JP2015084906A - 吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置、及び製造方法 - Google Patents

吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置、及び製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シート状部材に生じ得る皺を抑制しつつ、シート状部材を一対の連続シートに掛け渡した状態にしっかりと固定する。【解決手段】四隅を有するシート状部材を、連続方向に平行に走行する一対の連続シートに掛け渡して接着することにより、連続シートの複合体を製造する装置であって、前記保持面において前記シート状部材の前記四隅に対応する各部分は、前記各部分が前記所定位置を通過する際に描く円弧軌跡に沿った曲面状の部分とされており、前記周回軌道に沿う方向に隣り合う2つの前記曲面状の部分が前記所定位置を通過する際に描く前記円弧軌跡よりも、前記保持面において前記2つの前記曲面状の部分同士の間に位置する少なくとも一部が前記所定位置を通過する際に描く軌跡の方が、前記周回軌道の半径方向の内方に位置していることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置である。【選択図】図10

Description

本発明は、使い捨ておむつ等の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置、及び製造方法に関する。
従来、使い捨ておむつ等の吸収性物品の製造ラインでは、図1に示すようにして、四隅15c,15c,15c,15cを有するシート状部材15を、連続方向に走行する一対の連続シート20a,24aに掛け渡して接着する処理が行われている。
かかる処理は、例えば、回転ドラム装置30’を用いてなされる。図2Aは、回転ドラム装置30’の概略側面図であり、図2Bは、図2A中のB−B矢視図である。
図2Aに示すように、回転ドラム装置30’は、所定の回転軸CTrを中心とする正円状の周回軌道Trを移動する複数の保持パッド51’,51’…を有する。保持パッド51’,51’…は、上記のシート状部材15の片面を保持する保持面51s’を有している。保持面51s’は、円弧曲面に形成されており、そして、保持パッド51’が周回軌道Trの所定位置Poutを通過する際には、上記の円弧曲面の円弧形状が周回軌道Trに沿った状態となる。
また、同所定位置Poutには、周回軌道Trに概ね接するような走行経路で一対の連続シート20a,24aが上記の回転軸Ctrに沿う方向に並んで走行しており(図2B)、更に、同所定位置Poutにはローラー部材82’が配置されている。そして、保持パッド51’が当該所定位置Poutを通過する際には、ローラー部材82’の外周面82s’によって一対の連続シート20a,24aをシート状部材15に押し付けて接着し、これにより、同シート状部材15を一対の連続シート20a,24aに掛け渡した状態に固定する。そして、そのままシート状部材15は保持面51s’から一対の連続シート20a,24aへと引き渡される。
国際公開第2005−075163号公報
ここで、図3に示すように、上記の押し付けによって、ローラー部材82’の外周面82s’は扁平変形するが、当該扁平変形に起因して、ローラー部材82’の周方向に圧縮するような力Fがシート状部材15に作用し得る。そうすると、シート状部材15に細かい皺が寄る恐れがある。そして、かかる皺は、おむつの見栄えを悪くしたり、着用時における違和感や漏れの一因となり得る。
一方、一対の連続シート20a,24aへのシート状部材15の接着固定性の観点からは、周回軌道Trに沿う方向に関してシート状部材15の全長L15w(図2B)に亘って同シート状部材15が一対の連続シート20a,24aに高い接着強度で接着されている必要はなく、少なくとも、シート状部材15の四隅15c,15c,15c,15cにおいて高い接着強度で接着されていれば、仮に、周回軌道Trに沿う方向に隣り合う2つの隅15c,15c同士の間の部分15m(図2B)においては四隅15c,15c…よりも低い接着強度で接着されていても、概ねシート状部材15を一対の連続シート20a,24aにしっかりと固定可能と考えられる。そして、このことから、当該2つの隅15c,15c同士の間の部分15mにおいては、ローラー部材82’の押し付け力を四隅15c,15c…よりも弱くしても問題無いと考えられ、そうすれば、ローラー部材82’の扁平変形の軽減を通して、シート状部材15の皺を抑制することも可能と思われる。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、シート状部材に生じ得る皺を抑制しつつ、シート状部材を一対の連続シートに掛け渡した状態にしっかりと固定することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、
四隅を有するシート状部材を、連続方向に平行に走行する一対の連続シートに掛け渡して接着することにより、連続シートの複合体を製造する装置であって、
所定の回転軸を中心とする円状の周回軌道を周回する保持部材であって、前記周回軌道の半径方向の外方を向いた保持面で前記シート状部材の片面を保持する前記保持部材と、
前記周回軌道における所定位置に配置されたローラー部材であって、前記保持面が前記所定位置を通過する際に、前記ローラー部材の外周面で前記一対の連続シートを前記シート状部材の方に押し付けることにより、前記シート状部材を前記一対の連続シートに接着して前記保持面から前記シート状部材を前記一対の連続シートに引き渡す前記ローラー部材と、を有し、
前記保持面において前記シート状部材の前記四隅に対応する各部分は、前記各部分が前記所定位置を通過する際に描く円弧軌跡に沿った曲面状の部分とされており、
前記周回軌道に沿う方向に隣り合う2つの前記曲面状の部分が前記所定位置を通過する際に描く前記円弧軌跡よりも、前記保持面において前記2つの前記曲面状の部分同士の間に位置する少なくとも一部が前記所定位置を通過する際に描く軌跡の方が、前記周回軌道の半径方向の内方に位置していることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置である。
また、
四隅を有するシート状部材を、連続方向に平行に走行する一対の連続シートに掛け渡して接着することにより、連続シートの複合体を製造する方法であって、
前記シート状部材を保持面で保持する保持部材が、所定の回転軸を中心とする円状の周回軌道を周回することと、
前記保持面が前記周回軌道の半径方向の外方を向いた状態で、前記保持面が前記周回軌道における所定位置を通過する際に、前記所定位置に配置されたローラー部材の外周面で前記一対の連続シートを前記シート状部材に押し付けることにより、前記シート状部材を前記一対の連続シートに接着して前記保持面から前記シート状部材を前記一対の連続シートに引き渡すことと、を有し、
前記保持面において前記シート状部材の前記四隅に対応する各部分は、前記各部分が前記所定位置を通過する際に描く円弧軌跡に沿った曲面状の部分とされており、
前記周回軌道に沿う方向に隣り合う2つの前記曲面状の部分が前記所定位置を通過する際に描く前記円弧軌跡よりも、前記保持面において前記2つの前記曲面状の部分同士の間に位置する少なくとも一部が前記所定位置を通過する際に描く軌跡の方が、前記周回軌道の半径方向の内方に位置していることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、シート状部材に生じ得る皺を抑制しつつ、シート状部材を一対の連続シートに掛け渡した状態にしっかりと固定することができる。
使い捨ておむつ1等の吸収性物品の製造ラインにおいて行われる処理の説明図である。 図2Aは、かかる処理を行う回転ドラム装置30’の概略側面図であり、図2Bは、図2A中のB−B矢視図である。 連続シート20a,24aにシート状部材15を掛け渡して引き渡す際に、ローラー部材82の押し付けに起因してシート状部材15に皺が生じる理由の説明図である。 展開状態のおむつ1の概略平面図である。 着用状態のおむつ1の概略斜視図である。 展開状態のおむつ1の概略分解斜視図である。 外装シート部材15の概略分解斜視図である。 図8Aは、本実施形態の製造装置30の概略側面図であり、図8Bは、図8A中のB−B矢視図であり、図8Cは、図8A中のC−C矢視図である。 図9Aは、比較例の保持面51s’の正面図であり、図9Bは、図9A中のB−B矢視図であり、図9Cは、図9A中のC−C矢視図である。 図10Aは、本実施形態の保持面51sの正面図であり、図10Bは、図10A中のB−B矢視図であり、図10Cは、図10A中のC−C矢視図である。 本実施形態の保持パッド51の概略斜視図である。 保持面51sにおける摩擦係数の大きさの分布を示す図である。 三分割可能な保持面側部分511の構成例を示す図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
四隅を有するシート状部材を、連続方向に平行に走行する一対の連続シートに掛け渡して接着することにより、連続シートの複合体を製造する装置であって、
所定の回転軸を中心とする円状の周回軌道を周回する保持部材であって、前記周回軌道の半径方向の外方を向いた保持面で前記シート状部材の片面を保持する前記保持部材と、
前記周回軌道における所定位置に配置されたローラー部材であって、前記保持面が前記所定位置を通過する際に、前記ローラー部材の外周面で前記一対の連続シートを前記シート状部材の方に押し付けることにより、前記シート状部材を前記一対の連続シートに接着して前記保持面から前記シート状部材を前記一対の連続シートに引き渡す前記ローラー部材と、を有し、
前記保持面において前記シート状部材の前記四隅に対応する各部分は、前記各部分が前記所定位置を通過する際に描く円弧軌跡に沿った曲面状の部分とされており、
前記周回軌道に沿う方向に隣り合う2つの前記曲面状の部分が前記所定位置を通過する際に描く前記円弧軌跡よりも、前記保持面において前記2つの前記曲面状の部分同士の間に位置する少なくとも一部が前記所定位置を通過する際に描く軌跡の方が、前記周回軌道の半径方向の内方に位置していることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置である。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置によれば、保持面においてシート状部材の四隅に対応する各部分は、上記の円弧軌跡に沿った曲面状の部分とされている。よって、ローラー部材と協同して、シート状部材の四隅を一対の連続シートに確実に押し付けることができる。そして、これにより、シート状部材の四隅を高い接着強度で一対の連続シートに接着することができて、その結果、シート状部材を一対の連続シートに掛け渡した状態にしっかりと固定することができる。
また、2つの曲面状の部分が描く円弧軌跡よりも、2つの曲面状の部分同士の間に位置する上記一部が描く軌跡の方が、周回軌道の半径方向の内方に位置している。
よって、2つの曲面状の部分同士の間に位置する上記一部に対して上記ローラー部材から付与される単位面積当たりの押し付け力を、上記の2つの曲面状の部分に対して同ローラー部材から付与される単位面積当たりの押し付け力よりも小さくすることができる。そして、これにより、当該一部での押し付け力が低下されるので、少なくとも当該一部では、ローラー部材の外周面の扁平変形を緩和軽減することができて、その結果、シート状部材の皺を抑制することができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置であって、
前記保持面は、吸引力によって前記シート状部材を吸引して保持し、
前記保持面における前記曲面状の部分の単位面積当たりの吸引力は、前記保持面における前記曲面状の部分以外の部分の単位面積当たりの吸引力よりも大きいのが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置によれば、上記のような単位面積当たりの吸引力の大小関係に基づいて、保持面は、上記の四つの曲面状の部分にてシート状部材の四隅をしっかりと保持することができる。そして、これにより、保持面上での変位や変形が不能な状態にシート状部材を確実に拘束することができて、このことも、一対の連続シートに接着する際のシート状部材の皺の抑制に寄与する。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置であって、
前記曲面状の部分の摩擦係数は、前記保持面における前記2つの前記曲面状の部分同士の間に位置する前記一部の摩擦係数よりも大きいのが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置によれば、上記のような摩擦係数の大小関係に基づいて、保持面は、上記の4つの曲面状の部分においてシート状部材の四隅をしっかりと保持することができる。そして、これにより、保持面上での変位や変形が不能な状態にシート状部材を確実に拘束することができて、このことも、一対の連続シートに接合する際のシート状部材の皺の抑制に寄与する。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置であって、
前記保持面には、粘着性を低下させる処理が施されているのが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置によれば、保持面への接着剤の付着、及び同付着に伴うトラブルを未然に防ぐことができる。すなわち、シート状部材又は連続シートには、これらを接着するための接着剤が予め塗布されているが、ローラー部材によって一対の連続シートを保持面のシート状部材に押し付けて接着する際に、同接着剤が、厚さ方向に浸透して染みだして保持面に付着する恐れがある。そして、付着した場合には、上記の所定位置で一対の連続シートにシート状部材を接着した後においても、当該シート状部材が保持面から離れ難くなってしまい、その結果、一対の連続シートへのシート状部材の引き渡しを円滑に行えなくなってしまう。しかし、この点につき、上記のように保持面の粘着性を低下させていれば、保持面への接着剤の付着を有効に防ぐことができて、その結果、上述のトラブルも防ぐことができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置であって、
前記所定位置では、前記連続シートの走行方向は、前記円弧軌跡に沿っているとともに、前記連続シートの走行経路は、前記所定位置において前記円弧軌跡に最も接近しており、
前記シート状部材は、長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、
前記シート状部材における前記幅方向の両端部には、それぞれ前記幅方向の中央部よりも高い伸縮性が前記長手方向に沿って付与されており、
前記所定位置を前記保持面が通過する際には、前記保持面に保持された前記シート状部材の前記幅方向が、前記周回軌道に沿う方向を向いているのが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置によれば、幅方向の各端部に伸縮性を有したシート状部材を、同シート状部材の長手方向が掛け渡し方向を向くようにしながら一対の連続シートに掛け渡して固定することができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置であって、
前記シート状部材は、搬送方向に連続してなる連続体の状態で前記周回軌道における第2の所定位置へ向けて搬送され、
前記周回軌道には、複数の前記保持部材が、前記周回軌道に沿う方向に並んでそれぞれ周回しており、
前記第2の所定位置を前記保持面が通過する際に、前記保持面の吸引力によって該保持面に前記シート状部材の連続体が前記保持面に吸引されて保持され、
前記第2の所定位置を通過する際の前記保持面の単位面積当たりの吸引力の大きさについては、前記保持面のうちで前記連続体の幅方向の各端部に対応する部分の大きさよりも、前記幅方向の中央部に対応する部分の大きさの方が小さくされており、
前記第2の所定位置を前記保持面が通過する際には、前記吸引力に基づいて、前記シート状部材の連続体の幅方向の前記各端部の保持の後に前記中央部が前記保持面に保持され、
前記保持面に保持された後に、カッター部材によって、前記連続体のうちで前記保持面に保持された部分が前記連続体から切除されて、前記シート状部材が生成されるのが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置によれば、上記の第2の所定位置において保持面がシート状部材の連続体を保持する際には、同連続体の幅方向の各端部を保持した後に中央部を保持する。よって、保持面における中央部の保持位置の影響を受けずに、保持面は各端部を保持することができて、これにより、保持面において各端部が保持されるべき位置に、当該各端部を正確に保持可能となる。そして、その結果、各端部を、一対の連続シートにおける正しい位置に固定することができる。
また、シート状部材の連続体が保持面に保持された後に、同連続体からシート状部材が切除されて生成されるので、当該切除処理を安定して行うことができて、切断位置の精度向上を通して、シート状部材の生成精度の向上を図れる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置であって、
前記連続体の連続方向に前記シート状部材の前記長手方向が沿った状態で、前記カッター部材によって前記連続体から切除されて前記シート状部材が生成され、
生成された前記シート状部材が前記保持部材によって前記所定位置へと移動される間に、前記保持部材の自転動作によって前記シート状部材の前記幅方向が前記周回軌道に沿う方向を向くように変更されるのが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置によれば、シート状部材の長手方向を上記の回転軸に沿う方向、すなわち一対の連続シートの走行方向と交差する方向に向けることができて、これにより、同シート状部材を一対の連続シートに速やかに掛け渡すことができる。
かかる吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置であって、
前記所定位置を通過する際の前記保持部材の前記保持面は、前記保持面のうちで前記回転軸に沿う方向の両端部を除いて、前記円弧軌跡に沿った曲面に形成されているとともに、前記両端部には、それぞれ、前記回転軸に沿う方向の端に向かうに従って切り欠き量が大きくなるように平面で切り欠かれたような山形状の切り欠き状平面部が設けられており、前記切り欠き状平面部が、前記保持面における前記一部を含んでいるのが望ましい。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置によれば、保持面における回転軸に沿う方向の両端部にそれぞれ上記の切り欠き状平面部を設けることによって、上記の一部に相当する部分を容易に設けることができる。
また、
四隅を有するシート状部材を、連続方向に平行に走行する一対の連続シートに掛け渡して接着することにより、連続シートの複合体を製造する方法であって、
前記シート状部材を保持面で保持する保持部材が、所定の回転軸を中心とする円状の周回軌道を周回することと、
前記保持面が前記周回軌道の半径方向の外方を向いた状態で、前記保持面が前記周回軌道における所定位置を通過する際に、前記所定位置に配置されたローラー部材の外周面で前記一対の連続シートを前記シート状部材に押し付けることにより、前記シート状部材を前記一対の連続シートに接着して前記保持面から前記シート状部材を前記一対の連続シートに引き渡すことと、を有し、
前記保持面において前記シート状部材の前記四隅に対応する各部分は、前記各部分が前記所定位置を通過する際に描く円弧軌跡に沿った曲面状の部分とされており、
前記周回軌道に沿う方向に隣り合う2つの前記曲面状の部分が前記所定位置を通過する際に描く前記円弧軌跡よりも、前記保持面において前記2つの前記曲面状の部分同士の間に位置する少なくとも一部が前記所定位置を通過する際に描く軌跡の方が、前記周回軌道の半径方向の内方に位置していることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法である。
このような吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法によれば、保持面においてシート状部材の四隅に対応する各部分は、上記の円弧軌跡に沿った曲面状の部分とされている。よって、ローラー部材と協同して、シート状部材の四隅を一対の連続シートに確実に押し付けることができる。そして、これにより、シート状部材の四隅を高い接着強度で一対の連続シートに接着することができて、その結果、シート状部材を一対の連続シートに掛け渡した状態にしっかりと固定することができる。
また、2つの曲面状の部分が描く円弧軌跡よりも、2つの曲面状の部分同士の間に位置する上記一部が描く軌跡の方が、周回軌道の半径方向の内方に位置している。
よって、2つの曲面状の部分同士の間に位置する上記一部に対して上記ローラー部材から付与される単位面積当たりの押し付け力を、上記の2つの曲面状の部分に対して同ローラー部材から付与される単位面積当たりの押し付け力よりも小さくすることができる。そして、これにより、当該一部での押し付け力が低下されるので、少なくとも当該一部では、ローラー部材の外周面の扁平変形を緩和軽減することができて、その結果、シート状部材の皺を抑制することができる。
===本実施形態===
本実施形態の連続シートの複合体の製造装置30は、例えば使い捨ておむつ1の製造ラインで使用される。
図4乃至図6は、使い捨ておむつ1の説明図である。図4は、展開状態のおむつ1の概略平面図であり、図5は、着用状態のおむつ1の概略斜視図であり、図6は、展開状態のおむつ1の概略分解斜視図である。
このおむつ1は、着用者の腹側部を覆う腹側帯部材20と、同背側部を覆う背側帯部材24と、同股間にあてがわれる股下部材と、を備えている。図4の展開状態では、腹側帯部材20と背側帯部材24とが互いの間に間隔をあけて平行に並んだ状態において、これらの間に股下部材10の長手方向の両端部10e,10eが掛け渡されて固定されており、その外観形状は平面視略H形状をなしている。
そして、この状態から、股下部材10の長手方向の略中央部C10を折り位置としておむつ1が二つ折りされるとともに、この二つ折りの状態において互いに対向する帯部材20,24同士が、着用者の脇腹に当接すべき部位20e,24eにて止着されると、これら帯部材20,24同士が環状に連結されて、これにより、図5に示すような胴回り開口3及び一対の脚回り開口5,5が形成された着用状態のおむつ1となる。
図4及び図6に示すように、腹側帯部材20及び背側帯部材24は、どちらも、不織布等の柔軟なシートを素材とする。この例では、不織布を折り返して一部20p,24pを二枚重ねにすることにより各帯部材20,24は形成されている。また、各帯部材20,24における二枚重ねの部分20p,24pの間には、それぞれ、糸ゴム等の弾性部材22,22…が伸長下で介挿されつつ、同二枚重ねの部分20p,24pに接着固定されており、これにより、これら帯部材20,24には伸縮性が付与されている。なお、この二枚重ねの部分20p,24pは、おむつ1の胴回り開口3を構成する部分であり、よって、この伸縮性に基づいて、胴回り開口3は伸縮自在とされている。
また、この例では、各帯部材20,24のうちで脚回り開口5の一部をなす部分20p2,24p2は、二枚重ねとされていないが、二枚重ねとされていても良い。更に、この例では、かかる脚回り開口5の一部をなす部分20p2,24p2にも、糸ゴム等の弾性部材22,22…が伸長下で接着固定されており、同部分20p2,24p2にも伸縮性が付与されている。そして、これにより、当該脚回り開口5の一部も伸縮自在とされている。
図4及び図6に示すように、股下部材10は、着用者の尿等の排泄液を吸収する吸収性本体11と、吸収性本体11よりも着用者の非肌側に設けられた柔軟且つ薄厚の外装シート部材15と、を有する。
吸収性本体11は、パルプ繊維やSAP(高吸収性ポリマー)等の液体吸収性素材を所定形状に成型してなる吸収性コア12と、吸収性コア12を着用者の肌側から覆って設けられた液透過性のトップシート13と、吸収性コア12を着用者の非肌側から覆って設けられた液不透過性のバックシート14と、を有している。トップシート13は、例えば不織布であり、また、バックシート14は、例えばポリエチレン等の樹脂フィルムである。なお、吸収性コア12は、ティッシュペーパー等の液透過性シート(不図示)で被覆されていても良い。
図6に示すように、外装シート部材15は、股下部材10における外装をなすとともに、一対の脚回り開口5,5を形成する部材としても機能する。かかる外装シート部材15は、長手方向と幅方向と厚さ方向とを有する略矩形状のシート部材であり、長手方向、幅方向、及び厚さ方向は、それぞれ、図4の展開状態におけるおむつ1の長手方向、幅方向、及び厚さ方向を向いている。そして、外装シート部材15は、吸収性本体11よりも幅方向の両側に飛び出しており、これにより、外装シート部材15の幅方向の両端部15ew,15ewは、一対の脚回り開口5,5を構成する。また、同両端部15ew,15ewには、長手方向に伸縮性が付与されており、そして、これに、前述の帯部材20,24の部分20p2,24p2の伸縮性が組み合わせられて、各脚回り開口5,5は伸縮自在とされている。
なお、この例では、かかる外装シート部材15は、一枚物のシートではなく、複数のシート16,17,18,18等が組み合わせられた複合シートとされている。図7は、外装シート部材15の概略分解斜視図である。同図7に示すように、外装シート部材15は、吸収性本体11が載置されて接着固定されるべき面を有する柔軟な肌側シート16と、同肌側シート16に非肌側から重ね合わせられて接着固定される柔軟な非肌側シート17と、幅方向の各端部の位置においてこれら肌側シート16と非肌側シート17とに挟まれつつこれら両シート16,17に接着固定された一対の伸縮性シート18,18と、を有している。そして、一対の伸縮性シート18,18は、それぞれ肌側シート16及び非肌側シート17から幅方向に飛び出しており、この飛び出し部分が、外装シート部材15の幅方向の各端部15ew,15ewとなる(図6)。
図7の肌側シート16の一例としては、液不透過性の樹脂フィルムを例示でき、非肌側シート17の一例としては、不織布を例示できる。また、伸縮性シート18としては、不織布等の柔軟なシート18sに、長手方向に伸長下で糸ゴム等の弾性部材19,19…を接着固定したものを例示できて、この例では、かかる弾性部材19,19…は、同シート18sが折り返されて二枚重ねにされた部分18spの間に介挿されている。そして、かかる弾性部材19,19…がシート18sに接着固定される時点の弾性部材19,19…の伸長状態よりも緩められた伸長状態で、伸縮性シート18は肌側シート16及び非肌側シート17の両者に接着固定されており、これにより、伸縮性シート18は、長手方向に多少たるんだ状態で両シート16,17に固定されている。なお、場合によっては、図7に示すように、伸縮性シート18に係る上記二枚重ねの部分18spに不織布等の柔軟な補強シート18rを介挿して接着固定しても良い。
ところで、このような構成の股下部材10を一対の帯部材20,24に掛け渡して接着する処理は、次のように二段階で行われる。先ず、図6に示すように、股下部材10の非肌側半部をなす上記外装シート部材15の長手方向の両端部15eL,15eLを一対の帯部材20,24に掛け渡して固定する。そして、しかる後に、同じく股下部材10の肌側半部をなす上記吸収性本体11を、肌側から外装シート部材15上に重ね合わせながら、同吸収性本体11の長手方向の両端部11eL,11eLを一対の帯部材20,24に掛け渡して固定する。
なお、場合によっては、一対の帯部材20,24をそれぞれ二枚重ねにするための既述の折り返し処理については、吸収性本体11を一対の帯部材20,24に掛け渡して固定した後に行っても良い。そして、このようにすれば、吸収性本体11の各端部11eL,11eLは、それぞれ、対応する帯部材20,24における二枚重ねの部分20p,24pの間に介挿されるようになって、着用時の違和感を軽減できる。そのため、この例では、そのようにされている(図4)。
このようなおむつ1は、製造ラインにおいて製造される。製造ラインでは、おむつ1の中間製品1mが、所定の搬送方向に沿って搬送されている。そして、かかる搬送中に、同中間製品1mには種々の処理が施され、各処理が施される度に、順次中間製品1mの形態が変化していって、最終的に図5のようなおむつ1が完成する。本実施形態の製造装置30は、その一工程を担っている。
図8Aは、この製造装置30の概略側面図である。また、図8Bは、図8A中のB−B矢視図であり、図8Cは、図8A中のC−C矢視図である。
なお、以下では、製造ラインの幅方向のことを「CD方向」とも言い、このCD方向と直交する方向のことを「MD方向」とも言う。つまり、MD方向とは、CD方向と直交する平面内の任意の方向のことを言う。そして、おむつ1の中間製品1mは、MD方向を搬送方向として搬送されている。また、以下では、MD方向において互いに直交する2方向のうちで鉛直方向のことを「上下方向」とも言い、同水平方向のことを「前後方向」とも言うこともある。
この製造装置30では、基本的に、一対の帯部材20,24の連続体20a,24aに対して股下部材10の外装シート部材15を掛け渡して接着する処理を行う。そして、これにより、おむつ1の中間製品1mとして、図8Cのような略梯子状の部材1m(連続シートの複合体に相当)が製造される。
以下、この製造装置30が担当する上記処理について詳しく説明する。
先ず、図8Cに示すように、当該製造装置30に供給される時点の一対の帯部材20,24は、MD方向に沿った連続体20a,24aの形態で、且つ、互いにCD方向に間隔を隔てつつ平行に並んだ状態で同連続体20a,24aの連続方向に沿って搬送されている。なお、この例では、一対の帯部材20,24の連続体20a,24aは、それぞれ、未だ折り返されておらず、つまり二枚重ねにされる前の状態で搬送されている。
また、外装シート部材15の方も、図8Bに示すように、MD方向に連続する連続体15aの形態で同連続体15aの連続方向に沿って搬送されている。すなわち、外装シート部材15を構成する肌側シート16、非肌側シート17、一対の伸縮性シート18,18等についても、それぞれ、外装シート部材15の長手方向に連続する連続シートの状態にあるとともに、これらの各連続シートが接着等によって互いに一体化された状態にある。
一方、図8Aに示すように、製造装置30は、回転ドラム31を有する。回転ドラム31は、CD方向に沿った回転軸C31回りに駆動回転する。回転ドラム31の外周部には、複数の保持パッド51,51…(保持部材に相当)が回転ドラム31の回転方向Dc31に並んで設けられている。複数の保持パッド51,51…は、回転ドラム31の回転動作から回転力を得て、これにより、所定の正円状の周回軌道Trを一方向に(図8Aの例では、時計回りに)周回する。なお、正円状の周回軌道Trの中心軸CTr(請求項に係る「回転軸」に相当)もCD方向に沿っており、当該中心軸CTrは、回転ドラム31の回転軸C31からと同心である。
各保持パッド51は、吸引力を発生する保持面51sを有し、同保持面51sは、周回軌道Trの半径方向Drの外方を向いている。また、周回軌道Trの所定位置Pinに向けて、上記の外装シート部材15の連続体15aが搬送されている。よって、当該所定位置Pinを各保持パッド51,51…が通過する際には、各保持パッド51,51…は、外装シート部材15の連続体15aの片面を保持面51sで吸引して保持する。つまり、当該所定位置Pinは、外装シート部材15の連続体15aを各保持パッド51,51…が受け取る受け取り位置Pinとなっている。
また、周回軌道Trにおいて上記の受け取り位置Pinよりも下流の位置には、カッター部材の一例としてカッターロール71aが配置されている。カッターロール71aは、CD方向に沿った回転軸C71a回りに回転し、カッターロール71aの外周面には、例えば先端が尖ったカッター刃71c,71cが設けられている。また、各保持パッド51には、カッター刃71cを受ける受け刃71cが、受け取り位置Pinでの同パッド51の周回方向Dc31の上流端に隣接して設けられている。そして、カッターロール71aの位置を受け刃71rが通過する際にカッター刃71cが受け刃71rに対向するように、カッターロール71aは、回転ドラム31の回転動作に連動して回転する。
よって、周回軌道Trにおけるカッターロール71aの配置位置を、保持パッド51が通過した直後には、外装シート部材15の連続体15aのうちで保持パッド51に保持された部分が、同保持パッド51の上流端に隣接する受け刃71rとカッターロール71aのカッター刃71cとの挟み込みにより切除されて、これにより、長手方向がMD方向を向いた単票状の外装シート部材15が保持パッド51上に生成される。そして、保持パッド51は、そのまま保持面51sで単票状の外装シート部材15を保持しつつ、周回軌道Trにおける下流に移動して、これにより、外装シート部材15を周回軌道Trにおける引き渡し位置Pout(第2の所定位置に相当)へと移動する。
なお、この引き渡し位置Poutへと移動する過程では、保持パッド51は、保持面51sの平面中心C51s回りに90°だけ自転し、これによって、保持面51上の外装シート部材15も同平面中心C51s回りに90°だけ回転し、その結果、外装シート部材15の長手方向は、MD方向からCD方向に変更される。そして、これにより、外装シート部材15は、一対の帯部材20,24の連続体20a,24aに対して掛け渡し可能な姿勢となる。
他方、同引き渡し位置Poutには、一対の帯部材20,24の連続体20a,24aの走行を案内する搬送ローラー82(ローラー部材に相当)が配置されている。そして、同引き渡し位置Poutを保持パッド51が通過する際に、搬送ローラー82は、一対の帯部材20,24の連続体20a,24aを、保持パッド51が保持する外装シート部材15に押し付けて、これにより、一対の帯部材20,24aの連続体20a,24aに、それぞれ外装シート部材15のCD方向の各端部15eL,15eLを接着する。そして、これにより、保持パッド51から外装シート部材15が一対の帯部材20,24の連続体20a,24aに引き渡されて、同図8Cのような略梯子状の中間製品1mが生成される。すなわち、一対の帯部材20,24の連続体20a,24aに複数の外装シート部材15,15…がMD方向に所定ピッチで接着されてなる略梯子状の中間製品1mが生成される。
そして、ここまでが、この製造装置30が担当する処理範囲である。ちなみに、この例では、一対の帯部材20,24の連続体20a,24aが「一対の連続シート」に相当し、外装シート部材15が「シート状部材」に相当する。
以上、この製造装置30が行う処理について主に説明したが、以下では、この製造装置30の構成について詳しく説明する。
図8Aに示すように、回転ドラム31は、サーボモーター等を駆動源として、CD方向に沿った回転軸C31回りに駆動回転する。回転ドラム31の外周部には、回転ドラム31の回転方向Dc31の所定角度おきに複数のアーム部材33a,33a…が所定の支点回りに揺動可能に支持されている。そして、各アーム部材33aの揺動端は、適宜なリンク部材33rを介して、対応する保持パッド51に連結されている。また、各保持パッド51は、地面側に固定された正円状の案内レール等の適宜な案内部材(不図示)よって上記の正円状の周回軌道Trを周回するように案内されている。よって、回転ドラム31が一方向に回転動作をすると、この回転動作から回転力を得て、各保持パッド51,51…は、回転ドラム31と連動して周回軌道Trを一方向に(図8Aの例では、時計回りに)周回する。
図8B及び図8Cに示すように、保持パッド51の保持面51sは、外装シート部材15を隅々まで保持可能にすべく、外装シート部材15の平面形状に対応させて長手方向と幅方向とを有している。そして、図8Bに示すように受け取り位置Pinでは保持面51sの長手方向を周回軌道Trに沿わせつつ、隣り合う保持パッド51,51との間の間隔を詰めた状態となり、そして、当該状態で同受け取り位置Pinを通過して外装シート部材15の連続体15aを保持面51sで吸引保持する。
ここで、保持面51sの吸引力は、保持面51sに設けられた複数の吸気孔51h,51h…からの吸気によって発生する。そして、この例では、吸気孔51h,51h…(図8Bでは不図示のため、図10Aを参照)の分布密度(この例では、吸気孔51h,51h…の孔径は、互いに同径に統一されているので、単位面積当たりの吸気孔51h,51h…の数)の設定によって、図8Bの保持面51sの幅方向の両端部51sew,51sewの単位面積当たりの吸引力は、同中央部51scwの単位面積当たりの吸引力よりも大きくされている。
よって、同受け取り位置Pinでは、図8Bに示すように、外装シート部材15の連続体15aの幅方向(CD方向)の各端部15aew,15aewを保持面51sが保持した後に、中央部15acwを同保持面51sが保持する。そして、これにより、保持面51sの中央部51scwでの外装シート部材15の連続体15aの保持位置の影響を受けずに、保持面51sは外装シート部材15の連続体15aの幅方向の各端部15aew,15aewを保持することができて、その結果、保持面51sにおいて同連続体15aの幅方向の各端部15aew,15aewが保持されるべき位置に、当該各端部15aew,15aewを正確に保持可能となる。
なお、当該各端部15aew,15aewは、図6に示す単票状の外装シート部材15の幅方向の各端部15ew,15ewに相当し、当該各端部15ew,15ewは、脚回り開口5,5を構成するおむつ1の重要部分の一つである。よって、上記のような吸引力分布に設定すれば、かかる重要部分の取り付け精度を高めることができる。
ちなみに、吸気孔51h,51h…からの吸気の実現は、例えば、吸気孔51h,51h…と連通する圧力室SP51(図10B及び図10Cを参照)を保持パッド51内に区画形成するとともに、適宜な不図示の管部材を介して上記の圧力室SP51をブロワやコンプレッサーなどの負圧源(不図示)に接続することによってなされる。
一方、図8Aに示すように、外装シート部材15の連続体15aを保持した保持パッド51は、周回軌道Trの上流側に隣り合う保持パッド51との間の間隔を詰めた状態を概ね維持しながら、カッターロール71aの位置を通過する。ここで、この通過時には、保持パッド51,51同士の間に位置する受け刃71rと協同して、カッターロール71aのカッター刃71cは、外装シート部材15の連続体15aを速やかに切断し、これにより、外装シート部材15の連続体15aのうちで保持パッド51に保持された部分が、外装シート部材15の連続体15aから切除されて、その結果、長手方向がMD方向を向いた単票状の外装シート部材15が保持パッド51上に生成される。
そうしたら、保持パッド51は、外装シート部材15を保持したまま引き渡し位置Poutへ向かうが、同引き渡し位置Poutに到達する前に、保持パッド51は90°自転して、保持面51sの長手方向をCD方向に向ける。
但し、かかる90°自転時には、周回軌道Trに沿う方向に隣り合う保持パッド51,51同士が干渉する恐れがある。すなわち、当該隣り合う保持パッド51,51同士の間隔が詰まった状態で一方の保持パッド51が90°自転すると、90°自転した保持パッド51が、その隣の保持パッド51にぶつかり得る。更に、保持パッド51が引き渡し位置Poutに到達する前に、隣り合う保持パッド51,51同士の間のピッチP51を、図4のおむつ1の帯部材20,24の長さL20,L24に対応した大きさに設定しておく必要もある。
そのため、この例では、カッターロール71aの位置を通過してから引き渡し位置Poutに到達するまでの間に、隣り合う保持パッド51,51同士の間のピッチP51を拡大するように構成されている。また、当該引き渡し位置Poutを通過してから再び受け取り位置Pinに到達するまでの間に、再度90°自転するとともに、拡大したピッチP51を縮小するようにも構成されており、これにより、保持パッド51が再び受け取り位置Pinを通過する際には、保持パッド51の長手方向を周回軌道Trに沿う方向たるMD方向に向けた状態であって、しかも、保持パッド51,51同士の間の間隔が詰まった状態に戻っている。よって、前述した受け取り位置Pinでの外装シート部材15の連続体15aの受け取りについても、速やかに行うことができる。
かかる保持パッド51,51同士の間のピッチP51の拡大及び縮小の各動作は、例えばカム部材によって実現される。すなわち、地面側に固定された不図示のカム部材には、例えば正面カムとして環状溝が形成されており、また、この環状溝に係合する不図示のカムフォロワ等の係合子が上記の各アーム部材33a,33a…に設けられている。そして、環状溝の形状たるカム曲線は、上記の拡大及び縮小の動作パターンに対応した形状に設定されている。よって、回転ドラム31が回転動作をすると、正面カムたる環状溝と係合子との係合によって、アーム部材33aは、回転ドラム31の回転方向Dc31における各回転位置に応じた揺動動作を行い、その結果として、隣り合う保持パッド51,51同士の間のピッチP51の拡大及び縮小が実現される。
また、図8A及び図8Cを参照して既述のように、引き渡し位置Poutには、一対の帯部材20,24の連続体20a,24aの走行を案内すべく、搬送ローラー82が設けられている。同搬送ローラー82は、CD方向に平行な回転軸C82回りに回転し、回転軸C82は定位置に移動不能に固定されている。そして、搬送ローラー82の外周面82sには、一対の帯部材20,24の連続体20a,24aが当接しており、かかる一対の帯部材20,24の連続体20a,24aは、CD方向に並んだ状態でMD方向に走行している。
かかる搬送ローラー82は、所謂フラットローラーである。すなわち、搬送ローラー82は、上記回転軸C82を円心とする正円形状の外周面82sを有し、そして、この正円形状の半径は、CD方向における所定範囲、例えば少なくとも保持パッド51の保持面51sが対向する範囲に亘って同径に維持されている。また、搬送ローラー82の外周面82sを含む表層部は、所定厚さのシリコンゴム等の弾性材によって構成されており、これにより、外周面82sにおいて外方から押し付け力が作用した部分は、扁平変形するようになっている。
そして、かかる構成の搬送ローラー82は、引き渡し位置Poutを通過する保持面51sと協同して一対の帯部材20,24の連続体20a,24aを外装シート部材15に押し付け可能な位置に配されている。例えば、この例では、搬送ローラー82の外周面82sは、後述の保持面51s’が描く円弧軌跡と引き渡し位置Poutにおいて最も接近するとともに、同円弧軌跡に概ね接するように配されている。そして、これにより、引き渡し位置Poutでは、一対の帯部材20,24の連続体20a,24aの走行方向は、上記の円弧軌跡に沿っているとともに、同連続体20a,24aの走行経路は、引き渡し位置Poutにおいて上記の円弧軌跡に最も接近しており、この例では、引き渡し位置Poutにおいて同走行経路は上記の円弧軌跡にほぼ接している。
図9A乃至図10Cは、保持パッド51の保持面51sの説明図である。図9A乃至図9Cは、比較例の保持面51s’の説明図であり、図10A乃至図10Cは、本実施形態の保持面51sの説明図である。なお、比較例及び本実施形態のどちらの図についても、図Aに、保持面51s’,51sの正面図(周回軌道Trの半径方向Drの外方から見た図)を示しており、図Bには、図A中のB−B矢視図を示し、図Cには、図A中のC−C矢視図を示している。また、図11には、本実施形態の保持パッド51の概略斜視図を示している。なお、図9A乃至図11では、受け刃71rについては不図示としており、このことは、この後で参照する図12及び図13でも同様である。
図9Aに示すように、比較例の保持面51s’は、同保持面51s’を周回軌道Trの半径方向Drの外方から見た場合に、長手方向と幅方向とを有した略長方形状をなしている。尚、以下では、保持面51sの長手方向及び幅方向の両者と直交する方向のことを「厚さ方向」とも言う。また、同保持面51sを幅方向から見た場合には、図9Bに示すように、その形状は、長手方向に沿って平坦な形状をなしているが、長手方向から見た場合には、図9Cに示すように、その形状は、幅方向の各端部51sew’,51sew’から中央部51scw’へ向かうに従って徐々に厚さ方向に膨出したような形状をなしている。すなわち、保持面51s’は、所定の曲率半径R51s’で幅方向に湾曲した円弧曲面をなしている。更に換言すると、幅方向に沿った断面での保持面51s’の形状は、図9Cに示すように、上記曲率半径R51s’の円弧形状となっていて、かかる円弧形状が、長手方向の全長に亘って同形に維持されている。また、上記の曲率半径R51s’は、例えば、周回軌道Trの中心軸CTrと搬送ローラー82の外周面82sとを結ぶ最短距離と、概ね等しい値に設定されている。
よって、図8Aのように、引き渡し位置Poutにおいて保持面51s’の長手方向がCD方向を向くとともに、幅方向が周回軌道Trに沿う方向たるMD方向を向いた状態になれば、同保持面51s’が引き渡し位置Poutを通過する際には、保持面51s’は、その全面に亘って同一の円弧軌跡を描くようになる。
そして、これにより、引き渡し位置Poutを通過する保持面51sを、搬送ローラー82は、保持面51のMD方向の全長に亘って略均等な押し付け力で押圧することができて、その結果、図8Cに示すように、外装シート部材15のMD方向の全長L15wに亘って略均等な押し付け力で、一対の帯部材20,24の連続体20a,24aを外装シート部材15に押し付けることができる。よって、同図8Cに示す外装シート部材15のCD方向の両端部15eL,15eLは、それぞれMD方向の全長L15wに亘って高い接着強度で一対の帯部材20,24の連続体20a,24aに接着されるようになる。
しかしながら、この比較例の場合には、上記の搬送ローラー82の押し付けに伴って、外装シート部材15に皺が寄ってしまい、そして、この皺が寄った状態で同外装シート部材15のCD方向の両端部15eL,15eLが一対の帯部材20,24の連続体20a,24aに接着されてしまう恐れがある。
すなわち、図3に示すように、上記の押し付けにより、搬送ローラー82の外周面82sは扁平変形するが、ここで、この扁平変形した部分では、周方向の長さが短縮している。すると、この短縮に伴って、MD方向に圧縮するような力Fが外装シート部材15に作用し得て、この力Fにより、外装シート部材15には、細かい皺が寄り易い。なお、かかる力Fは、一対の帯部材20,24の連続体20a,24aの方にも作用し得るが、当該連続体20a,24aには、走行用の張力がMD方向に作用しているので、このMD方向の張力が上記の力Fに対抗し得る。よって、同連続体20a,24aには、皺は生じ難く、その結果、専ら、上記の張力がMD方向に作用しない外装シート部材15の方に、細かい皺が寄ることになる。そして、その結果、このような皺が寄った状態で外装シート部材15のCD方向の両端部15eL,15eLが、それぞれ一対の帯部材20,24の連続体20a,24aに接着されてしまう可能性がある。
一方、一対の帯部材20,24の連続体20a,24aへの外装シート部材15の接着固定性の観点からは、周回軌道Trに沿う方向たるMD方向に関して外装シート部材15の全長L15w(図8C)に亘って同外装シート部材15が一対の帯部材20,24の連続体20a,24aに高い接着強度で接着されている必要はない。すなわち、少なくとも、図8Cに示すような外装シート部材15の四隅15c,15c,15c,15cにおいて高い接着強度で接着されていれば、仮に、周回軌道Trに沿う方向に隣り合う二つの隅15c,15c同士の間の部分15mにおいては四隅15c,15c…より低い接着強度で接着されていても、概ね外装シート部材15を一対の帯部材20,24の連続体20a,24aにしっかりと接着固定可能と考えられる。そして、このことから、2つの隅15c,15c同士の間の部分15mにおいては、搬送ローラー82の押し付け力を四隅15c,15c…よりも弱くしても問題無いと考えられ、そうすれば、搬送ローラー82の扁平変形の軽減を通して、外装シート部材15の皺を抑制可能と考えられる。
そこで、図10A乃至図11に示すように、本実施形態の保持パッド51の保持面51sは、図9Aの比較例の保持パッド51’の保持面51s’における長手方向の両端部51seL’,51seL’を平面で切り欠いたような形状とされている。
詳しくは、図10A乃至図11に示すように、本実施形態の保持面51sにおける長手方向の両端部51seL,51seLには、それぞれ長手方向の端に向かうに従って切り欠き量が大きくなるようにしつつ平面で切り欠かれたような形状の部分51sp,51spが設けられており、これにより、切り欠かれた部分51spは、山形状の平面部51sp(以下、切り欠き状平面部51spとも言う)とされている。また、保持面51sにおける四隅の部分51sc,51sc,51sc,51scに、それぞれ円弧曲面の部分51sk,51sk,51sk,51skが残存するように、上記の各切り欠き状平面部51sp,51spは形成されている。
よって、保持面51sが周回軌道Trにおける引き渡し位置Poutを通過する際には、保持面51sにおける四隅の各円弧曲面の部分51sk,51sk,51sk,51sk(曲面状の部分に相当)は、上述と同じ円弧軌跡を描く。そのため、搬送ローラー82と協同して外装シート部材15の四隅15c,15c…を一対の帯部材20,24の連続体20a,24aに確実に押し付けることができる。そして、これにより、外装シート部材15の四隅15c,15c…を高い接着強度で一対の帯部材20,24の連続体20a,24aに接着することができて、その結果、外装シート部材15を一対の帯部材20,24の連続体20a,24aに掛け渡した状態にしっかりと固定することができる。
一方、図10Aの保持面51sにおける長手方向の両端部51seL,51seLの各切り欠き状平面部51sp,51spは、それぞれ、四隅の円弧曲面の部分51sk,51sk…よりも、周回軌道Trの半径方向Drの内方に引っ込んでいる。よって、当該切り欠き状平面部51spが引き渡し位置Poutを通過する際には、同切り欠き状平面部51spは、四隅の円弧曲面の部分51sk,51sk…が描く上記の円弧軌跡よりも、周回軌道Trの半径方向Drの内方を移動する。すなわち、切り欠き状平面部51spが引き渡し位置Poutを通過する際に同平面部51spが描く軌跡は、四隅の円弧曲面の部分51sk,51sk…が描く上記の円弧軌跡よりも、周回軌道Trの半径方向Drの内方に位置している。
よって、搬送ローラー82から切り欠き状平面部51spに付与される単位面積当たりの押し付け力は、同搬送ローラー82から四隅の各円弧曲面の部分51sk,51sk…に付与される単位面積当たりの押し付け力よりも小さくなって、これにより、当該切り欠き状平面部51spにおいては、搬送ローラー82の外周面82sの扁平変形を緩和軽減することができる。そして、その結果、外装シート部材15のCD方向の両端部15eL,15eLに生じ得る皺を抑制することができる。
また、図10Aに示すように、切り欠き状平面部51spの形状たる山形状は、幅方向の中央線CLW51sに関して線対称な形状とされている。よって、切り欠き状平面部51spにおける押し付け力の圧力分布を中央線CLW51sの両側の各部分同士で互いに揃えることができる。そして、これにより、中央線CLW51sの両側の各部分同士で、皺の抑制効果や接着強度を互いに揃えることができる。
ここで、望ましくは、保持面51sにおける四隅の円弧曲面の部分51sk,51sk…の単位面積当たりの吸引力を、保持面51sにおける四隅の円弧曲面の部分51sk,51sk…以外の部分の単位面積当たりの吸引力よりも大きくすると良い。この例では、吸気孔51h,51…の孔径は、全ての吸気孔51h,51h…に亘って同寸に統一されているが、保持面51sの単位面積当たりの吸気孔51h,51h…の数については、四隅の円弧曲面の部分51sk,51sk…において多くしており、これにより、当該円弧曲面の部分51sk,51sk…での単位面積当たりの吸引力を大きくしている。
そして、このようにしていれば、保持面51sは、四隅の円弧曲面の部分51sk,51sk…にて外装シート部材15の四隅15c,15c…をしっかりと保持可能となるため、保持面51s上での変位や変形が不能な状態に外装シート部材15を確実に拘束することができて、このことも、外装シート部材15に生じ得る皺の抑制に有効に寄与する。ちなみに、この例では、図6に示すように、外装シート部材15の幅方向の両端部15ew,15ewには、それぞれ長手方向の伸縮性が付与されているので、特に両端部15ew,15ewの形状が安定し難いが、上記のように、四隅の円弧曲面の部分51sk,51sk…での吸引力を高めていれば、当該形状を安定化させることができる。
また、望ましくは、図10Aの保持面51sの略全面に亘って、粘着性を低下させる処理が施されていると良い。そして、このようにされていれば、保持面51sへの接着剤の付着、並びに同付着に伴うトラブルを未然に防ぐことができる。詳しくは、次の通りである。
先ず、外装シート部材15又は一対の帯部材20,24の連続体20a,24aには、これらを接着するためにホットメルト接着剤等の接着剤が予め塗布されている。そして、引き渡し位置Poutにて搬送ローラー82により一対の帯部材20,24の連続体20a,24aを保持面51sの外装シート部材15に押し付けて接着する際には、接着剤が、厚さ方向に浸透して染み出して保持面51sに付着する恐れがある。そして、仮に付着した場合には、上記の引き渡し位置Poutで一対の帯部材20,24の連続体20a,24aに外装シート部材15が接着された後においても、当該外装シート部材15が保持面51sから離れ難くなってしまい、その結果、保持面51sから一対の帯部材20,24の連続体20a,24aへの外装シート部材15の引き渡しを円滑に行えなくなってしまう。しかし、この点につき、上記のように保持面51sの粘着性を低下させていれば、保持面51sへの接着剤の付着を有効に防ぐことができて、その結果、上述のトラブルも防ぐことができる。なお、粘着性を低下させる表面処理の具体例としては、プラズマコーティングを例示できるが、何等これに限らない。
更に、望ましくは、図12に示すように、保持面51sにおける四隅の円弧曲面の部分51sk,51sk…の摩擦係数を、保持面51sにおける切り欠き状平面部51sp,51spの摩擦係数よりも大きくしていると良い。この例では、保持面51sにおける幅方向の両端部51sew,51sew(図12中、斜線で示す部分)には、それぞれ、摩擦係数を高める表面処理が施されており、これにより、当該両端部51sew,51sewは、長手方向の略全長に亘って摩擦係数が高められているが、保持面51sにおける幅方向の両端部51sew,51sew以外の部分には、かかる表面処理が施されていないか、或いは、摩擦係数を低くする表面処理が施されており、これにより、同両端部51sew,51sew以外の部分は、両端部51sew,51sewよりも摩擦係数が低い状態とされている。そして、ここで、四隅の円弧曲面の部分51sk,51sk…は、前者たる幅方向の両端部51sew,51sewに含まれ、切り欠き状平面部51sp,51spは、後者たる幅方向の両端部51sew,51sew以外の部分に含まれている。
よって、保持面51sは、上記の四隅の円弧曲面の部分51sk,51sk…において外装シート部材15の四隅15c,15c…をしっかりと保持することができる。そして、これにより、保持面51s上での変位や変形が不能な状態に外装シート部材15を確実に拘束することができる。
ちなみに、摩擦係数を高める表面処理の具体例としては、低粘着性で高グリップ性のプラズマコーティングを例示でき、また、摩擦係数を低くする表面処理の具体例としては、低粘着性で滑り性のプラズマコーティングを例示できるが、何等これに限らない。例えば、表面粗度を異ならせることにより、摩擦係数を異ならせても良い。
また、望ましくは、図10B、図10C、及び図11に示すように、保持パッド51が、保持面51sを含む保持面側部分511と、保持面51sを含まない回転ドラム側部分512との二つに分割可能に構成されており、そして、前者の保持面側部分511が後者の回転ドラム側部分512にボルト止め等の着脱可能な固定構造で固定されていると良い。そして、このように構成されていれば、保持パッド51の保持面51sが搬送ローラー82の押し付け力起因で磨耗等の経年劣化をした際に、当該保持パッド51の修繕を容易に行うことができる。すなわち、保持パッド51の回転ドラム側部分512から、保持面側部分511を取り外して新品の保持面側部分511に交換すれば、保持面51sが経年劣化した保持パッド51の修繕を速やかに行うことができる。
また、更に望ましくは、図13に示すように、保持面側部分511が、長手方向に三分割可能に構成されていると良い。すなわち、保持面51sの長手方向の各端部51seL,51seLに位置しつつ切り欠き状平面部51spを含む一対の部分511e,511eと、長手方向の中央部に位置しつつ切り欠き状平面部51spを含まない部分511cとの三つに分割されていると良い。そして、このように構成されていれば、経年劣化による部品交換の単位を更に小さくすることができて、これにより、修繕費の抑制を図れる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、保持パッド51の保持面51sは、長手方向の両端部51seL,51seLにそれぞれ山形状の切り欠き状平面部51sp,51spを有していたが、何等これに限らない。すなわち、保持面51sにおいて幅方向に隣り合う2つの隅の円弧曲面の部分51sk,51skが、引き渡し位置Poutを通過する際に描く円弧軌跡よりも、保持面51sにおいて上記2つの隅の円弧曲面の部分51sk,51sk同士の間に位置する少なくとも一部が引き渡し位置Poutを通過する際に描く軌跡の方が、周回軌道Trの半径方向Drの内方に位置するようになっていれば、相応に上述の搬送ローラー82の扁平変形の軽減効果を奏することができて、ひいては、皺の抑制を図れる。よって、上記の一部は、切り欠き状平面部51spでなくても良い。例えば、保持面51sにおける長手方向の両端部51seL,51seLに、曲面で切り欠いたような切り欠き状曲面部を上記の一部として設けても良い。
上述の実施形態では、保持面51sにおいて切り欠き状平面部51sp以外の部分の形状を、図10A乃至図10Cに示すように円弧曲面としていたが、何等これに限らない。すなわち、保持面51sの四隅の部分51sc,51sc…の形状を、それぞれ円弧曲面にしていれば、当該四隅の部分51sc,51sc…以外の部分の形状については、円弧曲面でなくても良い。例えば、保持面51sにおける長手方向の両端部51seL,51seLの上記切り欠き状平面部51sp,51spに加えて、保持面51sにおける長手方向の中央部51scwを、周回軌道Trの半径方向Drの内方にへこませても良い。
上述の実施形態では、吸収性物品の一例として使い捨ておむつ1を例示したが、人や動物の排泄液を吸収する吸収性物品であれば、何等これに限らない。例えば、ペット等の動物用の使い捨ておむつでも良い。
上述の実施形態では、シート状部材の一例としての外装シート部材15は、複数のシート16,17,18,18等が接着された複合シートであったが、何等これに限らず、一枚のシートで形成されていても良い。
1 使い捨ておむつ、1m 中間製品(連続シートの複合体)、
3 胴回り開口、5 脚回り開口、
10 股下部材、10e 長手方向の両端部、
11 吸収性本体、11eL 長手方向の両端部、
12 吸収性コア、
13 トップシート、14 バックシート、
15 外装シート部材(シート状部材)、15a 外装シート部材の連続体
15acw 中央部、15aew 端部、
15c 隅、15eL 長手方向の両端部、15ew 幅方向の両端部、
15m 部分、
16 肌側シート、17 非肌側シート、18 伸縮性シート、18r 補強シート、
18s シート、18sp 二枚重ねにされた部分、
19 弾性部材
20 腹側帯部材、20a 腹側帯部材の連続体(連続シート)、20e 部位、
20p 二枚重ねの部分、20p2 二枚重ねになっていない部分、
24 背側帯部材、24a 背側帯部材の連続体(連続シート)、
24p 二枚重ねの部分、24p2 二枚重ねになっていない部分、
30 製造装置、
31 回転ドラム、
33a アーム部材、33r リンク部材、
51 保持パッド(保持部材)、51h 吸気孔、
51s 保持面、51s’ 保持面、51sc 四隅の部分、
51scw 幅方向の中央部、51sew 幅方向の両端部、
51seL 長手方向の両端部、
51sk 四隅の円弧曲面の部分、
51sp 切り欠き状平面部(平面部)、
71a カッターロール(カッター部材)、71c カッター刃、
71r 受け刃、
81 引き渡し機構、
82 搬送ローラー(ローラー部材)、82s 外周面、
511 保持面側部分、511c 部分、511e 部分、
512 回転ドラム側部分、
Tr 周回軌道、
C10 略中央部、
C31 回転軸、C51s 平面中心、
C71a 回転軸、C82 回転軸、
CTr 中心軸(回転軸)、
CLW51s 中央線、
Pin 受け取り位置(第2の所定位置)、
Pout 引き渡し位置(所定位置)、
SP51 圧力室、
R51s 曲率半径、RTr 周回軌道の半径、
上記目的を達成するための主たる発明は、
四隅を有するシート状部材を、連続方向に平行に走行する一対の連続シートに掛け渡して接着することにより、連続シートの複合体を製造する装置であって、
所定の回転軸を中心とする円状の周回軌道を周回する保持部材であって、前記周回軌道の半径方向の外方を向いた保持面で前記シート状部材の片面を保持する前記保持部材と、
前記周回軌道における所定位置に配置されたローラー部材であって、前記保持面が前記所定位置を通過する際に、前記ローラー部材の外周面で前記一対の連続シートを前記シート状部材の方に押し付けることにより、前記シート状部材を前記一対の連続シートに接着して前記保持面から前記シート状部材を前記一対の連続シートに引き渡す前記ローラー部材と、を有し、
前記保持面において前記シート状部材の前記四隅に対応する各部分は、前記各部分が前記所定位置を通過する際に描く円弧軌跡に沿った曲面状の部分とされており、
前記周回軌道に沿う方向に隣り合う2つの前記曲面状の部分が前記所定位置を通過する際に描く前記円弧軌跡よりも、前記保持面において前記2つの前記曲面状の部分同士の間に位置する少なくとも一部が前記所定位置を通過する際に描く軌跡の方が、前記周回軌道の半径方向の内方に位置し
前記保持面は、吸引力によって前記シート状部材を吸引して保持し、
前記保持面における前記曲面状の部分の単位面積当たりの吸引力は、前記保持面における前記曲面状の部分以外の部分の単位面積当たりの吸引力よりも大きいことを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置である。
また、
四隅を有するシート状部材を、連続方向に平行に走行する一対の連続シートに掛け渡して接着することにより、連続シートの複合体を製造する方法であって、
前記シート状部材を保持面で保持する保持部材が、所定の回転軸を中心とする円状の周回軌道を周回することと、
前記保持面が前記周回軌道の半径方向の外方を向いた状態で、前記保持面が前記周回軌道における所定位置を通過する際に、前記所定位置に配置されたローラー部材の外周面で前記一対の連続シートを前記シート状部材に押し付けることにより、前記シート状部材を前記一対の連続シートに接着して前記保持面から前記シート状部材を前記一対の連続シートに引き渡すことと、を有し、
前記保持面において前記シート状部材の前記四隅に対応する各部分は、前記各部分が前記所定位置を通過する際に描く円弧軌跡に沿った曲面状の部分とされており、
前記周回軌道に沿う方向に隣り合う2つの前記曲面状の部分が前記所定位置を通過する際に描く前記円弧軌跡よりも、前記保持面において前記2つの前記曲面状の部分同士の間に位置する少なくとも一部が前記所定位置を通過する際に描く軌跡の方が、前記周回軌道の半径方向の内方に位置し
前記保持面は、吸引力によって前記シート状部材を吸引して保持し、
前記保持面における前記曲面状の部分の単位面積当たりの吸引力は、前記保持面における前記曲面状の部分以外の部分の単位面積当たりの吸引力よりも大きいことを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。

Claims (9)

  1. 四隅を有するシート状部材を、連続方向に平行に走行する一対の連続シートに掛け渡して接着することにより、連続シートの複合体を製造する装置であって、
    所定の回転軸を中心とする円状の周回軌道を周回する保持部材であって、前記周回軌道の半径方向の外方を向いた保持面で前記シート状部材の片面を保持する前記保持部材と、
    前記周回軌道における所定位置に配置されたローラー部材であって、前記保持面が前記所定位置を通過する際に、前記ローラー部材の外周面で前記一対の連続シートを前記シート状部材の方に押し付けることにより、前記シート状部材を前記一対の連続シートに接着して前記保持面から前記シート状部材を前記一対の連続シートに引き渡す前記ローラー部材と、を有し、
    前記保持面において前記シート状部材の前記四隅に対応する各部分は、前記各部分が前記所定位置を通過する際に描く円弧軌跡に沿った曲面状の部分とされており、
    前記周回軌道に沿う方向に隣り合う2つの前記曲面状の部分が前記所定位置を通過する際に描く前記円弧軌跡よりも、前記保持面において前記2つの前記曲面状の部分同士の間に位置する少なくとも一部が前記所定位置を通過する際に描く軌跡の方が、前記周回軌道の半径方向の内方に位置していることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置であって、
    前記保持面は、吸引力によって前記シート状部材を吸引して保持し、
    前記保持面における前記曲面状の部分の単位面積当たりの吸引力は、前記保持面における前記曲面状の部分以外の部分の単位面積当たりの吸引力よりも大きいことを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置。
  3. 請求項1又は2に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置であって、
    前記曲面状の部分の摩擦係数は、前記保持面における前記2つの前記曲面状の部分同士の間に位置する前記一部の摩擦係数よりも大きいことを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置であって、
    前記保持面には、粘着性を低下させる処理が施されていることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置であって、
    前記所定位置では、前記連続シートの走行方向は、前記円弧軌跡に沿っているとともに、前記連続シートの走行経路は、前記所定位置において前記円弧軌跡に最も接近しており、
    前記シート状部材は、長手方向と幅方向と厚さ方向とを有し、
    前記シート状部材における前記幅方向の両端部には、それぞれ前記幅方向の中央部よりも高い伸縮性が前記長手方向に沿って付与されており、
    前記所定位置を前記保持面が通過する際には、前記保持面に保持された前記シート状部材の前記幅方向が、前記周回軌道に沿う方向を向いていることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置。
  6. 請求項5に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置であって、
    前記シート状部材は、搬送方向に連続してなる連続体の状態で前記周回軌道における第2の所定位置へ向けて搬送され、
    前記周回軌道には、複数の前記保持部材が、前記周回軌道に沿う方向に並んでそれぞれ周回しており、
    前記第2の所定位置を前記保持面が通過する際に、前記保持面の吸引力によって該保持面に前記シート状部材の連続体が前記保持面に吸引されて保持され、
    前記第2の所定位置を通過する際の前記保持面の単位面積当たりの吸引力の大きさについては、前記保持面のうちで前記連続体の幅方向の各端部に対応する部分の大きさよりも、前記幅方向の中央部に対応する部分の大きさの方が小さくされており、
    前記第2の所定位置を前記保持面が通過する際には、前記吸引力に基づいて、前記シート状部材の連続体の幅方向の前記各端部の保持の後に前記中央部が前記保持面に保持され、
    前記保持面に保持された後に、カッター部材によって、前記連続体のうちで前記保持面に保持された部分が前記連続体から切除されて、前記シート状部材が生成されることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置。
  7. 請求項6に記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置であって、
    前記連続体の連続方向に前記シート状部材の前記長手方向が沿った状態で、前記カッター部材によって前記連続体から切除されて前記シート状部材が生成され、
    生成された前記シート状部材が前記保持部材によって前記所定位置へと移動される間に、前記保持部材の自転動作によって前記シート状部材の前記幅方向が前記周回軌道に沿う方向を向くように変更されることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置であって、
    前記所定位置を通過する際の前記保持部材の前記保持面は、前記保持面のうちで前記回転軸に沿う方向の両端部を除いて、前記円弧軌跡に沿った曲面に形成されているとともに、前記両端部には、それぞれ、前記回転軸に沿う方向の端に向かうに従って切り欠き量が大きくなるように平面で切り欠かれたような山形状の切り欠き状平面部が設けられており、
    前記切り欠き状平面部が、前記保持面における前記一部を含んでいることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造装置。
  9. 四隅を有するシート状部材を、連続方向に平行に走行する一対の連続シートに掛け渡して接着することにより、連続シートの複合体を製造する方法であって、
    前記シート状部材を保持面で保持する保持部材が、所定の回転軸を中心とする円状の周回軌道を周回することと、
    前記保持面が前記周回軌道の半径方向の外方を向いた状態で、前記保持面が前記周回軌道における所定位置を通過する際に、前記所定位置に配置されたローラー部材の外周面で前記一対の連続シートを前記シート状部材に押し付けることにより、前記シート状部材を前記一対の連続シートに接着して前記保持面から前記シート状部材を前記一対の連続シートに引き渡すことと、を有し、
    前記保持面において前記シート状部材の前記四隅に対応する各部分は、前記各部分が前記所定位置を通過する際に描く円弧軌跡に沿った曲面状の部分とされており、
    前記周回軌道に沿う方向に隣り合う2つの前記曲面状の部分が前記所定位置を通過する際に描く前記円弧軌跡よりも、前記保持面において前記2つの前記曲面状の部分同士の間に位置する少なくとも一部が前記所定位置を通過する際に描く軌跡の方が、前記周回軌道の半径方向の内方に位置していることを特徴とする吸収性物品に係る連続シートの複合体の製造方法。
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