JP2015088375A - 灯火器 - Google Patents

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Yosuke Tsuchiya
洋介 土屋
森 和彦
Kazuhiko Mori
和彦 森
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Abstract

【課題】部品点数の少ない簡単な構成で、主発光面および副発光面を発光させることができるプロジェクタ式の灯火器を提供する。【解決手段】主発光面Mを形成する凸レンズ21と、凸レンズ21の後方に配置されて凸レンズ21に光を照射するLED51と、LED51から凸レンズ21に照射される光の一部を遮って主発光面Mの配光範囲を制限するシェードAとを有し、シェードAによって遮られる光の少なくとも一部を導光部材27によって主発光面Mから離間した副発光面Sに導くように構成された灯火器1において、副発光面Sを導光部材27の前端部に設ける。シェードAを導光部材27の後部に形成する。シェードAを副発光面Sに導く光を入射する入射部30と該入射部30の前方でカットライン31を境にして前傾する前傾部32とから構成し、凸レンズ21と導光部材27とを一体成形する。【選択図】図8

Description

本発明は、灯火器に係り、特に、単一の光源の照射光によって主発光面および副発光面を発光させるようにしたプロジェクタ式の灯火器に関する。
従来から、光源の前方に凸レンズを配設し、光源の照射光を凸レンズで集光して前方に照射するプロジェクタ式の灯火器が知られている。
特許文献1には、光源としての白熱電球の前方に半球状の凸レンズを配設すると共に、配光範囲を制限するためのシェードを光源とレンズとの間に配設した、プロジェクタ式の自動車用ヘッドライトが開示されている。また、特許文献1には、シェードによって遮られる照射光の一部を導光部材で所定位置に導いて、主発光面としての凸レンズ部分に加えて、副発光面としてのポジションライトを主発光面の近傍で発光させるようにした構成が開示されている。
実開平3−32303号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、有底円筒状のケーシングの底部側に白熱電球を配設すると共にケーシングの開口部側に凸レンズを配設し、この白熱電球と凸レンズの間の位置に板状のシェードを立設させ、さらに、このシェードに導光部材を取り付ける構成とされているため、部品点数が多くなると共に、構造が複雑で組み立て工数も増加するという課題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、部品点数の少ない簡単な構成で、主発光面および副発光面を発光させることができるプロジェクタ式の灯火器を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、主発光面(M)を形成する凸レンズ(21)と、前記凸レンズ(21)の後方に配置されて前記凸レンズ(21)に光を照射する光源(51)と、前記光源(51)から前記凸レンズ(21)に照射される光の一部を遮って前記主発光面(M)の配光範囲を制限するシェード(A)とを有し、前記シェード(A)によって遮られる光の少なくとも一部を、導光部材(27)によって前記主発光面(M)から離間した副発光面(S)に導くように構成された灯火器(1)において、前記副発光面(S)が前記導光部材(27)の前端部に設けられており、前記シェード(A)が、前記導光部材(27)の後部に形成されると共に、前記副発光面(S)に導く光を入射する入射部(30)を少なくとも含んで構成されており、前記凸レンズ(21)と前記導光部材(27)とが一体成形されている点に第1の特徴がある。
また、前記凸レンズ(21)と前記導光部材(27)とが、薄肉部(21a)を介して連結されている第2の特徴がある。
また、前記主発光面(M)の下縁部(8a)は、前記凸レンズ(21)の正面視で下方に凸の湾曲形状とされており、前記光源(51)は、前記下縁部(8a)の最下端部(8b)よりも上方に位置し、前記導光部材(27)は、前記下縁部(8a)から前記光源(51)に向かって徐々に小さくなる円錐の側面状に形成された板状部材であり、前記凸レンズ(21)および導光部材(27)が、少なくとも前後方向に抜き方向を持つキャビティ型(60a)およびコア型(60b)と、上方に抜き方向を持つスライド型(60c)とからなる型を用いて成型される点に第3の特徴がある。
さらに、前記凸レンズ(21)に近接した位置で、前記導光部材(27)に貫通穴(40)が形成されている第4の特徴がある。
また、前記導光部材(27)の一面に、前記導光部材(27)内の光を前記凸レンズ(21)側へ漏らさないようにする反射部材(28)が設けられている点に第5の特徴がある。
また、前記反射部材(28)は、前記凸レンズ(21)の成型時にインサート成形される点に第6の特徴がある。
さらに、前記シェード(A)が、前記入射部(30)の前方でカットライン(31)を境にして前傾する前傾部(32)をさらに含んで構成されており、前記前傾部(32)にシボ加工が施されている点に第7の特徴がある。
第1の特徴によれば、副発光面が導光部材の前端部に設けられており、シェードが、導光部材の後部に形成されると共に、副発光面に導く光を入射する入射部を少なくとも含んで構成されており、凸レンズと導光部材とが一体成形されているので、レンズとシェードとを1つの部品として構成することで、部品点数を低減すると共に灯火器の構造を簡素化し、生産工数の低減を図ることができる。
第2の特徴によれば、凸レンズと導光部材とが、薄肉部を介して連結されているので、シェードと凸レンズの接続部において、シェード内の光が凸レンズ側に漏れにくくすることが可能となり、主発光面の配光を設定しやすいうえに、副発光面の発光量を確保しやすくなる。
第3の特徴によれば、主発光面の下縁部は、凸レンズの正面視で下方に凸の湾曲形状とされており、光源は下縁部の最下端部よりも上方に位置し、導光部材は下縁部から光源に向かって徐々に小さくなる円錐の側面状に形成された板状部材であり、凸レンズおよび導光部材が、少なくとも前後方向に抜き方向を持つキャビティ型およびコア型と、上方に抜き方向を持つスライド型とからなる型を用いて成型されるので、凸レンズとシェードとが一体化された構造を、金型による射出成型によって容易に生産することが可能となる。
第4の特徴によれば、凸レンズに近接した位置で、導光部材に貫通穴が形成されているので、凸レンズとシェードとの間に水分やほこり等が溜まるのを防ぐことができる。
第5の特徴によれば、導光部材の一面に、導光部材内の光を凸レンズ側へ漏らさないようにする反射部材が設けられているので、レンズ側への光の漏れが抑えられ、主発光面の配光の設定がしやすくなると共に副発光面の発光量を確保しやすくなる。
第6の特徴によれば、反射部材は凸レンズの成型時にインサート成形されるので、反射部品の支持構造を簡略化することが可能となる。
第7の特徴によれば、シェードが、入射部の前方でカットラインを境にして前傾する前傾部をさらに含んで構成されており、前傾部にシボ加工が施されているので、前傾部によって主発光面の配光の輪郭をぼやかして自然な配光を演出することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る灯火器1の正面図である。 灯火器の左側面図である。 レンズ部材の正面図である。 レンズ部材の左側面図である。 レンズ部材の平面図である。 灯火器の一部断面斜視図である。 図4のVII−VII線断面図である。 図1のVIII−VIII線断面図である。 図7の一部拡大断面図である。 本発明の変形例に係るレンズ部材の正面図である。 図10のレンズ部材の平面図である。 図10のXII−XII線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る灯火器1の正面図である。また、図2は灯火器1の左側面図である。灯火器1は、単一のLED(発光ダイオード)を光源とする単焦点式のプロジェクタ式灯火器であり、例えば、自動二輪車等の車両用ヘッドライトに用いることができる。各図中の「前」方向は、灯火器1の光の照射方向を示す。
灯火器1は、前後方向に2分割されたケーシング2の内部にレンズ部材20等を収納した構成を有する。ケーシング2は、前側ケーシング3およびこの前側ケーシング3より前後寸法の大きい後側ケーシング4からなり、前側ケーシング3に形成された複数の開口から、発光面を形成するレンズ部材20の一部が車体前方に露出するように構成されている。前側ケーシング3と後側ケーシング4とは、円盤状のフランジ3a,4aを貫通する締結部材9によって互いに固定されている。前側ケーシング3および後側ケーシング4は、例えば、黒色やグレーの樹脂等で形成することができる。
前側ケーシング3には、円形の主開口8と、5分割された副開口5,6L/R,7L/Rとが形成されている。副開口5,6L/R,7L/Rは、主開口8の下部に隣接配置される第1副開口5と、第1副開口5に隣接して左右対称に設けられる第2副開口6L/Rと、第2副開口6L/Rに隣接して左右対称に設けられる第3副開口7L/Rとからなる。副開口5,6L/R,7L/Rは、主開口8を構成する円と同心の円環の一部をなす形状とされている。
主開口8からは、レンズ部材20の半球状の凸レンズ21が露出して、灯火器1の主発光面Sを形成する。また、副開口5,6L/R,7L/Rからは、レンズ部材20の曲線型レンズ22,23L/R,24L/Rが露出して、それぞれ副発光面Sを形成する。本実施形態では、凸レンズ21の主発光面Mによってヘッドライトが構成されると共に、曲線型レンズ22,23L/R,24L/Rの副発光面Sによってヘッドライトに近接配置されてこれと同時点灯するポジションライトが構成される。
図3は、レンズ部材20の正面図である。また、図4はレンズ部材20の左側面図であり、図5は同平面図であり、図6は灯火器1の一部断面斜視図である。図3,4では、主発光面Mおよび副発光面Sを荒い点描ハッチングで示している。また、図5,6では、反射部材28の表面を細かい点描ハッチングで示している。
レンズ部材20は、PC(ポリカーボネート)やアクリル樹脂等の無色透明の樹脂で成型することができる。ケーシング2(図2参照)には、レンズ部材20、光源としてのLED51および該LED51が実装された基板50が収納されている。基板50は、ネジ等の締結部材52によって後側ケーシング4に固定される。
レンズ部材20は、凸レンズ21と、該凸レンズ21の下部に連結される導光部材27とを一体成型した構成を有する。導光部材27は、厚みを略均一とする湾曲した板状部材とされる。
主発光面Mは正面視で円形であり、その下縁部8aは下方に凸の曲線をなして構成される。LED51は、凸レンズ21の正面視で、下縁部8aの最下端部8bよりも上方に配設されており、本実施形態では、凸レンズ21の略中心に配設されている。導光部材27は、下縁部8aに接すると共に、LED51に向かって徐々に小さくなる円錐の側面状に形成されている。
副発光面Sを構成する曲線型レンズ22,23L/R,24L/Rは、導光部材27の導光部材前端部25からさらに前方に突出した略方形の複数の部材で構成される。導光部材前端部25の上方で凸レンズ21の周囲には、前側ケーシング3の裏面と接触して位置決めとして機能する外縁部26が設けられている。
図5を参照して、導光部材27の内側面、すなわち、下方に凸に湾曲する円錐の側面部分に相当する凹部29には、反射部材28が配設されている。薄板状の反射部材28は、例えば、不透過性の白色の樹脂で形成され、レンズ部材20の成型時にインサート成型によって導光部材27と一体に構成することができる。この反射部材28により、導光部材27の内部に導入された照射光を、凸レンズ21側に漏らさずに副発光面Sの発光量を確保することが可能となる。なお、反射部材28をインサート成型する代わりに、金属蒸着等によって凹部29の表面に反射機能を与えてもよい。
導光部材27の後部は、LED51に向かって先細り形状とされており、LED51に近接する位置には、LED51の照射範囲を制限するシェードAが設けられている。このシェードAは、照射範囲の下端位置を規定するカットライン31を境にして後ろ下がりの面による入射部30と、カットライン31を境にして前下がりの面による前傾部32とからなる。本実施形態では、カットライン31で遮られた光のうちの少なくとも一部が入射部30から入射され、導光部材27を介して副発光面Sに導かれる。すなわち、本実施形態に係るシェードAは、光源の照射範囲を制限する機能と、導光部材に光を入射する機能とを併せ持つように構成されている。この2つの機能に関しては、シェードAに少なくとも入射部30が含まれることによって実現可能である。
LED51の照射光は、カットライン31によって照射範囲を制限されて前方に照射され、主発光面Mをなす凸レンズ21に導かれる。一方、カットライン31によって遮られた照射光の少なくとも一部は、入射部30から導光部材27の内部に導入され、導光部材27の内部で反射しながら副発光面Sをなす曲線型レンズ22,23L/R,24L/Rに導かれる。本実施形態では、入射部30が円錐の側面状に形成されている。これにより、入射してくる光に対して直角な面にしやすくなり、効率的に導光部材27内に光を取り込むことが可能となる。なお、入射部30の形状は種々の変形が可能であり、例えば、LED51を中心とした球面としてもよい。
すなわち、本実施形態に係る灯火器1では、凸レンズ21と一体に形成される導光部材27が、ポジションランプに照射光を導く導光部材としても機能するように構成されており、これにより、凸レンズ、シェードおよび導光部材を別途独立した部品とする構成に比して、部品点数を低減すると共に構造の簡略化が図られることとなる。
図7は、図4のVII−VII線断面図である。薄板状の反射部材28は、円弧状に湾曲した導光部材27の内周部にインサート成型されている。導光部材27の厚さは、反射部材28が配設されている部分から導光部材前端部25まで略均一とされる。導光部材27の両側は、LED51の中心を通る水平線Hより上方まで延出されている。これは、LED51の照射光の左右方向への漏れを抑えると共に、LED51の光を極力有効に利用するためで、レンズ部材20を金型等で成型した際に型抜きが可能な範囲まで延ばされている。なお、反射部材28は、導光部材27の外周部に設けられていてもよい。
図8は、図1のVIII−VIII線断面図である。LED51を実装する基板50は、後側ケーシング4の底部から立設するボス52aに対して、締結部材52によって固定されている。レンズ部材20を構成する凸レンズ21と導光部材27とは、凸レンズ21の下縁部8aに連なる薄肉部21aによって連結されている。これにより、導光部材27の内部を通る光が凸レンズ21側に漏れにくくすることが可能となり、主発光面Mの配光を設定しやすいうえに、副発光面Sの発光量を確保しやすくなる。本実施形態では、導光部材27の前後方向の中間より前方寄りの位置に屈曲部27aが設けられている。この屈曲部27aが設けられていることにより、凸レンズ21とLED51との間の距離を短くして灯火器1を小型化できると共に、曲線型レンズ22,23L/R,24L/Rの後方に位置する導光部材27の角度を浅くして、導光部材27内の光を前方向に指向させやすくできる。
図9は、図7の一部拡大断面図である。カットライン31は、水平線Hと平行な直線状に形成されている。カットライン31により照射範囲が制限された照射光の下方側は、前傾部32に沿った角度で凸レンズ21に向かって照射される。前傾部32の表面には、微細なシワ模様を付するシボ加工が施されている。これにより、主発光面Mの配光の輪郭をぼやかして自然な配光を演出することができる。カットライン31や前傾部32の形状、カットライン31とLED51との位置関係等は、灯火器1の仕様に合わせて任意に変更できる。
図10は、本発明の変形例に係る灯火器のレンズ部材20aの正面図である。また、図11は図10のレンズ部材20aの平面図であり、図12は図10のXII−XII線断面図である。本変形例では、上側が開放された容器状をなす導光部材27の最深部に、水分やほこり等が溜まるのを防ぐ貫通穴40が形成されている点に特徴がある。その他、前記と同一符号は、同一または同等部分を示す。なお、本変形例では、貫通穴40を設けた代わりに中央の曲線型レンズ22が廃されている。
貫通穴40は、凸レンズ21と導光部材27とを連結する薄肉部21aの後方で、左右方向の中央の位置に設けられている。導光部材27の内周面は略円錐の側面状とされているため、凹部29に水分やほこり等が侵入した場合でも、これをスムーズに排出することが可能となる。また、貫通穴40は、上面視で略三角形とされており、導光部材27の内部を通過する光Bを前方左右に反射して、曲線型レンズ24L/Rに光を導きやすい。
レンズ部材20aは、前記したように樹脂によって一体成型される。この一体成型に用いられる金型は、前後方向に抜き方向を持つキャビティ型60aおよびコア型60bと、上方(後上方)に抜き方向を持つスライド型60cとからなる。本変形例では、スライド型60cに突起を設けることで、貫通穴40を容易に作成することを可能としている。前記実施形態に係るレンズ部材20も、同様のキャビティ型60a、コア型60bおよびスライド型60cによって作成することができる。
なお、レンズ部材の形状や材質、ケーシングの形状や材質、LEDや基板の形状や大きさ、凸レンズや導光部材の形状、副発光面を構成する曲線型レンズの形状、シェードを構成する入射部および前傾部の形状、反射部材の材質、レンズ部材を成型するキャビティ型、コア型およびスライド型の形状等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。本発明に係る灯火器は、自動二輪車等の車両のほか、灯光器等の各種灯火器に適用することが可能である。
1…灯火器(ヘッドライト)、2…ケーシング、3…前側ケーシング、4…後側ケーシング、8…主開口、5,6L/R,7L/R…副開口、20…レンズ部材、21…凸レンズ、21a…薄肉部、22,23L/R,24L/R…曲線型レンズ、25…導光部材前端部、26…外縁部、27…導光部材、28…反射部材、29…凹部、30…入射部、31…カットライン、32…前傾部、50…基板、51…LED(光源)、M…主発光面、S…副発光面、A…シェード

Claims (7)

  1. 主発光面(M)を形成する凸レンズ(21)と、
    前記凸レンズ(21)の後方に配置されて前記凸レンズ(21)に光を照射する光源(51)と、
    前記光源(51)から前記凸レンズ(21)に照射される光の一部を遮って前記主発光面(M)の配光範囲を制限するシェード(A)とを有し、
    前記シェード(A)によって遮られる光の少なくとも一部を、導光部材(27)によって前記主発光面(M)から離間した副発光面(S)に導くように構成された灯火器(1)において、
    前記副発光面(S)が前記導光部材(27)の前端部に設けられており、
    前記シェード(A)が、前記導光部材(27)の後部に形成されると共に、前記副発光面(S)に導く光を入射する入射部(30)を少なくとも含んで構成されており、
    前記凸レンズ(21)と前記導光部材(27)とが一体成形されていることを特徴とする灯火器。
  2. 前記凸レンズ(21)と前記導光部材(27)とが、薄肉部(21a)を介して連結されていることを特徴とする請求項1に記載の灯火器。
  3. 前記主発光面(M)の下縁部(8a)は、前記凸レンズ(21)の正面視で下方に凸の湾曲形状とされており、
    前記光源(51)は、前記下縁部(8a)の最下端部(8b)よりも上方に位置し、
    前記導光部材(27)は、前記下縁部(8a)から前記光源(51)に向かって徐々に小さくなる円錐の側面状に形成された板状部材であり、
    前記凸レンズ(21)および導光部材(27)が、少なくとも前後方向に抜き方向を持つキャビティ型(60a)およびコア型(60b)と、上方に抜き方向を持つスライド型(60c)とからなる型を用いて成型されることを特徴とする請求項1または2に記載の灯火器。
  4. 前記凸レンズ(21)に近接した位置で、前記導光部材(27)に貫通穴(40)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の灯火器。
  5. 前記導光部材(27)の一面に、前記導光部材(27)内の光を前記凸レンズ(21)側へ漏らさないようにする反射部材(28)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の灯火器。
  6. 前記反射部材(28)は、前記凸レンズ(21)の成型時にインサート成形されることを特徴とする請求項5に記載の灯火器。
  7. 前記シェード(A)が、前記入射部(30)の前方でカットライン(31)を境にして前傾する前傾部(32)をさらに含んで構成されており、
    前記前傾部(32)にシボ加工が施されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の灯火器。
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