JP5808861B1 - エラー処理システム - Google Patents

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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B23/00Testing or monitoring of control systems or parts thereof
    • G05B23/02Electric testing or monitoring
    • G05B23/0205Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults
    • G05B23/0259Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults characterized by the response to fault detection
    • G05B23/0267Fault communication, e.g. human machine interface [HMI]
    • G05B23/0272Presentation of monitored results, e.g. selection of status reports to be displayed; Filtering information to the user

Abstract

FAシステム特有の事情を考慮した上で、各GOTで個別にエラーコードが管理されている場合に、エラーコードの管理をサーバ等による一元管理にスムーズに移行できるようにすることを目的とする。GOT(30)は、生産設備で発生したエラーのエラーコードを取得すると、エラーコードをキーとしてエラーデータベース(40)を検索する。GOT(30)は、メッセージを取得できない場合には、エラーコードをキーとして内部メモリを検索する。GOT(30)は、取得したメッセージを表示する。

Description

この発明は、ファクトリーオートメーションシステム(以下、FAシステム)を構成する生産設備において発生したエラーの処理技術に関する。
FAシステムでは、加工機や検査機等の生産設備毎に、生産設備を制御するプログラマブルロジックコントローラ(以下、PLC)と、PLCのHMI(Human Machine Interface)であるグラフィックオペレーションターミナル(以下、GOT)とが設けられる。
生産設備では、様々なエラーが発生する。PLCが生産設備で発生したエラーを検知すると、GOTは発生したエラーを示すエラーコードをPLCから取得する。GOTは、エラーコードに対応するエラーメッセージを、内部メモリから取得して表示する。作業者は、GOTに表示されたエラーメッセージを確認して、エラーの原因を特定し、対処する。
生産設備やPLCは、日々改善が繰り返されている。生産設備やPLCに変更が加わると、エラーコードが増える場合や、変更される場合がある。この場合、GOTの内部メモリに記憶されたエラーコード及び対応するエラーメッセージもメンテナンスされる。
GOTは、生産設備やPLCと対応して設けられているため、変更が加えられた生産設備やPLC毎に、対応するGOTのエラーコードとエラーメッセージとをメンテナンスする必要がある。
同一の生産設備が複数ある場合には、同一の生産設備それぞれに対して同じ変更が加えられるのが一般的である。この場合、生産設備それぞれに対応する全てのGOTのエラーコードとエラーメッセージとをメンテナンスする必要がある。
特開2009−119616号公報
FAシステムは、初めは少ない台数の生産設備で稼働し、需要の増大等に伴って徐々に生産設備の台数が増えていく場合がある。生産設備の台数が少ないうちは、各GOTについてエラーコードとエラーメッセージとをメンテナンスすることに、それほど多くの手間はかからない。しかし、生産設備の台数が増えていくに従い、徐々に手間が増えていく。
そこで、エラーコードとエラーメッセージとを一元管理するサーバを設ける等して、生産設備やPLCの変更に伴う、エラーコードとエラーメッセージとのメンテナンスの手間を減らすことが望まれる。
しかし、FAシステムでは、生産設備の台数が将来増えるかどうかは稼働前には分からないため、初めからサーバ等を設け、コストをかけることができない場合が多い。そのため、初めは各GOTでエラーコードとエラーメッセージとを管理しておき、生産設備の台数がある程度増えた場合に、サーバ等を設け一元管理するように切り替える必要がある場合がある。
また、FAシステムでは、製品を生産することが目的であるため、生産に関する装置間の通信が優先され、その他の通信のトラフィックは一定以下に抑えるように制限されている場合が多い。そのため、エラーコードとエラーメッセージとを管理するサーバ等を後付けする場合に、後付けされたサーバ等で発生するトラフィックを一定以下に抑えなければならない場合がある。
この発明は、上述したFAシステム特有の事情に鑑みて成されたものである。この発明は、FAシステムにおいて、各GOTで個別にエラーコードとエラーメッセージとが管理されている場合に、エラーコードとエラーメッセージとの管理をサーバ等による一元管理にスムーズに移行できるようにすることを目的とする。
この発明に係るエラー処理システムは、
生産設備と、前記生産設備を制御するPLC(プログラマブルロジックコントローラ)と、前記PLCのHMI(ヒューマンマシンインタフェース)であるインタフェース装置とを備えるファクトリーオートメーションシステムにおける前記生産設備で発生したエラーに関する処理を行うエラー処理システムであって、エラーデータベースと前記インタフェース装置とを備えるエラー処理システムであり、
前記エラーデータベースは、
エラーコード毎に、エラーの内容を示すメッセージを記憶するエラー情報記憶部
を備え、
前記インタフェース装置は、
エラーコード毎に、エラーの内容を示すメッセージを記憶するメッセージ記憶部と、
前記生産設備で発生したエラーのエラーコードを取得するエラーコード取得部と、
前記エラーコード取得部が取得したエラーコードをキーとして前記エラー情報記憶部を検索して、メッセージを取得するデータベース検索部と、
前記データベース検索部がメッセージを取得できない場合に、前記エラーコード取得部が取得したエラーコードをキーとして前記メッセージ記憶部を検索して、メッセージを取得する内部検索部と、
前記データベース検索部と前記内部検索部とが取得したメッセージを表示する表示部とを備えることを特徴とする。
前記エラー情報記憶部は、エラーコード毎に、メッセージと、エラーの対処法を示す対処情報とを記憶し、
前記データベース検索部は、前記メッセージとともに、前記対処情報を取得し、
前記表示部は、前記データベース検索部が取得したメッセージを表示する場合、前記対処情報も表示する
ことを特徴とする。
前記エラーデータベースは、さらに、
前記データベース検索部がキーとして用いたエラーコードを履歴として記憶する履歴記憶部
を備え、
前記履歴記憶部が記憶したエラーコードの出力する履歴出力部と
を備えることを特徴とする。
前記履歴出力部は、前記履歴記憶部が記憶したエラーコードのうち、前記エラー情報記憶部が記憶していないエラーコードのみを出力する
ことを特徴とする。
前記インタフェース装置は、さらに、
前記エラーが発生してから、前記エラーが解消するまでの復旧時間を計測する復旧時間計測部
を備え、
前記履歴記憶部は、前記復旧時間計測部が計測した復旧時間を、エラーコードとともに記憶し、
前記履歴出力部は、前記エラーコードとともに、前記復旧時間を出力する
ことを特徴とする。
前記インタフェース装置は、さらに、
前記データベース検索部がメッセージを取得できない場合に、前記エラーコード取得部が取得したエラーコードと、前記内部検索部が検索したメッセージとを対応させて、前記エラー情報記憶部に格納するメッセージ格納部
を備えることを特徴とする。
この発明に係るエラー処理システムでは、エラーデータベースに記憶されているエラーコードに関しては、エラーデータベースから取得したエラーメッセージを出力し、エラーデータベースに記憶されていないエラーコードに関しては、インタフェース装置(例えば、GOT)に記憶されたエラーメッセージを出力する。そのため、インタフェース装置に記憶されたエラーメッセージを活かしつつ、エラーメッセージの管理を徐々にエラーデータベースによる一元管理に移行することができる。
また、エラーメッセージの管理をエラーデータベースによる一元管理に移行する際、インタフェース装置に記憶されたエラーメッセージを全て吸い上げてエラーデータベースに登録するような必要もない。そのため、一元管理に移行する際、エラーデータベースで大きなトラフィックが発生することもない。
実施の形態1に係るエラー処理システム100の構成図。 実施の形態1に係るGOT30とエラーデータベース40との機能構成図。 実施の形態1に係るメッセージ記憶部31が記憶する情報を示す図。 実施の形態1に係るエラー情報記憶部41が記憶する情報を示す図。 実施の形態1に係るエラー処理システム100の処理を示すフローチャート。 表示部35が表示する画面例を示す図。 エラー情報記憶部41のメンテナンス画面例を示す図。 実施の形態2に係るGOT30とエラーデータベース40との機能構成図。 実施の形態2に係る履歴記憶部42が記憶する情報を示す図。 実施の形態2に係るエラー処理システム100の処理を示すフローチャート。 実施の形態3に係るGOT30とエラーデータベース40との機能構成図。 実施の形態3に係るエラー処理システム100の処理を示すフローチャート。 実施の形態1,2に示したGOT30、エラーデータベース40、APサーバ50のハードウェア構成の例を示す図。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るエラー処理システム100の構成図である。
エラー処理システム100は、FAシステムを構成する生産設備10において発生したエラーに関する処理を行うシステムである。エラー処理システム100は、生産設備10、PLC20、GOT30(インタフェース装置の一例)、エラーデータベース40、APサーバ50(アプリケーションサーバ)を備える。
生産設備10は複数あり、生産設備10毎に、PLC20及びGOT30が設けられている。生産設備10と対応するPLC20の間、PLC20と対応するGOT30の間、各GOT30とエラーデータベース40の間、エラーデータベース40とAPサーバ50の間は、それぞれネットワークにより接続されている。各GOT30とエラーデータベース40の間と、エラーデータベース40とAPサーバ50の間とのネットワークは、トラフィックが一定以下に制限されている場合がある。
図2は、実施の形態1に係るGOT30とエラーデータベース40との機能構成図である。
GOT30は、メッセージ記憶部31、エラーコード取得部32、データベース検索部33、内部検索部34、表示部35を備える。
エラーデータベース40は、エラー情報記憶部41を備える。
図3は、実施の形態1に係るメッセージ記憶部31が記憶する情報を示す図である。
メッセージ記憶部31は、GOT30が内部に有する、エラーメッセージを記憶した記憶装置である。メッセージ記憶部31は、エラーコード毎に、エラーメッセージを記憶する。エラーコードは、発生したエラーの識別子である。エラーメッセージは、発生したエラーの内容を簡易的に示す情報である。
図4は、実施の形態1に係るエラー情報記憶部41が記憶する情報を示す図である。
エラー情報記憶部41は、エラーメッセージ等を記憶する記憶装置である。エラー情報記憶部41は、設備IDと言語とエラーコードと毎に、エラーメッセージと対処情報とを記憶する。設備IDは、生産設備10の識別子である。言語は、エラーメッセージの記述言語の識別子である。エラーコード及びエラーメッセージは、上述した通りである。対処情報は、発生したエラーに対してどのような対処をすればよいか等、エラーに対処するに当たり参考となる情報である。
図5は、実施の形態1に係るエラー処理システム100の処理を示すフローチャートである。
生産設備10でエラーが発生する(S101)。PLC20は、生産設備10で発生したエラーを検知する(S102)。PLC20は、生産設備10の動作を制御・監視する装置であるため、生産設備10でエラーが発生すれば容易に検知可能である。
すると、GOT30のエラーコード取得部32は、PLC20から発生したエラーに対応するエラーコードを取得する(S103)。エラーコード取得部32は、PLC20の内部メモリを監視しており、PLC20がエラーを検知したことを検知可能である。また、エラーコード取得部32は、PLC20が検知したエラーを示すエラーコードをPLC20から取得可能である。
エラーコード取得部32がエラーコードを取得すると、データベース検索部33は、PLC20を介して接続された生産設備10の設備IDと、エラーメッセージを表示する言語と、エラーコードとをキーとして、エラーデータベース40のエラー情報記憶部41を検索する(S104)。なお、エラーメッセージを表示する言語は、GOT30の使用者等によって設定されているものとする。
検索した結果、キーに対応するレコードがあった場合(S104であり)、データベース検索部33は、そのレコードからエラーメッセージと対処情報とを取得する(S105)。そして、表示部35は、データベース検索部33によって取得されたエラーメッセージと対処情報とを表示する(S107)。
一方、検索した結果、キーに対応するレコードがなかった場合(S104でなし)、内部検索部34は、エラーコードをキーとして、メッセージ記憶部31を検索し、エラーメッセージを取得する(S106)。そして、表示部35は、内部検索部34によって取得されたエラーメッセージを表示する(S107)。
図6は、表示部35が表示する画面例を示す図である。
表示部35は、生産設備10に関する各種計測値351と、生産設備10を動作させるスイッチ352等を通常時には表示している。S107では、表示部35は、通常時に表示している情報に追加して、メッセージ表示欄353にエラーメッセージを表示する。
なお、エラー処理システム100の管理者は、APサーバ50を介して、エラーデータベース40のエラー情報記憶部41を適宜メンテナンスする。
図7は、エラー情報記憶部41のメンテナンス画面例を示す図である。
メンテナンス画面には、エラー情報記憶部41に記憶された情報の一覧が表示される。管理者は、メンテナンスが必要な情報を選択して、情報を修正して更新ボタンを押下することにより、情報を更新する。また、管理者は、登録ボタンを押下して、新規エラーコードの追加欄を表示させ、新規エラーコードに関する情報を追加する。
各GOT30とエラーデータベース40の間とのネットワークのトラフィックが一定以下に制限されている場合がある。この場合において、各GOT30でエラーコードとエラーメッセージとのデータを管理している状態から、エラーデータベース40による一元管理に移行するのに当たり、各GOT30から全てのデータを抽出してエラーデータベース40に登録することができない。そのため、一度にデータをエラーデータベース40に移行することは難しい。
実施の形態1に係るエラー処理システム100では、GOT30がエラーデータベース40に記憶されたエラーコードに関しては、エラーデータベース40から取得したエラーメッセージを出力し、エラーデータベース40に記憶されていないエラーコードに関しては、GOT30に記憶されたエラーメッセージを出力する。そのため、実施の形態1に係るエラー処理システム100では、GOT30に記憶されたデータを活かして運用を継続しつつ、徐々にデータをエラーデータベース40へ移行し、一元管理に移行することができる。
工場に海外から研修生等が来る場合がある。このような場合には、一時的にエラーメッセージの表示言語を切り替える必要がある。
実施の形態1に係るエラー処理システム100では、エラーデータベース40に登録されたエラーメッセージについては表示言語を切り替えることが可能である。そのため、実施の形態1に係るエラー処理システム100では、一時的なエラーメッセージの表示言語の切り替えにも容易に対応可能である。
通常、GOT30をメンテナンスする場合、GOT30が設けられた生産設備10を含むラインを停止する必要がある。そのため、GOT30のメンテナンスができる時間は、非常に限られている。
エラーデータベース40を導入した後は、原則としてGOT30のメッセージ記憶部31をメンテナンスする必要はない。そのため、エラーメッセージのメンテナンスが容易になる。また、エラーメッセージをメンテナンスするために、ラインを停止する必要もない。
また、GOT30の入出力装置は通常タッチパネルであり、ハードウェアとしてのキーボードは備えておらず、ソフトウェアとしてのキーボードのみ有している。そのため、GOT30において、エラーメッセージ等の文字を入力する作業は、作業員に対する負荷が大きい。
エラーデータベース40を導入した後は、原則としてGOT30のメッセージ記憶部31をメンテナンスする必要はない。そのため、作業員の負荷軽減にもつながる。
エラーデータベース40には、エラーメッセージとともに対処情報も記憶されている。そして、GOT30は、エラーデータベース40から取得したエラーメッセージを表示する際、併せて対処情報も表示する。対処情報が表示されることにより、作業者が発生したエラーに対処する時間を短縮することが可能になる。
以上のように、実施の形態1では、徐々にデータをエラーデータベース40へ移行し、一元管理に移行することができるが、エラー情報記憶部にメッセージ記憶部にない項目(言語、対処情報等)を持たせることにより、よりエラー情報を充実させることができる。また、メッセージ記憶部31にない項目(言語、対処情報等)を必要とするエラーメッセージについて優先的に登録すれば、少ない労力で、有益な情報を提供することができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、エラーメッセージのメンテナンスを効率的に行うことを可能にする方法について説明する。
実施の形態2では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
エラーデータベース40によるデータの一元管理に移行する場合、各GOT30に記憶されたデータを精査しつつ、順にエラーデータベース40に登録すればよい。しかし、FAシステムでは、製品を生産することが優先であり、エラーメッセージに関する処理になかなか作業者の手が回らないのが実情である。そのため、エラーデータベース40への登録が本当に必要とされているエラーメッセージを優先的に、エラーデータベース40に登録する仕組みが必要である。
図8は、実施の形態2に係るGOT30とエラーデータベース40との機能構成図である。
GOT30の機能構成は、図2に示す実施の形態1に係るGOT30と同じである。エラーデータベース40は、図2に示す実施の形態1に係るエラーデータベース40が備える機能に加え、履歴記憶部42、履歴出力部43を備える。
図9は、実施の形態2に係る履歴記憶部42が記憶する情報を示す図である。
履歴記憶部42は、発生したエラーに関する情報を履歴として記憶する記憶装置である。履歴記憶部42は、エラーコード、設備ID、発生日時、復旧日時、作業者IDを記憶する。エラーコード及び設備IDは上述した通りである。発生日時は、エラーが発生した日時を示す情報である。復旧日時は、エラーが解消された日時を示す情報である。作業者IDは、エラーが発生した際にGOT30を使用していた作業者の識別子である。
図10は、実施の形態2に係るエラー処理システム100の処理を示すフローチャートである。
S201からS204の処理は、図5に示すS101からS104の処理と同じである。
S204で検索が行われると、エラーデータベース40の履歴記憶部42は、キーを受信した日時を発生日時として、キーとされた設備IDとエラーコードと、GOT30の作業者IDと対応付けて、履歴として記憶する(S205)。なお、作業者IDは、GOT30の使用時にGOT30に登録され、キーがエラーデータベース40へ送信される際、併せて送信されるものとする。また、ここでは、S204で検索した結果、キーに対応するレコードがあったか否かに関わらず、S204で検索が行われた全てのエラーコード(つまりS203で取得した全てのエラーコード)についての履歴が記憶される。
S206からS208の処理は、図5に示すS105からS107の処理と同じである。
S208で表示されたエラーメッセージ等を参照して、作業者がエラーに対処し、エラーが解消する。すると、GOT30が有するエラーが解消したことを入力する復旧ボタンを作業者が押下する等して、PLC20にエラーが解消したことを通知する(S209)。この際、復旧ボタンが押下されたという情報が、エラーデータベース40へも送信される。エラーデータベース40の履歴記憶部42は、復旧ボタンが押下されたという情報を受信した日時を復旧日時として、対応する設備ID、エラーコード、発生日時等が記憶されたレコードに記憶する(S210)。
履歴出力部43は、APサーバ50を介して、エラー処理システム100の管理者から指示を受けると、履歴記憶部42が記憶した履歴をAPサーバ50に出力する。管理者は、出力された履歴を参照して、APサーバ50を介して、エラー情報記憶部41をメンテナンスする。
例えば、履歴出力部43は、履歴に含まれるエラーコードのうち、エラー情報記憶部41に記憶されていないエラーコードを抽出して、そのエラーコードと同じレコードに記憶された設備ID等とともに出力する。これにより、管理者は、エラー情報記憶部41に記憶されていないエラーコードのうち、実際に発生したエラーを示すエラーコードを知ることができる。実際に発生したエラーは、他のエラーよりも発生する可能性が高いと考えられるため、そのエラーを示すエラーコードは、優先してメンテナンスし、例えば適切なエラーメッセージや対処情報を登録すべきエラーコードである。
また、例えば、履歴出力部43は、発生日時と復旧日時とから、復旧にかかった復旧時間を計算して、復旧時間を設備ID等とともに出力する。復旧時間が長いのは、作業者が対処方法を知らなかったことが原因である可能性がある。そのため、復旧時間が長いエラーを示すエラーコードは、優先してメンテナンスし、例えば適切なエラーメッセージや対処情報を登録すべきエラーコードである。
なお、履歴出力部43は、復旧時間順に整列して履歴を出力してもよい。また、履歴出力部43は、復旧時間が基準時間以上の情報のみ出力してもよい。
以上のように、実施の形態2に係るエラー処理システム100では、発生したエラーの履歴を記憶しておき、履歴を参照してエラーメッセージ等をメンテナンスできる。そのため、エラーデータベース40への登録が本当に必要とされているエラーメッセージを優先的に、エラーデータベース40に登録することが可能になる。
エラーデータベース40にエラーメッセージを登録する場合には、より適切なエラーメッセージが登録されるとともに、対処情報も登録される。そのため、GOT30に登録されたエラーメッセージを参照してエラーに対処するよりも、エラーデータベース40に登録されたエラーメッセージを参照してエラーに対処する方が、復旧時間を短くすることができる。そのため、登録が必要とされているエラーメッセージを優先的に、エラーデータベース40に登録することにより、復旧時間を短くでき、ラインの稼働率を高くすることができる。
なお、履歴には、実際にエラーに対処した作業者の作業者IDが含まれている。そのため、管理者は、例えば、復旧時間が長いエラーコード等についてのエラーメッセージを登録する際、対処情報に作業者IDを登録してもよい。これにより、後に、同じエラーが発生した場合、作業者IDから実際にそのエラーに対処した作業者を特定できるため、実際にそのエラーに対処した作業者から対処方法を聞き出すことが可能である。
また、履歴記憶部42は、さらに、作業者が行った対処内容を示す「作業者の対処情報」を記憶してもよい。
例えば、S209で復旧ボタンが押下された後、作業者の対処情報をメニューから選択できるようにしておき、選択された結果が作業者の対処情報として、履歴記憶部42に記憶されるようにしてもよい。また、メニューには、「その他」が選択できるようになっており、その他が選択された場合には、別途APサーバ50から作業者の対処情報を入力できるようにしてもよい。
履歴を参照してエラーメッセージ等をメンテナンスする際に、実際の作業者の対処情報を参照することにより、より適切なエラーメッセージや対処情報を作成することが可能になる。
実施の形態3.
実施の形態3では、自動的にエラーメッセージを登録する方法について説明する。
実施の形態3では、実施の形態2と異なる部分を中心に説明する。
実施の形態1で説明したように、各GOT30とエラーデータベース40との間のネットワークはトラフィックが制限される場合もある。そのため、ネットワークを介して、各GOT30から全てのエラーコードとエラーメッセージとを抽出して、エラーデータベース40に登録するのは難しい。しかし、実施の形態2で説明したように、FAシステムでは、製品を生産することが優先であり、エラーメッセージに関する処理になかなか作業者の手が回らないのが実情である。そこで、トラフィックの制限を満たしつつ、自動的に必要なエラーメッセージをエラーデータベース40に登録する仕組みが必要である。
図11は、実施の形態3に係るGOT30とエラーデータベース40との機能構成図である。
GOT30は、図8に示す実施の形態2に係るGOT30が備える機能に加え、メッセージ格納部36を備える。エラーデータベース40の機能構成は、図8に示す実施の形態2に係るエラーデータベース40と同じである。
図12は、実施の形態3に係るエラー処理システム100の処理を示すフローチャートである。
S301からS307と、S309からS311の処理は、図10に示すS201からS210の処理と同じである。
S307で内部検索部34がエラーメッセージを取得した場合、メッセージ格納部36は、取得されたエラーメッセージをエラーデータベース40のエラー情報記憶部41に記憶する(S308)。この際、メッセージ格納部36は、S304でキーとして用いたエラーコード等と対応付けて、エラーメッセージを記憶する。
以上のように、実施の形態3に係るエラー処理システム100では、実際に発生したエラーのエラーコードとエラーメッセージとがエラーデータベース40に記憶されていない場合に、そのエラーコードとエラーメッセージをエラーデータベース40に記憶する。
実施の形態2で説明したように、実際に発生したエラーは、他のエラーよりも発生する可能性が高いと考えられる。そのため、実際に発生したエラーのエラーコード等をエラーデータベース40に優先的に登録することは有効である。
特に、実施の形態3に係るエラー処理システム100では、実際にエラーが発生したときに、そのエラーコードとエラーメッセージをエラーデータベース40に記憶する。そのため、トラフィックが一時に集中することが避けられ、トラフィックの制限を満たすことができる。
図13は、実施の形態1,2に示したGOT30、エラーデータベース40、APサーバ50のハードウェア構成の例を示す図である。
GOT30、エラーデータベース40、APサーバ50の各装置は、コンピュータである。各装置の各要素をプログラムで実現することができる。
各装置のハードウェア構成としては、バスに、演算装置901、外部記憶装置902、主記憶装置903、通信装置904、入出力装置905が接続されている。
演算装置901は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等である。外部記憶装置902は、例えばROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ、ハードディスク装置等である。主記憶装置903は、例えばRAM(Random Access Memory)等である。通信装置904は、例えば通信ボード等である。入出力装置905は、例えばマウス、キーボード、ディスプレイ装置等である。
プログラムは、通常は外部記憶装置902に記憶されており、主記憶装置903にロードされた状態で、順次演算装置901に読み込まれ、実行される。
プログラムは、エラーコード取得部32、データベース検索部33、内部検索部34、表示部35、履歴出力部43として説明している機能を実現するプログラムである。
更に、外部記憶装置902にはオペレーティングシステム(OS)も記憶されており、OSの少なくとも一部が主記憶装置903にロードされ、演算装置901はOSを実行しながら、上記プログラムを実行する。
また、実施の形態1の説明において、メッセージ記憶部31、エラー情報記憶部41、履歴記憶部42が記憶すると説明した情報等が主記憶装置903にファイルとして記憶されている。
なお、図13の構成は、あくまでも各装置のハードウェア構成の一例を示すものであり、各装置のハードウェア構成は図13に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。
10 生産設備、20 PLC、30 GOT、31 メッセージ記憶部、32 エラーコード取得部、33 データベース検索部、34 内部検索部、35 表示部、40 エラーデータベース、41 エラー情報記憶部、42 履歴記憶部、43 履歴出力部、50 APサーバ、100 エラー処理システム。

Claims (6)

  1. 生産設備と、前記生産設備を制御するPLC(プログラマブルロジックコントローラ)と、前記PLCのHMI(ヒューマンマシンインタフェース)であるインタフェース装置とを備えるファクトリーオートメーションシステムにおける前記生産設備で発生したエラーに関する処理を行うエラー処理システムであって、エラーデータベースと前記インタフェース装置とを備えるエラー処理システムであり、
    前記エラーデータベースは、
    エラーコード毎に、エラーの内容を示すメッセージを記憶するエラー情報記憶部
    を備え、
    前記インタフェース装置は、
    エラーコード毎に、エラーの内容を示すメッセージを記憶するメッセージ記憶部と、
    前記生産設備で発生したエラーに対応するエラーコードを前記PLCから取得するエラーコード取得部と、
    前記エラーコード取得部が取得したエラーコードをキーとして前記エラー情報記憶部を検索して、メッセージを取得するデータベース検索部と、
    前記データベース検索部がメッセージを取得できない場合に、前記エラーコード取得部が取得したエラーコードをキーとして前記メッセージ記憶部を検索して、メッセージを取得する内部検索部と、
    前記データベース検索部と前記内部検索部とが取得したメッセージを表示する表示部とを備えることを特徴とするエラー処理システム。
  2. 前記エラー情報記憶部は、エラーコード毎に、メッセージと、エラーの対処法を示す対処情報とを記憶し、
    前記データベース検索部は、前記メッセージとともに、前記対処情報を取得し、
    前記表示部は、前記データベース検索部が取得したメッセージを表示する場合、前記対処情報も表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載のエラー処理システム。
  3. 前記エラーデータベースは、さらに、
    前記データベース検索部がキーとして用いたエラーコードを履歴として記憶する履歴記憶部
    を備え、
    前記履歴記憶部が記憶したエラーコード出力する履歴出力部と
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のエラー処理システム。
  4. 前記履歴出力部は、前記履歴記憶部が記憶したエラーコードのうち、前記エラー情報記憶部が記憶していないエラーコードのみを出力する
    ことを特徴とする請求項3に記載のエラー処理システム。
  5. 前記インタフェース装置は、さらに、
    前記エラーが発生してから、前記エラーが解消するまでの復旧時間を計測する復旧時間計測部
    を備え、
    前記履歴記憶部は、前記復旧時間計測部が計測した復旧時間を、エラーコードとともに記憶し、
    前記履歴出力部は、前記エラーコードとともに、前記復旧時間を出力する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載のエラー処理システム。
  6. 前記インタフェース装置は、さらに、
    前記データベース検索部がメッセージを取得できない場合に、前記エラーコード取得部が取得したエラーコードと、前記内部検索部が検索したメッセージとを対応させて、前記エラー情報記憶部に格納するメッセージ格納部
    を備えることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載のエラー処理システム。
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