JP2015076358A - 高周波加速空洞の製造方法、高周波加速空洞、端板の製造方法、および端板 - Google Patents
高周波加速空洞の製造方法、高周波加速空洞、端板の製造方法、および端板 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】複数の銅ブロックの各々の外面に、複数のセラミックス部材を、第1ろう材を用いてろう付けする第1ろう付け工程S701と、端板本体の外周面に、第1ろう付け工程S701でセラミックス部材がろう付けされた複数の銅ブロックを、第2ろう材を用いてろう付けする第2ろう付け工程S703とを備え、第2ろう付け工程S703のろう付け温度が、第1ろう付け工程S701のろう付け温度よりも低い高周波加速空洞の製造方法を提供する。
【選択図】図7
Description
また、本発明は、高周波吸収部材を備える高周波加速空洞の端板を、低い不良発生率で製造可能な端板の製造方法、およびその製造方法により製造された端板を提供することを目的とする。
本発明に係る高周波加速空洞の製造方法は、円筒形状の空洞本体と、該空洞本体の軸線方向の端部に配置される円環形状の端板とを備える高周波加速空洞の製造方法であって、前記端板が、円環形状の金属製の端板本体と、該端板本体の外周面に配置される複数の金属部材と、該金属部材の外面に配置される複数の高周波吸収部材とを備えており、前記複数の金属部材の各々の前記外面に、複数の高周波吸収部材を、第1ろう材を用いてろう付けする第1ろう付け工程と、前記端板本体の前記外周面に、前記第1ろう付け工程で前記高周波吸収部材がろう付けされた複数の金属部材を、第2ろう材を用いてろう付けする第2ろう付け工程とを備え、前記第2ろう付け工程のろう付け温度が、前記第1ろう付け工程のろう付け温度よりも低い。
このようにすることで、高周波吸収部材を備える高周波加速空洞を、低い不良発生率で製造することができる。
このようにすることで、金属部材と高周波吸収部材とがろう付けにより接合する部分における金属部材の熱膨張による影響を抑制し、残留応力を減少させることができる。
このようにすることで、高周波吸収部材を備える端板を、低い不良発生率で製造することができる。
端板20,21を空洞本体10に固定する方法は、前述した締結ボルトを用いる方法に限られない。例えば、溶接により固定する方法等、他の方法を用いてもよい。
以下では、端板20について説明するが、端板21は端板20と同様の構成であるものとし、その説明を省略する。
ここでは、端板本体24の外周面24aを16個の平面を組み合わせたものとしたが、他の任意の個数の平面を組み合わせるようにしてもよい。
本実施形態の高周波加速空洞100の製造方法を開始するにあたって、端板20,21を構成する各部材と、空洞本体10は、予め製造しておくものとする。
本実施形態の製造方法は、端板20,21を構成する各部材をろう付けにより接合し、更に端板20,21を空洞本体10に取り付けることによって、高周波加速空洞100を製造する方法である。
第1ろう付け工程S701では、セラミックス部材23の下面23aとメッシュ部材25の先端部25bとがろう付けされるとともに、メッシュ部材25の底面25aと銅ブロック22の外面22aとがろう付けされる。
このように、接合が不十分であると判断される銅ブロック22が存在しなくなるまで、ステップS701とステップS702とが繰り返される。接合が不十分であると判断される銅ブロック22が存在しなくなると、ステップS703に処理が進む。
以上のように、ステップS701〜ステップS704を実行することにより、高周波加速空洞100が製造される。
このようにすることで、セラミックス部材23を備える高周波加速空洞100を、低い不良発生率で製造することができる。
このようにすることで、銅ブロック22とセラミックス部材23とがろう付けにより接合する部分における銅ブロック22の熱膨張による影響を抑制し、残留応力を減少させることができる。
前述した実施形態において、空洞本体10と端板20,21は、それぞれ銅により成形されるものとしたが、他の態様であってもよい。例えば、アルミニウムに銅メッキを施したもの,ステンレス鋼に銅メッキを施したもの等、他の電気抵抗の低い金属部材であってもよい。表面の数μm程度の領域において電気抵抗が低い金属部材であれば、高周波に対して十分な効果がある。
20,21 端板
20a,21a 先端部
20b,21b 後端部
22 銅ブロック(金属部材)
23 セラミックス部材(高周波吸収部材)
24 端板本体
25 メッシュ部材(溝部)
100 高周波加速空洞
A 軸線
Claims (9)
- 円筒形状の空洞本体と、該空洞本体の軸線方向の端部に配置される円環形状の端板とを備える高周波加速空洞の製造方法であって、
前記端板が、円環形状の金属製の端板本体と、該端板本体の外周面に配置される複数の金属部材と、該金属部材の外面に配置される複数の高周波吸収部材とを備えており、
前記複数の金属部材の各々の前記外面に、複数の高周波吸収部材を、第1ろう材を用いてろう付けする第1ろう付け工程と、
前記端板本体の前記外周面に、前記第1ろう付け工程で前記高周波吸収部材がろう付けされた複数の金属部材の底面を、第2ろう材を用いてろう付けする第2ろう付け工程とを備え、
前記第2ろう付け工程のろう付け温度が、前記第1ろう付け工程のろう付け温度よりも低い高周波加速空洞の製造方法。 - 前記金属部材の外面が、長手方向に沿って複数の平面が組み合わされた形状となっており、
前記高周波吸収部材が、長手方向の長さが前記金属部材の前記平面の前記長手方向の長さと略一致した平板形状の部材であり、
前記第1ろう付け工程が、前記金属部材の前記複数の平面の各々に、前記複数の高周波部材をろう付けする請求項1に記載の高周波加速空洞の製造方法。 - 前記端板本体の外周面が、周方向に沿って複数の平面が組み合わされた形状となっており、
前記金属部材が、長手方向の長さが前記端板本体の前記平面の前記周方向の長さと略一致し、底面が平面形状の部材であり、
前記第2ろう付け工程が、前記端板本体の前記複数の平面の各々に、前記複数の金属部材をろう付けする請求項1または請求項2に記載の高周波加速空洞の製造方法。 - 前記金属部材の外面に、複数の溝部が設けられており、
前記第1ろう付け工程が、前記複数の金属部材の前記複数の溝部に、前記複数の高周波吸収部材をろう付けする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の高周波加速空洞の製造方法。 - 前記端板本体と前記金属部材とが、同種の金属部材である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の高周波加速空洞の製造方法。
- 前記高周波吸収部材が、セラミックス部材である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の高周波加速空洞の製造方法。
- 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の製造方法により製造された高周波加速空洞。
- 高周波加速空洞の円筒形状の空洞本体の軸線方向の端部に配置される円環形状の端板の製造方法であって、
前記端板が、円環形状の金属製の端板本体と、該端板本体の外周面に配置される複数の金属部材と、該金属部材の外面に配置される複数の高周波吸収部材とを備えており、
前記複数の金属部材の各々の前記外面に、複数の高周波吸収部材を、第1ろう材を用いてろう付けする第1ろう付け工程と、
前記端板本体の前記外周面に、前記第1ろう付け工程で前記高周波吸収部材がろう付けされた複数の金属部材の底面を、第2ろう材を用いてろう付けする第2ろう付け工程とを備え、
前記第2ろう付け工程のろう付け温度が、前記第1ろう付け工程のろう付け温度よりも低い端板の製造方法。 - 請求項8に記載の製造方法により製造された端板。
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