JP2015089712A - 車体フレーム構造及び鞍乗型車両 - Google Patents

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京平 金子
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Abstract

【課題】剛性の確保及び軽量化の両立が可能な車体フレーム構造及び鞍乗型車両を提供する。【解決手段】鞍乗型車両用の車体フレーム構造は、ヘッドパイプと、ヘッドパイプに取り付けられ、ヘッドパイプから下方に延びる前フレームと、車幅方向における車両中心に対して左方に配置され、前フレームに接続されるとともに後方へと延びる左上フレームと、車幅方向における車両中心に対して右方に配置され、前フレームに接続されるとともに後方へと延びる右上フレームと、左上フレームよりも下方に配置され、前端が前フレームに取り付けられるとともに後端が左上フレームの下面に取り付けられる左下フレームと、右上フレームよりも下方に配置され、前端が前フレームに取り付けられるとともに後端が右上フレームの下面に取り付けられる右下フレームと、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、鞍乗型車両に関し、より詳しくは、鞍乗型車両に用いられる車体フレーム構造に関する。
従来、鞍乗型車両用の様々な車体フレームが提案されている。例えば、特許文献1には、スクータ用の車体フレームが開示されている。特許文献1の車体フレームは、ヘッドパイプと、前フレームと、後フレームと、補助フレームと、を備えている。前フレームは、ヘッドパイプから下方に延びている。後フレームは、平面視で略U字状をなし、両端が前フレームの下部に溶着されている。後フレームは、下方に湾曲した形状をなす凹部と、凹部の後端から後方且つ上方へ傾斜して延びる傾斜部と、を含む。補助フレームは、後フレームよりも上方に配置される。補助フレームの前端は前フレームに取り付けられ、補助フレームの後端は後フレームに取り付けられている。
特許文献1の車体フレームでは、後フレームが前フレームの下部に溶着されている。このため、車両前部のフレーム構成は、後フレームがヘッドパイプに溶着される場合と比較してコンパクトになる。
さらに、特許文献1の車体フレームを備えるスクータでは、後フレームの凹部が、前後方向においてハンドルとシートとの間に配置される。後フレームの凹部には、車幅方向に延びるアームが溶着されている。当該アームの左右端部によって、乗員の足を載せる足載せ板が支持される。したがって、上記スクータでは、乗員の足を配置するための空間が十分に確保され、乗車時の快適性が確保される。
特開平11−321756号公報
特許文献1の車体フレームは、全体としての剛性を向上させるために、補助フレームを備えている。しかしながら、補助フレームは、前フレーム及び後フレームを補助的に支持するものにすぎない。このため、特許文献1の車体フレームでは、補助フレーム以外の部分の剛性を高くする必要があり、結果として、全体の重量が大きくなってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、剛性の確保及び軽量化の両立が可能な車体フレーム構造及び鞍乗型車両を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、鞍乗型車両用の車体フレーム構造であって、ヘッドパイプと、ヘッドパイプに取り付けられ、ヘッドパイプから下方に延びる前フレームと、車幅方向における車両中心に対して左方に配置され、前フレームに接続されるとともに後方へと延びる左上フレームと、車幅方向における車両中心に対して右方に配置され、前フレームに接続されるとともに後方へと延びる右上フレームと、左上フレームよりも下方に配置され、前端が前フレームに取り付けられるとともに後端が左上フレームの下面に取り付けられる左下フレームと、右上フレームよりも下方に配置され、前端が前フレームに取り付けられるとともに後端が右上フレームの下面に取り付けられる右下フレームと、を備える。
上記車体フレーム構造は、左上フレーム及び右上フレームと、左下フレーム及び右下フレームと、を備えているため、上下方向の荷重に対する剛性を確保することができる。上記車体フレーム構造は、左下フレーム及び右下フレームが、それぞれ、左上フレーム及び右上フレームを下方から支持しているため、特に、上方からの荷重に対する剛性が高い。上記車体フレーム構造では、上下方向の荷重が左上フレーム及び右上フレームと左下フレーム及び右下フレームとに分散するため、車体フレーム構造全体としての軽量化を図ることができる。したがって、上記車体フレーム構造によれば、剛性の確保及び軽量化の両立を達成することができる。
本発明に係る鞍乗型車両は、上記車体フレーム構造と、車体カバーと、左上フレーム及び右上フレームの上方に配置されるシートと、を備える。車体カバーは、ヘッドパイプの後方に配置されるレッグシールド部と、レッグシールド部とシートとの間に配置されるとともに、正面断面が凸状をなし、且つ左上フレームの一部及び右上フレームの一部を上方から覆うアーチ部と、アーチ部の下端から車幅方向外方に突出するフートボード部と、を含む。
上記鞍乗型車両が備える車体フレーム構造では、左上フレーム及び右上フレームは、ヘッドパイプから下方に延びる前フレームに接続されている。このため、左上フレームの一部及び右上フレームの一部を覆うアーチ部の高さが高くなるのを抑制することができる。その結果、乗員の足を配置する空間を十分に確保することができ、乗車時の快適性を確保することができる。
本発明の各実施形態に係る鞍乗型車両の左側面図である。 第1実施形態に係る車体フレームの左側面図である。 図2の車体フレームの右側面図である。 図2の車体フレームの平面図である。 図2の車体フレームの背面図である。 燃料タンクが組み付けられた状態の図2の車体フレームの左側面図である。 各実施形態に係るサイドスタンドの斜視図である。 図7のサイドスタンドの右側面図である。 図7のサイドスタンドの正面図である。 第2実施形態に係る車体フレームの左側面図である。 図10の車体フレームの右側面図である。 図10の車体フレームの平面図である。
従来、ヘッドパイプから下方に延びる前フレームと、前フレームの下部から後方且つ上方に延びる後フレームと、前フレーム及び後フレームを支持する補助フレームと、備えた鞍乗型車両用の車体フレーム構造が考案されている。
上記車体フレーム構造では、前フレームの下部に後フレームを取り付けたことによって、車両前部のフレーム構成をコンパクトにまとめることができる。上記車体フレーム構造では、下方に湾曲した形状をなす凹部が後フレームに形成されている。上記車体フレーム構造を備える鞍乗型車両では、後フレームの凹部が前後方向においてハンドルとシートとの間に配置されるため、乗員の足を配置するための空間が十分に確保される。
上記車体フレーム構造では、補助フレームの前端を前フレームに取り付けるとともに補助フレームの後端を後フレームに取り付けたことによって、剛性の向上を図っている。しかしながら、上記車体フレーム構造では、補助フレームは、前フレーム及び後フレームを補助的に支持しているにすぎないため、補助フレーム以外の部分の剛性を高くする必要があった。この結果、車体フレーム構造全体としての重量が増加してしまうという問題が生じる。
そこで、本発明者は、左上フレーム及び右上フレームと、これらと同列の左下フレーム及び右下フレームと、を備える車体フレーム構造を考案した。この車体フレーム構造では、上下方向の荷重が左上フレーム及び右上フレームと左下フレーム及び右下フレームとに分散するため、全体の軽量化を図りつつ、上下方向の荷重に対する剛性を高めることができる。
さらに、本発明者は、左下フレーム及び右下フレームが左上フレーム及び右上フレームを下方から支持するように、上記車体フレーム構造を構成した。これにより、上方からの荷重に対する剛性をさらに高めることができる。
したがって、本発明者による車体フレーム構造によれば、剛性の確保及び軽量化の両立を図ることができる。また、本発明者による車体フレーム構造は車体前部の構成がコンパクトであるため、当該車体フレーム構造を備える鞍乗型車両では、乗員の足を配置する空間を十分に確保することができ、乗車時の快適性を確保することができる。
<実施形態>
以下、本発明の各実施形態に係る鞍乗型車両及び車体フレーム構造について説明する。以下の説明において、前後方向、左右方向、及び上下方向と述べるときには、鞍乗型車両に乗車した乗員から見た前後方向、左右方向、及び上下方向を意味する。各図において、矢印Fは前方向を示し、矢印Bは後方向を示す。矢印Rは右方向を示し、矢印Lは左方向を示す。矢印Uは上方向を示し、矢印Dは下方向を示す。図中同一及び相当する構成については、同一符号を付し、同じ説明を繰り返さない。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係る鞍乗型車両及び車体フレーム構造について説明する。
[全体構成]
図1は、第1実施形態に係る鞍乗型車両1の左側面図である。鞍乗型車両1は、スクータ型の車両であり、車両本体10と、車両本体10の前部に設けられた前輪20と、車両本体10の後部に設けられた後輪30と、を備える。
車両本体10は、図1に示すように、フロントフォーク11と、ハンドル12と、シート13と、パワーユニット14と、リアサスペンション15と、を備える。車両本体10は、さらに、後述する車体フレーム16と、後述する燃料タンク17と、車体フレーム16を覆う車体カバー18と、サイドスタンド19と、を備える。
フロントフォーク11は、車両本体10の前部に設けられる。フロントフォーク11は、上端部が下端部よりも後方に位置するように傾斜している。フロントフォーク11の下端部によって、前輪20が回転可能に支持される。フロントフォーク11の上端部は、図示しないステアリングシャフトを介してハンドル12に接続されている。ハンドル12の操作に従い、前輪20の向きが変更される。
シート13は、ハンドル12よりも後方且つ後述の車体フレーム16の上方に配置される。
パワーユニット14は、シート13よりも下方に配置され、上下方向に揺動する。パワーユニット14は、特に図示しないが、エンジンと、エンジンよりも後方に配置され、変速装置を収容する伝動ケースと、を備える。伝動ケースは、後輪30と連結される。エンジンは、上下方向に揺動可能に車体フレーム16に支持されている。
リアサスペンション15は、車両本体10の後部において、後輪30の右方及び左方に設けられる。各リアサスペンション15の上端部は、車体フレーム16に支持される。各リアサスペンション15の下端部は、パワーユニット14の後端部に連結されている。
[車体フレーム構造]
図2は、車体フレーム16の左側面図である。図3は、車体フレーム16の右側面図である。図4は、車体フレーム16の平面図である。図5は、車体フレーム16の背面図である。
図2及び図3に示すように、車体フレーム16は、ヘッドパイプ161と、前フレーム162と、左上フレーム163Lと、左下フレーム164Lと、右上フレーム163Rと、右下フレーム164Rと、を備える。車体フレーム16は、さらに、左補強フレーム165Lと、右補強フレーム165Rと、を備える。ヘッドパイプ161、前フレーム162、左上フレーム163L、左下フレーム164L、左補強フレーム165L、右上フレーム163R、右下フレーム164R、及び右補強フレーム165Rは、それぞれ、鉛直断面が円形のパイプ状をなす。
(ヘッドパイプ)
ヘッドパイプ161は、車体フレーム16の前部に配置される。ヘッドパイプ161は、上端部が下端部よりも後方に位置するように傾斜している。ヘッドパイプ161には、図示しないステアリングシャフトが挿入される。
(前フレーム)
前フレーム162は、溶接によってヘッドパイプ161に取り付けられる。ここで、「取り付ける」には、部材同士を直接接続することが含まれるが、部材間に介在物が存在し、部材同士を間接的に接続することは含まれない。ただし、「取り付ける」とは、各部材を別体として形成した後で直接接続することのみならず、鋳造等によって各部材を一体的に形成することをも意味する概念である。前フレーム162は、ヘッドパイプ161から下方へと延びている。第1実施形態では、前フレーム162は、上端部が下端部よりもわずかに前方に位置するように傾斜している。しかしながら、前フレーム162は、ヘッドパイプ161から下方にまっすぐ延びていてもよく、上端部が下端部よりも後方に位置するように傾斜していてもよい。
(左フレーム)
図2に示すように、左上フレーム163Lは、その前端が前フレーム162に接続されている。ここで、「接続」とは、部材同士を直接接続する場合と、部材間に介在物が存在し、部材同士を間接的に接続する場合との双方を含む概念である。また、「接続」とは、各部材を別体として形成した後で接続することを意味しており、鋳造等によって各部材を一体的に形成することを意味しない。
第1実施形態では、左上フレーム163Lの前端は、前フレーム162の左側面に溶接によって直接取り付けられている。ここで、前フレーム162の左側面とは、前フレーム162の長手方向の中心面に沿って前フレーム162を左右に二等分したと仮定した場合における左半分の表面をいい、前フレーム162の右側面とは、同じ場合における右半分の表面をいう。
図2及び図4に示すように、左上フレーム163Lは、車幅方向における車両中心Cに対して左方に配置され、前フレーム162から後方に延びている。左上フレーム163Lは、側面視で、前フレーム162から後方且つ上方に傾斜して延びる前部163Lfと、前部163Lfから後方且つ上方に傾斜して延びる後部163Lrと、を含む。後部163Lrの水平面に対する傾きは、前部163Lfの水平面に対する傾きよりも大きい。
左上フレーム163Lにおいて、前部163Lfと後部163Lrとに跨るように、パワーユニット14を支持するためのパワーユニット支持部1631Lが設けられる。左上フレーム163Lにおいて、後部163Lrの後端部には、リアサスペンション15の上端部を支持するためのリアサスペンション支持部1632Lが設けられる。
パワーユニット支持部1631Lは、ピボット軸が取り付けられる軸孔P1を有する。パワーユニット14のエンジンは、パワーユニット14が上下に揺動するように、軸孔P1に取り付けられたピボット軸周りに揺動可能に支持される。左上フレーム163Lには、パワーユニット支持部1631Lを介して、パワーユニット14の揺動に起因する上下方向の荷重が加えられる。パワーユニット支持部1631Lは、側面視で、左上フレーム163L、左下フレーム164L、及び左補強フレーム165Lに囲まれている。このように構成することで、車体フレーム16において、上下方向の荷重に対する剛性を向上させることができる。
図4に示すように、左上フレーム163Lの前部163Lfは、平面視で、前フレーム162から後方且つ車幅方向外方(左方)に延びている。左上フレーム163Lの後部163Lrは、平面視で、前部163Lfの後端から後方に向かってほぼまっすぐに延びており、後端部が車幅方向内方(右方)に屈曲している。
図2に示すように、左下フレーム164Lは、左上フレーム163Lよりも下方に配置される。左下フレーム164Lは、車両側面視で車両前後方向のどの位置でも左上フレーム163Lの下方に配置される。ただし、左上フレーム163Lと左下フレーム164Lとを車両前後方向の位置が一致する部分同士で比較したときに、左下フレーム164Lが左上フレーム163Lの下方にあればよいため、左下フレーム164Lの一部が左上フレーム163Lの最下点を通る水平線より上方に位置することがある。また、後述の通り、左下フレーム164Lは、その後端が左上フレーム163Lに取り付けられるため、左上フレーム163Lに接触する部分を有するが、この接触する部分に関しては、左上フレーム163Lの下方に位置していなくてもよい。
本実施形態では、左下フレーム164Lの前端は、左上フレーム163Lの前端よりも下方において、前フレーム162の左側面に溶接によって取り付けられる。ただし、前フレーム162に取り付けられる左下フレーム164Lの前端は、同じく前フレーム162に取り付けられている左上フレーム163Lの前端と、上下方向の位置が同じであってもよい。左下フレーム164Lの後端は、溶接によって左上フレーム163Lの下面に取り付けられる。ここで、左上フレーム163Lの下面とは、左上フレーム163Lの長手方向の中心面に沿って左上フレーム163Lを上下に二等分したと仮定した場合における、左上フレーム163Lの下半分の表面のことをいう。
左下フレーム164Lは、前部164Lfと、中間部164Lmと、後部164Lrと、を含んでいる。左下フレーム164Lの外径及び内径は、左上フレーム163Lの外径及び内径と等しい。
図2に示すように、左下フレーム164の前部164Lfは、側面視で、前フレーム162から下方且つ後方に延びている。図5に示すように、前部164Lfは、背面視で、下方且つ車幅方向外方(左方)に延びている。すなわち、前部164Lfは、上端部が下端部よりも前方且つ車幅方向内方(右方)に位置するように傾斜している。前部164Lfには、燃料タンク17を支持するための燃料タンク支持部1641Lが設けられている。
図2に示すように、左下フレーム164Lの中間部164Lmは、前部164Lfの下端から後方且つ上方に延びている。中間部164Lmには、後述するサイドスタンド40を支持するためのサイドスタンド支持部1642が設けられている。
左下フレーム164Lの後部164Lrは、中間部164Lmの後端から後方且つ上方に延びている。後部164Lrは、その中間部で屈曲し、水平面に対する傾斜角が小さくなっている。
左補強フレーム165Lは、左下フレーム164Lの後端よりも前方に配置される。左補強フレーム165Lの上端は、溶接によって左上フレーム163Lに取り付けられる。左補強フレーム165Lの下端は、溶接によって左下フレーム164Lに取り付けられる。左補強フレーム165Lは、上端部が下端部よりも前方に位置するように傾斜している。左補強フレーム165Lには、燃料タンク17を支持するための燃料タンク支持部1651Lが設けられている。
左補強フレーム165Lの長さは、左補強フレーム165Lの上端と左下フレーム164の後端との距離、及び左補強フレーム165Lの下端と左下フレーム164Lの後端との距離と実質的に等しいことが好ましい。すなわち、左上フレーム163L、左下フレーム164L、及び左補強フレーム165Lは、側面視で略正三角形をなすことが好ましい。このような構成によって、パワーユニット支持部1631Lから入力される荷重に対する耐性をより高めることができる。
(右フレーム)
図3及び図4に示すように、右上フレーム163Rは、車幅方向における車両中心Cに対して右方に配置される。右上フレーム163Rは、車幅方向における車両中心Cを通る水平線HLに対して、左上フレーム163Lとほぼ対称となっている。
図3に示すように、右上フレーム163Rは、その前端が前フレーム162に接続されている。第1実施形態では、右上フレーム163Rの前端は、前フレーム162の右側面に溶接によって直接取り付けられている。
右上フレーム163Rは、前フレーム162から後方に延びている。より詳細には、右上フレーム163Rは、側面視で、前フレーム162から後方且つ上方に傾斜して延びる前部163Rfと、前部163Rfの後端から後方且つ上方に傾斜して延びる後部163Rrと、を含む。後部163Rrの水平面に対する傾きは、前部163Rfの水平面に対する傾きよりも大きい。
右上フレーム163Rにおいて、前部163Rfと後部163Rrとに跨るように、パワーユニット14を支持するためのパワーユニット支持部1631Rが設けられる。右上フレーム163Rにおいて、後部163Rrの後端部には、リアサスペンション15の上端部を支持するためのリアサスペンション支持部1632Rが設けられる。
パワーユニット支持部1631Rは、ピボット軸が取り付けられる軸孔P2を有する。パワーユニット14のエンジンは、パワーユニット14が上下に揺動するように、軸孔P2に取り付けられたピボット軸周りに回転可能に支持される。右上フレーム163Rには、パワーユニット支持部1631Rを介して、パワーユニット14の揺動に起因する上下方向の荷重が加えられる。パワーユニット支持部1631Rは、側面視で、右上フレーム163R、右下フレーム164R、及び右補強フレーム165Rに囲まれている。このように構成することで、車体フレーム16において、上下方向の荷重に対する剛性を向上させることができる。
図4に示すように、右上フレーム163Rの前部163Rfは、平面視で、前フレーム162から後方且つ車幅方向外方(右方)に延び、左上フレーム163Lの前部163Lfと鋭角をなしている。右上フレーム163Rの後部163Rrは、平面視で、前部163Rfの後端から後方に向かってほぼまっすぐに延びており、後端部が車幅方向内方(左方)に向かって屈曲している。
図3に示すように、右下フレーム164Rは、右上フレーム163Rよりも下方に配置される。右下フレーム164Rは、車両側面視で車両前後方向のどの位置でも右上フレーム163Rの下方に配置される。ただし、右上フレーム163Rと右下フレーム164Rとを車両前後方向の位置が一致する部分同士で比較したときに、右下フレーム164Rが右上フレーム163Rの下方にあればよいため、右下フレーム164Rの一部が右上フレーム163Rの最下点を通る水平線より上方に位置することがある。また、後述の通り、右下フレーム164Rは、その後端が右上フレーム163Rに取り付けられるため、右上フレーム163Rに接触する部分を有するが、この接触する部分に関しては、右上フレーム163Rの下方に位置していなくてもよい。
本実施形態では、右下フレーム164Rの前端は、右上フレーム163Rの前端よりも下方において、溶接によって前フレーム162の右側面に取り付けられる。ただし、前フレーム162に取り付けられる右下フレーム164Rの前端は、同じく前フレーム162に取り付けられている右上フレーム163Rの前端と、上下方向の位置が同じであってもよい。右下フレーム164Rの後端は、溶接によって右上フレーム163Rの下面に取り付けられる。ここで、右上フレーム163Rの下面とは、右上フレーム163Rの長手方向の中心面に沿って右上フレーム163Rを上下に二等分した場合における、右上フレーム163Rの下半分の表面のことをいう。
右下フレーム164Rは、前部164Rfと、中間部164Rmと、後部164Rrと、を含んでいる。右下フレーム164Rは、車幅方向における車両中心Cを通る水平線HL(図4)に対して、左下フレーム164Lと非対称である。右下フレーム164Rの外径及び内径は、右上フレーム163Rの外径及び内径と等しい。
図3に示すように、右下フレーム164Rの前部164Rfは、側面視で、前フレーム162から下方且つ後方に延びている。図5に示すように、前部164Rfは、背面視で、前フレーム162から下方且つ車幅方向外方(右方)に延びている。すなわち、前部164Rfは、上端部が下端部よりも前方且つ車幅方向内方(左方)に位置するように傾斜している。前部164Rfには、燃料タンク17を支持するための燃料タンク支持部1641Rが設けられている。
図3に示すように、右下フレーム164Rの中間部164Rmは、前部164Rfの下端から後方に延びている。中間部164Rmの長さは、左下フレーム164Lの中間部164Lmの長さよりも短い。中間部164Rmの水平面に対する傾きは、中間部164Lmの水平面に対する傾きよりもわずかに小さい。
右下フレーム164Rの後部164Rrは、中間部164Rmの後端から後方且つ上方に延びている。後部164Rrは、その中間部で屈曲し、水平面に対する傾斜角が小さくなっている。
上述したように、右下フレーム164Rの中間部164Rmの長さが左下フレーム164Lの中間部164Lmの長さよりも短いため、右下フレーム164Rの後部164Rrの前端は、左下フレーム164Lの後部164Lrの前端よりも前方に位置づけられる。右下フレーム164Rの後部164Rrの後端は、左下フレーム164Lの後部164Lrの後端が左上フレーム163Lに取り付けられる位置よりもわずかに後方で、右上フレーム163Rの下面に取り付けられる。具体的には、右下フレーム164Rの後部164Rrの後端が左下フレーム164Lの後部164Lrの後端よりも後方に位置する一方、側面視で、右下フレーム164Rの後部164Rrが右上フレーム163Rに接触している範囲と、左下フレーム164Lの後部164Lrが左上フレーム163Lに接触している範囲とが重なっている。このような構成によって、ねじり荷重に対する剛性について、車幅方向における車両中心Cに対して左方に配置される各フレームと右方に配置される各フレームとのバランスを確保している。
図3に示すように、右補強フレーム165Rは、右下フレーム164Rの後端よりも前方に配置される。右補強フレーム165Rの上端は、溶接によって右上フレーム163Rに取り付けられる。右補強フレーム165Rの下端は、溶接によって右下フレーム164Rに取り付けられる。右補強フレーム165Rは、上端部が下端部よりも前方に位置するように傾斜している。右補強フレーム165Rには、燃料タンク17を支持するための燃料タンク支持部1651Rが設けられている。
右補強フレーム165Rの長さは、右補強フレーム165Rの上端と右下フレーム164Rの後端との距離、及び右補強フレーム165Rの下端と右下フレーム164Rの後端との距離と実質的に等しいことが好ましい。すなわち、右上フレーム163R、右下フレーム164R、及び右補強フレーム165Rは、側面視で略正三角形をなすことが好ましい。このような構成によって、パワーユニット支持部1631Rから入力される荷重に対する耐性をより高めることができる。
(その他の構成)
図2及び図3に示すように、車体フレーム16の前部には、上下方向の荷重に対する剛性をさらに向上させるために、ガセット166,167が設けられている。
ガセット166は、ヘッドパイプ161の後方に配置される。ガセット166は、溶接によって、ヘッドパイプ161及び前フレーム162に取り付けられている。
ガセット167は、ヘッドパイプ161の後方に配置される。ガセット167は、溶接によって、ヘッドパイプ161、前フレーム162、左上フレーム163L、及び右上フレーム163Rに取り付けられている。図5に示すように、ガセット167の下部には、左右に分岐する分岐部1671L,1671Rが形成されている。分岐部1671L,1671Rは、それぞれ、左上フレーム163Lの前部163Lf及び右上フレーム163Rの前部163Rfに取り付けられている。
図4に示すように、車体フレーム16には、左上フレーム163Lと右上フレーム163Rとを連結するブリッジ1681,1682が設けられる。車体フレーム16には、左下フレーム164Lと右下フレーム164Rとを連結するブリッジ1683が設けられる。
[燃料タンク]
図6は、燃料タンク17が組み付けられた車体フレーム16の左側面図である。
燃料タンク17は、タンク本体171と、フィラー部172と、給油キャップ173と、を備える。
タンク本体171は、凸状の上半体1711と、凹状の下半体1712と、を備える。上半体1711は、下端部にフランジ1711aを有する。下半体1712は、上端部にフランジ1712aを有する。上半体1711のフランジ1711aは、下半体1712のフランジ1712aと接合されている。
フィラー部172は、上半体1711の上面から上方に突出している。フィラー部172は、左右方向において、左上フレーム163Lの前部163Lfと右上フレーム163Rの前部163Rfとの間に配置される。すなわち、フィラー部172の少なくとも一部は、側面視で、左上フレーム163Lの前部163Lf及び右上フレーム163Rの前部163Rfと重なっている。
フィラー部172は、筒状に形成され、図示しない給油口を上端部に有している。フィラー部172の給油口は、給油キャップ173によって封鎖される。フィラー部172を介して、タンク本体171内に燃料が供給される。
燃料タンク17は、車体フレーム16に組み付けられる。具体的には、車体フレーム16の燃料タンク支持部1641L,1641R,1651L,1651Rによって、燃料タンク17の接合されたフランジ1711a,1712aが下方から支持される。フランジ1711a,1712aは、ネジ等の締結部材によって、燃料タンク支持部1641L,1641R,1651L,1651Rに固定される。
車体フレーム16では、左上フレーム163Lの前部163Lf及び右上フレーム163Rの前部163Rfが前フレーム162から後方に延びる。左下フレーム164L及び右下フレーム164Rでは、前部164Lf,164Rfが前フレーム162から一旦下方に延びた後、中間部164Lm,164Rmが前部164Lf,164Rfの下端から後方に延びている。左下フレーム164Lの中間部164Lm及び右下フレーム164Rの164Rmは、前後方向において、左上フレーム163Lの前部163Lf及び右上フレーム163Rの前部163Rfとほぼ同じ位置に配置される。このような構成により、左上フレーム163Lの前部163Lf及び右上フレーム163Rの前部163Rfと、左下フレーム164Lの中間部164Lm及び右下フレーム164Rの中間部164Rmとの間において、燃料タンク17を配置するための十分なスペースが確保される。したがって、車体フレーム16が組み立てられた後であっても、燃料タンク17を容易に組み付けることができる。
[車体カバー]
図1に戻って、車体カバー18について説明する。図1に示すように、車体カバー18は、フロントカバー部181と、レッグシールド部182と、左右の上サイドカバー部183と、左右の下サイドカバー部184と、アーチ部185と、左右のフートボード部186と、を備える。
フロントカバー部181は、ヘッドパイプ161及び前フレーム162を前方及び左右から覆う。レッグシールド部182は、ヘッドパイプ161の後方に配置される。レッグシールド部182は、フロントカバー部181に接続され、ヘッドパイプ161及び前フレーム162を後方から覆う。
左右の上サイドカバー部183は、シート13よりも下方に配置され、左上フレーム163L及び左下フレーム164Lの少なくとも一部を左方から覆うとともに、右上フレーム163R及び右下フレーム164Lの少なくとも一部を右方から覆う。左右の下サイドカバー部184は、上サイドカバー部183よりも下方且つ車幅方向外方に配置される。
アーチ部185は、前後方向において、レッグシールド部182とシート13との間に配置される。アーチ部185は、正面断面が凸状をなし、左上フレーム163Lの一部及び右上フレーム163Rの一部を上方から覆っている。左右の上サイドカバー部183及び下サイドカバー部184のうちレッグシールド部182とシート13との間に位置する部分によって、アーチ部185の左右の側面が構成される。アーチ部185は、側面視で、上縁部がレッグシールド部182の下端から後方且つ下方に傾斜して延びる形状をなす前部185fと、上縁部が前部185fの後端から後方且つ上方に傾斜して延びる後部185rと、を有している。
フートボード部186は、アーチ部185の左右に配置される。フートボード部186は、アーチ部185の下端から車幅方向外方(左右方向)に突出する。乗員は、アーチ部185の上方の空間に足を通し、フートボード部186に足を載せて鞍乗型車両1に乗車する。
[サイドスタンド]
図7は、車体フレーム16に支持されたサイドスタンド19の斜視図である。図8は、車体フレーム16に支持されたサイドスタンド19の右側面図である。図9は、車体フレーム16に支持されたサイドスタンド19の正面図である。図7から図9は、起立状態のサイドスタンド19を示す。起立状態のサイドスタンド19によって、停止中の鞍乗型車両1を転倒しないよう支持することができる。
図7に示すように、サイドスタンド19は、サイドスタンド支持部1642を介して左下フレーム164Lに支持される。サイドスタンド支持部1642は、左下フレーム164Lに沿うように形成された円弧状のベース部材1642aと、ベース部材1642aから下方且つ車幅方向外方(左方)に延びるプレート1642bと、プレート1642bにほぼ鉛直となるようにプレート1642bの前方に配置されたプレート1642cと、を備える。プレート1642bには、後述のコイルスプリング193を支持するスプリング支持部1642eが設けられている。スプリング支持部1642eは、プレート1642bの左側面から、車幅方向外方(左方)に突出する。プレート1642cには、スイッチ孔1642dが形成されている。スイッチ孔1642dは、プレート1642bよりも車幅方向内方(右方)に配置される。
図7から図9に示すように、サイドスタンド19は、サイドスタンド本体191と、検出部192と、を備える。サイドスタンド19は、さらに、その両端にフック部193a,193bを有するコイルスプリング193を備える。サイドスタンド本体191は、ピボット軸P3を中心に前後方向に回転するように、サイドスタンド支持部1642に支持される。ピボット軸P3は、サイドスタンド支持部1642のプレート1642bに配置される。サイドスタンド本体191は、接地部191aからコイルスプリング193に向かって延びるスプリング支持部191bを備える。スプリング支持部191bは、フック部191cを有している。スプリング支持部191bのフック部191c、及びプレート1642bのスプリング支持部1642eには、それぞれ、コイルスプリング193のフック部193a,193bが掛けられる。
検出部192は、鞍乗型車両1が走行を開始する際に、サイドスタンド19が格納状態にあるか否かを検出する。サイドスタンド19の格納状態とは、サイドスタンド本体191がほぼ水平になるまでピボット軸P3周りに回転し、サイドスタンド19による鞍乗型車両1の支持が解除された状態をいう。
図7及び図8に示すように、検出部192は、検出部本体1921と、スイッチ1922と、を備える。検出部本体1921は、プレート1642cのスイッチ孔1642dに挿入される。スイッチ1922は、検出部本体1921の後端に設けられる。サイドスタンド19が格納状態になると、スイッチ1922は、サイドスタンド本体191の基部(上端部)によって押圧される。これにより、サイドスタンド19が格納状態であることが検出される。
検出部本体1921は、サイドスタンド支持部1642のプレート1642bよりも車幅方向内方に配置されたスイッチ孔1642dに挿入されている。このため、検出部192の全体が、左下フレーム164Lよりも車幅方向外方に突出することはない。このような構成によれば、フートボード部186を配置する際に検出部192が妨げとなりにくいため、フートボード部186をより下方に配置することができ、乗車時の快適性を確保することができる。また、検出部192全体が左下フレーム164よりも車幅方向外方に突出することがないため、鞍乗型車両1の車幅を小さくすることができ、バンク角を確保することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る車体フレーム構造について説明する。車体フレーム構造以外の構成については、第2実施形態と第1実施形態は同様であるので説明を省略する。
[車体フレーム構造]
図10は、第2実施形態に係る車体フレーム26の左側面図である。図11は、車体フレーム26の右側面図である。図12は、車体フレーム26の平面図である。
図10及び図11に示すように、車体フレーム26は、第1実施形態と同様のヘッドパイプ161及び前フレーム162を備える。車体フレーム26は、さらに、左上フレーム263Lと、左下フレーム264Lと、接続フレーム260と、右上フレーム263Rと、右下フレーム264Rと、を備える。車体フレーム26は、さらに、左補強フレーム265Lと、右補強フレーム265Rと、を備える。
左上フレーム263L、左下フレーム264L、左補強フレーム265L、右上フレーム263R、右下フレーム264R、及び右補強フレーム265Rは、それぞれ、鉛直断面が円形のパイプ状をなす。接続フレーム260は、鉛直断面が四角形のパイプ状をなす。
(接続フレーム)
図10から図12に示すように、接続フレーム260は、前フレーム162と左上フレーム263L及び右上フレーム263Rとを接続する。接続フレーム260の前端は、溶接によって前フレーム162に取り付けられる。図12に示すように、接続フレーム260は、前後方向にほぼまっすぐ延びている。接続フレーム260は、左上フレーム263L、左下フレーム264L、左補強フレーム265L、右上フレーム263R、右下フレーム264R、及び右補強フレーム265Rよりも剛性が高い。
(左フレーム)
図10及び図12に示すように、左上フレーム263Lは、前フレーム162に接続される。第2実施形態では、左上フレーム263Lは、接続フレーム260を介して、間接的に前フレーム162に接続される。詳述すると、左上フレーム263Lの前端は、接続フレーム260の後部に溶接によって取り付けられる。左上フレーム263Lは、接続フレーム260の左側面に取り付けられている。接続フレーム260の左側面とは、接続フレーム260の長手方向の中心面に沿って接続フレーム260を左右に二等分したと仮定した場合における左半分の表面をいい、接続フレーム260の右側面とは、同じ場合における右半分の表面をいう。
図10に示すように、左上フレーム263Lは、接続フレーム260から後方に延びている。左上フレーム263Lは、側面視で、接続フレーム260から後方且つ上方に傾斜して延びる前部263Lfと、前部263Lfから後方且つ上方に傾斜して延びる後部263Lrと、を含む。後部263Lrの水平面に対する傾きは、前部263Lfの水平面に対する傾きよりも大きい。
図12に示すように、左上フレーム263Lの前部263Lfは、平面視で、接続フレーム260から後方且つ車幅方向外方(左方)に延びている。左上フレーム263Lの後部263Lrは、平面視で、前部263Lfの後端から後方に向かってほぼまっすぐに延びた後、その中間部で車幅方向内方(右方)に屈曲している。
左上フレーム263Lには、第1実施形態と同様に、パワーユニット支持部1631L及びリアサスペンション支持部1632Lが設けられている。
図10に示すように、左下フレーム264Lは、左上フレーム263Lよりも下方に配置される。左下フレーム264Lの前端は、接続フレーム260の前端よりも下方において、前フレーム162の左側面に溶接によって取り付けられる。左下フレーム264Lの後端は、溶接によって左上フレーム263Lの下面に取り付けられる。ここで、左上フレーム263Lの下面とは、左上フレーム263Lの長手方向の中心面に沿って左上フレーム263Lを上下に二等分したと仮定した場合における、左上フレーム263Lの下半分の表面のことをいう。
左下フレーム264Lは、前部264Lfと、中間部264Lmと、後部264Lrと、を含んでいる。左下フレーム264Lの外径及び内径は、左上フレーム263Lの外径及び内径と等しい。
図10に示すように、左下フレーム264の前部264Lfは、側面視で、前フレーム262から下方且つ後方に延びている。図12に示すように、前部264Lfは、平面視で、車幅方向外方(左方)に延びている。すなわち、前部264Lfは、上端部が下端部よりも前方且つ車幅方向内方(右方)に位置するように傾斜している。
図10に示すように、左下フレーム264Lの中間部264Lmは、前部264Lfの下端から後方に延びている。左下フレーム264Lの後部264Lrは、中間部264Lmの後端から後方且つ上方に延びている。
左下フレーム264Lには、第1実施形態と同様に、燃料タンク支持部1641L及びサイドスタンド支持部1642が設けられている。
左補強フレーム265Lは、左下フレーム264Lの後端よりも前方に配置され、上端部が下端部よりも前方に位置するように傾斜している。左補強フレーム265Lの上端は、溶接によって左上フレーム263Lに取り付けられる。左補強フレーム265Lの下端は、溶接によって左下フレーム264Lに取り付けられる。左補強フレーム265Lには、第1実施形態と同様に、燃料タンク支持部1651Lが設けられている。左補強フレーム265Lは、第1実施形態と同様に、側面視で、左上フレーム263L及び左下フレーム264Lと略正三角形をなすことが好ましい。
(右フレーム)
図11及び図12に示すように、右上フレーム263Rは、前フレーム162に接続される。第2実施形態では、右上フレーム263Rは、接続フレーム260を介して、間接的に前フレーム162に接続される。詳述すると、右上フレーム263Rの前端は、接続フレーム260の後部に溶接によって取り付けられる。右上フレーム263Rは、接続フレーム260の右側面に取り付けられている。
図11に示すように、右上フレーム263Rは、接続フレーム260から後方に延びている。右上フレーム263Rは、側面視で、接続フレーム260から後方且つ上方に傾斜して延びる前部263Rfと、前部263Rfの後端から後方且つ上方に傾斜して延びる後部263Rrと、を含む。後部263Rrの水平面に対する傾きは、前部263Rfの水平面に対する傾きよりも大きい。
図12に示すように、右上フレーム263Rの前部263Rfは、平面視で、接続フレーム260から後方且つ車幅方向外方(右方)に延び、左上フレーム263Lの前部263Lfと鋭角をなしている。右上フレーム263Rの後部263Rrは、平面視で、前部263Rfから後方に向かってほぼまっすぐに延びた後、その中間部で車幅方向内方(左方)に屈曲している。右上フレーム263Rは、車幅方向における車両中心Cを通る水平線HLに対して、左上フレーム263Lとほぼ対称となっている。
右上フレーム263Rには、第1実施形態と同様に、パワーユニット支持部1631R及びリアサスペンション支持部1632Rが設けられている。
図11に示すように、右下フレーム264Rは、右上フレーム263Rよりも下方に配置される。右下フレーム264Rの前端は、接続フレーム260の前端よりも下方において、溶接によって前フレーム262の右側面に取り付けられる。右下フレーム264Rの後端は、溶接によって右上フレーム263Rの下面に取り付けられる。ここで、右上フレーム263Rの下面とは、右上フレーム263Rの長手方向の中心面に沿って右上フレーム263Rを上下に二等分した場合における、右上フレーム263Rの下半分の表面のことをいう。
右下フレーム264Rは、車幅方向における車両中心Cを通る水平線HL(図12)に対して、左下フレーム264Lと非対称である。右下フレーム264Rは、前部264Rfと、中間部264Rmと、後部264Rrと、を含んでいる。右下フレーム264Rの外径及び内径は、右上フレーム263Rの外径及び内径と等しい。
図11に示すように、右下フレーム264Rの前部264Rfは、側面視で、前フレーム262から下方且つ後方に延びている。図12に示すように、前部264Rfは、平面視で、車幅方向外方(右方)に延びている。すなわち、前部264Rfは、上端部が下端部よりも前方且つ車幅方向内方(左方)に位置するように傾斜している。
図11に示すように、右下フレーム264Rの中間部264Rmは、前部264Rfの下端から後方に延びている。右下フレーム264Rの後部264Rrは、中間部264Rmの後端から前方且つ上方に延びている。しかしながら、後部264Rrは、第1実施形態と同様、中間部264Rmの後端から後方且つ上方に延びていてもよい。右下フレーム264Rの後部264Rrには、燃料タンク支持部1651Rが設けられている。
右下フレーム264Rには、第1実施形態と同様に、燃料タンク支持部1641Rが設けられている。
右補強フレーム265Rは、右下フレーム264Rが右上フレーム263Rに取り付けられている位置よりも後方に配置される。右補強フレーム265Rは、上端部が下端部よりも後方に位置するように傾斜している。右補強フレーム265Rの上端は、溶接によって右上フレーム263Rに取り付けられる。右補強フレーム265Rの下端は、溶接によって右下フレーム264Rに取り付けられる。右補強フレーム265Rは、側面視で、右上フレーム263R及び右下フレーム264Rと略正三角形をなすことが好ましい。
第2実施形態では、右補強フレーム265Rは、右下フレーム264Rの後端よりも後方に配置されている。しかしながら、右補強フレーム265Rは、第1実施形態と同様、側面視で、右上フレーム263R及び右下フレーム264Rとともにパワーユニット支持部1631Rを囲んでいる。よって、第2実施形態の車体フレーム26において、上下方向の荷重に対する剛性を向上させることができる。
ただし、右補強フレーム265Rは、第1実施形態と同様、右下フレーム264Rが右上フレーム263Rに取り付けられる位置よりも前方に配置されていてもよい。この場合も、パワーユニット支持部1631Rは、側面視で、右上フレーム263R、右下フレーム264R、及び右補強フレーム265Rによって囲まれていることが好ましい。
(その他の構成)
図10及び図11に示すように、車体フレーム26の上下方向の剛性をさらに向上させるために、ヘッドパイプ161の後方には、ガセット267が設けられる。ガセット267は、溶接によって、ヘッドパイプ161、前フレーム162、及び接続フレーム260に取り付けられる。
図12に示すように、車体フレーム26には、左上フレーム263Lと右上フレーム263Rとを連結するブリッジ1681が設けられる。車体フレーム26には、左下フレーム264Lと右下フレーム264Rとを連結するブリッジ2682,2683が設けられる。
[実施形態の効果]
以上のように、上記各実施形態では、車体フレーム16,26は、左上フレーム163L,263L及び右上フレーム163R,263Rと、左下フレーム164L,264L及び右下フレーム164R,264Rと、を備えている。このため、車体フレーム16,26によれば、上下方向の荷重に対する剛性を確保することができる。上下方向の荷重には、例えば、リアサスペンション支持部1632L,1632Rを介してリアサスペンション15から与えられる上向きの荷重、及び揺動するパワーユニット14からパワーユニット支持部1631L,1631Rを介して与えられる上下方向の荷重等が含まれる。
上記各実施形態では、左下フレーム164L,264L及び右下フレーム164R,264Rが、それぞれ、左上フレーム163L,263L及び右上フレーム163R,263Rを下方から支持している。このため、車体フレーム16,26によれば、特に、上方からの荷重に対する剛性を向上させることができる。
上記各実施形態では、左上フレーム163L,263Lと左下フレーム164L,264Lとの間に、左補強フレーム165L,265Lが設けられている。右上フレーム163R,263Rと右下フレーム164R,264Rとの間に、右補強フレーム165R,265Rが設けられている。これにより、上下方向の荷重に対する剛性をより高めることができる。
上記各実施形態では、左上フレーム163L及び右上フレーム163Rと左下フレーム164L及び右下フレーム164Rとの間に燃料タンク17が配置されている。燃料タンク17は、4箇所の燃料タンク支持部1641L,1641R,1651L,1651Rによって、車体フレーム16,26に支持される。この構成によれば、上下方向の荷重に対する剛性をさらに高めることができる。
上記各実施形態では、左上フレーム163L,263L及び右上フレーム163R,263Rと、左下フレーム164L,264L及び右下フレーム164R,264Rとに上下方向の荷重が分散する。このため、左上フレーム163L,263L、右上フレーム163R,263R、左下フレーム164L,264L、及び右下フレーム164R,264Rの各径を小さくすることができる。したがって車体フレーム16,26によれば、車体フレーム16,26全体としての軽量化を図ることができる。
上記各実施形態では、左上フレーム163L,263L及び右上フレーム163R,263Rは、ヘッドパイプ161ではなく、ヘッドパイプ161から下方に延びる前フレーム162に接続されている。これにより、左上フレーム163L,263L及び右上フレーム163R,263Rの位置を低くすることができる。このため、車体フレーム16,26を備える鞍乗型車両1では、左上フレーム163L,263L及び右上フレーム163R,263Rを上方から覆うアーチ部185の高さを低くすることができる。その結果、乗員の足を配置する空間を十分に確保することができ、乗車時の快適性を確保することができる。
上記各実施形態では、左上フレーム163L,263Lの外径及び内径は、それぞれ、左下フレーム164L,264Lの外径及び内径と等しい。右上フレーム163R,263Rの外径及び内径は、それぞれ、右下フレーム164R,264Rの外径及び内径と等しい。この構成によれば、左上フレーム163L,263L、右上フレーム163R,263R、左下フレーム164L,264L、及び右下フレーム164R,264Rが負担する荷重の差が小さくなるため、車体フレーム16,26をよりコンパクトにすることができる。結果として、車体フレーム16,26をより軽量化することができるとともに、乗員の足を配置する空間を十分に確保し、乗車時の快適性を向上させることができる。
上記各実施形態において、車体フレーム16,26は、左上フレーム163L,263Lの前部163Lf,263Lfと右上フレーム163R,263Rの前部163Rf,263Rfとが平面視で鋭角をなすように構成されている。この構成によれば、前フレーム161の近傍で左上フレーム163L,263L及び右上フレーム163R,263Rが左右に大きく広がらないため、前フレーム161の後方に形成される、乗員の足を配置する空間を十分に確保することができる。
このように、上記各実施形態に係る鞍乗型車両1及び車体フレーム16,26によれば、剛性の確保及び軽量化の両立を図ることができ、さらに、乗車時の快適性を向上させることもできる。
以上、本発明の第1及び第2実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。
例えば、上記各実施形態では、あるフレームに別のフレームを取り付ける手段として溶接が用いられる。しかしながら、本発明においてあるフレームに別のフレームを取り付ける手段は溶接に限定されない。例えば、ネジ等の締結部材を用いてフレーム同士を固定してもよい。
上記各実施形態では、左上フレームの外径及び内径は左下フレームの外径及び内径と等しい。しかしながら、本発明は上記各実施形態に限定されない。本発明では、例えば、左上フレームの外径は左下フレームの外径と異なっていてもよく、左上フレームの内径は左下フレームの内径と異なっていてもよい。同様に、右上フレームの外径は右下フレームの外径と異なっていてもよく、右上フレームの内径は右下フレームの内径と異なっていてもよい。
上記各実施形態では、前フレーム、左上フレーム、左下フレーム、左補強フレーム、右上フレーム、右下フレーム、右補強フレーム、及び接続フレームは、パイプ状をなしている。しかしながら、本発明の前フレーム、左上フレーム、左下フレーム、左補強フレーム、右上フレーム、右下フレーム、右補強フレーム、及び接続フレームは、上記各実施形態に限定されない。本発明の前フレーム、左上フレーム、左下フレーム、左補強フレーム、右上フレーム、右下フレーム、右補強フレーム、及び接続フレームは、例えば、これらのフレームの一部又は全部が中実であってもよい。この場合、各フレームの外径は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、これらのフレームの鉛直断面形状は、特に限定されるものではなく、円形状及び四角形状の他、楕円形状や四角形以外の多角形状等、種々の形状とすることができる。
上記各実施形態では、左上フレームと右上フレームは、車幅方向における車両中心を通る水平線に対してほぼ対称である。しかしながら、本発明の左上フレームと右上フレームは、上記各実施形態に限定されない。本発明の左上フレームと右上フレームは、例えば、当該水平線に対して非対称であってもよい。
上記各実施形態では、左下フレームと右下フレームは、車幅方向における車両中心を通る水平線に対して非対称である。しかしながら、本発明の左下フレームと右下フレームは、上記各実施形態に限定されない。本発明の左下フレームと右下フレームは、例えば当該水平線に対してほぼ対称であってもよい。
上記各実施形態では、車体フレーム構造は、左補強フレーム及び右補強フレームを備えている。しかしながら、本発明の車体フレーム構造は、上記各実施形態に限定されない。本発明の車体フレーム構造は、例えば、左補強フレーム及び右補強フレームの一方のみを備えていてもよいし、左補強フレーム及び右補強フレームの双方を備えていなくてもよい。
上記各実施形態では、スクータ型の車両について説明したが、本発明は、スクータ型以外の鞍乗型車両にも適用することが可能である。
なお、本発明及び上記各実施形態において、「上方に延びる」及び「下方に延びる」とは、上下方向の成分を有していればよく、上下方向に一致する方向に延びるものだけでなく、上下方向に一致する方向に対して傾斜した方向に延びるものも含む。同様に、本発明及び上記各実施形態において、「後方に延びる」とは、前後方向の成分を有していればよく、前後方向に一致する方向に延びるものだけでなく、前後方向に一致する方向に対して傾斜した方向に延びるものも含む。
また、本発明及び上記各実施形態において、「車幅方向外方に延びる」とは、車幅方向の成分を有していればよく、車幅方向に一致する方向に延びるものだけでなく、車幅方向に一致する方向に対して傾斜した方向に延びるものも含む。同様に、「車幅方向外方に突出する」とは、車幅方向の成分を有していればよく、車幅方向に一致する方向に突出するものだけでなく、車幅方向に一致する方向に対して傾斜した方向に突出するものも含む。
また、本発明及び上記各実施形態において、「接続」とは、部材同士を直接接続する場合と、部材間に介在物が存在し、部材同士を間接的に接続する場合との双方を含む概念である。つまり、本発明及び上記各実施形態において、「接続」とは、各部材を別体として形成した後で接続することを意味しており、鋳造等によって各部材を一体的に形成することを意味しない。
さらに、本発明及び上記各実施形態において、「取り付ける」とは、「接続」よりも狭い概念であって、部材同士を直接接続する場合が含まれるが、部材間に介在物が存在し、部材同士を間接的に接続する場合は含まれない。ただし、本発明及び上記各実施形態において、「取り付ける」とは、各部材を別体として形成した後で直接接続することのみならず、鋳造等によって各部材を一体的に形成することをも意味している。
1 鞍乗型車両
16,26 車体フレーム
161 ヘッドパイプ
162 前フレーム
163L,263L 左上フレーム
163R,263R 右上フレーム
164L,264L 左下フレーム
164R,264R 右上フレーム
165L,265L 左補強フレーム
165R,265R 右補強フレーム
1631L,1631R リアサスペンション支持部
18 車体カバー
182 レッグシールド部
185 アーチ部
186 フートボード部

Claims (15)

  1. 鞍乗型車両用の車体フレーム構造であって、
    ヘッドパイプと、
    前記ヘッドパイプに取り付けられ、前記ヘッドパイプから下方に延びる前フレームと、
    車幅方向における車両中心に対して左方に配置され、前記前フレームに接続されるとともに後方へと延びる左上フレームと、
    車幅方向における車両中心に対して右方に配置され、前記前フレームに接続されるとともに後方へと延びる右上フレームと、
    前記左上フレームよりも下方に配置され、前端が前記前フレームに取り付けられるとともに後端が前記左上フレームの下面に取り付けられる左下フレームと、
    前記右上フレームよりも下方に配置され、前端が前記前フレームに取り付けられるとともに後端が前記右上フレームの下面に取り付けられる右下フレームと、
    を備える、車体フレーム構造。
  2. 請求項1に記載の車体フレーム構造であって、
    前記左上フレーム及び前記右上フレームは、それぞれ、リアサスペンションの上端部を支持するためのリアサスペンション支持部を含み、
    前記各リアサスペンション支持部は、前記右下フレームの前記後端及び前記左下フレームの前記後端よりも後方に配置される、車体フレーム構造。
  3. 請求項1又は2に記載の車体フレーム構造であって、
    前記左上フレーム及び前記右上フレームは、前記前フレームに取り付けられている、車体フレーム構造。
  4. 請求項3に記載の車体フレーム構造であって、
    前記左上フレーム及び前記右上フレームは、前記前フレームに溶接されている、車体フレーム構造。
  5. 請求項1又は2に記載の車体フレーム構造であって、さらに、
    前記前フレームと前記左上フレーム及び前記右上フレームとを接続する接続フレーム、
    を備え、
    前記接続フレームの前端は、前記前フレームに取り付けられ、
    前記左上フレームの前端及び前記右上フレームの前端は、それぞれ、前記接続フレームの後部に取り付けられる、車体フレーム構造。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の車体フレーム構造であって、
    前記左上フレーム、前記右上フレーム、前記左下フレーム、及び前記右下フレームのうちの少なくとも1つは、パイプ状をなす、車体フレーム構造。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の車体フレーム構造であって、
    前記左上フレームの径は、前記左下フレームの径と等しい、車体フレーム構造。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の車体フレーム構造であって、
    前記右上フレームの径は、前記右下フレームの径と等しい、車体フレーム構造。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の車体フレーム構造であって、
    前記左上フレーム及び前記右上フレームは、それぞれ、その前端から後方且つ車幅方向外方に延びる前部を含み、
    前記左上フレームの前記前部は、平面視で、前記右上フレームの前記前部と鋭角をなす、車体フレーム構造。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の車体フレーム構造であって、さらに、
    前記左下フレームの前記後端よりも前方に配置されており、上端が前記左上フレームに取り付けられるとともに下端が前記左下フレームに取り付けられる左補強フレーム、
    を備える、車体フレーム構造。
  11. 請求項10に記載の車体フレーム構造であって、
    前記左補強フレームの長さは、前記左補強フレームの前記上端と前記左下フレームの前記後端との距離、及び左補強フレームの前記下端と前記左下フレームの前記後端との距離と、実質的に等しい、車体フレーム構造。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載の車体フレーム構造であって、さらに、
    前記右下フレームの前記後端よりも前方に配置され、上端が前記右上フレームに取り付けられるとともに下端が前記右下フレームに取り付けられる右補強フレーム、
    を備える、車体フレーム構造。
  13. 請求項12に記載の車体フレーム構造であって、
    前記右補強フレームの長さは、前記右補強フレームの前記上端と前記右下フレームの前記後端との距離、及び右補強フレームの前記下端と前記右下フレームの前記後端との距離と、実質的に等しい、車体フレーム構造。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載の車体フレーム構造であって、
    前記左下フレーム及び前記右下フレームは、それぞれ、前記前フレームから下方に延びる前部と、当該前部の下端から後方に延びる中間部と、当該中間部の後端から後方且つ上方に延びる後部と、を含む、車体フレーム構造。
  15. 請求項1から14のいずれか1項に記載の車体フレーム構造と、
    車体カバーと、
    前記左上フレーム及び前記右上フレームの上方に配置されるシートと、
    を備え、
    前記車体カバーは、
    前記ヘッドパイプの後方に配置されるレッグシールド部と、
    前記レッグシールド部と前記シートとの間に配置されるとともに、正面断面が凸状をなし、且つ前記左上フレームの一部及び前記右上フレームの一部を上方から覆うアーチ部と、
    前記アーチ部の下端から車幅方向外方に突出するフートボード部と、
    を含む、鞍乗型車両。
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