JP2015085850A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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隆志 渡邊
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Abstract

【課題】鞍乗型車両において、車両特性の変更が可能になったことを示す表示をライダーが認識しやすい。
【解決手段】ディスプレイユニット15の表示面15aに、基本画面20が表示される。基本画面20の下端部には、関連特性アイコン24及び特性アイコン25〜27が表示される。これらのアイコンのうち、白枠の縁取りがないアイコンは現在選択されていないことを示し、表示態様が変化しない。各特性は、車両やライダーの状況に応じて、内容を変更可能な状態と変更不可能な状態とが切り替わる。現在選択されている特性に対応するアイコンは、変更不可能な状態であることが白枠の縁取りで表現され、変更可能な状態になると、白い背景に黒字で表示されることで表現される。
【選択図】図2

Description

本発明は、鞍乗型車両に関し、特に、ライダーが各種の設定内容を変更可能な鞍乗型車両に関する。
従来、トラクションコントロールシステムなどの車両特性の特性状態を別の特性状態に変更できる装置を複数備えた鞍乗型車両がある。車両特性を別の特性状態に変更できる車両の一例として、特許文献1には、車両の走行中にエンジン出力を変更することが開示されている。また、特許文献1には、現在選択されているエンジン出力特性をディスプレイに表示させることが開示されている。
特許第4072921号
車両特性を別の特性状態に変更できるかどうかが車両やライダーの状況に応じて切り替わる場合がある。この場合、ライダーが車両特性の特性状態の変更を試みた際に、ちょうど車両特性を別の特性状態に変更できるタイミングであれば車両特性の状態が変化するが、車両特性を別の特性状態に変更できないタイミングであれば、車両特性の特性状態は変化しない。このとき、従来技術のように現在の車両特性の特性状態がディスプレイに表示される場合には、ライダーはディスプレイの表示を見て車両特性の特性状態が変化したか否かを確認できる。例えば、ライダーが車両特性の特性状態の変更を試みた際に、ちょうど車両特性を別の特性状態に変更できるタイミングであった場合には、ディスプレイにおける車両特性の特性状態を示す表示が変化する。このため、ライダーは、車両特性が別の特性状態に変更されたことを知ることができる。
しかしながら、ライダーが車両特性の特性状態の変更を試みた際に車両特性を別の特性状態に変更できないタイミングであった場合には、ディスプレイの表示が変化しない。そこで、ライダーは、車両特性の特性状態の変更を試みてディスプレイの表示を確認し、表示が変化しなければ再度、車両特性の特性状態の変更を試みなければならない。つまり、ライダーは、車両特性を別の特性状態に変更できるタイミングになるまで、車両特性の特性状態の変更を試みることとディスプレイの表示の確認とを何度も繰り返さなければならない。このように、車両特性を別の特性状態に変更できるかどうかが車両やライダー等の状況に応じて切り替わる場合には、ライダーが車両特性を別の特性状態に変更したいと考えても、何度も車両特性の特性状態の変更を試みつつ、ディスプレイの表示を確認しなければならない場合があり、手間がかかっていた。
本発明の目的は、車両特性を別の特性状態に変更できるかどうかが車両やライダー等の状況に応じて切り替わる場合でも、手間をかけずに車両特性を別の特性状態に変更することが可能な鞍乗型車両を提供することにある。
本発明の鞍乗型車両は、動力源を支持する車体フレームと、前記車体フレームに搭載されるシートと、前記シートの前方に配置される操向ハンドルと、前記操向ハンドルの車両左右方向の右端部に設けられた右グリップ部および左端部に設けられた左グリップ部と、前記シートより車両前後方向の前方に配置され、車両の左右方向において前記右グリップ部と前記左グリップ部の間に配置され、画面を備えたディスプレイユニットと、前記操向ハンドルに支持され、前記右グリップ部および前記左グリップ部の少なくとも一方に隣接して設けられ、前記ディスプレイユニットと電気的に接続される操作部と、互いに異なる第1車両特性および第2車両特性が、前記操作部の操作内容に応じて択一的に選択可能であり、前記第1車両特性および前記第2車両特性のそれぞれにおいて、別の特性状態に変更可能な状態と変更不可能な状態とが車両およびライダーの少なくともいずれかに関する状況に応じて切り替わる第1車両特性変更制御装置および第2車両特性変更制御装置と、前記車両およびライダーの少なくともいずれかに関する状況を取得する状況取得装置と、前記状況取得装置が取得した前記状況に基づいて、前記第1車両特性および前記第2の車両特性が別の特性状態に変更可能であるか否かをそれぞれ判定する判定制御装置と、を備え、前記ディスプレイユニットは、前記判定制御装置の判定結果に基づいて、前記第1車両特性を示す第1車両特性アイコンおよび前記第2車両特性を示す第2車両特性アイコンを、現在選択されており、かつ、別の特性状態に変更可能である車両特性のアイコンについては第1態様とし、現在選択されており、かつ、別の特性状態に変更不可能である車両特性のアイコンについては前記第1態様と異なる第2態様とし、現在選択されていない車両特性に関するアイコンについては前記第1態様および前記第2態様のいずれとも異なる第3態様として、前記第1態様、前記第2態様及び第3態様が走行中に互いに切り替わるように前記画面に表示する。
本発明によれば、車両特性が別の特性状態に変更可能な場合には第1態様で、車両特性が別の特性状態に変更不可能な場合には第2態様で各アイコンが表示される。このため、ライダーは、アイコンの表示状態が別の態様に変化したか否かを認識することで、車両特性を別の特性状態に変更することが可能になったか否かを把握できる。これにより、ライダーは、アイコンの表示状態に基づいて車両特性が別の特性状態に変更可能になったことを把握してから車両特性の状態を変更すればよい。よって、車両特性を別の特性状態に変更できるかどうかが車両やライダー等の状況に応じて切り替わる場合でも、変更を試みた後で表示を確認することを何度も繰り返すといった手間をかけなくてもよい。
一方、車両特性が複数ある場合に、ライダーが注目したい特性以外の特性においても表示状態が変化すると、注目したい特性にライダーが集中しづらい。これに対し、本発明によると、現在選択されている車両特性に関してのみ、車両特性アイコンの表示状態を第1態様及び第2態様の間で切り替える。そして、現在選択されていない車両特性に関しては、車両特性アイコンを第3態様とする。このため、ライダーは選択した特性に注目しやすく、その車両特性が別の特性状態に変更可能になったことを認識しやすい。したがって、ライダーは、特性状態を変更したい車両特性を選択しておけば、その車両特性が別の特性状態に変更可能になったら、すぐにそのことを把握できる。このように、本発明によれば、複数の車両特性がある場合でも目的の車両特性が別の特性状態になったことが容易に把握される。このため、複数の車両特性の中の目的の車両特性を別の特性状態に変更することが簡単である。なお、アイコンとは、物事を簡単な絵柄で記号化して表現したものを示す。
本発明の鞍乗型車両は、前記鞍乗型車両は、前記第1車両特性の複数の特性状態の中の一つの第1車両特性状態と、前記第2車両特性の複数の特性状態の中の一つの第2車両特性状態とを関連付けた複数の関連特性を記憶する関連特性記憶装置を備え、前記関連特性記憶装置は、前記操作部が操作された際の操作内容に応じて択一的に選択され得る少なくとも第1関連特性と第2関連特性を記憶し、前記判定制御装置は、前記状況取得装置が取得した前記状況に基づいて、前記第関連特性を別の関連特性に変更可能であるか否かをそれぞれ判定し、前記関連特性、前記第1車両特性および前記第2車両特性が、前記操作部の操作内容に応じて択一的に選択可能であり、前記ディスプレイユニットは、前記判定制御装置の判定結果に基づいて、前記関連特性を示す関連特性アイコンを、現在選択されており、かつ、別の関連特性に変更可能である場合には前記第1態様とし、現在選択されており、かつ、別の関連特性に変更不可能である場合には前記第2態様とし、現在選択されていない場合には前記第3態様として、前記画面に表示することが好ましい。
この構成によると、関連特性については、選択されていても、走行中には表示態様が変更されない。したがって、走行中に車両特性の操作を必要としない場合には関連特性を選択しておくと、ライダーが表示に気を取られにくい。
本発明の鞍乗型車両は、前記操作部が、互いに異なる第1スイッチおよび第2スイッチを有し、前記第1スイッチが1回操作されるごとに、現在選択されている車両特性が別の車両特性に1回変更され、現在選択されている車両特性が別の特性状態に変更可能である場合に、前記第2スイッチが1回操作されるごとに、その車両特性において特性状態が1段階変更されることが好ましい。
本発明では、車両特性の変更が可能になったか否かの表示態様の切り替えは、選択されている車両特性だけでなされる。そして、第3の発明によれば、第1スイッチの1回の操作だけで現在選択されている車両特性を変更でき、その後、第2スイッチの操作で特性状態を変更できる。したがって、選択されている車両特性を迅速に変更できるため、別の車両特性についても変更が可能になったか否かをすぐに確かめやすい。
本発明の鞍乗型車両は前記ディスプレイは、前記第1車両特性アイコンおよび前記第2車両特性アイコンを車両左右方向に沿って並べて前記画面に表示し、前記第2スイッチは、前記右グリップ部および前記左グリップ部の前記一方の軸周り方向に沿った2方向に関するライダーの動作によって操作可能であり、現在選択されている車両特性が別の特性状態に変更可能である場合に、前記第2スイッチが前記2方向のうちの一方に1回操作されたときには、その車両特性において特性状態が1段階変更され、他方に1回操作されたときには、その車両特性において特性状態が逆方向に1段階変更されることが好ましい。
この構成によると、車両特性アイコンがディスプレイの画面上に左右方向に並んでいるのに対して、特性状態を変更するための第2スイッチは、グリップの軸周り方向に関するライダーの動作(例えば、指の動き)によって軸周りの2方向に操作される。したがって、ライダーにとって、選択中の車両特性の特性状態が切り替わっていく視覚上の方向と特性状態を変更していく動作上の方向とが交差していると感じやすい。このため、ライダーは、車両特性の切り替えのための操作と特性状態の変更のための操作を混同しにくい。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 図2(a)は、図1の矢印A方向から見たディスプレイユニットの表示面を示す図である。図2(b)は、ディスプレイユニットの表示面において、関連特性アイコン及び特性アイコンが表示された領域を示す図であって、関連特性が選択され且つ変更可能状態にあるときの関連特性アイコン及び特性アイコンの表示態様を示す図である。図2(c)は図2(b)の状態から関連特性が変更された状態を示す図である。 自動二輪車の制御系の構成を示す機能ブロック図である。 ディスプレイユニットの表示面において、関連特性アイコン及び特性アイコンが表示された領域を示す図であって、各アイコンの表示態様がその他のアイコンの態様(非選択態様)とは異なる態様(変更不可能態様)となっている状態を示す図である。 図5(a)は、PWR特性が選択され且つ変更不可能状態にあるときの関連特性アイコン及び特性アイコンの表示態様を示す図である。図5(b)及び図5(c)はPWR特性が選択され且つ変更可能状態にあるときの関連特性アイコン及び特性アイコンの表示態様を示す図である。 特性変更部が設定操作部の操作内容に応じて関連特性アイコン及び特性アイコンの表示態様を更新する制御を示すフロー図である。
以下、本発明に係る鞍乗型車両の実施の形態について、自動二輪車1を例に挙げて説明する。ただし、本発明に係る鞍乗型車両は自動二輪車1に限定される訳ではない。鞍乗型車両は、乗員が跨って乗車する任意の車両を意味する。鞍乗型車両はオフロード型、スクータ型、モペット型等の他の型式の自動二輪車であってもよい。また、本発明の鞍乗型車両には、三輪車、四輪バギー(ATV:All Terrain Vehicle(全地形型車両))、水上バイク等が含まれる。なお、以下の説明において、前後方向とは、自動二輪車1の後述するシート11に着座したライダーRから視た車両前後方向のことであり、左右方向とは、シート11に着座したライダーRから視たときの車両左右方向(車幅方向)のことである。また、図中の矢印F方向と矢印B方向は、前方と後方を表している。図中の矢印L方向と矢印R方向は、左方と右方を表している。
図1に示すように、自動二輪車1は、前輪2と、後輪3と、車体フレーム4と、シート11とを備えている。シート11は車体フレーム4に支持される。図2(a)に示すように、車体フレーム4のシート11より前方の部分には、ヘッドパイプ4aが設けられている。ヘッドパイプ4aの内部には、ステアリングシャフト(図示せず)が回転可能に挿入されている。このステアリングシャフトの上端には、ハンドルクラウン5aが固定されている。
ハンドルクラウン5aの左右両端部には、フロントフォーク6の上端部が固定されている。このフロントフォーク6の下端部は、前輪2を支持している。また、2本のフロントフォークの上端部には、それぞれ、ハンドルバー5bが固定されている。
2本のハンドルバー5bの外周部には、グリップ5c、5d(右グリップ部、左グリップ部)が装着されている。右側のグリップ5cは、アクセルグリップである。また、右側のハンドルバー5bには、ブレーキレバー5eが取り付けられており、左側のハンドルバー5bには、クラッチレバー5fが取り付けられている。また、ハンドルクラウン5aとハンドルバー5bには、各種のスイッチが設けられている。ハンドルバー5bと、グリップ5c、5dとによって、ハンドル5(操向ハンドル)が構成されている。ハンドル5は、左方且つ後方に延びると共に、右方且つ後方に延びている。
グリップ5cの近傍には奥スイッチ41、中間スイッチ42及び手前スイッチ43が設置されている。これらの3つのスイッチは、ハンドル5に支持されている。これらのスイッチは、グリップ5cの左方に隣接した位置であって、グリップ5cを把持したライダーRの手(指)が届く範囲に配置されている。3つのスイッチは、ハンドル5の軸周りに沿って、図2(a)における奥から手前に向かって奥スイッチ41(第2スイッチ)、中間スイッチ42(第1スイッチ)及び手前スイッチ43(第2スイッチ)の順番に並んでいる。したがって、ライダーRは、グリップ5cを把持した状態でこれらのスイッチを操作可能である。なお、これらの3つのスイッチが、グリップ5dを把持したライダーRの手(指)が届く範囲に設けられてもよい。また、一部のスイッチがグリップ5cの近くに設けられ、残りのスイッチがグリップ5dの近くに配置されてもよい。例えば、奥スイッチ41及び手前スイッチ43がグリップ5cに隣接した位置に設けられ、中間スイッチ42がグリップ5dに隣接した位置に設けられてもよい。
ライダーRは、グリップ5cを握った右手の例えば親指をこれらのスイッチに向けて延ばすことで、奥スイッチ41、中間スイッチ42及び手前スイッチ43を押せる位置に指先を移動する。そして、ライダーRは、指先を延ばした状態で、ハンドル5の軸周りに沿って奥方向又は手前方向に指先を移動させることで、3つのスイッチのそれぞれの位置に指先を配置できる。奥スイッチ41の位置は最も奥にあり、手前スイッチ43の位置は最も手前にあり、中間スイッチ42の位置はこれらの間にある。このように、奥スイッチ41及び手前スイッチ43は、グリップ5cの軸周りに沿って奥方向及び手前方向の両方向に指先を移動させる動作によって操作可能である。また、中間スイッチ42は、奥スイッチ41及び手前スイッチ43の中間において操作可能である。以下、これらのスイッチをスイッチ41、スイッチ42、スイッチ43などと省略して記載する。
フロントフォーク6には、上下方向の振動を吸収するオイル式のフロント側ショックアブソーバ32(図3参照)が設けられている。フロント側ショックアブソーバ32は、作動油の流動抵抗を電子制御によって調整可能な電子制御バルブ(図示せず)を備えている。このバルブを制御して作動油の流動抵抗を調整することにより、フロント側ショックアブソーバ32の減衰力特性が調整可能となっている。
車体フレーム4の後部には、スイングアーム7の前端部が揺動可能に支持されている。このスイングアーム7の後端部は、後輪3を支持している。スイングアーム7の揺動中心と異なる箇所と車体フレーム4とは、上下方向の衝撃を吸収するリアサスペンション8を介して接続されている。リアサスペンション8には、フロント側ショックアブソーバ32と同様の方式のリア側ショックアブソーバ33(図3参照)が設けられている。リア側ショックアブソーバ33には電子制御バルブ(図示せず)が設けられている。このバルブを制御して作動油の流動抵抗を調整することにより、リア側ショックアブソーバ33の減衰力特性を調整可能である。
また、車体フレーム4は、水冷式のエンジン(動力源)9を支持している。なお、エンジン9は、空冷式であってもよい。車体フレーム4は、エンジン9を直接支持していてもよいし、他の部材を介して間接的に支持していてもよい。エンジン9の上方には、燃料タンク10が配置されている。燃料タンク10の後方には、シート11が配置されている。エンジン9の上方にはスロットルボディ及びエアクリーナ(図示せず)が設けられている。エンジン9には、エアクリーナにより浄化された空気が、スロットルボディ内の吸気通路を介して流入する。スロットルボディ内の吸気通路には、通路内を流通する空気の量を変更するためのスロットルバルブ31(図3参照)が設けられている。スロットルボディには燃料噴射装置30(図3参照)が設けられている。燃料タンク10内の燃料は燃料噴射装置30によって噴射される。スロットルボディを介して導入された空気は、燃料噴射装置30から噴射される燃料と共に、エンジン9内の燃焼室へと導入される。燃料噴射装置30による燃料の噴射量やスロットルバルブ31の開度を調整することで、エンジン9の出力特性を変更可能である。なお、燃料噴射装置30はエンジン9内に設けられていてもよい。
また、エンジン9の後方には、複数段の変速ギヤを有するトランスミッション(図示せず)が配置されている。エンジン9の駆動力は、トランスミッションおよびチェーン12を介して後輪3に伝達される。トランスミッションの左側には、トランスミッションのギヤを切り換えるためのシフトペダル13が設けられている。
前輪2の上方であってハンドル5の前方には、フロントカウル14が配置されている。フロントカウル14とハンドル5との間には、ディスプレイユニット15が配置されている。なお、ディスプレイユニット15は、左右方向にグリップ5cとグリップ5dとの間であって、前後方向にシート11の前方の位置であれば、いずれに配置されてもよい。例えば、ヘッドパイプ4aの上方に配置されてもよい。ディスプレイユニット15は、長辺が左右方向に、短辺が前後方向にそれぞれ沿った長方形状の表示面15aを有する。ディスプレイユニット15は、表示面15aが後方かつ上方を向くように、前後方向と上下方向に対して傾斜して配置されている。ディスプレイユニット15は、表示面15aを有するディスプレイ部60と、ディスプレイ部60の表示内容を制御する演算部70とを有している(図3参照)。ディスプレイ部60は、ディスプレイユニット15の表示面15aは、カラー表示が可能なドットマトリクス型のディスプレイで構成されており、例えば、液晶ディスプレイや、プラズマディスプレイや、有機ELディスプレイで構成されている。演算部70は、スイッチ41〜43からの入力信号に基づいて各種の演算処理を実行する。演算部70の構成及びその処理内容の詳細については後述する。
ディスプレイ部60の表示面15aには、車両特性に関する情報等が表示される。スイッチ操作によりディスプレイユニット15に電力が供給されると、自動的に表示面15aには、トラックモードまたはストリートモードの基本画面が表示される。図2(a)は、トラックモードの基本画面20の一例である。トラックモードの基本画面20とストリートモードの基本画面との切換えは、スイッチ操作によって行われる。
トラックモードの基本画面20は、車両状態アイコン群21、エンジン回転速度表示22、ラップタイム表示23、関連特性アイコン24、特性アイコン25〜27、車速表示28、走行距離表示29、及び、ギヤポジション表示30を含んでいる。本実施形態において、アイコンとは、物事を簡単な絵柄で記号化して表現したものを示す。レベル等を数字で示したアイコンもあれば、名称を簡略化して文字列で示したアイコンもある。
車両状態アイコン群21は、油圧警告アイコンなどの警告アイコンや、車両特性などの車両状態を示す各種アイコンを含んでいる。車両状態を示すアイコンには、「LCS」アイコン、「QS」アイコン、「LIF」アイコン及びサスペンション特性アイコンが含まれている。「LCS」アイコンは後述のローンチコントロールシステム特性がオン状態にあるときに表示され、オフ状態にあるときには表示されない。「QS」アイコンは後述のクイックシフトシステム特性がオン状態にあるときに表示され、オフ状態にあるときには表示されない。「LIF」アイコンは後述のリフトコントロールシステム特性がオン状態にあるときに表示され、オフ状態にあるときには表示されない。サスペンション特性アイコンは、後述のサスペンション特性の特性状態を示す。エンジン回転速度表示22は、回転速度に応じた長さのバー表示を含んでいる。ラップタイム表示23は、ラップタイムの計測結果を示す。
関連特性アイコン24は、後述の関連特性A〜Dのうち、現在使用中のものがいずれかを示す。特性アイコン25〜27は、後述のパワー特性、トラクションコントロールシステム特性及びスライドコントロールシステム特性並びにこれらの特性状態を示すアイコンである。これらの特性やアイコンの詳細は後述する。
次に、自動二輪車1の制御系の構成について、図3を参照しつつ説明する。自動二輪車1の制御系の構成は、ディスプレイユニット15、制御装置100及び200、設定操作部120、運転操作部130、センサ部140などからなる。これらは互いに電気的に接続されている。設定操作部120及び運転操作部130は、ライダーRによる操作を受け付ける。設定操作部120は、上述のスイッチ41〜43からなり、主に、車両特性の設定変更のために用いられる。設定操作部120は、本発明における操作部に対応する。運転操作部130は、上述のアクセルグリップ5c、クラッチレバー5f、シフトペダル13等からなり、主に、ライダーRによる運転に用いられる。センサ部140は、GPS測位装置、前輪2や後輪3の回転速度を検出する速度センサ、アクセルポジションセンサなど、各種のセンサを含んでいる。
制御装置100及び200は、それぞれ、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェアと、ROMやRAMなどに記憶されたプログラムデータなどのソフトウェアとから構築されている。CPUは、プログラムデータなどのソフトウェアに基づいて、運転操作部130が受け付けた操作の内容、センサ部140による検出結果等に応じた各種の情報処理を実行する。ASICは、かかる情報処理の結果に基づいて、各部の動作を制御する。このようにして、制御装置100及び200が有する以下の各機能部が実現されている。
制御装置200は、図3に示すように、車両動作制御部201及び現在選択記憶部202を含んでいる。車両動作制御部201は、サスペンション特性(以下、SUS特性と略記する)を制御する。SUS特性は、フロント側ショックアブソーバ31とリア側ショックアブソーバ32の制御に関する特性である。車両動作制御部201は、各ショックアブソーバにおける圧側及び伸び側の各減衰力特性を制御する。SUS特性における各減衰力特性には複数のレベルがある。現在選択記憶部202は、SUS特性における各減衰力特性に関し、現在選択されているレベルを記憶する。車両動作制御部201は、現在選択記憶部202が記憶しているレベルに従って各ショックアブソーバを制御する。例えば、車両動作制御部201は、各減衰力特性におけるレベルの値が大きいほど減衰力が高くなるようにショックアブソーバを制御する。
本実施形態では、SUS特性は、基本画面20とは別の設定画面において操作可能である。この設定画面において設定操作部120が操作された場合、ディスプレイユニット15から制御装置200へと、後述の通り、操作内容に応じたSUS特性の変更後の内容が送信されてくる。この設定画面における操作の詳細については説明を省略する。制御装置200は、現在選択記憶部202の記憶内容をディスプレイユニット15から送信された内容に更新する。したがって、ディスプレイユニット15から送信された内容が、現在選択記憶部202の記憶内容と異なっている場合には、現在選択記憶部202の記憶内容が、ディスプレイユニット15から送信された内容に変更される。
制御装置100は、図3に示すように、車両動作制御部101、現在選択記憶部102及び状況判定部103を含んでいる。車両動作制御部101は、燃料噴射装置30による燃料の噴射量やスロットルバルブ31の開度を調整することにより、エンジン9の出力特性を制御する。車両動作制御部101は、この制御により、さまざまな種類の車両特性を制御する。制御対象となる車両特性には、パワー特性、トラクションコントロールシステム特性、スライドコントロールシステム特性、ローンチコントロールシステム特性、クイックシフトシステム特性及びリフトコントロールシステム特性がある。以下、これらの特性の名称を簡略化して、下記のように記載する場合がある:パワー→PWR、トラクションコントロールシステム→TCS、スライドコントロールシステム→SCS、ローンチコントロールシステム→LCS、クイックシフトシステム→QS、リフトコントロールシステム→LIF。
本実施形態では、基本画面20が表示された状態において、PWR特性、TCS特性及びSCS特性の3つが、ライダーRが設定操作部120を操作することで選択可能である。なお、これら3つの車両特性のうちの任意の2つが、本発明における第1車両特性及び第2車両特性に対応する。3つの車両特性には、それぞれ、複数の特性状態がある。3つの車両特性は、後述の通り、車両およびライダーの少なくともいずれかの状況に応じて別の特性状態に変更可能になる。したがって、車両動作制御部101は、かかる特性のうちの任意の2つに関して、本発明における第1車両特性変更制御装置及び第2車両特性変更制御装置に対応する。車両特性を選択したり別の特性状態に変更したりする操作等については後述する。
以下、上記の車両特性、主に、基本画面20においてライダーRが操作可能な3つの車両特性について説明する。PWR特性は、アクセルグリップ5cの操作量に対するスロットルの開度の変更量に関する特性である。TCS特性は、トラクションコントロール(Traction Control)に関する特性である。トラクションコントロールは、センサ部140の検出結果から導出される前輪2と後輪3の回転速度の差によって生じるスリップを抑制する制御である。SCS特性は、自動二輪車1の横滑りを抑制するスライドコントロール(Slide Control)に関する特性である。このスライドコントロールも、センサ部140の検出結果から導出される前輪2や後輪3の回転速度等に基づいて実行される。
LCS特性は、停止状態の自動二輪車1を円滑且つ急速に発進させるローンチコントロール(Launch Control)に関する特性である。QS特性は、アクセルグリップ5cやクラッチレバー5dを操作することなくシフトアップできるクイックシフト(Quick Shift)に関する特性である。LIF特性は、走行時における前輪2の浮きを抑制するリフトコントロール(Lift Control)に関する特性である。SUS特性は、フロント側ショックアブソーバ32とリア側ショックアブソーバ33の減衰力制御に関する特性である。なお、LCS特性、QS特性及びSUS特性については、基本画面20では操作できないが、別の設定画面において操作可能である。この設定画面は、自動二輪車1が停止している(走行していない)ときに、自動二輪車1に設けられたいずれかのスイッチを操作することで、基本画面20から切り替えて表示される。この設定画面における操作については説明を省略する。
PWR特性、TCS特性及びSCS特性には、特性状態として、レベルの異なる複数の状態がある。レベルとは、各特性における制御の程度に対応する。一例として、PWR特性においては、レベルの値が大きいほど、車両動作制御部101によって、アクセルグリップ5cの一定の操作量に対してエンジン9の出力が小さくなるような制御が行われる。また、TCS特性においては、レベルの値が大きいほど、スリップの抑制の程度が大きくなるような制御が行われる。3つの車両特性のうち、PWR特性以外の特性においては、オン状態とオフ状態がある。オフ状態になっている特性に関しては、車両動作制御部101による制御が行われない。オフ状態も、各特性における特性状態の1つである。
現在選択記憶部102は、PWR特性、TCS特性、SCS特性、LCS特性、QS特性及びLIF特性のそれぞれに関し、現在選択されているレベルを記憶する。一設定例(以下、設定例Sとする)では、現在選択記憶部102は、PWR特性、TCS特性及びSCS特性のそれぞれに関してレベル1を記憶する。車両動作制御部101は、現在選択記憶部102が記憶している内容に従って各車両特性を制御する。現在選択記憶部102が上記設定例Sを記憶している場合、車両動作制御部101は、PWR特性、TCS特性及びSCS特性のそれぞれに関してレベル1の制御を行う。
制御装置100には、後述の通り、ディスプレイユニット15の関連特性記憶部72に記憶された記憶内容がディスプレイユニット15から定期的に送信される。送信される内容は、PWR特性、TCS特性及びSCS特性等の各車両特性に関して制御装置100側の現在選択記憶部102の記憶内容を更新するために用いられる。送信内容が制御装置100側の現在選択記憶部102の記憶内容と異なっている場合、送信内容に従って現在選択記憶部102の記憶内容が更新されると、各車両特性の特性状態が変更されることになる。しかし、現在選択記憶部102が記憶する特性状態は、車両動作制御部101による車両の制御に関わる重要な内容を有する。
このため、本実施形態では、PWR特性、TCS特性及びSCS特性等の各車両特性に関し、別の特性状態に変更可能な状態(以下、変更可能状態とする)と変更不可能な状態(以下、変更不可状態とする)とが設定されている。変更可能状態か変更不可状態かは、自動二輪車1及びライダーRの少なくともいずれかの状況に応じて判定される。自動二輪車1の状況とは、その速度、位置、車両特性、エンジン回転数の状態などである。自動二輪車1の速度や位置は、センサ部140に含まれる速度センサや、GPS測位装置によって検出される。車両特性の状態とは、TCS特性等における現在の特性状態であり、現在選択記憶部102の記憶内容を照会することにより取得される。ライダーRの状況としては、アクセルの操作状況等がある。アクセルの操作状況は、センサ部140に含まれるアクセルポジションセンサによって検出される。
状況判定部103は、センサ部140の検出結果や現在選択記憶部102の記憶内容から、自動二輪車1やライダーRの状況を取得する。そして、状況判定部103は、取得した状況に基づき、各車両特性に関して変更可能状態か変更不可状態かを判定する。
変更可能状態か変更不可状態かを状況判定部103が判定する条件のより具体的な例は以下のとおりである。PWR特性、TCS特性及びSCS特性に関しては、所定の車両特性の特性状態や運転操作部130の操作状況、走行状態などに応じて変更可能状態と変更不可状態とが切り替わる。また、PWR特性、TCS特性及びSCS特性以外の車両特性に関しては、例えば、自動二輪車1の速度がゼロ、つまり、自動二輪車1が走行していないときに変更可能状態となる。自動二輪車1の速度がゼロでないとき、つまり、自動二輪車1が走行しているときには、車両特性は変更不可状態となる。
その他、例えば、いずれかの車両特性が、あらかじめ設定された範囲内に自動二輪車1が位置しているときに変更可能状態となり、自動二輪車1が上記の範囲外に位置しているときに変更不可状態となってもよい。また例えば、いずれかの車両特性が変更可能となる範囲をサーキットの経路に沿って任意に設定できるように自動二輪車1が構成されていてもよい。
変更可能状態であると状況判定部103が判定した車両特性に関しては、制御装置100は、現在選択記憶部102の記憶内容をディスプレイユニット15から送信される内容に従って更新する。現在選択記憶部102の記憶内容とは異なる内容がディスプレイユニット15から送信された場合には、現在選択記憶部102が記憶している記憶内容が変更される。一方、変更不可状態であると状況判定部103が判定した車両特性に関しては、制御装置100は、現在選択記憶部102の記憶内容を更新しない。
制御装置100及び200は、現在選択記憶部102及び202の記憶内容を定期的にディスプレイユニット15に送信する。例えば、上記の通り、現在選択記憶部102又は202の記憶内容がディスプレイユニット15から送信された内容に変更された場合には、変更後の定期送信により、制御装置100又は200からディスプレイユニット15へと、変更後の記憶内容がフィードバック送信される。また、制御装置100は、センサ140における検出結果に基づき、車両及びライダーRの状態をディスプレイユニット15に送信する。これは、後述の通り、ディスプレイユニット15において、設定操作部120における操作が有効か否かの判定に用いられる。
ディスプレイユニット15の演算部70は、設定操作部120の操作により基本画面20を介して関連特性や車両特性の特性状態を変更するインタフェースをユーザに提供する。以下、演算部70の構成及びその処理について詳細に説明する。
演算部70は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェアと、ROMやRAMなどに記憶されたプログラムデータなどのソフトウェアとから構築されている。CPUは、プログラムデータなどのソフトウェアに基づいて、設定操作部120が受け付けた操作の内容等に応じた各種の情報処理を実行する。ASICは、かかる情報処理の結果に基づいてディスプレイ部60による表示を制御する。このようにして、演算部70が有する以下の各機能部が実現されている。
演算部70は、制御部71、関連特性記憶部72、現在選択記憶部73及び状況判定部74を有している。関連特性記憶部72は、PWR特性、TCS特性及びSCS特性等の各車両特性に関して、これらの特性におけるそれぞれいずれか1つの特性状態同士を関連付けて記憶する。例えば、上記設定例S及びTに従った場合、PWR特性、TCS特性及びSCS特性のそれぞれに関してレベル1が、1組の関連特性として関連付けられた上で、関連特性記憶部72に記憶される。本実施形態では、関連特性A、関連特性B、関連特性C及び関連特性Dの合計で4組の関連特性が関連特性記憶部72に記憶される。
これらの関連特性は、例えば、ライダーRが自らの好みに応じ、適宜意味づけを与えて使用することが想定される。意味づけの例としては、関連特性Aは晴れの日、関連特性Bは曇りの日、関連特性Cは弱い雨の日、関連特性Dは強い雨の日など、車両の使用環境や使用条件に応じたものが考えられる。この場合、ライダーRは、自動二輪車1を使用する際の環境や条件に応じ、設定操作部120を操作することで、関連特性A〜Dのいずれかを選んで使用する(関連特性の選択方法については後述する)。
演算部70は、制御装置100及び200から定期的に送信される現在選択記憶部102及び202の記憶内容に従って、使用中の関連特性(ユーザが選択した関連特性)に関する関連特性記憶部72の記憶内容を更新する。また、演算部70は、使用中の関連特性に関して関連特性記憶部72が記憶している記憶内容を定期的に制御装置100及び200に送信する。送信された内容は、制御装置100及び200において、現在選択記憶部102及び202の記憶内容の更新に用いられる。これにより、使用中の関連特性に関して関連特性記憶部72が記憶している特性状態と、制御装置100及び200において現在選択記憶部102及び202が記憶している特性状態とが、互いに対応することになる。
状況判定部74は、関連特性、並びに、PWR特性、TCS特性及びSCS特性のそれぞれに関し、変更可能状態か変更不可状態かを判定する。本実施形態では、関連特性が変更可能状態になる条件は、自動二輪車1が走行していないことである。したがって、状況判定部74は、制御装置100から送信される車両の状態に基づき、走行中である場合には関連特性が変更不可状態であると判定し、走行中でない場合には関連特性が変更可能状態であると判定する。PWR特性、TCS特性及びSCS特性に関する判定条件は、制御装置100側の状況判定部103による上述の判定条件と同様である。状況判定部74は、以上の判定を、制御装置100から送信された車両やライダーRの状態に基づいて実施する。なお、状況判定部74は、自動二輪車1やライダーRの状況を制御装置100から取得する点において、本発明の状況取得装置に対応する。また、状況判定部74は、取得した車両やライダーRの状況に基づき、各車両特性に関して変更可能状態か変更不可状態かを判定する点において、本発明の判定制御装置に対応する。
現在選択記憶部73は、関連特性及び3つの車両特性(PWR特性、TCS特性及びSCS特性。以下、同様である)のうち、現時点で特性状態の変更対象として選択されている特性がいずれであるかを記憶する。
制御部71は、ディスプレイ部60における画面表示の内容を制御すると共に、ライダーRが設定操作部120を操作した操作内容に基づいて、現在選択記憶部73が記憶している変更対象の関連特性又は車両特性に関して、関連特性記憶部72の記憶内容を変更する。ただし、制御部71は、状況判定部74によって変更可能状態であると判定された特性については設定操作部120の操作に応じて関連特性記憶部72の記憶内容を変更するが、状況判定部74によって変更不可状態であると判定された特性については、設定操作部120が操作されたとしても、関連特性記憶部72の記憶内容を変更しない。
演算部70は、上記の通り、定期送信により、関連特性記憶部72の記憶内容を制御装置100及び200に送信する。制御装置200においては、ディスプレイユニット15からの送信内容に関わらず、現在選択記憶部202の記憶内容が更新される。そして、更新された記憶内容が、定期送信により、ディスプレイユニット15に送信されてくる。演算部70は、このとき送信されてきた内容に基づいて、関連特性記憶部72の記憶内容を更新する。
一方、制御装置100においては、関連特性記憶部72の記憶内容がディスプレイユニット15から送信された際、各車両特性が変更可能状態であるか変更不可状態であるかの判定が、再度、状況判定部103によって行われる。そして、変更可能状態であると状況判定部103が判定した車両特性に関しては、制御装置100の現在選択記憶部102の記憶内容が、演算部70が制御装置100へと送信した内容に変更される。この変更内容は、上記の通り、定期送信により、制御装置100からディスプレイユニット15へとフィードバック送信されてくる。演算部70は、フィードバック送信された内容に基づいて関連特性記憶部72の内容を更新する。これによって、ディスプレイユニット15においても、設定操作部120の操作内容に従った変更後の状態が反映される。
これに対し、変更不可状態であると状況判定部103が判定した車両特性に関しては、制御装置100の現在選択記憶部102の記憶内容は変更されない。この場合、定期送信により、制御装置100からディスプレイユニット15へと、変更が反映されていない現在選択記憶部102の記憶内容がそのまま送信されてくる。演算部70は、制御装置100から送信された内容に基づいて関連特性記憶部72の内容を更新する。よって、設定操作部120の操作内容に基づいて関連特性記憶部72の記憶内容が一旦変更されたとしても、制御装置100から送信された内容に基づき、関連特性記憶部72の記憶内容が変更前の状態に戻る。
以下、制御部71による処理内容についてより詳細に説明する。制御部71は、図2(a)に示す基本画面20の下端部にさまざまな態様で、関連特性アイコン24及び特性アイコン25〜27をディスプレイ部60に表示させる。これらのアイコンは、関連特性及び3つの車両特性に関するアイコンであり、左右に並んで表示される。なお、これらのアイコンが前後に並んで表示されてもよい。基本画面20では関連特性及び3つの車両特性についてライダーRが操作可能である。ライダーRは、関連特性アイコン24及び特性アイコン25〜27の表示態様を認識することにより、関連特性や各車両特性の状況を把握した上で、これらの内容を変更する。
まず、制御部71は、各アイコンの表示態様を、関連特性や車両特性の名称を示す「MODE」「PWR」「TCS」「SCS」の文字を含んだ態様とする。そして、制御部71は、関連特性アイコン24において、「MODE」の文字の右方に、現在使用中の関連特性が関連特性A〜Dのいずれであるかを示す文字を表示させる。図2(a)では、関連特性Aを示す「A」の文字が表示されている。また、制御部71は、制御装置100から定期送信される現在選択記憶部102の記憶内容に基づき、特性アイコン25〜27において、各特性の名称を示す文字の右方に、制御装置100において現在選択されている特性状態を表示させる。図2(a)の特性アイコン25〜27においては、レベルが1であることを示す「1」の数字がそれぞれ表示されている。制御部71は、図2(a)の状態では、いずれのアイコンも、文字や数字が白抜きとなり、文字等の背景色が薄いグレーとなる態様としている。また、関連特性アイコン24は、さらに、白い枠状に縁どりされている。各アイコンの外形は、左右に長尺な矩形である。
さらに、制御部71は、各アイコンを互いに異なる3つの表示態様のいずれかの態様で表示させる。1つ目の表示態様は、図2(a)の特性アイコン25〜27や、図4(a)の関連特性アイコン24、26及び27等に示す態様である。この態様では、各アイコンは、上述した白抜きの文字や数字と薄いグレーの背景から構成される。2つ目は、図2(a)の関連特性アイコン24、図4(a)の特性アイコン25、図4(b)の特性アイコン26並びに図4(c)の特性アイコン27に示す態様である。この態様では、上記1つ目の態様に加えて、各アイコンが白い枠状に縁どりされている。3つ目は、図2(b)及び図2(c)の関連特性アイコン24並びに図5(b)及び図5(c)の特性アイコン25に示す態様である。この態様では、上記1つ目及び2つ目の態様のいずれとも異なり、各アイコンにおいて文字や数字が黒で表示され、背景色が白である。
制御部71は、現在選択記憶部73の記憶内容及び状況判定部74の判定結果に基づいて、上記3つの表示態様を使い分ける。まず、関連特性及び3つの車両特性の中から、変更対象として現在選択されているものに関して、変更可能状態であると状況判定部74が判定した場合には、制御部71は、上記の3つ目の態様でアイコンを表示させる。以下、この態様を「変更可能態様」(第1の態様)とする。次に、関連特性及び3つの車両特性のうちの現在選択されているものに関して、変更不可状態であると状況判定部74が判定した場合には、制御部71は、上記の2つ目の態様でアイコンを表示させる。以下、この態様を「変更不可態様」(第2の態様)とする。さらに、関連特性及び3つの車両特性のうち、現在選択されていないものについて、制御部71は、上記の1つ目の態様でアイコンを表示させる。以下、この態様を「非選択態様」(第3の態様)とする。
次に、制御部71が、状況判定部74の判定結果やライダーRが設定操作部120を操作した内容に基づいて各アイコンの表示態様を更新する制御について、図6のフロー図に従って説明する。まず、制御部71は、設定操作部120が操作されたか否かを判定する(S1)。設定操作部120が操作されていないと判定すると(S1、No)、制御部71は、変更対象として現在選択されている関連特性又は車両特性(現在選択記憶部73の記憶内容が示す項目)に関して、変更可能状態と変更不可状態とが切り替わったか否かを状況判定部74の判定結果に基づいて判定する(S2)。変更可能状態と変更不可状態とが切り替わっていないと判定した場合には(S2、No)、制御部71は、S1の処理に戻る。
現在選択されている関連特性又は車両特性に関して変更可能状態と変更可能不可状態とが切り替わったと判定すると(S2、Yes)、制御部71は、変更可能態様及び変更不可態様の間でアイコンの表示態様を変更する(S3)。例えば、現在選択されているのが関連特性であるときに、関連特性が変更不可状態から変更可能状態に切り替わったと判定した場合には、制御部71は、関連特性アイコン24の表示態様を、変更不可態様(例えば、図2(a)に示す態様)から変更可能態様(例えば、図2(b)に示す態様)へと更新する。また、現在選択されているのがPWR特性であるときに、PWR特性が変更不可状態から変更可能状態に切り替わったと判定した場合には、制御部71は、特性アイコン25の表示態様を、変更不可態様(例えば、図5(a)に示す態様)から変更可能態様(例えば、図5(b)に示す態様)へと更新する。逆に、変更可能状態から変更不可状態に切り替わったと判定した場合には、制御部71は、これらのアイコンを変更可能態様から変更不可態様に変更する(S3)。そして、制御部71は、S1の処理に戻る。
一方、S1において、設定操作部120が操作されたと判定した場合には(S1、Yes)、制御部71は、操作されたスイッチがスイッチ41〜43のいずれであるかを判定する(S4)。操作されたスイッチがスイッチ42であると判定した場合(S4、スイッチ42)には、制御部71は、関連特性及び3つの車両特性の中で、変更対象として現在選択されているものを次のものに変更する(S5)。具体的には、制御部71は、関連特性及び3つの車両特性のうち、現在選択されているものとして現在選択記憶部73が記憶している内容を、スイッチ42が1回押されるたびに、関連特性→PWR特性→TCS特性→SCS特性→関連特性→…の順に1段階ずつ更新する。
次に、制御部71は、関連特性及び3つの車両特性のうち、S5における変更後のものが変更可能状態か否かを、状況判定部74の判定結果に基づいて判定する(S6)。S5における変更後のものが変更可能状態であると判定した場合(S6、Yes)には、制御部71は、関連特性及び3つの車両特性のうちのS5における変更後のものに対応するアイコンの表示態様を非選択態様から変更可能態様に変更する(S7)。一方、S5における変更後のものが変更可能状態でない(つまり、変更不可状態である)と判定した場合(S6、No)には、制御部71は、関連特性及び3つの車両特性のうちのS5における変更後のものに対応するアイコンの表示態様を非選択態様から変更不可態様に変更する(S8)。
例えば、関連特性及び3つの車両特性の中のS5における変更後のものがいつも変更不可状態である場合には、図2(a)の状態からスイッチ42が1回押されるたびに、図2(a)→図4(a)→図4(b)→図4(c)→図2(a)→…の順にこれらのアイコンの表示態様が更新される。一方、S5における変更後のもの、例えば、PWR特性が変更可能状態である場合には、図2(a)→図5(b)のようにアイコンの表示態様が更新される。S7又はS8においてアイコンの表示態様を更新すると、制御部71は、S1の処理に戻る。
S4において、操作されたスイッチがスイッチ41又は43であると判定した場合(S4、スイッチ41又は43)には、制御部71は、関連特性及び3つの車両特性のうち、現在選択されているものが変更可能状態か否かを、状況判定部74の判定結果に基づいて判定する(S9)。現在選択されているものが変更可能状態でない(つまり、変更不可状態である)と判定した場合(S9、No)には、制御部71は、S1の処理に戻る。現在選択されているものが変更可能状態であると判定した場合(S9、Yes)には、制御部71は、関連特性及び3つの車両特性のうち、変更対象として現在選択されているものの内容を変更する(S10)。
例えば、現在選択されている、つまり、現在選択記憶部73の記憶内容が示しているのが関連特性であったとする。このとき、制御部71は、関連特性A〜Dの中で、現在使用中の関連特性を次の関連特性に変更する(S10)。制御部71は、スイッチ43が1回押されるたびに、使用中の関連特性をA→B→C→D→A→…の順で1段階ずつ変更する。例えば、図2(b)の状態でライダーRがスイッチ43を1回押すと、関連特性アイコン24が図2(c)の表示態様となる。現在使用中の関連特性がこのように次の関連特性に変更されると、定期送信により、変更後の関連特性に関して関連特性記憶部72が記憶している内容が制御装置100に送信される。例えば、変更前には関連特性Aに関するPWR特性、TCS特性及びSCS特性の各特性状態が制御装置100へと定期送信されていたが、変更後には、関連特性Bに関するPWR特性、TCS特性及びSCS特性の各特性状態が制御装置100へと定期送信されるようになる。制御装置100においては、ディスプレイユニット15から送信された内容に基づき、現在選択記憶部102の記憶内容が更新される。そして、制御装置100からは、更新後の内容がディスプレイユニット15へとフィードバック送信される。これに基づき、制御部71は、関連特性アイコン24及び特性アイコン25〜27の表示態様を更新する(S11)。図2(c)において、特性アイコン25〜27が示す数値は、変更後の関連特性である関連特性Bに関連付けられた特性状態を示す。なお、スイッチ41が押される場合は、スイッチ43が押される場合とは逆の順で使用中の関連特性が変更される。
一方、現在選択されている、つまり、現在選択記憶部73の記憶内容が示しているのが3つの車両特性のいずれかであったとする。このとき、制御部71は、その車両特性において現在使用中の関連特性に関連付けられた特性状態を1段階変更する(S10)。具体的には、制御部71は、スイッチ43が1回押されるたびに、現在使用中の関連特性に関連付けて関連特性記憶部72が記憶している記憶内容が示す特性状態を、1段階次のものに更新する(S10)。
S10において、設定操作部120の操作内容に応じて関連特性記憶部72の記憶内容が一旦変更されると、その変更内容は、定期送信により、制御装置100に送信される。制御装置100においては、上記の通り、状況判定部103によって再度、車両特性が変更可能状態であるか変更不可状態であるかが判定される。そして、その判定において、変更可能状態であると判定された車両特性に関しては、変更後の内容が制御装置100からディスプレイユニット15にフィードバック送信される。これによってようやく、関連特性記憶部72の記憶内容が変更後の内容に定着する。一方、状況判定部103の判定において、変更不可状態であると判定された車両特性に関しては、変更前の内容が制御装置100からディスプレイユニット15に送信される。この場合には結局、関連特性記憶部72の記憶内容は変更前の状態に戻る。
このように、本実施形態では、ディスプレイユニット15において車両特性が変更可能状態であるか変更不可状態であるかが判定された後、制御装置100においても同様の判定が再度なされる。これは、ディスプレイユニット15において関連特性記憶部72の記憶内容が変更されてから、その変更後の内容が制御装置100に受信されるまでのタイムラグが考慮されているためである。つまり、ディスプレイユニット15において変更可能状態であるとS9において判定された車両特性に関し、関連特性記憶部72の記憶内容がS10において変更された後、その変更後の内容が制御装置100によって受信されるまでにある程度の時間が経過する。その間に車両やライダーRの状態が変化することにより、変更後の内容が制御装置100によって受信されたタイミングでは、もはや車両特性が変更不可状態に変化しているかもしれないからである。
そして、制御部71は、制御装置100から定期送信される内容に基づいて、特性アイコン25〜27の表示態様を更新する(S11)。特性状態は、レベル1→レベル2→…→オフ状態の順に更新される。例えば、図5(b)の状態でライダーRがスイッチ43を1回押すと、制御装置100においてPWR特性が変更可能状態であると状況判定部103が判定した場合には、画面が図5(c)の状態になる。つまり、関連特性Aに関連付けられたPWR特性の特性状態がレベル2になり、その変更内容に応じて特性アイコン25の表示態様が更新される。なお、スイッチ41が押される場合は、スイッチ43が押される場合とは逆の順で特性状態が変更される。
S11において特性アイコンの表示態様を更新すると、制御部71は、S1の処理に戻る。
以上説明した本実施形態によると、基本画面20には、車両特性が変更可能状態か変更不可状態かに応じ、変更可能態様と変更不可態様の間で特性アイコンの表示態様が切り替えられる。このため、ライダーは、車両特性を別の特性状態に変更するのが可能になったり不可能になったりしたことをアイコンの表示態様によって一目で認識できる。本実施形態においては、アイコンは、非選択態様、変更可能態様及び変更不可態様の3つの間で表示態様が変化する。非選択態様は、背景色が薄いグレーであって文字等が白抜きである態様(例えば、図2(a)の特性アイコン25の状態)である。変更不可態様は、アイコンが白い枠状に縁どられた態様(例えば、図5(a)の特性アイコン25の状態)である。変更可能態様は、背景色が白で文字等が黒の態様(例えば、図5(b)の特性アイコン25の状態)である。このように、これらの間でアイコンの表示態様が変化する際に、表示面15aが発する光の状態(光の量や色)が変化する。光の状態が変化したか否かだけであれば、視野の範囲に入れておきさえすれば気づくことができる。よって、ライダーRは、前方を見ながらも、視野の範囲内でアイコンの表示態様が変化したことに気づくことができ、変更不可状態から変更可能状態になったことに気づくことができる。
ここで仮に、選択中の関連特性や車両特性が変更不可状態から変更可能状態になってもアイコンの表示態様が変化しなかったとする。この場合には、ライダーRは、変更可能状態になったか否かをアイコンから把握することができない。したがって、ライダーRは、設定操作部120を操作して特性状態等の変更を試みる必要がある。そして、これによって確かに特性状態等が変更されたかどうかは、アイコンの表示内容が変更後の内容になったか否かを確認することで把握しなければならない。ところが、設定操作部120を操作した際に選択中の車両特性等が変更不可状態であった場合には、アイコンの表示内容が変わらない。このため、ライダーRは、選択中の車両特性等が変更可能状態になるまで、設定操作部120を操作してアイコンの表示内容が変化したか否かを確認することを何度も繰り返さなければならない。
これに対して、本実施形態では、ライダーRは、選択中の車両特性等が変更可能状態になったことをアイコンの表示態様の変化によって把握できる。このため、ライダーRは、アイコンの表示態様に基づき、選択中の車両特性等が変更可能状態になったことを確認した上で、設定操作部120を操作して特性状態等を変更することができる。したがって、設定操作部120を操作したりアイコンの表示内容を確かめたりを何度も繰り返さなくても、選択中の関連特性を別の関連特性に変更したり、選択中の車両特性を別の特性状態に変更したりすることができる。
一方、基本画面20には、関連特性アイコン24や、複数の特性アイコン、つまり、特性アイコン25〜27が表示される。このため、仮に、ライダーRが注目している特性以外の特性においても表示が切り替わると、注目したい特性にライダーRが集中しづらい。例えば、図4(a)の状態のときに、現在選択されているのがPWR特性であるにもかかわらず、特性アイコン26についても表示態様が変更されると、PWR特性に対応する特性アイコン25にライダーRが集中しづらい。
特に、自動二輪車1のような鞍乗型車両の場合、ディスプレイユニット15のような表示装置を設置するスペースが限られているため、表示画面を小さくせざるを得ず、表示される内容が見にくくなるおそれがある。また、図1(a)や図1(b)に示すように、ライダーRの姿勢が変わりやすく、図中の破線に示すようにライダーRの視線も変わりやすい。したがって、ディスプレイユニット15に表示される内容にライダーRが注目し続けるのが困難になりやすい。
これに対し、本実施形態の制御部71は、図6のフロー図に示す通り、関連特性及び3つの車両特性のうち、現在選択されていないものについては、それが選択されない限り、アイコンの表示態様を切り替えない。特性アイコンの表示態様が切り替えられるのは、図6のS3、S7及びS8の処理における場合に限られる。つまり、図6のS2において、現在選択されている関連特性又は車両特性に関して変更可能状態と変更不可状態とが切り替わったと判定されたとき(S2、Yes→S3)か、S4においてスイッチ42が押されたと判定されたとき(S4、スイッチ42→…→S7又はS8)のみである。例えば、図2(a)の状態にあるとき、現在選択されているのが関連特性アイコン24に対応する関連特性であるため、制御部71は、現在選択されていない車両特性に係る特性アイコン25〜27のいずれについても表示態様を変更しない。このため、ライダーRは、現在選択されている車両特性のみに注目することができ、その特性が変更可能になったことを認識しやすい。したがって、ライダーRは、特性状態を変更したい関連特性や車両特性を選択しておけば、その関連特性や車両特性が変更可能状態になったら、すぐにそのことを把握できる。このように、本発明によれば、関連特性や複数の車両特性がある場合でも、目的のものを変更することが簡単である。
また、本実施形態では、関連特性が変更可能状態になる条件は、自動二輪車1が走行していないことである。このため、走行中には、関連特性が選択されていても、関連特性アイコン24の表示態様は変更されない。したがって、関連特性を選択しておけば、関連特性以外の車両特性についてもアイコンの表示態様が変わらない。よって、走行中に車両特性を操作する必要がない場合には関連特性を選択しておくと、ライダーRがアイコンの表示態様の変化に気を取られることもなく、運転に集中できる。
また、本実施形態では、アイコンにおける変更可能態様と変更不可態様の切り替えは現在選択されているものに関してのみ、行われる。このため、現在選択されていないものに関して変更可能状態になったか否かを確認する際には、設定操作部120を操作することで現在の選択を変更しなければならない。しかし、本実施形態では、スイッチ42を一回押すだけで、関連特性及び3つの車両特性の中で、現在選択されているものが次のものに変更される。したがって、現在の選択を最小限の操作で次々に変更できるため、別の特性についても変更が可能になったか否かをすぐに確かめやすい。
また、本実施形態では、現在選択されている関連特性又は車両特性が変更可能状態にあるときには、スイッチ41及び43の操作によってレベルなどの特性状態が切り替わる。そして、スイッチ41及び43は、ライダーRがグリップ5cの軸周りの2方向に関して指先を移動させることで操作する。一方、スイッチ42が操作されると、アイコンの表示態様が非選択態様から変更可能態様又は変更不可態様へと切り替わる。このときの切り替わっていく方向は、図4(a)〜図4(c)に示すように、左右方向である。ここで仮に、スイッチ41及び43がグリップ5cの軸方向に沿って並んでいたとすると、スイッチを操作する際の動作方向がグリップ5cの軸方向に沿うことになる。グリップ5cの軸方向は比較的左右方向に沿っているため、スイッチ41及び43がグリップ5cの軸方向に沿っていると、ライダーRは、スイッチ41及び43を操作する際の動作方向とアイコンの表示態様が切り替わっていく視覚上の方向とを混同しやすい。
これに対して本実施形態では、スイッチ41及び43を操作する際の動作方向がグリップ5cの軸周りの方向である。このため、ライダーRにとっては、アイコンの表示態様が切り替わる方向と交差していると感じやすい。したがって、ライダーRは、車両特性の切り替えのための操作と特性状態の変更のための操作を混同しにくい。
[変形例]
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能である。また、後述する変形例は適宜組み合わせて実施することができる。なお、本明細書において「好ましい」という用語は非排他的なものであって、「好ましいがこれに限定されるものではない」ということを意味するものである。
以下、上述の実施形態に係る変形例について説明する。上述の実施形態では、基本画面20の下端部に関連特性及び3つの車両特性(PWR特性、TCS特性及びSCS特性)に係るアイコンが表示され、各アイコンに関して、変更可能態様、変更不可態様及び非選択態様の3つが切り替わる。しかし、関連特性及びこれら3つの車両特性以外の別の組み合わせに関してアイコンが表示され、3つの表示態様が切り替わってもよい。例えば、関連特性、PWR特性、LCS特性及びQS特性の組み合わせに関してアイコンが表示され、各アイコンに関して3つの表示態様が切り替わってもよい。また、組み合わせの中に関連特性が含まれていなくてよく、例えば、2つの車両特性や3つの車両特性、5つ以上の車両特性からなる組み合わせであってもよい。
また、上述の実施形態では、スイッチ41〜43からなる3つのスイッチによって設定操作部120が構成されている。しかし、これ以外の構成のスイッチが設定操作部120に設けられていてもよい。例えば、回転軸がグリップ5cの軸に沿ったホイールスイッチが1つ設けられてもよい。このホイールスイッチは、奥又は手前に向けて回転させることができる。また、このホイールスイッチは径方向に沿って押すことができる。奥に向けた回転操作をスイッチ41の操作に対応させ、手前に向けた回転操作をスイッチ42の操作に対応させ、径方向に押すことをスイッチ42を押すことに対応させれば、このホイールスイッチをスイッチ41〜43の代わりとして用いることができる。このとき、ライダーRは、例えば指先をホイールスイッチに接触させ、グリップ5cの軸周りの方向に指先をスライドさせることで、奥及び手前の2方向にホイールスイッチを回転させることになる。また、スイッチ41及び43が一体になったシーソー型スイッチが設けられてもよい。
また、上述の実施形態では、関連特性アイコン24及び特性アイコン25〜26が、車両特性の名称を簡略化した文字列や、レベルを示す数値等で表現されている。しかし、アイコンの表現はどのようなものであってもよい。例えば、数値や文字ではなく、図形やその他の記号、イラスト等でアイコンが表現されてもよい。
また、上述の実施形態では、非選択態様が白抜きの文字等にグレーの背景色とされ、変更不可態様が非選択態様に白枠の縁取りを付加したものとされ、変更可能態様が黒字に白の背景とされている。しかし、これらの態様がこれ以外の方法で互いに異なるものとされてもよい。例えば、白や黒以外の色が用いられ、色の違いによって3つの態様が互いに異なるものとされてもよい。また、文字や数字に装飾が施されてもよく、装飾の違いや有無によって3つの態様が異なるものとされてもよい。また、記号やイラスト等でアイコンが表現される場合には、記号の内容やイラストの内容の違いによって3つの態様が異なるものとされてもよい。さらに、3つの態様のうちの少なくともいずれかを文字等の状態を変化させることによって表現し、その変化の態様を異ならせることで3つの態様が異なるものとされてもよい。例えば、変更不可態様では文字等が変化しないが、変更可能態様では文字等が点滅するといった表現が用いられてもよい。
上述の実施形態では、ハンドル5は、セパレートハンドルであるが、本発明のハンドルは、バーハンドルであってもよい。セパレートハンドルとは、ハンドルバーがハンドルクラウンを介さずにフロントフォークに連結された形式のハンドルである。バーハンドルとは、ハンドルバーがハンドルクラウンに直接連結された形式のハンドルである。
また、上述の実施形態では、ハンドル5にアクセルグリップ5cが設けられている。しかし、本発明がATVなどに適用される場合には、アクセルグリップではなく、アクセルレバーがこれに代わる。また、上述の実施形態では、ハンドル5にクラッチレバー5fが設けられているが、クラッチがない車両に本発明が適用される場合には、ハンドルにクラッチレバーが設けられていなくてもよい。
1 自動二輪車
15 ディスプレイユニット
20 基本画面
24 関連特性アイコン
25〜27 特性アイコン
41 奥スイッチ
42 中間スイッチ
43 手前スイッチ
72 関連特性記憶部
74 状況判定部
100,200 制御装置
101,201 車両動作制御部
120 設定操作部
140 センサ部

Claims (4)

  1. 動力源を支持する車体フレームと、
    前記車体フレームに搭載されるシートと、
    前記シートの前方に配置される操向ハンドルと、
    前記操向ハンドルの車両左右方向の右端部に設けられた右グリップ部および左端部に設けられた左グリップ部と、
    前記シートより車両前後方向の前方に配置され、車両の左右方向において前記右グリップ部と前記左グリップ部の間に配置され、画面を備えたディスプレイユニットと、
    前記操向ハンドルに支持され、前記右グリップ部および前記左グリップ部の少なくとも一方のグリップを把持した手で操作可能に設けられ、前記ディスプレイユニットと電気的に接続される操作部と、
    互いに異なる第1車両特性および第2車両特性が、前記操作部の操作内容に応じて択一的に選択可能であり、前記第1車両特性および前記第2車両特性のそれぞれにおいて、別の特性状態に変更可能な状態と変更不可能な状態とが車両およびライダーの少なくともいずれかに関する状況に応じて切り替わる第1車両特性変更制御装置および第2車両特性変更制御装置と、
    前記車両およびライダーの少なくともいずれかに関する状況を取得する状況取得装置と、
    前記状況取得装置が取得した前記状況に基づいて、前記第1車両特性および前記第2の車両特性が別の特性状態に変更可能であるか否かをそれぞれ判定する判定制御装置と、
    を備え、
    前記ディスプレイユニットは、
    前記判定制御装置の判定結果に基づいて、前記第1車両特性を示す第1車両特性アイコンおよび前記第2車両特性を示す第2車両特性アイコンを、現在選択されており、かつ、別の特性状態に変更可能である車両特性のアイコンについては第1態様とし、現在選択されており、かつ、別の特性状態に変更不可能である車両特性のアイコンについては前記第1態様と異なる第2態様とし、現在選択されていない車両特性に関するアイコンについては前記第1態様および前記第2態様のいずれとも異なる第3態様として、前記第1態様、前記第2態様及び第3態様が走行中に互いに切り替わるように前記画面に表示することを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記鞍乗型車両は、前記第1車両特性の複数の特性状態の中の一つの第1車両特性状態と、前記第2車両特性の複数の特性状態の中の一つの第2車両特性状態とを関連付けた複数の関連特性を記憶する関連特性記憶装置を備え、
    前記関連特性記憶装置は、前記操作部が操作された際の操作内容に応じて択一的に選択され得る少なくとも第1関連特性と第2関連特性を記憶し、
    前記判定制御装置は、前記状況取得装置が取得した前記状況に基づいて、前記第関連特性を別の関連特性に変更可能であるか否かをそれぞれ判定し、
    前記関連特性、前記第1車両特性および前記第2車両特性が、前記操作部の操作内容に応じて択一的に選択可能であり、
    前記ディスプレイユニットは、
    前記判定制御装置の判定結果に基づいて、前記関連特性を示す関連特性アイコンを、現在選択されており、かつ、別の関連特性に変更可能である場合には前記第1態様とし、現在選択されており、かつ、別の関連特性に変更不可能である場合には前記第2態様とし、現在選択されていない場合には前記第3態様として、前記画面に表示することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記操作部が、互いに異なる第1スイッチおよび第2スイッチを有し、
    前記第1スイッチが1回操作されるごとに、現在選択されている車両特性が別の車両特性に1回変更され、
    現在選択されている車両特性が別の特性状態に変更可能である場合に、前記第2スイッチが1回操作されるごとに、その車両特性において特性状態が1段階変更されることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記ディスプレイは、前記第1車両特性アイコンおよび前記第2車両特性アイコンを車両左右方向に沿って並べて前記画面に表示し、
    前記第2スイッチは、前記右グリップ部および前記左グリップ部の前記一方の軸周り方向に沿った2方向に関するライダーの動作によって操作可能であり、
    現在選択されている車両特性が別の特性状態に変更可能である場合に、前記第2スイッチが前記2方向のうちの一方に1回操作されたときには、その車両特性において特性状態が1段階変更され、他方に1回操作されたときには、その車両特性において特性状態が逆方向に1段階変更されることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両。
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