JP2015076242A - 端子付電線 - Google Patents

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Shigeo Matsufuji
茂雄 松藤
一成 佐倉
Kazunari Sakura
一成 佐倉
須藤 博
Hiroshi Sudo
博 須藤
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Abstract

【課題】止水チューブを用いた端子付電線の止水構造において、止水チューブを破れ難くすることにより、止水構造の耐久性を向上させること。
【解決手段】端子付電線1は、絶縁電線9と、絶縁電線9の裸線部91が接続された被接続部を有する端子金具8と、端子金具8の両側方の縁部の端面を覆う端子カバー部材10と、熱収縮チューブ71と熱収縮チューブ71の内側面に形成された接着剤層72とを含む2層構造を有し、熱を受けて収縮した状態で、絶縁電線9における被覆端部92から裸線部91の先端部までの部分、端子金具8の被接続部及び端子カバー部材10を覆う止水チューブ7と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、絶縁電線と絶縁電線に取り付けられた端子金具とを含む端子付電線の止水構造に関する。
自動車などの車両に搭載されるワイヤーハーネスの一部である端子付電線は、電気の伝導を行う絶縁電線と絶縁電線の端部に接続された端子金具とを備える。
端子金具は、一般的に、銅を主成分とする金属の部材である。端子金具は、超音波溶接などの溶接又は圧着により絶縁電線に接続される。
特に、端子付電線が太い絶縁電線(芯線が太い絶縁電線)を含む場合、端子金具は超音波溶接により絶縁電線に接続されることが多い。絶縁電線と端子金具との接続に溶接が採用される場合、端子金具は、絶縁電線における絶縁被覆から延び出た芯線が溶接される被溶接部を有する。被溶接部を有する端子金具の形状は、平板状であることが多い。
一方、車両に搭載される端子付電線において、絶縁電線の芯線がアルミニウム線である場合、絶縁電線の芯線と端子金具との接合部に液体が侵入すると異種金属接触腐食が生じやすい。
異種金属接触腐食を防止するため、端子付電線における絶縁電線の芯線と端子金具との接合部を熱収縮タイプの止水チューブで覆う方法が考案されている。熱収縮タイプの止水チューブは、熱収縮チューブとその内側面に形成された熱可塑性接着剤の層とを含む2層構造を有している。
例えば、特許文献1に示される端子付電線の止水構造は、絶縁電線の芯線における圧着端子から露出した部分を覆う熱収縮タイプの止水チューブを備えている。圧着端子は、絶縁電線に対し圧着により接続された端子金具である。特許文献1に示される端子付電線においては、絶縁電線の芯線と端子金具との接合部が止水チューブにより密封され、異種金属接触腐食が防止される。この止水構造は、絶縁電線に対し溶接により端子金具が接続された場合の端子付電線にも適用可能である。
特許文献1に示される端子付電線の止水構造が採用されれば、絶縁電線の芯線と端子金具との接合部に液体がかかることが防がれ、異種金属接触腐食を防止できる。
特開2011−081918号公報
ところで、平板状の端子金具を有する端子付電線において止水チューブを用いた端子付電線の止水構造が採用される場合がある。この場合、止水チューブは、経時劣化するにつれて、端子金具の両側の縁に接触する部分、特に、端子金具の角に接触する部分において、破れやすくなる。
止水チューブが破れ、露出した絶縁電線の芯線と端子金具との接合部に液体がかかると接合部の腐食が生じる。即ち、止水チューブが破れやすい場合には、止水チューブを用いた端子付電線の止水構造の耐久性が悪化する。
本発明の目的は、止水チューブを用いた端子付電線の止水構造において、止水チューブを破れ難くすることにより、止水構造の耐久性を向上させることである。
第1態様に係る端子付電線は、絶縁電線と端子金具と端子カバー部材と止水チューブとを備える。上記端子金具は、上記絶縁電線の芯線における絶縁被覆の部分から延び出た裸線部が接続された被接続部を有する。上記端子カバー部材は、上記端子金具における上記被接続部の両側方の縁部の端面を覆う。上記止水チューブは、熱収縮チューブと該熱収縮チューブの内側面に形成された熱可塑性の接着剤の層とを含む2層構造を有し、熱を受けて収縮した状態で、上記絶縁電線における上記絶縁被覆の端部から上記裸線部の先端部までの部分、上記端子金具の上記被接続部及び上記端子カバー部材を覆う。
第2態様に係る端子付電線は、第1態様に係る端子付電線の一態様である。第2態様に係る端子付電線においては、上記端子カバー部材には、上記端子金具における上記被接続部の縁部が嵌め入れられた凹部が形成されている。
第3態様に係る端子付電線は、第1態様又は第2態様に係る端子付電線の一態様である。第3態様に係る端子付電線においては、上記端子カバー部材が、上記端子金具の上記被接続部における一方の側方の縁部から他方の側方の縁部までに亘って一連に形成されている。
第4態様に係る端子付電線は、第1態様から第3態様のいずれかに係る端子付電線の一態様である。第4態様に係る端子付電線においては、上記端子カバー部材が、合成樹脂製の部材である。
上記の各態様においては、端子金具における被接続部の両側方の縁部の端面が、端子カバー部材により覆われている。この場合、熱を受けて収縮した止水チューブは、端子金具における角張った部分と接触しない。従って、止水チューブを用いた端子付電線の止水構造において、止水チューブを破れ難くすることができ、端子付電線の止水構造の耐久性を向上させることが可能となる。
また、上記の第2態様においては、端子カバー部材には、端子金具の縁部が嵌め入れられる凹部が形成されている。この場合、端子カバー部材を、端子金具の縁部に被せるようにして容易に取り付けることができる。
また、上記の第3態様においては、端子カバー部材が、端子金具の被接続部における一方の側方の縁部から他方の側方の縁部までに亘って一連に形成されている。即ち、端子金具における被接続部の縁部全部が1つの端子カバー部材により覆われている。この場合、端子付電線を構成する部品点数を削減することができる。
また、上記の第4態様においては、端子カバー部材が、合成樹脂製の部材である。この場合、端子カバー部材を安価に製造することができる。これにより、止水チューブを用いた端子付電線の耐久性に優れる止水構造をより低コストで作ることができる。
第1実施形態に係る端子付電線1の平面図である。 端子付電線1の一部分解斜視図である。 端子付電線1の一部分解底面図である。 端子付電線1が備える端子カバー部材10の斜視図である。 端子付電線1に適用可能な第1応用例に係る端子カバー部材10Aの斜視図である。 端子付電線1に適用可能な第2応用例に係る端子カバー部材10Bの斜視図である。 第2実施形態に係る端子付電線1Xの一部分解斜視図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具現化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。
<第1実施形態>
まず、図1〜4を参照しつつ、第1実施形態にかかる端子付電線1について説明する。端子付電線1は、絶縁電線9、端子金具8、端子カバー部材10及び止水チューブ7を備えている。端子付電線1は、自動車などの車両に搭載されるワイヤーハーネスの一部である。
図1は、端子付電線1の端部の平面図である。図2は、止水チューブ7が正規の位置に装着される前の端子付電線1の端部の斜視図である。図3は、止水チューブ7及び端子カバー部材10が正規の位置に装着される前の端子付電線1の端部の底面図である。図4は、端子カバー部材10の斜視図である。
<絶縁電線>
図1,2に示されるように、端子金具8が取り付けられる対象となる絶縁電線9は、長尺な導体である芯線910と、その芯線910の周囲を覆う絶縁体である絶縁被覆920と、を有する電線である。通常、芯線910は、細い導体からなる複数の素線が撚り合わされた撚り線である。しかしながら、芯線910が単線であることも考えられる。
端子金具8が取り付けられる絶縁電線9の端部は、予め一定の長さの分の芯線910の周囲から絶縁被覆920が剥がれた状態、即ち、一定の長さ分の芯線910が絶縁被覆920から伸び出た状態に加工されている。
以下、絶縁電線9の端部において、絶縁被覆920の端から伸び出た芯線910を裸線部91と称する。また、絶縁電線9の絶縁被覆920における端部の一定の範囲(数ミリメートルから十数ミリメートル程度の長さの範囲)の部分を被覆端部92と称する。また、被覆端部92から裸線部91の先端部へ向かう方向を延伸方向と称する。延伸方向は、絶縁電線9の長手方向でもある。
端子付電線1において、絶縁電線9の芯線910は、例えば、アルミニウムを主成分とする金属の線材である。一方、絶縁電線9の絶縁被覆920は、例えば、ポリエチレン、塩化ビニル又はポリアミド系ナイロンなどを主成分とする合成樹脂の部材である。なお、芯線910が、銅を主成分とする金属の線材であることも考えられる。
<端子金具>
図2に示されるように、本実施形態における端子金具8の形状は、全体として平板状である。そして、端子金具8は、延伸方向に沿って一列に並んだ被溶接部81及び接点部83を備える。端子金具8における一端からの一部が被溶接部81であり、端子金具8における他端からの一部が接点部83である。なお、被溶接部81は、端子金具8における被接続部の一例である。
端子金具8は、例えば、メッキが形成された板状の金属の母材に対する打ち抜き加工によって得られる。従って、端子金具8を構成する金属の板材は、基材と、その基材の表面に形成されたメッキとにより構成されている。
例えば、端子金具8の基材は、銅又は銅の合金など、銅を主成分とする金属材料からなる部材である。この場合、メッキを含む端子金具8全体は、銅を主成分とする金属材料からなる。一方、メッキは、錫(Sn)もしくは錫に銀(Ag)、銅(Cu)、ビスマス(Bi)などが添加された錫合金など、錫を主成分とする金属材料からなる部材である。
被溶接部81は、平板状の部分である。図1〜3に示されるように、被溶接部81には、絶縁電線9の裸線部91が、超音波溶接などの溶接により接続されている。
端子金具8において、被溶接部81における両側方の縁部及び被溶接部81における接点部83側の反対側の縁部は角張っている。特に、被溶接部81における両側方の縁部と被溶接部81における接点部83側の反対側の縁部との境界部分である角は、より鋭利に角張っている。また、端子金具8が打ち抜き加工で得られる場合、端子金具8の各縁部には、バリなどのはみ出る部分が形成されやすい。
以下、明細書内においては、図3に示されるように被溶接部81における両側方の縁部を、それぞれ第一側方縁部811及び第二側方縁部812と称する。また、被溶接部81における接点部83側の反対側の縁部を後方縁部813と称する。また、第一側方縁部811及び第二側方縁部812と後方縁部813とのそれぞれの境界の部分である角を、角部814と称する。
接点部83は、平板状の部分である。本実施形態においては、例えば端子固定台等の端子金具8の接続相手への固定用のネジが通される接続孔84が、接点部83に形成されている。
<端子カバー部材>
本実施形態における端子カバー部材10は、合成樹脂製の部材である。端子カバー部材10は、例えば、熱可塑性樹脂の射出成形により得られる。
本実施形態においては、図3に示されるように、2つの端子カバー部材10が、端子金具8の被溶接部81の第一側方縁部811及び第二側方縁部812のそれぞれの端面を覆うように取り付けられる。端子カバー部材10は、例えば、絶縁電線9の裸線部91が端子金具8の被溶接部81に溶接された後に、端子金具8の第一側方縁部811及び第二側方縁部812に取り付けられる。
また、本実施形態においては、図4に示されるように、端子カバー部材10には、端子金具8における被溶接部81の第一側方縁部811(又は第二側方縁部812)及び角部814に接触する接触面20と後述する止水チューブ7の内側面に接触する外側面300とが形成されている。外側面300は、平面30,31と湾曲面32とにより形成されている。
また、本実施形態においては、端子カバー部材10における接触面20が、後方縁部813の一部とも接触する。これにより、角部814が確実に端子カバー部材10により覆われる。
<端子カバー部材:接触面>
図4に示されるように、端子カバー部材10の接触面20には、凹部21が形成されている。
凹部21は、接触面20に形成された一連の溝である。
そして、接触面20に形成された凹部21に、端子金具8の被溶接部81の第一側方縁部811(又は第二側方縁部812)、角部814及び後方縁部813の一部が嵌め入れられることにより、端子カバー部材10が端子金具8に対して取り付けられる。
<端子カバー部材:外側面>
図4に示されるように、端子カバー部材10の接触面20の反対側の外側面300は、平面30,31と湾曲面32とにより形成されている。
図2及び図4に示されるように、端子カバー部材10における平面30は、端子カバー部材10が端子金具8に取り付けられたときに、端子金具8の表面又は裏面に沿う部分の表面(外側面)である。また、端子カバー部材10における平面31は、端子カバー部材10が端子金具8に取り付けられたときに、端子金具8の被溶接部81の端面に沿う部分の表面(外側面)である。
湾曲面32は、平面30と平面31との境界の部分に形成されている。湾曲面32は、丸められた滑らかな面である。
上記のような接触面20及び外側面300を有する端子カバー部材10は、射出成形又はプレス加工等により簡易に作ることができる。そのため、端子金具8の被溶接部81における第一側方縁部811等の角張った部分を削って滑らかにする場合に比べ、端子付電線1の製造コストが抑制される。
<止水チューブ>
止水チューブ7は、熱を受けて収縮する熱収縮タイプのチューブである。図1には、収縮後の止水チューブ7が示されている。図2,3には、収縮前の止水チューブ7が示されている。
図2に示されるように、止水チューブ7は、熱収縮チューブ71とその熱収縮チューブ71の内側面に形成された熱可塑性の接着剤層72とを含む二層構造を有する。止水チューブ7は、熱を受けて収縮した状態で、絶縁電線9における被覆端部92から裸線部91の先端部までの部分、端子金具8の被溶接部81及び端子カバー部材10を覆っている。
なお、熱収縮チューブ71は、例えば、ポリオレフィン系樹脂もしくはナイロン系樹脂などの合成樹脂からなる筒状の部材である。熱収縮チューブ71は、押し出し成形によりごく細い筒状に成形された樹脂部材が、加熱された状態で太い筒状へ引き伸ばされた後に冷却されることによって得られる。このようにして得られた熱収縮チューブ71は、加熱された場合、引き伸ばされる前の細い筒状まで収縮する形状記憶特性を有する。また、接着剤層72を形成する接着剤は、例えば、変性オレフィン系又はポリエステル系のホットメルト接着剤などが考えられる。
図1に示されるように、収縮後の熱収縮チューブ71の第一端部は、絶縁電線9における被覆端部92の部分の外周面に対しその全周方向に亘って接着剤層72によって隙間なく接着されている。なお、熱収縮チューブ71の第一端部は、接点部83側に対して反対側の端部である。
また、収縮後の熱収縮チューブ71の第二端部は、端子カバー部材10における外側面300と端子金具8の被溶接部81の表面及び裏面とに対しその全周方向に亘って接着剤層72によって隙間なく接着されている。なお、熱収縮チューブ71の第二端部は、接点部83側の端部である。
即ち、図1に示されるように、絶縁電線9の裸線部91と端子金具8の被溶接部81との接合部は、止水チューブ7により密封されている。
そして、止水チューブ7の内側面は、端子金具8の被溶接部81における第一側方縁部811、第二側方縁部812及び角部814とは接触せず、端子カバー部材10の外側面300(平面30,31及び湾曲面32)と接触する。端子カバー部材10の外側面300は、角張った部分が形成されていない円滑な面である。従って、端子付電線1における止水チューブ7は破れ難い。
<効果>
端子付電線1において、端子金具8における被溶接部81の縁部の端面は、端子カバー部材10により覆われている。この場合、熱を受けて収縮した止水チューブ7は、端子金具8における第一側方縁部811、第二側方縁部812、後方縁部813及び角部814といった角張った部分と接触しない。従って、止水チューブ7を用いた端子付電線1の止水構造において、止水チューブ7を破れ難くすることができ、端子付電線1の止水構造の耐久性を向上させることが可能となる。
また、端子付電線1においては、端子カバー部材10には、端子金具8の被溶接部81の第一側方縁部811(又は第二側方縁部812)、角部814及び後方縁部813の一部が嵌め入れられる凹部21が形成されている。この場合、端子カバー部材10を、端子金具8の各縁部に被せるようにして容易に取り付けることができる。
また、端子付電線1においては、端子カバー部材10が、合成樹脂製の部材である。この場合、端子カバー部材10を安価に製造することができる。これにより、止水チューブ7を用いた端子付電線1の耐久性に優れる止水構造をより低コストで作ることができる。
<第1応用例>
次に、図5を参照しつつ、第1実施形態における端子付電線1に適用可能な第1応用例に係る端子カバー部材10Aを説明する。図5は、端子カバー部材10Bの斜視図である。図5において、図4に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。
図5に示されるように、端子カバー部材10Aは、端子金具8の被溶接部81における第一側方縁部811に接触する接触面201が形成された第一基部100と、第二側方縁部812に接触する接触面202が形成された第二基部200と、第一基部100と第二基部200とを繋ぐ連結基部150と、を備える。なお、図5に示されるように連結基部150にも凹部21が形成されている。
端子カバー部材10Aを含む端子付電線1においては、1つの端子カバー部材10Aの接触面20に形成された凹部21に、端子金具8の被溶接部81における第一側方縁部811、第二側方縁部812、角部814及び後方縁部813全部が嵌め入れられる。この場合、端子カバー部材10Aを含む端子付電線1を構成する部品点数を削減することができる。
<第2応用例>
次に、図6を参照しつつ、第1実施形態における端子付電線1に適用可能な第2応用例に係る端子カバー部材10Bを説明する。図6は、端子カバー部材10Bの斜視図である。図6において、図4,5に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。
端子カバー部材10Bにおいては、複数の凹部21Bが間隔をあけて端子カバー部材10Bに形成されている。本実施形態は、3つの凹部21Bが端子カバー部材10Bに形成されている事例である。
また、外側面300Bは、例えば湾曲した凸面である。本実施形態における端子カバー部材10Bの外側面300Bは、断面が弧状の湾曲した凸面である。
端子カバー部材10Bが適用された端子付電線1においても、止水チューブ7を用いた端子付電線1の止水構造の耐久性を向上させることができる。
<第2実施形態>
次に、図7を参照しつつ、第2実施形態における端子付電線1Xを説明する。図7は、止水チューブ7が正規の位置に装着される前の端子付電線1Xの端部の斜視図である。端子付電線1Xは、端子付電線1と比較して、端子カバー部材10のかわりに端子カバー部材10Xを備えている点のみが異なっている。なお、図7において、図2に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。
以下、端子付電線1Xにおける端子付電線1と異なる点についてのみ説明する。
図7に示されるように、端子カバー部材10Xは、棒状の部材である。そして、端子カバー部材10Xには、端子金具8の被溶接部81の端面に接触する接触面20Xと、止水チューブ7と接触し円滑な面である外側面300Xと、が形成されている。
外側面300Xは、例えば湾曲した凸面である。本実施形態における端子カバー部材10Xの外側面300Xは、断面が弧状の湾曲した凸面である。従って、本実施形態における端子カバー部材10Xは、半円柱状の部材である。
端子カバー部材10Xは、例えば、端子金具8の被溶接部81の端面に対して接着剤等により接着されている。端子カバー部材10Xが、被溶接部81の端面に接着された状態において、端子カバー部材10Xの外側面300Xが被溶接部81の表裏各面に対して面一に形成されていることが望ましい。この場合、端子カバー部材10Xと端子金具8の表面との境界に段差が生じない。そのため、止水チューブ7と端子金具8との間に隙間が生じにくい。
<その他の応用例>
端子金具8が被溶接部81の他に絶縁電線9の被覆端部92にかしめられる被覆圧着部をさらに有していてもよい。また、端子金具8が、圧着により絶縁電線9に接続される圧着端子であってもよい。
また、端子カバー部材10,10A,10Bの厚みが薄い場合、端子付電線1が端子固定台に固定されたときの端子金具8と端子固定台との間に隙間が生じることが抑制される。
また、端子カバー部材10Aにおいて、連結基部150に凹部21が形成されていないことも考えられる。
また、端子カバー部材10,10Aの外側面が湾曲した凸面であること、及び端子カバー部材10Bの外側面300Bが、端子カバー部材10の外側面300と同様の形状であること等も考えられる。
また、図1に示される端子付電線1において、端子カバー部材10の一端が止水チューブ7の一端からはみ出ている。しかしながら、端子カバー部材10の一端の位置と止水チューブ7の一端の位置とが一致していること、或いは、端子カバー部材10の一端が止水チューブ7の一端に対して僅かに内側に収まって位置していることも考えられる。
なお、本発明に係る端子付電線は、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された各実施形態及び各応用例を自由に組み合わせること、或いは各実施形態及び各応用例を適宜、変形する又は一部を省略することにより構成されることも可能である。
1,1X 端子付電線
7 止水チューブ
8 端子金具
9 絶縁電線
10,10A,10B,10X 端子カバー部材
20,20X 接触面
21,21B 凹部
30,31 平面
32 湾曲面
71 熱収縮チューブ
72 接着剤層
81 被溶接部
83 接点部
84 接続孔
91 裸線部
92 被覆端部
100 第一基部
150 連結基部
200 第二基部
201,202 接触面
300,300X 外側面
811 第一側方縁部
812 第二側方縁部
813 後方縁部
814 角部
910 芯線
920 絶縁被覆

Claims (4)

  1. 絶縁電線と、
    前記絶縁電線の芯線における絶縁被覆の部分から延び出た裸線部が接続された被接続部を有する端子金具と、
    前記端子金具における前記被接続部の両側方の縁部の端面を覆う端子カバー部材と、
    熱収縮チューブと該熱収縮チューブの内側面に形成された熱可塑性の接着剤の層とを含む2層構造を有し、熱を受けて収縮した状態で、前記絶縁電線における前記絶縁被覆の端部から前記裸線部の先端部までの部分、前記端子金具の前記被接続部及び前記端子カバー部材を覆う止水チューブと、を備える、端子付電線。
  2. 請求項1に記載の端子付電線であって、
    前記端子カバー部材には、前記端子金具における前記被接続部の縁部が嵌め入れられた凹部が形成されている、端子付電線。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の端子付電線であって、
    前記端子カバー部材が、前記端子金具の前記被接続部における一方の側方の縁部から他方の側方の縁部までに亘って一連に形成されている、端子付電線。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の端子付電線であって、
    前記端子カバー部材が、合成樹脂製の部材である、端子付電線。
JP2013211172A 2013-10-08 2013-10-08 端子付電線 Pending JP2015076242A (ja)

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