JP2002210026A - 放射線治療装置と放射線の照射野設定用絞り装置 - Google Patents

放射線治療装置と放射線の照射野設定用絞り装置

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JP2002210026A
JP2002210026A JP2001011297A JP2001011297A JP2002210026A JP 2002210026 A JP2002210026 A JP 2002210026A JP 2001011297 A JP2001011297 A JP 2001011297A JP 2001011297 A JP2001011297 A JP 2001011297A JP 2002210026 A JP2002210026 A JP 2002210026A
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leaf
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絞り装置を小型化した放射線治療装置を提供
する。 【解決手段】 放射線源から照射される放射線の照射範
囲を設定するために、放射線の照射方向に沿って重なる
ように複数の絞り体を配置し、各絞り体が、互いに接
近、離反するように一対のブロックで構成されている放
射線治療装置において、第1の絞り体を、放射線源Sか
ら照射される放射線の照射軸Iに対して垂直な方向に駆
動される支持体60A、60Bと、この支持体の対向面
側に、支持体の移動方向に対して直交する水平な軸63
A、63Bを中心として回動し、裁断面62a、62b
が露出するように支持された略半円柱状の半円柱体62
A、62Bとで構成した。これにより、絞り装置の長さ
を小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば悪性腫瘍な
どの疾患の治療に供される放射線治療装置に係り、特に
この放射線治療装置に備えられ、放射線の照射野を設定
する絞り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来から使用されている放射線
治療装置を示した外観図であり、先ず、この図を参照し
て、放射線治療装置の概略的な構成について説明する。
放射線治療装置は、大別すると、放射線源からの放射線
を被検体へ照射する放射線照射装置10と、被検体を載
置して放射線の照射部位の位置決めをする治療台20と
から構成されている。放射線照射装置10は、床に据付
られている固定架台11と、固定架台11に回転可能に
支持された回転架台12と、回転架台12の一端から延
びた先端部に設けられた照射ヘッド13と、照射ヘッド
13に組み込まれた絞り装置14とを有している。そし
て、回転架台12は固定架台11の水平な回転中心軸H
の周りに、略360度にわたって回転可能であり、絞り
装置14も、放射線の照射軸Iの周りに回転可能となっ
ている。なお、回転架台12の回転中心軸Hと放射線の
照射軸Iとの交点をアイソセンタ(isocenter)ICと
称している。また、回転架台12は、放射線の固定照射
はもとより、それ以外の各種の照射態様例えば、回転照
射、振子照射、間欠照射などに対応した回転が可能なよ
うに構成されている。一方、治療台20は、アイソセン
タICを中心とする円弧に沿って、所定角度範囲にわた
って回転可能に床に設置されている。そして、治療台2
0の上部には、被検体を載置する天板21が設けられて
いる。この天板21は、図示しない移動機構によって、
前後方向と左右方向に移動可能となっており、さらに、
上下方向にも昇降可能となっている。
【0003】ところで、放射線治療を実施する際には、
悪性腫瘍などの治療部位にのみ放射線を集中的に照射し
て、正常組織にダメージを与えないようにすることが必
要である。そのため、正常組織に極力放射線を照射しな
いように、照射野を規制するための絞り装置14が、放
射線の照射軸Iの周りに回転可能に、照射ヘッド13に
組み込まれている。この絞り装置14の一例を図10な
いし図12に示してあるので、次に、これらの図を参照
して絞り装置14の概要を説明する。なお、図10およ
び図11は、互いに直交する方向から見た絞り装置14
の説明図であり、図12は、第2の絞り体の説明図であ
る。絞り装置14は、タングステンなどの重金属から成
る通常2種類の絞り体30、40が、放射線源Sからの
放射線の照射方向に重なるように設けられるとともに、
各絞り体30、40は、図10および図11にそれぞれ
符号30A、30Bおよび40A、40Bを付して示し
てあるように、対をなすように分割されている。そし
て、放射線源Sに近い側に設けられている第1の絞り体
30A、30Bは、単体として構成されており、放射線
源Sを中心に含む同心円上を矢印Xの方向に移動して、
放射線の照射軸Iを間にして互いに接近、離反するよう
に、駆動装置31A、31Bによって駆動されるように
なっている。
【0004】一方、放射線源Sから遠い側に設けられて
いる第2の絞り体40A、40Bは、図11によく示さ
れているように、放射線源Sを中心に含む同心円上を、
第1の絞り体30A、30Bに対して直交する方向、す
なわち、矢印Yの方向に移動して、放射線の照射軸Iを
間にして互いに接近、離反するように設けられている。
そして、第2の絞り体40A、40Bは、図10にも概
略が示され、図12に平面図として詳細を示すように、
複数のリーフ41A1〜41An、41B1〜41Bn
を密に隣接させた集合体として構成され、不規則な形状
の照射野を形成するのに適した多分割絞り装置である。
従って、第2の絞り体40A、40Bの各リーフ41A
1〜41An、41B1〜41Bnは、それぞれ駆動装
置42A1〜42An、42B1〜42Bnによって、
各別に移動可能に駆動されるようになっている。リーフ
41A1〜41An、41B1〜41Bnは、もちろん
重金属で形成されている。このような第1の絞り体30
A、30Bを、X方向に互いに接近、離反するように移
動させるとともに、第2の絞り体40A、40Bの各リ
ーフ41A1〜41An、41B1〜41Bnを、それ
ぞれ個別にY方向に互いに接近、離反するように移動さ
せることを組合せることによって、図13に示すよう
な、治療部位の形状Tに近似させた不規則形状の照射野
Uが形成される。
【0005】ところで、第2の絞り体40A、40Bの
ように、不規則な形状の照射野を形成する多分割絞り装
置は、前述のように、複数のリーフ41A1〜41A
n、41B1〜41Bnを密に隣接させた集合体として
構成されているが、絞り体40A、40Bを分割するリ
ーフ41A1〜41An、41B1〜41Bnの数が少
ない(すなわち、リーフの幅が大きい)と、治療部位の
形状Tに照射野Uの形状を近似させることが困難とな
り、そのため、正常な組織にまで放射線を照射してしま
うことになる。従って、多分割絞り装置としては、第2
の絞り体40A、40Bを可能な限り多数のリーフ41
A1〜41An、41B1〜41Bnに細分化すること
が望まれる。しかし、各リーフ41A1〜41An、4
1B1〜41Bnは、不規則な照射野を形成するため
に、それぞれが単独に移動できなければなず、そのため
の駆動手段を各別に設ける必要もある。また、隣接する
各リーフ41A1〜41An、41B1〜41Bnの間
からの放射線の漏洩を防止するため、各リーフ41A1
〜41An、41B1〜41Bn同士の隙間はできるだ
け小さく、例えば0.05〜0.1mm程度にする必要
がある。
【0006】しかしながら、第2の絞り体40A、40
Bを細分化すればするほど、リーフ41A1〜41A
n、41B1〜41Bnの幅は狭くなり、通常2〜3m
m程度の厚みに形成されているので、そりが生じたりし
て所望の精度を得ることが困難になるなど製造上の問題
が発生する。また、密に隣接して配列されている多数の
リーフ41A1〜41An、41B1〜41Bnを個々
に移動させるための、支持機構や駆動機構および移動量
を検出する検出機構などの配置にも困難が伴なうことと
なっていた。このような問題を解決する一つのアイデア
としてのマルチリーフ・コリメータが、特公平7−67
491号公報に開示されている。図14は、特公平7−
67491号公報に開示されているマルチリーフ・コリ
メータを示したもので、(a)は側断面図であり、
(b)は平面図である。この図に示すように、マルチリ
ーフ・コリメータは、四角柱状の複数個のリーフ510
から成る1対のリーフ群51A、51Bを、ビーム52
の照射方向を間にして対向するように配置した第1のコ
リメータ51と、同じく、四角柱状の複数個のリーフ5
30から成る1対のリーフ群53A、53Bを、ビーム
52の照射方向を間にして対向するように配置した第2
のコリメータ53とを、ビーム52の照射方向に2段に
配置するとともに、各コリメータ51、53のそれぞれ
のリーフ510と530が、幅方向でビーム52の照射
方向に部分的に重なるようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
に示した特公平7−67491号公報に開示されている
マルチリーフ・コリメータのリーフ510、530は、
四角柱状に形成されており、その端面および側面がコー
ン状を呈するビーム52の照射方向と一致していないた
め、照射部位における半影が大きいという欠点があっ
た。また、図10、図11に示した従来の第1の絞り体
30A、30Bは、放射線源Sを中心に含む同心円上を
矢印Xの方向に移動するので、その移動範囲に相当する
分だけ絞り装置14の長さ寸法が大きくなる。しかし、
絞り装置14の長さが増えるとそれだけ絞り装置14の
先端が天板21側へ近づくことになり、天板21に載置
されている被検体に圧迫感を与えることになるので好ま
しくなく、さらに、治療内容に応じて絞り装置14の先
端に取付けられる各種補助具類についても制約を受ける
という難点があった。本発明は、このような問題を解決
するためになされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、放射線治療装置におい
て、放射線源から照射される放射線の照射軸に対して垂
直な方向に互いに接近、離反するように駆動される一対
の支持体と、この支持体の対向面側に、前記支持体の移
動方向に対して直交する水平な軸を中心として回動し、
平坦面が露出するように支持された略半円柱状の半円柱
体とを有する第1の絞り体と、この第1の絞り体に対し
て、前記放射線の照射方向に沿って重なるように配置さ
れるとともに、前記第1の絞り体の前記支持体の移動方
向に対して直交する方向に配置された一対のブロックで
構成され、前記放射線源を中心に含む同心円上で互いに
接近、離反する複数枚のリーフを密接して配列した第2
の絞り体とを具備することを特徴とする。これにより、
絞り装置の長さ寸法を小さくすることができ、治療時に
おける被検体への圧迫感を軽減することができるととも
に、絞り装置の先端に取付ける各種補助具類の自由度も
増すことができる。。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の放射線治療装置において、前記第1の絞り体が
有する前記半円柱体の平坦面は、前記支持体の接近、離
反の移動に応じて、前記放射線源から照射される放射線
束に並行となるように回動されることを特徴とする。こ
れにより、照射野の設定操作に応じて、絞り体の端面を
常に放射線束に並行にさせることができ、半影を生ずる
ことなく放射線治療を実施できる。また、請求項3に記
載の発明は、請求項1または請求項2のいずれか1項に
記載の放射線治療装置において、前記第2の絞り体は、
前記放射線の照射方向に沿って間隔を置いて2段に配置
されるとともに、上段に位置する絞り体の隣接する各リ
ーフの接触面と、下段に位置する絞り体の隣接する各リ
ーフの接触面とが、放射線束の広がる方向に沿って重な
らないように位置をずらせて配置し、上段に位置する絞
り体の各リーフには、湾曲した内側端部に駆動用の歯が
形成されるとともに、下段に位置する絞り体の各リーフ
には、湾曲した外側端部に駆動用の歯が形成され、前記
各歯に噛み合わされる歯車の駆動力によって、前記各リ
ーフを接近、離反させることを特徴とする。これによ
り、2段に重ねて配置した絞り体の隙間を僅少にしなが
ら、各リーフの駆動が可能となるとともに、リーフの製
作が容易となり、治療部位の形状に近似させた照射野
を、半影を生ずることなく木目細かく形成することがで
きる。
【0010】また、請求項4に記載の発明は、放射線源
から照射される放射線の照射範囲を設定するための絞り
装置において、前記放射線源から照射される放射線の照
射軸に対して垂直な方向に互いに接近、離反するように
駆動される一対の支持体と、この支持体の対向面側に、
前記支持体の移動方向に対して直交する水平な軸を中心
として回動し、平坦面が露出するように支持された略半
円柱状の半円柱体と、この半円柱体を、前記支持体の接
近、離反の移動に応じて、その平坦面が前記放射線束に
並行となるように回動させる手段とを具備することを特
徴とする。これにより、照射野の設定操作に応じて、絞
り体の端面を常に放射線束に並行にさせることができる
ので、半影を生ずることがなく、操作が容易で長さ寸法
を小さくした絞り装置が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る放射線治療装
置の絞り装置の一実施の形態について、図1ないし図8
を参照して詳細に説明する。なお、これらの図におい
て、図9ないし図14と同一部分には同一符号を付して
示してある。図1および図2は、本発明に係る放射線治
療装置の絞り装置14’の全体像を示したもので、従来
の図10および図11にそれぞれ対応した図である。そ
してこの絞り装置14’は、図9で説明した絞り装置1
4と同様に、回転架台12の照射ヘッド13に、放射線
の照射軸Iの周りに回転可能に組み込まれるものであ
る。絞り装置14’は、放射線源Sからの放射線の照射
軸I方向に重なるように設けられた、それぞれタングス
テンなどの重金属で形成された3層の絞り体60、7
0、80から構成されている。これら各絞り体60、7
0、80は、それぞれに符号A、Bを付加して示してい
るように、放射線の照射軸Iを間にして互いに接近、離
反されるように、対をなすように分割されている。
【0012】先ず、放射線源Sに最も近い側に設けられ
ている第1の絞り体60A、60Bについて説明する。
第1の絞り体60A、60Bは、放射線の照射軸Iに対
して垂直な矢印X方向に移動して、互いに接近、離反す
るように、駆動装置61A、61Bによって駆動される
ものである。また、第1の絞り体60A、60Bの対向
面側には、それぞれ略半円柱状の絞り体62A、62B
が、その平坦な裁断面62a、62bを外側へ向けて回
動可能に嵌合されている。そして、略半円柱状の絞り体
62A、62Bは、放射線の照射軸Iに対して直交する
絞り体60A、60Bの移動方向にも直交する軸63
A、63Bを有している。この軸63A、63Bは、絞
り体62A、62Bが円柱だったとするとその中心に位
置しており、よって、この略半円柱状の絞り体62A、
62Bは、円柱の中心軸63A、63Bを軸として回転
可能となっている。さらに、略半円柱状の絞り体62
A、62Bは、絞り体60A、60Bの接近、離反の移
動に応じて、その裁断面62a、62bが、常に放射線
源Sからの放射線束Iaの方向に一致するように、図3
に示すリンク機構に組み合わされている。
【0013】そこで次に、図3を参照して、第1の絞り
体60A、60Bに嵌合されている略半円柱状の絞り体
62A、62Bを回動させるための機構について説明す
る。なお、図3は、第1の絞り体60A、60Bの詳細
を示したものであり、(a)は平面図、(b)は側面図
である。すなわち、絞り体60A、60Bは、その両側
がスライド可能に枠体60aの内側に支持されている。
そして絞り体60A、60Bには、略半円柱状の絞り体
62A、62Bが嵌合され、軸63A、63Bによって
回転可能となっている。枠体60aの外側には、略半円
柱状の絞り体62A、62B用のリンクのガイド60b
が、所定の傾斜をもつように各別に設けられており、こ
のガイド60bにリンクのアーム60cの一端が摺動可
能に係合されている。そして、このアーム60cの他端
は、略半円柱状の絞り体62A、62Bの側面であっ
て、裁断面62a、62bに沿った外周近傍に、一端が
回転自在に止着されている第2のアーム60dの他端に
回転自在に結合されている。絞り体60A、60Bに
は、詳細は後述するが、駆動装置61A、61Bのボー
ルスクリュー61bが連結されており、このボールスク
リュー61bの回転によって絞り体60A、60Bが互
いに接近、離反されることになる。例えば図3には、絞
り体60Bが閉止位置にあって、略半円柱状の絞り体6
2Bの裁断面62bが、放射線源Sからの放射線の照射
軸Iに一致した向きにある状態を示しているが、この図
3の状態から絞り体60Bを右側へ引くと、ガイド60
bに係合されているアーム60cは、ガイド60bに沿
って上方へ引上げられながら移動するので、第2のアー
ム60dとの結合端側には押す方向の力が働き、略半円
柱状の絞り体62Bを軸63Bを中心として反時計方向
へ回動させることになる。なお、絞り体60Bを左側へ
押すと、略半円柱状の絞り体62Bは時計方向へ回動す
る。
【0014】一方、図3に示されている絞り体60A
は、開放位置にある状態を示しているが、この状態から
絞り体60Aを右側へ押すと、ガイド60bに係合され
ているアーム60cが、ガイド60bに沿って下方へ引
下げられながら移動するので、第2のアーム60dとの
結合端側には引く方向の力が働き、略半円柱状の絞り体
62Aを軸63Aを中心として反時計方向へ回動させる
ことになる。なお、絞り体60Aを左側へ引くと、略半
円柱状の絞り体62Aは時計方向へ回動する。このよう
に、絞り体60A、60Bが移動すると、その向きに応
じて、略半円柱状の絞り体62A、62Bの裁断面62
a、62bが傾斜することとなり、この傾斜角を常に放
射線源Sからの放射線束Iaに一致するように、リンク
機構が設定されている。勿論、略半円柱状の絞り体62
A、62Bの裁断面62a、62bが接触したときは、
その面は放射線の照射軸Iに一致することになる。
【0015】次に、上記のような第1の絞り体60を駆
動する駆動装置について説明する。図4は、第1の絞り
体60の分割された一方の絞り体60Bとその駆動装置
61Bの概要を示した斜視図である。なお、分割された
他方の絞り体60Aとその駆動装置61Aについても同
様に構成されている。すなわち、第1の絞り体60Bは
ボールスクリュー61bの先端に連結されており、ボー
ルスクリュー61bは駆動源であるモータ61cにウォ
ームギァなどの駆動力伝達機構61dを介して結合され
ている。そして、これらの駆動力伝達機構61dには、
回転量を検出するためのポテンショメータ61eやエン
コーダ61fなどが連結されている。よって、モータ6
1cが駆動されると、駆動力伝達機構61dを介してボ
ールスクリュー61bが回転し、第1の絞り体60Bが
水平方向へ移動させられる。すなわち、放射線の照射軸
Iに対して接近、離反させられる。このとき、モータ6
1cはポテンショメータ61eやエンコーダ61fなど
からの情報を基に、図示しない制御手段によって制御さ
れて、その回転量に応じて第1の絞り体60Bを所望の
位置となるように移動させる。なお、絞り体60Bの移
動に応じて回転する略半円柱状の絞り体62Bについて
は、図3によって説明したとおりである。
【0016】このように構成された第1の絞り体60
A、60Bは、放射線源Sからの放射線の照射軸Iに対
して垂直方向に移動するものである。よって、絞り装置
14’の長さ寸法を小さくすることができるので、被検
体への圧迫感を軽減するとともに、絞り装置14’の先
端に取付けられる各種補助具類の自由度を増すことがで
きる。さらに、絞り体60A、60Bの対向する端面に
設けられている略半円柱状の絞り体62A、62Bの裁
断面62a、62bが、絞り体60A、60Bの移動に
応じて常に放射線束Iaに並行となるように移動するの
で、治療部位に放射線の半影を生ずることはなく、所望
の線量の放射線を治療部位に照射することができる。
【0017】次に、放射線源Sから遠い側に設けられる
第2、第3の絞り体70A、70B、80A、80Bに
ついて説明する。第2、第3の絞り体70A、70B、
80A、80Bは、多分割絞り装置である。これらは、
図1および図2に示されているように、微小間隔を置い
て2段に設けられており、ぞれぞれが、第1の絞り体6
0A、60Bに対して直交する方向、すなわち、放射線
源Sを中心に含む同心円上を、矢印Yの方向に移動し
て、互いに接近、離反するように設けられており、各絞
り体70A、70Bおよび80A、80Bの放射線の照
射軸Iを間にして互いに対向する端面は、常に放射線源
Sからの放射線束Iaの方向に一致するように支持され
ている。これら第2の絞り体70A、70Bおよび第3
の絞り体80A、80Bは、図10ないし図12に示し
たのと同様に、それぞれ複数のリーフ71A1〜71A
n、71B1〜71Bnおよび81A1〜81An、8
1B1〜81Bnを密に隣接させた集合体として構成さ
れている。そして、各リーフ71A1〜71An、71
B1〜71Bnおよび81A1〜81An、81B1〜
81Bnは、それぞれに設けた駆動装置72A1〜72
An、72B1〜72Bnおよび82A1〜82An、
82B1〜82Bnによって、各別に移動可能となって
いる。
【0018】また、第2の絞り体70A、70Bの各リ
ーフ71A1〜71An、71B1〜71Bn、および
第3の絞り体80A、80Bの各リーフ81A1〜81
An、81B1〜81Bnは、それぞれ平面は放射線源
Sへ向けて収束するような扇型形状に形成されるととも
に、側面は平板状またはくさび状に形成されている。な
お、互いに対向する第2の絞り体70A、70Bの各リ
ーフ71A1〜71An、71B1〜71Bn、および
第3の絞り体80A、80Bの各リーフ81A1〜81
An、81B1〜81Bnの端面は、最接近時には密接
し、離反時には放射線束Iaの方向に一致するものであ
る。さらに、第2の絞り体70A、70Bの各リーフ7
1A1〜71An、71B1〜71Bnと、第3の絞り
体80A、80Bの各リーフ81A1〜81An、81
B1〜81Bnとは、図6に示されているように、幅方
向で放射線束Iaの方向に部分的に重なるよう設けられ
ている。すなわち、上段に位置する第2の絞り体70
A、70Bの隣接する各リーフ71A1〜71An、7
1B1〜71Bnの接触面と、下段に位置する第3の絞
り体80A、80Bの隣接する各リーフ81A1〜81
An、81B1〜81Bnの接触面とが、放射線束Ia
の広がる方向に一致することのないように、互いにリー
フの位置をずらせてある。
【0019】次に、このような第2、第3の絞り体7
0、80のリーフ71A1〜71An、71B1〜71
Bnおよび81A1〜81An、81B1〜81Bn
と、それを駆動する駆動装置72、82について、図5
を参照して説明する。なお、第2、第3の分割された各
絞り体70A、70Bおよび80A、80Bは、前述の
ように、それぞれ複数枚のリーフを有し、各リーフに
は、それぞれ駆動装置が設けられていて、各別に移動可
能となっている構成はどれも同様である。よって、図5
には、例えば第3の絞り体80の1枚のリーフ81とそ
の駆動装置82の概要を斜視図で示し、これについて説
明するものとする。リーフ81は、平面は放射線源Sへ
向けて収束するような扇型形状に形成されているととも
に、側面は平板状またはくさび状に形成されており、湾
曲した外側端部81aには歯が切られている。そして、
このリーフ81の歯に、駆動歯車82aが噛み合わされ
ている。駆動歯車82aはシャフト82bの先端に固着
されており、シャフト82bは、駆動源であるモータ8
2cにウォームギァなどの駆動力伝達機構82dを介し
て結合されている。なお、回転量を検出するために、ポ
テンショメータ82eやエンコーダ82fなども配置さ
れており、これらからの情報を基にモータ82cは図示
しない制御手段によって制御され、リーフ81が所望の
位置に設定されて、不規則な形状の照射野を形成する。
よって、モータ81cが駆動されると、駆動力伝達機構
81dを介してシャフト81bが回転し、リーフ81が
放射線源Sを中心に含む同心円上をY方向に互いに接
近、離反させられる。このとき、モータ81cはポテン
ショメータ81eやエンコーダ81fなどからの情報を
基に、図示しない制御手段によって制御されて、その回
転量に応じてリーフ81を所望の位置となるように移動
させる。
【0020】なお、第3の絞り体80のリーフ81に
は、湾曲した外側端部81aに歯が切られており、この
歯に駆動歯車82aが噛み合わされていると説明した。
しかし、第3の絞り体80の上段(すなわち、第1の絞
り体60側)に、微小隙間を置いて重なるように配置さ
れている第2の絞り体70のリーフ71については、湾
曲した外側端部71aに歯を切って、この歯に駆動歯車
72aを噛み合わせると、第2の絞り体70と第3の絞
り体80との間隙が広くなり、放射線が漏れたり絞り装
置14’の長さ寸法が大きくなるという問題がある。そ
のため、第2の絞り体70のリーフ71には、湾曲した
内側端部71b(リーフ81については、符号81bを
付して示した側)に歯を切って、この歯に駆動歯車72
aを噛み合わせる(図2参照)ものとする。これによ
り、第2の絞り体70と第3の絞り体80との間隙を僅
少とし、隙間からの放射線漏れのおそれもなくなり、さ
らに絞り装置14’を小型化することができる。上記の
ように構成された、第1の絞り体60A、60Bを、放
射線の照射軸Iに対して垂直なX方向に互いに接近、離
反するように移動させるとともに、第2の絞り体70
A、70Bの各リーフ71A1〜71An、71B1〜
71Bnと第3の絞り体80A、80Bの各リーフ81
A1〜81An、81B1〜81Bnとを、それぞれ個
別に、放射線源Sを中心に含む同心円上をY方向に互い
に接近、離反するように移動させることを組合せること
によって、図6に示すような、治療部位の形状Tに近似
させた不規則形状の照射野Uが木目細かく形成される。
【0021】ところで、各絞り体70A、70Bおよび
80A、80Bにおける、隣接する各々のリーフを移動
自在に支持する手段は、先に本出願人が特願平11−2
39997号として特許出願した手段が採用できるの
で、次にこの手段について説明する。図7は、絞り体8
0における隣接する2枚のリーフ81、81’を示した
平面図であり、2枚のリーフ81、81’が、矢印Y方
向に弧状に相互に移動している様子を表したものであ
る。なお、図7において、図5と同一部分には同一符号
を付してあるので、その部分の説明は省略する。また、
絞り体70についても同様である。このリーフ81、8
1’の両面には、V字状またはU字状の複数条の溝81
c、81c’が穿設されている。そして、リーフ81の
一方の面に形成された各溝81cには、それぞれ複数の
ボールベアリング83と複数のリテーナ84が交互に収
納されている。なお、リテーナ84は、ボールベアリン
グ83同士が接触してロックするのを防ぐためのもので
ある。また、溝81c、81c’の両端には、それぞれ
ストッパ85、85’が設けられている。さらに、これ
らボールベアリング83とリテーナ84から成る支持体
の両端には、溝81c内における支持体の所定位置から
の位置ずれを防ぐために、コイル状のスプリング86が
介装されている。このスプリング86は、ボールベアリ
ング83とリテーナ84から成る支持体の両側とストッ
パ85または85’との間に位置することになる。な
お、図7には、ボールベアリング83とリテーナ84か
ら成る支持体の両側に位置するスプリング86が、リー
フ81のストッパ85とリーフ81’のストッパ85’
に挟まれた様子が示されている。
【0022】このスプリング86は、図8に示すよう
に、両端にキャップ86aを被せることによって、ボー
ルベアリング83がスプリング86に噛み込まれるのを
防止している。なお、図8は、コイル状のスプリング8
6が最大に圧縮されて、両端のキャップ86aの対向す
る端部同士が接触している状態を示しているが、このよ
うに、両端のキャップ86aの端部同士を接触させるこ
とによって、スプリング86が最大圧縮長さ以上に圧縮
されるのを阻止し、スプリング86が破損したり、溝8
1cに噛み込んだりするトラブルを防止できる。このよ
うに、絞り体80の隣接するリーフ81、81’の面同
士は、一方のリーフ81の面の溝81cに収納されたボ
ールベアリング83とリテーナ84から成る支持体を、
他方のリーフ81’の面に形成された溝81c’で受け
るもので、各リーフ81、81’は、ボールベアリング
83による転がり接触によって移動自在に支持される。
ところで、本発明における多分割絞り装置は、既に説明
したように、第3の絞り体80A、80Bの上段(すな
わち、第1の絞り体60A、60B側)に第2の絞り体
70A、70Bが、微小隙間を置いて重なるように配置
されるが、第2の絞り体70A、70Bと第3の絞り体
80A、80Bの各リーフ71、81同士は、図1およ
び図6によく示されているように、放射線束Iaの広が
る方向に互いに位置をずらせて重なり合うように配置さ
れている。すなわち、第2の絞り体70A、70Bの隣
接するリーフ71A1〜71An、71B1〜71Bn
の各接触面と、第3の絞り体80A、80Bの隣接する
リーフ81A1〜81An、81B1〜81Bnの各接
触面とが、放射線束Iaの広がる方向に一致することの
ないように、互いにリーフの端面位置をずらせてある。
【0023】このように第2、第3の絞り体70、80
は、上下にリーフの位置をずらせて配置するので、リー
フの厚みを従来の2倍の厚みに形成することが可能とな
り、そりの問題などもなく精度よくリーフを製作するこ
とが可能となる。また、リーフの厚みを従来の2倍にす
ることによって、絞り体70、80毎のリーフの枚数は
半減するが、第2、第3の絞り体70、80を2段に重
ねて、かつ第2の絞り体70と第3の絞り体80とのリ
ーフの位置を互いにずせらてあるので、リーフの総枚数
は従来と変わらず、治療部位の形状Tに近似させた不規
則形状の照射野Uを木目細かく形成することができる。
なお、第2の絞り体70と第3の絞り体80とのリーフ
の位置を互いにずらせてあるので、隣接するリーフ同士
の隙間からの放射線漏れが防止でき、隙間寸法の精度管
理も比較的容易となる。さらに、第2、第3の絞り体7
0、80の各リーフの厚みを従来と同じにすれば、リー
フの総枚数は従来の2倍となるので、照射野Uをより細
かく治療部位の形状Tに近似させることができる。な
お、照射野Uを形成するために各リーフを移動させた場
合、リーフは、常に放射線束Iaに平行となるように、
放射線源Sを中心に含む同心円上を円弧状の軌道面を描
いて移動するので、対向するリーフの端面は、常に放射
線束Iaに並行となり、放射線による半影を生ずること
はなく、所望の線量の放射線を治療部位に照射すること
ができる。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1に
記載の発明によれば、絞り装置の長さ寸法を小さくする
ことができるとともに、絞り体の端面を常に放射線束に
並行にさせることができる。よって、被検体への圧迫感
を軽減するとともに、半影を生ずることなく放射線治療
を実施できる放射線治療装置が提供される。また、請求
項4に記載の発明によれば、照射野の設定操作に応じ
て、絞り体の端面を常に放射線束に並行にさせることが
できるので、半影を生ずることがなく、操作が容易で長
さ寸法を小さくした絞り装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放射線治療装置の絞り装置の概略
構成を示した正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明における第1の絞り体の詳細を示した平
面図および側面図である。
【図4】本発明における第1の絞り体の駆動装置の概要
を示した斜視図である。
【図5】本発明における第3の絞り体の駆動装置の概要
を示した斜視図である。
【図6】本発明の絞り装置によって形成される治療部位
の形状に対する照射野の関係を説明した説明図である。
【図7】隣接する2枚のリーフを移動自在に支持する手
段を説明するために示した説明図である。
【図8】図7に示されているスプリングの詳細を示した
平面図である。
【図9】放射線治療装置の概略構成を示した外観図であ
る。
【図10】従来の絞り装置の概略構成を示した正面図で
ある。
【図11】図10の側面図である。
【図12】多分割絞り装置を説明するために示した平面
図である。
【図13】従来の絞り装置によって形成される治療部位
の形状に対する照射野の関係を説明した説明図である。
【図14】公知のマルチリーフ・コリメータを示した説
明図である。
【符号の説明】
14’ 絞り装置 60A、60B 第1の絞り体 61A、61B 駆動装置 62A、62B 略半円柱状の絞り体 62a、62b 裁断面 63A、63B 軸 70A、70B 第2の絞り体 80A、80B 第3の絞り体 I 放射線の照射軸 Ia 放射線束 S 放射線源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線源から照射される放射線の照射軸
    に対して垂直な方向に互いに接近、離反するように駆動
    される一対の支持体と、この支持体の対向面側に、前記
    支持体の移動方向に対して直交する水平な軸を中心とし
    て回動し、平坦面が露出するように支持された略半円柱
    状の半円柱体とを有する第1の絞り体と、 この第1の絞り体に対して、前記放射線の照射方向に沿
    って重なるように配置されるとともに、前記第1の絞り
    体の前記支持体の移動方向に対して直交する方向に配置
    された一対のブロックで構成され、前記放射線源を中心
    に含む同心円上で互いに接近、離反する複数枚のリーフ
    を密接して配列した第2の絞り体とを具備することを特
    徴とする放射線治療装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の絞り体が有する前記半円柱体
    の平坦面は、前記支持体の接近、離反の移動に応じて、
    前記放射線源から照射される放射線束に並行となるよう
    に回動されることを特徴とする請求項1に記載の放射線
    治療装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の絞り体は、前記放射線の照射
    方向に沿って間隔を置いて2段に配置されるとともに、
    上段に位置する絞り体の隣接する各リーフの接触面と、
    下段に位置する絞り体の隣接する各リーフの接触面と
    が、放射線束の広がる方向に沿って重ならないように位
    置をずらせて配置し、上段に位置する絞り体の各リーフ
    には、湾曲した内側端部に駆動用の歯が形成されるとと
    もに、下段に位置する絞り体の各リーフには、湾曲した
    外側端部に駆動用の歯が形成され、前記各歯に噛み合わ
    される歯車の駆動力によって、前記各リーフを接近、離
    反させることを特徴とする請求項1または請求項2のい
    ずれか1項に記載の放射線治療装置。
  4. 【請求項4】 放射線源から照射される放射線の照射範
    囲を設定するための絞り装置において、 前記放射線源から照射される放射線の照射軸に対して垂
    直な方向に互いに接近、離反するように駆動される一対
    の支持体と、 この支持体の対向面側に、前記支持体の移動方向に対し
    て直交する水平な軸を中心として回動し、平坦面が露出
    するように支持された略半円柱状の半円柱体と、 この半円柱体を、前記支持体の接近、離反の移動に応じ
    て、その平坦面が前記放射線束に並行となるように回動
    させる手段とを具備することを特徴とする放射線の照射
    野設定用絞り装置。
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