JP2015084019A - スポットサイズ変換器及び光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スポットサイズを十分に拡大し、分散シフトファイバやシングルモードファイバとの低損失結合を実現できるようにする。
【解決手段】スポットサイズ変換器1を、一定の幅を有する幅一定領域2Aと、幅一定領域に連なり、終端部へ向けて幅が狭くなる幅テーパ領域2Bとを備える第1シリコン導波路コア2と、少なくとも幅テーパ領域を覆って第1シリコン導波路コアに連なる第2導波路コア3とを備え、第1シリコン導波路コア2が、幅一定領域2Aに厚さ方向の段差4を有するものとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、スポットサイズ変換器及び光装置に関する。
近年、高精細映像配信が普及するなど情報量が飛躍的に増大してきており、データセンターなどの情報処理能力を向上させることが求められている。そして、情報処理能力の向上を、低コストかつ低消費電力な素子で実現することが求められており、近年、シリコンフォトニクスが活発に研究されている。
このようなシリコンフォトニクスで用いられるシリコン導波路コアの断面形状は、例えば幅約500nm、高さ約220nm程度と非常に小さいため、光ファイバのスポットサイズ(例えば数μm〜10μm程度)とミスマッチが生じてしまう。このため、過剰な結合損失が生じてしまう。
そこで、過剰な結合損失を抑制するために、シリコン導波路コアの幅をテーパ状に狭くし、これをセカンドコアで覆って、シリコン導波路コアからセカンドコアへ光を遷移させるようにしてスポットサイズを拡大するスポットサイズ変換器が提案されている。これをセカンドコア型スポットサイズ変換器という。
特開2004−184986号公報 特開2012−83446号公報 特開2003−35833号公報 特開平8−171020号公報
Fuad E. Doany et al., "Multichannel High-Bandwidth Coupling of Ultradense Silicon Photonic Waveguide Array to Standard-Pitch Fiber Array", JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY, VOL.29, No4, pp.475-482, 2011
しかしながら、上述の従来のセカンドコア型スポットサイズ変換器では、スポットサイズを十分に拡大できていない。例えば、分散シフトファイバ(Dispersion Shifted Fiber:DSF)やシングルモードファイバ(Single Mode Fiber:SMF)のスポットサイズまではスポットサイズを拡大できていない。このため、これらの分散シフトファイバやシングルモードファイバとの低損失結合は実現できていない。
そこで、スポットサイズを十分に拡大し、分散シフトファイバやシングルモードファイバとの低損失結合を実現できるようにしたい。
本スポットサイズ変換器は、一定の幅を有する幅一定領域と、幅一定領域に連なり、終端部へ向けて幅が狭くなる幅テーパ領域とを備える第1シリコン導波路コアと、少なくとも幅テーパ領域を覆って第1シリコン導波路コアに連なる第2導波路コアとを備え、第1シリコン導波路コアは、幅一定領域に厚さ方向の段差を有することを要件とする。
本光装置は、上述のスポットサイズ変換器と、スポットサイズ変換器の第2導波路コア側の端面に接続された分散シフトファイバ又はシングルモードファイバとを備えることを要件とする。
したがって、本スポットサイズ変換器及び光装置によれば、スポットサイズを十分に拡大し、分散シフトファイバやシングルモードファイバとの低損失結合を実現できるという利点がある。
本実施形態及びその具体例にかかるスポットサイズ変換器の構成を示す模式図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図であり、(C)は(A)のC−C線に沿う断面図であり、(D)は(A)のD−D線に沿う断面図であり、(E)は(A)のE−E線に沿う断面図であり、(F)は(A)のF−F線に沿う断面図であり、(G)は(A)のG−G線に沿う断面図である。 (A)、(B)は、本実施形態の具体例にかかるスポットサイズ変換器の製造方法を説明するための模式図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。 (A)、(B)は、本実施形態の具体例にかかるスポットサイズ変換器の製造方法を説明するための模式図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。 (A)〜(C)は、本実施形態の具体例にかかるスポットサイズ変換器の製造方法を説明するための模式図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図であり、(C)は(A)のC−C線に沿う断面図である。 (A)〜(C)は、本実施形態の具体例にかかるスポットサイズ変換器の製造方法を説明するための模式図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図であり、(C)は(A)のC−C線に沿う断面図である。 (A)、(B)は、本実施形態の具体例にかかるスポットサイズ変換器の製造方法を説明するための模式図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。 (A)、(B)は、本実施形態の具体例にかかるスポットサイズ変換器の製造方法を説明するための模式図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。 (A)、(B)は、本実施形態の具体例にかかるスポットサイズ変換器の製造方法を説明するための模式図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。 (A)、(B)は、本実施形態の具体例にかかるスポットサイズ変換器の製造方法を説明するための模式図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。 (A)、(B)は、本実施形態の具体例にかかるスポットサイズ変換器の製造方法を説明するための模式図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。 本実施形態の具体例及び変形例にかかるスポットサイズ変換器に分散シフトファイバを結合させた場合の挿入損失を計算した結果を示す図である。 本実施形態の具体例及び変形例にかかるスポットサイズ変換器(セカンドコアの屈折率が約1.46の場合)に分散シフトファイバを結合させた場合の挿入損失の先端幅依存性を計算した結果を示している。 本実施形態の具体例及び変形例にかかるスポットサイズ変換器(セカンドコアの屈折率が約1.48の場合)に分散シフトファイバを結合させた場合の挿入損失の先端幅依存性を計算した結果を示している。 本実施形態の第1変形例にかかるスポットサイズ変換器の構成を示す模式図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図であり、(C)は(A)のC−C線に沿う断面図であり、(D)は(A)のD−D線に沿う断面図であり、(E)は(A)のE−E線に沿う断面図であり、(F)は(A)のF−F線に沿う断面図であり、(G)は(A)のG−G線に沿う断面図である。 (A)、(B)は、本実施形態の第1変形例にかかるスポットサイズ変換器の製造方法を説明するための模式図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。 (A)、(B)は、本実施形態の第1変形例にかかるスポットサイズ変換器の製造方法を説明するための模式図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。 (A)、(B)は、本実施形態の第1変形例にかかるスポットサイズ変換器の製造方法を説明するための模式図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。 (A)、(B)は、本実施形態の第1変形例にかかるスポットサイズ変換器の製造方法を説明するための模式図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。 シリコン導波路コアの幅一定領域に設けられる厚さ方向の段差の大きさに対する損失のシミュレーション結果を示している。 本実施形態の第2変形例にかかるスポットサイズ変換器の構成を示す模式図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図であり、(C)は(A)のC−C線に沿う断面図であり、(D)は(A)のD−D線に沿う断面図であり、(E)は(A)のE−E線に沿う断面図であり、(F)は(A)のF−F線に沿う断面図であり、(G)は(A)のG−G線に沿う断面図である。 (A)、(B)は、本実施形態の第2変形例にかかるスポットサイズ変換器の製造方法を説明するための模式図であって、(A)は平面図であり、(B)は(A)のB−B線に沿う断面図である。 本実施形態の第3変形例にかかるスポットサイズ変換器の構成を示す模式的平面図である。
以下、図面により、本発明の実施の形態にかかるスポットサイズ変換器及び光装置について説明する。
まず、本実施形態にかかるスポットサイズ変換器について、図1〜図22を参照しながら説明する。
本実施形態にかかるスポットサイズ変換器は、シリコン導波路コアの幅をテーパ状に狭くし、これをセカンドコアで覆って、シリコン導波路コアからセカンドコアへ光を遷移させるようにしてスポットサイズを拡大するセカンドコア型スポットサイズ変換器である。このようなセカンドコア型スポットサイズ変換器では、シリコン導波路コアの幅をテーパ状に狭くした領域で、シリコン導波路コアからセカンドコアへ光が徐々に遷移し、最終的にはセカンドコアへ光が完全に遷移することで、スポットサイズが拡大される。このようなスポットサイズ変換器は、例えばシリコン基板上に形成されたシリコン光素子に備えられる。
なお、スポットサイズを、スポット径、モードフィールドサイズ、モードサイズ、モードフィールド径又はモード径ともいう。また、シリコン光素子を光半導体素子ともいう。また、スポットサイズ変換器を光スポットサイズ変換器ともいう。
本実施形態では、図1に示すように、スポットサイズ変換器1は、シリコン導波路コア2(第1シリコン導波路コア)と、セカンドコア3(第2導波路コア)とを備える。
ここで、シリコン導波路コア2は、一定の幅を有する幅一定領域2Aと、幅一定領域2Aに連なり、終端部(先端部)へ向けて幅が狭くなる幅テーパ領域2Bとを備える。ここでは、幅テーパ領域2Bは、スポットサイズが拡大されていく方向に向けて幅が狭くなる幅テーパ領域である。また、幅テーパ領域2Bは、幅テーパ構造を有する領域である。また、幅テーパ領域2Bは、厚さは一定である。
また、セカンドコア3は、少なくとも幅テーパ領域2Bを覆ってシリコン導波路コア2に連なる。ここでは、セカンドコア3は、幅テーパ領域2Bだけでなく、幅一定領域2Aも部分的に覆っている。また、セカンドコア3は、断面サイズがその全長にわたって一定である。
そして、シリコン導波路コア2は、幅一定領域2Aに厚さ方向の段差4を有する。具体的には、段差4は、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aのセカンドコア3で覆われていない領域に設けられている。
このように構成しているのは、以下の理由による。
まず、上述したように、従来のセカンドコア型スポットサイズ変換器では、スポットサイズを十分に拡大できていない。例えば、細径コアファイバのスポットサイズ(例えば約4μm程度)までスポットサイズを拡大できるものの、分散シフトファイバのスポットサイズ(例えば約8μm程度)やシングルモードファイバのスポットサイズ(例えば約10.5μm程度)まではスポットサイズを拡大できていない。このため、細径コアファイバとの低損失結合は実現できるものの、分散シフトファイバやシングルモードファイバとの低損失結合は実現できていない。なお、スポットサイズ変換器によってスポットサイズを十分に拡大でき、分散シフトファイバやシングルモードファイバとの低損失結合が実現できれば、細径コアファイバよりも安価な分散シフトファイバやシングルモードファイバを用いることができ、低コスト化を実現することができる。
この場合、分散シフトファイバやシングルモードファイバとの低損失結合を実現するために、例えば、セカンドコアのサイズを大きくし、セカンドコアの屈折率を低くして、スポットサイズを拡大することが考えられる。
しかしながら、スポットサイズを拡大するために、単に、セカンドコアのサイズを大きくし、セカンドコアの屈折率を低くすると、シリコン導波路コアからセカンドコアへ光を遷移させる際の損失が大きくなってしまう。このため、分散シフトファイバやシングルモードファイバとの低損失結合を実現するのは難しい。
このように、セカンドコアのサイズを大きくし、セカンドコアの屈折率を低くした場合に、シリコン導波路コアからセカンドコアへ光を遷移させる際の損失が大きくなってしまうのは、TM偏光成分の損失が増加してしまうことに起因する。この場合、偏光依存性も高くなってしまう。つまり、セカンドコアのサイズを大きくし、セカンドコアの屈折率を低くした場合、TM偏光成分の損失の増加が顕著であり、偏光依存性が高くなってしまう。このように、TM偏光成分で損失の増加が顕著となるのは、シリコン導波路コアの厚さ(膜厚)が一定であるため、TM偏光成分がセカンドコアに遷移しにくいことに起因していると考えられる。
この場合、TM偏光成分のセカンドコアへの遷移を促進するために、シリコン導波路コアの幅をテーパ状に狭くするのと同様に厚さもテーパ状に薄くすること、シリコン導波路コアの終端部、即ち、幅テーパ領域の先端部の幅をできるだけ狭くすること、あるいは、これらを組み合わせることなどが考えられる。
しかしながら、シリコン導波路コアの厚さをテーパ状に薄くするのはプロセス上の難易度が高い。また、シリコン導波路コアの幅テーパ領域の先端部の幅をできるだけ狭くするとしても、これには限界があるし、精度良く作製するのは難しい。
そこで、シリコン導波路コアの幅をテーパ状に狭くし、このテーパ状に幅を狭くしていく領域で厚さをステップ状に薄くすることで、容易に作製できるようにすることが考えられる。
しかしながら、シリコン導波路コアからセカンドコアへ光を遷移させている領域に厚さ方向の段差ができ、この段差で光の遷移が急激に起こって、損失が大きくなってしまうことがわかった。つまり、シリコン導波路コアのテーパ状に幅を狭くしていく領域で厚さをステップ状に薄くしても、TM偏光成分の損失を抑制することができず、低偏光依存性を実現するのは難しいことがわかった。このように、シリコン導波路コアのテーパ状に幅を狭くしていく領域で厚さをステップ状に薄くしても、シリコン導波路コアからセカンドコアへ光を遷移させる際の損失を抑制することができず、分散シフトファイバやシングルモードファイバとの低損失結合を実現するのは難しいことがわかった。
そこで、本実施形態では、上述のように、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2B以外の領域、即ち、幅一定領域2Aに厚さ方向の段差4を設けている。つまり、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bに連なる幅一定領域2Aで厚さをステップ状に薄くすることで、幅テーパ領域2Bの厚さを薄くし、幅テーパ領域2Bの先端部の厚さを薄くするようにしている。
このように、シリコン導波路コア2とセカンドコア3との間の光の遷移がない領域又は光の遷移が小さい領域に膜厚方向の段差4を設けることで、段差箇所における光の急激な遷移を避けることができ、損失が大きくなってしまうのを抑制することができる。これにより、低損失なセカンドコア型スポットサイズ変換器1を実現することができる。つまり、セカンドコア型スポットサイズ変換器1において、TM偏光成分の損失を抑制でき、低偏光依存性を実現することができる。このため、安価な分散シフトファイバやシングルモードファイバと高効率に結合可能なサイズまでスポットサイズを拡大すべく、セカンドコア3のサイズを大きくし、セカンドコア3の屈折率を低くした場合に、シリコン導波路コア2からセカンドコア3へ光を遷移させる際の損失を低く抑えることができる。この結果、分散シフトファイバやシングルモードファイバとの低損失結合を実現でき、低コスト化を実現できる。
以下、具体例を挙げて説明する。
本スポットサイズ変換器1は、図1に示すように、図示しないシリコン基板上に設けられたSiO下部クラッド層5と、SiO下部クラッド層5上に設けられたシリコン導波路コア2と、シリコン導波路コア2を部分的に覆うセカンドコア3と、シリコン導波路コア2及びセカンドコア3を覆うSiO上部クラッド層6とを備える。
そして、シリコン導波路コア2は、チャネル構造部分2X[例えば図1(D)〜図1(F)参照]と、このチャネル構造部分2Xに連なるリブ構造部分2Y[例えば図1(C)参照]とを備える。ここでは、チャネル構造部分2Xは、断面四角形のチャネル状部分であり、リブ構造部分2Yは、スラブ部2YAとリブ部2YBとを有する。なお、チャネル構造部分2Xを、チャネル構造シリコン導波路コア又はチャネル導波路コアともいう。また、リブ構造部分2Yを、リブ構造シリコン導波路コア又はリブ導波路コアともいう。また、リブ構造部分2Yは、他の光素子(光機能素子)との接続部分である。そして、シリコン導波路コア2のチャネル構造部分2Xは、幅変化のない幅一定領域2Aと、幅テーパ領域2Bとを備え、幅一定領域2Aに厚さ方向(膜厚方向)の段差4を有する。ここでは、シリコン導波路コア2のリブ構造部分2Yは、幅一定領域2Aを挟んで幅テーパ領域2Bの反対側に連なっている。なお、シリコン導波路コア2は、リブ構造部分2Yを備えず、チャネル構造部分2Xのみを備えるものとして構成しても良い。
ここでは、セカンドコア3は、幅テーパ領域2Bだけでなく、幅一定領域2Aも部分的に覆って、シリコン導波路コア2に連なっている。そして、段差4は、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aのセカンドコア3で覆われていない領域に設けられている。
ここで、SiO下部クラッド層5の膜厚は、例えば約3μmであり、屈折率約1.44である。
シリコン導波路コア2は、チャネル構造部分2Xの幅一定領域2Aで幅が例えば約500nmであり、幅テーパ領域2Bで幅が例えば約500nmから約50nmまで先端部へ向けてテーパ状に狭くなっており、シングルモード導波路を構成する。また、シリコン導波路コア2は、チャネル構造部分2Xの幅一定領域2Aの段差形成箇所までは膜厚が例えば約220nmであり、例えば約30nm程度の段差が1箇所設けられており、段差形成箇所から幅テーパ領域2Bの先端部までは膜厚が例えば約190nmである。また、シリコン導波路コア2は、リブ構造部分2Yのスラブ部2YAの膜厚が例えば約50nmであり、リブ部2YBの膜厚が例えば約220nmであり、リブ部2YBの幅が例えば約500nmである。なお、シリコン導波路コア2の屈折率は約3.48である。
セカンドコア3は、その材料にSiO(酸化シリコン;シリコン化合物)を用いたSiO導波路コア(シリコン化合物導波路コア)であり、例えば膜厚約3μm、幅約7μm、屈折率約1.46である。このように、セカンドコア3は、シリコン導波路コア2よりも小さい屈折率を有し、かつ、シリコン導波路コア2よりも大きい断面サイズを有し、シングルモード導波路を構成する。
SiO上部クラッド層6の膜厚は、セカンドコア3の上方で例えば約1μmであり、それ以外の部分で例えば約2μmであり、屈折率約1.44である。
この具体例では、シングルモード条件を満たすように、セカンドコア3のサイズを大きくすべく、セカンドコア3の膜厚(高さ)を約3μmとし、幅を約7μmとし、セカンドコア3の屈折率を低くすべく、セカンドコア3の屈折率を約1.46として、分散シフトファイバやシングルモードファイバと高効率に結合可能なサイズまでスポットサイズを拡大している。そして、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに約30nm程度の段差4を1箇所設けて、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚を約190nmとして、シリコン導波路コア2からセカンドコア3へ光を遷移させる際の損失を低く抑え、分散シフトファイバやシングルモードファイバとの低損失結合を実現している。また、セカンドコア3の断面サイズをその全長にわたって均一に大きくすることでスポットサイズを拡大しているため、例えば、セカンドコアの長さを長くし、その断面サイズをステップ状又はテーパ状に大きくしてスポットサイズを拡大する場合と比較して、コンパクト化を図ることが可能である。
例えば、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bに段差を設けた場合の分散シフトファイバに対する挿入損失は、TM偏光成分が約1.8dB程度、TE偏光成分が約1.1dB程度であった。これに対し、上述のように、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに段差4を設けた場合の分散シフトファイバに対する挿入損失は、TM偏光成分が約1.5dB程度、TE偏光成分が約1.1dBであった。このように、TM偏光成分については約2割の損失低減を実現することができた。
このような具体例の構成を備えるものは、例えばSOI(silicon on insulator)基板を用いて、例えば以下のようにして作製することができる。なお、SOI基板をSOIウェハ基板ともいう。
まず、SOI基板(SiO層であるBOX層の膜厚約3μm、シリコン層であるSOI層20の膜厚約220nm)上に、図2(A)、図2(B)に示すように、SiO膜10(例えば膜厚約50nm)をCVD法によって堆積する。ここで、原料ガスとしてはSiH(20%)/He及びNOを用いれば良い。なお、BOX層がSiO下部クラッド層5となる。
次に、SiO膜10上にフォトレジストパターンを形成し、CFガスを用いてSiO膜10をRIEによってエッチングして、図3(A)、図3(B)に示すように、ハードマスクパターン10Xを形成する。ここで、ハードマスクパターン10Xは、SOI層20を加工してシリコン導波路コア2を形成するためのパターンである。
次に、フォトレジストを除去した後、図4(A)〜図4(C)に示すように、HBrガスを用いてシリコン層であるSOI層20をRIEによってエッチングする。ここでは、シリコン導波路コア2のチャネル構造部分2X及びリブ構造部分2Yのリブ部2YBとなる部分の両側に、シリコン層であるSOI層20を約50nm程度残すようにエッチング量を制御する。これにより、シリコン導波路コア2のリブ構造部分2Yのスラブ部2YA及びリブ部2YBが形成される。
なお、シリコン導波路コア2のリブ構造部分2Yは、他の光素子に接続されており、他の光素子もシリコン導波路コアのリブ構造部分を有し、ここに電流注入領域などを設ける場合には、この段階で、選択的にイオン注入を行なって、p型ドーピング領域及びn型ドーピング領域を形成して、p−i−n構造を形成すれば良い。
次に、図5(A)〜図5(C)に示すように、ハードマスクパターン10X及びシリコン導波路コア2のリブ構造部分2Yを覆うレジストパターン11を用いて、シリコン導波路コア2のリブ構造部分2Yを形成する領域(リブ導波路領域)以外の領域(チャネル導波路領域)の約50nm程度残していたシリコン層であるSOI層20を除去することで、シリコン導波路コア2のチャネル構造部分2の幅一定領域2A及び幅テーパ領域2Bを形成する。
次に、図6(A)、図6(B)に示すように、シリコン導波路コア2のリブ構造部分2Yから段差4を形成する箇所までを残したハードマスクパターン10XA及びシリコン導波路コア2のリブ構造部分2Yを覆うレジストパターン11を用いて、シリコン導波路コア2のチャネル構造部分2Xの幅一定領域2Aの任意の箇所から幅テーパ領域2Bの先端部までのSOI層20を約30nm程度エッチングすることで、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに厚さ方向に約30nm程度の段差4を設け、幅テーパ領域2Bの膜厚を約190nmとする。
次に、ハードマスクパターン10XA及びレジストパターン11を除去した後、図7(A)、図7(B)に示すように、SiO膜12(例えば膜厚約1μm)を、CVD法によって堆積し、図8(A)、図8(B)に示すように、セカンドコア3を形成する領域のSiO膜12をエッチングによって除去する。
次に、図9(A)、図9(B)に示すように、SiO膜(例えば膜厚約3μm、幅約7μm、屈折率n=1.46)をCVD法により堆積する。そして、不要なSiO膜をエッチングによって除去することで、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2B及び幅一定領域2Aの一部を覆うようにセカンドコア3を形成する。
そして、図10(A)、図10(B)に示すように、シリコン導波路コア2及びセカンドコア3を覆うようにSiO膜13(例えば膜厚約1μm)をCVD法によって堆積し、SiO膜12及びSiO膜13からなるSiO上部クラッド層6を形成して、上述の具体例の構成を備えるスポットサイズ変換器1が作製される。
なお、スポットサイズ変換器1に接続される他の光素子に電流注入領域などを設ける場合には、p型ドーピング領域及びn型ドーピング領域上に堆積しているSiO膜12、13をエッチングによって除去してコンタクトホールを形成し、このコンタクトホールに電極を形成すれば良い。
したがって、本実施形態にかかるスポットサイズ変換器1によれば、スポットサイズを十分に拡大し、分散シフトファイバやシングルモードファイバとの低損失結合を実現できるという利点がある。
なお、本発明は、上述した実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
例えば、上述の実施形態の具体例では、セカンドコア3の屈折率、即ち、セカンドコア3の材料の屈折率を約1.46としているが、これに限られるものではない。つまり、分散シフトファイバやシングルモードファイバとの低損失結合を実現するには、セカンドコア3の屈折率は、約1.45以上約1.48以下とすれば良い。好ましくは、約1.46以上約1.48以下とする。より好ましくは、約1.46以上約1.47以下とする。なお、セカンドコア3の屈折率が大きくなるほど、スポットサイズが小さくなり、分散シフトファイバやシングルモードファイバとの結合損失が増加する一方で、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの先端部の幅(先端幅)の条件が緩くなり、即ち、低偏光依存性を実現しうる先端幅の範囲が広くなり、偏光依存性が高くなってしまうのを容易に抑制することが可能となる。
また、上述の実施形態の具体例では、セカンドコア3の屈折率を約1.46とした場合に、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに約30nm程度の段差4を設けて、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚(特に幅テーパ領域2Bの先端部の膜厚)を約190nmとしているが、これに限られるものではない。
例えば、セカンドコア3の屈折率を約1.45〜約1.48とした場合に、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに約30nm程度の段差4を設けて、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚(特に幅テーパ領域2Bの先端部の膜厚)を約190nmとしても、シリコン導波路コア2からセカンドコア3へ光を遷移させる際の損失を低く抑え、分散シフトファイバやシングルモードファイバとの低損失結合を実現することができる。また、例えば、セカンドコア3の屈折率を約1.45〜約1.48とした場合に、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに約20nm程度の段差4を設けて、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚(特に幅テーパ領域2Bの先端部の膜厚)を約200nmとしても、シリコン導波路コア2からセカンドコア3へ光を遷移させる際の損失を低く抑え、分散シフトファイバやシングルモードファイバとの低損失結合を実現することができる。また、例えば、セカンドコア3の屈折率を約1.45〜約1.48とした場合に、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに約50nm程度の段差4を設けて、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚(特に幅テーパ領域2Bの先端部の膜厚)を約170nmとしても、シリコン導波路コア2からセカンドコア3へ光を遷移させる際の損失を低く抑え、分散シフトファイバやシングルモードファイバとの低損失結合を実現することができる。
このように、上述のようにセカンドコア3の屈折率を約1.45〜約1.48とした場合に、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに約20nm〜約50nm(即ち、約20nm以上)の段差4を設けて、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚(特に幅テーパ領域2Bの先端部の膜厚)を約200nm〜約170nm(即ち、約200nm以下)とすれば、シリコン導波路コア2からセカンドコア3へ光を遷移させる際の損失を低く抑え、分散シフトファイバやシングルモードファイバとの低損失結合を実現することができる。
なお、ここでは、約20nm〜約50nmの段差4を設けて、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚(特に幅テーパ領域2Bの先端部の膜厚)を約200nm〜約170nmとする場合を例に挙げているが、約20nm〜約50nmの範囲外の大きさの段差4を設け、約200nm〜約170nmの範囲外の膜厚のシリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bとしても良い。
ここで、図11は、セカンドコア3の屈折率を小さくし、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに段差4を設けたスポットサイズ変換器1に分散シフトファイバを結合させた場合の挿入損失(結合損失)を計算した結果を示している。
なお、図11では、セカンドコア3の屈折率を約1.48とし、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに約20nmの段差4を設けて、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚(特に幅テーパ領域2Bの先端部の膜厚)を約200nmとした場合の計算値、セカンドコア3の屈折率を約1.46とし、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに約50nmの段差4を設けて、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚(特に幅テーパ領域2Bの先端部の膜厚)を約170nmとした場合の計算値、セカンドコア3の屈折率を約1.50とし、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに段差を設けずに、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚(特に幅テーパ領域2Bの先端部の膜厚)を約220nmとした場合の計算値をプロットしている。ここでは、いずれの場合も、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの先端部の幅(先端幅)は、約50nmとしている。また、図11中、実線AはTE偏光成分の計算値を示しており、破線BはTM偏光成分の計算値を示している。
図11に示すように、セカンドコア3の屈折率を約1.50とし、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに段差4を設けなかった場合と比較して、セカンドコア3の屈折率を約1.48とし、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに段差4を設けた場合、及び、セカンドコア3の屈折率を約1.46とし、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに段差4を設けた場合は、分散シフトファイバとの低損失結合を実現することができている。このように、スポットサイズを大きくするために、セカンドコア3の屈折率を小さくしても、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに段差4を設けることで、約50nmという作製可能な先端幅で、低偏光依存性を維持しながら、分散シフトファイバとの低損失結合を実現することができる。
ここで、図12、図13は、分散シフトファイバとの挿入損失(結合損失)の先端幅依存性を計算した結果を示している。なお、図12は、セカンドコア3の屈折率が約1.46の場合であり、図13は、セカンドコア3の屈折率が約1.48の場合である。また、図12、図13中、実線A〜CはTE偏光成分に対する値を示しており、破線A〜CはTM偏光成分に対する値を示している。また、図12、図13中、実線A、破線Aは、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚(特に幅テーパ領域2Bの先端部の膜厚)が約200nmの場合、即ち、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに約20nmの段差4を設けた場合を示している。また、図12、図13中、実線B、破線Bは、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚(特に幅テーパ領域2Bの先端部の膜厚)が約170nmの場合、即ち、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに約50nmの段差4を設けた場合を示している。さらに、比較のために、図12、図13では、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚(特に幅テーパ領域2Bの先端部の膜厚)が約220nmの場合、即ち、段差を設けていない場合を実線C、破線Cで示している。
まず、図12、図13に示すように、セカンドコア3の屈折率を約1.46にした場合、約1.48にした場合のいずれの場合も、段差を設けない場合と比較して、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに段差4を設けることで、TM偏光成分の損失を抑制することができ、偏光依存性が高くなってしまうのを抑制することができる。
また、図12、図13に示すように、セカンドコア3の屈折率を約1.46にした場合、約1.48にした場合のいずれの場合も、段差を設けない場合と比較して、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに段差4を設けることで、偏光依存性が高くなってしまうのを抑制するために、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの先端幅を狭くしなくても良くなり、作製が容易になり、より精度良く作製することも可能となる。
また、図12、図13に示すように、セカンドコア3の屈折率を約1.48にした場合には、例えば屈折率を約1.46にした場合と比較して、スポットサイズが小さくなるため、分散シフトファイバとの結合損失が増加する。一方、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの先端幅の条件が緩くなるため、即ち、低偏光依存性を実現しうる先端幅の範囲が広くなるため、偏光依存性が高くなってしまうのを容易に抑制することが可能となる。
また、セカンドコア3の屈折率を約1.46にし、段差を設けない場合、即ち、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚が約220nmの場合、TM偏光成分の損失を抑制し、偏光依存性が高くなってしまうのを抑制するためには、図12中、実線C、破線Cで示すように、幅テーパ領域2Bの先端幅を約30nm以下と作製上困難なほど狭くする必要がある。
これに対し、セカンドコア3の屈折率を約1.46にし、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに約20nmの段差4を設けた場合、即ち、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚が約200nmの場合、図12中、実線A、破線Aで示すように、幅テーパ領域2Bの先端幅が約40nm程度であっても、TM偏光成分の損失を抑制し、偏光依存性が高くなってしまうのを抑制することが可能である。このように、段差4が小さく、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚をそれほど薄くしない場合は、幅テーパ領域2Bの先端幅を狭くすることで、例えば約50nm以下(好ましくは約40nm以下)とすることで、TM偏光成分の損失を抑制し、偏光依存性が高くなってしまうのを抑制することが可能である。
また、セカンドコア3の屈折率を約1.46にし、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに約50nmの段差4を設けた場合、即ち、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚が約170nmの場合、図12中、実線B、破線Bで示すように、幅テーパ領域2Bの先端幅が約70nm程度であっても、TM偏光成分の損失を抑制し、偏光依存性が高くなってしまうのを抑制することが可能である。このように、段差4が大きく、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚を薄くする場合は、幅テーパ領域2Bの先端幅が広くても、例えば約70nm以下であれば、TM偏光成分の損失を抑制し、偏光依存性が高くなってしまうのを抑制することが可能である。
このように、スポットサイズを大きくし、分散シフトファイバとの低損失結合を実現するために、セカンドコア3の屈折率を約1.46と小さくしても、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに段差4を設けることで、作製可能な先端幅で、TM偏光成分の損失を抑制し、低偏光依存性を実現することができる。
なお、ここでは、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの先端幅が約40nm程度の場合も作製可能な先端幅としているが、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの先端幅が約40nm程度で作製可能でない場合もある。この場合、作製可能な先端幅で、TM偏光成分の損失を抑制し、低偏光依存性を実現することができるように、段差4の厚さ方向の大きさ(段差4の高さ;段差量)をより大きくし、幅テーパ領域2Bの膜厚をより薄くすれば良い。
また、セカンドコア3の屈折率を約1.48にし、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに約20nmの段差4を設けた場合、即ち、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚が約200nmの場合、図13中、実線A、破線Aで示すように、幅テーパ領域2Bの先端幅が約60nm程度であっても、TM偏光成分の損失を抑制し、偏光依存性が高くなってしまうのを抑制することが可能である。このように、段差4が小さく、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚をそれほど薄くしない場合は、幅テーパ領域2Bの先端幅を狭くすることで、例えば約60nm以下とすることで、TM偏光成分の損失を抑制し、偏光依存性が高くなってしまうのを抑制することが可能である。
また、セカンドコア3の屈折率を約1.48にし、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに約50nmの段差4を設けた場合、即ち、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚が約170nmの場合、図13中、実線B、破線Bで示すように、幅テーパ領域2Bの先端幅が約80nm程度であっても、TM偏光成分の損失を抑制し、偏光依存性が高くなってしまうのを抑制することが可能である。このように、段差4が大きく、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚を薄くする場合は、幅テーパ領域2Bの先端幅が広くても、例えば約80nm以下であれば、TM偏光成分の損失を抑制し、偏光依存性が高くなってしまうのを抑制することが可能である。
このように、セカンドコア3の屈折率を約1.48とすることで、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの先端幅の条件を緩くすることができるため、即ち、低偏光依存性を実現しうる先端幅の範囲を広くすることができるため、偏光依存性が高くなってしまうのを容易に抑制することが可能となる。また、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに段差4を設けることで、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの先端幅を作製限界に近い幅まで狭くしなくても良くなり、作製が容易になり、より精度良く作製することが可能となる。特に、段差の大きさ(段差量)を大きくして、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚を薄くするほど、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの先端幅の条件は緩くなるため、作製が容易になり、より精度良く作製することが可能となる。
ところで、上述の実施形態及びその具体例では、段差4を、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aのセカンドコア3で覆われていない領域に設けているが、これに限られるものではなく、段差4は、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに設けられていれば良い。例えば、段差4は、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aのセカンドコア3で覆われている領域に設けても良い。これらの場合、段差4は、セカンドコア3の幅一定領域2Aを覆っている側の端面位置以外の位置に設けられていることになる。
また、例えば、図14(A)〜図14(G)に示すように、段差4は、セカンドコア3の幅一定領域2Aを覆っている側の端面位置に設けても良い。つまり、上述の実施形態の具体例において、セカンドコア3と上部クラッド層6との境界部に段差形成箇所が一致するように、段差4を設けても良い。なお、これを第1変形例という。
この場合、上述の実施形態の具体例の光スポットサイズ変換器1の製造方法において、SOI層20を約30nm程度エッチングして、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに厚さ方向に約30nm程度の段差4を設け、幅テーパ領域2Bの膜厚を約190nmとする工程[図6(A)、図6(B)参照]を行なわずに、図15(A)、図15(B)に示すように、SiO膜12(例えば膜厚約1μm)を、CVD法によって堆積し、図16(A)、図16(B)に示すように、セカンドコア3を形成する領域のSiO膜12をエッチングによって除去し、図17(A)、図17(B)に示すように、SiO膜12を除去した領域のSOI層20を約50nm程度エッチングして、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに厚さ方向に約50nm程度の段差4を設け、幅テーパ領域2Bの膜厚を約170nmとすれば良い。その後、図18(A)、図18(B)に示すように、SiO膜(例えば膜厚約3μm、幅約7μm、屈折率n=1.46)をCVD法により堆積し、不要なSiO膜をエッチングによって除去することで、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2B及び幅一定領域2Aの一部を覆うようにセカンドコア3を形成すれば良い。この場合、前工程で形成しているマスクパターンを利用して作製可能であるため、低コスト化が可能である。なお、これ以外は上述の実施形態の具体例の場合と同様である。
ここで、図19は、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに設けられる厚さ方向の段差4の大きさ(段差量)に対する損失のシミュレーション結果を示している。
なお、図19中、実線A、BはTE偏光成分の値を示しており、破線A、BはTM偏光成分の値を示している。また、図19中、実線A(丸印がプロットされている)、破線A(丸印がプロットされている)は、上述の実施形態の具体例のように、セカンドコア3の幅一定領域2Aを覆っている側の端面位置以外の位置に段差4を設けた場合(具体的にはシリコン導波路コア2の幅一定領域2Aのセカンドコア3で覆われていない領域に段差4を設けた場合;図1参照)の値を示している。また、図19中、実線B(三角印がプロットされている)、破線B(三角印がプロットされている)は、セカンドコア3の幅一定領域2Aを覆っている側の端面位置に段差4を設けた場合(図14参照)の値を示している。
まず、上述したように、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに段差4を設けることで、TM偏光成分の損失を抑制でき、低偏光依存性を実現することができ、ひいては、分散シフトファイバやシングルモードファイバとの低損失結合を実現することができる。
但し、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに段差4を設けると、段差4が設けられている箇所(段差部)で散乱損失が生じるため、図19に示すように、段差量が大きくなるにしたがって損失が大きくなってしまう。特に、この段差量を大きくしていった場合の損失の増加はTM偏光成分で顕著である。
例えば、上述の実施形態の具体例(図1参照)のように、セカンドコア2の幅一定領域2Aを覆っている側の端面位置以外の位置に段差4を設けた場合、図19中、破線Aで示すように、段差量が約30nm程度までは、TE偏光成分とTM偏光成分との損失差がほとんど見られない。
このため、上述の実施形態の具体例(図1参照)のように、セカンドコア2の幅一定領域2Aを覆っている側の端面位置以外の位置に段差4を設ける場合には、段差量を約30nm以下にするのが好ましい。これにより、段差4が設けられている箇所での散乱損失によって損失が低下してしまうのを抑制することができる。つまり、段差4を設けたことによって、損失が生じてしまうのを抑制することができ、また、TE偏光成分とTM偏光成分との損失差が生じてしまうのを抑制することができる。
これに対し、例えば、セカンドコア3の幅一定領域2Aを覆っている側の端面位置に段差4を設けた場合(図14参照)、図19中、破線Bで示すように、段差量を大きくしていったときにTM偏光成分の損失が増加してしまうのを抑制することができる。例えば、段差量を約40nm以上にする場合、TM偏光成分の損失の増加を抑制することができる。例えば、段差量を約50nmとする場合、約0.5dBの損失抑制が可能であり、段差量を約60nmとする場合、約2.4dB程度の損失抑制が可能である。これは、セカンドコア3の端面位置に対応する位置のシリコン導波路コア2に膜厚方向の段差4を設けることで、TM偏光成分に対する等価屈折率変化が緩やかになり、TM偏光成分に対する損失を抑制できるためである。
なお、図19中、実線A、Bで示すように、セカンドコア3の幅一定領域2Aを覆っている側の端面位置以外の位置に段差4を設けた場合(図1参照)と、セカンドコア3の幅一定領域2Aを覆っている側の端面位置に段差4を設けた場合(図14参照)とで、TE偏光成分の損失は段差量を大きくしていってもほとんど同じである。
このため、セカンドコア3の幅一定領域2Aを覆っている側の端面位置に段差4を設ける場合(図14参照)には、段差量を約50nm以下にするのが好ましく、段差量を約40nm以下とするのがより好ましい。これにより、段差4が設けられている箇所での散乱損失によって損失が低下してしまうのを抑制することができる。つまり、段差4を設けたことによって、損失が生じてしまうのを抑制することができ、また、TE偏光成分とTM偏光成分との損失差が生じてしまうのを抑制することができる。
このように、セカンドコア3の幅一定領域2Aを覆っている側の端面位置に段差4を設けることで、セカンドコア3の幅一定領域2Aを覆っている側の端面位置以外の位置に段差4を設ける場合と比較して、TM偏光成分に対する等価屈折率変化を緩やかにし、TM偏光成分に対する損失を抑制できるため、段差量を大きくすることが可能となる。そして、段差量を大きくし、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚(特に幅テーパ領域2Bの先端部の膜厚)を薄くすることで、よりTM偏光成分の損失を抑制でき、より低偏光依存性を実現することができる。
例えば、セカンドコア3の幅一定領域2Aを覆っている側の端面位置以外の位置に段差量約30nm程度の段差4を設けた場合(図1参照)の分散シフトファイバに対する挿入損失は、TM偏光成分が約1.5dB程度、TE偏光成分が約1.1dBであった。これに対し、セカンドコア3の幅一定領域2Aを覆っている側の端面位置に段差量約50nm程度の段差4を設けた場合(図14参照)の分散シフトファイバに対する挿入損失は、TM偏光成分が約1.2dB程度、TE偏光成分が約1.3dBであった。このように、セカンドコア3の幅一定領域2Aを覆っている側の端面位置に段差4を設け、段差量を大きくし、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚(特に幅テーパ領域2Bの先端部の膜厚)を薄くすることで、よりTM偏光成分の損失を抑制でき、より低偏光依存性を実現することができた。
また、段差4は、チャネル構造シリコン導波路コアとリブ構造シリコン導波路コアとの境界位置に設けても良い。この場合、段差4は、シリコン導波路コア2の幅一定領域2A、即ち、セカンドコア3の幅一定領域2Aを覆っている側の端面位置以外の位置に設けられていることになる。つまり、上述の実施形態の具体例において、シリコン導波路コア2のチャネル構造部分2Xとリブ構造部分2Yとの境界部に段差形成箇所が一致するように、段差4を設けても良い。この場合、上述の実施形態の具体例の光スポットサイズ変換器の製造方法において、シリコン導波路コア2のリブ構造部分2Yから段差4を形成する箇所までを残したハードマスクパターン10XA及びシリコン導波路コア2のリブ構造部分2Yを覆うレジストパターン11を用いて、シリコン導波路コア2のチャネル構造部分2Xの幅一定領域2Aの任意の箇所から幅テーパ領域2Bの先端部までのSOI層20を約30nm程度エッチングすることで、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに厚さ方向に約30nm程度の段差4を設け、幅テーパ領域2Bの膜厚を約190nmとする[図6(A)、図6(B)参照]のに代えて、シリコン導波路コア2のリブ構造部分2Yのリブ部2YBを覆う部分を残したハードマスクパターン10XB[図21(A)、図21(B)参照]及びシリコン導波路コア2のリブ構造部分2Yを覆うレジストパターン11を用いて、シリコン導波路コア2のリブ構造部分2Yとチャネル構造部分2Xとの境界部から幅テーパ領域2Bの先端部までのSOI層20を約30nm程度エッチングすることで、シリコン導波路コア2のリブ構造部分2Yとチャネル構造部分2Xとの境界部に厚さ方向に約30nm程度の段差4を設け、シリコン導波路コア2のチャネル構造部分2Xの幅一定領域2A及び幅テーパ領域2Bの膜厚を約190nmとすれば良い。なお、それ以外は上述の実施形態の具体例の場合と同様である。
ところで、上述の実施形態及びその具体例では、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aの1箇所に段差4を設けているが、これに限られるものではなく、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aの複数箇所に段差を設けても良い。
例えば、図20(A)〜図20(G)に示すように、上述の実施形態の具体例の構成において、さらに、シリコン導波路コア2のチャネル構造部分2Xとリブ構造部分2Yとの境界位置に段差4Xを追加しても良い。この場合、セカンドコア3の幅一定領域2Aを覆っている側の端面位置以外の位置に設けられている段差4(第1段差)、及び、シリコン導波路コア2のチャネル構造部分2X(チャネル構造シリコン導波路コア)とリブ構造部分2Y(リブ構造シリコン導波路コア)との境界位置に設けられている段差4X(第2段差)の2つの段差が設けられることになる。なお、これを第2変形例という。
例えば、シリコン導波路コア2のチャネル構造部分2Xとリブ構造部分2Yとの境界位置に例えば約20nmの段差4Xを設けるとともに、シリコン導波路コア2のチャネル構造部分2Xの幅一定領域2Aの1箇所に約30nmの段差4を設けることで、合計約50nmの段差を設けて、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚を約170nmとしても良い。これにより、上述のセカンドコア3の幅一定領域2Aを覆っている側の端面位置に段差量約50nmの段差4を設けた場合(図14参照)と同程度の効果が得られる。また、各段差の段差量を小さくして、段差を設けることによる損失の増加を抑えながら、上述の実施形態の具体例(図1参照)の構成に対して、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚をより薄くすることで、よりTM偏光成分の損失を抑制でき、より低偏光依存性を実現することができる。この場合、上述の実施形態の具体例の光スポットサイズ変換器の製造方法において、シリコン導波路コア2のリブ構造部分2Yから段差4を形成する箇所までを残したハードマスクパターン10XA及びシリコン導波路コア2のリブ構造部分2Yを覆うレジストパターン11を用いて、シリコン導波路コア2のチャネル構造部分2Xの幅一定領域2Aの任意の箇所から幅テーパ領域2Bの先端部までのSOI層20を約30nm程度エッチングすることで、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに厚さ方向に約30nm程度の段差4を設け、幅テーパ領域2Bの膜厚を約190nmとする工程[図6(A)、図6(B)参照]に代えて、シリコン導波路コア2のリブ構造部分2Yから段差4を形成する箇所までを残したハードマスクパターン10XA及びシリコン導波路コア2のリブ構造部分2Yを覆うレジストパターン11を用いて、シリコン導波路コア2のチャネル構造部分2Xの幅一定領域2Aの任意の箇所から幅テーパ領域2Bの先端部までのSOI層20を約30nm程度エッチングし[図6(A)、図6(B)参照]、さらに、図21(A)、図21(B)に示すように、シリコン導波路コア2のリブ構造部分2Yのリブ部2YBを覆う部分を残したハードマスクパターン10XB及びシリコン導波路コア2のリブ構造部分2Yを覆うレジストパターン11を用いて、シリコン導波路コア2のリブ構造部分2Yとチャネル構造部分2Xとの境界部から幅テーパ領域2Bの先端部までのSOI層20を約20nm程度エッチングすることで、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aに厚さ方向に約30nm程度の段差4を設けるとともに、シリコン導波路コア2のリブ構造部分2Yとチャネル構造部分2Xとの境界部に厚さ方向に約20nm程度の段差4Xを設け、幅テーパ領域2Bの膜厚を約170nmとすれば良い。このように、上述の実施形態の具体例のスポットサイズ変換器の製造方法に対して、エッチング工程を追加するだけで作製可能なため、簡便に段差形成箇所を追加することができ、容易に低偏光依存性を実現することができる。
また、例えば、上述のセカンドコア3の幅一定領域2Aを覆っている側の端面位置に段差4を設けた場合(図14参照)において、さらに、シリコン導波路コア2のチャネル構造部分2Xとリブ構造部分2Yとの境界位置に段差を追加しても良い。この場合、セカンドコア2の幅一定領域2Aを覆っている側の端面位置に設けられている段差(第3段差)、及び、シリコン導波路コア2のチャネル構造部分2X(チャネル構造シリコン導波路コア)とリブ構造部分2Y(リブ構造シリコン導波路コア)との境界位置に設けられている段差(第4段差)の2つの段差が設けられることになる。この場合、前工程で形成しているマスクパターンを利用して作製可能であるため、低コスト化が可能である。
このように、複数箇所に段差を設けることで、各段差の段差量を小さくしながら、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚を薄くすることができる。そして、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの膜厚を薄くするほど、シリコン導波路コア2の幅テーパ領域2Bの先端幅の条件は緩くなるため、作製が容易になり、より精度良く作製することが可能となる。
ところで、上述の実施形態及び変形例では、段差4、4Xを形成するためのSOI層20の薄膜化を、シリコン導波路コア2の幅一定領域2A及び幅テーパ領域2Bを形成した後に行なっているが、これに限定されるものではない。例えば、全体的にSOI層をエッチングして薄膜化して段差を形成した後に、シリコン導波路コアの幅一定領域及び幅テーパ領域を形成するようにしても良い。また、例えば、全体的にSOI層をエッチングして薄膜化して1つ目の段差を形成した後に、シリコン導波路コアの幅一定領域及び幅テーパ領域を形成し、その後、2つ目の段差を形成するためのSOI層の薄膜化を行なうようにしても良い。
また、上述の実施形態及び変形例において、段差4、4Xが設けられている箇所での反射等を抑制するために、段差4、4Xを、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aが延びる方向に直交する方向に対して斜めに設けるのも好ましい。例えば、図22に示すように、上述の実施形態及びその具体例のものに対して、段差4を、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aが延びる方向に直交する方向に対して斜めに設けるのも好ましい。なお、これを第3変形例という。また、セカンドコア3の幅一定領域2Aを覆っている側の端面位置での反射等を抑制するために、セカンドコア3の端面を、シリコン導波路コア2の幅一定領域2Aが延びる方向に直交する方向に対して斜めに設けるのも好ましい。
また、上述の実施形態及び変形例では、セカンドコア3の材料としてSiOを用いているが、これに限定されるものではない。例えば、セカンドコア3の材料としては、SiON(酸窒化シリコン)などの他のシリコン化合物又はポリマを用いても良い。つまり、セカンドコア3は、SiO、SiONなどのシリコン化合物を用いたシリコン化合物導波路コアであっても良いし、ポリマを用いたポリマ導波路コアであっても良い。但し、例えば、セカンドコア3の材料としてSiONを用いる場合には、N−H基による吸収損失が生じるため、セカンドコア3の長さを極力短くするのが好ましい。
また、上述の実施形態及び変形例のスポットサイズ変換器のセカンドコア側の端面に、分散シフトファイバ又はシングルモードファイバを接続することで、光装置を構成することもできる。この場合、光装置は、上述の実施形態及び変形例のスポットサイズ変換器1と、スポットサイズ変換器1のセカンドコア側の端面に接続された分散シフトファイバ又はシングルモードファイバとを備えるものとなる。例えば、上述の実施形態及び変形例のスポットサイズ変換器1のセカンドコア側の端面に、例えば接着剤等によって、分散シフトファイバ又はシングルモードファイバを接合することで、光装置を構成することができる。このような光装置としては、例えば光送信器、光受信器、光送受信器、光源などがある。
以下、上述の実施形態及び変形例に関し、更に、付記を開示する。
(付記1)
一定の幅を有する幅一定領域と、前記幅一定領域に連なり、終端部へ向けて幅が狭くなる幅テーパ領域とを備える第1シリコン導波路コアと、
少なくとも前記幅テーパ領域を覆って前記第1シリコン導波路コアに連なる第2導波路コアとを備え、
前記第1シリコン導波路コアは、前記幅一定領域に厚さ方向の段差を有することを特徴とするスポットサイズ変換器。
(付記2)
前記第2導波路コアは、前記幅一定領域を部分的に覆っており、
前記段差は、前記第2導波路コアの前記幅一定領域を覆っている側の端面位置に設けられていることを特徴とする、付記1に記載のスポットサイズ変換器。
(付記3)
前記第1シリコン導波路コアは、チャネル構造シリコン導波路コアであり、
前記幅一定領域を挟んで前記幅テーパ領域の反対側に連なるリブ構造シリコン導波路コアをさらに備え、
前記段差は、前記チャネル構造シリコン導波路コアと前記リブ構造シリコン導波路コアとの境界位置に設けられていることを特徴とする、付記1に記載のスポットサイズ変換器。
(付記4)
前記第2導波路コアは、前記幅一定領域を部分的に覆っており、
前記第1シリコン導波路コアは、チャネル構造シリコン導波路コアであり、
前記幅一定領域を挟んで前記幅テーパ領域の反対側に連なるリブ構造シリコン導波路コアをさらに備え、
前記段差は、前記第2導波路コアの前記幅一定領域を覆っている側の端面位置以外の位置に設けられている第1段差、及び、前記チャネル構造シリコン導波路コアと前記リブ構造シリコン導波路コアとの境界位置に設けられている第2段差であることを特徴とする、付記1に記載のスポットサイズ変換器。
(付記5)
前記第2導波路コアは、前記幅一定領域を部分的に覆っており、
前記第1シリコン導波路コアは、チャネル構造シリコン導波路コアであり、
前記幅一定領域を挟んで前記幅テーパ領域の反対側に連なるリブ構造シリコン導波路コアをさらに備え、
前記段差は、前記第2導波路コアの前記幅一定領域を覆っている側の端面位置に設けられている第3段差、及び、前記チャネル構造シリコン導波路コアと前記リブ構造シリコン導波路コアとの境界位置に設けられている第4段差であることを特徴とする、付記1に記載のスポットサイズ変換器。
(付記6)
前記段差は、前記幅一定領域の複数箇所に設けられていることを特徴とする、付記1に記載のスポットサイズ変換器。
(付記7)
前記段差は、前記幅一定領域が延びる方向に直交する方向に対して斜めに設けられていることを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項に記載のスポットサイズ変換器。
(付記8)
付記1〜7のいずれか1項に記載のスポットサイズ変換器と、
前記スポットサイズ変換器の前記第2導波路コア側の端面に接続された分散シフトファイバ又はシングルモードファイバとを備えることを特徴とする光装置。
1 スポットサイズ変換器
2 シリコン導波路コア(第1シリコン導波路コア)
2A 幅一定領域
2B 幅テーパ領域
2X チャネル構造部分
2Y リブ構造部分
2YA スラブ部
2YB リブ部
3 セカンドコア(第2導波路コア)
4,4X 段差
5 SiO下部クラッド層
6 SiO上部クラッド層
10 SiO
10X,10XA,10XB ハードマスクパターン
11 レジストパターン
12,13 SiO
20 SOI層

Claims (6)

  1. 一定の幅を有する幅一定領域と、前記幅一定領域に連なり、終端部へ向けて幅が狭くなる幅テーパ領域とを備える第1シリコン導波路コアと、
    少なくとも前記幅テーパ領域を覆って前記第1シリコン導波路コアに連なる第2導波路コアとを備え、
    前記第1シリコン導波路コアは、前記幅一定領域に厚さ方向の段差を有することを特徴とするスポットサイズ変換器。
  2. 前記第2導波路コアは、前記幅一定領域を部分的に覆っており、
    前記段差は、前記第2導波路コアの前記幅一定領域を覆っている側の端面位置に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のスポットサイズ変換器。
  3. 前記第1シリコン導波路コアは、チャネル構造シリコン導波路コアであり、
    前記幅一定領域を挟んで前記幅テーパ領域の反対側に連なるリブ構造シリコン導波路コアをさらに備え、
    前記段差は、前記チャネル構造シリコン導波路コアと前記リブ構造シリコン導波路コアとの境界位置に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のスポットサイズ変換器。
  4. 前記段差は、前記幅一定領域の複数箇所に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のスポットサイズ変換器。
  5. 前記段差は、前記幅一定領域が延びる方向に直交する方向に対して斜めに設けられていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のスポットサイズ変換器。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のスポットサイズ変換器と、
    前記スポットサイズ変換器の前記第2導波路コア側の端面に接続された分散シフトファイバ又はシングルモードファイバとを備えることを特徴とする光装置。
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