JP2015087938A - 商品販売管理サーバ及びインターネット販売促進システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 インターネット販売促進システムは、オンラインショップで商品情報の閲覧及び商品の購入を行うユーザにより操作されるPC等のユーザ端末10と、オンラインショップでユーザに対して商品の販売を行うオンラインショップ事業者により管理され、ユーザ端末10からの要求に応じてオンラインショップで販売する各商品の個別のWebページを配信するWebサーバとして機能する商品販売管理サーバ20と、これら端末10・サーバ20を接続するインターネット等のネットワーク100とを有して構成される。
【選択図】 図1
Description
このオンラインショップの利用者は、商品購入の際には、PC等の端末を用いて上記オンラインショップへアクセスし、そのオンラインショップに表示されている商品から任意の商品を選択してクレジットカード決済等をすると、商品の購入が成立し、その後、商品が利用者の自宅へ配送される。
このように、利用者は、オンラインショップを利用することにより、仮に多忙で実店舗を訪れる暇がなくても、自宅に居ながら商品を簡単に購入することができるようになった。
各オンラインショップは、これらショップ間の販売競争を制するために、例えば、特定の時間のみ商品の価格を下げるタイムセール等の各種販売促進活動を行っている。
この特許文献1に開示される情報提供装置等は、オンラインショップにおいて、タイムセール等の安売りする期間中、商品の価格の表示を変更可能に構成されている。
すなわち、購入者がどの商品が欲しいかに関係なく、オンラインショップ側が決めた商品についてタイムセール等で値引するので、購入者の購入意欲を的確に刺激することができず、オンラインショップ側は期待する売り上げを上げることができないという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、購入者が購入予定の商品を的確に把握し、その把握した商品に焦点を絞って値引等のインセンティブを与えて、オンラインショップにおける商品の販売を促進する商品販売管理サーバ及びインターネット販売促進システムを提供することを目的とする。
(1)インターネット販売促進システムの全体構成
図1は、本発明の実施の形態におけるインターネット販売促進システムの構成を示す図である。
図に示すように、インターネット販売促進システムは、オンラインショップで商品情報の閲覧及び商品の購入を行うユーザにより操作されるPC等のユーザ端末10と、オンラインショップでユーザに対して商品の販売を行うオンラインショップ事業者により管理され、ユーザ端末10からの要求に応じてオンラインショップで販売する各商品の個別のWebページを配信するWebサーバとして機能する商品販売管理サーバ20と、これら端末10・サーバ20を接続するインターネット等のネットワーク100とを有して構成される。
ユーザ端末10は、オンラインショップのユーザにより操作される情報処理端末であり、例えば、携帯電話機、スマートフォン、PC、タブレット端末又はPDA等である。
ユーザは、オンラインショップの会員となって、オンラインショップ側から当該ユーザのユーザIDが発行されると、そのユーザIDを用いてオンラインショップにログインすることができるようになる。ログインしたユーザは、ユーザ端末10を用いて、オンラインショップにおいて商品の購入が可能となる。
また、ユーザは、ユーザ端末10を用いて、インターネットに接続し、商品販売管理サーバ20から商品個別のWebページを受信し表示することにより、オンラインショップで商品情報を閲覧することができる。このWebページの閲覧については、ログインしていなくても(ログアウト状態でも)、又はユーザIDの発行を受けてなくても、ユーザは、ユーザ端末10を用いて行うことができる。
上記のような商品の購入及び商品個別のWebページの閲覧、さらに加えて、商品を購入予定として設定すること(後述)を、以下、本実施の形態では、ユーザによる商品への「アクセス」として定義する。
図に示すように、ユーザ端末10は、CPU等から構成されユーザ端末10全体を制御する制御部11と、各種情報を格納する情報格納部12と、ネットワーク100を介して情報の送受信を行う通信部13と、画面表示を行う表示部14と、各種キー等から構成され情報を入力する操作部15とを有して構成される。
このCookieには、ユーザ端末10を識別するための端末コードが含まれる。
この端末コードは、後述するように、ユーザ端末10が、オンラインショップのサイトにアクセスした際に、商品販売管理サーバ20により発行される端末の識別情報である。
その後、ユーザ端末10は、オンラインショップのサイトにアクセスするときには、ログインの有無に関係なく、この端末コードを含むCookieを商品販売管理サーバ20へ送信する。
このことにより、商品販売管理サーバ20は、どの端末コードのユーザ端末10が、商品個別のWebページにアクセスしたかをデータベース(後述のアクセス履歴DB224)で管理することが可能となる。
ユーザ端末10は、オンラインショップのサイトにアクセスするときには、これらユーザID及びパスワードを含むCookieを商品販売管理サーバ20へ送信する。
商品販売管理サーバ20は、ユーザ端末10から受信したユーザID及びパスワードに基づいてユーザ認証を行い、認証が成功した場合には、当該ユーザによる商品個別のWebページの閲覧、商品の購入、又は商品の購入予定の設定の履歴を後述のアクセス履歴データベース(DB)224に記録し、管理する。
商品販売管理サーバ20は、オンラインショップにおいて商品をユーザへ向けて販売するオンラインショップの運営事業者により管理されるサーバ装置である。
商品販売管理サーバ20には、オンラインショップで販売する商品に関する情報が格納されており、ユーザ端末10からの商品情報の閲覧要求を受信すると、該当する商品情報をユーザ端末10へ送信する。
また、商品販売管理サーバ20は、ユーザ端末10から商品の購入要求を受信すると、該当する商品の決済処理を行う。
図に示すように、商品販売管理サーバ20は、CPU等から構成され商品販売管理サーバ20全体を制御する制御部21と、オンラインショップを構成するWebページ及び後述する各種データベース(DB)を格納する情報格納部22と、ネットワーク100を介して情報の送受信を行う通信部23とを有して構成される。
このオンラインショップを構成するWebページには、ユーザ登録用のWebページと、ログイン用のWebページと、商品個別のWebページとが含まれる。
ユーザは、ユーザ端末10を用いて、これら入力欄に個人情報を入力して商品販売管理サーバ20へ送信することにより、ユーザIDが発行され、オンラインショップのユーザ登録が行われる。
ユーザは、ユーザ端末10を用いて、ユーザID及びパスワードを入力して商品販売管理サーバ20へ送信することにより、オンラインショップへのログインを行う。
また、商品個別のWebページには、当該商品を仮想カートに入れるためのカートボタンや、商品を購入予定商品リスト(お気に入りリスト)に登録するお気に入りボタン等がGUI等により表示される。この購入予定商品リストとは、ユーザが購入を予定している商品の一覧を示すリストである。
ユーザがユーザ端末10を用いてそのカートボタンをクリックすると、当該ページの商品が一旦仮想カートに入れられる。その後、各種情報の入力又は選択をすることにより、商品販売管理サーバ20が商品の決済処理を行い、商品の購入が成立する。
また、ユーザがユーザ端末10を用いてそのお気に入りボタンをクリックすると、当該ページの商品がユーザ個人の購入予定商品リストに登録され、リストアップされる。
上記購入及びお気に入りの設定の手順は、一般的なオンラインショップ(ECサイト、電子モール)の手続と同様であるので、詳細な説明は省略する。
また、以下、商品を一旦仮想カートに入れること、及び購入予定商品リストにリストアップすることをまとめて「商品の購入予定の設定」という。
ユーザDB221には、ユーザIDに対して、各ユーザに係る情報(ユーザ情報)が対応付けられて管理されている。
図に示す例では、各ユーザ情報として、氏名、ログイン時に入力が必要なパスワード、メールアドレス、クレジットカード情報(クレジットカード番号,名義)が示されている。ユーザ情報としては、これらに加えて、例えば、性別、住所、電話番号等の各個人情報を含むようにしてもよい。
商品DB222には、オンラインショップで販売される各商品の識別情報である商品IDに対応付けて、各商品の情報(商品情報)が管理されている。
その商品情報としては、例えば、図に示すように、商品の詳細情報(商品名、スペック、サイズ、用途、レビュー等)と、その商品の個別のWebページのURLと、価格と、商品の値引セールを行うときの値引率と、その商品を提供するブランドとが含まれる。
ここで、値引セール時の価格の計算方法の一例について説明すると、例えば、商品ID「00001」の商品であれば、価格が1200円、値引率が0.2なので、値引セール時の価格は1200×(1−0.2)=960円となる。
ブランドDB223には、オンラインショップで販売される商品を提供する各ブランドについて、同様に商品を提供する他のブランドのうち、関連しているブランド(関連ブランド)が対応付けられて管理されている。
図に示す例では、ブランドDB223において、ブランド「ノーザンサンデー」には、関連ブランドとして「ノーザンキャロット」及び「ゴールドチャイルド」が対応付けられている。
本実施の形態におけるインターネット販売促進システムは、ユーザ個々に対して特定の商品の値引セールを実施するが、このとき、ユーザが過去にアクセスした商品のブランドについての関連ブランドの商品を値引セールの対象として各ユーザに提供する。
例えば、あるユーザが、過去にブランド「ノーザンサンデー」の商品を購入した場合、「ノーザンサンデー」の関連ブランド「ノーザンキャロット」及び「ゴールドチャイルド」のうち少なくとも1つのブランドの商品が値引セールの対象となる。
アクセス履歴DB224には、各ユーザ(ログイン状態のユーザ、ログアウト状態のユーザ、ユーザID未発行のユーザを含む)がオンラインショップで販売される各商品に対して各種アクセスした履歴が、各ユーザID又は後述する端末コードに対応付けられて管理されている。
商品販売管理サーバ20は、オンラインショップのWebページに対してユーザ端末10から閲覧要求があり、その閲覧要求にユーザID又は端末コードのどちらも含まれていない場合には、そのユーザ端末10に対して固有の端末コードを新たに割り当て、その割り当てた端末コードを含むCookieを発行し、そのユーザ端末10へ送信する。
このように発行されたCookieはユーザ端末10に格納される。ユーザ端末10が、次回以降商品販売管理サーバ20に対してオンラインショップのWebページについて閲覧要求を送信する際には、併せて端末コードを含むCookieを商品販売管理サーバ20へ送信することにより、商品販売管理サーバ20は、ユーザ端末10の識別を行うことが可能となる。
また、上記基準に該当する場合であっても、前回の関連ブランドの商品購入から所定期間経過していなければ、値引対象に設定しない。
以下、上記ユーザが今回アクセスした商品のブランドに関連するブランドの商品であって、過去にユーザがアクセスした商品を関連商品という。
(1)ユーザIDの発行動作
図8は、本発明の実施の形態におけるインターネット販売促進システムによるユーザIDの発行動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って、ユーザが、オンラインショップの運営事業者側からユーザIDを付与されて、ユーザ登録がされ、オンラインショップの会員となるときの動作について説明する。
このユーザ登録用のWebページには、自身の氏名、住所、メールアドレス、クレジットカード情報等の決済情報、電話番号…といった個人情報等の入力欄と、ログイン用のパスワードの入力欄とが表示されている。
次に、ユーザは、操作部15を用いて、上記入力欄に各情報を入力する(ステップS104)。このとき入力されるパスワードは、例えば、ユーザが決めた任意の文字列で構成される。
次に、ユーザ端末10は、上記入力された個人情報及びパスワード等とともに、ユーザ登録の意思を示す情報を商品販売管理サーバ20へ送信する(ステップS105)。
次に、商品販売管理サーバ20は、新たに発行したユーザIDとともに、ユーザ登録が完了した旨の内容の通知をユーザ端末10へ送信する(ステップS108)。
以上で、ユーザIDの発行動作を終了する。
図9は、本発明の実施の形態におけるインターネット販売促進システムによるユーザのログイン動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って、ユーザが、上述のようにユーザ登録を終えた後に、オンラインショップへログインするときの動作を説明する。
このログイン用のWebページには、ユーザID及びパスワードの入力欄が表示されている。
ユーザは、操作部15を用いて、上記入力欄にユーザID及びパスワードを入力する(ステップS204)。
次に、ユーザ端末10は、その入力したユーザID及びパスワードを商品販売管理サーバ20へ送信する(ステップS205)。
ここで、これら受信したユーザID及びパスワードが互いに対応付けられてユーザDB221に登録されていない場合には(ステップS206/No)、商品販売管理サーバ20は、認証失敗と判断し、動作を終了する。
これ以降、ユーザ端末10がオンラインショップにログインする際、ユーザ自身がわざわざ入力することなく、この格納されたCookie(ユーザID及びパスワードを含む)を商品販売管理サーバ20へ送信することで、自動ログインが可能となる。
以上でログイン動作が終了する。
図10は、本発明の実施の形態におけるWebページ閲覧時のアクセス履歴の登録動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って、ユーザが、オンラインショップの商品個別のWebページを閲覧したときのアクセス履歴の登録動作を説明する。
このとき、ユーザがログイン状態であれば、ユーザ端末10は、ユーザID及びパスワードを含むCookieも商品販売管理サーバ20へ送信する。
また、ユーザ端末10が、以前オンラインショップにアクセスしていた場合には、端末コードを含むCookieを商品販売管理サーバ20へ送信する。
ここで、商品販売管理サーバ20は、ユーザ端末10から商品個別のWebページの閲覧要求とともに、ユーザID及びパスワードを受信したと判断した場合(ステップS302/Yes)、ユーザDB221を参照し、それらユーザID及びパスワードに基づいてユーザを特定し、さらに、Webページの閲覧要求に含まれるURLに基づいて、該当する商品の個別のWebページをユーザ端末10へ送信する(ステップS307)。
ユーザは、その商品個別のWebページを閲覧し、商品の内容を確認する。
そして、商品販売管理サーバ20は、その商品の商品IDとともに、閲覧要求したユーザのユーザID又は端末コードと、アクセスの種類(Webページ閲覧)と、アクセス時期(閲覧要求した時期)とを、割り当てた固有のアクセス履歴番号に対応付けてアクセス履歴DB224に記録する(ステップS310)。
ここで、商品販売管理サーバ20は、端末コードを受信していると判断した場合(ステップS303/Yes)、該当する商品の個別のWebページをユーザ端末10へ送信する(ステップS307)。その後のステップS308〜S310の処理は、上記の処理内容と同様であるので、説明を省略する。
そして、商品販売管理サーバ20は、その生成した端末コードを含むCookieをユーザ端末10へ送信する(ステップS305)。
ユーザ端末10は、その端末コードを含むCookieを商品販売管理サーバ20から受信すると、情報格納部22に格納する(ステップS306)。
これ以降、ユーザ端末10は、商品販売管理サーバ20へアクセスする際、この端末コードを含むCookieを商品販売管理サーバ20へ送信する。
その後のステップS307〜S310の処理は、上記の処理内容と同様であるので、説明を省略する。
以上で、Webページ閲覧時の履歴登録動作が終了する。
図11は、本発明の実施の形態における商品購入予定の設定時のアクセス履歴の登録動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って、ユーザが、オンラインショップの商品個別のWebページを閲覧する等して、その商品を購入予定に設定したときのアクセス履歴の登録動作を説明する。
購入予定の設定方法としては、前述したように、例えば、商品購入の前段階である仮想カートに商品を一旦入れたり、いわゆる「お気に入り」に設定して購入予定リストに書き込んだりといったことがあげられる。
このとき、ユーザがログイン状態であれば、ユーザ端末10は、ユーザID及びパスワードを含むCookieも商品販売管理サーバ20へ送信する。
また、ユーザ端末10が、以前オンラインショップにアクセスしていた場合には、端末コードを含むCookieを商品販売管理サーバ20へ送信する。
ここで、商品販売管理サーバ20は、ユーザ端末10からユーザID及びパスワードを受信したと判断した場合(ステップS403/Yes)、ユーザDB221を参照し、それらユーザID及びパスワードに基づいてユーザを特定し、受信した商品IDの商品が購入予定に設定されたことを示すWebページを作成してユーザ端末10へ送信する(ステップS408)。
ユーザは、そのWebページを閲覧し、商品が購入予定に設定されたことを確認する。
ここで、商品販売管理サーバ20は、端末コードを受信していると判断した場合(ステップS404/Yes)、商品が購入予定に設定されたことを示すWebページをユーザ端末10へ送信する(ステップS408)。その後のステップS409,S410の処理は、上記の処理内容と同様であるので、説明を省略する。
そして、商品販売管理サーバ20は、その生成した端末コードを含むCookieをユーザ端末10へ送信する(ステップS406)。
ユーザ端末10は、その端末コードを含むCookieを商品販売管理サーバ20から受信すると、情報格納部22に格納する(ステップS407)。
これ以降、ユーザ端末10は、商品販売管理サーバ20へアクセスする際、この端末コードを含むCookieを商品販売管理サーバ20へ送信する。
その後のステップS408〜S410の処理は、上記の処理内容と同様であるので、説明を省略する。
このように、ユーザがユーザ端末10を用いて商品を仮想カートに入れたり、いわゆる「お気に入り」に設定したりして、商品を購入予定に設定した際、商品販売管理サーバ20がその履歴を記録することにより、オンラインショップの運営事業者は、どのユーザが、又はどの端末がどの商品に対して興味を持ったかを容易に把握し、これに基づいて値引対象の商品を的確に決めることができ、オンラインショップの商品の販売促進活動を効果的に行うことが可能となる。
図12は、本発明の実施の形態における商品購入時のアクセス履歴の登録動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って、ユーザが、オンラインショップの商品個別のWebページを閲覧後に、その商品を購入したときのアクセス履歴の登録動作を説明する。
なお、このとき、ユーザは既にログイン状態であることとする。
その決済情報としては、例えば、クレジットカードのカード番号、名義及び有効期限等、又はユーザの金融機関の口座の番号等があげられる。
また、このとき、ユーザはログイン状態であるので、ユーザ端末10はユーザID及びパスワードを含むCookieも商品販売管理サーバ20へ送信する。
すなわち、商品販売管理サーバ20は、それら受信したユーザID及びパスワードが互いに対応付けられてユーザDB221に登録されているか否かを判断する。
ここで、行われる決済処理としては、例えば、商品販売管理サーバ20が、購入された商品の名前、個数、金額等とともに決済情報をネットワークを介して接続される図示しないクレジットカード会社のサーバへ送信してクレジットカード決済処理を要求することが含まれる。
また、例えば、商品販売管理サーバ20が、項目名、引き落とし額、引き落とすユーザの口座番号及び振り込み先のオンラインショップの運営事業者の口座番号等の情報をユーザの口座を有する金融機関のサーバへ送信して金融機関口座の決済処理を」要求すること等も含まれる。
ユーザは、その情報を閲覧し、商品の購入が完了したことを確認する。
このように、ユーザがユーザ端末10を用いて商品を購入した際、商品販売管理サーバ20がその履歴を記録することにより、オンラインショップの運営事業者は、どのユーザがどの商品に対して興味を持って購入したかを容易に把握し、これに基づいて値引対象の商品を的確に決めることができ、オンラインショップの商品の販売促進活動を効果的に行うことが可能となる。
図13は、本発明の実施の形態における商品の値引サービスの提供動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って、ユーザが商品個別のWebページを訪問したときや商品を購入予定に設定したときに、商品販売管理サーバ20がその商品を値引対象に設定して値引サービスをユーザに提供するときの動作について説明する。
すなわち、商品販売管理サーバ20は、アクセス履歴DB224を参照して、その商品の関連商品が、同一ユーザにより過去に購入されたり、購入予定に設定されていたり、又は同一ユーザがその関連商品の商品個別のWebページを閲覧していたりしていたか否かを判断する。
この最後に購入した商品には、関連商品及び非関連商品の双方が含まれる。
例えば、この商品の値引価格は以下のように計算される。
商品販売管理サーバ20は、アクセス履歴DB224を参照して値引対象の商品の商品IDを抽出した後、商品DB222を参照して当該商品IDに基づいて価格及び値引率を抽出し、これら抽出した価格及び値引率に基づいて、値引価格(=価格×(1−値引率))を計算する。
ユーザがログイン状態で特定できる場合には、この値引情報は、例えば、電子メールによりユーザ端末10へ送信されてもよい。
また、例えば、商品販売管理サーバ20は、その値引情報を示すWebページを作成し、ユーザ端末10へ送信するようにしてもよい。この場合は、ユーザがログイン状態であるのはもちろん、ログアウト状態又はユーザID未発行であっても、商品販売管理サーバ20はユーザ端末10へ値引情報を送信することができる。
また、値引情報は、これらの例に限定されず、あらゆる方法で商品販売管理サーバ20からユーザ端末10へ送信される。
ユーザは、その表示された値引情報を確認して、その値引きされた商品を購入するか否かを決定する。
以上で、商品の値引サービスの提供動作は終了する。
すなわち、仮想カートに入れているが未購入である等、購入を迷っている商品に対してピンポイントで値引を行うことで、効率よく商品の販売を促進することができる。
従って、以前興味を持った商品と関連の深い商品に対してユーザがまた興味を持ったときに、商品販売管理サーバ20は値引情報をユーザ端末10に送信するので、極めて効果の高いタイミングで販売促進活動を行うことが可能となる。
従って、ユーザが前回の商品購入から一定の期間が経過している場合、当該ユーザに対して積極的に値引情報を提供することにより、商品を購入するために当該オンラインショップを利用する機会が少なくなってきているユーザを引き戻し、ユーザによるオンラインショップの利用頻度を高めることが可能となる。
次に、ユーザ端末10で表示されるオンラインショップの表示画面について説明する。
図14は、本発明の実施の形態におけるオンラインショップの基本のWebページの一例を示す図である。
ユーザは、ユーザ端末10を用いて、オンラインショップにアクセスすると、そのオンラインショップの基本のWebページが商品販売管理サーバ20から送信され、図に示すような画面が表示される。
図に示す例では、オンラインショップの基本のWebページには、オンラインショップで販売される商品のサムネイル101と、ユーザがログインするときに押下されるログインボタン102と、購入予定リストに入れた商品を閲覧するときに押下されるお気に入り確認ボタン103と、仮想カートに入れた商品を閲覧するときに押下されるカート確認ボタン104とが表示される。
商品販売管理サーバ20は、その取得要求を受信すると、該当する商品の個別のWebページをユーザ端末10へ送信する。
ユーザ端末10は、その商品個別のWebページを受信すると、表示部14上に表示する。ユーザは、その商品個別のWebページを閲覧して商品の内容を確認する。
商品販売管理サーバ20は、その取得要求を受信すると、ログイン用のWebページをユーザ端末10へ送信する。
ユーザ端末10は、そのログイン用のWebページを受信すると、表示部14上に表示する。ユーザは、そのログイン用のWebページ上の入力欄にユーザID及びパスワード等を入力してログインを行う。
商品販売管理サーバ20は、その取得要求を受信すると、購入予定商品リストが表示されたWebページをユーザ端末10へ送信する。
ユーザ端末10は、その購入予定商品リストが表示されたWebページを受信すると、表示部14上に表示する。ユーザは、そのWebページを閲覧して、自身がお気に入り(購入予定)に設定した商品を確認する。
商品販売管理サーバ20は、その取得要求を受信すると、仮想カートに入れられた商品の一覧が表示されたWebページをユーザ端末10へ送信する。
ユーザ端末10は、その仮想カートに入れられた商品の一覧が表示されたWebページを受信すると、表示部14上に表示する。ユーザは、そのWebページを閲覧して、自身が仮想カートに入れた購入予定の商品を確認する。
図に示す例では、商品個別のWebページには、商品の内容201と、商品の画像202と、商品をカートに入れるときに押下されるカートボタン203と、商品をお気に入りに設定するときに押下されるお気に入りボタン204と、ユーザ名205と、お気に入り確認ボタン103と同様の機能を備えたお気に入り確認ボタン206と、カート確認ボタン104と同様の機能を備えたカート確認ボタン207とが表示されている。
ユーザは、操作部15を用いて、任意のサイズのカートボタン203を押下することにより、仮想カートに当該サイズの商品を入れることを要求する情報を商品販売管理サーバ20へ送信して、当該商品を仮想カートに入れることができる。
また、ユーザは、操作部15を用いて、任意のサイズのお気に入りボタン204を押下することにより、当該商品を購入予定商品リストに入れることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、商品販売管理サーバ20は、オンラインショップにおいて、商品個別のWebページの閲覧、仮想カートへ商品を入れること、又はお気に入りに設定すること等、ユーザによる商品へのアクセスの履歴を管理し、これらのユーザの端末10に対して電子メールやWebページ等により値引情報を提供することにより、商品の購入を迷っているユーザに対して積極的な販売促進活動を行うことが可能となる。
また、上記のユーザ端末10又は商品販売管理サーバ20をソフトウェアモジュール群として構成する場合、このプログラムは、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、または半導体等の記録媒体に記録され、上記の記録媒体からロードされるようにしてもよいし、所定のネットワークを介して接続されている外部機器からロードされるようにしてもよい。
例えば、以上説明した本実施の形態によれば、商品販売管理サーバ20は、「ある商品に対してアクセスがあること」、「その関連商品にアクセスがあったこと」、及び「ユーザが最後に商品を購入してから所定期間経過していること」の全ての条件を満たしている場合に、上記アクセスがあった商品の値引情報を送信するものであった。
これに対し、その変形例として、商品販売管理サーバ20は、「その関連商品にアクセスがあったこと」、及び「ユーザが最後に商品を購入してから所定期間経過していること」のいずれかの条件を満たせば、あるいはいずれの条件を満たしていなくても、上記アクセスがあった商品の値引情報を送信するようにしてもよい。
例えば、オンラインショップにおいて商品を初回購入してから所定期間経過した場合に、商品販売管理サーバ20は、値引情報をユーザ端末10へ送信するようにしてもよい。
また、同一ユーザが同一商品の商品個別のWebページを所定期間内に所定回数以上の閲覧等をしてアクセスがあった場合、商品販売管理サーバ20は、当該ユーザが当該商品の購入を前向きに検討していると判断して、当該ユーザの端末10へ値引情報を送信するようにしてもよい。
例えば、他の種類のインセンティブには、配送料の割引き又は無料化、商品購入の際に割引きに可能な割引きクーポン又はポイントの付与、並びに販促品の贈与等が含まれる。
11,21 制御部
12,22 情報格納部
13,23 通信部
14 表示部
15 操作部
20 商品販売管理サーバ
100 ネットワーク
101 商品のサムネイル
102 ログインボタン
103,206 お気に入り確認ボタン
104,207 カート確認ボタン
201 商品の内容
202 商品の画像
203 カートボタン
204 お気に入りボタン
205 ユーザ名
221 ユーザDB
222 商品DB
223 ブランドDB
224 アクセス履歴DB
Claims (10)
- オンラインショップにおいて販売される商品に対してユーザからアクセスがあったとき、該アクセスの履歴を記録し管理する商品販売管理サーバであって、
前記アクセスのあった商品の販売を促進するインセンティブを前記ユーザに対して付与し、前記インセンティブの内容を示すインセンティブ情報を前記ユーザにより操作されるユーザ端末へ送信することを特徴とする商品販売管理サーバ。 - オンラインショップで販売される商品の個別のWebページを、前記ユーザ端末からの閲覧要求に応じて送信可能に格納し、
前記アクセスのあった商品として前記商品個別のWebページの閲覧がされた商品について前記インセンティブ情報を作成し、該作成したインセンティブ情報を前記閲覧要求をしたユーザ端末へ送信することを特徴とする請求項1記載の商品販売管理サーバ。 - 前記アクセスの履歴として前記ユーザによる商品個別のWebページの閲覧履歴を管理し、
前記商品個別のWebページが閲覧された商品と関連性の高い商品について前記アクセスがあった場合、該アクセスがあった商品について前記インセンティブ情報を作成し、該作成したインセンティブ情報を前記ユーザ端末へ送信することを特徴とする請求項2記載の商品販売管理サーバ。 - 前記オンラインショップは、前記ユーザが商品を購入するとき、該商品を仮想カートに一旦格納してから購入決定をして商品を購入する方式を採用しており、
前記仮想カートに商品を入れたことを示す情報を前記ユーザ端末から受信すると、前記アクセスのあった商品として前記仮想カートに入れた商品について前記インセンティブ情報を作成し、該作成したインセンティブ情報を前記ユーザ端末へ送信することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の商品販売管理サーバ。 - 前記アクセスの履歴として前記ユーザにより前記仮想カートに商品を入れたことを示す履歴を管理し、
前記仮想カートに入れた商品と関連性の高い商品について前記アクセスがあった場合、該アクセスがあった商品について前記インセンティブ情報を作成し、該作成したインセンティブ情報を前記ユーザ端末へ送信することを特徴とする請求項4記載の商品販売管理サーバ。 - 前記ユーザが購入予定の商品を示す情報を前記ユーザ端末から受信すると、該受信した情報に示される購入予定の商品を並べた購入予定商品リストを各ユーザごとに作成し、
前記アクセスのあった商品として前記購入予定商品リストに並べられた商品について前記インセンティブ情報を作成し、該作成したインセンティブ情報を前記ユーザ端末へ送信することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の商品販売管理サーバ。 - 前記購入予定商品リストに現在並べられている、又は以前に並べられていた商品と関連性の高い商品について前記インセンティブ情報を作成し、該作成したインセンティブ情報を前記ユーザ端末へ送信することを特徴とする請求項6記載の商品販売管理サーバ。
- 前記アクセスの履歴としてユーザによる商品の購入履歴を管理し、
前記購入済みの商品と関連性の高い商品について前記アクセスがあった場合、該アクセスがあった商品について前記インセンティブ情報を作成し、該作成したインセンティブ情報を前記ユーザ端末へ送信することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の商品販売管理サーバ。 - 前記ユーザによる商品の購入履歴を参照し、前記ユーザが最後に商品を購入してから所定期間経過したと判断した場合、前記作成したインセンティブ情報を前記ユーザ端末へ送信することを特徴とする請求項8記載の商品販売管理サーバ。
- 請求項1から9のいずれか1項に記載される前記商品販売管理サーバと、
前記ユーザ端末とを有して構成されることを特徴とするインターネット販売促進システム。
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