JP2015091404A - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015091404A JP2015091404A JP2015006202A JP2015006202A JP2015091404A JP 2015091404 A JP2015091404 A JP 2015091404A JP 2015006202 A JP2015006202 A JP 2015006202A JP 2015006202 A JP2015006202 A JP 2015006202A JP 2015091404 A JP2015091404 A JP 2015091404A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- ball
- game
- board
- start port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】遊技機における始動口センサ及び/又は始動口用ハーネスに対する不正を防止すること。【解決手段】球集合板に取り付けられた始動口に入球口した遊技球を検出可能な始動口センサと、制御基板と始動口センサとを配線により連結させた始動口用ハーネスを備えた遊技機において、前記球集合板に取り付けられた始動口センサの取り外し方向の少なくとも一部を覆う被覆板を備え、前記球集合板と被覆板とが球集合板の前面側から固着されている。【選択図】 図16
Description
本発明は、パチンコ機に代表される遊技機に関するものである。
遊技球が入球可能な始動口と、始動口に入球した遊技球を検出する始動口センサと、を有する始動入賞装置を備えた遊技機がある。このような遊技機には、始動入賞装置の始動口センサを球集合板に配置したものもある。
このような構成の遊技機については、例えば、次の文献を挙げることができる。
上記の遊技機において、始動口センサの検出に基づく当否抽選で当選した場合には特別遊技状態になるため、正規の始動口センサを取り替えたり、始動口用ハーネスを加工したり、偽物にすり替えたりすることによって、意図的に当選させたり当否抽選を多くさせたりする不正行為が行われる虞がある。
本発明は、かかる問題点に鑑みて案出されたものであり、始動口センサ及び/又は始動口用ハーネスに対する不正を防止することを目的とする。
本発明にかかる遊技機は、上記目的を達成するために、
前面に遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域に設けられた遊技球が入球可能な始動口と、遊技盤の裏面に取り付けられると共に始動口に入球したのち遊技盤の裏面側に案内された遊技球を誘導し下方に排出する排出通路が形成された通路板と、通路板に取り付けられた始動口に入球口した遊技球を検出可能な始動口センサと、始動口センサの検出に基づいて遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるか否かの当否抽選を行うように制御される制御基板と、制御基板と始動口センサとを配線により連結させた始動口用ハーネスと、を備えた遊技機において、
前記始動口センサと前記始動口用ハーネスとがコネクタにより接続され、
前記始動口センサの裏面側に配置される部材であって前記通路板に固着される取付板と、
前記取付板とは別体で設けられ、少なくとも一部が前記通路板と前記取付板との間に挟持されて前記始動口センサの少なくとも一部を裏面側から覆う被覆板とを備え、
前記通路板と取付板とを互いに固着操作するための部位が前記通路板の前面側に設けられ、固着された状態の前記通路板及び取付板が前記遊技盤の裏面に取り付けられた状態において、前記部位が、前記遊技盤と前記通路板及び取付板とにより覆われることを特徴とする。
前面に遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域に設けられた遊技球が入球可能な始動口と、遊技盤の裏面に取り付けられると共に始動口に入球したのち遊技盤の裏面側に案内された遊技球を誘導し下方に排出する排出通路が形成された通路板と、通路板に取り付けられた始動口に入球口した遊技球を検出可能な始動口センサと、始動口センサの検出に基づいて遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるか否かの当否抽選を行うように制御される制御基板と、制御基板と始動口センサとを配線により連結させた始動口用ハーネスと、を備えた遊技機において、
前記始動口センサと前記始動口用ハーネスとがコネクタにより接続され、
前記始動口センサの裏面側に配置される部材であって前記通路板に固着される取付板と、
前記取付板とは別体で設けられ、少なくとも一部が前記通路板と前記取付板との間に挟持されて前記始動口センサの少なくとも一部を裏面側から覆う被覆板とを備え、
前記通路板と取付板とを互いに固着操作するための部位が前記通路板の前面側に設けられ、固着された状態の前記通路板及び取付板が前記遊技盤の裏面に取り付けられた状態において、前記部位が、前記遊技盤と前記通路板及び取付板とにより覆われることを特徴とする。
本発明によれば、始動口センサ及び/又は始動口用ハーネスに対する不正を防止することができる。
本発明にいう始動口センサとは、始動口から入球した遊技球を検知し、入球があったことを知らせる信号を制御基板に送信するようにしたもので、検知の手段自体は公知の技術に属する。
更に、本発明にかかる遊技機は、手段1として、
前面に遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域に設けられた遊技球が入球可能な始動口と、遊技盤の裏面に取り付けられると共に始動口に入球したのち遊技盤の裏面側に案内された遊技球を誘導し下方に排出する排出通路が形成された球集合板と、球集合板に取り付けられた始動口に入球口した遊技球を検出可能な始動口センサと、始動口センサの検出に基づいて遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるか否かの当否抽選を行うように制御される制御基板と、制御基板と始動口センサとを配線により連結させた始動口用ハーネスと、を備えた遊技機において、
前記始動口センサと前記始動口用ハーネスとがコネクタにより接続され、
前記始動口センサに対する前記始動口用ハーネスのコネクタの着脱方向の少なくとも一部を覆う被覆板を備え、
前記球集合板と被覆板とが球集合板の前面側から固着されている、ことを特徴とする。
更に、本発明にかかる遊技機は、手段1として、
前面に遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域に設けられた遊技球が入球可能な始動口と、遊技盤の裏面に取り付けられると共に始動口に入球したのち遊技盤の裏面側に案内された遊技球を誘導し下方に排出する排出通路が形成された球集合板と、球集合板に取り付けられた始動口に入球口した遊技球を検出可能な始動口センサと、始動口センサの検出に基づいて遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるか否かの当否抽選を行うように制御される制御基板と、制御基板と始動口センサとを配線により連結させた始動口用ハーネスと、を備えた遊技機において、
前記始動口センサと前記始動口用ハーネスとがコネクタにより接続され、
前記始動口センサに対する前記始動口用ハーネスのコネクタの着脱方向の少なくとも一部を覆う被覆板を備え、
前記球集合板と被覆板とが球集合板の前面側から固着されている、ことを特徴とする。
このように構成したことで、被覆板の存在により、始動口用ハーネスの取り外しによる偽物との取替え、或いは、別途擬似制御基板への接続といった不正による意図的な当否抽選或いは不正に当否抽選の回数を増やすといった事態を防止できる。
そして、前記球集合板と被覆板とが球集合板の前面側から固着されていることで、両者が固着され、遊技盤に取り付けられた後には被覆板は外部から取り外しできないものであるから(固着部位が遊技盤と球集合板との間で覆われる)、前述の始動口用ハーネスに対する不正防止をより確実に行い得る。
殊に、始動口センサの取り外し方向と始動口用ハーネスのコネクタの着脱方向とが異なる場合であっても、少なくとも、始動口用ハーネスの取り外しを確実に阻止できる。
そして、前記球集合板と被覆板とが球集合板の前面側から固着されていることで、両者が固着され、遊技盤に取り付けられた後には被覆板は外部から取り外しできないものであるから(固着部位が遊技盤と球集合板との間で覆われる)、前述の始動口用ハーネスに対する不正防止をより確実に行い得る。
殊に、始動口センサの取り外し方向と始動口用ハーネスのコネクタの着脱方向とが異なる場合であっても、少なくとも、始動口用ハーネスの取り外しを確実に阻止できる。
本発明にかかる遊技機は、上記目的を達成するために、手段2として、
前面に遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域に設けられた遊技球が入球可能な始動口と、遊技盤の裏面に取り付けられると共に始動口に入球したのち遊技盤の裏面側に案内された遊技球を誘導し下方に排出する排出通路が形成された球集合板と、球集合板に取り付けられた始動口に入球口した遊技球を検出可能な始動口センサと、始動口センサの検出に基づいて遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるか否かの当否抽選を行うように制御される制御基板と、制御基板と始動口センサとを配線により連結させた始動口用ハーネスと、を備えた遊技機において、
前記球集合板に取り付けられた始動口センサの取り外し方向の少なくとも一部を覆う被覆板を備え、
前記球集合板と被覆板とが球集合板の前面側から固着されている、ことを特徴とする。
前面に遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域に設けられた遊技球が入球可能な始動口と、遊技盤の裏面に取り付けられると共に始動口に入球したのち遊技盤の裏面側に案内された遊技球を誘導し下方に排出する排出通路が形成された球集合板と、球集合板に取り付けられた始動口に入球口した遊技球を検出可能な始動口センサと、始動口センサの検出に基づいて遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるか否かの当否抽選を行うように制御される制御基板と、制御基板と始動口センサとを配線により連結させた始動口用ハーネスと、を備えた遊技機において、
前記球集合板に取り付けられた始動口センサの取り外し方向の少なくとも一部を覆う被覆板を備え、
前記球集合板と被覆板とが球集合板の前面側から固着されている、ことを特徴とする。
このように構成したことで、被覆板の存在により、始動口センサの取り外しによる偽物との取替え、或いは、別途擬似制御基板への接続といった不正による意図的な当否抽選或いは不正に当否抽選の回数を増やすといった事態を防止できる。
そして、前記球集合板と被覆板とが球集合板の前面側から固着されていることで、両者が固着され、遊技盤に取り付けられた後には被覆板は外部から取り外しできないものであるから(固着部位が遊技盤と球集合板との間で覆われる)、前述の始動口センサに対する不正防止をより確実に行い得る。
殊に、始動口センサの取り外し方向と始動口用ハーネスのコネクタの着脱方向とが異なる場合であっても、少なくとも、始動口センサの取り外しを確実に阻止できる。
そして、前記球集合板と被覆板とが球集合板の前面側から固着されていることで、両者が固着され、遊技盤に取り付けられた後には被覆板は外部から取り外しできないものであるから(固着部位が遊技盤と球集合板との間で覆われる)、前述の始動口センサに対する不正防止をより確実に行い得る。
殊に、始動口センサの取り外し方向と始動口用ハーネスのコネクタの着脱方向とが異なる場合であっても、少なくとも、始動口センサの取り外しを確実に阻止できる。
手段3:手段1又は手段2の遊技機において、
前記球集合板が、排出通路を備えた排出通路板部と、電気部品の取り付けを行う取付板部とから成り、該取付板部が排出通路板部の裏面側に重ねられ、前記被覆板が前記取付板部に一体的に設けられていることを特徴とする。
前記球集合板が、排出通路を備えた排出通路板部と、電気部品の取り付けを行う取付板部とから成り、該取付板部が排出通路板部の裏面側に重ねられ、前記被覆板が前記取付板部に一体的に設けられていることを特徴とする。
このように、前記被覆板を、電気部品の取り付ける前記取付板部と一体とすることにより、その取付板部の取り付けで自動的に被覆板の取り付けを行い得る。
手段4:手段3の遊技機において、
前記取付板部に中継基板取付部が設けられ、前記被覆板が該中継基板取付部の一部で構成されていることを特徴とする。
前記取付板部に中継基板取付部が設けられ、前記被覆板が該中継基板取付部の一部で構成されていることを特徴とする。
このように構成したことで、前記被覆板と中継基板取付部とを兼用でき、構造の簡素化を図ることができる。
手段5:手段1又は手段2の遊技機において、
前記球集合板が、排出通路を備えた排出通路板部と、電気部品の取り付けを行う取付板部とから成り、該取付板部が排出通路板部の裏面側に重ねられ、前記被覆板が前記取付板部とは別体で設けられ、該被覆板の少なくとも一部が前記排出通路板部と前記取付板部との間に挟持されることにより前記球集合板と被覆板とが固着されることを特徴とする。
前記球集合板が、排出通路を備えた排出通路板部と、電気部品の取り付けを行う取付板部とから成り、該取付板部が排出通路板部の裏面側に重ねられ、前記被覆板が前記取付板部とは別体で設けられ、該被覆板の少なくとも一部が前記排出通路板部と前記取付板部との間に挟持されることにより前記球集合板と被覆板とが固着されることを特徴とする。
このように構成したことで、被覆板を別途成型しておくことで、排出通路板部及び取付板部を簡単な構造に成型でき、始動口センサを装着後に被覆板を配置して前記排出通路板部と前記取付板部との間に挟持させればよく、部品点数が増えるが組み付け上は簡単である。この際、被覆板を前記排出通路板部及び取付板部の少なくとも一方に嵌合保持させる構造を採用すれば、組み付けは容易に行い得る。
手段6:手段3乃至手段5の遊技機において、
前記始動口センサの先端部側が排出通路板部に位置され、前記被覆板が、前記始動口センサの後端部の後面、上下面、一側面を所定の間隔を隔てて被覆するように構成され、その後端部の他側面が開放されていて始動口用ハーネスの取り出しに用いられることを特徴とする。
前記始動口センサの先端部側が排出通路板部に位置され、前記被覆板が、前記始動口センサの後端部の後面、上下面、一側面を所定の間隔を隔てて被覆するように構成され、その後端部の他側面が開放されていて始動口用ハーネスの取り出しに用いられることを特徴とする。
このように、始動口センサは、その全体の後端部の一側面のみが開放される状態で被覆板により被覆されていることで、始動口センサを不正に取り外すことが非常に困難となり、始動口センサの取替えなどの不正を防止できる。そして、この始動口センサに繋がる始動口用ハーネスは、前記一側の開放部位から支障なく外部に取り出し、制御基板に接続できる。
手段7:手段1乃至手段6の遊技機において、
前記球集合板と被覆板とが球集合板の前面側からネジにより固着されていることを特徴とする。
前記球集合板と被覆板とが球集合板の前面側からネジにより固着されていることを特徴とする。
このように、球集合板と被覆板とをネジによって球集合板の前面側から止める方式であるので、両者の組み立てを簡単に行い得ると共に遊技盤への取り付けを外した場合には、そのネジを緩めることで、球集合板と被覆板とを分離でき、始動口センサの取替え、メンテナンスを容易に行い得る。
手段8:手段1乃至手段7の遊技機において、
遊技機がパチンコ機であることを特徴とする。
遊技機がパチンコ機であることを特徴とする。
パチンコ機の基本構成としては、操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて有価物体の一例である球を所定の遊技領域に発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(または作動ゲートを通過)することを必要条件として、表示装置において動的表示されている識別情報(図柄等)が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カード書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
パチンコ機にあっては、被覆板の存在により、始動口センサの取り外しによる偽物との取替え、或いは、別途擬似制御基板への接続といった不正による意図的な当否抽選或いは不正に当否抽選の回数を増やすといった事態を防止できる。そして、前記球集合板と被覆板とが球集合板の前面側から固着されていることで、両者が固着され、遊技盤に取り付けられた後には被覆板は外部から取り外しできないものであるから(固着部位が遊技盤と球集合板との間で覆われる)、前述の始動口センサに対する不正防止をより確実に行い得る。
殊に、始動口センサの取り外し方向と始動口用ハーネスのコネクタの着脱方向とが異なる場合であっても、少なくとも、始動口センサ又は/及び始動口用ハーネスの取り外し、付け代えを確実に阻止できる。
パチンコ機にあっては、被覆板の存在により、始動口センサの取り外しによる偽物との取替え、或いは、別途擬似制御基板への接続といった不正による意図的な当否抽選或いは不正に当否抽選の回数を増やすといった事態を防止できる。そして、前記球集合板と被覆板とが球集合板の前面側から固着されていることで、両者が固着され、遊技盤に取り付けられた後には被覆板は外部から取り外しできないものであるから(固着部位が遊技盤と球集合板との間で覆われる)、前述の始動口センサに対する不正防止をより確実に行い得る。
殊に、始動口センサの取り外し方向と始動口用ハーネスのコネクタの着脱方向とが異なる場合であっても、少なくとも、始動口センサ又は/及び始動口用ハーネスの取り外し、付け代えを確実に阻止できる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る遊技機の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態では、便宜上、パチンコ機を挙げて説明するが、本発明は、パチンコ機以外の弾球遊技機(例えばアレンジボール機や雀球遊技機など)、その他、遊技球を用いる種々の形態の遊技機に適用することができる。
(パチンコ機の正面構成)
図1は本実施形態のパチンコ機10の正面図であり、図2は、パチンコ機10の左側面図であり、図3は、その平面図である。図4は、外枠11に対して内枠12と前面枠(セット)14と、セット板400を開放した状態を示す斜視図である。(但し、図4では便宜上、遊技盤30面上の遊技領城内の構成〔釘、センター役物等〕を空白で示しているが、アウト口36は描いてある)。
図1は本実施形態のパチンコ機10の正面図であり、図2は、パチンコ機10の左側面図であり、図3は、その平面図である。図4は、外枠11に対して内枠12と前面枠(セット)14と、セット板400を開放した状態を示す斜視図である。(但し、図4では便宜上、遊技盤30面上の遊技領城内の構成〔釘、センター役物等〕を空白で示しているが、アウト口36は描いてある)。
図1乃至図4に示すように、パチンコ機10は、当該パチンコ機10の外殻を形成する外枠11と、この外枠11の一側部に開閉可能に支持された内枠12とを備えている。外枠11は、木製の板材により全体として矩形状に構成され、小ネジ等の離脱可能な締結具により各板材が組み付けられている。なお、外枠11は、軽量化を図るために、樹脂やアルミニウム等の軽金属により構成されていてもよい。
前記内枠12の開閉軸線はパチンコ機10の正面からみて遊技球発射ハンドル18の設置箇所の反対側(図1のパチンコ機10の左側)で上下に延びるように設定されており、この開閉軸線を軸心にして内枠12が前方側に十分に開放できるようになっている。また、内枠12は合成樹脂、具体的にはABS(アクリロニトリルーブタジエンースチレン)樹脂から成る。こうすることで、粘性が高く衝撃に強くでき、低コストで製造できるという利点が発揮される。
前記内枠12の開閉軸線はパチンコ機10の正面からみて遊技球発射ハンドル18の設置箇所の反対側(図1のパチンコ機10の左側)で上下に延びるように設定されており、この開閉軸線を軸心にして内枠12が前方側に十分に開放できるようになっている。また、内枠12は合成樹脂、具体的にはABS(アクリロニトリルーブタジエンースチレン)樹脂から成る。こうすることで、粘性が高く衝撃に強くでき、低コストで製造できるという利点が発揮される。
下皿ユニット13は、内枠12に対してネジ等の締結具により固定されている。この下皿ユニット13の前面側には、下皿15と球抜きレバー17と遊技球発射ハンドル18と灰皿22と音出力口24(内枠12の左右上端部位置)が設けられている。球受皿としての下皿15は、下皿ユニット13のほぼ中央部に設けられており、後述の上皿19が満タンになった場合等に排出口16より排出される遊技球を停留する役割がある。球抜きレバー17は、下皿15内の遊技球を抜くためのものであり、この球抜きレバー17を図1で左側に移動させることにより、下皿15の底面の所定箇所が開口され、下皿15内に停留された遊技球を下皿15の底面の開口部分を通して遊技者の持球貯留箱(ドル箱)に排出することができる。
そして、遊技球発射ハンドル18は、下皿15よりも右方で手前側に突出するように配設されている。遊技者による遊技球発射ハンドル18の操作に応じて、遊技球発射装置38(図4参照)によって遊技球が遊技盤30の方へ打ち込まれるようになっている。遊技球発射装置38は、遊技球発射ハンドル18と後述するセットハンドルと発射モーターなどで構成されている。
音出力口24は、内枠12の左右上端部位置に設けられたスピーカからの音を出力するための出力口である。また、灰皿22は、図1に示すように、下皿15の左方に設けられている。灰皿22は左右方向(水平方向)の軸線を軸心にして回動(例えば前方側に向けて前回り)するように支持されている。
音出力口24は、内枠12の左右上端部位置に設けられたスピーカからの音を出力するための出力口である。また、灰皿22は、図1に示すように、下皿15の左方に設けられている。灰皿22は左右方向(水平方向)の軸線を軸心にして回動(例えば前方側に向けて前回り)するように支持されている。
なお、下皿ユニット13はその大部分が内枠12と同様、ABS樹脂にて成形されている。こうすることで、粘性が高く衝撃に強くでき、低コストで製造できる。特に、下皿15を形成する表面層と下皿15の奥方の前面パネル部分とを難燃性のABS樹脂にて成形している。このため、この部分は燃えにくくなっている。
また、前面枠14は、図4に示すように、内枠12に対して開閉可能に取り付けられており、内枠12と同様、パチンコ機10の正面からみて左側に上下に延びる開閉軸線を軸心にして前方側に開放できるようになっている。しかも前面枠14は内枠12の外側壁(リブ)12b内に嵌まり込むようにして取り付けられている。
つまり、この前面枠14の側面の少なくとも一部が内枠12の外側壁(リブ)12b内に嵌まり込むようにして取り付けられているので、内枠12と前面枠14との隙間から異物(針状あるいは薄板状等のものであって、具体的には針金、ピアノ線、セルロイド板等)を差し入れるなどの不正行為を防止できるようになっている。また、前面枠14は、内枠12と同様に、合成樹脂、具体的にはABS樹脂により構成されているので、粘性が高く衝撃に強くでき、低コストで製造できる。
つまり、この前面枠14の側面の少なくとも一部が内枠12の外側壁(リブ)12b内に嵌まり込むようにして取り付けられているので、内枠12と前面枠14との隙間から異物(針状あるいは薄板状等のものであって、具体的には針金、ピアノ線、セルロイド板等)を差し入れるなどの不正行為を防止できるようになっている。また、前面枠14は、内枠12と同様に、合成樹脂、具体的にはABS樹脂により構成されているので、粘性が高く衝撃に強くでき、低コストで製造できる。
一方、前面枠14の下部(上述の下皿15の上方位置)には、遊技球の受皿としての上皿19(図1参照)が前面枠14と一体的に設けられている。この上皿19は、遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら遊技球発射装置38の方へ導出するための球受皿である。この上皿19も下皿15と同様、表面層が難燃性のABS樹脂にて成形される構成となっている。
図4に示すように、内枠12は、外形が矩形状の樹脂ベース20を主体に構成されており、樹脂ベース20の中央部には略円形状の窓部孔21が形成されている。
そして、樹脂ベース20の後側には、図4及び図5に示す遊技盤30が着脱可能に装着されている。図5に示すように、遊技盤30は四角形状の合板よりなり、上部一方のコーナーが肩落ちされており(後に述べる)、その周縁部が樹脂ベース(内枠12)の裏側に当接した状態で取着されている。
そして、樹脂ベース20の後側には、図4及び図5に示す遊技盤30が着脱可能に装着されている。図5に示すように、遊技盤30は四角形状の合板よりなり、上部一方のコーナーが肩落ちされており(後に述べる)、その周縁部が樹脂ベース(内枠12)の裏側に当接した状態で取着されている。
従って、遊技盤30の前面部の略中央部分が樹脂ベースの窓部孔21を通じて内枠12の前面側に露出した状態となっている(図4では遊技盤30のアウト口36が示されている)。そして、ここでは、遊技盤30の前記内枠12の外枠11に対する枢着部(パチンコ機10の正面からみて左側に上下に延びる開閉軸線を軸心にした枢着)に近いコーナー(隅)が、図5に示すように、略三角形状に角落ち(切り欠き)720されている。
次に、図5を用いて遊技盤30の構成を説明する。図5は遊技盤30の構成を示す正面図である。遊技盤30の左方やや下方位置には、3組一対の一般入賞口31、31、31が階段状に位置され、中央下方には、始動口33が配置され、更に、この始動口33の右方には、一つの一般入賞口31が配置され、此れらに対応した始動口センサS1、一般入賞口センサS2、S3、S4(その内のS3は、二つの一般入賞口31、31の兼用センサ)が、遊技盤30の背面に設けられており、これらのセンサは、図示しない電気配線(ここでは、始動口センサS1の始動口用ハーネスHのみ示す)を通じて、後述する主制御基板(主制御装置261に備えられている)に接続されている。前記始動口33は、上始動口33aと、下始動口33bとから成り、その下始動口33bは、羽根物の開閉で入球されることになる。
そして、この一般入賞口31、31、31、31及び始動口33に遊技球が入球した場合には、上記各検出センサS1、S2、S3、S4で検出され、この検出センサS1、S2、S3、S4の出力に基づいて、上皿19(または下皿15)へ所定数の賞品球が払い出されると共に、始動口33に遊技球が入球した場合には、始動口センサS1からの信号が主制御基板(主制御装置261に備えられている)にインプットされ、後述する抽選が開始されることになる。この所定の確立の抽選により当たりが得られると、前記始動口33の下方に設けられた可変入賞装置32の大入賞口32aが開かれ、所定数の遊技球(例えば9個或るいは10個)の入球をカウントし、それによって、所定の回数(例えば15ラウンド)だけ開閉操作される。ここに入球した遊技球の1個当たりにつき、所定数の賞品球が順次払い出される。
そして、この一般入賞口31、31、31、31及び始動口33に遊技球が入球した場合には、上記各検出センサS1、S2、S3、S4で検出され、この検出センサS1、S2、S3、S4の出力に基づいて、上皿19(または下皿15)へ所定数の賞品球が払い出されると共に、始動口33に遊技球が入球した場合には、始動口センサS1からの信号が主制御基板(主制御装置261に備えられている)にインプットされ、後述する抽選が開始されることになる。この所定の確立の抽選により当たりが得られると、前記始動口33の下方に設けられた可変入賞装置32の大入賞口32aが開かれ、所定数の遊技球(例えば9個或るいは10個)の入球をカウントし、それによって、所定の回数(例えば15ラウンド)だけ開閉操作される。ここに入球した遊技球の1個当たりにつき、所定数の賞品球が順次払い出される。
尚、上記入賞検出センサS1、S2、S3、S4にて各々検出された検出結果は、後述する主制御基板(主制御装置261に備えられている)に取り込まれ、該主制御基板(主制御装置261に備えられている)よりその都度の入賞状況に応じた払出指令(遊技球の払出個数)が払出制御基板に送信される。そして、該払出制御基板の出力により所定数の遊技球の払出が実施される。
かかる場合、各種入賞口31、31、31、33に入賞した遊技球を入賞球処理装置に一旦集め、その入賞球処理装置で入賞球の存在を1つずつ順番に確認した上で払出を行う従来方式(いわゆる証拠球方式)とは異なり、本実施の形態のパチンコ機10では、各種入賞口毎に遊技球の入賞を電気的に感知して払出が直ちに行われる(すなわち、本パチンコ機10では入賞球処理装置を廃止している)。故に、払い出す遊技球が多量にあっても、その払出をいち早く実施することが可能となる。但し、本発明に従来の「証拠球方式」を適用してもよい。
かかる場合、各種入賞口31、31、31、33に入賞した遊技球を入賞球処理装置に一旦集め、その入賞球処理装置で入賞球の存在を1つずつ順番に確認した上で払出を行う従来方式(いわゆる証拠球方式)とは異なり、本実施の形態のパチンコ機10では、各種入賞口毎に遊技球の入賞を電気的に感知して払出が直ちに行われる(すなわち、本パチンコ機10では入賞球処理装置を廃止している)。故に、払い出す遊技球が多量にあっても、その払出をいち早く実施することが可能となる。但し、本発明に従来の「証拠球方式」を適用してもよい。
また、遊技盤30の中央には液晶パネルを用いた装飾図柄表示装置42が配置されており、その左横側部には、スルーゲート34が配置されている。このスルーゲート34は、遊技球の通過によって、後述の始動口33(下始動口33b)の羽根物を開閉作動させる。
その他に、遊技盤30の左右下方位置には、上記一般入賞口31、31、31、31を備えた装飾部材D1、D2、D3、D4及び他の装飾部材D5(所要意匠)が設けられ、また、遊技盤30の下部にはアウト口36が設けられており、各種入賞装置等に入球しなかった遊技球はこのアウト口36を通って、遊技盤30裏面の図示しない球排出路の方へと案内されるようになっている。さらに、遊技盤30には、遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の誘導釘が植設されているとともに、同様の機能を有する風車が配設されている。
その他に、遊技盤30の左右下方位置には、上記一般入賞口31、31、31、31を備えた装飾部材D1、D2、D3、D4及び他の装飾部材D5(所要意匠)が設けられ、また、遊技盤30の下部にはアウト口36が設けられており、各種入賞装置等に入球しなかった遊技球はこのアウト口36を通って、遊技盤30裏面の図示しない球排出路の方へと案内されるようになっている。さらに、遊技盤30には、遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の誘導釘が植設されているとともに、同様の機能を有する風車が配設されている。
また、遊技盤30には、遊技球発射装置38から発射された遊技球を遊技盤30上部へ案内するためのレールユニット50が取り付けられており、遊技球発射ハンドル18の回動操作に伴い発射された遊技球はレールユニット50を通じて所定の遊技領域に案内されるようになっている。レールユニット50はリング状をなす樹脂成型品(例えば、フッ素樹脂が添加されて成形されたもの)にて構成されており、内外二重に一体形成された内レール51と外レール52とを有する。
なお、レールユニット50はフッ素樹脂を添加して成形されているので、遊技球の摩擦抵抗を少なくできる。内レール51は上方の約1/4ほどを除いて略円環状に形成され、一部(主に左側部)か内レール51に向かい合うようにして外レール52が形成されている。
かかる場合、内レール51と外レール52とにより誘導レールが構成され、これら各レール51、52が所定間隔を隔てて並行する部分(向かって左側の部分)により球案内通路が形成されている。なお、球案内通路は、遊技盤30との当接面を有した溝状、すなわち手前側を開放した溝状に形成されている。
かかる場合、内レール51と外レール52とにより誘導レールが構成され、これら各レール51、52が所定間隔を隔てて並行する部分(向かって左側の部分)により球案内通路が形成されている。なお、球案内通路は、遊技盤30との当接面を有した溝状、すなわち手前側を開放した溝状に形成されている。
内レール51の先端部分(図5の左上部)には戻り球防止部材53が取着されている。これにより、一旦、内レール51および外レール52間の球案内通路から遊技盤30の上部へと案内された遊技球が再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止されるようになっている。また、外レール52には、遊技球の最大飛翔部分に対応する位置(図5の右上部:外レール52の先端部に相当する部位)に返しゴム54が取着されている。従って、所定以上の勢いで発射された遊技球は、返しゴム54に当たって跳ね返さわるようになっている。外レール52の内側面には、遊技球の飛翔をより滑らかなものとするべく、つまり遊技球の摩擦抵抗を少なくするべく、長尺状をなすステンレス製の金属帯としての摺動プレートが取着されている。
また、レールユニット50の外周部には、外方へ張り出した円弧状のフランジが形成されている。フランジは、遊技盤30に対する取付面を構成する。レールユニット50が遊技盤30に取り付けられる際には、遊技盤30上にフランジが当接され、その状態で、当該フランジに形成された複数の透孔にネジ等が挿通されて遊技盤30に対するレールユニット50の締結がなされるようになっている。
内レール51および外レール52間の球案内通路の入口には、同球案内通路の一部を閉鎖するようにして凸部が形成されている。この凸部は、内レール51からレールユニット50下端部にかけて略鉛直方向に設けられ、遊技領域まで至らず球案内通路内を逆流してくるファール球をファール球通路に導くための役目をなす。
なお、遊技盤30の右下隅部および左下隅部は、証紙(例えば製造番号が記載されている)等のシール(図外)やプレートを貼着するためのスペースとなっており、この貼着スペースを確保するために、フランジに切欠が形成されている。遊技盤30の右下隅部や左下隅部に、証紙等のシールを貼着することで、遊技盤30と証紙との一義性を持たせることができる。
なお、遊技盤30の右下隅部および左下隅部は、証紙(例えば製造番号が記載されている)等のシール(図外)やプレートを貼着するためのスペースとなっており、この貼着スペースを確保するために、フランジに切欠が形成されている。遊技盤30の右下隅部や左下隅部に、証紙等のシールを貼着することで、遊技盤30と証紙との一義性を持たせることができる。
次に、遊技領域について説明する。遊技領域は、レールユニット50の内周部(内外レール)により略円形状に区画形成されている。本実施形態では、遊技領域を、パチンコ機10の正面から見て、内レール51および外レール52によって囲まれる領域のうち、内外レール51,52の並行部分である誘導レールの領域を除いた領域としている。
従って、遊技領域と言った場合には誘導レール部分は含まないため、遊技領域の向かって左側限界位置は外レール52によってではなく内レール51によって特定される。同様に、遊技領域の向かって右側限界位置は内レール51によって特定される。また、遊技領城の下側限界位置は遊技盤30の下端位置によって特定される。また、遊技領域の上側限界位置は外レール52によって特定される。
従って、遊技領域と言った場合には誘導レール部分は含まないため、遊技領域の向かって左側限界位置は外レール52によってではなく内レール51によって特定される。同様に、遊技領域の向かって右側限界位置は内レール51によって特定される。また、遊技領城の下側限界位置は遊技盤30の下端位置によって特定される。また、遊技領域の上側限界位置は外レール52によって特定される。
前記樹脂ベースにおいて、図4に示す如く、窓部孔21(遊技盤30)の下方には、遊技球発射装置38より発射された直後に遊技球を案内するための発射レールが取り付けられている。発射レールは、その後方の金属板を介して樹脂ベースに取付固定されており、所定の発射角度(打ち出し角度)にて直線的に延びるよう構成されている。従って、遊技球発射ハンドル18の回動操作に伴い発射された遊技球は、まずは発射レールに沿って斜め上方に打ち出され、その後前述した通りレールユニット50の球案内通路を通じて所定の遊技領域に案内されるようになっている。
また、発射レールとレールユニット50(誘導レール)との間には所定間隔の隙間があり、この隙間より下方にファール球通路が形成されている。従って、仮に、遊技球発射装置38から発射された遊技球が戻り球防止部材53まで至らずファール球として誘導レール内を逆戻りする場合には、そのファール球がファール球通路を介して下皿15に排出される。
ファール球が誘導レール内を逆流してくる際、その多くは外レール52に沿って流れ、外レール52の下端部に到達した時点で下方に落下するが、一部のファール球は誘導レール内で暴れ、内レール51側へ跳ね上がるものもある。この際、跳ね上がったファール球は、球案内通路入口の前記凸部に当たり、ファール球通路に誘導される、これにより、ファール球の全てがファール球通路に確実に案内されるようになり、ファール球と次に発射される遊技球との干渉が抑制される。
なお、詳しい図面の開示は省略するが、遊技球発射装置38には、前面枠14側の球出口(上皿19の最下流部より通じる球出口)から遊技球が1つずつ供給される。また、遊技球発射装置38には打球槌が設けられ、軸部を中心とする打球槌の回動に伴い遊技球が発射される。
図4中の符号67は、上皿19に通ずる排出口であり、この排出口67を介して遊技球が上皿19に排出される。この排出口67には、略水平方向の回転軸を軸心として略水平状態と略垂直状態とに変位する開閉式のシャッタが取り付けられている、前面枠14を内枠12から開放した状能(図4の状態)では、バネ等の付勢力によりシャッタが略水平状態から略垂直状態となり、排出口67から遊技球がこぼれ落ちないようにこの排出口67を閉鎖する。
また、前面枠14を閉鎖した状態では、当該前面枠14の裏面に設けられた球通路樋69(図4参照)によりシャッタが押し開けられて略水平状態になり、排出口67の方へ排出された遊技球はもれなく球通路樋69を通って上皿19に排出されるようになる。従って、本パチンコ機10においては、前面枠14の開放に際し払出通路内等の遊技球がパチンコ機10外にこぼれ落ちてしまうといった不都合が防止できるようになっている。
図4に示すように、内枠12の上側には、前面枠14が内枠12に対して開かれたことを検出する前面枠セット開検出スイッチ90が設けられている。前面枠14が開かれると、前面枠セット開検出スイッチ90からホール内(パテンコ店内)用コンピュータヘ出力されるようになっている。また、前面枠14が閉じられると、前面枠14の金属製の補強板が、内枠12の一対の金具に接触するようになっており、前面枠14のアースが確保されている。
ここで、前述した前面枠14について、図1乃至図4を参照しつつより詳細に説明する。
前面枠14には前記遊技領域のほとんどを外部から視認することができるよう略楕円形状の窓部101が形成されている。詳しくは、ベース部材が窓部101を形成する開口を備えており、その左右側の略中央部が、上下側に比べて比較的緩やかに湾曲して細化した形状となっている。なお、前記略中央部が直線状になるようにしてもよい。
前面枠14には前記遊技領域のほとんどを外部から視認することができるよう略楕円形状の窓部101が形成されている。詳しくは、ベース部材が窓部101を形成する開口を備えており、その左右側の略中央部が、上下側に比べて比較的緩やかに湾曲して細化した形状となっている。なお、前記略中央部が直線状になるようにしてもよい。
加えて、前面枠14には、その周囲(例えばコーナー部分)に、演出装置700の一つとして、各種ランプ等の発光部が設けられている。これら発光部は、大当たり遊技状態時や羽根開放時等における遊技状態の変化に応じて点灯、点滅のように発光態様が変更制御され遊技中の演出効果を高める役割を果たすものである。例えば、窓部101の周縁には、LED等の発光部を内蔵した環状電飾部102が左右対称に設けられ、該環状電飾部102の中央であってパチンコ機10の最上部には、同じくLED等の発光部を内蔵した中央電飾部103が設けられている。
本パチンコ機10では、中央電飾部103が大当たりランプとして機能し、大当たり遊技状態時に点灯や点滅を行うことにより、大当たり遊技状態中であることを報知する。さらに、上皿19周りにも、同じくLED等の発光部を内蔵した上皿電飾部104が設けられている。
本パチンコ機10では、中央電飾部103が大当たりランプとして機能し、大当たり遊技状態時に点灯や点滅を行うことにより、大当たり遊技状態中であることを報知する。さらに、上皿19周りにも、同じくLED等の発光部を内蔵した上皿電飾部104が設けられている。
その他、中央電飾部103の左右側方には、賞球払出し中に点灯する賞球ランプ105と所定のエラー時に点灯するエラー表示ランプ810、813(LED:後に言及)とが設けられている。また、環状電飾部102の下端部に隣接するようにして、内枠12表面や遊技盤30表面等の一部を視認できるよう透明樹脂からなる小窓部107が設けられている。この小窓部107の所定箇所を平面状としているので、遊技盤30の右下隅部に貼り付けられた証紙などを、小窓部107の当該平面状箇所から機械で好適に読み取ることができる。更に、遊技領域内にも、入賞口用等の装飾部としての電飾ランプ、LEDが存在するが、こうした発光部も演出装置700の一部を構成する。ここで、遊技領域に設けられた装飾部について説明すると、LED基板によって照射される装飾部は、5箇所設けられている。装飾部D1、D2、D3、D4、D5は、正面視で、中央から左方に3箇所(一般入賞口31の略近傍位置)、右方に2箇所(1箇所は一般入賞口31の近傍)であり、これらに対応してLED基板B1、B2、B3、B4、B5が存在する。これらの装飾部D1、D2、D3、D4、D5及びLED基板B1、B2、B3、B4、B5については、後に球集合板460の説明に際して改めて言及する。
また、図1に示すように、窓部101の下方には貸球操作部120が配設されており、貸球操作部120には球貸しボタンと、返却ボタンと、度数表示部とが設けられている。パチンコ機10の側方に配置された図示しないカードユニット(球貸しユニット)に紙幣やカード等を投入した状態で貸球操作部120が操作されると、その操作に応じて遊技球の貸出が行われる。球貸しボタンは、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿19に供給される。返却ボタンは、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。
そして、度数表示部はカード等の残額情報を表示するものである。なお、カードユニットを介さずに球貸し装置部から上皿19に遊技球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部120が不要となる。故に、貸球操作部120の設置部分に、飾りシール等が付されるようになっている。これにより、カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との貸球操作部の共通化が図れる。
(パチンコ機の背面構成)
図6及び図7は、パチンコ機10の背面図と、セット板400を一部開いた斜視図である。先ず、パチンコ機10の背面構成について全体の概要を説明する。パチンコ機10にはその背面(実際には内枠12および遊技盤30の背面)において、各種制御基板が上下左右に並べられるようにしてまたは前後に重ねられるようにして配置されており、さらに、遊技球を供給するための遊技球供給装置(払出機構)や樹脂製の保護カバー等が取り付けられている。
図6及び図7は、パチンコ機10の背面図と、セット板400を一部開いた斜視図である。先ず、パチンコ機10の背面構成について全体の概要を説明する。パチンコ機10にはその背面(実際には内枠12および遊技盤30の背面)において、各種制御基板が上下左右に並べられるようにしてまたは前後に重ねられるようにして配置されており、さらに、遊技球を供給するための遊技球供給装置(払出機構)や樹脂製の保護カバー等が取り付けられている。
本実施形態では、各種制御基板を2つの取付台に分けて搭載して2つの制御基板ユニットを構成し、それら制御基板ユニットを個別に内枠12または遊技盤30の裏面に装着するようにしている。この場合、主制御基板と音声ランプ制御基板とを取付台に搭載してユニット化すると共に、払出制御基板、発射制御基板および電源基板は、セット板の第2パーツを構成する排出通路盤にユニット化している。ここでは便宜上、前者のユニットを「第1制御基板ユニット201」と称し、後者のユニットを「第2制御基板ユニット202」と称することとする。
第1制御基板ユニット201、第2制御基板ユニット202は、ユニット単位で何ら工具等を用いずに着脱できるよう構成されており、さらにこれに加え、一部に支軸部を設けて内枠12または遊技盤30の裏面に対して開閉できる構成となっている。かかる構成については後に詳述する。これは、各ユニット201、202やその他構成が前後に重ねて配置されても、隠れた構成等を容易に確認することを可能とするための工夫でもある。
従って、図5に示す一般入賞口31、始動口33に入賞した遊技球は何れも前記裏枠セットの回収通路を介して集合し、さらに球集合板460の排出通路461を介してパチンコ機10の外部に排出される。なお、アウト口36(図5参照)も同様に排出通路461に通じており、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球も排出通路461を介してパチンコ機10外部に排出される。
その他、図6に示すように、内枠12の背面構成において、遊技盤30の右下部には、後述する払出機構部352より払い出される遊技球を上皿19、下皿15、または排出通路461の何れかに振り分けるための遊技球分配部が設けられている。
第1制御基板ユニット201は、略L字状をなす取付台を有し、この取付台に主制御装置261と音声ランプ制御装置とが搭載されている。ここで、主制御装置261は、主たる制御を司るCPU、遊技プログラムを記憶したROM、遊技の進行に応じた必要なデータを記憶するRAM、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等を含む主制御基板を具備しており、この主制御基板が透明樹脂材料等よりなる基板ケースに収容された構成とされる。
第2制御基板ユニット202は、払出制御装置311、発射制御装置312、電源制御装置313およびカードユニット接続基板314が含まれる。払出制御装置311、発射制御装置312および電源制御装置313は周知の通り制御の中枢をなすCPUや、その他ROM、RAM、各種ポート等を含む制御基板を具備しており、払出制御装置311により、賞品球や貸出球の払出が制御される。
また、発射制御装置312により、遊技者による遊技球発射ハンドル18の操作に従い発射モーターの制御が行われ、電源制御装置313により、各種制御装置等で要する所定の電源電圧が生成され出力される。カードユニット接続基板314は、パチンコ機前面の貸球操作部120(図1参照)および図示しないカードユニットに電気的に接続され、遊技者による球貸し操作の指令を取り込んでそれを払出制御装置311に出力するものである。なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿19に遊技球が直接貸し出される現金機では、カードユニット接続基板314は不要である。
上記払出制御装置311、発射制御装置312、電源制御装置313およびカードユニット接続基板314は、透明樹脂材料等よりなる基板ケース315(この内側に位置するもう一つの基板ケース),316,318にそれぞれ収容された構成とされる。
図6に示すように、払出制御装置311には状態復帰スイッチ321が設けられている。例えば、払出モーター部の球詰まり等、払出エラーの発生時において状態復帰スイッチ321が押下されると、払出モーターが正逆回転され、球詰まりの解消(正常状態への復帰)が図られるようになっている。また、電源制御装置313にはRAM消去スイッチ323が設けられている。
そして、図4に示す通り、前記内枠12の外枠11に対する枢着部725に近い前記遊技盤30のコーナーが、図5に示すように、略三角形状(遊技盤の中心側は円弧状)に角落ち720されている。前記枢着部725は、図4に示すように、外枠11に固定のブラケット726(上端部)(下端部は図外)に、内枠12に固定の取り付け金具を枢着することで構成されている。
ここで、上述したエラー状態などの状態報知について図1及び図6に基づいて述べる。
[遊技球の払い出しに関するエラー報知]
(タンク球無し)
タンク球無しの報知は、タンクとタンクレールに遊技球が無いことを報知するもので、図1に示す右コーナーLED810が点灯し、図6に示すモニターLED811が消灯し、状態表示812が「1」を点滅表示する。
[遊技球の払い出しに関するエラー報知]
(タンク球無し)
タンク球無しの報知は、タンクとタンクレールに遊技球が無いことを報知するもので、図1に示す右コーナーLED810が点灯し、図6に示すモニターLED811が消灯し、状態表示812が「1」を点滅表示する。
(下受け皿満タン)
下受け皿満タンの報知は、図1に示す右コーナーLED813が点灯し、図6に示すモニターLED811が消灯する。そして、状態表示812が「2」を点滅表示する。
下受け皿満タンの報知は、図1に示す右コーナーLED813が点灯し、図6に示すモニターLED811が消灯する。そして、状態表示812が「2」を点滅表示する。
(払出ユニット異常)
払出モーター駆動中にも関わらず払出カウントスイッチに遊技球の通過がない状態を示すもので、右コーナーLED810が点灯し、モニターLED811が消灯し、状態表示812が、「3」を点滅表示する。
払出モーター駆動中にも関わらず払出カウントスイッチに遊技球の通過がない状態を示すもので、右コーナーLED810が点灯し、モニターLED811が消灯し、状態表示812が、「3」を点滅表示する。
[電源に関するエラー報知]
(ヒューズ切れ1及びヒューズ切れ2)
ヒューズ切れ1は、図6に示す第1ヒューズ814に定格以上の電流が流れたとき、ヒューズ切れ2は、第2ヒューズ815に以上の定格以上の電流が流れたときに飛んでしまった状態であるが、このエラー状態報知は、表示されない。
(ヒューズ切れ1及びヒューズ切れ2)
ヒューズ切れ1は、図6に示す第1ヒューズ814に定格以上の電流が流れたとき、ヒューズ切れ2は、第2ヒューズ815に以上の定格以上の電流が流れたときに飛んでしまった状態であるが、このエラー状態報知は、表示されない。
[その他のエラー報知]
その他のエラーとしては、「ガラス枠開放」、「内枠開放」、「遊技球等貸出装置未接続」、「遊技球等貸出装置通信異常」、「コマンド異常」、「コネクタ未接続」がある。そのうち、遊技球等貸出装置が未接続の場合は、図6に示すモニターLED816及びモニターLED817が消灯する。そして、遊技球等貸出装置通信異常は、前記状態表示812が「U」を点滅表示する。
また、コマンド異常は、ハーネスの破損等によるコマンド不良を示すもので、前記状態表示812が「C」を点滅表示する(電源投入時にコマンド異常になった場合は点灯表示)。更に、コネクタ未接続は、モニターLED818が消灯する(ただし、発射動作中は点滅する)。
尚、図6において、819は、遊技機電源コードを示し、820は、電源スイッチを示し、821は、外部接続アース線を示す。
その他のエラーとしては、「ガラス枠開放」、「内枠開放」、「遊技球等貸出装置未接続」、「遊技球等貸出装置通信異常」、「コマンド異常」、「コネクタ未接続」がある。そのうち、遊技球等貸出装置が未接続の場合は、図6に示すモニターLED816及びモニターLED817が消灯する。そして、遊技球等貸出装置通信異常は、前記状態表示812が「U」を点滅表示する。
また、コマンド異常は、ハーネスの破損等によるコマンド不良を示すもので、前記状態表示812が「C」を点滅表示する(電源投入時にコマンド異常になった場合は点灯表示)。更に、コネクタ未接続は、モニターLED818が消灯する(ただし、発射動作中は点滅する)。
尚、図6において、819は、遊技機電源コードを示し、820は、電源スイッチを示し、821は、外部接続アース線を示す。
次に、第1制御基板ユニット201について述べるが、これは、主たる制御を司るCPU、遊技プログラムを記憶したROM、遊技の進行に応じた必要なデータを記憶するRAM、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等を収容してなる主制御装置261が搭載されているものである。
図8、その他の図面に示すように、前記第1制御基板ユニット201は、第1ケース70及び第2ケース85を含む。この実施例では、第1ケース70が主制御装置261の制御基板(図外)を収容する容積のある方であり、第2ケース85がその蓋体に相当する方である。
この基板ユニット201は、前記第1ケース70側に設けられる第1封止部71と、前記第2ケース側に設けられる第2封止部86と、その第1封止部71と第2封止部86とを連結する封止部材87とを有し、その封止部材87によって前記第1封止部71と第2封止部86とが連結されている場合に前記制御基板を取り出すときには基板ユニット201を破壊するか或いは所定の部位を切断することを必要とするものである。
この基板ユニット201は、前記第1ケース70側に設けられる第1封止部71と、前記第2ケース側に設けられる第2封止部86と、その第1封止部71と第2封止部86とを連結する封止部材87とを有し、その封止部材87によって前記第1封止部71と第2封止部86とが連結されている場合に前記制御基板を取り出すときには基板ユニット201を破壊するか或いは所定の部位を切断することを必要とするものである。
前記第1ケース70の第1封止部71と第2ケース85の第2封止部86とは対を成すもので、この実施例では、個別に使用することのできる5個の封止部(封止、開封の再使用不可)から構成されており、それぞれを、封止部材87を用いて封止するよう構成されたものであり、こうした封止構造は、公知に属するものと変わらないものであるから、ここでの詳細説明は省略する。
図8は、遊技球が流下する遊技領域を前面側に形成してある遊技盤30の裏面の斜視図であり、便宜上、その上部に位置する他の構成部材を消去して、その下部に設けた第1制御基板ユニット201及びその近傍を図示している。図9は、遊技盤30の裏面を別の方向から見た斜視図であり、図10は、その背面図であり、図11は、第1制御基板ユニット201を開閉機構410から取り外した状態を示す。
以下の説明において、前記第1制御基板ユニット201を基板ケースの名称で説明をする。
先ず、前記基板ケース201を遊技盤30に対して開閉させる開閉機構410について説明する。
この開閉機構410は、ヒンジ金具412と後述の第1係合部414とを備え、前記ヒンジ金具412は、後に詳述するが、回動連結のための軸411を備え、コの字形に折り曲げられた一枚の支持板(約2mm厚の鋼板)からなる第1部材と、他端側は、その軸411を基点にして回動するように枢着された第2部材とで構成されている。前記軸411は、リベット構造(カシメ)であり、その両端部を変形させることよって容易に抜き取り出来ないようにされている。
以下の説明において、前記第1制御基板ユニット201を基板ケースの名称で説明をする。
先ず、前記基板ケース201を遊技盤30に対して開閉させる開閉機構410について説明する。
この開閉機構410は、ヒンジ金具412と後述の第1係合部414とを備え、前記ヒンジ金具412は、後に詳述するが、回動連結のための軸411を備え、コの字形に折り曲げられた一枚の支持板(約2mm厚の鋼板)からなる第1部材と、他端側は、その軸411を基点にして回動するように枢着された第2部材とで構成されている。前記軸411は、リベット構造(カシメ)であり、その両端部を変形させることよって容易に抜き取り出来ないようにされている。
このヒンジ金具412について、更に、図12及び図16乃至図18に基づいて詳述する。
このヒンジ金具412の一方がネジ連結部401を有し、該ネジ連結部401が、後述の球集合板460に対して、その表面側から2本のネジ421によりネジ止めされ、前記球集合板460が遊技盤30の裏面に固定された後には前記ネジ連結部401のネジ連結が解除できないようにすると共に該ネジ連結の解除が可能であることで、例えば廃棄処分等において、前記球集合板460を破壊することなく前記ヒンジ金具412を取り外し可能とし、リサイクル性を改善している。
更に、具体的には、前記ネジ連結部401は、前記開閉のための前記軸411を貫設した前部連結体401A、401Aと、該前部連結体401A、401Aに一体のネジ止め部401Fと、これに連続する支え部401Dとを有し、且つ、該ネジ連結部401のネジ止め部401Fは、平板状体で構成され、その一端部の両側部から前記前部連結体401A、401Aが、側面視でコの字型を呈するように、夫々折り曲げ形成され、前記支え部401Dも平板状体で構成されている。
このヒンジ金具412の一方がネジ連結部401を有し、該ネジ連結部401が、後述の球集合板460に対して、その表面側から2本のネジ421によりネジ止めされ、前記球集合板460が遊技盤30の裏面に固定された後には前記ネジ連結部401のネジ連結が解除できないようにすると共に該ネジ連結の解除が可能であることで、例えば廃棄処分等において、前記球集合板460を破壊することなく前記ヒンジ金具412を取り外し可能とし、リサイクル性を改善している。
更に、具体的には、前記ネジ連結部401は、前記開閉のための前記軸411を貫設した前部連結体401A、401Aと、該前部連結体401A、401Aに一体のネジ止め部401Fと、これに連続する支え部401Dとを有し、且つ、該ネジ連結部401のネジ止め部401Fは、平板状体で構成され、その一端部の両側部から前記前部連結体401A、401Aが、側面視でコの字型を呈するように、夫々折り曲げ形成され、前記支え部401Dも平板状体で構成されている。
また、前記ヒンジ金具412の他方が、やはり実質的にコの字型を呈するように夫々折り曲げ形成された後部連結体401B、401Bを有し、該後部連結体401B、401Bは、これに一体の支持面部401Cを介して、前記第1係合部414に繋がり、前記支持面部401Cが後述の連結台座部材430の側面を接当支持している。更に、前記基板ケース201の一側部側に位置する前記ヒンジ金具412の後部連結体401Bは、前記基板ケース201の一側部側に位置する前記前部連結体401Aの外側に位置されて軸支され、該後部連結体401Bから第1係合部414にかけてその横断面がL型に形成され、前記第1係合部414が前記後部連結体401Bから所定距離離れた位置に設けられている。
更に、前記ヒンジ金具412には補強体401Eが設けられ、後述のスペーサー501及び前記基板ケース201の被覆状態において、該補強体401Eが前記スペーサー501の一部(凹部)に入りこんでいる。
尚、前記ヒンジ金具412の2本の軸411は、夫々カシメにより前記前部連結体401A、401A及び前記後部連結体401B、401Bに対して位置固定されているが、この軸411は、前記前部連結体401A、401A及び前記後部連結体401B、401Bの間隔が確定的なものであるところから、1本の軸であってもカシメによる枢支連結が十分に可能であるので、1本の軸が用いられてもよい。
更に、前記ヒンジ金具412には補強体401Eが設けられ、後述のスペーサー501及び前記基板ケース201の被覆状態において、該補強体401Eが前記スペーサー501の一部(凹部)に入りこんでいる。
尚、前記ヒンジ金具412の2本の軸411は、夫々カシメにより前記前部連結体401A、401A及び前記後部連結体401B、401Bに対して位置固定されているが、この軸411は、前記前部連結体401A、401A及び前記後部連結体401B、401Bの間隔が確定的なものであるところから、1本の軸であってもカシメによる枢支連結が十分に可能であるので、1本の軸が用いられてもよい。
前記ヒンジ金具412のネジ連結部401のネジ止め部401Fの底部部分には2個のネジ孔402が設けられ、遊技盤30の裏面に固定される球集合板460(遊技盤30の前面の入賞口に入球した遊技球を遊技盤裏面において集合させて排出する通路を形成しているもの)に対してネジ固定される。
ここで、前記球集合板460について説明する。
前記球集合板460は、遊技盤30の前面から一般入賞口31、始動口33(上始動口33a及び下指導口33b)、可変入賞装置32の大入賞口32aから裏面に抜けた遊技球を案内する5つの排出通路461(球集合樋)を形成した排出通路板部460Aと、電気部品を敷設する取付板部460Bとの二層構造(遊技機表裏の方向)となっており、前記排出通路板部460Aが遊技盤30に直接固定され、前記取付板部460Bは、この排出通路板部460Aの裏面に嵌合され、この正面側から、ここでは3本のネジ481でネジ止めされている。
前記球集合板460は、遊技盤30の前面から一般入賞口31、始動口33(上始動口33a及び下指導口33b)、可変入賞装置32の大入賞口32aから裏面に抜けた遊技球を案内する5つの排出通路461(球集合樋)を形成した排出通路板部460Aと、電気部品を敷設する取付板部460Bとの二層構造(遊技機表裏の方向)となっており、前記排出通路板部460Aが遊技盤30に直接固定され、前記取付板部460Bは、この排出通路板部460Aの裏面に嵌合され、この正面側から、ここでは3本のネジ481でネジ止めされている。
このように、前記球集合板460が排出通路461を備えた排出通路板部460Aと、該排出通路板部460Aの後側に配置され、前記LED基板B1、B2、B3、B4、B5を取り付ける取り付け部b1、b2、b3、b4、b5と、中継基板470を取り付ける中継基板取付部471とを備えた取付板部460Bとから成り、前記球集合板460の排出通路板部460Aと取付板部460Bとは光透過性樹脂により成形され、前記排出通路板部460Aの排出通路461の後側にLED基板B1、B2、B3、B4、B5の取り付け部b1、b2、b3、b4、b5が位置されて、且つ、前記LED基板B1、B2、B3、B4、B5の少なくとも一部が重なる状態で配置され、前記LED基板B1、B2、B3、B4、B5による照射が前記排出通路461を透過して前方の前記装飾部材D1、D2、D3に到達するようにされている。この実施例では、前記排出通路板部460Aと取付板部460Bの両方を光透過性樹脂により成形しているが、少なくとも前記排出通路板部460Aが光透過性樹脂により成形されておれば目的は達成できる。
また、前記取付板部460Bに敷設される電気部品としては、上記装飾部D1、D2、D3、D4、D5を照射するLED基板B1、B2、B3、B4、B5、更に、中継基板470等がある。そして、一般入賞口31、31、31,31の3つの一般入賞センサS2、S3、S4(2つの入賞口31,31は一つのセンサS3が兼用されている)、始動口33(上始動口33a及び下指導口33b)の入賞を検知する始動口センサS1は、前記取付板部460Bと前記排出通路板部460Aとに渡って設けられるが、その設置は、前記取付板部460Bの裏面側から前面側に向けて、前記排出通路461の一部に挿入敷設される。
ここで、始動口センサS1について更に詳しく述べると、図25に示す如く、この始動口センサS1は、コネクタN1(雄:2本ピン)を備え、該コネクタN1(雄)に嵌合されるコネクタN2を備えた始動口用ハーネスHが接続される。この始動口用ハーネスHの他端部には、コネクタN3が接続されており、このコネクタN3が主制御基板(主制御装置261)のコネクタ(図外)に接続される。図25において、D1は、前記始動口用ハーネスHのコネクタN2の始動口センサS1に対する着脱方向を示し、D1は、その始動口センサS1の前記排出通路板部460Aへの挿入設置(着脱)方向を示す。
この始動口センサS1は、他の一般入賞センサS2、S3、S4とは異なり、前記排出通路板部460Aへの挿入、設置の方向が、前記コネクタN2の嵌合方向に略直行する方向となっている。即ち、始動口センサS1を横向きとし、その姿勢でその横側方から前記排出通路板部460Aへ挿入設置するものである。
この始動口センサS1は、他の一般入賞センサS2、S3、S4とは異なり、前記排出通路板部460Aへの挿入、設置の方向が、前記コネクタN2の嵌合方向に略直行する方向となっている。即ち、始動口センサS1を横向きとし、その姿勢でその横側方から前記排出通路板部460Aへ挿入設置するものである。
ここで、再度、前記球集合板460について説明を付加する。
前記始動口センサS1を挿入設置する前記排出通路板部460Aは、始動口センサS1の挿入方向側の部位に対向する壁面と、その先端部位に対向する壁面と、その上下面の一部に対向する壁面とを備えており、他方、裏面側から重ねられる取付板部460Bには、始動口センサS1の後部の後端部面に対向する壁面と、後端部の上下面に対向する壁面とが備えられている。
従って、排出通路板部460Aに始動口センサS1が設置され、しかる後、取付板部460Bが合わされて固定されると、取付板部460Bの、始動口センサS1の後部の後端部面に対向する壁面の存在により、始動口センサS1のコネクタN2の引き抜き方向に、コネクタN2の移動の余裕が存在しないので、コネクタN2を引き抜くことが出来ないものである。
前記始動口センサS1を挿入設置する前記排出通路板部460Aは、始動口センサS1の挿入方向側の部位に対向する壁面と、その先端部位に対向する壁面と、その上下面の一部に対向する壁面とを備えており、他方、裏面側から重ねられる取付板部460Bには、始動口センサS1の後部の後端部面に対向する壁面と、後端部の上下面に対向する壁面とが備えられている。
従って、排出通路板部460Aに始動口センサS1が設置され、しかる後、取付板部460Bが合わされて固定されると、取付板部460Bの、始動口センサS1の後部の後端部面に対向する壁面の存在により、始動口センサS1のコネクタN2の引き抜き方向に、コネクタN2の移動の余裕が存在しないので、コネクタN2を引き抜くことが出来ないものである。
従って、取付板部460Bの、始動口センサS1の後部の後端部面に対向する壁面が、被覆板480を構成するものである。この被覆板480は、拡大斜視図の図26に示す。
加えて、始動口センサS1の、後端部の上下面に対向する壁面も存在するものであるから、上下の方向に揺らしてとコネクタN2を引き抜くようにすることも出来ないのである。この意味において、かかる後端部の上下面に対向する壁面も、被覆板480を構成するものと言える。
また、始動口センサS1自体についても、その先端部側には前記排出通路板部460Aの壁面が存在し、後端部側には、取付板部460Bの壁面が存在するので、両板部460A、460Bが合わされ、固着されれば、この始動口センサS1を前後の方向に抜き取ることは出来ないものである。この意味において、かかる先端部側の前記排出通路板部460Aの壁面と、後端部側の前記取付板部460Bの壁面が、始動口センサS1の引き抜きに対向する被覆板であると言える。但し、この場合には、後述するところの始動口センサS1の引き抜き方向に対抗する被覆板とは言えない。
加えて、始動口センサS1の、後端部の上下面に対向する壁面も存在するものであるから、上下の方向に揺らしてとコネクタN2を引き抜くようにすることも出来ないのである。この意味において、かかる後端部の上下面に対向する壁面も、被覆板480を構成するものと言える。
また、始動口センサS1自体についても、その先端部側には前記排出通路板部460Aの壁面が存在し、後端部側には、取付板部460Bの壁面が存在するので、両板部460A、460Bが合わされ、固着されれば、この始動口センサS1を前後の方向に抜き取ることは出来ないものである。この意味において、かかる先端部側の前記排出通路板部460Aの壁面と、後端部側の前記取付板部460Bの壁面が、始動口センサS1の引き抜きに対向する被覆板であると言える。但し、この場合には、後述するところの始動口センサS1の引き抜き方向に対抗する被覆板とは言えない。
上記排出通路板部460Aの裏面には、4つの一般入賞口31の遊技球を検知する入賞検知センサS2、S3、S4(その2つの入賞口31,31は一つのセンサS3が兼用して検知する)を設置する3つの係止フック31aが突出されており、これが、前記取付板部460Bに形成された開口(センサ設置のためのもの)を夫々通り抜けて、該取付板部460Bの裏面側に突出されている。このように、これらの一般の入賞センサS2、S3、S4については、上述の被覆板480が存在するわけではなく、前記開口を通して外方にオープンな状態となっており、メンテナンス、センサ取替え作業が容易に行い得るようにされており、不正が行われると重大な被害が出る上記始動口センサS1とは区別されている。
次に、スペーサー501について述べる。
このスペーサー501は、前記球集合板460と前記基板ケース201との間のスペースを埋めるもので、両者間の間隙から不正器具を挿入して内部の電気部品に対する不正を阻止するものであり、前記球集合板460を略被覆する大きさに構成され、その表面側は、区画リブが設けられて、前記球集合板460の被覆状態でその空間を区画して不正を行い難くすると共に強度向上を図ったおり、また、その長手方向の一端、ここでは、上記ヒンジ金具412とは反対側において、前記球集合板460の樋形成側部460Aに形成された軸受け部502に回動自在に軸支、連結され、これにより前記球集合板460に対して開閉自在とされている。前記基板ケース201は、このスペーサー501が閉じられ、前記球集合板460を被覆した状態で、その上から回動によって、該スペーサー501の上部を覆う状態となる。
このスペーサー501は、前記球集合板460と前記基板ケース201との間のスペースを埋めるもので、両者間の間隙から不正器具を挿入して内部の電気部品に対する不正を阻止するものであり、前記球集合板460を略被覆する大きさに構成され、その表面側は、区画リブが設けられて、前記球集合板460の被覆状態でその空間を区画して不正を行い難くすると共に強度向上を図ったおり、また、その長手方向の一端、ここでは、上記ヒンジ金具412とは反対側において、前記球集合板460の樋形成側部460Aに形成された軸受け部502に回動自在に軸支、連結され、これにより前記球集合板460に対して開閉自在とされている。前記基板ケース201は、このスペーサー501が閉じられ、前記球集合板460を被覆した状態で、その上から回動によって、該スペーサー501の上部を覆う状態となる。
次いで、前記ヒンジ金具412の固定構造について述べる。
図8乃至図18に示すように、前記ヒンジ金具412のネジ連結部401は、前記球集合板460に対して、その表面側からネジ止めされ、前記球集合板460が遊技盤30の裏面に固定された後には前記ネジ連結部401のネジ連結が解除できないようにすると共に該ネジ連結の解除が可能であることで、例えば廃棄処分等において、前記球集合板460を破壊することなく前記ヒンジ金具412を取り外し可能とするために、次の構造を採用している。
図8乃至図18に示すように、前記ヒンジ金具412のネジ連結部401は、前記球集合板460に対して、その表面側からネジ止めされ、前記球集合板460が遊技盤30の裏面に固定された後には前記ネジ連結部401のネジ連結が解除できないようにすると共に該ネジ連結の解除が可能であることで、例えば廃棄処分等において、前記球集合板460を破壊することなく前記ヒンジ金具412を取り外し可能とするために、次の構造を採用している。
即ち、前記球集合板460の裏面に、遊技機裏面側に向けて、約45mmの高さに突出する連結台402が、その前面側に空間を形成する状態で球集合板460と一体成型により設けられている。
そして、この連結台402には、前記ネジ連結部401のネジ止め部401F及び前部連結体401A、401Aを挿入するための縦スリット403が、遊技盤30の平面に略平行な方向で形成され、また、前記ネジ連結部401の前部連結体401A、401Aを挿入するための横スリット404、404が、遊技盤30の平面に略直行する方向で前記縦スリット403に連続する状態で形成され、且つ、前記連結台402の上部に、前記ネジ止め部401Fを前面側からの羅合で支持するネジ受け部405が設けられている。このネジ受け部405に2本のネジを羅合させるボス部が備えられており、その背面視(台の頂部から見た)では、凹の形状を呈し、その二つの突出部がその切り欠き貫通部を残して連結台402の壁面に一体的形成され、残る三辺が前記縦スリット403と横スリット404、404によって連結台402の壁面から離れ、所謂片持ち支持の構造となっている。このように、前記縦スリット403と横スリット404、404は、ネジ受け部405の成型によって形成されるもので、その意味ではスリットと呼称するのに代えて、前記ヒンジ金具412の取り付け用の挿入溝と言える。
そして、この連結台402には、前記ネジ連結部401のネジ止め部401F及び前部連結体401A、401Aを挿入するための縦スリット403が、遊技盤30の平面に略平行な方向で形成され、また、前記ネジ連結部401の前部連結体401A、401Aを挿入するための横スリット404、404が、遊技盤30の平面に略直行する方向で前記縦スリット403に連続する状態で形成され、且つ、前記連結台402の上部に、前記ネジ止め部401Fを前面側からの羅合で支持するネジ受け部405が設けられている。このネジ受け部405に2本のネジを羅合させるボス部が備えられており、その背面視(台の頂部から見た)では、凹の形状を呈し、その二つの突出部がその切り欠き貫通部を残して連結台402の壁面に一体的形成され、残る三辺が前記縦スリット403と横スリット404、404によって連結台402の壁面から離れ、所謂片持ち支持の構造となっている。このように、前記縦スリット403と横スリット404、404は、ネジ受け部405の成型によって形成されるもので、その意味ではスリットと呼称するのに代えて、前記ヒンジ金具412の取り付け用の挿入溝と言える。
また、前記縦スリット403が位置する連結台402の一側部(球集合板460の中心側に位置)に、該縦スリット403への前記ネジ止め部401Fの挿入後において外部に位置する前記支え部401Dに接当して支持する支持台部406が前記連結台402と一体的に形成されている。勿論、この支持台部406が連結台402と分離される構造としても、機能上問題はない。
更に、前記連結台402の横スリット404、404に対応する内部位置で、且つ、前記支持台部406の上面の延長線上で、前記ネジ連結部401の両側部を案内する細幅のガイドリブ407、407が夫々設けられている。
また、前記連結台402の内部で、前記ネジ連結部401が挿入される奥側の内面壁の幅方向略中央位置に、上下の方向に伸びる1本の補強リブ408が形成され、該補強リブ408の上端部が前記ネジ止め部401Fを下方から支持する位置に終端し、前記ネジ受け部405の下面との間にネジ止め部401Fを挿入できる間隙を残している。
更に、前記連結台402の横スリット404、404に対応する内部位置で、且つ、前記支持台部406の上面の延長線上で、前記ネジ連結部401の両側部を案内する細幅のガイドリブ407、407が夫々設けられている。
また、前記連結台402の内部で、前記ネジ連結部401が挿入される奥側の内面壁の幅方向略中央位置に、上下の方向に伸びる1本の補強リブ408が形成され、該補強リブ408の上端部が前記ネジ止め部401Fを下方から支持する位置に終端し、前記ネジ受け部405の下面との間にネジ止め部401Fを挿入できる間隙を残している。
上記開閉機構410の第1係合部414について述べる。
この第1係合部414は、前記ヒンジ金具412の後部連結体401Bと、支持面部401を介在させて、反対側に位置され、1枚の板状体で、先端が対向する鉤爪状の二股状係合片414Aに構成されている。この二股状の係合片414Aは、前記ヒンジ金具412の軸411と平行な方向に延び、従って、後述の連結台座部材430の第2係合部433との係合は、前記基板ケース201の幅方向(遊技機の上下の方向)に沿って行われることになる。
この第1係合部414は、前記ヒンジ金具412の後部連結体401Bと、支持面部401を介在させて、反対側に位置され、1枚の板状体で、先端が対向する鉤爪状の二股状係合片414Aに構成されている。この二股状の係合片414Aは、前記ヒンジ金具412の軸411と平行な方向に延び、従って、後述の連結台座部材430の第2係合部433との係合は、前記基板ケース201の幅方向(遊技機の上下の方向)に沿って行われることになる。
上記球集合板460については、その外周部の複数個所を遊技盤30に対して固定するが、そのうちの少なくとも一つが固定解除できないように、破断ネジ等でするか、ビス留めしたあと、ビス頭部を覆うキャップを取り付けるようにする等して、球集合板460が遊技盤30から容易に外されるのを防止する構造としてもよい。
そして、上記第1係合部414の係合片414Aは、後述の第2係合部433の舌片433a、433bとでもって、第1係合部414の抜け出し防止の規制機構440を構成する。
そして、上記第1係合部414の係合片414Aは、後述の第2係合部433の舌片433a、433bとでもって、第1係合部414の抜け出し防止の規制機構440を構成する。
次に、連結台座部材430について述べる。
この連結台座部材430は、前記開閉機構410と前記基板ケース210とにそれぞれ連結されるものであり、言わば従来から用いられていた基板ケース201を取り付けるための台座に相当するものであって、合成樹脂で成型されており、基板ケース201の第2ケース85の一端側のコーナー(背面視、左下方位置のコーナー)に位置され、その基板ケース201の側面に沿う側の一部が開放され、区画壁を形成する補強のためのリブが多数設けられ、また、破断ネジを収容する収容部が形成されており、そこに破断ネジがセットされているが、周壁、リブの端面は同じレベルに形成され、第2ケース85の側面に密着接当可能にされており、反対側の側面(スペーサー501側)は、略平坦に形成されている。因みに、ここでは、前記基板ケース210は、幅155mm、長さ320mm、厚み40mm、肉厚2mmである。
この連結台座部材430は、前記開閉機構410と前記基板ケース210とにそれぞれ連結されるものであり、言わば従来から用いられていた基板ケース201を取り付けるための台座に相当するものであって、合成樹脂で成型されており、基板ケース201の第2ケース85の一端側のコーナー(背面視、左下方位置のコーナー)に位置され、その基板ケース201の側面に沿う側の一部が開放され、区画壁を形成する補強のためのリブが多数設けられ、また、破断ネジを収容する収容部が形成されており、そこに破断ネジがセットされているが、周壁、リブの端面は同じレベルに形成され、第2ケース85の側面に密着接当可能にされており、反対側の側面(スペーサー501側)は、略平坦に形成されている。因みに、ここでは、前記基板ケース210は、幅155mm、長さ320mm、厚み40mm、肉厚2mmである。
前記基板ケース201のうち、前記連結台座部材430と連結封止される部位である第1連結封止部450が、その第2ケース85の一端側のコーナー(背面視、左下方位置のコーナー)に設けられており、ここでは該基板ケース201の幅方向に、所定の間隔を隔てて4個突設されている。この第1連結封止部450は、第1ケース70の第1封止部71と第2ケース85の第2封止部86との位置と平面視で位相がずれるように変位して配置されており、従って、基板ケース201を背面(遊技機の背面から)から見たときに、前記第1封止部71と第2封止部86に重なることなく、視認できる状態にある。
即ち、前記第1封止部71と第2封止部86の位置する側に前記第1連結封止部450及び第2連結封止部432が配置され、且つ、前記基板ケース201の背面視(正面)において、前記第1、及び第2連結封止部450、432(こちらは極一部が見える)が見えるように、前記第1、及び第2封止部71、86と平面位相をずらせて配置(4個が連続して直線状に並ぶ)されているのである。
即ち、前記第1封止部71と第2封止部86の位置する側に前記第1連結封止部450及び第2連結封止部432が配置され、且つ、前記基板ケース201の背面視(正面)において、前記第1、及び第2連結封止部450、432(こちらは極一部が見える)が見えるように、前記第1、及び第2封止部71、86と平面位相をずらせて配置(4個が連続して直線状に並ぶ)されているのである。
そして、前記連結台座部材430には、前記基板ケース201の前記第1連結封止部450と連結封止される部位である第2連結封止部432が、ここでは、4個が、前記4個の第1連結封止部450と対応する位置に突設されている。そして、前記前記第1、及び第2連結封止部450、432は、破断ネジ(頭部が千切れる)を用いて連結封止されるが、そのネジは、第2ケース85の側から挿入される。
前記連結台座部材430の内部に、前記開閉機構410の前記第1係合部414と係合する部位である第2係合部433が設けられる。この第2係合部433は、この実施例では、前記連結台座部材430の本体とは別体成型の後述する第2被覆部材430Bに取り付けられる。勿論、別体の第2被覆部材430Bが存在せず、第2係合部433A,433Bが連結台座部材430の樹脂成型時に埋め込たり、或いは、それ自体の弾性変形を利用して、連結台座部材430に形成された挿入部434の内部に挿入設置されるように構成されてもよいものである。
前記第2係合部433は、ここでは、弾性を備えた一枚の薄い板体(鋼板)で構成され、その所定箇所を、前記第1係合部の進行方向側が遊端部となるように、コの字に打ち抜いて舌片433a,433bを形成し、該舌片433a,433bを、コの字の付け根部で曲げることで弾性係合爪を形成し、且つ、前記第1係合部414を金属製の平板状体で構成し、そこに先端が対向する鉤爪状の二股状の係合片414Aを形成することによって、該係合片414Aに前記舌片433a,433bの係合爪を係合させ、それぞれ抜け出し防止の規制機構440を構成しているのである。そして、前記開閉機構410の前記第1係合部414を挿入して前記連結台座部材430の内部の前記第2係合部433に係合させるために前記連結台座部材430に、挿入部434が形成されている。
このように、前記規制機構440は、前記第1係合部414と前記第2係合部433との係合において、前記開閉機構410の第1係合部414が前記挿入部434に挿入されて前記第2係合部433と係合されたあとにその挿入方向とは逆の抜き出す方向への移動を規制するものである。
ここで、更に、前記連結台座部材430について詳述言する。前記連結台座部材430は、前記基板ケース201よりも小さく構成され、前記基板ケース201のうち、上述のように基板ケース201の裏面側で一端側、即ち、一端側のコーナー(背面視、左下方位置のコーナー)に寄せて位置され、封止、連結されるように構成されているものである。前記第2係合部433を被覆するべく前記連結台座部材430には被覆部材430Aが備えられている。この被覆部材430Aは、前記連結台座部材430に組み合わせるよう別体構成とされ、且つ、その少なくとも一方、ここでは前記連結台座部材430に凹面が形成され、他方、即ち、被覆部材430Aに対向するよう組み合わせることで前記第1係合部を挿入するための前記挿入部434を形成している。具体的には、前記挿入部434は、その入口Aが、入口側から内部に向かって幅狭となるようにテーパ状に形成され、且つ、挿入方向に沿って複数、ここでは4本の案内リブが形成されている。図中、430Dは、前記被覆部材430Aの側部に設けた係合突片であり、はめ込みに際して、前記連結台座部材430の対応する箇所に係合される。
そして、この被覆部材430Aに、前記第2係合部433が設けられるが、その第2係合部433の薄板を、被覆部材430Aに形成した係止突片430Cに、その入口434Aの側からスライド挿入して係止させる。
前記被覆部材430Aは、前記連結台座部材430よりも小さく構成され、前記連結台座部材430と前記基板ケース201とが連結した状態においては、前記被覆部材430Aの取り外し方向側に前記基板ケース201が位置された状態となり、前記基板ケース201と前記連結台座部材430とにより被覆された状態となるように構成されているものである。
前記被覆部材430Aは、前記連結台座部材430よりも小さく構成され、前記連結台座部材430と前記基板ケース201とが連結した状態においては、前記被覆部材430Aの取り外し方向側に前記基板ケース201が位置された状態となり、前記基板ケース201と前記連結台座部材430とにより被覆された状態となるように構成されているものである。
更に、上述した通り、前記第1及び第2被覆部材430A、430Bを透明樹脂により成型し、これらに被覆される第2係合部433C,433Dを金属製の係合部材により構成してある。図20に示すように、前記基板ケース201の第2ケース85の側面に、係止リブ420、420、420が前記連結台座部材430の略周部に沿って配置されて突出するように備えられ、該係止リブ420、420、420に所定の方向に移動、即ち、基板ケース201の裏面に沿って第1、第2連結封止部や第1連結部の位置する側から基板ケース201の中央側に向けてスライド移動させることによって係合する連結台座部材430のリブ係合部435が前記連結台座部材430の側部に設けられると共にその一つの係止リブ420が、前記連結台座部材430の収容部431の周壁の内側に形成されたリブ係合部436に係合するように設けられている。
(主要な作用)
上述の如く構成された遊技機は、前面に遊技領域が形成された遊技盤30と、遊技領域に設けられた遊技球が入球可能な始動口33と、遊技盤30の裏面に取り付けられると共に始動口33に入球したのち遊技盤30の裏面側に案内された遊技球を誘導し下方に排出する排出通路461が形成された球集合板460と、球集合板460に取り付けられた始動口33に入球口した遊技球を検出可能な始動口センサS1と、始動口センサS1の検出に基づいて遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるか否かの当否抽選を行うように制御される制御基板(ここでは主制御装置261の主制御基板)と、その主制御基板と始動口センサS1とを配線により連結させた始動口用ハーネスHとを備えおり、その始動口センサS1と前記始動口用ハーネスHとがコネクタN2により接続され、前記始動口センサS1に対する前記始動口用ハーネスHのコネクタN2の着脱方向の少なくとも一部を覆う被覆板480を備え、前記球集合板460と被覆板480とが球集合板460の前面側から固着されているものであるから、被覆板480の存在により、始動口用ハーネスHの取り外しによる偽物との取替え、或いは、別途擬似制御基板への接続といった不正による意図的な当否抽選或いは不正に当否抽選の回数を増やすといった事態を防止できるのである。
上述の如く構成された遊技機は、前面に遊技領域が形成された遊技盤30と、遊技領域に設けられた遊技球が入球可能な始動口33と、遊技盤30の裏面に取り付けられると共に始動口33に入球したのち遊技盤30の裏面側に案内された遊技球を誘導し下方に排出する排出通路461が形成された球集合板460と、球集合板460に取り付けられた始動口33に入球口した遊技球を検出可能な始動口センサS1と、始動口センサS1の検出に基づいて遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるか否かの当否抽選を行うように制御される制御基板(ここでは主制御装置261の主制御基板)と、その主制御基板と始動口センサS1とを配線により連結させた始動口用ハーネスHとを備えおり、その始動口センサS1と前記始動口用ハーネスHとがコネクタN2により接続され、前記始動口センサS1に対する前記始動口用ハーネスHのコネクタN2の着脱方向の少なくとも一部を覆う被覆板480を備え、前記球集合板460と被覆板480とが球集合板460の前面側から固着されているものであるから、被覆板480の存在により、始動口用ハーネスHの取り外しによる偽物との取替え、或いは、別途擬似制御基板への接続といった不正による意図的な当否抽選或いは不正に当否抽選の回数を増やすといった事態を防止できるのである。
そして、前記球集合板460と被覆板480とが球集合板460の前面側から固着されていることで、両者が固着され、遊技盤30に取り付けられた後には被覆板480は外部から取り外しできないものであるから(固着部位が遊技盤30と球集合板460との間で覆われる)、前述の始動口用ハーネスHに対する不正防止をより確実に行い得るのである。
殊に、始動口センサS1の取り外し方向と始動口用ハーネスHのコネクタN2の着脱方向とが異なる場合であっても、少なくとも、始動口用ハーネスHの取り外しを確実に阻止できる。
殊に、始動口センサS1の取り外し方向と始動口用ハーネスHのコネクタN2の着脱方向とが異なる場合であっても、少なくとも、始動口用ハーネスHの取り外しを確実に阻止できる。
また、前面に遊技領域が形成された遊技盤30と、遊技領域に設けられた遊技球が入球可能な始動口33と、遊技盤30の裏面に取り付けられると共に始動口33に入球したのち遊技盤30の裏面側に案内された遊技球を誘導し下方に排出する排出通路461が形成された球集合板460と、球集合板460に取り付けられた始動口33に入球口した遊技球を検出可能な始動口センサS1と、始動口センサS1の検出に基づいて遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるか否かの当否抽選を行うように制御される制御基板(ここでは主制御装置261の主制御基板)と、その主制御基板と始動口センサS1とを配線により連結させた始動口用ハーネスHとを備えており、前記球集合板460に取り付けられた始動口センサS1の取り外し方向の少なくとも一部を覆う被覆板480Aを備え、前記球集合板460と被覆板480Aとが球集合板460の前面側から固着されていることにより、被覆板480Aの存在により、始動口センサS1の取り外しによる偽物との取替え、或いは、別途擬似制御基板への接続といった不正による意図的な当否抽選或いは不正に当否抽選の回数を増やすといった事態を防止できる。
そして、前記球集合板460と被覆板480Aとが球集合板460の前面側から固着されていることで、両者が固着され、遊技盤30に取り付けられた後には被覆板480Aは外部から取り外しできないものであるから(固着部位が遊技盤30と球集合板460との間で覆われる)、前述の始動口センサS1に対する不正防止をより確実に行い得るのである。
殊に、始動口センサS1の取り外し方向と始動口用ハーネスHのコネクタN2の着脱方向とが異なる場合であっても、少なくとも、始動口センサS1の取り外しを確実に阻止できるのである。
殊に、始動口センサS1の取り外し方向と始動口用ハーネスHのコネクタN2の着脱方向とが異なる場合であっても、少なくとも、始動口センサS1の取り外しを確実に阻止できるのである。
更に、前記球集合板460が、排出通路461を備えた排出通路板部460Aと、電気部品の取り付けを行う取付板部460Bとから成り、該取付板部460Bが排出通路板部460Aの裏面側に重ねられ、前記被覆板480(480A)が前記取付板部460Bに一体的に設けられている場合には、前記被覆板480(480A)を、電気部品の取り付ける前記取付板部460Bと一体とすることにより、その取付板部460Bの取り付けで自動的に被覆板480(480A)の取り付けを行い得るものである。
また、前記取付板部460Bに中継基板取付部471Aが設けられ、前記被覆板480Aが該中継基板取付部471Aの一部で構成されている場合には、前記被覆板480Aと中継基板取付部471Aとを兼用でき、構造の簡素化を図ることができる。
更に、前記球集合板460が、排出通路461を備えた排出通路板部460Aと、電気部品の取り付けを行う取付板部460Bとから成り、該取付板部460Bが排出通路板部460Aの裏面側に重ねられ、前記被覆板が前記取付板部460Bとは別体で設けられ、該被覆板の少なくとも一部が前記排出通路板部460Aと前記取付板部460Bとの間に挟持されることにより前記球集合板460と被覆板とが固着される場合には、被覆板を別途成型しておくことで、排出通路板部460A及び取付板部460Bを簡単な構造に成型でき、始動口センサS1を装着後に被覆板を配置して前記排出通路板部460Aと前記取付板部460Bとの間に挟持させればよく、部品点数が増えるが組み付け上は簡単である。この際、被覆板を前記排出通路板部460A及び取付板部460Bの少なくとも一方に嵌合保持させる構造を採用すれば、組み付けは容易に行い得るものである。
また、前記始動口センサS1の先端部側が排出通路板部460Aに位置され、前記被覆板480Aが、前記始動口センサS1の後端部の後面、上下面、一側面を所定の間隔を隔てて被覆するように構成され、その後端部の他側面が開放されていて始動口用ハーネスHの取り出しに用いられるようにした場合には、始動口センサS1は、その全体の後端部の一側面のみが開放される状態で被覆板480Aにより被覆されていることで、始動口センサS1を不正に取り外すことが非常に困難となり、始動口センサS1の取替えなどの不正を防止できる。そして、この始動口センサS1に繋がる始動口用ハーネスHは、前記一側の開放部位から支障なく外部に取り出し、制御基板に接続できる。
更に、前記球集合板460と被覆板480(480A)とが球集合板460の前面側からネジ481により固着されてる場合には、球集合板460と被覆板480(480A)とをネジによって球集合板460の前面側から止める方式であるので、両者の組み立てを簡単に行い得ると共に遊技盤30への取り付けを外した場合には、そのネジ481を緩めることで、球集合板460と被覆板480(480A)とを分離でき、始動口センサS1の取替え、メンテナンスを容易に行い得るものである。
(その他の主要な作用)
上述のように構成したことで、即ち、特に、前記球集合板460が排出通路461を備えた排出通路板部461Aと、前記LED基板B1、B2、B3、B4、B5を取り付ける取り付け部b1、b2、b3、b4、b5を備えた取付板部461Bとから成り、前記球集合板460の少なくとも排出通路板部461Aが光透過性樹脂により成形され、前記排出通路板部461Aの排出通路461の後側に前記取り付け部がb1、b2、b3、b4、b5位置する状態で前後方向に重ねるように構成され、前記LED基板B1、B2、B3、B4、B5による照射が前記排出通路461を透過して前記装飾部材D1、D2、D3、D4、D5を照射するように構成されていることで、装飾部材D1、D2、D3、D4、D5が大型化し、結果として装飾部材D1、D2、D3、D4、D5と入賞口31とが近くに配置せざるを得なくなり、その入賞口31に繋がる球集合板460の排出通路461が装飾部材D1、D2、D3、D4、D5に対するLED基板B1、B2、B3、B4、B5による照射の邪魔になることで、LED基板B1、B2、B3、B4、B5と装飾部材D1、D2、D3、D4、D5との位置関係を優先すると排出通路461を無理な曲折状態に設けざるを得なり、その結果、球詰まりの原因となるといった不都合があったものを、前記球集合板461を排出通路板部461Aと取付板部461Bとの分割構成とし、少なくともその排出通路板部461Aを透明な素材で構成し、LED基板B1、B2、B3、B4、B5を、その排出通路461の後側の取付板部461Bの側に設けるようにしたことで、排出通路461の存在が照射の邪魔にならなくなり、その排出通路板部461Aを透過して前方の装飾部材D1、D2、D3、D4、D5を十分に照射できる。従って、排出通路位置に関係なく取付板部461Bの所望の位置にLED基板D1、D2、D3、D4、D5を設けることができ、排出通路461を無理な形状に構成しなくても済み、球詰まりも未然に回避できるのである。
また、必要に応じて、入賞口31近くの背後にLED基板B1、B2、B3、B4、B5を配置することも可能であり、入賞口31の近傍に装飾部材D1、D2、D3、D4、D5が設けられる場合にも、十分な発光演出を行うことが可能である。
上述のように構成したことで、即ち、特に、前記球集合板460が排出通路461を備えた排出通路板部461Aと、前記LED基板B1、B2、B3、B4、B5を取り付ける取り付け部b1、b2、b3、b4、b5を備えた取付板部461Bとから成り、前記球集合板460の少なくとも排出通路板部461Aが光透過性樹脂により成形され、前記排出通路板部461Aの排出通路461の後側に前記取り付け部がb1、b2、b3、b4、b5位置する状態で前後方向に重ねるように構成され、前記LED基板B1、B2、B3、B4、B5による照射が前記排出通路461を透過して前記装飾部材D1、D2、D3、D4、D5を照射するように構成されていることで、装飾部材D1、D2、D3、D4、D5が大型化し、結果として装飾部材D1、D2、D3、D4、D5と入賞口31とが近くに配置せざるを得なくなり、その入賞口31に繋がる球集合板460の排出通路461が装飾部材D1、D2、D3、D4、D5に対するLED基板B1、B2、B3、B4、B5による照射の邪魔になることで、LED基板B1、B2、B3、B4、B5と装飾部材D1、D2、D3、D4、D5との位置関係を優先すると排出通路461を無理な曲折状態に設けざるを得なり、その結果、球詰まりの原因となるといった不都合があったものを、前記球集合板461を排出通路板部461Aと取付板部461Bとの分割構成とし、少なくともその排出通路板部461Aを透明な素材で構成し、LED基板B1、B2、B3、B4、B5を、その排出通路461の後側の取付板部461Bの側に設けるようにしたことで、排出通路461の存在が照射の邪魔にならなくなり、その排出通路板部461Aを透過して前方の装飾部材D1、D2、D3、D4、D5を十分に照射できる。従って、排出通路位置に関係なく取付板部461Bの所望の位置にLED基板D1、D2、D3、D4、D5を設けることができ、排出通路461を無理な形状に構成しなくても済み、球詰まりも未然に回避できるのである。
また、必要に応じて、入賞口31近くの背後にLED基板B1、B2、B3、B4、B5を配置することも可能であり、入賞口31の近傍に装飾部材D1、D2、D3、D4、D5が設けられる場合にも、十分な発光演出を行うことが可能である。
そして、前記取付板部461Bの裏面側に前記取り付け部b1、b2、b3、b4、b5が設けられ、該取り付け部b1、b2、b3、b4、b5に前記LED基板B1、B2、B3、B4、B5が裏面側から着脱自在となるように設けられていることで、LED基板B1、B2、B3、B4、B5に対するメンテナンス乃至交換に際して、遊技機の裏面側から行うことが可能となり、点検、交換作業を便利に行うことができる。
また、前記取付板部461Bの裏面側に中継基板取付部471が設けられ、該中継基板取付部471に対して中継基板470を裏面側から着脱できるように構成されていることで、取付板部461Bに中継基板取付部471が設けられ、該中継基板取付部471に対して中継基板470を裏面側から着脱できるように構成したことで、中継基板470に対するハーネスのコネクタ組み付け作業が随時に行い得て容易となると供に中継基板470に対するメンテナンス、取替え作業も容易に行い得る。
また、前記取付板部461Bの裏面側に中継基板取付部471が設けられ、該中継基板取付部471に対して中継基板470を裏面側から着脱できるように構成されていることで、取付板部461Bに中継基板取付部471が設けられ、該中継基板取付部471に対して中継基板470を裏面側から着脱できるように構成したことで、中継基板470に対するハーネスのコネクタ組み付け作業が随時に行い得て容易となると供に中継基板470に対するメンテナンス、取替え作業も容易に行い得る。
そして、前記排出通路板部460Aに中継基板取付部471が設けられ、前記取付板部460Bに覆い部472が設けられ、該覆い部472が前記中継基板取付部471の中継基板470を覆うように前記排出通路板部460Aと取付板部460Bとの間に中継基板470が配置されていることにより、中継基板470に対する不正を極力回避することができる。このような構成であるので、前記排出通路板部460Aと、前記取付板部460Bとの重ね合わせの組み付けは、前記中継基板取付部471に設けた中継基板470に各種のコネクタを差し込んだ状態で行うことになる。
また、前記覆い部472が前記中継基板470のコネクタ取り外し側を覆うように構成されている場合には、中継基板470のコネクタが不正に引き抜かれるのを阻止し、これにより、コネクタ引き抜きにより別途敷設の不正のための偽装制御基板への接続を可能にするのを未然に回避することができる。
更に、前記取付板部460Bが、前記排出通路板部460Aに対して、その前側からネジ止めされ、そのネジ止めが被覆される状態で前記排出通路板部460Aが前記遊技盤30の裏面に固定されることで、即ち、その両者の接合を前記排出通路板部460Aの前側からネジ止めするようにしたことで、一旦、球集合板460が遊技盤30に取り付けられれば、そのネジ止めは遊技盤30と前記排出通路板部460Aとによって被覆されることになり、これにより、裏面側から取り外して不正が行われるのを回避できる。
前記LED基板B1、B2、B3、B4、B5を取り付ける取り付け部b1、b2、b3、b4、b5が前記取付板部460Bの裏面側に設けられていることで、取り付け部b1、b2、b3、b4、b5に取り付けられる前記LED基板B1、B2、B3、B4、B5は、裏面側から点検、交換作業が容易となる。
また、上述のように、前記基板ケース201を、前記球集合板460の少なくとも一部を被覆する状態と露出する状態とに開閉するための開閉機構410が設けられ、前記開閉機構410と前記基板ケース201とにそれぞれ連結される連結台座部材430が設けられ、更に、前記基板ケース201は、前記連結台座部材430と連結封止される第1連結封止部450を備え、前記連結台座部材430は、前記基板ケース201と連結封止される第2連結封止部432と前記開閉機構410に対する第2係合部433とを備え、前記開閉機構410は、前記第2係合部433に係合する前記第1係合部414と、開閉のための軸を有するヒンジ金具412とを備え、該ヒンジ金具412の一方がネジ連結部401を有し、前記開閉機構410の第1係合部414と前記連結台座部材430の第2係合部433は、両者が一旦係合された後は破壊等強制解除の痕跡を残すことなく解除できないように構成されており、前記ネジ連結部401が、前記球集合板460に対して、その表面側からネジ止めされ、前記球集合板460が遊技盤30の裏面に固定された後には前記ネジ連結部401のネジ連結が解除できないようにすると共に該ネジ連結の解除が可能であることで前記球集合板460を破壊することなく前記ヒンジ金具412を取り外し可能としたことにより、遊技機の開閉式の基板ケース201のヒンジ金具412の取り付けをネジで行いながら組み付け完了後は取り外し不能として不正対策に寄与でき、また、必要に応じて球集合板460を破壊しないでネジを取り外すことで、球集合板460から取り外し可能とし、リサイクル性を向上させることができるのである。
そして、前記球集合板460の裏面に、遊技機裏面側に向けて突出する連結台402が、その前面側に空間を形成する状態で一体成型により設けられており、前記ネジ連結部401は、前記開閉のための軸を貫設した前部連結体401A、401Aと、該前部連結体401A、401Aに一体のネジ止め部401Fとを有し、前記連結台402には、前記ネジ連結部401のネジ止め部401F及び前部連結体401A、401Aを挿入するための縦スリット403が、遊技盤の平面に略平行な方向で形成され、また、前記ネジ連結部401の前部連結体401A、401Aを挿入するための横スリット404、404が、遊技盤30の平面に略直行する方向で前記横スリット404、404に連続する状態で形成され、且つ、前記連結台401の上部に前記ネジ止め部401Fを前面側からの羅合で支持するネジ受け部405が設けられていることで、球集合板460にヒンジ金具412(ネジ止め部401Fと前部連結体401A、401A)の取り付けを行うに、成型ではあるが台構造とし、ヒンジ金具412の位置を所要高さに設定できながら該連結台402に縦、横スリット403、404、404を形成して差し込むように構成したことによって、連結台401の強度を確保し、且つ、ヒンジ金具412を球集合板460と一体成型するのではなく後付けできるようにするものでありながら、ヒンジ金具412の一部を連結台401の内側においてネジ止めでき、遊技機の前面側からのネジ止めで遊技盤30に対する球集合板460の取り付け後は外部からネジを外せないようにすることができた。これによって、破断ネジを用いる必要もなく、又、ヒンジ金具412を一体成型で埋め込んでしまうことなく、必要に応じて取り外しすることができる。
また、前記ネジ受け部405は、前記縦スリット403及び横スリット404、404を形成するようにして前記連結台401の上部に、その一側部で片持ち支持されるように一体成型されており、前記ネジ連結部401は、前記ネジ止め部401Fに連続して延設された支え部401Dを有し、前記縦スリット403が位置する連結台402の一側部に、該縦スリット403への前記ネジ止め部401Fの挿入後において外部に位置する前記支え部401Dに接当して支持する支持台部406が前記連結台401と一体的に形成されていることにより、ヒンジ金具412を差込方式で後付けできるように、前記縦スリット403及び横スリット404、404を形成したことで、そのネジ受け部405は結果として片持ち支持される構造となり、その為、ここにネジ止めされたヒンジ金具412のネジ連結部401に、その前部連結体401A、401Aを介して伝わる基板ケース201等の荷重(基板ケース201の特に閉鎖時にも曲げモーメントが作用する)が、その片持ち支持のネジ受け部405を連結台内方に向けて折るように作用することになるのであるが、これを、前記支え部401Dを介して、前記支持台部406で受け止め、前記ネジ受け部405が撓まないように支持することができるのである。この際、前記支持台部406が前記連結台401と一体的に形成されていることで、十分な強度でもって、荷重に対向してネジ受け部405を保護できるのである。
更に、前記ネジ連結部401のネジ止め部401Fは、平板状体で構成され、その一端部の両側部から前部連結体401A、401Aが、側面視でコの字型を呈するように、夫々折り曲げ形成されているので、ヒンジ金具412のネジ連結部401を、平板状体を折り曲げた簡単な構造で得ることができると共にコの字型として支持強度を発揮させることができる。
そして、前記ヒンジ金具412の他方が後部連結体401B、401Bを有し、該後部連結体401B、401Bは、これに一体の支持面部401Cを介して、前記第1係合部414に繋がり、前記支持面部401Cが前記連結台座部材430の側面を接当支持しているので、ヒンジ金具412の他方が後部連結体401B、401Bを有し、これに支持面部401Cが一体となっていて、この部分が連結台座部材430の側面に接当されることで、基板ケース201の開閉に際して、この支持面部401Cを介して開閉力を伝達できて、第2係合部433のみに力が作用することがないようにして、支持力を分散させることができるのである。
そして、前記ヒンジ金具412の他方が後部連結体401B、401Bを有し、該後部連結体401B、401Bは、これに一体の支持面部401Cを介して、前記第1係合部414に繋がり、前記支持面部401Cが前記連結台座部材430の側面を接当支持しているので、ヒンジ金具412の他方が後部連結体401B、401Bを有し、これに支持面部401Cが一体となっていて、この部分が連結台座部材430の側面に接当されることで、基板ケース201の開閉に際して、この支持面部401Cを介して開閉力を伝達できて、第2係合部433のみに力が作用することがないようにして、支持力を分散させることができるのである。
また、前記基板ケース201よりも前方側において、スペーサー501が、前記球集合板460を直接に被覆する状態と露出する状態に開閉するように、前記基板ケース201の前記ヒンジ金具412とは反対側において回動自在に設けられ、前記ヒンジ金具412には補強体401Eが設けられ、前記スペーサー501及び基板ケースの被覆状態において、該補強体401Eが前記スペーサー501の一部(凹部)に入りこんでいることにより、スペーサー501により球集合板460が被覆される構成において、前記ヒンジ金具412の補強体401Eがスペーサー501の一部に入り込む構造としたことで、ヒンジ金具412に加わる荷重を、スペーサー501に伝達して分散支持させることが出来るのである。尚、この補強体401Eのスペーサー501への入り込みとしては、スペーサー501に凹部を形成してもよく、壁面にスリットを形成してもよく、荷重が作用したときの僅かの撓みにより生じる接当状態で支持作用が得られればよくて、常時接触状態でなくともよい。
更に、前記連結台402の横スリット404、404に対応する内部位置で、且つ、前記支持台部406の上面の延長線上で、前記ネジ連結部401の両側部を案内するガイドリブ407、407が夫々設けられているので、ヒンジ金具412のネジ連結部401を縦、横スリット403、404、404を通して連結台402に挿入する際に、そのネジ連結部401のネジ止め部401Fとこれに連続して延設された支え部401Dを前記支持台部406の上面に載せ、滑らせて挿入して行くと、その支持台部406の上面を過ぎたところからは、そのネジ止め部401Fの両側部分を前記ガイドリブ407、407に乗せて案内させながら連結台402の内部へとスムースに挿入することができる。
また、前記連結台402の内部で、前記ネジ連結部401が挿入される奥側の内面壁の幅方向略中央位置に、上下の方向に伸びる補強リブ408が形成され、該補強リブ408の上端部が前記ネジ止め部401Fを下方から支持する位置に終端しているので、ネジ連結部401を連結台402の内部に挿入したときに位置を安定させることができ、以って、ネジ止め部401Fのネジ受け部405に対するネジ止め作業を楽に行い得ると共にネジ連結部401の端部を支持することでのネジ受け部405の荷重による撓みに対向することができるのである。
そして、前記基板ケース201の一側部側に位置する前記ヒンジ金具412の後部連結体401B、401Bは、前記基板ケース201の一側部側に位置する前記前部連結体401A、401Aの外側に位置されて軸支され、該後部連結体401B、401Bから第1係合部414にかけてその横断面がL型に形成され、前記第1係合部414が前記後部連結体401B、401Bから所定距離離れた位置に設けられているので、ヒンジ金具412による基板ケース201の支えを、基板ケース201の長手方向の略中間部側にすることによって、例えば基板ケース201の長手方向側の端部での連結支持に比べて、安定支持できることになるが、そのために前記第1係合突片部414を後部連結体401B、401Bから所定距離だけ離すようにする必要があり、この部分をL型構造とすることで、出来るだけ軽量化しながら十分な強度を付与できて、基板ケース201の支持を強固に安定させることができるのである。
また、前記ヒンジ金具412の2本の軸411、411は、夫々カシメにより前記前部連結体401A、401A及び前記後部連結体401B、401Bに対して位置固定されるものであるから、その連結は一端行われると解除できないものであり、これにより、ネジ連結などのヒンジ金具では容易に分離されて基板ケースを取り替えられてしまう危険性を回避できることになり、このヒンジ金具412をターゲットとした不正を回避できるものである。
(球集合板の変形例の1)
図21乃至図24に示すように、球集合板460が、排出通路板部460Aと取付板部460Bとの二層構造(遊技機表裏の方向)となっている点は、上記実施例と同じである。そして、上記実施例では、前記始動口用ハーネスHのコネクタN2の着脱方向の少なくとも一部を覆う被覆板480を備えているのに対し、ここでは、前記球集合板460に取り付けられた始動口センサS1の取り外し方向の少なくとも一部を覆う被覆板480Aを備えている。また、前記球集合板460と被覆板480Aとが球集合板460の前面側から固着されている点についても、先の実施例と同様である。
図21乃至図24に示すように、球集合板460が、排出通路板部460Aと取付板部460Bとの二層構造(遊技機表裏の方向)となっている点は、上記実施例と同じである。そして、上記実施例では、前記始動口用ハーネスHのコネクタN2の着脱方向の少なくとも一部を覆う被覆板480を備えているのに対し、ここでは、前記球集合板460に取り付けられた始動口センサS1の取り外し方向の少なくとも一部を覆う被覆板480Aを備えている。また、前記球集合板460と被覆板480Aとが球集合板460の前面側から固着されている点についても、先の実施例と同様である。
ここでは、前記取付板部460Bに中継基板取付部471Aが設けられ、前記被覆板480Aが該中継基板取付部471Aの一部、即ち、中継基板取付部471Aの底板部で構成されている。この中継基板取付部471Aは、並置された中継基板取付部470よりも小型の中継基板を設置できる構造のものであるが、構造的には中継基板取付部470と同様の載置台形のもので、その上面(遊技機の裏面側)に中継基板を載置できる凹部を備えている。
前記中継基板取付部471Aが、このような載置台形のものであるので、前記被覆板480Aとしては、前記始動口センサS1の後端部の後面、上下面、一側面を所定の間隔を隔てて被覆することになる。また、その始動口センサS1の後端部の他側面が開放されていて始動口用ハーネスHの取り出しに用いられる構成となっている。
前記中継基板取付部471Aが、このような載置台形のものであるので、前記被覆板480Aとしては、前記始動口センサS1の後端部の後面、上下面、一側面を所定の間隔を隔てて被覆することになる。また、その始動口センサS1の後端部の他側面が開放されていて始動口用ハーネスHの取り出しに用いられる構成となっている。
また、中継基板470を取り付ける中継基板取付部471が、取付板部460Bではなく、排出通路板部460Aの側に設けられている。そして、前記取付板部460Bの側には、中継基板取付部471の中継基板470を被覆するように、覆い部472が設けられている。従って、この覆い部472が前記中継基板取付部の中継基板470を覆うように、前記排出通路板部460Aと取付板部460Bとの間に中継基板470が配置されていることになる。
この変形例においても、前記球集合板460の排出通路板部460Aと取付板部460Bとは光透過性樹脂により成形され、前記排出通路板部460Aの排出通路461の後側に前記LED基板B1、B2、B3、B4、B5の取り付け部b1、b2、b3、b4、b5が設けられ、少なくともこれらLED基板B1、B2、B3、B4、B5の一部が重なる状態で配置され、前記LED基板B1、B2、B3、B4、B5による照射が前記排出通路461を透過して前方の装飾部材D1、D2、D3、D4、D5に到達するものである。この際、前記排出通路板部460Aと取付板部460Bは、両方が光透過性樹脂で成型されなくとも、少なくとも排出通路板部460Aの方が光透過性樹脂で構成されればよい。
上述の覆い部472を設けて中継基板470を被覆することで、中継基板470に対する不正を極力回避することができる。前記排出通路板部460Aと、前記取付板部460Bとを重ね合わせることで、中継基板取付部471が覆い部472によって被せられることになるので、その中継基板取付部471に設けた中継基板470に各種のコネクタを差し込んだ状態で前記両板部(460A、460B)を重ね合わせる組み付け方法が採られることになる。
尚、前記覆い部472は、その上方側が開放されているが、ここは、コネクタのハーネスを取り出すための開口となる。
また、前記排出通路板部460Aが遊技盤30に直接固定され、前記取付板部460Bは、この排出通路板部460Aの裏面に嵌合され、この正面側からネジ止めされている点は、先の実施例と同じである。
尚、前記覆い部472は、その上方側が開放されているが、ここは、コネクタのハーネスを取り出すための開口となる。
また、前記排出通路板部460Aが遊技盤30に直接固定され、前記取付板部460Bは、この排出通路板部460Aの裏面に嵌合され、この正面側からネジ止めされている点は、先の実施例と同じである。
(球集合板の変形例の2)
この変形例においては、図示省略するが、前記球集合板460が、排出通路461を備えた排出通路板部460Aと、電気部品の取り付けを行う取付板部460Bとから成り、該取付板部460Bが排出通路板部460Aの裏面側に重ねられ、この正面側からネジ止めされている点は、先の実施例と同じである。
しかし、ここでは、前記被覆板が前記取付板部460Bとは別体で設けられ、被覆板の少なくとも一部が前記排出通路板部460Aと前記取付板部460Bとの間に挟持されることにより前記球集合板460と被覆板とが固着される。この際、当然ながら、その被覆板は、前記始動口センサS1の取り外し方向の少なくとも一部を被覆する。また、始動口用ハーネスHのコネクタN2の着脱方向の少なくとも一部を覆うように敷設してもよい。
尚、この際、取付板部460B或いは排出通路板部460Aの何れか一方に、其の被覆板の一部を嵌合させる嵌合部を形成しておいて、ここに暫定的に嵌め込み、しかる後に、取付板部460B或いは排出通路板部460Aとを合わせて両者を固定し、以って、両者間に挟持するようにするのが好ましい。
このように、前記被覆板を、前記取付板部460B或いは排出通路板部460Aと一体成形とせずに、別体とすることで、前記取付板部460B或いは排出通路板部460Aの構造を簡素化して成形を行い易くできる。尚、被覆板の別体成形により部品点数としては増えることになるが、組み付けには支障のないものである。
この変形例においては、図示省略するが、前記球集合板460が、排出通路461を備えた排出通路板部460Aと、電気部品の取り付けを行う取付板部460Bとから成り、該取付板部460Bが排出通路板部460Aの裏面側に重ねられ、この正面側からネジ止めされている点は、先の実施例と同じである。
しかし、ここでは、前記被覆板が前記取付板部460Bとは別体で設けられ、被覆板の少なくとも一部が前記排出通路板部460Aと前記取付板部460Bとの間に挟持されることにより前記球集合板460と被覆板とが固着される。この際、当然ながら、その被覆板は、前記始動口センサS1の取り外し方向の少なくとも一部を被覆する。また、始動口用ハーネスHのコネクタN2の着脱方向の少なくとも一部を覆うように敷設してもよい。
尚、この際、取付板部460B或いは排出通路板部460Aの何れか一方に、其の被覆板の一部を嵌合させる嵌合部を形成しておいて、ここに暫定的に嵌め込み、しかる後に、取付板部460B或いは排出通路板部460Aとを合わせて両者を固定し、以って、両者間に挟持するようにするのが好ましい。
このように、前記被覆板を、前記取付板部460B或いは排出通路板部460Aと一体成形とせずに、別体とすることで、前記取付板部460B或いは排出通路板部460Aの構造を簡素化して成形を行い易くできる。尚、被覆板の別体成形により部品点数としては増えることになるが、組み付けには支障のないものである。
本発明は、球集合板を備えた遊技機であれば、適宜実施可能であり、その適用範囲は広いものである。
30:遊技盤
460:球集合板
460A::排出通路板部
460B:取付板部
480:被覆板
480A:被覆板(変形例)
S1:始動口センサ
H:始動口用ハーネス
N2:コネクタ
460:球集合板
460A::排出通路板部
460B:取付板部
480:被覆板
480A:被覆板(変形例)
S1:始動口センサ
H:始動口用ハーネス
N2:コネクタ
本発明にかかる遊技機は、上記目的を達成するために、
前面に遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域に設けられた遊技球が入球可能な始動口と、遊技盤の裏面に取り付けられると共に始動口に入球したのち遊技盤の裏面側に案内された遊技球を誘導し下方に排出する排出通路が形成された球集合板と、球集合板に取り付けられた始動口に入球した遊技球を検出可能な始動口センサと、始動口センサの検出に基づいて遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるか否かの当否抽選を行うように制御される制御基板と、制御基板と始動口センサとを配線により連結させた始動口用ハーネスと、を備えた遊技機において、
前記始動口センサと前記始動口用ハーネスとがコネクタにより接続され、
前記始動口センサの少なくとも一部を裏面側から覆う被覆板を備え、
前記球集合板と被覆板とを互いに固着操作するための部位が前記球集合板の前面側に設けられ、固着された状態の前記球集合板及び被覆板が前記遊技盤の裏面に取り付けられた状態において、前記部位が、前記遊技盤と前記球集合板及び被覆板とにより覆われ、
前記被覆板または前記球集合板の少なくとも一方に、前記被覆板の一部を嵌合させる嵌合部が形成されていることを特徴とする。
前面に遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域に設けられた遊技球が入球可能な始動口と、遊技盤の裏面に取り付けられると共に始動口に入球したのち遊技盤の裏面側に案内された遊技球を誘導し下方に排出する排出通路が形成された球集合板と、球集合板に取り付けられた始動口に入球した遊技球を検出可能な始動口センサと、始動口センサの検出に基づいて遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるか否かの当否抽選を行うように制御される制御基板と、制御基板と始動口センサとを配線により連結させた始動口用ハーネスと、を備えた遊技機において、
前記始動口センサと前記始動口用ハーネスとがコネクタにより接続され、
前記始動口センサの少なくとも一部を裏面側から覆う被覆板を備え、
前記球集合板と被覆板とを互いに固着操作するための部位が前記球集合板の前面側に設けられ、固着された状態の前記球集合板及び被覆板が前記遊技盤の裏面に取り付けられた状態において、前記部位が、前記遊技盤と前記球集合板及び被覆板とにより覆われ、
前記被覆板または前記球集合板の少なくとも一方に、前記被覆板の一部を嵌合させる嵌合部が形成されていることを特徴とする。
Claims (1)
- 前面に遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域に設けられた遊技球が入球可能な始動口と、遊技盤の裏面に取り付けられると共に始動口に入球したのち遊技盤の裏面側に案内された遊技球を誘導し下方に排出する排出通路が形成された通路板と、通路板に取り付けられた始動口に入球口した遊技球を検出可能な始動口センサと、始動口センサの検出に基づいて遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるか否かの当否抽選を行うように制御される制御基板と、制御基板と始動口センサとを配線により連結させた始動口用ハーネスと、を備えた遊技機において、
前記始動口センサと前記始動口用ハーネスとがコネクタにより接続され、
前記始動口センサの裏面側に配置される部材であって前記通路板に固着される取付板と、
前記取付板とは別体で設けられ、少なくとも一部が前記通路板と前記取付板との間に挟持されて前記始動口センサの少なくとも一部を裏面側から覆う被覆板とを備え、
前記通路板と取付板とを互いに固着操作するための部位が前記通路板の前面側に設けられ、固着された状態の前記通路板及び取付板が前記遊技盤の裏面に取り付けられた状態において、前記部位が、前記遊技盤と前記通路板及び取付板とにより覆われることを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015006202A JP2015091404A (ja) | 2015-01-15 | 2015-01-15 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015006202A JP2015091404A (ja) | 2015-01-15 | 2015-01-15 | 遊技機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013109578A Division JP2013163066A (ja) | 2013-05-24 | 2013-05-24 | 遊技機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016161284A Division JP6245325B2 (ja) | 2016-08-19 | 2016-08-19 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015091404A true JP2015091404A (ja) | 2015-05-14 |
Family
ID=53194968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015006202A Pending JP2015091404A (ja) | 2015-01-15 | 2015-01-15 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015091404A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018020017A (ja) * | 2016-08-05 | 2018-02-08 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2018121679A (ja) * | 2017-01-30 | 2018-08-09 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2021100683A (ja) * | 2018-07-18 | 2021-07-08 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003190553A (ja) * | 2001-12-28 | 2003-07-08 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2004298261A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-28 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP5278643B2 (ja) * | 2007-10-26 | 2013-09-04 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
-
2015
- 2015-01-15 JP JP2015006202A patent/JP2015091404A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003190553A (ja) * | 2001-12-28 | 2003-07-08 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2004298261A (ja) * | 2003-03-28 | 2004-10-28 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP5278643B2 (ja) * | 2007-10-26 | 2013-09-04 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018020017A (ja) * | 2016-08-05 | 2018-02-08 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2018121679A (ja) * | 2017-01-30 | 2018-08-09 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2021142446A (ja) * | 2017-01-30 | 2021-09-24 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2021100683A (ja) * | 2018-07-18 | 2021-07-08 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2022189976A (ja) * | 2018-07-18 | 2022-12-22 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5278643B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5273339B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5267769B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5152465B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2015091404A (ja) | 遊技機 | |
JP6245325B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6213631B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2013163066A (ja) | 遊技機 | |
JP5962931B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2018020253A (ja) | 遊技機 | |
JP5626542B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2017217529A (ja) | 遊技機 | |
JP2009056177A (ja) | 遊技機 | |
JP5093444B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2009095580A (ja) | 遊技機 | |
JP5093445B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2015091403A (ja) | 遊技機 | |
JP2013176613A (ja) | 遊技機 | |
JP5158342B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5626543B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2019103899A (ja) | 遊技機 | |
JP5158343B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5071619B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2008029488A (ja) | 遊技機 | |
JP2016168505A (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150212 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132 Effective date: 20160120 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160525 |