JP2015084762A - 植物乾燥シート食品の製造方法 - Google Patents

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【課題】強度がある植物乾燥シート食品を効率的に製造できる製造方法を提供する。【解決手段】この植物乾燥シート食品の製造方法は、植物を細かく砕き潰してジュース状或いはペースト状とした植物材料に、増粘多糖類を付加し混合することによって吹付材料を生成する吹付材料生成工程と、この吹付材料を、ノズル端44aから、マスク体5に形成された切り抜きパターン50を通して、加熱され回動している円筒形状の乾燥プレート体6に向かって吹き付けることによってシート状堆積物を形成する吹付工程と、このシート状堆積物を乾燥プレート体6の熱で乾燥する乾燥工程と、を備えてなる。【選択図】図2

Description

本発明は、植物乾燥シート食品の製造方法に関する。
乾燥海苔のように長期保存が可能な乾燥シート食品として、野菜又は果物などの植物をシート状に加工し乾燥してなる植物乾燥シート食品が提案されている。このような植物乾燥シート食品は、これまで乾燥海苔が主に用いられて来た調理物に使用でき、かつ、植物に含まれる栄養成分や色彩などによって、乾燥海苔が持ち得なかった効用を有するものである。
例えば、特許文献1には、植物片をボイルし粉砕してミンチ状とし、それを混練処理することによりペースト状にし、そのペーストを透水シート上に供給し、透水シート下方から空気吸引を行うことによってペーストに均一な肉厚と広がりを持たせるようにし、プレス板をペースト上方から降下させてより均一な肉厚のシート状に薄く延ばし、それから乾燥して製造する植物乾燥シート食品が記載されている。ボイルは、植物のデンプンの糊化を促進するようボイラー容器内で行われる。粉砕は、ミンチ処理機内で行われる。混練処理は、植物のデンプンが溶け出してペースト状になるよう、混練機において攪拌ブレードによって行われる。ペーストの透水シート上への供給は、ペースト供給装置から下方に供給バルブを通して、移動している透水シートに投下されることによって行われる。空気吸引は、移動している透水シートを介してバキューム管によって行われる。乾燥は、プレス板による押圧の後、乾燥釜の中で行われる。
また、特許文献2には、野菜の組織内水分の一定割合以上をトレハロース溶液で置換したトレハロース溶液置換野菜を原料とし、これを破砕して得られるスラリーを薄膜状に成形し乾燥して製造する植物乾燥シート食品が記載されている。トレハロース溶液での置換は、野菜をトレハロース溶液に浸漬又は接触させることによって行われる。破砕には、高速攪拌機などが使用される。薄膜状の成形には、抄造法、流述法、ドクターブレード法、ロールコート法などが使用される。乾燥には、天日乾燥、熱風乾燥、赤外線乾燥、低温乾燥、凍結乾燥、減圧乾燥などが用いられる。
特開平08−332047号公報 特開2002−045143号公報
しかしながら、植物乾燥シート食品は、今のところほとんど出回っていない。その大きな要因は、特許文献1及び2を含め従来の植物乾燥シート食品は、乾燥海苔と同程度に強度があるものが効率的に製造できないことにある。
本発明は、係る事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、強度があるものを効率的に製造できる植物乾燥シート食品の製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の植物乾燥シート食品の製造方法は、植物を細かく砕き潰してジュース状或いはペースト状とした植物材料に、増粘多糖類を付加し混合することによって吹付材料を生成する吹付材料生成工程と、前記吹付材料を、ノズル端から、マスク体に形成された切り抜きパターンを通して、加熱され回動している円筒形状又は円柱形状の乾燥プレート体に向かって吹き付けることによってシート状堆積物を形成する吹付工程と、該シート状堆積物を前記乾燥プレート体の熱で乾燥する乾燥工程と、を備えてなることを特徴とする。
請求項2に記載の植物乾燥シート食品の製造方法は、請求項1に記載の植物乾燥シート食品の製造方法において、前記吹付材料生成工程では、前記増粘多糖類は、粉末状態のものに水を加えてペースト状にした上で前記植物材料に付加することを特徴とする。
請求項3に記載の植物乾燥シート食品の製造方法は、請求項1又は2に記載の植物乾燥シート食品の製造方法において、前記吹付材料生成工程では、前記植物材料は、前記増粘多糖類が付加される前に脱水することを特徴とする。
請求項4に記載の植物乾燥シート食品の製造方法は、請求項3に記載の植物乾燥シート食品の製造方法において、前記脱水は、真空ポンプによってジュース状或いはペースト状の植物材料からの水蒸気を排出することによって行うことを特徴とする。
請求項5に記載の植物乾燥シート食品の製造方法は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の植物乾燥シート食品の製造方法において、前記吹付工程では、前記マスク体は円筒形状であって回動しており、前記ノズル端は前記マスク体の内方に配置されていることを特徴とする。
請求項6に記載の植物乾燥シート食品の製造方法は、請求項5に記載の植物乾燥シート食品の製造方法において、前記マスク体に遮断されることにより付着した前記吹付材料は、前記マスク体とともに回動し、吹付材料回収機によってそぎ落とされて回収され再利用されることを特徴とする。
請求項7に記載の植物乾燥シート食品の製造方法は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の植物乾燥シート食品の製造方法において、前記吹付工程の前に、前記ノズル端から前記切り抜きパターンまでの距離を調整するノズル端位置調整工程を更に備えてなることを特徴とする。
本発明に係る植物乾燥シート食品の製造方法によれば、上記の吹付材料生成工程、吹付工程、及び乾燥工程によって、強度がある植物乾燥シート食品を効率的に製造することができる。
本発明の実施形態に係る植物乾燥シート食品の製造方法の吹付材料生成工程における植物材料の脱水に使用する攪拌機と真空ポンプを示す模式図である。 同上の植物乾燥シート食品の製造方法の吹付工程と乾燥工程において使用する吹付乾燥装置を示す模式的な正面視断面図である。 同上の植物乾燥シート食品の製造方法の吹付工程と乾燥工程において使用する吹付乾燥装置を示す模式的な側面視断面図である。 同上の植物乾燥シート食品の製造方法の吹付工程を説明するための模式的な正面視断面図である。 同上の植物乾燥シート食品の製造方法の吹付工程を説明するための模式的な側面視断面図である。 同上の植物乾燥シート食品の製造方法のノズル端位置調整工程を説明するための模式的な正面視断面図である。 同上の植物乾燥シート食品の製造方法の乾燥工程を説明するための模式的な正面視断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。本発明の実施形態に係る植物乾燥シート食品の製造方法は、吹付材料生成工程と吹付工程と乾燥工程とを備えている。
吹付材料生成工程は、吹付材料MAを生成する工程である。吹付材料生成工程では、野菜又は果物などの植物の洗浄後、その植物を摩砕機(例えば、増幸産業社製MKZAシリーズ)によって細かく砕き潰してジュース状或いはペースト状の植物材料にする。植物繊維も細かく砕かれる。そうすることで、水分量としては、植物の種類に応じて、例えば、トマトジュースの程度か或いはそれより少なくする。
そして、このジュース状或いはペースト状の植物材料は、後述する増粘多糖類が付加される前に脱水することが好ましく、これにより水分量が少ないペースト状の植物材料とすることができる。水分量としては、植物の種類に応じて、例えば、トマトケチャップの程度か或いはそれより少なくする。脱水を経ずに、増粘多糖類の付加も可能であるが、この脱水により、増粘多糖類の量を少なくすることができ、それにより、コストを低減するとともに、後述する乾燥工程における乾燥を早く(乾燥の効率を良く)することができる。
脱水の具体的な方法は、図1に示すように、攪拌機(例えば、リボンブレンダー)1で、投入口11から投入されたジュース状或いはペースト状の植物材料を攪拌しながら、それから空気中に発出する水蒸気Sを真空ポンプ2によって排出する方法とすることができる。この攪拌機1は、内部を密閉しておき、適宜、乾燥した空気を吸入する吸気口12を設けるようにする。このとき、攪拌機1の内部の温度は高くしなくてもよい(例えば、常温とすることができる)ので、ジュース状或いはペースト状の植物材料が変質しないようにできる。
そして、脱水を経たペースト状の植物材料に増粘多糖類を付加して混合する。増粘多糖類で粘度を増大させることによって、乾燥工程において、後述する乾燥プレート体6へのシート状堆積物MBの付着が可能になり、また、完成する植物乾燥シート食品MCを薄いものであっても強度があるものとすることが可能になる。好ましい増粘多糖類は、キサンタンガムやアラビアガムなどのガム質系の増粘多糖類である。特に、キサンタンガムが好ましい。増粘多糖類の混合割合は、例えば、増粘多糖類の質量を植物材料の質量の1%〜5%程度とすることができる。
増粘多糖類は、局所的に固まり易い(ダマができ易い)ので、それがないようにして良く混合するようにする。そうすると、完成する植物乾燥シート食品MCを、容易に、満遍なく、すなわち偏らず全体にわたって、強度があるものとすることができる。増粘多糖類の好ましい付加混合方法は、粉末状態の増粘多糖類に水を加えて分散機(例えば、シルバーソン社製L5シリーズ)でよく分散させてペースト状にした上で、例えばペースト状とした植物材料に付加して混合する方法である。混合は、上記の攪拌機1又は場合により別の攪拌機によって攪拌して行うことができる。
吹付工程及び乾燥工程では、図2と図3に示す吹付乾燥装置3が用いられる。
吹付乾燥装置3は、図3に示すように、吹付機4を備えている。吹付機4は、一時貯留槽(ホッパー)41、コンプレッサー42、導出管43、ノズル44を有している。吹付工程では、吹付材料生成工程で生成した吹付材料MAを一時貯留槽41に投入する。そうすると、吹付材料MAは、吹付機4において、コンプレッサー42により押され、細い導出管43を通ってノズル44のノズル端44aに形成された吹出孔(例えば、直径0.5mm程度)から吹き出される。なお、吹付材料MAは、ノズル端44aの端面に対して垂直な方向から所定角度(例えば、10°〜20°程度)の範囲内で、吹出孔から吹き出される(図4及び図5参照)。
ノズル44は、本実施形態では、扁平なノズルとし、ノズル端44aの端面を長方形状としている。ノズル端44aの端面の大きさと吹出孔の数は、適宜、適切なものが選択されるが、例えば、短辺が1cm程度、長辺が15cm程度とし、吹出孔が10個前後で1列とすることができる。
また、吹付乾燥装置3は、マスク体5と乾燥プレート体6とを備えている。
マスク体5は、金属板(例えば、ステンレス鋼板など)から作られており、所定の直径(例えば、25cm程度)の円筒形状(例えば、幅(図3における左右方向の長さ)が25cm程度)である。マスク体5には、完成する植物乾燥シート食品MCの形状及び大きさに応じた切り抜きパターン50が複数形成されている。切り抜きパターン50の形状は、長方形又は正方形のような典型的なものの他に、任意の形状が可能である。切り抜きパターン50は、円筒形状のマスク体5の円周方向に複数形成されるが、それに加えて、切り抜きパターン50の大きさに応じて、マスク体5の幅方向に複数形成されていてもよい。
マスク体5の金属板は薄くてもよく(例えば、厚さが1mm程度)、また、切り抜きパターン50は、パソコンに記憶させたパターンのデータに従ってレーザーを制御してマスク体5に形成することができる。よって、容易に、かつ、安価に、完成する植物乾燥シート食品MCの形状に応じた切り抜きパターン50のマスク体5を用意することが可能である。
このマスク体5は、図2の矢印付き実線で示すように、所定の速度(例えば、10秒程度で1回転)で回動するものである。マスク体5の内方に、上記のノズル44のノズル端44aが設置されている。ノズル端44aの端面は、吹付材料MAが乾燥プレート体6に向かって吹き付けられるように、乾燥プレート体6に向かって配置されている。すなわち、ノズル端44aと乾燥プレート体6の間に切り抜きパターン50が形成されたマスク体5が配置されていることになる。ノズル端44aの端面は、通常、鉛直上向きになるようにすればよい。
乾燥プレート体6は、金属板(例えば、ステンレス鋼板など)から作られており、マスク体5よりも大きな直径(例えば、80cm程度)の円筒形状又は円柱形状(例えば、幅(図3における左右方向の長さ)が30cm程度)である。この乾燥プレート体6は、図2の矢印付き実線で示すように、所定の速度(例えば、40〜50秒程度で1回転)で回動するものである。また、乾燥プレート体6は、発熱体(図示せず)により加熱されて高温(例えば、140℃〜160℃程度)になっている。また、乾燥プレート体6の表面は、フッ素樹脂などでコーティングされている。
吹付工程では、このような吹付乾燥装置3の構成により、ノズル端44aから吹き出された吹付材料MAは、マスク体5に形成された切り抜きパターン50を通して、乾燥プレート体6に向かって吹き付けられる。乾燥プレート体6に吹き付けられた吹付材料MAは、乾燥プレート体6に付着し、シート状堆積物MBを形成することになる。
より詳細には、ノズル44は、ノズル端44aの長方形状の端面の長辺が円筒形状又は円柱形状の乾燥プレート体6の幅方向、短辺が円周方向(回動方向)にそれぞれ平行になるように配置されている。吹付工程では、吹付材料MAは、間断することなく常に同じ量がノズル端44aから吹き出されている。マスク体5の回動に従って、図4(a)に示すように、切り抜きパターン50の一方の縁部が回って来ると、吹付材料MAは切り抜きパターン50を通って乾燥プレート体6に向かって吹き付けられ始める。それから、図4(b)に示すように、吹付材料MAは切り抜きパターン50を通って乾燥プレート体6に向かって連続して吹き付けられる。そして、図4(c)に示すように、切り抜きパターン50の他方の縁部が回って来ると、乾燥プレート体6への吹き付けが終わる。なお、側面の方から見ると、図5に示すようにして、吹付材料MAは吹き付けられる。
マスク体5が回動するとともに乾燥プレート体6も回動しているので、この吹付材料MAの乾燥プレート体6への吹き付けにより、図4(a)〜図4(c)に示すように、乾燥プレート体6には、切り抜きパターン50に応じた形状のシート状堆積物MBが形成される。シート状堆積物MBの厚みは、ノズル端44aから吹き出される吹付材料MAの量、及び、マスク体5の回動の速度などによって調整可能である。これにより、シート状堆積物MBが薄くても、安定した均一の厚みとすることができる。
なお、シート状堆積物MBの大きさは、ノズル端44aから切り抜きパターン50までの距離及び切り抜きパターン50から乾燥プレート体6までの距離に応じて、切り抜きパターン50が相似形で拡大された大きさになる。
吹付工程の前に、ノズル端44aから切り抜きパターン50までの距離を調整するノズル端位置調整工程を備えるようにして、シート状堆積物MBの大きさを調整することも可能である。例えば、図6(a)〜図6(c)に示すように、ノズル端44aから切り抜きパターン50までの距離を図4に示した場合よりも大きくすると、図4に示した場合よりもシート状堆積物MBを相似形で拡大することができる。
また、マスク体5によって(切り抜きパターン50以外の部分によって)遮断された吹付材料MAは、マスク体5に付着してマスク体5とともに回動し、図2に示すような吹付材料回収機7によってそぎ落とされて回収され再利用される。図2においては、吹付材料回収機7は、吹付材料MAをそぎ落とすそぎ落とし具71と、吹付材料MAを回収容器(図示せず)に移動させる回収用運搬体72が示されている。マスク体5は常温でよいので、回収される吹付材料MAが変質することはない。このように、吹付材料MAは、無駄になるものが極めて少なく、効率的に使用される。
次に、乾燥工程では、シート状堆積物MBは、乾燥プレート体6の回動とともに回動し、その間、乾燥プレート体6の熱で乾燥される。そして、シート状堆積物MBが乾燥プレート体6とともに180°程度以上に回動したあたりで、シート状堆積物MBが植物乾燥シート食品MCとして完成する。植物乾燥シート食品MCは、360°回動する前に、図7に示すように、収集機8によって収集される。収集機8は、乾燥プレート体6に接触するか或いはほとんど接触する収集用剥離具81を有しており、その収集用剥離具81によって乾燥プレート体6から植物乾燥シート食品MCを剥がし、それを収集用運搬体82によって包装などのための後続の処理機に移動させる。
このようにして製造した植物乾燥シート食品MCは、乾燥海苔と同程度に、強度があり、多少曲げても割れなくすることができる。
また、本発明の実施形態に係る植物乾燥シート食品の製造方法は、吹き付けで乾燥プレート体6に形成したシート状堆積物MBがそのまま(カットなどを必要とせずに)植物乾燥シート食品MCになることと、マスク体5によって遮断された吹付材料MAが回収され再利用されることから、効率的である。
以上、本発明の実施形態に係る植物乾燥シート食品の製造方法について説明したが、本発明は、上述の実施形態に記載したものに限られることなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内でのさまざまな設計変更が可能である。例えば、マスク体5及び乾燥プレート体6の大きさや回動の速度などは、植物乾燥シート食品MCに応じて適宜変更可能である。
1 攪拌機
2 真空ポンプ
3 吹付乾燥装置
4 吹付機
44 ノズル
44a ノズル端
5 マスク体
50 切り抜きパターン
6 乾燥プレート体
7 吹付材料回収機
8 収集機
S 水蒸気
MA 吹付材料
MB シート状堆積物
MC 植物乾燥シート食品

Claims (7)

  1. 植物を細かく砕き潰してジュース状或いはペースト状とした植物材料に、増粘多糖類を付加し混合することによって吹付材料を生成する吹付材料生成工程と、
    前記吹付材料を、ノズル端から、マスク体に形成された切り抜きパターンを通して、加熱され回動している円筒形状又は円柱形状の乾燥プレート体に向かって吹き付けることによってシート状堆積物を形成する吹付工程と、
    該シート状堆積物を前記乾燥プレート体の熱で乾燥する乾燥工程と、
    を備えてなることを特徴とする植物乾燥シート食品の製造方法。
  2. 請求項1に記載の植物乾燥シート食品の製造方法において、
    前記吹付材料生成工程では、前記増粘多糖類は、粉末状態のものに水を加えてペースト状にした上で前記植物材料に付加することを特徴とする植物乾燥シート食品の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の植物乾燥シート食品の製造方法において、
    前記吹付材料生成工程では、前記植物材料は、前記増粘多糖類が付加される前に脱水することを特徴とする植物乾燥シート食品の製造方法。
  4. 請求項3に記載の植物乾燥シート食品の製造方法において、
    前記脱水は、真空ポンプによってジュース状或いはペースト状の植物材料からの水蒸気を排出することによって行うことを特徴とする植物乾燥シート食品の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の植物乾燥シート食品の製造方法において、
    前記吹付工程では、前記マスク体は円筒形状であって回動しており、前記ノズル端は前記マスク体の内方に配置されていることを特徴とする植物乾燥シート食品の製造方法。
  6. 請求項5に記載の植物乾燥シート食品の製造方法において、
    前記マスク体に遮断されることにより付着した前記吹付材料は、前記マスク体とともに回動し、吹付材料回収機によってそぎ落とされて回収され再利用されることを特徴とする植物乾燥シート食品の製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の植物乾燥シート食品の製造方法において、
    前記吹付工程の前に、前記ノズル端から前記切り抜きパターンまでの距離を調整するノズル端位置調整工程を更に備えてなることを特徴とする植物乾燥シート食品の製造方法。
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