JP2015077929A - 自動車用ドアトリム - Google Patents

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【課題】大きなX方向規制面を確保してドアインナーシールとの間における隙間の発生を抑え、見栄えを向上させることができる自動車用ドアトリムを提供する。【解決手段】ウエストガーニッシュ21に、ドアインナーシール16の本体部16aと対向する内面よりウエストガーニッシュ21の型抜き方向ZU−ZDに突出させてX方向規制用突出部22を設けるとともに、X方向規制用突出部22に連通してウエストガーニッシュ21の型抜き方向ZU−ZDに貫通する貫通孔24を設け、X方向規制用突出部22のアンダーカット形状をなくして大きなX方向規制面を確保した。【選択図】図2

Description

本発明は自動車用ドアトリムに関するものである。
従来、自動車用ドア(主としてサイドドア)において、そのドア内に昇降動可能なウインドーガラスを配設してなる昇降窓を設けた自動車用ドアが知られている。この自動車用ドアでは、ドアインナーパネルに内装材としてのドアトリムが装着されているとともに、昇降窓の開口縁をなすドアインナーパネルの上縁フランジ部に、ドアウインドーガラスと摺接するドアインナーシール(ウエザーストリップともいう)を取り付けている(例えば、特許文献1参照)。
このような自動車に取り付けられるドアトリムでは、ドアインナーシールとドアトリムのウエストガーニッシュとの間をしっかりと位置決め固定をして一体感を持たせることが必要である。このために、ドアインナーシールとウエストガーニッシュの間に位置規制部を設けて、互いの位置が動かない構造にすることが要求されている。
特開2009−29297号公報。
図7及び図8は、従来の自動車用ドアトリムにおける位置規制構造の一例を説明するものである。その図7は従来のドアトリムを適用した自動車用ドアを車内側から見た正面図、図8は要部拡大断面図(図7のD−D線に相当する部分)である。
図7及び図8において、自動車用ドア51は、ドアインナーパネル52とドアアウターパネル(図示せず)との間にウインドーガラス53を配してなる昇降窓54が設けられている。そのドアインナーパネル52にはドアトリム55が装着されている。また、図8に示すように、ドアインナーパネル52の窓開口縁をなす上縁フランジ部52aには、ドアインナーシール56が取り付けられている。
ドアインナーシール56は、熱可塑性合成樹脂やゴム等の材料よりなり、本体部56aと、上下のシールリップ部56b、56cと、遮蔽リップ部56dとを一体に有して、上縁フランジ部52aの長手方向に沿って長尺をなして形成されている。そして、ドアインナーシール56の本体部56aに形成された下向きの差し込み溝57に、ドアインナーパネル52の上縁フランジ部52aを差し込み、かつ接着剤等で固着して上縁フランジ部52aに取り付けられる。また、ドアインナーシール56は、ドアインナーパネル52に取り付けられた状態では、上下のシールリップ部56b,56cがウインドーガラス53の内面にシール機能を有して摺接するとともに、遮蔽リップ部56dが後述するドアトリム55側のウエストフランジ面55aに表皮材58の端末58aを介して弾接する。
また、このようにしてドアインナーパネル52に取り付けられたドアインナーシール56は、図8に示すように、ドアインナーパネル52が車体の傾き形状に合わせて下側から上側に向かって内側(車室側)に傾斜して設けられている。そのため、本体部56aの車幅方向外面56Sも下側から上側に向かって内側(車室側)に傾斜している。
ドアトリム55は、合成樹脂材を射出成形することにより所要形状に成形されたトリム本体としての芯材59と、芯材59の表面側に貼着される表皮材58と、芯材59のウエスト部裏面に沿って貼着される長尺状の樹脂成形体(樹脂製)からなるウエストガーニッシュ61と、から大略構成されている。
図9及び図10はウエストガーニッシュ61を示し、図9はウエストガーニッシュ61を裏面側から見た斜視図、図10は図9のE部を拡大して示す斜視図である。図7及び図8に図9及び図10を加えてさらに説明すると、ウエストガーニッシュ61を樹脂成形加工する場合、金型からウエストガーニッシュ61を取り出す際に型が開かれる方向、すなわち型抜き方向は図8(b)に示す矢印ZU−ZD方向となっている。
ウエストガーニッシュ61は、ドアインナーシール56の本体部56a上を覆うようにして内側(車室内)から外側(車室外)に向かって緩やかに全体が屈曲されている。また、図8〜図10に示すように、ウエストガーニッシュ61には、その内面側(ウインドーガラス53側)に、第1突出部62と第2突出部である垂直リブ63、63が所定の間隔をおいて前後方向に繰り返し並設されている。第1突出部62は、ドアインナーシール56における本体部56aの車幅方向外面56Sと対向するようにして、該ウエストガーニッシュ61の外面側から内面側に向かって一部が押し出された状態にして形成されている。垂直リブ63、63は、第1突出部62の前後で、かつドアインナーシール56の本体部56aの上面56Uと対向する内面より垂直(型抜き方向)に突出した状態にして形成されている。
また、各第1突出部62には、本体部56aの車幅方向外面56Sと対向する位置に、その車幅方向外面56Sと当接されて、ウエストガーニッシュ61がドアインナーシール56に対して図8中に矢印Xで示す方向(車車幅方向)に移動するのを規制するX方向規制面62aが設けられている。一方、第2の突出部である各垂直リブ63,63には、本体部56aの上面56Uと対向する位置に、上面56Uと当接されてウエストガーニッシュ61がドアインナーシール52に対して図8中に矢印Zで示す方向(車両の高さ方向)に移動するのを規制するZ方向規制面63aが設けられている。
このウエストガーニッシュ61は、芯材59に取り付けられてドアトリム55として一体化された状態で、そのドアトリム55と共にドアインナーパネル52に取り付けられる。また、取り付けられた状態では、図8に示すように、ウエストガーニッシュ61のX方向規制面62aとドアインナーシール56の車幅方向外面56Sとの間に0.5mm程の隙間αができ、Z方向規制面63aとドアインナーシール56の上面56Uとの間に0.5mm程の隙間αができるように、ウエストガーニッシュ61とドアインナーシール56との間は若干離して配設されている。そして、これらX方向規制面62aと車幅方向外面56Sとの配設、及びZ方向規制面62bと上面56Uとの配設により、ドアインナーシール56とウエストガーニッシュ61との間は、外見上ではしっかりと位置決めされて一体感が持たされた状態になっている。
しかしながら、この従来の構造では、X方向規制面62aを形成している第1突出部62がウエストガーニッシュ61の外側から内側へ向かって一部が押し出された状態で形成されている。また、ドアインナーシール56における本体部56aの車幅方向外面56Sが下側から上側に向かって内側(車室側)に傾斜しているので、X方向規制面62aも車幅方向外面56Sと同じ方向に傾斜させて形成することが望まれる。そこで、X方向規制面62aを形成している第1突出部62を、例えば図8(b)中に太い斜線を入れて示す部分62Aのように内側へ延長させて形成すると、車幅方向外面56Sと当接するX方向規制面62aの大きさが増加し、X方向の規制を安定して行うことができる。ところが、第1突出部62の突出量を増加させると、型抜き方向ZU−ZDに対して傾いている量も大きくなり、型を開く方向ZU−ZDのみでは離型ができなくなる、いわゆるアンダーカットUCの範囲が増加する。このため、金型を一方向に動かして離型する方法では成形が出来なくなり、樹脂成形を行うための金型を複数個に分割するとともに、金型に複雑な動きを行わせて成形する必要が生じる。したがって、成形が複雑になるという問題等から突出量を少なくする必要がある。そのような事情からX方向規制面62aの突出量が小さくなっている。
上述したように、従来の自動車用ドアトリムでは、樹脂成形加工上の問題等から第1突出部の突出量を抑え、X方向の移動を規制するX方向規制面の大きさを犠牲にして第1突出部を形成している。そのため、ドアインナーシールやドアトリムにバラツキが発生した場合、X方向規制面と車幅方向外面での規制、及びZ方向規制面と上面での規制が十分に得られず、ドアインナーシールとの間に隙間などが生じて、見栄えを悪くする場合があるという問題点があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、大きなX方向規制面を確保してドアインナーシールとの間における隙間の発生を抑え、見栄えを向上させることができる自動車用ドアトリムを提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、(1)本発明は、ドアインナーパネルのウエストフランジに取り付けられたドアインナーシールの本体部外面に内面を対向させて、前記ドアインナーパネルに装着され樹脂製のウエストガーニッシュを有する自動車用ドアトリムにおいて、前記ウエストガーニッシュは、前記ドアインナーシールの本体部と対向する内面から前記ウエストガーニッシュの型抜き方向に突出して設けられ、前記本体部の上面と対向配置されるZ方向規制面を有するZ方向規制用突出部と、前記ドアインナーシールの本体部と対向する内面から該ウエストガーニッシュの型抜き方向に突出して設けられ、前記本体部の車幅方向外面と対向配置されるX方向規制面を有するX方向規制用突出部と、前記X方向規制用突出部と連通して、前記ウエストガーニッシュの型抜き方向に貫通して設けられた開口と、を備える自動車用ドアトリムを提供する。
又、本発明は、前記X方向規制用突出部が、前記ドアインナーシールの車幅方向外面の形状に合わせて、前記ウエストガーニッシュの内面より前記ウエストガーニッシュの内側に傾斜させて下向きにして設けられていることを特徴とする(1)記載の自動車用ドアトリムを提供する。
本発明によれば、大きなX方向規制面を確保してドアインナーシールとの間における隙間の発生を抑え、見栄えを向上させることができる自動車用ドアトリムを提供することができる。
本発明に係るドアトリムを適用した自動車用ドアを車内側から見た正面図である。 図1のA−A線に相当する自動車用ドアの要部拡大断面図である。 図1のB−B線に相当する自動車用ドアの要部拡大断面図である。 本発明のドアトリムに使用しているウエストガーニッシュの斜視図である。 図4のC部拡大斜視図である。 ウエストガーニッシュの成形金型の一例を説明する図。 従来のドアトリムを適用した自動車用ドアを車内側から見た正面図である。 図7のD−D線に相当する自動車用ドアの要部拡大断面を示す図で、(a)は現状の拡大断面図、(b)は改良を使用した場合の問題を説明する図である。 従来のドアトリムに使用しているウエストガーニッシュの斜視図である。 図9のE部拡大斜視図である。
以下、本発明に係る自動車用ドアトリムの実施形態(実施例)を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3において、自動車用ドア11は、ドアインナーパネル12とドアアウターパネル(図示せず)との間にウインドーガラス13を配してなる昇降窓14が設けられている。そのインナーパネル12にはドアトリム15が装着されている。また、図2及び図3に示すように、インナーパネル12の窓開口縁をなす上縁フランジ部12aには、ドアインナーシール16が取り付けられている。
ドアインナーシール16は、熱可塑性合成樹脂(例えば、PP:ポリプロピレン、PE:ポリエチレン、ABS:アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン)、熱可塑性エラストマ(例えば、TPO)やゴム等の材料よりなり、本体部16aと、上下のシールリップ部16b、16cと、遮蔽リップ部16dとを一体に有して、上縁フランジ部12aの長手方向に沿って長尺をなして形成されている。そして、ドアインナーシール16の本体部16aに形成された下向きの差し込み溝17に、ドアインナーパネル12の上縁フランジ部12aを差し込み、かつ接着剤等で固着して上縁フランジ部12aに取り付けられる。ドアインナーシール16は、ドアインナーパネル12に取り付けられた状態では、上下のシールリップ部16b,16cがウインドーガラス13の内面にシール機能を有して摺接するとともに、遮蔽リップ部16dが後述するドアトリム15側のウエストフランジ面15aに表皮材18の端末18aを介して弾接する。
また、このようにしてドアインナーパネル12に取り付けられたドアインナーシール16は、図2及び図3に示すように、ドアインナーパネル12が車体の傾き形状に合わせて下側から上側に向かって内側(車室側)に傾斜して設けられている。そのため、本体部16aの車幅方向外面16Sも下側から上側に向かって内側(車室側)へ傾斜している。
ドアトリム15は、合成樹脂材を射出成形することにより所要形状に成形されたトリム本体としての芯材19と、芯材19の表面側に貼着される表皮材18と、芯材19のウエスト部裏面に沿って貼着される長尺状の樹脂成形体(樹脂製)からなるウエストガーニッシュ21と、から大略構成されている。
図4及び図5はウエストガーニッシュ21を示し、図4はウエストガーニッシュ21を裏面側から見た斜視図、図5は図4のC部を拡大して示す斜視図である。図1〜図3に図4及び図5を加えてさらに説明すると、ウエストガーニッシュ21を樹脂成形加工する場合、金型からウエストガーニッシュ21を取り出す際に型が開かれる方向、すなわち型抜き方向は図2(及び図6)に示す矢印ZU−ZD方向となっている。
ウエストガーニッシュ21には、ドアインナーシール16の本体部16a上を覆うようにして内側(車室内)から外側(車室外)に向かって緩やかに屈曲されている。また、図2〜図5に示すように、ドアインナーシール16の本体部16aの上面16Uと対向する内面(ウインドーガラス13側)には、X方向規制用突出部22と、第1突出部62の前後に設けられたZ方向規制用突出部である垂直リブ23、23が、所定の間隔をおいて前後方向に繰り返し並設されている。なお、X方向規制用突出部22と接する位置には、ウエストガーニッシュ21の型抜き方向ZU−ZDに貫通して設けられた開口としての貫通孔24が設けられている。その貫通孔24には、樹脂成形時に上金型31の突き出し部31aが図中に点線で示しているように挿入される。
垂直リブ23、23は、全体が内面から下側へ向かって型抜き方向ZU−ZDに垂れ下げられた状態で形成されている。各垂直リブ23の垂れ下げ先端面23aは本体部16aの上面16Uと対向しており、ウエストガーニッシュ21がZ方向(車両の高さ方向)に移動するのを規制するためのZ方向規制面として機能する。したがって、以下の説明では、垂れ下げ先端面23aをZ方向規制面23aという。
X方向規制用突出部22は、全体が外側から内側に向かって型抜き方向ZU−ZDに押し出された形で形成されており、また図2に示すように貫通孔24と接する側は該貫通孔24と連通した状態で開口し、その開口された側の一部22aが更に型抜き方向ZU−ZD下側に舌状に折り曲げられて突出されている。なお、一部22a(以下、これを「X方向規制舌片22a」という)は、同じく図2に示すようにドアインナーシール16の車幅方向外面16Sの傾斜形状と対応して、車幅方向外面16Sと同じ方向、すなわちウエストガーニッシュ21の内面から下方内側(ウインドーガラス13側)に向かって緩やかに傾斜されており、その車幅方向外面16Sと対向する面がX方向規制面25として機能する。
したがって、このように構成されているウエストガーニッシュ21は、例えば図6に示すように上金型31と下金型32の2つの金型を使用して樹脂成形加工をする場合、X方向規制用突出部22が形成される部分では、上金型31の突き出し部31aを貫通孔24内に挿入させて加工すると、ウエストガーニッシュ21の内面からの突出量(図2中に符号Lで示す範囲)が大きく確保されたX方向規制用突出部22を形成することができる。すなわち、上金型31からウエストガーニッシュ21を取り出す(離型)際に、X方向規制用突出部22にアンダーカットの問題を起こすことなく、金型31、32を開く方向に引き離すだけで簡単に離型させることができる。これにより、本実施例のウエストガーニッシュ21では、従来のウエストガーニッシュにおけるX方向規制用突出部(図8で説明した第1突出部62に相当する)よりも大きなX方向規制用突出部22を形成して、図2に示すように十分大きな距離Lを有したX方向規制面25を確保することができる。
このように形成されたウエストガーニッシュ21は、芯材19に取り付けられてドアトリム15として一体化された状態で、ドアトリム55と共にドアインナーパネル12に取り付けられる。また、取り付けられた状態では、図2に示すように、ウエストガーニッシュ21のX方向規制面25とドアインナーシール16の車幅方向外面16Sとの間に0.5mm程の隙間αができ、図3に示すように、ウエストガーニッシュ21のZ方向規制面23aとドアインナーシール16の上面16Uとの間に0.5mm程の隙間αが作られるように、ウエストガーニッシュ21とドアインナーシール16との間は若干離されて配設される。そして、X方向規制面25と車幅方向外面16Sとの配設、及び、Z方向規制面12bと上面16Uとの配設により、ドアインナーシール16とウエストガーニッシュ21との間がしっかりと位置決めされ、これによって一体感を持たせることができる。
この実施形態に係る自動車用ドアトリム15は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
この実施例に係る自動車用ドアトリム15のウエストガーニッシュ21は、ドアインナーシール16の本体部16aと対向する内面からウエストガーニッシュ21の型抜き方向ZU−ZDに突出させてX方向規制用突出部22を設けるとともに、X方向規制用突出部22に連通してウエストガーニッシュ21の型抜き方向ZU−ZDに貫通している開口、すなわち貫通孔24を設けているので、X方向規制用突出部22と連通している位置に設けた貫通孔24から上金型31の一部(突き出し部31a)を挿入して形成することにより、アンダーカット形状を無くして、大きなX方向規制面25を設けたX方向規制用突出部22を有する構造にすることができる。したがって、Z方向規制面23aとドアインナーシール16の本体部上面16Uとの規制に加えて、X方向規制面25とドアインナーシール16の車幅方向外面16Sとの規制も確実に行うことができる。これにより、この実施例に係る自動車用ドアトリム15では、ドアシンナーシール16との間の隙間を無くして見栄えを向上させることができる。また、簡単な金型構造で成形することができるので経済性も向上する。
この実施例に係る自動車用ドアトリム15のウエストガーニッシュ21は、X方向規制用突出部22が、ドアシンナーシール16の車幅方向外面16Sの形状に合わせて、ウエストガーニッシュ21の内面からウエストガーニッシュ21内側に傾斜させて下向きにして設けている。このため、X方向規制用突出部22のX方向規制面25とドアインナーシール16の車幅方向外面16Sとの隙間を無くして、更に密着性を良くして一体感を向上させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれものである。
11 自動車用ドア
12 ドアインナーパネル
12a 上縁フランジ部
13 ウインドーガラス
14 昇降窓
15 ドアトリム
15a ウエストフランジ面
16 ドアインナーシール
16a 本体部
16b、16c シールリップ部
16d 遮蔽リップ部
16U 上面
16S 車幅方向外面
17 差し込み溝
18 表皮材
18a 端末
19 芯材
21 ウエストガーニッシュ
22 X方向規制用突出部
22a X方向規制用舌片
25 X方向規制面
23 垂直リブ(Z方向規制用突出部)
23a Z方向規制面
24 貫通孔(開口)
31 上金型
31a 突き出し部
32 下金型
ZU−ZD 型抜き方向
UC アンダーカット

Claims (2)

  1. ドアインナーパネルのウエストフランジに取り付けられたドアインナーシールの本体部外面に内面を対向させて、前記ドアインナーパネルに装着され樹脂製のウエストガーニッシュを有する自動車用ドアトリムにおいて、
    前記ウエストガーニッシュは、
    前記ドアインナーシールの本体部と対向する内面から前記ウエストガーニッシュの型抜き方向に突出して設けられ、前記本体部の上面と対向配置されるZ方向規制面を有するZ方向規制用突出部と、
    前記ドアインナーシールの本体部と対向する内面から該ウエストガーニッシュの型抜き方向に突出して設けられ、前記本体部の車幅方向外面と対向配置されるX方向規制面を有するX方向規制用突出部と、
    前記X方向規制用突出部と連通して、前記ウエストガーニッシュの型抜き方向に貫通して設けられた開口と、
    を備えることを特徴とする自動車用ドアトリム。
  2. 前記X方向規制用突出部は、前記ドアインナーシールの車幅方向外面の形状に合わせて、前記ウエストガーニッシュの内面より前記ウエストガーニッシュの内側に傾斜させて下向きにして設けたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用ドアトリム。
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