JP2015090357A - ラム波式センシングデバイス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ラム波式センシングデバイス10は、ダイアフラム構造体20、およびデバイスチップ30を備える。デバイスチップ30は、ダイアフラム構造体40および1対の櫛歯状電極50a、50bから構成されている。そして、デバイスチップ30の共振周波数の変化を検出することにより、ダイアフラム21を通してダイアフラム44の裏面側に加わる圧力を検出する。ダイアフラム41には、1対の櫛歯状電極50a、50bに対してラム波の伝搬方向に垂直な方向にスリット46a、46bが設けられている。スリット46a、46bがラム波伝搬方向に垂直な方向の応力がデバイス領域45に作用することを妨げることができる。
【選択図】図1
Description
Δf/f=ΔL/L+ΔV1/V+ΔV2/V・・・・・(2)
Lは櫛歯電極の間隔、Vはラム波の音速(伝搬速度)、ΔV1はラム波の伝搬方向の応力による音速変化、ΔV2はラム波の伝搬方向に垂直な方向の応力による音速変化であり、Δf、ΔLは、それぞれ、f、Lの変化量である。
デバイスチップを表面側に搭載してなる第2ダイアフラム(21)と、第2ダイアフラムの周囲をその裏面側から支える支持部(22)とを備える第2ダイアフラム構造体(20)とを備え、1対の櫛歯状電極の間に印加される交流電圧によってラム波がダイアフラムを一方向に伝搬するようになっており、デバイスチップは、第2ダイアフラムを通して加わる力を検出するようになっており、
第1ダイアフラムのうち1対の櫛歯状電極が配置されるデバイス領域(45)に対してラム波の伝搬方向に垂直な方向にスリット(46a、46b)が設けられていることを特徴とする。
図1、図2に本発明のラム波式センシングデバイス10の第1実施形態を示す。
上記第1実施形態では、デバイスチップ30において、ダイアフラム41に対して反対側に開口する空所44を備えるダイアフラム構造体40を用いた例について説明したが、これに代えて、本変形例では、デバイスチップ30において空所44aをスリット46a、46bを通してダイアフラム41の表面41a側に開口するダイアフラム構造体40Aを用いる例について説明する。
上記第1実施形態では、ダイアフラム41のスリット46a、46bによってラム波の伝搬方向に垂直な方向の応力P2がデバイス領域45に作用することを低減した例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、ダイアフラム41のうち座屈した領域によってラム波の伝搬方向に垂直な方向の応力P2がデバイス領域45に作用することを低減する例について説明する。
上記第2実施形態では、ラム波の伝搬方向に垂直な方向の応力P2がデバイス領域45に作用することを低減する例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、ラム波の伝搬方向の応力P1がデバイス領域45に作用することを低減する例について説明する。
したがって、上述の如く、ラム波の伝搬方向の応力P1がデバイス領域45に作用することを低減することにより、デバイスチップ30において圧力検出感度の低下を抑制することができる。
上記第2実施形態では、ダイアフラム41として圧縮応力が作用するものを用いた例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、ダイアフラム41として引張り応力が作用するものを用いた例について説明する。
上記第3実施形態では、ダイアフラム41として圧縮応力が作用するものを用いた例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、ダイアフラム41として引張り応力が作用するものを用いた例について説明する。
上記第2実施形態では、デバイスチップ30を構成するダイアフラム構造体40として、空所44がダイアフラム41に対して反対側に開口しているダイアフラム構造体を用いた例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、次のような構造のダイアフラム構造体を用いてデバイスチップ30を構成する。
上記第2実施形態では、ダイアグラム41のうちデバイス領域45に対してラム波の伝搬方向の両側に引張り応力膜80a、80bを配置した例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、ダイアグラム41のうちデバイス領域45を除く領域に引張り応力膜を配置してもよい。
上記第7実施形態では、ダイアグラム41のうちデバイス領域45を除く領域に引張り応力膜80cを配置した例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、ダイアグラム41のうちデバイス領域45に対してラム波の伝搬方向の両側に引張り応力膜80a、80bを配置してもよい。
上記第1〜第8の実施形態では、ダイアフラム41の裏面に受けた圧力に応じてデバイスチップ30の共振周波数が変化することで圧力を検出した例について説明したが、これに代えて、本実施形態では、ダイアフラム41の裏面に受けた圧力に応じてラム波の伝搬経路も変化することを利用して圧力を検出する例について説明する。
上記第1、2実施形態では、ダイアフラム41に2つのスリット46a、46bを設けた例について説明したが、これに代えて、スリット46a、46bのうち一方をダイアフラム41に設けてもよい。つまり、ダイアフラム41のうちデバイス領域45のうちラム波の伝搬方向に垂直な方向一方側にだけ、スリットを設けてもよい。
20 ダイアフラム構造体
30 デバイスチップ
40 ダイアフラム構造体
41 ダイアフラム
45 デバイス領域
50a、50b 櫛歯状電極
70a、70b 引き出し配線
46a、46b スリット
80a、80b 引張り応力膜
80c、80d 圧縮応力膜
Claims (19)
- 圧電材料から構成されている第1ダイアフラム(41)と、前記第1ダイアフラムの裏面側に形成されて前記第1ダイアフラムに対して反対側に開口する空所(44)と、前記第1ダイアフラムの周囲をその裏面側から支える支持部(42)とを備える第1ダイアフラム構造体(40)と、前記第1ダイアフラムの表面側にて噛みあうように配置されている1対の櫛歯状電極(50a、50b)とを備えるデバイスチップ(30)と、
前記デバイスチップを表面側に搭載してなる第2ダイアフラム(21)と、前記第2ダイアフラムの周囲をその裏面側から支える支持部(22)とを備える第2ダイアフラム構造体(20)とを備え、
前記1対の櫛歯状電極の間に印加される交流電圧によってラム波が前記ダイアフラムを一方向に伝搬するようになっており、
前記デバイスチップは、前記第2ダイアフラムを通して加わる力を検出するようになっており、
前記第1ダイアフラムのうち前記1対の櫛歯状電極が配置されるデバイス領域(45)に対して前記ラム波の伝搬方向に垂直な方向にスリット(46a、46b)が設けられていることを特徴とするラム波式センシングデバイス。 - 前記第1ダイアフラムは、圧縮応力を有するものであり、
前記第1ダイアフラムの前記1対の櫛歯状電極を搭載する領域(45)以外の他の領域に配置されて引っ張り応力を有する膜(80a、80b、80c)を備え、
前記第1ダイアフラムのうち前記他の領域では、前記圧縮応力に基づく座屈が前記引っ張り応力によって解除されていることを特徴とする請求項1記載のラム波式センシングデバイス。 - 圧電材料から構成されている第1ダイアフラム(41)と、前記第1ダイアフラムの裏面側に形成されて前記第1ダイアフラムに対して反対側に開口する空所(44)と、前記第1ダイアフラムの周囲をその裏面側から支える支持部(42)とを備える第1ダイアフラム構造体(40)と、前記第1ダイアフラムの表面側にて噛みあうように配置されている1対の櫛歯状電極(50a、50b)とを備えるデバイスチップ(30)と、
前記デバイスチップを表面側に搭載してなる第2ダイアフラム(21)と、前記第2ダイアフラムの周囲をその裏面側から支える支持部(22)とを備える第2ダイアフラム構造体(20)とを備え、
前記1対の櫛歯状電極の間に印加される交流電圧によってラム波が前記ダイアフラムを一方向に伝搬するようになっており、
前記デバイスチップは、前記第2ダイアフラムを通して加わる力を検出するようになっており、
前記第1ダイアフラムは、圧縮応力が作用するものであり、
前記第1ダイアフラムのうち前記1対の櫛歯状電極が配置されるデバイス領域(45)に対して前記ラム波の伝搬方向の両側に配置されて、かつ引っ張り応力が作用する第1、第2の膜(80a、80b)を備え、
前記第1ダイアフラムのうち前記第1、第2の膜および前記1対の櫛歯状電極が配置される第1領域(48)では、前記圧縮応力に基づく座屈が前記引っ張り応力によって解除されて、前記第1ダイアフラムのうち前記第1領域以外の第2領域(49a、49b)には、座屈が残っていることを特徴とするラム波式センシングデバイス。 - 圧電材料から構成されている第1ダイアフラム(41)と、前記第1ダイアフラムの裏面側に形成されて前記第1ダイアフラムに対して反対側に開口する空所(44)と、前記第1ダイアフラムの周囲をその裏面側から支える支持部(42)とを備える第1ダイアフラム構造体(40)と、前記第1ダイアフラムの表面側にて噛みあうように配置されている1対の櫛歯状電極(50a、50b)とを備えるデバイスチップ(30)と、
前記デバイスチップを表面側に搭載してなる第2ダイアフラム(21)と、前記第2ダイアフラムの周囲をその裏面側から支える支持部(22)とを備える第2ダイアフラム構造体(20)とを備え、
前記1対の櫛歯状電極の間に印加される交流電圧によってラム波が前記ダイアフラムを一方向に伝搬するようになっており、
前記デバイスチップは、前記第2ダイアフラムを通して加わる力を検出するようになっており、
前記第1ダイアフラムは、圧縮応力が作用するものであり、
前記第1ダイアフラムのうち前記1対の櫛歯状電極が配置されるデバイス領域(45)に対して前記ラム波の伝搬方向に垂直な方向の両側に配置されて、かつ引っ張り応力が作用する第1、第2の膜(80a、80b)を備え、
前記第1ダイアフラムのうち前記第1、第2の膜および前記1対の櫛歯状電極が配置される第1領域(48)では、前記圧縮応力に基づく座屈が前記引っ張り応力によって解除されて、前記第1ダイアフラムのうち前記第1領域以外の第2領域(49c、49d)には、座屈が残っていることを特徴とするラム波式センシングデバイス。 - 圧電材料から構成されている第1ダイアフラム(41)と、前記第1ダイアフラムの裏面側に形成されて前記第1ダイアフラムに対して反対側に開口する空所(44)と、前記第1ダイアフラムの周囲をその裏面側から支える支持部(42)とを備える第1ダイアフラム構造体(40)と、前記第1ダイアフラムの表面側にて噛みあうように配置されている1対の櫛歯状電極(50a、50b)とを備えるデバイスチップ(30)と、
前記デバイスチップを表面側に搭載してなる第2ダイアフラム(21)と、前記第2ダイアフラムの周囲をその裏面側から支える支持部(22)とを備える第2ダイアフラム構造体(20)とを備え、
前記1対の櫛歯状電極の間に印加される交流電圧によってラム波が前記ダイアフラムを一方向に伝搬するようになっており、
前記デバイスチップは、前記第2ダイアフラムを通して加わる力を検出するようになっており、
前記第1ダイアフラムは、引張り応力が作用するものであり、
前記第1ダイアフラムのうち前記1対の櫛歯状電極が配置されるデバイス領域(45)に対して前記ラム波の伝搬方向に垂直な方向の両側に配置されて、かつ圧縮応力が作用する第1、第2の膜(80c、80d)を備え、
前記第1ダイアフラムのうち前記第1、第2の膜が配置される領域(49a、49b)には、前記圧縮応力によって座屈が与えられていることを特徴とするラム波式センシングデバイス。 - 圧電材料から構成されている第1ダイアフラム(41)と、前記第1ダイアフラムの裏面側に形成されて前記第1ダイアフラムに対して反対側に開口する空所(44)と、前記第1ダイアフラムの周囲をその裏面側から支える支持部(42)とを備える第1ダイアフラム構造体(40)と、前記第1ダイアフラムの表面側にて噛みあうように配置されている1対の櫛歯状電極(50a、50b)とを備えるデバイスチップ(30)と、
前記デバイスチップを表面側に搭載してなる第2ダイアフラム(21)と、前記第2ダイアフラムの周囲をその裏面側から支える支持部(22)とを備える第2ダイアフラム構造体(20)とを備え、
前記1対の櫛歯状電極の間に印加される交流電圧によってラム波が前記ダイアフラムを一方向に伝搬するようになっており、
前記デバイスチップは、前記第2ダイアフラムを通して加わる力を検出するようになっており、
前記第1ダイアフラムは、引張り応力が作用するものであり、
前記第1ダイアフラムのうち前記1対の櫛歯状電極が配置されるデバイス領域(45)に対して前記ラム波の伝搬方向の両側に配置されて、かつ圧縮応力が作用する第1、第2の膜(80c、80d)を備え、
前記第1ダイアフラムのうち前記第1、第2の膜が配置される領域(49a、49b)には、前記圧縮応力によって座屈が与えられていることを特徴とするラム波式センシングデバイス。 - 前記第1ダイアフラムは、その厚み方向から視て長方形に形成されており、
前記ラム波の伝搬方向に平行である両辺がそれぞれ短辺になるように前記第1ダイアフラムが形成されていることを特徴とする請求項3または5に記載のラム波式センシングデバイス。 - 前記第1ダイアフラムは、その厚み方向から視て長方形に形成されており、
前記ラム波の伝搬方向に平行である両辺がそれぞれ長辺になるように前記第1ダイアフラムが形成されていることを特徴とする請求項4または6に記載のラム波式センシングデバイス。 - 圧電材料から構成されている第1ダイアフラム(41)と、前記第1ダイアフラムの周囲をその裏面側から支える支持部(25)と、前記第1ダイアフラムの裏面側に形成されて前記第1ダイアフラムの表面側に開口部(46a、46b)を通して開口する空所(44a)とを備え第1ダイアフラム構造体(40A)と、前記第1ダイアフラムの表面上にて噛みあうように配置されている1対の櫛歯状電極(50a、50b)とを備えるデバイスチップ(30)を備え、
前記1対の櫛歯状電極の間に印加される交流電圧によってラム波が前記第1ダイアフラムを一方向に伝搬するようになっており、
前記デバイスチップは、前記第1ダイアフラムに加わる力を検出するようになっており、
前記第1ダイアフラムのうち前記1対の櫛歯状電極が配置されるデバイス領域(45)に対して前記ラム波の伝搬方向に垂直な方向にスリット(46a、46b)が設けられていることを特徴とするラム波式センシングデバイス。 - 前記第1ダイアフラムは、圧縮応力を有するものであり、
前記第1ダイアフラムの前記1対の櫛歯状電極を搭載する領域以外の他の領域に配置されて引っ張り応力を有する膜(80a、80b、80c)を備え、
前記第1ダイアフラムのうち前記他の領域では、前記圧縮応力に基づく座屈が前記引っ張り応力によって解除されていることを特徴とする請求項9に記載のラム波式センシングデバイス。 - 圧電材料から構成されている第1ダイアフラム(41)と、前記第1ダイアフラムの周囲をその裏面側から支える支持部(25)と、前記第1ダイアフラムの裏面側に形成されて前記第1ダイアフラムの表面側に開口部(90a、90b、90c、90d)を通して開口する空所(44a)とを備える第1ダイアフラム構造体(40A)と、前記第1ダイアフラムの表面上にて噛みあうように配置されている1対の櫛歯状電極(50a、50b)とを備えるデバイスチップ(30)を備え、
前記1対の櫛歯状電極の間に印加される交流電圧によってラム波が前記第1ダイアフラムを一方向に伝搬するようになっており、
前記デバイスチップは、前記第1ダイアフラムに加わる力を検出するようになっており、
前記第1ダイアフラムは、圧縮応力が作用するものであり、
前記第1ダイアフラムのうち前記1対の櫛歯状電極が配置されるデバイス領域(45)に対して前記ラム波の伝搬方向の両側に配置されて、かつ引っ張り応力が作用する第1、第2の膜(80a、80b)を備え、
前記第1ダイアフラムのうち前記第1、第2の膜および前記1対の櫛歯状電極が配置される第1領域(48)では、前記圧縮応力に基づく座屈が前記引っ張り応力によって解除されて、前記第1ダイアフラムのうち前記第1領域以外の第2領域(49a、49b)には、座屈が残っていることを特徴とするラム波式センシングデバイス。 - 圧電材料から構成されている第1ダイアフラム(41)と、前記第1ダイアフラムの周囲をその裏面側から支える支持部(25)と、前記第1ダイアフラムの裏面側に形成されて前記第1ダイアフラムの表面側に開口部(90a、90b、90c、90d)を通して開口する空所(44a)とを備える第1ダイアフラム構造体(40A)と、前記第1ダイアフラムの表面上にて噛みあうように配置されている1対の櫛歯状電極(50a、50b)とを備えるデバイスチップ(30)を備え、
前記1対の櫛歯状電極の間に印加される交流電圧によってラム波が前記第1ダイアフラムを一方向に伝搬するようになっており、
前記デバイスチップは、前記第1ダイアフラムに加わる力を検出するようになっており、
前記第1ダイアフラムは、圧縮応力が作用するものであり、
前記第1ダイアフラムのうち前記1対の櫛歯状電極が配置されるデバイス領域(45)に対して前記ラム波の伝搬方向に垂直な方向の両側に配置されて、かつ引っ張り応力が作用する第1、第2の膜(80a、80b)を備え、
前記第1ダイアフラムのうち前記第1、第2の膜および前記1対の櫛歯状電極が配置される第1領域(48)では、前記圧縮応力に基づく座屈が前記引っ張り応力によって解除されて、前記第1ダイアフラムのうち前記第1領域以外の第2領域(49c、49d)には、座屈が残っていることを特徴とするラム波式センシングデバイス。 - 圧電材料から構成されている第1ダイアフラム(41)と、前記第1ダイアフラムの周囲をその裏面側から支える支持部(25)と、前記第1ダイアフラムの裏面側に形成されて前記第1ダイアフラムの表面側に開口部(90a、90b、90c、90d)を通して開口する空所(44a)とを備える第1ダイアフラム構造体(40A)と、前記第1ダイアフラムの表面上にて噛みあうように配置されている1対の櫛歯状電極(50a、50b)とを備えるデバイスチップ(30)を備え、
前記1対の櫛歯状電極の間に印加される交流電圧によってラム波が前記第1ダイアフラムを一方向に伝搬するようになっており、
前記デバイスチップは、前記第1ダイアフラムに加わる力を検出するようになっており、
前記第1ダイアフラムは、引張り応力が作用するものであり、
前記第1ダイアフラムのうち前記1対の櫛歯状電極が配置されるデバイス領域(45)に対して前記ラム波の伝搬方向に垂直な方向の両側に配置されて、かつ圧縮応力が作用する第1、第2の膜(80c、80d)を備え、
前記第1ダイアフラムのうち前記第1、第2の膜が配置される領域(49a、49b)には、前記圧縮応力によって座屈が与えられていることを特徴とするラム波式センシングデバイス。 - 圧電材料から構成されている第1ダイアフラム(41)と、前記第1ダイアフラムの周囲をその裏面側から支える支持部(25)と、前記第1ダイアフラムの裏面側に形成されて前記第1ダイアフラムの表面側に開口部(90a、90b、90c、90d)を通して開口する空所(44a)とを備える第1ダイアフラム構造体(40A)と、前記第1ダイアフラムの表面上にて噛みあうように配置されている1対の櫛歯状電極(50a、50b)とを備えるデバイスチップ(30)を備え、
前記1対の櫛歯状電極の間に印加される交流電圧によってラム波が前記第1ダイアフラムを一方向に伝搬するようになっており、
前記デバイスチップは、前記第1ダイアフラムに加わる力を検出するようになっており、
前記第1ダイアフラムは、引張り応力が作用するものであり、
前記第1ダイアフラムのうち前記1対の櫛歯状電極が配置されるデバイス領域(45)に対して前記ラム波の伝搬方向の両側に配置されて、かつ圧縮応力が作用する第1、第2の膜(80c、80d)を備え、
前記第1ダイアフラムのうち前記第1、第2の膜が配置される領域(49a、49b)には、前記圧縮応力によって座屈が与えられていることを特徴とするラム波式センシングデバイス。 - 前記ダイアフラムは、その厚み方向から視て長方形に形成されており、
前記ラム波の伝搬方向に平行である両辺がそれぞれ短辺になるように前記ダイアフラムが形成されていることを特徴とする請求項11または13に記載のラム波式センシングデバイス。 - 前記ダイアフラムは、その厚み方向から視て長方形に形成されており、
前記ラム波の伝搬方向に平行である両辺がそれぞれ長辺になるように前記ダイアフラムが形成されていることを特徴とする請求項12または14に記載のラム波式センシングデバイス。 - 前記第1ダイアフラムの表面側から前記第1ダイアフラム構造の内部にエッチャントを供給するための前記開口部としてのエッチングウィンドウ(90a、90b、90c、90d)が前記第1ダイアフラムに開口しており、
前記空所は、前記エッチングウィンドウを通して供給されるエッチャントを用いて前記第1ダイアフラム構造を構成する部材をエッチングすることにより、形成されたものであり、
前記エッチングウィンドウは、前記第1ダイアフラムのうち前記1対の櫛歯状電極が配置されるデバイス領域(45)に対して前記ラム波の伝搬方向両側の領域以外の他の領域に配置されていることを特徴とする請求項11または13に記載のラム波式センシングデバイス。 - 前記第1ダイアフラムの表面側から前記第1ダイアフラム構造の内部にエッチャントを供給するための前記開口部としてのエッチングウィンドウ(90a、90b、90c、90d)が前記第1ダイアフラムに開口しており、
前記空所は、前記エッチングウィンドウを通して供給されるエッチャントを用いて前記第1ダイアフラム構造を構成する部材をエッチングすることにより、形成されたものであり、
前記エッチングウィンドウは、前記第1ダイアフラムのうち前記1対の櫛歯状電極が配置されるデバイス領域(45)に対して前記ラム波の伝搬方向に垂直な方向両側の領域以外の他の領域に配置されていることを特徴とする請求項12または14に記載のラム波式センシングデバイス。 - 前記デバイスチップを表面側に搭載してなる第2ダイアフラム(21)と、前記第2ダイアフラムの周囲をその裏面側から支える支持部(22)とを備える第2ダイアフラム構造体(20)を備えることを特徴とする請求項9ないし18のいずれか1つに記載のラム波式センシングデバイス。
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