JP2015076358A - 高周波加速空洞の製造方法、高周波加速空洞、端板の製造方法、および端板 - Google Patents

高周波加速空洞の製造方法、高周波加速空洞、端板の製造方法、および端板 Download PDF

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Abstract

【課題】高周波吸収部材を備える高周波加速空洞を、低い不良発生率で製造する。
【解決手段】複数の銅ブロックの各々の外面に、複数のセラミックス部材を、第1ろう材を用いてろう付けする第1ろう付け工程S701と、端板本体の外周面に、第1ろう付け工程S701でセラミックス部材がろう付けされた複数の銅ブロックを、第2ろう材を用いてろう付けする第2ろう付け工程S703とを備え、第2ろう付け工程S703のろう付け温度が、第1ろう付け工程S701のろう付け温度よりも低い高周波加速空洞の製造方法を提供する。
【選択図】図7

Description

本発明は、高周波加速空洞の製造方法、高周波加速空洞、端板の製造方法、および端板に関する。
高周波加速空洞は、高周波電力の投入により内部に発生する加速電界により、電子、陽電子、陽子等の荷電粒子を加速する装置である。加速電界を生じさせる電磁場のうち、最も周波数の低いものを基本モード、それ以外を高次モード(High−Order Mode(HOM))という。基本モードは、荷電粒子の加速に用いられる電磁場である。
高次モードが高周波加速空洞内に多数存在すると、荷電粒子を加速させる性能を十分に発揮させることができなくなる可能性がある。このような不具合を防止するために、高周波加速空洞を高次モードが励起されにくい構造とすることが有効である。そして、高次モードが励起されにくい構造とするために、高周波加速空洞の周囲に、高周波を吸収する高周波吸収体を設ける技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載された装置は、高周波吸収体に高周波を吸収させることにより、高周波を熱に変換して高周波加速空洞の外部に放熱させることができる。
特開平10−50499号公報
高周波を吸収する高周波吸収体として、例えばセラミックス部材が用いられる。また、高周波加速空洞として、銅などの電気抵抗の小さい金属部材が用いられる。高周波吸収体であるセラミックス部材を高周波加速空洞の周囲に配置するために、セラミックス部材を高周波加速空洞の外周面にろう付けする方法を用いることができる。
ここで、金属部材とセラミックス部材とでは熱膨張係数が異なる。したがって、金属部材が高周波により発熱して膨張すると、金属部材とセラミックス部材の接合部分の残留応力が大きくなり、接合部分やセラミックス部材が損傷あるいは破損してしまう可能性がある。この不具合を解消するために、例えば、セラミックス部材を小サイズに分割された複数の部材とし、金属部材とセラミックス部材との接合部分の残留応力を減少させる方法が考えられる。
しかしながら、高周波加速空洞の外周面に複数の小サイズのセラミックス部材をろう付けする際に、各部分の温度が不均一であると、各部分に均一な接合強度を持たせることができない。ろう付けは、高周波加速空洞が内部に配置された高温のろう付け炉内で行われるため、ろう付けをやり直すと接合強度が十分な部分が再び溶解して影響を受けてしまう可能性がある。従って、このような方法は、ろう付けのやり直しができず、不良発生率が高くなるという問題がある。この問題は、高周波電力の周波数が比較的低く(例えば、500MHz程度)、高周波加速空洞の径が大きく設計される場合に、特に顕著となる。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、高周波吸収部材を備える高周波加速空洞を、低い不良発生率で製造可能な高周波加速空洞の製造方法、およびその製造方法により製造された高周波加速空洞を提供することを目的とする。
また、本発明は、高周波吸収部材を備える高周波加速空洞の端板を、低い不良発生率で製造可能な端板の製造方法、およびその製造方法により製造された端板を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を採用する。
本発明に係る高周波加速空洞の製造方法は、円筒形状の空洞本体と、該空洞本体の軸線方向の端部に配置される円環形状の端板とを備える高周波加速空洞の製造方法であって、前記端板が、円環形状の金属製の端板本体と、該端板本体の外周面に配置される複数の金属部材と、該金属部材の外面に配置される複数の高周波吸収部材とを備えており、前記複数の金属部材の各々の前記外面に、複数の高周波吸収部材を、第1ろう材を用いてろう付けする第1ろう付け工程と、前記端板本体の前記外周面に、前記第1ろう付け工程で前記高周波吸収部材がろう付けされた複数の金属部材を、第2ろう材を用いてろう付けする第2ろう付け工程とを備え、前記第2ろう付け工程のろう付け温度が、前記第1ろう付け工程のろう付け温度よりも低い。
本発明に係る高周波加速空洞の製造方法によれば、端板本体の外周面に配置される複数の金属部材は、端板本体にろう付けされる前に、その外面に複数の高周波吸収部材がろう付けされる(第1ろう付け工程)。この第1ろう付け工程において、複数の金属部材は、端板に比較して小サイズであり、ろう付けの際に各部分の温度が不均一となる不具合が発生しにくい。
また、第1ろう付け工程において、複数の金属部材のいずれかに、十分なろう付けが行われない金属部材が発生したとしても、その金属部材のろう付けをやり直すか、あるいはその金属部材のみを廃棄すればよい。従って、複数の金属部材の全てのろう付けをやり直したり、その全てを廃棄する必要はない。
第2ろう付け工程のろう付け温度は、第1ろう付け工程のろう付け温度よりも低いので、端板本体の外周面に複数の金属部材をろう付けする際に、金属部材と高周波吸収部材とのろう付け部分が溶融してしまうことはない。また、端板本体と金属部材は金属同士であるため、金属部材と高周波吸収部材とのろう付けに比べて、ろう付けが容易である。従って、第2ろう付け工程において、端板本体の温度分布に不均一があったとしても、端板本体と金属部材とのろう付けに不具合が発生しにくい。
このようにすることで、高周波吸収部材を備える高周波加速空洞を、低い不良発生率で製造することができる。
本発明の第1態様の高周波加速空洞の製造方法は、前記金属部材の外面が、長手方向に沿って複数の平面が組み合わされた形状となっており、前記高周波吸収部材が、長手方向の長さが前記金属部材の前記平面の前記長手方向の長さと略一致した平板形状の部材であり、前記第1ろう付け工程が、前記金属部材の前記複数の平面の各々に、前記複数の高周波部材をろう付けするものである。
このようにすることで、比較的安価に製造可能な平板形状の高周波吸収部材を用いて高周波加速空洞を製造することができる。また、平面同士を強固にろう付けするので、高周波吸収部材と金属部材との接合強度を十分な強度とすることができる。
本発明の第2態様の高周波加速空洞の製造方法は、前記端板本体の外周面が、周方向に沿って複数の平面が組み合わされた形状となっており、前記金属部材が、長手方向の長さが前記端板本体の前記平面の前記周方向の長さと略一致し、底面が平面形状の部材であり、前記第2ろう付け工程が、前記端板本体の前記複数の平面の各々に、前記複数の金属部材をろう付けするものである。
このようにすることで、比較的安価に製造可能な平面形状の底面を備える金属部材を用いて高周波加速空洞を製造することができる。また、平面同士を強固にろう付けするので、金属部材と端板本体との接合強度を十分な強度とすることができる。
本発明の第3態様の高周波加速空洞の製造方法は、前記金属部材の外面に、複数の溝部が設けられており、前記第1ろう付け工程が、前記複数の金属部材の前記複数の溝部に、前記複数の高周波吸収部材をろう付けするものである。
このようにすることで、金属部材と高周波吸収部材とがろう付けにより接合する部分における金属部材の熱膨張による影響を抑制し、残留応力を減少させることができる。
本発明の第4態様の高周波加速空洞の製造方法は、前記端板本体と前記金属部材とが、同種の金属部材である。このようにすることで、前記端板本体と前記金属部材とを、より容易にろう付けすることができる。
本発明の第5態様の高周波加速空洞の製造方法は、前記高周波吸収部材が、セラミックス部材である。このようにすることで、セラミックス部材を高周波吸収部材として用いた高周波加速空洞を製造することができる。
本発明の高周波加速空洞は、前述のいずれかの高周波加速空洞の製造方法により製造されたものである。
本発明の端板の製造方法は、高周波加速空洞の円筒形状の空洞本体の軸線方向の端部に配置される円環形状の端板の製造方法であって、前記端板が、円環形状の金属製の端板本体と、該端板本体の外周面に配置される複数の金属部材と、該金属部材の外面に配置される複数の高周波吸収部材とを備えており、前記複数の金属部材の各々の前記外面に、複数の高周波吸収部材を、第1ろう材を用いてろう付けする第1ろう付け工程と、前記端板本体の前記外周面に、前記第1ろう付け工程で前記高周波吸収部材がろう付けされた複数の金属部材の底面を、第2ろう材を用いてろう付けする第2ろう付け工程とを備え、前記第2ろう付け工程のろう付け温度が、前記第1ろう付け工程のろう付け温度よりも低い。
本発明に係る端板の製造方法によれば、端板本体の外周面に配置される複数の金属部材は、端板本体にろう付けされる前に、その外面に複数の高周波吸収部材がろう付けされる(第1ろう付け工程)。この第1ろう付け工程において、複数の金属部材は、端板に比較して小サイズであり、ろう付けの際に温度が不均一となる不具合が発生しにくい。
また、第1ろう付け工程において、複数の金属部材のいずれかに、十分なろう付けが行われない金属部材が発生したとしても、その金属部材のろう付けをやり直すか、あるいはその金属部材のみを廃棄すればよい。従って、複数の金属部材の全てのろう付けをやり直したり、その全てを廃棄する必要はない。
第2ろう付け工程のろう付け温度は、第1ろう付け工程のろう付け温度よりも低いので、端板本体の外周面に複数の金属部材をろう付けする際に、金属部材と高周波吸収部材とのろう付け部分が溶融してしまうことはない。また、端板本体と金属部材は金属同士であるため、金属部材と高周波吸収部材とのろう付けに比べて、ろう付けが容易である。従って、第2ろう付け工程において、端板本体の温度分布に不均一があったとしても、端板本体と金属部材とのろう付けに不具合が発生しにくい。
このようにすることで、高周波吸収部材を備える端板を、低い不良発生率で製造することができる。
本発明の端板は、前述した端板の製造方法により製造されたものである。
本発明によれば、高周波吸収部材を備える高周波加速空洞を、低い不良発生率で製造可能な高周波加速空洞の製造方法、高周波加速空洞、端板の製造方法、および端板を提供することができる。
本発明の一実施形態の高周波加速空洞を正面からみた断面図である。 本発明の一実施形態の高周波加速空洞の左側面図である。 図1に示す高周波加速空洞の端板の正面図である。 図3に示す端板のB−B矢視断面図である。 図4に示す端板を構成する銅ブロックを示す部分拡大図である。 図4に示す銅ブロックの左側面図である。 本発明の一実施形態の高周波加速空洞の製造工程を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態の高周波加速空洞およびその製造方法について、図1〜図7を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態の高周波加速空洞100を正面からみた断面図である。図2は、本発明の一実施形態の高周波加速空洞100の左側面図である。図1に示す断面図は、図2に示す高周波加速空洞100のA−A矢視断面図となっている。
図1に示す高周波加速空洞100は、円筒形状の空洞本体10と、空洞本体10の軸線A方向の両端部に配置される円環形状の端板20,21とを備える。空洞本体10と端板20,21は、それぞれ電気抵抗の小さい金属部材である銅により成形されている。空洞本体10は、軸線A方向の両端部に直径D1の円形の開口部を備える。
端板20,21の外周部分は、空洞本体10の開口部の直径D1よりやや小さい直径となる先端部20a,21aと、空洞本体10の開口部の直径D1より大きい直径D2となる後端部20b,21bとを備えた形状となっている。先端部20a,21aは、空洞本体10の両端部の開口部それぞれに挿入された状態で配置される。この状態で、後端部20b,21bの先端部20a,20b側の側面は、空洞本体10の両側面の開口部近傍に突き当てられた状態となる。
空洞本体10の両側面の開口部近傍には、開口部を取り囲むように周方向の複数箇所に締結穴(不図示)が設けられている。また、後端部20b,21bには、軸線A回りの円周方向に沿って複数の貫通穴が設けられている。空洞本体10の開口部に先端部20a,21aが挿入された状態で、後端部20b,21bの貫通穴に挿入された締結ボルトが空洞本体10の締結穴に締結することにより、端板20,21が空洞本体10に固定される。
端板20,21を空洞本体10に固定する方法は、前述した締結ボルトを用いる方法に限られない。例えば、溶接により固定する方法等、他の方法を用いてもよい。
端板20,21の中央部には、それぞれ管部20c,21cが設けられている。管部20cは外部からの荷電粒子が導かれる入口管(不図示)に接続されており、入口管から導かれる荷電粒子を空洞本体10に導く。また、管部21cは外部へ荷電粒子を導く出口管(不図示)に接続されており、空洞本体10で加速された荷電粒子を出口管に導く。
導波管11は、空洞本体10に設けられており、クライストロン等の高周波電源(不図示)が発生する高周波電力を空洞本体10の内部に導入するための管である。導波管11を介して外部から高周波電力が投入されると、空洞本体10の内表面に正電極と負電極とが生成され、荷電粒子を加速させる加速電界が発生する。
高周波電力の周波数と、空洞本体10の直径とは、反比例する相関関係を持って設計される。例えば、高周波電力の周波数を低く設計すると、それに反比例して空洞本体10の直径を大きく設計する。本実施形態では、高周波電力の周波数を約500MHzとし、空洞本体10の直径を約1000mmとしている。
次に、高周波加速空洞100を構成する端板について図3および図4を用いて説明する。図3は、図1に示す高周波加速空洞100の端板20の正面図である。図4は、図3に示す端板20のB−B矢視断面図である。
以下では、端板20について説明するが、端板21は端板20と同様の構成であるものとし、その説明を省略する。
図3および図4に示すように、端板20は、円環形状の銅製の端板本体24と、端板本体24の外周面24aに配置される複数の銅ブロック22(金属部材)と、銅ブロック22の外面に配置される複数のセラミックス部材23(高周波吸収部材)とを備える。
セラミックス部材23は、管部20cを取り囲むように軸線A回りに配置されている。セラミックス部材23は、空洞本体10の内部に発生する高周波を吸収し、高周波を熱に変換して高周波加速空洞の外部に放熱するものである。このセラミックス部材23の作用により、高周波加速空洞100を高次モードが励起されにくい構造とすることができる。
端板本体24の外周面24aは、軸線A周りの周方向に沿って複数の平面が組み合わされた形状となっている。図4に示す例では、軸線Aを中心とした16角形となるように、周方向の長さが同一の16個の平面が組み合わされた形状となっている。
ここでは、端板本体24の外周面24aを16個の平面を組み合わせたものとしたが、他の任意の個数の平面を組み合わせるようにしてもよい。
図4に示すように、周方向の長さが同一の16個の平面のそれぞれには、底面が平面形状の銅ブロック22が配置されている。図4に示すように、外周面24aの平面の周方向の長さと、銅ブロック22の底面の周方向の長さとは略一致している。銅ブロック22の底面と端板本体24の外周面24aとは、後述する第2ろう付け工程によりろう付けされている。
図4に示すように、銅ブロック22の外面22aには、外面全体を覆うように3個のセラミックス部材23(高周波吸収部材)が配置されている。銅ブロック22の外面22aとセラミックス部材23とは、後述する第1ろう付け工程によりろう付けされている。
次に、銅ブロック22の詳細な構成について、図5および図6を用いて説明する。図5は、図4に示す端板20を構成する銅ブロック22を示す部分拡大図である。図6は、図4に示す銅ブロック22の左側面図である。図5に示す銅ブロック22は、図6に示す銅ブロック22のC−C矢視断面図となっている。
図5に示すように、銅ブロック22の外面22aには、複数のメッシュ部材25(溝部)が設けられている。これら複数のメッシュ部材25は、銅ブロック22の外面22aに接する銅板と銅板から鉛直方向に延在する複数の棒状部材から構成されている。これら複数の棒状部材の間には隙間が設けられており、メッシュ部材25の先端部に軸線A周りの周方向の溝と軸線A方向の溝とを組み合わせた複数の溝が形成されている。
メッシュ部材25の先端部に形成された複数の溝は、銅ブロック22とセラミックス部材23とがろう付けにより接合する部分において、銅ブロック22の熱膨張による影響を抑制するために設けられている。複数の溝が設けられたメッシュ部材25の先端部は、セラミックス部材23とろう付けされているが、ろう付けされる部分の接触面積は溝を設けない場合に比べて十分に小さいものとなる。セラミックス部材23と銅ブロック22との接触面積を小さくすることにより、銅ブロック22の熱膨張による影響を抑制し、ろう付け部分に発生する残留応力を減少させることができる。
銅ブロック22の外面22aは、長手方向(軸線A回りの周方向)に沿って複数の平面が組み合わされた形状となっている。図5に示す例では、3個のセラミックス部材23の各々を配置する3個の平面が組み合わされた形状となっている。3個の平面のそれぞれは、長手方向の長さがセラミックス部材23と略一致している。セラミックス部材23とメッシュ部材25とは、後述する第1ろう付け工程によりろう付けされる。同様に、メッシュ部材25の底面と銅ブロック22の外面とは、後述する第1ろう付け工程によりろう付けされる。
次に、本実施形態の高周波加速空洞100の製造方法について図7を用いて説明する。図7は、高周波加速空洞100の製造工程を示すフローチャートである。
本実施形態の高周波加速空洞100の製造方法を開始するにあたって、端板20,21を構成する各部材と、空洞本体10は、予め製造しておくものとする。
本実施形態の製造方法は、端板20,21を構成する各部材をろう付けにより接合し、更に端板20,21を空洞本体10に取り付けることによって、高周波加速空洞100を製造する方法である。
ステップS701は、複数の銅ブロック22の各々の外面22aに、複数のセラミックス部材23を、活性金属ろう材(第1ろう材)を用いてろう付けする第1ろう付け工程である。
第1ろう付け工程S701では、セラミックス部材23の下面23aとメッシュ部材25の先端部25bとがろう付けされるとともに、メッシュ部材25の底面25aと銅ブロック22の外面22aとがろう付けされる。
第1ろう付け工程S701は、セラミックス部材23の下面23aとメッシュ部材25の先端部25bとの間と、メッシュ部材25の底面25bと銅ブロック22の外面22aとの間に、それぞれワイヤー形状の活性金属ろう材を設置することにより行われる。第1ろう付け工程S701では、活性金属ろう材が設置された状態で、複数の銅ブロック22とメッシュ部材25とセラミックス部材23とがろう付け炉(不図示)の内部に配置される。
ここで、活性金属ろう材とは、チタン(Ti)やジルコニウム(Zr)等の活性金属が添加されたろう材をいう。セラミックス部材と金属部材を接合するのに適したろう材として知られている。活性金属ろう材として、種々のろう材が知られているが、本実施形態では、融点が800℃程度の活性金属ろう材を用いるものとする。
銅ブロック22とメッシュ部材25とセラミックス部材23とがろう付け炉の内部に配置された後、ろう付け炉の炉内温度を上昇させて800℃程度に維持する。前述したように、本実施形態の活性金属ろう材の融点は800℃程度であるので、炉内温度が800℃を超えると、活性金属ろう材が溶融する。
その後、ろう付け炉の炉内温度を下降させると、セラミックス部材23の下面23aとメッシュ部材25の先端部25bとの間と、メッシュ部材25の底面25aと銅ブロック22の外面22aとの間において、溶融した活性金属ろう材が硬化する。活性金属ろう材の硬化により、セラミックス部材23の下面23aとメッシュ部材25の先端部25b、メッシュ部材25の底面25aと銅ブロック22の外面22aが、それぞれ強固に接合される。
ステップS702は、第1ろう付け工程S701により、ろう付けが行われた銅ブロック22、メッシュ部材25、セラミックス部材23について、ろう付けによる接合が十分であるかどうかを判断する工程である。この工程は、ろう付けされた銅ブロック22を検査員が検査することにより行われる。なお、ステップS702を、ろう付けの状態を検査可能な検査装置を用いて、ろう付けによる接合が十分であるかどうかを判断する工程としてもよい。
ステップS702で接合が不十分であると判断される銅ブロック22が存在する場合、接合が不十分であると判断された銅ブロック22に対して、再び第1ろう付け工程(ステップS701)が行われる。
このように、接合が不十分であると判断される銅ブロック22が存在しなくなるまで、ステップS701とステップS702とが繰り返される。接合が不十分であると判断される銅ブロック22が存在しなくなると、ステップS703に処理が進む。
ステップS703は、端板本体24の外周面24aに、第1ろう付け工程S701でセラミックス部材23がろう付けされた複数の銅ブロック22の底面22bを、低温ろう材(第2ろう材)を用いてろう付けする第2ろう付け工程である。第2ろう付け工程S703は、端板本体24の16箇所の外周面24a(平面)の各々に、複数の銅ブロック22をろう付けする工程である。
第2ろう付け工程S703は、銅ブロック22の底面22bと端板本体24の外周面24aとの間に、低温ろう材を設置することにより行われる。第2ろう付け工程では、ワイヤー形状の低温ろう材が設置された状態で、複数の銅ブロック22と端板本体24とがろう付け炉(不図示)の内部に配置される。
ここで、低温ろう材とは、銀ろうなどを用いた融点が700℃程度のろう材をいう。本実施形態では、第1ろう付け工程S701で用いるろう材を融点が800℃程度の活性金属ろう材を用いている。したがって、低温ろう材は、活性金属ろう材よりも、100℃程度も融点が低い。
銅ブロック22と端板本体24とがろう付け炉の内部に配置された後、ろう付け炉の炉内温度を上昇させて700℃程度に維持する。前述したように、本実施形態の低温ろう材の融点は700℃程度であるので、炉内温度が700℃を超えると、低温ろう材が溶融する。一方、セラミックス部材23の下面23aとメッシュ部材25の先端部25b、メッシュ部材25の底面25aと銅ブロック22の外面22aをそれぞれ接合する活性金属ろう材は、炉内温度が700℃を超えても溶融しない。これは、活性金属ろう材の融点が、低温ろう材よりも十分に高いからである。
その後、ろう付け炉の炉内温度を下降させると、銅ブロック22の底面22bと端板本体24の外周面24aの間において、溶融した低温ろう材が硬化する。低温ろう材の硬化により、銅ブロック22の底面22bと端板本体24の外周面24aが強固に接合される。第2ろう付け工程S703が終了すると、端板20,21の製造が終了し、ステップS704に処理が進む。
ステップS704は、ステップS703で製造された端板20,21を予め製造された空洞本体10に取り付けることにより高周波加速空洞100を組み立てる組立工程である。具体的には、空洞本体10の開口部に先端部20a,21aが挿入された状態で、後端部20b,21bの貫通穴に挿入された締結ボルトが空洞本体10の締結穴に締結することにより、端板20,21を空洞本体10に固定する工程である。
以上のように、ステップS701〜ステップS704を実行することにより、高周波加速空洞100が製造される。
以上説明したように、本実施形態の高周波加速空洞100の製造方法によれば、端板本体24の外周面24aに配置される複数の銅ブロック22は、端板本体24にろう付けされる前に、その外面22aに複数のセラミックス部材23がろう付けされる(第1ろう付け工程S701)。この第1ろう付け工程S701において、複数の銅ブロック22は、端板20に比較して小サイズであり、ろう付けの際に温度が不均一となる不具合が発生しにくい。
また、第1ろう付け工程S701において、複数の銅ブロック22のいずれかに、十分がろう付けが行われない銅ブロック22が発生したとしても、その銅ブロック22のろう付けをやり直せばよい。従って、複数の銅ブロック22の全てのろう付けをやり直す必要はない。
第2ろう付け工程S703のろう付け温度(約700℃)は、第1ろう付け工程S701のろう付け温度(約800℃)よりも低いので、端板本体24の外周面24aに複数の銅ブロック22をろう付けする際に、銅ブロック22とセラミックス部材23とのろう付け部分が溶融してしまうことはない。また、端板本体24と銅ブロック22は金属同士であるため、銅ブロック22とセラミックス部材23とのろう付けに比べて、ろう付けが容易である。従って、第2ろう付け工程S703において、端板本体24の温度分布に不均一があったとしても、端板本体24と銅ブロック22とのろう付けに不具合が発生しにくい。
このようにすることで、セラミックス部材23を備える高周波加速空洞100を、低い不良発生率で製造することができる。
本実施形態の高周波加速空洞100は、銅ブロック22の外面22aが、長手方向に沿って複数の平面が組み合わされた形状となっており、セラミックス部材23が、長手方向の長さが銅ブロック22の平面の長手方向の長さと略一致した平板形状の部材である。また、第1ろう付け工程S701が、銅ブロック22の複数の平面の各々に、複数のセラミックス部材23をろう付けするものである。
このようにすることで、比較的安価に製造可能な平板形状のセラミックス部材23を用いて高周波加速空洞100を製造することができる。また、平面同士を強固にろう付けするので、セラミックス部材23と銅ブロック22との接合強度を十分な強度とすることができる。
本実施形態の高周波加速空洞100は、端板本体24の外周面24aが、周方向に沿って複数の平面が組み合わされた形状となっている。また、銅ブロック22は、長手方向の長さが端板本体24の平面の周方向の長さと略一致し、底面22bが平面形状の部材である。また、第2ろう付け工程S703が、端板本体24の複数の平面の各々に、複数の銅ブロック22をろう付けするものである。
このようにすることで、比較的安価に製造可能な平面形状の底面22bを備える銅ブロック22を用いることができる。また、平面同士を強固にろう付けするので、銅ブロック22と端板本体24との接合強度を十分な強度とすることができる。
本実施形態の高周波加速空洞100の製造方法は、銅ブロック22の外面22aに、複数の溝部が設けられており、第1ろう付け工程S701が、複数の銅ブロック22の複数の溝部に、複数のセラミックス部材23をろう付けするものである。
このようにすることで、銅ブロック22とセラミックス部材23とがろう付けにより接合する部分における銅ブロック22の熱膨張による影響を抑制し、残留応力を減少させることができる。
本実施形態の高周波加速空洞100では、端板本体24と銅ブロック22とが、同種の金属部材である。このようにすることで、端板本体24と銅ブロック22とを、より容易にろう付けすることができる。
〔他の実施形態〕
前述した実施形態において、空洞本体10と端板20,21は、それぞれ銅により成形されるものとしたが、他の態様であってもよい。例えば、アルミニウムに銅メッキを施したもの,ステンレス鋼に銅メッキを施したもの等、他の電気抵抗の低い金属部材であってもよい。表面の数μm程度の領域において電気抵抗が低い金属部材であれば、高周波に対して十分な効果がある。
また、前述した実施形態は、銅ブロック22の外面にメッシュ部材25を設け、メッシュ部材25の先端部25bに溝部を設けるものであったが、他の態様であってもよい。メッシュ部材25を設けずに、銅ブロック22の外面22aの全体に溝部を設けるようにしても良い。
また、前述した実施形態において、メッシュ部材25の先端部25bに設けられる複数の溝部は、軸線A周りの周方向の溝と、軸線A方向の溝とを組み合わせたものであったが他の態様であってもよい。例えば、軸線A周りの周方向の溝のみを設ける態様であっても良い。また、例えば、軸線A方向の溝のみを設ける態様であってもよい。その他、任意の方向の溝を設けるようにしてもよい。
また、前述した実施形態は、ステップS702で接合が不十分であると判断される銅ブロック22が存在する場合、接合が不十分であると判断された銅ブロック22に対して、再び第1ろう付け工程(ステップS701)を行うものであったが、他の態様であってもよい。例えば、ステップS702で接合が不十分であると判断される銅ブロック22が存在する場合、その銅ブロック22を廃棄し、新たな銅ブロック22のろう付けを行うようにしても良い。
また、前述した実施形態において、空洞本体10の軸線A方向の両端部に配置される端板20,21のそれぞれにセラミックス部材23を接合するものであったが、他の態様であっても良い。例えば、端板20,21のいずれか一方にのみセラミックス部材23を接合するようにしてもよい。この場合、セラミックス部材23が接合されない端板には、銅ブロック22をろう付けによって接合する必要はない。したがって、セラミックス部材23が接合されない端板は、銅で一体成形された部材となる。
また、前述した実施形態は、銅ブロック22に3個のセラミックス部材23をろう付けするものであったが、他の態様であってもよい。例えば、1つの銅ブロック22に1個のセラミックス部材23をろう付けしても良いし、2以上の任意の個数のセラミックス部材23をろう付けするようにしても良い。後者の場合、銅ブロック22の外面は、ろう付けされるセラミックス部材23の数と同数の平面を組み合わせた形状となる。
10 空洞本体
20,21 端板
20a,21a 先端部
20b,21b 後端部
22 銅ブロック(金属部材)
23 セラミックス部材(高周波吸収部材)
24 端板本体
25 メッシュ部材(溝部)
100 高周波加速空洞
A 軸線

Claims (9)

  1. 円筒形状の空洞本体と、該空洞本体の軸線方向の端部に配置される円環形状の端板とを備える高周波加速空洞の製造方法であって、
    前記端板が、円環形状の金属製の端板本体と、該端板本体の外周面に配置される複数の金属部材と、該金属部材の外面に配置される複数の高周波吸収部材とを備えており、
    前記複数の金属部材の各々の前記外面に、複数の高周波吸収部材を、第1ろう材を用いてろう付けする第1ろう付け工程と、
    前記端板本体の前記外周面に、前記第1ろう付け工程で前記高周波吸収部材がろう付けされた複数の金属部材の底面を、第2ろう材を用いてろう付けする第2ろう付け工程とを備え、
    前記第2ろう付け工程のろう付け温度が、前記第1ろう付け工程のろう付け温度よりも低い高周波加速空洞の製造方法。
  2. 前記金属部材の外面が、長手方向に沿って複数の平面が組み合わされた形状となっており、
    前記高周波吸収部材が、長手方向の長さが前記金属部材の前記平面の前記長手方向の長さと略一致した平板形状の部材であり、
    前記第1ろう付け工程が、前記金属部材の前記複数の平面の各々に、前記複数の高周波部材をろう付けする請求項1に記載の高周波加速空洞の製造方法。
  3. 前記端板本体の外周面が、周方向に沿って複数の平面が組み合わされた形状となっており、
    前記金属部材が、長手方向の長さが前記端板本体の前記平面の前記周方向の長さと略一致し、底面が平面形状の部材であり、
    前記第2ろう付け工程が、前記端板本体の前記複数の平面の各々に、前記複数の金属部材をろう付けする請求項1または請求項2に記載の高周波加速空洞の製造方法。
  4. 前記金属部材の外面に、複数の溝部が設けられており、
    前記第1ろう付け工程が、前記複数の金属部材の前記複数の溝部に、前記複数の高周波吸収部材をろう付けする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の高周波加速空洞の製造方法。
  5. 前記端板本体と前記金属部材とが、同種の金属部材である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の高周波加速空洞の製造方法。
  6. 前記高周波吸収部材が、セラミックス部材である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の高周波加速空洞の製造方法。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の製造方法により製造された高周波加速空洞。
  8. 高周波加速空洞の円筒形状の空洞本体の軸線方向の端部に配置される円環形状の端板の製造方法であって、
    前記端板が、円環形状の金属製の端板本体と、該端板本体の外周面に配置される複数の金属部材と、該金属部材の外面に配置される複数の高周波吸収部材とを備えており、
    前記複数の金属部材の各々の前記外面に、複数の高周波吸収部材を、第1ろう材を用いてろう付けする第1ろう付け工程と、
    前記端板本体の前記外周面に、前記第1ろう付け工程で前記高周波吸収部材がろう付けされた複数の金属部材の底面を、第2ろう材を用いてろう付けする第2ろう付け工程とを備え、
    前記第2ろう付け工程のろう付け温度が、前記第1ろう付け工程のろう付け温度よりも低い端板の製造方法。
  9. 請求項8に記載の製造方法により製造された端板。
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