JP2015087246A - 光計測装置 - Google Patents

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安藤 彰浩
Akihiro Ando
彰浩 安藤
路万 塩田
Roman Shioda
路万 塩田
宏樹 藤枝
Hiroki Fujieda
宏樹 藤枝
森 幸生
Yukio Mori
幸生 森
幸四郎 木村
Koshiro Kimura
幸四郎 木村
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Abstract

【課題】熱による破損を抑制しつつレンズの中心軸に沿った方向とは異なる方向からの光を検出することができる光計測装置を提供する。
【解決手段】光計測装置5は、内燃機関の燃焼室における燃焼過程を検出する光計測装置であって、先端部が燃焼室の内部に配置されたハウジング10と、凸形状の球面部を有し、ハウジングの内部に配置されて燃焼室における光を集光する凸レンズ61と、凸レンズの球面部の中心軸110からオフセットした位置で凸レンズに接続し、凸レンズによって集光された光を光計測装置の光検出部80に導く光透過媒体70と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は光計測装置、特に内燃機関の燃焼室における燃焼過程を検出する光計測装置に関する。
従来、内燃機関の燃焼室における燃焼過程を検出する測定装置として、光計測装置が知られている。このような光計測装置として、例えば特許文献1には、点火プラグと光計測装置とが一体化したタイプの光計測装置が開示されている。この特許文献1に係る光計測装置は、燃焼室に突出した先端部に鏡、プリズム等の方向転換手段が設けられ、この方向転換手段によって方向転換された光がレンズによって集光される構成を有している。特許文献1に係る光計測装置によれば、燃焼室に突出した方向転換手段によって、レンズの中心軸に沿った方向とは異なる方向からの光を検出することができる。
特開2001−147157号公報
特許文献1に係る光計測装置では、前述したように方向転換手段である鏡やプリズム等が燃焼室に突出しているため、燃焼室における燃焼によって方向転換手段の温度が過度に上昇する可能性がある。この場合、方向転換手段が破損する可能性がある。したがって、特許文献1に係る光計測装置では、熱による破損を抑制しつつレンズの中心軸に沿った方向とは異なる方向からの光を検出することは困難である。
本発明は、熱による破損を抑制しつつレンズの中心軸に沿った方向とは異なる方向からの光を検出することができる光計測装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光計測装置は、内燃機関の燃焼室における燃焼過程を検出する光計測装置であって、先端部が前記燃焼室の内部に配置されたハウジングと、凸形状の球面部を有し、前記ハウジングの内部に配置されて前記燃焼室における光を集光する凸レンズと、前記凸レンズの前記球面部の中心軸からオフセットした位置で前記凸レンズに接続し、前記凸レンズによって集光された光を前記光計測装置の光検出部に導く光透過媒体と、を備えている。
本発明に係る光計測装置によれば、凸レンズがハウジングの内部に配置されているため、凸レンズが燃焼室に突出した構成となっていない。そのため、凸レンズが燃焼室の熱によって破損することを抑制することができる。また本発明に係る光計測装置によれば、光透過媒体が凸レンズの球面部の中心軸からオフセットした位置で凸レンズに接続しているため、レンズの球面部の中心軸に沿った方向とは異なる方向からの光を検出することができる。
本発明によれば、熱による破損を抑制しつつレンズの中心軸に沿った方向とは異なる方向からの光を検出することができる光計測装置を提供することができる。
図1(a)は実施例1に係る光計測装置の全体構成を示す模式図である。図1(b)は図1(a)の光計測装置をA方向側から見た模式図である。図1(c)は図1(a)のB部分を拡大して示す模式図である。 実施例1に係る光計測装置の先端レンズ系の近傍を拡大して示す模式図である。 実施例2に係る光計測装置の先端レンズ系の近傍を拡大して示す模式図である。 比較例に係る光計測装置の先端レンズ系の近傍を拡大して示す模式図である。 実施例3に係る光計測装置の先端レンズ系の近傍を拡大して示す模式図である。 実施例4に係る光計測装置の先端レンズ系の近傍を拡大して示す模式図である。 実施例5に係る光計測装置の先端レンズ系の近傍を拡大して示す模式図である。 実施例6に係る光計測装置の先端レンズ系の近傍を拡大して示す模式図である。 実施例7に係る光計測装置の先端レンズ系の近傍を拡大して示す模式図である。 実施例8に係る光計測装置の先端レンズ系の近傍を拡大して示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。
本発明の実施例1に係る光計測装置5について説明する。図1(a)は本実施例に係る光計測装置5の全体構成を示す模式図である。図1(b)は図1(a)の光計測装置5をA方向側から見た模式図である。図1(c)は図1(a)のB部分を拡大して示す模式図である。本実施例に係る光計測装置5は、内燃機関の燃焼室における燃焼過程を検出する装置である。また、本実施例に係る光計測装置5は、点火プラグと光計測装置とが一体化したタイプの光計測装置(すなわち、点火プラグ一体型の光計測装置)である。図1(a)を参照して、本実施例に係る光計測装置5は、ハウジング10と、接地電極20と、中心電極30と、碍子40と、ナット45と、高電圧端子50と、先端レンズ系60と、光透過媒体70と、センサコネクタ75と、光検出部80とを備えている。
ハウジング10は、その先端部が燃焼室の内部に配置されるように内燃機関の具体的にはシリンダヘッドに配置されている。なお、図1(a)において下方側は光計測装置5の先端側であり、上方側は光計測装置5の後端側(先端側とは反対の側)である。図1(a)および図1(b)を参照して、接地電極20および中心電極30は、ハウジング10の先端部よりもさらに先端側に向けて突出している。接地電極20と中心電極30との間には、放電ギャップが設けられている。この放電ギャップの中心は中心電極30の中心軸100上に位置している。接地電極20と中心電極30との間で放電が行われることで、本実施例に係る光計測装置5は点火プラグとしての機能を発揮する。
碍子40はナット45によってハウジング10の後端部に固定されている。また、碍子40はハウジング10の後端部よりもさらに後端側に向けて突出している。本実施例に係る碍子40は、導電性を有する碍子である。高電圧端子50は、碍子40の後端部に接続している。高電圧端子50には高電圧の電流が供給される。この電流によって、前述した接地電極20と中心電極30との間の放電が行われる。
図1(a)および図1(c)を参照して、先端レンズ系60は、ハウジング10の内部に配置されている。したがって、本実施例に係る先端レンズ系60は、燃焼室内に突出していない。図1(c)および図1(b)を参照して、先端レンズ系60は凸レンズ61を有している。凸レンズ61は、ハウジング10の先端部に設けられた孔11の内部に配置されている。燃焼室で発生した光は孔11を通過して凸レンズ61に入射する。凸レンズ61は、この孔11を通過して凸レンズ61に入射した燃焼室の光を集光する。すなわち、本実施例に係る凸レンズ61は、ハウジング10の内部に配置されて燃焼室における光を集光する凸レンズである。なお、凸レンズ61の詳細な構成は、後述する図2において説明する。
光透過媒体70は、凸レンズ61によって集光された光を光検出部80に導く部材である。具体的には、本実施例に係る光透過媒体70の先端部は凸レンズ61に接続している。また、光透過媒体70の後端部には、センサコネクタ75が接続している。そして、このセンサコネクタ75が光検出部80に接続することで、光透過媒体70は凸レンズ61によって集光された光を光検出部80に導いている。本実施例においては、光透過媒体70の一例として光ファイバーを用いる。但し、光透過媒体70の具体的な構成は、光を光検出部80に導くことができるものであればこれに限定されるものではない。
光検出部80は導入された光を検出する装置である。なお、この光検出部80によって検出された光は、内燃機関の燃焼室における燃焼過程を示している。したがって、本実施例に係る光計測装置5は、この光検出部80の検出結果を取得することによって、内燃機関の燃焼室における燃焼過程を検出している。本実施例に係る光検出部80はハウジング10の外側に配置されている。しかしながら、光検出部80の配置箇所はこれに限定されるものではない。例えば光検出部80は、ハウジング10の内部に配置されていてもよい。なお図1(a)および図1(b)に示すように、本実施例に係る先端レンズ系60は2つ設けられている。その結果、先端レンズ系60に対応した光透過媒体70、センサコネクタ75および光検出部80も2つ設けられている。但し、先端レンズ系60の個数はこれに限定されるものではない。
続いて凸レンズ61の詳細について説明する。図2は、本実施例に係る光計測装置5の先端レンズ系60の近傍を拡大して示す模式図である。具体的には図2は、図1(c)に示す先端レンズ系60の近傍を拡大して模式的に図示している。なお、図1(a)の2つの先端レンズ系60の具体的な構成は同じであるため、片方の先端レンズ系60の凸レンズ61の詳細について説明する。
本実施例に係る凸レンズ61は、円柱形状を有する部分(円柱部と称する)の先端側に凸形状の球面部62が設けられた全体形状を有している。図2に図示されている中心軸110は、球面部62の中心軸である。この中心軸110は円柱部の中心軸でもある。中心軸110は、図1(a)に示す中心電極30の中心軸100と平行になっている。すなわち、本実施例に係る凸レンズ61は、中心電極30の中心軸100に対して一方の側にオフセットした位置に配置されている。なお、図2において、凸レンズ61の円柱部の径はDであり、凸レンズ61の中心軸110に沿った方向(以下、軸線方向と称する)の長さはLである。
凸レンズ61の後端側の端面には光透過媒体70(本実施例では光ファイバー)の先端側の端面が接続している。また、この光透過媒体70は、凸レンズ61の球面部62の中心軸110からオフセットした位置で凸レンズ61に接続している。具体的には本実施例に係る光透過媒体70の中心軸120は、球面部62の中心軸110よりもLだけ平行移動した位置になっている。すなわち、本実施例に係る光透過媒体70は、凸レンズ61の球面部62の中心軸110からLだけオフセットした位置で凸レンズ61に接続し、凸レンズ61によって集光された光を光検出部80に導く光透過媒体である。
続いて本実施例に係る先端レンズ系60によって検出可能な光の範囲について詳細に説明する。まず、本実施例に係る凸レンズ61においては、光透過媒体70の先端部から凸レンズ61に向けて光が照射された場合に、凸レンズ61の軸線方向で凸レンズ61の先端部よりも先端側の領域(図2ではLで図示されている領域)において焦点130が結ばれるように、球面部62の曲率(SR)が設定されている。前述したように光透過媒体70は凸レンズ61の中心軸110からオフセットした位置で凸レンズ61に接続しているため、この焦点130は凸レンズ61の中心軸110からオフセットしている。具体的には、焦点130は、光透過媒体70がオフセットしている側とは反対側(図2では中心軸110よりも左側)にオフセットしている。
この場合、凸レンズ61の球面部62に入射する光の通過経路は、図2においてハッチングを施した領域を通過することになる。具体的には、中心軸110に対して傾斜した方向から凸レンズ61に入射する光(これは燃焼室内の光である)は、焦点130を経由後、球面部62から凸レンズ61に入射し、その後、光透過媒体70の先端部に進入する。そのため、図2においてハッチングで示されている光の通過経路のうち、焦点130よりも軸線方向で先端側の部分が、凸レンズ61によって検出可能な光のエリア(以下、検出エリア140と称する)である。つまり、本実施例に係る光計測装置5は、燃焼室におけるこの検出エリア140内の光を検出することができる。
オフセット量Lの具体的な値は次のように設定することが好ましい。まず、臨界角θ1maxは下記(1)で表すことができる。
θ1max=sin−1(n/n)・・・(1)
式(1)において、nは大気の屈折率であり、nは凸レンズ61の材質の屈折率である。
ここで、図2に図示されているライン150は、凸レンズ61の球面部62の曲率(SR)の中心点と、光透過媒体70の中心軸120が球面部62の表面と交差する点と、を結ぶ線である。また図2に図示されているθは、ライン150と凸レンズ61の球面部62の中心軸110とのなす角である。このθはL/SRによって算出することができる。このθは、臨界角θ1max以下になる必要がある。これを数式で示すと下記式(2)となる。
sin−1θ=sin−1(L/SR)≦sin−1(n/n)・・・(2)
上記式(2)を満たすためには、下記式(3)を満たす必要がある。すなわち、下記式(3)を満たせば、θを臨界角θ1max以下にすることができる。
/SR≦n/n・・・(3)
また、JIS等の規格で規定されている標準的な角度公差(極粗級)は±3°である。ここで、図2においてθは、凸レンズ61から外に出た光(具体的には、凸レンズ61から外に出て且つ焦点130を経由した後の光)の垂線(これは中心軸110と一致する線または中心軸110に平行な線である)に対するなす角である。具体的には図2のθは、凸レンズ61から外に出た光の中心軸110に対するなす角度として表されている。このθが3°以上の傾きとなることを満たす数式について検討する。まず、θが3°の場合、スネルの法則により下記式(4)が成立する。
sin(θ+3°)=nsinθ・・・(4)
凸レンズ61の材質として一般的な石英ガラスを用いた場合、n=1.0、n=1.46となる。そこで、これらの値を式(4)に代入してθの最小値θ1minを求めると、θ1min=6.5°となる。また、式(4)のsinθは下記式(5)によって表すことができる。
sinθ=L/SR・・・(5)
上記式(5)を用いてθ1min=6.5°となるときのL/SRの最小値を求めると下記式(6)のようになる。
(L/SR)min=0.113・・・(6)
式(6)から、検出方向で有意な傾き設定を凸レンズ61に与えるためには、すなわち、JIS等で規定されている角度公差を考慮してθを3°以上の傾きとするためには、L/SRとして0.1以上の値を採用することが好ましいことが分る。
以上のことから、オフセット量Lは下記式(7)を満たすように設定されることが好ましいといえる。すなわち下記式(7)を満たすようにLが設定されることにより、JIS等で規定されている角度公差を考慮してθを3°以上の傾きにしつつθを臨界角θ1max以下にすることができる。なお、本実施例に係る凸レンズ61は、この式(7)を満たすように設計されている。
0.1<L/SR<n/n・・・(7)
本実施例に係る光計測装置5の作用効果をまとめると次のようになる。まず、図1において説明したように本実施例に係る光計測装置5によれば、凸レンズ61がハウジング10の内部に配置されているため、凸レンズ61が燃焼室に突出した構成となっていない。そのため、凸レンズ61が燃焼室の熱によって破損することを抑制することができる。また図2において説明したように、本実施例に係る光透過媒体70は凸レンズ61の球面部62の中心軸110からオフセットした位置で凸レンズ61に接続しているため、本実施例に係る光計測装置5によれば、凸レンズ61の球面部62の中心軸110に沿った方向(図2の上下方向)とは異なる方向からの光(具体的には検出エリア140の光)を検出することができる。
以上のように本実施例に係る光計測装置5によれば、熱による破損を抑制しつつ、凸レンズ61の球面部62の中心軸110に沿った方向とは異なる方向(すなわち、光計測装置5の直下とは異なる方向)からの光、具体的には燃焼光(燃焼室における燃料の燃焼で発生する光)や放電光(放電ギャップで発生する光)を検出することができる。
また、仮に、凸レンズ61が燃焼室に突出した構成となっている場合、凸レンズ61が熱によって破損する可能性があるのみならず、突出した凸レンズ61によって燃焼室において異常燃焼が生じる可能性もある。これに対して本実施例に係る光計測装置5によれば、凸レンズ61が燃焼室に突出していないため、この異常燃焼の発生も抑制することができる。
また本実施例に係る光計測装置5によれば、前述したように式(7)を満たしているため、JIS等で規定されている角度公差を考慮してθを3°以上の傾きにしつつθを臨界角θ1max以下にすることができる。
続いて本発明の実施例2に係る光計測装置5aについて説明する。図3は、本実施例に係る光計測装置5aの先端レンズ系60aの近傍を拡大して示す模式図である。本実施例に係る光計測装置5aは先端レンズ系60に代えて先端レンズ系60aを備えている点において、実施例1に係る光計測装置5と異なっている。本実施例に係る光計測装置5aのその他の構成は実施例1に係る光計測装置5の構成と同様であるため、説明を省略する。
図3の先端レンズ系60aは、凸レンズ63をさらに備えている点において、図2に示す先端レンズ系60と異なっている。凸レンズ63は、凸レンズ61と同様に燃焼室における光を集光するレンズである。また、凸レンズ63は、凸レンズ61と同様にハウジング10の内部、具体的には孔11に配置されている。このように本実施例に係る凸レンズ61および凸レンズ63はハウジング10の内部に配置されており、その結果、燃焼室に突出していないことから、光計測装置5aによれば、凸レンズ61および凸レンズ63の熱による破損を抑制することができるとともに、異常燃焼の発生も抑制することができる。
凸レンズ63は、円柱部の後端側に凸形状の球面部64を有している。凸レンズ63の球面部64と凸レンズ61の球面部62とは向かい合わせになっている。具体的には球面部64は球面部62に接している。なお凸レンズ63の球面部64の中心軸は凸レンズ61の球面部62の中心軸110と一致している。また凸レンズ63の軸線方向の長さはLである。図3に図示されているθは、凸レンズ63の内部における光の中心軸110に対するなす角である。
先端レンズ系60aの焦点130は、凸レンズ63の内部に位置している。実施例1と同様に、本実施例においても光透過媒体70は凸レンズ61の球面部62の中心軸110からLオフセットした位置で凸レンズ61に接続している。それにより、焦点130は中心軸110からオフセットしている。その結果、本実施例に係る光計測装置5aにおいても、凸レンズ61の中心軸に沿った方向とは異なる方向からの光(具体的には検出エリア140の光)を検出することができる。
なお、凸レンズ61の球面部62の曲率および凸レンズ63の球面部64の曲率は、凸レンズ63の側面反射が検出されないような値に設定されていることが好ましい。これについて、比較例に係る光計測装置300と比較しつつ説明すると次のようになる。図4は比較例に係る光計測装置300の先端レンズ系301の近傍を拡大して示す模式図である。光計測装置300は、先端レンズ系60aに代えて先端レンズ系301を備えている点において、実施例2に係る光計測装置5aと異なっている。先端レンズ系301は、凸レンズ61に代えて凸レンズ302を備えている点と、凸レンズ63に代えて凸レンズ303を備えている点とにおいて、図3に示す先端レンズ系60aと異なっている。図4に示す凸レンズ302の球面部304の曲率は図3に示す凸レンズ61の球面部62の曲率よりも大きく設定されており、図4に示す凸レンズ303の球面部305の曲率は図3に示す凸レンズ63の球面部64よりも大きく設定されている。
図4に示す先端レンズ系301の焦点130は、図3に示す先端レンズ系60aの焦点よりも後端側に位置している。その結果、図4に示す先端レンズ系301は、検出エリア140に加えて、検出エリア145の光、具体的には凸レンズ303の側面において反射する光も検出してしまう。このように検出エリア145の光を検出してしまった場合、比較例に係る光計測装置300は検出エリア140の光と検出エリア145の光とを分離することは困難である。したがって、比較例に係る光計測装置300の場合、検出エリア140の光を適切に検出することが困難である。
以上の理由により、凸レンズ61の球面部62の曲率および凸レンズ63の球面部64の曲率は、凸レンズ63の側面反射が検出されないような値に設定されていることが好ましい。なお、図3において説明した本実施例に係る光計測装置5aは、実際に球面部62および球面部64の曲率が凸レンズ63の側面反射が検出されないような値に設定されている。したがって本実施例に係る光計測装置5aは、検出エリア140の光を適切に検出することができる。
続いて本発明の実施例3に係る光計測装置5bについて説明する。図5は、本実施例に係る光計測装置5bの先端レンズ系60bの近傍を拡大して示す模式図である。本実施例に係る光計測装置5bは先端レンズ系60aに代えて先端レンズ系60bを備えている点において、実施例2に係る光計測装置5aと異なっている。本実施例に係る光計測装置5bのその他の構成は実施例2に係る光計測装置5aの構成と同様であるため、説明を省略する。
図5の先端レンズ系60bは、凸レンズ63に代えてガラス65を備えている点において、図3に示す先端レンズ系60aと異なっている。ガラス65は、直径がDで軸線方向の長さがLの円柱形状を有するガラスである。なお、図5に図示されているθは、ガラス65の内部における光の中心軸110に対するなす角である。ガラス65の中心軸は凸レンズ61の球面部62の中心軸110と一致している。ガラス65は凸レンズ63のようなレンズ機能は有していない。
ガラス65は、凸レンズ63と同様にハウジング10の内部、具体的には孔11の内部に配置されている。したがって、本実施例に係るガラス65および凸レンズ61は燃焼室に突出していない。それにより、本実施例に係る光計測装置5bによれば、凸レンズ61およびガラス65の熱による破損を抑制することができるとともに、異常燃焼の発生も抑制することができる。また、本実施例においても光透過媒体70は凸レンズ61の球面部62の中心軸110からLオフセットした位置で凸レンズ61に接続している。それにより、焦点130は中心軸110からオフセットしている。その結果、本実施例に係る光計測装置5bにおいても、凸レンズ61の中心軸に沿った方向とは異なる方向からの光(具体的には検出エリア140の光)を検出することができる。
続いて本発明の実施例4に係る光計測装置5cについて説明する。図6は、本実施例に係る光計測装置5cの先端レンズ系60cの近傍を拡大して示す模式図である。本実施例に係る光計測装置5cは先端レンズ系60aに代えて先端レンズ系60cを備えている点において、実施例2に係る光計測装置5aと異なっている。本実施例に係る光計測装置5cのその他の構成は実施例2に係る光計測装置5aの構成と同様であるため、説明を省略する。
図6の先端レンズ系60cは、凸レンズ63に代えて凸凹レンズ66を備えている点において、図3に示す先端レンズ系60aと異なっている。凸凹レンズ66は、後端側に球面部64を備えている点においては、図3に示す実施例2に係る凸レンズ63と同様である。凸凹レンズ66は、先端側に凹形状の球面部67をさらに備えている点において、凸レンズ63と異なっている。なお、図6に図示されているθは、凸凹レンズ66の内部における光の中心軸110に対するなす角である。
凸凹レンズ66は、ハウジング10の内部、具体的には孔11の内部に配置されている。それにより、本実施例においても、凸レンズ61および凸凹レンズ66の熱による破損を抑制することができるとともに、異常燃焼の発生も抑制することができる。また、本実施例においても、光透過媒体70は凸レンズ61の球面部62の中心軸110からLオフセットした位置で凸レンズ61に接続しているため、焦点130は中心軸110からオフセットしている。それにより、本実施例に係る光計測装置5cにおいても、凸レンズ61の中心軸に沿った方向とは異なる方向からの光(具体的には検出エリア140の光)を検出することができる。
さらに本実施例に係る光計測装置5cによれば、凸凹レンズ66を備えることから、図6の検出エリア140の角度が図3に示す実施例2に係る検出エリア140の角度よりも広くなっている。それにより、本実施例に係る光計測装置5cによれば、より広範囲の光を検出することができる。
続いて本発明の実施例5に係る光計測装置5dについて説明する。図7は、本実施例に係る光計測装置5dの先端レンズ系60dの近傍を拡大して示す模式図である。本実施例に係る光計測装置5dは、先端レンズ系60aに代えて先端レンズ系60dを備えている点において、実施例2に係る光計測装置5aと異なっている。本実施例に係る光計測装置5dのその他の構成は実施例2に係る光計測装置5aの構成と同様であるため、説明を省略する。
図7の先端レンズ系60dは、さらにガラス65を備えている点において、図3に示す先端レンズ系60aと異なっている。ガラス65は、直径Dで軸線方向の長さがLの円柱形状のガラスである。なおガラス65の中心軸は、凸レンズ61の中心軸110と一致している。また、ガラス65を備えることにより、先端レンズ系60dの凸レンズ63の軸線方向の長さLは、図3の凸レンズ63の軸線方向の長さLよりも短くなっている。なお図7に図示されているθは、凸レンズ63およびガラス65の内部における光の中心軸110に対するなす角である。
本実施例においても、ガラス65は、凸レンズ61および凸レンズ63と同様にハウジング10の内部、具体的には孔11の内部に配置されている。それにより、本実施例においても凸レンズ61、凸レンズ63およびガラス65の熱による破損を抑制することができるとともに、異常燃焼の発生も抑制することができる。また、本実施例においても、光透過媒体70は凸レンズ61の中心軸110からLオフセットした位置で凸レンズ61に接続しているため、焦点130は中心軸110からオフセットしている。それにより、本実施例に係る光計測装置5dにおいても、凸レンズ61の中心軸に沿った方向とは異なる方向からの光(具体的には検出エリア140の光)を検出することができる。
続いて本発明の実施例6に係る光計測装置5eについて説明する。図8は、本実施例に係る光計測装置5eの先端レンズ系60aの近傍を拡大して示す模式図である。本実施例に係る光計測装置5eは、1つの凸レンズ61に複数の光透過媒体が接続している点において実施例2に係る光計測装置5aと異なっている。本実施例に係る光計測装置5eのその他の構成は実施例2に係る光計測装置5aの構成と同様であるため、説明を省略する。
本実施例に係る光計測装置5eは、一つの凸レンズ61に対して光透過媒体70、光透過媒体70aおよび光透過媒体70bの合計3つの光透過媒体が接続した構成を有している。なお、光透過媒体の個数は複数であればよく、本実施例のような3に限定されるものではない。
光透過媒体70は、凸レンズ61の球面部62の中心軸110に対して一方の側にLオフセットしている。光透過媒体70bは、凸レンズ61の球面部62の中心軸110に対して他方の側にLオフセットしている。また、光透過媒体70aは、凸レンズ61の球面部62の中心軸110に対してオフセットしていない。検出エリア140の光は焦点130を経由して光透過媒体70に進入する。検出エリア140aの光は焦点130aを経由して光透過媒体70aに進入する。検出エリア140bの光は焦点130bを経由して光透過媒体70bに進入する。焦点130および焦点130bは中心軸110からオフセットしている。焦点130aは中心軸110からオフセットしていない。
本実施例に係る光計測装置5eによれば、実施例2の場合に比較して、一つの凸レンズ61で、より多くの方向からの光を分離して検出することができる。具体的には本実施例に係る光計測装置5eによれば、検出エリア140、検出エリア140aおよび検出エリア140bの光をそれぞれ分離して検出することができる。
続いて本発明の実施例7に係る光計測装置5fについて説明する。図9は、本実施例に係る光計測装置5fの先端レンズ系60fの近傍を拡大して示す模式図である。本実施例に係る光計測装置5fは、先端レンズ系60aに代えて先端レンズ系60fを備えている点において、実施例6に係る光計測装置5eと異なっている。本実施例に係る光計測装置5fのその他の構成は実施例6に係る光計測装置5eの構成と同様であるため、説明を省略する。
本実施例に係る先端レンズ系60fは、さらにガラス65fを備えている点において、図3に示す先端レンズ系60aと異なっている。ガラス65fは、直径がDで軸線方向の長さがLの円柱形状のガラスの先端部に傾斜面68を有している。傾斜面68は、凸レンズ61の中心軸110に対して傾斜した面である。この傾斜面68を有することにより、ガラス65fはプリズムとしての機能を有している。すなわち、本実施例に係るガラス65fはプリズムガラスである。なおガラス65fの中心軸は凸レンズ61の球面部62の中心軸110と一致している。またガラス65fを備えることにより、先端レンズ系60fの凸レンズ63の軸線方向の長さLは図3の凸レンズ63の軸線方向の長さLよりも短くなっている。なお、この先端レンズ系60fは、図7に示す実施例5に係る先端レンズ系60dのガラス65の先端部に傾斜面68を有する構成となっている。
本実施例においても、実施例6と同様に、一つの凸レンズ61に対して複数の光透過媒体が接続されているため、実施例6と同様に、一つの凸レンズ61で、より多くの方向からの光を分離して検出することができる。また本実施例に係る光計測装置5fによれば、ガラス65fが傾斜面68を備えることにより、実施例6の場合とは異なる角度からの光を検出することもできる。
続いて本発明の実施例8に係る光計測装置5gについて説明する。図10は、本実施例に係る光計測装置5gの先端レンズ系60gの近傍を拡大して示す模式図である。本実施例に係る光計測装置5gは、先端レンズ系60に代えて先端レンズ系60gを備えている点において、実施例1に係る光計測装置5と異なっている。本実施例に係る光計測装置5gのその他の構成は実施例1に係る光計測装置5の構成と同様であるため、説明を省略する。
本実施例に係る先端レンズ系60gは、凸レンズ61に代えて凸レンズ61fを備えている点において、図2に示す先端レンズ系60と異なっている。凸レンズ61fは、凸レンズ61fの円柱部の中心軸が球面部62の中心軸110に対してオフセットしている(図10では右側にオフセットしている)点において、図2に示す凸レンズ61と異なっている。なお、図10において、円柱部の中心軸は、光透過媒体70の中心軸120と一致している。但し、円柱部の中心軸は、球面部62の中心軸110に対してオフセットしていればよく、光透過媒体70の中心軸120と必ずしも一致していなくてもよい。
本実施例においても、実施例1と同様に、凸レンズ61fはハウジング10の内部に配置されており、それにより凸レンズ61fが燃焼室に突出していないため、凸レンズ61fが燃焼室の熱によって破損することを抑制することができるとともに異常燃焼の発生を抑制することができる。また、本実施例においても、光透過媒体70は、凸レンズ61fの球面部62の中心軸110からオフセットした位置で凸レンズ61fに接続しているため、凸レンズ61fの中心軸110に沿った方向とは異なる方向からの光を検出することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
5 光計測装置
10 ハウジング
61 凸レンズ
62 球面部
80 光検出部
70 光透過媒体
120 中心軸

Claims (1)

  1. 内燃機関の燃焼室における燃焼過程を検出する光計測装置であって、
    先端部が前記燃焼室の内部に配置されたハウジングと、
    凸形状の球面部を有し、前記ハウジングの内部に配置されて前記燃焼室における光を集光する凸レンズと、
    前記凸レンズの前記球面部の中心軸からオフセットした位置で前記凸レンズに接続し、前記凸レンズによって集光された光を前記光計測装置の光検出部に導く光透過媒体と、を備える光計測装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016102586A1 (de) 2015-04-22 2016-10-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Mit einer Brennstoffzelle ausgerüstetes Fahrzeug und Steuerverfahren hierfür

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