JP2015078742A - ラジアルころ軸受用保持器及びラジアルころ軸受 - Google Patents

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豊 石橋
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Abstract

【課題】ラジアルころ軸受内を潤滑した潤滑油を、このラジアルころ軸受の周辺に配置された部材に効率良く供給できるラジアルころ軸受用保持器及びラジアルころ軸受を提供する。
【解決手段】円周方向に関して各柱部11b、11bと整合する部分には、両リム部10b、10bの外周面に形成される外周側通油溝23、23と、ポケット12b、12bと異なる構成を有し、各柱部11b、11bに形成され、半径方向に貫通する通油穴25、25とが設けられ、外周側通油溝23、23と通油穴25、25は、円周方向において同位相に形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、自動車用変速機や各種機械装置等の回転支持部に組み込まれるラジアルころ軸受用保持器、及び該保持器を備えたラジアルころ軸受に関する。
例えば、自動車用手動変速機では従来から、図17に示すように、変速用歯車1(特許請求の範囲の外輪相当部材に相当)が、動力伝達軸2(特許請求の範囲の内輪相当部材に相当)の周囲に、ラジアルころ軸受3を介して回転自在に支持される。このラジアルころ軸受3では、変速用歯車1の内周面に設けた円筒状の外輪軌道4と、動力伝達軸2の外周面に設けた円筒状の内輪軌道5との間に、複数のころ6が、保持器7により保持された状態で、転動自在に設けられている。なお、内輪軌道5は、動力伝達軸2の外周面に直接設けられてもよく、別途設けた円筒状の内輪の外周面に設けられてもよい。また、変速用歯車1の側方には、シンクロ機構を構成する為の係合歯8が設けられている。
また、図17に示す構造の場合、変速用歯車1は、動力伝達軸2の外周面に形成された段部14と、動力伝達軸2の外周面にスプライン係合したシンクロハブ15との間に位置する。シンクロナイザは、このシンクロハブ15と係合歯8とを含んで構成されている。シンクロ機構の非結合時には、変速用歯車1と動力伝達軸2との相対回転が自在となり、変速用歯車1が動力伝達に寄与しない状態となる。これに対して、シンクロ機構の結合時には、変速用歯車1と動力伝達軸2とが同期して回転するようになり、変速用歯車1が動力伝達に寄与する状態となる。なお、シンクロ機構の構成及び作用に関しては、従来から周知であり、本発明の要旨とも関係しない為、詳しい説明は省略する。
変速用歯車1と動力伝達軸2との間に設けた、ラジアルころ軸受3は、シンクロナイザを結合せず、変速用歯車1が動力伝達に寄与しない状態では、変速用歯車1と動力伝達軸2とを高速で相対回転させる。この状態では、当然に、ラジアルころ軸受3部分に十分な量の潤滑油を流通させる必要がある。これに対して、変速用歯車1が動力伝達に寄与する状態では、ラジアルころ軸受3は、変速用歯車1と動力伝達軸2との相対回転を許容する必要はない。但し、この状態では、各ころ6の転動面と外輪軌道4及び内輪軌道5との各接触部で微小な往復滑りが発生する。この様な微小な往復滑りに拘らず、これら各接触部でフレッチングが発生することを防止する為には、シンクロ機構が結合されて、変速用歯車1と動力伝達軸2とが同期して回転する状態でも、ラジアルころ軸受3部分に十分な量の潤滑油を流通させる必要がある。
このため、従来、動力伝達軸2の内側中心部には潤滑油の供給路16が形成されている。そして、供給路16にその内端部を通じさせた分岐流路17の外端部が、ラジアルころ軸受3に向けて開口している。自動車の走行時には、変速機に組み込まれたポンプの作用に基づいて潤滑油を供給路16内に送り込み、分岐流路17を通じてラジアルころ軸受3部分に送り込んで、このラジアルころ軸受3を潤滑する。このため、一般的な使用条件下では、シンクロ機構が結合されているか否かに関係なく、ラジアルころ軸受3内に十分な量の潤滑油を流通させる。
また、分岐流路17からラジアルころ軸受3部分に送り込まれた潤滑油は、ラジアルころ軸受3を潤滑した後、遠心力に基づいて外輪軌道4に押し付けられてから、この外輪軌道4と両リム部10の外周面との間の隙間を通じて周囲に排出される。そして、排出された潤滑油は、例えば、変速用歯車1の側面と段部14との摺接部、変速用歯車1の噛合部、或いは、係合歯8の噛合部等を潤滑する。このため、潤滑油がラジアルころ軸受3を通過できるように、外輪軌道4と両リム部10、10の外周面との間に、潤滑油を排出する為の隙間を確保することが要求される。
このため、従来の保持器では、保持器に油溝を設ける、径方向に貫通孔を設ける、或いは、保持器端面に切欠きを設けるなどの対策が施されている。しかしながら、保持器に油溝を形成しても外径側に潤滑油が貫通するまでに柱部により堰き止められ、また、保持器に貫通孔を形成しただけでは、上述した摺接部や噛合部まで潤滑油が行き渡らず、保持器が潤滑油を抱え込んでしまう。さらに、保持器端面に切欠きを設けた場合も同様に、上述した摺接部や噛合部まで潤滑油が行き渡らず、保持器が潤滑油を抱え込んでしまう。
上述の様なラジアルころ軸受に組み込む保持器7aとしては、図18に示すように、円環状の1対のリム部10、10同士の間に、円周方向に所定の間隔で複数の柱部11、11を掛け渡して設け、隣り合う柱部11、11と両リム部10、10とにより囲まれる空間を、それぞれ各ころ6を転動自在に保持する為のポケット12、12としている。そして、保持器7aの円周方向の一部に軸方向全体に亘って貫通する、例えば断面V形状の油導入溝9を曲げ加工により設け、油導入溝9を通して軸方向一方側から軸方向他方側に貫通する貫通油量を増大させて軸受内部の潤滑状態を向上させ、ラジアルころ軸受の温度上昇防止や、スラッジの発生を防止するようにしたころ軸受が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、図19に示すように、保持器7bに形成された複数のポケット12、12のうち、一部のポケット12aにころ6を収納すると共に、その他のポケット12cにはころ6を収納せず、保持器7bの内径側空間に供給された潤滑油を、ころ6が収容されていないポケット12cを介して保持器7bの外径側空間に供給して、ラジアルころ軸受の温度上昇防止や、スラッジの発生を防止するようにしたころ軸受が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2006−200676号公報 特開2006−200674号公報
ところで、特許文献1に記載のころ軸受によれば、リム部10の一部を径方向内側に曲げ加工することで油導入溝9を形成しているので、油導入溝9の数や保持器の形状が制約を受ける虞がある。また、保持器の板厚が厚くなると、限られたスペースでは曲げ成形が困難となり、また、ころが非分離となる構造を有する保持器の場合には、折り曲げによる油導入溝9の成立は難しい。さらに、油導入溝9を曲げ加工により成形すると、溝深さ分だけ内径側に突起として成形されるので、保持器案内方式の成立性が制限される。また、特許文献2に記載のころ軸受によれば、保持器7bが内輪案内方式であるので、潤滑油がころ6を収容しないポケット12cを介して外径側空間に供給することができる構成であり、案内方式が制約を受ける虞がある。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ラジアルころ軸受内を潤滑した潤滑油を、ラジアルころ軸受の周辺に配置された部材に効率良く供給できるラジアルころ軸受用保持器及びラジアルころ軸受を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 軸方向に間隔を開けて設けられた円環状の1対のリム部と、該両リム部間に円周方向に間隔を開けて配置された複数の柱部とを備え、円周方向に隣り合う前記柱部と前記両リム部とによりそれぞれ画成される複数のポケットに、各ころが転動自在に保持されるラジアルころ軸受用保持器であって、
円周方向に関して前記各柱部と整合する部分で、且つ、少なくとも前記両リム部の外周面に形成された外周側通油溝と、
前記ポケットと異なる構成を有し、前記各柱部または前記両リム部に形成され、半径方向に貫通する通油穴と、
を備え、
前記外周側通油溝と前記通油穴とは、円周方向で同位相に形成されていることを特徴とするラジアルころ軸受用保持器。
(2) 前記通油穴は、前記各柱部の軸方向両端部に形成されることを特徴とする(1)に記載のラジアルころ軸受用保持器。
(3) 円周方向に関して前記各柱部と整合する部分で、且つ、少なくとも前記両リム部の内周面に、前記外周側通油溝及び前記通油穴と円周方向で同位相に形成された内周側通油溝を更に備え、
前記通油穴は前記外周側通油溝と前記内周側通油溝とを連通することを特徴とする(1)に記載のラジアルころ軸受用保持器。
(4) 前記通油穴は前記両リム部に形成され、
前記各通油穴の中心線は、径方向外側に向かうにつれて軸方向中心側から両端部側に向って傾斜していることを特徴とする(3)に記載のラジアルころ軸受用保持器。
(5) 前記保持器は、金属製の素材からなり、
前記各柱部は、前記各ころのピッチ円よりも径方向外方に配置される状態で軸方向両端部に設けられた大径部と、前記各ころのピッチ円よりも径方向内方に配置される状態で軸方向中間部に設けられた小径部と、前記大径部と前記各小径部とを軸方向に連続させた連続部とを備えることを特徴とする(1)又は(2)に記載のラジアルころ軸受用保持器。
(6) 前記保持器は、合成樹脂製の素材からなることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載のラジアルころ軸受用保持器。
(7) 内周面に円筒状の外輪軌道を設けた外輪相当部材と、
外周面に円筒状の内輪軌道を設けた内輪相当部材と、
前記外輪軌道と前記内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数のころと、
前記各ころを保持する保持器とを備えたラジアルころ軸受であって、
前記保持器が、(1)〜(6)のいずれかに記載のラジアルころ軸受用保持器であることを特徴とするラジアルころ軸受。
(8) 前記内輪相当部材には、外周面に開口部を有する油供給部が設けられており、
前記通油穴は、前記油供給部の開口部と軸方向にオーバーラップする位置に設けられることを特徴とする(7)に記載のラジアルころ軸受。
本発明のラジアルころ軸受用保持器によれば、円周方向に関して各柱部と整合する部分で、且つ、少なくとも両リム部の外周面に形成された外周側通油溝と、ポケットと異なる構成を有し、各柱部または両リム部に形成され、半径方向に貫通する通油穴と、を備え、外周側通油溝と通油穴とは、円周方向で同位相に形成されているため、ラジアルころ軸受内を潤滑した潤滑油を、効率良くこのラジアルころ軸受の周辺に配置された部材に供給することができる。即ち、本発明の場合、保持器と外輪軌道との間の隙間が小さい外輪案内保持器でも、ラジアルころ軸受を潤滑した潤滑油を、このラジアルころ軸受の内部空間から外部空間へ、通油穴及び外周側通油溝を通じて排出することができる。
(a)は、本発明の第1実施形態に係るラジアルころ軸受の斜視図であり、(b)は、ラジアルころ軸受を軸方向外方から見た状態で示す正投影図である。 (a)は、図1(b)のII−II線に沿って切断し、矢印の方向に見た図であり、(b)は、図2(a)のII’部を外輪相当部材及び内輪相当部材と共に示す拡大断面図である。 (a)は、本発明の第2実施形態に係るラジアルころ軸受の斜視図であり、(b)は、ラジアルころ軸受を軸方向外方から見た状態で示す正投影図である。 (a)は、図3(b)のIV−IV線に沿って切断し、矢印の方向に見た図であり、(b)は、図4(a)のIV’部を外輪相当部材及び内輪相当部材と共に示す拡大断面図である。 (a)は、本発明の第3実施形態に係るラジアルころ軸受の斜視図であり、(b)は、ラジアルころ軸受を軸方向外方から見た状態で示す正投影図である。 (a)は、図5(b)のVI−VI線に沿って切断し、矢印の方向に見た図であり、(b)は、図6(a)のIV’部を外輪相当部材及び内輪相当部材と共に示す拡大断面図である。 (a)は、本発明の第4実施形態に係るラジアルころ軸受の斜視図であり、(b)は、ラジアルころ軸受を軸方向外方から見た状態で示す正投影図である。 (a)は、図7(b)のVIII−VIII線に沿って切断し、矢印の方向に見た図であり、(b)は、図8(a)のVIII’部を外輪相当部材及び内輪相当部材と共に示す拡大断面図である。 (a)は、本発明の第5実施形態に係るラジアルころ軸受の斜視図であり、(b)は、ラジアルころ軸受を軸方向外方から見た状態で示す正投影図である。 (a)は、図9(b)のX−X線に沿って切断し、矢印の方向に見た図であり、(b)は、図10(a)のX’部を外輪相当部材及び内輪相当部材と共に示す拡大断面図である。 (a)は、本発明の第6実施形態に係るラジアルころ軸受の斜視図であり、(b)は、ラジアルころ軸受を軸方向外方から見た状態で示す正投影図である。 (a)は、図11(b)のXII−XII線に沿って切断し、矢印の方向に見た図であり、(b)は、図12(a)のXII’部を外輪相当部材及び内輪相当部材と共に示す拡大断面図である。 (a)は、本発明の第7実施形態に係るラジアルころ軸受の斜視図であり、(b)は、ラジアルころ軸受を軸方向外方から見た状態で示す正投影図である。 (a)は、図13(b)のXIV−XIV線に沿って切断し、矢印の方向に見た図であり、(b)は、図14(a)のXIV’部を外輪相当部材及び内輪相当部材と共に示す拡大断面図である。 (a)は、本発明の第8実施形態に係るラジアルころ軸受の斜視図であり、(b)は、ラジアルころ軸受を軸方向外方から見た状態で示す正投影図である。 (a)は、図15(b)のXVI−XVI線に沿って切断し、矢印の方向に見た図であり、(b)は、図16(a)のXVI’部を外輪相当部材及び内輪相当部材と共に示す拡大断面図である。 本発明の対象となるラジアルころ軸受を組み込んだ自動車用手動変速機の1例を示す部分断面図である。 従来構造の保持器を示す斜視図である。 他の従来構造の保持器の部分平面展開図である。
以下、本発明の各実施形態に係るラジアルころ軸受用保持器、及びラジアルころ軸受について図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1及び図2は、本発明の第1実施形態に係るラジアルころ軸受を示している。本実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cは、金属製の素材に削り加工を施すことで形成される。なお、本発明の特徴は、保持器7cに後述する外周側通油溝23、23と、通油穴25とを設けた点にある。この特徴部分以外の基本的な構造は、従来から知られているラジアルころ軸受用保持器の構造とほぼ同様であるから、従来と同様に構成する部分に就いては説明を省略若しくは簡略にし、以下、本実施形態の特徴部分を中心に説明する。
ラジアルころ軸受用保持器7cは、軸方向に間隔を開けて設けられた円環状の1対のリム部10b、10bと、該両リム部10b、10b間に円周方向に間隔を開けて配置された複数の柱部11b、11bとを備え、円周方向に隣り合う柱部11b、11bと両リム部10b、10bとによりそれぞれ画成される複数のポケット12b、12bには、各ころ6が転動自在に保持される。
各柱部11b、11bの形状は、全体を屈曲させた形状を有しており、各ころ6、6のピッチ円よりも径方向外方に配置された状態で、軸方向両端部に設けられた外径寄り部分19a、19a(特許請求の範囲の大径部に相当)と、各ころ6、6のピッチ円よりも径方向内方に配置された状態で、軸方向中間部に設けられた内径寄り部分18a、18a(特許請求の範囲の小径部に相当)と、外径寄り部分19a、19aと内径寄り部分18a、18aとを連続させる傾斜部20a、20a(特許請求の範囲の連続部に相当)と、を備える。
また、円周方向に隣り合う各柱部11b、11bの互いに対向する側縁部のうち、各内径寄り部分18a、18aと各外径寄り部分19a、19aとにそれぞれ、互いに近づく方向に突出した内径側、外径側両係合部21a、22aを形成して、各ころ6、6が、各ポケット12b、12bから脱落することを防止している。
特に、本実施形態の場合、両リム部10b、10bの外周面に、複数個(柱部11b、11bの数の2倍)の外周側通油溝23、23を形成している。各外周側通油溝23、23は、断面形状が略半円形であり、両リム部10b、10bの外周面のうち、円周方向に関して各柱部11b、11bと整合する部分の一部(中央部)に、これら両リム部10b、10bの軸方向の全長に亙り形成されており、両リム部10b、10bの軸方向両側に開口している。
また、各柱部11b、11bには、半径方向に貫通し、且つ、ポケット12bと異なる構成、即ち、ポケット12bと寸法の異なる矩形状の通油穴25が形成されている。通油穴25は、外周側通油溝23と円周方向において同位相、即ち、各柱部11b、11bの円周方向中間部において、内径寄り部分18a、18a及び傾斜部20a,20aの軸方向長さ全域から軸方向両側の外径寄り部分19a、19aに亘って形成されて、外周側通油溝23と通油穴25とが連通している。即ち、外周側通油溝23は、両リム部10b、10bの外周面から柱部11b、11bの外径寄り部分19a、19aの通油穴25と連通する位置まで、軸方向に延びて形成されている。
保持器7cは、金属製の素材に削り加工を施して得た中間素材に、ピアス(プレスによる打ち抜き)加工を施すことにより、上述の様な脱落防止構造を備えた各ポケット12b、12bを形成する。なお、各外周側通油溝23、23及び通油穴25、25は、切削加工或いは潰し加工により形成する。
上述の様なラジアルころ軸受用保持器7cは、各ポケット12b、12bの内側に各ころ6、6を転動自在に保持した状態で、図17に示した様な、自動車用手動変速機を構成する変速用歯車1の外輪軌道4と、同じく動力伝達軸2の内輪軌道5との間に組み込まれて、ラジアルころ軸受3を構成する。
また、このように組み込まれた状態で、本実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cの場合、この保持器7cの外周面(両リム部10b、10bの外周面)と外輪軌道4(図17)とを、摺接若しくは近接対向させることにより、保持器7cの姿勢が外輪案内により規制される。
また、本実施形態の場合、図2(b)に示すように、各柱部11b、11bの内径寄り部分18a、18aと内輪軌道5との間の内径側空間29と、各柱部11b、11bの外周面と外輪軌道4との間の外径側空間27とが、通油穴25、25により連通している。更に、各外周側通油溝23、23の底部と、外輪軌道4との間に、軸方向両側に開口した通油用空間26、26が設けられる。即ち、各通油用空間26、26は、各柱部11b、11bの外周面と外輪軌道4との間の外径側空間27と、両リム部10b、10bの軸方向外方(リム部に関して「軸方向外」とは、柱部と対向しない側を言い、同じく「軸方向内」とは、柱部と対向する側を言う。本明細書全体で同じ。)の外部空間28、28とを連通している。
上述のように構成する本実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cによれば、保持器7cの各柱部11b、11bに、径方向に貫通する各通油穴25、25を設けると共に、両リム部10b、10bの外周面に各外周側通油溝23、23を軸方向に沿って形成しているので、例えば、図17に示すように、保持器7cの軸方向中間部に位置する、内輪軌道5に開口部を有する動力伝達軸2の油供給部(分岐流路17)から供給され、ラジアルころ軸受内を潤滑した潤滑油を、効率良くこのラジアルころ軸受の周辺に配置された部材に供給できる。即ち、外輪案内保持器である本実施形態の場合、ラジアルころ軸受用保持器7cの外周面と外輪軌道4との間の隙間が小さくても、ラジアルころ軸受を潤滑した潤滑油を、このラジアルころ軸受の内部から外部へ、各通油穴25、25及び各外周側通油溝23、23を通じて排出することができる。
また、通油穴25は、ポケット12bと異なる寸法を有しているので、ころ6の誤組みを防止することができる。
特に、本実施形態の場合、断面形状を略M字形としたことにより、潤滑油が滞留し易い部分である外輪軌道4と各柱部11b、11bの内径寄り部分18a、18aの外周面との間の外径側空間27、27に存在する潤滑油を、両リム部10b、10bの軸方向外方の外部空間28、28に効率良く排出できる。そして、これら各外部空間28、28に排出された潤滑油を、例えば、図17に示した、変速用歯車1の側面と動力伝達軸2の段部14との摺接部、この変速用歯車1の噛合部、或いは係合歯8の噛合部等の周辺部材の潤滑に使用することができる。
[第2実施形態]
図3及び図4は、本発明の第2実施形態に係るラジアルころ軸受を示している。本実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cは、金属製の薄板状の素材にプレス加工を施すことで形成される。
具体的には、金属製の薄板状の素材にピアス(プレスによる打ち抜き)加工を施すことにより、上述の様な脱落防止構造を備えた各ポケット12b、12bを形成すると共に、各柱部11b、11bに各通油穴25、25を形成し、さらに、プレス加工を施して断面形状がM字型の柱部11b、11bを形成する。
また、両リム部10b、10bは、プレス加工によって軸方向両端部を径方向内側、更に軸方向内側に折り返した折り返し部42を有するが、各外周側通油溝23、23は、折り返し部42となる軸方向位置まで、各通油穴25、25とともにピアス加工して予め溝用穴部30を形成しておくことで、プレス加工により径方向内側及び軸方向内側に折り返して構成される。したがって、外周側通油溝23、23と通油穴25とは同時にピアス加工され、互いに連通している。これにより、外周側通油溝23、23の断面形状は、台形形状に形成される。
その他の構成及び作用・効果に就いては、前述した第1実施形態の場合とほぼ同様である。
[第3実施形態]
図5及び図6は、本発明の第3実施形態に係るラジアルころ軸受を示している。本実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cは、第2実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cと同様に、金属製の薄板状の素材にプレス加工を施すことで形成され、各通油穴25、25は、各柱部11b、11bの外径寄り部分19a、19aから傾斜部20a、20a、及び内径寄り部分18a、18aの一部(軸方向両端部)にかけて、軸方向両側の2か所に分割して形成されている。
上述のように構成する本実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cによれば、円周方向に関して柱部11b、11bと整合する部分に形成される一対の通油穴25、25は、各柱部11b、11bの軸方向両端部に形成されるため、各柱部11b、11bの強度を確保することができる。また、図6(b)に示すように、一対の通油穴25、25と、一対の分岐流路17(図は、一方のみ示す)の開口部とが軸方向にオーバーラップする位置にある場合には、一対の分岐流路17から内径側空間29及び一対の通油穴25、25を介して外径側空間27へ供給される潤滑油の通油性を向上することができる。
その他の構成及び作用・効果に就いては、前述した第2実施形態の場合とほぼ同様である。
[第4実施形態]
図7及び図8は、本発明の第4実施形態に係るラジアルころ軸受を示している。本実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cは、金属製の薄板状の素材にプレス加工を施すことで形成され、第3実施形態と同様に、各柱部11b、11bの軸方向両側に分割して形成された各通油穴25、25に加えて、両通油穴25、25の間となる、内径寄り部分18a、18aの軸方向中央部に通油穴25が追加して形成されている。
上述のように構成する本実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cによれば、貫通油量をより確保しつつ、柱部11b、11bの強度をアップすることができる。
その他の構成及び作用・効果に就いては、前述した第1実施形態の場合とほぼ同様である。
[第5実施形態]
図9及び図10は、本発明の第5実施形態に係るラジアルころ軸受を示している。本実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cは、ポリアミドなどの合成樹脂を射出成形することで形成される。
本実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cは、軸方向に間隔を開けて設けられた円環状の1対のリム部10b、10bと、該両リム部10b、10b間に円周方向に間隔を開けて配置された複数の柱部11b、11bとを備え、円周方向に隣り合う柱部11b、11bと両リム部10b、10bとによりそれぞれ画成される複数のポケット12b、12bには、各ころ6が転動自在に保持される。
また、両リム部10b、10b及び各柱部11b、11bの外周面には、複数個の外周側通油溝23、23が形成されると共に、各柱部11b、11bの軸方向略中間部には、半径方向に貫通し、且つ、ポケット12bの形状と異なる形状の通油穴25、25が形成されている。各通油穴25、25は、各外周側通油溝23、23と円周方向において同位相であり、各柱部11b、11bの円周方向中間部に形成されている。これにより、各外周側通油溝23、23と各通油穴25、25とは連通している。
したがって、樹脂製の保持器7cにおいても、保持器7cの内径側空間29と、各柱部11b、11bの外周面と外輪軌道4との間の外径側空間27、及びこの外径側空間27と両リム部10b、10bの軸方向外方の外部空間28、28との間における通油性を向上することができる。
その他の構成及び作用・効果に就いては、前述した第1実施形態の場合とほぼ同様である。
[第6実施形態]
図11及び図12は、本発明の第6実施形態に係るラジアルころ軸受を示している。本実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cは、第5実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cと同様に、ポリアミドなどの合成樹脂を射出成形することで形成される。
本実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cは、円周方向に関して各柱部11b、11bと整合する部分(円周方向において略中間部)で、両リム部10b、10b及び各柱部11b、11bの外周面に、保持器7cの軸方向全長に亘って複数個の外周側通油溝23、23が形成され、更に、両リム部10b、10b及び各柱部11b、11bの内周面にも、内周側通油溝23a、23aが、軸方向の全長に亘って形成されている。更に、両リム部10b、10bには、半径方向に貫通する各通油穴25、25が形成されている。
各内周側通油溝23a、23a、各通油穴25、25、及び各外周側通油溝23、23は、円周方向で同位相に形成されている。即ち、各内周側通油溝23a、23a、各通油穴25、25、及び各外周側通油溝23、23は、互いに連通している。
これにより、図2に示す第1実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cで説明した、各外周側通油溝23、23の底部と、外輪軌道4との間に設けられて軸方向両側に開口する通油用空間26、26に加えて、内周側通油溝23a、23aの底部と、内輪軌道5との間に、軸方向両側に開口した通油用空間26a、26aが形成される。これにより、各柱部11b、11bの外周面と外輪軌道4との間の外径側空間27と、両リム部10b、10bの軸方向外方の外部空間28、28とが連通すると共、各柱部11b、11bの内径側空間29と、両リム部10b、10bの軸方向外方の外部空間28、28とが連通する。
ラジアルころ軸受用保持器7cを径方向に貫通する各通油穴25、25が、両リム部10b、10bに配置されることで、各柱部11b、11bの強度が向上する。また、図17に示すように、分岐流路17からラジアルころ軸受3部分に送り込まれ、ラジアルころ軸受3を潤滑した潤滑油は、遠心力に基づいて各内周側通油溝23a、23aから両リム部10b、10bに形成された各通油穴25、25を介して各外周側通油溝23、23に供給され、更に、両リム部10b、10bの軸方向外方の外部空間28、28に効率良く排出されて、変速用歯車1の側面と段部14との摺接部、変速用歯車1の噛合部、或いは、係合歯8の噛合部等を潤滑する。
その他の構成及び作用・効果に就いては、前述した第5実施形態の場合とほぼ同様である。
[第7実施形態]
図13及び図14は、本発明の第7実施形態に係るラジアルころ軸受を示している。本実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cは、第5及び第6実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cと同様に、ポリアミドなどの合成樹脂を射出成形することで形成される。
本実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cは、両リム部10b、10b及び各柱部11b、11bの外周面及び内周面に、保持器7cの軸方向全長に亘って形成された各外周側通油溝23、23と各内周側通油溝23a、23aとを有し、更に、各外周側通油溝23、23と各内周側通油溝23a、23aとを連通して、両リム部10b、10bに各通油穴25、25が形成されている。各通油穴25、25の中心線CLは、径方向外側に向かうにつれて軸方向中心側から両端部側に向って傾斜している。
上述のように構成する本実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cによれば、各通油穴25、25の中心線CLは、径方向外側に向かうにつれて軸方向中心側から両端部側に向って傾斜しているため、ラジアルころ軸受を潤滑した潤滑油が、ラジアルころ軸受の軸方向外方の外部空間28、28に、より効率良く排出することができる。
その他の構成及び作用・効果に就いては、前述した第6実施形態の場合とほぼ同様である。
[第8実施形態]
図15及び図16は、本発明の第8実施形態に係るラジアルころ軸受を示している。本実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cは、第5実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cと同様に、ポリアミドなどの合成樹脂を射出成形することで形成される。
本実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cは、各柱部11b、11b及び両リム部10b、10bの内周面に、各内周側通油溝23a、23aを軸方向全長に亘って形成すると共に、各外周側通油溝23、23を両リム部10b、10bの外周面の軸方向端部に形成している。そして、両リム部10b、10bに形成された各通油穴25、25により、各内周側通油溝23a、23aと各外周側通油溝23、23とを連通させている。
上述のように構成する本実施形態のラジアルころ軸受用保持器7cによれば、各外周側通油溝23、23が、両リム部10b、10bの軸方向端部にのみ形成されることで、各柱部11b、11bの強度が更に向上するので、各柱部11b、11bに各外周側通油溝23、23を設けるスペースが確保し難い保持器7cや、各柱部11b、11bに作用する力が大きい、高負荷容量のラジアルころ軸受に有効である。
その他の構成及び作用・効果に就いては、前述した第6実施形態の場合とほぼ同様である。
尚、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
なお、本実施形態では全て、通油穴は、外周側通油溝と直接連通する構成となっているが、これに限定されるものでなく、外周側通油溝が軸方向に貫通して、通油穴より径方向外側の空間に臨むことで、通油穴と外周側通油溝とが連通する構成であればよい。したがって、例えば、第1実施形態のような削り加工によって形成される保持器において、通油穴25を柱部11b、11bの内径寄り部分18a、18aにのみ形成する一方、外周側通油溝23、23を両リム部10b、10bから柱部11b、11bの外径寄り部分19a、19aに向かって軸方向に貫通する構成であってもよい。
また、外周側通油溝は、軸方向両端が開口して、柱部の径方向外方の空間と、リム部の軸方向外方の空間とを軸方向に連通できる構造であればよく、形状や深さ寸法は限定されるものではない。また、通油穴は、ラジアルころ軸受用保持器の内径側空間と外径側空間とを連通できる構造であれば、形状は任意である。
また、本発明のラジアルころ軸受用保持器は、外輪案内方式のものについて説明したが、内輪案内或いは転動体(ころ)案内方式のものにおいても適用することができる。
1 変速用歯車(外輪相当部材)
2 動力伝達軸(内輪相当部材)
3 ラジアルころ軸受
4 外輪軌道
5 内輪軌道
6 ころ
7,7a,7b,7c ラジアルころ軸受用保持器
10 リム部
11,11b 柱部
12,12a,12b,12c ポケット
18a 内径寄り部分(小径部)
19a 外径寄り部分(大径部)
20a 傾斜部(連続部)
23 外周側通油溝
23a 内周側通油溝
25 通油穴
CL 通油穴の中心線

Claims (8)

  1. 軸方向に間隔を開けて設けられた円環状の1対のリム部と、該両リム部間に円周方向に間隔を開けて配置された複数の柱部とを備え、円周方向に隣り合う前記柱部と前記両リム部とによりそれぞれ画成される複数のポケットに、各ころが転動自在に保持されるラジアルころ軸受用保持器であって、
    円周方向に関して前記各柱部と整合する部分で、且つ、少なくとも前記両リム部の外周面に形成された外周側通油溝と、
    前記ポケットと異なる構成を有し、前記各柱部または前記両リム部に形成され、半径方向に貫通する通油穴と、
    を備え、
    前記外周側通油溝と前記通油穴とは、円周方向で同位相に形成されていることを特徴とするラジアルころ軸受用保持器。
  2. 前記通油穴は、前記各柱部の軸方向両端部に形成されることを特徴とする請求項1に記載のラジアルころ軸受用保持器。
  3. 円周方向に関して前記各柱部と整合する部分で、且つ、少なくとも前記両リム部の内周面に、前記外周側通油溝及び前記通油穴と円周方向で同位相に形成された内周側通油溝を更に備え、
    前記通油穴は前記外周側通油溝と前記内周側通油溝とを連通することを特徴とする請求項1に記載のラジアルころ軸受用保持器。
  4. 前記通油穴は前記両リム部に形成され、
    前記各通油穴の中心線は、径方向外側に向かうにつれて軸方向中心側から両端部側に向って傾斜していることを特徴とする請求項3に記載のラジアルころ軸受用保持器。
  5. 前記保持器は、金属製の素材からなり、
    前記各柱部は、前記各ころのピッチ円よりも径方向外方に配置される状態で軸方向両端部に設けられた大径部と、前記各ころのピッチ円よりも径方向内方に配置される状態で軸方向中間部に設けられた小径部と、前記大径部と前記各小径部とを軸方向に連続させた連続部とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のラジアルころ軸受用保持器。
  6. 前記保持器は、合成樹脂製の素材からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のラジアルころ軸受用保持器。
  7. 内周面に円筒状の外輪軌道を設けた外輪相当部材と、
    外周面に円筒状の内輪軌道を設けた内輪相当部材と、
    前記外輪軌道と前記内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数のころと、
    前記各ころを保持する保持器とを備えたラジアルころ軸受であって、
    前記保持器が、請求項1〜6のいずれか1項に記載のラジアルころ軸受用保持器であることを特徴とするラジアルころ軸受。
  8. 前記内輪相当部材には、外周面に開口部を有する油供給部が設けられており、
    前記通油穴は、前記油供給部の開口部と軸方向にオーバーラップする位置に設けられることを特徴とする請求項7に記載のラジアルころ軸受。


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