JP2015092775A - アンテナ装置および通信端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属板にスリットや開口を設けることなく、金属板等の導体面を放射素子として利用できるようにして、機械的強度の低下の問題、意匠上の制約の問題、電界遮蔽効果の低下の問題を回避する。
【解決手段】空間を介して対向する位置に配置されている2つの導体面11,12と、この2つの導体面11,12を少なくとも2箇所でそれぞれ接続する接続導体21,22と、接続導体21に対して近接配置されたアンテナコイル30とを備え、2つの接続導体21,22と2つの導体面11,12とで、開口を有する閉ループが形成されている。アンテナコイル30は、閉ループの開口面を平面視したときに、開口面に重ならない位置で、且つアンテナコイル30の電磁誘導により接続導体21に誘導電流が流れる位置に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明はHF帯やUHF帯の通信システムに用いられるアンテナ装置および通信端末装置に関する。
携帯電話端末等の電子機器に備えられる、近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)などのHF帯の通信を行う装置において、一般的に、RFICや整合素子は回路基板に実装され、アンテナは電子機器の筺体の内側に貼り付けられ、そしてRFICとアンテナとはスプリングピンなどを介して電気的に接続される。
一方、最近の携帯電話端末などの無線通信端末は薄型化が進められており、薄型化による強度不足を補うために、筐体にマグネシウムメッキ加工を施すなど「金属化」する場合が増えてきている。
しかし端末筐体を「金属化」した場合、端末に内蔵するアンテナ周囲の電磁界が金属によって遮蔽されるため、相手側アンテナとの通信ができなくなる、という問題が生じる。
そこで、特許文献1に示されているように、アンテナコイルよりも広い面積の金属板をアンテナコイルに近接(磁界結合)させて、金属板を放射体として利用する構造のアンテナ装置が提案されている。
特許第4993045号公報
特許文献1に示されているアンテナ構造を採ることによって、アンテナが金属で覆われているにもかかわらず相手側アンテナとの通信が可能となる。ところが、金属板にスリットや開口部を設けることに伴い、機械的強度の低下を考慮する必要があり、製造上の工数が増加する。また、特に金属筐体にスリットや開口を設ける場合、筐体の意匠に制約が生じる。さらには、スリットや開口部付近を回路のグランドに接続することができないので、金属板が部分的に電位変動することもあり、そのことで金属板による電界遮蔽効果が低下するという問題が生じたり、第1導体面および第2導体面が他の高周波回路と干渉するといった懸念も生じたりする。
本発明の目的は、金属板にスリットや開口を設けることなく、金属板等の導体面を放射素子として利用できるようにすることにより、機械的強度の低下の問題、意匠上の制約の問題、電界遮蔽効果の低下の問題を回避し、さらには必要に応じて他の高周波回路との干渉の問題等を抑制できるようにしたアンテナ装置およびそれを備えた通信端末装置を提供することにある。
(1)本発明のアンテナ装置は、
空間を介して対向する位置に配置されている2つの金属部と、
前記2つの金属部を少なくとも2箇所でそれぞれ接続する複数の接続導体と、
アンテナコイルと、を備え、
前記複数の接続導体のうち2つの接続導体と前記2つの金属部とで、開口面を有する閉ループが形成されていて、
前記アンテナコイルは、前記閉ループの開口面を平面視したときに、前記開口面に重ならない位置で、且つ前記アンテナコイルの電磁誘導により前記閉ループを周回する電流を誘導する位置に配置され、
前記2つの接続導体のうち少なくとも一方は、前記閉ループの開口面を平面視したときに、前記2つの金属部のうち少なくとも一方の縁より内側に配置されることを特徴とする。
この構成によれば、閉ループに、アンテナコイルの電磁誘導による誘導電流が流れることにより、上記閉ループの開口面が放射素子として作用する。
(2)前記接続導体は3つ以上あって、前記アンテナコイルは、隣り合う2つの前記接続導体と前記2つの金属部とで形成される複数のループの開口面からそれぞれ平面視したとき、いずれの開口面にも重ならない位置に配置されていることが好ましい。この構成により、閉ループ内にアンテナコイルが配置されることによる、アンテナコイルによる磁界と閉ループによる磁界との相殺が生じない。
(3)前記金属部は、電子機器の筐体の導体部を含むことが好ましい。この構成により、筐体を放射素子の一部として兼用できる。
(4)前記金属部は、回路基板に形成されたグランド電極を含むことが好ましい。この構成により、回路基板のグランド電極を放射素子の一部として兼用できる。
(5)前記金属部は、回路基板に形成されたグランド電極と電子機器の筐体の導体部とを含み、前記接続導体は、前記グランド電極と前記筐体の導体部とを接続するグランド接続ピンであることが好ましい。この構成により、グランド接続ピンを接続導体として兼用できる。
(6)前記複数の接続導体のうち前記閉ループの一部でない接続導体と前記金属部とはキャパシタを介して接続され、通信信号のキャリア周波数はHF帯の周波数であり、前記キャパシタはUHF帯以上の周波数でHF帯の周波数よりもロー・インピーダンスとなる素子であることが好ましい。このことにより、UHF帯のアンテナが同じ筐体内に配置されているときに、そのUHF帯のアンテナによる基板電流がアンテナコイルの影響を受け難くなって、UHF帯アンテナは所定のアンテナ特性が得られる。
(7)本発明の通信端末装置は、
アンテナ装置と、このアンテナ装置に接続された給電回路とを備えた通信端末装置において、
前記アンテナ装置は、
空間を介して対向する位置に配置されている2つの金属部と、
前記2つの金属部を少なくとも2箇所でそれぞれ接続する複数の接続導体と、
アンテナコイルと、を備え、
前記複数の接続導体のうち2つの接続導体と前記2つの導体面とで、開口面を有する閉ループが形成されていて、
前記アンテナコイルは、前記閉ループの開口面を平面視したときに、前記開口面に重ならない位置で、且つ前記アンテナコイルの電磁誘導により前記閉ループを周回する電流を誘導する位置に配置され、
前記2つの接続導体のうち少なくとも一方は、前記閉ループの開口面を平面視したときに、前記2つの金属部のうち少なくとも一方の縁より内側に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、導体面にスリットや開口を設けることなく、2つの導体面を放射素子として利用できるので、機械的強度の低下の問題、意匠上の制約の問題、電界遮蔽効果の低下の問題を回避できる。
図1(A)は第1の実施形態に係るアンテナ装置101の斜視図、図1(B)はアンテナ装置101に設けられているアンテナコイル30の斜視図である。 図2は、図1(A)におけるA−A′断面図である。 図3(A)はアンテナ装置101の各部に流れる電流の経路を示す正面図、図3(B)は比較例のアンテナ装置の各部に流れる電流の経路を示す正面図である。 図4(A)は、図1(A)におけるB−B′断面図であり、放射される磁束の概略図である。図4(B)はアンテナ装置101に流れる電流の経路を示す斜視図である。 図5は、アンテナ装置101を含む無線通信回路の回路図である。 図6は第2の実施形態に係るアンテナ装置102の斜視図である。 図7(A)は第3の実施形態に係るアンテナ装置103を備える通信端末装置の主要部の斜視図、図7(B)は比較例のアンテナ装置を備える通信端末装置の主要部の斜視図である。 図8は第4の実施形態に係る通信端末装置の筐体内部の構造を示す平面図である。 図9は第1接続導体21および第2接続導体22を通る位置での通信端末装置の断面図である。 図10は第1接続導体21および第2接続導体22を通る位置での別の通信端末装置の断面図である。
以降、図を参照して幾つかの具体的な例を挙げて、本発明を実施するための複数の形態を示す。各図中には同一箇所に同一符号を付している。各実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。
《第1の実施形態》
図1(A)は第1の実施形態に係るアンテナ装置101の斜視図、図1(B)はアンテナ装置101に設けられているアンテナコイル30の斜視図である。図2は、図1(A)におけるA−A′断面図である。このアンテナ装置101は、例えば13.56MHz等のHF帯で用い、通信相手のアンテナと近接型または近傍型で電磁界結合(主に磁界結合)するアンテナである。
アンテナ装置101は、互いに対向する第1導体面11および第2導体面12を備えている。第1導体面11と第2導体面12とは、第1接続導体21および第2接続導体22で接続されている。第1導体面11と第2導体面12との間で、且つ第1接続導体21に近接してアンテナコイル30が配置されている。
図1(B)に表れているように、アンテナコイル30は、磁性体コア31とコイル導体32とで構成されていて、コイル導体32は磁性体コア31の周囲を巻回するようなパターンに形成されている。例えば、磁性体フェライトのフィラーを分散させた複数の樹脂シートにコイル導体パターンを形成し、それらを積層し熱圧着することで、矩形ヘリカル状のコイル導体を積層体内に内蔵させたチップ型アンテナである。このアンテナコイル30は、磁性フェライトセラミックを素体とするチップ型アンテナであってもよい。
アンテナコイル30が備えるコイル導体32のうち、第1接続導体21に近接する部分が第1接続導体21と平行関係となるように、このアンテナコイル30は第1接続導体21の近傍に配置されている。
第1導体面11は例えば回路基板のグランド電極パターンである。第2導体面12は例えば筐体の金属部分である。第1接続導体21および第2接続導体22はそれぞれスプリングピン端子であり、第1導体面11と第2導体面12とを電気的に直接接続する。これらのピン端子は、本来、筐体の金属部分と回路基板のグランド電極とを同電位にするグランド接続ピンであるが、本実施形態では、後に示すように、第1導体面11および第2導体面12に電流を流す電流経路として兼用する。
図3(A)はアンテナ装置101の各部に流れる電流の経路を示す正面図、図3(B)は比較例のアンテナ装置の各部に流れる電流の経路を示す正面である。
本実施形態のアンテナ装置101において、2つの接続導体21,22と2つの導体面11,12とは閉ループが形成する。この閉ループの開口面を平面視したとき、アンテナコイル30は、開口面に重ならない位置に配置されている。そして、アンテナコイル30のコイル導体32の電磁誘導により第1接続導体21に誘導電流が流れる位置に配置されている。
図3(B)に示す比較例のアンテナ装置においては、アンテナコイル30は、閉ループの開口面に重なる位置に配置されている。そして、アンテナコイル30の電磁誘導により第1接続導体21に誘導電流が流れる。
比較例のアンテナ装置の場合、図3(B)に示すように、アンテナコイル30のコイル導体32と第1接続導体21との近接により、第1接続導体21とこれに近接するコイル導体32の部分は誘導結合する。すなわち、アンテナコイル30のコイル導体32に流れる電流の方向とは逆方向に第1接続導体21に誘導電流が流れる。この電流は第2導体面12→第2接続導体22→第1導体面11→第1接続導体21の経路で閉ループを周回する。この閉ループを電流が流れることにより生じる磁界とアンテナコイル30に電流
が流れることにより生じる磁界とは方向(極性)とは逆である。そのため、磁界が相殺されて、このアンテナ装置は実際にはアンテナとして機能しない。
これに対し、本実施形態のアンテナ装置101の場合、図3(A)に示すように、アンテナコイル30のコイル導体32に流れる電流の方向とは逆方向に第1接続導体21に誘導電流が流れる。この電流は第1導体面11→第2接続導体22→第2導体面12→第1接続導体21の経路で閉ループを周回する。この閉ループを電流が流れることにより生じる磁界とアンテナコイル30に電流が流れることにより生じる磁界とは方向(極性)が同じである。そのため、閉ループを構成する、第1導体面11、第2導体面12、第1接続導体21および第2接続導体22は、ブースターアンテナとして作用し、このブースターアンテナと給電コイルとして機能するアンテナコイル30とでアンテナ装置として作用する。
図4(A)は、図1(A)におけるB−B′断面図であり、放射される磁束の概略図である。図4(B)はアンテナ装置101に流れる電流の経路を示す斜視図である。図4(A)(B)に示すように、第1導体面11および第2導体面12に電流が流れるとき、第1導体面11、第2導体面12、第1接続導体21および第2接続導体22(図2参照)による閉ループを磁束φが通る磁界が発生する。この磁束φは通信相手のアンテナコイルに鎖交して通信が行われる。このアンテナ装置101は、例えば13.56MHzを利用する
NFC通信のアンテナとして使用される。
図5は、アンテナ装置101を含む無線通信回路の回路図である。図5においては、第1導体面11、第2導体面12、第1接続導体21および第2接続導体22による閉ループARをインダクタの閉ループ回路で表している。アンテナコイル30のコイル導体32は第1接続導体21と誘導結合する。コイル導体32に高周波IC(RFIC)が接続されている。また、コイル導体32には共振用キャパシタCが並列接続されていて、このキャパシタCとコイル導体32とによる共振周波数が、通信信号のキャリア周波数また
はその近傍となるようにキャパシタCのキャパシタンスおよびコイル導体32のインダクタンスが定められている。
《第2の実施形態》
図6は第2の実施形態に係るアンテナ装置102の斜視図である。このアンテナ装置102は、互いに対向する第1導体面11および第2導体面12を備えている。第1導体面11と第2導体面12とは、第1接続導体21、第2接続導体22、第3接続導体23および第4接続導体24でそれぞれ接続されている。第1導体面11と第2導体面12との間で、且つ第1接続導体21に近接してアンテナコイル30が配置されている。図6に示した例では、接続導体21,22と導体面11,12とによる閉ループ、接続導体21,23と導体面11,12とによる閉ループ、接続導体21,24と導体面11,12とによる閉ループがそれぞれ構成される。アンテナコイル30は、このいずれの閉ループの開口面にも重ならない位置に配置されている。そのため、これらの閉ループをそれぞれ磁束が通るように、第1導体面11、第2導体面12、および接続導体21,22,23,24は、ブースターアンテナとして作用する。
本実施形態で示すように、基板のグランド電極および筐体の金属部の短辺方向だけでなく、長辺方向にも電流が流れるように、基板のグランド電極および筐体の金属部を利用することができる。
《第3の実施形態》
図7(A)は第3の実施形態に係るアンテナ装置103を備える通信端末装置の主要部の斜視図、図7(B)は比較例のアンテナ装置を備える通信端末装置の主要部の斜視図である。これらの通信端末装置は、第1導体面11であるグランド電極が形成された回路基板にUHF帯のアンテナ81が配置されたものである。図7(A)(B)においては、アンテナ81は逆F型アンテナであるが、図においては導体線によって模式的に表している。このUHF帯のアンテナは携帯電話の通話およびデータ通信のために使用される。
図7(A)に示す本実施形態のアンテナ装置103においては、第1接続導体21は第1導体面11および第2導体面12の縁より内側に形成(配置)されている。その他の接続導体22,25は、第1導体面11および第2導体面12の縁に形成(配置)されている。接続導体25はランド25Lと第2導体面12との間を導通させる。ランド25Lと第1導体面11との間にはチップキャパシタ5が実装されている。すなわち、接続導体25部分においては、第1導体面11と第2導体面12はチップキャパシタ5を介して接続されている。このチップキャパシタ5は、通信信号のキャリア周波数の周波数帯(HF帯)ではハイ・インピーダンスであるが、UHF帯以上の周波数ではロー・インピーダンスとなる素子である。すなわちチップキャパシタ5はHF帯では導通させにくいが、UHF帯では導通させやすい。
図7(B)に示す比較例のアンテナ装置においては、第1接続導体21および第2接続導体22は、第1導体面11および第2導体面12の縁に形成(配置)されている。
UHF帯のアンテナ81によって、第1導体面11および第2導体面12に電流が流れる。図中の破線矢印はその電流の経路を表している。基本的に、第1導体面11(回路基板のグランド電極)に基板電流が流れ、第2導体面12(筐体の金属部)に筐体電流が流れる。そして基板電流と筐体電流は接続導体21,22等を経由して流れる。
図7(B)に示す比較例のアンテナ装置においては、アンテナコイル30が、第1導体面11の縁に配置されているので、UHF帯のアンテナ81による基板電流がアンテナコイル30のフェライトに影響を及ぼす。その結果、フェライトにより損失が生じ、UHF帯アンテナ81の特性が劣化する。
これに対し、図7(A)に示す本実施形態のアンテナ装置103においては、アンテナコイル30が、第1導体面11の縁より内側に配置されているので、UHF帯のアンテナ81による基板電流は接続導体21を通らず、チップキャパシタ5および接続導体25を通る(チップキャパシタ5はUHF帯において導通させやすい。)。すなわち、UHF帯のアンテナ81による基板電流はアンテナコイル30のフェライトにほとんど影響を及ぼさない。そのため、UHF帯のアンテナ81の特性を維持できる。また、チップキャパシタ5はHF帯においてハイ・インピーダンスであるので、2つの導体面11,12および2つの接続導体21,25によるループは閉ループではなく開ループである。すなわち、アンテナコイル30が2つの導体面11,12の縁でなく内部に配置されていても、2つの導体面11,12および2つの接続導体21,22によって閉ループが構成される。したがって、この閉ループを構成する部材がHF帯アンテナのブースターアンテナとして作用する。
《第4の実施形態》
図8は第4の実施形態に係る通信端末装置の筐体内部の構造を示す平面図である。上部筐体91の内部には回路基板61,62、バッテリーパック90、カメラモジュール76等が収められている。回路基板61には通信回路を備えたRFIC60、共振用キャパシタC、アンテナコイル30等が実装されている。この回路基板61にはメインのUHF帯アンテナ82等も設けられている。また、回路基板62にはサブのUHF帯アンテナ83等が設けられている。回路基板61上の回路と回路基板62上の回路とはケーブルを介して接続されている。UHF帯アンテナ82,83はチップアンテナの搭載や線路パターンの形成等によって設けられている。
回路基板61には、ほぼ全域にグランド電極が形成されており、この形成されているグランド電極は第1導体面として作用する。下部筐体92は樹脂製であるが、その内面に金属膜による第2導体面12が形成されている。この金属膜はアルミ箔や銅箔を筐体92の内側に貼り付けたものであってもよいし、LDS技術等によって筐体92の内側に描画したものであってもよい。また、この金属膜は、回路基板61等に実装された各種部品のシールドを兼ねることを目的として、回路基板61の主面の半分以上のエリアを占めていることが好ましい。本実施形態では、メインのアンテナ82、サブのアンテナ83が占める領域以外はほぼ全て金属膜でシールドされている。下部筐体92には開口12Aが形成されている。この部分にカメラモジュール76のレンズが光学的に露出するように配置される。
回路基板61には第1接続導体21および第2接続導体22が実装されている。
図9は上記第1接続導体21および第2接続導体22を通る位置での断面図である。第1の実施形態で図1(A)に示したアンテナ装置と同様に、第1導体面(グランド電極)11、第2導体面(筐体の金属部)12に電流が流れる。また、2つの導体面11,12および2つの接続導体21,22による閉ループに電流が流れる。このようにして、2つの導体面11,12が放射素子として作用し、上記閉ループの開口面が放射素子として作用する。
以上の各実施形態は例示であって、本発明はこれらの実施形態に限るものではない。アンテナコイル30とRFIC60とは一体化されてモジュール化されていてもよい。この構成により、RFICと給電コイルとの電気的な導通を回路基板などの基板の配線で行う必要がなく、また、実装スペースの自由度が高まる。
なお、図9に示したように、本実施形態において、回路基板61に形成された第1導体面(グランド電極)の上にアンテナコイル30が実装されているが、アンテナコイル30は第1導体面(グランド電極)が形成されていない回路基板61の上に実装するのが好ましい。
図10は、図9とは別の通信端末装置における上記第1接続導体21および第2接続導体22を通る位置での断面図であり、第1導体面(グランド電極)が形成されていない回路基板61の上にアンテナコイル30が実装されている以外は図9に示す通信端末装置とほぼ同じである。この構成により、第1導体面(グランド電極)がアンテナコイル30から生じる磁界を妨げることなく所定のアンテナ特性が得られる。
また、本発明に係る第1導体面と第2導体面は、その一方が回路基板に形成されたグランド電極であることに限らない。また、一方が筐体の金属部であることに限らない。例えば、シールドケース、シールド板、電池パック、LCDパネル等を第1導体面または第2導体面として利用してもよい。
また、図1(A)等には、平面状の第1導体面11および第2導体面12を示したが、第2導体面12の形状はこれに限らない。第2導体面は回路基板を収める側の筐体の金属部であってもよい。さらに、筐体の金属部は金属板の成型体であってもよい。
C…キャパシタ
5…チップキャパシタ
11…第1導体面
12…第2導体面
12A…開口
21〜25…接続導体
21…第1接続導体
22…第2接続導体
25L…ランド
30…アンテナコイル
31…磁性体コア
32…コイル導体
60…RFIC
61,62…回路基板
76…カメラモジュール
81,82,83…UHF帯アンテナ
90…バッテリーパック
91…上部筐体
92…下部筐体
101,102,103…アンテナ装置

Claims (7)

  1. 空間を介して対向する位置に配置されている2つの金属部と、
    前記2つの金属部を少なくとも2箇所でそれぞれ接続する複数の接続導体と、
    アンテナコイルと、を備え、
    前記複数の接続導体のうち2つの接続導体と前記2つの金属部とで、開口面を有する閉ループが形成されていて、
    前記アンテナコイルは、前記閉ループの開口面を平面視したときに、前記開口面に重ならない位置で、且つ前記アンテナコイルの電磁誘導により前記閉ループを周回する電流を誘導する位置に配置され、
    前記2つの接続導体のうち少なくとも一方は、前記閉ループの開口面を平面視したときに、前記2つの金属部のうち少なくとも一方の縁より内側に配置されることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記接続導体は3つ以上あって、
    前記アンテナコイルは、隣り合う2つの前記接続導体と前記2つの金属部とで形成される複数のループの開口面からそれぞれ平面視したとき、いずれの開口面にも重ならない位置に配置されている、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記金属部は、電子機器の筐体の導体部を含む、請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記金属部は、回路基板に形成されたグランド電極を含む、請求項1〜3のいずれかに記載のアンテナ装置。
  5. 前記金属部は、回路基板に形成されたグランド電極と電子機器の筐体の導体部とを含み、前記接続導体は、前記グランド電極と前記筐体の導体部とを接続するグランド接続ピンである、請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  6. 前記複数の接続導体のうち前記閉ループの一部でない接続導体と前記金属部とはキャパシタを介して接続され、
    通信信号のキャリア周波数はHF帯の周波数であり、前記キャパシタはUHF帯以上の周波数でHF帯の周波数よりもロー・インピーダンスとなる素子である、請求項5に記載のアンテナ装置。
  7. アンテナ装置と、このアンテナ装置に接続された給電回路とを備えた通信端末装置において、
    前記アンテナ装置は、
    空間を介して対向する位置に配置されている2つの金属部と、
    前記2つの金属部を少なくとも2箇所でそれぞれ接続する複数の接続導体と、
    アンテナコイルと、を備え、
    前記複数の接続導体のうち2つの接続導体と前記2つの導体面とで、開口面を有する閉ループが形成されていて、
    前記アンテナコイルは、前記閉ループの開口面を平面視したときに、前記開口面に重ならない位置で、且つ前記アンテナコイルの電磁誘導により前記閉ループを周回する電流を誘導する位置に配置され、
    前記2つの接続導体のうち少なくとも一方は、前記閉ループの開口面を平面視したときに、前記2つの金属部のうち少なくとも一方の縁より内側に配置されることを特徴とする、通信端末装置。
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