JP2015089179A - 電力変換装置 - Google Patents

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【課題】寸法バラツキが大きい電磁誘導機器であっても、バラツキの影響を受けることがなく電磁誘導機器と冷却部との間の熱抵抗を一定化させることができ、かつ熱抵抗を低減することができる電力変換装置を提供する。【解決手段】この発明に係る電力変換装置は、プリント配線板4と、このプリント配線板4と電気的に接続されたリアクトル1と、このリアクトル1を介してプリント配線板4と対向して設けられリアクトル1を冷却する冷却器5と、リアクトル1を収納し、開口部がプリント配線板4側であって側面部の端面がプリント配線板4に接続された断面コの字形状の熱伝導性及び電気絶縁性を有するケース2と、を備えた電力変換装置であって、ケース2内のリアクトル1は、プリント配線板4側で空隙部を有してケース2の底面部2aに当接している。【選択図】図1

Description

この発明は、例えば車両に搭載され、プリント配線板に電磁誘導機器が実装された電力変換装置に関するものである。
例えば電気自動車やハイブリッド自動車等のように、モータを駆動源の一つとする車両においては、商用の交流電源から直流電源に変換して高圧バッテリに充電する充電器や、高圧バッテリの直流電源から補機用のバッテリの電圧(例えば12V等)に変換するDC/DCコンバータ、バッテリからの直流電力をモータへの交流電力に変換するインバータ等の電力変換装置が搭載されている。
これらの電力変換装置には、リアクトルやトランスなどの電磁誘導機器が搭載されているが、扱う電力が大きいことから発熱を伴い、何らかの放熱構造が必須である。
従来、プリント配線板に実装された電磁誘導機器の放熱性を向上させるものとして、電磁誘導機器を上面または下面のヒートシンクや冷却器に柔軟性のある放熱部材を介して取り付けることにより、電磁誘導機器の放熱を行っているものが知られている。
この他の技術としては、電磁誘導機器をケースに入れ、電磁誘導機器とケースとの間に放熱性の良い樹脂でポッティングし、ケースを冷却プレートに接触させることにより、電磁誘導機器の放熱を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−41353号公報
しかしながら、従来の電磁誘導機器と冷却器の間に放熱部材を設置する構造においては、電磁誘導機器の寸法バラツキが大きいため、電磁誘導機器と冷却器との間の空隙部を設計上大きくする必要がある。
このため、電磁誘導機器と冷却器との間に放熱部材を設置したとしても、放熱部材と電磁誘導機器との間で空隙部が生じてしまい熱抵抗が大きくなるといった問題点があった。
また、電磁誘導機器の大きな寸法バラツキを吸収するためには、厚くかつ柔軟性のある高価な放熱部材が必要となり、高コストになるという問題点があった。
また、ケースに電磁誘導機器を入れ、樹脂でポッティングし、ケースを冷却器に接触させる構造においても、電磁誘導機器が最も小さい場合であっても電磁誘導機器とケースとの空隙部を満たすだけの樹脂量が必要となることから、コストが嵩むという問題点があった。
また、何れの電磁誘導機器の放熱構造を採用した場合でも、電磁誘導機器の寸法バラツキに応じて電磁誘導機器と冷却器、または電磁誘導機器とケースとの間の距離が変動するため、放熱部材、ポッティングを施したとしても、電磁誘導機器の寸法バラツキに応じて、電磁誘導機器と放熱部材、電磁誘導機器とケースとの間のそれぞれの熱抵抗がばらついてしまい、最悪の熱抵抗を想定して放熱設計をしなければならないという問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解決することを課題とするものであって、寸法バラツキが大きい電磁誘導機器であっても、バラツキの影響を受けることがなく電磁誘導機器と冷却部との間の熱抵抗を一定化させることができ、かつ熱抵抗を低減することができる電力変換装置を提供することを目的とする。
この発明に係る電力変換装置は、
プリント配線板と、
このプリント配線板と電気的に接続された電磁誘導機器と、
この電磁誘導機器を介して前記プリント配線板と対向して設けられ前記電磁誘導機器を冷却する冷却部と、
前記電磁誘導機器を収納し、開口部が前記プリント配線板側であって側面部の端面がプリント配線板に接続された断面コの字形状の熱伝導性及び電気絶縁性を有するケースと、を備えた電力変換装置であって、
前記ケース内の前記電磁誘導機器は、前記プリント配線板側で空隙部を有してケースの底面部に当接している。
この発明に係る電力変換装置は、
プリント配線板と、
このプリント配線板と電気的に接続された電磁誘導機器と、
この電磁誘導機器を介して前記プリント配線板と対向して設けられ前記電磁誘導機器を冷却する冷却部と、
前記電磁誘導機器を収納し、側面部の前記プリント配線板側の配線板側部位が前記プリント配線板に接続された断面コの字形状の熱伝導性及び電気絶縁性を有するケースと、を備えた電力変換装置であって、
前記ケース内の前記電磁誘導機器は、前記プリント配線板側で空隙部を有してケースの前記側面部の前記配線板側部位と反対側の反配線板側部位に当接している。
この発明に係る電力変換装置は、
プリント配線板と、
このプリント配線板と電気的に接続された電磁誘導機器と、
前記プリント配線板を介して前記電磁誘導機器と反対側に設けられ前記電磁誘導機器を冷却する冷却部と、
前記電磁誘導機器を収納し、開口部が前記プリント配線板側であって側面部の端面がプリント配線板に接続された断面コの字形状の熱伝導性及び電気絶縁性を有するケースと、
このケースの底面部と対向してケースを覆っているとともに前記冷却器と熱的に接続されたカバーと、を備えた電力変換装置であって、
前記ケース内の電磁誘導機器は、前記プリント配線板側で空隙部を有してケースの前記底面部に当接している。
この発明に係る電力変換装置によれば、ケース内の電磁誘導機器は、プリント配線板側で空隙部を有してケースの底面部に当接しているので、寸法バラツキが大きい電磁誘導機器であっても、バラツキの影響を受けることがなく電磁誘導機器と冷却部との間の熱抵抗を一定化させることができ、かつ熱抵抗を低減することができる。
また、断面コの字形状のケースの側面部がプリント配線板と冷却部との間に介在しているので、電力変換装置の耐震性が向上する。
この発明に係る電力変換装置によれば、ケース内の電磁誘導機器は、プリント配線板側で空隙部を有してケースの側面部の配線板側部位の反対側の反配線板側部位に当接しているので、寸法バラツキが大きい電磁誘導機器であっても、バラツキの影響を受けることがなく電磁誘導機器と冷却部との間の熱抵抗を一定化させることができ、かつ熱抵抗を低減することができる。
また、断面コの字形状のケースの底面部がプリント配線板と冷却部との間に介在しているので、電力変換装置の耐震性が向上する。
この発明に係る電力変換装置によれば、ケース内の電磁誘導機器は、プリント配線板側で空隙部を有してケースの底面部に当接しているので、寸法バラツキが大きい電磁誘導機器であっても、バラツキの影響を受けることがなく電磁誘導機器とカバーを介した冷却部との間の熱抵抗を一定化させることができ、かつ熱抵抗を低減することができる。
また、断面コの字形状のケースの側面部がプリント配線板とカバーとの間に介在しているので、電力変換装置の耐震性が向上する。
この発明の実施の形態1による電力変換装置の要部を示す側断面図である。 この発明の実施の形態2による電力変換装置の要部を示す側断面図である。 この発明の実施の形態3による電力変換装置の要部を示す側断面図である。
以下、この発明の各実施の形態の電力変換装置について説明するが、各図において同一、または相当部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による電力変換装置の要部を示す側断面図である。
この電力変換装置は、車両に搭載されており、電磁誘導機器であるリアクトル1は、プリント配線板4に実装されている。
リアクトル1は、コア(図示せず)の周りにボビン(図示せず)を介して導線(図示せず)が巻回されており、通電により熱を発生する。
リアクトル1は、全体形状がほぼ円柱形状で、外表面が凹凸形状であり、複数の端子1bがプリント配線板4に向かって上方向に引き出されて、プリント配線板4の端子用穴4aを貫通している。
各端子1bは、各端子用穴4aに個別に挿入された状態で例えば半田付け等によってプリント配線板4に固定されている。リアクトル1は、各端子用穴4aに個別に挿入された各端子1bを介してプリント配線板4に電気的に接続されている。プリント配線板4に対するリアクトル1の位置決めは、各端子1bを各端子用穴4aに挿入することにより行われている。
リアクトル1を収納したケース2は、断面コ字形状の円筒形状であって放熱性、電気絶縁性に優れた、例えばPBT(polybutylene terephthalate)樹脂で構成され、樹脂成形で形成されている。このケース2は、底面部2aに、貫通穴2dが形成されている。この底面部2aには、リアクトル1の反端子側の面部1aが当接している。
ケース2の底面部2aからプリント配線板4に向かって垂直に延びたケース2の側面部2bは、その端面2cがプリント配線板4の当接し、接着剤(図示せず)で固定されている。
ケース2の底面部2aと冷却部である冷却器5の壁部との間には放熱部材であるグリース3が介在している。
また、リアクトル1の反端子側の面部1aは、貫通穴2dに充填された放熱部材であるグリース3を介して冷却器5の壁部と接続されている。
グリース3は、リアクトル1の下側のコーナ部とケース2の下側のコーナ部との間にも介在している。
グリース3は、接着性、プリント配線板4よりも高い熱伝導率を持ち、かつ所定の電気絶縁性能を有しており、リアクトル1、ケース2及び冷却器5のそれぞれの形状に合わせて変形しながらリアクトル1、ケース2及び冷却器5に密着している。
これにより、リアクトル1からの熱がグリース3を通して冷却器5へ伝わり易くなっている。
冷却器5の壁部は、熱伝導率が高い金属材料(例えばアルミニウム等)で構成されており、例えばアルミダイカスト成形により形成されている。冷却器5の内部には冷媒流路が設けられており、この冷媒流路に水や空気等の冷却媒体が流通することでリアクトル1が冷却される。
ケース2の側面部2bの高さは、リアクトル1の最大寸法高さよりも十分大きな高さであり、ケース2内にリアクトル1が収納されたときには、リアクトル1の端子側の面部1cとプリント配線板4との間には空隙部が形成されている。
上記構成の電力変換装置によれば、リアクトル1は、ケース2の側面部2bの高さは、リアクトル1の最大寸法高さよりも十分大きな高さであり、リアクトル1の端子側の面部1cとプリント配線板4との間には空隙部が形成されている。
従って、ケース2内に収納されるリアクトル1の寸法にバラツキが生じたとしても、そのバラツキは上記空隙部で吸収され、リアクトル1と冷却器5との間の寸法は、変動することなく、リアクトル1と冷却器5との間の熱抵抗を一定にすることができる。
また、ケース2の底面部2aと冷却器5との間にはグリース3が介在しており、ケース2と冷却器5との間の熱抵抗は小さい。
また、ケース2のケース底面部2aには、貫通穴2dが形成されており、この貫通穴2dに充填されたグリース3を介してリアクトル1と冷却器5とは熱的に接続されているので、リアクトル1と冷却器5との間の熱抵抗も低減することができる。
なお、図面では、リアクトル1の表面は直線状に記載されているが、実際にはその表面は凹凸形状であり、その凹凸部による空気の介在による熱抵抗の増大が懸念されるが、この凹凸部にグリース3が介在することから、リアクトル1と冷却器5との間の熱抵抗の低減の効果は大である。
また、電力変換装置は、車両に搭載されており、電磁誘導機器であるリアクトル1は、重量物であることから耐震性も同時に構造成立させる必要があるが、プリント配線板4と冷却器5との間に、ケース2の側面部2bが起立して設けられており、電力変換装置の耐震性が確保される。
また、ケース2は、放熱性、電気絶縁性に優れたPBT樹脂で構成されているので、安価に製造でき、周辺に配置された部品または冷却器5との電気絶縁状態を確保することができる。
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2の電力変換装置の要部を示す側断面図である。
この実施の形態では、プリント配線板4と冷却器5との間に、実施の形態1のケース2が90度時計方向に回動して配置されている。
リアクトル1は、複数のL字形状の端子1bがプリント配線板4に向かって上方向に引き出されて、プリント配線板4の端子用穴4aを貫通している。
各端子1bは、各端子用穴4aに個別に挿入された状態で例えば半田付け等によってプリント配線板4に固定されている。
ケース2は、側面部2bのプリント配線板4と反対側の反配線板側部位がグリース3を介して冷却器5と接続されている。この反配線板側部位に貫通穴2dが形成されている。また、ケース2の側面部2bの反配線板側部位に、リアクトル1の側面部1dの下側部位が当接している。
また、ケース2は、側面部2bのプリント配線板4側の配線板側部位がプリント配線板4に接着剤(図示せず)を介して固定されている。
リアクトル1の側面部1dの下部は、貫通穴2dに充填された放熱部材であるグリース3を介して冷却器5と接続されている。
グリース3は、リアクトル1の下側のコーナ部とケース2の下側のコーナ部との間にも介在している。
ケース2の底面部2aの高さは、リアクトル1の径方向の最大寸法よりも十分大きく、ケース2内にリアクトル1が収納されたときには、リアクトル1の側面部1dの上側部位とプリント配線板4との間には空隙部が形成されている。
他の構成は、実施の形態1の電力変換装置と同じである。
この実施の形態の電力変換装置によれば、ケース2の底面部2aの径寸法は、リアクトル1の径寸法よりも十分大きく、リアクトル1の側面部1dの上側部位とプリント配線板4との間には空隙部が形成されている。
従って、ケース2内に収納されるリアクトル1の径寸法にバラツキが生じたとしても、そのバラツキは上記空隙部で吸収され、リアクトル1の側面部1dと冷却器5の壁部との間の寸法が変動することはなく、リアクトル1と冷却器5との間の熱抵抗を一定にすることができる。
また、プリント配線板4と冷却器5との間に、ケース2の底面部2aが起立して設けられており、電力変換装置の耐振性が向上する。
また、ケース2の側面部2bには、貫通穴2dが形成されており、この貫通穴2dに充填されたグリース3を介してリアクトル1と冷却器5とは熱的に接続されているので、リアクトルと冷却器5との間の熱抵抗を低減することができる。
特に、ケース2の筒形状の側面部2bと冷却器5の平面状の壁部との間では周方向に沿って離間せざるを得ず、離間距離の増大に伴う熱抵抗の増大をグリース3が介在することで熱抵抗の低減効果は大である。
実施の形態3.
図3は、この発明の実施の形態3の電力変換装置の要部を示す側断面図である。
この実施の形態では、冷却器5に搭載されたプリント配線板4と、プリント配線板4を覆ったカバー6との間に、実施の形態1のケース2が180度時計方向に回動して配置されている。カバー6は、熱伝導性の高い例えばアルミニウムで構成されている。
冷却器5に向かって延びた、リアクトル1の各端子1bは、各端子用穴4aに個別に挿入された状態で例えば半田付け等によってプリント配線板4に固定されている。リアクトル1は、各端子用穴4aに個別に挿入された各端子1bを介してプリント配線板4に電気的に接続されている。プリント配線板4に対するリアクトル1の位置決めは、各端子1bを各端子用穴4aに挿入することにより行われている。
ケース2は、底面部2aに、貫通穴2dが形成されている。この底面部2aは、カバー6の内壁面がグリース3を介して当接している。
リアクトル1の反端子側の面部1aは、貫通穴2dに充填されたグリース3を介してカバー6と接続されている。
グリース3は、リアクトル1の上側のコーナ部とケース2の上側のコーナ部との間にも介在している。
ケース2の側面部2bの高さは、リアクトル1の最大寸法高さよりも十分大きな高さであり、ケース2内にリアクトル1が収納されたときには、リアクトル1の端子側の面部1cとプリント配線板4との間には空隙部が形成されている。
他の構成は、実施の形態1の電力変換装置と同じである。
この実施の形態の電力変換装置によれば、ケース2の側面部2bの高さ寸法は、リアクトル1の高さ寸法よりも十分大きく、リアクトル1の端子側面部1cとプリント配線板4との間には空隙部が形成されている。
従って、ケース2内に収納されるリアクトル1の高さ寸法にバラツキが生じたとしても、そのバラツキは、上記空隙部で吸収され、リアクトル1の底面部1aとカバー6との間の寸法は変動することはなく、リアクトル1とカバー6との間の熱抵抗を一定にすることができる。
また、プリント配線板4とカバー6との間に、ケース2の側面部2bが起立して設けられており、電力変換装置の耐振性が向上する。
また、ケース2の反端子側の面部2aには、貫通穴2dが形成されており、この貫通穴2dに充填されたグリース3を介してリアクトル1とカバー6とは熱的に接続されているので、リアクトルと冷却器5との間のカバー2を介した熱抵抗は低減される。
また、この実施の形態では、リアクトルと冷却器5とがカバー6を介して熱的に接続されており、プリント配線板4と冷却器5との間にリアクトル1を配置できないような電力変換装置の場合でも対処することができる。
なお、各上記実施の形態では、1個の貫通穴2dがケース2の反端子側の面部2aまたは側面部2bの各中心に一個形成されているが、貫通穴の大きさ、形状、個数、位置は、このものに限定されない。
例えば、ケース2の反端子側の面部2a、側面部2bに、各上記実施の形態の貫通穴よりも小さな貫通穴を複数設け、反端子側の面部2a、側面部2bを冷却器5またはカバー6にグリース3を介して当接させてもよい。
この場合には、リアクトル1は、反端子側の面部2a、側面部2bから主に放熱されるので、リアクトル1から冷却器5またはカバー6への放熱効率のさらなる向上を図ることができる。
また、各上記実施の形態では、放熱部材としてグリース3を用いているが、リアクトル1、ケース2、冷却器5及びカバー6のそれぞれの形状に合わせて変形して、リアクトル1とケース2とを固定することができ、リアクトル1からの熱をケース2、冷却器5またはカバー6に伝えるものであればよいので、樹脂充填剤(例えばポッティング材等)を放熱部材として用いてもよい。
また、各上記実施の形態では、放熱部材として1種類のグリース3が設けられているが、リアクトル1とケース2とが固定でき、リアクトル1からの熱をケース2、冷却器5またはカバー6に伝えることができればよいので、放熱部材を2種類に分けて、固定と放熱の機能を別々に付与してもよい。
例えば、ケース2のコーナ部とリアクトル1のコーナ部との間にはリアクトル1とケース2とを固定するために、樹脂製の接着剤を設け、貫通穴2dには接着剤よりも熱伝導率の良い放熱部材や、柔軟性及び電気絶縁性を持つ放熱シートを設けてもよい。
このように、放熱部材を2種類に分けて、固定と放熱の機能を別々に付与することで、リアクトル1とケース2を固定しつつ、リアクトル1から冷却器5またはカバー6への放熱効率の向上を図ることができる。
また、実施の形態1、3の場合、リアクトル1の側面部1dとケース2の側面部2bとの間の隙間に放熱部材を介在させてもよい。
また、各上記実施の形態では、ケース2に貫通穴2dを設けたが、熱的に構造成立するのであれば、必ずしも貫通穴を設ける必要はない。
このように、貫通穴2dを設けなければ、貫通穴2dに充填されるグリース3の量が減少し、コスト低減を図ることができる。
また、各上記実施の形態では、ケース2が樹脂成型により形成されているが、電気絶縁性と放熱性を備えていればよいので、例えば、アルミダイカスト成形によって形成されたものに絶縁塗装を施してケース2を形成してもよい。
材料や加工方法はアルミダイカスト成形に限定されず、例えば、リアクトルの重量や発熱量に応じて、他の金属材料を切削加工でケース2を形成してもよい。
また、上記各実施の形態では、電磁誘導機器としてリアクトル1の場合について説明したが、勿論このものに限定されるものではなく、例えば、トランス、チョークコイル等であってもよい。
また、冷却器5は、電磁誘導機器を冷却するものであればよく、冷却器5の代わりに例えばヒートシンクであってもよい。
また、上記実施の形態では車両に搭載された電力変換装置について説明したが、例えば船外機に搭載したものであってもよい。
1 リアクトル(電磁誘導機器)、1a 反端子側の面部、1b 端子、1c 端子側の面部、1d 側面部、2 ケース、2a 底面部、2b 側面部、2c 端面、2d 貫通穴、3 グリース(放熱部材)、4 プリント配線板、4a 端子用穴、5 冷却器(冷却部)、6 カバー。

Claims (13)

  1. プリント配線板と、
    このプリント配線板と電気的に接続された電磁誘導機器と、
    この電磁誘導機器を介して前記プリント配線板と対向して設けられ前記電磁誘導機器を冷却する冷却部と、
    前記電磁誘導機器を収納し、開口部が前記プリント配線板側であって側面部の端面がプリント配線板に接続された断面コの字形状の熱伝導性及び電気絶縁性を有するケースと、を備えた電力変換装置であって、
    前記ケース内の前記電磁誘導機器は、前記プリント配線板側で空隙部を有してケースの底面部に当接している電力変換装置。
  2. プリント配線板と、
    このプリント配線板と電気的に接続された電磁誘導機器と、
    この電磁誘導機器を介して前記プリント配線板と対向して設けられ前記電磁誘導機器を冷却する冷却部と、
    前記電磁誘導機器を収納し、側面部の前記プリント配線板側の配線板側部位が前記プリント配線板に接続された断面コの字形状の熱伝導性及び電気絶縁性を有するケースと、を備えた電力変換装置であって、
    前記ケース内の前記電磁誘導機器は、前記プリント配線板側で空隙部を有してケースの前記側面部の前記配線板側部位と反対側の反配線板側部位に当接している電力変換装置。
  3. プリント配線板と、
    このプリント配線板と電気的に接続された電磁誘導機器と、
    前記プリント配線板を介して前記電磁誘導機器と反対側に設けられ前記電磁誘導機器を冷却する冷却部と、
    前記電磁誘導機器を収納し、開口部が前記プリント配線板側であって側面部の端面がプリント配線板に接続された断面コの字形状の熱伝導性及び電気絶縁性を有するケースと、
    このケースの底面部と対向してケースを覆っているとともに前記冷却器と熱的に接続されたカバーと、を備えた電力変換装置であって、
    前記ケース内の電磁誘導機器は、前記プリント配線板側で空隙部を有してケースの前記底面部に当接している電力変換装置。
  4. 前記ケースと前記冷却部との間には、放熱部材が介在している請求項1または2に記載の電力変換装置。
  5. 前記ケースと前記カバーとの間には、放熱部材が介在している請求項3に記載の電力変換装置。
  6. 前記ケースと前記電磁誘導機器との間に放熱部材が介在している請求項1〜3の何れか1項に記載の電力変換装置。
  7. 前記ケースには、前記電磁誘導機器と前記冷却部とを連通し、前記放熱部材が充填された貫通穴が形成されている請求項4または6に記載の電力変換装置。
  8. 前記ケースには、前記電磁誘導機器と前記カバーとを連通し、前記放熱部材が充填された貫通穴が形成されている請求項5に記載の電力変換装置。
  9. 前記放熱部材は、接着性を有するものである請求項4〜8の何れか1項に記載の電力変換装置。
  10. 前記放熱部材は、グリースである請求項9に記載の電力変換装置。
  11. 前記ケースは、樹脂で構成されている請求項1〜10の何れか1項に記載の電力変換装置。
  12. 前記樹脂は、PBT樹脂である請求項11に記載の電力変換装置。
  13. 前記電力変換装置は、車両用電力変換装置である請求項1〜12の何れか1項に記載の電力変換装置。
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