JP2016142331A - ラジアルころ軸受 - Google Patents

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【課題】外輪に形成された油孔から潤滑油が供給される構成において、通油性のよい油溜りを設けて潤滑性能を向上することができるラジアルころ軸受を提供する。【解決手段】ソリッド形ラジアルニードル軸受10は、外輪13に形成された油孔16から供給される潤滑油によって潤滑される。保持器20の一対のリム部21の少なくとも一方の外周面には、軸方向内側に向かって内径側に傾斜し、ポケット23に臨むテーパー状の凹部24が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ラジアルころ軸受に関し、特に、ラジアル円筒ころ軸受や、ソリッド形ラジアルニードル軸受のような、建設機械の油圧ポンプや鉄鋼設備等に使用されるラジアルころ軸受に関する。
従来、図8に示すようなころ軸受100において、外輪101と、外輪101の内周面に転動可能に配置された複数のころ110と、複数のころ110を保持するポケット121を有する保持器120と、を備え、外輪101の軸方向中間部に形成された油孔105及び油溝106から潤滑油を供給して、ころ110を潤滑することが知られている。
また、図9に示すようなころ軸受100aでは、外輪101の鍔部102に径方向に貫通するように油孔105及び油溝106を形成し、油孔105を通過した潤滑油が保持器120のリム部122の外周面を介して、ころ110を潤滑している。
さらに、ラジアル円筒ころ軸受や、ラジアルニードル軸受に使用される保持器において、保持器に凹部を設けたものが種々考案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。例えば、特許文献1に記載の転がり軸受ユニットでは、自己潤滑性を有する樹脂製保持器を構成するリム部の外側面に、油溜りとして機能する多数の凹部を設けることが記載されている。また、特許文献2に記載の針状ころ軸受では、円筒部材の軸方向両端面に凹部としての油溝を形成することが記載されている。さらに、特許文献3に記載のラジアルニードル軸受では、柱部とリム部との連結部同士の間に凹部を形成し、ポケットの隅部の曲率半径を大きくすることで、応力集中を軽減して、保持器の強度を図ると共に、凹部を油溜りとして機能させることが記載されている。
特開2009−197824号公報 特開2009−156391号公報 特開2006−342883号公報
ところで、図8や図9に示すように、外輪101に形成された油孔105から潤滑油が供給されるころ軸受100では、ポケット内部だけでなく、ポケット121と連通する軸受空間内で、潤滑油を一時的に保持することができ、且つ、必要に応じてポケット内部へ供給できる通油性のよい油溜りが求められる。
特許文献1に記載の転がり軸受ユニットや、特許文献2に記載の針状ころ軸受では、保持器に油溝を形成して潤滑性向上を狙っているが、ポケット部に油溝や油溜りが設けられていないため、ころとポケット部で潤滑油を保持することができなかった。また、特許文献3に記載のラジアルニードル軸受では、ポケット部の内面に凹部が形成され、応力集中緩和と耐焼き付き性能の向上が図られているが、外輪の油孔からのポケット部への潤滑については考慮されていない。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、外輪に形成された油孔から潤滑油が供給される構成において、通油性のよい油溜りを設けて潤滑性能を向上することができるラジアルころ軸受を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 内周面に外輪軌道面を有すると共に、軸方向両端部に径方向内向きに延びる一対の鍔部を有する外輪と、
前記外輪軌道面に転動可能に配置された複数のころと、
軸方向に間隔を開けて設けられた円環状の一対のリム部と、該両リム部間に円周方向に間隔を開けて配置された複数の柱部とを備え、円周方向に隣り合う前記柱部と前記両リム部とによりそれぞれ画成される複数のポケットで前記複数のころを転動可能に保持する保持器と、
を備え、前記外輪に形成された油孔から供給される潤滑油によって潤滑されるラジアルころ軸受であって、
前記保持器の一対のリム部の少なくとも一方の外周面には、軸方向内側に向かって内径側に傾斜し、前記ポケットに臨むテーパー状の凹部が形成されていることを特徴とするラジアルころ軸受。
(2) 前記油孔は、前記凹部に開口するように、前記外輪の鍔部に形成されることを特徴とする(1)に記載のラジアルころ軸受。
(3) 前記凹部は、円周方向に隣接する前記柱部と前記リム部とを連結する連結部間で、前記リム部の外周面に形成されることを特徴とする(1)に記載のラジアルころ軸受。
本発明のラジアルころ軸受によれば、外輪に形成された油孔から供給される潤滑油によって潤滑される構成において、保持器の一対のリム部の少なくとも一方の外周面には、軸方向内側に向かって内径側に傾斜し、ポケットに臨むテーパー状の凹部が形成されている。これにより、テーパー状の凹部が通油性のよい油溜りとなり、潤滑性能を向上することができる。
本発明の一実施形態に係るソリッド形ラジアルニードル軸受の断面図である。 図1の保持器を示す斜視図である。 本発明の第1変形例に係るソリッド形ラジアルニードル軸受の断面図である。 本発明の第2変形例に係るソリッド形ラジアルニードル軸受の断面図である。 本発明の第3変形例に係るソリッド形ラジアルニードル軸受の断面図である。 本発明の第4変形例に係るソリッド形ラジアルニードル軸受の断面図である。 本発明の第5変形例に係るソリッド形ラジアルニードル軸受の断面図である。 従来のラジアルころ軸受の断面図である。 従来の他のラジアルころ軸受の断面図である。
以下、本発明のラジアルころ軸受の一実施形態に係るソリッド形ラジアルニードル軸受について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態のソリッド形ラジアルニードル軸受10は、転動体である複数のニードル11と、内周面に外輪軌道面12を有する外輪13と、複数のニードル11を転動可能に保持する樹脂製の保持器20と、を備える。
外輪13は、軸方向両端部に径方向内向きに延びる一対の鍔部14,15を有しており、また、一方の鍔部15には、径方向に貫通する油孔16と、外周面において該油孔16と連通する環状の油溝17とが形成されている。
保持器20は、軸方向に間隔を開けて設けられた円環状の一対のリム部21と、両リム部21間に円周方向に間隔を開けて配置された複数の柱部22とを備え、円周方向に隣り合う柱部22と両リム部21とによりそれぞれ画成されて複数のポケット23が形成されている。また、保持器20は、一対のリム部21の外周面が一対の鍔部14,15の内周面と対向して、外輪案内されている。
これにより、複数のニードル11は、外輪軌道面12に転動可能に配置されて、複数のポケット23内に保持されている。
また、保持器20の一対のリム部21の外周面には、軸方向内側に向かって内径側に傾斜し、ポケット23に臨むテーパー状の凹部24が形成されている。テーパー状の凹部24は、円周方向に隣接する柱部22と各リム部21とを連結する連結部間にそれぞれ形成される。
また、外輪13の鍔部15に形成された油孔16は、このテーパー状凹部24に開口している。
したがって、テーパー状の凹部24は、通油性のよい油溜りとなり、ニードル11に潤滑油を供給することができ、潤滑性能を向上することができる。特に、保持器20は、外輪案内されるので、外輪13の内周面とで、凹部24は潤滑油の保持性を高めることができる。
また、外輪13に形成された油孔16は、テーパー状の凹部24に開口しているので、油孔16から供給される潤滑油が、通油性のよいテーパー状の凹部24を通過して、ポケット23内に供給され、潤滑性能をより向上することができる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、図3に示す第1変形例のように、外輪13は、一対の鍔部14、15の両側に、油孔16及び油溝17を有してもよい。
なお、上記実施形態では、保持器20のリム部21は、図2に示すように、テーパー状の凹部24の軸方向外側に円筒面26を有しているが、図3に示すように、テーパー状の凹部24が、リム部21の軸方向外端面まで形成されていてもよい。
また、図4に示す第2変形例のように、外輪13は、軸方向中間部に、油孔16及び油溝17を有する構成であってもよい。これにより、鍔部14、15の軸方向幅を小さくすることができ、省スペース化に寄与することができる。
併せて、図3と同様に、テーパー状の凹部24をリム部21の軸方向外端面まで形成することで、油溜りとして機能を確保しつつ、コンパクト化を図ることができる。
また、図5に示す第3変形例のように、外輪13の油孔16は、鍔部15に斜めに形成され、ニードル11の軸方向端面及び保持器20のテーパー状凹部24に開口するようにしてもよい。
また、図6に示す第4変形例のように、外輪13の油孔16は、逃げ溝18が形成される部分に開口するようにしてもよい。
さらに、図7に示す第5変形例のように、外輪13の油孔16は、鍔部15を軸方向に貫通するようにしてもよい。
第4及び第5変形例の場合、テーパー状の凹部24は、通油性のよい油溜りとなり、潤滑油を一時的に保持すると共に、ニードル11に該凹部24に保持された潤滑油を円滑に供給することができ、潤滑性能を向上することができる。
また、上記実施形態では、保持器は合成樹脂製としているが、これに限らず、金属製であってもよい。
さらに、本発明のラジアルころ軸受は、上記実施形態のソリッド形ラジアルニードル軸受に限定されず、例えば、ラジアル円筒ころ軸受であってもよい。
10 ソリッド形ラジアルニードル軸受(ラジアルころ軸受)
11 ニードル(ころ)
12 外輪軌道面
13 外輪
14、15 鍔部
16 油孔
17 油溝
20 保持器
21 リム部
22 柱部
23 ポケット
24 テーパー状の凹部

Claims (3)

  1. 内周面に外輪軌道面を有すると共に、軸方向両端部に径方向内向きに延びる一対の鍔部を有する外輪と、
    前記外輪軌道面に転動可能に配置された複数のころと、
    軸方向に間隔を開けて設けられた円環状の一対のリム部と、該両リム部間に円周方向に間隔を開けて配置された複数の柱部とを備え、円周方向に隣り合う前記柱部と前記両リム部とによりそれぞれ画成される複数のポケットで前記複数のころを転動可能に保持する保持器と、
    を備え、前記外輪に形成された油孔から供給される潤滑油によって潤滑されるラジアルころ軸受であって、
    前記保持器の一対のリム部の少なくとも一方の外周面には、軸方向内側に向かって内径側に傾斜し、前記ポケットに臨むテーパー状の凹部が形成されていることを特徴とするラジアルころ軸受。
  2. 前記油孔は、前記凹部に開口するように、前記外輪の鍔部に形成されることを特徴とする請求項1に記載のラジアルころ軸受。
  3. 前記凹部は、円周方向に隣接する前記柱部と前記リム部とを連結する連結部間で、前記リム部の外周面に形成されることを特徴とする請求項1に記載のラジアルころ軸受。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102022111073A1 (de) 2022-05-05 2023-11-09 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Käfig für Wälzlager, Wälzlager mit einem Käfig sowie Planetengetriebe mit einem Wälzlager

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DE102022111073A1 (de) 2022-05-05 2023-11-09 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Käfig für Wälzlager, Wälzlager mit einem Käfig sowie Planetengetriebe mit einem Wälzlager

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