JP2015079226A - 音響構造体 - Google Patents

音響構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP2015079226A
JP2015079226A JP2013217890A JP2013217890A JP2015079226A JP 2015079226 A JP2015079226 A JP 2015079226A JP 2013217890 A JP2013217890 A JP 2013217890A JP 2013217890 A JP2013217890 A JP 2013217890A JP 2015079226 A JP2015079226 A JP 2015079226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
frequency
adjusting member
tubular
acoustic structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013217890A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6295595B2 (ja
Inventor
信一 加藤
Shinichi Kato
信一 加藤
本地 由和
Yoshikazu Honji
由和 本地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2013217890A priority Critical patent/JP6295595B2/ja
Publication of JP2015079226A publication Critical patent/JP2015079226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6295595B2 publication Critical patent/JP6295595B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

【課題】 大型化することなく低い周波数の音波を減衰させることができる音響構造体を提供する。
【解決手段】 音響構造体は一方が閉塞端、他方が開口端である中空の管体1を有する。この管体1の開口端に円筒状の周波数調整部材2が挿入されている。周波数調整部材2には、複数の貫通孔21が設けられている。この貫通孔21の総開口面積Wは、管体1の管軸方向中央付近の中空領域の断面積よりも小さい。また、貫通孔21の深さt1は、管体1の管軸方向中央付近の管壁の厚さよりも大きい。この周波数調整部材2を装着することにより管体1の共鳴周波数を低下させることができる。よって、大型化することなく低い周波数の音波を減衰させることができる音響構造体を実現することができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、音響空間の音響特性の調整に用いられる音響構造体に関する。
フラッタエコー等、音響空間において生じる音響障害を防止するための手段として、中空の管体を並べたパネル状の音響構造体が知られている。この音響構造体では、管体に開口部が設けられており、この開口部から管体の閉塞端までの領域が共鳴管として機能する。音響空間内において、この共鳴管の共鳴周波数と同じ周波数の音波が管体の開口部に入射すると、開口部の近傍において共鳴周波数の音波の吸音と散乱が生じ、音響空間内において発生した共鳴周波数の音が減衰される。なお、この種の音響構造体は例えば特許文献1に開示されている。
このような音響構造体の他、音響空間の音響特性を調整するための手段として、ヘルムホルツ共鳴器がある。このヘルムホルツ共鳴器は、マスとして働くネック部と、空気バネとして働くキャビティ部とを結合したバネマス系の共鳴機構である。
特開2010−84509号公報
ところで、上述した音響構造体が、ある周波数fにおいて吸音効果および散乱効果を発生させるためには、音響構造体が、周波数fの波長に比例した管長を持った共鳴管を有している必要がある。例えば、一端が開口し、他端が閉塞した管体を音響構造体に用いる場合、周波数fに対応した波長のおよそ1/4の管長の管体が必要である。このため、音響空間において周波数の低い音波を減衰させる必要がある場合に、音響構造体が大型化するという問題がある。また、ヘルムホルツ共鳴器は、キャビティ内部の音圧が一定であることを前提としている。このヘルムホルツ共鳴器を音波の減衰手段として用いる場合、キャビティ内部の音圧が一定になるように、すなわち、キャビティの各断面のアスペクト比が極端に高くならないようにする必要がある。キャビティの1辺が、共鳴周波数の波長と比べてある程度の大きさになると、音圧がキャビティ内の位置に依存して変化し、ヘルムホルツ共鳴器としての正常な機能が阻害されるからである。従って、音響空間に発生する周波数の低い音波を低減する必要がある場合に、ヘルムホルツ共鳴器の厚さを増加させる必要があり、適用音場の壁面に沿うような薄型のヘルムホルツ共鳴器を実現することは困難であった。
この発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、低い周波数の音波を減衰させることができ、従来のものよりも小型化が可能な音響構造体を提供することを目的とする。
この発明は、内部に中空領域を有するとともに、前記中空領域を外部空間に連通させる管状の開口部を備えた管体を有し、前記管状の開口部が、前記管体の軸方向と直交する平面において切った前記中空領域の断面積よりも小さな開口面積を有することを特徴とする音響構造体を提供する。
この発明によれば、管体の管長により定まる共鳴周波数よりも管体の共鳴周波数を低くすることができる。従って、大型化することなく低い周波数の音波を減衰させることができる。
この発明による音響構造体の第1実施形態である調音パネルの構成を示す斜視図である。 同実施形態において管体に装着された周波数調整部材の構成を示す正面図および断面図である。 同実施形態のシミュレーションモデルを示す図である。 同実施形態における周波数調整部材の長さと管体の共鳴周波数との関係を示す図である。 同実施形態における周波数調整部材の開口面積の管体の内断面積に対する比と管体の共鳴周波数との関係を示す図である。 同実施形態における管体の管長と共鳴周波数の関係を示す図である。 同実施形態の変形例の構成を示す図である。 同実施形態の他の変形例の構成を示す図である。 この発明の第2実施形態である音響構造体の構成を示す縦断面図である。 この発明の第3実施形態である音響構造体の構成を示す縦断面図である。 この発明の第4実施形態である音響構造体の構成を示す縦断面図である。 この発明の第5実施形態である音響構造体の構成を示す斜視図である。 この発明の第6実施形態である音響構造体の構成を示す縦断面図である。 この発明の第7実施形態である音響構造体の構成を示す縦断面図である。 この発明の第8実施形態である音響構造体の構成を示す縦断面図である。 この発明の第9実施形態である音響構造体の構成を示す縦断面図である。 この発明の第10実施形態である音響構造体の構成を示す図である。 この発明の第11実施形態である音響構造体の構成を示す図である。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態を説明する。
<第1実施形態>
図1(a)はこの発明による音響構造体の第1実施形態である調音パネルの構成を示す斜視図である。図1(b)は同調音パネルの一部を拡大した斜視図である。図1(a)に示すように、本実施形態による調音パネルは、軸方向を同じくする2本の管体1の組を横方向に複数並べて一体化したものである。ここで、横方向に並んだ2本の管体1の各組において、2本の管体1の間には所定長の隙間1dがある。また、2本の管体1の管長LaおよびLbとその隙間1dの長さLdの合計長L=La+Lb+Ldは各組間で同じである。また、隣り合う組間では、2本の管体1の隙間1dの位置がずれている。そして、図1(a)に示すように、調音パネルは、区々の管長La、Lbの管体1により構成されている。
調音パネルを構成する各管体1は、内部に中空領域を有している(図示略)。そして、管体1は一端が閉塞しており(図示略)、他端には複数の貫通孔の空いた円筒状の周波数調整部材2が挿入されている。本実施形態による調音パネルにおいて、軸を同じくする2本の管体1は、隙間1dを挟んで各々の周波数調整部材2を対向させている。図1(b)には、隙間に面した管体1の周波数調整部材2が示されている。
図2(a)は管体1に挿入された周波数調整部材2の構成例を示す正面図である。この例では周波数調整部材2に7個の貫通孔21、すなわち、管状の開口部が開口している。これらの7個の貫通孔21の開口面積の総和が管体1の一端の総開口面積Wとなる。この管体1の一端の総開口面積Wは、管軸方向と直交する平面により切った管体1内の中空領域の断面積Sよりも小さい。ここに本実施形態の1つの特徴がある。また、周波数調整部材2において各貫通孔21を囲む側壁の深さ(すなわち、管状の開口部の管長)t1は、管体1の壁面における最も薄い部分の厚さt2より長い。ここに本実施形態のもう1つの特徴がある。本実施形態によれば、このような周波数調整部材2を管体1の開口端に挿入したことにより、周波数調整部材2がない場合に比べて管体1の共鳴周波数を低くすることができる。すなわち、本実施形態によれば、周波数調整部材2を設けることにより必要な共鳴周波数を実現するための管体1の管長を短くすることができる。
図2(c)は本実施形態における周波数調整部材2の変形例である周波数調整部材2aの構成を示す縦断面図である。図2(b)に示す例では、周波数調整部材2において貫通孔21の空いていない領域は、周波数調整部材2の素材により満たされた状態(中実状態)になっている。これに対し、図2(c)に示す周波数調整部材2aにおいて、隣り合う貫通孔21の間の領域には中空領域22が設けられている。そして、この中空領域22は、管体1の内側に臨む部分が開口し、管体1の外側に臨む部分が閉塞している。この図2(c)に示す周波数調整部材2aに置き換えた場合においても、図2(b)に示す周波数調整部材2を使用した場合と同様な共鳴周波数を実現することができる。
本願発明者らは、本実施形態の効果を確認するため、図3(a)および(b)に示すモデルを用いてシミュレーションを行った。図3(a)に示すモデルは、図2において周波数調整部材2が挿入されていない状態の管体1を模したものであり、閉塞端1aから開口端1bにかけて均一な断面積Sの中空領域を有し、管長Lを有する円筒状の管体1mからなる。図3(b)に示すモデルは、図2において周波数調整部材2が挿入された状態の管体1を模したものである。このモデルにおいて、管体1m’の管長は管体1mの管長Lより僅かに短くなっている。また、管体1m’の開口端は蓋1b’により閉じられ、かつ、断面積Sよりも小さな断面積Wを有する貫通孔の開口した円筒体2cがこの蓋1b’を貫通している。この円筒体2cの貫通孔が図2(b)または(c)における貫通孔(すなわち、管状の開口部)21に対応している。そして、図3(b)のモデルでは、管体の閉塞端1aから蓋1bの外側に突き出した円筒体2cの端部までの長さは、図3(a)に示す管体の管長Lと等しい。
本願発明者らは、以上の各モデルを用いて、次の3種類のシミュレーションを行った。
<シミュレーション1>
シミュレーション1では、図3(a)のモデルにおいて管長Lを1000mm、中空領域の内径φを30mmとし、管体1mの開口端1bにおける空気粒子の速度(空気粒子速度の定在波の腹における速度)のピークから共鳴周波数を求めた。
<シミュレーション2>
シミュレーション2では、図3(b)のモデルにおいて円筒体2cの内径φxを15mmに固定し、円筒体2cの軸長(すなわち、管状の開口部の管長)t1を10mmm、25mm、50mm、75mm、100mmに切り換え、蓋1bの外側に突き出した円筒体2cの端部における空気粒子の速度のピークから共鳴周波数を求めた。
<シミュレーション3>
シミュレーション3では、図3(b)のモデルにおいて円筒体2cの軸長(すなわち、管状の開口部の管長)t1を50mmとし、円筒体2cの内径φxを10mmm、15mm、21mm、26mmに切り換え、蓋1bの外側に突き出した円筒体2cの端部における空気粒子の速度のピークから共鳴周波数を求めた。
図4は、シミュレーション1および2の結果に基づいて求めた特性であり、円筒体2cの軸長t1と共鳴周波数の関係を示している。図4において、t1=0mmにおける共鳴周波数は、図3(a)に示すモデルの共鳴周波数(シミュレーション1の結果)である。図4に示すように、円筒体2cの開口断面積Sが一定である条件において、管体の共鳴周波数は、管体1m’の蓋1b’に挿入された円筒体2cの軸長(すなわち、管状の開口部の管長)t1が増加するに従って低下する。従って、図2(b)または(c)において、管体1に装着する周波数調整部材2または2aの高さt1を高くする程、管体1の共鳴周波数を低くすることができる。
図5は、シミュレーション1および3の結果に基づいて求めた特性であり、円筒体2cの開口断面積をW、管体1m’内の中空領域の断面積をSとした場合の面積比W/S=φx/φと、管体1m’の共鳴周波数との関係を示している。図5において、W/S=1における共鳴周波数は、図3(a)に示すモデルの共鳴周波数(シミュレーション1の結果)である。また、図5において、W/S=0.75、0.5、0.25、0.1における各共鳴周波数は、円筒体2cの内径φxが26mm、21mm、15mm、10mmの場合の各共鳴周波数である。図5に示すように、円筒体2cの軸長t1が一定である条件において、管体の共鳴周波数は、比W/Sが小さくなる程、すなわち、管体1m’の蓋1b’に挿入された円筒体2cの開口断面積Wが小さくなる程低下する。従って、図2(b)または(c)において、管体1に装着する周波数調整部材2または2aに形成する貫通孔(すなわち、管状の開口部)21の総開口面積を小さくする程、管体1の共鳴周波数を低くすることができる。
以上のシミュレーション結果が示すように、管体1の閉塞端から開口端(図3(b)では円筒体2cの開口端)に至るまでの空気振動の伝搬経路の断面積を管軸方向の途中において変化させると、伝搬経路の断面積が一定である場合に比べて管体1の共鳴周波数を低下させることができる。この共鳴周波数の低下は、ヘルムホルツ共鳴に基づくものではない。以下、図6を参照し、この点について説明する。
図6において、Aは図3(a)に示すモデルの実測を行い、各種の管長Lについて求めた共鳴周波数を示すものである。また、図6において、Bは図3(b)に示すモデルの実測を行い、各種の管長Lについて求めた共鳴周波数を示すものである。また、図6において、Cは図3(b)のモデルにおいて円筒体2cをヘルムホルツ共鳴器のネック、管体1をヘルムホルツ共鳴器のキャビティと仮定し、各種の管長Lについて算出したヘルムホルツ共鳴周波数である。図6に示すように、図3(b)のモデルに発生しているのがヘルムホルツ共鳴だとすると、その共鳴周波数(C)は、シミュレーションにより観測される共鳴周波数(B)からかけ離れたものになる。従って、図3(b)のモデルにおいて発生するのはヘルムホルツ共鳴ではない。そして、グラフAおよびBを比較すれば分かるように、各種の管長Lにおいて、図3(b)に示すように円筒体2cを管体に設けることにより共鳴周波数を低下させることができる。
以上のように、本実施形態によれば、周波数調整部材2または2aを管体1に装着し、管体1の閉塞端から開口端に至るまでの空気振動の伝搬経路の断面積を管軸方向の途中において変化させ、管体1の共鳴周波数を低下させることができる。従って、必要な共鳴周波数を持った音響構造体を得るための管体の管長を短くすることができ、音響構造体を小型化することができる。また、本実施形態によれば、管体1に装着する周波数調整部材2または2aの長さ(すなわち、管状の開口部の管長)t1を長くする程、または同周波数調整部材2または2aに形成する貫通孔21の総開口面積を小さくする程、管体1の共鳴周波数を低下させることができる。従って、本実施形態によれば、各種の軸長t1、開口断面積Wを有する周波数調整部材2または2aを用意し、所望のものを選択して管体1に装着することにより共鳴周波数を任意に制御することができる。
<第1実施形態の変形例>
図7(a)〜(e)、図8(a)〜(f)は、上記第1実施形態の変形例である音響構造体を管軸を含む平面により切断した構成を示す縦断面図である。上記第1実施形態では、管体1に周波数調整部材2または2aを装着することにより管状の音響構造体を構成したが、図7(a)〜(e)、図8(a)〜(f)は、上記第1実施形態における周波数調整部材としての役割を果たす部分を有し、一体成形された音響構造体が示されている。勿論、図7(a)〜(e)、図8(a)〜(f)において、周波数調整部材として機能する部分を他の部分に対して着脱自在な構成としてもよい。
図7(a)〜(e)に示す例では、管体1の端部をなす壁面に管体1の中央付近の管内断面積Sよりも小さな開口面積Wを有する管状の開口部が設けられており、この管状の開口部は、管体1の中央付近の壁面の厚さt2より大きな管長t1を有している。
さらに詳述すると、図7(a)に示す例において、管体1の端部の壁には、管体1の内部に向けて突き出した円筒体23aが形成されている。この円筒体23aは、管軸方向に貫通し、管体1の内部を管体1の外部に連通させる開口面積Wの貫通孔を有している。そして、円筒体23aの側壁の深さ(すなわち、管状の開口部の管長)t1は、管軸方向中央付近における管体1の側壁の厚さ(すなわち、管体1の壁面における最も薄い部分の厚さ)t2よりも大きな寸法を有している。
図7(a)に示す例では、管体1の内側に突き出した円筒体23aを設けたのに対し、図7(b)に示す例では、管体1の外側に突き出した円筒体23bを管体1の端部に設けた。また、図7(c)に示す例では、管体1の外側および内側の両方に突き出した円筒体23cを管体1の端部に設けた。円筒体23bおよび23cは、いずれも管軸方向に貫通する開口面積Wの貫通孔を有している。
図7(d)に示す例では、管軸方向中央付近における管体1の側壁の厚さ(すなわち、管体1の壁面における最も薄い部分の厚さ)t2よりも管体1の端部を覆う壁面の厚さt1を厚くし、この厚さt1の壁面に開口面積Wの貫通孔を形成した。この態様においても、開口面積Wの貫通孔を囲む側壁の高さ(すなわち、管状の開口部の管長)はt1となる。
図7(e)に示す例は、図7(b)の構成と図7(d)の構成の両方の特徴を取り入れたものである。すなわち、図7(e)に示す音響構造体は、図7(d)の管体1の端部の厚さt1の壁面に対し、同壁面の開口面積Wの貫通孔と連通する貫通孔を有する高さt3の円筒体23eを追加した構成となっている。
図8(a)〜(e)に示す例では、管体1の端部近傍の側面部に、管体1の中央付近の管内断面積Sよりも小さな開口面積Wを有する開口部が設けられている。さらに詳述すると、図8(a)に示す例では、図中、管体1の左側の閉塞端近傍の側壁面から菅軸に向かって内側に突き出した円筒体24aが設けられている。この円筒体24aは、管体1の内部を管体1の外部に連通させる開口面積Wの貫通孔を有している。また、円筒体24aの側壁の深さ(すなわち、管状の開口部の管長)t1は、管軸方向中央付近における管体1の側壁の厚さt2(すなわち、管体1の壁面における最も薄い部分の厚さ)よりも長い。
図8(b)に示す例では、管体1の端部に大きな厚みの壁が設けられており、この壁に管体1の側面部から管体1内に連通するL字管状の貫通孔24bが形成されている。この貫通孔24bは、管体1の中央付近の管内断面積Sよりも小さな開口面積Wを有する。
図8(c)に示す例では、管体1の側壁面における閉塞端(図中、左側の閉塞端)からやや離れた位置に側壁面から菅軸に向かって内側に突き出した円筒体24cが設けられている。図8(a)の例では円筒体24aの側壁の一部が管体1の端部の壁と交わっているが、図8(c)の例では円筒体24cの側壁は管体1の端部の壁から離間している。
図8(d)に示す例では、図中、管体1の左側の閉塞端近傍の側壁面から外側に向けて突き出した円筒体24dが設けられている。この円筒体24dは、管体1の内部を管体1の外部に連通させる開口面積Wの貫通孔を有している。また、円筒体24dの側壁の深さ(すなわち、管状の開口部の管長)t1は、管軸方向中央付近における管体1の側壁の厚さt2(すなわち、管体1の壁面における最も薄い部分の厚さ)よりも大きな寸法を有している。
図8(e)に示す例では、図中、管体1の左側の閉塞端近傍の側壁面から管体1の外側および内側の両方に向けて突き出した円筒体24eが設けられている。図8(f)に示す例では、管体1の側壁面における閉塞端からやや離れた位置に側壁面から外側および内側の両方に向かって突き出した円筒体24fが設けられている。図8(e)の例では円筒体24eの側壁の一部が管体1の端部の壁と交わっているが、図8(f)の例では円筒体24fの側壁は管体1の端部の壁から離間している。
以上、上記第1実施形態の変形例である音響構造体の構成を説明した。これらの変形例においても上記第1実施形態と同様な効果が得られる。
<第2実施形態>
図9(a)はこの発明の第2実施形態である音響構造体の構成を示す縦断面図である。この音響構造体の管体1Aは、一端が閉塞端、他端が開口端となった中空の管体である。この管体1Aの内壁における開口端近傍の位置には中央に貫通孔25Aの空いたストッパ25が設けられている。このストッパ25は、管体1A内において板状の周波数調整部材を支持するための部材である。
図9(b)〜(d)はストッパ25により支持される周波数調整部材の構成例を示す斜視図である。図9(b)および(c)に示す周波数調整部材2d1および2d2は円状の貫通孔の空いた円板状の部材である。貫通孔は、図9(b)に示すように開口面積の大きなものを1個設けてもよく、図9(c)に示すように開口面積の小さなものを複数設けてもよい。これらの周波数調整部材2d1および2d2は、管内の断面形状が円形である管体1Aに適用される。また、図9(d)に示す周波数調整部材2d3は、矩形状の貫通孔の空いた矩形板状の部材である。この周波数調整部材2d3は、管内の断面形状が矩形である管体1Aに適用される。
本実施形態では、図9(b)〜(d)に例示するような周波数調整部材を必要な枚数だけストッパ25上に積み上げ、接着剤等により管体1Aの内壁に固定することができる。その際の周波数調整部材の積み上げ枚数を調整することにより、管体1A内の中空領域を管体1A外部に連通させる貫通孔の長さ(すなわち、管状の開口部の管長)t1を調整する。これにより管体1Aの共鳴周波数を調整することができる。
1種類の管体1Aについて貫通孔の総開口面積の異なった複数種類の周波数調整部材を用意し、ユーザが所望の周波数調整部材を選択して管体1Aのストッパ25上に固定するようにしてもよい。このようにすることで、管体1A内の中空領域を管体1A外部に連通させる貫通孔の総開口面積を調整することができる。この場合、管体1Aの共鳴周波数の可変範囲を広げることができる。
<第3実施形態>
図10はこの発明の第3実施形態である音響構造体の構成を示す縦断面図である。図10において、この管体1Bは一端が閉塞端、他端が開口端となった中空円筒状の管体である。この管体1Bの開口端の周辺は円環状の縁11により覆われている。そして、縁11の中央には円筒状の支持部材12が管体1Bの内部に向けて管軸方向に突き出している。この支持部材12は、軸方向に貫通する貫通孔を有する円筒状の周波数調整部材2eを支持する部材である。周波数調整部材2eの外周面には雄ネジが形成されている。そして、支持部材12の内周面には、周波数調整部材2eの雄ネジと螺合する雌ネジ孔が形成されている。
本実施形態によれば、周波数調整部材2eの雄ネジを支持部材12の雌ネジ孔に螺合させ、周波数調整部材2eを回転させることにより、周波数調整部材2eを管体1Bの管軸方向に沿って移動させ、管軸方向の所望の位置に固定することができる。その際、周波数調整部材2eの下端を管体1B内部に突き出させてもよく、周波数調整部材2eの上端を管体1B外部に突き出させてもよい。本実施形態によれば、周波数調整部材2eを支持部材12に沿って移動させることにより、周波数調整部材2eの貫通孔および支持部材12の貫通孔を繋いだ貫通孔の長さ(すなわち、管状の開口部の管長)および位置を変化させ、音響構造体の共鳴周波数を調整することができる。
本実施形態においても、1種類の管体1Bについて貫通孔の開口面積の異なった複数種類の周波数調整部材2eを用意し、ユーザが所望の周波数調整部材2eを選択して支持部材12に支持させるようにしてもよい。また、本実施形態では、周波数調整部材2eの外周面に雄ネジを、支持部材12の内周面に雌ネジ孔を形成したが、そのようなネジを形成せず、周波数調整部材2eおよび支持部材12間に適度な摩擦力を発生させて、支持部材12に周波数調整部材2eを挿入してもよい。
<第4実施形態>
図11(a)および(b)はこの発明の第4実施形態である音響構造体の構成を示す縦断面図である。本実施形態は、上記第3実施形態(図10)における支持部材12および周波数調整部材2eを排除し、その代わりに、蛇腹状(あるいはアコーディオン構造)の伸縮自在な周波数調整部材2fの端部を縁11の内周部に固定したものである。この周波数調整部材2fは、内側が中空であり、管体1B内の領域を管体1B外部の領域に連通させる管状の開口部である。周波数調整部材2fは、例えば形状記憶合金等、力を加えない限り、現状の形状を止める素材により構成することが好ましい。
本実施形態によれば、周波数調整部材2fにおける縁11と反対側の端部をピンセットのようなもので摘み、管体1Bの管軸方向に移動させることにより、図11(b)に示すように周波数調整部材2fを管軸方向に延ばし、あるいは図11(a)に示すように縮めることができる。従って、本実施形態によれば、周波数調整部材2fの伸縮により音響構造体の共鳴周波数を調整することができる。
<第5実施形態>
図12(a)はこの発明の第5実施形態である音響構造体の構成を示す斜視図である。図12(a)において、管体1Cは、中空円筒状の管体であり、一端が閉塞し(図示略)、他端に図示の周波数調整部材2gを有している。周波数調整部材2gは、軸長t1を有する円筒体に対して複数の円状の貫通孔21を形成してなるものである。この周波数調整部材2g自体は、基本的に上記第1実施形態の周波数調整部材2(図2(a)(b)参照)と同様である。本実施形態の特徴は、図12(b)に示すように、周波数調整部材2gの貫通孔21に詰め込んで貫通孔21を塞ぐことが可能な形状の詰め物26が用意されている点にある。
本実施形態では、複数の貫通孔21の中の所望の個数の貫通孔21を詰め物26により塞ぐことができる。音響構造体の共鳴周波数は、周波数調整部材2gにおいて詰め物26により塞がれずに残った貫通孔21の総開口面積に依存した周波数となる。従って、本実施形態によれば、周波数調整部材2gの所望の個数の貫通孔21を詰め物26によって塞ぐことにより音響構造体の共鳴周波数を調整することができる。
図12(c)は本実施形態の変形例の構成を示す斜視図である。図12(a)に示す周波数調整部材2gには同じ深さt1の複数の貫通孔21が設けられた。これに対し、図12(c)に示す周波数調整部材2hには様々な深さt1〜t4を持った複数の貫通孔21が形成されている。
この変形例においても周波数調整部材2hの所望の貫通孔21を詰め物26により塞ぐことができる。この変形例において、音響構造体の共鳴周波数は、詰め物26によって塞がずに残す貫通孔21の個数と各々の深さに依存するので、図12(a)に示す構成よりも、共鳴周波数の可変範囲を広くすることができる。なお、ユーザが貫通孔21を選択するのを容易にするため、各貫通孔21の内壁または周囲に各貫通孔21の深さを示す着色を施してもよい。
<第6実施形態>
図13(a)はこの発明の第6実施形態である音響構造体の構成を示す縦断面図である。この音響構造体の管体1Dは両端が閉塞した中空の管体であり、矩形の断面形状を有する。この管体1Dの一側壁面において両閉塞端間の途中の位置に矩形状の凹部13が形成されている。この凹部13は、中央の矩形の貫通孔13Aが開口しており、この貫通孔13Aが管体1D内の中空領域を管体1Dの外部の領域に連通させる。凹部13は、図13(b)に示す周波数調整部材2iを収容する役割を果たす。この周波数調整部材2iは凹部13に収まる程度の大きさの矩形板状の部材であり、中央に凹部13の貫通孔13Aと連通する貫通孔27を有している。
管体1Dにおいて、左側の閉塞端から貫通孔13Aまでの領域は第1の共鳴管として機能し、右側の閉塞端から貫通孔13Aまでの領域は第2の共鳴管として機能する。そして、第1の共鳴管の共鳴周波数f1は左側の閉塞端から貫通孔13Aまでの距離に依存し、第2の共鳴管の共鳴周波数f2は右側の閉塞端から貫通孔13Aまでの距離に依存する。この管体1Dを音響空間に配置した場合、貫通孔13Aの近傍において、周波数f1およびf2の音波の吸音と散乱が発生し、音響空間の音響特性を改善することができる。
本実施形態では、図13(a)に示すように、必要な個数の周波数調整部材2iを管体1Dの凹部13に積み上げて固定することができる。この場合、積み上げられた周波数調整部材2iの貫通孔(すなわち、管状の開口部)27は、管体1Dの第1の共鳴管の共鳴周波数f1を低下させるとともに、第2の共鳴管の共鳴周波数f2を低下させる。このため、必要な個数の周波数調整部材2iを凹部13に積み上げることにより第1の共鳴管の共鳴周波数f1および第2の共鳴管の共鳴周波数f2を必要なだけ低下させることができる。
<第7実施形態>
図14はこの発明の第7実施形態である音響構造体の構成を示す縦断面図である。この音響構造体の管体1Eは、上記第6実施形態の管体1Dと同様、両端が閉塞した中空の管体であるが、凹部13を有していない。その代りに管体1Eの一側面に貫通孔13Bが設けられている。この貫通孔13Bは、上記第7実施形態の周波数調整部材2iの貫通孔27(図13(b)参照)と同様な形状およびサイズを有している。本実施形態では、図14に示すように、管体1Eの貫通孔13Bの位置に周波数調整部材2iの貫通孔27の位置を合わせ、必要な個数の周波数調整部材2iを管体1Eの側面上に積み上げて接着剤等により固定する。本実施形態においても上記第6実施形態と同様な効果が得られる。
<第8実施形態>
図15はこの発明の第8実施形態である音響構造体の構成を示す縦断面図である。この音響構造体の管体1Fは、上記第7実施形態の管体1Eと同様、両端が閉塞した中空の管体であるが、上記第7実施形態の貫通孔13Bの代わりに、上記第3実施形態(図10参照)のものと同様な支持部材12を一側面に有している。この支持部材12は、上記第3実施形態(図10参照)のものと同様な周波数調整部材2eを支持するための部材である。本実施形態によれば、周波数調整部材2eを支持部材12の軸方向(管体1Fの管軸と直交する方向)に移動させて、支持部材12の貫通孔と周波数調整部材2eの貫通孔とを繋いだ貫通孔の長さ(すなわち、管状の開口部の管長)および位置を変えることができる。従って、本実施形態によれば、周波数調整部材2eの移動により、管体1Fにおける第1の共鳴管の共鳴周波数f1および第2の共鳴管の共鳴周波数f2を調整することができる。
<第9実施形態>
図16はこの発明の第9実施形態である音響構造体の構成を示す縦断面図である。この音響構造体は、上記第7実施形態の管体1E(図14参照)の貫通孔13Bの周辺部に、上記第4実施形態(図11参照)のものと同様な蛇腹状の周波数調整部材2fの端部を固定したものである。図16に示す例では、管体1Eの外側に向けて突き出すようの周波数調整部材2fが固定されているが、管体1Eの内側(管軸のある方向)に向けて突き出すように周波数調整部材2fを固定してもよい。本実施形態によれば、周波数調整部材2fを伸縮させて管状の開口部の管長を変えることにより、管体1Eにおける第1の共鳴管の共鳴周波数f1および第2の共鳴管の共鳴周波数f2を調整することができる。
<第10実施形態>
図17(a)はこの発明の第10実施形態である音響構造体の構成を示す縦断面図、図17(b)は同音響構造体を上から見た平面図である。図17(a)は図17(b)のI−I’線断面図に当たる。この音響構造体の管体1Gは、上記第7実施形態の管体1E(図14参照)と同様、一側面に貫通孔13Bを有している。そして、管体1G内において、管軸方向に沿って貫通孔13Bの前後所定長の区間内の中空領域は、2枚の仕切り板101および102により3つの領域201、202および203に区分されている。貫通孔13Bは、この領域201、202および203を管体1Gの外部の領域に連通させる。また、貫通孔13Bは、仕切り板101および102により同じサイズの3つの領域13B1、13B2および13B3に区切られている。管体1G内の領域201、202および203の各々は、仕切り板101および102によって区切られていない管体1G内の他の領域よりも小さな断面積を有する。従って、これらの領域201、202および203は、上記各実施形態の周波数調整部材の貫通孔と同様な役割を果たす。
本実施形態では、管体1Gの共鳴周波数を調整するため、図17(c)に示す詰め物28が用意されている。この詰め物28は、貫通孔13Bの領域13B1、13B2および13B3に各々詰め込むことができ、各領域を塞ぐことが可能な形状およびサイズを有している。本実施形態では、この詰め物28により貫通孔13Bの領域13B1、13B2および13B3のうち所望のものを塞ぎ、所望のものを塞がずに開口させることができ、これにより管体1Gにおける第1の共鳴管の共鳴周波数f1および第2の共鳴管の共鳴周波数f2を調整することができる。
なお、図17(b)に示す例では、2枚の仕切り板101および102を用いたが、3枚以上の仕切り板により管体1G内を4つ以上の領域に区切ってもよい。また、図17(b)に示す例では、仕切り板101および102の管軸方向の寸法を同じにしたが、仕切り板101および102の管軸方向の寸法を異ならせてもよい。この場合、仕切り板101および102により区切られた3つの領域201、202および203は、管長の異なる3つの管体とみなすことができるので、管体1Gの共鳴周波数は、3つの領域のうちいずれを塞いでいずれを開口させるかに依存する。従って、この態様によれば、共鳴周波数の可変範囲を広げることができる。
<第11実施形態>
図18はこの発明の第11実施形態である音響構造体の構成を示す縦断面図である。この音響構造体の管体1Hは、両端が閉塞した中空の管体である。この管体1Hの側面において、管軸方向の途中の位置に貫通孔13Dが設けられている。この貫通孔13Dには、図18(b)に示す周波数調整部材2jが挿入される。この周波数調整部材2jは、傾いた中空の筒体2j1の上端に襟巻状のストッパ2j2を付加したものである。このストッパ2j2は、周波数調整部材2jが貫通孔13Dに挿入された状態において、管体1Hの側壁における貫通孔13Dの周辺領域と当接し、筒体2j1が管体1H内に落下するのを防止する。筒体2j1は、円筒形状でもよく、矩形筒形状であってもよい。
本実施形態の特徴は、管体1Hの管軸に対して傾斜した姿勢の周波数調整部材2jを管体1Hに挿入して固定する点にある。仮に図18(c)に例示するように、傾いていない筒状の周波数調整部材を使用するとした場合、この周波数調整部材の軸長t4は管体1Hの中空領域の幅t0よりも短い長さに制限される。従って、管体1Hの中空領域の幅t0が小さく、周波数調整部材の軸長t4を長くすることができない場合には、管体1Hの共鳴周波数を必要なだけ低下させるのが困難になる。これに対し、本実施形態では、図18(a)に示すように管体1Hの管軸に対して傾いた姿勢の周波数調整部材2jを管体1Hに挿入する。従って、図18(b)に示す周波数調整部材2jの軸長(すなわち、管状の開口部の管長)t5を管体1Hの中空領域の幅t0よりも長くすることができる。従って、本実施形態によれば、管体1Hの中空領域の幅t0が小さい場合であっても、管体1Hの共鳴周波数を大きく低下させることができる。
1,1m,1m’,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1H…管体、2,2a,2d1,2d2,2d3,2e,2f,2g,2h,2i,2j…周波数調整部材、21,24b,25a,13A,13B,13D…貫通孔、23a,23b,23c,23e,24a,24c,24d,24e,24f…円筒体、12…支持部材、26,28…詰め物、13…凹部。

Claims (6)

  1. 内部に中空領域を有するとともに、前記中空領域を外部空間に連通させる管状の開口部を備えた管体を有し、前記管状の開口部が、前記管体の軸方向と直交する平面において切った前記中空領域の断面積よりも小さな開口面積を有することを特徴とする音響構造体。
  2. 前記管状の開口部の管長が調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の音響構造体。
  3. 前記管状の開口部の一部を閉塞する手段を具備することを特徴とする請求項1または2に記載の音響構造体。
  4. 前記管状の開口部が前記管体に対して着脱可能な周波数調整部材に形成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1の請求項に記載の音響構造体。
  5. 複数の前記管体をパネル状に一体化してなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1の請求項に記載の音響構造体。
  6. 内部に中空領域を有する管体の開口部に挿入され、前記管体とともに音響構造体を構成する周波数調整部材であって、
    前記中空領域を外部空間に連通させる管状の開口部を有し、前記管状の開口部が、前記管体の軸方向と直交する平面において切った前記中空領域の断面積よりも小さな開口面積を有することを特徴とする周波数調整部材。
JP2013217890A 2013-10-18 2013-10-18 音響構造体 Expired - Fee Related JP6295595B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013217890A JP6295595B2 (ja) 2013-10-18 2013-10-18 音響構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013217890A JP6295595B2 (ja) 2013-10-18 2013-10-18 音響構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015079226A true JP2015079226A (ja) 2015-04-23
JP6295595B2 JP6295595B2 (ja) 2018-03-20

Family

ID=53010653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013217890A Expired - Fee Related JP6295595B2 (ja) 2013-10-18 2013-10-18 音響構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6295595B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017015972A (ja) * 2015-07-02 2017-01-19 大成建設株式会社 共鳴周波数調整用アダプタ
JP2019056816A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 富士フイルム株式会社 消音システム
WO2021082706A1 (zh) * 2019-10-29 2021-05-06 同济大学 亥姆霍兹共振器及基于其的低频宽带吸声降噪结构
JP2021177215A (ja) * 2020-05-08 2021-11-11 日本環境アメニティ株式会社 吸音器及び吸音構造体

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002030744A (ja) * 2000-07-13 2002-01-31 Yamaha Corp 音響放射構造体、音響室および音響散乱方法
JP2010084509A (ja) * 2008-09-02 2010-04-15 Yamaha Corp 音響構造体および音響室
JP2010097145A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Yamaha Corp 吸音構造、吸音構造群及び音響室
JP2012126347A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Iseki & Co Ltd トラクタキャビンの吸音装置
JP2014074328A (ja) * 2012-09-13 2014-04-24 Taisei Corp 箱状ヘルムホルツ共鳴器の組立体とトンネル発破音の低減方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002030744A (ja) * 2000-07-13 2002-01-31 Yamaha Corp 音響放射構造体、音響室および音響散乱方法
JP2010084509A (ja) * 2008-09-02 2010-04-15 Yamaha Corp 音響構造体および音響室
JP2010097145A (ja) * 2008-10-20 2010-04-30 Yamaha Corp 吸音構造、吸音構造群及び音響室
JP2012126347A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Iseki & Co Ltd トラクタキャビンの吸音装置
JP2014074328A (ja) * 2012-09-13 2014-04-24 Taisei Corp 箱状ヘルムホルツ共鳴器の組立体とトンネル発破音の低減方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017015972A (ja) * 2015-07-02 2017-01-19 大成建設株式会社 共鳴周波数調整用アダプタ
JP2019056816A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 富士フイルム株式会社 消音システム
WO2021082706A1 (zh) * 2019-10-29 2021-05-06 同济大学 亥姆霍兹共振器及基于其的低频宽带吸声降噪结构
JP2021177215A (ja) * 2020-05-08 2021-11-11 日本環境アメニティ株式会社 吸音器及び吸音構造体

Also Published As

Publication number Publication date
JP6295595B2 (ja) 2018-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6295595B2 (ja) 音響構造体
CN104811873B (zh) 发声装置
JP5332495B2 (ja) 吸音構造
JP7342123B2 (ja) 同軸導波管
JP6382592B2 (ja) 吸音パネル
CN204291341U (zh) 发声装置
CN104811848A (zh) 发声装置
US20190141437A1 (en) Bass reflex port and acoustic device
US11395063B2 (en) Speaker and sound diffuser thereof
JP4870242B1 (ja) バスレフ型無指向性スピーカー
JPH0417497A (ja) スピーカシステム
JP2010097145A (ja) 吸音構造、吸音構造群及び音響室
JP6590637B2 (ja) スピーカ装置
CN208158853U (zh) 扬声器及其声扩散器
JP2017011409A (ja) 音響構造体
US10045119B2 (en) Acoustic structure and acoustic panel
JP2008079268A (ja) スピーカー
WO2020054691A1 (ja) バスレフポート、およびスピーカキャビネット
JP2015227939A (ja) 共鳴器型吸音器
JP6676887B2 (ja) 音響構造体、および音響パネル
JP5560893B2 (ja) ホーンスピーカ
JP2018139446A (ja) 音響装置
JP6340974B2 (ja) 音響装置
JP3424713B2 (ja) 吸音材
US20230018951A1 (en) Sound diffraction reduction speaker incorporating meta material

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180123

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180205

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6295595

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees