JP2015081066A - キャリーカート - Google Patents

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Abstract

【課題】重い荷を載せられ且つ荷を載せやすいようにすること。【解決手段】このキャリーカート100は、比較的平らな箱型のベース1の前面端縁を開放してスライドベース2を内部に挿入可能とし、ベース1の側壁内側にはリブ4が設けられている。スライドベース2も同様に箱型である。スライドベース2の側面部には、前記リブ4に対応する溝6及び段部7が設けられる。スライドベース2はベース1から引き出して拡張可能であり、位置決め機構により所定の位置で固定される。ベース1の奥側の底面両側には、2個のキャスター20が設けられている。また、スライドベース2の前面側の底面両側にも、2個のキャスター20が設けられている。スライドベース2をリブ4でガイドしているので高い剛性が得られ、ベース1とスライドベース2の床面が略面一になるので荷を載せやすい。【選択図】図1

Description

本発明は、荷を載せる床面積を拡張できるキャリーカートに関するものである。
従来から、特許文献1に記載されているような折畳式カートが知られている。この折畳式カートは、箱型の本体の前面に折畳み板を底辺を回転軸として開くように設け、折畳み板の先端と前記本体との間に伸縮性の支持具を渡した構成である。折畳み板の先端前面にはキャスターが設けられている。この折畳式カートは、折畳み板を開いた状態で前方に慎重した床面に荷を置き、ハンドルを押して搬送する。
特表2002−071886号公報
しかしながら、上記従来の折畳式カートでは、折畳み板の剛性が低く、重い荷を載せられない問題点があった。また、支持具により折畳み板の先端を支持するため荷が載せにくいという問題点があった。本発明は、係る問題点を解決するためになされたものである。
この発明に係るキャリーカートは、奥端縁近傍にハンドルを立設した平な箱型であって、前側端縁が開放され且つ内部にガイド構造を有するベースと、当該ベースの開放された前側端縁から当該ベース内部に前記ガイド手段によりガイドされつつ挿通可能な形状であって平な箱型のスライドベースと、ベースとスライドベースとの間に設けられ且つ所定の引出位置で当該スライドベースを固定する位置決め機構とを備えたことを特徴とする。
また、この発明に係るキャリーカートは、上記発明において、前記位置決め機構が、前記ガイド手段によるガイド方向と同じ方向に設けられ且つ所定の位置に周方向の溝を有するガイドバー9と、前記ガイドバー9に対してスプリングにより付勢されると共に前記溝にその端部が嵌り得る固定軸と、固定軸を前記ガイドバー9の溝に嵌めた状態と外した状態とを保持する保持構造と、を前記ベースとスライドベースとの間に設けた構成であることを特徴とする。
また、この発明に係るキャリーカートは、上記発明において、前記ベースと前記スライドベースとにそれぞれキャスターが設けられ、又は、前記ベースにキャスターが設けられ、前記ハンドルの取っ手にボタンを有し、このボタンの動きを前記キャスターのロック部まで伝達する伝達機構を設け、この伝達機構の一部に、スライドベースの移動方向に伸縮する伸縮ロッドが含まれ、当該伸縮ロッドは、所定の伸縮状態で固定できる位置決め固定手段を有することを特徴とする。
また、この発明に係るキャリーカートは、上記発明において、前記取っ手には凹部が形成されると共に当該凹部に前記ボタンが収納され、当該取っ手には長手方向にスライドする前記凹部を覆い得るカバーが設けられていることを特徴とする。
この発明の実施の形態1に係るキャリーカートを示す組立図である。 図1に示したキャリーカートの裏面斜視図である。 図2の一部拡大図である。 位置決め機構の構成を示す説明図である。 位置決め機構の構成を示す説明図である。 縮小状態のキャリーカートを示す裏面斜視図である。 キャスターのストッパ機構を示す説明図である。 取っ手の上面を示す説明図である。 キャリーバーの正面を示す説明図である。 スライドベースを収めた状態と引き出した状態を示す底面図である。 スライドベースを収めた状態と引き出した状態を示す上面図である。 この発明の実施の形態2に係るキャリーカートを示す構造図である。 図12のキャリーカートの位置決め機構のカバーを装着した状態を示す斜視図である。 図11に示したキャリーカートのストッパ機構を示す構成図である。 図14のストッパ機構の一部拡大図である。 図14のストッパ機構の一部拡大図である。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に係るキャリーカートを示す組立図である。図2は、図1に示したキャリーカートの裏面斜視図である。図3は、図2の一部拡大図である。図4及び図5は、位置決め機構の構成を示す説明図である。図6は、縮小状態(拡張前の状態)のキャリーカートを示す裏面斜視図である。このキャリーカート100は、荷を載せる床面を形成するベース1と、荷を載せる床面を拡張して形成するスライドベース2とから構成される。前記ベース1の奥端縁付近には、伸縮式のキャリーバー3が立設されている。ベース1は、比較的平らな箱型であり側面及び奥端縁には側壁が設けられ、前面端縁は開放されている。開放された前側端縁には、前記スライドベース2が挿入可能となる。ベース1の側壁の内側には、ガイド手段を構成するリブ4が2本平行に設けられている。前記リブ4は、前側端縁から奥端縁近傍まで直線的に設けられる。また、ベース1の内部であってその奥端縁近傍には板状のストッパ板5が設けられる。
前記スライドベース2は、ベース1同様の比較的平らな箱型であって、その側面部には、ガイド手段として、前記上側のリブ4に対応した溝6及び下側のリブ4に対応した段部7が設けられている。スライドベース2の上面部は、ベース1から引き出した際に当該ベース1の上面部と略面一となる。スライドベース2の裏側は、格子状に複数の補強リブ8が形成されている。なお、スライドベース2は、同図の例では、ベース1に対して奥行方向で三分の二程度の長さとなる。
ベース1の前記ストッパ板5から位置決めのためのガイドバー9が3本設けられている。ガイドバー9の1本は中央、2本は側壁近傍の左右にそれぞれ設けられる。当該ガイドバー9の配設方向は、スライドベース2の伸縮方向と同じである。このガイドバー9は、ステンレス製又はアルミニウム製であり所定位置に円周方向の溝10を備えている。ガイドバー9の一端は、ストッパ板5を貫通してベース1奥側まで差し込まれ強固に固定される。スライドベース2には、当該ガイドバー9を挿入する挿通部11が3つ設けられている。挿通部11は、トンネル状になっており、当該挿通部11の前記ガイドバー9の入り口付近には、位置決め機構12が設けられる。
この位置決め機構12は、前記ガイドバー9の軸方向に対して垂直方向に上下可動する固定軸13と、固定軸13の端部に設けたレバー14と、固定軸13をガイドバー9の表面に対して付勢するコイルスプリング15と、固定軸13を保持する軸穴部16とから構成される。軸穴部16の頂面には、前記レバー14を嵌め込む溝17が形成される。また、この頂面であって前記溝17と別の角度には、浅底の凹部18が形成される。固定軸13のレバー14は、前記ガイドバー9の溝10に嵌り得る。レバー14が溝17に嵌った状態でガイドバー9の溝10にレバー14が落ち込み且つ当該レバー14は回転できないように規制される。また、レバー14を凹部18に係止した状態では、固定軸13はガイドバー9の溝10から外れた状態となる。換言すれば、レバー14、軸穴部16の溝17及び凹部18などは、固定軸13をガイドバー9の溝10に嵌めた状態と外した状態とを保持する保持構造を構成する。
ベース1の奥側の底面両側には、2個のキャスター20が設けられている。また、スライドベース2の前面側の底面両側にも、2個のキャスター20が設けられている。即ち、ベース1とスライドベース2に設けたキャスター20は、全体的に四隅に設けられる。
図7は、キャスターのストッパ機構を示す説明図である。図6及び図7に示すように、ベース1及びスライドベース2の裏面には、ストッパ機構21が設けられている。このストッパ機構21は、キャスター20の回転を阻止するロック部22と、キャリーバー3の取っ手23に設けた押しボタン24と、前記ロック部22と押しボタン24との間に機械的に構成した伝達機構25とからなる。
伝達機構25は、キャリーバー3の内部に挿通されているロッド31と、ロッド31の先端に回転可能に係止するアーム32と、アーム32の端部が固定された第一回転軸33と、第一回転軸33に設けた第二アーム34と、第二アーム34の先端に回転自在に設けた伸縮ロッド35と、伸縮ロッド35端部に回転可能に設けた第三アーム36と、第三アーム36の端部が固定された第二回転軸37と、第二回転軸37の先端に設けたキャスター20の回転を停止するための係止部38とを有する。係止部38は、係止棒39をキャスター20に付勢することでキャスター20の回転を規制する構造である。係止棒39は、第二回転軸37に設けた回転アームにより前記キャスター20に対して上下動する。また、第一回転軸33にも、キャスター20の回転を停止するための前記同様の係止部38が設けられる。
前記伸縮ロッド35は、2分割した構造であり、各ロッド35a、35bが長手方向で重なって互いにスライド可能で所定位置で固定可能な位置決め固定手段40を有する。位置決め固定手段40は、一方のロッドの一部に固定ネジが設けられ、この固定ネジが他方のロッドに設けたネジ穴に螺合する構成とする。当該ネジ穴は、前記ガイドバー9に設けた溝10の間隔に対応して設けられる。
なお、位置決め固定手段40は、位置決め機構12の位置決め位置に対応して伸縮ロッド35が所定の伸縮位置で固定できれば、図示の構成に限定されずその他の公知の構成を採用できる。例えば、図示しないが、一方のロッドに、表面から内部に押し込み可能で且つ先端が球形の突起を設け、他方のロッドには、前記一方のロッドを軸方向内に挿入可能であり前記突起が入り込む穴を前記ガイドバー9の溝10に対応した位置に設ける構成としても良い。この場合、ガイドバー9による位置決めと共に突起が穴に入り込み、伸縮ロッド35自体も位置決め固定され、力が伝達可能になる。位置決め機構12による位置を変更する際は、前記突起を押し込んで穴との係合を解けば良い。そうすれば、当該穴の隣接する穴に前記突起が嵌り、再び位置決め固定される。
前記ロッド31の他端は、キャリーバー3の取っ手23の内部に設けたプレート41の両側に連結される。プレート41は、取っ手23の上部に設けた押しボタン24にその中央で接続している。
なお、前記ロッド31、伸縮ロッド35は、ワイヤにより代替可能である。この場合、ワイヤを引く動作に対して、これを戻すためにスプリング等の機構を併用する(図示省略)。要するに、押しボタン24の動作が係止部38に伝達できれば良い。
図8は、取っ手の上面を示す説明図である。取っ手23の上面には凹部51が形成され、前記押しボタン24は、当該凹部51内に設けられる。また、取っ手23には、その長手方向にスライド可能なカバー52が設けられる。前記凹部51は、押しボタン24を使用していない場合、前記カバー52によりカバーされる。押しボタン24を使用する際はカバー52をスライドさせて、押しボタン24を露出する。
図9は、キャリーバーの正面を示す説明図である。キャリーバー3の一部にはフック55が設けられている。フック55は上を向いて且つキャリーバー3の側方に設けられる。フック55には、コンビニ袋・傘・ポーチその他の荷を固定する紐等を取り付ける。
次に、このキャリーカート100の動作について説明する。図10は、スライドベースを収めた状態と引き出した状態を示す底面図である。図11は、スライドベースを収めた状態と引き出した状態を示す上面図である。このキャリーカート100では、ベース1に対してスライドベース2が前記位置決め機構12によりその位置が固定される。図10(a)及び図11(a)は、スライドベース2をベース1内に収めた状態を示す。位置決め機構12は、固定軸13の先端がガイドバー9の溝10に嵌ることで、前記スライドベース2をベース1内に収めた状態で動かないように固定する。
図10(b)及び図11(b)は、スライドベース2をベース1から引き出した状態を示す。ベース1に対してスライドベース2を引き出して拡張する場合、位置決め機構12のレバー14を軸穴部16の溝17から引き出して回転させ、頂面の浅底の凹部18に仮係止させる。これにより、スライドベース2がベース1に対して可動状態となり、ベース1からスライドベース2を引き出すことができる。そして、レバー14を軸穴部16の凹部18から回転させて再び溝17に入れる。この状態で固定軸13の先端は、ガイドバー9の表面に当接して摺動状態となっている。続いて、前記スライドベース2を所定距離だけ引き出すと、ガイドバー9の前記溝10の隣の溝10に固定軸13の先端がコイルスプリング15の作用により落ち込み、スライドベース2の移動が規制される。この状態で、ベース1に対してスライドベース2の位置が再び固定される。
更にスライドベース2をベース1から引き出したい場合は、前記同様、レバー14を溝17から引き出して固定軸13とガイドバー9との係止を解き、スライドベース2を可動状態とし、前記溝10の隣の溝10に固定軸13が落ち込むまでスライドベース2を移動させ、その位置で固定する。なお、レバー14を軸穴部16の凹部18に仮係止したままであれば、一気にスライドベース2をベース1内から引き出すことができる。なお、ガイドバー9の端部には、規制突起が設けられるのでスライドベース2の最大引出量が規制されることになり、ベース1から完全に抜けることはない。
前記キャスター20は、スライドベース2に2個設けられているので、ベース1のキャスター20の2個と合わせた計4個がベース1及びスライドベース2の四隅にバランスよく配置される。これにより、キャリーカート100の姿勢が安定する。以上のようにすれば、ベース1を拡張して床面積を広くできる。また、スライドベース2は、ベース1に対して前記リブ4と溝6及び段部7で構成したガイド手段によりガイドされるので、全体の剛性が高く、床面に重い荷を載せることができる。また、ベース1及びスライドベース2の床面は略面一になるので、荷を置きやすい。
反対に、拡張したスライドベース2をベース1に収納する場合、前記位置決め機構12による固定解除を上記同様に行い、可動状態としたスライドベース2をベース1に入れ、位置決め機構12により固定すれば良い。なお、レバー14を軸穴部16の凹部18に仮係止したままであれば、一気にスライドベース2をベース1内に収納できる。
次に、キャスター20のストッパ動作について説明する。まず、取っ手23のカバーをスライドさせて押しボタン24を露出する。押しボタン24を押すと、プレート41を介してロッド31がアーム32を押し、アーム32が第一回転軸33を回転させる。この回転は第二アーム34を介して伸縮ロッド35に伝わり、この伸縮ロッド35の動きが第三アーム36により第二回転軸37に伝わる。第二回転軸37は、先端の係止部38を回転させてキャスター20の動きを規制する。また、第一回転軸33は先端の係止部38を回転させてキャスター20の動きを規制する。押しボタン24を押した状態は、一時的に保持される。押しボタン24をもう一度押すと、上記とは逆の動きによりキャスター20の規制が解除される。
伸縮ロッド35は、上記スライドベース2の伸縮に合わせて伸長する。スライドベース2を移動させる場合、固定ネジを緩めてネジ穴から当該固定ネジを外す。この状態で、前記位置決め機構12によりスライドベース2を移動させて位置決め固定する。ガイドバー9の溝6の間隔と、ネジ穴とネジ穴との間隔とは同じになっているので、ガイドバー9で位置決めしたとき、固定ネジはいずれかのネジ穴に位置が合う。この状態で固定ネジをネジ穴に螺合して、伸縮ロッド35を固定する。これにより、伸縮ロッド35は、伸縮でき且つ力の伝達が可能となるので、スライドベース2が伸縮する構造であっても、4輪のキャスター20すべてをロックすることができるようになる。
以上、この発明のキャリーカート100によれば、剛性が高い状態で床面積を必要に応じて拡張できる。また、ベース1を拡張しても4輪すべてのキャスター20をロックできる。また、取っ手23のカバーにより押しボタン24の押し間違い等を防止できる。
(実施の形態2)
図12は、この発明の実施の形態2に係るキャリーカートを示す構造図である。図13は、図12のキャリーカートの位置決め機構のカバーを装着した状態を示す斜視図である。このキャリーカート200は、実施の形態1のキャリーカートの位置決め機構を異なる構造とした点に第一の特徴がある。また、キャスターのストッパ機構は、ベース1側でのみ機能する構造とした点に第二の特徴がある。
前記位置決め機構250は、前記ガイドバー9に対して垂直方向に配置されたプレート201と、プレート201を長手方向に移動させるプッシュロッド204とから構成される。
前記プレート201は、前記ガイドバー9の位置に合わせて切欠部202が設けられる。切欠部202は、ガイドバー9の溝10に嵌り込む。プレート201の一端にはコイルスプリング209が配置され、通常の位置で切欠部202が溝10に嵌った状態になるよう前記コイルスプリング209により付勢される。また、プレート201には、当該プレート201を長手方向に移動させるための凹部203が設けられている。なお、このプレート201は、前記溝10に嵌り込む切欠部202と凹部203が設けられれば、断面が円形、四角形等の棒体であっても良い(図示省略)。
プッシュロッド204は、一端に設けられ且つ前記プレート201の凹部203の一辺に対して先端の斜面が当接するように設けたヘッド部205と、反対側端部に設けたボタン206とを有する。ヘッド部205にはコイルスプリング210が同軸配置されており、プレート201から離れる方向にプッシュロッド204を付勢する。プッシュロッド204は、スライドベース2に設けた第一挿通部207に移動可能に内設される。プレート201は、第一挿通部207に直交する方向で且つスライドベース2に設けた第二挿通部208に移動可能に内設される。前記ボタン206は、スライドベース2の正面に配置され、外側から押すことができる。
次に、この位置決め機構250の動作について説明する。ベース1に対してスライドベース2を引き出して拡張する場合、ボタン206を押すとプッシュロッド204によりヘッド部205に伝わり、ヘッド部205の先端の斜面が凹部203の一辺に当接し、当該凹部203の一辺が当該斜面と接触しながらプッシュロッド204に対する直交方向に前記プレート201が移動される。
このプレート201が移動することで、前記切欠部202と前記溝10との係合が外れてプレート201に対して前記ガイドバー9が自由に相対移動可能となる。この状態でスライドベース2をベース1から引き出すことができる。前記ボタン206を離すと、前記ヘッド部205によりプレート201を移動させる力がなくなるので、コイルスプリング209の作用によりプレート201の切欠部202がガイドバー9の表面に押し付けられた状態となる。この状態ではガイドバー9の表面を切欠部202が摺動しているのみであるから、スライドベース2の移動に支障はない。
そのままスライドベース2を引き出すと、プレート201の切欠部202が隣接する溝10にコイルスプリング209の作用により嵌り込む。これによりガイドバー9のプレート201に対する移動が規制されて、スライドベース2がそれ以上引き出せなくなる。更に、当該スライドベース2を引き出すには、上記同様の手順により、前記ボタン206を押してガイドバー9とプレート201との係合を解放し、スライドベース2を引き出し、再び切欠部202と溝10の係合により固定する。スライドベース2をベース1に押し込む場合も同様にボタン206操作により行う。
上記のようにボタン206のプッシュ操作によりベース1とスライドベース2との係合を解放してスライド可能とすることで、簡単な操作でベース1の拡張が可能となる。また、ボタン206は、スライドベース2の正面に配置されるので、キャリーカート200を床面に置いた状態で操作し易い。また、ベース1のキャスターのみを固定できるようにしたことで、ベース1のキャスターが固定され、スライドベース2のキャスターが可動状態とすることで、ベース1のキャスターを固定してスライドベース2を床面に置いて引き出す操作が行える。
図14は、図11に示したキャリーカートのストッパ機構を示す構成図である。図15及び図16は、図14のストッパ機構の一部拡大図である。ストッパ機構260は、キャスター261の回転を阻止するロック部262と、キャリーバー3の取っ手23に設けた押しボタン24と、前記ロック部262と押しボタン24との間に機械的に構成した伝達機構263とからなる。
伝達機構263は、キャリーバー3の内部に挿通されているロッド264と、ロッド264の先端に回転可能に係止するアーム265と、アーム265の中央を回転可能に支持する回転軸266とから構成される。前記ロック部262は、アーム265の他端に回転可能に係止したフック267と、キャスター261に環状に設けた複数のロック穴268とで構成される。フック267は、図16に示すように、アーム265の他端に回転可能に連結した軸部270と、軸部270の下端に設けられ且つ突起269が内側に形成されたコの字形状の部材271とからなる。部材271は、軸部270の軸を中心に回転し、キャスター261の方向移動時の旋回動作に従動する。
キャスター261のストッパ動作について説明する。まず、取っ手23のカバーをスライドさせて押しボタン24を露出する。押しボタン24を押すと、プレート41を介してロッド264がアーム265の一端を押し下げ、アーム265が回転軸266を中心に回転し、アーム265の他端が上がり、前記フック267が持ち上げられる。フック267の突起はキャスター261のロック穴268に嵌合し、キャスター261はこれにより回転が規制される。押しボタン24を押した状態は、一時的に保持される。取っ手23を持ちながら押しボタン24をもう一度押すと、ポップアップ機能が働いて上記とは逆の動きによりキャスター261の規制が解除される。ベース1のキャスター261のみをロックする構成にすれば、全体として構造が簡略化されると共に、スライドベース2を拡張する際にスライドベース2のキャスターがロックされないので、当該スライドベース2を拡張させやすい。
100 キャリーカート
1 ベース
2 スライドベース
3 キャリーバー
4 リブ
5 ストッパ板
6 溝
7 段部
9 ガイドバー
10 溝
12 位置決め機構
13 固定軸
14 レバー
16 軸穴部
17 溝
18 凹部
20 キャスター
21 ストッパ機構
22 ロック部
23 取っ手
24 押しボタン
25 伝達機構


Claims (5)

  1. 奥端縁近傍にハンドルを立設した平な箱型であって、前側端縁が開放され且つ内部にガイド構造を有するベースと、
    当該ベースの開放された前側端縁から当該ベース内部に前記ガイド手段によりガイドされつつ挿通可能な形状であって平な箱型のスライドベースと、
    ベースとスライドベースとの間に設けられ且つ所定の引出位置で当該スライドベースを固定する位置決め機構と、
    を備えたことを特徴とするキャリーカート。
  2. 前記位置決め機構は、
    前記ガイド手段によるガイド方向と同じ方向に設けられ且つ所定の位置に周方向の溝を有するガイドバーと、
    前記ガイドバーに対してスプリングにより付勢されると共に前記溝にその端部が嵌り得る固定軸と、
    固定軸を前記ガイドバーの溝に嵌めた状態と外した状態とを保持する保持構造と、
    を前記ベースとスライドベースとの間に設けた構成であることを特徴とする請求項1に記載のキャリーカート。
  3. 前記ベースと前記スライドベースにそれぞれキャスターが設けられ、
    前記ハンドルの取っ手にボタンを有し、
    このボタンの動きを前記キャスターのロック部まで伝達する伝達機構を設け、この伝達機構の一部に、スライドベースの移動方向に伸縮する伸縮ロッドが含まれ、
    当該伸縮ロッドは、所定の伸縮状態で固定できる位置決め固定手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のキャリーカート。
  4. 前記ベースにキャスターが設けられ、
    前記ハンドルの取っ手にボタンを有し、
    このボタンの動きを前記キャスターのロック部まで伝達する伝達機構を設け、この伝達機構の一部に、スライドベースの移動方向に伸縮する伸縮ロッドが含まれ、
    当該伸縮ロッドは、所定の伸縮状態で固定できる位置決め固定手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のキャリーカート。
  5. 前記取っ手には凹部が形成されると共に当該凹部に前記ボタンが収納され、当該取っ手には長手方向にスライドする前記凹部を覆い得るカバーが設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載のキャリーカート。



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