JP2015085687A - 加飾材 - Google Patents
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Abstract
Description
その表面にメラミン含有層を備えてなる化粧材と、
前記化粧材が備えるメラミン含有層の表面に形成されるプライマー層と、
前記プライマー層の表面の一部または全部に形成されるインク層と
が少なくとも積層されてなる加飾材であって、
前記プライマー層が、前記メラミン含有層に含まれるメラミン樹脂中のアミノ基と化学的に結合可能な官能基を有する硬化剤と、当該硬化剤と架橋反応が可能な官能基を複数有する主剤との反応生成物から形成されてなり、
前記インク層が、前記反応生成物に対して作用可能な重合性不飽和基を有する化合物を少なくとも含むインクから形成されてなることを特徴とする。
前記メラミン含有層と前記プライマー層とが、前記メラミン含有層に含まれるメラミン樹脂中のアミノ基と、前記硬化剤が有する、前記メラミン含有層に含まれるメラミン樹脂中のアミノ基と化学的に結合可能な官能基との化学反応によりこれら2層の界面で生じた化学結合によって、付着してなり、さらに
前記プライマー層と前記インク層とが、これら2層の界面で生じた前記反応生成物と、前記反応生成物に対して作用可能な重合性不飽和基を有する化合物またはその重合体との構造的絡み合いにより、付着してなることを特徴とする。
本発明による加飾材10は、概略的には、化粧材11と、プライマー層14と、インク層15とが少なくとも積層されてなり、場合によりさらにクリア層16がこれらの順に積層されてなる。化粧材は、基材12と、当該基材上にメラミン含有層13が積層されてなる。図1に本発明による加飾材の概略構成図を示す。
本発明による加飾材を構成する化粧材は、基材と当該基材の表面にメラミン含有層を備える。本発明にあっては、このような化粧材として公知のものを用いることができ、例えば高圧メラミン化粧材、低圧メラミン化粧材を用いることができる。これらメラミン化粧材は一般に、紙にメラミン樹脂を含浸させたいわゆるメラミン樹脂含浸紙を化粧材原紙として用い、これと各種基材とを加熱圧縮して製造され、熱圧成形時の圧力により、高圧メラミン化粧材(例えば70〜120kgf/cm2)と低圧メラミン化粧材(例えば10〜40kgf/cm2)に分けられる。高圧メラミン化粧材の具体例としては、上層と下層にそれぞれメラミン樹脂含浸紙1枚ずつと中層にフェノール樹脂を含浸したコア紙を5枚積層し、最外層にメラミンを含浸したオーバーレイ紙を1枚ずつ積層したものが挙げられる。高圧メラミン化粧材を本発明による加飾材を構成する化粧材として用いる場合、適当な基材にこの高圧メラミン化粧材を接着させて用いる。
本発明の好ましい態様によれば、本発明による加飾材を構成する化粧材は低圧メラミン化粧材であることが好ましい。本発明にあっては、このような低圧メラミン化粧材として公知のものを用いることができる。低圧メラミン化粧材としては、例えば、後述する基材の表面に、メラミン樹脂含浸紙を、例えば10〜40kgf/cm2の圧力にて熱圧一体成形したものを用いることができる。低圧メラミン化粧材は表面が白色であるため、多彩な加飾が可能となる。また、地色の白色を加飾材の色としてそのまま利用することができる。さらに、低圧メラミン化粧材は現にシステムキッチンのキャビネット等に多用されており、価格も比較的低廉である。
低圧メラミン化粧材に用いられる基材(芯材)は、木材を主とするものである。具体的には、杉、檜、欅、松、ラワン、チーク、メラピー等各種素材の突板、木材単板、木材合板、パーティクルボード、中密度繊維板(MDF)、配向性ストランドボード(OSD)などの木質材が挙げられる。本発明の好ましい態様によれば、キッチンや洗面化粧台で実績があり、十分な機械強度を有し、比較的安価で、入手が容易であるという観点から、基材がパーティクルボードもしくはMDFであることが好ましい。
本発明による加飾材に含まれるプライマー層は、化粧材が備えるメラミン含有層に含まれるメラミン樹脂中のアミノ基と化学的に結合可能な官能基を有する硬化剤と、当該硬化剤と架橋反応が可能な官能基を複数有する主剤との反応生成物から形成される。
本発明による加飾材のプライマー層を形成するプライマー組成物が含む硬化剤は、化粧材が備えるメラミン含有層に含まれるメラミン樹脂中のアミノ基と化学的に結合可能な官能基を有する化合物である。本発明の好ましい態様によれば、この硬化剤が有する、メラミン樹脂中のアミノ基と化学的に結合可能な官能基が、イソシアネート基またはカルボジイミド基から選択される少なくとも一種の官能基であることが好ましい。これらの官能基が、メラミン化粧材のメラミン含有層に含まれるメラミン樹脂中のアミノ基と化学反応することにより、メラミン含有層とプライマー層とは、これら2層の界面で生じたウレア結合およびアミド結合より選択される少なくとも一種の化学結合によって、付着することが可能となる。ここで、メラミン含有層とプライマー層の界面とは、これら2層の境界を含み、上記化学結合が生じる領域である限りにおいて、メラミン含有層の表面側の一部の領域やプライマー層の底面側の一部の領域を含む所定の厚みを有する領域を意味する。
本発明による加飾材の製造に用いられるプライマー組成物が含む主剤は、前記硬化剤と架橋反応が可能な官能基を複数有する化合物である。本発明の好ましい態様によれば、この主剤は、OH基および/またはNH基(好ましくは、アミン由来のNH基)を有する高分子化合物であることが好ましい。OH基および/またはNH基を複数有する高分子化合物は、前記イソシアネート基またはカルボジイミド基を有する硬化剤と重合し、ウレタン結合、アミド結合、またはウレア結合を形成する。これらの化学結合を骨格とする反応生成物(架橋体)は柔軟性のあるプライマー層を形成することが可能となる。すなわち、この場合プライマー組成物はいわゆる二液型ウレタン樹脂の被膜形成成分を含む。
本発明の好ましい態様によれば、前記OH基および/またはNH基を複数有する高分子化合物としては、場合により複数のNH基を有していてもよいポリマーポリオールを好ましく用いることができる。これにより、優れた安定性を有するプライマー層を得ることができる。さらに、プライマー層と、その表面の一部または全部に形成されるインク層との付着性を実現することが可能となる。ポリマーポリオールの具体例として、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、アクリルポリオール、ポリウレタンポリオール、およびポリカーボネートポリオール等を好ましく挙げることができる。本発明のより好ましい態様によれば、水まわり機器には被膜の耐水性が求められるので、アクリルポリオールをより好ましく用いることができる。
本発明による加飾材のプライマー層を形成するプライマー組成物は、これをメラミン含有層の表面に適用した後架橋反応が進むが、この架橋反応の進行に伴って、プライマー層に対する後述するインクの濡れ性および密着性は変動する。本発明の好ましい態様によれば、プライマー組成物は、プライマー層に対するインクの濡れ性および密着性の経時変化が小さいものであることが好ましい。このような性質を有するプライマー組成物として、プライマー組成物が含む好ましい主剤であるポリマーポリオールの水酸基価が小さいもの、重量平均分子量が比較的大きいものを好ましく用いることができる。
本発明の好ましい態様によれば、前記ポリマーポリオールの水酸基価が5mgKOH/g以上200mgKOH/g以下であることが好ましい。水酸基価が比較的小さいこの範囲内のポリマーポリオールを用いることにより、主剤と硬化剤との架橋反応が遅くなるか、または緩やかに進むように制御することが可能となるため、プライマー層への後述するインクの浸透・拡散を適切に制御することが可能となる。また、プライマー層の養生後において、インクの線幅の変化が小さくなるように制御することが可能となる。さらに、インクをプライマー層へ適用したとき、インクのプライマー層に対する濡れ広がりの程度がその硬化状態によって大きく変化しないものとすることが可能となる。以上の結果、高い発色性、高い意匠性を有し、安定した加飾性を実現可能なインク層を得ることが可能となる。前記ポリマーポリオールのより好ましい水酸基価は5mgKOH/g以上160mgKOH/g以下、さらに好ましくは5mgKOH/g以上100mgKOH/g以下、最も好ましくは5mgKOH/g以上60mgKOH/g以下である。ここで、「水酸基価」とは、ポリマーポリオール1g中に含まれるOH基をアセチル化するために要するKOHのmg数を意味する。
本発明の好ましい態様によれば、前記ポリマーポリオールの重量平均分子量が2万以上6万以下であることが好ましい。重量平均分子量が比較的大きいこの範囲のポリマーポリオールを用いることにより、後述するインクをプライマー層の表面へ適用したとき、インクのプライマー層に対する濡れ広がりを適切に制御することが可能となる。その結果、高い発色性、高い意匠性を有し、安定した加飾性を実現可能なインク層を得ることが可能となる。また、インクの濡れ性が良好であると、プライマー層に対するインク適用量が少ない場合でも発色性の高いインク層を得ることが可能となり有利である。前記ポリマーポリオールのより好ましい重量平均分子量は3万以上6万以下であることが好ましい。
本発明による加飾材に含まれるインク層は、プライマー層の表面の一部または全部に形成される。そして、このインク層は、プライマー組成物が含む硬化剤と主剤との反応生成物に対して作用可能な重合性不飽和基を有する化合物を少なくとも含むインクにより形成される。また、前記プライマー組成物が含む硬化剤と主剤との反応生成物に対して作用可能な重合性不飽和基を有する化合物が、重合性不飽和基を有するアクリル系化合物であることが好ましい。
本発明による加飾材を構成するインク層は着色インクにより形成することができる。これにより、様々な絵柄、文字、図形、記号その他の模様に多岐にわたるバリエーションで色彩を付した加飾材を得ることができる。本発明にあっては、着色インクはプライマー層の表面の一部または全部に適用することができる。この着色インクは、既に述べたとおり、色材と、プライマー組成物が含む硬化剤と主剤との反応生成物に対して作用可能な重合性不飽和基を有する化合物、好ましくは重合性不飽和基を有するアクリル系化合物とを少なくとも含む。
着色インクに含まれる色材としては、公知の顔料、染料、これらの組合せを用いることができる。本発明の好ましい態様によれば、色材として顔料を用いることが好ましい。これにより、化学的安定性(例えば耐光性)の高い着色インク層を形成することが可能となる。
顔料は、無機顔料および有機顔料のいずれも使用することができる。無機顔料としては、カーボンブラック類、酸化鉄、酸化チタン等を使用することができる。また、有機顔料としては、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、アゾレーキ、キレートアゾ顔料等のアゾ顔料、フタロシアニン顔料、ペリレンおよびペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロン顔料等の多環式顔料、染料キレート(例えば、塩基性染料型キレート、酸性染料型キレート等)、染色レーキ(塩基性染料型レーキ、酸性染料型レーキ)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック、昼光蛍光顔料が挙げられる。
着色インクに含まれる、プライマー組成物が含む硬化剤と主剤との反応生成物に対して作用可能な重合性不飽和基を有する化合物は、活性エネルギー線により硬化可能な化合物を用いることができる。活性エネルギー線により硬化可能な化合物としては、重合性不飽和基を有するアクリル系化合物を用いることが好ましい。重合性不飽和基を有するアクリル系化合物の好ましい例としては、アクリル系重合性モノマー、アクリル系重合性オリゴマー、アクリル系プレポリマーおよび低分子アクリル系ポリマーから選択される少なくとも一種を挙げることができる。これらの中でも、アクリル系重合性モノマー、アクリル系重合性オリゴマーおよびアクリル系重合性プレポリマーがより好ましく、アクリル系重合性モノマーが最も好ましい。これにより、プライマー層との良好な密着性、後述するクリア層との良好な密着性、インク層の高発色性等を実現することが可能となる。アクリル系重合性モノマーとしては、例えば1,6−ヘキサンジオールジアクリレートを主として含むアクリル系重合性モノマーを好適に用いることができる。
本発明において、「活性エネルギー線」とは、電子線、紫外線、赤外線などの被照射体の電子軌道に影響を与え、ラジカル重合反応の引き金となり得るエネルギー線を示すが、重合反応を誘発させるエネルギー線であれば、これらに限定されない。活性エネルギー線の好ましい具体例としては、波長800nm以上の赤外線、波長400〜800nmの可視光、波長400nm以下の紫外線、および電子線を挙げることができる。これらの中でも、それをつくりだす装置の価格が比較的低廉であるとの観点から、紫外線、可視光線、赤外線がより好ましい。
本発明の好ましい態様によれば、着色インクは重合開始剤を含むことが好ましい。重合開始剤は、前記活性エネルギー線の外部エネルギーを吸収して重合開始種を生成する化合物である。重合開始剤は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。本発明にあっては、重合開始剤としてラジカル重合開始剤を好ましく用いることができ、光ラジカル重合開始剤をより好ましく用いることができる。光ラジカル重合開始剤としては、さらに好ましくは、紫外線感応型の重合開始剤を用いることができる。具体的には、α−アミノアセトフェノン化合物、α−ヒドロキシケトン化合物、アシルホスフィンオキサイド化合物、芳香族オニウム塩化合物、有機過酸化物、チオ化合物、ヘキサアリールビイミダゾール化合物、ケトオキシムエステル化合物、ボレート化合物、アジニウム化合物、メタロセン化合物、活性エステル化合物、および炭素ハロゲン結合を有する化合物等を好ましく用いることができる。また、重合開始剤の具体例としては、特開2008−208190号公報、特開2010−013574号公報に記載のラジカル重合開始剤を挙げることができる。
本発明による加飾材を構成するインク層は透明インクにより形成することができる。本発明にあっては、透明インクはプライマー層の表面の一部または全部に適用することができる。この透明インクは、既に述べたとおり、色材を含まずプライマー組成物が含む硬化剤と主剤との反応生成物に対して作用可能な重合性不飽和基を有する化合物、好ましくは重合性不飽和基を有するアクリル系化合物を少なくとも含む。本発明の好ましい態様によれば、透明インクは、色材を含まない点以外は着色インクと同じ組成を有することが好ましい。これより、色材以外の成分を個別に調製する手間を省くことができ、製造工数および費用の低減を図ることが可能となる。なお、着色インクについて既に説明した色材以外の成分に関する事項は透明インクについてもあてはまる。
本発明による加飾材を構成するインク層は、プライマー層の表面の一部または全部に着色インクを適用して形成される着色インク層および/または透明インクを適用して形成される透明インク層により形成することができる。インク層は例えば以下の態様をとり得る。
上記のとおり、透明インクを適用して形成される透明インク層は、プライマー層とクリア層との密着性を確保できるのに十分な領域で形成されていればよいため、本発明の好ましい態様によれば、プライマー層表面に適用される透明インクの単位面積当たりの適量用が、着色インクの単位面積当たりの適用量よりも少ないことが好ましい。
本発明の好ましい態様によれば、本発明による加飾材は、インク層の表面にクリア層がさらに積層されてなり、当該クリア層が、インクが含む重合性不飽和基を有する化合物と同一の重合反応機構を有する重合性不飽和基を有する化合物を含むクリア塗料から形成されてなるものであることが好ましい。本発明の好ましい態様によれば、クリア塗料が含む前記重合性不飽和基を有する化合物が重合性不飽和基を有するアクリル系化合物であることが好ましい。
本発明による加飾材を構成するクリア層を形成するクリア塗料は、インクが含む重合性不飽和基を有する化合物と同一の重合反応機構を有する重合性不飽和基を有する化合物、好ましくは重合性不飽和基を有するアクリル系化合物を含む。本発明の好ましい態様によれば、クリア層を形成するクリア塗料は、既に説明したインクが含む重合性不飽和基を有する化合物、好ましくは重合性不飽和基を有するアクリル系化合物と同種または同一の重合性不飽和基を有する化合物、好ましくは重合性不飽和基を有するアクリル系化合物を含むことが好ましい。
プライマー層の厚み<インク層の厚み<クリア層の厚み
これにより、メラミン化粧材の体積変化により生じる応力のプライマー層による分散・吸収を確実に行わせることができる。また、軟質のプライマー層の平面精度を高くできるため、塗装品質を高く保ちつつ、応力の影響を抑えることができる。
本発明の好ましい態様によれば、本発明による加飾材にあっては、加飾材の側面のうち、少なくともメラミン化粧材の基材部分の側面、すなわち加飾材の側面であって、メラミン含有層、プライマー層、インク層および場合によりクリア層が形成されている部分を除く側面に、縁材がさらに設けられてなることが好ましい。
本発明の好ましい態様によれば、本発明による加飾材は、強固な密着性、優れた耐久性、意匠性を有するため、キッチン、洗面所、バスルームおよびトイレ等の水まわり機器に好ましく用いることができる。水まわり機器用の加飾材の具体例としては、例えば、水まわり機器がシステムキッチンである場合、これを構成するフロアキャビネット、ウォールキャビネットおよび周辺ユニット等を構成する扉板や、各収納の底板、側板および天板等を好ましく挙げることができる。
本発明の別の態様によれば、本発明は、強固な密着性、優れた耐久性、優れた意匠性を実現可能な加飾材の製造方法の提供をその目的としている。そして、本発明による加飾材の製造方法は、
その表面にメラミン含有層を備えてなる化粧材を用意する工程と、
前記化粧材が備えるメラミン含有層の表面に、当該メラミン含有層に含まれるメラミン樹脂中のアミノ基と化学的に結合可能な官能基を有する硬化剤と、当該硬化剤と架橋反応が可能な官能基を複数有する主剤とを含んでなるプライマー組成物を適用する工程と、
前記プライマー組成物を硬化させて、硬化が不完全な状態であるプライマー層を形成する工程と、
前記硬化が不完全な状態であるプライマー層の表面の一部または全部に、前記プライマー組成物が含む硬化剤と主剤との反応生成物に対して作用可能な重合性不飽和基を有する化合物を少なくとも含むインクを適用し、その後当該インクを硬化させて、インク層を形成する工程と
を少なくとも含んでなることを特徴とする。
本発明による加飾材の製造方法にあっては、先ず化粧材を用意する。本発明による製造方法において用いられる化粧材については既に説明したとおりである。
本発明による加飾材の製造方法にあっては、次いで、化粧材が備えるメラミン含有層の表面に、当該メラミン含有層に含まれるメラミン樹脂中のアミノ基と化学的に結合可能な官能基、好ましくはイソシアネート基およびカルボジイミド基より選択される少なくとも一種の官能基を有する硬化剤と、当該硬化剤と架橋反応が可能な官能基を複数有する主剤とを含んでなるプライマー組成物を適用する。プライマー組成物が含む硬化剤、主剤の詳細については既に説明したとおりである。
本発明による加飾材の製造方法にあっては、次いで、プライマー組成物を硬化させ、硬化が不完全な状態であるプライマー層を形成する。
本発明による加飾材の製造方法にあっては、次いで、その硬化が不完全な状態であるプライマー層の表面の一部または全部に、インクを適用する。インク、着色インク、透明インクの詳細については既に説明したとおりである。
本発明の好ましい態様によれば、本発明による加飾材の製造方法にあっては、その硬化が不完全な状態であるプライマー層の表面の一部または全部にインクを適用する方式が、インクジェット方式であることが好ましい。インクジェット印刷を行うことにより、プライマー層にカラーバリエーションおよびデザインバリエーションに富んだ高品質な加飾を簡便に施すことが可能となる。また、個々の多様なデザイン要求に、短時間で、低コストで、柔軟に対応することが可能であり、実用的に価値の高い加飾材の製造法を提供することが可能となる。
インクをインクジェット印刷するのに用いられるインクジェット印刷装置は、シリアル型またはライン型のいずれであってもよい。例えば、デザイン性を重視する場合、シリアル型のインクジェット印刷装置を用いるのが好ましい。
本発明による加飾材の製造方法にあっては、プライマー組成物の硬化が不完全な状態である間に、当該プライマー組成物が塗布された領域上の一部または全部に、好ましくはインクジェット印刷によって以下の態様で、着色インクおよび/または透明インクが適用され得る。
上記のとおり、透明インクを適用して形成される透明インク層は、プライマー層とクリア層との密着性を確保できるのに十分な領域で形成されていればよいため、本発明の好ましい態様によれば、プライマー層表面に適用される透明インクの単位面積当たりの適量用が、着色インクの単位面積当たりの適用量よりも少ないことが好ましい。
(式中、「実印字ドット数」は、単位面積当たりの実印字ドット数であり、「縦解像度」および「横解像度」は、それぞれ単位面積当たりの解像度である。)
本発明による加飾材の製造方法にあっては、次いで、硬化が不完全な状態であるプライマー層の表面に適用されたインクを硬化させて、インク層を形成する。インクの硬化は、硬化後に形成されるインク層の強度が良好なものであり、かつインク層がプライマー層に強固に密着するように制御されることが好ましい。また、後述するように、クリア層を形成する場合はインク層が不完全硬化の状態でクリア塗料を適用するのが好ましい。
クリア塗料の適用
本発明の好ましい態様によれば、本発明による加飾材の製造方法にあっては、次いで、インク層の表面に、インクが含む重合性不飽和基を有する化合物と同一の重合反応機構を有する重合性不飽和基を有する化合物、好ましくは重合性不飽和基を有するアクリル系化合物を含むクリア塗料を適用することが好ましい。これにより、既に説明したとおり、インク層とクリア層とが、当該インク層を形成する着色インクおよび/または透明インクが含む重合性不飽和基を有するアクリル系化合物の重合体と、当該クリア層を形成するクリア塗料が含む重合性不飽和基を有するアクリル系化合物の重合体とが同一の重合反応機構で生成されるものであることによりこれら2層の界面で生じた化学結合によって、付着することが可能となる。
クリア塗料に溶剤が含まれている場合は、塗布後、加熱を含む乾燥を行うことが好ましい。乾燥の具体例としては、常温乾燥または強制的な乾燥を挙げることができる。強制的な乾燥の具体例としては、一般的な乾燥方法、例えば、IR(赤外線)乾燥、熱風乾燥を挙げることができる。また、強制乾燥を行う場合、40〜70℃の範囲の基材温度で乾燥を行うことが好ましい。これにより、例えば、溶剤の残存による硬化不良を防ぐことが可能となる。また、メラミン化粧材の基材である木材に反りが発生するのを防ぐことが可能となる。さらに、過剰な乾燥を防ぐことにより、クリア塗料の過剰な硬化を防ぐことが可能となる。より好ましい基材温度は50〜65℃である。
本発明の好ましい態様によれば、本発明による加飾材の製造方法にあっては、次いで、塗布したクリア塗料に活性エネルギー線を照射して、当該クリア塗料を硬化させて、クリア層を形成する。
本発明の好ましい態様によれば、本発明による加飾材の製造方法にあっては、プライマー層の硬化が不完全な状態で当該プライマー層上にインクが適用されるため、その後プライマー層を完全硬化させることが好ましい。完全硬化の処理は、既に説明したプライマー層を硬化させる方法と同様の方法で行うことができる。また、プライマー層の完全硬化はインクの硬化と同一の工程で行うこともできる。ここで、「同一の工程で行う」には、プライマー層の完全硬化を、インクの硬化工程に含ませ、これに替えることも包含するものとする(以下同様)。また、インク層を形成した後この上にさらにクリア層を設ける場合は、クリア塗料を適用した後に完全硬化させることが好ましい。特に、クリア塗料が溶剤を含む場合や、熱硬化型塗料である場合は、溶剤を乾燥させる処理またはクリア層を硬化させる処理と、プライマー層を後硬化する処理とを同一の工程で行うことができる。また、プライマー層の完全硬化は、これら双方の処理にまたがって行うこともできる。
本発明の好ましい態様によれば、本発明による加飾材の製造方法にあっては、加飾材の側面のうち、少なくともメラミン化粧材の基材部分の側面、すなわち加飾材の側面であって、メラミン含有層、プライマー層、インク層および場合によりクリア層が形成されている部分を除く側面に、さらに縁材を設ける工程を含むことが好ましい。
本発明の好ましい態様によれば、本発明による加飾材の製造方法にあっては、加飾材の側面に縁材を設ける前に、さらに加飾材の側面を研削処理することが好ましい。上述のとおり、加飾材の側面のうち低圧メラミン化粧材の基材の側面部分は基材がむき出しになっており、側面の形状は凹凸になっている。従って、加飾材の側面に縁材を設ける前処理として研削処理を行うことにより、側面を平面にすることが可能となる。その結果、加飾材の側面に縁材を容易にかつ密封状態で設けることが可能となる。
低圧メラミン化粧材
低圧メラミン化粧材として、カインドル社製の低圧メラミンパーティクルボードt15ミリ(18U)(JIS A5908)を用いた。
プライマー組成物として以下のものを調製した。
プライマーD5
・主剤:アクリルポリオール(重量平均分子量55000、水酸基価52mgKOH/g)48質量%(加熱残分)、酢酸ノルマルブチル52質量%
・硬化剤:イソシアヌレート型HDI(NCO含量12.4質量%)60質量%、酢酸ノルマルブチル40質量%
・希釈剤:メチルイソブチルケトン(MIBK)、酢酸ブチル
上記主剤、硬化剤および希釈剤を、これらの混合比(質量比)が主剤:硬化剤:希釈剤=6:1:6となるように混合した。すなわち、硬化剤を主剤の樹脂の水酸基価に対してモル比で1.1の割合になるように添加した。
・主剤:アクリルポリオール(重量平均分子量20000、水酸基価156mgKOH/g)48質量%(加熱残分)、酢酸ノルマルブチル52質量%
・硬化剤:イソシアヌレート型HDI(NCO含量12.4質量%)60質量%、酢酸ノルマルブチル40質量%
・希釈剤:メチルイソブチルケトン(MIBK)および酢酸ブチルの混合溶媒
上記主剤、硬化剤および希釈剤を、これらの混合比(質量比)が主剤:硬化剤:希釈剤=2:1:2となるように混合した。すなわち、硬化剤を主剤の樹脂の水酸基価に対してモル比で1.1の割合になるように添加した。
・主剤:アクリルポリオール(重量平均分子量38000、水酸基価36mgKOH/g)32質量%(加熱残分)、セロソルブアセテート22質量%、酢酸ブチル45質量%、シリカ1質量%
・硬化剤:イソシアヌレート型HDI(NCO含量12.4 質量%)、60質量%、酢酸ノルマルブチル40質量%、
・希釈剤:メチルイソブチルケトン(MIBK)および酢酸ブチルの混合溶媒
上記主剤、硬化剤および希釈剤を、これらの混合比(質量比)が主剤:硬化剤:希釈剤=8:1:3となるように混合した。すなわち、硬化剤は主剤の樹脂の水酸基価に対してモル比で1.2の割合になるように添加した。
・主剤:アクリルポリオール(重量平均分子量42000、水酸基価92mgKOH/g)48質量%(加熱残分)、エチルベンゼン21質量%、キシレン21質量%、酢酸ノルマルブチル10質量%
・硬化剤:アダクト型HDI(NCO含量8.6質量%)51質量%、酢酸エチル49質量%
・希釈剤:酢酸エチル5質量%、酢酸イソブチル20質量%、酢酸ブチル25質量%、メトキシプロピルアセテート50質量%
上記主剤、硬化剤および希釈剤を、これらの混合比(質量比)が主剤:硬化剤:希釈剤=4:1:3となるように混合した。すなわち、硬化剤を主剤の樹脂の水酸基価に対してモル比で0.65の割合になるように添加した。
・主剤:ポリエステルポリオール(重量平均分子量30000、水酸基価10mgKOH/g)48質量%(加熱残分)、酢酸ノルマルブチル52質量%
・硬化剤:アダクト型XDI(NCO含量6質量%)51質量%、酢酸エチル49質量%
・希釈剤:酢酸エチル5質量%、酢酸イソブチル20質量%、酢酸ノルマルブチル25質量%、メトキシプロピルアセテート50質量%
上記主剤、硬化剤および希釈剤を、これらの混合比(質量比)が主剤:硬化剤:希釈剤=7:1:3となるように混合した。すなわち、硬化剤は主剤の樹脂の水酸基価に対してモル比で2.30の割合になるように添加した。
・主剤:水性アクリル樹脂分散体(日清紡ケミカル社製「カルボジライト」PX-05A)90.75質量%
・硬化剤:ポリカルボジイミド(日清紡ケミカル社製「カルボジライト」V-02-L2)9.25質量%
・主剤:塩素化PP(重量平均分子量10万、塩素化率20〜22%)10質量%
・希釈剤:メチルシクロヘキサンおよび酢酸ブチル混合溶媒90質量%
上記各プライマー組成物の成分であるポリオールの重量平均分子量は、測定装置として東ソー株式会社製 HLC−8120GPC(示差屈折計(東ソー株式会社製 RI−8020)、およびソフトウエア(東ソー株式会社製 マルチステーション−8020)を搭載)を用いて以下のとおり測定した。具体的には、各ポリオール80mgを秤量し、THF20mlで溶解したものを試料とし、この試料100μLを下記カラムHまたはLに注入し、展開溶媒(流量:1ml/分)としてテトラヒドロフラン(THF)を用いて、カラム温度40℃で、高速ゲルパーミエーションクロマトグラフィーを行った。なお、標準物質として用いた標準ポリスチレンは、分子量の異なる5種または6種の標準ポリスチレンを、各々10mg秤量し、THF100mlで溶解(20℃)し、24時間静置して調製した。
・カラムH:下記カラム6にカラム5を4本接続したもの。重量平均分子量が10万〜100万のポリオールを移動させることを目的として使用した。
・カラムL:下記カラム6、カラム4、カラム3、カラム2、カラム1を順に接続したもの。重量平均分子量が10万以下のポリオールを移動させることを目的として使用した。
東ソー株式会社製 TSKgel G2000HXL(カラム1)
東ソー株式会社製 TSKgel G3000HXL(カラム2)
東ソー株式会社製 TSKgel G4000HXL(カラム3)
東ソー株式会社製 TSKgel G5000HXL(カラム4)
東ソー株式会社製 TSKgel GMHXL(カラム5)
東ソー株式会社製 ガードカラムHXL−H(カラム6)
以下の基本成分および色材を含む着色インク(シアンインク(Cインク)、マゼンタインク(Mインク)、イエローインク(Yインク)、およびブラックインク(Kインク))を用意した。Cインク、Mインク、YインクおよびKインクに用いた色材は、それぞれC.I.ピグメントブルー15:3(3質量%)、C.I.ピグメントレッド122(3質量%)、C.I.ピグメントイエロー74(3質量%)、カーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)(3質量%)であった。
基本成分
1,6−ヘキサンジオールジアクリレートを主として含むアクリル系重合性モノマー 70〜80質量%
紫外線感応型の光重合開始剤 10質量%
分散剤 10質量%
添加剤(界面活性剤) 残量
以下の成分を含む透明インクを用意した。
1,6−ヘキサンジオールジアクリレートを主として含むアクリル系重合性モノマー 70〜80質量%
紫外線感応型の光重合開始剤 10質量%
分散剤 10質量%
添加剤(界面活性剤) 残量
重合性不飽和基を有するアクリル系化合物および紫外線感応型の光重合開始剤を固形分で約50質量%含有し、酢酸ブチル約40質量%、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートおよび酢酸エチルを残量含有する、紫外線硬化型クリア塗料を用意した。
後述する実施例の加飾材は、以下の手順および条件で作成した。
低圧メラミン化粧材の前処理
前記低圧メラミンパーティクルボードの表面を、シクロヘキサンを湿らせた布でふき取って脱脂し、乾燥させた。
上記の各プライマー組成物を、バーコーター♯4を用いて、前処理した低圧メラミンパーティクルボードの表面に塗布し、熱風乾燥炉(60℃)で30分乾燥させ、乾燥後の膜厚が3〜5μmのプライマー層を形成した。
得られたプライマー層の表面に、インクジェットプリンターを用いて、上記着色インク、透明インクをインクジェット印刷し、直ちに紫外線照射して、層厚が7.5μm、22.5μm、および30μmの、プライマーが露出した部分がない均一なインク層を形成した。インクジェット印刷条件および紫外線照射条件は以下のとおりとした。
インクジェットプリンターのキャリッジ移動速度は1000mm/sとし、32mm幅で印写を行った。また、インクジェット印刷は、主走査方向に2パスでインクの塗布および紫外線(UV)の照射を行う毎に、副走査方向に低圧メラミンパーティクルボードを送り、これを繰り返すことにより行った。すなわち、主走査方向の印刷は、1パス目の往路では、インクの塗布およびUV照射を行い、復路ではUV照射のみを行い、次いで1パス目と同様に、2パス目の往路では、インクの塗布およびUV照射を行い、復路ではUV照射のみを行った。使用したインクジェットプリンターヘッドにおける各インクのノズル列とUV照射手段の概略構成を図4に示す。ここで、Tは透明インク、Yはイエローインク、Mはマゼンタインク、Cはシアンインク、Kはブラックインクを表わす。また、主走査方向の往路は紙面左から右の方向である。
得られたインク層の表面に、カーテンコーターを用いて、上記クリア塗料を塗布し、熱風乾燥炉(60℃)で30分乾燥させた後、紫外線照射して、固形分層厚が60±10μmのクリア層を得た。紫外線硬化は、低圧メラミンパーティクルボードの送り速度を1.3m/分とし、ランプ光源として高圧水銀ランプ(ランプ長(発光長):1400mm)を用い、所定のピーク照度と積算光量とで行った。
密着性試験1
旧JIS K5400−8.5(現JIS D0202)の碁盤目試験
塗膜表面にカッターで切り込み(2mm間隔に、水平方向に11箇所および垂直方向にも11箇所)を入れ、2mm×2mmの切込みマスを100個作った。その後、セロハンテープ(CT−24 ニチバン社製)を貼り付け、テープ剥離後の塗膜の状態を以下の評価基準により確認した。
○:テープ剥離後に膜の剥離がない。
△:テープ剥離後に膜が一部剥離する。
×:テープ剥離により、膜が100マス全て剥がれる。
JIS K 5600−5−7のプルオフ(引っ張り)試験に準拠した。
○:基材内で剥離が発生した
×:基材と塗膜との界面で剥離が発生した
プライマー層の表面の任意の領域に32mm幅で印刷した着色インクを以下の評価基準により目視で評価した。
評価基準
○:発色性に優れる(印刷スジが無く、均一な発色を呈する)
△:発色性が良い(一部に印刷スジが見られる)
×:発色性が劣る(印刷スジによる発色ムラが目立つ)
プライマー層の養生(気温40℃、相対湿度90%で、2時間静置)を行なった試料と行なわなかった試料それぞれについて、着色インクの線幅を測定し、その差分を養生を行った試料の線幅で除した値(%)を求めた。
100mm×100mmの上記前処理済み低圧メラミン化粧材の表面に、下記表1に記載の各プライマー塗料をウェット層厚で9μmとなるように塗布し、60℃で30分乾燥させ、層厚が3〜5μmのプライマー層を形成した。これを乾燥炉から取り出し、30分間常温下に放置して冷却後、インクジェットプリンターを用いてMインクをプライマー層の全面にベタ印刷し、硬化させて、層厚が7.5μmのインク層を形成し、実施例1〜3、比較例1、2の加飾材試料を得た。得られた試料について、温度40℃、相対湿度80%の環境に2週間放置した後、密着性試験1および2を行なった。結果は表1に示されるとおりであった。
100mm×100mmの上記前処理済み低圧メラミン化粧材の表面に、下記表2に記載の各プライマー塗料をウェット層厚で9μmとなるように塗布し、60℃で30分乾燥させ、層厚が3〜5μmのプライマー層を形成した。これを乾燥炉から取り出し、30分間常温下に放置して冷却後、(1)直ちに、(2)温度40℃、相対湿度90%の環境で2時間養生した後、(3)温度40℃、相対湿度90%の環境で15時間養生した後、インクジェットプリンターを用いて、Cインク、Mインク、YインクおよびKインクの4色を等量ずつ全面に塗布し、硬化させて、層厚が30μmのインク層を形成し、実施例4〜8の加飾材試料を得た。得られた試料について、密着性試験1と、インクの色見試験1および2を行なった。結果は表2に示されるとおりであった。
プライマー塗料の乾燥時間を150分とした以外は実施例4と同様に試料を作製した。また、実施例4と同様の評価を行った。結果は表2に示されるとおりであった。また、実施例4と同じ方法で作製したプライマー層#1と、実施例9と同じ方法で作製したプライマー層#2について、プライマー層の硬化状態を以下の方法で評価した。
100mm×100mmの上記前処理済み低圧メラミン化粧材の表面に、プライマー塗料D5をウェット層厚で9μmとなるように塗布し、60℃で30分乾燥させ、層厚が3〜5μmのプライマー層を形成した。これを乾燥炉から取り出し、30分間常温下に放置して冷却後、直ちに、インクジェットプリンターを用いて、Cインク、Mインク、YインクおよびKインクの4色を塗布し、硬化させて、層厚が22.5μmのインク層を形成した。次いで、その全面に層厚が60μmのクリア層を形成し、実施例10の加飾材試料を得た。得られた試料は、優れた写像性および鏡面光沢性を有した塗膜であった。また、表面の鉛筆硬度(JIS K 5600−5−4)は2Hであり、十分な耐傷性も備えていた。
100mm×100mmの上記前処理済み低圧メラミン化粧材の表面に、プライマー塗料D5をウェット層厚で9μmとなるように塗布し、60℃で30分乾燥させ、層厚が3〜5μmのプライマー層を形成した。これを乾燥炉から取り出し、30分間常温下に放置して冷却後、直ちにインクジェットプリンターを用いて、透明インクを下記方法で塗布し、硬化させて、層厚が22.5μmの透明インク層を形成した。次いで、その全面に平均膜厚が60μmのクリア層を形成し、実施例11、12の加飾材試料を得た。得られた試料について、密着性試験1を行なった。
実施例10の試料と同様に作製した試料の端部を研削し、木質部が露出した平坦な端面を形成した。次いで、縁材(ポリプロピレン製、幅18mm、厚さ1mmのテープ形状のもの)を4つの端面に接着剤を用いて貼り付けた後、縁材の端部を研削して、表面はクリア層の高さと面一になるように、また裏面は低圧メラミン化粧材の裏面の高さと一面になるように揃え、実施例13の加飾材を得た。得られた試料は、端部からの吸水による基材の膨潤が無く、水まわり部材の扉に使用する加飾材として十分な耐久性が得られることが確認された。
Claims (26)
- その表面にメラミン含有層を備えてなる化粧材と、
前記化粧材が備えるメラミン含有層の表面に形成されるプライマー層と、
前記プライマー層の表面の一部または全部に形成されるインク層と
が少なくとも積層されてなる加飾材であって、
前記プライマー層が、前記メラミン含有層に含まれるメラミン樹脂中のアミノ基と化学的に結合可能な官能基を有する硬化剤と、当該硬化剤と架橋反応が可能な官能基を複数有する主剤との反応生成物から形成されてなり、
前記インク層が、前記反応生成物に対して作用可能な重合性不飽和基を有する化合物を少なくとも含むインクから形成されてなる、加飾材。 - 前記メラミン含有層と前記プライマー層とが、前記メラミン含有層に含まれるメラミン樹脂中のアミノ基と、前記硬化剤が有する、前記メラミン含有層に含まれるメラミン樹脂中のアミノ基と化学的に結合可能な官能基との化学反応によりこれら2層の界面で生じた化学結合によって、付着してなり、さらに
前記プライマー層と前記インク層とが、これら2層の界面で生じた前記反応生成物と、前記反応生成物に対して作用可能な重合性不飽和基を有する化合物の重合体との構造的絡み合いにより、付着してなる、請求項1に記載の加飾材。 - 前記硬化剤が有する、前記メラミン含有層に含まれるメラミン樹脂中のアミノ基と化学的に結合可能な官能基が、イソシアネート基およびカルボジイミド基から選択される少なくとも一種の官能基である、請求項1または2に記載の加飾材。
- 前記イソシアネート基が、ウレタン樹脂系二液型イソシアネート基である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の加飾材。
- 前記イソシアネート基が、ウレタン樹脂系二液型ジイソシアネート基である、請求項4に記載の加飾材。
- 前記主剤が有する官能基が、OH基および/またはNH基である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の加飾材。
- 前記OH基および/またはNH基を複数有する主剤が、場合により複数のNH基を有していてもよいポリマーポリオールである、請求項6に記載の加飾材。
- 前記ポリマーポリオールが、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、アクリルポリオール、ポリウレタンポリオールおよびポリカーボネートポリオールから選択される少なくとも一種である、請求項7に記載の加飾材。
- 前記インクが含む、前記反応生成物に対して作用可能な重合性不飽和基を有する化合物が、重合性不飽和基を有するアクリル系化合物である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の加飾材。
- 前記インクが含む前記重合性不飽和基を有するアクリル系化合物が、アクリル系重合性モノマー、オリゴマーおよびプレポリマーから選択される少なくとも一種である、請求項9に記載の加飾材。
- 前記インクが、前記反応生成物に対して作用可能な重合性不飽和基を有する化合物と色材とを少なくとも含む着色インク、および/または、色材を含まず前記反応生成物に対して作用可能な重合性不飽和基を有する化合物を少なくとも含む透明インクである、請求項1〜10のいずれか一項に記載の加飾材。
- 前記インク層が、前記着色インクおよび前記透明インクから形成され、かつ、プライマー層表面の前記着色インクが形成されない領域の一部または全部に前記透明インクが適用されて形成されるものである、請求項11に記載の加飾材。
- 前記透明インクの単位面積当たりの適用量が、前記着色インクの単位面積当たりの適用量よりも少ない、請求項12に記載の加飾材。
- 前記インク層が、前記インクをインクジェット印刷によりプライマー層表面に適用して形成されてなるものである、請求項1〜13のいずれか一項に記載の加飾材。
- 前記インク層が、前記インクが含む、前記反応生成物に対して作用可能な重合性不飽和基を有する化合物を、活性エネルギー線で硬化することにより形成されてなるものである、請求項1〜14のいずれか一項に記載の加飾材。
- 前記活性エネルギー線が紫外線である、請求項15に記載の加飾材。
- 前記インク層の表面にクリア層がさらに積層されてなり、当該クリア層が、前記インクが含む重合性不飽和基を有する化合物と同一の重合反応機構を有する重合性不飽和基を有する化合物を含むクリア塗料から形成されてなる、請求項1〜16のいずれか一項に記載の加飾材。
- 前記インク層とクリア層とが、当該インク層を形成するインクが含む重合性不飽和基を有する化合物の重合体と、当該クリア層を形成するクリア塗料が含む重合性不飽和基を有する化合物の重合体とが同一の重合反応機構で生成されるものであることによりこれら2層の界面で生じた化学結合によって、付着してなる、請求項17に記載の加飾材。
- 前記クリア塗料が含む重合性不飽和基を有する化合物が、重合性不飽和基を有するアクリル系化合物である、請求項17または18に記載の加飾材。
- 前記クリア塗料が含む重合性不飽和基を有するアクリル系化合物が、アクリル系重合性オリゴマーおよびプレポリマー、ならびに低分子アクリル系ポリマーから選択される少なくとも一種である、請求項19に記載の加飾材。
- 前記プライマー層、インク層およびクリア層各々の厚みが、以下の関係式を満たす請求項17〜20のいずれか一項に記載の加飾材。
プライマー層の厚み<インク層の厚み<クリア層の厚み - JIS K5600により規定される剥離強度が2MPa以上4MPa以下である、請求項1〜21のいずれか一項に記載の加飾材。
- 前記クリア層が、前記クリア塗料が含む前記重合性不飽和基を有する化合物を活性エネルギー線で硬化することにより形成されてなるものである、請求項17〜22のいずれか一項に記載の加飾材。
- 前記活性エネルギー線が紫外線および赤外線から選択される1種以上である、請求項23に記載の加飾材。
- 加飾材の側面のうち、少なくとも前記化粧材の基材部分の側面に縁材が設けられてなる、請求項1〜24のいずれか一項に記載の加飾材。
- 水まわり機器に用いられる、請求項1〜25のいずれか一項に記載の加飾材。
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