JP2015074530A - ロール運搬装置及びロール運搬方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極用材料等のシート状部材を巻き回したロールの運搬を、容易にかつ省スペースで行うことを可能にする。
【解決手段】中空の芯材にシート状材料を巻き回してなるロール15A,B,Cを運搬する際に、芯材の中空部分に挿入されたアーム7の長手方向端部の一方を、運搬装置1に着脱可能に支持することでロール15A,B,Cを片持ち状態で保持し、その状態で運搬装置1を移動させることによってロール15A,B,Cを所望の位置に運搬する。
【選択図】図3

Description

本発明は、薄板部材を中空状に巻き回したロールの運搬に関する。
ロールを運搬する装置として、ロールの中空部分に挿入された支持アームによって片持ち状態で支持されたロールに、支持アームと干渉せずに進退動可能な移載アームを支持アームとは反対側から挿入して、ロールを支持アームから引き抜くスライダ装置が特許文献1に開示されている。
特開2006−160477号公報
ところで、例えばリチウムイオン電池等の電極の製造工程では、まず、スリット機にて電極用部材のマザーロールをスリットして複数のスリットロールに巻き取り、その後、スリット機からスリットロールを引き出して、乾燥工程や積層工程等に進む。上記各工程間のスリットロールの運搬は、主に運搬台車を用いて行う。ただし、乾燥工程では乾燥炉投入用の台車への移載が、積層工程では電極セット台車への移載がそれぞれ必要となる。
これに対し上記文献のスライダ装置では、移載アームをロールに対して挿入する場合も引き抜く場合も、スライダ装置をスライドさせる必要がある。したがって、ロール幅が広い場合や複数ロールをまとめて扱う場合のように、長い移載アームを用いるときには大きなスペースが必要となる。また、スライド量が大きくなるほど、スリットロールを傷つけないようにスライドさせる難易度が高まる。
そこで本発明では、移載を含むロールの運搬を、容易にかつ省スペースで行うことを目的とする。
本発明のある態様によれば、中空の芯材にシート状材料を巻き回してなるロールを運搬するために、芯材の中空部分に挿入するアームと、アームの少なくともいずれか一方の長手方向端部を着脱可能に支持する支持部と、を備え、ロールを片持ち状態で保持するロール運搬装置が提供される。
上記態様によれば、ロールを片持ち状態で保持するので、移載先が同様に片持ちのロールであれば、アーム同士を突き合わせた状態でアームに沿ってロールをスライドさせるだけで移載が完了する。また、アームはロール運搬装置に一端だけが着脱可能に支持されるので、仮置き台等に移載する場合には、アームをロール運搬台車から切り離せば移載が完了する。いずれの場合も、ロールをクレーン等で吊り上げることや、移載のためにアームを大きくストロークさせること等が不要なので、容易にかつ省スペースで移載を行なうことができる。
図1は、スリット機からロールを引き出す工程を示す図である。 図2は、スリット機からロール運搬台車への移載を説明する図である。 図3は、ロールを乾燥炉投入台車へ移載する工程を示す図である。 図4は、ロールを乾燥炉へ投入する工程を示す図である。 図5は、ロールを仮置き台へ移載する工程を示す図である。 図6は、積層機の構成図である。 図7Aは、正極用のロールを仮置き台からロール運搬台車へ移載する工程を示す図である。 図7Bは、負極用のロールを仮置き台からロール運搬台車へ移載する工程を示す図である。 図8は、ロールを電極セット台車へ移載する工程を示す図である。 図9は、ロール運搬台車から電極セット台車への移載を説明する図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
本実施形態では、二次電池の電極製造工程において、電極用のシート材を巻き回したロールを運搬する場合について説明する。
図1は、スリット機10からロール15A−15C(以下、各ロールを区別せずにロール15という場合もある。)を引き出す工程を示す図である。
ロール15は、筒状の芯材20の外周部にシート状材料を巻き回したものである。
ロール運搬台車1は、メインマスト2と、メインマスト2の下端から後述する支持部6を設けた側に延びるフレーム3と、フレーム3の長手方向両端部に設けられた車輪4とを含んで構成される。
支持部6は、メインマスト2に沿って昇降可能なブラケット5に設けられており、ロール15の芯材20の中空部分に挿入されるアーム7の一端を着脱可能に支持する。アーム7は、例えば図示するように円形断面の棒状部材とする。
また、支持部6はアーム7のいずれの端部でも支持可能である。なお、ブラケット5の昇降には、油圧シリンダまたは電動モータ等、公知の機構を用いることができる。
フレーム3は、ロール運搬台車1を上方から見た場合に、支持したアーム7と平行に、かつアーム7を挟むように延びる2本の棒状部材で構成する。ただし、これに限られるわけではなく、例えば、2本の棒状部材を支持部6から離れるほど間隔が広がるV字状に配置してもよいし、2本の棒状部材に代えて1枚の板状部材としてもよい。いずれの形態であっても、メインマスト2に対して支持部6側に延びるので、ロール15を保持したときにメインマスト2に係るモーメントに対向することができ、ロール運搬台車1の転倒を防止できる。
なお、車輪4の全部または一部は、いわゆる自在キャスターであり、また、ロール運搬台車1の移動を禁止するためのロック機構を備える。
スリット機10は、マザーロール14から3本のロール15を切りだすものである。アンワインダーシャフト11にマザーロール14をセットし、ワインダーシャフト12には一つの芯材20を、ワインダーシャフト13には2つの芯材20をセットする。アンワインダーシャフト11を回転させることでマザーロール14から解かれたシート状部材は、図示しないスリッターにより3分割される。そして、両端部分はワインダーシャフト13に支持される2つの芯材20にそれぞれ巻き取られてロール15B、15Cとなり、中央部分はワインダーシャフト12に支持される芯材20に巻き取られてロール15Aとなる。なお、ワインダーシャフト12、13は同方向に回転する。
マザーロール14から切り出された3つのロール15は、アーム7を支持したロール運搬台車1を用いて引き出される。例えば、図1に示すように、上段のワインダーシャフト12に巻き取られたロール15Aを引き出した後、ブラケット5を下段のワインダーシャフト13の高さまで降下させて、ロール15C、15Bを引き出す。
図2は、ワインダーシャフト12、13からアーム7へのロール15の移載方法を示す図である。ここではワインダーシャフト13からアーム7へロール15Cを移載する場合を例に説明する。
アーム7がワインダーシャフト13と同軸上に並ぶようにロール運搬台車1の位置及びブラケット5の高さを調整し、ワインダーシャフト13とアーム7の先端同士を突き合わせてロール運搬台車1の車輪をロックする。この状態で、芯材20をワインダーシャフト13に沿ってアーム7まで移動させる。芯材20を移動させるために、例えば、芯材20をワインダーシャフト13に沿って押し出す機構をスリット機10に設ける。
ロール15A、15Bについても同様に移載させる。このとき、例えばロール15Aを移載した後にロール15Cを移載すると、既にアーム7に保持されているロール15Aは、ロール15Cに押されてさらに支持部6側へと移動する。
以上の移載作業により、3つのロール15は、片持ち状態でロール運搬台車1に保持されることとなる。
アーム7への移載が終了したら、最後に移載されたロール15(ここではロール15B)とアーム7の支持されていない端部との間に、ロール15の脱落を防止するために後述するストッパ21を装着する。
図3、図4は、ロール15の乾燥工程について説明するための図である。
乾燥炉投入台車30は、ロール15を乾燥炉40へ投入する際に用いる台車であり、ロール15とともに乾燥炉40内に投入されるホルダー31を分離可能に備えている。また、乾燥炉投入台車30もロール運搬台車1と同様に車輪の動きを禁止するロック機構を備える。
ホルダー31は、車輪33と、アーム7を保持するアーム受け部32と、車輪33及びアーム受け部32が備え付けられるボディ34と、を含んで構成される。ボディ34は、ロール15を保持した状態でロール15と干渉しない形状とする。また、車輪33にロック機構を設けてもよいし、乾燥炉投入台車30にホルダー31の動きを規制する機構を設けてもよい。
前述したストッパ21は、芯材20の中空部分の内径よりも大径の部材であり、アーム7の非支持側の端部とロール15との間に装着される。また、ストッパ21は分割構造となっており、アーム7を挟み込むように装着される。なお、運搬中にロール15がアーム7から脱落することを防止できればよいので、他の構造を採用してもよい。
次に、移載作業について説明する。
ロール15を片持ち状態で支持したロール運搬台車1を、ロール15が乾燥炉投入台車30の上空に位置するよう移動させる。そして、アーム7とアーム受け部32との位置合わせをしてからロール15を降下させ、アーム7がアーム受け部32に保持されたら、支持部6におけるアーム7の支持を解除する。これにより乾燥炉投入台車30への移載が終了する。
ロール運搬台車1から乾燥炉投入台車30への移載が終わったら、乾燥炉投入台車30を乾燥炉40の前まで移動させ、乾燥炉40のラック41とホルダー31との位置合わせを行なう。位置合わせができたらホルダー31をラック41へ移動させ、乾燥工程を実行する。
上記の移載作業は、ロール運搬台車1がアーム7及びロール15を片持ち状態で保持していることにより、乾燥炉投入台車30に対してロール運搬台車1側からの作業で済む。
また、アーム7が片持ち状態なので、ブラケット5を昇降させるとアーム7の両端の昇降速度は同じになる。したがって、乾燥炉投入台車30への移載にあたってロール15を降下させる際に、アーム7の両端の同期をとる必要がない。
乾燥工程が終了したら、ホルダー31を乾燥炉40内のラック41から乾燥炉投入台車30に戻し、図5に示すように乾燥炉投入台車30から仮置き台50へ移載する。すなわち、乾燥炉投入台車30の昇降機能を用いてホルダー31の高さを仮置き台50に合わせ、乾燥炉40に投入したときと同様に、ホルダー31を仮置き台50へ移動させる。
次に、積載工程を実施するための移載作業について説明する。積載工程とは、正極電極と負極電極とをセパレータを介して積層する工程である。
図6は積載工程で使用する積層機90の概略構成図である。なお、簡単の為、電解液塗布装置等は省略している。
積層機90は、正極用アンワインダー91、セパレータ用アンワインダー92、93、及び負極用アンワインダー94と、各アンワインダー91−94にセットされたロールから引き出されたシート状部材を積層状態で圧着する貼り合わせ部96と、を備える。さらに、貼り合わせ部96を通過したシート状部材を所定の間隔で切断するカッター98と、切断されたシート状部材を滞留させる貯留部99を備える。
正極用アンワインダー91には正極用のシート状部材が巻き回されたロール15が、負極用アンワインダー94には負極用のシート状部材が巻き回されたロール15が、それぞれセットされる。また、セパレータ用アンワインダー92、93にも、セパレータ用のシート部材が巻き回されたロール15がセットされる。
各ロール15から引き出されたシート状部材は、ガイドローラ95によって進路方向を変えつつ、上からセパレータ用−正極用−セパレータ用−負極用の順に積層された状態で貼り合わせ部96に進入する。貼り合わせ部96では、積層状態のシート状部材が一対の貼り合わせローラー97によって上下方向から押圧されて貼り合わせられる。貼り合わされたシート状部材は所定間隔でカッター98により切断され、積層シートとして貯留部99に貯留される。なお、貯留部99は積層シートが乗る毎に下降する機構を備えており、所定枚数の積層シートを貯留させることができる。
ところで、正極用アンワインダー91と負極用アンワインダー94とは、回転方向が反対である。したがって、ロール15をアンワインダーにセットする際の向きも反対になる。以下、積層機90へのロール15のセット作業について説明する。
積層機90にロール15をセットする際には、ロール運搬台車1に片持ち状態で支持されたロール15の一つを後述する電極セット台車70へ移載し、電極セット台車70から各アンワインダー91−94へ移載する。
図7Aは正極用アンワインダー91にセットするロール15(以下、正極用のロール15ともいう)を仮置き台50からロール運搬台車1へ移載する作業を説明するための図である。図7Bは負極用アンワインダー94にセットするロール15(以下、負極用のロール15ともいう)についての同様の作業を説明するための図である。
正極用のロール15は、乾燥炉投入台車30から仮置き台50に移載したときの乾燥炉投入台車30と同じ方向から仮置き台50にロール運搬台車1を近づけ、アーム7を支持部6に支持することでロール運搬台車1へ移載する。
負極用のロール15は、正極用のロール15のときとは反対方向からロール運搬台車1を仮置き台50に近づけて移載する。
これにより、アーム7を軸方向から見た場合の巻き回し方向が、正極用のロール15と負極用のロール15とで反対になる。
上記のように、アーム7を支持する端部を反対側に変更するという簡単な作業で、ロール運搬台車1に保持された状態でのロール15の巻き回し方向を反転させることができる。
図8、図9は、ロール運搬台車1から電極セット台車70への移載について説明するための図である。電極セット台車70は、基本的にはロール運搬台車1と同様にメインマスト73、フレーム74、及び車輪75を含んで構成される。ただし、保持できるロール15が一つであること、アーム71が正極用アンワインダー91及び負極用アンワインダー94に応じた高さでメインマスト73に固定されていること、アーム71がアーム7より小径であることが異なる。
ロール運搬台車1から電極セット台車70へ移載する場合は、ロール運搬台車1と電極セット台車70とを向かい合わせ、アーム7とアーム71との位置合わせをし、キャップ72を介してアーム7とアーム71とを突き合わせる。
キャップ72は、一端がロール運搬台車1のアーム7の断面形状と同形状で、他端が電極セット台車70のアーム71の断面形状と同形状の円錐形の部材である。そして、アーム71の非支持側端部にセットされる。
キャップ72を介してロール運搬台車1のアーム7と電極セット台車70のアーム71とを突き合わせたら、アーム7からストッパ21を外し、アーム7に保持されているロール15(図8ではロール15A)を、アーム7、キャップ72及びアーム71に沿ってスライドさせる。これにより電極セット台車70への移載が終了する。
なお、移載終了後も、キャップ72はアーム71にセットしたままにする。キャップ72はメインマスト73から離れるほど大径になるので、移載したロール15Aの脱落を防止するための簡易的なストッパとして機能する。
ロール15が移載された電極セット台車70から、正極用アンワインダー91へロール15を移載する場合は、アーム71と正極用アンワインダー91の軸とを突き合わせ、ロール15をスライドさせる。負極用アンワインダー94への移載も同様である。
なお、正極用アンワインダー91と負極用アンワインダー94とを同じ高さに配置すれば、電極セット台車70のアーム71の支持高さをこれに合わせることにより、一つの電極セット台車70で正極用及び負極用のいずれのロール15をセットすることも可能となる。
上述した本実施形態の作用効果は、次にようにまとめることができる。
(1)中空の芯材20にシート状材料を巻き回してなるロール15を運搬するためのロール運搬台車1は、芯材20の中空部分に挿入するアーム7と、アーム7の長手方向端部のいずれか一方を着脱可能に支持する支持部6とを備え、ロール15を片持ち状態で保持する。片持ち状態で保持するので、例えばスリット機10からロール15を引き出す際には、ロール15を吊り上げる必要がなく、アーム7に沿ってロール15をスライドさせるだけで済む。
(2)支持部6は、アーム7の長手方向両端部のいずれも支持可能である。このため、例えばロール15を積層機90にセットするのにあたってロール15の巻き回し方向の変更が必要となる場合に、アーム7を支持部6から切り離して仮置き台50におき、それまで支持していたのとは反対側の端部を支持するだけで変更作業が終了する。
(3)ロール運搬台車1は、支持部6を、昇降機能を有するブラケット5を介して備えるメインマスト2と、メインマスト2の下端から支持部6を設けた側に延びるフレーム3と、フレーム3の長手方向両端部に設けられた車輪4と、を含んで構成される。フレーム3が支持部6側に延びているので、ロール15を保持したときにメインマスト2を転倒させる方向に作用するモーメントに対向し、転倒を防止できる。
(4)ロール15を運搬する際には、芯材20の中空部分に挿入されたアームの長手方向端部の一方を、ロール運搬台車1に着脱可能に支持することでロール15を片持ち状態で保持し、ロール運搬台車1を移動させる。片持ち状態で保持するので、ロール15を片側からの作業で移動させることができる。
(5)ロール15を保持した状態でロール運搬台車1を移動させる際には、アーム7の非支持端部方向へのロール15の動きを規制するストッパ21をアーム7に装着するので、移動の途中でロール15がアーム7から脱落することを防止できる。
(6)ロール15をロール運搬台車1から仮置き台50等へ移載する場合には、アーム7を切り離してアーム7ごと移載するので、移載先とロール15の位置合わせをしてアーム7を支持部6から取り外すだけの簡単な作業で移載が終了する。また、ロール15を片持ち状態で保持し、支持部6を備えるブラケット5を昇降させるので、位置合わせの際にアーム7の両端部の高さを個別に合わせる必要がない。
(7)例えば積層機90への投入時のように、ロール15の巻き回し方向を反転させるときは、まず、アーム7をロール運搬台車1から切り離してアーム7及びロール15を仮置き台50に移載する。そして、ロール運搬台車1を移動させて、アーム7のそれまで支持していたのとは反対側の長手方向端部をロール運搬台車1で支持する。このように、ロール15を吊り上げたりすることなく、反転作業を行なうことができる。
(8)アーム7に片持ち状態で保持されているロール15を、アーム7より細いアーム71を備える他の運搬装置(例えば電極セット台車70)へ移載する際には、ロール15を保持しているアーム7と移載先のアーム71とを、キャップ72を介して接続する。キャップ72は、一端が保持しているアーム7と同径で、他端が移載先のアーム71と同径であって、一端から他端までがテーパ状に形成されている。そして、ロール15をアーム7、キャップ72、及び移載先のアーム71に沿って移動させる。これにより、径の異なるアーム間での移載を簡単に行うことができる。また、移載後にロール15を運搬する際に、移載先の径の細いアーム71にキャップ72を装着したままにしておけば、ロール15から離れるほど大径になるテーパ状のキャップ72が簡単なストッパ機能を発揮してロール15の脱落を防止できる。
なお、上記説明では、ロール運搬装置の一例としてロール運搬台車1を用いて説明したが、台車に限られるわけではない。例えば、倉庫に設けられた立体的なフレーム構造からなるラックにロールを出し入れするために、フレームに沿って移動する入出庫装置にも適用可能である。すなわち、アーム7と、アーム7を着脱可能に片持ち支持する支持部6と、が移動可能な装置に備えられているものは、本実施形態のロール運搬装置に含まれる。
また、上記説明では1つのマザーロール14から切り出した3つのロール15を運搬する場合について説明したが、これに限られるものではなく、例えば、マザーロール14を倉庫からスリット機10まで運搬する場合にも適用可能である。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で様々な変更を成し得ることは言うまでもない。
1 ロール運搬台車(ロール運搬装置)
2 メインマスト
3 フレーム
4 車輪
5 ブラケット
6 支持部
7 アーム
10 スリット機
20 芯材
21 ストッパ
30 乾燥炉投入台車
31 ホルダー
40 乾燥炉
50 仮置き台
70 電極セット台車
72 キャップ
90 積層機
91 正極用アンワインダー
94 負極用アンワインダー

Claims (8)

  1. 中空の芯材にシート状材料を巻き回してなるロールを運搬するためのロール運搬装置において、
    前記芯材の中空部分に挿入するアームと、
    前記アームの少なくともいずれか一方の長手方向端部を着脱可能に支持する支持部と、
    を備え、
    前記ロールを片持ち状態で保持することを特徴とするロール運搬装置。
  2. 請求項1に記載のロール運搬装置において、
    前記支持部は、前記アームの長手方向両端部のいずれに対しても着脱可能に支持することを特徴とするロール運搬装置。
  3. 請求項1に記載のロール運搬装置において、
    昇降機構を介して前記支持部を備えるメインマストと、
    前記メインマストの下端から前記支持部を設けた側に延びるフレームと、
    前記フレームの長手方向両端部に設けられた車輪と、
    を含んで構成されることを特徴とするロール運搬装置。
  4. 中空の芯材にシート状材料を巻き回してなるロールを運搬するロール運搬方法において、
    前記芯材の中空部分に挿入されたアームの長手方向端部の一方を、運搬装置に着脱可能に支持することで前記ロールを片持ち状態で保持し、
    前記運搬装置を移動させることによって前記ロールを所望の位置に運搬することを特徴とするロール運搬方法。
  5. 請求項4に記載のロール運搬方法において、
    前記ロールを保持した状態で前記運搬装置を移動させる際には、前記アームの前記運搬装置に支持されていない長手方向端部側への前記ロールの動きを規制するストッパを前記アームに装着することを特徴とするロール運搬方法。
  6. 請求項4または5に記載のロール運搬方法において、
    前記ロールを移載する場合には、前記アームを前記運搬装置から切り離して、前記アームごと移載することを特徴とするロール運搬方法。
  7. 請求項6に記載のロール運搬方法において、
    前記アームの長手方向から見た場合の前記ロールの巻き方向を反転させるときは、前記アームを前記運搬装置から切り離して前記アーム及び前記ロールを仮置き台に移載し、前記アームのそれまで支持していたのとは反対側の長手方向端部を前記運搬装置で支持することを特徴とするロール運搬方法。
  8. 請求項4に記載のロール運搬方法において、
    前記アームに片持ち状態で保持されている前記ロールを、前記アームより細いアームを備える他の運搬装置へ移載する際には、
    前記ロールを保持している前記アームと移載先のアームとを、一端が保持している前記アームと同径で他端が移載先のアームと同径であって一端から他端までがテーパ状に形成されているキャップを介して接続し、前記ロールを前記アーム、前記キャップ、及び前記移載先のアームに沿って移動させることを特徴とするロール運搬方法。
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