WO2009116288A1

WO2009116288A1 - データベースシステム移行方法

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Publication number: WO2009116288A1
Application number: PCT/JP2009/001217
Authority: WO
Inventors: 木村仁; 浜松毅; 皆越幸治
Original assignee: 株式会社インフォース
Priority date: 2008-03-19
Filing date: 2009-03-18
Publication date: 2009-09-24
Also published as: JP2009223851A

Abstract

【課題】データベースシステム間の移行のための適切な前処理にかかる方法を提供すること。【解決手段】第１データベースシステムの運用状態を分析して変換用テーブルを作成する（Ｓ１０１）。この変換用テーブルは、第１のデータベースシステムの第１データベースエンジン用の第１ＳＱＬ文を含む接続文字列とデータベース制御文字列とを有する第１データベース接続・制御文字列を、第２データベースシステムの第２データベースエンジン用の第２ＳＱＬ文を含む接続文字列とデータベース制御文字列とを有する第２データベース接続・制御文字列に変換するためのものである。変換用テーブルを作成した後、それを利用して第１データベースシステムの第２データベースシステムへの移行を行う（Ｓ１０２）。

Description

データベースシステム移行方法

　本発明は、データベースシステムの移行に伴う処理に関する。

　事業規模の変化に応じて、データベースシステムを移行したい場合がある。例えば、企業の事業規模の拡大に伴って、スタンドアローンに対応したデータベースシステムからクライアント／サーバ型のデータベースシステムに変更する場合や、オープンソースのデータベースシステムから商用データベースシステムに変更する場合などである。かかるデータベースシステムの移行要求に応えることを目的とした技術としては、例えば特許文献１に開示されたものがある。

　特許文献１の０００６段落を参照すると、データベースに使用可能なＳＱＬ文はデータベースシステム毎によって異なる。従って、移行元のデータベースシステムに含まれていたモジュールやストアードプロシージャのようなＳＱＬ文を含むデータベース接続文字列とデータベース制御文字列（以下、「データベース接続・制御文字列（ＤＣＣＳ）」）を移行先のデータベースシステムで直接使用することができないことがある。これに対して、特許文献１のシステムにおいては、ＧＵＩ技術とＳＱＬ文自動変換処理とを連携させることにより、データベースシステムをスムーズに移行させることとしている。

特開２００２－３５１７１０号公報

　特許文献１のシステムを実現するためにはＳＱＬ文自動変換処理を可能としなければならない。特許文献１に例示されているようなＳＱＬ文自動変換処理は適切な前処理なくしては現実的には不可能である。しかしながら、特許文献１には上記のような「適切な前処理」についての記載はない。また、一般的に「適切な前処理」として確立された手法もない。

　例えば、ある企業が、スタンドアローンを想定したデータベースシステムとクライアント／サーバ型のデータベースシステムの２タイプのデータベースシステムを開発・販売することがある。この場合、一方のデータべースシステムから他方のデータベースシステムへの移行を助けるウィザードなどが、当該企業によって提供されている場合もある。しかし、その場合でも、当該ウィザードによる移行処理を行った後に、移行処理のエラーレポートに従って手動で修正を加えなければ完全な移行処理は成し得ない。これは上記のような「適切な前処理」が確立されていない証左である。換言すれば、「適切な前処理」が提供されれば既存のデータベースシステムの自動変換処理も機能することとなる。

　そこで、本発明は、データベースシステムの移行のための適切な前処理にかかる方法を提供することを目的とする。

　本発明によれば、複数のレコードを有するユーザデータと、第１データベースエンジンと、該第１データベースエンジン用の第１ＳＱＬ文を含むデータベース接続文字列とデータベース制御文字列とを有する第１ＤＣＣＳとを少なくとも有する第１データベースシステムを、前記ユーザデータと、第２データベースエンジンと、該第２データベースエンジン用の第２ＳＱＬ文を含むデータベース接続文字列とデータベース制御文字列を有する第２ＤＣＣＳとを少なくとも有する第２データベースシステムに移行するデータベースシステム移行方法であって、
　前記第１データベースシステムの運用状態を分析して前記第１ＤＣＣＳを前記第２ＤＣＣＳに変換するための変換用テーブルを作成する変換用テーブル作成ステップと、
　前記変換用テーブルを利用して前記第１データベースシステムを前記第２データベースシステムに移行する移行ステップと
を備えるデータベースシステム移行方法が得られる。

　本発明によれば、移行元のデータベースシステムにおけるランタイムのＳＱＬ文を取得し、事実上、取得したＳＱＬ文のすべてに対して検証を行いつつ変換用テーブルを作成している。従って、信頼性の高い変換用テーブルを得ることができる。また、その変換用テーブルを用いることにより、データベースシステムの移行を確実に行うことができる。

　なお、上述した本発明によるデータベースシステム移行方法又は変換用テーブル作成方法は、その一部をプログラムに実装することができる。

本発明の実施の形態によるデータベースシステム移行方法を示すフローチャートである。図１のＳ１０１の詳細を示すフローチャートである。図２のＳ２０１の詳細を示すフローチャートである。図２のＳ２０１において抽出されるＳＱＬ文を含むテーブルである。図２のＳ２０２にて用いられるＳＱＬ文変換テーブルを示す図である。図２のＳ２０２にて変換された後のＳＱＬ文を含むテーブルである。図２のＳ２０５の詳細を示すフローチャートである。図７のＳ７０１において保存される不一致結果テーブルの例を示す図である。図１のＳ１０２の処理を例示する図である。

符号の説明

　９０１　　　ｍｄｂファイル
　９０２　　　テキストファイル
　９０３　　　変換用テーブル
　９０４　　　テキストファイル
　９０５　　　ｍｄｂファイル
　９０６　　　ａｄｐファイル

　以下、本発明の実施の形態によるデータベース移行方法を図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、移行元のデータベースシステムはマイクロソフト社のＡｃｃｅｓｓであり、移行先のデータベースシステムが同じくマイクロソフト社のＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒである。マイクロソフト社のＡｃｃｅｓｓは、「アップサイジングウィザード」という移行ツールが備えられている。この移行ツールは、Ａｃｃｅｓｓで構成されたデータベースシステムをＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒに移行するために用いられる。このアップサイジングウィザードでは、Ａｃｃｅｓｓデータベースファイル（ｍｄｂファイル）をＡｃｃｅｓｓプロジェクトファイル（ａｄｐファイル）とＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ用のファイルとに分ける。なお、ｍｄｂファイルには、ユーザデータに加えて、ストアードプロシージャやモジュール等のＤＣＣＳも格納されている。一方、Ａｃｃｅｓｓプロジェクトファイルには、ｍｄｂファイルがＡｃｃｅｓｓによって実行されていた際のユーザインタフェースを実現するためのモジュール等だけが含まれる。ユーザデータやストアードプロシージャはＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ用のファイルに格納されることになる。ここで留意すべきは、Ａｃｃｅｓｓのデータベースエンジン（Ｊｅｔエンジン）とＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒのデータベースエンジンでは、解釈できるＳＱＬ文が異なるという点である。従って、アップサイジングウィザードを実行した際に、変換エラーが生じうる。変換エラーは、変換の際に出力されるレポートを参照して手動で修正されなければならない。これに対して、以下に説明する実施の形態においては、アップサイジングウィザードにより変換を実行する前に、ｍｄｂファイルを分析して変換用テーブルを得る。続いて、この変換用テーブルに基づいてｍｄｂファイル内に含まれるＡｃｃｅｓｓ用のＳＱＬ文を含むＤＣＣＳをＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ用のＳＱＬ文を含むＤＣＣＳに予め変換する。これにより、アップサイジングウィザード実行時に変換エラーを生じないようにしている。即ち、図１に示されるように、本実施の形態によるデータベース移行方法は、大きく２つのフェーズにより構成されている。最初のフェーズは、移行元となるデータベースシステムを分析して変換用テーブルを作成する分析フェーズ（変換用テーブル作成フェーズ）である（Ｓ１０１）。続くフェーズは、作成された変換用テーブルを用いてデータベースシステムの移行を行う移行フェーズである（Ｓ１０２）。

　図２に示されるように、分析フェーズでは、まず、移行元となるｍｄｂファイルを実際に運用した際にＡｃｃｅｓｓのデータベースエンジンに対して発行されるＳＱＬ文の抽出が行われる（Ｓ２０1）。本実施の形態においては、より具体的には、移行元となるｍｄｂファイルを所定のフォーマットに変換して変換後ファイルを得る（Ｓ３０１）。ここで、所定のフォーマットは、ＤＣＣＳの内容を確認し且つ変更することを可能とするフォーマットである。本実施の形態においてはテキストファイル形式である。

　次いで、変換後ファイルの内容を確認する。更に、Ａｃｃｅｓｓ用のＳＱＬ文の実行に関連のある部分が特定される（Ｓ３０２）。その特定された部分に対して抽出用コードが挿入される（Ｓ３０３）。この抽出用コードは、ｍｄｂファイルが実際に運用された際に、対応するＳＱＬ文を切り出して出力するためのものである。本実施の形態においてはＶＢＡにより記述されている。

　更に、変換後ファイルに含まれるすべてのＳＱＬ文に対して抽出用コードが挿入され、変更後ファイルを生成した後（Ｓ３０２において「なし」）、変更後ファイルに対して、逆フォーマット変換を行って中間ファイルを生成する（Ｓ３０４）。この逆フォーマット変換は、Ｓ３０1のフォーマット変換の逆の作業となる。このことから理解されるように、中間ファイルは、移行元となるｍｄｂファイルと同じフォーマットであるが、ｍｄｂファイルに含まれるＳＱＬ文の実行に関連のある部分には抽出用コードが挿入されてなるものとなっている。

　中間ファイルを生成した後、その中間ファイルを用いてｍｄｂファイルの実行時におけるＳＱＬ文の抽出を行う（Ｓ３０５）。このようにして抽出された例を図４に示す。図４において一番下の行に記載されているものがｍｄｂファイルのランタイムＳＱＬ文である。

　図２に示されるように、ランタイムＳＱＬ文が抽出されると（Ｓ２０１）、次いで、ＳＱＬ文変換（ＳＱＬＳＣ）テーブルに従って、抽出したＳＱＬ文の変換を行う。これにより、変換後ＳＱＬ文を得る（Ｓ２０２）。ここで、ＳＱＬＳＣテーブルは、例えば、図５に示されるようなものである。変換後のＳＱＬ文は例えば図６の最下行に記載されたようなものとなる。

　この時点でのＳＱＬＳＣテーブルがｍｄｂファイルに含まれるＳＱＬ文のすべてに適切に対応しているのであれば、アップサイジングウィザードによる移行処理でも変換エラーのでない状態となる。それを調べるため、まず、ステップＳ２０１において抽出したランタイムＳＱＬ文をＡｃｃｅｓｓのデータベースエンジンにて実行する。これにより第１実行結果を得る。続いてステップＳ２０２で得られた変換後ＳＱＬ文をＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒのデータベースエンジンにて実行する。これにより、第２実行結果を得る（Ｓ２０３）。このようにして得られた第１実行結果及び第２実行結果は、いずれも複数のレコードからなるレコードセットである。

　次いで、ステップＳ２０３において得られた第１実行結果及び第２実行結果の対比を行うことにより、両者が一致しているか否かを判定する（Ｓ２０４）。ここで、ＳＱＬ文の構文は、出力フィールド、対象元テーブル、条件文及びデータ順序の４つの要素で構成されている。従って、レコード数、データフィールド数、第１レコードの全フィールドのデータ値、最終レコードの全フィールドのデータ値、及び、前記第１レコードと前記最終レコードの間の特定の一のレコードの全フィールドのデータ値の５点についてのみ対比を行うことにより、それらが第１実行結果及び第２実行結果間で一致していることを確認できれば、上述したＳＱＬ文の４つの要素が同一であることを確認することができる。この場合、レコードセットの全データ値について対比せずとも、

　ステップＳ２０４における対比の結果、第１実行結果及び第２実行結果が一致しなかったデータがあった場合には、第１実行結果及び第２実行結果が一致するような変換規則を特定する。その内容に応じてＳＱＬＳＣテーブルの更新を行う（Ｓ２０５）。更新されたＳＱＬＳＣテーブルを用いて、ステップＳ２０４における判定結果が一致するまで、ステップＳ２０２～Ｓ２０４を繰り返す。

　図７に示されるように、ステップＳ２０５の処理に関し、より具体的には、まず、ステップ２０４において実行結果の対比を行った結果、一致しなかったデータについて、不一致結果テーブルを保存する（Ｓ７０１）。この不一致結果テーブルは、例えば図８に示されるように、対象となっているＳＱＬ文や、それによる実行結果のセットが格納するものである。このような不一致結果テーブルがあることにより、問題点の特定がし易くなる。この不一致結果テーブルを検討して、不一致を解消する手法を特定する（Ｓ７０２）。特定した手法をルール化して得られる情報をＳＱＬＳＣテーブル（図５参照）に追記する。なお、本実施の形態においては、不一致解消の手法の特定は手動で行っている。このようにして問題点の特定と、その問題点を解消するためのＳＱＬ文の変換テーブルの更新を繰り返して行う。これにより、いずれはステップＳ２０４において、すべての実行結果について同一であることを確認できることとなる。このようにして、第１及び第２の実行結果がすべて一致したことを確認できた場合、その時点におけるＳＱＬＳＣテーブルを移行フェーズにおいて変換用テーブルとして用いることができる（Ｓ１０２）。

　上述したように、本実施の形態においては、移行元のデータベースシステムがＡｃｃｅｓｓであり、移行先のデータベースシステムがＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒである。移行フェーズ（Ｓ１０２）においては、ｍｄｂファイルに対してアップサイジングツールを実行する前に、図９に示されるような前処理を施す。これにより、アップサイジングツールによる変換時において、データベースの移行エラー発生をなくすることができる。

　詳しくは、図９に示されるように、まずは、移行元となるｍｄｂファイル９０１をテキストファイル９０２にエクスポートする。エクスポートされたテキストファイル９０２を変換用テーブル（分析フェーズにおいて作成されたＳＱＬＳＣテーブル）９０３とＤＡＯ=>ＡＤＯ変換テーブルにより変換する。その変換されたテキストファイル９０４をｍｄｂファイル９０５にインポートする。これにより、外形上はｍｄｂファイルであるが、含まれているＳＱＬ文はＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒのものであるといったファイルが作成される。このインポート後のｍｄｂファイル９０５を対象として、アップサイジングツールを実行する。これにより、適切なａｄｐファイル９０６及びＳＱＬ　Ｓｅｒｖｅｒ用のファイルの作成が行われる。

　以上、本発明について、具体的なデータベースシステムを例に掲げて説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。他のデータベースシステム間の移行にも適用可能である。

Claims

　複数のレコードを有するユーザデータと、第１データベースエンジンと、該第１データベースエンジン用の第１ＳＱＬ文を含むデータベース接続文字列とデータベース制御文字列とを有する第１データベース接続・制御文字列（ＤＣＣＳ）とを少なくとも有する第１データベースシステムを、前記ユーザデータと、第２データベースエンジンと、該第２データベースエンジン用の第２ＳＱＬ文を含むデータベース接続文字列とデータベース制御文字列を有する第２ＤＣＣＳとを少なくとも有する第２データベースシステムに移行するデータベースシステム移行方法であって、
　前記第１データベースシステムの運用状態を分析して前記第１ＤＣＣＳを前記第２ＤＣＣＳに変換するための変換用テーブルを作成する変換用テーブル作成ステップと、
　前記変換用テーブルを利用して前記第１データベースシステムを前記第２データベースシステムに移行する移行ステップと
を備えるデータベースシステム移行方法。
　請求項１記載のデータベースシステム移行方法において、
　前記変換用テーブル作成ステップは、
　前記第１データベースシステムのランタイム時の前記第１ＳＱＬ文を抽出する抽出ステップと、
　ＳＱＬ文変換（ＳＱＬＳＣ）テーブルに従い、抽出した前記第１ＳＱＬ文を変換して変換後ＳＱＬ文を得るＳＱＬ文変換（ＳＱＬＳＣ）ステップと、
　前記第１データベースエンジンによる前記第１ＳＱＬ文の実行結果を第１実行結果として取得する一方で、前記第２データベースエンジンによる前記変換後ＳＱＬ文の実行結果を第２実行結果として取得する取得ステップと、
　取得した前記第１実行結果と前記第２実行結果を比較して一致しているか否かを判定する判定ステップと、
　該判定ステップの結果、前記第１実行結果と前記第２実行結果とが不一致であった場合、当該不一致を解消し得るように前記ＳＱＬＳＣテーブルを更新して新たな前記ＳＱＬＳＣテーブルとするテーブル更新ステップと
を備えており、前記判定ステップの結果、前記第１実行結果と前記第２実行結果とが一致するまで、前記ＳＱＬＳＣステップ、前記判定ステップ及び前記テーブル更新ステップを繰り返し行い、前記判定ステップの結果、前記第１実行結果と前記第２実行結果とが一致した時点における前記ＳＱＬＳＣテーブルを前記変換用テーブルとする、データベースシステム移行方法。
　請求項２記載のデータベースシステム移行方法において、
　前記抽出ステップは、
　前記ＤＣＣＳを含むファイルのフォーマットを変換して変換後ファイルを得るフォーマット変換ステップであって、前記フォーマットは、前記ＤＣＣＳの内容を確認し且つ変更することを可能とするものであるフォーマット変換ステップと、
　前記変換後ファイルの内容を確認して前記第１ＳＱＬ文の実行に関連のある部分を特定し、実行された際に前記第１ＳＱＬ文を抽出する抽出用コードを前記特定した部分に対して挿入するように、前記変換後ファイルを変更して変更後ファイルを生成する挿入ステップと、
　変更後ファイルに対して逆フォーマット変換をして前記ファイルと同一フォーマットを有する中間ファイルを生成する逆フォーマット変換ステップと、
　前記中間ファイルを運用して前記第１ＳＱＬ文を抽出する運用ステップと
を備える、データベースシステム移行方法。
　請求項２又は請求項３記載のデータベースシステム移行方法において、
　前記第１実行結果及び前記第２実行結果は、それぞれレコードセットの形で得られるものであり、
　前記判定ステップは、レコード数、データフィールド数、第１レコードの全フィールドのデータ値、最終レコードの全フィールドのデータ値、及び、前記第１レコードと前記最終レコードの間の特定の一のレコードの全フィールドのデータ値の５点についてのみ、前記第１実行結果と前記第２実行結果の比較を行う
データベースシステム移行方法。
　請求項４記載のデータベースシステム移行方法において、
　前記判定ステップは、
　前記第１実行結果と前記第２実行結果とが不一致であった場合、不一致にかかる前記第１ＳＱＬ文と不一致となった前記第１実行結果及び前記第２実行結果を不一致結果テーブルとして保存する保存ステップと、
　該不一致結果テーブルに基づいて第１実行結果と前記第２実行結果を一致させる手法を特定する特定ステップと、
　特定した手法をルール化して得られる情報を前記ＳＱＬＳＣテーブルに追記して、前記新たなＳＱＬＳＣテーブルを作成する新テーブル作成ステップと
を備える、データベースシステム移行方法。
　請求項１乃至請求項５のいずれかに記載のデータベースシステム移行方法であって、前記ユーザデータと前記第１ＤＣＣＳが一つのファイルに含まれており、当該ファイルを対象とした前記第１データベースシステムの前記第２データベースシステムへの移行を補助するツールが用意されている場合において、
　前記移行ステップは、
　前記ファイルに含まれるすべてのオブジェクトをテキストファイルにエクスポートするエクスポートステップと、
　前記変換用テーブルを用いて、エクスポートされた前記テキストファイルに含まれる前記第１ＳＱＬ文を前記第２ＳＱＬ文に変換するファイル変換ステップと、
　変換されたテキストファイルを前記ファイルにインポートするインポートステップと、
　前記ツールを用いて前記インポート後のファイルからの移行を行うツール使用ステップと
を備えている、データベースシステム移行方法。
　第１データベースシステムから前記第２データベースシステムへの移行に用いられる変換用テーブルを作成する変換用テーブル作成方法であって、
　前記第１データベースシステムは、複数のレコードを有するユーザデータと、第１データベースエンジンと、該第１データベースエンジン用の第１ＳＱＬ文を含むデータベース接続文字列とデータベース制御文字列とを有する第１データベース接続・制御文字列（ＤＣＣＳ）とを少なくとも有するものであり、
　前記第２データベースシステムは、前記ユーザデータと、第２データベースエンジンと、該第２データベースエンジン用の第２ＳＱＬ文を含むデータベース接続文字列とデータベース制御文字列を有する第２ＤＣＣＳとを少なくとも有するものであり、
　前記変換用テーブルは、前記第１ＤＣＣＳを前記第２ＤＣＣＳに変換するためのものである、変換用テーブル作成方法において、
　前記第１データベースシステムのランタイム時の前記第１ＳＱＬ文を抽出する抽出ステップと、
　ＳＱＬ文変換（ＳＱＬＳＣ）テーブルに従い、抽出した前記第１ＳＱＬ文を変換して変換後ＳＱＬ文を得るＳＱＬ文変換（ＳＱＬＳＣ）ステップと、
　前記第１データベースエンジンによる前記第１ＳＱＬ文の実行結果を第１実行結果として取得する一方で、前記第２データベースエンジンによる前記変換後ＳＱＬ文の実行結果を第２実行結果として取得する取得ステップと、
　取得した前記第１実行結果と前記第２実行結果を比較して一致しているか否かを判定する判定ステップと、
　該判定ステップの結果、前記第１実行結果と前記第２実行結果とが不一致であった場合、当該不一致を解消し得るように前記ＳＱＬＳＣテーブルを更新して新たな前記ＳＱＬＳＣテーブルとするテーブル更新ステップと
を備えており、前記判定ステップの結果、前記第１実行結果と前記第２実行結果とが一致するまで、前記ＳＱＬＳＣステップ、前記判定ステップ及び前記テーブル更新ステップを繰り返し行い、前記判定ステップの結果、前記第１実行結果と前記第２実行結果とが一致した時点における前記ＳＱＬＳＣテーブルを前記変換用テーブルとする、変換用テーブル作成方法。