JP2015075683A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、像担持体の外周面へのシートの貼り付きによるシートジャムを防止し得る画像形成装置を提供する。【解決手段】 制御部10は、中間転写ベルト31を駆動するモータ6を停止した後、中間転写ベルト31と二次転写外ローラ41とのニップ部と、シート搬送ベルト42cとの間で形成されるシートPのループを解消してシート検知センサ8により該シートPが検知できる距離以上シート搬送ベルト42cにより該シートPを搬送してからシート搬送ベルト42cを駆動するモータ7を停止することを特徴とする。【選択図】 図4

Description

本発明は、電子写真方式を用いた画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた画像形成装置として、中間転写ベルトを用いた画像形成装置がある。このような画像形成装置は、画像形成に必要な色(例えば、4色)と同数の像担持体となる感光ドラムを備えており、それぞれの感光ドラムの周辺に帯電手段、露光手段及び現像手段が配置されている。
そして、感光ドラムに形成した単色のトナー像を中間転写ベルトに一次転写した後、中間転写ベルトに一次転写されたトナー像をシートに二次転写することでシートに未定着画像が形成される。未定着画像が形成されたシートは、定着手段に搬送されて未定着画像が定着された後、画像形成装置から排出される。
画像形成装置においては、サイズや坪量等が多種多様なシートに対応することが望まれている。しかしながら、従来の画像形成装置においては、坪量が52g/m未満の薄紙や剛度(腰の強さ)が低いシートにトナー像を二次転写した後、シートが中間転写ベルトの外周面から分離せずに巻き付く場合がある。
中間転写ベルトの外周面に巻き付いたシートはシート搬送経路以外の場所に入り込んでしまい、ジャム処理が容易に行えなかったり画像形成装置が故障する可能性もある。
特許文献1では、シートの先端が中間転写ベルトの外周面に巻き付いたことを二次転写部のシート搬送方向下流に設けられたシート検知センサを用いて検知する。そして、シート搬送経路上にシートがないと判断した場合に中間転写ベルトやその他の搬送ローラの駆動を停止することが提案されている。
特開平11−59962号公報
中間転写ベルトの外周面へのシートの巻き付きは、シートの先端以外でも発生する。例えば、シートにジャムが発生したとき、二次転写部にシートが挟持された状態で中間転写ベルトの駆動手段が停止した場合、中間転写ベルトは駆動手段が停止した後も自身の慣性により所定量回転する。
すると、シートは二次転写部から定着手段までのシート搬送経路上に設けられたシート搬送手段と、該二次転写部との間でループを形成する。そして、中間転写ベルトの外周面にループを形成したシートの中腹部が巻き付いた状態で中間転写ベルトが停止する。
この状態では、特許文献1のように、二次転写部のシート搬送方向下流に設けられたシート検知センサではシートを検知することができない。この状態でシートがジャム処理されないまま、次の印刷ジョブが開始されると、中間転写ベルトの外周面にシートが巻き付いたまま搬送され、シート搬送経路以外の場所に入り込んでしまう可能性がある。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、像担持体の外周面へのシートの貼り付きによるシートジャムを防止し得る画像形成装置を提供するものである。
前記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体を駆動する第一駆動手段と、前記像担持体に対向して配置され、前記像担持体からシートにトナー像を転写する転写手段と、前記転写手段によりトナー像が転写されたシートを搬送するシート搬送手段と、前記シート搬送手段を駆動する第二駆動手段と、シート搬送経路上で前記転写手段と、前記シート搬送手段との間に配置されたシート検知手段と、前記第一、第二駆動手段を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記第一駆動手段を停止した後、前記像担持体と前記転写手段とのニップ部と、前記シート搬送手段との間で形成されるシートのループを解消して前記シート検知手段により該シートが検知できる距離以上だけ前記シート搬送手段により該シートを搬送してから前記第二駆動手段を停止することを特徴とする。
上記構成によれば、像担持体の外周面へのシートの貼り付きによるジャムを防止出来る。
本発明に係る画像形成装置の構造を示す断面説明図である。 (a)は本発明に係る画像形成装置の二次転写部の構成を示す模式断面図である。(b),(c)は本発明に係る画像形成装置の二次転写部におけるシートの残留検知の様子を示す模式断面図である 本発明に係る画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。 本発明に係る画像形成装置の第1実施形態においてシートにジャムが発生したときの中間転写ベルト及びシート搬送ベルトの停止制御を示すフローチャートである。 シート搬送ベルト及び中間転写ベルトの停止制御の比較例を示す図である。 第1実施形態におけるシート搬送ベルト及び中間転写ベルトの停止制御を示す図である。 第1実施形態におけるシート搬送手段及び中間転写ベルトの他の停止制御を示す図である。 (a)は比較例におけるシート搬送ベルト及び中間転写ベルトの停止制御によりシート検知手段によりループが形成されたシートが検知できない様子を示す模式断面図である。(b)は第1実施形態におけるシート搬送ベルト及び中間転写ベルトの停止制御によりシート検知手段によりループが形成されたシートを検知する様子を示す模式断面図である。 本発明に係る画像形成装置の第2実施形態においてシートにジャムが発生したときの中間転写ベルト及びシート搬送ベルトの停止制御を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるシート搬送ベルト及び中間転写ベルトの停止制御を示す図である。
図により本発明に係る画像形成装置の一実施形態を具体的に説明する。
先ず、図1〜図8を用いて本発明に係る画像形成装置の第1実施形態の構成について説明する。図1に示す画像形成装置1は、トナー像を担持する像担持体としての中間転写ベルト31を備える。本実施形態の画像形成装置1は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置及びこれらの複合機器等に適用可能である。
本実施形態の画像形成装置1は、トナー像を担持する像担持体となる感光ドラム11Y,11M,11C,11Kの表面に形成されたトナー像を中間転写ベルト31の外周面上に一次転写した後、シートPに二次転写する中間転写方式の画像形成装置である。
本実施形態においては、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの4色の画像形成ユニットを中間転写ベルト31の外周面上に配置した中間転写方式の画像形成装置1を用いて以下に説明する。尚、説明の都合上、感光ドラム11Y,11M,11C,11Kは単に感光ドラム11で代表的に説明する場合もある。他の各画像形成ユニットについても同様である。
<画像形成装置>
先ず、図1及び図2(a)を用いて画像形成装置1の構成について説明する。図1は画像形成装置1の構成を示す断面説明図である。図2(a)は画像形成装置1の二次転写部4の周辺の構成を示す模式断面図である。先ず、図1を用いてシート給送部2によるシートPの二次転写部4までのシート給送プロセスについて説明する。シートPは、画像形成装置1の下部に設けられた各給送カセット61〜63に収容されている。
各給送カセット61〜63に収容されたシートPは、それぞれ給送ローラ61a〜63aによりそれぞれの給送カセット61〜63から給送される。尚、本実施形態においては、画像形成装置1の側面部に手差し給送可能な手差し給送トレイ64が設けられている。シートPは給送ローラ64aにより手差し給送トレイ64からも給送可能に構成されている。
給送ローラ61a〜64aによりそれぞれ給送されたシートPは、分離手段により1枚ずつ分離され、搬送パス3を介して二次転写部4のシート搬送方向における上流(以下、単に「上流」という)に配置されているレジストレーションローラ76に搬送される。給送されるシートPの先端を停止したレジストレーションローラ76のニップ部に突き当て、レジストレーションローラ76よりも上流の搬送ローラ16,75により更にシートPを搬送することによってシートPにループを形成させる。
シートPの先端はループを形成することにより該シートPの腰の強さによりレジストレーションローラ76のニップ部に沿って倣わされる。これにより、シートPの斜行が補正される。また、レジストレーションローラ76では、シートPへの画像形成のタイミング、即ち、トナー像が感光ドラム11から一次転写された中間転写ベルト31の回転に合わせて、所定のタイミングで二次転写部4にシートPを搬送する。このように、レジストレーションローラ76は、シートPの斜行を補正し、所定のタイミグでシートPを二次転写部4に搬送する。
<画像形成部>
次に画像形成部の構成について説明する。図1において、トナー像を担持する像担持体となる4つの感光ドラム11Y〜11Kは、それぞれ帯電手段となる帯電装置12Y〜12Kによって表面が一様な電荷に帯電される。露光手段となるレーザスキャナ13C〜13Kには、それぞれイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの画像信号が入力される。この画像信号に応じて感光ドラム11の表面をレーザ光13aで照射し、感光ドラム11の表面電荷を中和して静電潜像を形成する。
各感光ドラム11の表面上に形成された静電潜像は、現像手段となる現像装置14Y〜14Kによって、それぞれイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKのトナーで現像される。各感光ドラム11の表面上に現像されたトナーは一次転写手段となる一次転写ローラ35Y〜35Kによって無端ベルトからなるトナー像を担持する像担持体となる中間転写ベルト31の外周面上に順番に転写される。これにより、中間転写ベルト31の外周面上にフルカラーのトナー像が形成される。
中間転写ベルト31は、各感光ドラム11Y〜11Kから一次転写されたフルカラーのトナー像を担持すると共に、シートPの搬送プロセスに対して同様のタイミングでフルカラーのトナー像を二次転写部4まで搬送する。中間転写ベルト31は、駆動ローラ33、テンションローラ34及び二次転写内ローラ32により回転可能に張架されている。
図3に示す制御手段となる制御部10により電気的な制御が行われる第一駆動手段となるモータ6により図示しない駆動伝達手段を介して駆動ローラ33を回転駆動することにより中間転写ベルト31が回転駆動される。本実施形態のモータ6は直流モータを用いて構成される。
次に、二次転写部4における二次転写プロセス及びそれ以降のプロセスについて説明する。二次転写部4は、中間転写ベルト31の内周面側に配置された二次転写内ローラ32と、中間転写ベルト31を介在して二次転写内ローラ32と対向する二次転写手段となる二次転写外ローラ41とを備えている。
二次転写部4は、中間転写ベルト31を介在した二次転写内ローラ32と、二次転写外ローラ41とのニップ部でシートPに所定の加圧力と静電的負荷バイアスを与える。これにより中間転写ベルト31の外周面上に担持されたフルカラーのトナー像がシートP上に二次転写される。本実施形態の二次転写外ローラ41は像担持体となる中間転写ベルト31に対向して配置され、中間転写ベルト31の外周面上からシートPにトナー像を転写する転写手段として構成される。
中間転写ベルト31の外周面上からシートPにトナー像を転写した後、中間転写ベルト31の外周面上に残留したトナーは、クリーンニング手段となるクリーニングユニット17により掻き取って清掃される。
二次転写部4においてシートPにフルカラーのトナー像が二次転写される。すると、シートPは、転写手段となる二次転写外ローラ41と中間転写ベルト31とにより挟持搬送される。更に、中間転写ベルト31の外周面上からトナー像が転写されたシートPを搬送するシート搬送手段となるシート搬送部42により定着手段となる定着装置5へと搬送される。
本実施形態のシート搬送部42は、無端ベルトからなるシート搬送ベルト42cが駆動ローラ42a及び張架ローラ42bによって回転可能に張架されている。図3に示す制御手段となる制御部10により電気的な制御が行われる第二駆動手段となるモータ7に図示しない駆動伝達手段を介して接続された駆動ローラ42aを回転駆動する。これによりシート搬送ベルト42cは二次転写部4から定着装置5へシートPを搬送する方向に回転駆動される。本実施形態では、第二駆動手段となるモータ7によりシート搬送手段となるシート搬送ベルト42cを回転駆動する。
本実施形態のシート搬送ベルト42cには無数のシート吸引用の空気穴が設けられている。シート搬送部42は、図示しないファンにより生成される負圧によってシート搬送ベルト42cの外周面にシートPを吸着させて搬送する。
図2(a)に示すように、シート搬送部42のシート搬送ベルト42cを回転駆動する駆動ローラ42aは図示しない駆動伝達手段を介してモータ7により回転駆動される。本実施形態では、モータ7の一例としてステッピングモータを用いている。
中間転写ベルト31を介在して二次転写内ローラ32と二次転写外ローラ41とのニップ部からなる二次転写部4からシート搬送部42までの間のシート搬送経路は下ガイド43により形成されている。下ガイド43は、二次転写部4とシート搬送部42との間に配置される。そして、下ガイド43によりシートPの下面をガイドする。
二次転写部4において二次転写されるトナー像はシートPの上面に転写される。このため下ガイド43の上方にはシートPの上面をガイドする上ガイドは設けられていない。従って、シートPは下ガイド43の上面に沿ってガイドされる。
二次転写部4の下方のシート搬送経路上で転写手段となる二次転写外ローラ41と、シート搬送部42との間には、該シート搬送経路に沿って搬送される二次転写後のシートPの有無を検知するシート検知手段となるシート検知センサ8が配置されている。
本実施形態のシート検知センサ8は、図示しない光源から光を照射して、下ガイド43上にシートPが有る場合には、シートPからの反射光を受光して、シートPが有ることを示す検知信号を出力する反射式の光センサにより構成される。この光センサはシート搬送経路の下側から下ガイド43に形成されている図示しない開口から上方に光を照射するように配置されている。
定着装置5は、対向するローラ、或いはベルト等による所定の加圧力と、ヒータ等の熱源により所定の熱を加えて、シートPに二次転写されたトナー像を溶融固着させる。定着装置5によりトナー像が定着されたシートPは、排出パス82を介して排出トレイ66上に排出される。
また、シートPの両面に画像形成を行う場合には、一旦、反転パス83に搬送されたシートPは、反転パス83からスイッチバックパス84へと引き込まれる。そして、反転ローラ79の回転方向を正逆転させるスイッチバック動作によりシートPの先後端が入れ替えられて両面搬送パス85へと搬送される。
その後、給送カセット61〜63、或いは、手差し給送トレイ64から給送されてくる後続印刷ジョブのシートPとタイミングを合わせて搬送パス3に合流し、レジストレーションローラ76を経て二次転写部4に再搬送される。尚、シートPの裏面(2面目)の画像形成プロセスに関しては、前述したシートPの表面(1面目)の画像形成プロセスと同様であるため重複する説明は省略する。
また、シートPを反転排出させる場合には、シートPが定着装置5を通過した後にシートPを反転パス83からスイッチバックパス84へと引き込む。そして、反転ローラ78,79の逆転により、スイッチバックパス84へ送り込まれた際のシートPの後端を先頭にして、送り込まれた方向と反対向きに退出させ、排出トレイ66上に反転排出する。
<ジャム発生時のシート残留検知動作>
次に図2(b),(c)を用いて画像形成装置1の制御部10によるシートPのジャム発生時のシート残留検知動作について説明する。
本実施形態では、制御部10は、図1に示すスイッチバックパス84に設けられたシート検知手段となるシート検知センサ9によりシートPを所定時間検知しなかった場合にシートPのジャムが発生したと判断する。
そして、シート検知センサ9によりジャム発生を検知した後、制御部10は以下の制御を行う。即ち、中間転写ベルト31を回転駆動する駆動ローラ33を回転駆動するモータ6やシート搬送ベルト42cを回転駆動する駆動ローラ42aを回転駆動するモータ7を含む画像形成装置1に設けられる全てのシート搬送モータを停止する。
各シート搬送モータの停止後、図2(b)に示すように、二次転写部4とシート搬送部42との間にシートPが存在した場合、シート検知センサ8によって残留シートPを検知することができ、ユーザにジャム処理動作を促すことが出来る。
しかし、実際は、モータ6が停止しても中間転写ベルト31の慣性力により中間転写ベルト31が回転し続ける。その結果、二次転写部4とシート搬送部42との間のシートPが図2(c)に示す上に凸のループを形成し、シート検知センサ8において残留シートPを検知出来ない場合が存在する。
中間転写ベルト31は感光ドラム11Y等に接触している。シート検知センサ9によりシートPのジャム発生を検知した時点で制御部10により中間転写ベルト31を回転駆動するモータ6を停止させる。しかし、中間転写ベルト31の自重による慣性力や感光ドラム11Yの慣性力等の影響により瞬時に中間転写ベルト31を停止させることはできない。
特に、高生産性を要求される画像形成装置1では、中間転写ベルト31の回転速度が速いため、このような状況が顕著である。また、シートPは、二次転写部4において二次転写外ローラ41により印加された静電的負荷バイアスによってチャージアップ(Charge Up;帯電)している。
そのため、例えば、坪量の小さい薄紙等のシートPは、図2(c)に示すように、シートジャムによる画像形成装置1の停止時に中間転写ベルト31の外周面にシートPが中腹部から巻き付いてループを形成してしまうことがある。このループにより、シートPがシート検知センサ8の検知領域を外れてしまう。このため残留シートPを検知することが出来ない。
この状態で、ユーザが画像形成装置1の停止時に中間転写ベルト31の外周面にシートPが中腹部から巻き付いてループを形成しているシートPをジャム処理しないまま次の印刷ジョブが投入される。すると、シートPは中間転写ベルト31の外周面に貼り付いたままシート搬送経路から外れて定着装置5の上方を過ぎて、シートPの搬送経路以外の空間に入り込んでしまう場合がある。
例えば、シート搬送方向の長さが短い小サイズのシートPを搬送していた場合には、シートPの後端まで全てクリーニングユニット17内に入り込んでしまう場合もある。シートPがクリーニングユニット17内に入り込んでしまうとユーザによるジャム処理は困難となる。
<シート搬送手段の停止制御動作>
次に図3〜図8を用いて画像形成装置1の制御部10によるジャム発生時の中間転写ベルト31及びシート搬送部42の停止制御について説明する。図3は画像形成装置1にシートPのジャムが発生したときに中間転写ベルト31及びシート搬送部42の停止制御を行う制御部10を含む制御系のブロック図である。図4は画像形成装置1の制御部10によるジャム発生時の中間転写ベルト31及びシート搬送部42の停止制御を行う様子を示すフローチャートである。
図3に示すように、画像形成装置1の制御部10は、中間転写ベルト31を回転駆動するモータ6、及びシート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7に電気的に接続されている。制御部10は、所定の画像信号が入力されると、中間転写ベルト31を回転駆動するモータ6、及びシート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7を駆動制御する。
更に、シート検知手段となるシート検知センサ9によるシートPのジャム検知結果に基づいて、中間転写ベルト31を回転駆動するモータ6、及びシート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7の減速制御を含んだ停止制御を行う。
図4を用いて制御部10による中間転写ベルト31を回転駆動するモータ6、及びシート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7の停止制御動作について説明する。
図4に示すように、画像形成装置1において印刷ジョブが開始されると、ステップS1において、中間転写ベルト31を回転駆動するモータ6が駆動を開始し、画像形成動作が開始される。次に、ステップS2において、シートPがシート搬送部42に到達する前に所定のタイミングでシート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7が駆動を開始する。
そして、ステップS3において、制御部10はシート検知センサ9からの検知信号に基づいてスイッチバックパス84においてシートPのジャムを検知したか否かを判断する。前記ステップS3において、制御部10がシート検知センサ9からの検知信号に基づいてスイッチバックパス84においてシートPのジャムを検知したと判断する。
その場合には、ステップS4に進んで制御部10は所定のタイミングで中間転写ベルト31を回転駆動するモータ6の停止信号と、シート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7の停止信号とをそれぞれ出力する。そして、モータ6,7の回転をそれぞれ所定のタイミングで停止させる。
その後、ステップS5において、制御部10はシート検知センサ8の検知信号に基づいてシートPが二次転写部4において残留しているか否かを判断する。前記ステップS5においてシートPが二次転写部4において残留していると判断する。その場合には、ステップS6に進んで、制御部10は、二次転写部4にシートPが残留している旨のメッセージを報知手段となる表示部15に表示して処理を終了し、ユーザによるジャム処理を待つ。前記ステップS5においてシートPが二次転写部4において残留していないと判断した場合は、処理を終了してユーザによるジャム処理を待つ。
本実施形態では、スイッチバックパス84においてシートPのジャムが発生する。そのときに、図2(c)に示すように、二次転写部4とシート搬送部42との間でシートPの中腹部が上に凸のループを形成することによりシート検知センサ8によりシートPが検知出来ない問題を解消する。
このために、制御部10は、シート搬送部42のシート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7をシート検知センサ8の検知能力によりシートPを検知出来る距離以上進める。そして、ループを形成したシートPが検知出来るまでループを小さくしてから駆動停止する。
即ち、制御部10は、中間転写ベルト31を回転駆動する第一駆動手段となるモータ6を停止する。その後、該中間転写ベルト31と二次転写外ローラ41とのニップ部と、シート搬送部42との間で形成されるシートPのループを解消してシート搬送部42によりシートPが検知できる距離以上だけシート搬送部42によりシートPを搬送する。その後、シート搬送ベルト42cを回転駆動する第二駆動手段となるモータ7を停止する。
つまり、制御部10は、モータ6の停止信号を出力する。その後、中間転写ベルト31と二次転写外ローラ41とのニップ部と、シート搬送部42との間でシートPの検知ができなくなるような過大なループが生じないようにシート搬送部42によりシートPを搬送してからシート搬送部42を停止させる。若しくは過大なループが無くなるようにシート搬送部42によりシートPを搬送してからシート搬送部42を停止させる。
図5は比較例として、中間転写ベルト31を回転駆動するモータ6と、シート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7とを同時に停止した場合のシートPのループ量を示す。図6及び図7は本実施形態におけるモータ6によって回転駆動される中間転写ベルト31の停止特性と、シート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7との停止制御の一例を示す。
図6は、図8に示すシート検知センサ8の許容ループ量La内(検知可能なループ量以下)でシートPを検知出来る距離以上シート搬送ベルト42cによりシートPを進めてからシート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7を停止した一例を示す。尚、図5〜図7に示す各横軸は時間を示し、上段の各縦軸はシートPの搬送速度を示し、下段の各縦軸はシート検知センサ8のON/OFFからなる検知結果を示す。
図8(a)は比較例においてシート搬送部42と中間転写ベルト31との間で形成されるシートPのループ量を示す模式断面図である。図8(b)は本実施形態においてシート搬送部42と中間転写ベルト31との間で形成されるシートPのループ量を示す模式断面図である。
図5に示す比較例では、スイッチバックパス84においてシート検知センサ9によりシートPのジャムを検知する。その後、制御部10から中間転写ベルト31を回転駆動するモータ6と、シート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7に同時に停止信号を出力する場合の一例を示す。
シート搬送ベルト42cにより搬送されるシートPの搬送速度V1を340mm/secとし、中間転写ベルト31と二次転写外ローラ41とのニップ部により挟持搬送されるシートPの搬送速度V2を340mm/secとする。そして、スイッチバックパス84においてシートPのジャムが発生してシート検知センサ9によりシートPのジャムを検知した後、図5に示す時刻t1において、モータ6,7に同時に停止信号を出力する。
中間転写ベルト31は自身の慣性が大きいため制御部10が時刻t1において停止信号を出した後、直ぐには停止せずに慣性でシートPの搬送距離にして40mm進んで時刻t3において中間転写ベルト31が停止する。
一方、シート搬送部42は、中間転写ベルト31よりも慣性が極めて小さい。このためシート搬送ベルト42cの減速度を50000mm/secとする。すると、シートPの搬送距離にして1.4mm進んで時刻t2(t1<t2<t3)においてシート搬送ベルト42cが停止する。
図5の実線で示した斜線領域aがシート搬送ベルト42cが停止するまでにシートPが進む距離であり、シートPの搬送距離にして1.4mm進む。図5の破線で示した斜線領域bは、中間転写ベルト31と、シート搬送ベルト42cとがそれぞれ停止するまでにシートPが進む距離の差であり、シートPの搬送距離にして38.6mmの差が生じる。この差が、図8(a)に示すように、二次転写部4とシート搬送部42との間のシート搬送経路上でシートPに上に凸に形成されるループ量となる。
本実施形態において、図8に示すように、上に凸にループが形成されたシートPを検知できるシート検知センサ8の許容ループ量Laは20mm以下である。従って、図8(a)に示す比較例のように、シートPのループ量がシート検知センサ8の許容ループ量Laを超えた場合は、図5の時刻t5に示すように、シート検知センサ8により二次転写部4において残留しているシートPを検知することができない。
図6はシート検知センサ8の許容ループ量La内でシートPを検知出来る距離以上シート搬送ベルト42cによりシートPを進めてからシート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7を停止した一例を示す。
図5に示して前述したと同様の条件で、シート搬送ベルト42cの減速度を2000mm/secとすると、シート搬送ベルト42cはシートPの搬送距離にして30.2mm進んで時刻t2においてシート搬送ベルト42cが停止する。
図6の実線で示した斜線領域dがシート搬送ベルト42cが停止するまでにシートPが進む距離であり、シートPの搬送距離にして30.2mm進む。図6の破線で示した斜線領域eは、中間転写ベルト31と、シート搬送ベルト42cとがそれぞれ停止するまでにシートPが進む距離の差であり、シートPの搬送距離にして9.8mmの差が生じる。この差が、図8(b)に示すように、二次転写部4とシート搬送部42との間のシート搬送経路上でシートPに上に凸に形成されるループ量となる。
本実施形態において、図8に示すように、上に凸にループが形成されたシートPを検知できるシート検知センサ8の許容ループ量Laは20mm以下である。従って、図8(b)に示すように、シートPのループ量がシート検知センサ8の許容ループ量La以下(検知可能なループ量以下)となるためシート検知センサ8により二次転写部4において残留しているシートPを検知することができる。
図6では、シート搬送ベルト42cが完全に停止する時刻t2が、中間転写ベルト31が完全に停止する時刻t3(t3>t2)よりも早くなるようにシート搬送ベルト42cの減速度を設定する制御を例示した。シート搬送ベルト42cの減速度は、ステッピングモータからなるモータ7に入力するパルスを制御することにより適宜変更出来る。
他の構成として、シート搬送ベルト42cが完全に停止する時刻t2と、中間転写ベルト31が完全に停止する時刻t3とを一致させるように、中間転写ベルト31の減速特性(減速度)とシート搬送ベルト42cの減速度とを同じに設定しても良い。更に他の構成としてシート搬送ベルト42cが完全に停止する時刻t2が、中間転写ベルト31が完全に停止する時刻t3よりもやや遅くなるようにシート搬送ベルト42cの減速度を設定しても良い。つまり、モータ6の停止信号から、慣性力により中間転写ベルト31が回転することで中間転写ベルト31によってシートPが進む量に応じた距離分シート搬送ベルト42cにシートPを搬送させてからシート搬送ベルト42cを停止させる。
このように、自身の慣性によって急な停止ができない中間転写ベルト31の停止特性に応じてシート搬送ベルト42cの減速度を設定する。そして、シート検知センサ8によりシートPの検知ができない程のループが二次転写部4とシート搬送部42との間に残留するシートPに形成されることがないように設定している。
図7では、スイッチバックパス84においてジャムしたシートPをシート検知センサ9により検知した後、時刻t1aにおいて制御部10により中間転写ベルト31を回転駆動するモータ6に停止信号を出力する。その後、所定時間後の時刻t1b(t1b>t1a)においてシート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7に停止信号を出力する場合の一例を示す。
図7に示すモータ6,7の停止制御の場合、中間転写ベルト31によるシート搬送速度V2よりもシート搬送ベルト42cによるシート搬送速度V1が小さくなった時刻t4からシートPにループが形成される。
このため図7の破線で示す斜線領域fが中間転写ベルト31と、シート搬送ベルト42cとがそれぞれ停止するまでにシートPが進む距離の差である。この差が二次転写部4とシート搬送部42との間のシート搬送経路上でシートPに上に凸に形成されるループ量となる。
この場合、制御部10は、シートPに形成されるループ量が上に凸のループが形成されたシートPを検知できるシート検知センサ8の許容ループ量Laよりも小さくなるようにシート搬送ベルト42cを進めてからモータ7を停止する。
このように、二次転写部4とシート搬送部42との間に残留するシートPにシート検知センサ8により検知できない程のループが形成されることがないように制御部10は以下の制御を行う。即ち、図7に示すように、中間転写ベルト31を回転駆動するモータ6に停止信号を出力する時刻t1aに対してシート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7に停止信号を出力する時刻t1bを遅らせている。
尚、他の構成として、シート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7に停止信号を発生する時刻t1bを、中間転写ベルト31を回転駆動するモータ6に停止信号を発生する時刻t1aに対して遅らせる。更に、中間転写ベルト31の慣性による停止特性に応じてシート搬送ベルト42cの減速度を設定しても良い。
尚、シート検知センサ8により二次転写部4において残留しているシートPを検知できるシート搬送ベルト42cによりシートPを搬送する距離は以下の通りである。即ち、中間転写ベルト31を回転駆動するモータ6を停止した後、中間転写ベルト31が慣性で回転する距離と、シート検知センサ8により検知可能なシートPの許容ループ量Laとにより適宜設定することができる。
次に、図9及び図10を用いて本発明に係る画像形成装置の第2実施形態の構成について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。
前記第1実施形態では、慣性の大きい中間転写ベルト31の停止特性に応じてシート搬送ベルト42cの減速度を設定する。これによりシート検知センサ8によりシートPの検知ができない程のループが二次転写部4とシート搬送部42との間に残留するシートPに形成されることがないように設定した。
本実施形態では、中間転写ベルト31とシート搬送ベルト42cとを停止する。その後、再度、シート搬送ベルト42cを回転駆動して二次転写部4とシート搬送部42との間に残留するシートPのループを小さくしてシート検知センサ8によりシートPが検知出来るように構成したものである。
<シート搬送手段の停止制御動作>
図9を用いて本実施形態における画像形成装置1の制御部10によるジャム発生時の中間転写ベルト31及びシート搬送部42の停止制御動作について説明する。図9は本実施形態における画像形成装置1の制御部10によるジャム発生時の中間転写ベルト31及びシート搬送部42の停止制御動作を示すフローチャートである。図9のステップS11において、画像形成装置1において印刷ジョブが開始されると中間転写ベルト31を回転駆動するモータ6の駆動が開始して画像形成動作が開始される。
次に、ステップS12において、シートPがシート搬送部42に到達する前に所定のタイミングでシート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7の駆動が開始する。次に、ステップS13において、制御部10は、シート検知センサ9による検知結果に基づいて図1に示すスイッチバックパス84においてシートPがジャムしたか否かを判断する。
前記ステップS13において、制御部10がシート検知センサ9による検知結果に基づいて図1に示すスイッチバックパス84においてシートPがジャムしたと判断する。その場合には、ステップS14に進んで、図10に示す時刻t1において制御部10は中間転写ベルト31を回転駆動するモータ6の停止信号と、シート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7の停止信号とを同時に出力する。
次にステップS15において、制御部10は、シート検知センサ8による検知結果に基づいて図1に示す二次転写部4においてシートPが残留しているか否かを判断する。
前記ステップS15において、制御部10がシート検知センサ8による検知結果に基づいて図1に示す二次転写部4においてシートPが残留していないと判断する。その場合は、ステップS16に進んで再びシート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7の駆動を開始する。そして、シート搬送ベルト42cによりシートPを搬送してシートPに形成されたループを解消してからステップS17に進み、シート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7を停止する。
その後、前記ステップS15に戻って、制御部10は、再度、シート検知センサ8による検知結果に基づいて図1に示す二次転写部4においてシートPが残留しているか否かを判断する。前記ステップS15において、制御部10がシート検知センサ8による検知結果に基づいて図1に示す二次転写部4においてシートPが残留していると判断する。その場合には、ステップS18に進んで、制御部10は、二次転写部4にシートPが残留している旨のメッセージを報知手段となる表示部15に表示して処理を終了し、ユーザによるジャム処理を待つ。
即ち、本実施形態では、ステップS14において、制御部10はシート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7を停止させた後に、二次転写部4においてシートPが残留しているか否かをシート検知センサ8の検知信号に基づいて判断する。シート検知センサ8により二次転写部4に残留しているシートPが検知されない場合がある。その場合は、シート検知センサ8により検知可能なシートPの許容ループ量Laを超えたループが形成されているものと仮定してシート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7を再駆動する。そして、シート検知センサ8により二次転写部4に残留しているシートPが検知された場合は、二次転写部4にシートPが残留している旨を表示部15に表示する。
図10に本実施形態におけるシート搬送部42と、中間転写ベルト31との停止制御動作を示す。図10に示す横軸は時間を示し、上段の縦軸はシートPの搬送速度を示し、下段の縦軸はシート検知センサ8のON/OFFからなる検知結果を示す。
図10では、図1に示すスイッチバックパス84に設けられたシート検知センサ9によりシートPのジャムを検知する。その後、時刻t1において制御部10は中間転写ベルト31を回転駆動するモータ6と、シート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7とに同時に停止信号を出力する場合の一例を示す。
シート搬送ベルト42cにより搬送されるシートPの搬送速度V1を340mm/sec、中間転写ベルト31と二次転写外ローラ41とのニップ部に挟持搬送されるシートPの搬送速度V1を340mm/secとする。
そして、図1に示すスイッチバックパス84に設けられたシート検知センサ9によりシートPのジャムを検知する。その後、時刻t1において、制御部10は中間転写ベルト31を回転駆動するモータ6と、シート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7とに同時に停止信号を出力する。慣性が大きい中間転写ベルト31は停止信号の出力後、直ぐには停止せず、慣性によりシートPの搬送距離として40mm進み、時刻t3で停止する。
一方、中間転写ベルト31よりも慣性が極めて小さいシート搬送ベルト42cは、減速度を50000mm/secとすると、シートPの搬送距離として1.4mm進み、時刻t2(t2<t3)で停止する。
前記図5に示した比較例と同様に、図7の実線で示した斜線領域aがシート搬送ベルト42cが停止するまでにシートPが進む距離であり、シートPの搬送距離にして1.4mm進む。図7の破線で示した斜線領域bは、中間転写ベルト31と、シート搬送ベルト42cとがそれぞれ停止するまでにシートPが進む距離の差であり、シートPの搬送距離にして38.6mmの差が生じる。この差が、図8(a)に示すように、二次転写部4とシート搬送部42との間のシート搬送経路上でシートPに上に凸に形成されるループ量となる。
本実施形態において、図8(a)に示すように、上に凸にループが形成されたシートPを検知できるシート検知センサ8の許容ループ量Laは20mm以下である。従って、図8(a)に示す比較例のように、シートPのループ量がシート検知センサ8の許容ループ量Laを超えた場合がある。その場合は、図10の時刻t5〜時刻t9に示すように、シート検知センサ8により二次転写部4において残留しているシートPを検知することができない。
本実施形態では、シート検知センサ8により二次転写部4に残留しているシートPが検知されない場合は、シート検知センサ8により検知可能なシートPの許容ループ量Laを超えたループが形成されているものと仮定する。そして、再度、時刻t6(t6>t3)において、モータ7を再駆動し、シート搬送ベルト42cの加速度を50000mm/secで回転駆動する。これによりシートPのループが小さくなる。
そして、図10に示す時刻t6から0.05sec後の時刻t10において、制御部10はシート搬送ベルト42cを回転駆動するモータ7に停止信号を出力する。シート搬送ベルト42cは、減速度を50000mm/secとすると、シートPの搬送距離として更に1.4mm進み、時刻t7(t7<t10)で停止する。
図10の実線で示す斜線領域hの合計がシート搬送ベルト42cが再駆動して停止するまでに進むシートPの搬送距離として21.4mmとなる。本実施形態においてシート検知センサ8でシートPを検知するための許容ループ量Laは20mm以下である。これにより、シート検知センサ8により二次転写部4に残留しているシートPを確実に検知することが可能になる。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
6 …モータ(第一駆動手段)
7 …モータ(第二駆動手段)
8 …シート検知センサ(シート検知手段)
10 …制御部(制御手段)
31 …中間転写ベルト(像担持体)
41 …二次転写外ローラ(転写手段)
42c …シート搬送ベルト(シート搬送手段)
前記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体を駆動する第一駆動手段と、前記像担持体に対向して配置され、前記像担持体からシートにトナー像を転写する転写手段と、前記転写手段によりトナー像が転写されたシートを搬送するシート搬送手段と、前記シート搬送手段を駆動する第二駆動手段と、前記転写手段と前記シート搬送手段との間でシートを検知するシート検知手段と、前記第一、第二駆動手段を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記第一駆動手段を停止した後、前記像担持体と前記転写手段とのニップ部でニップされたシートを前記シート検知手段が検知できるように、シートを搬送するために前記第二駆動手段を制御して前記シート搬送手段を駆動することを特徴とする。

Claims (13)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体を駆動する第一駆動手段と、
    前記像担持体に対向して配置され、前記像担持体からシートにトナー像を転写する転写手段と、
    前記転写手段によりトナー像が転写されたシートを搬送するシート搬送手段と、
    前記シート搬送手段を駆動する第二駆動手段と、
    シート搬送経路上で前記転写手段と、前記シート搬送手段との間に配置されたシート検知手段と、
    前記第一、第二駆動手段を制御する制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記第一駆動手段を停止した後、前記像担持体と前記転写手段とのニップ部と、前記シート搬送手段との間で形成されるシートのループを解消して前記シート検知手段により該シートが検知できる距離以上だけ前記シート搬送手段により該シートを搬送してから前記第二駆動手段を停止することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記シート検知手段によりシートを検知できる距離は、前記第一駆動手段を停止した後、前記像担持体が慣性で回転する距離と、前記シート検知手段により検知可能なシートの許容ループ量とにより設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体を駆動する第一駆動手段と、
    前記像担持体に対向して配置され、前記像担持体からシートにトナー像を転写する転写手段と、
    前記転写手段によりトナー像が転写されたシートを搬送するシート搬送手段と、
    前記シート搬送手段を駆動する第二駆動手段と、
    前記転写手段と前記シート搬送手段との間においてシートを検知するシート検知手段と、
    前記第一、第二駆動手段を制御する制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記第一駆動手段を停止した後、前記像担持体と前記転写手段とのニップ部と、前記シート搬送手段との間で、前記シート検知手段により検知可能なシートのループ量を超えたループがシートに形成されないように若しくは形成されたシートのループが前記シート検知手段により検知可能なループ量以下とするように、前記第二駆動手段を駆動して前記シート搬送手段により該シートを搬送させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記転写手段によりシートに転写されたトナー像を定着する定着手段を有し、
    前記シート搬送手段は、前記定着手段にシートを搬送する搬送ベルトからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記像担持体は、中間転写ベルトにより構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第一駆動手段は、直流モータからなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第二駆動手段は、ステッピングモータからなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記第一駆動手段の停止信号と同時に前記第二駆動手段の減速を開始すると共に、前記第一駆動手段が停止した後の前記像担持体の減速度よりも、前記第二駆動手段の減速度が小さくなるように前記第二駆動手段を減速させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記第一駆動手段の停止信号と同時に前記第二駆動手段の減速を開始すると共に、前記像担持体と、前記シート搬送手段とが同時に停止するように前記第二駆動手段を減速させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記第一駆動手段の停止信号と同時に前記第二駆動手段の減速を開始すると共に、前記第一駆動手段が停止した後の前記像担持体の減速度よりも、前記第二駆動手段の減速度を小さくして、前記シート搬送手段が停止する時刻が、前記像担持体が停止する時刻よりも遅くなるように前記第二駆動手段を減速させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御手段は、前記第一駆動手段に停止信号を出力した所定時間後に前記第二駆動手段の減速を開始させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御手段は、前記第一駆動手段を停止させてから、慣性力により前記像担持体が回転することで前記像担持体によってシートが進む量に応じた距離だけ前記シート搬送手段にシートを搬送させてから前記第二駆動手段を停止させることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御手段は、前記像担持体と、前記シート搬送手段とが完全に停止した後に、再度、前記第二駆動手段を駆動して所定時間後に前記第二駆動手段に停止信号を出力することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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