JP6749821B2 - フレキシブルロックユニット - Google Patents
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Description
この種のロックユニット(高さ調節装置)が特許文献1により提案されている。
この文献1の点滴懸架装置の高さ調節装置は、上部側のポールが挿通するように下部側のポールに固定される第1ハウジングと、上部側のロッドが挿通するように第1ハウジングに固定される第2ハウジングと、第1ハウジング内に格納され、下部側及び上部側のポールの軸芯の周りに回動する第1レバーと、第2ハウジング内に格納され、下部側及び上部側のポールの軸芯の周りに回動する第2レバーと、一端が第1ハウジングに係止され、他端が第1レバーに係止されて、第1ハウジング内に上部側のポールを外嵌するように配置される第1コイルバネと、一端が第2ハウジングに係止され、他端が第2レバーに係止されて、第2ハウジング内に上部側のポールを外嵌するように配置された第2コイルバネとを備え、第1レバー及び第2レバーの夫々第1ハウジング及び第2ハウジングから外部に露出した第1部分及び第2部分を相互に接近する方向に挟持して回動することにより、第1コイルバネ及び第2コイルバネの内径を大きくすることによって上部側のポールに対する締め付けを緩め、第1レバー及び第2レバーの第1部分及び第2部分の挟持を解除することにより、第1コイルバネ及び第2コイルバネの内径が小さくなって第1コイルバネ及び第2コイルバネが上部側のポールを締め付けるようになっている。
このようにして第1レバー及び第2レバーの第1部分及び第2部分を親指及び人差し指でつかんで相互に接近する方向に回動することにより、第1コイルバネ及び第2コイルバネの内径を大きくして、第1コイルバネ及び第2コイルバネによる上部側のポールの締め付け力を弱め、又は第1コイルバネ及び第2コイルバネが上部側のポールから離隔するので、上部側のポールは下部側のポールに対してその軸芯方向に移動することができ、上部側のポールの位置を容易に調整し、上部側のポール上部の点滴懸架装置の高さを調節することができる。
(1)このロックユニットでは、上部側のポールの高さを調整する際に、第1レバー及び第2レバーの第1部分及び第2部分を親指及び人差し指でつかんで相互に接近する方向に回動することにより、ロックを解除するが、このロック解除の操作は、親指及び人差し指で第1、第2コイルバネの締付け力に抗して行われるので、力の入れにくい動作となり、操作が容易とは言い難い。
(2)このロックユニットでは、第1レバー及び第2レバーの第1部分及び第2部分が上部側、下部側のポールの中間に取り付けられるハウジングから羽形に突出されるため、この部分に周囲を通行する者の手や衣類が引っ掛かるおそれがあり、安全上、好ましくない。また、第1レバー及び第2レバーの操作性をよくするために、第1部分及び第2部分はある程度の大きさが必要になるものとみられ、意匠的にも好ましくない
中空の一方のポール内に他方のポールが挿通され、前記一方のポールを固定側、前記他方のポールを可動側として、前記一方のポールに対して前記他方のポールを伸縮方向にスライドさせる形式、又は前記一方のポールを可動側、前記他方のポールを固定側として、前記一方のポールを前記他方のポール上でスライドさせる形式、の前記一方のポールと前記他方のポールとのロックに用いるフレキシブルロックユニットであって、
全体が略筒状を呈し、一端に前記一方のポールを挿着可能な一方のポール連結部を、他端側に前記一方のポール連結部に連通し、前記一方のポール内に通される前記他方のポールを挿通可能な他方のポール挿通部を、前記他方のポール挿通部の周面に押しボタン装着部をそれぞれ有するハウジング、及び前記他方のポール挿通部の前記押しボタン装着部に前記他方のポール挿通部の周面に向けて押下可能に装着される押しボタンと、
前記ハウジングの前記他方のポール挿通部内に、前記他方のポール挿通部と同心的に前記他方のポールを挿通可能に固定配置される筒状のホルダー、及び前記他方のポールを挿通可能にポール挿通孔を有し、前記ホルダーの端部に前記他方のポール挿通部と同心的に回転可能に配置される作動部材と、
前記ホルダー内に、一端が前記ホルダーに係止され、他端が前記作動部材に係止されて、前記他方のポール挿通部に前記ホルダーを通して挿通される前記他方のポールに外嵌し、前記他方のポールの周面を締め付け可能に設置されるコイルスプリングと、
前記押しボタンと前記作動部材との間に形成され、常態として前記押しボタンを前記ハウジングの前記他方のポール挿通部の周面から所定の高さに支持し、前記押しボタンの押し操作により、前記作動部材を前記コイルスプリングを前記他方のポールに対して緩める方向に回転案内し、前記押しボタンの押し操作の解除により前記コイルスプリングとともに前記作動部材を回転復帰して前記押しボタンを常態の所定の高さに押し戻すガイド機構と、
を備え、
前記押しボタンの押し操作により、前記他方のポールのロックを解除する、
ことを要旨とする。
(1)ホルダー内の一端及び/又は作動部材の前記ホルダーに対向する面に傾斜面が付けられて、前記ホルダー内に前記コイルスプリングは斜めに設置され、他方のポールに対して斜めに巻き付けられる。
(2)押しボタン装着部はハウジングの他方のポール挿通部の周面の一部が断面略台形又は略四角形に突出され、その突出面に開口を有してなり、押しボタンは前記押しボタン装着部に前記開口内に出没可能に取り付けられる。
(3)ガイド機構は、作動部材の外周面にハウジングの他方のポール挿通部内で押しボタンの押下方向に対向して突出されるガイド凸起と、前記押しボタンに前記作動部材に対向して形成され、前記ガイド凸起に係合し、漸次前記ガイド凸起から離間する方向に斜めに延びるガイド面を有する加圧部とからなり、常態として前記ガイド凸起と前記加圧部との係合により前記押しボタンを所定の高さに支持し、前記押しボタンの押し操作により前記加圧部のガイド面で前記ガイド凸起を前記コイルスプリングによる前記他方のポールの締め付け方向とは反対の周方向に押圧して前記作動部材を前記コイルスプリングの締め付けを緩める方向に回転案内し、前記押しボタンの押し操作の解除により前記コイルスプリングとともに前記作動部材を回転復帰して、前記コイルスプリングで前記他方のポールを締め付け、前記ガイド凸起で前記押しボタンを常態の所定の高さに押し戻す。
(4)ハウジングの一方のポール連結部の周囲にリング形状部材が被着される。
(5)ハウジング内のコイルスプリングの設置数がホルダー、及び作動部材とともに増減されて、前記コイルスプリングによるポールに対する締め付け力及び押しボタンに対する押圧力が調整される。
(6)ハウジングは他方のポール挿通部の他端に前記他方のポール挿通部と同心的に一方のポール連結部が連接され、前記ハウジングの両端に一方のポールが連結可能に形成される。
このフレキシブルロックユニットは、中空の一方のポール内に他方のポールが挿通され、一方のポールを固定側、他方のポールを可動側として、一方のポールに対して他方のポールを伸縮方向にスライドさせる形式、又は一方のポールを可動側、他方のポールを固定側として、一方のポールを他方のポール上でスライドさせる形式、の一方のポールと他方のポールとのロックに用いられるもので、従来の技術で例示した点滴スタンドなどの伸縮式ポールの他、さまざまなものに適用可能である。
図1から図8では、このフレキシブルロックユニットを、上記前者の形式の具体例の一つとして、伸縮式ポール用のロックユニットU(以下、単にロックユニットUという。)として例示している。なお、この場合、伸縮式ポールは25Φのステンレス丸パイプからなる固定側のポール(中空の一方のポール)P1と16Φのステンレス丸パイプからなる伸縮側のポール(中空の他方のポール)P2とを備えるもので、ロックユニットUは固定側のポールP1の一端に取り付けられて、伸縮側のポールP2を任意の位置で固定して、10kgf程度までの重量物に対応できるものとしている。
このロックユニットUの場合、ハウジング1は全体が固定側のポールP1の外径よりも大きい略円筒状で、押しボタン装着部13側を前部側とすると、前後に2等分割されていて、2つの略半円筒形のハウジングピース101、102が結合されてなる。固定側ポール連結部11は一部がハウジング1の一端に固定側のポールP1の外周面を保持可能に円筒状(断面円形の穴)にかつ残部がハウジング1の一端面から円筒状に突出して形成される(以下、この円筒状に突出された部分を円筒状の突出部分110又は突出部分110という。)。この円筒状の突出部分110は外径がハウジング1全体の外径に比べて小さく段差形状になっている。また、この固定側ポール連結部11はこの突出部分110の突出端(先端)の開口111が固定側のポールP1を挿通可能に固定側のポールP1と略同径になっており、これとは反対側のハウジング1の一端内(断面円形の穴の)奥側端の開口112は伸縮側のポールP2が挿通可能に伸縮側のポールP2と略同径になっている。これに対して、伸縮側ポール挿通部12は固定側ポール連結部11よりも長く、ハウジング1の他端が伸縮側のポールP2の外周面を保持可能に円筒状(断面円形の穴)に、この他端(断面円形の穴)に連続する中間部120が中空状に形成されて固定側ポール連結部11と隣接される。この伸縮側ポール挿通部12の中間部120は前部側のハウジングピース101の中間部周面の周方向中央が断面略台形に突出され、その突出面(先端面)に開口130を形成されて押しボタン装着部13が形成される。この場合、開口130は(ハウジング1の)軸方向に長い矩形状で、この押しボタン装着部13の内周面は平面視開口130と同じ矩形状に形成され、押しボタン装着部13の内周面となす(ハウジング1の)軸方向と平行な両側面の両端側にそれぞれ、作動部材4のための回転ガイド溝131の一部が固定側ポール連結部11、伸縮側ポール挿通部12と同心的に円弧状に形成され、その中間に押しボタン2のための作動ガイド溝132がそれぞれ(ハウジング1の)軸方向に対して直角方向に形成され、さらに、押しボタン装着部13の内周面となす(ハウジング1の)軸方向に対して直角の両端面で固定側ポール連結部11の開口112及び伸縮側ポール挿通部12の開口121の両側にそれぞれ、押しボタン2のための作動ガイド溝133が軸方向に対して直角方向に形成される。押しボタン2は伸縮側ポール挿通部12の押しボタン装着部13に伸縮側ポール挿通部12の周面に向けて押下可能に装着される。この場合、押しボタン2は押しボタン装着部13の内周面内に嵌合可能に後面(ハウジング1内に挿通される伸縮側のポールP2に対向される面)に開口を有する断面略矩形状の箱形に形成され、その外周面となす両側部及び両端部の外面にそれぞれ、作動ガイド凸部21が押しボタン装着部13の内周面の各作動ガイド溝132、133に係合可能に形成され、その内部には両端部側にそれぞれ、作動部材4のための回転ガイド溝131の一部が押しボタン装着部13の内周面となす両側面の両端側に形成された回転ガイド溝131の一部に連続可能に円弧状に形成される。なお、これら押しボタン2内の回転ガイド溝131の一部と押しボタン装着部13内の回転ガイド溝131の一部が連続することにより半円の円弧状の回転ガイド溝131になる。また、この押しボタン2の内部には、各回転ガイド溝131に隣接して一方は一方の側面部内面から前面部内面に向けて斜めの面22が形成され、他方は他方の側面部内面から前面部内面に向けて斜めの面23が形成される。これら斜めの面22、23は(押しボタン2の前面を上向きにした場合に)ハウジング1の軸方向から見て略ハの字形を呈する。なお、この斜めの面22、23については後述する。このようにして押しボタン2は、ハウジング1の押しボタン装着部13に内側から嵌め込まれ、各作動ガイド凸部21が押しボタン装着部13の各作動ガイド溝132、133に係合されて、これら作動ガイド凸部21、作動ガイド溝132、133の係合案内により、押しボタン装着部13に開口130から出没可能に組み込まれる。
また、このように押しボタン2を装着された前部側のハウジングヒース101に対して、反対の後部側のハウジングピース102は中間部(押しボタン装着部13に対応する部分)が断面略半円形の凹部134になっていて、この凹部134内両端側に作動部材4のための回転ガイド溝131の一部が固定側ポール連結部11、伸縮側ポール挿通部12と同心的に半円の円弧状に形成され、押しボタン装着部13内の各回転ガイド溝131と合せて円形の回転ガイド溝131をなす。また、この凹部134内の中間にはホルダー3のための係止溝122が周方向に沿って円弧状に形成される。この凹部134と押しボタン装着部13からなる伸縮側ポール挿通部中間部120内には、ハウジング1の軸心上にホルダー3が固定配置され、作動部材4が回転可能に配置される。この点は後述する。
なお、前部側、後部側の各ハウジングピース101、102は、内部にホルダー3、コイルスプリング5、作動部材4が取り付けられた後、略円筒形に組み立てられ、この際に、固定側ポール連結部11は周囲にリング形状部材14が被着されて固定され、伸縮側ポール挿通部12は取付ねじS1(図1参照)により固定される。この場合、リング形状部材14は内径が固定側ポール連結部11の突出部分110の外径と略同じ、外径がハウジング1の外径と略同じ、厚さが突出部分110の長さと略同じで、固定側ポール連結部11の突出部分110の周囲にハウジング1の外周面と一体的に外嵌可能に形成される。また、この場合、リング形状部材14の外周面の相互に対向する位置、及び各ハウジングピース101、102の突出部分110の合せ部分にそれぞれ、ねじ挿通孔141(図1参照。なお、各ハウジングピース101、102の突出部分110の合せ部分のねじ挿通孔は図示省略。)を形成され、さらに、リング形状部材14のリング形状の部分に、この場合、この部分を2等分したとしてその一方の半円部分に2箇所、他方の半円部分に1個所、ねじ挿通孔142(図1参照)を貫通形成され、これに対応して前部側のハウジングピース101の一端面に、この場合、2箇所、後部側のハウジングピース102の一端面に、この場合、1個所それぞれ、ねじ孔(図示省略)が形成される。また、伸縮側ポール挿通部12は後部側のハウジングピース102の各合せ縁部の端部にねじ孔(図示省略)を形成され、前部側のハウジングピース101の外周面で後部側のハウジングピース102の各ねじ孔に対向する位置から(前部側のハウジングピース101の)合せ縁部端部にかけてねじ挿通孔116(図1参照)が貫通形成される。このようにして各ハウジングピース101、102が略円筒形に組み立てられた状態から、固定側ポール連結部11の突出部分110の周囲にリング形状部材14が被着され、このリング形状部材14はリング形状の部分の各ねじ挿通孔142から固定用のねじS2が通されハウジング1一端面の各ねじ孔に締結されて固定され、これにより固定側ポール連結部11側の各ハウジングピース101、102間が固定され、伸縮側ポール挿通部102側は後部側のハウジングピース102外周面の各ねじ挿通孔116から取付ねじS1が前部側のハウジングピース101の合せ縁部の各ねじ孔に締結されて固定される。
このロックユニットUの場合、ホルダー3はハウジング1の伸縮側ポール挿通部12の中間部120内に嵌合可能に全体が略円筒状に形成され、外周面に伸縮側ポール挿通部中間部120内の係止溝122に係合可能に凸起31が突設され、内周面は伸縮側のポールP2の外径よりも少し大きく形成され、その軸方向中間部に全周に円形のフランジ32が突設され(その中央は伸縮側のポールP2が挿通可能に穴になっていて)、ホルダー3の両端内部にそれぞれコイルスプリングの保持部33が形成される。すなわち、ホルダー3内にコイルスプリングの保持部33が2つ設けられる。この場合、凸起31はホルダー3の外周面の一部で軸心方向中央に伸縮側ポール挿通部12内の係止溝122に嵌合可能に円弧状に形成される。フランジ32は各保持部33においてのコイルスプリング5の一端を支持する部分であり、このホルダー3の場合、2つの保持部33をそれぞれホルダーとして見立てると、このフランジ32がホルダー内の一端であり、この一端のフランジ32に、図3に示すように、傾斜面321が付けられる。図3に示すように、このフランジ32の両側の面にそれぞれ、相互に180°反転された形状で、ホルダー3の軸心に対して斜めに形成され、このフランジ33の各傾斜面321の開口側に最も延びる位置(傾斜面321の最も高い位置)にさらに両端の開口に向けて小凸段部322が形成される。また、このホルダー3の両端開口縁部には相互に180°反転された位置に各保持部33に保持されるコイルスプリング5の一端を係止可能に係止溝34がホルダー3の軸心方向に向けて形成される。さらに、このホルダー3の両端開口の内周側縁部には、この両端開口の縁部に後述の各作動部材4を回転可能に係合させるため、一部に切欠部350を有する円弧状のガイド凸状部35を併せて形成される。このようにして各保持部33にコイルスプリング5が一端を係止溝34に係止されて斜めに保持され、コイルスプリング5の他端側の一部が少し保持部33から外部に突き出されるようになっている。
このロックユニットUの場合、2つの作動部材4が用いられる。2つの作動部材4は共に同じ構成で、それぞれ、中心に伸縮側のポールP2を挿通可能に円形のポール挿通孔40を有し、回転作動部をなす円形のガイドプレート41と、ガイドプレート41の片側一方の面に同心的に一体に連接され、内部にコイルスプリング5の保持部420を有する円筒部42と、円筒部42の外周部の一部にガイドプレート41とは反対方向に突出されて回転作動部をなすガイド凸起43とからなり、円筒部42の保持部420内に、図4に示すように、コイルスプリング5を斜めに支持するための傾斜面421が付けられ、円筒部42の一部にコイルスプリング5の他端を係止可能に係止溝423が形成される。
図4に示すように、この場合、ガイドプレート41はハウジング1の伸縮側ポール挿通部中間部120内の回転ガイド溝131に係合可能に形成される。円筒部42は保持部420がホルダー3の保持部33内に保持されるコイルスプリング5の保持部33から突き出される他端側の一部を保持可能に円筒状に形成され、ホルダー3の保持部33内に斜めに保持されるコイルスプリング55を斜めに支持可能に保持部420内のガイドプレート41側の端部に傾斜面421が形成される。また、この円筒部42のガイドプレート41とは反対側の開口縁部には内周側にホルダー3の開口縁部のガイド凸状部35に係合可能にガイド凹状部424が形成され、外周側がホルダー3の開口縁部の凹状の外周側に係合可能に凸状に形成される。係止溝423は円筒部42の開口縁部の一部にコイルスプリング5の他端を係止可能に軸方向に向けて形成される。ガイド凸起43はガイドプレート41の外周部よりも外側に少し突出される断面略三角形の凸形状で、円筒部42の外周部の一部からリングプレート41とは反対方向に向けて略三角柱状に突出形成される。なお、このガイド凸起43はホルダー3のコイルスプリング5の一端を係止するための係止溝34に対応する位置に係止溝34を外周面側から覆うように突出される。
このロックユニットUの場合、2つのコイルスプリング5が用いられる。2つのコイルスプリング5は共に同じ構成で、それぞれ、線材がホルダー3内の保持部33と作動部材4の保持部420との間に嵌合可能な大きさに螺旋状に巻回され、両端がホルダー3、作動部材4の各係止溝34、423に対応して係止可能に外周方向に折り曲げられる。
各コイルスプリング5はホルダー3の各保持部33内に各コイルスプリング5の一端がホルダー3端部の各係止溝34に係止されて保持され、このホルダー3の各端部に各作動部材4が、各作動部材4の円筒部42の各係止溝423に各コイルスプリング5の他端を係止されて、回転可能に組み合わせられる。この組み合わせにより、ホルダー3と各作動部材4との間で各コイルスプリング5の他端がホルダー3の両端開口の内周側縁部に各作動部材4を回転可能に係合させるために形成された円弧状のガイド凸状部35の一部に間欠される切欠部320の一端に配置され、各作動部材4はホルダー3の各端部に各コイルスプリング5を拡径する方向に、また、それを戻す方向に回転可能に係合される。このように組み合わせられたホルダー3、各コイルスプリング5及び各作動部材4は、この状態で、ハウジング1の伸縮側ポール挿通部中間部120内に組み込み配置される。ホルダー3は外周面の凸起31が中間部120内の係止溝122に嵌め込まれて中間部120内に固定配置され、各作動部材4はガイドプレート41が中間部120両端側の回転ガイド溝131に嵌入されて回転可能に配置され、各作動部材4の各ガイド凸起43は押しボタン装着部13内で押しボタン2内の各斜めの面22、23に係合される。この点は後述する。
このロックユニットUの場合、ガイド機構6は、各作動部材4の外周面にハウジング1の伸縮側ポール挿通部12内で押しボタン2の押下方向に対向して突出されるガイド凸起43(既述の作動部材4のガイド凸起43)と、押しボタン2に作動部材4に対向して形成され、各ガイド凸起43に係合し、漸次各ガイド凸起43から離間する方向に斜めに延びる2つのガイド面22、23(既述の押しボタン内の斜めの面22、23)を有する2つの加圧部221、231とからなり、常態として各ガイド凸起43と各加圧部221、231との係合により、この場合、各ガイド凸起43は押しボタン装着部13内で押しボタン2内部の両側部に配置され押しボタン2内部の各加圧部221、231(ガイド面22、23)に係合され、(この状態は各コイルスプリング5の付勢力により保持されて)押しボタン2を所定の高さに支持し、押しボタン2の(各コイルスプリング5の付勢力に抗する)押し操作により各加圧部221、231の各ガイド面22、23で各ガイド凸起43を各コイルスプリング5による伸縮側のポールP2の締め付け方向とは反対の周方向に押圧して各作動部材4を各コイルスプリング5の締め付けを緩める方向に回転案内し、この押しボタン2の押し操作の解除により各コイルスプリング5とともに各作動部材4を回転復帰して、各コイルスプリング5で伸縮側のポールP2を締め付け、各ガイド凸起43で押しボタン2を常態の所定の高さに押し戻し、支持するようになっている。
図5、図6に示すように、この場合、固定側のポールP1はロックユニットUの固定側ポール連結部11に突出端の開口111から差し込まれ、ハウジング1一端内(円形の穴の)奥側端の開口112まで押し入れられる。そして、固定側ポール連結部11の突出部分110の周囲に被着固定されたリング形状部材14の2つのねじ挿通部141から固定用のねじS2(図1参照)が通され、固定側のポールP1(のねじ孔)に締結されて、固定側のポールP1が固定側ポール連結部11に固定される。また、伸縮側のポールP2は、押しボタン2の押し操作により、ガイド機構6を介して、ホルダー3内の各コイルスプリング5が拡径された状態から、ハウジング1他端の開口から差し込まれて伸縮側ポール挿通部12に挿通され、伸縮側ポール挿通部12内で一方の作動部材4、ホルダー3内の各コイルスプリング5、他方の作動部材4を挿通されて、固定側ポール連結部11を通じて、固定側のポールP1内に通される。そして、押しボタン2の押し操作の解除により、ガイド機構6を介して、ホルダー3内で各コイルスプリング5が各コイルスプリング5の付勢力により回転復帰され、伸縮側のポールP2は各コイルスプリング5により締め付けられてロックされる。このようにして固定側、伸縮側の各ポールP1、P2がロックユニットUを介して連結される。そして、ロックユニットUの押しボタン2を同様に押し操作することにより、伸縮側のポールP2のロックが解除され、伸縮側のポールP2を固定側のポールP1から引き出すことにより又は固定側のポールP1に押し入れることにより、伸縮側のポールP2の高さ又は長さを調整することができる。
図5、図6に示すように、押しボタン2の押し操作前の状態(つまり、押しボタン2を押していない状態)は、ハウジング1内の各作動部材4の各ガイド凸起43が押しボタン装着部13内で押しボタン2内部の両側部に配置されて押しボタン2内部の各加圧部221、231のガイド面22、23に係合され、この状態が各コイルスプリング5の付勢力により保持される。この状態で、押しボタン2は各作動部材4の各ガイド凸起43により、所定の高さに支持される。
この状態から押しボタン2を各コイルスプリング5の付勢力に抗して押し操作すると、押しボタン2は外周面の各作動ガイド凸状部21と押しボタン装着部13の内周面の各作動ガイド溝132、133との係合案内により、図7、図8に示すように、押しボタン装着部13の開口130内に没入されていく。この押しボタン2の没入とともに、押しボタン2内の各加圧部221、231の各ガイド面22、23で各ガイド凸起43が押圧される。このとき押しボタン2は伸縮側のポールP2に対して直角に押下されるが、各加圧部221、231のガイド面22、23が各ガイド凸起43から漸次離間する方向に斜めに延びており、各ガイド凸起43が断面三角形状になっているので、各ガイド面22、23は各ガイド凸起43の外側の面に当接して各ガイド凸起43に対して相互に近接する方向に加圧し、各作動部材4が同方向に回転される。この押しボタン2の押下とともに各ガイド凸起43が各ガイド面22、23上を相対移動しながら、各作動部材4が同方向に回転され、ホルダー3内で各コイルスプリング5が伸縮側のポールP2に対する締め付けが緩められて、各コイルスプリング5によるロックが解除される。この状態で伸縮側のポールP2はフリーとなり、伸縮側のポールP2を固定側のポールP1から引き出したり固定側のポールP1に押し入れたりすることができ、伸縮側のポールP2の高さ又は長さを調整することができる。また、固定側のポールP1と伸縮側のポールP2とを連結する場合であれば、この状態にすることで、伸縮側のポールP2をロックユニットUの伸縮側ポール挿通部12に挿入することができる。
そして、伸縮側のポールP2の高さ又は長さを調整したら、又は伸縮側のポールP2をロックユニットUに挿通したら、押しボタン2の押し操作を解除する。この解除により、図5、図6に示すように、ハウジング1内のホルダー2内で各コイルスプリング5がその付勢力により元の状態に回転復帰され、このコイルスプリング5とともに各作動部材4が回転復帰されて各ガイド凸起43が相互に離間する方向に押しボタン2内の各ガイド面22、23上を同方向に相対移動し、押しボタン2は各ガイド凸起43により元の高さまで押し戻されて支持される。
(1)ホルダー3内の一端及び作動部材4のホルダー3に対向する面に傾斜面321、421が付けられて、ホルダー3内にコイルスプリング5が斜めに設置され、伸縮側のポールP2に対して斜めに(伸縮側のポールP2の外周面に引掛かるように)巻き付けられるので、コイルスプリング5による伸縮側のポールP2に対する締め付け力が上がり、このロックユニットUのロック性能(保持力)を向上させることができる。このロックユニットUの場合、2つのコイルリング5で、10kgfを超える重量物に十分に対応することができる。なお、このロックユニットUでは、2つのコイルリング5を用いたことで、万が一、一方のコイルスプリング5が切れた場合でも、他方のコイルスプリング5でポールが保持されるので、ポールが急激に伸縮されることがなく、安全であるという利点もある。また、コイルスプリング5はホルダー3内に保持され、作動部材4に押えられて、ハウジング1内に設置されるだけなので、ハウジング1内にコイルスプリング5を簡単に組み込むことができる。
(2)押しボタン装着部13はハウジング1の伸縮側ポール挿通部12の周面の一部が断面略台形に突出され、その突出面に開口130を有して形成され、押しボタン2が押しボタン装着部13に開口130内に出没可能に取り付けられるので、押しボタン2で手や指を痛めることなく安全に操作することができ、また、開口130からごみが入りにくいので、押しボタン2の操作性を良好に維持することができる。また、押しボタン装着部13の幅や大きさがハウジング1に比べて小さくなるので、このロックユニットUを持ちやすく握りやすくして、押しボタン2を片手で簡単に操作することができ、また、ロックユニットU全体をスマートにして意匠的デザインの向上を図ることができる。
(3)ガイド機構6は、作動部材4の外周面にハウジング1の伸縮側ポール挿通部12内で押しボタン2の押下方向に対向して突出されるガイド凸起43と、押しボタン2に作動部材4に対向して形成され、ガイド凸起43に係合し、漸次ガイド凸起43から離間する方向に斜めに延びるガイド面22、23を有する加圧部221、231とからなり、常態としてガイド凸起43と加圧部221、231との係合により押しボタン2を所定の高さに支持し、押しボタン2の押し操作により加圧部221、231のガイド面22、23でガイド凸起43をコイルスプリング5による伸縮側のポールP2の締め付け方向とは反対の周方向に押圧して作動部材4をコイルスプリング5の締め付けを緩める方向に回転案内し、押しボタン2の押し操作の解除によりコイルスプリング5とともに作動部材4を回転復帰して、コイルスプリング5で伸縮側のポールP2を締め付け、ガイド凸起43で押しボタン2を常態の所定の高さに押し戻すようにしたので、簡単で、信頼性、耐久性の高い構造を得ることができる。
(4)ハウジング1の固定側ポール連結部11の周囲にリング形状部材14が被着されるので、ハウジング1の組み立てが簡単で、ハウジング1の強度をアップすることができる。このロックユニットUの場合、ハウジング1に25Φ、16Φのポールが通されるが、ハウジング1に大きな負荷が加えられても、前部側、後部側の各ハウジングピース101、102が開くことがなく、ハウジング1を十分に補強することができる。また、リング形状部材14を用いたことで、ハウジング1に固定用のねじを少なくし、見栄えも良好に維持することができる。
また、この実施の形態では、押しボタン装着部13はハウジング1の伸縮側ポール挿通部12の周面の一部が断面略台形に突出形成されるものとしたが、断面略四角形又は断面略円形に突出されてもよい。また、押しボタン2も断面矩形状の箱形に代えて断面円形のケース形にしてもよい。
さらに、この実施の形態では、ハウジング1内に2つのコイルスプリング5が設置されているが、ハウジング1内のコイルスプリング5の設置数はホルダー3、及び作動部材4とともに増減可能で、コイルスプリング5によるポールに対する締め付け力及び押しボタン2に対する押圧力の調整が可能である。例えば、コイルスプリング5を1つにすれば、ポールに対する締め付け力は下がるが、押しボタン2は軽く押しやすくすることができる。このロックユニットUの場合、コイルスプリング5を1つにすることで、5kgf程度の重量物に対応することができる。また、コイルスプリング5を3つにすれば、押しボタン2は重く押しにくくなるが、ポールに対する締め付け力は上がることになる。このロックユニットUの用途により適宜変更される。
このようにしても上記実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、この実施の形態では、伸縮ポール用のロックユニットを例示したが、一対の支柱と各支柱間に架け渡されるバーとからなる洋服掛け、コート掛けなどの各支柱に伸縮ポールを使用する場合にも、このロックユニットを同様にして用いることができる。
図9はモニターなどの各種の装置を上下方向にスライド可能に支持する支持スタンドを示している。この支持スタンドは、中空の短い一方のポールP1と、このポールP1内に挿通される長いポールP2とからなり、短いポールP1が長いポールP2上で上下方向にスライド可能になっている。短いポールP1にアームAが取り付けられて、このアームAにモニターMが固定される。この場合、短いポールP1の下端にロックユニットUが連結されて、このロックユニットUにより短いポールP1が長いポールP2の任意の高さにロック可能になっている。モニターMの高さを変更する場合、ロックユニットUの押しボタン2を押しながら、長いポールP2上で短いポールP1を上下にスライドさせ、短いポールP2の位置決め後、押しボタン2の押し操作を解除すればよい。
図10はモニターなどの各種の装置を水平方向にスライド可能に支持する支持装置を示している。この支持装置は、中空の短い一対の一方のポールP1と、これらのポールP1内に挿通される長いポールP2とからなり、短い各ポールP1が長いポールP2上で水平方向にスライド可能になっている。この場合、短い各ポールP1にそれぞれアームAが取り付けられて、これらのアームAにモニターMが吊り下げられる。また、この場合、ロックユニットUはハウジングの他方のポール挿通部の他端(この場合、ハウジングの左端)に他方のポール挿通部と同心的に一方のポール連結部が連接され、ハウジングの両端に短いポールP1が連結可能になっている。なお、他方のポール挿通部の他端(左端)に一方のポール連結部を設ける場合、図2を参照して説明すると、図2のロックユニットUでは、他方のポール挿通部12が一方のポール連結部11よりも長く、ハウジング1の他端(左端)が他方のポールP2の外周面を保持可能に円筒状(断面円形の穴)に、この他端(断面円形の穴)に連続する中間部120が中空状に形成されて固定側ポール連結部11と隣接されているが、この他方のポール挿通部12の他端(断面円形の穴)に代えて一方のポール連結部が形成されてもよく、この他端(断面円形の穴)の外側端(つまり、図2中、左端)に連続して一方のポール連結部が形成されてもよい。この場合、外側端(つまり、左端)の一方のポール連結部は一端(つまり、右端)の一方の連結部11と同じ形状でもよく異なる形状でもよく、短いポールP1が固定可能な構造を有するものである限り、その形状は任意である。このようにしてハウジングの両端に短い各ポールP1が連結され、ロックユニットUにより短い各ポールP1が長いポールP2の長さ方向任意の位置にロック可能になっている。モニターMの位置を変更する場合、ロックユニットUの押しボタン2を押しながら、長いポールP2上で短い各ポールP1を水平方向にスライドさせ、短い各ポールP2の位置決め後、押しボタン2の押し操作を解除すればよい。
P2 伸縮側のポール
A アーム
M モニター
U フレキシブルロックユニット
1 ハウジング
101、102 ハウジングピース
S1 取付ねじ
S2 固定用のねじ
11 固定側ポール連結部(一方のポール連結部)
110 円筒状の突出部分
111 開口
112 開口
113 ねじ挿通孔
116 ねじ挿通孔
12 伸縮側ポール挿通部(他方のポール挿通部)
120 中間部
121 開口
122 係止溝
13 操作部材装着部
130 開口
131 回転ガイド溝
132、133 作動ガイド溝
134 凹部
14 リング形状部材
141 ねじ挿通孔
142 ねじ挿通孔
2 押しボタン
21 作動ガイド凸部
22、23 斜めの面(ガイド面)
221、231 加圧部
3 ホルダー
31 凸起
32 フランジ
321 傾斜面
322 小凸段部
33 保持部
34 係止溝
35 ガイド凸状部
350 切欠部
4 作動部材
40 ポール挿通孔
41 ガイドプレート
42 円筒部
420 保持部
421 傾斜面
423 係止溝
424 ガイド凹状部
43 ガイド凸起
5 コイルスプリング
6 ガイド機構
Claims (7)
- 中空の一方のポール内に他方のポールが挿通され、前記一方のポールを固定側、前記他方のポールを可動側として、前記一方のポールに対して前記他方のポールを伸縮方向にスライドさせる形式、又は前記一方のポールを可動側、前記他方のポールを固定側として、前記一方のポールを前記他方のポール上でスライドさせる形式、の前記一方のポールと前記他方のポールとのロックに用いるフレキシブルロックユニットであって、
全体が略筒状を呈し、一端に前記一方のポールを挿着可能な一方のポール連結部を、他端側に前記一方のポール連結部に連通し、前記一方のポール内に通される前記他方のポールを挿通可能な他方のポール挿通部を、前記他方のポール挿通部の周面に押しボタン装着部をそれぞれ有するハウジング、及び前記他方のポール挿通部の前記押しボタン装着部に前記他方のポール挿通部の周面に向けて押下可能に装着される押しボタンと、
前記ハウジングの前記他方のポール挿通部内に、前記他方のポール挿通部と同心的に前記他方のポールを挿通可能に固定配置される筒状のホルダー、及び前記他方のポールを挿通可能にポール挿通孔を有し、前記ホルダーの端部に前記他方のポール挿通部と同心的に回転可能に配置される作動部材と、
前記ホルダー内に、一端が前記ホルダーに係止され、他端が前記作動部材に係止されて、前記他方のポール挿通部に前記ホルダーを通して挿通される前記他方のポールに外嵌し、前記他方のポールの周面を締め付け可能に設置されるコイルスプリングと、
前記押しボタンと前記作動部材との間に形成され、常態として前記押しボタンを前記ハウジングの前記他方のポール挿通部の周面から所定の高さに支持し、前記押しボタンの押し操作により、前記作動部材を前記コイルスプリングを前記他方のポールに対して緩める方向に回転案内し、前記押しボタンの押し操作の解除により前記コイルスプリングとともに前記作動部材を回転復帰して前記押しボタンを常態の所定の高さに押し戻すガイド機構と、
を備え、
前記押しボタンの押し操作により、前記他方のポールのロックを解除する、
ことを特徴とするフレキシブルロックユニット。 - ホルダー内の一端及び/又は作動部材の前記ホルダーに対向する面に傾斜面が付けられて、前記ホルダー内に前記コイルスプリングは斜めに設置され、他方のポールに対して斜めに巻き付けられる請求項1に記載のフレキシブルロックユニット。
- 押しボタン装着部はハウジングの他方のポール挿通部の周面の一部が断面略台形又は略四角形に突出され、その突出面に開口を有してなり、押しボタンは前記押しボタン装着部に前記開口内に出没可能に取り付けられる請求項1又は2に記載のフレキシブルロックユニット。
- ガイド機構は、作動部材の外周面にハウジングの他方のポール挿通部内で押しボタンの押下方向に対向して突出されるガイド凸起と、前記押しボタンに前記作動部材に対向して形成され、前記ガイド凸起に係合し、漸次前記ガイド凸起から離間する方向に斜めに延びるガイド面を有する加圧部とからなり、常態として前記ガイド凸起と前記加圧部との係合により前記押しボタンを所定の高さに支持し、前記押しボタンの押し操作により前記加圧部のガイド面で前記ガイド凸起を前記コイルスプリングによる前記他方のポールの締め付け方向とは反対の周方向に押圧して前記作動部材を前記コイルスプリングの締め付けを緩める方向に回転案内し、前記押しボタンの押し操作の解除により前記コイルスプリングとともに前記作動部材を回転復帰して、前記コイルスプリングで前記他方のポールを締め付け、前記ガイド凸起で前記押しボタンを常態の所定の高さに押し戻す請求項1乃至3のいずれかに記載のフレキシブルロックユニット。
- ハウジングの一方のポール連結部の周囲にリング形状部材が被着される請求項1乃至4のいずれかに記載のフレキシブルロックユニット。
- ハウジング内のコイルスプリングの設置数がホルダー、及び作動部材とともに増減されて、前記コイルスプリングによるポールに対する締め付け力及び押しボタンに対する押圧力が調整される請求項に1乃至5のいずれかに記載のフレキシブルロックユニット。
- ハウジングは他方のポール挿通部の他端に前記他方のポール挿通部と同心的に一方のポール連結部が連接され、前記ハウジングの両端に一方のポールが連結可能に形成される請求項1乃至6のいずれかに記載のフレキシブルロックユニット。
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