JP2015080581A - 乳幼児診察室 - Google Patents

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【課題】子どものストレスや不安を軽減し、子どもが安心して長時間楽しく遊びながら、安全に点滴を行うことができる空間を有する乳幼児診察室を提供する。
【解決手段】 診察を行うための診察スペース2と、診察スペース2の床面21から所定高さH1高い位置に床面31が位置するように診察スペース2に隣接して設けられる点滴処置スペース3と、を備える乳幼児診察室1であって、点滴処置スペース3の診察スペース1に対向する側の壁32の所定高さH2の位置に設けられ、壁32の幅方向に延びるスライドレールを有するレール部7と、スライドレールに対してスライド自在に設けられ、点滴容器を取り付け可能な点滴スライド部8とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、子どもが遊びながら点滴を行うことができる空間を有する乳幼児診察室に関する。
従来から、医院の診察室は、一般的に診療機能を満たすための設備や機器が設置され、清潔で作業を行いやすい環境に設計されており、子どもにとっては、見慣れない、温かみのない空間となっている。そのため、小児科等の診察室では、子どもの居心地を考慮して、子ども向けの色やイラスト等を使用した空間デザインが施されている所もある。
ところで、小児がん等の重篤な疾病を持つ子どもの場合、長時間の点滴を必要とすることがあり、診療時間を含む長時間の滞在が必要となる。通常、大人の場合には、点滴容器が取り付けられている点滴スタンドを自分で移動させることができるので、点滴をしながら移動が可能である。また、病室の天井に点滴用レールを設けて、病室内の患者の移動に応じて、点滴容器を移動させることができる構造も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−230071号公報
しかしながら、幼児等の子どもの場合には、動き回って点滴スタンドを倒してしまう虞があるため、危険が伴うと共に、動き等も制限されてしまうため、不安やストレスを感じやすく、点滴スタンドを使用することは難しい。また、特許文献1のように、単に病室等の天井に点滴容器の移動を可能にするための点滴用レールを設けた構造は、子どもが楽しく過ごせるような空間として設計されているものではなく、通常の居室にいる場合等とも異なり、子どもにとっては、不安やストレスを感じやすい空間となる。また、小児科等の診察室のように子ども向けの色やイラスト等を使用した空間デザインが施された場合でも、医師がいる、設備機器が備えられた空間に入って行くことは、居室にいる場合等とは異なり、子どもにとって不安やストレスを生じるものとなる。
このように従来は、長時間の滞在が必要となる疾病の場合に、子どもが安心して、遊びながら滞在することができる空間を有する診察室はなかった。また、遊んだり動き回ったりする子どもが、安全に点滴を行いながら滞在できる設備もなかった。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、子どものストレスや不安を軽減し、子どもが安心して長時間楽しく遊びながら、安全に点滴を行うことができる空間を有する乳幼児診察室を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の乳幼児診察室は、診察を行うための診察スペースと、前記診察スペースの床面から所定高さ高い位置に床面が位置するように前記診察スペースに隣接して設けられる点滴処置スペースと、を備える乳幼児診察室であって、前記点滴処置スペースの前記診察スペースに対向する側の壁の所定高さ位置に設けられ、前記壁の幅方向に延びるスライドレールを有するレール部と、前記スライドレールに対してスライド自在に設けられ、点滴容器を取り付け可能な点滴スライド部と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の乳幼児診察室は、前記点滴スライド部が、前記スライドレールに対してスライド自在に設けられるパネル部材と、上方側へ延びた状態で前記パネル部材に固定され、点滴ポンプを取り付け可能な棒部材と、前記棒部材の上端側に設けられ、前記点滴処置スペースの前記壁と対向する裏面側に前記点滴容器を取り付けるためのフックを有する板部材と、を備えることを特徴としている。
請求項3に記載の乳幼児診察室は、前記レール部の上部には、前記点滴ポンプに電源を供給するためのコンセントが設けられていることを特徴としている。
請求項4に記載の乳幼児診察室は、前記診察スペースと前記点滴処置スペースとの出入口を開閉するゲートが設けられていることを特徴としている。
請求項5に記載の乳幼児診察室は、前記診察スペースと前記点滴処置スペースとの境界には、ベンチが設けられていることを特徴としている。
請求項6に記載の乳幼児診察室は、前記点滴処置スペースの前記レール部が設けられている前記壁に対して直交する方向の寸法は、1〜2mの範囲内に設定されていることを特徴としている。
請求項7に記載の乳幼児診察室は、前記レール部の下方には、繰り返し書き消し可能なボードが設けられていることを特徴としている。
請求項1に記載の乳幼児診察室によれば、診察スペースとは別に、診察スペースに隣接して点滴処置スペースを設けているので、子どもに居室にいるような印象を与えながら点滴を行うことができ、子どもの点滴に対する不安やストレスを軽減し、安心感を与えることができる。また、点滴処置スペースは、診察スペースに隣接して設けられているので、診察スペースにいる医師や母親らが点滴処置スペースで点滴をしている子どもの様子を容易に窺うことができる。また、点滴処置スペースの床面は、診察スペースの床面よりも所定高さ高い位置に設けているので、診察スペースの床面の埃等が点滴処置スペース内に侵入してくることを抑制し、点滴処置スペース内を清潔に保つことができる。また、点滴容器を取り付け可能な点滴スライド部は、点滴処置スペースの壁の幅方向に延びるスライドレールに対してスライド自在に設けられているので、子どもは、点滴処置スペース内を自由に動き回りながら遊ぶことができ、点滴中も不安やストレスを与えることなく、楽しく過ごすことができる。また、点滴容器が取り付けられる点滴スライド部をスライド自在に案内するスライドレールを有するレール部は、点滴処置スペースの壁に設けられているので、子どもは点滴の存在をあまり意識することなく過ごすことができ、点滴に対する不安やストレスを軽減することができる。
請求項2に記載の乳幼児診察室によれば、点滴容器は、スライドレールに対してスライド自在に設けられるパネル部材に固定された棒部材の上端側に設けられた板部材の裏面側に取り付けられているため、点滴処置スペース内にいる子どもからは、点滴容器が板部材に隠れた状態になるので、子どもの点滴に対する不安やストレスを軽減することができる。また、点滴ポンプは、スライドレールに対してスライド自在に設けられるパネル部材に固定された棒部材に取り付けられるので、子どもが点滴処置スペースを動き回った場合、点滴ポンプもその動きに応じて移動するため、点滴を安全に行うことができる。
請求項3に記載の乳幼児診察室によれば、点滴ポンプに電源を供給するためのコンセントがレール部の上部に設けられているので、子どもが点滴処置スペースを動き回った場合に、誤って子どもが点滴ポンプの配線を抜いてしまう等の虞がないため、安全に点滴ポンプを駆動することができる。
請求項4に記載の乳幼児診察室によれば、診察スペースと点滴処置スペースとの出入口を開閉するゲートが設けられているので、点滴処置スペースにいる子どもが点滴中に診察スペースへ移動してしまうことにより、点滴針が外れてしまうことを防止することができる。
請求項5に記載の乳幼児診察室によれば、診察スペースと点滴処置スペースとの境界には、ベンチが設けられているので、診察スペースにいる医師や母親は、ベンチに座った状態で、点滴処置スペースで点滴をしている子どもの様子を見守ることができる。
請求項6に記載の乳幼児診察室によれば、点滴処置スペースのレール部が設けられている壁に対して直交する方向の寸法は、1〜2mの範囲内に設定されているので、子どもが点滴中に点滴処置スペース内を動き回った場合でも、点滴針が外れてしまうことを防止することができる。
請求項7に記載の乳幼児診察室によれば、レール部の下方には、繰り返し書き消し可能なボードが設けられているので、点滴中の子どもは、レール部の近くでお絵かきを楽しむことができる。これにより、お絵かき中は、子どもが点滴処置スペース内を走り回ったりすることを抑制することでき、より安全に点滴を行うことができる。
本発明に係る乳幼児診察室の一例を示す概略平面断面図である。 図1におけるA−A線断面図である。 図1におけるB−B線断面図である。 図1におけるC−C線断面図である。 図1におけるD−D線断面図である。 レール部及び点滴スライド部の一例を示す一部拡大断面図である。 点滴処置スペースから診察スペースを見た場合のゲート閉鎖時の概略正面図である。 点滴処置スペースから診察スペースを見た場合のゲート開放時の概略正面図である。
以下、本発明に係る乳幼児診察室の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本発明の実施形態に乳幼児診察室1は、主に乳幼児の診察や点滴を行うための診察室であって、図1〜図3に示すように、診察を行うための診察スペース2と、該診察スペース2の床面21から所定高さH1高い位置に床面31が位置するように隣接して設けられる点滴処置スペース3とを有している。尚、図3の断面図では、説明のために一部の構成を省略して図示している。
診察スペース2は、医師が診察等を行うための空間であって、図1〜図3に示すように、当該診察スペース2の床面21から点滴処置スペース3の床面31へ通じる段差部22が2箇所に設けられており、一方の段差部22の反対側には乳幼児診察室1に出入りするための開口部23が設けられている。段差部22は、床面21から床面31までの高さH1が30cm程度になるように、2段で構成されている。尚、床面21から床面31までの高さH1及び段差の数は、上記の構成に限定されるものではなく、高さH1は、診察スペース2にいる医師や母親らが診察スペース2から点滴処置スペース3内の様子を窺うことができる程度の高さに設定されていれば良く、段差の数も高さH1に応じて適宜設定しても良い。また、開口部23には、当該開口部23を開閉自在にする扉を設けるようにしても良い。
診察スペース2には、図1〜図4に示すように、医師が診察等を行うために、引出し41付のカウンターテーブル4が壁24側に配置されており、該カウンターテーブル4の隣には洗面台5が配置されている。また、カウンターテーブル4及び洗面台5の上方には、吊棚6が壁24に固定されて設けられており、医療具や乳幼児用の備品等が収納できるようになっている。また、吊棚6の洗面台5側は、ベビータオルを積み重ねて収納できるように構成されており、収納されたベビータオルは下から抜き取ることができるように、下端側の取出口にはローラーパイプ61が設けられている。
点滴処置スペース3は、子どもが点滴をつけたまま長時間遊びながら滞在することができる空間であって、床面31は、例えば、柔らかいタイルカーペット仕様で構成されており、子どもが床面31に座って遊んだり、寝転んだりしてくつろぐことができるように設計されている。また、この点滴処置スペース3の診察スペース2に対向する側の壁32には、図5に示すように、壁32の幅方向に長尺なレール部7が設けられている。
レール部7は、図2及び図3に示すように、壁32に対して略垂直に突出するように略直方体状に形成されており、床面31からの高さが所定高さH2の位置に固定されている。レール部7の高さH2は、例えば、100cm程度に設定されており、2,3歳の幼児が立っている場合でも頭が当たらない程度の高さになっている。このレール部7は、図6に示すように、先端側の上下に壁32の幅方向に延びる溝状のスライドレール71がそれぞれ形成されており、このスライドレール71に点滴容器が取り付けられる点滴スライド部8がスライド自在に設けられる。また、詳しくは図示しないが、レール部7の上部の幅方向略中央には、点滴ポンプに電源を供給するためのコンセントが設けられている。そのため、点滴ポンプの配線は、レール部7の上部に位置するので、子どもが点滴中に誤って点滴ポンプの配線を抜いてしまうことを防止することができる。尚、レール部7は、上記の構造に限定されるものではなく、点滴スライド部8を壁31の幅方向にスライド自在に案内できるものであれば良い。
点滴スライド部8は、図5及び図6に示すように、スライドレール71に対してスライド自在に設けられるパネル部材81と、大小2本の棒部材82,83と、一方の棒部材82の上端側に設けられる板部材84とを備えている。
パネル部材81は、薄板状に形成された部材であって、図6に示すように、上下のスライドレール71に沿ってスライドするように、スライドレール71の溝内を転動するローラを有するローラ部材9が裏面側の上下にそれぞれ取り付けられている。また、パネル部材81の表面側には、所定間隔あけて互いに平行になるように大小2本の棒部材82,83が固定されている。
棒部材82は、上方側へ延びた状態でパネル部材81の表面側に設けられるものであって、上端がパネル部材81の上端よりも高くなるように設けられている。棒部材82では、図6に示すように、上下方向に所定間隔あけて2本の支持片85が突出して設けられており、この支持片85が、例えば、パネル部材81の表面にねじ止めされることにより固定されている。この棒部材82は、詳しくは図示しないが、後述するフック86に取り付けられる点滴容器の薬剤を定期的に送り出すための点滴ポンプを取り付けるためのものであって、点滴ポンプは棒部材82に取り付けることができる不図示のグリップ部材等によって保持される。
棒部材83は、棒部材82と同様に上方側へ延びた状態でパネル部材81の表面側に設けられるものであって、棒部材82よりも短く形成されている。この棒材83は、図3及び図5に示すように、高さがパネル部材81の高さと略同一の寸法に形成されている。この棒部材83には、主に点滴の薬剤が入った点滴容器とポンプとが一体化された点滴装置が、不図示のグリップ部材等によって取り付けられる。
板部材84は、図2及び図5に示すように、壁32と裏面側が対向するように棒部材82の上端側に設けられている。この板部材84は、裏面に点滴容器を吊り下げるためのフック86を有している。従って、点滴処置スペース3内にいる子どもからは、点滴容器は板部材84の裏側に隠れた状態になる。尚、この板部材84の形状等は、特に限定されるものではないが、動物等の顔の形に形成したり、表面側に子ども向けのデザインを施すようにしたりしても良い。
点滴処置スペース3では、図1〜3、5に示すように、レール部7の下方に繰り返し書き消し可能なボード10が設けられている。尚、図1では、レール部7の先端の位置を二点鎖線で示している。ボード10としては、例えば、多機能ガラス黒板と呼ばれる繰り返し書き消し可能なボード状のものを好適に用いることができる。多機能ガラス黒板は、特殊な表面処理を施した機能性ガラスによって形成されており、ホワイトボードに比べて容易に書き消しが可能であるので、子どもが何度でも自由に落書き等をすることができる。また、このような多機能ガラス黒板をレール部7の下方に設けることにより、点滴中の子どもは、レール部7の近くでお絵かきを楽しむことができるので、子どもが点滴処置スペース3内を走り回ったりすることを抑制し、安全に点滴を行うことができる。また、通常の黒板等を用いた場合のようにチョークの粉等が付着して汚れることも防止できるので、点滴処置スペース3内を清潔に保つことができる。尚、ボード10は、必ずしも多機能ガラス黒板に限定されるものではなく、その他の繰り返し書き消し可能なボード部材であれば良く、落書き機能付きのタッチパネル等であっても良い。また、ボード10の隣には、本棚11が配置されており、お絵かき以外にも絵本等を読みながら点滴を行うことができ、点滴中の子どもが退屈しないようになっている。また、点滴処置スペース3内には、体重計12や身長計13等が備えられており、体重や身長も点滴処置スペース3内で測定できるようになっている。
点滴処置スペース3では、図1に示すように、壁32に対して直交する方向(奥行方向)の寸法L1が1〜2mの範囲内に設定されており、子どもが遊べる広さを確保しつつ、子どもが点滴中に点滴処置スペース3内を動き回った場合でも、点滴針が外れてしまうことを防止することができる寸法に設定されている。
また、図1〜図3及び図5〜図7に示すように、診察スペース2と点滴処置スペース3との出入口となるそれぞれの段差部22を上がった所に位置する点滴処置スペース3側には、当該出入口をスライド開閉自在とするゲート14がそれぞれ設けられている。このゲート14は、高さが30〜40cm程度に設定されており、点滴処置スペース3にいる子どもが点滴中に診察スペース2へ入ってくることを防ぐ役割を果たしている。また、このそれぞれの出入口の間に位置し、診察スペース2と点滴処置スペース3の境界に位置する箇所には、ベンチ15と収納台16が連続して設けられている。また、診察スペース2と点滴処置スペース3の境界の本棚11に対向する位置には、そで壁17が形成されている。
ベンチ15は、図1及び図5に示すように、略直方体状に形成されており、座面が3つ設けられている。このベンチ15は、診察スペース2の床面21から座面までの高さH3が70cm程度に設定されており、平均的な身長を有する大人であれば、点滴処置スペース3側からでも診察スペース2側からでも座ることができるようになっている。従って、医師や母親らは診察スペース2側からベンチ15に座った状態で、点滴処置スペース3内で点滴をしている子どもの様子を見守ることも可能である。尚、ベンチ15の形状や高さH3は、上記に限定されるものではなく、診察スペース2及び点滴処置スペース3の広さ、段差部22の高さ等に応じて適宜設定される。また、ベンチ15の点滴処置スペース3側に位置する裏面側には、図1及び図7に示すように、ゲート14の開放時にゲート14を収容するための凹部15aが形成されている。
収納台16は、図1及び図5に示すように、略直方体状に形成されており、上面には乳幼児体重計18が載置されている。この収納台16の点滴処置スペース3側に位置する裏面側には、図7に示すように、ゲート14の閉鎖時に出し入れ可能な収納空間16bが設けられており、点滴処置スペース3内で子どもが点滴中に遊ぶためのおもちゃ等が収納できるようになっている。また、ベンチ15と同様に、収納台16の裏面側にも、図1及び図7に示すように、ゲート14の開放時にゲート14を収容するための凹部16aが形成されている。従って、図8に示すように、ゲート14の開放時は、ゲート14がスライドしてそれぞれベンチ15及び収納台16の裏側に形成されて凹部15a及び凹部16aに収容される。
このように本発明に係る乳幼児診察室1では、診察スペース2とは別に、診察スペース2に隣接して点滴処置スペース3を設けているので、子どもに居室にいるような印象を与えながら点滴を行うことができ、子どもの点滴に対する不安やストレスを軽減することができる。また、点滴処置スペース3には、レール部7及び点滴スライド部8によって、フック86に取り付けられる点滴容器や棒部材82に取り付けられる点滴ポンプは、子どもの動きに応じて移動するように構成されているので、点滴処置スペース3内を自由に動き回ることができ、点滴中も不安やストレスを与えることなく、楽しく過ごすことができる。
尚、本発明の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
1 乳幼児診察室
2 診察スペース
21 診察スペースの床面
3 点滴処置スペース
31 点滴処置スペースの床面
32 壁
7 レール部
71 スライドレール
8 点滴スライド部
81 パネル部材
82 棒部材
84 板部材
86 フック
9 ローラ部材
10 ボード
14 ゲート
15 ベンチ

Claims (7)

  1. 診察を行うための診察スペースと、前記診察スペースの床面から所定高さ高い位置に床面が位置するように前記診察スペースに隣接して設けられる点滴処置スペースと、を備える乳幼児診察室であって、
    前記点滴処置スペースの前記診察スペースに対向する側の壁の所定高さ位置に設けられ、前記壁の幅方向に延びるスライドレールを有するレール部と、
    前記スライドレールに対してスライド自在に設けられ、点滴容器を取り付け可能な点滴スライド部と、を備えることを特徴とする乳幼児診察室。
  2. 前記点滴スライド部は、前記スライドレールに対してスライド自在に設けられるパネル部材と、上方側へ延びた状態で前記パネル部材に固定され、点滴ポンプを取り付け可能な棒部材と、前記棒部材の上端側に設けられ、前記点滴処置スペースの前記壁と対向する裏面側に前記点滴容器を取り付けるためのフックを有する板部材と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の乳幼児診察室。
  3. 前記レール部の上部には、前記点滴ポンプに電源を供給するためのコンセントが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の乳幼児診察室。
  4. 前記診察スペースと前記点滴処置スペースとの出入口を開閉するゲートが設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の乳幼児診察室。
  5. 前記診察スペースと前記点滴処置スペースとの境界には、ベンチが設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の乳幼児診察室。
  6. 前記点滴処置スペースの前記レール部が設けられている前記壁に対して直交する方向の寸法は、1〜2mの範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の乳幼児診察室。
  7. 前記レール部の下方には、繰り返し書き消し可能なボードが設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の乳幼児診察室。
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