JP6656036B2 - 伸縮脚装置における伸縮ロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、脚立や、作業台や、梯子等の高所作業装置に設けられた伸縮脚装置における伸縮ロック装置に関する。
従来、脚立等の高所作業装置における伸縮脚装置は、主脚と、該主脚に沿って摺動自在な伸縮脚とから成り、前記伸縮脚に前記摺動方向に列設された多数のラック歯を設けると共に、前記主脚に取付けたブラケットに前記ラック歯に対し係脱自在に係止する係止歯を備えた主レバーを設け、これにより伸縮ロック装置を構成している。
そこで、伸縮ロック装置の係止を解除し、伸縮脚を摺動することにより、脚体を所定の長さとした状態で、伸縮ロック装置を再び係止すれば、作業者の搭乗位置を所望の高さとした状態で高所作業を行うことができる。
前記主レバーは、主軸を介して正逆回動自在に軸支され、常時、スプリングにより係止歯をラック歯に係止する正転方向に弾発付勢されており、更に、該主レバーには、副軸を介して回動自在に軸支された副レバーを設けることが好ましい。
前記副レバーは、主レバーの被動部に当接する可動位置と前記被動部から離間する不可動位置の間で正逆回動自在とされている。
そこで、前記副レバーを可動位置に回動した状態で、該副レバーの尾端部に形成された摘み片をユーザが指先で押動すると、該副レバーと共に主レバーをスプリングに抗して容易に逆転方向に回動させることができ、伸縮ロック装置の係止解除のための操作性を良好とする。
その一方で、前記副レバーを不可動位置に回動したとき、該副レバーに設けられたストッパと、前記ブラケットに設けたアームが相互に臨まされるように構成されており、これにより、主レバーを逆転不能にロックする。つまり、前記ストッパとアームにより主レバーの逆転を阻止するレバーロック手段が構成され、作業中、不慮に伸縮ロック装置が係止解除される危険を防止している。
特開2011−226061号公報
本出願人が先に提案した特許文献1によれば、前記副レバーを設けることにより、伸縮ロック装置の係止を解除するための主レバーの操作が容易であり、しかも、係止時には主レバーの逆転を阻止するレバーロック手段により安全を確保する利点がある。
しかしながら、従来技術を完成度の高いものとするためには、更に改良を加えることが好ましい。例えば、上述の構成の場合、伸縮ロック装置の設計及び製造に関連して、前記レバーロック手段を構成する副レバーのストッパと、該ストッパを受止めるアーム付きのブラケットの相互において、所定の条件が必要なため、高所作業装置の全体の設計に制約が生じ、しかも、部品相互の組付けにも高精度の作業が求められる。更に、新たな課題として、現場のニーズからは、副レバーを可動位置と不可動位置に回動したとき、ユーザの指先にクリック感を与えることが望ましい。
本発明は、上記に鑑み、伸縮ロック装置の構成部品のうち、主レバー及び主軸と、副レバー及び副軸と、スプリングに関して、上記ブラケットの設計の制約を受けないユニット化が可能であり、しかも、該ユニットを所定の個所に取付けるだけで、上述のようなレバーロック手段を簡単に実現することができ、更に、ユニット自体により、副レバーの可動位置と不可動位置でのクリック感と位置決めを可能にした装置を提供するものである。
そこで、本発明が手段として構成したところは、主脚と該主脚に沿って摺動自在な伸縮脚とから成る伸縮脚装置に関して、前記主脚と伸縮脚の一方に前記摺動方向に列設された多数のラック歯を設け、他方に固定された固定部から前記ラック歯に向けて主レバーの係止歯を係脱自在に係止させる伸縮ロック装置であり、前記主レバーは、前記固定部に設けた主軸を介して正逆回動自在に軸支され、正転方向に回動されたとき前記係止歯をラック歯に係止させると共に、逆転方向に回動されたとき前記係止歯をラック歯から離脱させ、前記固定部の弾支手段に弾接されたスプリングにより正転方向に弾発付勢されており、前記主レバーに副軸を介して該主レバーの被動部に当接する可動位置と前記被動部から離間する不可動位置の間で正逆回動自在に軸支された副レバーを設け、該副レバーは、前記可動位置に回動されたとき前記主レバーを逆転方向に回動可能とし、前記不可動位置に回動されたとき、前記主レバーを逆転方向に回動不能にロックするレバーロック手段を備えて成る構成において、前記副レバーは、前記副軸を中心として所定半径を有する円周の上で、前記弾支手段に臨む個所をロック位置とし、前記主軸の外周面に交差する個所を圧接位置として、前記円周に沿う当接面を有する可撓性の舌片を設けており、前記舌片は、副レバーの回動により前記圧接位置に移動したときは前記当接面を主軸の外周面に圧接することにより変形し、前記副レバーを可動位置に回動したときは主軸を乗り越えクリック復元することにより可動位置の位置決め手段を形成し、前記副レバーを不可動位置に回動したときは主軸を乗り越えクリック復元することにより不可動位置の位置決め手段を形成するように構成されて成る点にある。
本発明の実施形態において、前記舌片は、前記副レバーを不可動位置に回動したとき前記ロック位置に移動することにより前記レバーロック手段を構成する。
好ましくは、前記副レバーは、前記副軸に軸支された軸受板を備え、該軸受板から前記舌片を延設しており、前記軸受板と舌片の間に周溝を形成すると共に、前記舌片を軸受板に対して前記副軸の軸方向に偏位させている。
本発明によれば、伸縮ロック装置9は、主レバー14及び主軸13と、副レバー16及び副軸15と、スプリング17によるユニット化が可能であるから、高所作業台のブラケット等を含む固定部9に関する設計の制約を受けることがなく、ユニットとしての設計が簡単容易であり、しかも、該ユニットを固定部9の所定個所に取付けるだけで、レバーロック手段30を簡単に実現することができるという効果がある。
特に、副レバー16に可撓性の舌片31を設けることにより、ユニット自体により、副レバー16の可動位置P1と不可動位置P2でのクリック感を可能にすると共に、位置決め手段31a、31bを構成することが可能になるという利点がある。
本発明の伸縮ロック装置を備えた伸縮脚装置を実施した高所作業装置の1例としての脚立を示す斜視図である。 図1の矢印Eで示す部分を拡大して示す断面図である。 伸縮ロック装置の構成部品を分解状態で示す斜視図である。 本発明の1実施形態に係る伸縮ロック装置の構成部品を組付けた状態のユニットを示す斜視図である。 副軸に軸支された副レバーと、主軸と、弾支手段の関係を示しており、(A)は斜視図、(B)は側面図、(C)はA−A線断面図、(D)は舌片が主軸に圧接されることにより変形した状態を示す断面図である。 伸縮ロック装置の作用に関して、(A)は副レバーが可動位置に回動させられた状態で主レバーがスプリングにより正転方向に弾発付勢された状態を示す断面図、(B)は副レバーの尾端部の摘み片を押動することにより主レバーをスプリングに抗して逆転させた状態を示す断面図である。 伸縮ロック装置の作用に関して、(A)は副レバーを可動位置から不可動位置に向けて回動させることにより舌片を圧接位置に移動した状態を示す断面図、(B)はB−B線拡大断面図である。 伸縮ロック装置の作用に関して、(A)は副レバーを不可動位置に回動させた状態を示す断面図、(B)は舌片をレバーロック手段として有効に機能させる拘束手段を示す断面図である。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
図面は、高所作業装置の1例として脚立を示している。しかしながら、本発明は、脚立に限らず、作業台や梯子等のように、作業者が高所で作業を行うための高所作業装置であれば良く、広範囲に実施可能であることを諒解されたい。
図1に例示する脚立は、左右に配置される第1脚体1aと第2脚体1bを備えており、両脚体1a、1bの上端部を相互に枢結手段(図示省略)により枢結することにより、開閉可能に構成され、開いた状態で連結される係脱自在な開き止め装置2を設けている。
第1脚体1a及び第2脚体1bは、それぞれ一対の脚柱1c、1cの間に天板3と複数の踏桟4a、4bを架設した梯子状に形成され、各脚柱1は、主脚5と、該主脚5に摺動自在に嵌挿された伸縮脚6により、伸縮脚装置を構成している。
図2に示すように、伸縮脚6には、前記摺動方向に列設された多数のラック歯7aを有する帯状のラック7が設けられており、主脚5には、該主脚5に固定された固定部8から前記ラック7の歯7aに係脱自在に係止する伸縮ロック装置9が設けられている。図例の場合、主脚5の下端近傍部にブラケット10を介して下側の踏桟4aが固設されており、該ブラケット10と踏桟4aの両者により前記固定部8が構成されている。
前記主脚5、伸縮脚6、踏桟4aは、それぞれアルミニウムの押出材により形成されている。前記主脚5は、前記脚柱1cの内側に向けて開口する断面溝形部材により形成され、下端部にガイド筒体11を固着しており、前記伸縮脚4aは、角筒状に形成され、前記ガイド筒体11を挿通して主脚5の内部に嵌挿され、前記ラック7を主脚5の溝部に臨ませている。
前記踏桟4aは、概ね角筒状に形成され、下面に平行なレール状のリブ12、12を突設しており、該踏桟4aの端部を前記主脚5の溝部に臨ませた状態で、該主脚5の両外側面に前記ブラケット10、10により固着されている。
尚、ラック7と伸縮ロック装置9に関して、図示実施形態は、ラック7を伸縮脚6に設け、伸縮ロック装置9を主脚5の固定部8に設けた構成を示しているが、反対に、ラック7を主脚5に設け、伸縮ロック機構9を伸縮脚6の固定部に設けても良く、要するに、主脚5と伸縮脚6を相対的に伸縮方向に摺動自在に嵌合し、固定部の側からラック歯7aに係脱自在に係止する伸縮ロック装置9を設ける構成であれば良い。
(伸縮ロック装置)
図2ないし図4に示すように、伸縮ロック装置9は、前記固定部8に主軸13を介して正逆回動自在に軸支される主レバー14と、該主レバー14に副軸15を介して正逆回動自在に軸支される副レバー16と、前記主レバー14を正転方向に弾発付勢するスプリング17により、ユニット化を可能とするように構成されている。
(主レバー)
前記主軸13は、前記ブラケット10、10の軸孔18、18の間に配置されるパイプ軸13aにより構成され、該パイプ軸13aを挿通するボルト等の取付軸19によりブラケット10、10に取着される。前記主レバー14は、主軸13と一体に取付軸19の廻りを回動するように構成しても良いが、図示実施形態では、主軸13の廻りを回動するように構成されている。
前記主レバー14は、前記主軸13に軸支された軸受部20と、該軸受部20から前記ラック7に向けて延びるアーム21と、前記踏桟4aの下面に向けて延びる被動部22を備えており、前記アーム21に係止歯23を設けると共に、前記軸受部20と被動部22の間に前記副軸15を挿通支持する挿通部24を設けている。
前記スプリング17は、主レバー14の両側に位置して前記主軸13に外挿される一対のコイル部25、25と、両コイル部の一端部から延びて門形に連結された付勢部26と、他端部から延びる弾支部27を備えており、前記付勢部26を主レバー14の被動部22の上面に当接すると共に、前記弾支部27を踏桟4aの下面により構成された弾支手段28に弾接するように構成されている。
図2及び図4に示すように、主軸13を取付軸19によりブラケット10、10に取付けた状態において、主レバー14は、前記被動部22をスプリング17により図示矢印Dで示すように押し下げられることにより、正転方向A1に向けて回動付勢され、アーム21の係止歯23をラック7のラック歯7aに係止している。そこで、前記被動部22をスプリングに抗して矢印Uで示すように押し上げられると、逆転方向A2に回動することにより、前記係止歯23をラック歯7aから離脱する。
(副レバー)
前記副レバー16は、主レバー14の挿通部24に挿通された副軸15の両端部に軸支される一対の軸受板29、29と、該軸受板29の外周部に設けられたレバーロック手段30及び舌片31と、前記軸受板29から延設された板状のアーム32を備えており、該アーム32の上面に凹部33を形成している。
図2及び図4に示すように、副レバー16は、前記副軸15を介して正転方向B1と逆転方向B2に回動自在に軸支され、前記アーム32の凹部33に前記主レバー14の被動部22を受入れた状態で当接させられた可動位置P1(図6参照)と、前記アーム32を前記被動部22から離間する不可動位置P2(図8参照)との間で回動自在である。
副レバー16を図2に示す可動位置P1に回動させた状態において、前記アーム32が主レバー14の被動部22の下面にオーバラップされており、主レバー14を逆転方向A2に回動させるための操作片として機能する。つまり、前記係止歯23をラック歯7aから離脱させるときは、ユーザが指先で板状のアーム32を押し上げることにより、主レバー14をスプリング17に抗して容易に回動させることができる。
前記副レバー16は、可撓性プラスチック素材で一体成形され、上述のように前記軸受板29の外周部に舌片31を設けている。図5に示すように、軸受板29と舌片31の間には周溝34が形成され、該舌片31を軸受板29に対して前記副軸15の軸方向に偏位させている。図示実施形態の場合、一対の軸受板29、29の両外側に周溝34を形成し、舌片31、31を外側に向けて傾斜状態で偏位させている。
図5(B)に示すように、舌片31は、前記副軸15を中心として所定半径Rを有する円周Cに関して、該円周上で前記踏桟4aの下面の弾支手段28に臨む個所をロック位置M1とし、前記主軸13の外周面を交差する個所を圧接位置M2として、該円周Cに沿う当接面35を形成している。そこで、舌片31は、副レバー16の回動により前記圧接位置M2に移動させられたときは、前記当接面34を主軸13の外周面に圧接することにより変形する。このため、副レバー16を前記可動位置P1から不可動位置P2に向けて正転回動B1すると、舌片31が変形を伴って主軸13を乗り越えた後、クリック復元することにより不可動位置の位置決め手段を形成し、反対に、副レバー16を不可動位置P2から可動位置P1に向けて逆転回動B2すると、舌片31が変形を伴って主軸13を乗り越えた後、クリック復元することにより可動位置の位置決め手段を形成する。
前記クリック復元とは、変形させられた状態から、触感によるクリック感を伴って瞬時に復元する動作であり、図5(D)に示すように、舌片31は、当接面35を主軸13に圧接されたとき、軸受板29に対して偏位させられた状態から、前記周溝34を介して更に偏位する方向に変形し、圧接状態から解放されると、瞬時に復元する。
図示実施形態の場合、副レバー16の軸受板29は、前記舌片31に対して、正転方向B1に隣り合う周突部36を設けている。周突部36は、副レバー16を回動したとき、主軸13の外周面に圧接されずに通過するように構成されており、図8(A)に示すように、副レバー16を不可動位置P2に回動したとき、前記舌片31と周突部36の両方が前記踏桟4aの下面に形成された弾支手段28に臨まされる。従って、図示実施形態の場合は、舌片31と周突部36の2個所により、主レバー14を逆転方向A2に向けて回動不能にロックするレバーロック手段30が構成されている。しかしながら、レバーロック手段30は、必ずしも舌片31と周突部36の両方により構成する必要はなく、少なくとも、何れか一方により構成すれば良い。
この際、舌片31により構成されるレバーロック手段30は、上述のように周溝34を介して撓み変形可能なため、図8(B)に示すように、舌片31をレバーロック手段30として有効に機能させる拘束手段37を設けることが好ましい。図例の場合、固定部8を構成する踏桟4aの下面に突設した一対のレール状リブにより拘束手段37、37を構成しており、副レバー16を不可動位置P2に回動したとき、舌片31、31を一対のリブから成る拘束手段37、37の間に進入させるように構成している。従って、この状態から主レバー14と共に舌片31を押上げ、固定部8の底面に押圧したときでも、舌片31が変形することはなく、これにより、主レバー14の逆転を好適に阻止する。
(作用)
図6ないし図8に伸縮ロック装置9の作用を示している。図6は、副レバー16を可動位置P1に回動した状態を示しており、図6(A)に示すように、主レバー14は、スプリング17の弾発付勢力を受けることにより、正転方向A1に向けて付勢され、係止歯23をラック歯7aに係止し、伸縮脚6を摺動不能にロックした状態を示している。この状態から、図6(B)に示すように、副レバー16のアーム32を操作片として押上げると、主レバー14をスプリング17に抗して逆転方向A2に回動させることができ、これにより伸縮脚6の摺動を可能にする。
伸縮脚6を摺動不能にロックした状態で、主レバー14を逆転方向A2に回動不能とするようにレバーロックするためには、副レバー16を図8に示す不可動位置P2に向けて正転方向B1に回動する。
副レバー16の回動途中において、舌片31は、図7に示すように、主軸13の外周面に圧接され、変形させられることにより、強い摩擦抵抗を生じる。従って、仮に、この状態で副レバー16が停止させられたとしても、主レバー14は、主軸13に対して回動困難な状態とされ、スプリング17に打ち勝つ外力が与えられた場合でも、逆転方向A2に回動することはない。
副レバー16を不可動位置P2に向けて更に回動すると、前記舌片31が主軸13を乗り越えるや否やクリック復元し、不可動位置P2の位置決め手段を構成する。図8に示すように、主軸13を乗り越えた舌片31の周方向端部が該主軸13の外周面に臨むことにより位置決め手段31aを構成し、従って、副レバー16は、簡単に逆転方向B2に回動しないように位置決めされる。
不可動位置P2に回動した状態で、副レバー16の前記レバーロック手段30が踏桟4aの下面に形成された弾支手段28に臨まされており、これにより、主レバー14の逆転方向A2の回動を阻止する。即ち、主レバー14の逆転方向A2の回動は、前記レバーロック手段30が弾支手段28に当接することにより阻止され、従って、主レバー14の係止歯23がラック歯7aから離脱することはない。
ところで、伸縮脚6を伸縮するため、主レバー14の係止歯23をラック歯7aから離脱させる必要があるときは、再び、副レバー16を図6に示す可動位置P1まで回動させれば良いが、この場合も、回動途中において、舌片31が主軸13の外周面に圧接されつつ変形し、主軸13を乗り越えるや否やクリック復元し、可動位置P1の位置決め手段を構成する。図6(A)に示すように、主軸13を乗り越えた舌片31の周方向端部が該主軸13の外周面に臨むことにより位置決め手段31bを構成し、従って、副レバー16は、簡単に正転方向B1に回動しないように位置決めされる。
上記のように構成された伸縮ロック装置9は、図4に示すように、主軸13を介して正逆回動自在に軸支される主レバー14と、該主レバー14に副軸15を介して正逆回動自在に軸支される副レバー16と、前記主レバー14を正転方向に弾発付勢するスプリング17により、ユニット化が可能であり、クリック復元と位置決め手段31a、31bを構成する舌片31は、該ユニットの設計に際して、主軸13及び副軸15の位置と、前記円周Cを考慮するだけで簡単容易に提供することができる。つまり、高所作業台の固定部8を構成する踏桟4a及びブラケット10との関係を考慮しなければならないような制約を受けることがない。
そして、ユニット化された伸縮ロック装置9を取付けるに際しても、固定部8に対する主軸13の取付位置(図示実施形態の場合、ブラケット10の軸孔18の位置)を考慮するだけで良く、スプリング17を弾接させる弾支手段28を利用することにより、レバーロック手段30を機能させることが可能であり、取付けのために必要な作業も簡単容易である。
1a 第1主脚
1b 第2主脚
1c 脚柱
2 開き止め装置
3 天板
4a、4b 踏桟
5 主脚
6 伸縮脚
7 ラック
7a ラック歯
8 固定部
9 伸縮ロック装置
10 ブラケット
11 ガイド筒
12 リブ
13 主軸
13a パイプ軸
14 主レバー
15 副軸
16 副レバー
17 スプリング
18 軸孔
19 取付軸
20 軸受部
21 アーム
22 被動部
23 係止歯
24 挿通部
25 コイル部
26 付勢部
27 弾支部
28 弾支手段
29 軸受版
30 レバーロック手段
31 舌片
31a 不可動位置の位置決め手段
31b 可動位置の位置決め手段
32 アーム
33 凹部
34 周溝
35 当接面
36 周突部
37 拘束手段

Claims (3)

  1. 主脚と該主脚に沿って摺動自在な伸縮脚とから成る伸縮脚装置に関して、前記主脚と伸縮脚の一方に前記摺動方向に列設された多数のラック歯(7a)を設け、他方に固定された固定部(8)から前記ラック歯に向けて主レバー(14)の係止歯(23)を係脱自在に係止させる伸縮ロック装置であり、
    前記主レバー(14)は、前記固定部に設けた主軸(13)を介して正逆回動自在に軸支され、正転方向(A1)に回動されたとき前記係止歯をラック歯に係止させると共に、逆転方向(A2)に回動されたとき前記係止歯をラック歯から離脱させ、前記固定部の弾支手段(28)に弾接されたスプリング(17)により正転方向(A1)に弾発付勢されており、
    前記主レバー(14)に副軸(15)を介して該主レバーの被動部(22)に当接する可動位置(P1)と前記被動部(22)から離間する不可動位置(P2)の間で正逆回動自在に軸支された副レバー(16)を設け、該副レバーは、前記可動位置(P1)に回動されたとき前記主レバーを逆転方向(A2)に回動可能とし、前記不可動位置(P2)に回動されたとき、前記主レバーを逆転方向(A2)に回動不能にロックするレバーロック手段(30)を備えて成る構成において、
    前記副レバー(16)は、前記副軸(15)を中心として所定半径(R)を有する円周(C)の上で、前記弾支手段(28)に臨む個所をロック位置(M1)とし、前記主軸(13)の外周面に交差する個所を圧接位置(M2)として、前記円周に沿う当接面(35)を有する可撓性の舌片(31)を設けており、
    前記舌片(31)は、副レバーの回動により前記圧接位置(M2)に移動したときは前記当接面を主軸の外周面に圧接することにより変形し、前記副レバーを可動位置(P1)に回動したときは主軸を乗り越えクリック復元することにより可動位置の位置決め手段(31b)を形成し、前記副レバーを不可動位置(P2)に回動したときは主軸を乗り越えクリック復元することにより不可動位置の位置決め手段(31a)を形成するように構成されて成ることを特徴とする伸縮脚装置における伸縮ロック装置。
  2. 前記舌片(31)は、前記副レバー(16)を不可動位置(P2)に回動したとき前記ロック位置(M1)に移動することにより前記レバーロック手段(30)を構成して成ることを特徴とする請求項1に記載の伸縮脚装置における伸縮ロック装置。
  3. 前記副レバー(16)は、前記副軸(15)に軸支された軸受板(29)を備え、該軸受板から前記舌片(31)を延設しており、
    前記軸受板(29)と舌片(31)の間に周溝(34)を形成すると共に、前記舌片(31)を軸受板(29)に対して前記副軸(15)の軸方向に偏位させて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の伸縮脚装置における伸縮ロック装置。
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