JPH09182133A - カード型無線呼出受信機 - Google Patents

カード型無線呼出受信機

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Publication number
JPH09182133A
JPH09182133A JP7349052A JP34905295A JPH09182133A JP H09182133 A JPH09182133 A JP H09182133A JP 7349052 A JP7349052 A JP 7349052A JP 34905295 A JP34905295 A JP 34905295A JP H09182133 A JPH09182133 A JP H09182133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
short
conductor
antenna
circuit
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP7349052A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Saito
広隆 斉藤
Naoki Onishi
直樹 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP7349052A priority Critical patent/JPH09182133A/ja
Publication of JPH09182133A publication Critical patent/JPH09182133A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】受信機ケースをアンテナとして兼用しているカ
ード型無線呼出受信機のアンテナ利得を上げて受信感度
の向上を図る。 【解決手段】受信機ケースを兼用するアンテナの素子と
しての2枚の導体板1,2の短絡導体部4を絶縁フレー
ム3の枠の外側に沿って配置するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用の小形無線
機に関し、特に、受信機ケースがアンテナを兼ねた薄い
カード型無線呼出受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の薄いカード型無線呼出受信
機の外観概要斜視図(A)、及びそのSS’断面図
(B)である。図において、1は上面の導体板、2は下
面の導体板、3は絶縁フレーム、4は短絡導体部、5は
ねじ、A〜Dは角部である。この図では、内部の無線機
回路部品、側面の操作スイッチなどの図示を省略した。
従来、カード型ページャ(選択呼出受信機)のアンテナ
は、図3に示すように、2枚の導体板1,2が波長に比
較して十分に小さい間隔hで平行に配置され、その間に
絶縁フレーム3を配置した無線機ケースを兼ねて構成さ
れている。この従来例は、長さl=80mm,幅w=5
0mm,高さ(間隔)h=5mmの平板状直方体であ
り、このケース内部には受信機回路が組み込まれてい
る。
【0003】平行に配置された2枚の導体板1,2の任
意の位置(ここでは角部A点)に給電点が設けられ、対
向する他の辺の任意の位置(ここでは角部B点,C点の
いずれか一方又は両方)を短絡導体部4で短絡して板状
のループアンテナが形成されている。この例の各部の寸
法、給電位置および短絡位置は、最終的には実験により
決定される。また、このループアンテナはおよそ500
MHzで自己共振しており、実際には給電点にコンデン
サを用いた整合回路を付加して共振周波数を下げ、28
0MHz帯で用いられている。
【0004】図4は従来の構成の短絡部分の詳細構造図
であり、図3の角部Bの部分分解斜視図である。従来の
短絡部分の構造は、図示したように、下面の導体板2の
角部近傍の端部に舌状の短絡導体部4が設けられ、それ
を90°曲げて絶縁フレーム3の枠の内側角部に設けた
スリットに差し込み、さらに点線の部分を内側へ90°
折り曲げて舌状短絡導体部4の穴と絶縁フレーム3のね
じ穴の位置を合わせ、上面の導体板1を貫通するねじ5
で締め付け固定するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のアンテナの短絡部分の構造では、上面の導体板1と
下面の導体板2の短絡導体部4が絶縁フレーム4の枠の
内側に位置するため、アンテナ導体板の長さが、カード
型受信機の長手方向の全長より短くなり、その分アンテ
ナ利得が小さく受信感度向上の余地が残っているという
問題がある。極めて小形化されたカード型受信機にとっ
て少しでも受信感度を上げることは実用上極めて重要な
問題である。
【0006】本発明の目的は、上記のように短絡部分の
構造によるアンテナ利得の低下を軽減し受信感度を上げ
たカード型無線呼出受信機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のカード型無線呼出受信機は、受信機回路を
収容し、絶縁フレームを2枚の長方形状の導体板で両側
から挟んで固定した受信機ケースの該2枚の導体板の相
対向する一方の短辺の角部近傍を給電点とし前記短辺と
対向関係にある他方の短辺の相対向する角部の一方また
は両方の角部近傍を短絡導体で短絡した短絡点としてル
ープアンテナを兼用するように構成されたカード型無線
呼出受信機において、前記短絡導体が前記絶縁フレーム
の外側に沿って配置されたことを特徴とし、さらに、前
記2枚の導体板と短絡導体とが一体化形成されたことを
特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】上記のように、受信機ケースを兼
ねたアンテナの短絡部分4を絶縁フレーム3の外側に配
置することによりアンテナの全長が長くなり、アンテナ
利得の低下が軽減され、受信感度が向上する。
【0009】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の第1の実施例を示す外観概要斜視図
(A)とそのTT’断面図(B)であり、図3及び図4
と同じ部分は同符号を付してある。図1に示した第1の
実施例の短絡部分の構造は、下面の導体板2の角部近傍
の端部に設けた舌状の短絡導体部4を絶縁フレーム3の
枠の外側に沿って折り曲げ、上面の導体板1にねじ止め
するように構成されている。従って、従来の構造と比べ
ると、アンテナ素子を形成する上面,下面の導体板1,
2の全長が、絶縁フレーム3の枠の幅だけ長くなり、カ
ード型受信機の長手方向の全長にほぼ等しくなってい
る。
【0010】平行に配置された2枚の導体板1,2の角
部AまたはDの近傍に給電点が設けられ、角部C,Bの
一方又は両方の近傍に短絡点が配置されて板状のループ
アンテナが形成されており、ケースを兼ねた平板状のル
ープアンテナとして動作する構造になっている。
【0011】本実施例のアンテナの各部の寸法(長さ
(l),幅(w),高さ(h))、給電点の位置及び短
絡点の位置は希望するアンテナ特性によって計算データ
に基づいて定められるが、最終的には実験によって決定
される。両導体板1,2の間隔hはアンテナ利得に関係
し、その値が波長に比較して十分に小さい範囲で、大き
いほどアンテナ利得が向上するので、この点を考慮して
決定することになる。
【0012】図1に示した第1の実施例では、2枚の導
体板1,2の対向する1つの角部Aから給電し、他の角
部BおよびCを短絡導体部4により絶縁フレーム3の外
側に沿って短絡した例である。角部の短絡点BおよびC
は両方短絡しても片方のみ短絡してもよく、また、辺上
で3ヶ所以上短絡してもよい。
【0013】図2は本発明の第2の実施例を示す外観斜
視図(A)とアンテナ導体板の展開図(B)である。こ
の実施例は、(B)に示したように上面の導体板1と下
面の導体板2とを短絡導体部4で連結して一体化形成し
たものである。同図(A)のように、同図(B)の短絡
導体部4に点線で示した部分を折り曲げて絶縁フレーム
3を挟むように構成されている。給電点の位置と短絡点
の位置と数は前述の第1の実施例の場合と同じである。
【0014】上記第1及び第2の実施例を具体的に実測
した結果、受信感度が平均1dB向上したことを確認し
た。
【0015】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、ケースを兼ねたアンテナの上面の導体板1と
下面の導体板2を短絡する短絡導体部4が絶縁フレーム
3の外側に配置され、アンテナ全長が長くなるため、従
来に比べてアンテナ利得が大きくなり受信感度が向上
し、実用上極めて大きい効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す構造図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す構造図である。
【図3】従来の受信機の構造例図である。
【図4】従来の短絡部の部分分解斜視図である。
【符号の説明】
1,2 導体板 3 絶縁フレーム 4 短絡導体部 5 ねじ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信機回路を収容し、絶縁フレームを2
    枚の長方形状の導体板で両側から挟んで固定した受信機
    ケースの該2枚の導体板の相対向する一方の短辺の角部
    近傍を給電点とし前記短辺と対向関係にある他方の短辺
    の相対向する角部の一方または両方の角部近傍を短絡導
    体で短絡した短絡点としてループアンテナを兼用するよ
    うに構成されたカード型無線呼出受信機において、 前記短絡導体が前記絶縁フレームの外側に沿って配置さ
    れたことを特徴とするカード型無線呼出受信機。
  2. 【請求項2】 前記2枚の導体板と短絡導体とが一体化
    形成されたことを特徴とする請求項1記載のカード型無
    線呼出受信機。
JP7349052A 1995-12-21 1995-12-21 カード型無線呼出受信機 Pending JPH09182133A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7349052A JPH09182133A (ja) 1995-12-21 1995-12-21 カード型無線呼出受信機

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Publications (1)

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JPH09182133A true JPH09182133A (ja) 1997-07-11

Family

ID=18401172

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JP7349052A Pending JPH09182133A (ja) 1995-12-21 1995-12-21 カード型無線呼出受信機

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JP (1) JPH09182133A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015092775A (ja) * 2013-06-14 2015-05-14 株式会社村田製作所 アンテナ装置および通信端末装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015092775A (ja) * 2013-06-14 2015-05-14 株式会社村田製作所 アンテナ装置および通信端末装置

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