JP2015082239A - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品搬出装置を構成する基板の薄板化が可能な自動販売機の商品搬出装置を提供する。【解決手段】ソレノイド5の励磁・釈放によりリンク機構6を介して第1ストッパ部材2および第2ストッパ部材3を商品収納通路に交互に出没させて商品を払い出す自動販売機の商品搬出装置であって、前記第1ストッパ部材2および第2ストッパ部材3の基板1に軸支される軸支部が基板1の幅よりも狭い幅に形成される一方、商品を保持する保持部が前記軸支部より基板1の左右の縁部近傍まで延在する延在部を備えて形成され、前記基板1の開口部11を、前記基板1の左右の幅よりも狭い幅を有する前記第1ストッパ部材2および第2ストッパ部材3の軸支部が貫通可能で、かつ、基板1の左右縁部との間に少なくとも第1ストッパ部材2の延在部に相当する幅の閉塞部1Aを有する構成とし、基板1に形成される開口部11の左右幅を基板1の左右の幅よりも比較的狭い幅として基板1の機械的強度を向上させる。【選択図】図2

Description

この発明は、缶入り飲料,ペットボトル入り飲料などの商品を横倒し姿勢で上下方向に積み重ねて収納する商品収納ラックに搭載された商品搬出装置に関するものである。
缶入り飲料,ペットボトル入り飲料などの商品を販売する自動販売機は断熱筐体としてなる本体キャビネットの商品収納庫内に前記商品をコールド,ホット状態に区分して保存し、外扉のディスプレイ室内に複数の商品見本を左右に並べて展示し、前記商品見本に対応して設けられた商品選択ボタンの操作に基いて選択された商品を販売するように構成されている。この種の自動販売機について図13を用いて説明する。
この自動販売機は、図13に示すように、前面が開口した本体キャビネット100と、本体キャビネット100の前面にヒンジにより開閉可能に支持された外扉106とを備え、前記本体キャビネット100は鋼板製の外箱の内側、すなわち、上壁,左右側壁,背壁および底壁100aにウレタンフォームからなる断熱ボードを配設して断熱筐体として構成されている。前記本体キャビネット100の断熱ボードで囲まれた商品収納庫内は断熱仕切板102により左右方向に複数の商品収納室103,104,105に区画されている。前記各商品収納室103,104,105には、この例ではサーペンタイン方式と呼ばれる蛇行した商品収納通路を有する商品収納ラック108がそれぞれ収設されている。前記本体キャビネット100の前面に開閉可能に支持された外扉106と本体キャビネット100における商品収納庫の前面との間には内扉107が配設され、この例では内扉107が上下に分割されている。下部側の内扉107には各商品収納室103,104,105の商品収納ラック108から払い出された商品を送出するシュータ109と対峙する位置に搬出扉107aを有する商品搬出口が設けられている。前記搬出扉107aは上端入口を軸支されて垂下するとともに自重により商品搬出口を閉塞して冷気若しくは暖気の流出を防止しており、シュート109を介して搬出される商品により押し開かれ、当該商品を外扉106の商品取出口106aに送出するように形成されている。なお、前記外扉106の前面の上部域は商品見本を展示する透明板で覆われたディスプレイ室として形成され、前記透明板の前面には商品選択ボタンユニットが設けられ、商品選択ボタンユニットには展示された商品見本に対応して設けられた商品選択ボタンを有している。また、外扉106の前面には硬貨投入口、紙幣挿入口、硬貨返却口、返却レバー、商品取出口、ハンドルロックなどが設けられている。
前記商品収納ラック108は、図14に示すように、平板状の薄板鋼板からなる左右一対のラック側板81,81、このラック側板81,81に上下方向に半ピッチずらして向かい合わせに架設した前後一対の湾曲状レールセグメント列82の間に画成された前後複数列(図では5列)の蛇行状の商品収納通路(商品コラム)83、本体キャビネット100の前面開口に形成された商品投入口SL(図13参照)と2列目以降の商品収納通路83の上端入口とを連係するトップトレイ84、前記それぞれの商品収納通路83の下端出口に配設された商品搬出装置10、この商品搬出装置10と商品収納通路を挟んで対向配置された出口調整板10Aとからなる。前記商品収納ラック108は、この例では2列の商品収納通路83を備えた前段側の商品収納ラック108a、および3列の商品収納通路83を備えた後段側の商品収納ラック108bからなる2連のものであり、各商品収納ラック108a,108bの左右一対のラック側板81,81の上端に架設されたラック側フック金具811,811を商品収納庫の天井に敷設された本体側フック金具(不図示)に係止固定される。また、この種の自動販売機では長さサイズの異なる商品(例えば、170ミリリットルの缶入り飲料,500ミリリットルのペットボトル入り飲料)を取り扱うために商品収納ラック108は、商品の長さサイズに応じた横幅(商品収納通路幅方向の幅)の異なる種類(通常、比較的長さサイズの短い商品用および比較的長さサイズの大きい商品用の2種類)が用意され、その場合に長さサイズの短い商品を左右一対の一方のラック側板81側に揃えて整列させるために他方のラック側板81側に当該他方のラック側板81に接近・離隔する可動側板(不図示)を配設し、商品の長さサイズに応じて可動側板を移動調節して商品収納通路幅を定めるように構成されている。
前記商品搬出装置10は、図14に示すように、薄い箱形の基板1に形成された矩形の開口部(不図示)から商品収納通路に出没自在に軸支され、販売順位一番の商品(販売商品)を保持する態様で前記商品収容通路83に突出する突出位置に向けて移動し、前記販売商品の保持を解放する態様で前記商品収納通路83から退避する退避位置に移動可能に設けた第1ストッパ部材2と、前記基板1の開口部から商品収納通路83に出没自在に軸支され、前記商品収納通路83から退避する退避位置に向けて付勢され、前記販売商品に続く販売順位二番の商品(次販売商品)を保持する態様で前記商品収納通路83に突出する突出位置に移動可能に設けた第2ストッパ部材3と、前記第1ストッパ部材2および第2ストッパ部材3を突出位置と退避位置とに移動させるリンク機構(図では基板1に隠れて見えない)と、前記リンク機構を駆動する電磁ソレノイド(図では基板1に隠れて見えない)とを有し、前記電磁ソレノイドの励磁・釈放によりリンク機構を介して第1ストッパ部材2および第2ストッパ部材3を商品収納通路83に交互に出没させて次販売商品を第2ストッパ部材3で保持したうえで販売商品を払い出すように構成されている(例えば、特許文献1)。
また、商品搬出装置10は、前記商品収納ラック108の種類、すなわち、比較的長さサイズの短い商品用および比較的長さサイズの大きい商品用に対応して横幅の異なる2種類の商品搬出装置が用意され、商品収納ラック108に収納される商品の長さサイズに応じた横幅の商品搬出装置を商品収納ラックに搭載するのが一般的である。この場合、商品搬出装置10のコスト低減のため、基板1の横幅を比較的長さサイズの短い商品用の幅に定め、比較的長さサイズの大きい商品用の商品搬出装置10の第1ストッパ部材2および第2ストッパ部材3に基板1から左右に延出する延出部を備える構成として商品を安定して保持するようにしたものも知られている(例えば、特許文献2)。
特許第3855573号公報 特許第4508090号公報
ところで、商品搬出装置10の第1ストッパ部材2および第2ストッパ部材3は、横倒し姿勢の商品を安定して保持することができるように商品の長さサイズに応じた横幅に定められている。このため、前記特許文献1に記載された自動販売機の商品搬出装置においては、第1ストッパ部材2および第2ストッパ部材3が通過可能な大きであって基板1の左右縁部まで延在する矩形の開口部を基板1に形成し、この開口部を介して第1ストッパ部材2および第2ストッパ部材3が商品収納通路83に出没自在に構成されている。また、特許文献2に記載された自動販売機の商品搬出装置も、比較的長さサイズの小さい商品用の商品搬出装置10の第1ストッパ部材2および第2ストッパ部材3が通過可能な大きさであって基板1の左右縁部まで延在する矩形の開口部を介して商品収納通路83に出没自在に構成されている。このように、特許文献1および特許文献2に開示された自動販売機の商品搬出装置においては、商品搬出装置10を構成する基板1には第1ストッパ部材2および第2ストッパ部材3が通過可能な大きさであって基板1の左右縁部まで延在する矩形の開口部が形成されており、前記開口部が基板1の下半領域の殆どの領域を占領しているので、基板1の機械的強度が低下することは否めず、基板1を構成する鋼板材料の板厚を厚くせざるを得ない。それ故、特許文献1および特許文献2に開示された自動販売機の商品搬出装置においては、開口部の周縁にフランジを形成して基板1の薄板化(コストダウン)を図ってはいるが、基板1の機械的強度を維持するためには薄板化(コストダウン)に限度があるという課題を有する。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は前記課題を解決し、商品搬出装置を構成する基板の薄板化が可能な自動販売機の商品搬出装置を提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1に係る発明は、上下方向に延在する商品収納通路に商品を横倒し姿勢で積み重ねて収納する商品収納ラックに搭載された自動販売機の商品搬出装置であって、前記商品搬出装置は、商品収納通路の横幅に略一致する幅を有する基板と、販売順位一番の商品(販売商品)を保持する態様で前記商品収納通路に突出する突出位置と前記販売商品の保持を解放する態様で前記商品収納通路から退避する退避位置との間を移動可能なように前記基板の開口部を通して当該基板の背面側に回動自在に軸支された第1ストッパ部材と、販売順位二番の商品(次販売商品)を保持する態様で前記商品収納通路に突出する突出位置と前記商品収納通路から退避する退避位置にとの間を移動可能なように前記基板の開口部を通して当該基板の背面側に回動自在に軸支された第2ストッパ部材と、前記第1ストッパ部材および第2ストッパ部材を突出位置と退避位置とに移動させ、かつ、前記第1ストッパ部材および第2ストッパ部材を突出位置にロックする態様で往復動作するリンク機構と、前記リンク機構を駆動するソレノイドとを備え、前記ソレノイドの励磁・釈放によりリンク機構を介して第1ストッパ部材および第2ストッパ部材を商品収納通路に交互に出没させて次販売商品を第2ストッパ部材により保持したうえで販売商品を払い出す自動販売機の商品搬出装置において、前記第1ストッパ部材および第2ストッパ部材は、前記基板に軸支される軸支部が当該基板の幅よりも狭い幅に形成される一方、販売商品および次販売商品を保持する保持部が前記軸支部より基板の左右の縁部近傍まで延在する延在部を備えて形成され、前記基板の開口部は、前記基板の左右の幅よりも狭い幅を有する前記第1ストッパ部材および第2ストッパ部材の軸支部が貫通可能で、かつ、基板の左右縁部との間に少なくとも第1ストッパ部材の延在部に相当する幅の閉塞部を備えて形成されてなることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は請求項1に係る自動販売機の商品搬出装置において、基板は退避位置に移動した第1ストッパ部材の保持部を格納する凹部を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る自動販売機によれば、請求項1に記載の自動販売機の商品搬出装置において、商品搬出装置は比較的長さサイズの短い商品および比較的長さサイズの大きい商品に応じて基板の幅が異なる少なくとも2種類の商品搬出装置からなり、2種類の商品搬出装置の開口部は同一の大きさに形成され、それぞれの種類の商品搬出装置における第1ストッパ部材および第2ストッパ部材の軸支部に挿通される軸がそれぞれの種類の商品搬出装置に共通であることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は請求項3に係る自動販売機の商品搬出装置において、比較的長さサイズの大きい商品に応じた商品搬出装置の第2ストッパ部材の保持部から左右に延在する延在部の両端部をカットすることにより比較的長さサイズの短い商品に応じた商品搬出装置の第2ストッパ部材としてなることを特徴とする。
本発明の請求項1に係る自動販売機の商品搬出装置によれば、上下方向に延在する商品収納通路に商品を横倒し姿勢で積み重ねて収納する商品収納ラックに搭載された自動販売機の商品搬出装置であって、前記商品搬出装置は、商品収納通路の横幅に略一致する幅を有する基板と、販売順位一番の商品(販売商品)を保持する態様で前記商品収納通路に突出する突出位置と前記販売商品の保持を解放する態様で前記商品収納通路から退避する退避位置との間を移動可能なように基板の開口部を通して当該基板の背面側に回動自在に軸支された第1ストッパ部材と、販売順位二番の商品(次販売商品)を保持する態様で前記商品収納通路に突出する突出位置と前記商品収納通路から退避する退避位置にとの間を移動可能なように前記基板の開口部を通して当該基板の背面側に回動自在に軸支された第2ストッパ部材と、前記第1ストッパ部材および第2ストッパ部材を突出位置と退避位置とに移動させ、かつ、前記第1ストッパ部材および第2ストッパ部材を突出位置にロックする態様で往復動作するリンク機構と、前記リンク機構を駆動するソレノイドとを備え、前記ソレノイドの励磁・釈放によりリンク機構を介して第1ストッパ部材および第2ストッパ部材を商品収納通路に交互に出没させて次販売商品を第2ストッパ部材により保持したうえで販売商品を払い出す自動販売機の商品搬出装置において、前記第1ストッパ部材および第2ストッパ部材は、基板に軸支される軸支部が基板の幅よりも狭い幅に形成される一方、販売商品および次販売商品を保持する保持部が前記軸支部より基板の左右の縁部近傍まで延在する延在部を備えて形成され、前記基板の開口部は、前記基板の左右の幅よりも狭い幅を有する前記第1ストッパ部材および第2ストッパ部材の軸支部が貫通可能で、かつ、基板の左右縁部との間に少なくとも第1ストッパ部材の延在部に相当する幅の閉塞部を備えて形成されてなることにより、基板に形成される開口部の左右幅を基板の左右の幅よりも比較的狭い幅とすることができるので、基板の機械的強度を向上することができる。この結果、基板の薄板化が可能となるので商品搬出装置のコストダウンを図ることができる。そして、この商品搬出装置は、商品収納ラックの商品コラムごとに搭載されることから、一つの自動販売機に数十個搭載されることとなるので自動販売機の大幅なコストダウンを達成することができる利点を有する。
また、本発明の請求項2に係る自動販売機の商品搬出装置によれば、基板は退避位置に移動した第1ストッパ部材の保持部を格納する凹部を有することにより、退避位置に移動した第1ストッパ部材が商品収納通路に突出して販売商品の落下を妨げるのを防止することができる。
また、本発明の請求項3に係る自動販売機の商品搬出装置によれば、請求項1に記載の自動販売機の商品搬出装置において、商品搬出装置は比較的長さサイズの短い商品および比較的長さサイズの大きい商品に応じて基板の幅が異なる少なくとも2種類の商品搬出装置からなり、2種類の商品搬出装置の開口部は同一の大きさに形成され、それぞれの種類の商品搬出装置における第1ストッパ部材および第2ストッパ部材の軸支部に挿通される軸がそれぞれの種類の商品搬出装置に共通であることにより、第1ストッパ部材および第2ストッパ部材の軸を2種類の商品搬出装置に共用できるので、更なるコストダウンを図ることができる。
また、本発明の請求項4に係る自動販売機の商品搬出装置によれば、比較的長さサイズの大きい商品に応じた商品搬出装置の第2ストッパ部材の保持部から左右に延在する延在部の両端部をカットすることにより比較的長さサイズの短い商品に応じた商品搬出装置の第2ストッパ部材としてなることにより、第2ストッパ部材の延在部をカットすれば比較的長さサイズの短い商品に応じた商品搬出装置の第2ストッパ部材とすることができ、商品の長さサイズに応じて種類の異なる商品搬出装置にそれぞれ専用の第2ストッパ部材を製作することなく1種類の第2ストッパ部材を製作すればよいので、コストダウンに寄与することができる。
本発明の実施の形態1に係る自動販売機の商品搬出装置の正面斜視図である。 図1の商品搬出装置の背面斜視図である。 図1および図2の商品搬出装置における基板の正面斜視図である。 図1および図2の商品搬出装置における基板の背面斜視図である。 図4における軸受部を示し、(a)は軸受部の軸受保持部から軸受部材を取り外した状態の斜視図、(b)および(c)はそれぞれ軸受部材を異なる方向から見た斜視図である。 図1および図2の商品搬出装置におけるリンク部材の斜視図である。 図1および図2の商品搬出装置における第1ストッパ部材の背面斜視図である。 図1および図2の商品搬出装置における第2ストッパ部材の背面斜視図である。 図1および図2の商品搬出装置における回動ストッパの斜視図である。 本発明に係る自動販売機の商品搬出装置の販売待機状態を示す動作説明図である。 本発明に係る自動販売機の商品搬出装置の商品搬出時の動作説明図である。 本発明に係る自動販売機の商品搬出装置の商品搬出後の動作説明図である。 本発明が対象とする自動販売機の外扉開放状態の斜視図である。 図10の自動販売機における商品収納ラックの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態の自動販売機の商品搬出装置を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、図13に示した商品搬出装置と同一機能を有するものには同一の符号を付すこととし、商品搬出装置の正面および背面とは、商品収納通路83(図13参照)に臨む面および商品収納通路83とは反対側の面を指し、第1ストッパ部材および第2ストッパ部材の表面および裏面とは、それぞれ退避位置に移動した際における商品収納通路83(図13参照)に臨む面および商品収納通路83と反対側の面を指す。また、この実施の形態の商品搬出装置は、比較的長さサイズの大きい商品用の商品収納ラックに搭載されるものを示している。
図1乃至図3に示すように、商品搬出装置10は、鋼板製になる矩形平板状の基板1を備えている。前記基板1の下半領域には、基板1の左右の幅に対して比較的狭い開口部11(図3参照)と、この開口部11の左右に隣接して閉鎖部1A,1Aが設けられ、基板1の上半領域の左右中央位置には開口部12(図3参照)が設けられている。前記開口部11は左右に延在する延在部11a,11aが形成された上部領域を除いて略矩形状をなしている。また、基板1における前記閉鎖部1A,1Aの下方領域には後述する第1ストッパ部材2が格納される凹部1B,1Bが形成され、凹部1B,1Bと開口部11との間に壁はなく、凹部1B,1Bの空間と開口部11とは連通している。また、基板1には前記開口部11の上縁と下縁との間に架設される態様の軸受部4が一体に設けられている。この軸受部4は、基板11の左右中央よりも左右何れか一方(図1の場合には右側方向であり、図2の場合には左側方向)に片寄った位置に設けられており、二つの商品搬出装置10を背中合わせに抱き合わせた際に両者の軸受部4が干渉することがないように構成されている。また、基板1には、開口部11の上方の位置に商品収納通路83側に突出するガイド突起13が設けてある。
前記基板1の背面には、図2に示すように、第1ストッパ部材2および第2ストッパ部材3が軸支されるとともにソレノイド5、リンク機構6、回動ストッパ7、売切検出スイッチ(売切検出手段)8が配設され、前記基板1の正面には商品収納通路83に臨んで閉鎖板20が配設されている。
前記軸受部4は基板1の開口部11の上縁と下縁との間に架設されている。軸受部4はリンク機構6、第1ストッパ部材2、回動ストッパ7および第2ストッパ部材3に関わる各軸(後述)の一方端を支持し、各軸の他方端は基板1の開口部11の左縁に基板1の背面側に突出して形成されたフランジ2A(図2参照)により支持している。なお、軸受部4とフランジ2Aとにおける上記各軸を支持する構成はほぼ対称の構成であるので、以下の説明では、軸受部4について説明し、フランジ2Aに係る構成の説明は省略する。
前記軸受部4は、基板1の開口部11の上縁と下縁との間に架設された軸受保持部40とこの軸受保持部40に装着された軸受部材50とからなる。図3および図4では軸受部材50を軸受保持部40に装着した状態を示し、図5では軸受保持部40から軸受部材50を取り外した状態を示している。前記軸受保持部40は、基板1における開口部11を形成する際に、その開口部11を左右に分断するように基板1の板面の一部を残して形成されたものであり、背面側への押し出しによって前記開口部11における上縁と下縁に跨って架設される態様で橋梁状に形成されている。
前記軸受保持部40は、橋梁の橋脚に相当する結合腕41A,41Bを介して基板1に形成された開口部11における上縁と下縁とに一体的に連結され、橋桁部分が基板1の平板面により背面側に浮き上がるように形成されている。また、橋桁部分は、その左右両側を背面側に折り曲げて係止フランジ41,41が形成され、橋桁部分の下半領域が横断面コ字状に形成される一方、上半領域がコ字状の底面を切除して開放する態様で係止フランジ41,41のみとなしている。前記係止フランジ41,41の上半領域には背面側に凹状の切欠411,411を設け、係止フランジ41,41の下半領域には上下方向に延在する長穴412,412を設けている。また、係止フランジ41,41には上下方向のほぼ中央位置に2個の支軸穴42,43を離隔して設けている。さらに、係止フランジ41,41の下方位置にも軸穴44が設けられている。
前記軸受部4を構成する軸受部材50は、プラスチックの成形品になり、図5に示すように、軸受保持部40と同一の横断面コ字状を呈するとともにフック部材Fが一体に設けられている。前記軸受部材50は、軸受保持部よりも一回り小さい外郭寸法に形成されており、軸受保持部40の係止フランジ41,41の間に嵌め込まれるように構成されている。前記軸受部材50のコ字状両脚片は軸受片51,51として形成され、この軸受片51,51の上方域には上下方向に延在する長穴511,511を設け、軸受片51,51の下方域には一方の軸受片51(図5(c)の場合には左側の軸受片)に上下方向に延在する長穴512を設けている。前記長穴511,511と長穴512は、前述した係止フランジ41,41に設けた凹状の切欠411,411と長穴412,412に対応している。また、軸受片51,51の外壁には外方へ突出する複数の係止突起513を設けている。前記係止突起513は、背面側(軸受片51,51の自由端側)に向うに従って厚みが漸増する楔状をなしている。さらに、軸受片51,51には上下方向のほぼ中央位置に2個の支軸穴52,53を離隔して設けている。さらに、軸受片51,51の下方位置にも軸穴54,54が設けられている。
前記軸受部材50に一体に設けられたフック部材Fは、周知のとおり、商品収納ラック108に架設されたピン部材(不図示)に係合して商品搬出装置10を商品収納ラック108に取付ける周知のものである。このフック部材Fは、従来では単独で基板1に固着されていたものであるが、この実施の形態ではプラスチック成形品として軸受部材50に一体に設けたものである。このフック部材Fは、前記ピン部材に係合・離脱するフック片F1と、基板1の下フランジ1Cと開口部11の下フランジ11Cとの間に嵌入される嵌合部F2と、基板1の下フランジ1Cに設けた上方向に延在する突起1C1に係合する係止片F3からなる。
前記軸受部材50は次のように軸受保持部40に組付けられる。すなわち、図5(a)に示すように、軸受保持部40の横断面コ字状の開放部側(図では上方側)から軸受部材50を嵌入する。そして、軸受部材50の軸受片51,51の外壁に設けた複数の係止突起513が軸受保持部40の係止フランジ41,41に当接すると嵌入の抵抗となるが、その抵抗に打ち勝つ力で押し込むと軸受片51,51が互いに接近するように撓む。このように、軸受片51,51が互いに接近するように撓ませつつ嵌入し、軸受片51,51に設けた複数の係止突起513が軸受保持部40の係止フランジ41,41に設けた凹状の切欠411,411および長穴412,412を乗り越えると軸受片51,51が元の状態に復元して複数の係止突起513が切欠411,411および長穴412,412の縁部に係合する。これにより軸受部材50は軸保持部40に係止固定される。ここで、フック部材Fは、軸受保持部40の軸受部材50への嵌入時に、その嵌合部F2を基板1の下フランジ1Cと開口部11の下フランジ11Cとの間に対峙させるとともにフック片F1を上方に湾曲させて係止片F3を基板1の下フランジ1Cに設けた突起1C1の上方に持ち上げたうえで前記嵌合部F2を基板1の下フランジ1Cと開口部11の下フランジ11Cとの間に嵌入させると係止片F3が突起1C1の背後(図5の場合)に移動する。そこで、上方に湾曲させたフック片F1から手を離すとフック片F1が元の状態に復元して係止片F3が突起1C1に係合して係止固定される。
前記開口部11の右縁に形成されたフランジ11B(図4参照)には、前記軸受部材50の軸受片51,51に設けた長穴511,511と長穴512に対応する上下方向に延在する一対の長穴11B11,11B12を設けている。また、前記開口部11の右縁に形成されたフランジ11B(図4参照)には、前記軸受片51,51に設けた支軸穴52,53と軸穴54に対応して上下方向のほぼ中央の位置に2個の支軸穴11B2,11B3を離隔して設け、下方位置に軸穴11B13を設けている。前記開口部11の左縁(図4の場合)に形成されたフランジ11Aの上下方向のほぼ中央の位置には、前記フランジ11Bの2個の支軸穴11B2,11B3と同様に2個の支軸穴11A2,11A3を設けている。
前記軸受部材50の軸受片51,51に設けた長穴511,511と前記開口部11の右縁に形成されたフランジ11Bに設けた長穴11B11は、リンク機構6に関わる上部リンクピン61(図2参照)を上下方向にスライド移動可能に支持する一方、前記軸受部材50の軸受片51,51に設けた長穴512と前記開口部11の右縁に形成されたフランジ11Bに設けた11B12は、リンク機構6に関わる下部リンクピン62(図2参照)を上下方向にスライド移動可能に支持するものである。ここで、前記軸受部材50の軸受片51,51のうち一方(図5(c)では左側の軸受片51)には長穴512が設けられているのに対し、他方の軸受片51には長穴が設けられていないことから、他方の軸受片51は下部リンクピン62の抜け止めとして機能するものである。なお、前記軸受保持部40の係止フランジ41,41に設けた長穴412,412は、前記軸受部材50の軸受片51,51に設けた長穴512よりも一回り大きく形成され、また、前記軸受保持部40の係止フランジ41,41に設けた凹状の切欠411,411も前記軸受部材50の軸受片51,51に設けた長穴511,511よりも一回り大きく切り欠かれて上部リンクピン61,下部リンクピン62と接触しないように形成されている。
また、軸受保持部40の係止フランジ41,41に設けた支軸穴42,42、前記軸受部材50の軸受片51,51に設けた支軸穴52,52、前記フランジ11Aに設けた支軸穴11A2およびランジ11Bに設けた支軸穴11B11は、第2ストッパ部材3の回動軸30(図2参照)を支持する一方、前記係止フランジ41,41に設けた支軸穴43,43、前記軸受片51,51に設けた支軸穴53,53、前記フランジ11Aに設けた支軸穴11A3およびフランジ11Bに設けた支軸穴11B12は、第1ストッパ部材2の回動軸20(図2参照)を支持している。また、係止フランジ41,41に設けた軸穴44,44、前記軸受片51,51に設けた軸穴54,54、前記フランジ11Bに設けた軸穴11B13は、回動ストッパ7の回動軸70を支持している。なお、前記フランジ11Bの長穴11B11,11B12にはヘミング加工により溝周縁にダブルホールドを施し、また、前記係止フランジ41,41の支軸穴42,43および軸穴44と、フランジ11Aの支軸穴11A2,11A3と、フランジ11Bの支軸穴11B11,11B12および軸穴11B13にはバーリング加工を施して、上部リンクピン61,下部リンクピン62や回動軸20,30,70との摩擦を低減するように構成されている。
前記リンク機構6は、上下方向に延在する鋼板製のリンク部材60を備え、駆動手段としてのソレノイド5のプランジャー51に連結されている。ソレノイド5は基板1の背面側の左右一方側に片寄せた位置にねじにより固定されている。リンク部材60は、図6に示すように、その上端に前記ソレノイド5のプランジャー51の係合穴に係止される連結部62が形成されている。また、リンク部材60には、上部リンクピン61が貫通する係合穴63aを有する左右一対の上係合部63を設けている。この上係合部63はリンク部材60の上下動作に連動して上部リンクピン61を上下方向に移動させるものである。さらに、リンク部材60の下端には、下部リンクピン62が貫通する係合穴64aを有する左右一対の下係合部64を設けている。この下係合部64はリンク部材60の上下動作に連動して下部リンクピン62を上下方向に移動させるものである。前記下係合部64の中間位置には切欠65が形成されている。この切欠65は捻りコイルばねなどからなる復帰ばね66(図2参照)の一方を下部リンクピン62に係合させる際の逃げ穴として構成されている。前記復帰ばね66の他方(下方)は後述する回動ストッパ7の回動軸70に係止されている。
前記第1ストッパ部材2は、図8に示すように、平板状で周縁に裏面側に折り曲げたれた金属板21の裏面に樹脂(たとえば、ポリアセタール)製の軸受台23を備えて構成されている。この前記第1ストッパ部材2は、図4に示すように、基板1の開口部11の左右両縁に形成したフランジ11A,11Bの間に介在してあり、回動軸20に回動可能に支持されている。第1ストッパ部材2は、回動軸20を中心として回動して、基板1の開口部111から商品収納通路83に突出する突出位置と、開口部111を閉塞する態様で商品収納通路83から退く退避位置との間に移動可能である。回動軸20には、捻りコイルばね20a(図2参照)が巻装してある。第1ストッパ部材2は、捻りコイルばね20aの弾性付勢力によって突出位置に向けて常に付勢されており、突出位置においてその表面(上面)が商品G(図10参照)を保持する保持部として形成されている。
前記第1ストッパ部材2における金属板21には軸挿通穴を有する左右一対の軸支部22,22が突出形成され、左右一対の軸支部22,22は金属板21(基板1)の幅よりも狭い幅に定められている。言い換えれば、金属板21(第1ストッパ部材2の保持部)は左右一対の軸支部22,22よりも基板1の左右の縁部近傍まで延在する延在部21A,21Aを備えているものである。この延在部21A,21Aは、第1ストッパ部材2が退避位置に退避した際、基板1の開口部11の左右に隣接する凹部1Bに格納されるものである。前記軸支部22,22の軸挿通穴は、回動軸20を挿通するためのものである。金属板21に形成した係止爪21aにより金属板21に係止された軸受台23には、左右一対のガイド突起24,24が設けられ、これらのガイド突起24,24にはそれぞれ異形溝25,25が設けられている。この異形溝25,25は、後述する回動ストッパ7のロックピン71の端部を摺動させ、このロックピン71を介して第1ストッパ部材2と回動ストッパ7とが連動するように、ロックピン71の動作範囲を規制するために形成したものである。すなわち、この異形溝25,25は、ロックピン71のロック位置を定める小径溝部25aと、ロックピン71のロック位置以外の動作範囲を定める大径溝部25bとから形成されている。また、軸受台23の軸支部26には、金属板21に形成した左右一対の軸支部22,22の軸挿通穴と同一軸線上に位置して回動軸20を挿通するための軸穴(不図示)が設けられている。さらに、左右一対のガイド突起24,24にも回動軸20を挿通するための軸穴24aが設けられている。なお、軸支部26の外周に設けた一対のガイド突起部26a,26aは、リンク部材60の両側を挟むように形成され、リンク部材60の上下方向の動作が左右方向にずれないように案内するためのものである。
前記回動ストッパ7は、図2に示すように、上記軸受部4と開口部11のフランジ11Bとの間に介在され、上記回動軸70に回動可能に支持してある。回動ストッパ7は、回動ストッパ軸70を中心として回動して、基板1の開口部11から商品収納通路83に突出する突出位置と、開口部11を閉塞する態様で商品収納通路83から退く退避位置との間に移動可能に設けてある。回動ストッパ軸70には、図には明示されていないが捻りコイルばねが巻装してある。回動ストッパ7は、捻りコイルばねの弾性付勢力によって突出位置に向けて常に付勢されている。回動ストッパ7は、商品収納通路83の内側に突出する先端部において左右側方に延出するロックピン71(図10乃至図12も参照)を備えている。このロックピン71は、両端部が第1ストッパ部材2の軸受台23における左右一対のガイド突起24,24に設けた異形溝25に係合する。
前記回動ストッパ7は、図8に示すようにピン挿通穴7a,7bを備えてなる。このピン挿通穴7a,7bは、ロックピン71,回動軸70を挿通するためのものである。ロック溝7cは、下部リンクピン62を係合させて回動ストッパ7の回動をロックするためのものである。また、回動ストッパ7の傾斜摺動面8dは、回動ストッパ7の回動時に下部リンクピン62が摺動するように形成したものである。
前記回動ストッパ7は、下部リンクピン62がロック溝7cに係合している状態で突出位置にロックされる。このロック状態において回動ストッパ7の先端側に設けたロックピン71の両端部が第1ストッパ部材2における左右一対のガイド突起24,24に設けた異形溝25の小径溝部25aに係合して第1ストッパ部材2を商品通路Rに突出した突出位置(販売待機位置)にロックする。
前記第2ストッパ部材3は、図2に示すように基板1の開口部11の左右縁に形成したフランジ11A,11Bの間に介在してあり、上記回動軸30に回動可能に支持してある。第2ストッパ部材3は、回動軸30を中心として回動して、基板1の開口部11から商品収納通83の内側に突出する突出位置と、開口部11を閉塞する態様で商品収納通路83から退く退避位置との間に移動可能である。回動軸30には、図には明示されていないが捻りコイルばねが巻装してある。第2ストッパ部材3は、捻りコイルばねの弾性付勢力によって退避位置に向けて常に付勢されている。
前記第2ストッパ部材3は、図9に示すように合成樹脂(例えば、ポリアセタール)からなり、ピン挿通孔31aを備えた軸支部31と、7個の舌片32aを有する商品の保持部32と、2個のストッパ壁33が一体成形されている。前記ピン挿通孔31aは、回動軸30を挿通するためのものである。また、前記保持部32の舌片32aは、同一構成の商品搬出装置を背中合わせに抱き合わせた際に他方の商品搬出装置における第2ストッパ部材3の舌片32aと互いに緩衝せずに噛み合うように形成されており、これにより第2ストッパ部材3が商品通路に突出した際にその保持部32と基板1との間の隙間を埋める機能を有する。そして、保持部32は、ピン挿通孔31aを備えた軸支部31の左右幅よりも大きく形成され、軸支部31に対して左右に張り出す延在部32A,32Aを設けている。第2ストッパ部材3が退避位置に退避する際、前記延在部32A,32Aは、基板1の開口部11の上部領域に形成された延在部11a,11aを通過して退避位置に退避するものである。なお、保持部32の幅は、第1ストッパ部材2の軸支部22,22の間の寸法(幅)と同一である。
また、前記ストッパ壁33の凹状の摺動溝33aは上部リンクピン61が摺動可能であり、第2ストッパ部材3の退避位置において上部リンクピン61を受け入れるものである。前記ストッパ壁33のストッパ面33bは、第2ストッパ部材3の商品収納通路83への突出時に上部リンクピン61と当接して第2ストッパ部材3にかかる商品荷重を受け、当該第2ストッパ部材3を突出位置でロックするものである。また、ストッパ壁33の周辺の補強材に形成した逃げ溝は、上部リンクピン61が第2ストッパ部材3の摺動溝33aの奥まで入り込むのを妨げないように形成したものである。さらに、逃げ穴31cは、同一構成の商品搬出装置1を背中合わせに抱き合わせた場合であってそれぞれの第2ストッパ部材3が退避位置に退避した際、他方の第2ストッパ部材3のストッパ壁33および補強部材の先端部を逃がして商品搬出装置1の全体の厚みが増加しないように形成したものである。
前記売切検出スイッチ(売切検出手段)8は、図1,図2に示すようにマイクロスイッチ8Aと商品収納通路83に突出する商品検知レバー8Bとを有する。売切検出スイッチ8は、合成樹脂(例えば、ポリアセタール)からなる額縁状の取付台8Cにマイクロスイッチ8Aと商品検知レバー8Bとを組付けたものである。商品検知レバー8Bは、取付台8Cに回動自在に軸支されるとともに捻りコイルばね8Dにより商品収納通路83に向けて進出するように付勢されている。商品検知レバー8Bは、商品収納通路83に商品がある状態では商品に押されて基板1の平面に沿うように後退し、商品収納通路83に商品がない状態(売切れ状態)では捻りコイルばね8Dにより商品収納通路83に進出し、その際にマイクロスイッチ8Aを作動させるように構成されている。
前記閉鎖板20は、図1に示すように、前記第2ストッパ部材3の上方に位置し、退避位置に復帰している第2ストッパ部材3を商品収納通路83側から覆うように垂下している。この閉鎖板20は従来装置と同様に、第2ストッパ部材3の突出位置への移動に連動して商品収納通路に進出し、第2ストッパ部材3の保持部32と次販売商品との間に介在して第2ストッパ部材3の保持部32と基板1との間の隙間を塞ぐものである。
次に本発明の実施の形態の自動販売機の商品搬出装置の動作について図10〜図12に基づいて説明する。なお、図10〜図12では商品搬出装置の動作を理解し易くするため概略構成を示している。
図10に示した販売待機状態においては、ソレノイド5が通電されていない状態であって、リンク部材60が復帰ばね66(図2参照)によって下方に付勢されている状態である。すなわち、上部リンクピン61が軸受部4の長穴411(図3,図4参照)に沿って下方に移動し、下部リンクピン62が軸受部4の長穴412(図3,図4参照)に沿って下方に移動している。販売待機状態において、第1ストッパ部材2は、捻りコイルばね20a(図2参照)の弾性付勢力によって突出位置にある。さらに、第1ストッパ部材2は、その保持面に販売商品G1が当接していることで商品Gの荷重を受けている。また、販売待機状態において、回動ストッパ7は、不図示の捻りコイルばねの弾性付勢力によって突出位置にある。さらに、回動ストッパ7は、ロックピン71が第1ストッパ部材2における異形溝25の小径溝部25a(図8参照)に係合していることで第1ストッパ部材2にかかる商品Gの荷重を受けている。さらに、回動ストッパ7は、ロック溝7c(図7参照)に下部リンクピン62が係合していることによって突出位置が維持されている。これにより、回動ストッパ7は、第1ストッパ部材2を突出位置に維持して第1ストッパ部材2の退避位置への移動を阻止している。また、販売待機状態において、第2ストッパ部材3は、不図示の捻りコイルばねの弾性付勢力によって退避位置に復帰している。この場合、第2ストッパ部材3の延在部32A,32Aは、基板1の開口部11の上部領域に形成された延在部11a,11aを通過して退避位置に復帰している。また、閉鎖板20は基板1に沿って垂下している。
図10に示した販売待機状態から販売指令によりソレノイド5が通電されると、ソレノイド5が復帰ばね66の弾性付勢力に抗してプランジャー51を吸引してリンク部材60を上昇させる。すると、リンク部材60の下部リンクピン62が上昇して回動ストッパ7のロック溝7cとの係合が解除される。このロック解除により回動ストッパ7は商品荷重によって回動軸70を中心として退避位置に向けて回動し、これに伴ってロックピン71も異形溝25の小径溝部25aから外れて第1ストッパ部材2のロックが解除され、第1ストッパ部材2は商品荷重により退避位置に向けて回動する。
これと同時に第2ストッパ部材3は上昇するリンク部材60の上部リンクピン61により退避位置から突出位置に向けて突出する。すなわち、販売待機状態からリンク部材60が上昇すると、第2ストッパ部材3の摺動溝33aに係合した上部リンクピン61が上昇する。すると、第2ストッパ部材3は回動軸30を中心として突出位置に向けて捻りコイルばねの弾性付勢力に抗して移動する。リンク部材60が上限位置まで上昇すると上部リンクピン61は第2ストッパ部材3のストッパ面33bと係合して第2ストッパ部材3を突出位置にロックする。前記第2ストッパ部材3が退避位置から突出位置へ移動する過程において、第2ストッパ部材3の先端(保持部32)は閉鎖板20の背面(商品収納通路83に表出する面とは反対側の面)に当接して閉鎖板20を商品収納通路83に押し出す。つまり、閉鎖板20は第2ストッパ部材3の退避位置から突出位置への移動に連動して商品通路Rに押し出される。突出位置に至った第2ストッパ部材3の保持部32は、基板1と保持部32との間の隙間を塞ぐ閉鎖板20を介して次販売商品G2を係止し、商品出口通路板3との間で次販売商品G2を保持する。この結果、最下位位置の販売商品G1が第1ストッパ部材2を擦り抜けて搬出される(図11参照)。
前記販売商品G1が搬出されて第1ストッパ部材2が商品荷重を受けなくなると、第1ストッパ部材2が第1保持部材ばね103aの付勢力によって突出位置(販売待機位置)に復帰する(図12参照)。これと同時に回動ストッパ7も捻りコイルばねの弾性付勢力によって突出位置に復帰する。この場合、回動ストッパ7の先端に設けたロックピン71が第1ストッパ部材2における異形溝25の大径溝部73bの壁面を摺動して小径溝部25aに至る。これにより第1ストッパ部材2が販売待機位置でロック状態となる。
そして、ソレノイド5への通電がなくなると、リンク部材60が復帰ばね66の付勢力により下降するので、上部リンクピン61による第2ストッパ部材3のロックが解除され、第2ストッパ部材3は、捻りコイルばねの付勢力により待機位置に復帰する。また、リンク部材60が下限位置まで下降すると下部リンクピン62が回動ストッパ7のロック溝7cと係合して第1ストッパ部材2を販売待機位置に維持する(図10参照)。
さて、前記商品搬出装置10の基1板に形成した開口部11は、その上部領域に左右に延在する延在部11a,11aが設けられている。これは、次販売商品G2を保持する態様で前記商品収納通路83に突出する突出位置と前記商品収納通路83から退避する退避位置にとの間を移動可能な第2ストッパ部材3が、延在部32A,32Aを含めた保持部32に複数の舌片32aを備えており、この舌片32Aを退避位置に退避させるためである。このため、開口部11には上部領域に左右に延在する延在部11a,11aが設けられているものの開口部11の殆どは先行技術文献1,2に記載された基板の開口部よりも小さく、開口部11と基板1の左右縁部との間に少なくとも第1ストッパ部材2の延在部21A,21Aに相当する幅の閉塞部1A,1Aを備えて形成されていることから、基板1の厚さが同一の場合にはその機械的強度を著しく高めることが可能となり、基板1の薄板化が可能となるものである。
また、この種の自動販売機の商品搬出装置10は、商品収納ラック108の種類(通常、比較的長さサイズの短い商品用および比較的長さサイズの大きい商品用の2種類)に応じた2種類の商品搬出装置が用意されることは背景技術の項で述べたとおりであるが、2種類の商品搬出装置にかかる第1ストッパ部材2の軸支部22,22および第2ストッパ部材3の軸支部31の幅を同一のものとすることにより第1ストッパ部材2の回動軸20、第2ストッパ部材3の回動軸30を二種類の商品搬出装置に共通に使用することが可能となるものである。この場合、延在部32A,32Aを備えた第2ストッパ部材3を比較的長さサイズの大きい商品用の商品搬出装置に採用されるものとし、延在部32A,32Aにおける外側から2番目の舌片32a,32aの両端部をカットすることにより比較的長さサイズの短い商品用の商品搬出装置の第2ストッパ部材として使用することもできるものである。
前述したように本発明の実施の形態に係る自動販売機の商品搬出装置によれば、上下方向に延在する商品収納通路83に商品Gを横倒し姿勢で積み重ねて収納する商品収納ラック108に搭載された自動販売機の商品搬出装置であって、前記商品搬出装置10は、商品収納通路83の横幅に略一致する幅を有する基板1と、販売順位一番の商品(販売商品G1)を保持する態様で前記商品収納通路83に突出する突出位置と前記販売商品G1の保持を解放する態様で前記商品収納通路83から退避する退避位置との間を移動可能なように前記基板1の開口部11を通して当該基板1の背面側に回動自在に軸支された第1ストッパ部材2と、販売順位二番の商品(次販売商品G2)を保持する態様で前記商品収納通路83に突出する突出位置と前記商品収納通路83から退避する退避位置にとの間を移動可能なように前記基板1の開口部11を通して当該基板1の背面側に回動自在に軸支された第2ストッパ部材3と、前記第1ストッパ部材2および第2ストッパ部材3を突出位置と退避位置とに移動させ、かつ、前記第1ストッパ部材2および第2ストッパ部材3を突出位置にロックする態様で往復動作するリンク機構6と、前記リンク機構6を駆動するソレノイド5とを備え、前記ソレノイド5の励磁・釈放によりリンク機構6を介して第1ストッパ部材2および第2ストッパ部材3を商品収納通路83に交互に出没させて次販売商品G2を第2ストッパ部材3により保持したうえで販売商品G1を払い出す自動販売機の商品搬出装置において、前記第1ストッパ部材2は、基板1に軸支される軸支部22,22が基板1の幅よりも狭い幅に形成される一方、販売商品G1を保持する保持部(金属板21)が前記軸支部22,22より基板1の左右の縁部近傍まで延在する延在部21A,21Aを備えて形成され、また、第2ストッパ部材3は、基板1に軸支される軸支部31が基板1の幅よりも狭い幅に形成される一方、次販売商品G2を保持する保持部32が前記軸支部31より基板1の左右の縁部近傍まで延在する延在部32A,32Aを備えて形成され、前記基板1の開口部11は、前記基板1の左右の幅よりも狭い幅を有する前記第1ストッパ部材2の軸支部22,22および第2ストッパ部材3の軸支部31が貫通可能で、かつ、基板1の左右縁部との間に少なくとも第1ストッパ部材2の延在部21A,21Aに相当する幅の閉塞部1Aを備えて形成されてなることにより、基板1に形成される開口部11の左右幅を基板1の左右の幅よりも比較的狭い幅とすることができるので、基板1の機械的強度を向上することができる。この結果、基板1の薄板化が可能となるので商品搬出装置10のコストダウンを図ることができる。そして、この商品搬出装置10は、商品収納ラック108の商品コラム83ごとに搭載されることから、一つの自動販売機に数十個搭載されることとなるので自動販売機の大幅なコストダウンを達成することができる利点を有する。
なお、上記実施の形態の自動販売機の商品搬出装置における基板1に形成した開口部11は、その上部領域に左右に延在する延在部11a,11aが設けられているものについて説明したが、第2ストッパ部材3の舌片32aが貫通する穴(背中合わせに抱き合わされる相手側の商品搬出装置の第2ストッパ部材の舌片が貫通穴も含めて)を形成すれば、第1のストッパ部材2の延在部21A,21Aを格納する基板1の凹部1B,1Bと同様に第2ストッパ部材3の延在部32A,32Aを格納する凹部を設けることにより延在部11a,11aを無くすことができるものである。したがって、本発明は実施の形態に限定されるものではない。
1…基板、1A…閉塞部、1B…凹部、2…第1ストッパ部材、3…第2ストッパ部材、4…軸受部、5…ソレノイド、6…リンク機構、7…回動ストッパ、10…商品搬出装置、11…開口部、11A,11B…フランジ、20,30,70…回動軸、21A,21A…延在部、32A,32A…延在部、51…プランジャー、61…リンク部材、83…商品収納通路、108…商品収納ラック。

Claims (4)

  1. 上下方向に延在する商品収納通路に商品を横倒し姿勢で積み重ねて収納する商品収納ラックに搭載された自動販売機の商品搬出装置であって、前記商品搬出装置は、商品収納通路の横幅に略一致する幅を有する基板と、販売順位一番の商品(販売商品)を保持する態様で前記商品収納通路に突出する突出位置と前記販売商品の保持を解放する態様で前記商品収納通路から退避する退避位置との間を移動可能なように基板の開口部を通して当該基板の背面側に回動自在に軸支された第1ストッパ部材と、販売順位二番の商品(次販売商品)を保持する態様で前記商品収納通路に突出する突出位置と前記商品収納通路から退避する退避位置にとの間を移動可能なように前記基板の開口部を通して当該基板の背面側に回動自在に軸支された第2ストッパ部材と、前記第1ストッパ部材および第2ストッパ部材を突出位置と退避位置とに移動させ、かつ、前記第1ストッパ部材および第2ストッパ部材を突出位置にロックする態様で往復動作するリンク機構と、前記リンク機構を駆動するソレノイドとを備え、前記ソレノイドの励磁・釈放によりリンク機構を介して第1ストッパ部材および第2ストッパ部材を商品収納通路に交互に出没させて次販売商品を第2ストッパ部材により保持したうえで販売商品を払い出す自動販売機の商品搬出装置において、前記第1ストッパ部材および第2ストッパ部材は、基板に軸支される軸支部が基板の幅よりも狭い幅に形成される一方、販売商品および次販売商品を保持する保持部が前記軸支部より基板の左右の縁部近傍まで延在する延在部を備えて形成され、前記基板の開口部は、前記基板の左右の幅よりも狭い幅を有する前記第1ストッパ部材および第2ストッパ部材の軸支部が貫通可能で、かつ、基板の左右縁部との間に少なくとも第1ストッパ部材の延在部に相当する幅の閉塞部を備えて形成されてなることを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
  2. 請求項1に係る自動販売機の商品搬出装置において、基板は退避位置に移動した第1ストッパ部材の保持部を格納する凹部を有することを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
  3. 請求項1に記載の自動販売機の商品搬出装置において、商品搬出装置は比較的長さサイズの短い商品および比較的長さサイズの大きい商品に応じて基板の幅が異なる少なくとも2種類の商品搬出装置からなり、2種類の商品搬出装置の開口部は同一の大きさに形成され、それぞれの種類の商品搬出装置における第1ストッパ部材および第2ストッパ部材の軸支部に挿通される軸がそれぞれの種類の商品搬出装置に共通であることを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
  4. 請求項3に係る自動販売機の商品搬出装置において、比較的長さサイズの大きい商品に応じた商品搬出装置の第2ストッパ部材の保持部から左右に延在する延在部の両端部をカットすることにより比較的長さサイズの短い商品に応じた商品搬出装置の第2ストッパ部材としてなることを特徴とする自動販売機の商品搬出装置。
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