JP2015072045A - 車両用駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用駆動装置において、ファイナルギヤの回転(車速)が低い場合でも、オイルを電動機に効率良く供給することにある。【解決手段】デファレンシャル装置(12)を構成するデフケース(32)の外側壁には、オイルを掻き揚げるフィン(48)を取り付ける。デファレンシャル装置(12)とカウンタ軸(28)との間には、フィン(48)で掻き揚げたオイルを電動機室(22)側に導くガイドリブ(49)を配置する。電動機室(22)とデファレンシャル室(34)とを仕切る隔壁(42)には、ガイドリブ(49)の下方に開口し、ガイドリブ(49)によって電動機室(22)側に案内されたオイルを電動機室(22)に流入させる開口部(51)を形成する。【選択図】図1

Description

この発明は、車両用駆動装置に係り、特にハイブリッド車等の車両における電動機を冷却する車両用駆動装置において、電動オイルポンプ等のオイル供給手段を用いないで冷却用のオイルを電動機へ供給する車両用駆動装置に関する。
車両としてのハイブリッド車においては、電動機の冷却性能が出力に影響し、重要な要素であることから、電動機の冷却の方法の1つとして、油冷方式のオイル供給装置を設けている。このオイル供給装置では、デファレンシャル装置のデフケースに取り付けたファイナルギヤの回転により掻き揚げられたオイルを、オイルガターを通して電動機の上部に溜め、このオイルをオイル供給部から電動機の上部に滴下して電動機の冷却を行っている。
このような駆動装置のオイル供給装置としては、以下のような先行技術文献がある。
特開2003−336729号公報 特開2010−2026号公報
特許文献1に係るオイル供給装置は、回転部材(ファイナルギヤ)により掻き揚げられたオイルの移動方向を、分岐機構によって回転部材の回転速度に応じて異ならせ、この異なる方向に移動されたオイルを、別々のオイル供給部を経て同じオイル受け部に導く構造である。
特許文献2に係るオイル供給装置は、ハウジングと第1回転部材とオイル受け部と第2回転部材とを備え、オイル飛散経路と第2回転部材とを遮蔽部材で仕切った構造である。
ところで、従来、ファイナルギヤの回転が速い場合(車速が高い場合)に、十分なオイルが電動機の上部に掻き揚げられ、十分な冷却油量を電動機へ供給することができるが、ファイナルギヤの回転が遅い場合(車速が低い場合)には、オイルを電動機の上部まで掻き揚げることができず、オイル量が減り、電動機へ十分な冷却油量を供給することができないことから、冷却性能が悪化するという不都合があった。
また、上記の特許文献では、ファイナルギヤにより電動機の上部にオイルを掻き揚げ、上部に一旦オイルを溜め、冷却に使用していることから、ファイナルギヤによりオイルを上部に持ち上げるには、所定値以上のファイナルギヤの回転(車速)が必要であった。
そこで、この発明は、ファイナルギヤの回転(車速)が低い場合でも、オイルを電動機に効率良く供給することができる車両用駆動装置を提供することを目的とする。
この発明は、下部にオイルが貯留されるハウジングと、前記ハウジング内に配置される入力軸と、前記ハウジング内の前記入力軸よりも高い位置に配置されるカウンタ軸と、前記カウンタ軸の下方に配置される出力軸と、前記入力軸から前記カウンタ軸を経て前記出力軸に回転を伝達するギヤ機構と、前記入力軸と同軸に配置される電動機と、前記出力軸と同軸に配置されるとともに下部がオイルに浸漬されるデファレンシャル装置と、前記ハウジングの内部を前記電動機が配置される電動機室と前記デファレンシャル装置が配置されるデファレンシャル室とに仕切る隔壁とを備える車両用駆動装置において、前記デファレンシャル装置を構成するデフケースの外側壁にはオイルを掻き揚げるフィンを取り付け、前記デファレンシャル装置と前記カウンタ軸との間には前記フィンで掻き揚げたオイルを前記電動機室側に導くガイドリブを配置し、前記隔壁には、前記ガイドリブの下方に開口し、前記ガイドリブによって前記電動機室側に案内されたオイルを前記電動機室に流入させる開口部を形成したことを特徴とする。
この発明は、ファイナルギヤの回転(車速)が低い場合でも、オイルを電動機に効率良く供給することができる。
図1は図5のI−I線による駆動装置の断面図である。(実施例) 図2はハウジングの内側面を示す図である。(実施例) 図3はデフケースの側面図である。(実施例) 図4は図1のIV−IV線による駆動装置の断面図である。(実施例) 図5は車両の駆動装置のスケルトン図である。(実施例) 図6はデフケースの側面図である。(変形例) 図7は図6のVII−VII線によるデフケースの断面図である。(変形例) 図8はハウジングの内側面を示す図である。(変形例)
この発明は、ファイナルギヤの回転(車速)が低い場合でも、オイルを電動機に効率良く供給する目的を、デフケースの回転により掻き揚げられたオイルを、デフケースの上方に配置したガイドリブにより導いて電動機室側に送り、そして、このオイルを電動機室とデファレンシャル室との間に配置された隔壁に形成した開口部を通して電動機室に流入させて実現するものである。
図1〜図5は、この発明の実施例を示すものである。
図5に示すように、ハイブリッド車等からなる車両1には、駆動源としてのエンジン(ENG)2と、このエンジン2に連結する駆動装置3とが搭載される。この駆動装置3には、左右の車軸4・4を介して左右の車輪5・5が連結している。
駆動装置3は、下部にオイルが貯留されるハウジング6を備える。このハウジング6は、図4に示すように、エンジン2側の第1ハウジング7と、この第1ハウジング7に連結されてエンジン1から離れた側の第2ハウジング8とを備える。第1ハウジング7と第2ハウジング8とは、連結ボルト9で連結されている。
また、駆動装置3には、ハウジング6内で、車両幅方向に向けて配置されてエンジン2により回転する入力軸10と、この入力軸10に配置されたギヤ機構としての動力伝達機構(遊星歯車機構:変速ギヤ)11と、この動力伝達機構11に連結するディファレンシャル装置12とが備えられる。
動力伝達機構11は、エンジン2側に配置された第1遊星歯車機構(PG1)13と、この第1遊星歯車機構13に連結してエンジン2から離れた側に配置された第2遊星歯車機構(PG2)14とを備える。
また、駆動装置3は、入力軸10と同軸で、動力伝達機構11の右側に配置された第1電動機(第1モータジェネレータ:MG1)15と、動力伝達機構11の左側に配置された第2電動機(第2モータジェネレータ:MG2)16とを備える。これら第1電動機15及び第2電動機16は、車両駆動力発生時に発熱し、絶縁皮膜を耐熱温度以下に保つために、冷却が必要なものである。
動力伝達機構1は、エンジン2と第1電動機15・第2電動機16との駆動力を分割・合成して駆動力を伝達する。
図4の斜線で示すように、第1ハウジング7は、第1電動機15を覆う断面C字形状の電動機側ハウジング17と、この電動機側ハウジング17に連結部18を介して連結してディファレンシャル装置12を覆うデフ側ハウジング19とによって構成されている。
図4に示すように、ハウジング6内には、第1ハウジング7と第2ハウジング8との間に配置されて第1ハウジング7の端面に固定ボルト20で固定された仕切部材21が配置されている。この仕切部材21は、入力軸10の軸心方向に対して直交する方向で、第1ハウジング7の電動機側ハウジング17と協働して第1電動機室22を形成する。
第1電動機室22には、第1電動機15が配置される。この第1電動機15は、入力軸10に取り付けられた第1ロータ23と、電動機側ハウジング17の外周壁内面に固定された第1ステータ24とを備える。
第2電動機16は、第2ハウジング8の第2電動機室25内に配置される。
図4、図5に示すように、第1ハウジング7内には、動力伝達機構11の第1遊星歯車機構13に連結した出力ギヤ26が配置されている。
この出力ギヤ26には、減速機27を介してディファレンシャル装置12が連結する。
減速機27は、入力軸10と平行に配置されたカウンタ軸28と、このカウンタ軸28の一端に設けられて出力ギヤ26に噛み合う第1カウンタギヤ29と、カウンタ軸28の他端に設けられた第2カウンタギヤ30と、この第2カウンタギヤ30に噛み合うファイナルギヤ31とを備える。
図1に示すように、カウンタ軸28は、入力軸10よりも高い位置に配置されている。ファイナルギヤ31は、ディファレンシャル装置12のデフケース32の外側壁に取り付けられている。第2カウンタギヤ30とファイナルギヤ31とは、終減速機構33を構成する。ファイナルギヤ31には、出力ギヤ26からカウンタ軸28の第1カウンタギヤ29及び第2カウンタギヤ30を介して動力伝達機構11の駆動力が伝達される。
図3、図4に示すように、ディファレンシャル装置12は、デフ側ハウジング19で形成されたデファレンシャル室34で、デフケース32のピニオン軸孔35に挿着されたピニオン軸36と、このピニオン軸36に取り付けられたピニオンギヤ37と、このピニオンギヤ37に噛み合ったデフサイドギヤ38と、このデフサイドギヤ38に連結された出力軸39とを備える。
デフケース32の外側壁には、ファイナルギヤ31を取り付けるためのフランジ部40が設けられている。ファイナルギヤ31は、フランジ部40に取付ボルト41によって取り付けられ、デフケース32と一体に回転運動をする。
出力軸39は、カウンタ軸28の下方に配置され、両端に車軸4・4を接続する。従って、ファイナルギヤ31からの駆動力は、ディファレンシャル装置12を経て出力軸39に伝達される。
ディファレンシャル装置12のデフケース32は、出力軸39と同軸に配置されるとともに、下部がハウジング6内のデファレンシャル室34に溜まったオイルに浸漬される。
図4に示すように、第1ハウジング17は、内部で第1電動機15が配置される第1電動機室22とデファレンシャル装置12が配置されるデファレンシャル室34とに仕切る隔壁42を備える。この隔壁42は、入力軸10と平行に配置されて第1電動機室22とデファレンシャル室34とを分割し、且つ第1電動機15を保持する。
デフ側ハウジング19内には、図1に示すように、車両停止時において油面Fの潤滑用のオイルが滞留している。この場合、ファイナルギヤ31及びデフケース32は、出力ギヤ26の車両後方側で、下部がオイルに浸漬されるように配置される。従って、ファイナルギヤ31及びデフケース32が回転すると、デファレンシャル室34内のオイルがファイナルギヤ31及びデフケース32によって掻き揚げられる。
図1に示すように、駆動装置3には、第1オイル供給装置43が設けられる。
この第1オイル供給装置43は、ファイナルギヤ31によって掻き揚げられたオイルを第1電動機15及び第2電動機16の上部へ供給し、第1電動機15及び第2電動機16を冷却させる。
第1オイル供給装置43は、動力伝達機構11の上方に配置され且つハウジング6の上部の外周壁に沿って配置されたオイルガター44を備える。このオイルガター44は、ハウジング6に保持されている。
オイルガター44には、第1電動機15及び第2電動機16の上方へ延びて且つ第1電動機15及び第2電動機16にオイルを供給する前側オイル供給部(ガイドパイプ)45と後側オイル供給部(ガイドパイプ)46とが連結している。この前側オイル供給部45及び後側オイル供給部46は、軸方向が入力軸10と同じく車両幅方向に向いて配置されている。
また、図1、図4に示すように、駆動装置3には、第2オイル供給装置47が設けられる。
この第2オイル供給装置47は、デファレンシャル装置12を構成するデフケース32の外側壁にオイルを掻き揚げるように取り付けられた複数(例えば、2個)のフィン48と、デファレンシャル装置12とカウンタ軸28との間でフィン48で掻き揚げられたオイルを第1電動機室22側に導くように第1ハウジング17に配設されたガイドリブ49とを備える。
フィン48は、図3に示すように、所定の長さに形成され、デフケース32が回転した際に、デファレンシャル室34内に溜まっているオイルを掻き揚げてオイル供給量を多くし、且つ効果的にオイルの撹拌を行うものである。
フィン48は、出力軸39に対して角度θの傾斜で配置され、上端部48Aが下端部48Bよりも上方に位置し、オイルを下端部48Bとフランジ部40との間に形成されるオイル溜り部50に溜める機能を有する。
ガイドリブ49は、図2に示すように、フランジ部40の上方を覆い且つフィン48のフランジ部40側の端部で掻き揚げられたオイルを効率良く受け止める形状に形成されている。また、ガイドリブ49は、上端部49Aがデフケース32の前部位の上方に位置するとともに、下端部49Bがデフケース32の後部位の上方に位置し、後方から前方に向かって斜めに配置されている。
図1、図4に示すように、隔壁42には、ガイドリブ49の下方に開口し、ガイドリブ49によって第1電動機室22側に案内されたオイルを第1電動機室22に流入させる開口部(切り欠き)51が形成されている。ガイドリブ49は、オイル導入用経路を形成するものであって、オイルを開口部51へ導く機能を有する。開口部51は、オイルを受ける側に湾曲して形成されている。
上記の構造により、ハウジング6のデフ側ハウジング19内の下部に溜まったオイルをデフケース32の外側壁に配置したフィン48によって掻き揚げ、このオイルをデフケース32の上方に配置したガイドリブ49により第1電動機室22側に送る。そして、このオイルを、第1電動機室22とデファレンシャル室34との間に配置される隔壁42に形成した開口部51を通して第1電動機室22に流入させ、第1電動機15を冷却することができる。
また、図1に示すように、ガイドリブ49及び開口部51がカウンタ軸28よりも低い位置に配置しているため、デフケース32の回転が低い場合にもガイドリブ49及び開口部51にオイルを導くことができ、第1電動機15を冷却できる。
また、図1に示すように、ガイドリブ49は、第1電動機室22側の上端部が第1電動機15の軸心としての入力軸10の軸心10Cよりも高い位置に配置される。
このような構造により、第1電動機15の車両上下方向でより高い位置にオイルを供給でき、第1電動機15の冷却性を向上できる。
更に、図4に示すように、隔壁42は、開口部51の下側からデファレンシャル装置12の上方へ延びる延長壁52を備える。この延長壁52は、開口部51の下側であって、デフケース32の外側壁に沿った形状であり、ガイドリブ49の下側へ延び、オイルを効率的に第1電動機室22へ導入させる形状である。
このような構造により、ガイドリブ49によって第1電動機室22側に案内されたオイルを延長壁52で第1電動機室22内に漏れなく流入させ、上方からのオイル滴下位置に対して遠い位置にオイルを供給することができ、これにより、冷却が不十分な箇所を補うことができるため、第1電動機15全体の冷却性能を向上させることができる。
また、図1に示すように、デファレンシャル装置12は、デフケース32の外側壁にファイナルギヤ31を備える。ファイナルギヤ31が掻き揚げるオイルを捕捉して第1電動機15の上部に滴下するオイルガター44は、ガイドリブ49よりも上方に配置されている。
このような構造により、デフケース32に取り付けたフィン48が掻き揚げるオイルに加え、ファイナルギヤ31が掻き揚げるオイルを第1電動機15にも供給できるため、第1電動機15の冷却性を向上できる。
即ち、この実施例では、デフケース32によって掻き揚げられ又は撹拌されたオイルを、直接に第1電動機室22へ導入して第1電動機15を冷却するため、オイルを第1電動機15の上部に持ち上げる必要が無くなり、低い回転数(低い車速)から第1電動機室22へオイルを導入することが可能となる。
このため、第1電動機室22とデファレンシャル室34との間の第1ハウジング17の一部に開口部51を形成し、オイルを第1電動機15の上部に溜めることなく、オイルを第1電動機室22へ導入させる。
これにより、従来の方法と比べて、低い車速域から第1電動機15の冷却が可能となる。開口部(切り欠き)51は、上部からのオイルの滴下位置から離れた位置に設定され、滴下だけでは不足している箇所にオイルを供給可能とする。
また、開口部51に繋がるオイル導入経路は、ガイドリブ49により形成される。これにより、デフケース32によって掻き揚げられた又は撹拌されたオイルを効率的に集め、開口部51を通して第1電動機室22へ多量のオイルを導入させることができる。
更に、デフケース32にフィン48を設ける。これにより、デファレンシャル室34内に溜まったオイルを効率的に掻き揚げて撹拌し、ガイドリブ49のオイル導入経路にオイルを効率良く供給させることができる。
なお、この発明では、図6〜図8に示すように、デフケース32に取り付けるフィンを、断面L字形状のフィン53とすることも可能である。
この断面L字形状のフィン53は、効率良くオイルを掻き揚げるものであって、オイルの保持力を向上させる。一方、オイルが前側斜め上方へ飛びにくくなるため、フィン53の端部とフランジ部40との間に隙間53Bを形成し、この隙間53Bからガイドリブ49へのオイル供給を行う。
フィン53の形状変更に合わせ、ガイドリブ49をデフケース32に沿った円弧状の形状として、延長部52よりも外側に配置すれば、ガイドリブ49が受け止めたオイルを第1電動機室22へ導入し易くすることが可能となる。
この発明に係る駆動装置を、各種車両に適用可能である。
1 車両
2 エンジン
3 駆動装置
4 車軸
5 車輪
6 ハウジング
7 第1ハウジング
8 第2ハウジング
10 入力軸
11 動力伝達機構
12 デファレンシャル装置
13 第1遊星歯車機構
14 第2遊星歯車機構
15 第1電動機
16 第2電動機
22 第1電動機室
25 第2電動機室
26 出力ギヤ
28 カウンタ軸
31 ファイナルギヤ
32 デフケース
34 デファレンシャル室
39 出力軸
40 フランジ部
42 隔壁
43 第1オイル供給装置
44 オイルガター
47 第2オイル供給装置
48 フィン
49 ガイドリブ
51 開口部
52 隔壁の延長部

Claims (4)

  1. 下部にオイルが貯留されるハウジングと、前記ハウジング内に配置される入力軸と、前記ハウジング内の前記入力軸よりも高い位置に配置されるカウンタ軸と、前記カウンタ軸の下方に配置される出力軸と、前記入力軸から前記カウンタ軸を経て前記出力軸に回転を伝達するギヤ機構と、前記入力軸と同軸に配置される電動機と、前記出力軸と同軸に配置されるとともに下部がオイルに浸漬されるデファレンシャル装置と、前記ハウジングの内部を前記電動機が配置される電動機室と前記デファレンシャル装置が配置されるデファレンシャル室とに仕切る隔壁とを備える車両用駆動装置において、前記デファレンシャル装置を構成するデフケースの外側壁にはオイルを掻き揚げるフィンを取り付け、前記デファレンシャル装置と前記カウンタ軸との間には前記フィンで掻き揚げたオイルを前記電動機室側に導くガイドリブを配置し、前記隔壁には、前記ガイドリブの下方に開口し、前記ガイドリブによって前記電動機室側に案内されたオイルを前記電動機室に流入させる開口部を形成したことを特徴とする車両用駆動装置。
  2. 前記ガイドリブは、前記電動機室側の端部が前記電動機の軸心よりも高い位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動装置。
  3. 前記隔壁は、前記開口部の下側から前記デファレンシャル装置の上方へ延びる延長壁を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用駆動装置。
  4. 前記デファレンシャル装置は、前記デフケースの外側壁にファイナルギヤを備え、前記ファイナルギヤが掻き揚げるオイルを捕捉して前記電動機の上部に滴下するオイルガターは、前記ガイドリブよりも上方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105179649A (zh) * 2015-09-23 2015-12-23 杭州安驱汽车零部件有限公司 一种电动汽车用两档amt的箱体
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