JP2015073769A - 消火設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】狭い居室等を防護領域として設置される場合でも効率よく消火をすることができる消火設備を提供する。
【解決手段】
火災検出手段2aとスプリンクラヘッド3aとの組みにおいて、火災検出手段2aは、防護領域10の上部の位置であって、防護領域を区画する壁のうち対向する壁の一方の壁10a側の位置に設けられ、その一方の壁10a側の領域の火災を検出するものであり、スプリンクラヘッド3aは、防護領域の上部の位置であって、対向する壁の他方の壁10b側の位置に設けられ、その他方の壁10b側から反対側の火災検出手段2aが火災を検出する壁10a側の領域に消火水Wを放出するものであることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、防護領域内で発生した火災を消火する消火設備に関する。
居室等の壁面に囲まれた室内を消火する場合、天井面に1個以上のスプリンクラヘッドを設置し、スプリンクラヘッドから自動又は手動で消火水を放出することによりその消火が行われている。しかしながら、天井面には電灯や換気口等が設けられているため、スプリンクラヘッドを最適な位置に設置するのが困難となる場合がある。
又、スプリンクラヘッドによる消火設備の場合、建物を建てる際に天井裏等に配管を敷設して設置するのが通常であり、既設の建物に後から設置するとなると大規模な工事が必要となる。
そこで、防護領域に容易に設置することができるパッケージ型の消火設備が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−319513号公報
パッケージ型の消火設備は、前記のように防護領域に容易に設置することができるという利点を有するものであるが、狭い居室等を防護領域として設置される場合、作動時に火源に近い位置から消火水を散水することになるため、防護領域内に置かれている家具等が散水障害となって効率よく消火をすることができないことがあるという問題があった。
この発明は、前記の事情に鑑み、狭い居室等を防護領域として設置される場合でも効率よく消火をすることができる消火設備を提供することを目的とする。
この発明は、防護領域で発生する火災を検出する火災検出手段と、その火災検出手段が火災を検出した際に防護領域に消火水を圧力によって放出するスプリンクラヘッドとの組みを少なくとも1組み備えた消火設備であって、前記火災検出手段と前記スプリンクラヘッドとの組みにおいて、前記火災検出手段は、前記防護領域の上部の位置であって、前記防護領域を区画する壁のうち対向する壁の一方の壁側の位置に設けられ、その一方の壁側の領域の火災を検出するものであり、前記スプリンクラヘッドは、前記防護領域の上部の位置であって、前記対向する壁の他方の壁側の位置に設けられ、その他方の壁側から反対側の前記火災検出手段が火災を検出する壁側の領域に消火水を放出するものであることを特徴とする消火設備である。
又、この発明は、前記火災検出手段と前記スプリンクラヘッドとの組みを複数組み備えていると共に、前記防護領域を囲むように前記防護領域を区画する壁に沿って上部に設けられた複数系統の配管であって、前記スプリンクラヘッドが各組みごとに接続され、前記スプリンクラヘッドに各組みごとに消火水を供給するように系統分けされた複数系統の配管を備えていることを特徴とする消火設備である。
又、この発明は、前記火災検出手段と前記スプリンクラヘッドとの組みにおいて、前記火災検出手段は、防護領域を区画する壁のうち1面の壁ごとに少なくとも1個設けられるものであり、前記スプリンクラヘッドは、前記火災検出手段が設けられる前記1面の壁に対向する1面の壁ごとに少なくとも1個設けられるものであることを特徴とする消火設備である。
又、この発明は、前記火災検出手段と前記スプリンクラヘッドとの組みにおいて、前記火災検出手段は、防護領域を区画する壁のうち連続する2面の壁ごとに少なくとも1個設けられるものであり、前記スプリンクラヘッドは、前記火災検出手段が設けられる2面の壁にそれぞれ対向する2面の壁の1面の壁ごとに少なくとも1個設けられるものであることを特徴とする消火設備。
又、この発明は、前記火災検出手段と前記スプリンクラヘッドとの組みにおいて、前記スプリンクラヘッドは、防護領域の反対側の壁に向けて消火水を放出する第1のスプリンクラヘッドと、防護領域の床に向けて消火水を放出する第2のスプリンクラヘッドとを有するものであることを特徴とする消火設備である。
この発明においては、火災検出手段によって防護領域における対向する壁の一方の壁側の領域内の火災が検出されると、その火災検出手段と組みのスプリンクラヘッドによって火災が検出された領域に対して反対側の他方の壁側から消火水が放出される。これにより、火災が検出された領域に対して離れた位置から消火水を散水することができ、防護領域が狭い居室等であり、近い位置から消火水を散水していたのでは家具等が散水障害となって消火水を直接的に散水するのが困難な位置に火源がある場合でも、そのような散水障害なしに火源に対して直接的に消火水を散水することができる。例えば、壁に沿って置かれている本棚の内部に火源がある場合でも、本棚の棚板等による散水障害なしに内部にある火源に対して直接的に消火水を散水することができる。
従って、この発明によれば、狭い居室等を防護領域として設置される場合でも効率よく消火をすることができる消火設備を提供することができる。
この発明の消火設備の一例(第1の実施形態)の概要を示したものであり、その配置構造を防護領域である居室と共に側面視で示した図である。 同上を示したものであり、その配置構造を防護領域である居室と共に平面視で示した図である。 この発明の消火設備の他の一例(第2の実施形態)の概要を示したものであり、その配置構造を防護領域である居室と共に平面視で示した図である。
以下、この発明の消火設備の実施形態をパッケージ型の消火設備に適用する場合を例に図面に基づいて説明する。
先ず、第1の実施形態の消火設備1−1を図1及び図2に基づいて説明する。
消火設備1−1は、パッケージ型の消火設備であり、火災により生じる熱、煙等の燃焼生成物を感知し、自動的に消火水(その他の消火剤としてもよい。)を圧力によって放射して消火を行う固定の設備である。
パッケージ型である消火設備1−1は、熱或いは煙等を感知して火災を検出する火災感知器と、火災感知器が火災を検出した際に消火水を放出するスプリンクラヘッドとを備えているが、本実施形態においては、それらが4組に組み分けされると共に4つに受け持ち範囲も分けられて防護領域である居室10に配置されて設けられている。
具体的には、消火設備1−1は、本実施形態においては、図1及び図2に示したように、火災感知器2a、2b、2c、2dと、それぞれ複数の一群のスプリンクラヘッド3a、3b、3c、3dとを備えているが、火災感知器2aと、その火災感知器2aが火災を検出した際に消火水を放出する一群のスプリンクラヘッド3aとの組みと、火災感知器2bと、その火災感知器2bが火災を検出した際に消火水を放出する一群のスプリンクラヘッド3bとの組みと、火災感知器2cと、その火災感知器2cが火災を検出した際に消火水を放出する一群のスプリンクラヘッド3cとの組みと、火災感知器2dと、その火災感知器2dが火災を検出した際に消火水を放出する一群のスプリンクラヘッド3dとの組みとの4つの組みに組み分けされると共に4つの受け持ち範囲に分けられており、それらにより居室10の全域を防護できるように配置されて設けられいる。
この消火設備1−1において、前記の各組みの配置及び受け持ち範囲は防護領域である居室10を区画している壁10a、10b、10c、10dとの関係において決められたものとなっている。
即ち、火災感知器2aが居室10の上部の位置であって、対向する一対の壁10a、10bにおける一方の壁10aに近い位置(例えば、図1に示したように天井面10eの壁10aに近い位置。)に設けられ、その壁10a側の領域の火災を検出するものとなっていると共に、その火災感知器2aと組みの一群のスプリンクラヘッド3aが居室10の上部の位置であって、対向する一対の壁10a、10bにおける他方の壁10bに近い位置(例えば、図1に示したように壁10bの上部の位置。)に設けられ、その壁10b側から火災感知器2aが火災を検出する反対側の壁10a側の領域に消火水を放出するものとなっており、それら火災感知器2aと一群のスプリンクラヘッド3aとの組みが居室10の壁10a側の領域(例えばその壁10aの壁面を含む床面10fの略半分の領域。)を受け持ち範囲として防護するものとなっている。又、火災感知器2bが居室10の上部の位置であって、対向する一対の壁10a、10bにおける一方の壁10bに近い位置(例えば、図1に示したように天井面10eの壁10bに近い位置。)に設けられ、その壁10b側の領域の火災を検出するものとなっているとと共に、その火災感知器2bと組みの一群のスプリンクラヘッド3bが居室10の上部の位置であって、対向する一対の壁10a、10bにおける他方の壁10aに近い位置(例えば、図1に示しように壁10aの上部の位置。)に設けられ、その壁10a側から火災感知器2bが火災を検出する反対側の壁10b側の領域に消火水を放出するものとなっており、それら火災感知器2bと一群のスプリンクラヘッド3bとの組みが居室10の壁10b側の領域(例えばその壁10bを含む床面10fの略半分の領域。)を受け持ち範囲として防護するものとなっている。又、火災感知器2cが居室10の上部の位置であって、対向する一対の壁10c、10dにおける一方の壁10cに近い位置(例えば、天井面10eの壁10cに近い位置。)に設けられ、その壁10c側の領域の火災を検出するものとなっていると共に、その火災感知器2cと組みとの一群のスプリンクラヘッド3cが居室10の上部の位置であって、対向する一対の壁10c、10dにおける他方の壁10dに近い位置(例えば、壁10dの上部の位置。)に設けられ、その壁10d側から火災感知器2cが火災を検出する反対側の壁10c側の領域に消火水を放出するものとなっており、それら火災感知器2cと一群のスプリンクラヘッド3cとの組みが居室10の壁10c側の領域(例えばその壁10cの壁面を含む床面10fの略半分の領域。)を受け持ち範囲として防護するものとなっている。又、火災感知器2dが居室10の上部の位置であって、対向する壁10c、10dにおける一方の壁10dに近い位置(例えば、天井面10eの壁10dに近い位置。)に設けられ、その壁10d側の領域の火災を検出するものとなっていると共に、その火災感知器2dと組みの一群のスプリンクラヘッド3dが居室10の上部の位置であって、対向する一対の壁10c、10dにおける他方の壁10cに近い位置(例えば、壁10cの上部の位置。)に設けられ、その壁10c側から火災感知器2dが火災を検出する反対側の壁10d側の領域に消火水を放出するものとなっており、それら火災感知器2dと一群のスプリンクラヘッド3dとの組みが居室10の壁10d側の領域(例えばその壁10dを含む床面10fの略半分の領域。)を受け持ち範囲として防護するものとなっている。
消火設備1−1は、火災感知器2a乃至2dとスプリンクラヘッド3a乃至3dとの組みが前記の通り組み分けされ、配置されたものとなっているが、スプリンクラヘッド3a乃至3dに消火水を供給する配管として前記の組み分け及び配置に対応して系統分けされ、配置された配管4a乃至4dを更に備えている。
本実施形態において、配管4a乃至4dは、全体として居室10の天井面10eの周囲を囲むように壁10a乃至10dのそれぞれの幅方向に沿って上部に設けられているが、配管の系統としては4系統に系統分けされたものとなっており、系統ごとにスプリンクラヘッド3a乃至3dのそれぞれが接続されたものとなっている。具体的には、配管4aが、一群のスプリンクラヘッド3aに消火水を供給する1系統の配管として、壁10bの幅方向に沿って上部に位置している部分にそれら一群の複数のスプリンクラヘッド3aが接続されて設けられたものとなっており、配管4bが、一群のスプリンクラヘッド3bに消火水を供給する1系統の配管として、壁10aの幅方向に沿って上部に位置している部分にそれら一群の複数のスプリンクラヘッド3bが接続されて設けられたものとなっており、又、配管4cが、一群のスプリンクラヘッド3cに消火水を供給する1系統の配管として、壁10dの幅方向に沿って上部に位置している部分にそれら一群の複数のスプリンクラヘッド3cが接続されて設けられたものとなっており、又、配管4dが、一群のスプリンクラヘッド3dに消火水を供給する1系統の配管として、壁10cの幅方向に沿って上部に位置している部分にそれら一群の複数のスプリンクラヘッド3dが接続されて設けられたものとなっている。
ここで、パッケージ型である消火設備1−1は、図示は省略するが、別途本体ユニットを備えており、その内部に火災感知器3a乃至3dから火災信号を受信する受信盤、配管4a乃至4dに消火水を供給する消火水貯蔵容器、消火水貯蔵容器に圧力を供給する加圧用ガス容器(加圧用ガス容器を別途備えるのに代えて、消火水貯蔵容器を蓄圧式のものとしてもよい。)等を更に備えている。前記の配管4a乃至4dには本体ユニット内の消火水貯蔵容器から消火水が供給されることになるが、図2に示したように配管4a乃至4dのそれぞれの基端には選択弁5a乃至5dがそれぞれ設けられており、配管4a乃至4dのそれぞれに選択的に消火水を供給することができるようになっている。尚、本実施形態においては、配管4a乃至4dのそれぞれの選択弁5a乃至5dが一箇所に集中するように配置されたものとなっている。
消火設備1−1は、火災感知器2a乃至2dとスプリンクラヘッド3a乃至3dとが前記の通り組み分けされ、配置されているものであるが、例えば、火災感知器2aと一群のスプリンクラヘッド3aとの組みの動作について述べれば、図1に示したように、火災感知器2aにより居室10中、壁10a側の受け持ち範囲内で発生した火災Fが検出されると、その火災Fが検出された壁10a側の領域に向けて反対側の壁10b側に設けられている一群のスプリンクラヘッド3aにより消火水Wが放出されることとなり、火災Fの火源に対して側方の離れた位置から消火水Wが散水されることとなる。これにより、例えば、同図に示したように、居室10のような防護領域には壁10a、10bの近くに本棚11や椅子12が置かれていることが多いが、火災Fの火源がその本棚11の内部にあり、近い位置から消火水を散水していたのでは本棚11の棚板等が散水障害となって火源に対して直接的に消火水を散水するのが困難な場合でも、そのような散水障害なしに火源に対して直接的に消火水Wを散水することができることとなる。
つまり、消火設備1−1は、火災感知器2a乃至2dとスプリンクラヘッド3a乃至3dとが前記の通り組み分けされ、配置されていることにより、居室10のように狭い防護領域に設けられている場合でも効率よく消火をすることができるものとなっている。
更に、本実施形態の消火設備1−1について説明する。
消火設備1−1において、スプリンクラヘッド3a乃至3dの各ヘッドは、複数のヘッドからなるものとすることができ、ヘッドごとに放出方向を異なるものとすることができる。例えば、図1に示したスプリンクラヘッド3a、3bのように、主として居室10の反対側の壁10aの壁面に向けて消火水を放出する上方のヘッドと、主として居室10の床面10fに向けて消火水を放出する下方のヘッドとの2つのヘッドからなるものとすることができる。
スプリンクラヘッド3a乃至3dの各ヘッドの散水範囲は、居室10の全域を防護できるように設定された各組みの受け持ち範囲に対応して設定され、例えば、横方向については各組みのヘッド全体によって反対側の壁の全幅に至るように設定されており、縦方向については各組みのヘッドのそれぞれが反対側の壁の半分(壁の高さ方向中間)から床面10fの半分に至るように設定することができる。前記のスプリンクラヘッド3a、3bのように上下に放出方向を異にする複数のヘッドからなるものとすることで縦方向の散水範囲を容易に所望の通りに設定することができる。
次に、第2の実施形態の消火設備1−2を図3に基づいて説明する。
本実施形態の消火設備1−2は、火災感知器とスプリンクラヘッドとの組み分け及び配管の系統分けを第1の実施形態の消火設備1−1とは異なるものとしたものであり、即ち、火災感知器とスプリンクラヘッドとの組み分けを2組とすると共に、配管の系統分けを2系統とし、それらを居室10全域を防護することができるように配置したものである。尚、その他構成は第1の実施形態の消火設備1−1のものと同様である。
具体的には、図3に示したように、消火設備1−2は、居室10を防護するものとして、火災感知器2a、2bと、複数の一群のスプリンクラヘッド3a、3bと、配管4a、4bとを備えているが、火災感知器2aと、その火災感知器2aが火災を検出した際に消火水を放出する一群のスプリンクラヘッド3aとの組みと、火災感知器2bと、その火災感知器2bが火災を検出した際に消火水を放出する一群のスプリンクラヘッド3bとの組みとの2組み組み分けされたものとなっており、又、一群のスプリンクラヘッド3aに消火水を供給する配管4aと、一群のスプリンクラヘッド3bに消火水を供給する配管4dとの2系統に系統分けされたものとなっている。
そして、各組み及び各系統の配置は本実施形態においても居室10の壁10a乃至10dとの関係において決められているが、2組み、2系統によって居室10の全域を防護することができるようになっている。
即ち、火災感知器2aが居室10の上部の位置であって、居室10の連続する2面の壁10a、10dとの間の角隅部に近い位置(例えば、居室10の天井面のその角隅部に近い位置。)に設けられ、壁10a、10d側の領域で発生する火災を検出するものとなっていると共に、その火災感知器2aと組みの一群のスプリンクラヘッド3aが居室10の上部の位置であって、2面の壁10a、10dにそれぞれ対向する反対側の連続する2面の壁10b、10cのそれぞれの近くの位置(例えば、壁10b、10cのそれぞれの上部の位置。)に設けられ、その壁10b、10cの側からそれぞれに対向する反対側の火災感知器2aが火災を検出する壁10a、10d側の領域に消火水を放出するものとなっており、それら火災感知器2aと一群のスプリンクラヘッド3aとの組みが居室10の壁10a側の領域と壁10d側の領域の両方を受け持ち範囲として防護するものとなっている。又、火災感知器2bが居室10の上部の位置であって、居室10の前記の火災感知器2aが設けられている角隅部とは対角側のもう一方の連続する2面の壁10b、10cとの間の角隅部に近い位置(例えば、居室10の天井面のその角隅部に近い位置。)に設けられ、壁10b、10c側の領域で発生する火災を検出するものとなっていると共に、その火災感知器2bと組みの一群のスプリンクラヘッド3bが居室10の上部の位置であって、2面の壁10b、10cにそれぞれ対向する反対側の連続する2面の壁10a、10dのそれぞれの近くの位置(例えば、壁10a、10dのそれぞれの上部の位置。)に設けられ、その壁10a、10dの側からそれぞれに対向する反対側の火災感知器2aが火災を検出する壁10b、10c側の領域に消火水を放出するものとなっており、それら火災感知器2bと一群のスプリンクラヘッド3bとの組み合わせが居室10の壁10b側の領域と壁10c側の領域の両方を受け持ち範囲として防護するものとなっている。又、配管4a、4bについては、それらも全体として居室10の天井面10eの周囲を囲むように壁10a乃至10dのそれぞれの幅方向に沿って上部に設けられているが、壁10a乃至10dの連続する2面の壁に対して1系統ずつの2系統に系統分けされて設けられている。具体的には、配管4aが一群のスプリンクラヘッド3aに対応するものとして、連続する2面の壁10b、10cに沿って連続する1系統の配管として設けられ、それに壁ごとに複数のスプリンクラヘッド3aが接続されて設けられたものとなっており、配管4bが一群のスプリンクラヘッド3bに対応するものとして、連続する2面の壁10a、10dに沿って連続する1系統の配管として設けられ、それに壁ごとに複数のスプリンクラヘッド3bが接続されて設けられたものとなっている。尚、本実施形態においても、配管4a、4bのそれぞれに選択的に消火水を供給することができるように各配管の基端に選択弁5a、5bが設けられており、それら選択弁5a、5bが一箇所に集中するように配置されたものとなっている。
本実施形態の消火設備1−2は、火災感知器2a、2bとスプリンクラヘッド3a、3bとの組み分けを2組とすると共に、配管4a、4bの系統分けを2系統とし、受け持ち範囲を2つに分けて居室10の全域を防護するものであるが、火災感知器2a、2bとスプリンクラヘッド3a、3bとが前記の通り組み分けされて配置されていることにより、第1の実施形態の消火設備1−1と同様、火災の火源に対して側方の離れた位置から消火水を散水することができるものとなっており、火災の火源に対して直接的に消火水を散水することができるものとなっている。
つまり、本実施形態の消火設備1−2も、火災感知器2a、2bとスプリンクラヘッド3a、3bとが前記の通り組み分けされて配置されていることにより、居室10のように狭い防護領域に設けられている場合でも効率よく消火をすることができるものとなっている。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
1つの防護領域に設ける火災感知器とスプリンクラヘッドとの組みの数については、防護領域の形及び広さに応じて適宜変更することができ、例えば、前記のように2組又は4組とするのに代えて、1組としてもよいし、3組としてもよい。更には5組以上としてもよい。又、火災感知器とスプリンクラヘッドとの各組みにおけるそれぞれの数も、防護領域の形及び広さに応じて適宜変更することができ、例えば、各組みにおいて火災感知器を1つに代えて2つ等の複数としてもよいし、スプリンクラヘッドを複数に代えて1つとしてもよい。
又、火災感知器とスプリンクラヘッドとを近接して配置した組みと組み合わせたものとしてもよく、例えば、前記の実施形態で示したように配置した火災感知器とスプリンクラヘッドとの組みに加えて、防護領域の天井の中央部に近接して配置した火災感知器とスプリンクラヘッドとの組みを更に設けたものとしてもよい。
尚、本願発明は、例えば大空間を有する防護領域を複数の領域に分割し、各領域を分割する境界面を壁面とし、その境界面へ向けて消火水を放出するようにスプリンクラヘッドを設けても良い。
1−1,1−2:消火設備 2a〜2d:火災感知器
3a〜3d:スプリンクラヘッド 4a〜4d:配管 5a〜5d:選択弁
10:居室 10a乃至10d:壁 10e:天井面 10f:床面
11:棚 12:椅子

Claims (5)

  1. 防護領域で発生する火災を検出する火災検出手段と、その火災検出手段が火災を検出した際に防護領域に消火水を圧力によって放出するスプリンクラヘッドとの組みを少なくとも1組み備えた消火設備であって、
    前記火災検出手段と前記スプリンクラヘッドとの組みにおいて、前記火災検出手段は、前記防護領域の上部の位置であって、前記防護領域を区画する壁のうち対向する壁の一方の壁側の位置に設けられ、その一方の壁側の領域の火災を検出するものであり、前記スプリンクラヘッドは、前記防護領域の上部の位置であって、前記対向する壁の他方の壁側の位置に設けられ、その他方の壁側から反対側の前記火災検出手段が火災を検出する壁側の領域に消火水を放出するものであることを特徴とする消火設備。
  2. 前記火災検出手段と前記スプリンクラヘッドとの組みを複数組み備えていると共に、前記防護領域を囲むように前記防護領域を区画する壁に沿って上部に設けられた複数系統の配管であって、前記スプリンクラヘッドが各組みごとに接続され、前記スプリンクラヘッドに各組みごとに消火水を供給するように系統分けされた複数系統の配管を備えていることを特徴とする請求項1に記載の消火設備。
  3. 前記火災検出手段と前記スプリンクラヘッドとの組みにおいて、前記火災検出手段は、防護領域を区画する壁のうち1面の壁ごとに少なくとも1個設けられるものであり、前記スプリンクラヘッドは、前記火災検出手段が設けられる前記1面の壁に対向する1面の壁ごとに少なくとも1個設けられるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の消火設備。
  4. 前記火災検出手段と前記スプリンクラヘッドとの組みにおいて、前記火災検出手段は、防護領域を区画する壁のうち連続する2面の壁ごとに少なくとも1個設けられるものであり、前記スプリンクラヘッドは、前記火災検出手段が設けられる2面の壁にそれぞれ対向する2面の壁の1面の壁ごとに少なくとも1個設けられるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の消火設備。
  5. 前記火災検出手段と前記スプリンクラヘッドとの組みにおいて、前記スプリンクラヘッドは、防護領域の反対側の壁に向けて消火水を放出する第1のスプリンクラヘッドと、防護領域の床に向けて消火水を放出する第2のスプリンクラヘッドとを有するものであることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の消火設備。
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