JP2015071894A - カードキー - Google Patents
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Abstract
【課題】カード本体を薄型化しても、メカニカルキーとして機能させることができるカードキーを提供する。【解決手段】カードキー1は、樹脂からなるカード本体2と、カード本体2の肉厚よりも薄肉のヒンジ部4を中心として、カード本体2に屈曲可能に連結された第1のキー部材13、及び第1のキー部材13の肉厚よりも薄い薄肉部16を中心として、第1のキー部材13に重ね合わせ可能に連結された少なくとも一つの第2のキー部材14を有するメカニカルキー10と、カード本体2の表裏面に貫通して形成され、メカニカルキー10を展開した状態に保持するキー収容孔3とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、カードキーに係わり、特に、車両等のメカニカルキーを備えたカードキーに関する。
自動車等において通常使用するキーを粉失した場合に対応して、合成樹脂からなる板状のケース本体内に金属板のエマージェンシーキーを収納したカード型キー装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
上記特許文献1記載のカード型キー装置は、ケース本体の断面V字状の折り曲げ溝に沿って二つ折り可能に可動板と固定板とを有している。この可動板及び固定板には、折り曲げ溝を横切ってキー収容孔が形成されている。
エマージェンシーキーのキープレート基端部は、カード本体の固定板にインサート成形により一体化されている。キープレート先端部は、可動板のキー収容孔内に着脱可能に収納されている。キープレートの板厚は、カード本体の板厚よりも薄く形成されている。
エマージェンシーキーの使用時には、ケース本体を折り曲げ溝に沿って折り曲げることで、可動板の裏面と固定板の裏面とが互いに重ね合わされた状態となり、カード本体が回転操作用のキー握り部となる。一方のキープレート先端部は、カード本体から外方へ露出した状態となり、キーシリンダに挿入されるキー挿入部となる。
この種の従来のカード型キー装置においては、メカニカルキーとして機能するキープレートの板厚をカード本体の板厚よりも薄く形成することで、カード型キー装置の携帯性が高められている。しかしながら、カード本体を薄型化すると、キープレート自体をも薄く形成することとなる。カード型キー装置の携帯性を高めるために、カード本体を更に薄型化しようとしても、キープレートの強度が低下することとなり、キープレートの薄型化には限界があった。
本発明の目的は、カード本体を薄型化しても、メカニカルキーとして機能させることができるカードキーを提供することにある。
[1]本発明は、樹脂からなるカード本体と、前記カード本体の肉厚よりも薄肉のヒンジ部を中心として、前記カード本体に屈曲可能に連結された第1のキー部材、及び前記第1のキー部材の肉厚よりも薄い薄肉部を中心として、前記第1のキー部材に重ね合わせ可能に連結された少なくとも一つの第2のキー部材を有するメカニカルキーと、前記カード本体の表裏面に貫通して形成され、前記メカニカルキーを展開した状態に保持するキー収容孔と、を備えたことを特徴とするカードキーにある。
[2]上記[1]記載の前記メカニカルキーは、前記第1のキー部材又は前記第2のキー部材に前記薄肉部を介して連結された第3のキー部材を有することを特徴とする。
[3]上記[1]又は[2]記載の前記カード本体には、外周辺部に沿ってリング状のアンテナが内蔵され、前記メカニカルキーが前記アンテナのリング状の内側領域に配置されてなることを特徴とする。
[4]上記[3]記載の前記アンテナの一部が補強部材として前記第1のキー部材に内蔵されてなることを特徴とする。
本発明によると、カード本体を薄型化しても、メカニカルキーとしての機能を果たすことが可能となる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。
[第1の実施の形態]
(カードキーの全体構成)
図1において、全体を示す符号1は、この第1の実施の形態における典型的なカードキーの全体構成を概略的に例示している。このカードキー1は、カード本体2にメカニカルキー10を備えており、車両を運転するユーザが携帯する携帯用カードキーとして構成されている。
(カードキーの全体構成)
図1において、全体を示す符号1は、この第1の実施の形態における典型的なカードキーの全体構成を概略的に例示している。このカードキー1は、カード本体2にメカニカルキー10を備えており、車両を運転するユーザが携帯する携帯用カードキーとして構成されている。
このカード本体2は、図1に示すように、例えばクレジットカードの外形形状のように長方形の板状に形成されている。カード本体2及びメカニカルキー10は、例えばポリカーボネート(PC)やポリブチレンテレフタレート(PBT)等の合成樹脂材からなり、図2(a)及び(b)に示すように、同じ厚み寸法tを有している。
このカード本体2には、図1に示すように、メカニカルキー10を収容するキー収容孔3が表裏面に貫通して形成されている。このメカニカルキー10は、例えば車両用のエマージェンシーキーとしてカード本体2に組み合わされるものであり、車両ドアに設けられるキーシリンダの鍵穴等に挿入されるキープレート11を有している。このキープレート11の幅方向両側の先端部には、同一形状の外溝構造を有する一対のキー溝12,12が階段状に形成されている。
(メカニカルキーの構成)
図示例のカードキー1は、ユーザの携帯性や収納性を高めるためには、カード本体2の厚み寸法を薄く形成することが好適である。しかしながら、カードキー1の携帯性や収納性を向上させるためには、カード本体2の薄型化に伴いメカニカルキー10自体も薄くなることから、メカニカルキー10の曲げ強度及び捻り強度等を確保することが肝要である。
図示例のカードキー1は、ユーザの携帯性や収納性を高めるためには、カード本体2の厚み寸法を薄く形成することが好適である。しかしながら、カードキー1の携帯性や収納性を向上させるためには、カード本体2の薄型化に伴いメカニカルキー10自体も薄くなることから、メカニカルキー10の曲げ強度及び捻り強度等を確保することが肝要である。
この第1の実施の形態に係るカードキー1は、メカニカルキー10の構造に主要な特徴部を有している。このメカニカルキー10として機能するキープレート11は、図1〜図3(b)に示すように、中間の第1のキー部材13と、その第1のキー部材13の幅方向両側一対の第2及び第3のキー部材14,15とからなる3つのキー部材により構成されている。この3つのキー部材13〜15は、同一形状を有しており、通常時においては、カード本体2に対して同一平面上に並列した展開状態に保持されている。
この第1のキー部材13の長さ方向基端縁は、図1〜図3(b)に示すように、カード本体2の肉厚よりも薄肉のヒンジ部4を介して、カード本体2の収容孔3の開口縁に折り曲げ可能に一体部品として連結されている。このヒンジ部4は、連結方向の幅の狭い局所的な薄肉部であり、第1のキー部材13の幅方向に沿ってライン状に形成されている。
この第1のキー部材13の幅方向両側端縁の一部には、図1〜図3(b)に示すように、第1のキー部材13の肉厚よりも薄い肉厚の折り返し部16,16を介して第2及び第3のキー部材14,15が互い違いに折り曲げ可能に一体部品として連結されている。この折り返し部16は、連結方向の幅の狭い局所的な薄肉部からなり、第1のキー部材13の長さ方向に沿ってライン状に形成されている。
この第1〜第3の3つのキー部材13〜15は、図3(a)及び(b)に示すように、非常時においては、第1のキー部材13の表裏面に折り返し部16を介して第2及び第3のキー部材14,15を互い違いに重ね合わせることで、三つ折り状態に折り畳まれたキープレート11となる。これにより、メカニカルキー10の強度に優れるとともに、カード本体2の薄型化も容易となるカードキー1が得られるようになっている。
(第1の実施の形態の効果)
以上のように構成されたカードキー1を採用することで、上記効果に加えて以下の効果が得られる。
以上のように構成されたカードキー1を採用することで、上記効果に加えて以下の効果が得られる。
(1)カード本体2の薄型化に伴い、メカニカルキー10として機能するキープレート11の薄型化をも実現することができるようになり、ユーザの携帯性及び収納性に優れたカードキー1が得られる。
(2)カード本体2及びキープレート11を薄型化しても、メカニカルキー10の強度を確保することが可能となる。
(2)カード本体2及びキープレート11を薄型化しても、メカニカルキー10の強度を確保することが可能となる。
[第2の実施の形態]
図示例によるカードキー1としては、例えばカード本体2を磁気カードやICカードなどに適用することができる。図4を参照すると、同図には、第2の実施の形態に係るカードキー1をICカードに適用した場合の一構成例が例示されている。
図示例によるカードキー1としては、例えばカード本体2を磁気カードやICカードなどに適用することができる。図4を参照すると、同図には、第2の実施の形態に係るカードキー1をICカードに適用した場合の一構成例が例示されている。
この第2の実施の形態に係るカードキー1には、図4に示すように、無線通信部5が内蔵されている。この無線通信部5は、ICチップ6とアンテナ7とを備えている。ICチップ6は、図示しない配線を介してアンテナ7に接続されている。他の構成は上記第1の実施の形態と同様の構成を備えている。従って、上記第1の実施の形態で用いた部材符号と同じ部材符号を用いることで、その部材に関する詳細な説明は省略する。
このアンテナ7は、特に限定されるものではないが、図4に示すように、金属板をリング形状に形成することで、カード本体2の外周辺部に沿って配置されている。これにより、アンテナ7のリング形状の内側領域8には、ICチップ6が配置されている。この内側領域8の空き領域には、3つのキー部材13〜15が配置されている。
このアンテナ7の一部は、図4に示すように、中間のキー部材13の内部に補強部材として埋設されている。アンテナ7の一部を補強部材として兼用することで、格別な補強部材を設けることなく、キープレート11の強度が補強されている。
車室300内には、図5に示すように、カードキー1が有する情報を読み取るためのカードリーダ100が搭載されており、カードキー1とカードリーダ100との間では、通信距離が10cm程度の近距離無線通信が行われる。この近距離無線通信としては、例えばイモビライザ通信やNFC(Near Field Communication)通信などが用いられる。相手方のカードリーダ100は、車内アンテナを備えており、車内アンテナから電波を発信することでICチップ6に電力を供給し、ICチップ6との間でデータ通信を行うように構成されている。
非常時においては、ユーザがカードキー1の3つのキー部材13〜15を互い違いに三つ折りに重ね合わせることで、三つ折り状態に折り畳まれたメカニカルキー10となる。ユーザが車両ドア400に設けられるキーシリンダの鍵穴500にメカニカルキー10を挿入して回転操作することで、ドアロックを解錠する。ユーザがカードキー1を所持した状態で乗車した後、カードキー1をカードリーダ100にかざすと、カードリーダ100は要求信号を送信する。
カードキー1が要求信号を受信すると、カードキー1はIDコードを含む応答信号を送信する。カードリーダ100は、カードキー1からの応答信号に含まれるIDコードの照合が成立したときにプッシュモーメンタリ式のエンジンスイッチ200の操作を認識すると、エンジンの始動を許可する。
(第2の実施の形態の効果)
この第2の実施の形態にあっても、上記第1の実施の形態と同様の効果が得られる。それに加えて、次の効果が得られる。
この第2の実施の形態にあっても、上記第1の実施の形態と同様の効果が得られる。それに加えて、次の効果が得られる。
(1)アンテナ7の一部を補強部材として兼用することが可能となることから、格別な補強部材を設けることなく、キープレート11の剛性及び強度を向上させることができる。
(2)非接触通信のアンテナ7や図示しない配線等を避けて、カード本体2にメカニカルキー10を一体化した構成となっているため、そのメカニカルキー10を使用しても、通信機能が損なわれることなく、繰り返し利用が可能となる。
(3)カードキー1のメカニカルキー10により手動で車両ドア400の解錠を行い、車室300内のカードリーダ100にカードキー1を接近させることでエンジンを始動させる非常用携帯機として適用することが可能となる。
(2)非接触通信のアンテナ7や図示しない配線等を避けて、カード本体2にメカニカルキー10を一体化した構成となっているため、そのメカニカルキー10を使用しても、通信機能が損なわれることなく、繰り返し利用が可能となる。
(3)カードキー1のメカニカルキー10により手動で車両ドア400の解錠を行い、車室300内のカードリーダ100にカードキー1を接近させることでエンジンを始動させる非常用携帯機として適用することが可能となる。
[第3の実施の形態]
図6を参照すると、同図には、第3の実施の形態に係るカードキー1が例示されている。
図6を参照すると、同図には、第3の実施の形態に係るカードキー1が例示されている。
上記第1の実施の形態では、外溝構造をなす一対のキー溝12が形成されたキープレート11であったものを、この第3の実施の形態にあっては、内溝構造を有するキー溝17が形成されたキープレート11である点で、上記第1の実施の形態とは異なっている。従って、上記第1の実施の形態と実質的に同一の部材には、同一の部材名と符号を付しており、その部材に関する詳細な説明は省略する。
このキープレート11は、図6に示すように、中間のキー部材13の表裏面に折り返し部16を介して幅方向両側一対のキー部材14,15のそれぞれを互い違いに重ね合わせることで、三つ折り状態に折り畳まれたメカニカルキー10を構成する。
このキー部材13は、キー部材14,15の折り畳み状態を保持するものであり、図6に示すように、キー溝17を有しない。この中間のキー部材13の内部には、金属板材などの補強部材18がインサート成形により埋め込まれており、三つ折り状態に折り畳まれたキープレート11の剛性及び強度が更に高められている。
一方、キー部材14,15のそれぞれは、図6に示すように、キー部材13に折り畳まれた状態で表面側に露出する面に長さ方向に沿ったキー溝17を有している。このキー溝17の内壁面は、波打ち状に形成されている。
(第3の実施の形態の効果)
この第3の実施の形態にあっても、上記第1の実施の形態と同様の効果が得られることに加えて、次の効果が得られる。
この第3の実施の形態にあっても、上記第1の実施の形態と同様の効果が得られることに加えて、次の効果が得られる。
(1)カード本体2及びキープレート11を薄型化しても、補強部材18によりキープレート11の剛性及び強度を確保することが可能となる。
(2)3つのキー部材13〜15を互い違いに重ね合わせることでキープレート11の剛性及び強度を高めることが可能であることから、各種のキー溝構造を有するキープレート11に形成することができる。
(2)3つのキー部材13〜15を互い違いに重ね合わせることでキープレート11の剛性及び強度を高めることが可能であることから、各種のキー溝構造を有するキープレート11に形成することができる。
[第4の実施の形態]
図7を参照すると、同図には、第4の実施の形態に係るカードキー1が例示されている。
図7を参照すると、同図には、第4の実施の形態に係るカードキー1が例示されている。
この第4の実施の形態にあっては、ディンプル溝構造を有するキー溝19が形成されたキープレート11である点で、上記第1の実施の形態とは異なっている。従って、上記第1の実施の形態と実質的に同一の部材には、同一の部材名と符号を付しており、その部材に関する詳細な説明は省略する。
この中間のキー部材13は、幅方向両側一対のキー部材14,15の折り畳み状態を保持するものであり、図7に示すように、キー溝19を有しない。この中間のキー部材13の内部には、金属板材などの補強部材18がインサート成形により埋め込まれており、三つ折り状態に折り畳まれたキープレート11の剛性及び強度が更に高められている。
一方、キー部材14,15のそれぞれは、図7に示すように、キー部材13に折り畳まれた状態で表面側に露出する面に円形状の複数のキー溝19,…,19を有している。このキー溝19は、ディンプル群からなるディンプル溝構造とされている。
(第4の実施の形態の効果)
この第4の実施の形態にあっても、上記第1及び第3の実施の形態と同様の効果が得られる。
この第4の実施の形態にあっても、上記第1及び第3の実施の形態と同様の効果が得られる。
[変形例]
本発明のカードキー1を上記各実施の形態及び図示例に基づいて説明したが、本発明は上記各実施の形態及び図示例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。本発明にあっては、次に示すような変形例も可能である。
本発明のカードキー1を上記各実施の形態及び図示例に基づいて説明したが、本発明は上記各実施の形態及び図示例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。本発明にあっては、次に示すような変形例も可能である。
(1)上記各実施の形態では、三つ折り状態に折り畳み可能なキープレート11を例示したが、これに限定されるものではない。本発明にあっては、例えば第1のキー部材13の先端又は幅方向片側端縁を二つ折りに折り畳み可能な各種のキープレート11を採用することができることは勿論である。
(2)上記各実施の形態では、3つのキー部材13〜15の密着面を互いに平坦面としているが、これに限定されるものではない。本発明にあっては、例えば3つのキー部材13〜15の密着面を互いに嵌合する嵌合凹凸面又は嵌合凹凸部として形成することで、3つのキー部材13〜15の重ね合わせ状態を保持することも可能である。他の一例としては、3つのキー部材13〜15の密着面に永久磁石を埋め込み固定することで、3つのキー部材13〜15の重ね合わせ状態を保持することも可能である。
(3)中間のキー部材13の幅方向両側一対のキー部材14,15のキー収容孔3に対向する面に微小な窪みを形成するとともに、キー収容孔3に微小な窪みに嵌め込まれる微小な突起を形成することで、カード本体2に3つのキー部材13〜15を展開した状態で保持することが可能となる。
(4)キー部材13〜15の形状、大きさ、設置個数や配置位置等は、任意に設定することができるものであり、図示例に限定されるものではないことは勿論である。これらのキー部材13〜15の形状、大きさ、設置個数や配置位置等は、カードキー1の形状、大きさや構造等に応じて適宜決められるものである。
(5)上記各実施の形態にあっては、車両ドアを機械的な操作により解錠するエマージェンシーキーであるメカニカルキー10を例示したが、これに限定されるものでなく、例えば住宅のドアやその他のドア等のメカニカルキーに適用することができる。
(6)上記各実施の形態に係るカードキー1は、カード本体2の内部に複数の電子部品が組み込まれた構造であってもよく、無線通信技術を用いて通信を行うことが可能な各種のカードに効果的に用いることができる。
(2)上記各実施の形態では、3つのキー部材13〜15の密着面を互いに平坦面としているが、これに限定されるものではない。本発明にあっては、例えば3つのキー部材13〜15の密着面を互いに嵌合する嵌合凹凸面又は嵌合凹凸部として形成することで、3つのキー部材13〜15の重ね合わせ状態を保持することも可能である。他の一例としては、3つのキー部材13〜15の密着面に永久磁石を埋め込み固定することで、3つのキー部材13〜15の重ね合わせ状態を保持することも可能である。
(3)中間のキー部材13の幅方向両側一対のキー部材14,15のキー収容孔3に対向する面に微小な窪みを形成するとともに、キー収容孔3に微小な窪みに嵌め込まれる微小な突起を形成することで、カード本体2に3つのキー部材13〜15を展開した状態で保持することが可能となる。
(4)キー部材13〜15の形状、大きさ、設置個数や配置位置等は、任意に設定することができるものであり、図示例に限定されるものではないことは勿論である。これらのキー部材13〜15の形状、大きさ、設置個数や配置位置等は、カードキー1の形状、大きさや構造等に応じて適宜決められるものである。
(5)上記各実施の形態にあっては、車両ドアを機械的な操作により解錠するエマージェンシーキーであるメカニカルキー10を例示したが、これに限定されるものでなく、例えば住宅のドアやその他のドア等のメカニカルキーに適用することができる。
(6)上記各実施の形態に係るカードキー1は、カード本体2の内部に複数の電子部品が組み込まれた構造であってもよく、無線通信技術を用いて通信を行うことが可能な各種のカードに効果的に用いることができる。
以上の説明からも明らかなように、本発明に係る代表的な実施の形態、変形例及び図示例を例示したが、上記各実施の形態、変形例及び図示例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。従って、上記各実施の形態、変形例及び図示例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1…カードキー、2…カード本体、3…キー収容孔、4…ヒンジ部、5…無線通信部、6…ICチップ、7…アンテナ、8…内側領域、10…メカニカルキー、11…キープレート、12,17,19…キー溝、13〜15…第1〜第3のキー部材、16…折り返し部、18…補強部材、100…カードリーダ、200…エンジンスイッチ、300…車室、400…車両ドア、500…鍵穴
Claims (4)
- 樹脂からなるカード本体と、
前記カード本体の肉厚よりも薄肉のヒンジ部を中心として、前記カード本体に屈曲可能に連結された第1のキー部材、及び前記第1のキー部材の肉厚よりも薄い薄肉部を中心として、前記第1のキー部材に重ね合わせ可能に連結された少なくとも一つの第2のキー部材を有するメカニカルキーと、
前記カード本体の表裏面に貫通して形成され、前記メカニカルキーを展開した状態に保持するキー収容孔と、
を備えたことを特徴とするカードキー。 - 前記メカニカルキーは、前記第1のキー部材又は前記第2のキー部材に前記薄肉部を介して連結された第3のキー部材を有することを特徴とする請求項1記載のカードキー。
- 前記カード本体には、外周辺部に沿ってリング状のアンテナが内蔵され、
前記メカニカルキーが前記アンテナのリング状の内側領域に配置されてなることを特徴とする請求項1又は2記載のカードキー。 - 前記アンテナの一部が補強部材として前記第1のキー部材に内蔵されてなることを特徴とする請求項3記載のカードキー。
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