JP2003043281A - 光導波回路及びその製造方法 - Google Patents

光導波回路及びその製造方法

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JP2003043281A
JP2003043281A JP2001226616A JP2001226616A JP2003043281A JP 2003043281 A JP2003043281 A JP 2003043281A JP 2001226616 A JP2001226616 A JP 2001226616A JP 2001226616 A JP2001226616 A JP 2001226616A JP 2003043281 A JP2003043281 A JP 2003043281A
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Japan
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waveguide
light
metal layer
layer
refractive index
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JP2001226616A
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Taiichi Kishimoto
泰一 岸本
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Kyocera Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 低コストで板厚が薄く、光半導体素子の誤動
作の虞れの無い光導波回路及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 n2/n1=2−1/2の関係を満たす
屈折率n1の第1のコア16Aと、屈折率n2の第2の
コア16Bとを、光の移動方向に対して45°傾斜した
平面状の界面161で接合し、このコアを金属製の反射
層18をクラッドとした導波路16を形成する。これに
より光指向性回路を構成できる。導波路16を絶縁基板
中に埋め込んで金属反射層18を導電層の一部として電
気配線パターンを配設することで、導波路と電気配線パ
ターンが混在した絶縁基板を構成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は導波路を備えた光導
波回路に係り、更に詳細には、導波路と導電用の配線パ
ターンの両方を備えた光導波回路に関する。
【0002】
【従来の技術】IT(情報技術)の急激な発達に伴い、
信号を減衰させることなく高速で大容量の信号を長距離
伝達できる光ファイバーケーブルを用いた光通信網の整
備が拡充されつつあり、光信号の形で伝送されてきた信
号を読み取り、電気信号に変換して処理する半導体装置
の開発が求められている。図10(a)は代表的な光通
信対応型の半導体装置の垂直断面図であり、図10
(b)は代表的な光通信対応型半導体装置の導光路の構
造を模式的に示した垂直断面図である。このような光通
信対応型の半導体装置100では、光通信網を伝って伝
達されてきた光信号を半導体素子に送るための光配線
と、受け取った光信号に基づいて演算処理する半導体素
子101と、半導体素子101から出力される電気信号
を取り出すための電気配線や、半導体素子を駆動するた
めの電力を供給する電源ラインなどの電気配線が必要と
なるため、半導体素子101を実装する基板には光配線
と電気配線の二つの配線層101と103とが必要とな
る。
【0003】ところで光の通り道となる導波路104
は、一般的に「コア材」と呼ばれる光を通しやすい透過
性材料からなる線状の部材の外周面をコア材より屈折率
の低い「クラッド材」と呼ばれる材料で覆うことにより
コア材外周面で全反射させて信号の強度を維持しながら
伝達する構造になっている。このコア材104もクラッ
ド材105も無機物や樹脂など、絶縁性のものが多い。
そのため、光半導体素子102に対してコア材104や
クラッド材105からなる光配線層101のほかに金属
等の導電材料で電気配線層103を設ける必用がある。
例えば、図10(a)の装置100では、半導体素子1
02の直ぐ下にクラッド材105とコア材104とから
なる光配線層101が配設されており、この光配線層1
01の下側に絶縁基板106と金属箔からなる電気配線
パターン107が配設されており、電気配線パターン1
07と光半導体素子102との間の導通は、電気配線層
103と光配線層101とをそれらの厚さ方向に貫挿さ
れたビアホール108により形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図10(a)
のような光配線層と電気配線層とを別々に形成して隣接
配置した構造では半導体装置100の厚さが大きくな
る、ビアホール108の長さが長くなり電気抵抗が増大
する等の問題がある。更に図10(a)のような光半導
体素子102の真下に光配線層101を配設すると、光
半導体素子102から発生する熱に耐え得る耐熱性のコ
ア材やクラッド材を用いる必用があり、ポリイミドな
ど、高価な材料を必用とするため製品コストが増大する
と言う問題や、加工が困難になるなどの工程上の問題が
ある。
【0005】更に図10(b)のようなコア材の周りを
クラッド材105で覆った構造の導波路104では、コ
ア材の内部を通過する光の移動方向は何ら制約を受けな
いため、光半導体素子102から発せられた光信号が途
中で反射してコア材の中を逆行し、光半導体素子102
の発行部から光半導体素子102内に入射する場合があ
る。このような光の逆行は光半導体素子102の誤動作
を招き、光通信の信頼性を低下させるという問題があ
る。
【0006】本発明は上記従来の問題を解決するために
創作された発明である。即ち本発明は、低コストで板厚
が薄く、光半導体素子の誤動作の虞れの無い光導波回路
及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光導波回路は、
屈折率n1の第1の導波路と、前記第1の導波路の端部
で接合され、前記第1の導波路の長手方向に延設された
前記屈折率n1より小さい屈折率n2の第2の導波路
と、前記第1の導波路と前記第2の導波路との接合部に
形成され、前記第1の導波路及び前記第2の導波路の長
手方向に対してcosθ≧(n2/n1)かつ(0°<
θ<90°)の条件を満たす角度θ傾斜した平面状の界
面とを具備する。
【0008】上記光導波回路において、前記接合部の周
囲を除く前記第1の導波路と前記第2の導波路の外周面
の少なくとも一部を覆う反射層を更に具備していてもよ
い。
【0009】上記光導波回路において、前記反射層の例
として、金属反射層又は前記n1又はn2より小さい屈
折率のクラッド材を挙げることができる。
【0010】本発明のもう一つの光導波回路は、絶縁基
板と、前記絶縁基板内に配設され、屈折率n1の光透過
性材料で形成され、光移動方向に対して45°の角度を
なす平面で切断された形状の先端面を有する第1の導波
路と、前記絶縁基板内に配設され、n2/n1=2
−1/2の関係を満たす屈折率n2の光透過性材料で形
成され、光移動方向に対して45°の角度をなす平面で
切断された形状の先端面で前記第1の導波路と接合され
た第2の導波路と、少なくとも前記第1の導波路と第2
の導波路との接合部の周囲を被覆する光反射層とを具備
する。
【0011】上記光導波回路において、前記絶縁基板の
表面及び/又に内部には、単層又は互いに層間接続され
た複数層の導電用配線パターンが配設されていてもよ
い。
【0012】上記光導波回路において、前記光反射層が
導電性材料からなり、前記導電用配線パターンの一部を
構成していてもよい。
【0013】上記光導波回路において、前記光透過性材
料が、有機材料又は気体であってもよい。上記光導波回
路において、前記絶縁基板が、フレキシブル基板であっ
てもよい。
【0014】本発明の他の光導波回路は、絶縁基板と、
前記絶縁基板内に配設され、屈折率n1の光透過性材料
で形成され、光移動方向に対して45°の角度をなす平
面で切断された形状の先端面を有する第1の導波路と、
前記絶縁基板内に配設され、n2/n1=2−1/2
関係を満たす屈折率n2の光透過性材料で形成され、光
移動方向に対して45°の角度をなす平面で切断された
形状の先端面で前記第1の導波路と接合された第2の導
波路と、前記第1の導波路と第2の導波路との接合部か
ら前記第1の導波路と直交する方向に延設された第3の
導波路と、前記第1の導波路、第2の導波路、及び第3
の導波路の周囲の少なくとも一部を被覆する光反射層と
を具備する。
【0015】本発明の光導波回路の製造方法は、ベース
フィルム上に第1金属層を形成する工程と、前記第1金
属層上にマスキング層を形成する工程と、前記マスキン
グ層をパターニングして導光路に相当する溝状の導波路
パターンを形成する工程と、前記導波路パターン底部に
第2金属層を形成する工程と、前記第2金属層上に屈折
率n1の光透過性材料を充填して第1の導波路を形成す
る工程と、前記第1の導波路の一端に、光移動方向に対
して45°傾斜した先端面を形成する工程と、前記第1
の導波路端部の、光移動方向に対して45°傾斜した先
端面に、n2/n1=2−1/2の関係を満たす屈折率
n2の光透過性材料を接合して第2の導波路を形成する
工程と、前記マスキング層を除去する工程と、前記第1
金属層、前記第2金属層の側面、前記第1の導波路の表
面、及び前記第2の導波路の表面を被覆する第3金属層
を形成する工程と、前記第3金属層上に絶縁材料層を形
成する工程と、前記ベースフィルムを除去する工程と、
前記第1の導波路及び第2の導波路の外周を覆う前記第
3金属層及び前記第2金属層を残して前記第1金属層
と、前記第2金属層及び前記第3金属層の一部を除去
し、絶縁材料層を露出させる工程と、前記導波路の外周
を覆う前記第3金属層及び前記第2金属層と前記露出し
た絶縁材料層の上に保護用の絶縁材料層を形成する工程
とを具備する。
【0016】上記光導波回路の製造方法において、前記
屈折率n1の光透過性材料の例として、感光性材料を挙
げることができ、前記第1の導波路の一端に光移動方向
に対して45°傾斜した先端面を形成する工程の例とし
て、45°の方向にマスキングする工程と、露光する工
程と、現像して余分の屈折率n1の光透過性材料を除去
する工程からなる工程を挙げることができる。
【0017】本発明では、n2/n1=2−1/2=s
in45°の関係を満たす屈折率n1の第1の導波路
と,屈折率n2の第2の導波路とを光移動方向に対して
45°傾斜した接合面で接合しており、少なくともこの
接合部の周囲を反射層で覆っているので、第1の導波路
側から第2の導波路側に進もうとする光は接合面で全反
射して直角に折れて進み反射層で反射され、再び接合面
で全反射して第1の導波路内を接合面から遠ざかる方向
に進む。一方、第2の導波路側から第1の導波路側に向
かって進む光は接合面で全反射されることなく第1の導
波路内に進入してそのまま進行する。従って接合面が一
種の逆止弁の働きをするので、導波路内を進む光の方向
が一方向に整流される。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態について説明する。図1は本実施形態
に係る光導波回路の製造方法のフローチャートであり、
図2及び図3は本実施形態に係る光導波回路の製造途中
の垂直断面図であり、図4は本実施形態に係る光導波回
路の構造を模式的に示した断面図である。
【0019】本実施形態に係る光導波回路1を製造する
には、まず、図2(a)に示したようなベースフィルム
2を用意する(ステップ1)。このベースフィルム2と
しては例えばポリイミド、PET、PEN、ポリエチレ
ンなどのフイルム化できる各種樹脂を用いることができ
る。但し、このベースフイルム2はクラッド材であって
も良く、特に次に述べる第1の金属層3を形成しない場
合にはクラッド材を用いることが好ましい。
【0020】次いでこのベースフィルム2の上面に、メ
ッキやスパッタリングその他の既知の方法により第1金
属層としての金属層3を形成する(ステップ2)。次い
で第1金属層3の上にマスキング層4を形成する。この
マスキング層4としては、例えば感光性樹脂を用いるこ
とができる。その場合、所定の導波路パターンに応じて
マスキングを施し、その上から露光して導波路パターン
を感光性樹脂層に移し、現像して不必要な部分を取り除
くことにより図2(c)に示したような導波路パターン
に対応した溝4aを形成する(ステップ3)。
【0021】次いでこの溝4a内に図2(d)に示した
ように光透過性材料を充填して第1の導波路6を形成す
る(ステップ4)。ここで用いる光透過性材料として
は、例えば、エポキシ樹脂、アクリル、フッ素化アクリ
ル、ポリカーボネート、ポリブタジエン、4メチルペン
テン1ポリアリレート、フッ素化ポリイミド、ポリスチ
レン、ポリウレタン等の1.3〜1.5μm波長の光に
対して光透過性の高い各種樹脂を用いることができる。
【0022】更にこの光透過性材料の屈折率をn1とす
ると、この透過性材料は、屈折率n1がn1=1.5〜
2.5の値の材料を用いるのが好ましい。更に、この光
透過性材料としてはフォトレジストなどの感光性樹脂を
用いるのが製造上有利であり好ましい。
【0023】図2(d)のようにマスキング層4の上面
と、第1の導波路6の上面とが同一平面を形成するよう
に光透過性材料を充填して第1の導波路6を形成した
ら、図2(e)に示すように、これらマスキング層4,
4と第1の導波路6の上面にマスキング7を施す(ステ
ップ5)。このマスキング7は次の露光工程で照射する
光を遮るためのものであり、図2(e)に示したよう
に、第1の導波路6の長手方向、即ち、第1の導波路6
中を通る光の移動方向に対してθの角度をなすように位
置決めして重ねる。
【0024】マスキング7を形成したら、第1の導波路
6の真上の方向から光を照射して露光し(ステップ
6)、マスキング7で覆われていない部分の第1の導波
路6を不溶化する。次いでマスキング7を取り外し、溶
剤中に浸漬するなどして現像する(ステップ7)と、図
3(a)に示したように、第1の導波路6の被マスキン
グ部分が除去され、第1の導波路6の先端部に光移動方
向に対して角度θ(0°<θ<90°)だけ傾斜した平
面が形成される。一方、マスキング7で覆われていた部
分の第1の導波路6は現像により除去され、図3(a)
に示したように、再び導波路パターンに対応した溝4a
が現れる。
【0025】被マスキング部分に対応する位置に溝4a
が再び現れたら、この溝4a内に、前記光透過性材料と
は異なる別の光透過性材料を充填して図3(b)に示し
たような第2の導波路6Bを形成する(ステップ8)。
ここで用いる別の光透過性材料としては、屈折率がn2
の材料を用いる。この屈折率n2は、cosθ≧(n2
/n1)の関係を満たす値である。
【0026】具体的なこの別の光透過性材料としては、
例えば、エポキシ樹脂、アクリル、フッ素化アクリル、
ポリカーボネート、ポリブタジエン、4メチルペンテン
1ポリアリレート、フッ素化ポリイミド、ポリスチレ
ン、ポリウレタン等の1.3〜1.5μm波長の光に対
して光透過性の高い各種樹脂を用いることができる。
【0027】この別の光透過性材料を前記溝4aに充填
することにより、第1の導波路6Aの先端面61で接合
された第2の導波路6Bが得られる。即ち、これら第1
の導波路6Aと第2の導波路6Bとは接合面61を界面
として隣接して配設される。
【0028】このようにして第1の導波路6Aと第2の
導波路6Bとが界面61を介して接合されてなる導波路
6が形成できたら、マスキング層4,4を除去して図3
(c)のように導波路6の側面と上面、及び第1金属層
3の表面を露出させる(ステップ9)。
【0029】次にこうして露出させた導波路6の側面と
上面、及び第1金属層3の表面の上から絶縁材料層とし
てのトップコート層9を形成する(ステップ10)。こ
こでトップコート層9用の樹脂としてはクラッド材、例
えば、ポリアクリル、ポリフッ素化アクリルなどを挙げ
ることができる。
【0030】以上の操作により、図3(d)及び図4に
示したように、底面が金属層3で覆われ、側面及び上面
がクラッド材9で覆われ、屈折率n1の第1の導波路6
Aと屈折率n2の第2の導波路6Bとが光移動方向に対
して角度θだけ傾斜した界面61で接合された導波路6
が形成される。
【0031】次にこの光導波回路1の作用について説明
する。図4に示したように、光導波回路1の導波路6に
対し、低屈折率n2の第2の導波路6B側から光信号P
1を送る場合には、光信号P1は第2の導波路6B内を
直進し、界面61を通過してそのまま第2の導波路6A
内に進入する。このとき、界面61通過時に屈折率の違
いから光の進行方向が第1の導波路6Aの長手方向から
ずれる場合があるが、第1の導波路6Aの周囲は金属層
8や金属層5で覆われているため、この金属層8や金属
層5の表面で反射し、第1の導波路6A内を進行する。
【0032】一方、高屈折率n1の第1の導波路6A側
から光信号P2を送る場合には、光信号P2は第1の導
波路6A内を直進し、やがて界面61に到達する。この
とき、界面61は第1の導波回路6Aの長手方向、即
ち、光信号P2の移動方向に対して角度θだけ傾斜して
いる。この角度θは、cosθ≧(n2/n1)かつ
(0°<θ<90°)の条件を満たす角度である。
【0033】ここで、この角度θは臨界角αと異なる角
度であり、cosθ≧(n2/n1)の条件を満たすこ
とから、光信号P2は図4に示すように界面61で全反
射され、導波路6Aの外に向けて進む。このとき、界面
61の周囲には金属層などの反射層を設けないでおくこ
とにより、光信号P2の反射光は6A外に逃れるため光
信号P2はもはや導波路6中を流れることはない。
【0034】結局光信号P2は界面61周辺で消失し、
信号は遮断される。従って、本実施形態に係る光導波回
路1では導波路6を進む光信号は界面61を通過する際
に進行方向が一方向に揃えられ、電気でいうところのダ
イオードのような整流作用を発揮する。
【0035】更に、本実施形態に係る光導波回路1で
は、導波路6の周囲が金属層5や金属層8で覆われてい
るため、導波路6の側面から外部に向かって進む光はこ
の金属層5や金属層8で反射されて導波路6内に戻り、
反対側の側面に差し掛かると同様に金属層5や8で反射
されて導波路6内に戻される。結局導波路6の中を反射
しながら進むので光信号は光ファイバーと同様に殆ど減
衰することなく導波路6内を進んで行く。
【0036】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態について説明する。図5は本実施形態に係る光
導波回路の製造方法のフローチャートであり、図6及び
図7は本実施形態に係る光導波回路の製造途中の垂直断
面図であり、図8(a)は本実施形態に係る光導波回路
の分解斜視図であり、図8(b)は本実施形態に係る導
波路の構造を模式的に示した垂直断面図である。本実施
形態に係る光導波回路1を製造するには、まず、図6
(a)に示したようなベースフィルム12を用意する
(ステップ1)。このベースフィルム12としては例え
ばポリイミド、PET、PEN、ポリエチレンなどのフ
イルム化できる各種樹脂を用いることができる。
【0037】次にこのベースフィルム12の片面上にメ
ッキやスパッタリングその他の既知の方法により第1金
属層としての金属層13を形成する(ステップ2)。次
いで第1金属層13の上にマスキング層4を形成する。
このマスキング層14としては、例えば感光性樹脂を用
いることができる。その場合、所定の導波路パターンに
応じてマスキングを施し、その上から露光して導波路パ
ターンを感光性樹脂層に移し、現像して不必要な部分を
取り除くことにより図6(c)に示したような導波路パ
ターンに対応した溝4aを形成する(ステップ3)。
【0038】次にこの導波路パターンに対応して形成さ
れた溝14aの底部にメッキやスパッタリングその他の
既知の方法により図6(d)に示したように、第2金属
層としての金属層15を形成する(ステップ4)。次い
でこの溝14aの底部に形成した第2金属層15の上に
図6(e)に示したように光透過性材料16aを充填し
て第1の導波路16を形成する(ステップ5)。ここで
用いる光透過性材料16aとしては、例えば、エポキシ
樹脂、アクリル、フッ素化アクリル、ポリカーボネー
ト、ポリブタジエン、4メチルペンテン1ポリアリレー
ト、フッ素化ポリイミド、ポリスチレン、ポリウレタン
等の1.3〜1.5μm波長の光に対して光透過性の高
い各種樹脂を用いることができる。更にこの光透過性材
料16aの屈折率をn1とすると、この透過性材料6a
は、屈折率n1がn1=1.5〜2.5の値の材料を用
いるのが好ましい。更に、この光透過性材料16aとし
てはフォトレジストなどの感光性樹脂を用いるのが製造
上有利であり好ましい。
【0039】図6(d)のようにマスキング層14の上
面と、第1の導波路16の上面とが同一平面を形成する
ように光透過性材料16aを充填して第1の導波路16
を形成したら、図2(f)に示すように、これらマスキ
ング層14,14と第1の導波路16の上面にマスキン
グ17を施す(ステップ6)。このマスキング17は次
の露光工程で照射する光を遮るためのものであり、図6
(f)に示したように、第1の導波路16の長手方向、
即ち、第1の導波路16中を通る光の移動方向に対して
45°の角度をなすように位置決めして重ねる。
【0040】マスキング17を形成したら、第1の導波
路16の真上の方向から光を照射して露光し(ステップ
7)、マスキング17で覆われていない部分の第1の導
波路16を不溶化する。次いでマスキング17を取り外
し、溶剤中に浸漬するなどして現像する(ステップ8)
と、図7(a)に示したように、第1の導波路16の被
マスキング部分が除去され、第1の導波路16の先端部
に光移動方向に対して45°に傾斜した平面が形成され
る。一方、マスキング17で覆われていた部分の第1の
導波路16は現像により除去され、図7(a)に示した
ように、再び導波路パターンに対応した溝14aが現れ
る。
【0041】被マスキング部分に対応する位置に溝14
aが再び現れたら、この溝14a内に、前記光透過性材
料16aとは異なる別の光透過性材料16bを充填して
図7(b)に示したような第2の導波路16Bを形成す
る(ステップ9)。ここで用いる別の光透過性材料16
bとしては、屈折率がn2の材料を用いる。この屈折率
n2は、n2/n1=2−1/2の関係を満たす値であ
る。
【0042】具体的なこの別の光透過性材料としては、
例えば、エポキシ樹脂、アクリル、フッ素化アクリル、
ポリカーボネート、ポリブタジエン、4メチルペンテン
1ポリアリレート、フッ素化ポリイミド、ポリスチレ
ン、ポリウレタン等の1.3〜1.5μm波長の光に対
して光透過性の高い各種樹脂を用いることができる。
【0043】この別の光透過性材料16bを前記溝14
aに充填することにより、第1の導波路16Aの先端面
161で接合された第2の導波路16Bが得られる。即
ち、これら第1の導波路16Aと第2の導波路16Bと
は接合面161を界面として隣接して配設される。
【0044】このようにして第1の導波路16Aと第2
の導波路16Bとが界面161を介して接合されてなる
導波路16が形成できたら、マスキング層14,14を
除去して図7(c)のように導波路16の側面、第2金
属層15の側面、及び第1金属層13の表面を露出させ
る(ステップ10)。次にこうして露出させた導波路1
6の側面、第2金属層15の側面、及び第1金属層13
の表面の上からメッキやスパッタリングその他の既知の
方法により図7(d)に示したように、第3金属層18
を形成する(ステップ11)。次いで図7(f)に示し
たように、第3金属層18の上から絶縁材料層としての
トップコート層19を形成する(ステップ12)。ここ
でトップコート層19用の樹脂としては、例えば、ポリ
エステル、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビ
ニル、エポキシ、ポリアクリル、ポリイミド、ポリブタ
ジエン、フェノキシ、ポリビニルアルコール、スチレン
・イソプレン・スチレン、スチレン・ブタジエン共重合
体、アクリロニトリル・スチレン共重合体などを挙げる
ことができる。
【0045】トップコート層19の形成が完了したら、
次いで図7(g)に示したように、ベースフィルム12
を除去する(ステップ13)。次いでベースフィルム1
2を除去して露出した第1金属層13、第2金属層15
の一部、及び第3金属層18の一部をエッチング、機械
研磨などの既知の方法により削り取り(ステップ1
4)、図7(f)に示したように、導波路16の周囲を
覆う第2金属層15と第3金属層18のみを残し、更に
その上から保護用の絶縁材料層としての保護コート層2
0を形成する(ステップ15)。ここでこの保護コート
層20用の樹脂としては、例えば、ポリエステル、ポリ
ウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、エポキ
シ、ポリアクリル、ポリイミド、ポリブタジエン、フェ
ノキシ、ポリビニルアルコール、スチレン・イソプレン
・スチレン、スチレン・ブタジエン共重合体、アクリロ
ニトリル・スチレン共重合体などを挙げることができ
る。
【0046】以上の操作により、図8(a)に示したよ
うに周囲が反射用の第2金属層15及び第3金属層18
で覆われ、屈折率n1の第1の導波路16Aと屈折率n
2の第2の導波路16Bとが光移動方向に対して45°
傾斜した界面161で接合された導波路16が形成され
る。そしてこの導波路16を絶縁性樹脂であるトップコ
ート層19及び保護コート層20内に配設した光導波回
路11が形成される。
【0047】次にこの光導波回路11の作用について説
明する。図8(b)に示したように、光導波回路11の
導波路16に対し、低屈折率n2の第2の導波路16B
側から光信号P1を送る場合には、光信号P1は第2の
導波路16B内を直進し、界面161を通過してそのま
ま第2の導波路16A内に進入する。このとき、界面1
61通過時に屈折率の違いから光の進行方向が第1の導
波路16Aの長手方向からずれる場合があるが、第1の
導波路16Aの周囲は金属層8や金属層15で覆われて
いるため、この金属層18や金属層15の表面で反射
し、第1の導波路16A内を進行する。
【0048】一方、高屈折率n1の第1の導波路16A
側から光信号P2を送る場合には、光信号P2は第1の
導波路16A内を直進し、やがて界面161に到達す
る。このとき、界面161は第1の導波回路16Aの長
手方向、即ち、光信号P2の移動方向に対して45°傾
斜している。更に、第1の導波路16Aの屈折率n1と
第2の導波路16Bの屈折率n2との間には、n2/n
1=2−1/2の関係が成り立つ。この右辺の値はsi
n45°であるため、界面161での臨界角は45°と
なる。そのため、図8(b)中界面161に対して入射
角45°で入射する光信号P2は界面161で全反射さ
れ、図8(b)に示した経路を通って金属層18に向か
う。金属層18に対して光信号はほぼ入射角0°で入射
するため、殆ど100%反射され、入射された光信号と
平行で逆向きに進行し、界面161に到達する。界面1
61では再び入射角45°で入射するため、再び界面1
61で全反射され、図8(b)に示したように最初の光
信号P2と平行かつ逆向きの光信号となって界面161
から遠ざかる方向に進行する。結局光信号P2は発信さ
れた経路を辿って逆向きの光信号に変換される。
【0049】従って、本実施形態に係る光導波回路11
では導波路16を進む光信号は界面161を通過する際
に進行方向が一方向に揃えられ、電気でいうところのダ
イオードのような整流作用を発揮する。
【0050】更に、本実施形態に係る光導波回路11で
は、導波路16の周囲が金属層15や金属層18で覆わ
れているため、導波路16の側面から外部に向かって進
む光はこの金属層15や金属層18で反射されて導波路
16内に戻り、反対側の側面に差し掛かると同様に金属
層15や18で反射されて導波路16内に戻される。
【0051】結局導波路16の中を反射しながら進むの
で光信号は光ファイバーと同様に殆ど減衰することなく
導波路16内を進んで行く。
【0052】また、説明したように、本実施形態に係る
光導波回路11では、導波路16の周りが反射用の金属
層15,18で覆われているため、絶縁材料からなるト
ップコート層19,及び保護コート層20の中にそのま
ま配設することができ、光導波回路11全体の厚さを小
さくすることができる。また、反射用金属層15や18
を電気信号用の配線パターンの一部として使用すること
もできるので、集積度を更に向上させることができる。
【0053】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態について説明する。図9は本実施形態に係る光
導波回路30の導波路16の構造を模式的に示した断面
図である。図9に示したように、本実施形態に係る光導
波回路30では、図8(b)に示した上記第2の実施形
態に係る光導波回路11の導波路16において、第1の
導波路16Aを界面161から導波路16の長手方向に
対して直交方向に第1の導波路16Aを延設した構造と
なっている。このような構造を採用した結果、本実施形
態に係る光導波回路30では、図9に示したように、二
つの光信号P1,P3が一つの導波路16を流れるよう
に合成することができる。
【0054】(実施例)以下、本発明の実施例について
説明する。本実施例では、上記第2の実施形態のプロセ
スに沿って光導波回路を形成した。その際、ベースフィ
ルムとしてポリイミドを用いた。樹脂中にシリカ・アル
ミナなどの無機フィラーが含有されていても用いること
が出来る。あるいは銅・アルミ・金など金属箔を用いる
ことも可能である。
【0055】第1金属層は圧延銅箔(10μm厚)を用
いたが、これ以外でも銀や金などの高反射率で高導電性
の金属や、鉄、クロム、ニッケル、アルミ、スズ、鉛或
いはそれらの合金であっても良い。成膜方法は蒸着法や
スパッタリング法などの真空技術の他に無電解メッキ法
などを用いることも可能である。マスキング層に用いた
レジストは通常プリント配線基板の製造工程で用いられ
るような紫外線感光型レジストを使用した。導波路を形
成する樹脂としては透明エポキシ樹脂を用いた。
【0056】第1の導波路6Aを形成する光透過性材料
6aとしては、フッ素化アクリル樹脂(屈折率1.3)
を用いたが、以外にも感光性かつ高光透過性樹脂である
ならば用いることが出来る。例えば、シリコーン、エポ
キシアクリレート、エステルアクリレート、ウレタンア
クリレートなどがあげられる。
【0057】液状樹脂をスピンコート法により塗布し、
しかる後に表面に付着した樹脂をドクターブレードで除
去してレジストで形成された溝の内部のみに充填し、そ
の後に熱を作用させて硬化させ、導波路を形成した。第
2金属層は第1金属層と同様に銅層を無電解メッキ法で
形成した。なお、これ以外の方法として、銀や金などの
高反射率かつ高導電性の金属や、鉄、クロム、ニッケ
ル、アルミ、スズ、鉛、或いはそれらの合金を用いても
よい。
【0058】成膜方法としては無電解メッキ法を用いた
が、これ以外にも蒸着法やスパッタリング法などの真空
成膜技術を用いることも可能である。トップコート層は
必須ではないが、必要に応じて設けることができる。本
実施例では、ポリイミドフィルムをエポキシ接着剤を用
いてラミネート化させた。
【0059】第2の導波路16Bを形成する透過性材料
16bとしては、塩化ビニリデン樹脂(屈折率1.6)
を用いたが、以外にもアクリル・フッ素化アクリル・ポ
リカーボネート・ポリブタジエン・4メチルペンテン1
・ポリアリレート・フッ素化ポリイミド・ポリスチレン
・ポリウレタンなど1.3〜1.5μm波長の光に対し
て光透過性の高い樹脂であるならば用いることが出来
る。
【0060】このようにして得られた本実施例の構造を
有する光導波回路では、同一平面状の各光配線パターン
は、共通の第1金属層上に配設され、電位的に等しい水
準になる。この場合、第1金属層を電気回路における接
地層或いは電源層として用いることができる。上記のよ
うにして得られたコア材の寸法は断面が20μm×20
μmの正方形であり、長さが10cmであった。
【0061】この実施例において、高屈折率側から光を
導入して低屈折率側出口からの光量変化を調べたとこ
ろ、―0.2dBであった。また、逆に低屈折率側から
光を導入して高屈折率側を出口として光量変化を調べた
ところ、―20dBという好結果が得られた。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、今後のブロードバンド
のような大容量通信で光回路を構成する場合、電気的な
ダイオードに相当する光指向性回路を形成することが出
来、精度の高い信号伝達を行うことが出来る。また、本
発明によれば、導波路の周りに金属製の反射層が配設さ
れているので、電気配線層の絶縁層中に導波路を配設す
ることができ、そのため光導波回路全体の厚さを小さく
することができる。更に金属製の反射層と電気配線パタ
ーンとを接続して反射層を電気配線パターンの一部とし
て使用することにより、更に集積度を上げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る光導波回路の製造方法の
フローチャートである。
【図2】第1の実施形態に係る光導波回路の製造途中の
垂直断面図である。
【図3】第1の実施形態に係る光導波回路の製造途中の
垂直断面図である。
【図4】第1の実施形態に係る光導波回路の分解斜視図
及び垂直断面図である。
【図5】第1の実施形態に係る光導波回路の製造方法の
フローチャートである。
【図6】第2の実施形態に係る光導波回路の製造途中の
垂直断面図である。
【図7】第2の実施形態に係る光導波回路の製造途中の
垂直断面図である。
【図8】第2の実施形態に係る光導波回路の製造途中の
垂直断面図である。
【図9】第3の実施形態に係る光導波回路の断面図であ
る。
【図10】従来の光導波回路の断面図である。
【符号の説明】
1…光導波回路、2…ベースフィルム、3…第1金属
層、4…マスキング層、5…第2金属層、6…導波路、
8…反射層(第3金属層)、9…絶縁基板、10…保護
コート層(絶縁基板)。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈折率n1の第1の導波路と、前記第1
    の導波路の端部で接合され、前記第1の導波路の長手方
    向に延設された前記屈折率n1より小さい屈折率n2の
    第2の導波路と、 前記第1の導波路と前記第2の導波路との接合部に形成
    され、前記第1の導波路及び前記第2の導波路の長手方
    向に対してcosθ≧(n2/n1)かつ(0°<θ<
    90°)の条件を満たす角度θ傾斜した平面状の界面と
    を具備する光導波回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光導波回路であって、
    前記接合部の周囲を除く前記第1の導波路と前記第2の
    導波路の外周面の少なくとも一部を覆う反射層を更に具
    備することを特徴とする光導波回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の光導波回路であって、
    前記反射層が、金属反射層又は前記n1又はn2より小
    さい屈折率のクラッド材であることを特徴とする光導波
    回路。
  4. 【請求項4】 絶縁基板と、 前記絶縁基板内に配設され、屈折率n1の光透過性材料
    で形成され、光移動方向に対して45°の角度をなす平
    面で切断された形状の先端面を有する第1の導波路と、 前記絶縁基板内に配設され、n2/n1=2−1/2
    関係を満たす屈折率n2の光透過性材料で形成され、光
    移動方向に対して45°の角度をなす平面で切断された
    形状の先端面で前記第1の導波路と接合された第2の導
    波路と、 少なくとも前記第1の導波路と第2の導波路との接合部
    の周囲を被覆する光反射層とを具備する光導波回路。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の光導波回路であって、
    前記絶縁基板の表面及び/又に内部には、単層又は互い
    に層間接続された複数層の導電用配線パターンが配設さ
    れていることを特徴とする光導波回路。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の光導波回路であって、
    前記光反射層が導電性材料からなり、前記導電用配線パ
    ターンの一部を構成することを特徴とする光導波回路。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6のいずれか1項記載の光導
    波回路であって、前記光透過性材料が、有機材料又は気
    体であることを特徴とする光導波回路。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7のいずれか1項記載の光導
    波回路であって、前記絶縁基板が、フレキシブル基板で
    あることを特徴とする光導波回路。
  9. 【請求項9】 絶縁基板と、 前記絶縁基板内に配設され、屈折率n1の光透過性材料
    で形成され、光移動方向に対して45°の角度をなす平
    面で切断された形状の先端面を有する第1の導波路と、 前記絶縁基板内に配設され、n2/n1=2−1/2
    関係を満たす屈折率n2の光透過性材料で形成され、光
    移動方向に対して45°の角度をなす平面で切断された
    形状の先端面で前記第1の導波路と接合された第2の導
    波路と、 前記第1の導波路と第2の導波路との接合部から前記第
    1の導波路と直交する方向に延設された第3の導波路
    と、 前記第1の導波路、第2の導波路、及び第3の導波路の
    周囲の少なくとも一部を被覆する光反射層とを具備する
    光導波回路。
  10. 【請求項10】 ベースフィルム上に第1金属層を形成
    する工程と、 前記第1金属層上にマスキング層を形成する工程と、 前記マスキング層をパターニングして導光路に相当する
    溝状の導波路パターンを形成する工程と、 前記導波路パターン底部に第2金属層を形成する工程
    と、 前記第2金属層上に屈折率n1の光透過性材料を充填し
    て第1の導波路を形成する工程と、 前記第1の導波路の一端に、光移動方向に対して45°
    傾斜した先端面を形成する工程と、 前記第1の導波路端部の、光移動方向に対して45°傾
    斜した先端面に、n2/n1=2−1/2の関係を満た
    す屈折率n2の光透過性材料を接合して第2の導波路を
    形成する工程と、 前記マスキング層を除去する工程と、 前記第1金属層、前記第2金属層の側面、前記第1の導
    波路の表面、及び前記第2の導波路の表面を被覆する第
    3金属層を形成する工程と、 前記第3金属層上に絶縁材料層を形成する工程と、 前記ベースフィルムを除去する工程と、 前記第1の導波路及び第2の導波路の外周を覆う前記第
    3金属層及び前記第2金属層を残して前記第1金属層
    と、前記第2金属層及び前記第3金属層の一部を除去
    し、絶縁材料層を露出させる工程と、 前記導波路の外周を覆う前記第3金属層及び前記第2金
    属層と前記露出した絶縁材料層の上に保護用の絶縁材料
    層を形成する工程とを具備する光導波回路の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の光導波回路の製造方
    法であって、前記屈折率n1の光透過性材料が、感光性
    材料であり、 前記第1の導波路の一端に光移動方向に対して45°傾
    斜した先端面を形成する工程が、45°の方向にマスキ
    ングする工程と、露光する工程と、現像して余分の屈折
    率n1の光透過性材料を除去する工程とからなる工程で
    あることを特徴とする光導波回路の製造方法。
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