JP4722816B2 - フレキシブル光導波路及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、フレキシブル光導波路及びその製造方法に関するものである。
近年、電子機器の内部における情報伝達量の増大に伴い、回路間の情報伝達を光通信によって行う方式(光インターコネクション)が開発されつつある。このような光インターコネクションの一方式として、特許文献1に記載された光導波路配線基板がある。この光導波路配線基板の構成を図23及び図24に示す。まず、図23を参照すると、この光導波路配線基板は、光方向変換手段101及びコア102を備えている。光方向変換手段101は、コア102を伝搬する光を反射面101aにおいて反射する。また、図24を参照すると、この光導波路配線基板は、凸状の光方向変換手段104a及び104bが形成された樹脂層104を支持基材103上に有する樹脂基材105(図24(a))を備える。そして、図24(b)に示すように、下部クラッド106、コア107、及び上部クラッド108が樹脂基材105上に形成されている。
特開2005−274962号公報
光インターコネクションの方式としては、上述した光導波路基板の他に、電子機器の内部における回路配置の自由度を高めるため、光導波路フィルムなどのフレキシブル光導波路が開発されている。しかし、フレキシブル導波路は可撓性を得るためにポリイミドといった有機系材料によって形成されることが多く、図23及び図24に示したような従来の構成ではその製造が困難となる。例えば、図23に示したような構成では、コアの直径(シングルモードで約10μm)と同等の大きさの光方向変換手段101を配置する必要があるが、このように小さな部品を精度よく形成することは困難である。更に、コアが複数有る場合、小さな光方向変換手段101を各コアそれぞれに精度良く配置しなければならず、量産に適さない。また、ポリイミドといった有機系材料の層は一般的に塗布工程(スピンコート等)及び硬化工程を経て形成されるが、これらの工程の際に光方向変換手段101の位置ずれが起こりやすい。
また、図24(b)のような構成では、凸状の光方向変換手段104a及び104bが存在することによって、下部クラッド106、コア107、及び上部クラッド108を平坦に形成することが困難となる。すなわち、凸状の光方向変換手段104a及び104bを有する樹脂基材105上に有機系材料を塗布すると、光方向変換手段104a及び104bの形状に沿って変形してしまう(図24(c)参照)。従って、下部クラッド106、コア107、及び上部クラッド108が平坦にならず、光導波路として機能しない。
本発明は、上記した問題点を鑑みてなされたものであり、容易に且つ精度良く製造可能な内部反射構造を備えるフレキシブル光導波路及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明によるフレキシブル光導波路は、所定平面に沿って延びる第1の部分、及び所定平面に沿って第1の部分の長手方向と交差する方向に延びる第2の部分を含むコア部と、コア部を覆うクラッド部と、第1の部分と第2の部分との接続部に隣接して配置され、第1及び第2の部分のうちいずれか一方からの光を他方へ反射させる光反射面を有する金属製の反射部とを備え、反射部が、所定平面と交差する面に沿って形成され光反射面を構成する第1の膜と、所定平面に沿って形成された第2の膜とを含み、反射部の第1の膜がコア部の構成材料によって覆われていることを特徴とする。
このフレキシブル光導波路においては、コアを伝搬する光を反射させる反射部が、所定平面と交差する面に沿って形成され光反射面を構成する第1の膜と、所定平面に沿って形成された第2の膜とを含んで構成されている。このような反射部の構造は、例えば次のようにして容易に且つ精度良く製造される。すなわち、第1クラッド層及びコア層を含む積層構造に凹部を形成し、凹部の底面及び壁面に金属膜を形成し、第1クラッド層またはコア層の構成材料を用いて凹部を埋め込み、コア層をエッチングすることにより第1及び第2の部分を含むコア部を形成し、第1クラッド層上及びコア部上に第2クラッド層を形成することによりクラッド部を形成するとよい。このように、上記したフレキシブル光導波路によれば、コアを伝搬する光を好適に反射させ得ると共に容易に且つ精度良く製造可能な内部反射構造を実現できる。
また、フレキシブル光導波路は、反射部の第1の膜が第2の膜の縁部上に形成されていることを特徴としてもよい
また、フレキシブル光導波路は、クラッド部に埋め込まれた電気的配線を更に備えることを特徴としてもよい。これにより、フレキシブル光導波路を用いて回路間の光通信及び電気通信の双方が可能となる。
また、フレキシブル光導波路は、コア部の端面の位置を示すためにクラッド部に埋め込まれた有色のマーク部材を更に備えることを特徴としてもよい。これにより、コア部の端面の位置を容易に且つ正確に視認でき、該端面上に実装される光素子等と該端面との相対位置精度を高め、光結合効率を高めることができる。また、本発明による別のフレキシブル光導波路は、所定平面に沿って延びる第1の部分、及び所定平面に沿って第1の部分の長手方向と交差する方向に延びる第2の部分を含むコア部と、コア部を覆うクラッド部と、第1の部分と第2の部分との接続部に隣接して配置され、第1及び第2の部分のうちいずれか一方からの光を他方へ反射させる光反射面を有する金属製の反射部と、コア部の端面の位置を示すためにクラッド部に埋め込まれた有色のマーク部材とを備え、反射部が、所定平面と交差する面に沿って形成され光反射面を構成する第1の膜と、所定平面に沿って形成された第2の膜とを含むことを特徴とする。
また、本発明によるフレキシブル光導波路の製造方法は、第1クラッド層及びコア層を含む積層構造に凹部を形成する凹部形成工程と、凹部の底面及び壁面に金属膜を形成する金属膜形成工程と、第1クラッド層またはコア層の構成材料を用いて凹部を埋め込む埋込工程と、所定パターンを有するマスクを用いてコア層をエッチングすることにより、凹部の壁面から互いに異なる方向へ延びる第1及び第2の部分を含むコア部を形成するコア部形成工程と、第1クラッド層上及びコア部上に第2クラッド層を形成する第2クラッド形成工程とを備えることを特徴とする。この製造方法によれば、コアを伝搬する光を好適に反射させ得る内部反射構造を、フレキシブル光導波路の内部に容易に且つ精度良く製造できる。
本発明によるフレキシブル光導波路及びその製造方法によれば、容易に且つ精度良く製造可能な内部反射構造を実現できる。
以下、添付図面を参照しながら本発明によるフレキシブル光導波路及びその製造方法の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1(a)は、本発明の一実施形態に係るフレキシブル光導波路1の構成を示す断面図である。また、図1(b)は、図1(a)に示したフレキシブル光導波路1のI−I線に沿った断面を示す断面図である。なお、各図には説明の便宜のためにXYZ直交座標系が示されている。
フレキシブル光導波路1は、所定の光導波方向(本実施形態ではX軸方向)を長手方向とし、厚み方向(Y軸方向)に撓むことができる薄膜状の光導波路である。なお、図1(a)は、フレキシブル光導波路1の厚み方向と直交する断面(すなわち、XZ平面に沿った断面)を示している。また、フレキシブル光導波路1の寸法を例示すると、幅wは200μmであり、厚さtは50μmである。フレキシブル光導波路1は、コア部2、クラッド部3、電気的配線4、及び反射膜5を有する。
コア部2及びクラッド部3は、例えばポリイミド、シリコーン、エポキシ、アクリレート、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリベンゾオキサゾールといった有機系材料のうち少なくとも一種類の材料を主剤とする重合体を含んで構成される。或いは、コア部2及びクラッド部3は、導波する光の波長に応じた最適な透過特性を得るために、これら有機系材料のC−H基におけるHが重水素に置換された重水素化物(例:重水素化シリコーン)や、C−H基におけるHがフッ素に置換されたフッ素化物(例:フッ素化ポリイミド)を主剤とする重合体を含んで構成されてもよい。(なお、以下の説明において、これらの有機系材料或いはその重水素化物、フッ素化物を主剤とする重合体を単に「ポリイミド等の重合体」という。)また、コア部2及びクラッド部3は、これら有機系材料の中でも、ガラス転位温度が高く耐熱性に優れたポリイミドを含んで構成されることが好ましい。コア部2及びクラッド部3がポリイミドを含むことにより、フレキシブル光導波路1の信頼性を長期にわたって維持できるとともに、半導体部品が実装される際の温度上昇にも耐えることができる。なお、更に好適には、コア部2及びクラッド部3は、光透過率、屈折率特性などを考慮してフッ素化ポリイミドを主に含んで構成されるとよい。
コア部2は、クラッド部3に覆われ、且つクラッド部3よりも高い屈折率を有することにより、光導波路を構成する。なお、コア部2の導波モードは、シングルモード及びマルチモードのいずれでもよい。シングルモードの場合、コア部2の幅(太さ)は、例えば10μmといった値である。また、マルチモードの場合、コア部2の幅(太さ)は、例えば10μm〜数百μmの広い範囲にわたって自由に設定でき、用途に応じて決定される。
コア部2は、所定平面(本実施形態ではXZ平面)に沿って延びる第1の部分である主部21と、該所定平面に沿って主部21の長手方向と交差する方向に延びる第2の部分である端部22とを含む。本実施形態では、主部21はX軸方向に延設されており、端部22は、主部21の両端からZ軸方向に延設されている。さらに、端部22は、フレキシブル光導波路1の表面のうちXY平面に沿った側面11へ向けて延びており、コア部2の両端面23は共に側面11に形成されている。コア部2の両端面23は、例えば発光素子や光検出素子といった光素子と光学的に結合される。また、コア部2の主部21と端部22との接続部は略直角に曲折しており、反射膜5は該接続部に隣接して埋め込まれている。反射膜5は、本実施形態における反射部であり、例えばアルミニウム等の金属膜によって形成されている。
電気的配線4は、例えばアルミニウム等の導電性材料からなり、クラッド部3の内部に埋め込まれている。電気的配線4は、コア部2に沿って設けられている。すなわち、電気的配線4は、X軸方向に延びる主部41と、主部41の端からZ軸方向に延びる端部42とを含んで構成されている。端部42は、フレキシブル光導波路1の側面11へ向けて延びており、側面11においてクラッド部3から露出している。端部42は、導電性ペースト等を介して外部配線と電気的に接続される。
図2及び図3は、フレキシブル光導波路1の拡大図である。図2(a)は、フレキシブル光導波路1の端部付近の平面拡大図であり、フレキシブル光導波路1を側面11側から見たときの外観を示している。図2(b)は、図2(a)に示したフレキシブル光導波路1のII−II線に沿った断面図である。図3は、図2(b)に示したフレキシブル光導波路1のIII−III線に沿った断面図である。
図2(a),(b)及び図3に示すように、本実施形態の反射膜5は、フレキシブル光導波路1の厚み方向(Y軸方向)へ開口した箱状を呈している。換言すれば、反射膜5は、クラッド部3の構成材料が内部に充填された矩形の筒状体であってY軸方向の一端が閉じたような形状を呈しており、図3に示すように、その断面形状がコの字状となっている。
具体的には、反射膜5は、第1の膜52及び第2の膜53(図3参照)を含んで構成されている。第1の膜52は所定平面(XZ平面)と交差する面に沿って形成されており、第2の膜53は上記所定平面(XZ平面)に沿って形成されている。第1の膜52は、第2の膜53を囲むように第2の膜53の縁部上に形成されている。
第1の膜52の一部は光反射面51を構成している。光反射面51は、コア部2を伝搬する光を反射するための面であり、主部21及び端部22のうちいずれか一方からの光が他方へ反射する角度に形成されている。光反射面51は、図2に示すように、コア部2の主部21と端部22との接続部24に隣接して配置されている。なお、光反射面51の大きさは、コアを伝播する光成分のみでなくクラッドに漏れ出して伝播する光成分をも反射できる大きさであることが好ましい。例えば、コア部2の径が10μmである場合、光反射面51の長さは12μm以上であるとよい。
また、第1の膜52は、コア部2を構成する材料(以下、コア材料という)によって埋め込まれている。すなわち、第1の膜52及び第2の膜53によって囲まれた空間の内部にはコア材料が充填されており、また、第1の膜52の外周にもコア材料が配置されている。なお、本実施形態の第1の膜52はコア材料によって埋め込まれているが、第1の膜52は、光反射面51を除き、クラッド部3の構成材料によって埋め込まれていてもよい。
また、本実施形態のフレキシブル光導波路1は、上記構成に加えて、マーク部材61及び62(図2(a),(b)参照)を更に備える。マーク部材61及び62は、フレキシブル光導波路1の側面11におけるコア部2の端面23の位置を示すための有色のマーク部材である。
マーク部材61,62は、反射膜5と同じ材料(例えばアルミニウム等の金属材料)からなり、コア部2の端面23が互いの中心に位置するように埋め込まれている。マーク部材61,62は、反射膜5と同様、Y軸方向へ開口した箱状を呈している。なお、このようなマーク部材61,62の形状は、反射膜5の形成工程と同じ工程によってマーク部材61,62が形成されたことによるものであり、フレキシブル光導波路1の側面11において視認可能であれば他の形状であってもよい。
ここで、本実施形態のフレキシブル光導波路1の製造方法について、反射膜5の形成工程を中心に説明する。図4〜図13は、フレキシブル光導波路1の製造工程を順に示す図である。なお、図4〜図13において、(a)は部分平面図であり、(b)は(a)の側面断面図である。図4〜図13は、フレキシブル光導波路1のうち反射膜5付近の製造工程を拡大して示しているが、他の部分の製造工程も同様である。
図4(a)及びそのIV−IV断面図である図4(b)に示すように、まず基板70を用意する。基板70の構成材料は、例えばシリコン、ポリイミド、ガラス、石英、ガラスエポキシ、セラミックといった硬質材料から適宜選択される。そして、基板70の表面上に、樹脂製の(好ましくは、ポリイミド等の重合体からなる)第1クラッド層71及びコア層72を含む積層構造77を形成する。すなわち、第1クラッド層71を基板70上に塗布(好ましくはスピンコーティング)により形成した後、第1クラッド層71よりも高屈折率のコア層72を第1クラッド層71上に塗布(好ましくはスピンコーティング)により形成する(積層構造形成工程)。
なお、クラッド部3の内部に電気的配線4(図1,図2参照)を設ける場合には、第1クラッド層71を形成した後、第1クラッド層71上に金属膜(例えばアルミニウム膜)を形成し、この金属膜のうち所定パターンを除く部分を混酸等を用いて除去することにより、電気的配線4を形成するとよい(配線形成工程)。そして、電気的配線4を覆うようにコア層72を第1クラッド層71上に形成するとよい。
続いて、図5(a)及びそのV−V断面図である図5(b)に示すように、積層構造77に凹部77aを形成し、第1クラッド層71を露出させる(凹部形成工程)。このとき、反射膜5(図2(b)参照)を配置する位置に凹部77aを形成する。また、ここで形成される凹部77aの平面形状は、図2(b)に示した反射膜5の断面形状となる。なお、説明の便宜のため、本図では電気的配線4の近傍に凹部77aを形成しているが、凹部77aと電気的配線4との位置関係は任意である。凹部77aの具体的な形成方法としては、例えば凹部77aの平面形状に応じた開口を有するマスク(WSi等)をコア層72上に形成し、このマスクを介してコア層72にエッチング(好ましくはドライエッチング)を施すとよい。
続いて、図6(a)及びそのVI−VI断面図である図6(b)に示すように、積層構造77の表面、すなわちコア層72の表面、凹部77aの壁面、及び凹部77aによって露出した第1クラッド層71の表面(凹部77aの底面)に、金属膜(例えばアルミニウム膜)73を形成する(金属膜形成工程)。このとき、金属膜73を、例えば蒸着やスパッタ等により形成するとよい。そして、図7(a)及びそのVII−VII断面図である図7(b)に示すように、金属膜73上に樹脂層74を形成し、凹部77aを埋め込む(埋込工程)。この樹脂層74は、反射膜5の第1の膜52(図2(b),図3参照)を埋め込むための層であり、例えば第1クラッド層71の構成材料或いはコア層72の構成材料を用いて形成される。
続いて、樹脂層74に対しエッチングを行う。このとき、図8(a)及びそのVIII−VIII断面図である図8(b)に示すように、金属膜73が露出するまでエッチング(好ましくはドライエッチング)を施す。そして、図9(a)及びそのIX−IX断面図である図9(b)に示すように、金属膜73のうちコア層72の表面に形成された部分を混酸等を用いて除去する。なお、このとき、金属膜73のうち凹部77a内に形成された部分は除去せずに残す。これにより、第1の膜52及び第2の膜53を含む反射膜5が形成される。
なお、図2に示したマーク部材61,62は、反射膜5と同様に且つ同時に形成される。すなわち、図5に示した工程の際に、マーク部材61,62の位置・形状に応じた凹部を凹部77aと同時に形成する。これにより、その後の工程(図6〜図8)において、反射膜5と並行してマーク部材61,62が形成される。
続いて、図10(a)及びそのX−X断面図である図10(b)に示すように、マスク75を積層構造77上に形成する。マスク75は、凹部77aの壁面から互いに異なる方向へ延びる第1の部分75a及び第2の部分75bと、反射膜5及び樹脂層74を覆うように形成される第3の部分75cとを含む所定パターンを有する。なお、本実施形態の第1の部分75aは、コア部2の主部21(図1,図2参照)の形状に応じた平面形状を有しており、第2の部分75bは、コア部2の端部22(図1,図2参照)の形状に応じた平面形状を有する。マスク75のマスク材としては、例えばレジストや金属薄膜(Al,Ti,Cr,WSi等)を用いることができる。
続いて、図11(a)及びそのXI−XI断面図である図11(b)に示すように、マスク75を介してコア層72にエッチング(ドライエッチング)を施す。このとき、第1クラッド層71が露出するまでエッチングを行う。そして、図12(a)及びそのXII−XII断面図である図12(b)に示すように、マスク75を除去する。こうして、凹部77aの壁面から互いに異なる方向へ延びる主部21及び端部22を含むコア部2が形成される(コア部形成工程)。この後、図13(a)及びそのXIII−XIII断面図である図13(b)に示すように、第1クラッド層71上及びコア部2上に第2クラッド層76を塗布(スピンコーティング)する(第2クラッド形成工程)。こうして、第1クラッド層71及び第2クラッド層76から成りコア部2を覆うクラッド部3が形成される。最後に、基板70を剥離等により除去し、本実施形態のフレキシブル光導波路1が完成する。
本実施形態のフレキシブル光導波路1及びその製造方法によって得られる効果について説明する。フレキシブル光導波路1においては、コア部2を伝搬する光を反射させる反射膜5が、所定平面(XZ平面)と交差する面に沿って形成され光反射面51を構成する第1の膜52と、該所定平面に沿って形成された第2の膜53とを含んで構成されている。このような反射膜5の構造は、例えば図4〜図13に示した方法によって容易に製造可能である。また、図5に示した凹部77aの壁面の位置及び角度が光反射面51の位置及び角度となるが、一般的なフォトリソグラフィ技術によって凹部77aを精度良く形成できるので、反射膜5の光反射面51の位置及び角度を精度良く形成できる。また、フォトリソグラフィ技術によって複数の凹部77aを一度に形成できるので、複数の反射膜5をまとめて形成でき、量産にも適している。従って、本実施形態のフレキシブル光導波路1及びその製造方法によれば、コア部2を伝搬する光を好適に反射させ得ると共に容易に且つ精度良く製造可能な内部反射構造(反射膜5)を実現できる。
また、反射膜5が第2の部分53を含むことにより、フレキシブル光導波路1の厚さ方向から見た反射膜5の位置(すなわち、コア部2の主部21と端部22との接続部の位置)を容易に視認できる。また、本実施形態のフレキシブル光導波路1によれば、従来の光導波路デバイスのようにフィルタ等の光学部品を設置する構造と比較して、反射部(反射膜5)を極めて小さく形成できる。従って、コア部2が複数設けられる場合であっても、コア部2同士の間隔をより狭くでき、集積度を高めることができる。
また、本実施形態のように、フレキシブル光導波路1は電気的配線4を備えることが好ましい。これにより、フレキシブル光導波路1を用いて回路間の光通信及び電気通信の双方が可能となる。この場合、電気的配線4の端部42が、フレキシブル光導波路1の側面11においてクラッド部3から露出していることにより、電気的配線4と外部配線とを好適に接続できる。
また、本実施形態のように、フレキシブル光導波路1は、側面11におけるコア部2の端面23の位置を示すためのマーク部材61,62(図2参照)を備えることが好ましい。コア部2及びクラッド部3は、光を導波するため透明である場合が多く、また、互いに同じ材料(屈折率のみ異なる)によって構成されている。従って、コア部2の端面23の位置を視認することは難しい。本実施形態のフレキシブル光導波路1によれば、マーク部材61,62によってコア部2の端面23の位置を容易に且つ正確に視認できるので、端面23に光結合される発光素子や光検出素子とコア部2の端面23との相対位置精度を高め、互いの光結合効率をより高めることができる。
ここで、図10に示したマスク75の第3の部分75cの必要性について説明する。この第3の部分75cは反射膜5を覆うように形成されるが、例えば図14に示すように、第3の部分75cが反射膜5の少なくとも一部を覆わないように形成された場合、コア層72のドライエッチングを行う際に、反射膜5のうち第3の部分75cに覆われていない部分がエッチングされずに残ってしまう可能性がある。この場合、反射膜5の第1の膜52がコア層72に被さり、コア層72のエッチングを妨げてしまうおそれがある。従って、図10に示したように、マスク75の第3の部分75cは、反射膜5を完全に覆うように形成されることが好ましい。
(変形例)
図15は、本発明によるフレキシブル光導波路の一変形例として、フレキシブル光導波路1aの構成を示す断面図である。なお、図15は、図1(a)と同様に、フレキシブル光導波路1aの厚み方向と直交する断面(すなわち、XZ平面に沿った断面)を示している。
図15に示すフレキシブル光導波路1aは、複数のコア部2を備えている。複数のコア部2の主部21それぞれはフレキシブル光導波路1aの幅方向(Z軸方向)に並んで配置されており、フレキシブル光導波路1aの長手方向(X軸方向)に沿って延びている。また、各コア部2の端面23は、フレキシブル光導波路1aの側面11において、X軸方向に沿って並んで配置されている。
この変形例のように、フレキシブル光導波路は、コア部2を複数備えても良い。反射膜5は極めて小さいので、この変形例のようにコア部2が複数設けられる場合であっても、コア部2を高密度に配置して集積度を高めることができる。また、フレキシブル光導波路が複数のコア部2を備えることにより、一つのフレキシブル光導波路を用いてより多くの情報を伝達できる。なお、複数のコア部2の端面23上には、例えばアレイ状の発光素子及び光検出素子が実装されるか、或いは単一の発光領域(光検出領域)を有する発光素子(光検出素子)がX軸方向に沿って並んで実装される。また、コア部2の最大本数は、フレキシブル光導波路1aの幅wに応じて決定される。
図16(a),(b)及び図17(a),(b)は、本発明における反射部の様々な平面形状(フレキシブル光導波路の厚み方向から見た形状)を説明するための拡大断面図である。本発明の反射部(反射膜)の平面形状としては、図2(b)に示したような平行四辺形状の他、以下に説明するように様々な形状を採用できる。なお、反射部の平面形状は、図5に示した凹部形成工程において形成される凹部77aの平面形状(図5(a)参照)に応じて決定される。
図16(a)は、反射部の一変形例として反射膜5aを示す断面図である。反射膜5aは、第1の膜54を含む。第1の膜54は、図16(a)に示すように、その平面形状が台形状となっている。そして、第1の膜54のうち該台形の底辺に相当する部分が光反射面51を構成しており、コア部2の主部21と端部22との接続部に隣接して配置されている。
図16(b)は、反射部の一変形例として反射膜5bを示す断面図である。反射膜5bは、第1の膜55を含む。第1の膜55は、図16(b)に示すように、その平面形状が長方形状となっている。そして、第1の膜55のうち該長方形の長辺の一方に相当する部分が光反射面51を構成しており、コア部2の主部21と端部22との接続部に隣接して配置されている。
図17(a)は、反射部の一変形例として反射膜5cを示す断面図である。反射膜5cは、第1の膜56を含む。第1の膜56は、図17(a)に示すように、その平面形状が略三角形状となっている。そして、第1の膜56のうち該三角形の底辺に相当する部分が光反射面51を構成しており、コア部2の主部21と端部22との接続部に隣接して配置されている。また、この例では、コア材料からなり第1の膜56を覆うように形成される部分の平面形状が、丸みを帯びている。第1の膜を覆うコア材料部分の平面形状は、上記実施形態や図16(a),(b)に示したような多角形状の他にも、図17(a)に示すように丸みを帯びた形状であってもよい。
図17(b)は、反射部の一変形例として反射膜5dを示す断面図である。反射膜5dは、第1の膜57を含む。第1の膜57は、図17(b)に示すように、その平面形状が略三角形状となっている。そして、第1の膜57のうち該三角形の底辺に相当する部分が内側へ湾曲しており、この湾曲した部分が光反射面58を構成している。このように、反射部の光反射面は、反射部の内側へ湾曲していてもよい。この場合、コア部2の主部21及び端部22のうち一方からの光を他方へ反射させる際に、光を収束させるレンズとして光反射面58を機能させることもできる。
また、図18(a)は、反射部付近の構造の一変形例を示す断面図である。この例と上記実施形態との相違点は、反射膜5を埋め込む材料である。すなわち、この例では、コア部2の構成材料ではなくクラッド部3の構成材料によって反射膜5の内部及び外周部が埋め込まれている。このように、反射部はクラッド部の構成材料によって埋め込まれてもよい。
なお、このような場合であっても、コア部2(主部21及び端部22)は、反射膜5の光反射面51に接するように形成されることが好ましい。例えば図18(b)のように、コア部2と光反射面51との間に隙間(クラッド部3)を設けると、コア部2を形成するためのマスク(図10参照)と反射膜5を覆うマスクとを分離させる必要が生じる。従って、マスクを露光する際にこれらのアライメントが微かにずれるおそれがある。また、コア部2と光反射面51との間にクラッド部3を介在させると、コア部2とクラッド部3との屈折率差により、コア部2とクラッド部3との界面で光が反射したり、或いはクラッド部3において光が干渉するといった現象が発生する。これらの現象は、導波光におけるノイズとなって現れる。このことから、コア部2は、反射膜5の光反射面51に隙間なく接することが好ましい。
(実施例)
図19は、上記実施形態に係るフレキシブル光導波路1の一実施例として、光導波路モジュール10aの構成を示す斜視図である。なお、図19は、光導波路モジュール10aの一端部付近を拡大して示しているが、他端部付近の構造も同様である。光導波路モジュール10aは、フレキシブル光導波路1、半導体光素子15、及び基台部30を備えている。
基台部30は、フレキシブル光導波路1を電子機器等に部分的に固定するとともに半導体光素子15を搭載するための部材であり、例えばフレキシブル光導波路1の両端部に配置される。基台部30は、例えばシリコン、石英、セラミックなどの硬質材料によって構成され、略直方体状に成形されている。基台部30は、主面30a及び側壁30bを有する。基台部30は、フレキシブル光導波路1の長手方向に沿って側壁30bから基台部30の内側へ延びる溝31を主面30aに有しており、フレキシブル光導波路1の端部を溝31に収容して固定する。基台部30の寸法を例示すると、高さhは例えば300μm〜1mmであり、平面寸法は例えば一辺1mm以下である。また、溝31の深さは例えば約200μmであり、フレキシブル光導波路1の幅(図1の寸法w)よりも僅かに小さく設定される。また、溝31の幅は例えば50μmであり、フレキシブル光導波路1の厚さ(図1(b)の寸法t)と略等しく設定される。
なお、この例では、フレキシブル光導波路1の長手方向における溝31の長さはフレキシブル光導波路1の長さに合わせて有限に形成されているが、溝31の内側面をフレキシブル光導波路1の位置決め等に用いない場合には、溝31は基台部30の側壁30bから反対側の側壁30cに亘って貫通して形成されてもよい。また、フレキシブル光導波路1及び基台部30は、例えばポリイミドなどの樹脂によって互いに接着されることが好ましい。また、溝31の形成方法としては、深さを高精度に形成するためにエッチングが好ましいが、高精度のダイシングでもよい。
半導体光素子15は、例えば裏面発光型のVCSEL(VerticalCavity Surface Emitting Laser:面発光型半導体レーザ)といった発光素子や、フォトダイオードといった光検出素子である。この例では、フレキシブル光導波路1の一端側に半導体光素子15として発光素子が配置され、他端側に光検出素子が配置される。半導体光素子15は、フレキシブル光導波路1の端部を跨ぐように基台部30上に搭載される。また、半導体光素子15と基台部30との間には、複数のバンプ16が設けられる。これらのバンプ16は、基台部30の主面30aに設けられた複数の電極パターン32と半導体光素子15の各電極とを電気的に接続する。なお、複数の電極パターン32は、図示しない配線パターン或いはボンディングワイヤによって他の電子部品の対応する端子と電気的に接続される。
フレキシブル光導波路1は、コア部2の端面23が半導体光素子15の発光領域(または光検出領域)と対向するように基台部30に固定されている。また、フレキシブル光導波路1の側面11は基台部30の主面30aから突出しており、コア部2の端面23と半導体光素子15とが互いに近接して配置されている。好ましくは、半導体光素子15と基台部30との隙間と同等の高さに側面11が主面30aから突出しており、側面11が、屈折率整合材を介してまたは直接に半導体光素子15と接しているとよい。
電気的配線4の端部42は、半導体光素子15に覆われずに露出しており、例えば導電性ペースト34を介して電極33と電気的に接続される。電極33は、図示しない配線パターン或いはボンディングワイヤによって他の電子部品と電気的に接続される。
この実施例に係る光導波路モジュール10aは、次のように動作する。外部回路から電気的な通信信号(例えば画像信号)が電極パターン32及びバンプ16を介して発光素子(半導体光素子15)に入力されると、該発光素子の発光領域から信号光が出射される。信号光は、フレキシブル光導波路1の一端側に設けられたコア部2の端面23へ入射したのち、端部22を伝搬し、反射膜5において主部21へ反射される。信号光は、主部21を伝搬したのち、フレキシブル光導波路1の他端側に設けられた反射膜5において端部22へ反射され、他端側に設けられたコア部2の端面23から光検出素子(半導体光素子15)へ入射する。
また、一方の基台部30に設けられた電極33には、上記とは別の通信信号(例えば音声信号)が外部回路から入力される。この通信信号は、電気的配線4を介して他方の基台部30へ送られる。なお、この通信信号の伝送方向は、上記信号光と同じ向きでもよく、逆向きであってもよい。
図20は、上記実施形態に係るフレキシブル光導波路1の別の実施例として、光導波路モジュール10bの構成を示す分解斜視図である。また、図21は、図20に示す光導波路モジュール10bのXXI−XXI断面を示す側面断面図である。光導波路モジュール10bは、図19に示した光導波路モジュール10aの構成に加え、ケース13を更に備えている。ケース13は、基台部30及び半導体光素子15を収容し、電磁的に且つ気密に封止するためのハーメチックシールであり、基台部30及び半導体光素子15を収容する容器部131と、容器部131を封じる蓋部132とを有する。蓋部132は、半田などの導電性接着材14(図21参照)によって容器部131に固着される。
また、容器部131の側壁131bにはフレキシブル光導波路1を導出するための開口131aが形成されており、フレキシブル光導波路1は、この開口131aを通じてケース13の外部へ延設される。また、フレキシブル光導波路1の表面には、金属膜17(例えばAu膜)が形成されている。金属膜17は、ケース13とフレキシブル光導波路1との隙間をはんだ等の導電性接着材によって封止する際に用いられる。金属膜17は、フレキシブル光導波路1の表面の一部(金属ケース13の開口131aに囲まれた領域)に例えば金(Au)が蒸着されて成る。そして、図21に示すように、ケース13の開口131aと金属膜17との隙間は、導電性接着材14により封止される。
この実施例のように、基台部30及び半導体光素子15は、ケース13によって封止されることが好ましい。この場合、フレキシブル光導波路1が金属膜17を備えることにより、導電性接着材14を用いて基台部30及び半導体光素子15を好適に封止できる。なお、フレキシブル光導波路1の強度が不足する場合には、フレキシブル光導波路1の表面を樹脂膜で覆うことによりフレキシブル光導波路1を補強してもよい。
図22は、フレキシブル光導波路1の表面にハーメチックシール用の金属膜17を形成する方法について説明するための(a)平面図、(b)XXII−XXII断面を示す断面図である。図22(a),(b)に示すように、金属膜17を形成する際には、まず、金属膜17の形成位置に開口80aを有する治具80を用意する。そして、フレキシブル光導波路1を治具80上に載置し、治具80を介してフレキシブル光導波路1に金属(Au)を蒸着する。このとき、フレキシブル光導波路1の一面側に金属を蒸着した後、フレキシブル光導波路1を裏返して他面側に金属を再び蒸着するとよい。この方法により、金属膜17を好適に形成できる。
本発明によるフレキシブル光導波路及びその製造方法は、上記した実施形態及び各変形例に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、フレキシブル光導波路を形成する際に、コア部の端面をフレキシブル光導波路の側面に対して僅かに(約8°程度)傾斜させてもよい。また、フレキシブル光導波路のコア部は、上記実施形態のように一端面と他端面とを一対一で結合する形態のほか、一端面からの光を複数の端面へ分岐するような分岐路を構成してもよく、或いは複数のコア部同士で方向性結合器を構成してもよい。
また、上記実施形態において説明した製造方法では、図5に示したように、第1クラッド層71及びコア層72からなる積層構造77に凹部77aを形成しているが、この工程における積層構造は、第1クラッド層及びコア層の上に更にクラッド層を有してもよい。このような積層構造であっても、コア層を貫通する深さの凹部を形成することにより、反射部を好適に形成できる。また、図5に示した工程では凹部77aの深さをコア層72の厚さと同程度としているが、コア層の厚さよりも深く凹部を形成してもよい。
(a)本発明の一実施形態に係るフレキシブル光導波路の構成を示す断面図である。(b)(a)に示したフレキシブル光導波路のI−I線に沿った断面を示す断面図である。 (a)フレキシブル光導波路の端部付近の平面拡大図である。(b)(a)に示したフレキシブル光導波路のII−II線に沿った断面図である。 図2(b)に示したフレキシブル光導波路のIII−III線に沿った断面図である。 フレキシブル光導波路の製造工程を示す図である。(a)は部分平面図であり、(b)は(a)のIV−IV断面を示している。 フレキシブル光導波路の製造工程を示す図である。(a)は部分平面図であり、(b)は(a)のV−V断面を示している。 フレキシブル光導波路の製造工程を示す図である。(a)は部分平面図であり、(b)は(a)のVI−VI断面を示している。 フレキシブル光導波路の製造工程を示す図である。(a)は部分平面図であり、(b)は(a)のVII−VII断面を示している。 フレキシブル光導波路の製造工程を示す図である。(a)は部分平面図であり、(b)は(a)のVIII−VIII断面を示している。 フレキシブル光導波路の製造工程を示す図である。(a)は部分平面図であり、(b)は(a)のIX−IX断面を示している。 フレキシブル光導波路の製造工程を示す図である。(a)は部分平面図であり、(b)は(a)のX−X断面を示している。 フレキシブル光導波路の製造工程を示す図である。(a)は部分平面図であり、(b)は(a)のXI−XI断面を示している。 フレキシブル光導波路の製造工程を示す図である。(a)は部分平面図であり、(b)は(a)のXII−XII断面を示している。 フレキシブル光導波路の製造工程を示す図である。(a)は部分平面図であり、(b)は(a)のXIII−XIII断面を示している。 図10に示したマスクの第3の部分が反射膜の少なくとも一部を覆わないように形成された場合を示す図である。 本発明によるフレキシブル光導波路の一変形例の構成を示す断面図である。 (a),(b)本発明における反射部の様々な平面形状(すなわち、フレキシブル光導波路の厚み方向から見た形状)を説明するための拡大断面図である。 (a),(b)本発明における反射部の様々な平面形状(すなわち、フレキシブル光導波路の厚み方向から見た形状)を説明するための拡大断面図である。 (a)反射部付近の構造の一変形例を示す断面図である。(b)コア部と光反射面との間に隙間(クラッド部)が設けられた場合を示す断面図である。 フレキシブル光導波路の一実施例として、光導波路モジュールの構成を示す斜視図である。 フレキシブル光導波路の別の実施例として、光導波路モジュールの構成を示す分解斜視図である。 図20に示す光導波路モジュールのXXI−XXI断面を示す側面断面図である。 フレキシブル光導波路の表面にハーメチックシール用の金属膜を形成する方法について説明するための(a)平面図、(b)XXII−XXII断面を示す断面図である。 背景技術を説明するための図である。 背景技術を説明するための図である。
符号の説明
1,1a…フレキシブル光導波路、2…コア部、3…クラッド部、4…電気的配線、5,5a〜5d…反射膜、11…側面、21,41…主部、22,42…端部、23…端面、24…接続部、30…基台部、51,58…光反射面、52,54〜57…第1の膜、53…第2の膜、61,62…マーク部材、70…基板、71…第1クラッド層、72…コア層、73…金属膜、74…樹脂層、75…マスク、76…第2クラッド層、77…積層構造、77a…凹部。

Claims (6)

  1. 所定平面に沿って延びる第1の部分、及び前記所定平面に沿って前記第1の部分の長手方向と交差する方向に延びる第2の部分を含むコア部と、
    前記コア部を覆うクラッド部と、
    前記第1の部分と前記第2の部分との接続部に隣接して配置され、前記第1及び第2の部分のうちいずれか一方からの光を他方へ反射させる光反射面を有する金属製の反射部と
    を備え、
    前記反射部が、前記所定平面と交差する面に沿って形成され前記光反射面を構成する第1の膜と、前記所定平面に沿って形成された第2の膜とを含み、
    前記反射部の前記第1の膜が前記コア部の構成材料によって覆われていることを特徴とする、フレキシブル光導波路。
  2. 前記反射部の前記第1の膜が前記第2の膜の縁部上に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のフレキシブル光導波路。
  3. 前記クラッド部に埋め込まれた電気的配線を更に備えることを特徴とする、請求項1または2に記載のフレキシブル光導波路。
  4. 前記コア部の端面の位置を示すために前記クラッド部に埋め込まれた有色のマーク部材を更に備えることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載のフレキシブル光導波路。
  5. 所定平面に沿って延びる第1の部分、及び前記所定平面に沿って前記第1の部分の長手方向と交差する方向に延びる第2の部分を含むコア部と、
    前記コア部を覆うクラッド部と、
    前記第1の部分と前記第2の部分との接続部に隣接して配置され、前記第1及び第2の部分のうちいずれか一方からの光を他方へ反射させる光反射面を有する金属製の反射部と
    前記コア部の端面の位置を示すために前記クラッド部に埋め込まれた有色のマーク部材と
    を備え、
    前記反射部が、前記所定平面と交差する面に沿って形成され前記光反射面を構成する第1の膜と、前記所定平面に沿って形成された第2の膜とを含むことを特徴とする、フレキシブル光導波路。
  6. 第1クラッド層及びコア層を含む積層構造に凹部を形成する凹部形成工程と、
    前記凹部の底面及び壁面に金属膜を形成する金属膜形成工程と、
    前記第1クラッド層または前記コア層の構成材料を用いて前記凹部を埋め込む埋込工程と、
    所定パターンを有するマスクを用いて前記コア層をエッチングすることにより、前記凹部の前記壁面から互いに異なる方向へ延びる第1及び第2の部分を含むコア部を形成するコア部形成工程と、
    前記第1クラッド層上及び前記コア部上に第2クラッド層を形成する第2クラッド形成工程と
    を備えることを特徴とする、フレキシブル光導波路の製造方法。
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