアバイパスバルブ25を開動作する。
また、過給機15には、過給機ケース17内で、タービン19をバイパスするバイパス通路としての排気側バイパス通路45が形成されている。
図3には、スロットル開度に対し、エアバイパスバルブ25を開閉した状態における内燃機関1のトルク特性を示している。この図3においては、スロットル開度が比較的低側で、エアバイパスバルブ25が閉じた場合にはエアバイパスバルブ25が開いた場合に比べて、トルク変化が大きくなる特性がある。
次いで、この実施例1に係る過給圧制御について、図2のフローチャートに沿って説明する。
図2に示すように、制御手段42のプログラムがスタートすると(ステップA01)、先ず、変速時判定条件が成立したか否かを判定する(ステップA02)。
この変速時判定の成立条件には、以下の2つのシフトアップ時仕様案がある。
第1のシフトアップ時仕様案(仕様案1)は、自動変速機3の変速時信号があることである。この第1のシフトアップ時仕様案の場合については、以下の図4のタイムチャートで説明する。
第2のシフトアップ時仕様案(仕様案2)は、自動変速機3の変速時信号があり、自動変速機3の要求トルクがトルク設定値以下であり、且つ自動変速機3の要求トルクの変化量が変化量設定値以上であることである。この第2のシフトアップ時仕様案の場合については、以下の図5のタイムチャートで説明する。
前記ステップA02がYESの場合には、制御手段42は、ソレノイドバルブ26を作動し(ABS−VSV:ON)、エアバイパスバルブ25を開動作させる(ステップA03)。
また、変速時のトルク制御を実行する(ステップA04)。
そして、変速終了条件が成立したか否かを判断する(ステップA05)。この変速終了判定の成立条件は、自動変速機3の変速時信号がなくなったときである。このステップA05がNOの場合には、前記ステップA04に戻す。
このステップA05がYESの場合には、ソレノイドバルブ26を非作動し(ABS−VSV:OFF)、エアバイパスバルブ25を閉動作させる(ステップA06)。
このステップA06の処理後、又は前記ステップA02がNOの場合には、このプログラムをリターンとする(ステップA07)。
上記の第1のシフトアップ時仕様案の場合には、図4に示すように、自動変速機3の変速時信号があって変速時判定条件が成立すると(時間t1)、直ぐに、ソレノイドバルブ26によってエアバイパスバルブ25を開動作させ、その後、自動変速機3の変速時信号がなくなって変速終了条件が不成立になると(時間t2)、ソレノイドバルブ26によってエアバイパスバルブ25を閉動作させる。
また、上記の第2のシフトアップ時仕様案の場合には、図5に示すように、自動変速機3の変速時信号があり(時間t1)、その後、自動変速機3の要求トルクがトルク設定値以下であり、且つ自動変速機3の要求トルクの変化量が変化量設定値以上となって変速時判定条件が成立すると(時間t2)、ソレノイドバルブ26によってエアバイパスバルブ25を開動作させ、自動変速機3の変速時信号がなくなって変速終了条件が不成立になると(時間t3)、ソレノイドバルブ26によってエアバイパスバルブ25を閉動作させる。
この結果、この実施例1において、制御手段42は、自動変速機3が変速中であるかどうかを判定する判定手段42Aを備え、この判定手段42Aにより自動変速機3が変速中であると判定された場合に、制御弁24を構成するエアバイパスバルブ25を開動作する。
このような構成により、自動変速機3の変速中は強制的にエアバイパスバルブ25を開動作して過給圧を下げることにより、過給圧の上昇に伴うエンジントルクの変化量を抑え、自動変速機3が要求する目標トルクヘの制御性が向上し、また、変速ショックの軽減を図り、しかも、変速時間の短縮が可能になる。
また、この実施例1では、アイドルストップ機能を有する車両であって、図1に示すように、制御手段42がアイドルストップ制御部42Bを備えている場合に、以下のように、図6の車両のアイドルストップからの始動・発進時や、図7の車両の停止時からの発進時等のトルク制御中についても、上記と同様な効果を奏する。
図6に示す車両のアイドルストップからの始動・発進時の制御にあっては、制御手段42のプログラムがスタートすると(ステップB01)、先ず、アイドルストップからの始動・発進時判定条件が成立したか否かを判定する(ステップB02)。
このステップB02がYESの場合には、制御手段42は、ソレノイドバルブ26を作動し(ABS−VSV:ON)、エアバイパスバルブ25を開動作させる(ステップB03)。
また、変速時のトルク制御を実行する(ステップB04)。
そして、アイドルストップからの始動・発進時終了判定条件が成立したか否かを判断する(ステップB05)。このステップB05がNOの場合には、前記ステップB04に戻す。
このステップB05がYESの場合には、ソレノイドバルブ26を非作動し(ABS−VSV OFF)、エアバイパスバルブ25を閉動作させる(ステップB06)。
このステップB06の処理後、又は前記ステップB02がNOの場合には、このプログラムをリターンとする(ステップB07)。
図7に示す車両の停止時からの発進時の制御にあっては、制御手段42のプログラムがスタートすると(ステップC01)、先ず、停止時からの発進時判定条件が成立したか否かを判定する(ステップC02)。
このステップC02がYESの場合には、制御手段42は、ソレノイドバルブ26を作動し(ABS−VSV:ON)、エアバイパスバルブ25を開動作させる(ステップC03)。
また、変速時のトルク制御を実行する(ステップC04)。
そして、停止時からの発進時終了判定条件が成立したか否かを判断する(ステップC05)。このステップC05がNOの場合には、前記ステップC04に戻す。
このステップC05がYESの場合には、ソレノイドバルブ26を非作動し(ABS−VSV:OFF)、エアバイパスバルブ25を閉動作させる(ステップC06)。
このステップC06の処理後、又は前記ステップC02がNOの場合には、このプログラムをリターンとする(ステップC07)。
図8〜図14は、この発明の実施例2を示すものである。
この実施例2においては、上述の実施例1と同一機能を果たす箇所には、同一符号を付して説明する。
この実施例2の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、図8に示すように、過給圧制御装置21は、タービン19をバイパス(迂回)する排気側バイパス通路45を開閉することによって、過給圧を制御する。
排気側バイパス通路45は、制御弁24として、ウエストゲートバルブ(図面上では「WGV」と記す)46によって開閉される。
このウエストゲートバルブ46は、ウエストゲートバルブアクチュエータ47によって開閉動作される。
ウエストゲートバルブアクチュエータ47は、アクチュエータケース48内でダイヤフラム49によって形成された作動室50と、ダイヤフラム49を付勢するスプリング51と、ダイヤフラム49に接続して排気側バイパス通路45側に延びて先端にウエストゲートバルブ46を取り付けたロッド52と、ウエストゲートバルブ46が接離するバルブ座53とを備える。
吸気通路6には、一端がコンプレッサ18よりも下流側の吸気通路6に接続するとともに他端がコンプレッサ18よりも上流側の吸気通路6に接続した圧力調整通路54が設けられている。この圧力調整通路54は、圧力調整管55によって形成されている。
この圧力調整通路54の途中には、作動室50が連通するようにウエストゲートバルブアクチュエータ47が設けられている。
また、圧力調整通路54には、ウエストゲートバルブアクチュエータ47と圧力調整通路54の他端との間で、ソレノイドバルブ(図面上「WGV−VSV」と記す)56が設けられている。
ソレノイドバルブ56は、バルブケース57内で、電気的にオン・オフ動作されるソレノイド58と、このソレノイド58によって動作される弁体59と、この弁体59を付勢するスプリング60と、弁体59が動作したときに圧力調整通路54を開閉させるように弁体59が接離するバルブ座61とを備える。
ソレノイドバルブ56は、コンプレッサ18の下流側の過給圧をウエストゲートバルブアクチュエータ47の作動室50に作用させてウエストゲートバルブアクチュエータ47を作動し、排気側バイパス通路45を開閉させることで、過給圧を制御する。
ソレノイドバルブ56は、制御手段(ECM)42に接続し、この制御手段42によってウエストゲートバルブアクチュエータ47を制御してウエストゲートバルブ46を開閉動作し、過給圧を制御する。
制御手段42は、自動変速機3が変速中であるかどうかを判定する判定手段42Aを備え、この判定手段42Aにより自動変速機3が変速中であると判定された場合に、ウエストゲートバルブ46を開動作する。
図10には、スロットル開度に対し、ウエストゲートバルブ46を開閉した状態における内燃機関1のトルク特性を示している。この図10においては、スロットル開度が比較的低側で、ウエストゲートバルブ46が閉じた場合にはウエストゲートバルブ46が開いた場合に比べて、トルク変化が大きくなる特性がある。
次いで、この実施例2に係る過給圧制御について、図9のフローチャートに沿って説明する。
図9に示すように、制御手段42のプログラムがスタートすると(ステップD01)、先ず、変速時判定条件が成立したか否かを判定する(ステップD02)。
この変速時判定の成立条件には、以下の2つのシフトアップ時仕様案がある。
第1のシフトアップ時仕様案(仕様案1)は、自動変速機3の変速時信号があることである。この第1のシフトアップ時仕様案の場合については、以下の図11のタイムチャートで説明する。
第2のシフトアップ時仕様案(仕様案2)は、自動変速機3の変速時信号があり、自動変速機3の要求トルクがトルク設定値以下であり、且つ自動変速機3の要求トルクの変化量が変化量設定値以上であることである。この第2のシフトアップ時仕様案の場合については、以下の図12のタイムチャートで説明する。
前記ステップD02がYESの場合には、制御手段42は、ソレノイドバルブ56を作動し(WGV−VSV:ON)、ウエストゲートバルブ46を開動作させる(ステップD03)。
また、変速時のトルク制御を実行する(ステップD04)。
そして、変速終了条件が成立したか否かを判断する(ステップD05)。この変速終了判定の成立条件は、自動変速機3の変速時信号がなくなったときである。このステップD05がNOの場合には、前記ステップD04に戻す。
このステップD05がYESの場合には、ソレノイドバルブ56を非作動し(ABS−VSV:OFF)、ウエストゲートバルブ46を閉動作させる(ステップA06)。
このステップD06の処理後、又は前記ステップD02がNOの場合には、このプログラムをリターンとする(ステップD07)。
この結果、この実施例2において、制御手段42は、自動変速機3が変速中であるかどうかを判定する判定手段42Aを備え、判定手段42Aにより自動変速機3が変速中であると判定された場合に、制御弁24を構成するウエストゲートバルブ46を開動作する。
このような構成により、自動変速機3の変速中は強制的にウエストゲートバルブ46を開動作して過給圧を下げることにより、過給圧の上昇に伴う内燃機関1のトルクの変化量を抑え、自動変速機3が要求する目標トルクヘの制御性が向上し、また、変速ショックの軽減を図り、しかも、変速時間の短縮が可能になる。
上記の第1のシフトアップ時仕様案の場合には、図11に示すように、自動変速機3の変速時信号があって変速時判定条件が成立すると(時間t1)、直ぐに、ソレノイドバルブ56によってウエストゲートバルブ46を開動作させ、その後、自動変速機3の変速時信号がなくなって変速終了条件が不成立になると(時間t2)、ソレノイドバルブ56によってウエストゲートバルブ46を閉動作させる。
また、上記の第2のシフトアップ時仕様案の場合には、図12に示すように、自動変速機3の変速時信号があり(時間t1)、その後、自動変速機3の要求トルクがトルク設定値以下であり、且つ自動変速機3の要求トルクの変化量が変化量設定値以上となって変速時判定条件が成立すると(時間t2)、ソレノイドバルブ56によってウエストゲートバルブ46を開動作させ、自動変速機3の変速時信号がなくなって変速終了条件が不成立になると(時間t3)、ソレノイドバルブ56によってウエストゲートバルブ46を閉動作させる。
この結果、この実施例2において、制御手段42は、自動変速機3が変速中であるかどうかを判定する判定手段42Aを備え、判定手段42Aにより自動変速機3が変速中であると判定された場合に、制御弁24を構成するウエストゲートバルブ46を開動作する。
このような構成により、自動変速機3の変速中は強制的にウエストゲートバルブ46を開動作して過給圧を下げることにより、過給圧の上昇に伴うエンジントルクの変化量を抑え、自動変速機3が要求する目標トルクヘの制御性が向上し、また、変速ショックの軽減を図り、しかも、変速時間の短縮が可能になる。
また、この実施例2では、アイドルストップ機能を有する車両であって、図8に示すように、制御手段42がアイドルストップ制御部42Bを備えている場合に、以下のように、図13の車両のアイドルストップからの始動・発進時や、図14の車両の停止時からの発進時等のトルク制御中についても、上記と同様な効果を奏する。
図13に示す車両のアイドルストップからの始動・発進時の制御にあっては、制御手段42のプログラムがスタートすると(ステップE01)、先ず、アイドルストップからの始動・発進時判定条件が成立したか否かを判定する(ステップE02)。
このステップE02がYESの場合には、制御手段42は、ソレノイドバルブ56を作動し(WGV−VSV:ON)、ウエストゲートバルブ46を開動作させる(ステップE03)。
また、変速時のトルク制御を実行する(ステップE04)。
そして、アイドルストップからの始動・発進時終了判定条件が成立したか否かを判断する(ステップE05)。このステップE05がNOの場合には、前記ステップE04に戻す。
このステップE05がYESの場合には、ソレノイドバルブ56を非作動し(WGV−VSV OFF)、ウエストゲートバルブ46を閉動作させる(ステップE06)。
このステップE06の処理後、又は前記ステップE02がNOの場合には、このプログラムをリターンとする(ステップE07)。
図14に示す車両の停止時からの発進時の制御にあっては、制御手段42のプログラムがスタートすると(ステップF01)、先ず、停止時からの発進時判定条件が成立したか否かを判定する(ステップF02)。
このステップF02がYESの場合には、制御手段42は、ソレノイドバルブ56を作動し(WGV−VSV:ON)、ウエストゲートバルブ46を開動作させる(ステップF03)。
また、変速時のトルク制御を実行する(ステップF04)。
そして、停止時からの発進時終了判定条件が成立したか否かを判断する(ステップF05)。このステップF05がNOの場合には、前記ステップF04に戻す。
このステップF05がYESの場合には、ソレノイドバルブ56を非作動し(WGV−VSV:OFF)、ウエストゲートバルブ46を閉動作させる(ステップF06)。
このステップF06の処理後、又は前記ステップF02がNOの場合には、このプログラムをリターンとする(ステップF07)。
この発明に係る内燃機関の過給圧制御装置は、各種内燃機関に適用可能である。
1 内燃機関
2 クラッチ
3 自動変速機
6 吸気通路
15 過給機
18 コンプレッサ
19 タービン
21 過給圧制御装置
22 吸気側バイパス通路
24 制御弁
25 エアバイパスバルブ
26 ソレノイドバルブ
42 制御手段
42A 判定手段
42B アイドルストップ制御部
43 変速時信号検出手段
45 排気側バイパス通路
46 ウエストゲートバルブ

Claims (1)

  1. 動力を発生する内燃機関と前記内燃機関の動力がクラッチを介して伝達される自動変速機とを車両に搭載し、前記内燃機関の吸気通路に設けたコンプレッサと前記内燃機関の排気通路に設けたタービンとを有する過給機と、前記コンプレッサあるいは前記タービンをバイパスするバイパス通路と、前記バイパス通路を開閉する制御弁と、前記制御弁を開閉動作して過給圧を制御する制御手段とを備える内燃機関の過給圧制御装置において、前記制御手段は、前記自動変速機が変速中であるかどうかを判定する判定手段を備え、前記判定手段により前記自動変速機が変速中であると判定された場合に、前記制御弁を開動作することを特徴とする内燃機関の過給圧制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017008898A (ja) * 2015-06-26 2017-01-12 日産自動車株式会社 内燃機関の制御装置
US10364786B2 (en) 2016-01-06 2019-07-30 Honda Motor Co., Ltd. Controller and internal combustion engine system
WO2023275910A1 (ja) * 2021-06-28 2023-01-05 日産自動車株式会社 車両の制御方法及び車両の制御装置

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