JP2015072461A - 光電気混載基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産性に優れ、かつ電子部品を実装するための広い領域を確保できる光電気混載基板を提供する。
【解決手段】光電気混載基板1は、フッ素樹脂を主成分とする絶縁層2と、この絶縁層の両面に積層される導体層3,4とを備え、絶縁層2内に光信号を導体層内面での反射により伝搬するよう構成される光通信機構を備えている。導体層3,4の絶縁層2側面の算術平均粗さRaとしては、1.5μm以下が好ましい。また、絶縁層2の平均厚さとしては、21μm以上120μm以下が好ましい。また、光通信機構が、光信号を出光する発光部と光信号を受光する受光部とを有し、発光部が、一対の導体層3、4のいずれか一方に形成される貫通孔7と、この貫通孔7に光信号を入射する発光素子5とを有し、受光部が、一対の導体層3、4のいずれか一方に形成される貫通孔8と、この貫通孔8から出射する光信号を受光する受光素子6とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光信号と電気信号を伝送できる光電気混載基板に関する。
近年、電気機器における処理速度の高速化の要求は高まる一方である。これに伴い、これら電気機器に内蔵される電気回路基板における電気信号の伝送速度の高速化が要求されている。このような背景のもと、電気信号の伝送速度限界を突破する一つの手段として、光信号による伝送が考えられており、電気回路基板と光導波路とを混載した光電気混載基板が種々提案されている。
このような光電気混載基板として、基板の上にこれと平行となるように順次形成された下部クラッド層、コア層及び上部クラッド層からなる光導波路を積層した光電気混載基板が提案されている(例えば特開2004−325636号公報)。この光電気混載基板では、基板の表面に設けられた電気配線によって電気信号を伝送するとともに、光導波路を構成するコア層とクラッド層との界面で反射させることによって光信号を伝送している。
特開2004−325636号公報
従来から提案されている光電気混載基板は、光導波路と電気回路基板とを個々に形成した後に両者を組み合わせたり、電気回路基板に電子部品を実装した後に光導波路を形成することにより作製されていた。そのため、光導波路と電気回路基板とを組み合わせる際に機械的誤差が生じ、その後の受発光素子を実装する際の光学調整が複雑な工程となっていた。また、光導波路を電気回路基板上に設ける構成では、その光導波路も実装部品となるため、電気回路基板の電子部品を実装可能な面積が減少していた。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、生産性に優れ、電子部品を実装するための広い領域を確保できる光電気混載基板を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一態様に係る光電気混載基板は、フッ素樹脂を主成分とする絶縁層と、この絶縁層の両面に積層される導体層とを備え、上記絶縁層内に光信号を導体層内面での反射により伝搬するよう構成される光通信機構を備えている光電気混載基板である。
本発明の光電気混載基板は、生産性に優れ、電子部品を実装するための広い領域を確保できる。
本発明の第一実施形態に係る光電気混載基板の模式的断面図である。 本発明の第二実施形態に係る光電気混載基板の模式的断面図である。 本発明の第三実施形態に係る光電気混載基板の模式的断面図である。 本発明の他の実施形態に係る光電気混載基板の模式的断面図である。
[本発明の実施形態の説明]
上記課題を解決するためになされた本発明の一態様に係る光電気混載基板は、フッ素樹脂を主成分とする絶縁層と、この絶縁層の両面に積層される導体層とを備え、上記絶縁層内に光信号を導体層内面での反射により伝搬するよう構成される光通信機構を備えている光電気混載基板である。
可視光用の光学材料として広く用いられてきたポリメチルメタクリレート(PMMA)やポリスチレン(PS)は、分子鎖内に炭素−水素結合(C−H結合)を有している。このため、近赤外域の吸収スペクトルには、C−H結合の伸縮信号の高調波と変角振動との結合に由来するピークが存在している。これらの樹脂では、光通信波長域(1.0μm〜1.7μm)の全域にわたって低損失の光通信が達成されることがない。当該光電気混載基板は、絶縁層がフッ素樹脂を主成分としているので、光通信波長域の光信号の損失が他の樹脂より小さく、低損失な光伝送が実現される。つまり、フッ素樹脂により、光通信波長域(0.8μm以上1.7μm以下)での吸収ピークを低減し、この光通信波長域の全域に亘って光透過損失を極めて少なくできる。また、当該光電気混載基板は、電気回路基板を構成する絶縁層を光信号の伝送経路として使用しているので、基板上に光導波路を設ける必要がなく、電子部品の実装可能な領域を広くでき、電子部品の搭載自由度が向上する。また、導体層内面すなわち導体層の絶縁層側の面での反射により、絶縁層内に光信号を伝搬しているので、絶縁層が薄くても光信号を伝搬することができ、当該光電気混載基板を薄く構成することができる。ここで、「低損失」とは、絶縁層内を伝搬する光信号を透過できることを意味し、例えば0.8μm以上1.7μm以下の波長を有する光が絶縁層に入射したときに、その光の絶縁層の透過率が50%以上であることを意味する。透過率とは、光の透過率であり、絶縁層への平行入射光束に対する絶縁層から出射する透過光束の割合である。
上記導体層の絶縁層側面の算術平均粗さRaとしては、1.5μm以下が好ましい。上記導体層の絶縁層側面の算術平均粗さRaが上記範囲内であることで、光信号の導体層内面での反射時の損失が低減され、より低損失な光伝送が実現される。
上記絶縁層の平均厚みとしては、21μm以上120μm以下が好ましい。このように上記絶縁層の平均厚みが上記範囲内であることで、絶縁層内を伝搬する光信号の経路が短くなり、絶縁層内伝搬中の光信号の損失が低減されるので、より低損失で光信号が伝送される。また、当該光電気混載基板の薄型化が図れる。さらに、当該光電気混載基板の変形や破損が防止される。
当該光電気混載基板は、上記光通信機構が絶縁層内に区分される光導波路を有しないとよい。このようにすると、簡易な工程で当該光電気混載基板を作製することができ、当該光電気混載基板のコストを低減できる。当該光電気混載基板は、絶縁層内を伝搬する光信号が反射する位置に導体層があればよく、例えば電源ラインやGNDラインを上記導体層として利用することで、絶縁層内に区分される光導波路を設けることなく、低損失な光伝送を実現できる。ここで、「区分される光導波路」とは、絶縁層及び導体層への主に光導波路を構成するための部材の追加、又は絶縁層及び導体層への主に光導波路を構成するための加工により光が反射する部分が追加形成された光の伝送経路を意味する。
当該光電気混載基板は、上記光通信機構が、光信号を出光する発光部と光信号を受光する受光部とを有し、上記発光部が、一対の導体層のいずれか一方に形成される貫通孔と、この貫通孔に光信号を入射する発光素子とを有し、上記受光部が、一対の導体層のいずれか一方に形成される貫通孔と、この貫通孔から出射する光信号を受光する受光素子とを有するとよい。このように光信号を伝搬する光通信機構を構成することで、当該光電気混載基板をより容易かつ確実に製造できる。
当該光電気混載基板は、上記発光部の貫通孔及び受光部の貫通孔内に露出する一対の絶縁層表面が、発光部及び受光部の対向方向外側かつ絶縁層内方に傾斜する傾斜面を有するとよく、上記傾斜面の傾斜角としては、64°以上68°以下が好ましい。このように、当該光電気混載基板は、貫通孔内に露出する一対の絶縁層表面を上記角度の範囲内で傾斜させた構成とするとよい。これにより、発光素子から出光した光信号が空気中からフッ素樹脂を主成分とする絶縁層表面へ入射する角度及び絶縁層表面から受光素子へ向けて空気中へ出射する角度がブリュースター角に近くなり、絶縁層表面での光信号の反射が低減されるので、より光信号の損失が低減される。
上記光通信機構の光信号の波長としては、0.8μm以上1.7μm以下が好ましい。当該光電気混載基板は、フッ素樹脂を主成分とする絶縁層を光信号の伝送経路として使用する。これにより、光信号をより確実に低損失で伝送することができる。
当該光電気混載基板は、上記絶縁層の中層にガラスクロスが埋め込まれているとよい。上記絶縁層の中層にガラスクロスを埋め込むことにより、当該光電気混載基板の剛性が高くなる。また、上記ガラスクロスは上記絶縁層内を伝搬する光信号を反射させて進行させるので、絶縁層内を伝搬する光信号の経路が短くなり、当該光電気混載基板による光信号の伝送をより低損失で行わせることができる。
上記ガラスクロスの平均線密度としては、50本/25mm以上が好ましい。このようにガラスクロスの平均線密度を上記範囲内とすることにより、ガラスクロスの反射率が大きくなり、絶縁層内を進行してきた光信号をガラスクロスの層で確実に反射することができるので、より低損失で光信号が伝送される。
[本発明の実施形態の詳細]
以下に図面を参照しつつ、本発明の実施形態に係る光電気混載基板の詳細を説明する。
[第一実施形態]
図1の当該光電気混載基板1は、フッ素樹脂を主成分とする絶縁層2と、絶縁層2の両面に積層された第1導体層3及び第2導体層4を備えている。また当該光電気混載基板1は、第1導体層3及び第2導体層4の内面で光信号を反射させ絶縁層2内に光信号を伝搬するように構成される光通信機構を備えている。なお、図1においてLは、光信号の経路を模式的に示している。
<導体層>
第1導体層3及び第2導体層4の一対の導体層は、絶縁層2の両面に積層されており、電気信号を伝送する。第1導体層3及び第2導体層4は、配線パターンとして形成されていてもよく、第1導体層3及び第2導体層4の外面側には、電子部品が実装される。また、第1導体層3及び第2導体層4は、絶縁層2に積層される側の表面にカップリング剤が化学結合により固定されていることが好ましい。
第1導体層3及び第2導体層4のそれぞれの平均厚みの下限としては、7μmが好ましく、12μmがより好ましい。また、第1導体層3及び第2導体層4のそれぞれの平均厚みの上限としては、25μmが好ましく、18μmがより好ましい。上記第1導体層3及び第2導体層4の平均厚みが上記上限を超えると、光電気混載基板の薄型化が困難となるおそれがある。また、上記第1導体層3及び第2導体層4の平均厚みが上記下限未満になると、第1導体層3及び第2導体層4の抵抗が大きくなり電気伝導性能が低下するおそれがある。
第1導体層3及び第2導体層4は、それらの内面(絶縁層2側の面)で、絶縁層2内を伝搬する光信号を反射させる。そのため、第1導体層3及び第2導体層4の内面は、絶縁層2内を伝搬する光信号の損失を抑制できるように、光信号の吸収が少なく反射率が大きいことが好ましい。
第1導体層3及び第2導体層4の内面の算術平均粗さRaの上限としては、1.5μmが好ましく、0.1μmがより好ましい。また、第1導体層3及び第2導体層4の内面の算術平均粗さRaの下限としては、0.001μmが好ましい。第1導体層3及び第2導体層4の内面の算術平均粗さRaが上記上限を超えると、光信号が第1導体層3及び第2導体層4で反射する際に散乱して損失となる光信号成分が多くなり、光信号の損失低減効果が得られなくなるおそれがある。一方、第1導体層3及び第2導体層4の内面の算術平均粗さRaが上記下限未満になると、製造コストが増加し、また絶縁層2との接着強度が低下して剥がれやすくなるおそれがある。なお、上記算術平均粗さRaは、JIS−B0601(2013)に準拠して求めることができる。例えば、当該光電気混載基板1から化学的に絶縁層2を除去して絶縁層2と第1導体層3及び第2導体層4との界面を露出させたのち、基準長さ及びカットオフ値を2mm、評価長さを10mmとして第1導体層3及び第2導体層4の露出表面を測定することにより、上記算術平均粗さRaを求めることができる。また、絶縁層2は透過率が高いので、上記算術平均粗さRaを光学的に測定することもできる。
第1導体層3及び第2導体層4を形成する材料としては、電気抵抗率の小さい金属が好ましく、例えばアルミニウム、銀、金、銅等が挙げられる。これらの金属箔や金属メッキにより第1導体層3及び第2導体層4を形成するとよい。特に、光信号が反射する際の第1導体層3及び第2導体層4での光信号の散乱による損失を抑制するために、絶縁層2に積層される側の面が粗面化されていない金属箔を絶縁層2に貼り合せて第1導体層3及び第2導体層4を形成することが好ましい。この金属箔としては銅箔が好ましい。
(カップリング剤)
カップリング剤は、第1導体層3及び第2導体層4と絶縁層2との接合強度を高めるために用いられる。このカップリング剤としては、シラン系カップリング剤が好ましく、中でも、N原子又はS原子を含む官能基(以下、「親水性有機官能基」ともいう)を持つシラン系カップリング剤がより好ましい。このようなシラン系カップリング剤は、絶縁層2を構成するフッ素樹脂と化学結合する。シラン系カップリング剤と絶縁層2のフッ素樹脂との間の化学結合は、共有結合だけで構成される場合と、共有結合及び水素結合を含む場合とがある。また、上記親水性有機官能基の一部は、第1導体層3及び第2導体層4の内面と化学結合する。
N原子を含む官能基としては、例えばアミノ基、ウレイド基等を挙げることができる。
N原子を含む官能基を持つシラン系カップリング剤としては、例えばアミノアルコキシシラン、ウレイドアルコキシシラン、これらの誘導体が挙げられる。
アミノアルコキシシランとしては、例えば3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。
アミノエトキシシランの誘導体としては、例えば3−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチル−ブチリデン)プロピルアミン等のケチミン、N−(ビニルベンジル)−2−アミノエチル−3−アミノプロピルトリメトキシシランの酢酸塩等のシラン系カップリング剤の塩などが挙げられる。
ウレイドアルコキシシランとしては、例えば3−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン、γ−(2‐ウレイドエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。
S原子を含む官能基としては、例えばメルカプト基、スルフィド基等が挙げられる。
S原子を含む官能基を持つシラン系カップリング剤としては、例えばメルカプトアルコキシシラン、スルフィドアルコキシシラン、これらの誘導体が挙げられる。
メルカプトアルコキシシランとしては、例えば3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピル(ジメトキシ)メチルシラン、メルカプトオルガニル(アルコキシシラン)等が挙げられる。
スルフィドアルコキシシランとしては、例えばビス(3−(トリエトキシシリル)プロピル)テトラスルフィド、ビス(3−(トリエトキシシリル)プロピル)ジスルフィド等が挙げられる。
上記シラン系カップリング剤としては、変性基を導入したものであってもよい。変性基としては、フェニル基が好ましい。
例示したシラン系カップリング剤の中でも、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、ビス(3−(トリエトキシシリル)プロピル)テトラスルフィドが特に好ましい。
カップリング剤としては、N原子又はS原子を含む官能基を持つシラン系カップリング剤に代えて、又はこのシラン系カップリング剤に加えて他のカップリング剤を使用することができる。他のカップリング剤としては、絶縁層2のフッ素樹脂又はそのラジカルに対して反応性を有する官能基を含み、第1導体層3及び第2導体層4に化学結合できる官能基等を含むものが好ましく、例えばチタン系カップリング剤を使用することができる。
チタン系カップリング剤としては、例えばイソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリステアロイルチタネート、イソプロピルトリオクタノイルチタネート、イソプロピルジメタクリルイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリドデシルベンゼンスルホニルチタネート、イソプロピルイソステアロイルジアクリルチタネート、イソプロピルトリ(ジオクチルホスフェート)チタネート、イソプロピルトリクミルフェニルチタネート、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロホスフェート)チタネート、イソプロピルトリ(n−アミノエチル−アミノエチル)チタネート、テトライソプロピルビス(ジオクチルホスファイト)チタネート、テトラオクチルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート、テトラ(2,2−ジアリルオキシメチル−1−ブチル)ビス(ジトリデシル)ホスファイトチタネート、ジクミルフェニルオキシアセテートチタネート、ビス(ジオクチルパイロホスフェート)オキシアセテートチタネート、ジイソステアロイルエチレンチタネート、ビス(ジオクチルパオロホスフェート)エチレンチタネート、ビス(ジオクチルパオロホスフェート)ジイソプロピルチタネート、テトラメチルオルソチタネート、テトラエチルオルソチタネート、テトラプロピルオルソチタネート、テトライソプロピルテトラエチルオルソチタネート、テトラブチルオルソチタネート、ブチルポリチタネート、テトライソブチルオルソチタネート、2−エチルヘキシルチタネート、ステアリルチタネート、クレシルチタネートモノマー、クレシルチタネートポリマー、ジイソプロポキシ−ビス−(2,4−ペンタジオネート)チタニウム(IV)、ジイソプロピル−ビス−トリエタノールアミノチタネート、オクチレングリコールチタネート、チタニウムラクテート、アセトアセティックエスチルチタネート、ジイソプロポキシビス8アセチルアセトナト)チタン、ジ−n−ブトキシビス(トリエタノールアルミナト)チタン、ジヒドロキシビス(ラクタト)チタン、チタニウム−イソプロポキシオクチレングリコレート、テトラ−n−ブトキシチタンポリマー、トリ−n−ブトキシチタンモノステアレートポリマー、ブチルチタネートダイマー、チタンアセチルアセトネート、ポリチタンチタンアセチルアセトネート、チタンオクチレングリコレート、チタンラクテートアンモニウム塩、チタンラクテートエチルエステル、チタントリエタノールアミネート、ポリヒドロキシチタンステアレート等が挙げられる。
<絶縁層>
絶縁層2は、両面に第1導体層3及び第2導体層4が積層されて構成される電気回路基板の内層であり、フッ素樹脂を主成分とする。この絶縁層2は、光信号を低損失で伝搬できれば、フッ素樹脂以外に必要に応じて任意成分を含んでいてもよい。ここで、「主成分」とは、絶縁層2を構成する成分のうち最も含有量が多い成分であり、例えば含有量が50質量%以上の成分をいう。
絶縁層2の平均厚みの下限としては、21μmが好ましく、53μmがより好ましい。また、絶縁層2の平均厚みの上限としては、120μmが好ましく、106μmがより好ましい。上記絶縁層2の平均厚みが上記上限を超えると、絶縁層2内を伝搬する光信号の経路が長くなり、損失が増加して光信号の損失低減効果が得られなくなるおそれがあり、また当該光電気混載基板1の薄型化が困難となるおそれがある。また、上記絶縁層2の平均厚みが上記下限未満になると、当該光電気混載基板の剛性が低下して、当該光電気混載基板が変形又は破損しやすくなるおそれがある。
絶縁層2内を伝搬する光信号の波長に対する絶縁層2の透過率の下限としては、50%が好ましく、60%がより好ましい。また、上記透過率の上限としては、90%が好ましく、80%がより好ましい。上記透過率が上記下限未満になると、後述する発光部及び受光部間の絶縁層2を光導波路として利用する通信ができなくなるおそれがある。また、上記透過率が上記上限を超えると、入射光の強さを調整する部品を追加する必要が生じ、当該光電気混載基板11のコストが高くなるおそれがある。
(フッ素樹脂)
フッ素樹脂は、高分子鎖の繰り返し単位を構成する炭素原子に結合する水素原子の少なくとも1つが、フッ素原子又はフッ素原子を有する有機基(以下「フッ素原子含有基」ともいう)で置換されたものをいう。フッ素原子含有基は、直鎖状又は分岐状の有機基中の水素原子の少なくとも1つがフッ素原子で置換されたものであり、例えばフルオロアルキル基、フルオロアルコキシ基、フルオロポリエーテル基等が挙げられる。
「フルオロアルキル基」とは、少なくとも1つの水素原子がフッ素原子で置換されたアルキル基を意味し、「パーフルオロアルキル基」を包含する。具体的には、「フルオロアルキル基」は、アルキル基の全ての水素原子がフッ素原子で置換された基、アルキル基の末端の1個の水素原子以外の全ての水素原子がフッ素原子で置換された基等を包含する。
「フルオロアルコキシ基」とは、少なくとも1つの水素原子がフッ素原子で置換されたアルコキシ基を意味し、「パーフルオロアルコキシ基」を包含する。具体的には、「フルオロアルコキシ基」は、アルコキシ基の全ての水素原子がフッ素原子で置換された基、アルコキシ基の末端の1個の水素原子以外の全ての水素原子がフッ素原子で置換された基等を包含する。
「フルオロポリエーテル基」とは、繰り返し単位として複数のアルキレンオキシド鎖を有し、末端にアルキル基又は水素原子を有する1価の基であって、当該アルキレンオキシド鎖又は末端のアルキル基若しくは水素原子中の少なくとも1つの水素原子がフッ素原子で置換された基を有する1価の基を意味する。「フルオロポリエーテル基」は、繰り返し単位として複数のパーフルオロアルキレンオキシド鎖を有する「パーフルオロポリエーテル基」を包含する。
フッ素樹脂としては、テトラフルオロエチレン・ヘキサオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、及びテトラフルオロエチレン−パーフルオロジオキソール共重合体(TFE/PDD)が好ましい。
(任意成分)
任意成分としては、例えばエンジニアリングプラスチック、難燃剤、難燃助剤、酸化防止剤、反射付与剤、隠蔽剤、滑剤、加工安定剤、可塑剤、発泡剤等が挙げられる。
上記エンジニアリングプラスチックとしては、絶縁層2に求められる特性に応じて公知のものから選択して使用でき、典型的には芳香族ポリエーテルケトンを使用することができる。
この芳香族ポリエーテルケトンは、ベンゼン環がパラ位に結合し、剛直なケトン結合(−C=O)又はフレキシブルなエーテル結合(−O−)によってベンゼン環同士が連結された構造を有する熱可塑性樹脂である。そして、ケトン結合とエーテル結合とが交互に配置されたポリエーテルケトン(PEK)と、エーテル結合、エーテル結合、ケトン結合の順に結合が配置されたポリエーテルエーテルケトン(PEEK)が代表例である。芳香族ポリエーテルケトンは、耐摩耗性、耐熱性、絶縁性、加工性、接合性等に優れるものであり、芳香族ポリエーテルケトンを絶縁層2に含ませた場合、第1導体層3及び第2導体層4に対する絶縁層2の接合性等が改善される。
芳香族ポリエーテルケトンとしては、市販品を使用することができる。芳香族ポリエーテルケトンとしては、様々なグレードのものが市販されており、市販されている単一のグレードの芳香族ポリエーテルケトンを単独で使用してもよく、複数のグレードの芳香族ポリエーテルケトンを併用してもよい。また、芳香族ポリエーテルケトンとしては、変性した芳香族ポリエーテルケトンを使用してもよい。
エンジニアリングプラスチックの含有量としては、特に限定はないが、フッ素樹脂との質量比で、20:80以上50:50以下が好ましく、35:65以上45:55以下がより好ましい。エンジニアリングプラスチックの含有量が上記下限未満であると、絶縁層2の特性を充分に改善することができないおそれがある。一方、エンジニアリングプラスチックの含有量が上記上限を超えると、フッ素樹脂の有利な特性を充分に発現させることができないおそれがある。
難燃剤としては、公知の種々のものを使用することができ、例えば臭素系難燃剤、塩素系難燃剤等のハロゲン系難燃剤が挙げられる。
難燃助剤としては、公知の種々のものを使用することができ、例えば三酸化アンチモン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、公知の種々のものを使用することができ、例えばフェノール系酸化防止剤等が挙げられる。
反射付与剤としては、公知の種々のものを使用することができ、例えば酸化チタン等が挙げられる。
絶縁層2は、電離放射線照射されたものであることが好ましい。絶縁層2に電離放射線照射を行うことで、フッ素樹脂がラジカル化される。電離放射線照射は、加熱下で行うことが好ましい。フッ素樹脂のラジカル化は、加熱により行うこともできる。
フッ素樹脂には、ラジカル部分にカップリング剤の親水性有機官能基が化学結合することで、カップリング剤が化学結合されるものと推定される。フッ素樹脂とカップリング剤との間には多数の化学結合が存在するが、これらの化学結合は、共有結合だけで構成される場合、又は、共有結合及び水素結合の両者を含む場合のいずれかの構成であると考えられる。このように、フッ素樹脂のラジカル部分にカップリング剤を化学結合させ、さらに上述のようにカップリング剤を第1導体層3及び第2導体層4に化学結合することで、フッ素樹脂と第1導体層3及び第2導体層4との間にカップリング剤を介在させた架橋構造が形成される。その結果、フッ素樹脂と第1導体層3及び第2導体層4の表面とが架橋されることで、絶縁層2がフッ素樹脂製の場合であっても、絶縁層2と第1導体層3及び第2導体層4との接合強度を高めることができる。
また、フッ素樹脂がラジカル化されることで、フッ素樹脂分子同士が架橋され、絶縁層2が芳香族ポリエーテルケトン等のエンジニアリングプラスチックを含む場合にはフッ素樹脂とエンジニアリングプラスチックとが架橋される。架橋によるフッ素樹脂分子同士の結合、フッ素樹脂とエンジニアリングプラスチックとの結合は共有結合であり、この共有結合はフッ素樹脂の分子間結合(F−F結合)に比べて強い。そのため、当該光電気混載基板1では、フッ素樹脂分子同士が架橋され、又はフッ素樹脂がエンジニアリングプラスチックと架橋されることで、絶縁層2の機械的強度を向上させることが可能となる。
さらに、上記シラン系カップリング剤は、第1導体層3及び第2導体層4と絶縁層2との間にはÅオーダーで存在しているものと推定される。そのため、上記カップリング剤は、第1導体層3及び第2導体層4の表面性状に殆ど影響を与えず、第1導体層3及び第2導体層4の表面が粗面化されることもないため、カップリング剤による信号伝達性能の悪化が殆ど生じないものと考えられる。
一方、第1導体層3及び第2導体層4にカップリング剤を存在させなくても、電離放射線照射等によりフッ素樹脂をラジカル化させた場合、フッ素樹脂のラジカル部分が第1導体層3及び第2導体層4と架橋構造を形成する。そのため、絶縁層2がフッ素樹脂製であっても、第1導体層3及び第2導体層4にカップリング剤を用いることなく、フッ素樹脂と第1導体層3及び第2導体層4の表面とを架橋することで、絶縁層2と第1導体層3及び第2導体層4との接合強度を高めることが可能である。
ここで、電離放射線としては、電子線、高エネルギーイオン線等の荷電粒子線、γ線、X線等の高エネルギー電磁波、中性線等が挙げられ、中でも電子線が好ましい。これは、電子線発生装置が比較的安価であり、大出力の電子線が得られると共に架橋度の制御が容易であるためである。
電離放射線照射の照射線量としては、広い範囲で効果が得られるので任意に用いてもよいが、50KGy〜800KGy程度が好ましい。電離放射線の照射線量が上記下限未満であると、架橋が不十分となり絶縁層2の機械的強度の向上効果、第1導体層3及び第2導体層4と絶縁層2との接合強度の向上効果等が十分に得られないおそれがある。一方、電離放射線の照射線量が上記上限を超えると、樹脂成分の分解(ポリマー主鎖の切断)が過剰となって絶縁層2の機械的強度が低下するおそれがある。これに対して、照射線量を50〜800kGyとすれば、架橋を十分に進行させることができると共に樹脂成分の分解も少なく、十分な機械的強度及び接合強度等が得られる。
電離放射線照射は、低酸素又は無酸素の雰囲気下において絶縁層2又はこの絶縁層2を形成する直前の樹脂材料を加熱した状態で行うことが好ましい。
電離放射線照射を低酸素又は無酸素の雰囲気下で行うことで、第1導体層3及び第2導体層4に対する絶縁層2の接合強度を向上させることができる。具体的には、酸素濃度が1000ppm未満であれば、接合強度の向上効果が得られる。酸素濃度が500ppm以下であれば、顕著な接合強度の改善効果が得られ、100ppm以下でより顕著な接合強度の向上効果が得られる。なお、電離放射線照射時の酸素濃度の制御の安定性及び容易性の観点からは、酸素濃度としては10ppm以下が好ましい。
電離放射線照射時の加熱温度は、絶縁層2の主成分であるフッ素樹脂の融点以上が好ましい。上記加熱温度としては、上記融点より80℃高い温度以下が好ましく、上記融点より40℃高い温度以下がより好ましい。加熱温度を樹脂の融点よりも高い温度で行うことで、フッ素樹脂のラジカル化及び架橋を適切に促進することができる。その一方、上記加熱温度の上限をフッ素樹脂の融点よりも80℃高い温度以下とすることで、フッ素樹脂の熱分解(ポリマー主鎖の切断)を抑制でき、絶縁層2の機械的強度や接合強度の低下を抑制できる。
なお、絶縁層2がエンジニアリングプラスチックを含有する場合、電離放射線照射時の加熱温度は、フッ素樹脂及びエンジニアリングプラスチックの融点以上が好ましい。このように加熱温度を設定することで、フッ素樹脂とエンジニアリングプラスチックとを架橋して絶縁層2の機械的強度等をさらに高めることができる。
<光通信機構>
上記光通信機構は、光信号を出光する発光部と、光信号を受光する受光部とを有し、発光部が発光した光信号を、絶縁層2内を伝搬させて受光部で受光する機構である。この光通信機構は、絶縁層2内に、区分される光導波路を構成するものではなく、電気回路基板を構成している絶縁層2、第1導体層3及び第2導体層4を光導波路として利用するものである。
(発光部)
上記発光部は、第1導体層3に形成された第1貫通孔7と、この第1貫通孔7に光信号を入射する発光素子5とを有している。
発光素子5は、第1導体層3の外面に実装される。発光素子5として、LED、レーザーダイオード(LD)、垂直共振器面発光レーザー(VCSEL)などを用いることができる。当該光電気混載基板1の構成では、実装の容易さの点からVCSELを用いることが好ましい。
発光素子5が出光する光信号の波長の下限としては、0.8μmが好ましく、0.84μmがより好ましい。また、発光素子5が出光する光信号の波長の上限としては、1.7μmが好ましく、1.5μmがより好ましい。上記出光する光信号の波長が上記上限を超えた場合及び上記下限未満の場合には、フッ素樹脂を主成分とする絶縁層2内を進行する際の光信号の損失が大きくなり、光信号の損失低減効果が得られなくなるおそれがある。
第1貫通孔7に露出している絶縁層2の表面(第1傾斜面9)は、発光部及び受光部の対向方向外側かつ絶縁層2内方に傾斜して構成されている。
この第1傾斜面9の傾斜角θの下限としては、64°が好ましく、65°がより好ましい。また、第1傾斜面9の傾斜角θの上限としては、68°が好ましく、67°がより好ましい。上記範囲の傾斜角θは、発光素子5が出光した光信号が絶縁層2の第1傾斜面9へ入射する角度を、光信号が空気中からフッ素樹脂へ入射する際のブリュースター角に近づける角度である。第1傾斜面9の傾斜角θが上記下限未満である場合及び上記上限を超える場合には、発光素子5から出光した光信号が絶縁層2の第1傾斜面9へ入射する際に第1傾斜面9で反射する光信号成分が増加し、光信号の損失低減効果が得られなくなるおそれがある。
第1傾斜面9の算術平均粗さRaの上限としては、1.5μmが好ましく、1.0μmがより好ましい。第1傾斜面9の算術平均粗さRaが上記上限を超えると、光通信機構で光信号を伝送できる距離が短くなるおそれがある。なお、第1傾斜面9通過時の光信号の損失を抑制するため、第1傾斜面9における拡散反射は少ないほど好ましい。
(受光部)
上記受光部は、第1導体層3に形成された第2貫通孔8と、この第2貫通孔8を介して絶縁層2表面から出射される光信号を受光する受光素子6とを有している。
受光素子6は、第1導体層3の外面に実装される。すなわち図1に示すように、受光素子6は、当該光電気混載基板1の発光素子5と同じ側に実装される。受光素子6として、太陽電池、フォトダイオード(PD)、アバランシェ・フォトダイオード(APD)などを用いることができる。特に、受光素子6として帯域選択機能を有するPDを用いることが好ましい。帯域選択機能を有するPDを用いると、当該光電気混載基板1は、より信頼性の高い周波数で光伝送を行うことができる。
第2貫通孔8に露出している絶縁層2の表面(第2傾斜面10)は、発光部及び受光部の対向方向外側かつ絶縁層2内方に傾斜して構成されている。
この第2傾斜面10の傾斜角θの下限としては、64°が好ましく、65°がより好ましい。また、第2傾斜面10の傾斜角θの上限としては、68°が好ましく、67°がより好ましい。上記範囲の傾斜角θは、絶縁層2内から受光素子6へ向けて出射される際の光信号の第2傾斜面10への入射角度を、光信号がフッ素樹脂内から空気中へ出射する際のブリュースター角に近づける角度である。第2傾斜面10の傾斜角θが上記下限未満である場合及び上記上限を超える場合には、光信号が絶縁層2の第2傾斜面10から空気中へ出射する際に第2傾斜面10で反射する光信号成分が増加し、光信号の損失が大きくなるおそれがある。
第2傾斜面10の算術平均粗さRaの上限としては、1.5μmが好ましく、1.0μmがより好ましい。第2傾斜面10の算術平均粗さRaが上記上限を超えると、光通信機構で光信号を伝送できる距離が短くなるおそれがある。なお、第2傾斜面10通過時の光信号の損失を抑制するため、第2傾斜面10における拡散反射は少ないほど好ましい。
なお、発光素子5から出光された光信号を受光素子6で受光してその光信号の情報を認識することができればよいので、当該光電気混載基板1の光信号の伝送経路上で多少の損失が生じてもよい。例えば、開放されている絶縁層2の側方から光信号の一部が外部に漏れるような構成であってもよい。
〔利点〕
当該光電気混載基板1は、光信号を伝搬する絶縁層2がフッ素樹脂を主成分としているので、光通信波長域(0.8μm以上1.7μm以下)の全域に亘って極めて小さい損失で光信号を伝送できる。
また、当該光電気混載基板1は、光信号を第1導体層3及び第2導体層4で反射させて伝搬するので、薄い絶縁層2でも光信号を伝搬することができ、当該光電気混載基板1の薄型化を図れる。また、当該光電気混載基板1は、絶縁層2を薄くできるので、絶縁層2内を伝搬する光信号の経路を短くでき、より低損失な光伝送を実現できる。
また、当該光電気混載基板1は、絶縁層2内に区分される光導波路を形成しなくてもよく、光導波路として利用する絶縁層2、第1導体層3及び第2導体層4を電気回路基板の作製工程で形成できる。また、光導波路と電気回路基板との組み合わせ時に生じるような機械的誤差が生じないので容易に光学調整をすることができる。そのため、当該光電気混載基板は製造コストに優れる。
[第二実施形態]
図2の光電気混載基板11は、フッ素樹脂を主成分とする絶縁層12と、絶縁層12の両面に積層された第1導体層3及び第2導体層4とを備えている。また当該光電気混載基板11は、絶縁層12の中層に埋め込まれたガラスクロス13と、第1導体層3の内面、第2導体層4の内面及びガラスクロス13で光信号を反射させ絶縁層12内に光信号を伝搬するように構成される光通信機構とを備えている。当該光電気混載基板11は、絶縁層12の中層にガラスクロス13が埋め込まれている以外は、図1の光電気混載基板1と同様の構成であるため、同一符号を付して説明を省略する。
当該光電気混載基板11は、絶縁層12の厚み方向の中央にガラスクロス13を埋め込んでいるので、絶縁層12内を伝搬する光信号の一部は、ガラスクロス13で反射して進行する。図2に実線で示すLは、第1導体層3及びガラスクロス13に反射して絶縁層12内を伝搬する光信号の経路を模式的に示している。また、図2に破線で示すLは、第2導体層4及びガラスクロス13に反射して絶縁層12内を伝搬する光信号の経路を模式的に示している。第1導体層3とガラスクロス13との間を進行する光信号(経路Lの光信号)は、ガラスクロス13で反射するとともに、一部の光信号はガラスクロス13を透過して第2導体層4側へ進行する(経路Lの光信号)。第2導体層4で反射した光信号(経路Lの光信号)は、次にガラスクロス13で反射して第2導体層4側へ進行するとともに、その一部の光信号はガラスクロス13を透過して第1導体層3側へ進行する。ガラスクロス13を透過して第1導体層3側へ進行した光信号は、第1導体層3側を進行する経路Lの光信号に合成されて進行する。そして、合成された光信号が、絶縁層12の傾斜面10から出射して受光素子6によって受光される。
図2に示すように、絶縁層12内に埋め込まれたガラスクロス13と第1導体層3との距離は、第1導体層3と第2導体層4との距離よりも小さく、ガラスクロス13及び第1導体層3間の半分程度の距離である。すなわち、当該光電気混載基板11は、ガラスクロス13が埋め込まれていない場合の絶縁層12の厚み(第1導体層3と第2導体層4との距離)に比べて、約半分の厚みの絶縁層12の部分を光信号が伝搬するので、絶縁層12内を伝搬する光信号の経路が短くなり、光伝送の損失が低減される。
上記ガラスクロス13の平均厚みの上限としては、30μmが好ましく、15μmがより好ましい。また、上記ガラスクロス13の平均厚みの下限としては、1μmが好ましく、2μmがより好ましい。ガラスクロス13の平均厚みが上記上限を超えると、不要に厚くなり当該光電気混載基板11を薄型化することが困難となるおそれがある。また、ガラスクロス13の平均厚みが上記下限未満であると、ガラスクロス13を透過する光成分が多くなり、光信号の損失低減効果が得られないおそれがある。
絶縁層12の中層に埋め込む上記ガラスクロス13は、ガラスを布帛状に形成したものである。当該光電気混載基板11は、ガラスクロス13を用いることにより、光信号がガラスクロス13で反射する際の散乱を抑制でき、光伝送の損失を低減できる。
上記ガラスクロス13の平均線密度の下限としては、50本/25mmが好ましく、90本/25mmがさらに好ましい。また、上記ガラスクロス13の平均線密度の上限としては、120本/25mmが好ましく、110本/25mmがさらに好ましい。ガラスクロス13の平均線密度が上記下限未満になると、ガラスクロス13を透過する光信号の量が多くなり、光信号の損失低減効果が得られなくなるおそれがある。また、ガラスクロス13の平均線密度が上記上限を超えると、当該光電気混載基板11のコストが高くなるおそれがある。
ガラスクロス13と第1導体層3との間、及びガラスクロス13と第2導体層4との間の部分の絶縁層12の平均厚みの下限としては、それぞれ5μmが好ましく、17.5μmがより好ましい。また、上記部分の絶縁層12の平均厚みの上限としては、それぞれ55μmが好ましく、45.5μmがより好ましい。上記部分の絶縁層12の平均厚みが上記上限を超えると、絶縁層12内を伝搬する光信号の経路が長くなり、損失が増加して光信号の損失低減効果が得られなくなるおそれがある。また、当該光電気混載基板11の薄型化が困難となるおそれがある。逆に、上記部分の絶縁層12の平均厚みが上記下限未満になると、絶縁層12内を伝搬する光信号のガラスクロス13との反射回数が増加し、ガラスクロス13との反射の際の散乱による光信号の損失が増加するおそれがある。
〔利点〕
当該光電気混載基板11は、絶縁層12の中層にガラスクロス13を埋め込んだことにより、当該光電気混載基板11の剛性を高くできるとともに、絶縁層12内の光信号の伝搬経路を短くでき、より損失を低減した光伝送を実現できる。
[第三実施形態]
図3に示す本発明の第三実施形態に係る光電気混載基板21は、3層の導体層を有する基板であり、第2導体層25、第2絶縁層23、第3導体層26、第1絶縁層22及び第1導体層24が、この順に積層されている。
第1絶縁層22及び第2絶縁層23は、第一実施形態の絶縁層2と同様に、フッ素樹脂を主成分とするフッ素樹脂製である。第1導体層24、第2導体層25及び第3導体層26は、第一実施形態の第1導体層3及び第2導体層4と同じ材質のものを用いることができる。
第1導体層24の外面には、第1発光素子27、第2発光素子28、第1受光素子29及び第2受光素子30が実装されている。当該光電気混載基板21は、第1発光素子27から出光した光信号を第1絶縁層22内を伝搬させて第1受光素子29へ伝送する。また、当該光電気混載基板21は、第2発光素子28から出光した光信号を第1絶縁層22を介して第2絶縁層23へ入射させ、第2絶縁層23内を伝搬させて第2受光素子30へ伝送する。
図3に示すLは第1発光素子27から第1受光素子29へ伝送される光信号の経路を模式的に示し、Lは第2発光素子28から第2受光素子30へ伝送される光信号の経路を模式的に示している。当該光電気混載基板21は、経路Lに示すように、第1発光素子27から出光した光信号を第1導体層24及び第3導体層26で反射させて、第1導体層24と第3導体層26との間の第1絶縁層22内を伝搬させる。一方、当該光電気混載基板21は、経路Lに示すように、第2発光素子28から出光した光信号を第2導体層25及び第3導体層26で反射させて、第2導体層25と第3導体層26との間の第2絶縁層23内を伝搬させる。
このように、当該光電気混載基板21は、複数の絶縁層(第1絶縁層22及び第2絶縁層23)を光信号の伝送経路として使用している。当該光電気混載基板21は、経路L及び経路Lに沿って伝搬する光信号を同じ第3導体層26に反射させて、それぞれ第1絶縁層22及び第2絶縁層23内を伝搬させる。つまり、第3導体層26は、異なる伝送経路に共用して利用されている。
〔利点〕
当該光電気混載基板21は、異なる絶縁層内を伝搬する光信号が反射する導体層を共用する構成なので、光信号を伝搬する絶縁層ごとに導体層を設ける場合に比べて導体層の層数を少なくすることができる。これにより、当該光電気混載基板21のコストを低減できると共に、当該光電気混載基板21の薄型化を図ることができる。
[他の実施形態]
今回開示された実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
上記各実施形態では、発光素子及び受光素子を共に第1導体層の外面に配置する構成としたが、受光素子を発光素子が配置される導体層とは反対側の導体層の外面に配置する構成としてもよい。
図4に示す他の実施形態の当該光電気混載基板31は、発光素子5を配置した第1導体層32とは反対側の第2導体層33に受光素子34を配置している。当該光電気混載基板31では、絶縁層2内を伝搬してきた光信号を外部に出射させるための第2貫通孔35を第2導体層33に形成している。
この構成により、第1導体層32側に実装されている発光素子5が出光する光信号が、反対側の面の第2導体層33に実装されている受光素子34へ伝送される。これにより、当該光電気混載基板31は、光伝送によって一方の面側から発信する信号を他方の面側へ伝送することができる。
また、上記第二実施形態では、絶縁層の中層にガラスクロスを埋め込んだ光電気混載基板について説明したが、光電気混載基板の剛性を補強すると共に絶縁層内の光信号を反射して伝搬させる部材として、ガラスクロス以外の部材を絶縁層の中層に埋め込んだ光電気混載基板としてもよい。例えば、図2の光電気混載基板11のガラスクロス13に代えて、アラミド繊維、液晶ポリマー(LCP)繊維等を布帛状に形成したものを絶縁層の中層に埋め込んだ光電気混載基板としても、光電気混載基板の剛性の向上及び光信号の損失低減効果が得られる。
なお、上記各実施形態において、発光素子から受光素子へ伝送する光信号は、単一の周波数の光信号であってもよいし、複数の周波数を含む光信号であってもよい。
本発明の光電気混載基板は、上述のように生産性に優れ、かつ電子部品を実装するための広い領域を確保できるので、高速な処理速度が要求される電気機器などに利用でき、そのような電気機器のコストを低減できる。
1、11、21、31 光電気混載基板
2、12 絶縁層
3、24、32 第1導体層
4、25、33 第2導体層
5 発光素子
6、34 受光素子
7 第1貫通孔
8、35 第2貫通孔
9 第1傾斜面
10 第2傾斜面
13 ガラスクロス
22 第1絶縁層
23 第2絶縁層
26 第3導体層
27 第1発光素子
28 第2発光素子
29 第1受光素子
30 第2受光素子
L、L、L、L、L 光信号の経路

Claims (9)

  1. フッ素樹脂を主成分とする絶縁層と、この絶縁層の両面に積層される導体層とを備え、
    上記絶縁層内に光信号を導体層内面での反射により伝搬するよう構成される光通信機構を備えている光電気混載基板。
  2. 上記導体層内面の算術平均粗さRaが1.5μm以下である請求項1に記載の光電気混載基板。
  3. 上記絶縁層の平均厚みが21μm以上120μm以下である請求項1又は請求項2に記載の光電気混載基板。
  4. 上記光通信機構が、絶縁層内に区分される光導波路を有しない請求項1、請求項2又は請求項3に記載の光電気混載基板。
  5. 上記光通信機構が、光信号を出光する発光部と光信号を受光する受光部とを有し、
    上記発光部が、一対の導体層のいずれか一方に形成される貫通孔と、この貫通孔に光信号を入射する発光素子とを有し、
    上記受光部が、一対の導体層のいずれか一方に形成される貫通孔と、この貫通孔から出射する光信号を受光する受光素子とを有する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光電気混載基板。
  6. 上記発光部の貫通孔及び受光部の貫通孔内に露出する一対の絶縁層表面が、発光部及び受光部の対向方向外側かつ絶縁層内方に傾斜する傾斜面を有し、
    上記傾斜面の傾斜角が64°以上68°以下である請求項5に記載の光電気混載基板。
  7. 上記光通信機構の光信号の波長が0.8μm以上1.7μm以下である請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の光電気混載基板。
  8. 上記絶縁層の中層にガラスクロスが埋め込まれている請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の光電気混載基板。
  9. 上記ガラスクロスの平均線密度が50本/25mm以上である請求項8に記載の光電気混載基板。
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