JP2015094078A - 杭と基礎梁の接合構造 - Google Patents

杭と基礎梁の接合構造 Download PDF

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Abstract

【課題】杭と基礎梁の仕口部において梁主筋の配筋を容易にする。
【解決手段】杭と基礎梁の接合構造における柱梁接合部10は、横方向に配筋される基礎梁14の梁主筋16と、基礎梁14を支持する杭12から立ち上げられ、梁主筋16と交差する位置において、梁主筋16が配筋される範囲には立上げ本数を疎に、梁主筋16が配筋されない範囲には立ち上げ本数を密に配筋された杭主筋18と、杭主筋18の周囲を囲む帯筋20と、を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、杭と基礎梁の接合構造に関する。
従来の場所打ちコンクリート杭の杭主筋は、円周上に等間隔に配置されていた。このため、側面視においては、杭の中心から離れるに従い杭主筋の間隔が密となる。この結果、基礎梁の梁主筋を横方向へ通す際に、杭の中心から離れた位置では、梁主筋が杭主筋に当たり配筋しづらかった。
ここに、基礎梁と基礎スラブの接合時に、基礎梁の配筋が、杭頭部において複雑にならないようにする技術が提案されている(特許文献1)。
特許文献1には、杭頭部に鋼管杭を用いる場合において、鋼管杭の上部にひげ筋(定着筋)取付け用の穴を形成し、穴に、U字形に形成したひげ筋を取付ける技術が記載されている。ひげ筋は、穴を通過させることで、鋼管杭の内側と外側に対で取り付けることができる。このとき、ひげ筋の設置間隔を調整し、基礎梁(地中梁)の配筋場所を避けた位置に予め移動させておくことで、地中梁の主筋を配筋するための空間を確保し、配筋位置が複雑になるのを防止している。
特開2006−52550号公報
しかし、特許文献1は、ひげ筋の設置間隔は調整しているものの、鋼管杭の内部に配筋された杭主筋の間隔は調整していない。即ち、杭主筋は、鋼管杭の内部で円周上に等間隔に配筋された状態で立ち上げられる。このため、梁主筋が通る場所で、杭主筋と梁主筋が錯綜し、杭主筋の位置に梁主筋を通す際の配筋のしづらさは解消されていない。
本発明は、上記事実に鑑み、杭と基礎梁の仕口部において梁主筋の配筋を容易にすることを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る杭と基礎梁の接合構造は、横方向に配筋される基礎梁の梁主筋と、前記基礎梁を支持する杭から立ち上げられ、前記梁主筋と交差する位置において、前記梁主筋が配筋される範囲には立上げ本数を疎に、前記梁主筋が配筋されない範囲には立ち上げ本数を密に配筋された杭主筋と、前記杭主筋の周囲を囲む帯筋と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、梁主筋が横方向に配筋される範囲では杭主筋の立上げ本数が疎にされ、その他の範囲では、杭主筋の立上げ本数が密にされている。また、杭主筋の周囲を囲む帯筋により、杭主筋の位置が維持される。
これにより、杭主筋が疎に配置された範囲に梁主筋を配筋することができ、梁主筋と杭主筋との錯綜が抑制され、梁主筋の配筋が容易になる。この結果、杭と基礎梁の接合が容易となる。このとき、杭主筋の総本数は、従来の円周上に等間隔に配置した場合と同数であり、杭と基礎梁の接合部の強度が低下することはない。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の杭と基礎梁の接合構造において、前記杭主筋は、4つの疎の配筋部と4つの密の配筋部を有し、平面視において、前記疎の配筋部と前記密の配筋部を八角形の各辺に交互に配置した構成とされ、前記帯筋は、前記杭主筋の周囲を囲んで前記杭主筋と結束される八角形の第1帯筋、又は、対向する2つの密の前記配筋部を囲んで前記杭主筋と結束される矩形状の第2帯筋、及び、残りの対向する2つの密の前記配筋部を囲んで前記杭主筋と結束される矩形状の第3帯筋であることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、杭主筋の4つの疎の配筋部と4つの密の配筋部は、平面視において、八角形の各辺に交互に配置されている。即ち、疎の配筋部と密の配筋部が2組ずつ対向し、対向する2組が互いに交差する方向に配置されている。この状態において、杭主筋の周囲が第1帯筋により八角形に囲まれ、杭主筋と第1帯筋が結束される。
これにより、梁主筋のX方向、及びX方向と交差するY方向と、杭主筋の疎の配筋部を交差させることができる。この結果、梁主筋と杭主筋の錯綜が抑制され、梁主筋の配筋が容易になる。
又は、4つの疎の配筋部と4つの密の配筋部が、対向して配置されている状態において、杭主筋の周囲は、第2帯筋により、対向する2つの密の配筋部が矩形状に囲まれ、杭主筋と結束される。また、第3帯筋により、残りの対向する2つの密の配筋部が矩形状に囲まれ、杭主筋と結束される。
これにより、梁主筋のX方向及びY方向と、第2帯筋及び第3帯筋の長手方向と45度傾いた2方向を、それぞれ疎の配筋部に一致させることができる。この結果、梁主筋と杭主筋の錯綜が抑制され、梁主筋の配筋が容易になる。
請求項3に記載の発明に係る杭と基礎梁の接合構造は、横方向に配筋される基礎梁の梁主筋と、前記基礎梁を支持する杭から立ち上げられ、前記杭の杭主筋へ力を伝達し、前記梁主筋と交差する位置において、前記梁主筋が配筋される範囲には立上げ本数を疎に、前記梁主筋が配筋されない範囲には立ち上げ本数を密に配筋された杭頭主筋と、前記杭頭主筋の周囲を囲む帯筋と、を有することを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、梁主筋が横方向に配筋される範囲では杭頭主筋の立上げ本数を疎にし、その他の範囲では、杭頭主筋の立上げ本数を密にしている。また、杭頭主筋の周囲を囲む帯筋により、杭頭主筋の位置が維持される。
これにより、杭頭主筋が疎に配置された範囲に梁主筋を配筋することで、梁主筋と杭頭主筋との錯綜が抑制され、梁主筋の配筋が容易になる。この結果、杭と基礎梁の接合が容易となる。このとき、杭頭主筋の総本数は、従来の円周上に均等に配置した場合と同数であり、杭と基礎梁の接合部の強度が低下することはない。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の杭と基礎梁の接合構造において、前記杭頭主筋は、4つの疎の配筋部と4つの密の配筋部を有し、平面視において、前記疎の配筋部と前記密の配筋部を八角形の各辺に交互に配置した構成とされ、前記帯筋は、前記杭頭主筋の周囲を囲んで前記杭頭主筋と結束される八角形の第1帯筋、又は、対向する2つの密の配筋部を囲んで前記杭頭主筋と結束される矩形状の第2帯筋、及び、残りの対向する2つの密の配筋部を囲んで前記杭頭主筋と結束される矩形状の第3帯筋であることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、杭頭主筋の4つの疎の配筋部と4つの密の配筋部は、平面視において、八角形の各辺に交互に配置されている。即ち、疎の配筋部と密の配筋部が2組ずつ対向し、対向する2組が互いに交差する方向に配置されている。この状態において、杭頭主筋の周囲は、第1帯筋により八角形に囲まれ、杭主筋と第1帯筋が結束される。
これにより、梁主筋のX方向及びY方向と、杭頭主筋の疎の配筋部を交差させることができる。この結果、梁主筋と杭頭主筋の錯綜が抑制され、梁主筋の配筋が容易になる。
又は、4つの疎の配筋部と4つの密の配筋部が、対向して配置されている状態において、杭頭主筋は、第2帯筋により、対向する2つの密の配筋部が矩形状に囲まれ、第2帯筋と杭頭主筋が結束される。また、第3帯筋により、残りの対向する2つの密の配筋部が矩形状に囲まれ、第3帯筋と杭頭主筋が結束される。
これにより、梁主筋のX方向、及びX方向と交差するY方向と、第2帯筋及び第3帯筋の長手方向と45度傾いた2方向を、それぞれ疎の配筋部に一致させることができる。この結果、梁主筋と杭頭主筋の錯綜が抑制され、梁主筋の配筋が容易になる。
本発明は、上記構成としてあるので、杭と基礎梁の仕口部において梁主筋の配筋を容易にすることができる。
(A)は本発明の第1実施形態に係る杭と基礎梁の接合構造の基本構成を模式的に示す正面図であり、(B)は図1(A)のH1−H1線断面図である。 (A)は本発明の第1実施形態に係る杭と基礎梁の接合構造を示す図1(A)のH2−H2線断面図であり、(B)は本発明の第2実施形態に係る杭と基礎梁の接合構造を示す図1(A)のH2−H2線断面図である。 (A)は本発明の第3実施形態に係る杭と基礎梁の接合構造の基本構成を模式的に示す正面図であり、(B)は図3(A)のH2−H2線断面図であり、(C)は図3(A)のH1−H1線断面図である。 (A)は本発明の第4実施形態に係る杭と基礎梁の接合構造の基本構成を模式的に示す縦方向断面図であり、(B)は図4(A)のH2−H2線断面図であり、(C)は図4(A)のH1−H1線断面図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る杭と基礎梁の接合構造について図1、2を用いて説明する。ここに、図1(A)は杭と基礎梁の接合構造を模式的に示す正面図であり、図1(B)は、そのH1−H1線断面図であり、図2(A)はそのH2−H2線断面図である。
図1(A)に示すように、杭と基礎梁の接合構造における杭梁仕口部10は、杭12と、杭12に支持される基礎梁14の仕口部であり、基礎梁14には、横方向に梁主筋16が配筋され、杭12には、縦方向に杭主筋18が配筋され、杭主筋18と梁主筋16が交差して配筋される。
ここに、基礎梁14は、図示しない建物の基礎を構成する鉄筋コンクリート梁であり、基礎梁14の内部の上部と下部には、梁主筋16が横方向に配筋される。また、基礎梁14の方向をX方向とした場合、X方向と交差するY方向にも、一般的に基礎梁が構築され、梁主筋17が横方向に配筋される(図2(A)参照)。
杭12は、基礎梁14を支持する現場打ちの鉄筋コンクリート杭であり、掘削された地盤28にコンクリート26を打設して構築される。杭12の内部には、杭主筋18が配筋されている。
図1(B)に示すように、杭主筋18は、4つの疎の配筋部18S1、18S2、18S3、18S4(以下、18S1〜18S4と記す。)と、4つの密の配筋部18M1、18M2、18M3、18M4(以下、18M1〜18M4と記す。)と、を有している。杭主筋18は、平面視において、疎の配筋部18S1〜18S4と、密の配筋部18M1〜18M4を、八角形の各辺に交互に配置した構成とされている。
これにより、対向する疎の第1配筋部18S1と、疎の第1配筋部18S3(以下、疎の第1配筋部18S1、18S3と記す。)が交差して配置され、疎の第2配筋部18S2と、疎の第2配筋部18S4(以下、疎の第2配筋部18S2、18S4と記す。)が交差して配置される。また、対向する密の第1配筋部18M1と、密の第1配筋部18M3(以下、密の第1配筋部18M1、18M3と記す。)が交差して配置され、密の第2配筋部18M2と、密の第2配筋部18M4(以下、密の第2配筋部18M2、18M4と記す。)が交差して配置される。
また、杭主筋18の周囲は帯筋(第1帯筋)20で八角形に囲まれ、杭主筋18と帯筋20が結束されている。
図2(A)は、杭梁仕口部10の配筋部を示している。八角形に配置された杭主筋18において、対向する疎の第1配筋部18S1、18S3をX方向に向けて配置し、対向する疎の第2配筋部18S2、18S4をY方向に向けて配置している。
これにより、基礎梁14の梁主筋16をX方向に配筋し、基礎梁14と交差する基礎梁の梁主筋17を、Y方向に配筋すれば、梁主筋16、17と杭主筋18との錯綜が抑制され、杭12と基礎梁14の接合が容易となる。
このとき、杭主筋18の総本数は、従来の円周上に等間隔で配筋の場合と変わらないので、杭12と基礎梁14の接合部の強度が低下することはない。
なお、疎の配筋部18S1〜18S4は、全く配筋されない状態(杭主筋0本)を図示したが、これに限定されることはなく、杭主筋18の立ち上がり本数が疎であればよく、例えば、従来の円周上に等間隔で配筋した場合よりも、配筋本数が少なければ疎としてもよい。
また、本実施形態では、杭主筋18は、4つの疎の配筋部18S1〜18S4と、4つの密の配筋部18M1〜18M4を有し、平面視において、疎の配筋部18S1〜18S4と密の配筋部18M1〜18M4を、八角形の各辺に交互に配置した構成で説明した。しかし、これに限定されることはなく、他の多角形としてもよい。
例えば四角形の場合には、杭主筋は、2つの疎の配筋部と、2つの密の配筋部を有し、平面視において、疎の配筋部と密の配筋部を、四角形の各辺に交互に配置した構成となる(図示省略)。また、杭主筋18の周囲は帯筋(第1帯筋)で四角形に囲まれ、杭主筋18と帯筋が結束される。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る杭と基礎梁の接合構造における杭梁仕口部30について、図2(B)を用いて説明する。
杭梁仕口部30は、第1実施形態で説明した杭梁仕口部10と、杭主筋18の周囲を囲む帯筋の経路を、帯筋(第2帯筋)22、帯筋(第3帯筋)23の2経路に分けた点において相違する。相違点を中心に説明する。
図2(B)に示すように、杭主筋18は、杭梁仕口部10と同様に、4つの疎の配筋部18S1〜18S4と、4つの密の配筋部18M1〜18M4に配筋され、平面視において、疎の配筋部18S1〜18S4と、密の配筋部18M1〜18M4が、八角形の各辺に交互に配置されている。
このとき、対向する密の第1配筋部18M1、18M3、及び密の第2配筋部18M2、18M4が交差して配置され、帯筋22で、密の第1配筋部18M1、18M3が矩形状に囲まれて結束される。また、帯筋23で、密の第2配筋部18M2、18M4が矩形状に囲まれて結束される。
このとき、密の第1配筋部18M1、18M3、及び密の第2配筋部18M2、18M4の長手方向と45度傾いた2方向が、それぞれ、疎の第1配筋部18S1、18S3、及び疎の第2配筋部18S2、18S4となる。
これにより、疎の第1配筋部18S1、18S3をX方向に配置し、疎の第2配筋部18S2と18S4をY方向に配置し、基礎梁14の梁主筋16をX方向に配筋し、基礎梁14と交差する基礎梁の梁主筋17をY方向に配筋すれば、梁主筋16、17と杭主筋18との錯綜が抑制され、杭と基礎梁の接合が容易となる。
他の構成は第1実施形態と同じであり、説明は省略する。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係る杭と基礎梁の接合構造における杭梁仕口部40について、図3を用いて説明する。
杭梁仕口部40は、第1実施形態の杭梁仕口部10で説明した杭主筋18を、杭頭主筋42とした点において相違する。相違点を中心に説明する。
ここに、図3(A)は杭梁仕口部40の基本構成を模式的に示す正面図であり、(B)はそのH2−H2線断面図であり、(C)はH1−H1線断面図である。
杭梁仕口部40は、横方向に配筋される基礎梁14の梁主筋16と、基礎梁14を支持する杭44から立ち上げられた杭頭主筋42と、杭頭主筋42の周囲を囲む帯筋20と、を有している。
ここに、杭頭主筋42は、杭44の頭部(杭主筋18の上)に配筋され、杭頭主筋42の下端部と杭主筋46の上端部は、平面視において互いに重なる位置に配置され 重なり部で接合されている。これにより、梁14から杭44へ加えられた力は、コンクリート26、及び杭頭主筋42から杭主筋46を経て、杭44から地盤26へ伝達される。
杭頭主筋42は、梁主筋16と交差する位置において、梁主筋16が配筋される範囲には立上げ本数を疎に、前記梁主筋が配筋されない範囲には立ち上げ本数を密に配筋されている。なお、図3(C)に示すように、本実施形態では、杭主筋46は円周上に等間隔に配筋されている。
図3(B)に示すように、杭頭主筋42は、4つの疎の配筋部42S1〜42S4と、4つの密の配筋部42M1〜42M4と、を有している。また、杭頭主筋42は、平面視において、疎の配筋部42S1〜42S4と、密の配筋部42M1〜42M4と、を八角形の各辺に交互に配置した構成とされている。
これにより、対向する疎の第1配筋部42S1、42S3、及び疎の第2配筋部42S2、42S4が交差して配置され、対向する密の第1配筋部42M1、42M3と、密の第2配筋部42M2、42M4が交差して配置される。
また、杭主筋18の周囲は、帯筋20で八角形に囲まれ、杭主筋18と帯筋20が結束される。
また、八角形に配置された杭頭主筋42は、対向する疎の第1配筋部42S1、42S3がX方向に配置され、対向する疎の第2配筋部42S2、42S4がY方向に配置されている。
これにより、基礎梁14の梁主筋16をX方向に配筋し、基礎梁14と交差する基礎梁の梁主筋17を、Y方向に配筋すれば、梁主筋16、17と杭頭主筋42との錯綜が抑制され、杭44と基礎梁14の接合が容易となる。
なお、本実施形態においては、杭頭主筋42は、杭頭主筋42の周囲が帯筋20で八角形に囲まれ、杭主筋18と帯筋20が結束された構成で説明したが、これに限定されることはなく、第2実施形態で説明した構成としてもよい。
即ち、図2(B)に示すように、杭頭主筋42の周囲を囲む帯筋の経路を、帯筋22、23の2経路に分けてもよい。これにより、密の第1配筋部42M1、42M3、及び密の第2配筋部42M2、42M4の長手方向と、45度傾いた2方向が、それぞれ、疎の第1配筋部42S1、42S3、及び疎の第2配筋部42S2、42S4となる。
これにより、疎の第1配筋部42S1、42S3がX方向に配筋され、疎の第2配筋部42S2、42S4がY方向に配筋されれば、基礎梁14の梁主筋16をX方向に配筋し、基礎梁14と交差する基礎梁の梁主筋17を、Y方向に配筋することで、梁主筋16、17と杭主筋18との錯綜が抑制され、杭44と基礎梁14の接合が容易となる。他の構成は第1実施形態と同じであり、説明は省略する。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態に係る杭と基礎梁の接合構造における杭梁仕口部50について、図4を用いて説明する。
杭梁仕口部50は、第1実施形態の杭梁仕口部10を構成する杭主筋18に替えて、杭頭主筋56とし、杭54の頭部に杭頭鋼管52を設けた点にいて相違する。相違点を中心に説明する。
ここに、図4(A)は杭梁仕口部50の基本構成を模式的に示す正面図であり、(B)はそのH2−H2線断面図であり、(C)はH1−H1線断面図である。
杭梁仕口部50は、横方向に配筋される基礎梁14の梁主筋16と、基礎梁14を支持する杭54から立ち上げられた杭頭主筋56と、杭頭主筋56の周囲を囲む帯筋20と、を有している。
ここに、杭頭主筋56は、杭主筋46の上方に、杭主筋46の上端部から距離Hを開けて、杭54の上部に配筋されている。また、杭主筋46の上部と杭頭主筋42の下部は、周囲が杭頭鋼管52で囲まれている。即ち、杭54の周囲を囲む杭頭鋼管52により、杭54の杭頭部が補強されている。
杭頭主筋56の下端部は、杭主筋46の上端部と直接には接続されていない。しかし、杭頭鋼管52に充填されたコンクリート26を介して、杭頭主筋56から杭主筋46へ、
力を伝達することができる。
杭頭主筋56は、上述したように、梁主筋16と交差する位置において、梁主筋16が配筋される範囲には立上げ本数を疎に、梁主筋16が配筋されない範囲には立ち上げ本数を密に配筋されている。
具体的には、図4(B)に示すように、杭頭主筋56は、4つの疎の配筋部56S1〜56S4と、4つの密の配筋部56M1〜56M4と、を有している。また、杭主筋56は、平面視において、疎の配筋部56S1〜56S4と、密の配筋部56M1〜56M4と、を八角形の各辺に交互に配置した構成とされている。
これにより、対向する疎の第1配筋部56S1、56S3と、疎の第2配筋部56S2、56S4と、が交差して配置され、対向する密の第1配筋部56M1、56M3と、密の第2配筋部56M2、56M4と、が交差して配置される。
また、杭頭主筋56の周囲は帯筋20で八角形に囲まれ、杭頭主筋56と帯筋20が結束される。
八角形に配置された杭頭主筋56において、対向する疎の第1配筋部56S1、56S3がX方向に配置され、対向する疎の第2配筋部56S2、56S4がY方向に配置されている。
これにより、基礎梁14の梁主筋16をX方向に配筋し、基礎梁14と交差する、基礎梁の梁主筋17をY方向に配筋すれば、梁主筋16、17と杭頭主筋42との錯綜が抑制され、杭54と基礎梁14の接合が容易となる。
なお、本実施形態においては、杭頭主筋56は、杭頭主筋56の周囲が帯筋20で八角形に囲まれ、杭主筋18と帯筋20が結束された構成で説明したが、これに限定されることはなく、第2実施形態で説明した構成としてもよい。
即ち、図2(B)に示すように、杭頭主筋56の周囲を囲む帯筋の経路を、帯筋22、23の2経路に分けてもよい。これにより、密の第1配筋部56M1、56M3、及び密の第2配筋部56M2、56M4の長手方向と45度傾いた2方向が、それぞれ、疎の第1配筋部56S1、56S3、及び疎の第2配筋部56S2、56S4となる。
これにより、疎の第1配筋部56S1、56S3がX方向に配筋され、疎の第2配筋部56S2、56S4がY方向に配筋されれば、基礎梁14の梁主筋16をX方向に配筋し、基礎梁14と交差する基礎梁の梁主筋17を、Y方向に配筋することで、梁主筋16、17と杭主筋18との錯綜が抑制され、杭44と基礎梁14の接合が容易となる。
他の構成は第1実施形態と同じであり、説明は省略する。
10 杭梁仕口部(杭と基礎梁の接合構造)
12 杭
14 基礎梁
16 梁主筋
18 杭主筋(疎の配筋部、密の配筋部)
20 帯筋(第1帯筋)
22 帯筋(第2帯筋)
23 帯筋(第3帯筋)
30 杭梁仕口部(杭と基礎梁の接合構造)
40 杭梁仕口部(杭と基礎梁の接合構造)
42 杭頭主筋(疎の配筋部、密の配筋部)
44 杭
50 杭梁仕口部(杭と基礎梁の接合構造)
52 杭頭鋼管
54 杭
56 杭頭主筋(疎の配筋部、密の配筋部)

Claims (4)

  1. 横方向に配筋される基礎梁の梁主筋と、
    前記基礎梁を支持する杭から立ち上げられ、前記梁主筋と交差する位置において、前記梁主筋が配筋される範囲には立上げ本数を疎に、前記梁主筋が配筋されない範囲には立ち上げ本数を密に配筋された杭主筋と、
    前記杭主筋の周囲を囲む帯筋と、
    を有する杭と基礎梁の接合構造。
  2. 前記杭主筋は、4つの疎の配筋部と4つの密の配筋部を有し、平面視において、前記疎の配筋部と前記密の配筋部を八角形の各辺に交互に配置した構成とされ、
    前記帯筋は、前記杭主筋の周囲を囲んで、前記杭主筋と結束される八角形の第1帯筋、
    又は、対向する2つの密の前記配筋部を囲んで、前記杭主筋と結束される矩形状の第2帯筋、及び、残りの対向する2つの密の前記配筋部を囲んで、前記杭主筋と結束される矩形状の第3帯筋である請求項1に記載の杭と基礎梁の接合構造。
  3. 横方向に配筋される基礎梁の梁主筋と、
    前記基礎梁を支持する杭から立ち上げられ、前記杭の杭主筋へ力を伝達し、前記梁主筋と交差する位置において、前記梁主筋が配筋される範囲には立上げ本数を疎に、前記梁主筋が配筋されない範囲には立ち上げ本数を密に配筋された杭頭主筋と、
    前記杭頭主筋の周囲を囲む帯筋と、
    を有する杭と基礎梁の接合構造。
  4. 前記杭頭主筋は、4つの疎の配筋部と4つの密の配筋部を有し、平面視において、前記疎の配筋部と前記密の配筋部を八角形の各辺に交互に配置した構成とされ、
    前記帯筋は、前記杭頭主筋の周囲を囲んで、前記杭頭主筋と結束される八角形の第1帯筋、
    又は、対向する2つの密の前記配筋部を囲んで前記杭頭主筋と結束される矩形状の第2帯筋、及び、残りの対向する2つの密の前記配筋部を囲んで前記杭頭主筋と結束される矩形状の第3帯筋である請求項3に記載の杭と基礎梁の接合構造。
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