JP2015085656A - プリンタの防音構造、プリンタの防音方法、および防音構造を備えたドットインパクトプリンタ - Google Patents

プリンタの防音構造、プリンタの防音方法、および防音構造を備えたドットインパクトプリンタ Download PDF

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Abstract

【課題】ドットインパクトプリンタの防音構造、プリンタの防音方法、および防音構造を備えたドットインパクトプリンタを提供する。【解決手段】プリンタの防音構造は、回動可能なブラケット8と、印字ヘッド1と連動して移動し、ブラケット8と直動カムを構成するフォロア2と、ブラケット8に対して印字ヘッド1の移動と略垂直な方向に付勢する第一の付勢部材11と、ブラケット8の回動と連動して回動するシャッタ10とを備え、ブラケット8の回動範囲はフォロア2とブラケット8に対する付勢によって定まり、回動範囲は印字ヘッド1の移動位置によって異なる。【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタ装置の騒音防止構造に関し、特に、ドットインパクト式のプリンタの防音構造、プリンタの防音方法、および防音構造を備えたドットインパクトプリンタに関する。
一般に、複写用紙への重ね印刷の用途などにドットインパクト式のプリンタが用いられている。このドットインパクト式プリンタは、インクを吸着させたリボンに複数のピンで圧力を加え、その複数のピンを並べてできるドットを使って文字を形成して印刷を行うものである。印刷用紙を重ねた状態で一度にまとめて印刷できる利点がある一方で、印刷時の動作音が大きく騒音が問題となる欠点があった。それは、複数のピンでインクリボンに圧力を加える際、ピンを叩きつける動作原理に起因するものである。そのため、騒音の発生そのものを避けることは困難である。そこで、プリンタ内で発生した騒音がプリンタ外に漏れることを防ぐ工夫(防音構造)がなされてきた。
このような防音構造の一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載のドットインパクト式プリンタの騒音防止装置は、外部への印字音の遮蔽を目的とする遮蔽部材を有する。この遮蔽部材は、開口部と最初の用紙搬送ローラとの間に設けられており、ゴムローラを用いることが好ましいとされている。そして、この遮蔽部材を遮蔽位置に駆動するための作動装置として、ソレノイドが使用されている。
また、別の防音構造の一例が、特許文献2に記載されている。特許文献2に記載された通帳類印字装置は、外部への印字音の遮蔽を目的とするシャッタープレートを有する。このシャッタープレートは、開口部と最初の用紙搬送ローラ対との間に設けられている。そして、開口部に挿入された通帳類を検出するため、例えば、フォトカプラ等の検知部を備える。そして、このシャッタープレートを遮蔽位置に駆動するための作動装置として、ソレノイドが使用されている。
実開平05−002965号公報 特開平08−187907号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載のドットインパクトプリンタにおける防音構造には次のような問題があった。まず、これらの防音構造を構成するには、遮蔽部材を遮蔽位置に駆動するためにソレノイド等の専用の作動装置が必要であった。そして、搬送路にセットされた紙葉類が印刷可能な位置に進行したことを検知するために専用の検知器も必要であった。つまり、遮蔽部材の他に、防音構造専用の構成部品が多数必要となった。このように、遮蔽部材を所定のタイミングで所定の位置に配置するように制御するため、検知器、作動装置、そして、これらを制御するための電気的な制御系が新たに必要となった。そのため、構成部品が増加するという問題があった。
また、印字動作と搬送動作の切り替えタイミングに合わせて、遮蔽部材の位置をソレノイドで駆動する際、ソレノイドの動作による衝撃が騒音となり、また、衝撃による振動の静定時間が必要となった。
このように関連するドットインパクトプリンタにおいては、印字する際の騒音を防止しようとすると部品点数が増え、別の騒音源が発生するため、有効に騒音を遮断することが困難であった。
本発明の目的は、上述した課題であるプリンタの騒音を有効に遮断することが困難である、という課題を解決するプリンタの防音構造、プリンタの防音方法、および防音構造を備えたドットインパクトプリンタを提供することにある。
本発明のプリンタの防音構造によれば、回動可能なブラケットと、印字ヘッドと連動して移動し、ブラケットと直動カムを構成するフォロアと、ブラケットに対して印字ヘッドの移動と略垂直な方向に付勢する第一の付勢部材と、ブラケットの回動と連動して回動するシャッタとを備え、ブラケットの回動範囲はフォロアとブラケットに対する付勢によって定まり、回動範囲は印字ヘッドの移動位置によって異なる。
本発明のプリンタの防音方法によれば、回動可能なブラケットに対して、印字ヘッドの移動と略垂直な方向に付勢し、ブラケットと直動カムを構成するフォロアを印字ヘッドと連動して移動させ、ブラケットをフォロアとブラケットに対する付勢によって定まる回動範囲で回動させ、回動範囲を印字ヘッドの移動位置によって異ならせ、ブラケットに接続したシャッタを連動して開閉させる。
本発明のプリンタの防音構造、プリンタの防音方法、および防音構造を備えたドットインパクトプリンタによれば、騒音を有効に遮断することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係るプリンタの防音構造を備えたドットインパクトプリンタの待機状態における構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るプリンタの防音構造を備えたドットインパクトプリンタの待機状態における構成を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係るプリンタの防音構造を備えたドットインパクトプリンタの印字状態における構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るプリンタの防音構造を備えたドットインパクトプリンタの印字状態における構成を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係るプリンタの防音構造を備えたドットインパクトプリンタの別の印字状態における構成を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係るプリンタの防音構造を示す正面図であり、(a)は待機状態、(b)は印字状態を示す。 本発明の第2の実施形態に係るプリンタの防音構造を示す正面図であり、(a)は待機状態、(b)は印字状態を示す。
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、同じ機能を有するものには同じ符号をつけ、その説明を省略する場合がある。
(第1の実施形態)
(構成)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るプリンタの防音構造を備えたドットインパクトプリンタの構成を示す斜視図である。印字ヘッド1は、キャリア3に取り付けられている。キャリア3は、フレーム20に取り付けられたガイドシャフト6−1と、フレーム20に回転自在に取り付けられたガイドシャフト6−2とに支持されている。また、キャリア3にはタイミングベルト4が取り付けられており、上述の2つのガイドシャフトに沿って摺動する(図1中の矢印A方向)。すると、キャリア3に取り付けられた印字ヘッド1は、水平方向に往復運動することになる。そして、印字ヘッド1に取り付けられたフォロア2も水平方向に往復運動する。ここで留意すべきことは、フォロア2の可動方向は水平方向である点である(上下方向には可動ではない)。タイミングベルト4は、片端が図1では図示しないプーリ21(図2参照)に、もう一端はスペーシングモータ5により支持されている。
ブラケット8は、ガイドシャフト6−2に支持されており回動可能であり、リターンスプリング11によって上方向に付勢されている。しかしながら、付勢された方向にフォロア2が介在するため、ブラケット8の回転はその上面であるカム面がフォロア2と当接する位置において規制される。また、ブラケット8のカム面の搬送ガイド下15からの高さは一様ではなく、ブラケット8の中央部と端部とでは異なっている。
シャッタ10は、ブラケット8に他端を支持されたトーションスプリング9により下方向に付勢された状態で、ガイドシャフト6−2に回動可能に取り付けられている。そして、シャッタ10に設けられたストッパ部101が、ブラケット8に接触する位置にて保持されている。
搬送ローラ12は、図示しないフレーム部分によって回転自在に支持され、また、図示しない搬送モータおよび駆動伝達機構によって回転する。ピンチローラ13は、搬送ローラ12に荷重を与える作用を行い、図示しないフレーム部分に支持された搬送ガイド下15に取り付けられる。そして、搬送ローラ12が回転することによって、ピンチローラ13は通帳等の紙葉類を挟んで搬送する。
搬送ガイド上14は、図示しないフレーム部分に取り付けられ、搬送ローラ12によって搬送される紙葉類を案内する。プラテン22は印字ヘッドの下にあり(図2参照)、図示しない制御機構によって印字ヘッドが印字を行う際に紙葉類と印字ヘッドの間に適切な隙間を設けるように、上下に動作する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るプリンタの防音構造を備えたドットインパクトプリンタの構成であり、待機状態を説明するための側面図である。印字ヘッド1は、スペーシングモータ5によって駆動され、紙葉類を搬送する場合には端部の位置(図1参照)に移動する。前述のように、ブラケット8の搬送ガイド下15からのカム面の高さは一様ではない。具体的には、ブラケット8のカム面は、端部では中央部よりも低くなっている。そのため、端部においてブラケット8は、リターンスプリング11による上方向の付勢に対してフォロア2による規制が働くまで、中央部よりも大きく回動することができる。その結果、端部においてブラケット8は、リターンスプリング11による付勢によって上方向に、中央部よりも引き上げられる。そして、シャッタ10もブラケット8に連動して引き上げられる。その結果、シャッタ10の下端部分の高さは、搬送ガイド上14と略同じ高さになる。以上のように、待機状態および紙葉類を搬送する場合、搬送ガイド上14と搬送ガイド下15の間は開口状態となり、シャッタ10はそこには駐在しない。そのため、シャッタ10が紙葉類の搬送の妨げや搬送時に接触することはない。次に印字状態について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るプリンタの防音構造を備えたドットインパクトプリンタの構成であり、印字状態を説明するための斜視図である。また、図4は、本発明の第1の実施形態に係るプリンタの防音構造を備えたドットインパクトプリンタの構成であり、印字状態を説明するための側面図である。印字を行う場合、印字ヘッド1は、端部の位置から図3の矢印Bの方向に、スペーシングモータ5によって移動する。そして、印字ヘッド1は、中央部の位置において停止する。その際、印字ヘッド1に取り付けられたフォロア2は、ブラケット8のカム面に当接しながら、端部から中央部まで移動する。前述のように、ブラケット8のカム面の高さは一様ではなく、ブラケット8のカム面は中央部では端部よりも高くなっている。そのため、フォロア2が中央部に近づくにつれ、上下方向に回動可能なブラケット8は、上下方向には可動しないフォロア2によって、押し下げられるように下方向に回動する。そして、ブラケット8がリターンスプリング11による付勢に逆らって押し下がると、シャッタ10も連動して搬送ガイド下15の位置まで降下する。その結果、搬送ガイド上14と搬送ガイド下15の間がシャッタ10で覆われる。すると、印字ヘッド1のインパクト音による騒音が、プリンタ外部に漏えいせず、シャッタ10によって遮断される。
以上のように、ブラケット8とフォロア2は、フォロア2を原節とし、ブラケット8を従節とする直動カムを構成する。従節であるブラケット8の上下運動は以下のとおりとなる。原節となるフォロア2を取り付けた印字ヘッド1が、ブラケット8の端部から中央部に移動する場合にはブラケット8は下方向に回動し、ブラケット8の中央部から端部に移動する場合にはブラケット8は上方向に回動する。そして、シャッタ10は、先述のようにトーションスプリング9によってブラケット8の回動方向と略同方向に付勢されているため、ブラケット8と連動して回動する。従って、シャッタ10の上下運動(開閉)は、ブラケット8の上下運動に連動するようになる。なお、シャッタ10の下側の先端の断面は、シャッタ10が搬送ガイド下15の位置まで降下した状態において紙葉類と線ではなく面で接触するように、非対称な台形状の形状である。
(効果)
シャッタ10を押し下げる作動は、上述したようにブラケット8のカム面に沿ってフォロア2が滑らかに移動する作動に合わせて行われるものである。そのため、シャッタ10が搬送ガイド下15に接触する際の衝撃および動作音は、ソレノイドなどを使用してシャッタを押し下げる作動の場合よりも小さい。さらに、本実施形態に係るプリンタの防音構造は、シャッタを作動させるためのソレノイド等の専用の作動装置を必要としない。その理由は、印字ヘッドがガイドシャフトに沿って動く印字ヘッド1のスペーシング動作を利用するものだからである。また、本実施形態に係るプリンタの防音構造は、紙葉類が印刷可能な位置に進行したことを検知する専用検知器を必要としない。それは、同じく印字ヘッド1のスペーシング動作を利用するものだからである。
以上説明したように、印字ヘッドのスペーシング動作を利用して搬送路の開口部を塞ぐシャッタを印字ヘッド近傍に設けることにより、シャッタ専用の駆動源や検知器等を必要とせず、印字音の漏えいを遮断できる効果を奏する。
次に、通帳などの厚手の紙葉類に対して印字する場合について説明する。図6は、本発明の第1の実施形態に係るプリンタの防音構造を示す正面図であり、(a)は待機状態、(b)は印字状態を示す。
まず、(a)待機状態および紙葉類を搬送する場合、印字ヘッド1はブラケット8Aの端部の位置にある。ブラケット8Aとフォロア2で構成する直動カムにおいて、ブラケット8Aはリターンスプリング11Aによって上方向に付勢されている。前述のように、直動カムの原節となるフォロア2を取り付けた印字ヘッド1がブラケット8Aの端部に位置する場合、中央部に位置する場合に比べブラケット8Aはより上方向に引き上げられる。そして、ブラケット8が上方向に引き上げられると、シャッタ10Aもそれに連動して引き上げられる。その結果、搬送ガイド下15とシャッタ10Aとの間が開口する(シャッタ開状態)。
他方、図6(b)に示す印字状態では、印字ヘッド1は中央部の位置にある。前述のように、直動カムの原節となるフォロア2を取り付けた印字ヘッド1がブラケット8Aの中央部に位置する場合、端部に位置する場合に比べブラケット8Aはより下方向に押し下げられる。そして、ブラケット8Aが下方向に押し下げられると、シャッタ10Aも連動して搬送ガイド下15に向かって押し下げられる(シャッタ閉状態)。その際、厚手の紙葉類に対しては、シャッタの下げ量の調整が必要となる。次に、その調整機構について詳細に説明する。
図5は、本発明の第1の実施形態に係るプリンタの防音構造を備えたドットインパクトプリンタの構成を示す側面図であり、通帳などの厚手の紙葉類に対する印字状態を示す。通帳30が搬送ローラ12によって印字可能な位置まで搬送された状態を示している。ここで、通帳30は冊子状の紙葉類であり、開く頁によって印刷面の厚さが異なる。すると、シャッタ10が搬送ガイド下15に向かって押し下げられる際、その押し下げ量は、通帳30の印刷面の開く頁によって一様ではなくなる。一方、印字状態において、フォロア2がブラケット8を押し下げる量は一定である。そうすると、ブラケット8とシャッタ10の各押し下げ量の差異について何らかの調整が必要になる。
ここで、シャッタ10は、トーションスプリング9によって搬送ガイド下15方向に付勢された状態で、ブラケット8と共にガイドシャフト6−2に回動可能に取り付けられている。従って、ブラケット8とシャッタ10の間において、押し下げ量に関する緩衝機構が働く。つまり、シャッタ10が通帳30に当たると、シャッタ10の一端にあるストッパ部101と、ブラケット8との間に隙間が生じて、ブラケット8とシャッタ10の各押し下げ量の差異を解消できるようになっている。以上のように、通帳30のように印字される頁によって厚さが異なる紙葉類であっても、シャッタ10の押し下げ量が調整可能であり、いずれの場合にもシャッタ10の先端が紙葉類に対して所定の力で接する。そして、冊子状の紙葉類は印字の際にその複数頁が振動して印字騒音を伝播しやすいが、シャッタ10で冊子状部分を抑え込むことによって振動の発生を抑えて騒音の伝播を遮断する効果も奏する。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態に係るプリンタの防音構造を示す正面図であり、(a)は待機状態、(b)は印字状態を示す。図6に示す正面図と図7に示す正面図との差異は、ブラケット8Bの形状と、回動可能なブラケット8Bの付勢方向にある。具体的には、ブラケット8Bは、ガイドシャフト6−2に回動可能に支持され、図示しないリターンスプリング11Bによって搬送ガイド下15方向に付勢されている。そして、ブラケット8Bはくり抜き形状であり、ブラケット8Bのカム面はブラケット8Bの内側上面、つまりフォロア2の上方にある。その他の構成は図6に示す正面図と同様である。
まず、(a)待機状態および紙葉類を搬送する場合、印字ヘッド1は端部の位置にある。ブラケット8Bのカム面の搬送ガイド下15からの高さは一様ではない。具体的には、ブラケット8Bのカム面は、ブラケット8Bの端部では中央部よりも低くなっている。そのため、印字ヘッド1がブラケット8Bの端部にある場合、ブラケット8Bは、リターンスプリング11Bによって押し下げられるが、上下方向には可動しないフォロア2によって押し下げ力が抑制される。そして、シャッタ10Bもブラケット8Bに連動して押し下げ力が抑制される。その結果、搬送ガイド下15とシャッタ10Bとの間が開口する(シャッタ開状態)。
他方、(b)印字状態では、印字ヘッド1は中央部の位置にある。ブラケット8Bのカム面は、ブラケット8Bの中央部の位置では端部の位置よりも高くなっている。そのため、中央部においてブラケット8Bは、リターンスプリング11Bによる付勢によって下方向に、端部の位置の場合よりも大きく引き下げられる。そして、ブラケット8Bが下方向に引き下げられると、シャッタ10Bも連動して搬送ガイド下15に向かって下がる。その結果、搬送ガイド下15とシャッタ10Bとの間に隙間が無くなる(シャッタ閉状態)。
以上説明したように、印字ヘッドのスペーシング動作に合わせてシャッタの開閉動作が行われ、本実施の形態においても第1の実施形態と同等の効果を奏する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の実施方法は上記した形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形が可能である。例えば、第2の実施形態において、ブラケット8Bを搬送ガイド下15方向に回動可能に付勢する際、図示しないリターンスプリング11Bを使用する代わりに、ブラケット8Bの自重(重力による付勢)を利用してもよい。また、ブラケット8Bを、印字状態において、搬送ガイド下15方向にフォロア2に接触するまで引き下げる代わりに、ブラケット8Bがフォロア2に当接する前に接触シャッタ10Bが搬送ガイド下15に当接する構成としてもよい。そうすると、フォロア2は、待機状態のみブラケット8Bと当接し、印字状態においてはブラケット8Bと当接しなくなる。この場合、印字ヘッド1に対して、無用な負荷や衝撃が印字中に伝わることを避けることができる。
また、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることはいうまでもない。
1 印字ヘッド
2 フォロア
3 キャリア
4 タイミングベルト
5 スペーシングモータ
6−1、6−2 ガイドシャフト
8、8A、8B ブラケット
9 トーションスプリング
10、10A、10B シャッタ
101 ストッパ部
11、11A、11B リターンスプリング
12 搬送ローラ
13 ピンチローラ
14 搬送ガイド上
15 搬送ガイド下
20 フレーム
21 プーリ
22 プラテン
30 通帳

Claims (10)

  1. 回動可能なブラケットと、
    印字ヘッドと連動して移動し、前記ブラケットと直動カムを構成するフォロアと、
    前記ブラケットに対して、前記印字ヘッドの移動と略垂直な方向に付勢する第一の付勢部材と、
    前記ブラケットの回動と連動して回動するシャッタと、
    を備え、
    前記ブラケットの回動範囲は、前記フォロアと前記ブラケットに対する前記付勢によって定まり、
    前記回動範囲は、前記印字ヘッドの移動位置によって異なる
    ことを特徴とするプリンタの防音構造。
  2. 前記ブラケットは回動支点を備え、
    前記シャッタは回動支点を備え、
    前記シャッタに対して前記ブラケットの回動方向と略同方向に付勢する第二の付勢部材を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタの防音構造。
  3. 前記ブラケットの回動支点と前記シャッタの回動支点が、同軸上に配置していることを特徴とする請求項2記載のプリンタの防音構造。
  4. 前記第一の付勢部材が付勢する方向は、前記印字ヘッドの移動と略垂直な鉛直上向き方向である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプリンタの防音構造。
  5. 前記第一の付勢部材が付勢する方向は、前記印字ヘッドの移動と略垂直な鉛直下向き方向である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプリンタの防音構造。
  6. 前記フォロアは、待機状態のみ前記ブラケットと当接する
    ことを特徴とする請求項5に記載のプリンタの防音構造。
  7. 前記ブラケットの回動範囲は、前記印字ヘッドの移動位置が中央付近では小さく、前記印字ヘッドの移動位置が端部分では大きい
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプリンタの防音構造。
  8. 前記シャッタの下端部は、非対称な台形状の断面形状である
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のプリンタの防音構造。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のプリンタの防音構造と、用紙に印字を行う印字ヘッドと、用紙を導入する搬送ガイドを含む
    ことを特徴とするドットインパクトプリンタ。
  10. 回動可能なブラケットに対して、印字ヘッドの移動と略垂直な方向に付勢し、
    前記ブラケットと直動カムを構成するフォロアを、前記印字ヘッドと連動して移動させ、
    前記ブラケットを、前記フォロアと前記ブラケットに対する付勢によって定まる回動範囲で回動させ、
    前記回動範囲を前記印字ヘッドの移動位置によって異ならせ、
    前記ブラケットに接続したシャッタを連動して開閉させる
    プリンタの防音方法。
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