JP2015075386A - 方向提示装置 - Google Patents

方向提示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015075386A
JP2015075386A JP2013211474A JP2013211474A JP2015075386A JP 2015075386 A JP2015075386 A JP 2015075386A JP 2013211474 A JP2013211474 A JP 2013211474A JP 2013211474 A JP2013211474 A JP 2013211474A JP 2015075386 A JP2015075386 A JP 2015075386A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
presentation device
direction presentation
ground
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013211474A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6287024B2 (ja
Inventor
日高 洋士
Yoji Hidaka
洋士 日高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2013211474A priority Critical patent/JP6287024B2/ja
Publication of JP2015075386A publication Critical patent/JP2015075386A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6287024B2 publication Critical patent/JP6287024B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Navigation (AREA)

Abstract

【課題】方向提示装置は、方向指示における省動力化を図ることを課題とする。【解決手段】方向提示装置は、使用者の身体の一部が地面に接地したときに、前記身体の一部に刺激を与えて、進行方向を指示する方向提示部と、前記方向提示部の指示方向を変更する駆動部と、前記身体の一部が地面から離れた状態であることを検出する離間検出部と、前記離間検出部が前記身体の一部が地面から離れたことを検出した状態のときに、前記駆動部に指令を発し、前記方向提示部の指示方向を変更させる進行方向指令部と、を備える。離間検出部が身体の一部が地面から離れたことを検出したときに、駆動部に指令を発することで、使用者の体重がかかっていない状態で方向提示部の指示方向を変更することができ、省動力となる。【選択図】図5

Description

本発明は、方向提示装置に関する。
従来、人体の皮膚に直接又は間接的に接触可能な接触子を備え、接触子の運動に伴って皮膚との間で生じる接触摩擦による触覚を利用して情報伝達を行う触覚情報伝達装置が知られている(特許文献1参照)。この触覚情報伝達装置は、経路案内に用いることができる。また、複数の触知子と、少なくとも目的地などのデータ入力機能を有する操作部とを設け、目的地に至る方位の触知子が通行者の身体に与える刺激によりその方位を知覚させる触知式経路案内装置が知られている(特許文献2参照)。特許文献2に開示された触知式経路案内装置が備える案内部は、靴として形成することができる。この場合、案内部は、足の裏を通じて経路案内を行うことができる。
特開2005−352258号公報 特開2006−250799号公報
上記特許文献1で提案された触覚情報伝達装置は、進行方向を示す接触子を携帯電話機等の端末装置に組み込むことができるが、この場合、使用者は、端末装置を保持した状態で経路案内を受けることになる。これは、傘や荷物を持っていたり、幼児の手を引かなければならなかったりするときに、装置利用の制約となる。そこで、接触子を足裏に接触させることが考えられる。ところが、接触子は使用者への情報提示に人体の皮膚への摩擦力を用いるため、足裏で接触子の動きを感知させるために、接触子は使用者の体重に抗して回転しなければならず、多大な回転力、動力が必要となる。
上記特許文献2に開示された触知式経路案内装置においても、使用者の体重がかかった状態で足裏に接触する触知子を駆動することになると、多大な動力を要する。これらの装置はいずれも身につけて使用するものであり、装置の小型化を図るためにも省動力化が求められる。
そこで、本明細書開示の方向提示装置は、方向指示における省動力化を図ることを課題とする。なお、上記課題に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の課題の1つとして位置付けることができる。
本明細書開示の方向提示装置は、使用者の身体の一部が地面に接地したときに、前記身体の一部に刺激を与えて、進行方向を指示する方向提示部と、前記方向提示部の指示方向を変更する駆動部と、前記身体の一部が地面から離れた状態であることを検出する離間検出部と、前記離間検出部が前記身体の一部が地面から離れたことを検出した状態のときに、前記駆動部に指令を発し、前記方向提示部の指示方向を変更させる進行方向指令部と、を備える。
離間検出部が身体の一部が地面から離れたことを検出したときに、駆動部に指令を発することで、使用者の体重がかかっていない状態で方向提示部の指示方向を変更することができ、省動力となる。
本明細書開示の方向提示装置によれば、方向指示における省動力化を図ることができる。
図1は第1実施形態の方向提示装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は第1実施形態の方向提示装置を示す分解斜視図である。 図3(A)〜(C)は第1実施形態の方向提示装置が方向を指示している様子を示す説明図である。 図4はメカノレセプターの分布例を示す説明図である。 図5は第1実施形態の方向提示装置の動作例を示すフロー図である。 図6は分岐点の一例を示す説明図である。 図7は通常歩行時の足先回転速度ωの変化を示す説明図である。 図8は遊足判定の一例を示すフロー図である。 図9は遊足判定に用いられる閾値の一例を示すグラフである。 図10はすり足歩行時及びその場足踏み時の足先回転速度ωの変化を示すグラフである。 図11(A)〜(C−2)は第1実施形態の方向提示装置が備える方向提示部の動作を示す説明図である。 図12は第2実施形態の方向提示装置を装着した靴を示す斜視図である。 図13(A)〜(C)は第2実施形態の方向提示装置が方向を指示する様子を示す説明図である。 図14は第3実施形態の方向提示装置の主要部を示す斜視図である。 図15(A)は第3実施形態の方向提示装置の通常状態を示し、図15(B)は第3実施形態の方向提示装置の通電状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては、説明の都合上、実際には存在する構成要素が省略されていたり、寸法が実際よりも誇張されて描かれていたりする場合がある。
(第1実施形態)
まず、図1乃至図4を参照しつつ、第1実施形態の方向提示装置1について説明する。図1は第1実施形態の方向提示装置1の概略構成を示すブロック図である。図2は第1実施形態の方向提示装置1を示す分解斜視図である。図3(A)〜(C)は第1実施形態の方向提示装置1が方向を指示している様子を示す説明図である。図4はメカノレセプターの分布例を示す説明図である。
図1及び図2を参照すると、方向提示装置1は、履物の一例である靴100に内蔵されている。具体的に、方向提示装置1は、下カバー21、収容体22及び上カバー23を積層して形成された靴100の中敷き(インソール)20に内蔵されている。第1実施形態の方向提示装置1は、使用者の身体の一部として使用者の足裏501を選定している。すなわち、方向提示装置1は、使用者の足裏501が地面に接地したときに、その足裏501に刺激を与えて進行方向を指示する。下カバー21及び上カバー23は、樹脂シートによって形成されている。収納体22は、中敷き20の中間層を形成するもので、スポンジ状の素材によって形成されている。
方向提示装置1は、制御ボード2上に設けられた処理部3、受信部4及び遊足検出部5を備える。処理部3は、進行方向指令部に相当する。受信部4は、後述する携帯端末部10が備える送信部15との間で通信を行う。遊足検出部5は、離間検出部に相当する。すなわち、遊足検出部5は、足裏501が地面から離れた状態であることを検出する。方向提示装置1は、駆動部7に相当するモータ7によって駆動される方向提示部8を備える。方向提示部8は棒状部材であり、モータ7により揺動して指示方向を変更することができる。使用者は、足裏501の接地時に方向提示部8を踏み込み、足裏501のどの辺りに方向提示部8が位置しているのかを感知することにより、進行方向を知ることができる。方向提示部8の基端側には、軸部材8bによって下カバー21に対し回転自在に設置されたギヤ部8aが設けられている。このギヤ部8bは、外周側に歯を備えており、モータ7に設けられたウォームギヤ7aと噛み合う。これにより、方向提示部8は、軸部材8bを中心として揺動する。モータ7には、バッテリ6が電気的に接続されている。バッテリ6は、制御ボード2にも電気的に接続されている。方向提示部8には、ポテンショセンサ9が設けられている。ポテンショセンサ9は、処理部3に電気的に接続されている。ポテンショセンサ9により、方向提示部8の回転角度を知ることができる。図2を参照すると、制御ボード2、バッテリ6、モータ7及び方向提示部8は、収容体22に設けられた収容部22aに収容されている。収容部22aは、後方に位置する制御ボード収容領域22a1と前方に位置する方向提示部可動領域22a2とに区分けされている。制御ボード収容領域22a1には、主として制御ボード2とバッテリ6及びモータ7が収納されている。方向提示部可動領域22a2は、前方が拡がった扇形状を有し、方向提示部8の先端側が、揺動可能に配置されている。図3(A)を参照すると、方向提示部8は、方向提示部可動領域22a2の中心部に位置している。この状態は、進行方向として直進を示している。図3(B)を参照すると、方向提示部8の先端側は、方向提示部可動領域22a2内の右側に寄っている。この状態は、進行方向として右方を示している。図3(C)を参照すると、方向提示部8の先端側は、方向提示部可動領域22a2内の左側に寄っている。この状態は、進行方向として左方を示している。
ここで、図4を参照して、方向提示部8の停止位置について説明する。足裏501は、使用者が歩行するときに環境(地面)に接地する場所である。そこで、足裏501におけるメカノレセプター51の分布に着目する。メカノレセプター51は、歩行や立位時に、足裏501が圧力を感じ取る受容体である。図4を参照すると、メカノレセプター51は、母子球や指の付け根、踵に多いことがわかる。本実施形態の方向提示部8は、左右方向に広くメカノレセプター51が分布している指の付け根に当たるように設定されている。また、進行方向として直進を示す状態ときに刺激する点、右方を示す状態のときに刺激する点、左方を示す状態のときに刺激する点が各々2cm以上離れた位置に設定されている。これは、足裏501の定位誤差について、3名の被験者で実験を行った結果に基づく。定位誤差とは、足裏501の指の付け根に沿って左右方向に刺激付与点を順次変更した場合に、被験者が異なる点を刺激されていると認識できる最短距離である。この実験の結果、20代の人の定位誤差は、0.5〜1cmであり、30〜40代の人の定位誤差は、1〜1.5cmであった。また、メカノレセプターについて記載された文献「サイエンステクノロジー社 触覚認識メカニズムと応用技術」によれば、足裏501の感度は、18−28歳に対し、65歳以上ではほぼ半減する傾向があると報告されている。これらを考慮して、本実施形態における方向提示部8は、隣接する刺激点と少なくとも2cm以上離れた点に移動して進行方向を示す設定とされている。
なお、本実施形態の方向提示装置1は、歩行時の方向提示を行うものであり、靴100に組み込まれているが、使用者の移動方法に合わせて他の物品に組み込むこともできる。例えば、膝や肘を接地させて移動する場合には、膝当てや肘当てに方向提示装置1を組み込むこともできる。これらの場合、その使用箇所に合わせて方向提示部8の設置を行う。
遊足検出部5は、ジャイロセンサを備える。遊足検出部5は、身体の一部、すなわち、足裏501の動きを検出して、足裏501が地面から離れた状態であることを検出する。具体的に、遊足検出部5は、ジャイロセンサによって検出される足先回転速度ωの変化によって足裏501が地面から離れた遊足状態であることを検知する。なお、遊足検出部5は、ジャイロセンサに代えて、加速度センサや距離センサ、圧力センサを採用することができる。加速度センサを備えた場合は、足50の動きに伴う検出値の変化から足裏501が地面から離れていることを検知することができる。距離センサを備えた場合は、地面からの距離を検出することで足裏501が地面から離れていることを検知することができる。圧力センサを備えた場合は、体重がかかっていないことを検出する値を参考にして足裏501が地面から離れていることを検知することができる。
受信部4は、携帯端末部10が備える送信部15と通信を行う。ここで、携帯端末部10について説明する。携帯端末部10は、例えば、携帯電話機を用いることができるが、他の端末機器を用いることもできる。携帯端末部10が備える機能を靴100に組み込むこともできるが、本実施形態では、靴100の重量増を回避するために方向提示装置1とは別体の携帯端末部10を準備している。携帯端末部10は、Global Positioning System(GPS)モジュール11を備える。GPSモジュール11には、現在地情報取得部12が接続されている。GPSモジュール11は、GPS衛星から衛星測位情報を受信し、現在地情報取得部12に伝達する。一方、携帯端末部10は、外部情報網から取得する地図情報を格納する経路情報取得部13を備える。外部情報網には、使用者によって入力される目的地に関する入力情報も含まれる。携帯端末部10は、現在地情報取得部12及び経路情報取得部13が接続された判定処理部14を備える。判定処理部14は、現在地情報取得部12が取得した現在地と、経路情報取得部13上に設定された目的地とを比較して進行方向を決定する。判定処理部14で演算された結果は、送信部15を通じて受信部14に伝達される。
処理部3は、送信部15及び受信部14を通じて取得した進行方向に関する情報に基づいてモータ7に指令を発し、方向提示部8の指示方向を変更させる。方向提示部8の指示方向の変更は、遊足検出部5によって足裏501が地面から離れている状態であると判断されているタイミングで行われる。
つぎに、第1実施形態の方向提示装置1の動作の一例につき、図5乃至図11を参照しつつ説明する。図5は第1実施形態の方向提示装置1の動作例を示すフロー図である。図6は分岐点P1の一例を示す説明図である。図7は通常歩行時の足先回転速度ωの変化を示す説明図である。図8は遊足判定の一例を示すフロー図である。図9は遊足判定に用いられる閾値の一例を示すグラフである。図10はすり足歩行時及びその場足踏み時の足先回転速度ωの変化を示すグラフである。図11(A)〜(C−2)は第1実施形態の方向提示装置1が備える方向提示部8の動作を示す説明図である。方向提示装置1の動作は、主として処理部3によって行われる。
まず、ステップS1では、現在地情報取得部12がGPSモジュール11を通じて現在地情報を取得する。そして、ステップS2において外部情報網より経路情報を取得する。ステップS1とステップS2の処理は、どちらを優先して行ってもよいし、同時に行ってもよい。
ステップS1及びステップS2の処理を行った後、ステップS3では、分岐点P1が接近してきているか否かを判断する。分岐点P1が接近してきたか否かの判断は、図6に示す分岐点P1の手前の地点P0に到達したことで判断する。ステップS3でNoと判断したときは、処理はリターンとなる。一方、ステップS3でYesと判断したときは、ステップS4へ進む。
ステップS4では、遊足検出部5が備えるジャイロセンサによって足裏501が接地状態にあるのか、遊足状態にあるのかの情報を取得する。ここで、図7、図8及び図10を参照して、遊足状態にあるか否かの判断について詳細に説明する。図7に示すグラフは、通常の歩行で、歩行速度を1m/sとしたときの足先回転速度ωの変化を示している。図7に示すグラフ中、t1は、足裏501が接地したタイミングでの足先回転速度ωを示している。t2は、足50を踏み込み、踵50bが上がるとともに、爪先50aが接地しているタイミングでの足先回転速度ωを示している。t2は、足裏501が地面から離間する直前、すなわち、遊足直前のタイミングである。t2では、ω<0となる。t3は、足裏501が地面から離れ、前方へ降り出しているタイミングでの足先回転速度ωを示している。すなわち、t3は、遊足状態のタイミングである。t3では、ω>0となる。t4は、足裏501が踵50bから着地するタイミングでの足先回転速度ωを示している。t4では、ω<0となる。ただし、その絶対値は、t2のときよりも小さい。このように、通常歩行のとき、t1〜t4の状態が周期的に現れる。このような周期的な変化に対し、図9に示すように、閾値ω1とω2を設定する。閾値ω1及びω2は、通常歩行のときの足先回転速度ωの変化を分析し、歩行中の遊足状態と判定することができる値として、適宜設定することができる。本実施形態では、ω1及びω2は、ω1=−40degree/s、ω2=20degree/sに設定されている。これらの閾値ω1及びω2を用いて、遊足状態を判定する。遊足状態であると判定するための条件は、以下の如くである。すなわち、足先回転速度ωが、閾値ω1以下からω2以上までスムーズに単調増加した場合に遊足状態であると判断する。これにより、図10に示したすり足歩行やその場足踏み状態は除外される。
図8に示すフロー図におけるステップS41では、踏み込み時の足先回転速度ωの最小値がω1よりも小さいか否かを判断する。すなわち、Δω>0、かつ、ω≦ω1が満たされているか否かを判断する。ステップS41でNoと判断したときは、処理は終了となる(エンド)。一方、ステップS41でYesと判断したときは、ステップS42へ進む。ステップS42では、ステップS41で判定した状態の直後に足先回転速度ωが単調増加しているか否かを判断する。すなわち、Δω>0が満たされているか否かを判断する。ステップS42でNoと判断したときは、処理は終了となる(エンド)。一方、ステップS42でYesと判断したときは、ステップS43へ進む。ステップS43では、足の振出し速度が閾値ω2以上となっているか否かを判断する。すなわち、ω≧ω2が満たされているか否かを判断する。ステップS43でNoと判断したときは、ステップS42からの処理を繰り返す。一方、ステップS43でYesと判断したときは、ステップS44へ進み、遊足状態であると判断し、処理は終了となる(エンド)。
図8に示すフロー図における処理が終了した後は、図5に示すフロー図における図S5へ進む。ステップS5では図8に示すフロー図に従った処理によって、遊足状態であるか否かの判断を行う。ステップS5でNoと判断したときは、処理はリターンとなる。一方、ステップS5でYesと判断したときはステップS6へ進む。ステップS6では、経路に沿うように方向提示部8を駆動し、方向指示を行う。指示方向が直進であるときは、図11(A)に示すように、方向提示部8は、中心部に位置し、使用者が踏み込むことにより、使用者は、直進すべきであると感知することができる。指示方向が右方向であるときは、図11(B−1)に示すように、体重がかかっていない遊足状態で方向提示部8が駆動され、方向提示部8は右側に回転する。これを図11(B−2)に示すように使用者が踏み込むことにより、使用者は、右折すべきであることを感知することができる。指示方向が左方向であるときは、図11(C−1)に示すように、体重がかかっていない遊足状態で方向提示部8が駆動され、方向提示部8は左側に回転する。これを図11(C−2)に示すように使用者が踏み込むことにより、使用者は、左折すべきであることを感知することができる。
このように、本実施形態の方向提示装置1は、方向提示部8に体重がかかっていない遊足状態のときに方向提示部8を駆動するので、方向指示における省動力化、すなわち、省電力化を図ることができる。
(第2実施形態)
つぎに、図12乃至図13(C)を参照しつつ第2実施形態の方向提示装置110について説明する。第2実施形態の方向提示装置110は、第1実施形態の方向提示装置1と異なり、使用者の足の甲周り101aに装着する形態である。具体的に、方向提示装置1が備える方向提示部119は、使用者の足の甲周り101aに装着されるベルト部材118に設けられ、ベルト部材118を駆動部に相当するモータ117によって回転させることによって指示方向を変更する。方向提示装置110は、制御装置112とモータ117、ベルト部材118及び方向提示部119が一体に設けられており、靴101に対し、後着け的に装着することができる。方向提示装置110は、靴以外の履物にも装着することができる。また、素足に装着することもできる。なお、制御装置112内には、第1実施形態における制御ボード2、処理部3、受信部4及び遊足検出部5に相当する構成要素が内蔵されている。
図13(A)〜(C)を参照すると、直進時は、方向提示部119が足50の中心部に位置している。右誘導時には、モータ117の回転に伴って方向提示部119が右側に位置する。左誘導時には、モータ117の回転に伴って方向提示部119が左側に位置する。方向提示部119は、靴底側に設けられているが、遊足状態で回転移動するので、僅かな電力でスムーズに移動することができる。方向提示装置13の制御については、第1実施形態の方向提示装置1と基本的に共通するので、その詳細な説明は省略する。
(第3実施形態)
つぎに、第3実施形態の方向提示装置について、図14及び図15を参照しつつ説明する。図14は第3実施形態の方向提示装置の主要部を示す斜視図である。図15(A)は第3実施形態の方向提示装置の通常状態を示し、図15(B)は第3実施形態の方向提示装置の通電状態を示す説明図である。
第3実施形態における方向提示部130は、磁性粉体を密封した容器133内に配置されたベース部材131及びベース部材131と間隔を空けて設けられた第1アーム部材131a、第2アーム部材131b、第3アーム部材131cを備える。そして、第3実施形態は、駆動部として、アーム部材131a、131b、131c毎に設けられたコイル部132を備える。ベース部材131、アーム部材131a、131b、131cはいずれも金属製である。
第1アーム部材131aは、右方向を示し、第2アーム部材131bは、直進方向を示す。そして、第3アーム部材131cは、左方向を示す。これらの第1〜第3アーム部材131a、131b、131cとベース部材131との間には磁性粉体133aが充填されており、コイル部132に通電することにより、磁性粉体133aが硬化し、硬化部134が現れる。図15(A)を参照すると、通電されていないときに第1アーム部材131aが踏み込まれても、第1アーム部材131aは磁性粉体を押し退けて撓む。このため、使用者が、第1アーム部材131aを突起として感じることはない。第2アーム部材131b及び第3アーム部材131cの場合も同様である。一方、第1アーム部材131a、第2アーム部材131b、第3アーム部材131cのいずれかに対応するコイル132に通電されると、通電されたコイル部132に対応して磁性粉体133aが硬化し、硬化部134が現れる。例えば第1アーム部材131aに対応するコイル部132に通電すると、アーム部材131aは撓むことができず、踏み込んだ使用者は、そのアーム部材131aを突起として感知し、進行方向を知ることができる。これらは、第2アーム部材131b、又は、第3アーム部材131cに対しても同様の現象が生じる。
なお、第3実施形態においても、コイル部132への通電は、遊足状態で行う。踏み込まれた状態でコイル132部に通電すると、撓んだ状態の第1アーム部材131a〜第3アーム部材131cとベース部材131との間に存在する磁性粉体133aが硬化する。このため、各アーム部材131a、131b、131cを突起として感知することが困難となるからである。
(その他の実施形態)
上記のいずれの実施形態においても、進行方向指令部に相当する処理部3は、GPSモジュール11から衛星測位情報を取得して現在地を把握し、経路情報と照らし合わせて方向指示を行っていた。衛星測位情報に基づく制御に代えて、遠隔操作を行ってもよい。すなわち、遠隔で受信部14に対し、進路情報を伝達し、この進路情報に基づいて方向提示部を動作させるようにしてもよい。また、予め決まったルートをプログラムしておき、このプログラムに従って方向提示部を動作させるようにしてもよい。例えば、50m直進した後に右折、その後20m直進して左折、というようなプログラムを組んでおき、このプラグラムに従って方向提示装置を動作させてもよい。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1、110 方向提示装置
2 制御ボード
3 処理部
4 受信部
5 遊足検出部
6 バッテリ
7、117 モータ
8、119、130 方向提示部
10 携帯端末部
11 GPSモジュール
12 現在地情報取得部
13 経路情報取得部
14 判定部
15 送信部
20 中敷き
501 足裏
100、101 靴
112 制御装置
118 ベルト部材
131 ベース板
131a 第1アーム部材
131b 第2アーム部材
131c 第3アーム部材
132 コイル部
133 容器
134 硬化部

Claims (7)

  1. 使用者の身体の一部が地面に接地したときに、前記身体の一部に刺激を与えて、進行方向を指示する方向提示部と、
    前記方向提示部の指示方向を変更する駆動部と、
    前記身体の一部が地面から離れた状態であることを検出する離間検出部と、
    前記離間検出部が前記身体の一部が地面から離れたことを検出した状態のときに、前記駆動部に指令を発し、前記方向提示部の指示方向を変更させる進行方向指令部と、
    を、備える方向提示装置。
  2. 前記離間検出部は、前記身体の一部の動きを検出して、前記身体の一部が地面から離れた状態であることを検出する請求項1に記載の方向提示装置。
  3. 前記進行方向指令部は、衛星測位情報を用いて、進行方向を決定する請求項1又は2に記載の方向提示装置。
  4. 前記方向提示部は、履物又は履物の中敷きに設けられ、使用者の足裏を刺激して進行方向を指示する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方向提示装置。
  5. 前記方向提示部は、棒状部材であり、前記駆動部により揺動して指示方向を変更する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方向提示装置。
  6. 前記方向提示部は、使用者の足の甲周りに装着されるベルト部材に設けられ、前記ベルト部材を駆動部によって前記足の甲周りに回転させて指示方向を変更する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方向提示装置。
  7. 前記方向提示部は、磁性粉体を密封した容器内に配置されたベース部材及び前記ベース部材と間隔を空けて設けられた複数のアーム部材であり、
    前記駆動部は、前記アーム部材毎に設けられたコイル部である請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方向提示装置。
JP2013211474A 2013-10-08 2013-10-08 方向提示装置 Active JP6287024B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013211474A JP6287024B2 (ja) 2013-10-08 2013-10-08 方向提示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013211474A JP6287024B2 (ja) 2013-10-08 2013-10-08 方向提示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015075386A true JP2015075386A (ja) 2015-04-20
JP6287024B2 JP6287024B2 (ja) 2018-03-07

Family

ID=53000353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013211474A Active JP6287024B2 (ja) 2013-10-08 2013-10-08 方向提示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6287024B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021106770A1 (ja) * 2019-11-25 2021-06-03 歩 千野 誘導支援装置、誘導支援システム、及び履物

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005352258A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Nagoya Institute Of Technology 触覚情報伝達装置
JP2006250799A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Takenaka Komuten Co Ltd 触知式経路案内装置
JP2011062298A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Sony Corp 触感提示装置、触感提示システム及び触感提示方法
JP2011081003A (ja) * 2010-10-22 2011-04-21 Sony Corp 目的地案内装置、方法、プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体
US20110153197A1 (en) * 2009-12-21 2011-06-23 Electronics And Telecommunications Research Institute Insole type navigation apparatus and operation method thereof
JP2012168004A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Kddi Corp 遊脚期の加速度データを用いて歩行者の進行方向を決定する携帯端末、プログラム及び方法
JP2014145673A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Nikon Corp 経路誘導システム、およびこれに用いられる服飾品

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005352258A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Nagoya Institute Of Technology 触覚情報伝達装置
JP2006250799A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Takenaka Komuten Co Ltd 触知式経路案内装置
JP2011062298A (ja) * 2009-09-16 2011-03-31 Sony Corp 触感提示装置、触感提示システム及び触感提示方法
US20110153197A1 (en) * 2009-12-21 2011-06-23 Electronics And Telecommunications Research Institute Insole type navigation apparatus and operation method thereof
JP2011081003A (ja) * 2010-10-22 2011-04-21 Sony Corp 目的地案内装置、方法、プログラムおよび該プログラムを記録した記録媒体
JP2012168004A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Kddi Corp 遊脚期の加速度データを用いて歩行者の進行方向を決定する携帯端末、プログラム及び方法
JP2014145673A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Nikon Corp 経路誘導システム、およびこれに用いられる服飾品

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021106770A1 (ja) * 2019-11-25 2021-06-03 歩 千野 誘導支援装置、誘導支援システム、及び履物
JPWO2021106770A1 (ja) * 2019-11-25 2021-06-03
JP7418029B2 (ja) 2019-11-25 2024-01-19 株式会社Ashirase 誘導支援装置及び履物

Also Published As

Publication number Publication date
JP6287024B2 (ja) 2018-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6967717B2 (ja) アシスト装置及びアシスト装置の作動方法
EP3376888B1 (en) Apparel with pressure sensor control
KR102150297B1 (ko) 보행 보조 로봇 및 보행 보조 로봇의 제어 방법
TWI408572B (zh) Information processing device, input device, information processing system, information processing method and computer readable storage medium
US20160038059A1 (en) Gait posture meter and program
JP7054801B2 (ja) アシスト装置及びアシスト方法
US20140266571A1 (en) System and method for haptic based interaction
JP2021503646A (ja) Vr歩行機構及び仮想現実シーンにおける歩行方法
WO2007105937A1 (en) Tactile device, navigation device and system comprising such a tactile device and navigation device
EP2661091A1 (en) Controlling a graphical user interface
JP2019013738A (ja) アシスト装置及びアシスト方法
JP6287024B2 (ja) 方向提示装置
JP2018163124A (ja) ナビゲーション装置、ナビゲーションシステム、およびナビゲーション機能付き靴
CN105229418B (zh) 用于步行导航的触觉设备
CN110476140B (zh) 信息处理系统、信息处理方法、信息处理程序
US20220296125A1 (en) Gait coaching in fitness tracking systems
Anlauff et al. Feel-a-bump: Haptic feedback for foot-based angular menu selection
JP2006250799A (ja) 触知式経路案内装置
Paradiso et al. The CyberShoe: a wireless multisensor interface for a dancer's feet
JP2008290634A (ja) 操舵装置
CN107153461B (zh) 一种控制显示对象的运动方式的方法和运动控制装置
JP2005352258A (ja) 触覚情報伝達装置
KR101853295B1 (ko) 가상현실 보조 깔창 및 가상현실 시스템
JP4186858B2 (ja) 仮想空間内移動装置
JP7193106B2 (ja) 操舵支援システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6287024

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150