JP2002253686A - 放射線治療装置およびバックラッシ除去装置 - Google Patents

放射線治療装置およびバックラッシ除去装置

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JP2002253686A JP2001234374A JP2001234374A JP2002253686A JP 2002253686 A JP2002253686 A JP 2002253686A JP 2001234374 A JP2001234374 A JP 2001234374A JP 2001234374 A JP2001234374 A JP 2001234374A JP 2002253686 A JP2002253686 A JP 2002253686A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯車機構のバックラッシを除去して、治療部
位の位置決め精度を向上させること。 【解決手段】 放射線の所望の照射範囲を設定する多分
割絞り装置を備えた放射線治療装置において、円弧状の
軌道面を有するリーフ141の一方の端面141aに歯
を形成し、この歯に2個のアイドラ歯車145、146
を所定間隔をおいて噛み合わせるとともに、このアイド
ラ歯車の両方に噛み合うように、駆動歯車143aを所
望の力で押し当てるように構成した。これにより、バッ
クラッシが除去されてリーフの移動量を高精度に制御で
き、放射線の照射野を治療部位の形状に合うように精度
良く形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば悪性腫瘍な
どの疾患の治療に供される放射線治療装置に備えられ
る、多分割絞り装置や治療台の駆動精度を向上した放射
線治療装置および歯車機構における駆動精度を向上した
バックラッシ除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来から使用されている放射線
治療装置の使用状態を示した外観図であり、先ず、この
図を参照して、放射線治療装置の概略的な構成について
説明する。放射線治療装置は、大別すると、放射線源か
らの放射線を被検体へ照射する放射線照射装置10と、
被検体を載置して放射線の照射部位の位置決めをする治
療台20とから構成されている。放射線照射装置10
は、床に据付られている固定架台11と、固定架台11
に回転可能に支持された回転架台12と、回転架台12
の一端から延びた先端部に設けられた照射ヘッド13
と、照射ヘッド13に組み込まれた絞り装置14とを有
している。そして、回転架台12は固定架台11の水平
な回転中心軸Hの周りに、略360度にわたって回転可
能であり、絞り装置14も、放射線の照射軸Iの周りに
回転可能となっている。なお、回転架台12の回転中心
軸Hと放射線の照射軸Iとの交点をアイソセンタ(isoc
enter)ICと称している。また、回転架台12は、放
射線の固定照射はもとより、それ以外の各種の照射態様
例えば、回転照射、振子照射、間欠照射などに対応した
回転が可能なように構成されている。
【0003】一方、治療台20は、アイソセンタICを
中心とする円弧に沿って、矢印G方向に所定角度範囲に
わたって回転可能に床に設置されている。そして、治療
台20の上部には、上部機構21に支持された被検体P
を載置する天板22が設けられている。この上部機構2
1は、天板22を矢印eで示す前後方向と、矢印fで示
す左右方向に移動させる機構を備えている。また、上部
機構21は、昇降機構23に支持されている。この昇降
機構23は、例えばリンク機構で構成されるもので、矢
印dで示す上下方向にそれ自体が昇降することによっ
て、上部機構21および天板22を所定範囲だけ昇降さ
せるものである。さらに、昇降機構23は、下部機構2
4に支持されている。この下部機構24は、アイソセン
タICから距離L離れた位置を中心として、矢印Fで示
す方向に昇降機構23を回転させる機構を備えている。
よって、昇降機構23とともに、上部機構21および天
板22が矢印F方向に所定角度回転可能である。なお、
治療に際して被検体Pの位置決めや絞り装置14による
照射野の設定などは、医師などの医療スタッフDによっ
て行われる。
【0004】ところで、放射線治療を実施する際には、
悪性腫瘍などの治療部位にのみ放射線を集中的に照射し
て、正常組織にダメージを与えないようにすることが必
要である。そのため、正常組織に極力放射線を照射しな
いように、照射野を規制するための絞り装置14が、放
射線の照射軸Iの周りに回転可能に、照射ヘッド13に
組み込まれている。この絞り装置14の一例を図8ない
し図10に示してあるので、次に、これらの図を参照し
て絞り装置14の概要を説明する。なお、図8および図
9は、互いに直交する方向から見た絞り装置14の説明
図であり、図10は、第2の絞り体の説明図である。絞
り装置14は、タングステンなどの重金属から成る通常
2種類の絞り体140、141が、放射線源Sからの放
射線の照射方向に重なるように設けられるとともに、各
絞り体140、141は、図8および図9にそれぞれ符
号140A、140B、141A、141Bを付して示
してあるように、対をなすように分割されている。そし
て、放射線源Sに近い側に設けられる第1の絞り体14
0A、140Bは、図8に示すように、円弧状の軌道面
を有する単体として構成され、放射線源Sを中心に含む
同心円上を円弧状の軌道面に沿って矢印Xの方向へ移動
して、互いに接近、離反するように、駆動装置142
A、142Bによって駆動されるようになっている。
【0005】一方、放射線源Sから遠い側に設けられる
第2の絞り体141A、141Bも、図9に示されてい
るように円弧状の軌道面を有し、放射線源Sを中心に含
む同心円上を円弧状の軌道面に沿って、第1の絞り体1
40A、140Bに対して直交する方向、すなわち、矢
印Yの方向に移動して、互いに接近、離反するように設
けられている。ただし、第2の絞り体141A、141
Bは、図8にも概略が示され、図10に詳細を示すよう
に、複数のリーフ141A1〜141An、141B1
〜141Bnを密に隣接させた集合体として構成した多
分割絞り装置である。従って、第2の絞り体141A、
141Bの各リーフ141A1〜141An、141B
1〜141Bnは円弧状の軌道面を有し、各リーフ毎に
設けられた駆動装置143A1〜143An、143B
1〜143Bnによって、各別に円弧状の軌道面に沿っ
て移動可能に駆動されるようになっている。リーフ14
1A1〜141An、141B1〜141Bnは、もち
ろん重金属で形成されている。このような第1の絞り体
140A、140Bを、X方向に互いに接近、離反する
ように移動させるとともに、第2の絞り体141A、1
41Bの各リーフ141A1〜141An、141B1
〜141Bnを、それぞれ個別にY方向に互いに接近、
離反するように移動させることを組合せることによっ
て、図11に示すような、治療部位の形状Tに近似させ
た不規則形状の照射野Uが形成される。
【0006】この各リーフ141A1〜141An、1
41B1〜141Bnを移動させる駆動装置143A1
〜143An、143B1〜143Bnは、図12に示
すように構成されていた。なお、何れも同じ構成なの
で、図12には、あるリーフ141を駆動するための駆
動装置143を示してあるで、以下これについて説明す
る。すなわち、リーフ141は、平面は放射線源Sへ向
けて収束するような扇型形状に形成されるとともに、側
面は平板状またはくさび状に形成され、放射線源Sを中
心に含む円弧状の軌道面を有している。リーフ141の
円弧状の軌道面すなわち、湾曲した外側端部141aに
は歯が切られている。そして、このリーフ141の歯
に、駆動歯車143aが噛み合わされている。駆動歯車
143aはシャフト143bの先端に固着されており、
シャフト143bは、駆動源であるモータ143cから
ウォームギヤ143dなどの駆動力伝達機構を介して駆
動される。なお、駆動量を検出するために、ポテンショ
メータ143eやエンコーダ143fなども配置されて
おり、これらからの情報を基にモータ143cは図示し
ない制御手段によって制御され、リーフ141が所望の
位置に設定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リーフ14
1に形成された歯と、この歯に噛み合わされている駆動
歯車143aの間には、歯車に特有のバックラッシを生
ずる。また、ウォームギヤ143dなどによる駆動力伝
達機構にもバックラッシを生じ、通常、平歯車のバック
ラッシが0.05mm程度であるのに対して、ウォーム
ギヤのバックラッシは0.2mm程度になることが知ら
れている。このバックラッシがあると、照射野Uを形成
するに際してリーフ141を移動させる制御の精度が低
下することとなる。そして、バックラッシが大きいと、
照射野Uを治療部位の形状Tに近似させたつもりでも部
分的にずれが生じてしまい、正常組織にまで放射線を照
射させてしまう惧れがあるという問題があった。また、
天板22に載置した被検体Pの治療部位を、所望の位置
に合わせるための治療台20にあっても、天板22の前
後、左右への直線移動はもとより、下部機構24による
昇降機構23、上部機構21および天板22の矢印F方
向の回転(これを支柱回転と称する。)や、アイソセン
タICを中心とする治療台20の矢印G方向の回転(こ
れをアイソセンタ回転と称する。)には、歯車機構が使
用されるのが一般的である。このような歯車の組合せ部
には、歯面に適度なバックラッシを与えることが必要で
あるが、場合によっては、このバックラッシによるがた
つきが精度上の問題を引き起こすことも多い。
【0008】例えば、治療台20の支柱回転では、この
回転軸部分に例えば0.1mmのバックラッシがあった
とすると、その回転軸がアイソセンタICから距離L
(この距離Lは、しばしば1m程度である)も離れてい
るため、アイソセンタIC位置での誤差は1mmにもな
り、放射線治療装置としての性能に大きな悪影響を及ぼ
すことになる。なお、治療台20のような大型の回転部
分のバックラッシを0.1mm以下に設定するのは、歯
車の製作精度上極めて困難であった。また、治療台20
の支柱回転を司る部分には、電磁石が設けられており、
この電磁石を、下部機構24に回転自在に支持されてい
る鋼板で形成された昇降機構23のベースに吸着させる
ことによって、ブレーキとしての役目を果たさせてい
た。すなわち、吸着型の電磁ブレーキとして作用してい
た。しかし、吸着型の電磁ブレーキは、ブレーキ力が弱
く十分な制動作用を及ぼすことができないので、多数の
電磁石を設ける必要があり、そのためのスペースを要す
るとともに、吸着時の騒音も大きくなるという問題があ
った。本発明は、このような問題を解決するためになさ
れたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、円弧状の軌道面を有し、
この軌道面の端面に歯の形成された複数枚のリーフが密
接して配列された絞り体群が、2群対向配置され、各絞
り体群のリーフを前記軌道面上を各別に移動させて、放
射線の所望の照射範囲を設定する多分割絞り装置を備え
た放射線治療装置において、前記リーフの歯に、所定間
隔をおいて噛み合わせた2個のアイドラ歯車と、この2
個のアイドラ歯車の両方に噛み合うように所望の力で押
し当てた駆動歯車と、この駆動歯車を駆動する駆動手段
とを具備することを特徴とする。これにより、歯幅や伝
達トルクに制限されることなくバックラッシを取り除く
ことができ、リーフの移動量を高精度に制御できる。そ
のため、治療部位の形状に近似させた照射野を精度良く
形成して、治療部位にのみ正確に放射線を照射すること
ができる。また、請求項2に記載の発明は、円弧状の軌
道面を有し、この軌道面の端面に歯の形成された複数枚
のリーフが密接して配列された絞り体群が、2群対向配
置され、各絞り体群のリーフを、各リーフの歯に噛み合
わせた駆動歯車を駆動する駆動手段を介して前記軌道面
上を各別に移動させて、放射線の所望の照射範囲を設定
する多分割絞り装置を備えた放射線治療装置において、
前記駆動手段は、駆動源と、この駆動源によって共通に
駆動される、略並行に配置された第1、第2のウォーム
ギヤと、この第1、第2のウォームギヤに各別に噛み合
わされる第1、第2のウォームホイールと、この第1、
第2のウォームホイールを同軸に固着した回転軸と、こ
の回転軸の回転を、前記リーフの歯に噛み合わせた駆動
歯車へ伝達する回転伝達手段とを具備することを特徴と
する。これにより、駆動手段として、通常バックラッシ
の大きいウォームギヤを用いた場合でも、バックラッシ
を取り除いてリーフの移動量を高精度に制御でき、放射
線の照射位置の精度を高めることができる。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、放射線を
照射する放射線照射装置と、この放射線照射装置のアイ
ソセンタを軸として回転可能に設置された治療台と、こ
の治療台に支持された被検体を載置する天板と、この天
板を前記アイソセンタから所定距離離れた位置を軸とし
て回転させる回転手段とを備えた放射線治療装置におい
て、前記回転手段は、前記天板を回転させる回転軸に連
結された大歯車と、この大歯車に所定間隔をおいて噛み
合わせた2個のアイドラ歯車と、この2個のアイドラ歯
車の両方に噛み合うように所望の力で押し当てた駆動歯
車と、この駆動歯車を駆動する駆動手段とを具備するこ
とを特徴とする。これにより、駆動歯車によって、2個
のアイドラ歯車を介して大歯車を駆動したときには、バ
ックラッシを除去することができ、治療部位の位置決め
の精度が極めて向上される。さらに、請求項4に記載の
発明は、放射線を照射する放射線照射装置と、この放射
線照射装置のアイソセンタを軸として回転可能に設置さ
れた治療台と、この治療台に支持された被検体を載置す
る天板と、この天板を前記アイソセンタから所定距離離
れた位置を軸として回転させる大歯車と、この大歯車に
噛み合わせた駆動歯車を駆動する駆動手段とを備えた放
射線治療装置において、前記駆動手段は、駆動源と、こ
の駆動源によって共通に駆動される、略並行に配置され
た第1、第2のウォームギヤと、この第1、第2のウォ
ームギヤに各別に噛み合わされる第1、第2のウォーム
ホイールと、この第1、第2のウォームホイールを同軸
に固着した回転軸と、この回転軸の回転を、前記大歯車
に噛み合わせた駆動歯車へ伝達する回転伝達手段とを具
備することを特徴とする。これにより、大歯車の駆動手
段として、通常バックラッシの大きいウォームギヤを用
いた場合でも、バックラッシを取り除いて治療部位の位
置決めの精度が極めて向上される。
【0011】なおさらに、請求項5に記載の発明は、1
の駆動源によって共通に駆動される、略並行に配置され
た第1、第2のウォームギヤと、この第1、第2のウォ
ームギヤに各別に噛み合わされる第1、第2のウォーム
ホイールと、この第1、第2のウォームホイールを同軸
に固着した回転軸とを具備することを特徴とするバック
ラッシ除去装置であり、請求項6に記載の発明は、請求
項5に記載のものにおいて、前記第1、第2のウォーム
ギヤに各別に噛み合わされる前記第1、第2のウォーム
ホイールの噛み合わせ方向を、互いに相反する向きに調
整することを特徴とし、請求項7に記載の発明は、請求
項5または請求項6に記載のものにおいて、前記第1、
第2のウォームギヤに各別に噛み合わされる前記第1、
第2のウォームホイールの前記回転軸への固着状態を調
整することによって、バックラッシ量を調整することを
特徴とする。これらにより、通常バックラッシの大きい
ウォームギヤを用いた機構においても、容易にバックラ
ッシを取り除くことができ、その調整も容易である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る放射線治療装
置の実施の形態について、図1ないし図6を参照して詳
細に説明する。なお、これらの図において、図7ないし
図12と同一部分には同一符号を付して示してある。図
1は、本発明を多分割絞り装置に適用した第1の実施の
形態を示したものであり、図12に相当する駆動装置1
43部分を示したものである。すなわち、リーフ141
は、平面は放射線源Sへ向けて収束するような扇型形状
に形成されるとともに、側面は平板状またはくさび状に
形成され、放射線源Sを中心に含む円弧状の軌道面を有
している。リーフ141の円弧状の軌道面すなわち、湾
曲した外側端部141aには歯が切られている。そし
て、このリーフ141の歯に、若干の間隔を隔てて、2
個のアイドラ歯車145、146が噛み合わされてい
る。さらに、この2個のアイドラ歯車145、146
に、シャフト143bの先端に固着されている駆動歯車
143aが、押し付けられて噛み合わされている。駆動
歯車143aを先端に有するシャフト143bは、駆動
源であるモータ143cからウォームギヤ143dなど
の駆動力伝達機構を介して駆動される。そして、駆動量
を検出するために、ポテンショメータ143eやエンコ
ーダ143fなどが配置されている。よって、これらか
らの情報を基にモータ143cは図示しない制御手段に
よって制御され、駆動歯車143aは2個のアイドラ歯
車145、146を介してリーフ141を駆動し、リー
フ141を所望の位置に設定する。
【0013】このような実施の形態における歯車機構の
要部を概略的に図2に拡大して示してある。すなわち、
リーフ141の外側端面141aに形成された歯141
bに駆動歯車143aを直接噛み合わせるのではなく、
駆動歯車143aによって矢印a方向に適当な押圧力の
与えられた2個のアイドラ歯車145、146を介し
て、リーフ141の歯141bに駆動力を伝達するもの
である。なお、リーフ141の外側端面141aに形成
された歯141bと、2個のアイドラ歯車145、14
6の歯とは、噛み合わされている部分のみを図示してあ
る。よって、一方のアイドラ歯車145は、リーフ14
1の歯141bに対して矢印b方向へ押圧力を作用させ
るため、噛み合っているアイドラ歯車145とリーフ1
41の歯141bとの間において、アイドラ歯車145
の歯面は押圧力の作用している方向へリーフ141の歯
141bに接触し、反対方向には若干の隙間が形成され
ることになる。同様に、他方のアイドラ歯車146は、
リーフ141の歯141bに対して矢印c方向へ押圧力
を作用させるため、噛み合っているアイドラ歯車146
とリーフ141の歯141bとの間においても、アイド
ラ歯車146の歯面は押圧力の作用している方向へリー
フ141の歯141bに接触し、反対方向には若干の隙
間が形成されることになる。従って、図2から明らかな
ように、駆動歯車143aが時計回りに駆動されるとき
は、アイドラ歯車145の矢印b方向へ作用する力によ
って、リーフ141の歯141bに駆動力を伝達し、駆
動歯車143aが反時計回りに駆動されるときは、アイ
ドラ歯車146の矢印c方向へ作用する力によって、リ
ーフ141の歯141bに駆動力を伝達するので、リー
フ141はバックラッシなく駆動されることになる。
【0014】このように本発明によれば、歯幅や伝達ト
ルクに制限されることなくバックラッシを取り除くこと
ができて、リーフ141の移動量を高精度に制御するこ
とができる。よって、第1の絞り体140A、140B
を、X方向に互いに接近、離反するように移動させると
ともに、第2の絞り体141A、141Bの各リーフ1
41A1〜141An、141B1〜141Bnを、そ
れぞれ個別にY方向に互いに接近、離反するように移動
させることを組合せることによって、図11に示したよ
うに、治療部位の形状Tに近似させた照射野Uを精度良
く形成することができるので、治療部位にのみ正確に放
射線を照射することができる。なお、アイドラ歯車14
5、146に噛み合うリーフ141の歯141bは、リ
ーフ141の外側端面141aに形成されると説明した
が、この歯は、リーフ141の内側端面141cに形成
されていても良いことは言うまでもない。
【0015】次に、本発明の第2の実施の形態として、
本発明を治療台20の支柱回転を司る部分に適用した場
合について説明する。図3は、治療台20における、下
部機構24に支持される昇降機構23の回転部のみを抽
出して示した平面図である。この図に示されている大歯
車51は、図7に示した治療台20の下部機構24に、
回転自在に支持されている鋼板で形成された昇降機構2
3のベース23aに取付けられている。なお、下部機構
24によるベース23aの支持構造は図示を省略した。
一方、大歯車51に若干の間隔を隔てて噛み合う2個の
小さい歯車すなわちアイドラ歯車52、53が、ベアリ
ングなどを介して取付板54に固定されている。そし
て、取付板54にはブレーキ板55が取付けられてお
り、このブレーキ板55には、例えばディスク型の電磁
ブレーキ56が取付けられているとともに、電磁ブレー
キ56の軸に同軸に駆動歯車57が固定されている。ま
た、ブレーキ板55は、駆動歯車57を2個のアイドラ
歯車52、53に対して、矢印a方向へ押し付けて噛み
合わせるようにして、取付板54に固定されている。よ
って、大歯車51と2個のアイドラ歯車52、53およ
び駆動歯車57は、平面的に拘束噛み合い歯車列として
配置されている。なお、駆動歯車57を駆動させるモー
タなどの駆動源や駆動力を伝達するための機構などの図
示は省略した。
【0016】このように、大歯車51と2個のアイドラ
歯車52、53および駆動歯車57が、拘束噛み合い歯
車列として配置されており、駆動歯車57は2個のアイ
ドラ歯車52、53に対して、大きな角度θで噛み合わ
され、かつ矢印a方向へ押し付けられている。この実施
の形態における拘束噛み合い歯車列は、図2を参照して
説明した多分割絞り装置における歯車列と同様である。
すなわち、大歯車51は端面に歯141bを有するリー
フ141に相当し、アイドラ歯車52、53はそれぞ
れ、リーフ141の歯141bに噛み合うアイドラ歯車
145、146に相当し、駆動歯車57はシャフト14
3bの先端に固着されている駆動歯車143aに相当す
る。従って、駆動歯車57が2個のアイドラ歯車52、
53に対して、矢印a方向へ押し付けて噛み合わせられ
ているので、一方のアイドラ歯車52は、大歯車51に
対して矢印b方向へ押圧力を作用させ、アイドラ歯車5
2の歯面は押圧力の作用している方向へ大歯車51の歯
に接触し、反対方向には若干の隙間が形成されることに
なる。そして、他方のアイドラ歯車53は、大歯車51
に対して矢印c方向へ押圧力を作用させるため、噛み合
っているアイドラ歯車53と大歯車51の歯との間にお
いても、アイドラ歯車53の歯面は押圧力の作用してい
る方向へ大歯車51の歯に接触し、反対方向には若干の
隙間が形成されることになる。
【0017】そのため、図1、図2で説明した実施の形
態と同様に、駆動歯車57によって、2個のアイドラ歯
車52、53を介して大歯車51を駆動することによっ
て、バックラッシを除去することができ、昇降機構23
の回転部の回転を高精度に制御して、治療部位の位置決
めの精度を極めて向上することができる。よって、治療
部位にのみ正確に放射線を照射することができる。ま
た、本実施の形態では、駆動歯車57の軸と同軸にディ
スク型の電磁ブレーキを固定したので、設置スペースが
わずかで済むとともに制動力も増大し、さらに作動時の
作動音が軽減されるという効果も得ることができる。
【0018】次に、本発明の第3の実施の形態として、
本発明をリーフ141の駆動歯車143aを駆動する駆
動装置143部分に適用した場合について、図4ないし
図6を参照して説明する。なお、これらの図において、
図1と同一部分には同一符号を付してあるので、その部
分についての説明は省略する。図4は、本発明の第3の
実施の形態の概略を示した、図1に相当する多分割絞り
装置の部分的な斜視図であり、特に駆動装置部分を説明
するために示したものである。ただし、図4と図1とで
は、表示方向が表裏逆になっているが、この表示の違い
は発明の主旨に何ら影響するものではない。リーフ14
1の円弧状の軌道面すなわち、湾曲した外側端部141
aに切られている歯に、駆動歯車143aが噛み合わさ
れている。駆動歯車143aはシャフト143bの一端
に固着されており、シャフト143bの他端には平歯車
143hが固着され、この平歯車143hはアイドラギ
ヤ143iに噛み合わされている。このアイドラギヤ1
43iは、モータ143cによって回転される入力歯車
143jからウォームギヤ143dなどの駆動力伝達機
構を介して駆動されるものである。そして、ウォームギ
ヤ143dでのバックラッシを除去するため、本実施の
形態では、ウォームギヤ143dに相当するものとし
て、第1のウォームギヤ143d1と第2のウォームギ
ヤ143d2との2個を使用している。
【0019】このような本実施の形態における駆動力伝
達機構の要部を図5に示してある。すなわち、図5に破
線で示してある入力歯車143jは例えば平歯車であ
り、これに若干の間隔を隔てて、同じく破線で示した2
個の平歯車143k1、143k2が噛み合わされてい
る。ここで、各平歯車143k1、143k2は、夫々
略並行に配置されているウォームギヤ143dに同軸に
固着される。なお、第1のウォームギヤ143d1に固
着されているものを第1の平歯車143k1と称し、第
2のウォームギヤ143d2に固着されているものを第
2の平歯車143k2と称するものとする。そして、第
1のウォームギヤ143d1には、略直交する向きに第
1のウォームホイール143m1が噛み合わされ、同じ
く第2のウォームギヤ143d2には、略直交する向き
に第2のウォームホイール143m2が噛み合わされて
いる。これら第1のウォームホイール143m1と第2
のウォームホイール143m2とは、それぞれボス14
3n1、143n2に一体的に結合されており、これら
が同一の回転軸143pに挿通され、ボス143n1、
143n2を夫々固定具143q1、143q2によっ
て回転軸143pに固定することによって、第1のウォ
ームホイール143m1と第2のウォームホイール14
3m2が、回転軸143pに固着される。また、回転軸
143pには、第1、第2のウォームホイール143m
1、143m2とともに平歯車143rか固定されてお
り、この平歯車143rはアイドラギヤ143iと噛み
合わされている。なお、ウォームギヤ143dと、ウォ
ームホイール143mとの噛み合わせ状況が、図5の例
えば左側から見た図として図6に示されている。すなわ
ち、同図(a)は、第1のウォームギヤ143d1と、
第1のウォームホイール143m1との噛み合わせ状況
を示し、同図(b)は、第2のウォームギヤ143d2
と、第2のウォームホイール143m2との噛み合わ状
況を示している。
【0020】ここで、第1のウォームホイール143m
1と第2のウォームホイール143m2との、ハッチン
グを施した歯に注目すると、図6(a)において、第1
のウォームホイール143m1のハッチングを施した歯
の左側面は、対峙する第1のウォームギヤ143d1の
歯の右側面に接触しているが、ハッチングを施した歯の
右側面と対峙する第1のウォームギヤ143d1の歯の
左側面の間には若干の隙間を有している。一方、図6
(b)において、第2のウォームホイール143m2の
ハッチングを施した歯の右側面は、対峙する第2のウォ
ームギヤ143d2の歯の左側面に接触しているが、ハ
ッチングを施した歯の左側面と対峙する第2のウォーム
ギヤ143d2の歯の右側面の間には若干の隙間を有し
ている。第1のウォームギヤ143d1と第2のウォー
ムギヤ143d2とは、入力歯車143jに噛み合って
いる、第1の平歯車143k1と第2の平歯車143k
2とによって、共に同じ方向へ回転する。従って、第
1、第2のウォームギヤ143d1、143d2が、図
6(a)の矢印A1方向に回転するときは、第1のウォ
ームギヤ143d1によって第1のウォームホイール1
43m1が矢印B1方向へ回転する。このとき、第2の
ウォームホイール143m2は、第2のウォームギヤ1
43d2の回転に追従して、第1のウォームホイール1
43m1と同様に矢印B1方向へ回転する。
【0021】これに対して、第1、第2のウォームギヤ
143d1、143d2が、図6(b)の矢印A2方向
に回転するときは、第2のウォームギヤ143d2によ
って第2のウォームホイール143m2が矢印B2方向
へ回転する。このとき、第1のウォームホイール143
m1は、第1のウォームギヤ143d1の回転に追従し
て、第2のウォームホイール143m2と同様に矢印B
2方向へ回転することになる。よって、ウォームギヤ1
43d1、143d2がどちらの方向へ回転しても、そ
の回転量はバックラッシなく回転軸143pへ伝達さ
れ、その回転は、平歯車143rを介してアイドラギヤ
143iへ伝達され、さらに、シャフト143bに固着
された平歯車143hへ伝達される。従って、リーフ1
41を駆動する駆動歯車143aは、バックラッシなく
高精度に駆動されることになる。そして、バックラッシ
の調整は、第1のウォームホイール143m1と第2の
ウォームホイール143m2との、各ボス143n1、
143n2を回転軸143pに固定する際に、第1のウ
ォームギヤ143d1と第1のウォームホイール143
m1との噛み合わせ方向と、第2のウォームギヤ143
d2と第2のウォームホイール143m2との噛み合わ
せ方向とが、相反するように調整することにより、微妙
な調整も容易に実施することができる。また、入力歯車
143jに噛み合っている第1の平歯車143k1を第
1のウォームギヤ143d1に固定し、および第2の平
歯車143k2を第2のウォームギヤ143d2に固定
する際にも、同様に調整することにより、微妙な調整を
容易に行うことができる。
【0022】なお、本第3の実施の形態において、駆動
歯車143aをリーフ141の歯141bに噛み合わせ
るものとして説明したが、図1および図2に示した第1
の実施の形態と同様に、リーフ141の歯141bにア
イドラ歯車145、146を噛み合わせ、このアイドラ
歯車145、146に駆動歯車143aを噛み合わせる
ものとすれば、より高精度にリーフ141の移動量を制
御することができることは言うまでもない。また、本第
3の実施の形態として説明した図5および図6に示す機
構は、図3に示した第2の実施の形態における大歯車5
1を駆動する駆動機構にも適用することができる。すな
わち、図3に示されている駆動歯車57を、例えば第3
の実施例におけるアイドラギヤ143iで駆動するよう
に、モータなどの駆動源からの駆動力を、2個のウォー
ムギヤ143d1、143d2と、これに噛み合わせた
ウォームホイール143m1、143m2を介して伝達
するようにしてもよい。この場合も、バックラッシを取
り除いて、治療部位の位置決め精度をより向上すること
ができる。さらに、2個のウォームギヤ143d1、1
43d2と、これに噛み合わせたウォームホイール14
3m1、143m2を介して駆動力を伝達する駆動力伝
達機構は、放射線治療装置やこの装置に使用される多分
割絞り装置に限らず、ウォームギヤを使用する機構にお
けるバックラッシの除去手段として極めて好適であり、
種々の用途に適用することが可能である。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1に
記載の発明によれば、歯幅や伝達トルクに制限されるこ
となく歯車機構のバックラッシを取り除くことができ、
リーフの移動量を高精度に制御できるので、治療部位の
形状に近似させた照射野を精度良く形成して、治療部位
にのみ正確に放射線を照射し、正常組織にダメージを与
えることが防止できる。また、請求項2に記載の発明に
よれば、駆動手段として、通常バックラッシの大きいウ
ォームギヤを用いた場合でも、バックラッシを取り除い
てリーフの移動量を高精度に制御でき、放射線の照射位
置の精度を高めることができる。
【0024】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
駆動歯車によって、2個のアイドラ歯車を介して大歯車
を駆動したときのバックラッシを除去することができ、
治療台の回転量などを極めて精度よく制御することがで
き、放射線治療に際して治療部位の位置決めの精度が極
めて向上され、治療部位にのみ正確に放射線を照射する
ことができる。また、請求項4に記載の発明によれば、
大歯車の駆動手段として、通常バックラッシの大きいウ
ォームギヤを用いた場合でも、バックラッシを取り除い
て治療部位の位置決めの精度が極めて向上される。
【0025】なおさらに、請求項5に記載の発明によれ
ば、通常バックラッシの大きいウォームギヤを用いた機
構においても、容易にバックラッシを取り除くことがで
き、その調整も容易なバックラッシ除去装置が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放射線治療装置の一実施の形態を
説明するために示した、多分割絞り装置の部分的な斜視
図である。
【図2】本発明に係る放射線治療装置で採用される歯車
機構の説明図である。
【図3】本発明に係る放射線治療装置の他の実施の形態
を説明するために示した、治療台の部分的な平面図であ
る。
【図4】本発明の第3の実施の形態の概略を示した、図
1に相当する多分割絞り装置の部分的な斜視図である。
【図5】第3の実施の形態における駆動力伝達機構の要
部を説明するために示した説明図である。
【図6】第3の実施の形態におけるウォームギヤと、ウ
ォームホイールとの噛み合わせ状況を説明するために示
した説明図である。
【図7】従来から使用されている放射線治療装置の使用
状態を示した外観図である。
【図8】放射線治療装置に備えられている絞り装置の一
例の説明図である。
【図9】図8に直交する方向から見た絞り装置の説明図
である。
【図10】放射線治療装置に備えられている多分割絞り
体の説明図である。
【図11】絞り装置によって形成される照射野の説明図
である。
【図12】図10に示した多分割絞り体の駆動手段の説
明図である。
【符号の説明】
141 リーフ 141a 外側端部 143a 駆動歯車 143b シャフト 143c モータ 143d ウォームギヤ 143e ポテンショメータ 143f エンコーダ 145 アイドラ歯車 146 アイドラ歯車

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円弧状の軌道面を有し、この軌道面の端
    面に歯の形成された複数枚のリーフが密接して配列され
    た絞り体群が、2群対向配置され、各絞り体群のリーフ
    を前記軌道面上を各別に移動させて、放射線の所望の照
    射範囲を設定する多分割絞り装置を備えた放射線治療装
    置において、 前記リーフの歯に、所定間隔をおいて噛み合わせた2個
    のアイドラ歯車と、 この2個のアイドラ歯車の両方に噛み合うように所望の
    力で押し当てた駆動歯車と、 この駆動歯車を駆動する駆動手段とを具備することを特
    徴とする放射線治療装置。
  2. 【請求項2】 円弧状の軌道面を有し、この軌道面の端
    面に歯の形成された複数枚のリーフが密接して配列され
    た絞り体群が、2群対向配置され、各絞り体群のリーフ
    を、各リーフの歯に噛み合わせた駆動歯車を駆動する駆
    動手段を介して前記軌道面上を各別に移動させて、放射
    線の所望の照射範囲を設定する多分割絞り装置を備えた
    放射線治療装置において、 前記駆動手段は、 駆動源と、 この駆動源によって共通に駆動される、略並行に配置さ
    れた第1、第2のウォームギヤと、 この第1、第2のウォームギヤに各別に噛み合わされる
    第1、第2のウォームホイールと、 この第1、第2のウォームホイールを同軸に固着した回
    転軸と、 この回転軸の回転を、前記リーフの歯に噛み合わせた駆
    動歯車へ伝達する回転伝達手段とを具備することを特徴
    とする放射線治療装置。
  3. 【請求項3】 放射線を照射する放射線照射装置と、こ
    の放射線照射装置のアイソセンタを軸として回転可能に
    設置された治療台と、この治療台に支持された被検体を
    載置する天板と、この天板を前記アイソセンタから所定
    距離離れた位置を軸として回転させる回転手段とを備え
    た放射線治療装置において、 前記回転手段は、 前記天板を回転させる回転軸に連結された大歯車と、こ
    の大歯車に所定間隔をおいて噛み合わせた2個のアイド
    ラ歯車と、この2個のアイドラ歯車の両方に噛み合うよ
    うに所望の力で押し当てた駆動歯車と、この駆動歯車を
    駆動する駆動手段とを具備することを特徴とする放射線
    治療装置。
  4. 【請求項4】 放射線を照射する放射線照射装置と、こ
    の放射線照射装置のアイソセンタを軸として回転可能に
    設置された治療台と、この治療台に支持された被検体を
    載置する天板と、この天板を前記アイソセンタから所定
    距離離れた位置を軸として回転させる大歯車と、この大
    歯車に噛み合わせた駆動歯車を駆動する駆動手段とを備
    えた放射線治療装置において、 前記駆動手段は、 駆動源と、 この駆動源によって共通に駆動される、略並行に配置さ
    れた第1、第2のウォームギヤと、 この第1、第2のウォームギヤに各別に噛み合わされる
    第1、第2のウォームホイールと、 この第1、第2のウォームホイールを同軸に固着した回
    転軸と、 この回転軸の回転を、前記大歯車に噛み合わせた駆動歯
    車へ伝達する回転伝達手段とを具備することを特徴とす
    る放射線治療装置。
  5. 【請求項5】 1の駆動源によって共通に駆動される、
    略並行に配置された第1、第2のウォームギヤと、 この第1、第2のウォームギヤに各別に噛み合わされる
    第1、第2のウォームホイールと、 この第1、第2のウォームホイールを同軸に固着した回
    転軸とを具備することを特徴とするバックラッシ除去装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1、第2のウォームギヤに各別に
    噛み合わされる前記第1、第2のウォームホイールの噛
    み合わせ方向を、互いに相反する向きに調整することを
    特徴とする請求項5に記載のバックラッシ除去装置。
  7. 【請求項7】 前記第1、第2のウォームギヤに各別に
    噛み合わされる前記第1、第2のウォームホイールの前
    記回転軸への固着状態を調整することによって、バック
    ラッシ量を調整することを特徴とする請求項5または請
    求項6のいずれか1項に記載のバックラッシ除去装置。
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