JP2015090550A - データ移行方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】移行先システムのデータフォーマットが変更されても、容易に移行作業の設定変更を行うことができるデータ移行方法及び装置を提供する。【解決手段】複数の移行元システムから移行先システムにデータを移行する場合に、各移行元システムにおいて、移行対象のデータを各移行元システムのデータフォーマットのままで抽出した後、移行元及び移行先両システムの外部に設置されたデータ移行装置で、当該抽出データを移行先システム側のデータフォーマットに変換した後、対象データを移行先システムへ移行する。変換は移行元システム側の当該抽出データのフォーマットと移行先システム側のデータフォーマットの各項目をマッピングして行う。その後、変換されたデータの名寄せ処理(データの統合化)を行った後で移行先システムに移行する。【選択図】図1
Description
本発明は複数のシステム間でデータを効率よく円滑に移行するためのデータ移行方法及び装置に関する。
現在稼動中のシステム(旧システム)を新システムに移行する場合、それまで蓄積したデータを利用するために、旧システムから新システムへデータを移行する必要が生じる。
しかし、通常は新システムと旧システムでデータのフォーマットが異なるため、従来のデータ移行処理では、特許文献1で開示されるように、旧システムから移行対象データを抽出した後、該データを新システムに移行する前に、データのフォーマットを新システムのフォーマットに変換する必要がある。
しかし、通常は新システムと旧システムでデータのフォーマットが異なるため、従来のデータ移行処理では、特許文献1で開示されるように、旧システムから移行対象データを抽出した後、該データを新システムに移行する前に、データのフォーマットを新システムのフォーマットに変換する必要がある。
この変換処理は、旧システム内で固有の変換プログラム等により実施されるか、又は旧システムの外部で変換ツール等により実施されている。
従来の移行処理において、複数の旧システムから移行先システムへのデータフォーマットの変換処理は、当該旧システムと移行先システムの組み合わせにより決定されるため、既存の変換ツールや変換プログラムが存在したとしても、旧又は移行先のシステムが当該変換ツールや変換プログラムの対象としているシステムと異なれば、その都度それに応じた固有の変換プログラム又は変換ツールを新規に開発するか、またはそれらを大幅に改修しなければならない。
また、事業統合等によるシステム統合により、複数の旧システムから移行先システムにデータを移行する場合には、各旧システムごとに、移行先システムに対してデータ移行作業を行う必要があり、一括して同時に移行できないため、移行作業に手間と時間を要している。また、各旧システムごとに変換プログラムや変換ツールを開発する必要があり、多大な工数を要している。
更に、従来の移行作業は、旧各システムごとに独立しており、旧システム間のデータ関連性を考慮した移行を体系的に行うことはできないため、いわゆる「名寄せ」(顧客マスタテーブルの管理などで使われる用語で、同一キーを持つ複数のデータを一つのデータとして統合すること)の処理は人手により行われているので、多大な労力を要し、チェックミスも生じ易い。
本発明の目的は、移行先システムのデータフォーマットが変更されても、容易に移行作業の設定変更を行うことができるデータ移行方法及び装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係るデータ移行方法は、複数の移行元(旧)システムのデータ群を一括して、予め登録しておいた移行先(新)システムのデータマスタファイルへ項目ごとにマッピングを行うことにより、前記データ群のフォーマットを移行先のデータフォーマットに変換した後、該変換後のデータ群を移行先システムへ移行するよう構成される。
更に、本発明に係るデータ移行方法は、体系的な名寄せ処理も行うことを目的として、前記変換後に、更に移行元システム間でキー項目が重複するデータの統合化を行った後で、該統合化後のデータ群を移行先システムへ移行する。
また、本発明に係るデータ移行装置は、複数の移行元システムのデータ群を各データごとに読み込んで格納する抽出データバッファと、フォーマット変換の入出力フォーマットを予め登録したフォーマット変換入出力マスタファイルと、前記抽出データを処理したり項目ごとのマッピングによりフォーマットを変換するデータ処理/変換部と、前記データ処理及び変換の結果が格納されるデータ処理/変換後データベースと、前記変換後のデータを移行先システムへ移行させるデータ移行処理部と、前記データ処理/変換部へ人手により入出力を行い、前記フォーマット変換入出力マスタファイルの登録等を行う入出力部とを備えるよう構成する。
更に、移行元システム間でキー項目が重複するデータの統合化(名寄せ処理)における移行元システム間の優先順位を予め登録した名寄せ処理優先順位マスタファイルを備え、前記データ処理/変換部が前記フォーマット変換後に名寄せ処理を実施した結果を前記データ処理/変換後データベースに格納することができる。
本発明によれば、移行先システムのデータにフォーマット変更が発生した場合でも、移行先システムのフォーマット変換入出力マスタファイルの修正を行うことにより、変更への対応が可能であり、各移行元抽出データのフォーマットを変更する必要がないため、データ移行作業の設定変更に要する時間と費用を大幅に低減できる。
以下に、本発明に係るデータ移行方法および装置の具体的な実施形態を、図面を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
まず、図1に実施形態に係るシステム構成の概略を示す。
本システムは、データ移行装置1、事業統合等の統合元となるデータ移行元システム2a、2b、2c、データの統合先となるデータ移行先システム3、及びこれらを相互に接続するLAN4から構成されている。ここで、システム2a〜2cと3はデータベースを有するコンピュータシステムである。そのうち、データ移行元システム2a〜2cは、それぞれのデータフォーマットで抽出された、移行の対象となる抽出DB21を有する。
本システムは、データ移行装置1、事業統合等の統合元となるデータ移行元システム2a、2b、2c、データの統合先となるデータ移行先システム3、及びこれらを相互に接続するLAN4から構成されている。ここで、システム2a〜2cと3はデータベースを有するコンピュータシステムである。そのうち、データ移行元システム2a〜2cは、それぞれのデータフォーマットで抽出された、移行の対象となる抽出DB21を有する。
次に、データ移行装置1はコンピュータであり、データ移行元システム2a〜2cの各抽出DB21のデータを読み込んで格納する抽出DBバッファ11、データを処理したりマッピングによりデータフォーマットの変換等を行うデータ処理/変換部12、フォーマット変換の入出力フォーマットを予め登録したフォーマット変換入出力マスタファイル13、前記データ移行元システム2a〜2c間の名寄せ処理優先順位を登録した名寄せ処理優先順位マスタファイル14、前記フォーマット変換入出力マスタファイル13の設定等のために前記データ処理/変換部12に対してキーボードから入力を行い端末画面に表示を行う入出力部15、前記データ処理/変換部12により処理/変換されたデータを格納するデータ処理/変換後DB16、データを前記データ移行先システム3へ移行させる処理を行うデータ移行処理部17から構成される。また、移行先システム3は移行済DB31を有している。
なお、移行元各システムの抽出DB21のデータ構成を図2に示す。
本実施形態では、品目マスタファイルのデータを移行する場合を例にとっている。
図2の(A)は移行元システム2aの抽出DBであり、(B)は2bの、(C)は2cの抽出DBである。各図から分かるように、項目名のうち、「品目コード」、「品目名称」は移行元各システムで共通であり、「品目グループ」、「旧品目コード」、「製品分類」、「標準原価」の項目はシステムにより存在するものとしないものがある。また、データ処理/変換後DB16のデータ構成(移行済DB31のデータ構成も同じ)は図7の通りであり、この図7の項目は、移行元システムの図2の(A)(B)(C)のそれぞれの項目と比較して、共通する項目としない項目が存在する。
本実施形態では、品目マスタファイルのデータを移行する場合を例にとっている。
図2の(A)は移行元システム2aの抽出DBであり、(B)は2bの、(C)は2cの抽出DBである。各図から分かるように、項目名のうち、「品目コード」、「品目名称」は移行元各システムで共通であり、「品目グループ」、「旧品目コード」、「製品分類」、「標準原価」の項目はシステムにより存在するものとしないものがある。また、データ処理/変換後DB16のデータ構成(移行済DB31のデータ構成も同じ)は図7の通りであり、この図7の項目は、移行元システムの図2の(A)(B)(C)のそれぞれの項目と比較して、共通する項目としない項目が存在する。
次に、実施形態に係るデータ移行作業の動作フローチャートを図5に従って時系列順に説明する。
1.フォーマット変換入出力マスタファイル13の登録(S101)
まず、本ステップS101によって、移行元システムから移行先システムへ項目ごとのマッピングによりデータフォーマットを変換するための入出力マスタファイル13(図3)を予め登録する。
まず、本ステップS101によって、移行元システムから移行先システムへ項目ごとのマッピングによりデータフォーマットを変換するための入出力マスタファイル13(図3)を予め登録する。
図3において、(A)はフォーマット変換の出力(変換後)フォーマットを示し、(B)〜(D)は入出力対応フォーマットを示すが、そのうち、(B)は移行元システム2aの入出力対応フォーマット、(C)は2bの入出力対応フォーマット、(D)は2cの入出力対応フォーマットを示す。
まず、図3の(A)のフォーマット変換出力フォーマットの登録方法について以下説明する。
入出力部15の端末画面で、図3(A)の表の「項目名」、「キ−項目フラグ」で示される列が空欄になっているものが表示された後、オペレータが入出力部15から該当する内容を空欄に入力していく。
そのうち、「項目名」の列には、データ処理/変換後DB16(図7)の項目名を入力する。
従って、図3の(A)のフォーマット変換出力フォーマットに、項目名として「品目コード」、「品目名称」等の5項目が入力されている。
また、キーとなる項目には、「キー項目フラグ」の欄に「×」を記入するが、本実施形態では「品目コード」をキーとし、図3(A)の最初の行の「キー項目フラグ」の欄に「×」が入力されている。
入出力部15の端末画面で、図3(A)の表の「項目名」、「キ−項目フラグ」で示される列が空欄になっているものが表示された後、オペレータが入出力部15から該当する内容を空欄に入力していく。
そのうち、「項目名」の列には、データ処理/変換後DB16(図7)の項目名を入力する。
従って、図3の(A)のフォーマット変換出力フォーマットに、項目名として「品目コード」、「品目名称」等の5項目が入力されている。
また、キーとなる項目には、「キー項目フラグ」の欄に「×」を記入するが、本実施形態では「品目コード」をキーとし、図3(A)の最初の行の「キー項目フラグ」の欄に「×」が入力されている。
次に、図3の(B)の入出力対応フォーマットの登録方法について述べる。
まず、入出力部15の端末画面に、(B)の表の「項目名」、「出力項目NO.」で示される列が空欄となっているものが表示された後、オペレータが入出力部15から該当する内容を空欄に入力していく。
そのうち、「項目名」の列には、データ移行元システム2aの抽出DB21(図2の(A))の項目名を入力する。
その結果、図3の(B)の入出力対応フォーマットに、項目名として、「品目コード」、「品目名称」等の5項目が入力される。
まず、入出力部15の端末画面に、(B)の表の「項目名」、「出力項目NO.」で示される列が空欄となっているものが表示された後、オペレータが入出力部15から該当する内容を空欄に入力していく。
そのうち、「項目名」の列には、データ移行元システム2aの抽出DB21(図2の(A))の項目名を入力する。
その結果、図3の(B)の入出力対応フォーマットに、項目名として、「品目コード」、「品目名称」等の5項目が入力される。
また、「出力項目NO.」の列には数字を記入するが、これは、例えば最初の行、即ち項目NO.1の行について、「項目名」の欄に「品目コード」が入力されているが、これは図3(A)の出力フォーマットにおいて出力項目NO.1に該当するため、(B)の「出力項目NO.」の欄に「1」が入力されている。(B)の2行目以降についても、同様な考え方により、「2」「3」「4」がそれぞれ入力されている。
更に、図3の(C)及び(D)の登録についても、同様な考え方により、図2の(B)及び(C)を参照して内容を設定する。
更に、図3の(C)及び(D)の登録についても、同様な考え方により、図2の(B)及び(C)を参照して内容を設定する。
2.名寄せ処理の初期設定(S102)
引き続いて、名寄せ処理の初期設定作業を以下の通り実施する。
まず、移行元システムの抽出DB21のうち、移行元のシステムが異なりキー項目の「品目コード」が同一のものについて、移行後の体系的な管理を行うために、当該システム間で優先順位を付け、オペレータが入出力部15から優先順位を入力して設定し、これをデータ処理/変換部12が名寄せ処理優先順位マスタファイル14に格納する。マスタファイル14は、図4に示すように、移行元システム2aの優先順位を2、2bの優先順位を3、2cの優先順位を1と設定している。
引き続いて、名寄せ処理の初期設定作業を以下の通り実施する。
まず、移行元システムの抽出DB21のうち、移行元のシステムが異なりキー項目の「品目コード」が同一のものについて、移行後の体系的な管理を行うために、当該システム間で優先順位を付け、オペレータが入出力部15から優先順位を入力して設定し、これをデータ処理/変換部12が名寄せ処理優先順位マスタファイル14に格納する。マスタファイル14は、図4に示すように、移行元システム2aの優先順位を2、2bの優先順位を3、2cの優先順位を1と設定している。
3.抽出DBの取込(S103)
上述したS102の設定作業を完了した後は、データ処理/変換部12のプログラムにより処理が進行し、データ移行装置1が移行元各システムの抽出DB21を抽出DBバッファ11に読み込む抽出DB取込処理(S103)を行う。
上述したS102の設定作業を完了した後は、データ処理/変換部12のプログラムにより処理が進行し、データ移行装置1が移行元各システムの抽出DB21を抽出DBバッファ11に読み込む抽出DB取込処理(S103)を行う。
4.マッピング処理(S104)及びその結果の出力(S105)
抽出DBバッファ11に読み込んだデータを、各データごとにデータ処理/変換部12で、項目対応のマッピングによりフォーマットを変換するマッピング処理(S104)を行い、その結果をデータ処理/変換後DB16に出力する(S105)。
抽出DBバッファ11に読み込んだデータを、各データごとにデータ処理/変換部12で、項目対応のマッピングによりフォーマットを変換するマッピング処理(S104)を行い、その結果をデータ処理/変換後DB16に出力する(S105)。
次に、マッピング処理の詳細について以下説明する。
まず、移行元システム2aの抽出DB21のマッピング処理について述べる。
2aの抽出DB21のデータ構成は図2の(A)で示されるが、入出力対応フォーマットである図3の(B)における「入力項目NO.」と「出力項目NO.」の番号の対応関係に従って、マッピング処理が行われる。
まず、移行元システム2aの抽出DB21のマッピング処理について述べる。
2aの抽出DB21のデータ構成は図2の(A)で示されるが、入出力対応フォーマットである図3の(B)における「入力項目NO.」と「出力項目NO.」の番号の対応関係に従って、マッピング処理が行われる。
即ち、図3(B)の入出力対応フォーマットの入力項目NO.1である「品目コード」の内容は図3(A)の出力フォーマットの出力項目NO.1の項目にマッピングされ、図3(B)の入出力対応フォーマットの入力項目NO.2の「品目名称」の内容は図3(A)出力フォーマットのNO.2の項目にマッピングされ、図3(B)の入出力対応フォーマットの項目NO.3と4についても同様に出力項目のNO.3と4の項目にマッピングされる。しかし、(B)の入力項目NO.5の「製品分類」については、出力項目に同一名称の項目が存在しないため、マッピングを行わない。よって、(B)の「出力項目NO.」欄は空欄となっている。
以上のマッピング処理の結果、移行元システム2aの抽出DB21は図7(A)の名寄せ処理前のデータ処理/変換後DBの第1行〜第3行で示される通りフォーマット変換される。
移行元システム2b、2cについても同様な手順で図7(A)の名寄せ処理前のデータ処理/変換後DBの第4行〜第6行及び第7行〜第9行のデータにそれぞれ変換される。
移行元システム2b、2cについても同様な手順で図7(A)の名寄せ処理前のデータ処理/変換後DBの第4行〜第6行及び第7行〜第9行のデータにそれぞれ変換される。
5.マッピング処理の終了判定(S106)
上述した処理(S104とS105)が全データにつき終了したか否かを判定し、終了していなければ、残りのデータにつきS104とS105のステップを繰り返す。逆に、終了していれば、S107に処理が移る。
上述した処理(S104とS105)が全データにつき終了したか否かを判定し、終了していなければ、残りのデータにつきS104とS105のステップを繰り返す。逆に、終了していれば、S107に処理が移る。
6.マッピング結果のマニュアル処理(S107〜S109)
全データのマッピング処理が終了した後、必要に応じて人手により、データ移行装置1の入出力部15により、マッピング結果(図7(A)の名寄せ処理前のデータ処理/変換後DB)を画面に表示して編集したり(S108)、同マッピング結果をデータ処理/変換後DB16からダウンロードして表計算ソフト等によりファイルの修正・編集を行い、修正後に同16にアップロードしたりすることができる(S109)。
全データのマッピング処理が終了した後、必要に応じて人手により、データ移行装置1の入出力部15により、マッピング結果(図7(A)の名寄せ処理前のデータ処理/変換後DB)を画面に表示して編集したり(S108)、同マッピング結果をデータ処理/変換後DB16からダウンロードして表計算ソフト等によりファイルの修正・編集を行い、修正後に同16にアップロードしたりすることができる(S109)。
7.名寄せ処理(S200)
次に、データ処理/変換部12において、マッピング処理結果(図7の(A))に対する名寄せ処理が以下の通り自動的に実行される。
次に、データ処理/変換部12において、マッピング処理結果(図7の(A))に対する名寄せ処理が以下の通り自動的に実行される。
この名寄せ処理の詳細フローである図6に基づいて以下に説明する。
まず、上述したマッピング処理後のデータ(図7(A)の名寄せ処理前のデータ処理/変換後DB)を1行ずつデータ処理/変換後DB16からデータ処理/変換部12に読み込む(S201)。
そして、移行元が異なるデータ間でキー項目が重複するデータが有るか監視し(S202)、もし有れば、上述したS102で設定したそのデータの名寄せ処理の優先順位を参照する(S203)。
まず、上述したマッピング処理後のデータ(図7(A)の名寄せ処理前のデータ処理/変換後DB)を1行ずつデータ処理/変換後DB16からデータ処理/変換部12に読み込む(S201)。
そして、移行元が異なるデータ間でキー項目が重複するデータが有るか監視し(S202)、もし有れば、上述したS102で設定したそのデータの名寄せ処理の優先順位を参照する(S203)。
本実施例では、図7(A)の名寄せ処理前のデータ処理/変換後DBのデータのうち、第1行から順番にデータを読み込んでいき、最終行までは、キー項目である「品目コード」につきデータ間に重複は生じていない。
しかし、最終行のデータに至って初めて「品目コード」が第1行のデータと重複(「A−0001」)する。
即ち、図7(A)の名寄せ処理前のデータ処理/変換後DBのデータのうち、第1行と最終行は、それぞれ移行元システム2aの抽出データベース21(図2(A))の最初の行と、移行元システム2cの抽出データベース21(図2(C))の最後の行のマッピング結果である。
しかし、最終行のデータに至って初めて「品目コード」が第1行のデータと重複(「A−0001」)する。
即ち、図7(A)の名寄せ処理前のデータ処理/変換後DBのデータのうち、第1行と最終行は、それぞれ移行元システム2aの抽出データベース21(図2(A))の最初の行と、移行元システム2cの抽出データベース21(図2(C))の最後の行のマッピング結果である。
従って、この最終行の名寄せ処理の優先順位は、上述したS102の設定内容より「1」であり、第1行の優先順位は「2」であるから、最終行のデータを読み込んで優先順位を参照する時(S203)に、第1行の優先順位より高いと判断して、高優先度の最終行のデータが低優先度の第1行のデータに置き換わる処理(S204)を以下の通り行う。
この2行について、図7(A)の「品目コード」以外の欄に内容が既に入力してある最終行の「品目名称」及び「品目グループ」の項目については、優先順位の高い2cのデータ(それぞれ「品目Z」と「Z002」)が置き換わり、2aにしか記載のない「旧品目コード」については、2aの内容(「A−A001」)がコピーされ、共に空欄である「標準原価」の欄については空欄のままとなる結果、前記重複データは図7(B)の最終行に統合される。
但し、「品目コード」が「A−0001」以外のデータについては、名寄せ処理前後(図7の(A)と(B))で内容は変わらない。
この図7(B)のデータを、図7(A)のデータに置き換えて、名寄せ処理後のデータとして、データ処理/変換後DB16に格納する。
この2行について、図7(A)の「品目コード」以外の欄に内容が既に入力してある最終行の「品目名称」及び「品目グループ」の項目については、優先順位の高い2cのデータ(それぞれ「品目Z」と「Z002」)が置き換わり、2aにしか記載のない「旧品目コード」については、2aの内容(「A−A001」)がコピーされ、共に空欄である「標準原価」の欄については空欄のままとなる結果、前記重複データは図7(B)の最終行に統合される。
但し、「品目コード」が「A−0001」以外のデータについては、名寄せ処理前後(図7の(A)と(B))で内容は変わらない。
この図7(B)のデータを、図7(A)のデータに置き換えて、名寄せ処理後のデータとして、データ処理/変換後DB16に格納する。
本S203の手順により、名寄せ処理を人手によらず、コンピュータにより実現できる。
8.データ移行処理(S300)
データ処理/変換後DB16に格納された名寄せ処理後の最終データを、データ移行処理部17により移行先システム3に移行し、移行済DB31に格納する。
データ処理/変換後DB16に格納された名寄せ処理後の最終データを、データ移行処理部17により移行先システム3に移行し、移行済DB31に格納する。
本発明の好ましい実施例によれば、移行先システムのデータフォーマットが変更になった場合でも、図3の入出力マスタファイルを登録しなおすことにより、容易に設定変更することが出来る。
なお、移行先システムが単一のみではなく、複数の場合でも、移行先システムにそれぞれ対応してデータフォーマットマスタファイルを用意することにより、複数の移行元システムから複数の移行先システムにデータを変換して同時に移行するデータ移行装置を構成することもできる。
1:データ移行装置 2a、2b、2c:データ移行元システム 3:データ移行先システム
12:データ処理/変換部 15:入出力部 17:データ移行処理部
12:データ処理/変換部 15:入出力部 17:データ移行処理部
Claims (4)
- 移行元システムから移行先システムへのデータ移行方法であって、
複数の移行元システムのデータ群を各データごとに抽出データバッファに読み込んだ後、予め登録しておいたフォーマット変換の入出力フォーマットに従って項目ごとにマッピング処理を行うことにより、前記移行元システムのデータ群のフォーマットを移行先システムのデータフォーマットに変換し、前記変換後のデータ群を移行先システムへ移行することを特徴とするデータ移行方法。 - 請求項1のデータ移行方法において、
前記変換後に、更に複数の移行元システム間でキー項目が重複するデータの統合化を行った後、該統合化後のデータ群を移行先システムへ移行することを特徴とする請求項1に記載のデータ移行方法。 - 移行元システムから移行先システムへのデータ移行装置であって、
複数の移行元システムのデータ群を各データごとに読み込んで格納する抽出データバッファと、
フォーマット変換の入出力対応関係を予め登録したフォーマット変換入出力マスタファイルと、
前記移行元システムのデータ群のフォーマットを項目ごとのマッピング処理により移行先のデータフォーマットに変換するデータ処理/変換部と、
前記処理/変換の結果が格納されるデータ処理/変換後データベースと、
該データ処理/変換後データベースに格納されたデータを移行先システムへ移行させるデータ移行処理部と、
前記データ処理/変換部に対する入出力を行い、前記フォーマット変換入出力マスタファイルの登録を行う入出力部と、
を備えるデータ移行装置。 - 請求項3のデータ移行装置において、
更に、前記移行元システム間でキー項目が重複するデータのシステム間優先順位を予め登録した名寄せ処理優先順位マスタファイルを備え、
前記変換後に、前記データ処理/変換部が該名寄せ処理優先順位マスタファイルに従ってデータの統合化を行った後、該統合化後のデータを前記データ処理/変換後データベースに格納することを特徴とするデータ移行装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020187552A (ja) * | 2019-05-14 | 2020-11-19 | 株式会社イーエムシステムズ | レセプト請求ファイル作成方法、レセプト請求ファイル作成システムおよびレセプト請求ファイル作成プログラム |
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JP2020187552A (ja) * | 2019-05-14 | 2020-11-19 | 株式会社イーエムシステムズ | レセプト請求ファイル作成方法、レセプト請求ファイル作成システムおよびレセプト請求ファイル作成プログラム |
JP7530706B2 (ja) | 2019-05-14 | 2024-08-08 | 株式会社イーエムシステムズ | レセプト請求ファイル作成方法、レセプト請求ファイル作成システムおよびレセプト請求ファイル作成プログラム |
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