JP6480255B2 - 燃料濃度測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の燃焼室の燃料濃度を測定する燃料濃度測定装置に関する。
従来から自動車のエンジン等の内燃機関において燃焼室内の燃料濃度を計測する装置が知られている(下記特許文献1及び2を参照)。特許文献1に記載されたエンジンの燃料濃度測定装置は、測定光導入光路によって燃焼室内部の測定光路に特定波長の測定光を導き、測定光導出光路によって測定光路を透過した測定光を燃焼室外部へと導き出し、燃焼室外部へ導き出された測定光の強度に応じた信号を光強度検出器によって出力する。
また、特許文献1の燃料濃度測定装置は、光遮断手段によって光強度検出器への測定光の導出を遮断する。そして、透過測定光強度算出手段によって、測定光の導出を行ったときの光強度検出器の出力信号を、測定光の導出を遮断したときの光強度検出器の出力信号で補正し、測定光路を透過した測定光の強度を算出する。そして、燃料濃度算出手段によって、測定光路に入射した測定光の強度と透過測定光強度算出手段で算出した透過測定光の強度とに基づいて測定光路中の混合気の燃料濃度を算出する。
特許文献1によれば、前記燃料濃度測定装置は、光強度検出器のドリフト量を光遮断手段で測定光が遮断されたときに検出して測定光の強度を補正することで、検出器のドリフトに左右されず、燃焼室内の燃料濃度すなわち空燃比を精度よく計測することが可能になる、とされている。また、特許文献1に記載された燃料濃度測定装置と同様に、特許文献2に記載されたエンジンの燃料濃度測定装置は、測定光導入光路、測定光導出光路、及び光強度検出器を備えている。
特許文献2の燃料濃度測定装置は、燃料濃度算出手段によって、測定光路中に燃料が存在しないクランク角で検出した測定光の強度を測定光の基準強度に設定する。燃料濃度算出手段は、基準強度を設定すると共に、この基準強度と燃料濃度の測定を行うクランク角で検出した測定光の強度とに基づいて燃料濃度の測定を行うクランク角での測定光路における測定光の透過率を算出する。さらに、燃料濃度算出手段は、算出した透過率に基づいて測定光路中の混合器の燃料濃度を算出する。
特許文献2には、燃料以外に測定部に入射するまでの測定部から検出器までの光路における振動等による減衰や測定光路を構成する光学系素子の汚れによる減衰があることが記載されている。また、特許文献2には、前記の減衰があっても、これらの減衰は透光強度及び入射光強度に対して同一の割合で生じるので、透光率を算出する式中の除算において相殺され、これらの影響を受けることなく、精度よく算出できる、と記載されている。
特開2002−340800公報 特開2003−014640公報
前記特許文献1及び2に記載された燃料濃度測定装置では、光源(3)から出た光の一部を分岐させて出力のモニタ用として第2検出器(5)に入射させるビームスプリッタ(4)が、光源と点火プラグとを接続する光ファイバ(6)の途中に設けられている。このように、ビームスプリッタをエンジン外部に設けると、エンジン内部の光路において、エンジンの振動等によって生じる光量変動を正確に検出することができず、測定される燃料濃度の誤差が大きくなる虞がある。また、装置が大型化し、取り回しが困難になるという課題がある。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、内燃機関の燃焼室の測定光路へ測定光を照射し、該測定光路を透過した信号光の強度から該燃焼室の燃料濃度を測定する燃料濃度測定装置において、測定誤差を減少させ、装置を小型化して取り回しを容易にすることを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明の燃料濃度測定装置は、内燃機関の燃焼室の測定光路へ測定光を照射し、該測定光路を透過した信号光の強度から該燃焼室の燃料濃度を測定する燃料濃度測定装置であって、前記測定光路に入射する前の前記測定光から参照光を分岐させる分岐部を備え、前記分岐部は、前記内燃機関の内部に配置されることを特徴とする。
本発明の燃料濃度測定装置は、内燃機関の燃焼室の測定光路へ測定光を照射し、該測定光路を透過した信号光の強度から該燃焼室の燃料濃度を測定する装置である。より具体的には、本発明の燃料濃度測定装置は、燃焼室の内部の測定光路に入射する前の測定光から分岐部によって参照光を分岐させ、該参照光の強度と前記信号光の強度とに基づいて、燃焼室の燃料濃度を測定する。
燃焼室の空気に含まれる燃料の濃度が高ければ、燃焼室の測定光路に入射した測定光の減衰が増大し、測定光路を透過した信号光の強度が低下する。一方、燃焼室の空気に含まれる燃料の濃度が低ければ、燃焼室の測定光路に入射した測定光の減衰が減少し、測定光路を透過した信号光の強度が増加する。そのため、燃焼室の測定光路に入射する前の測定光から分岐させた参照光の強度と、測定光路を透過した信号光の強度とに基づいて、燃焼室の燃料濃度を測定することができる。
前記した特許文献1及び2に記載された燃料濃度測定装置は、本発明の燃料濃度測定装置と同様に、燃焼室内の燃料濃度を計測することは可能である。しかし、これら従来の燃料濃度測定装置では、光源から出た光の一部を分岐させて出力のモニタ用として第2検出器に入射させるビームスプリッタがエンジン外部に設けられている。そのため、エンジン内部の光路において、エンジンの振動等によって生じる光量変動を正確に検出することができず、燃料濃度の測定誤差が増大する虞がある。また、装置が大型化し、取り回しが困難になるという課題がある。
これに対し、本発明の燃料濃度測定装置は、測定光から参照光を分岐させる分岐部が内燃機関の内部に配置される。したがって、本発明の燃料濃度測定装置によれば、内燃機関の内部の光路において、エンジンの振動等によって生じる光量変動を正確に検出し、燃料濃度の測定誤差を減少させることができる。また、燃料濃度測定装置を小型化することができ、装置の取り回しを容易にすることができる。
また、本発明の燃料濃度測定装置は、前記参照光の強度を計測する参照光計測部と、前記信号光の強度を計測する信号光計測部と、前記参照光の強度と前記信号光の強度とに基づいて前記燃料濃度を算出する演算部とを備えることができる。これにより、参照光計測部によって参照光の強度を計測し、信号光計測部によって信号光の強度を計測し、これら参照光及び信号光の強度に基づいて、演算部によって燃焼室の燃料濃度を算出することができる。
また、本発明の燃料濃度測定装置は、前記測定光を照射する光源と、該光源から前記分岐部へ前記測定光を伝達する光伝達経路と、前記測定光路から前記信号光計測部へ前記信号光を伝達する信号光伝達経路と、を備えることができる。これにより、光源から測定光を照射し、光伝達経路によって光源から分岐部へ測定光を伝達し、分岐部によって参照光が分岐された測定光を燃焼室の測定光路へ照射することができる。また、燃焼室の測定光路を透過した信号光を、信号光伝達経路によって測定光路から信号光計測部へ伝達し、信号光の強度を測定することができる。
また、本発明の燃料濃度測定装置は、前記分岐部から前記参照光計測部へ前記参照光を伝達する参照光伝達経路を備えることができる。この場合、分岐部によって測定光から分岐された参照光を、参照光伝達経路によって分岐部から参照光計測部へ伝達し、参照光の強度を測定することができる。
また、本発明の燃料濃度測定装置は、前記参照光伝達経路の代わりに、前記光源と前記光伝達経路との間にガラスミラーを備えることができる。この場合、ガラスミラーは、前記光源から前記光伝達経路に入射する前記測定光のすべてを透過させ、前記分岐部で分岐され前記光伝達経路を出た前記参照光の一部を透過させ、残りを反射させて前記参照光計測部に入射させるように設けることができる。これにより、測定光を光源から照射し、ガラスミラーを透過させて光伝達経路に入射させ、内燃機関の内部の分岐部によって参照光を分岐させ、残りの測定光を燃焼室の測定光路に照射することができる。また、分岐部によって分岐させた参照光を、光伝達経路によって測定光と逆の経路で内燃機関の外部へ導出し、光伝達経路から出た参照光をガラスミラーによって反射させて参照光計測部に入射させ、参照光の強度を測定することができる。
また、本発明の燃料濃度測定装置において、前記分岐部は、前記内燃機関が備える点火プラグの燃焼室側先端部に設けられてもよい。これにより、内燃機関が通常有するプラグ孔を利用して分岐部を内燃機関の内部に配置することができるだけでなく、点火プラグの先端部に測定光路を設け、点火プラグの先端部の放電ギャップの近傍における燃料濃度を測定することができる。
以上の説明から理解できるように、本発明の燃料濃度測定装置によれば、内燃機関の内部の燃焼室以外で生じる光量変動を正確に検出し、燃料濃度の測定誤差を減少させることができる。また、燃料濃度測定装置を小型化することができ、装置の取り回しを容易にすることができる。
本発明の実施形態1に係る燃料濃度測定装置の概略構成図。 本発明の実施形態1に係る燃料濃度測定装置の概略構成図。 図1Bに示す点火プラグの概略構成を示す拡大断面図。 図2に示す点火プラグの信号光取得部の概略構成を示す拡大断面図。 本発明の実施形態2に係る燃料濃度測定装置の概略構成図。 本発明の実施形態2に係る信号光取得部の概略構成を示す拡大断面図。 図5に示す信号光取得部の変形例を示す拡大断面図。
以下、図面を参照して本発明の燃料濃度測定装置の実施の形態を説明する。
[実施形態1]
図1A及び図1Bは、本発明の実施形態1に係る燃料濃度測定装置100の概略構成図である。図2は、図1Bに示す点火プラグ10の概略構成を示す模式的な拡大断面図である。図3は、図2に示す点火プラグ10の先端部に設けられた信号光取得部25の概略構成を示す模式的な拡大断面図である。
本実施形態の燃料濃度測定装置100は、自動車のエンジン等の内燃機関Eの燃焼室Cの内部の測定光路LPへ測定光MLを照射し、該測定光路LPを透過した信号光SLの強度から該燃焼室Cの燃料濃度を測定する装置である。詳細は後述するが、本実施形態の燃料濃度測定装置100は、測定光路LPに入射する前の測定光MLから参照光RLを分岐させる分岐部としてハーフミラー25a(図3参照)を備え、ハーフミラー25aが内燃機関Eの内部に配置されることを最大の特徴としている。
燃料濃度測定装置100は、測定光MLを照射する光源1と、測定光MLを伝達する光伝達経路を構成する光ファイバ2と、信号光SLを伝達する信号光伝達経路を構成する光ファイバ3と、参照光RLを伝達する参照光伝達経路である光ファイバ4とを備える。光ファイバ2、3及び4を束ねることでバンドルファイバ5が構成されている。
光源1は、例えば、波長が3.39μm程度の中赤線波長の光等、燃焼室C内の燃料の蒸気によって吸収されて強度が減衰する所定の波長の光を、測定光MLとして照射する。光伝達経路を構成する光ファイバ2は、光源1側の端部に光源1からの測定光MLを受光する受光部2aを有している。光ファイバ2の受光部2aと光源1との間には、光源1から照射された測定光MLを受光部2aに集光するレンズ6が設置されている。
燃料濃度測定装置100は、参照光RLの強度を計測する参照光計測部8と、信号光SLの強度を計測する信号光計測部7と、をさらに備える。参照光計測部8は、内燃機関Eの内部から外部へ引き出された参照光伝達経路である光ファイバ4の一端に接続されている。信号光計測部7は、内燃機関Eの内部から外部へ引き出された信号光伝達経路である光ファイバ3の一端に接続されている。
光伝達経路を構成する光ファイバ2は、光源1から内燃機関Eが備える点火プラグ10において光伝達経路を構成する光ファイバ23aへ、測定光MLを伝達する。信号光伝達経路を構成する光ファイバ3は、点火プラグ10において信号光伝達経路を構成する光ファイバ23bから信号光計測部7へ、信号光SLを伝達する。参照光伝達経路である光ファイバ4は、点火プラグ10において参照光伝達経路を構成する光ファイバ23cから参照光計測部8へ、参照光RLを伝達する。
燃料濃度測定装置100は、信号光計測部7が計測した信号光SLの強度と、参照光計測部8が計測した参照光RLの強度とに基づいて、燃焼室Cの燃料濃度を算出する演算部9をさらに備える。演算部9は、例えば、CPUやメモリ等の電子部品によって構成され、各種の演算を実行するとともに、光源1、信号光計測部7及び参照光計測部8等を制御する。
内燃機関Eは、シリンダヘッドSHにプラグ孔PHが設けられ、該プラグ孔PHに挿入されてシリンダヘッドSHにネジ固定される点火プラグ10を備えている。点火プラグ10は、ハウジング20と、該ハウジング20に支持された点火プラグ構成部30とを備えている。ハウジング20は、シリンダヘッドSHのプラグ孔PHにネジ固定される。
点火プラグ構成部30は、主に、電極部材31と碍子32と固定ナット33とによって構成されている。電極部材31は、例えばニッケル合金等の導電性の高い金属材料によって製作することができ、熱伝導性を向上させるために芯部に銅を用いることができる。電極部材31は、基端部に端子部31aが設けられ、先端部に中心電極31bが設けられている。電極部材31は、先端部の中心電極31bを除いて絶縁体である碍子32によって覆われて、点火プラグ構成部30の中心部に封入されている。
電極部材31の基端部の端子部31aは、外部の点火コイルに接続された高電圧ケーブル34の高電圧端子34aに接続される。電極部材31の先端部の中心電極31bは、さらにその先端に、例えばプラチナやイリジウム等のレアメタルによって構成された先端チップ31cが設けられている。中心電極31bの先端チップ31cは、所定の放電ギャップGを有してハウジング20に設けられた接地電極26に対向している。点火プラグ構成部30は、電極部材31の中心電極31bとハウジング20との間にガスケット35が配置され、電極部材31がガスケット35と碍子32によってハウジング20に対して絶縁された状態で、碍子32の周囲に配置された固定ナット33によってハウジング20の支持部21に固定されている。
ハウジング20は、点火プラグ構成部30を支持する支持部21と、光源1側のバンドルファイバ5のコネクタ部5aを接続するコネクタ部22と、バンドルファイバ23を挿通させるガイド孔24とを有している。また、ハウジング20は、測定光路LPに測定光MLを照射して測定光路LPを透過した信号光SLを受光する信号光取得部25と、接地電極26と、ガイド孔24に緩衝材を注入するための複数の注入孔27とを有している。接地電極26は、例えばニッケル鋼によって製作され、ハウジング20の先端部に溶接されている。注入孔27は、ガイド孔24に緩衝剤を注入するのに用いられる。ガイド孔24に注入された緩衝剤は、ガイド孔24に挿通されたバンドルファイバ23とハウジング20との間の振動を緩和する。
ハウジング20の支持部21は、点火プラグ構成部30を挿入可能な筒状に形成され、点火プラグ構成部30の固定ナット33を螺合させるネジ部21aを有している。支持部21は、点火プラグ構成部30の中心電極31bと支持部21との間にガスケット35が配置された状態で、点火プラグ構成部30の先端チップ31cとハウジング20の接地電極26との間に、所定の放電ギャップGをあけて点火プラグ構成部30を支持する。
ハウジング20に端部には、ガイド孔24を通るバンドルファイバ23のコネクタ部22が嵌合して固定されている。ガイド孔24は、ハウジング20を長手軸方向に貫通してバンドルファイバ23を挿通させている。ガイド孔24に挿通されたバンドルファイバ23は、一端がハウジング20のコネクタ部22に接続され、他端がハウジング20の信号光取得部25に達している。
ガイド孔24を通るバンドルファイバ23のコネクタ部22は、光源1、信号光計測部7及び参照光計測部8からの光ファイバ2,3及び4を束ねたバンドルファイバ5の端部に設けられたコネクタ部5aに接続される。これにより、ガイド孔24を通るバンドルファイバ23を構成する各々の光ファイバ23a,23b,23cは、それぞれ光伝達経路、信号光伝達経路、及び参照光伝達経路を構成する光源1、信号光計測部7及び参照光計測部8からの光ファイバ2,3及び4に接続され、各光伝達経路の一部を構成する。
信号光取得部25は、点火プラグ構成部30の電極放電部分である先端チップ31cと接地電極26との間の放電ギャップGに臨んで設けられている。信号光取得部25は、光伝達経路からの測定光MLの一部を透過させ、残りを参照光RLとして反射するハーフミラー25aと、ハーフミラー25aによって反射された参照光RLを反射するミラー25bと、ハーフミラー25aを透過した測定光MLを集光するレンズ25cと、これらを燃焼室Cから隔離する窓部25dとを有している。ハーフミラー25aは、一方から入射した光をすべて透過させるガラスミラーとは異なり、一方から入射した光の一部を透過させ、残りを反射させる。ハーフミラー25a及びミラー25bは、光ファイバ23a,23cの端面に接着された被膜からなる鏡面でもよく、光ファイバ23a,23cとは別の部材である固体鏡面でもよい。
また、信号光取得部25は、信号光SLを得るための計測ギャップgを燃焼室Cの内部に形成するギャップ形成部25eと、該ギャップ形成部25eに設けられた凹面ミラー25fとを有している。ギャップ形成部25eは、窓部25dと所定の間隔をあけて対向するようにハウジング20の先端に設けられ、窓部25dと対向する面に凹面ミラー25fを支持し、窓部25dと凹面ミラー25fとの間に所定の間隔の計測ギャップgを形成している。
ガイド孔24を通るバンドルファイバ23は、コネクタ部22をハウジング20の端部に嵌合させることで、信号光取得部25に対して位置決めされ、窓部25dとの間に所定の間隙Sをあけて配置される。ハーフミラー25a、ミラー25b、及びレンズ25cは、バンドルファイバ23の端部と窓部25dとの間の間隙Sに配置されている。
また、ガイド孔24を通るバンドルファイバ23のコネクタ部22をハウジング20の端部に嵌合させることで、光伝達経路を構成する光ファイバ23aの端部は、ハーフミラー25aに測定光MLを入射させるように、ハーフミラー25aに隣接して配置される。また、信号光伝達経路を構成する光ファイバ23bの端部は、レンズ25cを透過した信号光SLが入射する位置に配置される。また、参照光伝達経路を構成する光ファイバ23cの端部は、ミラー25bによって反射された参照光RLが入射するように、ミラー25bに隣接して配置される。
ハーフミラー25aは、光伝達経路を構成する光ファイバ23aの端部に隣接して配置され、光伝達経路を介して伝達された測定光MLが入射する測定光入射面F1を有している。測定光入射面F1は、測定光MLの入射方向に対して所定の角度で傾斜し、光ファイバ23aを介して入射した測定光MLの一部を透過させ、残りを参照光RLとして隣接するミラー25bへ向けて反射させる。
ミラー25bは、参照光伝達経路を構成する光ファイバ23cの端部に隣接して配置され、ハーフミラー25aで反射された参照光RLが入射する参照光入射面F2を有している。参照光入射面F2は、参照光RLの入射方向に対して所定の角度で傾斜し、ハーフミラー25aの測定光入射面F1と略90°の角度を成して対向している。ミラー25bは、参照光入射面F2に入射した参照光RLを反射させて参照光経路を構成する光ファイバ23cに入射させる。
レンズ25cは、ハーフミラー25aを透過した測定光MLが窓部25d及び計測ギャップgを透過して凹面ミラー25fに入射するように、測定光MLを集光する。また、レンズ25cは、窓部25dから計測ギャップgへ照射された測定光MLが計測ギャップgを透過し、凹面ミラー25fによって反射され、再び計測ギャップgを透過することで得られる信号光SLを、信号光伝達経路を構成する光ファイバ23bに入射させる。すなわち、窓部25dとギャップ形成部25eとの間の計測ギャップg、より詳細には、窓部25dと凹面ミラー25fとの間の計測ギャップgは、測定光MLを透過させて信号光SLを得るための燃焼室Cの測定光路LPになる。
窓部25dは、ギャップ形成部25eに対向し、計測ギャップgに臨む位置に設けられ、ハーフミラー25a、ミラー25b、レンズ25c及びバンドルファイバ23等をハウジング20の内部に封止し、これらの内部構造を燃焼室Cから隔離している。窓部25dは、例えば、耐熱性の高いサファイアガラス等、測定光ML及び信号光SLを透過する透明な材質によって製作することができる。
以上説明したように、本実施形態の燃料濃度測定装置100は、内燃機関Eの燃焼室Cの測定光路LPへ測定光MLを照射し、該測定光路LPを透過した信号光SLの強度から該燃焼室Cの燃料濃度を測定する装置である。燃料濃度測定装置100は、測定光路LPに入射する前の測定光MLから参照光RLを分岐させる分岐部としてハーフミラー25aを備え、分岐部としてのハーフミラー25aは、内燃機関Eの内部に配置されている。
また、本実施形態の燃料濃度測定装置100は、参照光RLの強度を計測する参照光計測部8と、信号光SLの強度を計測する信号光計測部7と、参照光RLの強度と信号光SLの強度とに基づいて燃料濃度を算出する演算部9とを備えている。
また、本実施形態の燃料濃度測定装置100は、測定光MLを照射する光源1と、該光源1から分岐部としてのハーフミラー25aへ測定光MLを伝達する光伝達経路としての光ファイバ2と、測定光路LPから信号光計測部7へ信号光SLを伝達する信号光伝達経路としての光ファイバ3と、を備える。
また、本実施形態の燃料濃度測定装置100は、分岐部であるハーフミラー25aから参照光計測部8へ参照光RLを伝達する参照光伝達経路としての光ファイバ4を備えている。
さらに、分岐部であるハーフミラー25aは、内燃機関Eが備える点火プラグ10の燃焼室C側先端部に設けられている。
以下、以上の構成を備えた本実施形態の燃料濃度測定装置100の作用について説明する。
燃料濃度測定装置100によって内燃機関Eの燃焼室Cの燃料濃度を測定するには、例えば演算部9の制御の下、光源1から測定光MLを照射する。光源1から照射された測定光MLは、レンズ6に入射して集光され、光伝達経路を構成する光ファイバ2の受光部2aに入射する。受光部2aに入射した測定光MLは、光伝達経路を構成する光ファイバ2を通り、バンドルファイバ5のコネクタ部5aに到達し、コネクタ部22を介して点火プラグ10のハウジング20のガイド孔24を通る光伝達経路を構成する光ファイバ23aに入射する。
コネクタ部22を介して点火プラグの光ファイバ23aに入射した測定光MLは、光ファイバ23aを通り、コネクタ部22と反対側の光ファイバ23aの端部から出て、信号光取得部25のハーフミラー25aの測定光入射面F1に入射する。ハーフミラー25aの測定光入射面F1に入射した測定光MLの一部は、ハーフミラー25aの測定光入射面F1によって反射され、ミラー25bの参照光入射面F2に入射して再び反射され、点火プラグ10のハウジング20のガイド孔24を通る参照光伝達経路を構成する光ファイバ23cに参照光RLとして入射する。ハーフミラー25aの測定光入射面F1に入射した測定光MLの残りの部分は、ハーフミラー25aを透過してレンズ25cに入射する。
レンズ25cに入射した測定光MLは、レンズ25cによって集光され、窓部25dを透過して測定光路LPとしての計測ギャップgに照射される。窓部25dを透過して測定光路LPに照射された測定光MLは、計測ギャップgを通過して凹面ミラー25fに入射し、凹面ミラー25fによって反射されて再び計測ギャップgを通過し、測定光路LPを透過した信号光SLとして窓部25dに入射する。
測定光路LPに入射した測定光MLは、測定光路LPを透過する過程で、測定光路LPに存在する燃料の蒸気によって、燃料の濃度に応じた吸収率で吸収される。そのため、測定光路LPに測定光MLを照射し、測定光路LPを透過した信号光SLを取得することで、測定光路LPに存在する燃料の濃度に応じた強度の信号光SLを取得することができる。
測定光路LPを透過して窓部25dに入射した信号光SLは、窓部25dを透過してレンズ25cに入射する。レンズ25cに入射した信号光SLは、レンズ25cを透過して点火プラグ10の信号光伝達経路を構成する光ファイバ23bに入射する。なお、凹面ミラー25fを用いることで、信号光SLがハーフミラー25aに入射するのを防止できる。また、凹面ミラー25fとレンズ25cにより、信号光SLのS/N比を向上させることができる。
点火プラグ10の信号光伝達経路を構成する光ファイバ23bに入射した信号光SLは、点火プラグ10のバンドルファイバ23のコネクタ部22及び光源1側のバンドルファイバ5のコネクタ部5aを介して、信号光計測部7に接続された信号光伝達経路を構成する光ファイバ3に入射して、信号光計測部7に到達する。信号光計測部7は、例えば、演算部9の制御の下、信号光SLの強度を測定する。
一方、参照光RLは、ハーフミラー25aの測定光入射面F1で反射され、さらにミラー25bの参照光入射面F2で反射され、点火プラグ10のハウジング20のガイド孔24を通る参照光伝達経路を構成する光ファイバ23cに入射する。そして、参照光RLは、点火プラグ10のバンドルファイバ23のコネクタ部22及び光源1側のバンドルファイバ5のコネクタ部5aを介して、参照光計測部8に接続された参照光伝達経路を構成する光ファイバ4に入射して、参照光計測部8に到達する。参照光計測部8は、例えば演算部9の制御の下、参照光RLの強度を測定する。
演算部9は、信号光計測部7が測定した信号光SLの強度と、参照光計測部8が測定した参照光RLの強度とに基づいて、燃焼室Cの燃料濃度を算出する。例えば、信号光SLの強度をAとし、参照光RLの強度をBとすると、測定光MLの透過率は、透過率(%)=(A/B)×100として求めることができる。演算部9は、例えば、測定光MLの透過率を算出し、予め保存された透過率と燃料濃度との関係に基づいて、透過率を燃料濃度に換算し、燃焼室Cの燃料濃度を算出することができる。
ここで、本実施形態の燃料濃度測定装置100は、燃焼室Cの測定光路LPに入射する前の測定光MLから参照光RLを分岐させる分岐部としてのハーフミラー25aが、点火プラグ10の燃焼室C側先端部に設けられている。これにより、ハーフミラー25aは、プラグ孔PHを介して内燃機関Eの内部に配置されている。したがって、本実施形態の燃料濃度測定装置100によれば、内燃機関Eの内部の光路において、エンジン等の内燃機関Eの振動等によって生じる光量変動を正確に検出し、当該光量変動を補償することができ、燃料濃度の測定誤差を従来よりも減少させることができる。また、参照光RLを分岐させるハーフミラー25aを内燃機関Eの内部に配置することで、燃料濃度測定装置100を小型化することができ、装置の取り回しを容易にすることができる。
また、本実施形態の燃料濃度測定装置100は、分岐部であるハーフミラー25aから参照光計測部8へ参照光RLを伝達する参照光伝達経路として光ファイバ4及び23cを備えている。これにより、ハーフミラー25aによって測定光MLから分岐された参照光RLを、参照光伝達経路である光ファイバ4及び23cによって分岐部であるハーフミラー25aから参照光計測部8へ伝達し、参照光RLの強度を測定することができる。したがって、燃料濃度測定装置100の外部に参照光RLを反射させるハーフミラーを配置する必要がなく、燃料濃度測定装置100をより小型化することができ、装置の取り回しをより容易にすることができる。
[実施形態2]
次に、本発明の実施形態2に係る燃料濃度測定装置100Aについて、図1B及び図2を援用し、図4及び図5を用いて説明する。図4は、実施形態1の図1Aに相当する実施形態2に係る燃料濃度測定装置100Aの概略構成図である。図5は、実施形態1の図3に相当する実施形態2に係る燃料濃度測定装置100Aの信号光取得部25Aの概略構成を示す模式的な断面図である。
本実施形態の燃料濃度測定装置100Aは、信号光取得部25Aの分岐部であるハーフミラー25aから参照光計測部8へ参照光RLを伝達する光ファイバ23c及び4を有しない点、光源1と光伝達経路である光ファイバ2との間にガラスミラー2bを備える点、及び、信号光取得部25にミラー25bを有しない点で、前述の実施形態1で説明した燃料濃度測定装置100と異なっている。本実施形態の燃料濃度測定装置100Aのその他の点は、実施形態1で説明した燃料濃度測定装置100と同様であるので、同様の部分には同一の符号を付して、説明を省略する。
燃料濃度測定装置100Aは、光源1と光伝達経路を構成する光ファイバ2との間にガラスミラー2bを備えている。ガラスミラー2bは、一方から入射した光をすべて透過させるとともに、他方から入射した光の一部を透過させ、残りを反射させる。ガラスミラー2bは、光源1から光伝達経路を構成する光ファイバ2に入射する測定光MLをすべて透過させ、分岐部である信号光取得部25のハーフミラー25aで分岐されて光ファイバ2を出た参照光RLの一部を透過させ、残りを反射させて参照光計測部8に入射させるように設けられている。信号光取得部25Aのハーフミラー25aは、点火プラグ10のバンドルファイバ23Aの光伝達経路を構成する光ファイバ23aの端面に設けられ、測定光MLの一部を参照光RLとして反射させ、残りの測定光MLを透過させる。
以上のように、本実施形態の燃料濃度測定装置100Aは、光源1と光伝達経路としての光ファイバ2との間にガラスミラー2bを備えている。そして、ガラスミラー2bは、光源1から光伝達経路である光ファイバ2に入射する測定光MLを透過させ、分岐部である信号光取得部25のハーフミラー25aで分岐され光伝達経路である光ファイバ2を出た参照光RLを反射させて参照光計測部8に入射させるように設けられている。
以下、本実施形態の燃料濃度測定装置100Aの作用について説明する。
燃料濃度測定装置100Aによって内燃機関Eの燃焼室Cの燃料濃度を測定するには、例えば、演算部9の制御の下、光源1から測定光MLを照射する。光源1から照射された測定光MLは、ガラスミラー2bを透過し、レンズ6に入射して集光され、光伝達経路を構成する光ファイバ2の受光部2aに入射する。受光部2aに入射した測定光MLは、光伝達経路を構成する光ファイバ2を通り、バンドルファイバ5のコネクタ部5aに到達し、コネクタ部22を介して点火プラグ10のハウジング20のガイド孔24を通る光伝達経路を構成する光ファイバ23aに入射する。
コネクタ部22を介して点火プラグ10の光ファイバ23aに入射した測定光MLは、光ファイバ23aを通り、コネクタ部22と反対側の光ファイバ23aの端部から出て、信号光取得部25のハーフミラー25aの測定光入射面F1に入射する。ハーフミラー25aの測定光入射面F1に入射した測定光MLの一部は、ハーフミラー25aの測定光入射面F1によって反射され、光伝達経路を構成する光ファイバ23aを測定光MLと逆の方向に参照光RLとして戻る。ハーフミラー25aの測定光入射面F1に入射した測定光MLの残りの部分は、ハーフミラー25aを透過してレンズ25cに入射する。
レンズ25cに入射した測定光MLは、レンズ25cによって集光され、窓部25dを透過して測定光路LPとしての計測ギャップgに照射される。窓部25dを透過して測定光路LPに照射された測定光MLは、計測ギャップgを通過して凹面ミラー25fに入射し、凹面ミラー25fによって反射されて再び計測ギャップgを通過し、測定光路LPを透過した信号光SLとして窓部25dに入射する。
測定光路LPに入射した測定光MLは、測定光路LPを透過する過程で、測定光路LPに存在する燃料の蒸気によって燃料の濃度に応じた吸収率で吸収される。そのため、測定光路LPに測定光MLを照射し、測定光路LPを透過した信号光SLを取得することで、測定光路LPに存在する燃料の濃度に応じた強度の信号光SLを取得することができる。
測定光路LPを透過して窓部25dに入射した信号光SLは、窓部25dを透過してレンズ25cに入射する。レンズ25cに入射した信号光は、レンズ25cを透過して点火プラグ10の信号光伝達経路を構成する光ファイバ23bに入射する。点火プラグ10の信号光伝達経路を構成する光ファイバ23bに入射した信号光SLは、点火プラグ10のバンドルファイバ23Aのコネクタ部22及び光源1側のバンドルファイバ5のコネクタ部5aを介して、信号光計測部7に接続された信号光伝達経路を構成する光ファイバ3に入射して、信号光計測部7に到達する。信号光計測部7は、例えば、演算部9の制御の下、信号光SLの強度を測定する。
一方、参照光RLは、ハーフミラー25aの測定光入射面F1で反射され、光伝達経路を構成する光ファイバ23aを測定光MLと逆方向に戻る。そして、参照光RLは、点火プラグ10のバンドルファイバ23Aのコネクタ部22及び光源1側のバンドルファイバ5のコネクタ部5aを介して、光源1側の光伝達経路を構成する光ファイバ2に入射し、光ファイバ2から出てレンズ6に入射する。
レンズ6に入射した参照光RLは、レンズ6を透過してガラスミラー2bに入射し、一部がガラスミラー2bを透過し、残りがガラスミラー2bによって反射されて参照光計測部8に入射する。参照光計測部8は、例えば、演算部9の制御の下、参照光RLの強度を測定する。演算部9は、前述の実施形態1と同様に、信号光計測部7が測定した信号光SLの強度と、参照光計測部8が測定した参照光RLの強度とに基づいて、燃焼室Cの燃料濃度を算出する。
本実施形態の燃料濃度測定装置100Aは、燃焼室Cの測定光路LPに入射する前の測定光MLから参照光RLを分岐させる分岐部としてのハーフミラー25aが、点火プラグ10の燃焼室C側先端部に設けられている。これにより、ハーフミラー25aがプラグ孔PHを介して内燃機関Eの内部に配置されている。したがって、本実施形態の燃料濃度測定装置100Aによれば、内燃機関Eの内部の光路において、内燃機関Eの振動等によって生じる光量変動を正確に検出し、当該光量変動を補償することができ、燃料濃度の測定誤差を従来よりも減少させることができる。また、参照光RLを分岐させるハーフミラー25aを内燃機関Eの内部に配置することで、燃料濃度測定装置100Aを小型化することができ、装置の取り回しを容易にすることができる。
なお、本実施形態の燃料濃度測定装置100Aにおいて、信号光取得部25Aの構成は図5に示す構成に限定されない。図6に、本実施形態の燃料濃度測定装置100Aにおける信号光取得部25Aの変形例を示す。本変形例において、信号光取得部25Bは、ハーフミラー25aの光ファイバ23aとの反対側に偏向無依存型光アイソレータ25gが配置され、ギャップ形成部25eには凹面ミラー25fの代わりに平面ミラー25hが設けられている。これにより、平面ミラー25hによって反射された信号光SLがハーフミラー25aに入射することを防止することができる。したがって、本変形例の信号光取得部25Bを有する燃料濃度測定装置によれば、実施形態2の燃料濃度測定装置100Aと同様の効果を得ることができる。
以上、図面を用いて本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。例えば、分岐部を有する信号光取得部を内燃機関の内部へ配置するのに、プラグ孔以外の貫通孔を用いてもよい。また、分岐部を有する信号光取得部は、点火プラグと別に設けてもよい。
1 光源
2 光ファイバ(光伝達経路)
2b ガラスミラー
3 光ファイバ(信号光伝達経路)
4 光ファイバ(参照光伝達経路)
7 信号光計測部
8 参照光計測部
9 演算部
10 点火プラグ
23a 光ファイバ(光伝達経路)
23b 光ファイバ(信号光伝達経路)
25a ハーフミラー(分岐部)
100 燃料濃度測定装置
100A 燃料濃度測定装置
C 燃焼室
E 内燃機関
LP 測定光路
ML 測定光
PH プラグ孔
RL 参照光
SL 信号光

Claims (6)

  1. 内燃機関の燃焼室の測定光路へ測定光を照射し、該測定光路を透過した信号光の強度から該燃焼室の燃料濃度を測定する燃料濃度測定装置であって、
    前記測定光路に入射する前の前記測定光から参照光を分岐させる分岐部を備え、
    前記分岐部は、前記内燃機関の内部に配置されることを特徴とする燃料濃度測定装置。
  2. 前記参照光の強度を計測する参照光計測部と、前記信号光の強度を計測する信号光計測部と、前記参照光の強度と前記信号光の強度とに基づいて前記燃料濃度を算出する演算部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料濃度測定装置。
  3. 前記測定光を照射する光源と、該光源から前記分岐部へ前記測定光を伝達する光伝達経路と、前記測定光路から前記信号光計測部へ前記信号光を伝達する信号光伝達経路と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の燃料濃度測定装置。
  4. 前記分岐部から前記参照光計測部へ前記参照光を伝達する参照光伝達経路を備えることを特徴とする請求項3に記載の燃料濃度測定装置。
  5. 前記光源と前記光伝達経路との間にガラスミラーを備え、
    前記ガラスミラーは、前記光源から前記光伝達経路に入射する前記測定光を透過させ、前記分岐部で分岐され前記光伝達経路を出た前記参照光を反射させて前記参照光計測部に入射させるように設けられていることを特徴とする請求項3に記載の燃料濃度測定装置。
  6. 前記分岐部は、前記内燃機関が備える点火プラグの燃焼室側先端部に設けられることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の燃料濃度測定装置。
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