JP2015086994A5 - - Google Patents
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Description
図5に示すように、歯科エアタービンハンドピース120は、クリップ部121と、このクリップ部121の先端部に設けられたへッド部122とを備え、術者はこのグリップ部121を持って例えば歯牙の切削加工を行う。
そこで、本発明の第1の発明は、歯科エアタービンに用いる軸受の密封性能を更に向上する為に、(1)外周部に内輪軌道面が形成された内輪と、内周部に外輪軌道面が形成された外輪と、内輪軌道面及び外輪軌道面との間に接触角を持って組み込まれた複数の玉と、を有するアンギュラ玉軸受であって、外輪の内周部と内輪の外周部の何れか一方は、その軌道面に対して軸方向一方側に形成された肩部と、軸方向他方側に形成されたカウンターボアと、を有し、外輪の内周部と内輪の外周部の何れか他方は、その軌道面を挟んだ軸方向両側に形成された一対の肩部を有し、外輪は、その前記肩部から前記内輪に向かって径方向へ延伸し且つ内輪の外周部と対向する密封部を更に有し、該密封部と内輪の外周部とがラビリンス構造となっていることを特徴とするアンギュラ玉軸受を提供している。
(2)内輪の外周部には段部が形成され、該密封部と軸方向及び径方向においてラビリンス構造となっていることを特徴とする上記(1)アンギュラ玉軸受。
本発明の第2の発明は、タービンブレードと、タービンブレードが一体固定され、一端に歯科処置工具を取り付け可能な回転軸と、ハウジングに対して回転軸を回転自在に支持する一対の転がり軸受と、を備える歯科エアタービンであって、転がり軸受は、(1)又は(2)に記載のアンギュラ玉軸受を採用することを特徴とする歯科エアタービンを提供している。
(2)内輪の外周部には段部が形成され、該密封部と軸方向及び径方向においてラビリンス構造となっていることを特徴とする上記(1)アンギュラ玉軸受。
本発明の第2の発明は、タービンブレードと、タービンブレードが一体固定され、一端に歯科処置工具を取り付け可能な回転軸と、ハウジングに対して回転軸を回転自在に支持する一対の転がり軸受と、を備える歯科エアタービンであって、転がり軸受は、(1)又は(2)に記載のアンギュラ玉軸受を採用することを特徴とする歯科エアタービンを提供している。
本発明のアンギュラ玉軸受は、外輪と密封装置を一体化することで、従来のシールド板のような径方向しかラビリンスを形成しない構造と比べて、軸方向にもラビンリンスも形成し、密封性能を向上する。また、シールド板のように外輪への取り付け性を考慮する必要がなくなるので、外輪と一体となった密封部の厚みの設計自由度を向上し、密封効果を高める為にその厚みを最大限に設計することが可能となる。従って、本発明の本発明のアンギュラ玉軸受は歯科エアタービンに好適に用いることができる。
また、本発明の歯科エアタービンは、上記の外輪一体化構造のアンギュラ玉軸受を採用するので、従来のシールド板構造のアンギュラ玉軸受を採用したものと比べて、回転性能が良く、軸受の不具合による故障の発生が少なくなる。
また、本発明の歯科エアタービンは、上記の外輪一体化構造のアンギュラ玉軸受を採用するので、従来のシールド板構造のアンギュラ玉軸受を採用したものと比べて、回転性能が良く、軸受の不具合による故障の発生が少なくなる。
(実施形態1)
次に、図1、2を参照しながら、本実施形態のアンギュラ玉軸受Aを説明する。アンギュラ玉軸受Aは、外輪1、内輪2、外輪1と内輪2の間に回転自在に保持される玉3と、玉3を保持するための保持器4を備え、内輪の内周面直径が1.5〜5mmで、前記外輪の外周面直径が4〜10mmのものである。
次に、図1、2を参照しながら、本実施形態のアンギュラ玉軸受Aを説明する。アンギュラ玉軸受Aは、外輪1、内輪2、外輪1と内輪2の間に回転自在に保持される玉3と、玉3を保持するための保持器4を備え、内輪の内周面直径が1.5〜5mmで、前記外輪の外周面直径が4〜10mmのものである。
外輪1の密封部15は、その端部が内輪2と対向する平坦面となっており、内輪2には該密封部15の端部と対向する円筒面23と、肩部22と円筒面23との間の段差からなる段部24とが形成されることで、軸方向及び径方向において外輪1の密封部15とラビリンス構造となっている。該密封部15の軸方向厚さは0.1mm以上にすることが好ましい。0.1mm以上とすると、異物が軸受内部に侵入する際に通過の必要がある通路の長さがより長い為、異物の進入がしにくい。また、密封部15の軸方向厚さは、軸受のアキシアル隙間を考慮したうえ、玉や保持器と干渉しないようにその上限値を設定する。
ラビリンス構造の径方向隙間、即ち、密封部15の先端から内輪2の外周との間の径方向隙間は0.1mm以下にすることが好ましい。径方向隙間は0.1mm以下となると、軸受の外部からの異物が侵入しにくくなる。一方、ラビリンス構造の径方向隙間、即ち、内輪2の円筒面23と外輪1の密封部15の間に形成される径方向隙間は、0.05mm〜0.1mmにすることが好ましい。0.05mm以下になると、円筒面23と密封部15が接触してしまう可能性があり、0.1mm以上になると、異物侵入のおそれがある。
(実施形態2)
次に、図3、4を参照しながら、本実施形態のアンギュラ玉軸受Aを説明する。第1の実施形態と同様な部分について、説明を省略する。外輪1の内周には、その軌道面12に対して軸方向両側に形成された一対の肩部13が形成されている。外輪1はその肩部13から内輪2に向かって径方向へ延伸して形成し内輪2と対向する密封部15を更に有する。
次に、図3、4を参照しながら、本実施形態のアンギュラ玉軸受Aを説明する。第1の実施形態と同様な部分について、説明を省略する。外輪1の内周には、その軌道面12に対して軸方向両側に形成された一対の肩部13が形成されている。外輪1はその肩部13から内輪2に向かって径方向へ延伸して形成し内輪2と対向する密封部15を更に有する。
一方、内輪2の外周には、その軌道面21を挟んだ軸方向一方向側に形成された肩部22と、軸方向他方側に設けられるカウンターボア25とが形成され、且つカウンターボア25の円筒面23は外輪1の密封部15と対向している。
更に、外輪1の密封部15は、その端部が内輪2のカウンターボア25の円筒面23と対向する平坦面となっており、内輪2のカウンターボア25には該密封部15の端部と対向する円筒面23と、カウンターボア25と円筒面23との間の段差からなる段部24とが形成される。これにより、外輪1の密封部15と、内輪2の外周とは、軸方向及び径方向においてラビリンス構造となっている。密封部15の軸方向厚さは0.1mm以上にすることが更に好ましく、密封性能を向上することができる。但し、密封部15の軸方向厚さが厚すぎると、玉3や保持器4と干渉する虞があり、軸受のアキシアル寸法を考慮し、玉3や保持器4と干渉をしないようにその上限値を設定するのが好ましい。
ラビリンス構造の径方向隙間、即ち、密封部15の先端から内輪2の円筒面23との間の径方向隙間は0.1mm以下にすることが好ましい。径方向隙間は0.1mm以下となると、軸受の外部からの異物が侵入しにくくなる。0.05mm〜0.1mmにすることが好ましい。0.05mm以下になると、円筒面23と密封部15が接触してしまう可能性があり、0.1mm以上になると、異物侵入のおそれがある。
1 外輪
12 軌道面
13 肩部
14 カウンターボア
15 密封部
2 内輪
21 軌道面
22 肩部
23 円筒面
24 段部
25 カウンターボア
12 軌道面
13 肩部
14 カウンターボア
15 密封部
2 内輪
21 軌道面
22 肩部
23 円筒面
24 段部
25 カウンターボア
Claims (1)
- タービンブレードと、前記タービンブレードが一体固定され、一端に歯科処置工具を取り付け可能な回転軸と、ハウジングに対して前記回転軸を回転自在に支持する一対の転がり軸受と、を備える歯科エアタービンであって、前記転がり軸受は、請求項1又は2に記載のアンギュラ玉軸受を採用することを特徴とする歯科エアタービン。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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- 2013-11-01 JP JP2013228233A patent/JP6311273B2/ja active Active
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- 2014-10-24 CN CN201420621858.5U patent/CN204437065U/zh active Active
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