JP2015082091A - 照明装置、およびプロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】射出される光の色バランスを調整することが容易な照明装置、およびそのような照明装置を備えたプロジェクターを提供する。【解決手段】本発明の照明装置は、第1の波長帯の光を射出する第1の発光素子と、蛍光層と、を備える第1光源装置と、第2の波長帯の光を射出する第2の発光素子を備える第2光源装置と、第2光源装置から射出された光を所定の比率で第1の光束と第2の光束とに分離する光学素子と、を備え、第1の光束と、第1の発光素子から射出された光とが、蛍光層に励起光として入射する。【選択図】図1
Description
本発明は、照明装置、およびプロジェクターに関する。
蛍光層に主励起光を照射することで赤色および緑色の光を射出する第1光源装置と、青色の光を射出する第2光源装置と、を備えるプロジェクターにおいて、第2光源装置から射出される光の一部を第1光源装置の蛍光層に入射させ、副励起光として用いる構成が提案されている(例えば、特許文献1)。
しかし、例えば、特許文献1のプロジェクターでは、第2光源装置の光を反射型の偏光板によって表示用の色光と副励起光とに分離する構成であるため、それぞれ分離される光の割合を調整することが困難であった。そのため、蛍光層から射出される表示用の色光の強度と、第2光源装置から射出され、分離された表示用の色光の強度との比を調整することが難しい。その結果、プロジェクターから射出される光の色バランスを調整することが困難であるという問題があった。
本発明の一つの態様は、上記問題点に鑑みて成されたものであって、射出される光の色バランスを調整することが容易な照明装置、およびそのような照明装置を備えたプロジェクターを提供することを目的の一つとする。
本発明の照明装置の一つの態様は、第1の波長帯の光を射出する第1の発光素子と、蛍光層と、を備える第1光源装置と、第2の波長帯の光を射出する第2の発光素子を備える第2光源装置と、前記第2光源装置から射出された光が入射する光学素子と、を備え、前記光学素子は、第1領域と第2領域とを有し、前記第2光源装置から射出された光は、前記光学素子によって、前記第1領域から射出される第1の光束と前記第2領域から射出される第2の光束とに分離され、前記第1の光束と、前記第1の発光素子から射出された光とが、前記蛍光層に励起光として入射し、前記蛍光層は、前記励起光の少なくとも一部を第3の波長帯の光に変換して射出し、前記第2光源装置から射出された光に対する反射率と透過率との比率が、前記第1領域と前記第2領域とで異なっていることを特徴とする。
本発明の照明装置の一つの態様によれば、第2光源装置から射出される光に対する反射率と透過率との比率が互いに異なる第1領域と第2領域とを有する光学素子によって、第2光源装置からの光が、励起光(副励起光)として用いられる第1の光束と、第2の光束とに分離される。そのため、第2光源装置から射出される光のうち、第1光束(副励起光)として分離される光の割合を調整することが容易である。これにより、本発明の照明装置の一つの態様によれば、蛍光層から射出される第3の波長帯の光の強度と第2の光束の強度との比を容易に調整することができ、射出される光の色バランスを調整することが容易な照明装置が得られる。
前記第1領域は、前記光学素子の外縁部に設けられている構成としてもよい。
この構成によれば、例えば、プロジェクターの照明装置として用いるような場合に、光変調装置や投射光学系等によってけられ、利用できない外縁部の光を副励起光として用いることができるため、光の利用効率を向上させることができる。
この構成によれば、例えば、プロジェクターの照明装置として用いるような場合に、光変調装置や投射光学系等によってけられ、利用できない外縁部の光を副励起光として用いることができるため、光の利用効率を向上させることができる。
前記第2領域は、矩形または円形の形状を有する構成としてもよい。
この構成によれば、例えば、プロジェクターの照明装置として用いるような場合に、第2領域からの光を表示光として有効に利用できる。
この構成によれば、例えば、プロジェクターの照明装置として用いるような場合に、第2領域からの光を表示光として有効に利用できる。
前記第3の波長帯は、前記第1の波長帯および前記第2の波長帯とは異なり、前記蛍光層は、前記励起光の一部を吸収して、前記励起光の残りの成分を射出する構成としてもよい。
前記蛍光層から射出された前記残りの成分を、前記蛍光層に入射するように反射させる反射素子をさらに備える構成としてもよい。
この構成によれば、反射素子によって、蛍光層に吸収されなかった励起光の残りの成分を蛍光層に再度入射させることができるため、光の利用効率を向上させることができる。
前記蛍光層から射出された前記残りの成分を、前記蛍光層に入射するように反射させる反射素子をさらに備える構成としてもよい。
この構成によれば、反射素子によって、蛍光層に吸収されなかった励起光の残りの成分を蛍光層に再度入射させることができるため、光の利用効率を向上させることができる。
前記第3の波長帯は、前記第2の波長帯とは異なり、前記蛍光層から射出された前記第3の波長帯の光と、前記第2の光束と、を合成する第1合成光学系をさらに備える構成としてもよい。
この構成によれば、第2の波長帯の光と第3の波長帯の光とが合成された光を射出できる。
この構成によれば、第2の波長帯の光と第3の波長帯の光とが合成された光を射出できる。
前記第2の波長帯および前記第3の波長帯とは異なる第4の波長帯の光を射出する第3の発光素子を備える第3光源装置と、前記第1合成光学系からの光と前記第3光源装置からの光とを合成する第2合成光学系と、をさらに備える構成としてもよい。
この構成によれば、第2の波長帯の光と第3の波長帯の光と第4の波長帯の光とが合成された光を射出できる。
この構成によれば、第2の波長帯の光と第3の波長帯の光と第4の波長帯の光とが合成された光を射出できる。
前記第2の波長帯および前記第3の波長帯とは異なる第4の波長帯の光を射出する第3の発光素子を備える第3光源装置をさらに備え、前記光学素子は、前記第3光源装置から射出された光と、前記第2の光束と、を合成する構成としてもよい。
この構成によれば、光学素子が合成光学系として機能するため、簡便な構成で、第2の波長帯の光と第4の波長帯の光とが合成された光を射出することができる。
この構成によれば、光学素子が合成光学系として機能するため、簡便な構成で、第2の波長帯の光と第4の波長帯の光とが合成された光を射出することができる。
本発明の照明装置の一つの態様は、第1の波長帯の光を射出する第1の発光素子と、蛍光層と、を備える第1光源装置と、第2の波長帯の光を射出する第2の発光素子を備える第2光源装置と、前記第2光源装置から射出された光を、第1の光束と第2の光束とに分離する光学素子と、を備え、前記第1の光束と、前記第1の発光素子から射出された光とが、前記蛍光層に励起光として入射し、前記蛍光層は、前記第1の波長帯および前記第2の波長帯とは異なる第3の波長帯の光を射出し、前記光学素子は、前記第2光源装置から射出された光に対する透過率と反射率とが互いに異なっており、かつ、前記第3の波長帯の光を透過させることを特徴とする。
本発明の照明装置の一つの態様によれば、第2光源装置から射出された光に対する、光学素子の透過率と反射率とが互いに異なっているため、蛍光層に入射される第1の光束の強度と、第2の光束の強度と、の比を容易に調整することができる。これにより、本発明の照明装置の一つの態様によれば、蛍光層から射出される第3の波長帯の光の強度と第2光束の強度との比を容易に調整することができ、射出される光の色バランスを調整することが容易な照明装置が得られる。
本発明のプロジェクターの一つの態様は、上記の照明装置と、前記照明装置から射出された光を変調して画像光を形成する光変調装置と、前記光変調装置から射出された光を投射する投射光学系と、を備えることを特徴とする。
本発明のプロジェクターの一つの態様によれば、上記の照明装置を備えるため、照明装置から光変調装置に入射される光の色バランスを調整することが容易であり、その結果、光変調装置によって形成される画像光の色バランスを調整することが容易なプロジェクターが得られる。
以下、図を参照しながら、本発明の実施形態に係る照明装置、およびプロジェクターについて説明する。
なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のプロジェクター10を示す概略構成図である。
本実施形態のプロジェクター10は、図1に示すように、照明装置1と、色分離導光光学系60と、フィールドレンズ71Rと、フィールドレンズ71Gと、フィールドレンズ71Bと、光変調装置70Rと、光変調装置70Gと、光変調装置70Bと、クロスダイクロイックプリズム80と、投射光学系90とを備えている。
図1は、本実施形態のプロジェクター10を示す概略構成図である。
本実施形態のプロジェクター10は、図1に示すように、照明装置1と、色分離導光光学系60と、フィールドレンズ71Rと、フィールドレンズ71Gと、フィールドレンズ71Bと、光変調装置70Rと、光変調装置70Gと、光変調装置70Bと、クロスダイクロイックプリズム80と、投射光学系90とを備えている。
照明装置1は、赤色光源装置(第1光源装置)25と、青色光源装置(第2光源装置)26と、緑色光源装置(第3光源装置)27と、光分離素子(光学素子)40と、第1合成ダイクロイックミラー(第1合成光学系)41と、第2合成ダイクロイックミラー(第2合成光学系)42と、反射ミラー(反射素子)43と、フライアイインテグレーター50と、偏光変換素子53と、重畳レンズ54とを備えている。
赤色光源装置25は、第1光源(第1の発光素子)21と、蛍光体(蛍光層)22と、第1コリメート光学系30とを備えている。
第1光源21は、蛍光体22を励起させる主励起光(第1の波長帯の光)を射出する光源である。本実施形態においては、第1光源21は、主励起光として青色(発光強度のピーク:460nm付近)の光を射出するLED光源として説明するが、これに限られない。第1光源21は、蛍光体22を励起させることができれば、460nm以外のピーク波長を有する光を射出するLED光源であっても、半導体レーザー、ランプ等であっても構わない。第1光源21から射出された青色光(主励起光)は、励起光として蛍光体22に入射される。
第1光源21は、蛍光体22を励起させる主励起光(第1の波長帯の光)を射出する光源である。本実施形態においては、第1光源21は、主励起光として青色(発光強度のピーク:460nm付近)の光を射出するLED光源として説明するが、これに限られない。第1光源21は、蛍光体22を励起させることができれば、460nm以外のピーク波長を有する光を射出するLED光源であっても、半導体レーザー、ランプ等であっても構わない。第1光源21から射出された青色光(主励起光)は、励起光として蛍光体22に入射される。
蛍光体22は、第1光源21からの主励起光が入射する側と逆側(図示右側)に蛍光を射出させる蛍光発光素子である。蛍光体22は、第1光源21から射出される波長が約460nmの主励起光を吸収し、概ね550〜750nmの赤色の蛍光(赤色光LR,第3の波長帯の光)を発する粒子状の蛍光物質を有する。
蛍光物質としては、通常知られた窒化珪素系蛍光体や、酸硫化イットリウム系蛍光体を用いることができる。具体的には、蛍光物質として、例えば、平均粒径が10μmのM2Si5N8:Eu2+(M=Ca,Sr,Ba)で示される組成の窒化珪素系蛍光体や、Y2O2S:Euで示される組成の酸硫化イットリウム系蛍光体を用いることができる。
なお、蛍光物質の形成材料は、1種であってもよく、2種以上の形成材料を用いて形成されている粒子を混合したものを蛍光物質として用いることとしてもよい。
なお、蛍光物質の形成材料は、1種であってもよく、2種以上の形成材料を用いて形成されている粒子を混合したものを蛍光物質として用いることとしてもよい。
また、例えば、蛍光体22は、窒化珪素系蛍光体と、酸化物系蛍光体と、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体とを含有していてもよい。
また、蛍光体22は、シリケート系蛍光体や、TAG(テルビウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体、サイアロン系蛍光体、BOS(バリウム・オルソシリケート)系蛍光体等を含んでいてもよい。
また、蛍光体22は、シリケート系蛍光体や、TAG(テルビウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体、サイアロン系蛍光体、BOS(バリウム・オルソシリケート)系蛍光体等を含んでいてもよい。
蛍光体22の第1光源21からの主励起光が入射する側(図示左側)の面には、主励起光(青色光)を透過し、赤色光LRを反射させるダイクロイックミラー(図示せず)が設けられている。
第1光源21から蛍光体22に入射された主励起光(青色光)は、少なくとも一部が吸収され、蛍光体22における第1光源21からの主励起光が入射した側と逆側(図示右側)から、赤色光LRが射出される。射出された赤色光LRは、第1コリメート光学系30に入射され、第1コリメート光学系30が備える第1レンズ33と第2レンズ34とによって平行化されて、射出される。これにより、赤色光源装置25から、赤色光LRが射出される。
青色光源装置26は、第2光源(第2の発光素子)23と、第2コリメート光学系31とを備える。
第2光源23は、青色光(第2の波長帯の光)LBを射出する光源である。第2光源23から射出される青色光LBは、赤色光源装置25の蛍光体22を励起させることができる波長帯の光である。第2光源23から射出される青色光LBの波長は、本実施形態においては、例えば、第1光源21から射出される光の波長と同じである。
第2光源23は、青色光(第2の波長帯の光)LBを射出する光源である。第2光源23から射出される青色光LBは、赤色光源装置25の蛍光体22を励起させることができる波長帯の光である。第2光源23から射出される青色光LBの波長は、本実施形態においては、例えば、第1光源21から射出される光の波長と同じである。
第2光源23から射出された青色光LBは、第2コリメート光学系31に入射され、第2コリメート光学系31が備える第1レンズ35と第2レンズ36とによって平行化されて、射出される。これにより、青色光源装置26から、青色光LBが射出される。
赤色光源装置25から射出された赤色光LRと、青色光源装置26から射出された青色光LBとは、光分離素子40および第1合成ダイクロイックミラー41に入射される。
図2は、光分離素子40を示す正面図である。図3は、光分離素子40および第1合成ダイクロイックミラー41を説明するための模式図である。図3においては、適宜部材の図示を省略している。
光分離素子40は、図2に示すように、正面視で矩形状の光学素子である。光分離素子40は、第1領域40aと、第2領域40bとを含んでいる。
光分離素子40は、図2に示すように、正面視で矩形状の光学素子である。光分離素子40は、第1領域40aと、第2領域40bとを含んでいる。
第1領域40aは、光分離素子40の外縁部に枠状に設けられている。第1領域40aは、少なくとも第2の波長帯の光を反射させる。本実施形態においては、第1領域40aは、第3の波長帯の光を透過させる。本実施形態においては、第1領域40aは、光分離素子40に入射する光のうち、スクリーンSCRに投射されるまでの間に、例えば、光変調装置70B等の光学部品の外形によってけられる部分(外縁部分)が入射する領域となるように設定されている。
第2領域40bは、第1領域40aの内側に設けられている。第2領域40bの外形は、本実施形態においては、例えば、正面視矩形状である。第2領域40bは少なくとも、第2の波長帯の光および第3の波長帯の光を透過させる。本実施形態においては、第2領域40bは、第1の波長帯の光も透過させる。
ここで、第1の波長帯の光とは、第1光源21から射出される主励起光の波長帯と同じ波長帯を有する光である。
また、第2の波長帯の光とは、第2光源23から射出される青色光LBの波長帯と同じ波長帯を有する光である。本実施形態においては、第1光源21から射出される主励起光の波長(第1の波長帯)と、第2光源23から射出される青色光LBの波長(第2の波長帯)とが同じであるため、第2の波長帯の光とは、第1光源21及び第2光源23から射出される光を含む。
また、第3の波長帯の光とは、赤色光源装置25の蛍光体22から射出される蛍光、すなわち本実施形態では赤色光LRの波長帯と同じ波長帯を有する光である。
また、第2の波長帯の光とは、第2光源23から射出される青色光LBの波長帯と同じ波長帯を有する光である。本実施形態においては、第1光源21から射出される主励起光の波長(第1の波長帯)と、第2光源23から射出される青色光LBの波長(第2の波長帯)とが同じであるため、第2の波長帯の光とは、第1光源21及び第2光源23から射出される光を含む。
また、第3の波長帯の光とは、赤色光源装置25の蛍光体22から射出される蛍光、すなわち本実施形態では赤色光LRの波長帯と同じ波長帯を有する光である。
上記のように青色光LBに対する反射率と透過率との比率は、第1領域40aと第2領域40bとで異なっている。すなわち、例えば、本実施形態においては、第1領域40aの青色光LBに対する反射率と透過率との比率は、1:0であるのに対し、第2領域40bの青色光LBに対する反射率と透過率との比は、0:1である。
本実施形態においては、第1領域40aの面積は、第2領域40bの面積よりも小さく設定されている。
本実施形態においては、第1領域40aの面積は、第2領域40bの面積よりも小さく設定されている。
光分離素子40は、例えば、透明基板の表面に誘電体多層膜が形成されて構成される。本実施形態においては、誘電体多層膜としては、第2の波長帯の光を反射させ、第3の波長帯の光を透過させる性質を有するものを用いる。すなわち、本実施形態においては、透明基板の表面に誘電体多層膜が形成された部分が第1領域40aとなり、誘電体多層膜が形成されていない部分が第2領域40bとなる。
光分離素子40の製造方法としては、予め透明基板の表面における第2領域40bが形成される部分にマスキングを施し、透明基板の表面全体に誘電体多層膜を形成した後に、マスキングを除去する方法であっても、透明基板の表面全体に誘電体多層膜を形成した後に、第2領域40bに相当する部分の誘電体多層膜を除去する方法であってもよい。
光分離素子40は、青色光源装置26の第2光源23から射出される青色光LBの光路方向に対して約45°の角度をなすように配置されている。光分離素子40に入射された青色光LBは、図3に示すように、光路が第1領域40aによって約90°折り曲げられて反射される副励起光(第1の光束)LBeと、第2領域40bを透過する表示用の青色光(第2の光束)LBdとに分離される。
本実施形態においては、第1領域40aが、光変調装置70B等の光学部品の外形によってけられる外縁部分の光が照射される領域となるように設定されている。各種光学部品によってけられる外縁部分の光の強度は、外縁部分の内側の光の強度よりも小さい。そのため、第1領域40aによって反射される副励起光LBeの強度は、第2領域40bを透過する表示用の青色光LBdの強度よりも小さい。
表示用の青色光LBdに対する副励起光LBeの強度比(光量比)は、例えば、2:8から4:6である。副励起光LBeと表示用の青色光LBdとの強度比をこのように設定することで、スクリーンSCRに投射される画像光の輝度を大きくすることができ、かつ、光の利用効率を向上させることができる。
副励起光LBeは、赤色光源装置25の蛍光体22に励起光として入射される。つまり、第1光源21からの主励起光と第2光源23からの副励起光LBeとが、励起光として蛍光体22に入射する。蛍光体22に入射された副励起光LBeは、蛍光体22に吸収され、赤色光LRとなって蛍光体22から射出される。蛍光体22の第1光源21側には、赤色光LRを反射させるダイクロイックミラーが設けられているため、副励起光LBeによって生じた赤色光LRは、副励起光LBeが蛍光体22に入射した向きと逆向き(図示右向き)、すなわち、第1光源21から射出される主励起光によって生成された赤色光LRと同じ向き(図示右向き)に射出される。
ここで、蛍光体22に入射される励起光がすべて吸収されない場合には、励起光における吸収されなかった残りの成分は、赤色光LRと同様にして蛍光体22から射出され、第1コリメート光学系30を介して、赤色光源装置25から射出される。なお、以下の説明においては、励起光における吸収されなかった残りの成分を、未吸収光と称する場合がある。
第1合成ダイクロイックミラー41は、赤色光LRを反射させ、青色光LBdを透過させ、赤色光源装置25から射出された未吸収光を透過させる光学素子である。第1合成ダイクロイックミラー41は、赤色光源装置25から射出される光の光路方向に対して約45°の角度で、かつ、光分離素子40との角度が約90°となるように配置されている。第1合成ダイクロイックミラー41に入射された赤色光LRは、光路が約90°折り曲げられて反射される。これにより、赤色光LRが、光分離素子40を透過した青色光LBdと同じ向き(図示上側)に反射され、赤色光LRと青色光LBdとが合成される。合成された赤色光LRと青色光LBdとは、第2合成ダイクロイックミラー42に入射される。
なお、以下の説明においては、青色光LBdは、単に青色光LBとして説明する場合がある。
なお、以下の説明においては、青色光LBdは、単に青色光LBとして説明する場合がある。
反射ミラー43は、図1に示すように、入射した光を反射する光学素子である。反射ミラー43は、光分離素子40および第1合成ダイクロイックミラー41を挟んで、赤色光源装置25と反対側に設けられている。反射ミラー43には、赤色光源装置25から射出され、光分離素子40および第1合成ダイクロイックミラー41を透過した未吸収光が入射される。入射された未吸収光は、反射ミラー43によって、反射ミラー43に入射した向きと逆向きに反射され、再び蛍光体22に入射される。すなわち、反射ミラー43は、蛍光体22から射出された未吸収光を、蛍光体に再び入射するように反射させる。
緑色光源装置27は、第3光源24と、第3コリメート光学系32とを備える。
第3光源(第3の発光素子)24は、緑色光(第4の波長帯の光)LGを射出する光源である。本実施形態においては、緑色光LGの波長は、例えば、480nm〜650nmである。
第3光源(第3の発光素子)24は、緑色光(第4の波長帯の光)LGを射出する光源である。本実施形態においては、緑色光LGの波長は、例えば、480nm〜650nmである。
第3光源24から射出された緑色光LGは、第3コリメート光学系32に入射され、第3コリメート光学系32が備える第1レンズ37と第2レンズ38とによって平行化されて、射出される。これにより、緑色光源装置27から、緑色光LGが射出される。緑色光源装置27から射出された緑色光LGは、第2合成ダイクロイックミラー42に入射される。
第2合成ダイクロイックミラー42は、緑色光LGを反射させ、それ以外の光、例えば、青色光LBや、赤色光LRを透過させる光学素子である。第2合成ダイクロイックミラー42は、緑色光源装置27から射出される光の光路方向に対して約45°の角度となるように配置されている。第2合成ダイクロイックミラー42に入射された緑色光LGは、光路が約90°折り曲げられて反射される。
一方、第2合成ダイクロイックミラー42に入射された赤色光LRと青色光LBとの合成光は、第2合成ダイクロイックミラー42を透過する。
一方、第2合成ダイクロイックミラー42に入射された赤色光LRと青色光LBとの合成光は、第2合成ダイクロイックミラー42を透過する。
これにより、緑色光LGの向きと、第1合成ダイクロイックミラー41によって合成された青色光LBと赤色光LRとの合成光の向きが同じ(図示上側)となる。すなわち、緑色光LGと、赤色光LRと、青色光LBとが合成され、第2合成ダイクロイックミラー42から白色光が射出される。
第2合成ダイクロイックミラー42から射出された白色光は、第1フライアイレンズアレイ51および第2フライアイレンズアレイ52からなるフライアイインテグレーター50に入射し、照度分布が均一化される。フライアイインテグレーター50から射出された白色光、すなわち、緑色光LG、赤色光LRおよび青色光LBは、偏光変換素子53によって偏光方向が一方向に揃えられた直線偏光に変換され、重畳レンズ54により平行化され、照明装置1から射出される。照明装置1から射出された光は、色分離導光光学系60に入射される。
色分離導光光学系60は、ダイクロイックミラー61と、ダイクロイックミラー63と、反射ミラー62と、反射ミラー65と、反射ミラー67と、リレーレンズ64と、リレーレンズ66とを備えている。色分離導光光学系60は、照明装置1からの白色光を赤色光LRと緑色光LGと青色光LBとに分離し、赤色光LR、緑色光LGおよび青色光LBをそれぞれ光変調装置70R、光変調装置70Gおよび光変調装置70Bに導光する機能を有する。
ダイクロイックミラー61と、ダイクロイックミラー63とは、基板上に、所定の波長領域の光を反射して、他の波長領域の光を透過させる誘電体多層膜からなる波長選択透過膜が形成されたミラーである。具体的には、ダイクロイックミラー61は、赤色光LRを透過させ、緑色光LGおよび青色光LBを反射する。ダイクロイックミラー63は、緑色光LGを反射して、青色光LBを透過させる。
反射ミラー62と、反射ミラー65と、反射ミラー67とは、入射した光を反射するミラーである。具体的には、反射ミラー62は、ダイクロイックミラー61を透過した赤色光LRを反射する。反射ミラー65および反射ミラー67は、ダイクロイックミラー63を透過した青色光LBを反射する。
リレーレンズ64およびリレーレンズ66は、青色光LBの光路長が赤色光LRおよび緑色光LGの光路長よりも長くなることによる青色光LBの光損失を補償する機能を有する。
ダイクロイックミラー61を透過した赤色光LRは、反射ミラー62で反射され、フィールドレンズ71Rを介して、赤色光用の光変調装置70Rの画像形成領域に入射する。ダイクロイックミラー61で反射された緑色光LGは、ダイクロイックミラー63でさらに反射され、フィールドレンズ71Gを介して、緑色光用の光変調装置70Gの画像形成領域に入射する。ダイクロイックミラー63を透過した青色光は、リレーレンズ64、入射側の反射ミラー65、リレーレンズ66、射出側の反射ミラー67を、この順で経て、フィールドレンズ71Bを介して、青色光用の光変調装置70Bの画像形成領域に入射する。
光変調装置70R、光変調装置70G、光変調装置70Bは、入射された色光を画像情報に応じて変調して画像光を形成するものであり、照明装置1の照明対象となる。光変調装置70R、光変調装置70Gおよび光変調装置70Bによって、入射された各色光の光変調が行われる。
光変調装置70R、光変調装置70G、光変調装置70Bは、通常知られたものを用いることができる。光変調装置70R、光変調装置70G、光変調装置70Bは、たとえば、液晶素子と液晶素子を挟持する2つの偏光素子とを有した、透過型の液晶ライトバルブ等の光変調装置により構成される。2つの偏光素子は、例えば、透過軸が互いに直交する構成(クロスニコル配置)となっている。
例えば、光変調装置70R、光変調装置70G、光変調装置70Bは、一対の透明基板に液晶を密閉封入した透過型の光変調装置である。光変調装置70R、光変調装置70G、光変調装置70Bは、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像情報に応じて、入射側の偏光素子から射出された1種類の直線偏光の偏光方向を変調する。
光変調装置70R、光変調装置70G、光変調装置70Bによって、光変調された画像光は、それぞれクロスダイクロイックプリズム80に入射される。
クロスダイクロイックプリズム80は、入射する色光毎に変調された画像光を合成してカラー画像を形成する光学素子である。クロスダイクロイックプリズム80は、4つの直角プリズムを貼り合せた平面視略正方形状をなしている。直角プリズムを貼り合せた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。略X字状の一方の界面に形成された誘電体多層膜は、赤色光LRを反射し、緑色光LGおよび青色光LBを透過させるものである。略X字状の他方の界面に形成された誘電体多層膜は、青色光LBを反射し、赤色光LRおよび緑色光LGを透過させるものである。これらの誘電体多層膜によって赤色光LRおよび青色光LBは曲折され、赤色光LRの進行方向および青色光LBの進行方向が緑色光LGの進行方向に揃えられることにより、3つの色光が合成される。
クロスダイクロイックプリズム80は、入射する色光毎に変調された画像光を合成してカラー画像を形成する光学素子である。クロスダイクロイックプリズム80は、4つの直角プリズムを貼り合せた平面視略正方形状をなしている。直角プリズムを貼り合せた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。略X字状の一方の界面に形成された誘電体多層膜は、赤色光LRを反射し、緑色光LGおよび青色光LBを透過させるものである。略X字状の他方の界面に形成された誘電体多層膜は、青色光LBを反射し、赤色光LRおよび緑色光LGを透過させるものである。これらの誘電体多層膜によって赤色光LRおよび青色光LBは曲折され、赤色光LRの進行方向および青色光LBの進行方向が緑色光LGの進行方向に揃えられることにより、3つの色光が合成される。
クロスダイクロイックプリズム80から射出されたカラー画像は、投射光学系90によって拡大投射され、スクリーンSCR上で画像を形成する。
本実施形態によれば、青色光LBに対する反射率と透過率との比が互いに異なる第1領域40aと第2領域40bとを有する光分離素子40によって、青色光LBが、蛍光体22の励起光として用いられる副励起光LBeと、表示用の青色光LBd(青色光LB)とに分離される。そのため、第1領域40aと第2領域40bとの面積割合や、第1領域40aおよび第2領域40bにおける青色光LBに対する反射率および透過率を適宜選択することで、青色光源装置26から射出される青色光LBのうち、副励起光LBeとして分離される光の割合を調整することが容易である。これにより、本実施形態によれば、蛍光体22から射出される赤色光LRの強度(光量)と、光分離素子40の第2領域40bを透過する表示用の青色光LBdの強度(光量)との比を容易に調整することができる。したがって、本実施形態によれば、射出される光の色バランスを調整することが容易な照明装置およびプロジェクターが得られる。
また、プロジェクターにおいては、蛍光体から射出される赤色光の強度が小さい場合に、青色光源装置から射出される青色光の強度を小さくすることによって、光の色バランスを調整することもできる。しかし、このような場合では、プロジェクターから射出される画像光の強度が全体として低下し、投射される画像が暗くなってしまう。
これに対して、本実施形態によれば、例えば、第1領域40aの青色光LBに対する反射率を調整することによって、青色光源装置26から射出される青色光LBdの強度を低下させることなく、射出される光の色バランスを調整できる。そのため、プロジェクターから射出される画像光の強度を大きくでき、投射される画像の明るさを向上させることができる。
プロジェクターにおいて、光変調装置や投射光学系等に光が入射する際には、入射する光の外縁部分は、入射する光学素子の外形によってけられる場合があった。この場合においては、光の外縁部分が利用できないため、プロジェクターにおける光の利用効率が低下してしまうという問題があった。
これに対して、本実施形態によれば、第1領域40aは、光分離素子40の外縁部に設けられているため、光変調装置70R,70G,70Bや投射光学系90等に入射した場合には、けられて利用できなくなる青色光LBの外縁部分が、第1領域40aによって反射され、蛍光体22の副励起光LBeとして用いられる。これにより、本実施形態によれば、例えば、プロジェクターとして用いた場合に、光の利用効率を向上できる照明装置が得られる。また、本実施形態によれば、光の利用効率に優れたプロジェクターが得られる。
また、本実施形態によれば、光分離素子40の第2領域40bは、正面視矩形状である。そのため、光分離素子40の第2領域40bを透過した青色光LBは、光の進行方向に対する垂直断面の形状が矩形状になる。これにより、例えば、プロジェクターに用いられる光変調装置等の光学部品が正面視矩形状である場合、第2領域40bの大きさを各光学部品の大きさに応じて決定することにより、光の利用効率を向上できる。
また、本実施形態によれば、反射ミラー43を備えているため、蛍光体22によって励起光のうちの一部が吸収されないような場合であっても、未吸収光を再度、蛍光体22に入射させることができる。そのため、本実施形態によれば、光の利用効率を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、下記の構成を採用することもできる。
本実施形態においては、光分離素子40の第1領域40aが、赤色光源装置25から射出される赤色光LRを反射させる構成としてもよい。この場合には、第1領域40aは、青色光LB、赤色光LRおよび未吸収光をすべて反射させる領域となるため、波長選択性を有していなくてもよい。具体的には、例えば、透明基板の表面に錫や銀を蒸着させることによって、第1領域40aを形成してもよい。
また、本実施形態において、上記のように第1領域40aが波長選択性を有していなくてもよい場合には、光分離素子40は、アルミや銀などの光の反射率が高い材料で形成された平板に、貫通孔を設けることによって形成されていてもよい。この場合においては、貫通孔が形成された部分が、第2領域40bとなり、それ以外の部分が第1領域40aとなる。
また、本実施形態においては、第1光源21から射出される主励起光(第1の波長帯の光)の波長が、青色光LBの波長と異なっていてもよい。この場合においては、光分離素子40の第1領域40aが、未吸収光のうち第1の波長帯の光を透過させる構成としてもよいし、光分離素子40の第2領域40bが、未吸収光のうち第1の波長帯の光を反射させる構成としてもよい。第2領域40bが未吸収光のうち第1の波長帯の光を反射させる構成とする場合においては、第2領域40bに、第1の波長帯の光を反射させ、かつ第2の波長帯の光を透過させるような性質を有する誘電体多層膜を形成する。
また、本実施形態においては、第1光源21が射出する主励起光は、紫外光であってもよい。この場合においては、主励起光の中心波長は、青色光LB、赤色光LR及び緑色光LGよりも短くなる。
また、本実施形態においては、第1領域40aによって反射される副励起光LBeの強度と、第2領域40bを透過する表示用の青色光LBdの強度とは、同じであってもよいし、副励起光LBeの強度が、表示用の青色光LBdの強度より大きくてもよい。
また、本実施形態においては、未吸収光が少なければ、特に反射ミラー43は設けられなくてもよい。
また、上記説明した実施形態においては、光分離素子40の外形は矩形状であるが、これに限られない。本実施形態においては、例えば、図4に示すような、外形が円形状の光分離素子(光学素子)44であってもよい。光分離素子44は、第1領域44aと、第2領域44bとを含んでいる。第1領域44aは、光分離素子44の外縁部に形成されている。第1領域44aは、正面視の外形が円形状の枠状である。第2領域44bは、第1領域44aの内側に設けられ、外形が円形状である。
この場合においては、第2領域44bが円形状であるため、光分離素子44の第2領域44bを透過した青色光LBは、光の進行方向に対する垂直断面の形状が円形状になる。これにより、例えば、プロジェクターに用いられる光変調装置等の光学部品が正面視円形状である場合、第2領域44bの大きさを各光学部品の大きさに応じて決定することにより、光の利用効率を向上できる。
また、上記説明した本実施形態においては、光分離素子40の第2領域40bは、透明基板上における誘電体多層膜が形成されていない部分である構成としたが、これに限られない。本実施形態においては、例えば、光分離素子40は、第2領域40bが透明基板に形成された貫通孔の部分であるような構成であってもよい。この場合においては、光分離素子40の製造方法は、透明基板に貫通孔を形成した後に、誘電体多層膜を形成する方法であっても、誘電体多層膜を透明基板の表面全体に形成した後に、貫通孔を形成する方法であってもよい。
なお、光分離素子40に形成された貫通穴が第2領域40bとして用いられる場合、第2領域40bには空気層が設けられることとなる。そして、第2領域40bの青色光LBに対する反射率は0%であり、透過率は100%である。
(第2実施形態)
第2実施形態は、第1実施形態に対して、緑色光源装置の配置が異なる。
なお、上記実施形態と同様の構成については、同一の符号を付す等により、説明を省略する場合がある。
第2実施形態は、第1実施形態に対して、緑色光源装置の配置が異なる。
なお、上記実施形態と同様の構成については、同一の符号を付す等により、説明を省略する場合がある。
図5は、本実施形態のプロジェクター110を示す概略構成図である。
本実施形態のプロジェクター110は、図5に示すように、照明装置101と、色分離導光光学系160と、フィールドレンズ71Rと、フィールドレンズ171Gと、フィールドレンズ171Bと、光変調装置70Rと、光変調装置170Gと、光変調装置170Bと、クロスダイクロイックプリズム180と、投射光学系90とを備えている。
本実施形態のプロジェクター110は、図5に示すように、照明装置101と、色分離導光光学系160と、フィールドレンズ71Rと、フィールドレンズ171Gと、フィールドレンズ171Bと、光変調装置70Rと、光変調装置170Gと、光変調装置170Bと、クロスダイクロイックプリズム180と、投射光学系90とを備えている。
照明装置101は、赤色光源装置25と、青色光源装置26と、緑色光源装置(第3光源装置)127と、光分離素子40と、第1合成ダイクロイックミラー41と、反射ミラー43と、フライアイインテグレーター50と、偏光変換素子53と、重畳レンズ54と、フライアイインテグレーター150と、偏光変換素子153と、重畳レンズ154とを備えている。
第1合成ダイクロイックミラー41から射出された赤色光LRと青色光LBとの合成光は、第1実施形態とは異なり、緑色光LGとは合成されずに、照明装置101から射出され、色分離導光光学系160に入射される。
緑色光源装置127は、第3光源(第3の発光素子)124と、第1レンズ137と第2レンズ138とを含む第3コリメート光学系132とを備える。緑色光源装置127は、第1実施形態の緑色光源装置27と同様に、緑色光LGを射出する。
緑色光源装置127から射出された緑色光LGは、第1フライアイレンズアレイ151および第2フライアイレンズアレイ152からなるフライアイインテグレーター150に入射し、光量分布が均一化される。フライアイインテグレーター150から射出された緑色光LGは、偏光変換素子153によって偏光方向が一方向に揃えられた直線偏光に変換され、重畳レンズ154により平行化され、照明装置101から射出される。照明装置101から射出された緑色光LGは、色分離導光光学系160に入射される。
色分離導光光学系160は、ダイクロイックミラー61と、反射ミラー163と、反射ミラー62と、反射ミラー167とを備えている。色分離導光光学系160は、照明装置101からの赤色光LRと青色光LBとが合成された光をそれぞれの色光に分離し、赤色光LR、緑色光LGおよび青色光LBをそれぞれ光変調装置70R、光変調装置170Gおよび光変調装置170Bに導光する機能を有する。
反射ミラー163と、反射ミラー167とは、入射した光を反射するミラーである。具体的には、反射ミラー163は、ダイクロイックミラー61を透過した青色光LBを反射する。反射ミラー167は、照明装置101から入射された緑色光LGを反射する。
ダイクロイックミラー61で反射された青色光LBは、反射ミラー163でさらに反射され、フィールドレンズ171Bを介して、青色光用の光変調装置170Bの画像形成領域に入射する。ダイクロイックミラー61を透過した赤色光LRは、第1実施形態と同様にして、赤色光用の光変調装置70Rの画像形成領域に入射する。
一方、照明装置101から入射された緑色光LGは、反射ミラー167で反射され、フィールドレンズ171Gを介して、緑色光用の光変調装置170Gの画像形成領域に入射する。
一方、照明装置101から入射された緑色光LGは、反射ミラー167で反射され、フィールドレンズ171Gを介して、緑色光用の光変調装置170Gの画像形成領域に入射する。
光変調装置170Gおよび光変調装置170Bは、第1実施形態における光変調装置70Gおよび光変調装置70Bと同様である。
光変調装置70R、光変調装置170G、光変調装置170Bによって、光変調された画像光は、それぞれクロスダイクロイックプリズム180に入射される。
クロスダイクロイックプリズム180は、略X字状の界面に形成された誘電体多層膜が、赤色光LRを反射し、緑色光LGおよび青色光LBを透過させるものと、緑色光LGを反射し、赤色光LRおよび青色光LBを透過させるものである点を除いて、第1実施形態のクロスダイクロイックプリズム80と同様である。これらの誘電体多層膜によって赤色光LRおよび緑色光LGは曲折され、赤色光LRの進行方向および緑色光LGの進行方向が青色光LBの進行方向に揃えられることにより、3つの色光が合成される。
光変調装置70R、光変調装置170G、光変調装置170Bによって、光変調された画像光は、それぞれクロスダイクロイックプリズム180に入射される。
クロスダイクロイックプリズム180は、略X字状の界面に形成された誘電体多層膜が、赤色光LRを反射し、緑色光LGおよび青色光LBを透過させるものと、緑色光LGを反射し、赤色光LRおよび青色光LBを透過させるものである点を除いて、第1実施形態のクロスダイクロイックプリズム80と同様である。これらの誘電体多層膜によって赤色光LRおよび緑色光LGは曲折され、赤色光LRの進行方向および緑色光LGの進行方向が青色光LBの進行方向に揃えられることにより、3つの色光が合成される。
クロスダイクロイックプリズム180から射出されたカラー画像は、第1実施形態と同様に、投射光学系90によって拡大投射され、スクリーンSCR上で画像を形成する。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、射出される光の色バランスを調整することが容易な照明装置およびプロジェクターが得られる。
(第3実施形態)
第3実施形態は、第1実施形態に対して、光分離素子が緑色光を合成する機能を有している点において異なる。
なお、上記実施形態と同様の構成については、同一の符号を付す等により、説明を省略する場合がある。
第3実施形態は、第1実施形態に対して、光分離素子が緑色光を合成する機能を有している点において異なる。
なお、上記実施形態と同様の構成については、同一の符号を付す等により、説明を省略する場合がある。
図6は、本実施形態のプロジェクター210を示す概略構成図である。
本実施形態のプロジェクター210は、図6に示すように、照明装置201と、色分離導光光学系60と、フィールドレンズ71Rと、フィールドレンズ71Gと、フィールドレンズ71Bと、光変調装置70Rと、光変調装置70Gと、光変調装置70Bと、クロスダイクロイックプリズム80と、投射光学系90とを備えている。
本実施形態のプロジェクター210は、図6に示すように、照明装置201と、色分離導光光学系60と、フィールドレンズ71Rと、フィールドレンズ71Gと、フィールドレンズ71Bと、光変調装置70Rと、光変調装置70Gと、光変調装置70Bと、クロスダイクロイックプリズム80と、投射光学系90とを備えている。
照明装置201は、赤色光源装置25と、青色光源装置26と、緑色光源装置(第3光源装置)227と、光分離素子(光学素子)240と、第1合成ダイクロイックミラー41と、フライアイインテグレーター50と、偏光変換素子53と、重畳レンズ54とを備えている。
緑色光源装置227は、光分離素子240および第1合成ダイクロイックミラー41を挟んで、赤色光源装置25と対向して設けられている。緑色光源装置227は、第3光源(第3の発光素子)224と、第1レンズ237と第2レンズ238とを含む第3コリメート光学系232とを備える。緑色光源装置227は、第1実施形態の緑色光源装置27と同様に、緑色光LGを射出する。緑色光源装置227から射出された緑色光LGは、光分離素子240に入射される。
光分離素子240は、第1実施形態の光分離素子40と同様の正面視形状を有し、光分離素子40と同様に配置されている。光分離素子240は、外縁部に設けられた第1領域240aと、第1領域240aの内側に設けられた第2領域240bとを含む。
第1領域240aは、第1実施形態の光分離素子40と同様に、例えば、透明基板の表面に誘電体多層膜が形成されることによって構成されている。第1領域240aは、本実施形態においては、青色光LBを反射させる。また、第1領域240aは、赤色光LRを透過させ、緑色光LGを透過させてもよい。
第1領域240aは、第1実施形態の光分離素子40と同様に、例えば、透明基板の表面に誘電体多層膜が形成されることによって構成されている。第1領域240aは、本実施形態においては、青色光LBを反射させる。また、第1領域240aは、赤色光LRを透過させ、緑色光LGを透過させてもよい。
第2領域240bは、例えば、第1領域240aと同様に、透明基板の表面に誘電体多層膜が形成されることによって構成されている。第2領域240bは、本実施形態においては、青色光LBを透過させ、赤色光LRを透過させ、緑色光LGを反射させる。
光分離素子240に入射された緑色光LGのうち、第1領域240aに入射された緑色光LG、すなわち、緑色光LGの外縁部分は、第1領域240aを透過し、第1コリメート光学系30を介して蛍光体22に入射される。蛍光体22に入射された緑色光LGの外縁部分は、蛍光体22の副励起光として機能する。すなわち、本実施形態においては、蛍光体22は、緑色光LGによっても励起される蛍光物質を含んでいる。
また、光分離素子240に入射された緑色光LGのうち、第2領域240bに入射された光は、第2領域240bによって光路が約90°折り曲げられて反射される。
また、光分離素子240に入射された緑色光LGのうち、第2領域240bに入射された光は、第2領域240bによって光路が約90°折り曲げられて反射される。
光分離素子240の第2領域240bは、第1実施形態と同様に、青色光LBを透過させるため、光分離素子240によって、透過した青色光LBと、反射された緑色光LGとが合成される。
第1合成ダイクロイックミラー41は、第1実施形態と同様にして、赤色光LRと青色光LBとを合成する。
第1合成ダイクロイックミラー41は、第1実施形態と同様にして、赤色光LRと青色光LBとを合成する。
以上のようにして、光分離素子240と第1合成ダイクロイックミラー41とによって、赤色光LRと、緑色光LGと、青色光LBとが合成される。合成された合成光(白色光)は、フライアイインテグレーター50と、偏光変換素子53と、重畳レンズ54とを介して、照明装置201から射出される。
照明装置201から射出された光は、第1実施形態と同様にして、色分離導光光学系60と、フィールドレンズ71R,71G,71Bと、光変調装置70R,70G,70Bと、クロスダイクロイックプリズム80と、投射光学系90とを介して、スクリーンSCRに投射される。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、射出される光の色バランスを調整することが容易な照明装置およびプロジェクターが得られる。
また、本実施形態によれば、光分離素子240が、第1実施形態における第2合成ダイクロイックミラー42と同様に、緑色光LGを合成する機能を有する。そのため、第2合成ダイクロイックミラー42を設ける必要がなく、照明装置を構成する光学部品を少なくすることができる。
また、本実施形態によれば、光分離素子240の第1領域240aは、緑色光LGを透過させるため、緑色光源装置227から射出された緑色光LGのうち外縁部の光は、光分離素子240を透過し、第1コリメート光学系30を介して、蛍光体22に入射される。上述したように、プロジェクターにおいては、光の外縁部分は、光変調装置等によってけられ、利用できず、光の利用効率が低下してしまう場合がある。これに対して、本実施形態によれば、緑色光LGの外縁部分の光を蛍光体22の励起光として用いることができるため、プロジェクターの光の利用効率を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、下記の構成を採用してもよい。
本実施形態においては、光分離素子240の第1領域240aが、赤色光源装置25から射出される赤色光LRおよび緑色光LGのうちいずれか一方、または両方を透過させる構成としてもよい。第1領域240aが、赤色光源装置25から射出される赤色光LRおよび緑色光LGの両方を透過させる構成である場合、すなわち、第1領域240aが赤色光LRと、緑色光LGと、青色光LBとを透過させる構成である場合には、第1領域240aは、誘電体多層膜を形成しない部分とすることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態は、第1実施形態に対して、光分離素子を透過した青色光を蛍光体の副励起光として用いる点において異なる。
なお、上記実施形態と同様の構成については、同一の符号を付す等により、説明を省略する場合がある。
第4実施形態は、第1実施形態に対して、光分離素子を透過した青色光を蛍光体の副励起光として用いる点において異なる。
なお、上記実施形態と同様の構成については、同一の符号を付す等により、説明を省略する場合がある。
図7は、本実施形態のプロジェクター310を示す概略構成図である。
本実施形態のプロジェクター310は、図7に示すように、照明装置301と、色分離導光光学系60と、フィールドレンズ71Rと、フィールドレンズ71Gと、フィールドレンズ71Bと、光変調装置70Rと、光変調装置70Gと、光変調装置70Bと、クロスダイクロイックプリズム80と、投射光学系90とを備えている。
本実施形態のプロジェクター310は、図7に示すように、照明装置301と、色分離導光光学系60と、フィールドレンズ71Rと、フィールドレンズ71Gと、フィールドレンズ71Bと、光変調装置70Rと、光変調装置70Gと、光変調装置70Bと、クロスダイクロイックプリズム80と、投射光学系90とを備えている。
照明装置301は、黄色光源装置(第1光源装置)325と、青色光源装置(第2光源装置)326と、光分離素子(光学素子)340と、合成ダイクロイックミラー(第1合成光学系)341と、フライアイインテグレーター50と、偏光変換素子53と、重畳レンズ54とを備えている。
黄色光源装置325は、第1光源21と、蛍光体(蛍光層)322と、第1コリメート光学系30とを備えている。
蛍光体322は、第1光源21からの主励起光が入射する側と逆側に蛍光を射出させる蛍光発光素子である。蛍光体322は、第1光源21から射出される波長が約460nmの主励起光を吸収し、概ね490〜750nm(発光強度のピーク:570nm)の黄色の蛍光(黄色光LY)を発する粒子状の蛍光物質を有する。黄色の蛍光には、緑色光LG(波長530nm付近)および赤色光(波長630nm付近)LRが含まれる。
蛍光体322は、第1光源21からの主励起光が入射する側と逆側に蛍光を射出させる蛍光発光素子である。蛍光体322は、第1光源21から射出される波長が約460nmの主励起光を吸収し、概ね490〜750nm(発光強度のピーク:570nm)の黄色の蛍光(黄色光LY)を発する粒子状の蛍光物質を有する。黄色の蛍光には、緑色光LG(波長530nm付近)および赤色光(波長630nm付近)LRが含まれる。
蛍光物質としては、通常知られたYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体を用いることができる。例えば、平均粒径が10μmの(Y,Gd)3(Al,Ga)5O12:Ceで示される組成のYAG系蛍光体を用いることができる。なお、蛍光物質の形成材料は、1種であってもよく、2種以上の形成材料を用いて形成されている粒子を混合したものを蛍光物質として用いることとしてもよい。
また、蛍光体322は、第1実施形態で述べた他の蛍光物質を含んでいてもよい。
また、蛍光体322は、第1実施形態で述べた他の蛍光物質を含んでいてもよい。
蛍光体322から射出された黄色光LYは、第1コリメート光学系30を介して、黄色光源装置325から射出される。射出された黄色光LYは、合成ダイクロイックミラー341に入射される。
青色光源装置326は、光分離素子340および合成ダイクロイックミラー341を挟んで、黄色光源装置325と対向して設けられている。青色光源装置326は、第2光源(第2の発光素子)323と、第1レンズ335と第2レンズ336とを含む第2コリメート光学系331とを備える。青色光源装置326は、第1実施形態の青色光源装置26と同様に、青色光LBを射出する。青色光源装置326から射出された青色光LBは、光分離素子340に入射される。
光分離素子340は、第1実施形態の光分離素子40と同様の形状を有し、光分離素子40と同様に配置されている。光分離素子340は、外縁部に設けられた第1領域340aと、第1領域340aの内側に設けられた第2領域340bとを含む。図示していないが、光分離素子340に入射された青色光LBは、第1領域340aを透過する副励起光(第1の光束)LBeと、光路が第2領域340bによって約90°折り曲げられて反射される表示用の青色光(第2の光束)LBdとに分離される。
第2領域340bは、例えば、透明基板上に誘電体多層膜が形成されることによって構成されている。第2領域340bは、本実施形態においては、青色光LBを反射させ、黄色光LYを透過させる。すなわち、第2領域340bは、赤色光LRおよび緑色光LGを透過させる。
第1領域340aは、少なくとも青色光LBを透過させる。第1領域340aは、例えば、透明基板上における誘電体多層膜が形成されていない部分である。第1領域340aは、本実施形態においては、黄色光LYも透過させる。
光分離素子340に入射された青色光LBのうち副励起光LBeは、第1領域340aを透過し、第1コリメート光学系30を介して蛍光体322に励起光として入射される。これにより、青色光LBの外縁部分を蛍光体322の励起光として用いることができる。
合成ダイクロイックミラー341は、黄色光LYを反射させ、青色光LBを透過させる光学素子である。すなわち、合成ダイクロイックミラー341は、赤色光LRおよび緑色光LGを反射させる。合成ダイクロイックミラー341は、第1実施形態の第1合成ダイクロイックミラー41と同様に配置されている。
合成ダイクロイックミラー341に入射された黄色光LYは、光路が約90°折り曲げられ、光分離素子340の第2領域340bによって青色光LBdが反射される向きと同じ向き(図示上向き)に反射される。これにより、黄色光LY(赤色光LR,緑色光LG)と青色光LBとが合成される。合成された光(白色光)は、第1実施形態と同様に、フライアイインテグレーター50と、偏光変換素子53と、重畳レンズ54とを介して、照明装置301から射出される。
照明装置301から射出された白色光は、第1実施形態と同様にして、色分離導光光学系60と、フィールドレンズ71R,71G,71Bと、光変調装置70R,70G,70Bと、クロスダイクロイックプリズム80と、投射光学系90とを介して、スクリーンSCRに投射される。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、射出される光の色バランスを調整することが容易な照明装置およびプロジェクターが得られる。
なお、本実施形態においては、下記の構成を採用することもできる。
本実施形態においては、黄色光源装置325の代わりに、赤色光LRを射出する赤色光源装置を配置してもよい。その場合には、緑色光源装置を、例えば、第1実施形態や第2実施形態のようにして配置してもよい。あるいは、緑色光が光分離素子340の第2領域340bをフライアイインテグレーター50に向かって透過するように、緑色光源装置を配置してもよい。
また、本実施形態においては、第1領域340aは、透明基板上における誘電体多層膜が形成されていない部分であったが、これに限られない。本実施形態においては、第1領域340aは青色光LBおよび黄色光LYを透過させるように構成されているため、第1領域340aとして、光分離素子340の第2領域340bの外側の領域に必ずしも透明な部材が設けられている必要は無い。つまり、第1領域340aは空気層であってもよい。この場合、第1領域340aの青色光LBに対する透過率は100%であり、反射率は0%である。
(第5実施形態)
第5実施形態は、第4実施形態に対して、黄色光源装置と青色光源装置との配置が異なる。
なお、上記実施形態と同様の構成については、同一の符号を付す等により、説明を省略する場合がある。
第5実施形態は、第4実施形態に対して、黄色光源装置と青色光源装置との配置が異なる。
なお、上記実施形態と同様の構成については、同一の符号を付す等により、説明を省略する場合がある。
図8は、本実施形態のプロジェクター410を示す概略構成図である。
本実施形態のプロジェクター410は、図8に示すように、照明装置401と、色分離導光光学系160と、フィールドレンズ71Rと、フィールドレンズ71Gと、フィールドレンズ71Bと、光変調装置70Rと、光変調装置70Gと、光変調装置70Bと、クロスダイクロイックプリズム80と、投射光学系90とを備えている。
本実施形態のプロジェクター410は、図8に示すように、照明装置401と、色分離導光光学系160と、フィールドレンズ71Rと、フィールドレンズ71Gと、フィールドレンズ71Bと、光変調装置70Rと、光変調装置70Gと、光変調装置70Bと、クロスダイクロイックプリズム80と、投射光学系90とを備えている。
照明装置401は、黄色光源装置(第1光源装置)425と、青色光源装置(第2光源装置)426と、光分離素子(光学素子)440と、集光レンズ450と、反射ミラー(反射素子)443と、フライアイインテグレーター50と、偏光変換素子53と、重畳レンズ54と、フライアイインテグレーター150と、偏光変換素子153と、重畳レンズ154とを備えている。
黄色光源装置425は、第1光源(第1の発光素子)421と、第1レンズ433と第2レンズ434とを含む第1コリメート光学系430と、ダイクロイックミラー441と、ピックアップ光学系437と、蛍光発光素子451とを備えている。
第1光源421は、後述する蛍光発光素子451の蛍光体453を励起する主励起光を射出する。本実施形態においては、第1光源421の射出する主励起光は、例えば、第1実施形態における第1光源21が射出する光と同様である。第1コリメート光学系430は、第1実施形態の第1コリメート光学系30と同様である。
第1光源421から射出された主励起光は、第1コリメート光学系430を介して、ダイクロイックミラー441に入射される。
第1光源421から射出された主励起光は、第1コリメート光学系430を介して、ダイクロイックミラー441に入射される。
ダイクロイックミラー441は、黄色光LYを反射し、それ以外の光、例えば、第1光源から射出される主励起光や、青色光LBを透過させる光学素子である。ダイクロイックミラー441は、第1光源421から射出された光の光路方向に対して、約45°の角度をなすように配置されている。
ダイクロイックミラー441に入射された主励起光は、ダイクロイックミラー441を透過し、ピックアップ光学系437を介して、蛍光発光素子451に入射される。
ピックアップ光学系437は、第1レンズ438と第2レンズ439とを備えている。
ピックアップ光学系437は、第1レンズ438と第2レンズ439とによって、蛍光発光素子451から射出される蛍光(黄色光LY)を略平行化した状態でダイクロイックミラー441に入射させる。また、ピックアップ光学系437は、ダイクロイックミラー441から入射する主励起光を集光する機能を有しており、主励起光を集光させた状態で、蛍光発光素子451に入射させる。
ピックアップ光学系437は、第1レンズ438と第2レンズ439とを備えている。
ピックアップ光学系437は、第1レンズ438と第2レンズ439とによって、蛍光発光素子451から射出される蛍光(黄色光LY)を略平行化した状態でダイクロイックミラー441に入射させる。また、ピックアップ光学系437は、ダイクロイックミラー441から入射する主励起光を集光する機能を有しており、主励起光を集光させた状態で、蛍光発光素子451に入射させる。
蛍光発光素子451は、第1光源421からの主励起光が入射する側と同じ側に蛍光(黄色光LY)を射出させる蛍光発光素子である。蛍光発光素子451は、モーター(図示せず)により回転駆動される透明な基板452と、基板452の表面に形成された蛍光体(蛍光層)453とを備えている。基板452と蛍光体453との間には、蛍光体453が発する蛍光を反射し、励起光(青色光LB)を透過させる誘電体多層膜が形成されている。
蛍光体453は、励起光が入射する領域に対応して、基板452の回転方向に沿ってリング状に形成されている。本実施形態では基板452として円板を用いているが、基板452の形状は円板に限られない。蛍光体453は、第4実施形態の蛍光体322と同様である。
ピックアップ光学系437を介して蛍光発光素子451に入射された励起光は、蛍光発光素子451の蛍光体453に吸収される。そして、蛍光体453(蛍光発光素子451)の第1光源421からの主励起光が入射する側と同じ側から黄色光LYが射出される。蛍光発光素子451から射出された黄色光LYは、ピックアップ光学系437によって、平行化され、ダイクロイックミラー441に入射される。
ダイクロイックミラー441に入射された黄色光LYは、ダイクロイックミラー441によって光路が約90°折り曲げられて反射され、黄色光源装置425から射出される。
ダイクロイックミラー441に入射された黄色光LYは、ダイクロイックミラー441によって光路が約90°折り曲げられて反射され、黄色光源装置425から射出される。
青色光源装置426は、黄色光源装置425の蛍光発光素子451側(図示右側)に配置されている。青色光源装置426は、第2光源(第2の発光素子)423と、第1レンズ435と第2レンズ436とを含む第2コリメート光学系431とを備える。青色光源装置426は、第1実施形態の青色光源装置26と同様に、青色光LBを射出する。青色光源装置426から射出された青色光LBは、光分離素子440に入射される。
光分離素子440は、第1実施形態の光分離素子40と同様の形状を有し、青色光源装置426から射出される青色光LBに対して、約45°の角度となるように配置されている。光分離素子440は、外縁部に設けられた第1領域440aと、第1領域440aの内側に設けられた第2領域440bとを含む。
図3に示した例と同様に、光分離素子440に入射された青色光LBは、光路が第1領域440aによって約90°折り曲げられて反射される副励起光(第1の光束)LBeと、第2領域440bを透過する表示用の青色光(第2の光束)LBdとに分離される。
図3に示した例と同様に、光分離素子440に入射された青色光LBは、光路が第1領域440aによって約90°折り曲げられて反射される副励起光(第1の光束)LBeと、第2領域440bを透過する表示用の青色光(第2の光束)LBdとに分離される。
第1領域440aは、例えば、透明基板上に誘電体多層膜が形成されることによって形成されている。第1領域440aは、本実施形態においては、青色光LBを反射させる。
第2領域440bは、例えば、透明基板上における誘電体多層膜が形成されていない部分である。第2領域440bは、本実施形態においては、青色光LBを透過させる。
第2領域440bは、例えば、透明基板上における誘電体多層膜が形成されていない部分である。第2領域440bは、本実施形態においては、青色光LBを透過させる。
本実施形態においては、光分離素子440には、黄色光LY、すなわち、赤色光LRおよび緑色光LGは、入射されない構成となっているため、第1領域440aおよび第2領域440b共に、赤色光LRおよび緑色光LGを透過させる構成としても、反射させる構成としてもよい。
光分離素子440に入射された青色光LBのうち副励起光LBeは、第1領域440aによって光路が約90°折り曲げられて反射され、集光レンズ450に入射される。集光レンズ450は、入射された副励起光LBeを集光させた状態で、黄色光源装置425の蛍光発光素子451に励起光として入射させる。
また、光分離素子440に入射された青色光LBのうち青色光LBdは、第2領域440bを透過し、フライアイインテグレーター150と、偏光変換素子153と、重畳レンズ154とを介して、照明装置401から射出される。
反射ミラー443は、第1光源421から射出された励起光のうち、蛍光体453で吸収されなかった残りの成分を、反射して蛍光体453に再び入射させる。すなわち、第1光源421から蛍光発光素子451に入射された光のうち蛍光体453に吸収されなかった未吸収光は、蛍光発光素子451を透過し、集光レンズ450および光分離素子440の第2領域440bを介して、反射ミラー443に入射される。そして、反射ミラー443は、未吸収光を入射した向きと逆向きに反射する。反射された未吸収光は、光分離素子440の第2領域440bおよび集光レンズ450を介して、蛍光発光素子451に入射され、蛍光体453の励起光として用いられる。
照明装置401から射出された黄色光LYと青色光LBとは、それぞれ色分離導光光学系160に入射される。
黄色光LYは、ダイクロイックミラー61によって、赤色光LRと緑色光LGとに分離される。ダイクロイックミラー61を透過した赤色光LRは、反射ミラー62によって反射されてフィールドレンズ71Rを介して、光変調装置70Rに入射される。ダイクロイックミラー61によって反射された緑色光LGは、反射ミラー163によって反射され、フィールドレンズ71Gを介して、光変調装置70Gに入射される。
一方、青色光LBは、反射ミラー167によって反射され、フィールドレンズ71Bを介して、光変調装置70Bに入射される。
黄色光LYは、ダイクロイックミラー61によって、赤色光LRと緑色光LGとに分離される。ダイクロイックミラー61を透過した赤色光LRは、反射ミラー62によって反射されてフィールドレンズ71Rを介して、光変調装置70Rに入射される。ダイクロイックミラー61によって反射された緑色光LGは、反射ミラー163によって反射され、フィールドレンズ71Gを介して、光変調装置70Gに入射される。
一方、青色光LBは、反射ミラー167によって反射され、フィールドレンズ71Bを介して、光変調装置70Bに入射される。
光変調装置70R,70G,70Bから射出された光は、クロスダイクロイックプリズム80と投射光学系90とを介して、スクリーンSCRに投射される。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、射出される光の色バランスを調整することが容易な照明装置およびプロジェクターが得られる。
また、本実施形態によれば、反射ミラー443が設けられているため、第1光源421から射出された光のうち蛍光体453に吸収されなかった未吸収光を、再度蛍光体453に入射させ、励起光として利用することができる。これにより、本実施形態によれば、光の利用効率を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、下記の構成を採用することもできる。
本実施形態においては、黄色光源装置425の代わりに、赤色光源装置と緑色光源装置とを別途設ける構成としてもよい。
上記説明した実施形態においては、蛍光発光素子451として、モーターによって基板452が回転する構成としたが、これに限られず、蛍光体が回転しない構成としてもよい。
(第6実施形態)
第6実施形態は、第1実施形態に対して、光分離素子40に代えて、光分離素子540を備える点において異なる。
なお、本実施形態のプロジェクターの構成については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
第6実施形態は、第1実施形態に対して、光分離素子40に代えて、光分離素子540を備える点において異なる。
なお、本実施形態のプロジェクターの構成については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図9(A),(B)は、本実施形態の光分離素子540を示す図である。図9(A)は、正面図である。図9(B)は、断面図である。
光分離素子540は、図9(A),(B)に示すように、青色光LBに対する反射率と透過率とが異なる光学素子である。本実施形態においては、光分離素子540は、赤色光LRを透過させる。
光分離素子540は、図9(A),(B)に示すように、青色光LBに対する反射率と透過率とが異なる光学素子である。本実施形態においては、光分離素子540は、赤色光LRを透過させる。
光分離素子540は、例えば、透明基板540bの表面全体に誘電体多層膜540aが形成された構成である。透明基板540bの表面に形成される誘電体多層膜540aの厚みW1に応じて、青色光LBに対する反射率と透過率とが変化する。本実施形態においては、青色光LBに対する反射率と透過率とが異なるように設定され、青色光LBに対する反射率と透過率との比率は、例えば、3:7である。
光分離素子540に入射された青色光LBは、反射される光(第1の光束)と、透過する光(第2の光束)とに分離される。光分離素子540によって反射される光(反射光)の強度と、光分離素子540を透過する光(透過光)の強度とは、光分離素子540の青色光LBに対する反射率と透過率とが異なるため、互いに異なっている。本実施形態において、透過光に対する反射光の強度比は、例えば、2:8から4:6である。透過光と反射光との強度比をこのように設定することで、スクリーンSCRに投射される画像光の輝度を大きくすることができ、かつ、光の利用効率を向上させることができる。
本実施形態によれば、光分離素子540の青色光LBに対する反射率と透過率とが異なっているため、反射率と透過率との比率を適宜調整することによって、射出される光の色バランスを調整することが容易な照明装置およびプロジェクターが得られる。
なお、本実施形態においては、下記の構成を採用してもよい。
上記説明した実施形態においては、光分離素子540として、透明基板540bの表面全体に誘電体多層膜540aが形成された構成としたが、光分離素子540の構成は、入射する青色光LBに対する反射率と透過率とが異なっていれば、特に限定されない。本実施形態においては、例えば、図10(A),(B)に示すような光分離素子を用いてもよい。
図10(A),(B)は、本実施形態における光分離素子540の他の一例である光分離素子(光学素子)541および光分離素子(光学素子)542を示す正面図である。図10(A)は、光分離素子541を示す図である。10(B)は、光分離素子542を示す図である。
光分離素子541は、図10(A)に示すように、外形が矩形状の光学素子である。光分離素子541は、反射領域541aと、透過領域541bとを含んでいる。反射領域541aは、光分離素子541の対角線方向に延びる複数の帯状の領域である。透過領域541bは、反射領域541a同士の間の領域であり、反射領域541aと同様に、光分離素子541の対角線方向に延びる複数の帯状の領域である。
反射領域541aは、例えば、透明基板上に青色光LBを反射する誘電体多層膜が形成された領域である。
透過領域541bは、例えば、透明基板上における誘電体多層膜が形成されていない領域である。
透過領域541bは、例えば、透明基板上における誘電体多層膜が形成されていない領域である。
光分離素子542は、図10(B)に示すように、外形が矩形状の光学素子である。光分離素子542は、反射領域542aと、透過領域542bとを含んでいる。反射領域542aは、平面的に並んで配置された複数の島状の領域である。各反射領域542aは、正面視で矩形状である。透過領域542bは、光分離素子542における反射領域542a以外の領域である。
反射領域542aは、光分離素子541と同様に、例えば、透明基板上に青色光LBを反射する誘電体多層膜が形成された領域である。
透過領域541bは、光分離素子541と同様に、例えば、透明基板上における誘電体多層膜が形成されていない領域である。
透過領域541bは、光分離素子541と同様に、例えば、透明基板上における誘電体多層膜が形成されていない領域である。
光分離素子541および光分離素子542においては、青色光LBに対する反射率と透過率との比率を、反射領域と透過領域との面積比で調整することができる。
なお、反射領域541aおよび反射領域542aは、入射した青色光LBの一部を透過させてもよい。
なお、反射領域541aおよび反射領域542aは、入射した青色光LBの一部を透過させてもよい。
1,101,201,301,401…照明装置、10,110,210,310,410…プロジェクター、21,421…第1光源(第1の発光素子)、22,322,453…蛍光体(蛍光層)、23,323,423…第2光源(第2の発光素子)、24,124,224…第3光源(第3の発光素子)、25…赤色光源装置(第1光源装置)、26,326,426…青色光源装置(第2光源装置)、27,127,227…緑色光源装置(第3光源装置)、40,44,240,340,440,540,541,542…光分離素子(光学素子)、40a,44a,240a,340a,440a…第1領域、40b,44b,240b,340b,440b…第2領域、41…第1合成ダイクロイックミラー(第1合成光学系)、42…第2合成ダイクロイックミラー(第2合成光学系)、43,443…反射ミラー(反射素子)、70B,70G,70R,170B,170G…光変調装置、90…投射光学系、325,425…黄色光源装置(第1光源装置)、341…合成ダイクロイックミラー(第1合成光学系)、LB…青色光(第2の波長帯の光)、LG…緑色光(第4の波長帯の光)、LR…赤色光(第3の波長帯の光)、LBd…青色光(第2の光束)、LBe…副励起光(第1の光束)
Claims (10)
- 第1の波長帯の光を射出する第1の発光素子と、蛍光層と、を備える第1光源装置と、
第2の波長帯の光を射出する第2の発光素子を備える第2光源装置と、
前記第2光源装置から射出された光が入射する光学素子と、
を備え、
前記光学素子は、第1領域と第2領域とを有し、
前記第2光源装置から射出された光は、前記光学素子によって、前記第1領域から射出される第1の光束と前記第2領域から射出される第2の光束とに分離され、
前記第1の光束と、前記第1の発光素子から射出された光とが、前記蛍光層に励起光として入射し、
前記蛍光層は、前記励起光の少なくとも一部を第3の波長帯の光に変換して射出し、
前記第2光源装置から射出された光に対する反射率と透過率との比率が、前記第1領域と前記第2領域とで異なっていることを特徴とする照明装置。 - 前記第1領域は、前記光学素子の外縁部に設けられている、請求項1に記載の照明装置。
- 前記第2領域は、矩形または円形の形状を有する、請求項2に記載の照明装置。
- 前記第3の波長帯は、前記第1の波長帯および前記第2の波長帯とは異なり、
前記蛍光層は、前記励起光の一部を吸収して、前記励起光の残りの成分を射出する、請求項1から3のいずれか一項に記載の照明装置。 - 前記蛍光層から射出された前記残りの成分を、前記蛍光層に入射するように反射させる反射素子をさらに備える、請求項4に記載の照明装置。
- 前記第3の波長帯は、前記第2の波長帯とは異なり、
前記蛍光層から射出された前記第3の波長帯の光と、前記第2の光束と、を合成する第1合成光学系をさらに備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の照明装置。 - 前記第2の波長帯および前記第3の波長帯とは異なる第4の波長帯の光を射出する第3の発光素子を備える第3光源装置と、
前記第1合成光学系からの光と前記第3光源装置からの光とを合成する第2合成光学系と、
をさらに備える、請求項6に記載の照明装置。 - 前記第2の波長帯および前記第3の波長帯とは異なる第4の波長帯の光を射出する第3の発光素子を備える第3光源装置をさらに備え、
前記光学素子は、前記第3光源装置から射出された光と、前記第2の光束と、を合成する、請求項1から6のいずれか一項に記載の照明装置。 - 第1の波長帯の光を射出する第1の発光素子と、蛍光層と、を備える第1光源装置と、
第2の波長帯の光を射出する第2の発光素子を備える第2光源装置と、
前記第2光源装置から射出された光を、第1の光束と第2の光束とに分離する光学素子と、
を備え、
前記第1の光束と、前記第1の発光素子から射出された光とが、前記蛍光層に励起光として入射し、
前記蛍光層は、前記第1の波長帯および前記第2の波長帯とは異なる第3の波長帯の光を射出し、
前記光学素子は、前記第2光源装置から射出された光に対する透過率と反射率とが互いに異なっており、かつ、前記第3の波長帯の光を透過させることを特徴とする照明装置。 - 請求項1から9のいずれか一項に記載の照明装置と、
前記照明装置から射出された光を変調して画像光を形成する光変調装置と、
前記光変調装置から射出された光を投射する投射光学系と、
を備えることを特徴とするプロジェクター。
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