JP3207186U - 杖の伸縮構造 - Google Patents

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淑珍 鄭
淑珍 鄭
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Abstract

【課題】 複数段の調整が可能な杖の伸縮構造を提供する。【解決手段】 第一パイプ10と第二パイプ20と段調整軸30と回動部材40を有し、第一パイプ10に保持部材11が設置され、第二パイプ20は、第一パイプ10に挿入され、複数対の段調整穴21が形成され、段調整軸30は、第二パイプ20に貫設され、回転軸部31と摺動軸部32と複数の弾性部材33を備え、回転軸部31が第二パイプ20の下端から突出して取り付けられ、摺動軸部32が進退可能に回転軸部31に取り付けられ、段調整穴21と対応して摺動穴が形成され、1つの弾性部材33が選択可能に対応した摺動穴から突出して段調整穴21に係合されると共に第一パイプ10の保持部材に保持され、回動部材40は、回転軸部31と連動するように環装されると共に回転可能に第二パイプ20の下端に取り付けられ、回動部材40を回転して段調整軸30を上下に摺動させて複数段の調整ができる。【選択図】 図2

Description

本考案は特に、杖のパイプを多数段調整することができる杖の伸縮構造に関するものである。
従来の杖は、内径が異なる複数のパイプを有し、そのうち、内径の小さいパイプが摺動可能に内径の大きいパイプに挿し込まれることによって、複数のパイプを伸縮自在に接続することから、使用者は自分の身長に応じて杖を所望の長さに調整することができる。
図8に示すように、従来の杖は、最下位置にあるパイプ91の下端に滑り止め部材92が2つのボルト93によって取り付けられて滑り止め効果を提供できるが、その滑り止め部材92はパイプ91の下端に固定されていることから、パイプ91の長さを調整することができない。
また、従来の杖のパイプ構造により杖の長さを調整すると、一方のパイプを他方のパイプに対して大幅に伸ばすことはできるが、細かい調整ができず、隣り合った2本のパイプをしっかりと位置決めして所定の長さに維持することもできないことから、使用者の身長にピッタリと合うように調整することができないと共に、使用途中で杖が突然に短くなる恐れもあるので、使用上に不便であった。
本考案の杖の伸縮構造は、
下端内部に保持部材が設置される、第一パイプと、
外径が前記第一パイプの内径よりも小さく、摺動可能に前記第一パイプに挿入され、周壁に複数対の段調整穴が長手方向に沿って間隔をおいて形成され、周壁の下端近傍に解錠穴が形成される、第二パイプと、
前記第二パイプに貫設され、回転軸部と、摺動軸部と、複数の弾性部材を備え、そのうち、回転軸部が、前記第二パイプの下端から突出するように取り付けられ、上段の外周壁に外ネジ山が設けられ、中段に進退移動により前記解錠穴と係合する係合構造が設置され、該摺動軸部が、進退可能に回転軸部に取り付けられ、下段に外ネジ山と螺合する内ネジ山が形成され、上段周壁における、前記複数対の段調整穴と対応する箇所に複数対の長型の摺動穴が形成され、該各摺動穴の一側壁に複数の段位置を有し、該複数の摺動穴がそれぞれ異なる段位置に突出口が凹設され、該複数の弾性部材がそれぞれ、対応する対の摺動穴に摺動可能に取り付けられ、そのうちの1つの弾性部材の両端が選択可能に該摺動穴の突出口から突出して段調整穴に係合されると共に第一パイプの保持部材に保持される、段調整軸と、
前記段調整軸の回転軸部に環装されると共に、回転可能に前記第二パイプの下端に取り付けられ、固定座と、解錠座と、摺動リングと、回転座を備え、そのうち、固定座が、前記第二パイプの下端内部に嵌め込まれ、その周壁に前記解錠穴と対応する挿入穴が形成され、該解錠座が、前記固定座と対応するように第二パイプの下端に環装され、上端の外周面に止め凸縁が設けられ、周壁の相対する両側に1対の押圧リブが底部から斜上方へ向って設けられ、該押圧リブの内側面に前記固定座の挿入穴及び第二パイプの解錠穴と対応する押圧凸部が凸設され、該押圧凸部が進退可能に前記挿入穴及び解錠穴に挿し込まれて係合構造を挿入穴及び解錠穴から離間させ、該摺動リングが摺動可能に前記解錠座に環装され、その内周面の上側に該解錠座の止め凸縁を収容するための収容凹部が形成されると共に、内周面の下側に該止め凸縁よりも小径な、前記1対の押圧リブを押圧するための押圧内壁が設けられ、該回転座が、前記段調整軸の回転軸部と連動するように、回転可能に前記第二パイプの下端に取り付けられる、回動部材とを有するものである。
かかる杖の伸縮構造において、
前記摺動軸部が、2つの断面半円弧状の摺動半軸部からなり、該2つの摺動半軸部が互いに組み合わされ、前記各対の摺動穴が該2つの摺動半軸部の対応する箇所に形成され、
前記各弾性部材が摺動半軸部の間に位置するように、対応する1対の摺動穴に取り付けられることが好ましい。
かかる杖の伸縮構造において、
前記回転軸部の下段の外周面に連続歯状の突起部が設けられ、
前記回転座の上面の中心に回転軸部の突起部と係合可能な結合凹部が凹設されることが好ましい。
かかる杖の伸縮構造において、前記係合構造は、段調整軸の中段に収容穴が凹設され、該収容穴にバネが嵌め込まれ、更に、外側から該バネに当接するボタンが該収容穴に嵌め込まれ、該ボタンがバネの付勢力によって進退可能に解錠穴に嵌め込まれることが好ましい。
かかる杖の伸縮構造において、前記弾性部材は、U字形のバネを備え、該バネの両端にそれぞれ係止ボタンが取り付けられ、該係止ボタンが選択可能に摺動穴の突出口から突出するように段調整穴に係合されることが好ましい。
かかる杖の伸縮構造において、前記第二パイプの周壁における下端と解錠穴との間に1対の固定穴が形成され、
前記固定座の周壁に前記1対の固定穴に係合される1対の突出部が設けられることが好ましい。
かかる杖の伸縮構造において、前記固定座の下端の外周面に第二パイプの下端に当接するように当接凸縁が設けられ、
前記解錠座の下端の内周面に、固定座の当接凸縁に当接する底縁が設けられることが好ましい。
かかる杖の伸縮構造において、前記回転座の中心を貫挿するように段調整軸の回転軸部にボルトが螺合されることが好ましい。
かかる杖の伸縮構造において、前記第一パイプの下端近傍の周壁の相対する両側に1対の係合穴が形成され、前記保持部材が該1対の係合穴と対応するように第一パイプに嵌め込まれ、前記弾性部材の両端が摺動穴の突出口から突出して段調整穴に係合される時、前記弾性部材の両端が第一パイプの係合穴に係合されて保持部材に保持され、
また、前記第一パイプの下端の外周面に保持リングが該保持部材と対応するように環装され、該保持リングの周壁に、該1対の係合穴と対応する1対の指挟み防止部が設けられることが好ましい。
本考案に係る杖の伸縮構造によれば、以下に示すようなメリットを奏することができる。
1.回動部材40によって第二パイプ20を伸縮自在に第一パイプ10から伸ばすことができると共に、段調整軸30によって複数段の長さ調整を行えることから、杖を使用者の身長に合うように長さ調整することができる。
2.杖を所望の長さに調整して摺動リング43を放すと、回転軸部31の係合構造311が第二パイプ20の解錠穴22及び固定座41の挿入穴410に挿し込まれて位置決めされ、弾性部材33の係止ボタン331が、対応する第二パイプ20の段調整穴21から突出すると共に、第一パイプ10の保持部材11及び保持リング12が、該第二パイプ20の段調整穴21から突出した係止ボタン331に係止されることによって、第二パイプ20をしっかりと第一パイプ10に固定できることから、杖が突然に縮まることはないので、安全性が非常に高い。
3.回動部材40の摺動リング43が環状を呈することから、解錠時には解錠座42に対して持ち上げるだけでよく、取り外す必要はないので、紛失することはない。
4.回転座44を回転させるだけで、杖の長さを自由且つ簡単に調整することができる。
本考案に係る杖の伸縮構造の斜視図である。 本考案に係る杖の伸縮構造の部分分解斜視図である。 本考案に係る杖の伸縮構造における第二パイプ及び段調整軸の分解斜視図である。 本考案に係る杖の伸縮構造における第二パイプと段調整軸と回動部材の部分断面図である。 本考案に係る杖の伸縮構造において、摺動リングを解錠座に対して持ち上げた時の第二パイプと段調整軸と回動部材の部分断面図である。 本考案に係る杖の伸縮構造において、最も上にある弾性部材が最も上にある段調整穴に係合された状態を示す部分断面図である。 本考案に係る杖の伸縮構造において、次の弾性部材が次の段調整穴に係合された状態を示す部分断面図である。 従来の杖における最下位置のパイプ及び滑り止め部材の分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、本考案に係る杖の伸縮構造は、第一パイプ10と、第二パイプ20と、段調整軸30と、回動部材40を有する。
図2乃至図4に示すように、前記第一パイプ10は、中空状を呈するパイプであり、下端近傍の周壁の相対する両側に1対の係合穴101が形成され、該第一パイプ10の下端内部に、前記1対の係合穴101に対応するように保持部材11が嵌め込まれ、該第一パイプ10の下端の外周面に保持リング12が該保持部材11と対応するように環装され、該保持リング12の周壁に、該1対の係合穴101と対応する1対の指挟み防止部120が設けられる。
前記第二パイプ20は、中空状を呈し、外径が前記第一パイプ10の内径よりも小さく、摺動可能に該第一パイプ10に挿入され、周壁に複数対の段調整穴21が長手方向に沿って間隔をおいて形成され、周壁の下端近傍に解錠穴22が形成されると共に、周壁の下端と解錠穴22との間に1対の固定穴23が形成され、そのうち、該各対の段調整穴21は互いに相対するように第二パイプ20の周壁に形成され、該1対の固定穴23も互いに相対するように第二パイプ20の周壁に形成される。また、該第二パイプ20の上端にストッパー24が固定される。
前記段調整軸30は、ストッパー24の下側に位置するように第二パイプ20に貫設され、回転軸部31と、摺動軸部32と、複数の弾性部材33を備え、その内、該回転軸部31は、第二パイプ20の下端から突出するように該第二パイプ20の下側に取り付けられ、該回転軸部31の上段の外周壁に外ネジ山310が設けられ、中段に係合構造311が径方向に沿って進退自在に解錠穴22から突出するように嵌め込まれ、下段の外周面に連続歯状の突起部312が設けられ、そのうち、該係合構造311は、収容穴3110と、バネ3111と、ボタン3112を備え、該収容穴3110は、段調整軸30の中段の外周面に径方向に凹設され、該バネ3111が収容穴3110に嵌め込まれ、該ボタン3112が外側からバネ3111に当接するように該収容穴3110に取り付けられ、該ボタン3112がバネ3111の付勢力によって進退可能に解錠穴22に嵌め込まれるように係合される。
前記摺動軸部32は、摺動可能に回転軸部31に取り付けられ、該摺動軸部32が回転軸部31に対して上方へ摺動した時、前記ストッパー24によって摺動軸部32を止めることから、該摺動軸部32が第二パイプ20の上部から脱出することはない。また、該摺動軸部32は、下段内部に外ネジ山310と螺合する内ネジ山320が形成され、該摺動軸部32の上段内部に取付穴321が長手方向に沿って形成され、該摺動軸部32の上段周壁における、第二パイプ20の複数対の段調整穴21と対応する箇所に複数対の摺動穴322が取付穴321と連通するように形成され、該各対の摺動穴322は、長手方向に沿って形成される長型穴であり、且つ該摺動軸部32の周壁に互いに相対するように形成され、また、該各摺動穴322の一側壁に突出口323が凹設される。
さらに、前記摺動穴322の数は段調整穴21の数と一致し、該各摺動穴322の一側壁に該摺動穴322の数と一致する複数の段位置がそれぞれ上下方向に沿って形成され、該複数の摺動穴322はそれぞれ異なる段位置に突出口323が凹設され、そのうち、該摺動穴322が上側からの順番によって、該摺動穴322の一側壁にその順番と対応する段位置に突出口323が凹設される。すなわち、図3に示した本実施例によると、前記複数の摺動穴322のうち、最も上にある摺動穴322における一側壁の最も上段位置に突出口323が凹設され、次の摺動穴322の一側壁における次段位置に突出口323が凹設され、更に次の摺動穴322の一側壁における更に次の段位置に突出口323が凹設され、最も下の摺動穴322の一側壁における最も下段位置に突出口323が凹設される。
前記弾性部材33は、取付穴321に収容するように対応する対の摺動穴322に摺動可能に取り付けられ、U字形のバネ330を備え、該バネ330の両端にそれぞれ係止ボタン331が取り付けられ、該係止ボタン331は、摺動穴322の突出口323から突出するように選択可能に段調整穴21に係合される。
さらに、本実施例において、摺動軸部32は、2つの断面半円弧状の摺動半軸部32a、32bからなり、一方の摺動半軸部32aの内面に複数対の凸部が長手方向に沿って間隔をおいて凸設されると共に、他方の摺動半軸部32bの内面に複数の凹部が長手方向に沿って間隔をおいて凹設され、該摺動半軸部32aの凸部が摺動半軸部32bの凹部に係合されることにより摺動軸部32を構成して内ネジ山320及び取付穴321を形成する。また、前記各対の摺動穴322はそれぞれ、摺動半軸部32a、32bの対応する箇所に形成されると共に、該各弾性部材33は、対応する摺動穴322に取り付けられるように摺動半軸部32a、32bの間に設置される。
前記回動部材40は、段調整軸30の回転軸部31に環装されると共に、回転可能に第二パイプ20の下端に取り付けられ、固定座41と、解錠座42と、摺動リング43と、回転座44と、ボルト45を備え、そのうち、固定座41は、管状を呈し、段調整軸30の回転軸部31に環装されつつ、第二パイプ20の下端内部に嵌め込まれ、該固定座41の周壁に解錠穴22と対応する1対の挿入穴410が形成され、該固定座41の周壁に前記1対の固定穴23に係合される1対の突出部411が設けられ、該固定座41の下端の外周面に第二パイプ20の下端に当接するように当接凸縁412が設けられ、該解錠座42は、管状を呈し、固定座41と対応するように第二パイプ20の下端に環装され、上端の外周面に止め凸縁420が設けられ、周壁の相対する箇所に1対の押圧リブ421が底部から斜上方へ向って設けられ、該押圧リブ421の内側面における固定座41の挿入穴410及び第二パイプ20の解錠穴22と対応する押圧凸部422が凸設され、該押圧凸部422が進退可能に挿入穴410及び解錠穴22に挿し込まれて回転軸部31の係合構造311を挿入穴410及び解錠穴22から離間させ、該解錠座42の下端の内周面に、固定座41の当接凸縁412に当接する底縁423が設けられる。
前記摺動リング43は、環状を呈し、摺動可能に解錠座42及び段調整軸30の回転軸部31に環装されつつ、第二パイプ20の下端に取り付けられ、その内周面の上側に解錠座42の止め凸縁420を収容するための収容凹部430が形成されると共に、内周面の下側に収容凹部430及び止め凸縁420よりも小径な、1対の押圧リブ421を押圧するための押圧内壁431が設けられ、前記回転座44は、段調整軸30の回転軸部31と連動するように、回転可能に第二パイプ20の下端に取り付けられ、上面中心に回転軸部31の突起部312と係合する結合凹部440が凹設され、前記ボルト45は、回転座44の中心を貫挿するように段調整軸30の回転軸部31に螺合される。
図5に示すように、本考案に係る杖の伸縮構造において、第二パイプ20を第一パイプ10に対して長さを調整する場合に、摺動リング43を解錠座42に対して持ち上げると、摺動リング43の押圧内壁431が解錠座42の押圧リブ421を径方向へ押して押圧凸部422を解錠穴22及び挿入穴410に押し込み、そして、押圧リブ421の押圧凸部422が、係合構造311を挿入穴410及び解錠穴22から離間させるように解錠する。
図1、図2、図5、図6に示すように、最上位置の弾性部材33が最上位置の段調整穴21に係合されることによって、第二パイプ20が第一パイプ10に対して伸ばした状態から杖の長さを短くしようとする場合に、図2及び図5に示すように、前記回転座44の回転に連動した回転軸部31も第二パイプ20に対して回転することから、回転軸部31の外ネジ山310が摺動軸部32の内ネジ山320に螺合されることによって、摺動軸部32を回転軸部31及び第二パイプ20に対して摺動させ、そのため、図7に示すように、最も上にある摺動穴322の突出口323が最も上にある段調整穴21と一直線に対応しなくなり、最も上にある弾性部材33の係止ボタン331が第二パイプ20の内周壁によって突出口323及び段調整穴21から摺動穴322へ押し込まれる。
この同時に、次の摺動穴322の突出口323が次の段調整穴21と一直線に対応するようになり、次の弾性部材33がバネ330の付勢力によって係止ボタン331により突出口323から突出して段調整穴21に係止される。
そして、摺動リング43を放すと、押圧リブ421が復位することによって、その係合構造311が固定座41の挿入穴410及び第二パイプ20の解錠穴22に嵌め込まれ、このとき、第一パイプ10が第二パイプ20に対して摺動し、保持部材11及び保持リング12が段調整穴21から突出した係止ボタン331に係止されると、第二パイプ20を第一パイプ10に位置決めて固定することができる。
また、保持リング12の指挟み防止部120が係止ボタン331と対応するようにカバーされることから、使用者の指を挟むことはないので、非常に安全である。
さらに、前記摺動リング43を解錠座42に対して再度持ち上げて回転座44を回し続ければ、摺動軸部32が回転軸部31及び第二パイプ20に対して摺動し、前記次の摺動穴322の突出口323が前記次の段調整穴21から離脱して、前記次の弾性部材33の係止ボタン331が第二パイプ20の内周壁によって突出口323及び段調整穴21から摺動穴322へ押し込まれ、そして、更に次の摺動穴322の突出口323が更に次の段調整穴21と一直線に対応するようになり、更に次の弾性部材33がバネ330の付勢力によって係止ボタン331により突出口323から突出し段調整穴21に係止される。
そして、摺動リング43を放すと、押圧リブ421が復位することによって、その係合構造311が固定座41の挿入穴410及び第二パイプ20の解錠穴22に嵌め込まれ、このとき、第一パイプ10が第二パイプ20に対して摺動し、保持部材11及び保持リング12が段調整穴21から突出した係止ボタン331に係止されると、第二パイプ20を第一パイプ10に位置決めて固定することができる。
このように、本考案の杖の伸縮構造によれば、所望の長さに調整することができる。
一方、本考案に係る杖の伸縮構造において、第二パイプ20を第一パイプ10内に縮退させて収納する場合には、摺動リング43を解錠座42に対して持ち上げ、回転座44を回して全ての係止ボタン331を第二パイプ20に押し込めば、第二パイプ20を第一パイプ10に収納することができる。
本考案に係る杖の伸縮構造によれば、以下に示すようなメリットを奏することができる。
1.回動部材40によって第二パイプ20を伸縮自在に第一パイプ10から伸ばすことができると共に、段調整軸30によって複数段の長さ調整を行えることから、杖を使用者の身長に合うように長さ調整することができる。
2.杖を所望の長さに調整して摺動リング43を放すと、回転軸部31の係合構造311が第二パイプ20の解錠穴22及び固定座41の挿入穴410に挿し込まれて位置決めされ、弾性部材33の係止ボタン331が、対応する第二パイプ20の段調整穴21から突出すると共に、第一パイプ10の保持部材11及び保持リング12が、該第二パイプ20の段調整穴21から突出した係止ボタン331に係止されることによって、第二パイプ20をしっかりと第一パイプ10に固定できることから、杖が突然に縮まることはないので、安全性が非常に高い。
3.回動部材40の摺動リング43が環状を呈することから、解錠時には解錠座42に対して持ち上げるだけでよく、取り外す必要はないので、紛失することはない。
4.回転座44を回転させるだけで、杖の長さを自由且つ簡単に調整することができる。
10 第一パイプ
101 係合穴
11 係止部材
12 保持リング
120 指挟み防止部
20 第二パイプ
21 段調整穴
22 解錠穴
23 固定穴
30 段調整軸
31 回転軸部
310 外ネジ山
311 係合構造
3110 収容穴
3111 バネ
3112 ボタン
32 摺動軸部
32a、32b 摺動半軸部
320 内ネジ山
321 取付穴
322 摺動穴
323 突出口
33 弾性部材
330 バネ
331 係止ボタン
40 回動部材
41 固定座
410 挿入穴
411 突出部
412 当接凸縁
42 解錠座
420 止め凸縁
421 押圧リブ
422 押圧凸部
423 底縁
43 摺動リング
430 収容凹部
431 押圧内壁
44 回転座
440 結合凹部
45 ボルト
91 パイプ
92 滑り止め部材
93 ボルト

Claims (9)

  1. 下端内部に保持部材が設置される、第一パイプと、
    外径が前記第一パイプの内径よりも小さく、摺動可能に前記第一パイプに挿入され、周壁に複数対の段調整穴が長手方向に沿って間隔をおいて形成され、周壁の下端近傍に解錠穴が形成される、第二パイプと、
    前記第二パイプに貫設され、回転軸部と、摺動軸部と、複数の弾性部材を備え、そのうち、回転軸部が、前記第二パイプの下端から突出するように取り付けられ、上段の外周壁に外ネジ山が設けられ、中段に進退移動により前記解錠穴と係合する係合構造が設置され、該摺動軸部が、進退可能に回転軸部に取り付けられ、下段に外ネジ山と螺合する内ネジ山が形成され、上段周壁における、前記複数対の段調整穴と対応する箇所に複数対の長型の摺動穴が形成され、該各摺動穴の一側壁に複数の段位置を有し、該複数の摺動穴がそれぞれ異なる段位置に突出口が凹設され、該複数の弾性部材がそれぞれ、対応する対の摺動穴に摺動可能に取り付けられ、そのうちの1つの弾性部材の両端が選択可能に該摺動穴の突出口から突出して段調整穴に係合されると共に第一パイプの保持部材に保持される、段調整軸と、
    前記段調整軸の回転軸部に環装されると共に、回転可能に前記第二パイプの下端に取り付けられ、固定座と、解錠座と、摺動リングと、回転座を備え、そのうち、固定座が、前記第二パイプの下端内部に嵌め込まれ、その周壁に前記解錠穴と対応する挿入穴が形成され、該解錠座が、前記固定座と対応するように第二パイプの下端に環装され、上端の外周面に止め凸縁が設けられ、周壁の相対する両側に1対の押圧リブが底部から斜上方へ向って設けられ、該押圧リブの内側面に前記固定座の挿入穴及び第二パイプの解錠穴と対応する押圧凸部が凸設され、該押圧凸部が進退可能に前記挿入穴及び解錠穴に挿し込まれて係合構造を挿入穴及び解錠穴から離間させ、該摺動リングが摺動可能に前記解錠座に環装され、その内周面の上側に該解錠座の止め凸縁を収容するための収容凹部が形成されると共に、内周面の下側に該止め凸縁よりも小径な、前記1対の押圧リブを押圧するための押圧内壁が設けられ、該回転座が、前記段調整軸の回転軸部と連動するように、回転可能に前記第二パイプの下端に取り付けられる、回動部材とを有することを特徴とする杖の伸縮構造。
  2. 前記摺動軸部が、2つの断面半円弧状の摺動半軸部からなり、該2つの摺動半軸部が互いに組み合わされ、前記各対の摺動穴が該2つの摺動半軸部の対応する箇所に形成され、
    前記各弾性部材が摺動半軸部の間に位置するように、対応する1対の摺動穴に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の杖の伸縮構造。
  3. 前記回転軸部の下段の外周面に連続歯状の突起部が設けられ、
    前記回転座の上面の中心に回転軸部の突起部と係合可能な結合凹部が凹設されることを特徴とする請求項1または2に記載の杖の伸縮構造。
  4. 前記係合構造は、段調整軸の中段に収容穴が凹設され、該収容穴にバネが嵌め込まれ、更に、外側から該バネに当接するボタンが該収容穴に嵌め込まれ、該ボタンがバネの付勢力によって進退可能に解錠穴に嵌め込まれることを特徴とする請求項3に記載の杖の伸縮構造。
  5. 前記弾性部材は、U字形のバネを備え、該バネの両端にそれぞれ係止ボタンが取り付けられ、該係止ボタンが選択可能に摺動穴の突出口から突出するように段調整穴に係合されることを特徴とする請求項4に記載の杖の伸縮構造。
  6. 前記第二パイプの周壁における下端と解錠穴との間に1対の固定穴が形成され、
    前記固定座の周壁に前記1対の固定穴に係合される1対の突出部が設けられることを特徴とする請求項5に記載の杖の伸縮構造。
  7. 前記固定座の下端の外周面に第二パイプの下端に当接するように当接凸縁が設けられ、
    前記解錠座の下端の内周面に、固定座の当接凸縁に当接する底縁が設けられることを特徴とする請求項6に記載の杖の伸縮構造。
  8. 前記回転座の中心を貫挿するように段調整軸の回転軸部にボルトが螺合されることを特徴とする請求項7に記載の杖の伸縮構造。
  9. 前記第一パイプの下端近傍の周壁の相対する両側に1対の係合穴が形成され、前記保持部材が該1対の係合穴と対応するように第一パイプに嵌め込まれ、前記弾性部材の両端が摺動穴の突出口から突出して段調整穴に係合される時、前記弾性部材の両端が第一パイプの係合穴に係合されて保持部材に保持され、
    また、前記第一パイプの下端の外周面に保持リングが該保持部材と対応するように環装され、該保持リングの周壁に、該1対の係合穴と対応する1対の指挟み防止部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の杖の伸縮構造。
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