JP2015072728A - 半導体メモリ - Google Patents

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Abstract

【課題】電源のオン/オフ制御なしに安定してPUF−IDを生成可能なSRAMを提供する。
【解決手段】複数の書込みポートを備えるSRAMにおいて、各書込みポートに対応し、1つのメモリセルに対する書き込みを指定する複数のワード線を備え、そのうちの少なくとも2本のワード線(AWL,BWL)のネゲートタイミングを同期させる。当該メモリセルに対する異なる値の書き込みの同時性が保証されるので、そのようなメモリセルを多数用いることにより、電源を制御することなくPUF−IDを安定して生成することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体メモリに関し、特に物理的に複製不可能な関数を生成可能なマルチポートSRAM(Static Random Access Memory)に好適に利用できるものである。
マイコンなどのLSI(Large Scale Integrated circuit)への不正なアクセス、不正な模造品、その他、セキュリティを脅かす様々な攻撃が報告されている。このような攻撃から、マイコンなどのLSI、及びそれを搭載したシステムを守るため、物理的に複製不可能な関数を利用した、デバイス固有の識別子PUF−ID(Physically Unclonable Function IDentification)を用いるセキュリティ技術が開発されている。
特許文献1には、メモリを使ってPUF−IDを生成する技術、及び、メモリを使って生成したPUFにより、物理的攻撃に対する耐性を高める技術が開示されている。1つ若しくは複数のメモリの、多数のメモリ位置から多数の値を得て、それらを再配列することによって、そのデバイス固有のPUF−IDを暗号鍵として生成する。メモリがSRAMの場合、その電源投入後の初期状態をPUF−IDとして利用することができる。また、デュアルポートRAMを使って、異なる情報を両方のポートに同時に書き込むことにより、メモリセルがPUFに似た挙動を示すことが記載されている(同文献の第0008段落、第0043段落)。
特表2012−509039号公報
特許文献1について本発明者が検討した結果、以下のような新たな課題があることがわかった。
PUF−IDの生成にSRAMの初期値を使う場合、そのSRAMの使用方法が制限されるという問題がある。SRAMの初期値は、電源オフ後にSRAMのチャージが完全に抜けてから電源をオンしなければならないため、電源が立ち上がるまでの数μsの間、そのSRAMを使用することができない。この問題に対して、SRAMが搭載されるLSIに、そのSRAMの電源を他の回路とは独立にオン/オフすることができる電源スイッチを設け、SRAM以外の回路を動作させたまま、SRAMの電源を一旦オフし、その後再度オンすることにより、PUF−IDを繰り返し再生成することができる。しかし、PUFとして使用するSRAMに格納されるデータは、電源オフによって揮発するため、必要に応じて退避させなければならないなど、SRAMの使用方法が制限される。また、SRAMの電源スイッチ自体によってチップ面積が増大する他、電源オン/オフによって発生するノイズを抑えるために、フィルタ回路やガードリングを挿入する必要が生じるなど、チップ面積がさらに増大するという問題が生じる。
一方、デュアルポートRAMを使って、異なる情報を両方のポートに同時に書き込む方法は、電源のオン/オフを必要としないため、電源スイッチに関わる問題は解決されることが期待される。しかしながら、メモリのユーザーレベルで、異なる情報を両方のポートに同時に書き込んだとしても、必ずしもメモリセルがPUFに似た挙動を示さないことがわかった。その原因を発明者らが解析したところ、双方のポートからの遅延が異なるため、最初にメモリセルに到達した値が、後から到達した値で上書きされてしまい、PUFに求められるランダム性が十分に発揮されない場合があることがわかった。
このような課題を解決するための手段を以下に説明するが、その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、下記の通りである。
すなわち、複数の書込みポートを備える半導体メモリにおいて、前記複数の書込みポートのそれぞれに対応し、1つのメモリセルに対する書き込みを指定する、複数のワード線を備え、そのうちの少なくとも2本のワード線のネゲートタイミングを同期させる制御を可能に構成される。
前記一実施の形態によって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、電源のオン/オフ制御なしに安定してPUFを生成可能な半導体メモリを提供することができる。
図1は、実施形態1に係る半導体メモリの概略ブロック図である。 図2は、実施形態1に係る半導体メモリの動作を表すタイミング図である。 図3は、半導体メモリの構成例を示す回路図である。 図4は、実施形態2に係る半導体メモリの概略ブロック図である。 図5は、実施形態2に係る半導体メモリの動作を表すタイミング図である。 図6は、実施形態2に係る半導体メモリの使用例を表すブロック図である。 図7は、実施形態3に係る半導体メモリの構成例を示す部分的な回路図である。 図8は、実施形態3に係る半導体メモリの別の構成例を示す部分的な回路図である。 図9は、実施形態3に係る半導体メモリの使用例を表すブロック図である。 図10は、実施形態4に係る半導体メモリの構成例を示す部分的な回路図である。 図11は、実施形態5に係る半導体メモリの構成例を示す部分的な回路図である。 図12は、実施形態5に係る半導体メモリの使用例を表すブロック図である。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕<2本のワード線のネゲートタイミングを同期させるSRAM−PUF>
メモリセル(2)と前記メモリセルにデータを書き込むための複数の書込みポートを備える半導体メモリ(1)において、前記複数の書込みポートのそれぞれに対応し、前記メモリセルに対する書き込みを指定する、複数のワード線を備え、前記複数のワード線のうちの少なくとも2本のワード線(AWL,BWL)のネゲートタイミングを同期させるための制御を可能に構成される。
これにより、電源のオン/オフ制御なしに安定してPUF−IDを生成可能な半導体メモリを提供することができる。
〔2〕<通常動作とPUF−IDの生成動作の切替え>
項1において、前記半導体メモリは、通常動作モードとPUF−ID生成モードとを有する。前記通常動作モードでは、前記複数の書込みポートから前記メモリセルへのデータの書き込みを、互いに非同期で実行可能であり、前記PUF−ID生成モードでは、前記2本のワード線のネゲートタイミングを同期させる制御を実行可能に構成される。
これにより、動作モードによって、通常動作とPUF−IDの生成動作の切替えを制御することができる。
〔3〕<クロック切替え>
項2において、前記半導体メモリには、前記複数の書込みポートのそれぞれに通常動作クロック(ACLK,BCLK)が入力され、さらにPUF−ID生成クロック(IDCLK)が入力される。前記半導体メモリは、前記通常動作モードでは、前記複数の書込みポートから前記メモリセルへのデータの書き込みは、前記それぞれの通常動作クロックにそれぞれ同期して制御可能に構成され、前記PUF−ID生成モードでは、前記2本のワード線は、共に前記PUF−ID生成クロックに同期して制御可能に構成される。
これにより、それぞれのポートが互いに非同期のクロックに同期して動作するマルチポートメモリにおいて、PUF−IDを生成させるために、前記2本のワード線のネゲートタイミングを容易に同期させることができる。
〔4〕<アドレスと制御信号の切替え>
項2において、前記半導体メモリには、前記複数の書込みポートのそれぞれにアドレス(AADRS,BADRS)と制御信号(ACTRL,BCTRL)が入力される。前記半導体メモリは、前記通常動作モードでは、前記2本のワード線は、前記複数の書込みポートのうちそれぞれ対応する書込みポートに入力されるアドレスと制御信号に基づいて制御可能に構成され、前記PUF−ID生成モードでは、前記2本のワード線は、共に、前記複数の書込みポートのうち1つの書込みポートに入力されるアドレスと制御信号に基づいて制御可能に構成される。
これにより、それぞれのポートが互いに独立して動作するマルチポートメモリにおいて、PUF−IDを生成させるために、前記2本のワード線のネゲートタイミングを容易に同期させることができる。
〔5〕<2本のワード線を短絡>
項4において、前記半導体メモリは、前記PUF−ID生成モードで、前記2本のワード線を互いに短絡するスイッチ(16)を備える。
これにより、前記2本のワード線を容易かつ確実に同期させることができる。
〔6〕<アドレスデコード信号の切替え>
項4において、前記半導体メモリは、前記2本のワード線に対応する2つの書込みポートに、それぞれに入力されるアドレスをデコードするアドレスデコーダ(15A,15B,26A,26B)と、前記通常動作モードで前記アドレスデコーダの出力に基づいて前記2本のワード線のうち対応するワード線を駆動する駆動回路(5A,5B)とをそれぞれ備える。前記半導体メモリは、前記PUF−ID生成モードで、一方のアドレスデコーダのデコード結果を他方のアドレスデコーダのデコード結果によって置換する切替え回路(25_1〜25_6)を備える。
これにより、前記2本のワード線を容易かつ確実に同期させることができる。
〔7〕<プリデコード信号の切替え>
項6において、前記2本のワード線に対応する2つの書込みポートのそれぞれが備える前記アドレスデコーダは、入力されるアドレスをデコードするプリデコード回路(15A,15B)と、前記プリデコード回路のプリデコード結果が入力され、対応するワード線を制御するための信号を生成可能なポストデコード回路(26A,26B)とを含んで構成される。前記切替え回路は、前記通常動作モードでは、前記プリデコード回路のプリデコード結果を対応するポストデコード回路(26A,26B)に入力し、前記PUF−ID生成モードでは、一方のアドレスデコーダのプリデコード結果を対応するポストデコード回路(26A)と、他方のアドレスデコーダのポストデコード回路(26B)とに共に入力可能に構成される。
これにより、安定してPUF−IDを発生させるために、半導体メモリに追加する回路の規模を、小さく抑えることができる。
〔8〕<書込みデータの自動生成>
項2から項7のいずれか1項において、前記半導体メモリには、前記複数の書込みポートのそれぞれに書込みデータ(ADATA,BDATA)が入力される。
前記半導体メモリは、前記通常動作モードでは、前記複数の書込みポートから前記メモリセルへは、前記それぞれの書込みデータを書込み可能に構成される。前記PUF−ID生成モードで、前記半導体メモリは、前記複数の書込みポートのうち前記2本のワード線に対応する2つの書込みポートに対して、それぞれに対応して入力される書込みデータに代えて、互いにビット反転されたデータを入力可能な、書込みデータ切替え回路(27、28)をさらに備える。
これにより、PUF−ID生成モードで、書込みデータを外部から供給する必要をなくすことができる。
〔9〕<2本のワード線のネゲートタイミングを同期させるSRAM−PUF>
第1アドレス(AADRS)が入力される第1ポートと、第2アドレス(BADRS)が入力される第2ポートと、複数のメモリセル(3)を含むメモリアレイ(2)を備える半導体メモリ(1)であって、以下のように構成される。
前記複数のメモリセルのそれぞれは、第1スイッチ(9A)と第2スイッチ(9B)と記憶素子(10)とを備え、第1ワード線(AWL)と第2ワード線(BWL)と第1ビット線(ABT)と第2ビット線(BBT)とに接続される。前記第1スイッチは前記第1ワード線がアサートされたときに前記第1ビット線の信号を前記記憶素子へ転送し、前記第2スイッチは前記第2ワード線がアサートされたときに前記第2ビット線の信号を前記記憶素子へ転送可能に構成される。
前記半導体メモリは、同一メモリセルに接続される第1ワード線(AWL)と第2ワード線(BWL)が共にアサートされた後、前記第1ワード線のネゲートタイミングと前記第2ワード線のネゲートタイミングとを同期させるための制御を可能に構成される。
これにより、電源のオン/オフ制御なしに安定してPUF−IDを生成可能な半導体メモリを提供することができる。
〔10〕<PUF−ID生成指示信号(IDGEN)>
項9において、前記半導体メモリは、生成指示信号(IDGEN)が入力され、前記生成指示信号がアサートされているとき、前記第1ワード線のネゲートタイミングと前記第2ワード線のネゲートタイミングとを同期させるための制御を実行可能に構成される。
これにより、PUF−ID生成指示信号(IDGEN)によって、通常動作とPUF−IDの生成動作の切替えを制御することができる。
〔11〕<クロック切替え>
項10において、前記第1ポートにさらに第1クロック(ACLK)が入力され、前記第2ポートにさらに第2クロック(BCLK)が入力され、さらに第3クロック(IDCLK)が入力される。
前記生成指示信号がアサートされていないとき、前記第1ポートは前記第1クロックに同期して動作して前記第1ワード線をアサートしネゲートする制御を行い、前記第2ポートは前記第2クロックに同期して動作して前記第2ワード線をアサートしネゲートする制御を行う。
前記生成指示信号がアサートされているとき、前記第1ポートと前記第2ポートは共に前記第3クロックに同期して動作して、前記第1ワード線と前記第2ワード線のそれぞれをアサートしネゲートする制御を実行可能に構成される。
これにより、それぞれのポートが互いに非同期のクロックに同期して動作するマルチポートメモリにおいて、PUF−IDを生成させるために、前記2本のワード線のネゲートタイミングを容易に同期させることができる。
〔12〕<2本のワード線を短絡>
項10において、前記半導体メモリは、前記第1ポートに第1駆動回路(5A)を含み、前記第2ポートに第2駆動回路(5B)を含む。
前記生成指示信号がアサートされていないとき、前記第1ワード線は前記第1駆動回路によって駆動され、前記第2ワード線は前記第2駆動回路によって駆動される。
前記生成指示信号がアサートされているとき、前記第1ワード線と前記第2ワード線は、共に前記第1駆動回路によって駆動される。
これにより、それぞれのポートが互いに独立して動作するマルチポートメモリにおいて、PUF−IDを生成させるために、前記2本のワード線のネゲートタイミングを容易かつ確実に同期させることができる。
〔13〕<2系統のうち一方の制御回路により両方のワード線駆動回路を駆動>
項10において、前記半導体メモリは、前記第1ポートは第1制御回路(6A)と第1駆動回路(5A)とを含み、前記第2ポートは第2制御回路(6B)と第2駆動回路(5B)とを含む。
前記生成指示信号がアサートされていないとき、前記第1制御回路は前記第1アドレスをデコードした第1デコード結果を前記第1駆動回路に供給し、前記第1駆動回路は前記第1デコード結果に基づいて前記第1ワード線を駆動する。また、前記第2制御回路は前記第2アドレスをデコードした第2デコード結果を前記第2駆動回路に供給し、前記第2駆動回路は前記第2デコード結果に基づいて前記第2ワード線を駆動する。
前記生成指示信号がアサートされているとき、前記第1制御回路は前記第1アドレスをデコードした第1デコード結果を前記第1駆動回路と前記第2駆動回路に供給する。また、前記第1駆動回路は前記第1デコード結果に基づいて前記第1ワード線を駆動し、前記第2駆動回路は前記第1デコード結果に基づいて前記第2ワード線を駆動する。
これにより、それぞれのポートが互いに独立して動作するマルチポートメモリにおいて、PUF−IDを生成させるために、前記2本のワード線のネゲートタイミングを容易に同期させることができる。
〔14〕<プリデコード信号の切替え>
項13において、前記第1制御回路は、前記第1アドレスをプリデコードして第1プリデコード結果を出力する第1プリデコード回路(15A)と、前記第1駆動回路を駆動する第1ポストデコード回路(26A)とを含む。前記第2制御回路は、前記第2アドレスをプリデコードして第2プリデコード結果を出力する第2プリデコード回路(15B)と、前記第2駆動回路を駆動する第2ポストデコード回路(26B)とを含む。
前記生成指示信号がアサートされていないとき、前記第1プリデコード結果は前記第1ポストデコード回路に供給され、前記第2プリデコード結果は前記第2ポストデコード回路に供給される。
前記生成指示信号がアサートされているとき、前記第1プリデコード結果は、前記第1ポストデコード回路と前記第2ポストデコード回路とに供給される。
これにより、安定してPUF−IDを発生させるために、半導体メモリに追加する回路の規模を、小さく抑えることができる。
〔15〕<書込みデータの自動生成>
項10から項14のいずれか1項において、前記第1ポートに第1書込みデータ(ADATA)が入力され、前記第2ポートに第2書込みデータ(BDATA)が入力される。
前記半導体メモリは、前記第1ポートから前記メモリセルへは前記第1書込みデータを書込み可能であり、前記第2ポートから前記メモリセルへは前記第2書込みデータを書込み可能に構成される。
前記半導体メモリは、前記PUF−ID生成モードで、前記第1書込みデータを所定のビット列に固定し、前記第2書込みデータを前記所定のビット列の各ビットの値を反転したビット列に固定する、書込みデータ生成回路(27、28)をさらに備える。
これにより、PUF−ID生成モードで、書込みデータを外部から供給する必要をなくすことができる。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
〔実施形態1〕<2本のワード線のネゲートタイミングを同期させるSRAM−PUF>
図1は、実施形態1に係る半導体メモリ1の概略ブロック図である。半導体メモリ1は、複数のメモリセル3で構成されるメモリアレイ2と、ワード線駆動回路5A,5Bを含むワード線駆動部(WLD)4と、2つの書込みポートを持つ。半導体メモリ1は、1つのポート(Aポートと呼ぶ)に制御部(CTRL−A)6Aと入出力部(I/O−A)7Aとを備え、アドレスAADRSと制御信号ACTRLとデータADATAが入力され、もう1つのポート(Bポートと呼ぶ)に制御部(CTRL−B)6Bと入出力部(I/O−B)7Bとを備え、アドレスBADRSと制御信号BCTRLとデータBDATAが入力される。アドレスAADRSとBADRS、データADATAとBDATAは、特に制限されないが、それぞれ複数ビットで構成される。制御信号ACTRLとBCTRLも、複数種の制御信号、例えばチップセレクトCS,ライトイネーブルWE,リードRD/WT等によって構成されてもよい。
メモリアレイ2は、複数列複数行に配列された複数のメモリセル3で構成される。メモリアレイ2の列方向には同時に並列して書き込みが可能なビット数のメモリセル3が配列され、行方向にはワード数に相当する行数のメモリセル3が配列されている。図1には1個のメモリセル3のみが示され、他は省略されている。複数のメモリセル3のそれぞれは、スイッチ9Aと9Bと記憶素子10とを備え、ワード線AWLとBWLとビット線ABTとBBTとに接続される。スイッチ9Aはワード線AWLがアサートされたときにビット線ABTの信号を記憶素子10へ転送し、スイッチ9Bはワード線BWLがアサートされたときにビット線BBTの信号を記憶素子10へ転送する。Aポートに入力されるアドレスAADRSが制御部6Aでデコードされて選択される1ワードに対応するワード線が、ワード線駆動部の駆動回路によって駆動される。図1には、その一例として1個のワード線駆動回路5Aと1本のワード線AWLが示されている。同様にBポートBに入力されるアドレスBADRSが制御部6Bでデコードされて選択される1ワードに対応するワード線が、ワード線駆動部の駆動回路によって駆動される。図1には、その一例として1個のワード線駆動回路5Bと1本のワード線BWLが示されている。Aポートに入力されたデータADATAの値に応じて、ビット線駆動回路8Aに基づいてビット線ABTが駆動され、ワード線AWLがアサートされることによって、スイッチ9Aがオンしたときに、ビット線ABTの値が記憶素子10に転送される。同様にBポートに入力されたデータBDATAの値に基づいて、ビット線駆動回路8Bによってビット線BBTが駆動され、ワード線BWLがアサートされることによって、スイッチ9Bがオンしたときに、ビット線BBTの値が記憶素子10に転送される。
通常動作の場合には、半導体メモリ1は2ポートメモリとして機能し、Aポートからのデータの書込みとBポートからのデータの書込みとが競合しないように、例えば調停回路などによって制御される。一方、本実施形態では、1つの記憶素子に2つのポートから異なる値を書き込む動作を行うことによって、実際に記憶素子に格納される値が、その半導体素子固有のばらつきによって決まるように動作させ、PUFとして機能させる。
図2は、実施形態1に係る半導体メモリ1の動作を表すタイミング図である。横軸に時間を取り、縦軸方向に上からワード線AWLとBWL、及び、ビット線ABTとBBTの波形を示す。初期状態では、ワード線AWLとBWLは非選択状態で共にロウであり、ビット線ABTとBBTは例えばプリチャージ状態で共にハイである。時刻t1でビット線BBTが遷移し、時刻t2でビット線ABTが遷移する。図2には、ビット線ABTがロウで、ビット線BBTがハイである例が示されている。ビット線BBTは時刻t1では変化せずにハイに保たれており、ビット線ABTは時刻t2にロウに遷移する。ワード線BWLは時刻t3でアサートされてハイに遷移し、ワード線AWLは時刻t4でアサートされてハイに遷移する。ワード線AWLとBWLはともに時刻t5に同時にネゲートされロウに遷移する。その後、時刻t6とt7において、ビット線ABTとBBTがともにプリチャージ状態であるハイに戻る。ビット線ABTとBBTの遷移タイミングt1とt2及びt6とt7とは、それぞれ同時であってもよい。また、ワード線AWLとBWLのアサート(立上り)タイミングt3とt4も同時であって良い。時刻t4からt5の期間に、記憶素子10は、ビット線ABTからスイッチ9Aを介してロウ方向に駆動され、同時にビット線BBTからスイッチ9Bを介してハイ方向に駆動される。互いに矛盾する方向に駆動されているので、この期間には、記憶素子10の記憶状態は定まらない。時刻t5には、スイッチ9Aと9Bは同時にオフされ、記憶素子10は駆動されない状態になる。その後記憶素子10は、そのデバイス固有のばらつきによって決まる状態に遷移して安定する。スイッチ9Aと9Bのうち、一方がオフするタイミングが遅いと、一方がオフした後に他方のみがオンである期間が生じ、記憶素子10の記憶状態は、その期間にオン状態にあるスイッチを介して駆動される状態に遷移して安定する。そのため、記憶素子10の記憶状態は、ランダムには定まらず、PUFとして使用することはできない。一方、本実施形態では、2本のワード線AWLとBWLのネゲートタイミングを同期させることにより、記憶素子10の状態は、そのデバイス固有のばらつきによって決まるランダムな状態に遷移して安定するので、PUFとして利用することができる。これにより、電源のオン/オフ制御なしに安定してPUF−IDを生成可能な半導体メモリ1を提供することができる。
図3は、半導体メモリ1のより詳細な構成例を示す回路図である。本実施形態1の半導体メモリ1は、特に制限されないが、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)を使って構成することができる。記憶素子10は、CMOSFETであるM1とM2、M3とM4とによって、それぞれ構成される2個のCMOSインバータの一方の出力を他方の入力に接続して構成される。ノードXはM1とM2によるインバータの出力であり、M3とM4によるインバータの入力である。ノードYはM3とM4によるインバータの出力であり、M1とM2によるインバータの入力である。M5からM8はトランスファゲート9AT,9AB,9BT,9BBとして機能するトランジスタスイッチであり、M5とM6はワード線AWLに接続され、相補ビット線ABTとABBから記憶素子10へのデータの書き込みを制御する。また、M7とM8はワード線BWLに接続され、相補ビット線BBTとBBBから記憶素子10へのデータの書き込みを、それぞれ制御する。相補ビット線ABTとABBは、トランジスタスイッチM9とM10を介してビット線駆動回路8Aに接続され、トランジスタスイッチM11とM12を介してセンスアンプ11Aに接続されている。トランジスタスイッチM9とM10と、トランジスタスイッチM11とM12とは、Aポートのライトイネーブル信号AWEによって、書込み時にトランジスタスイッチM9とM10がオンして、相補ビット線ABTとABBがビット線駆動回路8Aによって駆動される。Bポート側も同様に、相補ビット線BBTとBBBが、トランジスタスイッチM13とM14を介してビット線駆動回路8Bに接続され、トランジスタスイッチM15とM16を介してセンスアンプ11Bに接続されている。トランジスタスイッチM13とM14と、トランジスタスイッチM15とM16とは、Bポートのライトイネーブル信号BWEによって、書込み時にトランジスタスイッチM13とM14がオンして、相補ビット線BBTとBBBがビット線駆動回路8Bによって駆動される。ビット線駆動回路8Aとセンスアンプ11Aは、Aポート側の入出力部(I/O−A)7Aに含まれ、ビット線駆動回路8Bとセンスアンプ11Bは、Bポート側の入出力部(I/O−B)7Bに含まれている。Aポート側のデータADATA信号は双方向であり、入出力部(I/O−A)7A内の図示されない回路によって、ビット線駆動回路8Aに入力される書込みデータAWDと、センスアンプ11Aから出力される読出しデータARDとに分離される。Bポート側のデータBDATA信号も同様に双方向であり、入出力部(I/O−B)7B内の図示されない回路によって、ビット線駆動回路8Bに入力される書込みデータBWDと、センスアンプ11Bから出力される読出しデータBRDとに分離される。
図2に示したのと同様に、Aポートからロウを書込み、Bポートからハイを書込むとき、ビット線ABTはロウ、ABBはハイ、BBTはハイ、BBBはロウである。2本のワード線AWLとBWLが共にアサートされてハイになると、ノードXは、Aポート側のビット線駆動回路8AからトランジスタスイッチM9とM5を介してロウ方向に駆動され、同時にBポート側のビット線駆動回路8BからトランジスタスイッチM13とM7を介してハイ方向に駆動される。一方のノードYは、Aポート側のビット線駆動回路8AからトランジスタスイッチM10とM6を介してハイ方向に駆動され、同時にBポート側のビット線駆動回路8BからトランジスタスイッチM14とM8を介してロウ方向に駆動される。ノードXもノードYも、競合する2つのレベル、ハイとロウで同時に駆動されるので、どちらのレベルにも安定しない。ワード線AWLとBWLが同期してネゲートされることにより、トランジスタスイッチM5,M6,M7,M8は、同時にオフする。記憶素子10は、ノードXとYがハイとロウのどちらにも安定しないまま、外部から駆動されない状態になる。ノードXとYがハイでもロウでもない中間値を取ると、M1からM4によって構成されCMOSインバータには貫通電流が流れ、どちらのインバータの貫通電流が大きいかによって、ノードXとYは一方がハイ、他方がロウの、安定状態に達する。ハイかロウかどちらの状態に安定するかは、寄生抵抗や寄生容量、M1からM4のMOSトランジスタの閾値電圧やコンダクタンスなど、製造ばらつきによって、デバイス固有に決まる。このようなメモリセル3を多数個備えることによって、デバイス固有に定まる、多ビットのコードを生成することができる。ビット数を十分多く取れば、デバイスどうしで同じ値となる確率を、実用上ゼロとみなすことができる程度に低くすることができるので、PUF−IDとして利用することができる。
図3には、読出しと書込みの双方向の2ポートを備える、デュアルポートSRAMを例示したが、2つの書込みポートを備えていれば、同様にSRAM−PUFとして機能する半導体メモリを提供することができる。例えば、2つの書込みポートと1つの読出しポートを備えていてもよいし、3ポート以上の書込みポートを備えていても良い。3ポート以上の書込みポートを備える場合には、そのうちの2ポートのワード線のネゲートタイミングを、同期させることができるように構成すればよい。また、CMOS−SRAMを例に採ったが、これに制限されるものではない。ハイまたはロウのどちらの状態に安定するかの確率を均等にすることができる記憶素子であれば、同様にPUFとして機能させることができる。以下に説明する他の実施形態について、重複して同様の言及を行うことは控えるが、以上は、他の実施形態についても同様に妥当する。
〔実施形態2〕<クロック切替え>
2本のワード線AWLとBWLのネゲートタイミングを同期させるための、半導体メモリ1の回路の構成例について説明する。
図4は、実施形態2に係る半導体メモリ1の概略ブロック図である。図1に示した半導体メモリとの違いは、複数の書込みポートのそれぞれに通常動作クロックACLKとBCLKが入力され、さらに、PUF−ID生成指示信号IDGENとPUF−ID生成クロックIDCLKが入力され、クロック切替のためのセレクタ21_1と21_2を備える点である。他の構成は、図1を引用して説明した実施形態1と同様であるので、説明を省略する。図4に示される半導体メモリ1は、クロック同期型のデュアルポートSRAMであり、通常動作モードでは、AポートはクロックACLKに同期して動作し、BポートはクロックBCLKに同期して動作するように構成されている。クロックACLKとクロックBCLKは完全に非同期であってよく、互いに周波数や位相の異なるクロックが入力されてもよい。Aポート側のワード線AWLとBポート側のワード線BWLとは、通常動作モードでは、互いに非同期にアサートされネゲートされる。
半導体メモリ1は、通常動作モード以外にPUF−ID生成モードを有する。PUF−ID生成モードでは、2本のワード線AWLとBWLのネゲートタイミングを同期させることができるように構成されている。スイッチ21_1は、PUF−ID生成指示信号IDGENに基づいて、通常動作モードでは、通常動作クロックACLKを選択して内部クロックintACLKに出力し、PUF−ID生成モードでは、PUF−ID生成クロックIDCLKを選択して内部クロックintACLKに出力する。スイッチ21_2は、PUF−ID生成指示信号IDGENに基づいて、通常動作モードでは、通常動作クロックBCLKを選択して内部クロックintBCLKに出力し、PUF−ID生成モードでは、PUF−ID生成クロックIDCLKを選択して内部クロックintBCLKに出力する。図示が省略されているが、制御部6Aと入出力部7Aは内部クロックintACLKによって駆動されるフリップフロップやラッチ回路を用いた同期回路で構成され、制御部6Bと入出力部7Bは内部クロックintBCLKによって駆動されるフリップフロップやラッチ回路を用いた同期回路で構成される。制御部6Aが内部クロックintACLKに同期して動作するので、ワード線AWDは内部クロックintACLKに同期し、制御部6Bが内部クロックintBCLKに同期して動作するので、ワード線BWDは内部クロックintBCLKに同期する。
ワード線AWLとBWLは、通常動作モードでは、それぞれ互いに非同期のクロックACLKとBCLKにそれぞれ同期して遷移するので、アサートタイミングもネゲートタイミングも、互いに非同期となるが、PUF−ID生成モードでは、同じPUF−ID生成クロックIDCLKに同期して遷移するので、互いのアサートタイミングが同期し、互いのネゲートタイミングも同期する。これにより、それぞれのポートが互いに非同期のクロックに同期して動作するマルチポートメモリにおいて、PUF−IDを生成させるために、2本のワード線AWLとBWLのネゲートタイミングを容易に同期させることができ、電源のオン/オフ制御なしに安定してPUF−IDを生成可能な半導体メモリを提供することができる。
従来のデュアルまたはマルチポートSRAMでは、ポートごとの非同期動作を前提とするため、クロックツリーのスキュー調整がそれぞれに行われ、必ずしもポート間のスキューを一致させる設計は必要ではない。しかし、本実施形態のSRAM−PUFとして機能させるためには、内部クロックintACLKとintBCLKのクロックツリーのレイテンシを一致させる、スキュー調整が行われることが望ましい。スキュー調整は設計段階のクロックツリー生成で行われてもよいし、遅延調整回路を搭載して自動補償してもよい。
図5は、実施形態2に係る半導体メモリの動作を表すタイミング図である。横軸に時刻を取り、縦軸方向には上から順に、PUF−ID生成指示信号IDGEN、PUF−ID生成クロックIDCLK、通常動作クロックACLKとBCLK、内部クロックintACLKとintBCLK、ワード線AWLとBWLの波形が示される。時刻t5からt8までが、PUF−ID生成モードであり、時刻t5以前と時刻t8以降は通常動作モードである。PUF−ID生成指示信号IDGENは、通常動作モードではロウ、PUF−ID生成モードではハイである。通常動作クロックACLKとBCLKは互いに周波数の異なる非同期のクロックであり、通常動作モードでは、内部クロックintACLKには通常動作クロックACLKが供給され、ワード線AWLはこれに同期して遷移する。即ち、ワード線AWLは、クロックACLKの立上りから内部回路で形成される一定遅延時間後の時刻t1にアサートされ、さらに内部回路で形成される別の一定遅延時間後の時刻t3にネゲートされる。時刻t1においてクロックACLKの立下りに同期してアサートされ、時刻t3においてクロックACLKの立上りに同期してネゲートされる。一方、内部クロックintBCLKには通常動作クロックBCLKが供給され、ワード線BWLはこれに同期して遷移する。即ち、ワード線BWLは、クロックBCLKの立上りから内部回路で形成される一定遅延時間後の時刻t2にアサートされ、さらに内部回路で形成される別の一定遅延時間後の時刻t4にネゲートされる。時刻t2においてクロックBCLKの立下りに同期してアサートされ、時刻t4においてクロックBCLKの立上りに同期してネゲートされる。
PUF−ID生成モードでは、PUF−ID生成クロックIDCLKが供給され、スイッチ21_1と21_2を介して内部クロックintACLKとintBCLKに供給される。時刻t5からt8までの期間、内部クロックintACLKとintBCLKは共に、PUF−ID生成クロックIDCLKと同一波形となる。2本のワード線AWLとBWLは、PUF−ID生成クロックIDCLK、内部クロックintACLKとintBCLKの立上り(時刻t6)から内部回路で形成される一定遅延時間後の時刻t7に同時にアサートされ、さらにその一定遅延時間後の時刻t8に、同時にネゲートされる。これにより、2本のワード線AWLとBWLのネゲートタイミングを容易に同期させることができる。
時刻t9以降は、再び通常動作モードに戻る。内部クロックintACLKには通常動作クロックACLKが供給され、ワード線AWLはこれに同期して遷移する。即ち、時刻t11においてクロックACLKの立上りに同期してアサートされ、時刻t13においてその一定遅延時間後にネゲートされる。内部クロックintBCLKには通常動作クロックBCLKが供給され、ワード線BWLはこれに同期して遷移する。即ち、時刻t12においてクロックBCLKの立上りに同期してアサートされ、時刻t14においてその一定遅延時間後にネゲートされる。
以上のように、それぞれのポートが互いに非同期のクロックに同期して動作するマルチポートメモリにおいて、PUF−IDを生成させるために、2本のワード線のネゲートタイミングを容易に同期させることができる。
図6は、実施形態2に係る半導体メモリ1の使用例を表すブロック図である。半導体メモリ1には、通常動作のための論理回路(LOGIC−AとLOGIC−B)13Aと13B、通常動作のためのクロック生成回路(CPG−AとCPG−B)14Aと14B、PUF−ID生成制御部(IDGENCTL)12、及び、セレクタ21_3〜21_5と21_7〜21_9が接続されている。セレクタ21_3〜21_5と21_7〜21_9は、図4に示したクロックセレクタ21_1と21_2と同様に、半導体メモリ1に内蔵されても良い。PUF−ID生成制御部(IDGENCTL)12は、特に制限されないが、例えばCPU(Central Processing Unit)によって構成される。
通常動作のための論理回路(LOGIC−A)13Aは、クロック生成回路(CPG−A)14Aから供給されるクロックCLK−Aに同期して動作し、アドレスADRS−A、制御信号CTRL−Aを出力し、データDATA−Aを入出力して、通常動作モードには半導体メモリ1のAポートにアクセスする。論理回路(LOGIC−B)13Bは、クロック生成回路(CPG−B)14Bから供給されるクロックCLK−Bに同期して動作し、アドレスADRS−B、制御信号CTRL−Bを出力し、データDATA−Bを入出力して、通常動作モードには半導体メモリ1のBポートにアクセスする。
PUF−ID生成制御部(IDGENCTL)12は、PUF−ID生成指示信号IDGENを出力して、セレクタ21_3〜21_5と21_7〜21_9を制御し、PUF−ID生成モードの期間に、半導体メモリ1にPUF−IDを生成させるための信号を供給する。アドレスAADRSとBADRSには、同じアドレスIDADRSを供給する。制御信号ACTRLとBCTRLにも同じ制御信号IDCTRLを供給し、データADATAとBDATAには、互いにビット反転されたデータをIDDATAから供給する。これにより、同じアドレスのメモリセルに対して、AポートとBポートから異なる値を同時に書き込む。このとき、前述のように、2本のワード線AWLとBWLはネゲートタイミングが互いに同期するように制御される。メモリセルにはデバイス固有のビット列であるPUF−IDが生成されるので、PUF−ID生成制御部(IDGENCTL)12は、2つのポートの一方を使ってその値を読み出す。
以上のように、電源のオン/オフ制御なしに安定してPUF−IDを生成可能な半導体メモリを提供することができる。半導体メモリ1の電源は、通常動作モードとPUF−ID生成モードの間のモード遷移の間も維持されるので、PUF−ID生成のためにアクセスされるアドレス以外のアドレスのデータは、保持される。PUF−ID生成のためにアクセスされるアドレスのデータは、PUF−ID生成モードに遷移する前に別のメモリ領域に退避させ、PUF−ID生成モードから通常動作モードに戻った後に、復帰させても良い。
〔実施形態3〕<2本のワード線を短絡>
実施形態2は、半導体メモリ1がポート毎に入力されるクロックに同期して動作する、同期回路で構成されていること前提とした実施形態である。しかし、上述のようにアサートタイミングとネゲートタイミングを内部回路の遅延時間によって形成するように設計すると、製造ばらつきによっては必ずしも同期動作とならない場合がある。製造ばらつきのうち絶対ばらつきは問題ないが、相対ばらつきがあると、同期動作が損なわれる。本実施形態は、ワード線のタイミング生成回路の動作がクロック同期か非同期かに関わらず、PUF−IDを生成させるための2本のワード線を互いに短絡することによって、ネゲートタイミングが同期するように構成するものである。
図7は、実施形態3に係る半導体メモリ1の構成例を示す部分的な回路図である。
図1または図4に示した半導体メモリ1の、制御部(CTRL−AとCTRL−B)6Aと6Bとワード線駆動部(WLD)4の内部回路構成の一部が示される。制御部(CTRL−A)6Aはアドレスプリデコーダ15Aとポストデコーダ26Aを含んで構成され、アドレスAADRSが入力される。アドレスAADRSは、半導体メモリ1の外部から直接入力されたアドレスでもよいし、一旦ラッチされてクロック同期されたアドレスでもよい。仮にアドレスAADRSを8ビットとすると、プリデコーダ15Aは例えばそのうちの上位4ビットと下位4ビットをそれぞれフルデコードし、上位16本+下位16本のデコード出力を生成する。正論理側16本と負論理側16本をそれぞれ生成し、合計64本が出力されてもよい。ポストデコーダは例えば256個のNANDゲートで構成され、上記上位16本または正負32本のうちの1本と下位16本または正負32本のうちの1本と、アサートタイミング制御信号とに接続されて、すべてが0のときに、ワード線AWLをアサートする。上位16本+下位16本のデコード出力とアサートタイミング制御信号は、それぞれバッファ24_1〜3で駆動される。図示されるポストデコーダ26Aは、上記256個のNANDゲートのうちの1個を代表的に示したものである。他のNANDゲートやデコード信号線、制御信号線は、図示が省略されている。Bポート側の制御部(CTRL−B)6Bも同様に構成することができるので、説明は省略する。
プリデコード回路とポストデコード回路を組合せる形式には限定されず、如何なる回路構成であってもよい。また、Aポート側とBポート側のアドレス数は必ずしも同じである必要はなく、また、2のべき乗である必要もない。
ワード線駆動部(WLD)4は、ワード線AWLを駆動するワード線駆動回路5Aと、ワード線BWLを駆動するワード線駆動回路5Bと、ワード線AWLとBWLとを短絡させるスイッチ16とを含んで構成される。Aポート側とBポート側の全てのワード線対に設けられていても、一部のワード線対にのみ設けられていてもよい。Aポート側のワード線駆動回路5Aはインバータ、Bポート側のワード線駆動回路5Bはクロックドインバータで構成され、スイッチ16はnチャネルMOSFET17とpチャネルMOSFET18とを並列接続して構成される。PUF−ID生成指示信号IDGENがアサートされると、ワード線駆動回路5Bの出力がハイインピーダンスになり、スイッチ16が閉じる(オンする)ので、ワード線AWLとBWLは共にAポート側のワード線駆動回路5Aによって駆動される。これにより、ワード線AWLとBWLは共にAポート側のアドレスAADRSにのみ依存し、同時にアサートされ同時にネゲートされる。
以上述べたように、それぞれのポートが互いに独立して動作するマルチポートメモリにおいて、PUF−IDを生成させるために、2本のワード線(AWLとBWL)のネゲートタイミングを容易かつ確実に同期させることができる。
図8は、実施形態3に係る半導体メモリ1の別の構成例を示す部分的な回路図である。
図7と同様に、図1または図4に示した半導体メモリ1の、制御部(CTRL−AとCTRL−B)6Aと6Bとワード線駆動部(WLD)4の内部回路構成の一部が示される。制御部(CTRAL−AとCTRL−B)6Aと6Bは、図7と同様に構成することができるので、説明は省略する。
ワード線駆動部(WLD)4は、1組のワード線AWLとBWLについて4個のクロックドインバータ23_1〜4を用いて構成される。Aポート側からワード線AWLを駆動する、ポストデコーダ26Aの出力は、クロックドインバータ23_2と23_3に入力される。Bポート側からワード線BWLを駆動する、ポストデコーダ26Bの出力は、クロックドインバータ23_4に入力される。クロックドインバータ23_1と23_2の出力はワード線AWLに接続され、クロックドインバータ23_3と23_4の出力はワード線BWLに接続されている。
クロックドインバータ23_1は、その正極側クロック端子が接地され負極側クロック端子がインバータ22_5で反転されたハイレベルに固定されることにより、常時ハイインピーダンスを出力する。クロックドインバータ23_2は、逆に、その負極側クロック端子が接地され正極側クロック端子がインバータ22_5で反転されたハイレベルに固定されることにより、常時ポストデコーダ26Aから入力される信号を反転してワード線AWLに出力する。
ワード線BWL側は、動作モードによって切り替えられる。PUF−ID生成指示信号IDGENがロウの時、即ち通常動作モードでは、クロックドインバータ23_3の出力はハイインピーダンスで、クロックドインバータ23_4がポストデコーダ26Bから入力される信号を反転してワード線BWLに出力する。PUF−ID生成指示信号IDGENがハイの時、即ちPUF−ID生成モードでは、クロックドインバータ23_4の出力はハイインピーダンスとなり、クロックドインバータ23_3がAポート側のポストデコーダ26Aから入力される信号を反転してワード線BWLに出力する。そのため、PUF−ID生成モードでは、ワード線AWLとBWLはどちらも、Aポート側のポストデコーダ26Aから入力される信号を反転駆動される。これにより、ワード線AWLとBWLは共にAポート側のアドレスAADRSにのみ依存し、同時にアサートされ同時にネゲートされる。
以上述べたように、それぞれのポートが互いに独立して動作するマルチポートメモリにおいて、PUF−IDを生成させるために、2本のワード線(AWLとBWL)のネゲートタイミングを容易かつ確実に同期させることができる。
クロックドインバータ23_1の負極側クロック端子とクロックドインバータ23_2の正極側クロック端子とが、電源配線などのハイ固定信号に接続されれば、インバータ22_5は省略することができる。クロックドインバータ23_1を省略し、クロックドインバータ23_2を単純なインバータに置き換えても良い。これにより、ワード線駆動部4の回路規模を少なく抑えることができる。ワード線の数は数百本単位であるので、回路規模の削減効果は大きい。一方、図8に示したように構成することにより、2本のワード線(AWLとBWL)のネゲートタイミングをより正確に同期させることができる。図8に示した構成では、ワード線AWLとBWLを駆動する駆動回路、即ち通常動作モードではクロックドインバータ23_2と23_4、PUF−ID生成モードではクロックドインバータ23_2と23_3を、全く同じ回路構成とし、さらに、常時オフのクロックドインバータ23_1を備えることにより、ワード線AWLとBWLの負荷容量を等しくすることができるからである。
図9は、実施形態3に係る半導体メモリ1の使用例を表すブロック図である。図6と同様に、半導体メモリ1には、通常動作のための論理回路(LOGIC−AとLOGIC−B)13Aと13B、通常動作のためのクロック生成回路(CPG−AとCPG−B)14Aと14B、及び、PUF−ID生成制御部(IDGENCTL)12が接続されている。図6には、Aポート側とBポート側それぞれに、セレクタ21_3〜21_5と21_7〜21_9が接続される例を示したが、図9には、Aポート側のアドレスAADRS,制御信号ACTRL,データADATA,クロックACLKにそれぞれセレクタ21_3〜21_6が接続され、Bポート側にはセレクタを備えない例が示される。セレクタ21_3〜21_6は、半導体メモリ1に内蔵されても良い。通常動作モードでは、他の回路構成と動作は、図6を引用して説明した、実施形態2と同様であるので、説明を省略する。
PUF−ID生成モードの期間にPUF−ID生成制御部(IDGENCTL)12は、PUF−ID生成指示信号IDGENを出力して、セレクタ21_3〜21_6を制御し、半導体メモリ1にPUF−IDを生成させるための信号を供給する。アドレスAADRSにアドレスIDADRSを、制御信号ACTRLに制御信号IDCTRLを、データADATAにIDDATAを、それぞれ供給する。図7と図8に示した構成例ではいずれも、PUF−ID生成モードにおいては、ワード線AWLとBWLはAポート側のアドレスAADRSに基づいてアサートされるので、上記のように接続することにより、アドレスIDADRSが半導体メモリ1のAポート側に供給され、それに基づいてアクセスされるワードが決まる。図7と図8ではデータ側については図示を省略したが、Aポート側に入力されるデータADATAを、全ビット反転してBポート側のデータBDATAを置き換えることにより、ビット反転データを外部(例えばPUF−ID生成制御部)で生成してBポートから供給するなどしなくても、同じメモリセルに異なる書込みデータを供給することができる。これにより、同じアドレスのメモリセルに対して、AポートとBポートから異なる値を同時に書き込む。このとき、前述のように、2本のワード線AWLとBWLはネゲートタイミングが互いに同期するように制御される。メモリセルにはデバイス固有のビット列であるPUF−IDが生成されるので、PUF−ID生成制御部(IDGENCTL)12は、2つのポートの一方を使ってその値を読み出す。
以上のように、電源のオン/オフ制御なしに安定してPUF−IDを生成可能な半導体メモリを提供することができる。また、本実施形態3は、前述の実施形態2、後述の実施形態4及び実施形態5の一部もしくは全てと、組み合わせて実施することができる。
〔実施形態4〕<アドレスデコード信号の切替え>
図10は、実施形態4に係る半導体メモリ1の構成例を示す部分的な回路図である。
図7、図8と同様に、図1または図4に示した半導体メモリ1の、制御部(CTRL−AとCTRL−B)6Aと6Bとワード線駆動部(WLD)4の内部回路構成の一部が示される。Bポート側の制御部(CTRL−B)6Bでは、バッファ24_4〜6がクロックドバッファ(トライステートバッファ)25_4〜6に置き換えられ、Aポート側の制御部(CTRL−A)6Aでは、トライステートバッファ25_1〜3が追加され、トライステートバッファ25_4〜6と同じプリデコード結果の配線に接続される。トライステートバッファ25_1〜3とトライステートバッファ25_4〜6とは、PUF−ID生成指示信号IDGENによって排他的に制御される。PUF−ID生成指示信号IDGENがロウの時、即ち通常動作モードでは、トライステートバッファ25_1〜3の出力はハイインピーダンスで、トライステートバッファ25_4〜6が、Bポート側のアドレスプリデコーダ15Bのプリデコード結果をポストデコーダ26Bに出力する。ワード線BWLは、Bポート側のアドレスBADRSに基づいてアサートされる。PUF−ID生成指示信号IDGENがハイの時、即ちPUF−ID生成モードでは、トライステートバッファ25_4〜6の出力はハイインピーダンスとなり、トライステートバッファ25_1〜3が、Aポート側のアドレスプリデコーダ15Aのプリデコード結果を、Bポート側のポストデコーダ26Bに出力する。Aポート側のアドレスプリデコーダ15Aのプリデコード結果は、Aポート側のポストデコーダ26Aにも同時に出力されるので、PUF−ID生成モードでは、ワード線AWLとBWLはどちらも、Aポート側のアドレスAADRSに基づいてアサートされる。これにより、ワード線AWLとBWLは共にAポート側のアドレスAADRSにのみ依存し、同時にアサートされ同時にネゲートされる。
以上述べたように、それぞれのポートが互いに独立して動作するマルチポートメモリにおいて、PUF−IDを生成させるために、2本のワード線(AWLとBWL)のネゲートタイミングを容易かつ確実に同期させることができる。
図7と図8に示した実施形態では、ワード線自体を短絡させる構成であるので、全てのワード線に対して回路を追加する必要がある一方、1対のワード線のアナログ的な特性を正確に整合させることができるため、より正確にネゲートタイミングを同期させることができる。これに対して図10に示した本実施形態では、全てのワード線に回路を追加する必要がなく、プリデコード結果に対して回路を付加すれば足りるため、比較的少ない回路規模で実施することができる。
〔実施形態5〕<書込みデータの自動生成>
以上述べた実施形態2から4においては、同じメモリセルに異なるデータを書き込むために、互いにビット反転した2つのデータを生成して入力する例を示した。本実施形態5では、同じメモリセルに書き込む異なるデータを、半導体メモリ1の内部で自動生成するための回路について説明する。
図11は、実施形態5に係る半導体メモリ1の構成例を示す部分的な回路図である。Aポート側では、データADATAが入力され、ANDゲート27を通してクロックACLKに同期するフリップフロップ29AにラッチされてAポート側ライトデータAWDとして出力される。Bポート側では、データBDATAが入力され、ORゲート28を通してクロックBCLKに同期するフリップフロップ29BにラッチされてBポート側ライトデータBWDとして出力される。ANDゲート27とフリップフロップ29AとORゲート28とフリップフロップ29Bはそれぞれ1個のみが図示されるが、ADATAとBDATAのビット数分が設けられている。ORゲート28にはPUF−ID生成指示信号IDGENが入力され、ANDゲート27にはPUF−ID生成指示信号IDGENのインバータ21_7による反転信号が入力されている。通常動作モードでPUF−ID生成指示信号IDGENがロウの時には、ADATAとBDATAはそれぞれそのままフリップフロップ29Aと29Bに入力され、ラッチされる。PUF−ID生成モードでPUF−ID生成指示信号IDGENがハイの時には、ADATAはANDゲート27により全ビット0に強制されてフリップフロップ29Aには全ビット0のデータがラッチされ、BDATAはORゲート28により全ビット1に強制されてフリップフロップ29Bには全ビット1のデータがラッチされる。PUF−ID生成モードでは、Aポート側からは全ビット0のライトデータAWDが供給され、Bポート側からは全ビット1のライトデータBWDが供給される。
これにより、同じメモリセルに書き込む異なるデータを、半導体メモリ1の内部で自動的に生成することができる。
図12は、実施形態5に係る半導体メモリ1の使用例を表すブロック図である。図6、図9と同様に、半導体メモリ1には、通常動作のための論理回路(LOGIC−AとLOGIC−B)13Aと13B、通常動作のためのクロック生成回路(CPG−AとCPG−B)14Aと14B、及び、PUF−ID生成制御部(IDGENCTL)12が接続されている。図6にはAポート側とBポート側それぞれに、セレクタ21_3〜5と21_7〜9を備える例を示し、図9には、Aポート側のアドレスAADRS,制御信号ACTRL,データADATA,クロックACLKにそれぞれセレクタ21_3〜6を備え、Bポート側にはセレクタを備えない例を示したが、図12ではさらに、データADATAのためのセレクタ21_5が省略されている。図11に示される回路によって、半導体メモリ1の内部で自動生成されるので、PUF−ID生成制御部(IDGENCTL)12からPUF−ID生成用データIDDATAを供給する必要がないためである。一方、半導体メモリ1で生成されたPUF−IDは、ADATAからPUF−ID生成制御部(IDGENCTL)12に読み出される。なお、セレクタ21_3、4、6は、半導体メモリ1に内蔵されても良い。通常動作モードでは、他の回路構成と動作は、図6または図9を引用して説明した、実施形態2、実施形態3と同様であるので、説明を省略する。
以上のように、電源のオン/オフ制御なしに安定してPUF−IDを生成可能な半導体メモリを提供することができる。また、本実施形態5は、前述の実施形態2、実施形態3及び実施形態4の一部もしくは全てと、組み合わせて実施することができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、ブロック図に示したブロック分割は、単なる一例に過ぎず、1つのブロックの一部または全部の機能を他のブロックの機能と渾然一体に実現した別のブロックに変更して実現するなどの変更は、適宜任意に行うことができる。
1 半導体メモリ
2 メモリアレイ
3 メモリセル
4 ワード線駆動部(WLD)
5 ワード線駆動回路
6 制御部(CTRL−A,CTRL−B)
7 入出力部(I/O−A,I/O−B)
8 ビット線駆動回路
9 トランスファゲート
10 記憶素子
11 センスアンプ
12 PUF−ID生成制御部(IDGENCTL)
13 通常動作のための論理回路(LOGIC−A,LOGIC−B)
14 通常動作のためのクロック生成回路(CPG−A,CPG−B)
15 アドレスプリデコーダ
16 スイッチ
21 セレクタ
22 インバータ
23 クロックドインバータ
24 バッファ
25 クロックドバッファ(トライステートバッファ)
26 NANDゲート
27 ANDゲート
28 ORゲート
29 フリップフロップ
AWL、BWL ワード線
ABT,ABB,BBT,BBB ビット線
ADDRS,BDDRS アドレス
ACTRL,BCTRL 制御信号
ACLK,BCLK 通常動作クロック
IDCLK PUF−ID生成クロック
IDGEN PUF−ID生成指示信号

Claims (15)

  1. メモリセルと前記メモリセルにデータを書き込むための複数の書込みポートを備える半導体メモリにおいて、前記複数の書込みポートのそれぞれに対応し、前記メモリセルに対する書き込みを指定する、複数のワード線を備え、前記複数のワード線のうちの少なくとも2本のワード線のネゲートタイミングを同期させるための制御を可能に構成される、半導体メモリ。
  2. 請求項1において、通常動作モードとPUF−ID生成モードとを有し、
    前記通常動作モードでは、前記複数の書込みポートから前記メモリセルへのデータの書き込みを、互いに非同期で実行可能であり、
    前記PUF−ID生成モードでは、前記2本のワード線のネゲートタイミングを同期させる制御を実行可能に構成される、半導体メモリ。
  3. 請求項2において、前記複数の書込みポートのそれぞれに通常動作クロックが入力され、さらにPUF−ID生成クロックが入力され、
    前記通常動作モードでは、前記複数の書込みポートから前記メモリセルへのデータの書き込みは、前記それぞれの通常動作クロックにそれぞれ同期して制御可能に構成され、
    前記PUF−ID生成モードでは、前記2本のワード線は、共に前記PUF−ID生成クロックに同期して制御可能に構成される、半導体メモリ。
  4. 請求項2において、前記複数の書込みポートのそれぞれにアドレスと制御信号が入力され、
    前記通常動作モードでは、前記2本のワード線は、前記複数の書込みポートのうちそれぞれ対応する書込みポートに入力されるアドレスと制御信号に基づいて制御可能に構成され、
    前記PUF−ID生成モードでは、前記2本のワード線は、共に、前記複数の書込みポートのうち1つの書込みポートに入力されるアドレスと制御信号に基づいて制御可能に構成される、半導体メモリ。
  5. 請求項4において、前記PUF−ID生成モードで、前記2本のワード線を互いに短絡するスイッチを備える、半導体メモリ。
  6. 請求項4において、前記2本のワード線に対応する2つの書込みポートは、それぞれに入力されるアドレスをデコードするアドレスデコーダと、前記通常動作モードで前記アドレスデコーダの出力に基づいて前記2本のワード線のうち対応するワード線を駆動する駆動回路とをそれぞれ備え、
    前記PUF−ID生成モードで、一方のアドレスデコーダのデコード結果を他方のアドレスデコーダのデコード結果によって置換する切替え回路を備える、半導体メモリ。
  7. 請求項6において、前記2本のワード線に対応する2つの書込みポートのそれぞれが備える前記アドレスデコーダは、入力されるアドレスをデコードするプリデコード回路と、前記プリデコード回路のプリデコード結果が入力され、対応するワード線を制御するための信号を生成可能なポストデコード回路とを含んで構成され、
    前記切替え回路は、前記通常動作モードでは、前記プリデコード回路のプリデコード結果を対応するポストデコード回路に入力し、前記PUF−ID生成モードでは、一方のアドレスデコーダのプリデコード結果を対応するポストデコード回路と、他方のアドレスデコーダのポストデコード回路とに共に入力可能に構成される、半導体メモリ。
  8. 請求項2において、前記複数の書込みポートのそれぞれに書込みデータが入力され、
    前記通常動作モードでは、前記複数の書込みポートから前記メモリセルへは、前記それぞれの書込みデータを書込み可能に構成され、
    前記PUF−ID生成モードで、前記複数の書込みポートのうち前記2本のワード線に対応する2つの書込みポートに対して、それぞれに対応して入力される書込みデータに代えて、互いにビット反転されたデータを入力可能な、書込みデータ切替え回路をさらに備える、半導体メモリ。
  9. 第1アドレスが入力される第1ポートと、第2アドレスが入力される第2ポートと、複数のメモリセルを含むメモリアレイを備える半導体メモリであって、
    前記複数のメモリセルのそれぞれは、第1スイッチと第2スイッチと記憶素子とを備え、第1ワード線と第2ワード線と第1ビット線と第2ビット線とに接続され、前記第1スイッチは前記第1ワード線がアサートされたときに前記第1ビット線の信号を前記記憶素子へ転送し、前記第2スイッチは前記第2ワード線がアサートされたときに前記第2ビット線の信号を前記記憶素子へ転送可能に構成され、
    同一メモリセルに接続される第1ワード線と第2ワード線が共にアサートされた後、前記第1ワード線のネゲートタイミングと前記第2ワード線のネゲートタイミングとを同期させるための制御を可能に構成される、半導体メモリ。
  10. 請求項9において、生成指示信号が入力され、前記生成指示信号がアサートされているとき、前記第1ワード線のネゲートタイミングと前記第2ワード線のネゲートタイミングとを同期させるための制御を実行可能に構成される、半導体メモリ。
  11. 請求項10において、前記第1ポートにさらに第1クロックが入力され、前記第2ポートにさらに第2クロックが入力され、さらに第3クロックが入力され、
    前記生成指示信号がアサートされていないとき、前記第1ポートは前記第1クロックに同期して動作して前記第1ワード線をアサートしネゲートする制御を行い、前記第2ポートは前記第2クロックに同期して動作して前記第2ワード線をアサートしネゲートする制御を行い、
    前記生成指示信号がアサートされているとき、前記第1ポートと前記第2ポートは共に前記第3クロックに同期して動作して、前記第1ワード線と前記第2ワード線のそれぞれをアサートしネゲートする制御を実行可能に構成される、半導体メモリ。
  12. 請求項10において、前記第1ポートは第1駆動回路を含み、前記第2ポートは第2駆動回路を含み、
    前記生成指示信号がアサートされていないとき、前記第1ワード線は前記第1駆動回路によって駆動され、前記第2ワード線は前記第2駆動回路によって駆動され、
    前記生成指示信号がアサートされているとき、前記第1ワード線と前記第2ワード線は、共に前記第1駆動回路によって駆動される、半導体メモリ。
  13. 請求項10において、前記第1ポートは第1制御回路と第1駆動回路とを含み、前記第2ポートは第2制御回路と第2駆動回路とを含み、
    前記生成指示信号がアサートされていないとき、前記第1制御回路は前記第1アドレスをデコードした第1デコード結果を前記第1駆動回路に供給し、前記第1駆動回路は前記第1デコード結果に基づいて前記第1ワード線を駆動し、前記第2制御回路は前記第2アドレスをデコードした第2デコード結果を前記第2駆動回路に供給し、前記第2駆動回路は前記第2デコード結果に基づいて前記第2ワード線を駆動し、
    前記生成指示信号がアサートされているとき、前記第1制御回路は前記第1アドレスをデコードした第1デコード結果を前記第1駆動回路と前記第2駆動回路に供給し、前記第1駆動回路は前記第1デコード結果に基づいて前記第1ワード線を駆動し、前記第2駆動回路は前記第1デコード結果に基づいて前記第2ワード線を駆動する、半導体メモリ。
  14. 請求項13において、前記第1制御回路は、前記第1アドレスをプリデコードして第1プリデコード結果を出力する第1プリデコード回路と、前記第1駆動回路を駆動する第1ポストデコード回路とを含み、前記第2制御回路は、前記第2アドレスをプリデコードして第2プリデコード結果を出力する第2プリデコード回路と、前記第2駆動回路を駆動する第2ポストデコード回路とを含み、
    前記生成指示信号がアサートされていないとき、前記第1プリデコード結果は前記第1ポストデコード回路に供給され、前記第2プリデコード結果は前記第2ポストデコード回路に供給され、
    前記生成指示信号がアサートされているとき、前記第1プリデコード結果は、前記第1ポストデコード回路と前記第2ポストデコード回路とに供給される、半導体メモリ。
  15. 請求項10において、前記第1ポートに第1書込みデータが入力され、前記第2ポートに第2書込みデータが入力され、
    前記第1ポートから前記メモリセルへは前記第1書込みデータを書込み可能であり、前記第2ポートから前記メモリセルへは前記第2書込みデータを書込み可能に構成され、
    前記PUF−ID生成モードで、前記第1書込みデータを所定のビット列に固定し、前記第2書込みデータを前記所定のビット列の各ビットの値を反転したビット列に固定する、書込みデータ生成回路をさらに備える、半導体メモリ。
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