JP2015079135A - 凹凸形成装置および画像形成装置 - Google Patents

凹凸形成装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】用紙に押し当てる型を用いずに用紙への凹凸感の付与を行えるようにする。
【解決手段】用紙50の表面側には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像により形成された通常画像層が形成されている。また、特定部分が位置している箇所において、通常画像層の上にはクリアトナーが付着し、この部分には凸部が形成されている。さらに、用紙の裏面側では、特定部分を除いた箇所に対して、クリアトナーが付着し、用紙の裏面側には凹部が形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、凹凸形成装置および画像形成装置に関する。
特許文献1には、マウス、キーボードあるいはタッチパネルによる描画操作に応じて、印刷対象画像のうち凹凸処理する領域または輪郭の指定を行なう指定手段と、マウス、キーボードあるいはタッチパネルによる描画操作の押圧力の調整に応じて、凹凸の度合いを調整する調整手段とを備える印刷装置が開示されている。
また、特許文献2には、アプリケーションで作成された異なる甲乙2種類の画像のデータの一方を通常インク印字ヘッドにより被印刷体に印字しながら、画像のデータの他方を透明膨張インクを吐出する膨張インク印字ヘッドにより同一の被印刷体に印字する立体画像の作成方法が開示されている。
特開2010−191925号公報 特開2001−225459号公報
本発明の目的は、用紙に押し当てる型を用いずに用紙への凹凸感の付与を行えるようにすることにある。
請求項1に記載の発明は、用紙の第1面の予め定められた箇所に材料を付着させ、当該予め定められた箇所に凸部を形成する凸部形成手段と、用紙の第2面のうち、前記予め定められた箇所の裏側に相当する箇所の周囲に材料を付着させ、当該裏側に相当する箇所に凹部を形成する凹部形成手段と、を備える凹凸形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記凸部および前記凹部が形成された複数枚の前記用紙を重ねた際に、一の用紙に形成された当該凸部が、当該一の用紙の隣に位置する他の用紙の当該凹部に収まるように、当該凸部および当該凹部は形成されることを特徴とする請求項1に記載の凹凸形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記凹部形成手段は、前記裏側に相当する前記箇所を除き、前記第2面の全面に対して前記材料を付着させることを特徴とする請求項1に記載の凹凸形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記凸部形成手段が用いる前記材料、および、前記凹部形成手段が用いる前記材料の少なくとも一方の材料は、透明であることを特徴とする請求項1に記載の凹凸形成装置である。
請求項5に記載の発明は、用紙の第1面に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により前記第1面に形成された画像の上に材料を付着させ、当該画像が形成されている部分に凸部を形成する凸部形成手段と、用紙の第2面のうち、前記凸部が形成される箇所の裏側に相当する箇所の周囲に材料を付着させ、当該裏側に相当する箇所に凹部を形成する凹部形成手段と、を備える画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記画像形成手段は、画像形成用材料を用いて前記第1面への画像形成を行い、前記凸部形成手段は、前記画像の上に、前記画像形成用材料を付着させることで、前記凸部を形成し、前記凹部形成手段は、前記裏側に相当する前記箇所の周囲に、前記画像形成用材料を付着させることで、前記凹部を形成することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記凸部形成手段は、前記画像の上に前記材料を付着させるに際し、当該画像のうちの画像濃度が高い部分と画像濃度が低い部分とで、付着させる当該材料の量を異ならせることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記凸部形成手段は、像の元となる像データおよび前記材料を用い、前記画像の上に対して当該像を形成することで、当該画像の上への当該材料の前記付着を行い、前記凹部形成手段は、像の元となる像データおよび前記材料を用い、前記第2面の上に対して当該像を形成することで、当該第2面への当該材料の前記付着を行い、前記凸部形成手段が用いる前記像データおよび前記凹部形成手段が用いる前記像データのうちの一方の像データは、他方の像データに対して階調反転処理および鏡像処理を行うことにより生成された像データであることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置である。
請求項1の発明によれば、用紙に押し当てる型を用いずに用紙への凹凸感の付与を行えるようになる。
請求項2の発明によれば、用紙を複数枚重ねることで生成される用紙束の厚みを小さくできる。
請求項3の発明によれば、凹部が形成される箇所を除き、用紙の第2面を平坦な状態とすることができる。
請求項4の発明によれば、用紙への材料の付着を行っても、付着した材料の背後にある文字等を視認できるようになる。
請求項5の発明によれば、用紙に押し当てる型を用いずに用紙への凹凸感の付与を行えるようになる。
請求項6の発明によれば、凹凸感の付与のための専用の材料を用意せずに、用紙への凹凸感の付与を行えるようになる。
請求項7の発明によれば、画像が有する立体感を、この画像の上に形成される凸部に付与することが可能になる。
請求項8の発明によれば、像データに基づき用紙への像形成を行って用紙への材料の付着を行うにあたり、簡易にこの像データを用意できるようになる。
画像形成システムの全体構成を示した図である。 画像形成装置の構成を示した図である。 処理の具体例を説明するための図である。 図3(B)の(B−1)における矢印IV−IV線における断面図である。 (A)、(B)は、用紙の表裏にそれぞれ形成されるクリアトナー層を示した図である。 クリアトナー層が形成された複数枚の用紙を積み重ねた状態を示した図である。 用紙の裏面の状態を示した図である。 凸部、凹部の他の形状を示した図である。 クリアトナー層の厚みを増減させた際の用紙の状態を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の画像形成システム1の全体構成を示した図である。
本実施形態における画像形成システム1には、PC(Personal Computer)などにより構成され、画像データを出力する画像データ出力装置100が設けられている。また、画像データ出力装置100から出力された画像データに基づき、予め定められたサイズ(例えば、名刺サイズ)の用紙に対して画像を形成する画像形成装置200が設けられている。
画像データ出力装置100には、アプリケーション(アプリケーションプログラム)110が格納されており、本実施形態では、このアプリケーション110が用いられることで、用紙上に形成される画像の元となる画像データが生成される。さらに、画像データ出力装置100には、画像形成装置200への画像データの出力を行う出力指示部120が設けられている。
出力指示部120には、プリンタドライバ121と、凹凸ジョブ生成部122とが設けられている。ここで、この凹凸ジョブ生成部122は、用紙への凹凸の付与(後述)が行われる際に用いられる凹凸形成用データを生成する。ここで、出力指示部120は、アプリケーション110から受け取った画像データを画像形成装置200へ出力する。また、出力指示部120は、用紙への凹凸が行われる場合には、画像データとともに凹凸形成用データを画像形成装置200へ出力する。
ここで、プリンタドライバ121では、一般的に、画像形成装置200が有する固有の機能をON/OFFしたり、調整レベルを指定したりでき、プリンタドライバ121は、画像形成装置200がどのような機能を有しているかを把握できている。そして、本実施形態では、このプリンタドライバ121に近い位置に、凹凸ジョブ生成部122を設けている。
かかる場合、凹凸ジョブ生成部122は、画像形成装置200が有している機能を考慮に入れて、凹凸形成用データを生成でき、この場合、凹凸ジョブ生成部122によって生成された凹凸形成用データに基づく凹凸の形成が、画像形成装置200にて行えない、などの不具合が生じることが抑制される。
なお、凹凸ジョブ生成部122は、プリンタドライバ121に近い位置に限らず、例えば、後述する画像処理部210内に設けることもできる。
次に、画像形成装置200について説明すると、画像形成装置200には、図1に示すように、画像データ出力装置100から送信されてきた画像データに対して、予め定められた画像処理を施す画像処理部210が設けられている。さらに、画像形成装置200には、画像処理部210による画像処理が施された画像データに基づき、用紙への画像形成を行う画像形成部220が設けられている。
次に、画像形成装置200の具体的な構成を説明する。
図2は、画像形成装置200の構成を示した図である。
同図に示すように、また、上記にて説明したように、画像形成装置200には、画像データに対して画像処理を施す画像処理部210が設けられている。さらに、画像処理部210による画像処理が施された画像データに基づき、用紙への画像形成を行う画像形成部220が設けられている。
ここで、画像形成部220には、給紙部1Aが設けられている。
給紙部1Aは、用紙50を収容する第1用紙収容部11〜第4用紙収容部14を備えている。また、第1用紙収容部11〜第4用紙収容部14の各々に対応して設けられ、各用紙収容部に収容された用紙50を用紙搬送経路Rに向けて送り出す送り出しロール15〜18を備えている。
また、画像形成部220には、間隔を置いて並列的に配置される6つの画像形成ユニット30T,30P,30Y30M,30C,30K(以下、単に「画像形成ユニット30」と称する場合がある)が設けられている。
各画像形成ユニット30は、矢印A方向に回転しながら静電潜像が形成される感光体ドラム31、感光体ドラム31の表面を帯電する帯電ロール32、感光体ドラム31上に形成された静電潜像を現像する現像器33、感光体ドラム31表面の未転写トナー等を除去するドラムクリーナ34を含んで構成されている。また、画像形成ユニット30T,30P,30Y,30M,30C,30Kのそれぞれの感光体ドラム31をレーザ光で走査露光するレーザ露光装置26が設けられている。
ここで、各画像形成ユニット30は、現像器33に収納されたトナーを除いて、同じ構成を有している。そして、画像形成手段の一部として機能する画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kの各々では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像が形成される。また、本実施形態では、画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kに加え、画像形成ユニット30T,30Pが設けられており、この画像形成ユニット30T,30Pでは、クリアトナー(無色透明のトナー)や発泡トナーが用いられて画像が形成される。
また、画像形成部220には、各画像形成ユニット30の感光体ドラム31にて形成された各色のトナー像が多重転写される中間転写ベルト41、各画像形成ユニット30の各色トナー像を一次転写部T1にて中間転写ベルト41に順次転写(一次転写)させる一次転写ロール42、中間転写ベルト41上に転写された重畳トナー像を二次転写部T2にて用紙50に一括転写(二次転写)させる二次転写ロール40、中間転写ベルト41表面の未転写トナー等を除去するベルトクリーナ45、二次転写された画像を用紙50上に定着する定着器80を備えている。
ここで、用紙50への画像形成が行われる際には、まず、画像処理部210からの画像データがレーザ露光装置26に供給される。そして、例えばマゼンタ(M)の画像形成ユニット30Mでは、帯電ロール32により感光体ドラム31の表面が予め定められた電位で帯電された後、レーザ露光装置26により、画像処理部210から得られた画像データで変調されたレーザ光が感光体ドラム31に走査露光される。
これにより、感光体ドラム31上に静電潜像が形成される。そして、形成された静電潜像は現像器33により現像され、感光体ドラム31上にはマゼンタのトナー像が形成される。同様にして、画像形成ユニット30Y,30C,30Kにおいて、イエロー、シアン、黒のトナー像が形成される。また、画像形成ユニット30T,30Pでは、クリアトナー(無色透明のトナー)や発泡トナーが画像形成用材料として用いられ、画像が形成される。
各画像形成ユニット30にて形成された各トナー像は、図2の矢印C方向に回転する中間転写ベルト41上に、一次転写ロール42により順次静電転写(一次転写)され、中間転写ベルト41上に重畳されたトナー像が形成される。なお、一次転写時に感光体ドラム31上に残留した未転写トナー等は、一次転写ロール42の下流側に配設されたドラムクリーナ34により除去(廃棄)される。
そして、中間転写ベルト41上に形成された重畳トナー像は、中間転写ベルト41の移動に伴って二次転写ロール40とバックアップロール49とが配設された二次転写部T2に向けて搬送される。一方、用紙50は、例えば送り出しロール15により第1用紙収容部11から取り出され、用紙搬送経路Rを経由した後、レジストロール74の位置まで搬送される。
そして、重畳トナー像が二次転写部T2に搬送されると、そのタイミングに合わせてレジストロール74から二次転写部T2に用紙50が供給される。そして、二次転写ロール40とバックアップロール49との間に形成された転写電界の作用により、重畳トナー像は用紙50上に一括して静電転写される。
その後、重畳トナー像が静電転写された用紙50は、中間転写ベルト41から剥離され、定着器80まで搬送される。定着器80に搬送された用紙50上の未定着トナー像は、定着器80によって熱および圧力による定着処理を受けることで用紙50上に定着される。そして、定着画像が形成された用紙50は、排紙積載部97上に積載される。
なお、上記では、通常の画像形成処理を一例に説明した。一方で、本実施形態では、用紙50に対して凹凸(後述)を付与でき、この凹凸の付与の際には、凸部形成手段の一部および凹部形成手段の一部として機能する画像形成ユニット30T,30Pが用いられてトナー像の形成が行われ、このトナー像が用紙50に対して転写される。
また、上記では説明を省略したが、本実施形態では、定着器80を通過した用紙50を反転させて、再度、二次転写部T2に送り込むための反転搬送機構240が設けられている。ここで、反転搬送機構240について説明すると、本実施形態の反転搬送機構240には、図2に示すように、定着器80よりも用紙搬送方向下流側にて、用紙搬送経路Rから分岐する分岐経路813が設けられている。また、この分岐経路813からさらに下方に向かって延びる反転経路814が設けられている。
また、反転経路814に接続するとともに、レジストロール74よりも用紙搬送方向上流側にて、用紙搬送経路Rに接続し、用紙50を用紙搬送経路Rに戻す戻し経路815が設けられている。さらに、分岐経路813には分岐ロール854が設けられ、反転経路814には反転ロール855が設けられている。また、戻し経路815には戻しロール856が設けられている。
ここで、反転経路814に設けられた反転ロール855は、正逆両方向に回転できるように構成されている。さらに、用紙搬送経路Rと分岐経路813との間、分岐経路813と戻し経路815との間には、それぞれ搬送経路を切り換えるための切換ゲート(図示せず)が設けられており、選択されたモードに応じて搬送経路が切り換えられるようになっている。
ここで、反転搬送機構240により用紙50の反転がなされる際には、定着器80を通過した用紙50が分岐経路813に送り込まれるとともに、反転経路814まで搬送される。次いで、反転ロール855の逆回転がなされ、また、用紙50が切換ゲートにより案内されることで、用紙50が戻し経路815に送られる。
そして、この用紙50は、レジストロール74の上流側にて、用紙搬送経路Rに供給される。なお、このとき、用紙50は、表裏の反転がなされている。その後、この用紙50が二次転写部T2に達することで、用紙50の裏面にトナー像が転写される。その後、この用紙50は、定着器80に達し、裏面に転写されたトナー像の用紙50への定着が行なわれる。
なお、図2では、図示を省略しているが、用紙搬送経路Rや、反転搬送機構240に設けられた複数の上記経路(用紙搬送経路)には、複数の搬送ロールが予め定められた間隔をおいて多数設けられており、本実施形態では、名刺サイズの用紙50など小さいサイズの用紙50も搬送されるようになっている。
ところで、本実施形態における画像形成装置200では、画像形成ユニット30T等に収容されたクリアトナーなどを用いることで、用紙50に対して凹凸を付与できるようになっている。付言すると、用紙に対する凹凸の付与は、一般的には、型を用紙に押し当てて凹凸を付与するいわゆるエンボス加工により行われるが、本実施形態では、このエンボス加工によらずに凹凸を付与できるようになっている。
なお、このように、エンボス加工によらずに凹凸を付与できる場合、型を省略可能となり、エンボス加工に比べ、用紙への凹凸の付与をより安価に行えるようになる。また、エンボス加工によらない場合、型の作成に要する時間を省略でき、凹凸の形状の変更を速やかに行えるようになる。
以下、本実施形態にて行われる用紙50への凹凸の付与について説明する。なお、以下では、名刺サイズの用紙50に対して凹凸の付与を行う場合を一例に説明する。
図3(処理の具体例を説明するための図)を参照して説明する。
なお、図3(A)は、一般的な名刺を示し、図3(B)は、本実施形態の画像形成装置200により作成した名刺を示している。なお、図3(B)では、名刺の表面、裏面の両方を図示している。
本実施形態の画像形成装置200により作成した名刺では、同図(B)の(B−1)に示すように、名刺の表面(第1面)のうち、「コピー機の画像」が形成されている部分(以下、「特定部分」と称する)に対して、クリアトナーが盛られており(付着しており)、この部分の厚みが大きくなっている。一方で、名刺の裏面(第2面)では、特定部分を除いた部分に対して、クリアトナーが盛られ、特定部分以外の箇所の厚みが大きくなっている。付言すると、名刺の裏面では、上記「コピー機の画像」の裏側に相当する箇所の周囲に対してクリアトナーが盛られ、この裏側に相当する箇所以外の箇所の厚みが大きくなっている。
図4は、図3(B)の(B−1)におけるIV−IV線における断面図である。
本実施形態では、図4に示すように、用紙50の表面側に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナーの何れかを含んだトナー像(4色のうちの少なくとも1色により形成されたトナー像)により形成された画像層(以下、「通常画像層」と称する)が形成されている。
また、本実施形態では、特定部分が位置している箇所において、通常画像層の上に、クリアトナーが盛られ、この部分の厚みが大きくなっている。さらに、用紙50の裏面側では、特定部分を除いた箇所に対して、クリアトナーが盛られている。
この結果、本実施形態では、エンボス加工を施した場合と同様に、凹凸が用紙50に対して付与された状態となっている。付言すると、本実施形態では、用紙50の裏面側から型を押し当てることにより形成される凹凸と同様の凹凸が用紙50に付与された状態となっている。
なお、本実施形態では、上記のとおり、用紙50への凹凸の付与が行われる場合、画像データ出力装置100(図1参照)から画像形成装置200に向けて、画像データが送られるともに、凹凸形成用データが送られる。そして、本実施形態では、この画像データに基づき、まず、上記通常画像層が形成される。次いで、凹凸形成用データに基づき、用紙50の表裏に対するクリアトナーの供給が行われ、用紙50の表裏のそれぞれにクリアトナー層が形成される。そして、このクリアトナー層の形成により、用紙50に対し凹凸が付与される。
なお、上記通常画像層は、画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kにて形成されたトナー像(4つの画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kのうちの少なくとも1つの画像形成ユニットにより形成されたトナー像)を、用紙50に対して転写することで形成する。また、上記クリアトナー層は、例えば画像形成ユニット30Tにて形成されたクリアトナーによる像を、用紙50に転写することで形成する。
なお、通常画像層の形成にあたっては、画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kに加え、画像形成ユニット30T,30Pも駆動され、クリアトナーや発泡トナーが加えられたうえで、通常画像層が形成されることもある。
ここで、通常画像層およびクリアトナー層の形成方法の詳細を説明する。
通常画像層およびクリアトナー層の形成にあたっては、画像形成ユニット30Y,30M,30C,30Kにて形成されたトナー像を用紙50に転写することで、通常画像層を形成する。次いで、本実施形態では、反転搬送機構240を用い、表裏を反転させた用紙50を二次転写部T2に供給することで、用紙50の裏面に対しクリアトナー層を形成する。次いで、反転搬送機構240を用い、用紙50の表裏を再び反転させて用紙50を二次転写部T2に供給することで、用紙50の表面に対しクリアトナー層を形成する。
これにより、図4にて示したような用紙50が形成されるようになる。なお、クリアトナー層を一層形成しただけでは凹凸が小さい場合も多い。この場合、反転搬送機構240における表裏の反転が複数回繰り返されるとともに、クリアトナー層の用紙50への転写が複数回行われる。これにより、クリアトナー層の厚みが増し、より大きな凹凸が用紙50に付与されるようになる。
図5(A)、(B)は、用紙50の表裏にそれぞれ形成(転写)されるクリアトナー層を示した図である。付言すると、図5(A)、(B)は、凹凸形成用データに基づき中間転写ベルト41(図2参照)上に形成されたクリアトナー層であって、用紙50に転写される前のクリアトナー層の状態を示している。なお、同図(A)では、用紙50の表面に形成(転写)されるクリアトナー層を示し、同図(B)では、用紙50の裏面に形成(転写)されるクリアトナー層を示している。
同図(A)では、中間転写ベルト41(不図示)の一部にクリアトナーが付着し、この一部が盛り上がっており、この一部に位置するクリアトナーが用紙50に転写されることで、用紙50の一部(上記特定部分)が突出するようになる。一方で、同図(B)に示すように、用紙50の裏面に形成されるクリアトナー層では、特定部分に対応した箇所以外にクリアトナーが付着しており、このようなクリアトナー層が用紙50に転写されることで、用紙50の裏面に対し、凹部が形成されるようになる。
なお、上記では説明を省略したが、凹凸ジョブ生成部122(図1参照)による凹凸形成用データの生成に際しては、まず、ユーザによって、突出させたい対象オブジェクトが特定される。ここで、この特定は、図1にて示すUI(User Interface)130にて行われる。なお、UI130は、例えばマウスとディスプレイとにより構成される。
具体例を説明すると、本例では、図3(B−1)に示すように、「コピー機の画像」を取り囲む矩形状の領域が突出しているが、この場合、この矩形状の領域が、対象オブジェクトとして特定されている。
次いで、本実施形態では、凹凸ジョブ生成部122が、特定された対象オブジェクトに基づき、凹凸形成用データを生成する。
詳細には、凹凸ジョブ生成部122は、まず、特定された対象オブジェクトに基づき、用紙50の表面に形成される上記クリアトナー層の形成に用いる凹凸形成用データ(表面用の凹凸形成用データ)を生成する。次いで、凹凸ジョブ生成部122は、用紙50の裏面に形成される上記クリアトナー層の形成に用いる凹凸形成用データ(裏面用の凹凸形成用データ)を生成する。
そして、本実施形態では、生成されたこの二つの凹凸形成用データ(表面用の凹凸形成用データおよび裏面用の凹凸形成用データ)が、レーザ露光装置26(図2参照)に供給されることで、図5に示したようなクリアトナー層(クリアトナーによる像)が形成されるようになる。
付言すると、本実施形態では、像データの一例としての凹凸形成用データ(表面用の凹凸形成用データおよび裏面用の凹凸形成用データ)に基づき、レーザ露光装置26等を用いて、用紙50の表裏に対して、クリアトナーによる像を形成する。そして、本実施形態では、用紙50へのこの像の形成によって、用紙50の表裏に対して部分的にクリアトナーを付着させ、これにより、用紙50に対し凹凸を付与する。
なお、本実施形態の凹凸ジョブ生成部122は、裏面用の凹凸形成用データの生成に際しては、表面用の凹凸形成用データに対し、階調反転処理および鏡像処理を施すことで、この裏面用の凹凸形成用データを生成する。
ここで、本実施形態では、用紙50の表面におけるクリアトナー層の形成位置と、用紙50の裏面におけるクリアトナー層の形成位置とが、用紙50の表裏において重ならないようになっている。これにより、エンボス加工を行った際に付与される凹凸と同様の凹凸を用紙50に対して付与している。このような処理形態の場合、裏面用の凹凸形成用データは、表面用の凹凸形成用データに対して階調反転処理を施すことで簡単に入手できる。
また、本実施形態では、用紙50の表裏が反転搬送機構240にて反転すると、用紙搬送方向における用紙50の前後が逆転するようになり、かかる場合、上記特定部分の位置(「コピー機の画像」を取り囲む矩形状の領域の位置)が、用紙50の表裏が反転する度に入れ替わるようになる。このため、本実施形態では、裏面用の凹凸形成用データの生成に際しては、表面用の凹凸形成用データに対し鏡像処理を施す。
なお、本実施形態では、ユーザによって特定された対象オブジェクトに基づき、まず、表面用の凹凸形成用データを生成し、そして、この表面用の凹凸形成用データに対して、階調反転処理および鏡像処理を施すことで、裏面用の凹凸形成用データを生成する場合を一例に説明した。ところで、このよう態様に限られず、対象オブジェクトに基づき、まず、裏面用の凹凸形成用データを生成し、そして、この裏面用の凹凸形成用データに対して、階調反転処理および鏡像処理を施すことで、表面用の凹凸形成用データを生成してもよい。
なお、用紙50の表裏に対するクリアトナー層の形成は、一回行っただけでは、厚みが小さく、形成される凹凸も小さくなりやすくい。このため、用紙50の表面に対するクリアトナー層の形成、および、用紙50の裏面に対するクリアトナー層の形成は、複数回行うことが好ましい。なお、クリアトナー層の形成回数については、ユーザからの指示に基づき設定してもよいし、予め定められた一定の回数としてもよい。
図6は、クリアトナー層が形成された複数枚の用紙50を積み重ねた状態を示した図である。
本実施形態では、上記のとおり、用紙50の裏面のうち、特定部分の裏側となる箇所には、クリアトナー層が形成されない。この結果、本実施形態では、用紙50の裏面のうち、特定部分の裏側となる箇所に、凹部が形成される。
そしてこの場合、複数枚の用紙50が積み重ねられると、この凹部に対し、この凹部よりも下方に位置する用紙50の凸部が入り込むようになる。付言すると、凹部に対して凸部が収容されるようになる。
ここで、用紙50の裏面側に凹部が形成されない場合(用紙50の裏面側にクリアトナー層が形成されない場合)、複数枚の用紙50が積載されて用紙束が形成されると、凸部が形成されている部分において、用紙束の厚みが増し、凸部以外の場所では、用紙束は薄くなる。このような場合、用紙束の積載性が悪化しやすくなる。
また、用紙50が名刺である場合には、名刺束が生成されることとなるが、用紙50の裏面側に凹部が形成されない場合は、名刺束の一部が厚くなり他の部分が薄くなる。かかる場合、名刺入れにおける名刺の収容性が悪化する。
一方で、本実施形態の構成の場合、用紙束の厚みが一定となりやすくなり、このような不具合が生じにくくなる。
なお、上記では、用紙50の裏面の全面(特定部分を除いた全面)に対して、クリアトナー層を形成したが、裏面の全面にクリアトナー層を形成しない態様もある。
例えば、図7(用紙50の裏面の状態を示した図)の(A)に示す構成例では、特定部分の周囲を取り囲む矩形状のクリアトナー層を形成するとともに、用紙50の外周縁にクリアトナー層を形成し、さらに、この外周縁の内側に格子状のクリアトナー層を形成している。また、同図(B)に示す構成例では、格子状のクリアトナー層に替え、点状のクリアトナー層を複数形成している。
なお、図6に示したように、用紙50は積み重ねられることがある。このような場合、図7にて示した態様よりも図3(B−2)にて示した態様の方が、この積み重ねを行いやすくなる。
図7に示す態様では、用紙50の裏面に形成されたクリアトナー層(格子状のクリアトナー層や、点状のクリアトナー層)に対して、この用紙50に重ねられるもう一枚の用紙50(不図示)の凸部や角部が引っ掛かりやすくなる。一方で、図3(B−2)にて示したように、用紙50の裏面の全体にクリアトナー層が形成されていると、この裏面が平坦となり、上記引っ掛かりが生じにくくなる。そしてこの場合は、複数枚の用紙50を積み重ねる作業を行いやすくなる。
また、上記では、図4に示したように、用紙50の表面側に形成された凸部の断面形状、および、用紙50の裏面側に形成された凹部の断面形状を、それぞれ、矩形状(長方形状)としたが、断面形状は矩形状に限られず、例えば、図8(凸部、凹部の他の形状を示した図)に示すように、台形状としてもよい。詳細に説明すると、図8に示す形態では、用紙50の表面側に形成される凸部は、用紙50から離れるに従いその幅が次第に小さくなるように形成され、用紙50の裏面側に形成される凹部は、用紙50から離れるに従いその幅が次第に拡がるように形成されている。
また、上記では説明を省略したが、本実施形態では、図6に示すように、凸部の幅W1よりも凹部の幅W2を大きくし、凸部と凹部との間に寸法L(=(W2−W1)、不図示)の間隙を形成するようにしている。これにより、凹部の内部に対し凸部が入りやすくなる。
なお、凸部の高さ寸法が大きくなるほど、上記寸法Lを大きくすることが好ましい。付言すると、上記寸法Lは一定ではなく、凸部の高さ寸法の増加に応じて増加させることが好ましい。ここで、本実施形態では、上記にて説明したとおり、クリアトナー層を複数積層することで凸部を形成するが、誤差などに起因し、クリアトナー層の形成位置が、クリアトナー層を形成する度に異なることが起こり得る。
かかる場合、凸部の幅W1が本来予定した幅よりも大きくなってしまう。また、この幅W1の拡大は、凸部の高さが大きいほど生じやすくなる(クリアトナー層の層数が多いほど生じやすくなる)。そして、この場合、凸部の高さが大きいほど、凹部への凸部の収容性が悪化する。ここで、上記のように、凸部の高さ寸法の増大に応じて上記寸法Lを大きくする場合、凸部の高さ寸法の増加に伴う収容性(凹部への凸部の収容性)の悪化が生じにくくなる。
また、用紙50の表面側に形成されるクリアトナー層の層数と、用紙50の裏面側に形成されるクリアトナー層の層数とを同じにする必要もなく、例えば、表面側に形成されるクリアトナー層の層数を、裏面側に形成されるクリアトナー層の層数よりも少なくしてもよい。この場合、凸部の高さ寸法が、凹部の深さ寸法よりも小さくなり、凹部への凸部の収容性がさらに良好となる。
また、上記では、いわゆる電子写真方式を用い、通常画像層およびクリアトナー層の形成を行ったが、インクジェット方式なども採用でき、この場合は、インクにより形成した通常画像層の上にさらにインクを付着させ、さらに、用紙の裏面にもインクを付着させることで、用紙に対し凹凸が付与される。
また、上記では、図3の(B−1)にて示したように、「コピー機の画像」の全体を含む矩形状の領域を突出させた場合を一例に説明したが、例えば、この「コピー機」の輪郭を境界として、この境界の内側を突出するようにさせてもよい。また、例えば、文字などを突出させる場合には、文字の輪郭を境界としてこの境界の内側を突出させ、文字が浮かび上がるように凸部を形成するようにしてもよい。
また、上記では、用紙50の両面に、クリアトナー層を形成することで、用紙50に凹凸を付与したが、用紙50の裏面におけるクリアトナー層の形成にあたっては、無色透明のクリアトナーではく、白色など有色のトナーを用いてもよい。付言すると、本実施形態の例では、用紙50の裏面には文字などの画像が形成されておらず、この場合、無色透明のクリアトナーではく、白色など有色のトナーを用いても、画像が隠れるなどの不具合が生じない。
また、用紙50の裏面に、文字などの画像が形成されている場合であっても、この画像を外した位置にトナーを載せる場合には、同様に、有色のトナーを用いることができる。なお、用紙50の表面側でも同様であり、文字などの画像を外した位置にトナーを載せる場合には、有色のトナーを用いることができる。
また、上記では、クリアトナーを用いることで、用紙50に対して凹凸を付与したが、発砲トナーを用いて、凹凸を付与するようにしてもよい。なお、この発泡トナーが透明である場合は、画像上にこの発泡トナーを載せられるし、透明でない場合は、画像を外した箇所に発泡トナーを載せるようにする。
また、上記では、クリアトナー層の厚みが一定であったが、用紙50上に形成される通常画像の濃度に応じて、クリアトナー層の厚みを増減させるようにしてもよい。
詳細に説明すると、通常画像には、濃度(画像密度)が大きい部分と、濃度が小さい部分とが存在することがあるが、この場合、濃度に応じて、クリアトナー層の厚みを決めるようしてもよい。
さらに具体的に説明すると、例えば、用紙50の表面へのクリアトナー層の形成に際しては、通常画像のうちの濃度が小さい部分ではクリアトナー層の厚みを大きくし、濃度が大きい部分ではクリアトナー層の厚みが小さくすることができる。さらに説明すると、本実施形態では、用紙50の表面にクリアトナーが付着することになるが、クリアトナーのこの付着に際しては、例えば、通常画像のうちの濃度が小さい部分へのトナーの付着量を多くし、濃度が大きい部分へのトナーの付着量を小さくすることができる。
例えば、凹凸のある立体物の画像(写真や絵)を考えた場合に、濃度が大きい部分は谷となり、濃度が小さい部分は丘となることがある。付言すると、立体物では、上方からの光の照射によって影が生じ、下方に位置し谷となっている部分は濃度が大きくなり、上方に位置し丘となっている部分は濃度が小さくなることがある。
ここで、本実施形態のように、濃度が大きい部分でクリアトナー層の厚みを小さくし、濃度が小さい部分でクリアトナー層の厚みを大きくした場合、上記谷と丘とが再現される形となり、上記立体物の立体感(画像が有する立体感)が再現されるようになる。
なお、ここでは、濃度が大きい部分でクリアトナー層の厚みを小さくし、濃度が小さい部分でクリアトナー層の厚みを大きくしたが、その逆、即ち、濃度が大きい部分でクリアトナー層の厚みを大きくし、濃度が小さい部分でクリアトナー層の厚みを小さくすることもできる。
ここで、上記のように、用紙50の表面へのクリアトナー層の形成に際し、通常画像の濃度に応じて、クリアトナー層の厚みを増減させると、図9(クリアトナー層の厚みを増減させた際の用紙50の状態を示した図)に示すように、用紙50の表面に形成されるクリアトナー層は、その厚みが一定ではなく、部分的に厚みが増し、また、部分的に厚みが小さくなる。また、本実施形態では、上記のように、表面用の凹凸形成用データに対し、階調反転処理および鏡像処理を施すことで、裏面用の凹凸形成用データを生成しているため、用紙50の裏面側でも、形成されるクリアトナー層は、その厚みが一定ではなく、部分的に厚みが増し、また、部分的に厚みが小さくなる。
なお、上記では説明を省略したが、通常画像の画像濃度に基づくクリアトナー層の厚みの増減は、凹凸ジョブ生成部122(図1参照)により行われる。具体的に説明すると、凹凸ジョブ生成部122は、アプリケーション110から送信されてきた画像データを解析することで、通常画像の濃度を把握する。詳細に説明すると、凹凸ジョブ生成部122は、通常画像を複数の領域に分割するとともに、複数の領域の個々の領域毎に、画像の濃度を把握する。
そして、凹凸ジョブ生成部122は、領域毎に把握した画像濃度に基づき、領域毎に、用紙50の表面に形成するクリアトナー層の厚みを決定する。そして、凹凸ジョブ生成部122は、決定したこのクリアトナー層の厚みも考慮に入れたうえで、凹凸形成用データ(表面用の凹凸形成用データ)を生成する。その後、凹凸ジョブ生成部122は、この凹凸形成用データに対して、階調反転処理および鏡像処理を施し、裏面用の凹凸形成用データを生成する。
なお、上記では、一つの装置(画像形成装置200)にて、通常画像の形成、および、クリアトナー層の形成を行ったが、通常画像の形成を行う装置と、クリアトナー層の形成を行う装置(凹凸を形成する凹凸形成装置)とが別個独立に設けられる形態も考えられる。この場合、一つ目の装置にて、用紙に対する通常画像の形成が行われる。また、二つ目の装置にて、クリアトナー層の形成が行われる。
1…画像形成システム、30T,30P,30Y30M,30C,30K…画像形成ユニット、50…用紙、100…画像データ出力装置、200…画像形成装置

Claims (8)

  1. 用紙の第1面の予め定められた箇所に材料を付着させ、当該予め定められた箇所に凸部を形成する凸部形成手段と、
    用紙の第2面のうち、前記予め定められた箇所の裏側に相当する箇所の周囲に材料を付着させ、当該裏側に相当する箇所に凹部を形成する凹部形成手段と、
    を備える凹凸形成装置。
  2. 前記凸部および前記凹部が形成された複数枚の前記用紙を重ねた際に、一の用紙に形成された当該凸部が、当該一の用紙の隣に位置する他の用紙の当該凹部に収まるように、当該凸部および当該凹部は形成されることを特徴とする請求項1に記載の凹凸形成装置。
  3. 前記凹部形成手段は、前記裏側に相当する前記箇所を除き、前記第2面の全面に対して前記材料を付着させることを特徴とする請求項1に記載の凹凸形成装置。
  4. 前記凸部形成手段が用いる前記材料、および、前記凹部形成手段が用いる前記材料の少なくとも一方の材料は、透明であることを特徴とする請求項1に記載の凹凸形成装置。
  5. 用紙の第1面に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により前記第1面に形成された画像の上に材料を付着させ、当該画像が形成されている部分に凸部を形成する凸部形成手段と、
    用紙の第2面のうち、前記凸部が形成される箇所の裏側に相当する箇所の周囲に材料を付着させ、当該裏側に相当する箇所に凹部を形成する凹部形成手段と、
    を備える画像形成装置。
  6. 前記画像形成手段は、画像形成用材料を用いて前記第1面への画像形成を行い、
    前記凸部形成手段は、前記画像の上に、前記画像形成用材料を付着させることで、前記凸部を形成し、
    前記凹部形成手段は、前記裏側に相当する前記箇所の周囲に、前記画像形成用材料を付着させることで、前記凹部を形成することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記凸部形成手段は、前記画像の上に前記材料を付着させるに際し、当該画像のうちの画像濃度が高い部分と画像濃度が低い部分とで、付着させる当該材料の量を異ならせることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 前記凸部形成手段は、像の元となる像データおよび前記材料を用い、前記画像の上に対して当該像を形成することで、当該画像の上への当該材料の前記付着を行い、
    前記凹部形成手段は、像の元となる像データおよび前記材料を用い、前記第2面の上に対して当該像を形成することで、当該第2面への当該材料の前記付着を行い、
    前記凸部形成手段が用いる前記像データおよび前記凹部形成手段が用いる前記像データのうちの一方の像データは、他方の像データに対して階調反転処理および鏡像処理を行うことにより生成された像データであることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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