JP2015092953A5 - - Google Patents

Description

本発明の第１は、ターゲットに電子線を照射することによって前記ターゲットより放射線を放出する放射線発生ユニットと、前記放射線が通過する開口の幅を制限する制限羽根と前記制限羽根の移動機構とを備えた可動絞りユニットとを有する放射線発生装置と、
前記放射線発生装置から放出され、被検体を透過した放射線を検出面において検出する放射線検出装置と、を備えた放射線撮影装置であって、
前記制限羽根は、前記ターゲット側の前面と前記前面の反対側の背面とにより所定の板厚が規定され、前記開口の側に前記前面と前記背面とに連なる端面を備え、
前記ターゲットの電子線入射面上の前記電子線の焦点から放出され前記端面に接して前記検出面を含む第１の仮想平面に到達する放射線によって形成される欠損半陰影の幅をｈ１とし、前記焦点から放出され前記端面より入射して前記制限羽根を透過して前記第１の仮想平面に到達する放射線によって形成される減衰半陰影の幅をｈ２とした時、ｈ２＜ｈ１の関係を満たすように、前記移動機構が前記制限羽根を移動させることを特徴とする。

Claims (14)

1. ターゲットに電子線を照射することによって前記ターゲットより放射線を放出する放射線発生ユニットと、前記放射線が通過する開口の幅を制限する制限羽根と前記制限羽根の移動機構とを備えた可動絞りユニットとを有する放射線発生装置と、
   前記放射線発生装置から放出され、被検体を透過した放射線を検出面において検出する放射線検出装置と、を備えた放射線撮影装置であって、
   前記制限羽根は、前記ターゲット側の前面と前記前面の反対側の背面とにより所定の板厚が規定され、前記開口の側に前記前面と前記背面とに連なる端面を備え、
   前記ターゲットの電子線入射面上の前記電子線の焦点から放出され前記端面に接して前記検出面を含む第１の仮想平面に到達する放射線によって形成される欠損半陰影の幅をｈ１とし、前記焦点から放出され前記端面より入射して前記制限羽根を透過して前記第１の仮想平面に到達する放射線によって形成される減衰半陰影の幅をｈ２とした時、ｈ２＜ｈ１の関係を満たすように、前記移動機構が前記制限羽根を移動させることを特徴とする放射線撮影装置。
2. 前記ｈ１と前記ｈ２とは、ｈ２≦０．１８×ｈ１の関係を満たすことを特徴とする請求項１に記載の放射線撮影装置。
3. 前記移動機構は、前記焦点の中心から前記第１の仮想平面に垂らした垂線と前記端面との距離が変化する方向に前記制限羽根を移動させることを特徴とする請求項１又は２に記載の放射線撮影装置。
4. 前記端面が接する第２の仮想平面と前記焦点を含む第３の仮想平面とが交差し、
   前記移動機構が、前記焦点の中心から前記第１の仮想平面に垂らした垂線に対して、前記制限羽根を遠ざける方向に前記制限羽根を移動させた時、前記第２の仮想平面と第３の仮想平面との交差線の前記焦点の中心に対する移動距離は、前記端面の前記垂線に対する移動距離よりも小さいことを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載の放射線撮影装置。
5. 前記移動機構は、前記焦点の中心から前記第１の仮想平面に垂らした垂線の前記前面側の延長上に曲率中心を有し、前記焦点から前記検出面に向いた方向に凸な曲面に沿って、前記曲面と前記端面とが所定の角度を維持しながら、前記制限羽根を移動させることを特徴とする請求項１乃至４のいずれか１項に記載の放射線撮影装置。
6. 前記移動機構は、前記端面が接する前記第２の仮想平面と前記前面とのなす角度を変化させつつ前記焦点の中心から前記第１の仮想平面に垂らした垂線に交差する面に沿って前記制限羽根を移動させ、前記背面と前記垂線との距離の変化量が前記前面と前記垂線との距離の変化量より大きいことを特徴とする請求項１乃至４のいずれか１項に記載の放射線撮影装置。
7. 前記制限羽根は、前記前面から前記背面に向かって複数枚の副羽根を互いに相対移動が可能なように積層してなり、
   前記移動機構が前記制限羽根を前記垂線から遠ざかる方向に移動させる時、前記前面側の副羽根の移動距離よりも前記背面側の副羽根の移動距離が大きいことを特徴とする請求項６に記載の放射線撮影装置。
8. 前記制限羽根の移動機構は、ラック・ピニオンギア機構を有することを特徴とする請求項７に記載の放射線撮影装置。
9. 前記可動絞りユニットは、前記制限羽根及び前記移動機構を第１の制限羽根及び第１の移動機構として、前記第１の制限羽根の端面に対向する端面を有する第２の制限羽根と前記第２の制限羽根を移動させる第２の移動機構とを有していることを特徴とする請求項１乃至８のいずれか１項に記載の放射線撮影装置。
10. 前記可動絞りユニットは、前記第１の移動機構と前記第２の移動機構とに接続された第３の移動機構を備え、
    前記第３の移動機構は、前記第１の制限羽根と前記第２の制限羽根の少なくも一方を移動させることによって、前記第１の制限羽根の端面と前記第２の制限羽根の端面との距離を調整することを特徴とする請求項９に記載の放射線撮影装置。
11. 前記可動絞りユニットは、前記第１の移動機構と前記第２の移動機構とに接続された第４の移動機構を備え、
    前記第４の移動機構は、前記第１の制限羽根の端面と前記第２の制限羽根の端面との距離を維持したまま、前記第１の制限羽根と前記第２の制限羽根とを一体で移動させることを特徴とする請求項９又は１０に記載の放射線撮影装置。
12. 前記可動絞りユニットは、互いの端面が対向する第３の制限羽根と第４の制限羽根と、前記第３の制限羽根と前記第４の制限羽根とを前記第１の制限羽根と前記第２の制限羽根の移動方向に交差する方向にそれぞれ移動させる第５の移動機構とを備えていることを特徴とする請求項９乃至１１のいずれか１項に記載の放射線撮影装置。
13. 前記放射線検出装置と前記放射線発生装置のそれぞれに接続され、前記検出面と交差する方向に所定の長さを有して配置され、前記検出器に対して所定の高さにおいて前記放射線発生装置を支持する支持ユニットを備えたことを特徴とする請求項１乃至１２のいずれか１項に記載の放射線撮影装置。
14. 請求項１乃至１３のいずれか１項に記載の放射線撮影装置と、前記放射線撮影装置における前記放射線発生装置と前記放射線検出装置とを連携制御する制御装置とを備えたことを特徴とする放射線撮影システム。