JP2015070049A - 回路基板および電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 金属板の端部において銅板と絶縁基体との熱膨張差に起因する熱応力による絶縁基体のクラックや銅板の剥離を防止した信頼性の高い回路基板および電子装置を提供することにある。【解決手段】 回路基板1は、絶縁基体3と、絶縁基体3上に接合された金属板2と、を有する回路基板1であって、金属板2は、絶縁基体3との接合表面に設けられた第1銅板2aと、外表面に設けられた第2銅板2bと、第1銅板2aと第2銅板2bとの間に設けられた低熱膨張板2cと、を有し、金属板2の端部Aにおける銅板の体積に対する低熱膨張板2cの体積の比率は、金属板2の中央Bよりも大きい。【選択図】図1

Description

本発明は、回路導体等に用いられる回路基板および電子装置に関するものである。
パワーモジュールまたはスイッチングモジュール等の例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などの電子部品が搭載された電子装置に用いられる回路基板として、例えば、セラミックスから成る絶縁基体の主面に、2つの銅板に挟まれた低熱膨張板を有する金属板が接合された回路基板が用いられる。
特開平1−249669号公報
上記従来技術の回路基板においては、低熱膨張板により軽減されてはいたが、例えばセラミックスから成る絶縁基体と銅板との熱膨張差に起因する熱応力は依然として発生しやすかった。特に、絶縁基体側の銅板の端部には応力が集中しやすいので、その部分で絶縁基体にクラックが生じたり、あるいは銅板が剥離しやすくなっていた。
本発明の目的は、前記の問題を鑑みて、金属板の端部において銅板と絶縁基体との熱膨張差に起因する熱応力による絶縁基体のクラックや銅板の剥離を防止した信頼性の高い回路基板および電子装置を提供することにある。
本発明の一つの態様の回路基板は、絶縁基体と、該絶縁基体上に接合された金属板と、を有する回路基板であって、前記金属板は、前記絶縁基体との接合表面に設けられた第1銅板と、外表面に設けられた第2銅板と、前記第1銅板と前記第2銅板との間に設けられた低熱膨張板と、を有し、前記金属板の端部における銅板の体積に対する前記低熱膨張板の体積の比率は、前記金属板の中央よりも大きい。
本発明の一つの態様の電子装置は、上記構成の回路基板と、該回路基板に搭載された電子部品とを含んでいる。
本発明の回路基板によれば、金属板の端部における銅板の体積に対する低熱膨張板の体積の比率は、金属板の中央よりも大きいので、金属板の端部においては中央よりも低熱膨張板の影響が大きくなるため金属板の熱膨張が小さくなる。よって、金属板の端部においては、金属板と絶縁基体との熱膨張差に起因する熱応力が抑制される。従って、金属板の端部における金属板と絶縁基体との熱膨張差に起因する熱応力による絶縁基体のクラックや銅板の剥離を防止することができる。
本発明の電子装置によれば、上述の回路基板を有することから、絶縁基体のクラックや銅板の剥離を防止することができる。
本発明の実施形態の回路基板および電子装置を示す断面図である。 本発明の実施形態の回路基板の他の例を示す断面図である。 本発明の実施形態の回路基板の他の例を示す断面図である。 本発明の実施形態の回路基板の他の例を示す断面図である。 図1に示す回路基板の上面図の例である。 図1に示す回路基板の上面図の他の例である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態における回路基板および電子装置について説明する。なお、図面において、回路基板および電子装置は、仮想のxyz空間内に設けられており、xy平面上に載置されている。また、本実施形態における上方、上面、上部とは仮想のz軸の正方向を示しており、下方、下面、下部とは仮想のz軸の負方向を示している。
図1に示す例においては、回路基板1は、絶縁基体3と、金属板2とを備えている。また、図1に示す例において、電子装置10は、回路基板1と、電子部品4とを備えている。
絶縁基体3は、その主面に金属板2が接合されている。絶縁基体3は、電気絶縁材料からなり、例えば、酸化アルミニウム質セラミックス,ムライト質セラミックス,炭化ケイ素質セラミックス,窒化アルミニウム質セラミックス,または窒化ケイ素質セラミックス等のセラミックスからなる。これらセラミック材料の中では放熱性に影響する熱伝導性の点に関して、炭化ケイ素質セラミックス,窒化アルミニウム質セラミックス,または窒化ケイ素質セラミックスが好ましく、強度の点に関して、窒化ケイ素質セラミックスまたは炭化ケイ素質セラミックスが好ましい。
絶縁基体3が窒化ケイ素質セラミックスのように比較的強度の高いセラミック材料からなる場合、金属板2と絶縁基体3との熱膨張率差に起因する熱応力により絶縁基体3にクラックが入る可能性が低減されるので、小型化を図りつつより大きな電流を流すことができる回路基板を実現することができる。
絶縁基体3の厚みは、薄い方が熱伝導性の点ではよく、例えば約0.1mm〜1mmであ
り、回路基板1の大きさまたは用いる材料の熱伝導率または強度に応じて選択すればよい。
絶縁基体3は、例えば窒化ケイ素質セラミックスからなる場合であれば、窒化ケイ素,酸化アルミニウム,酸化マグネシウム,および酸化イットリウム等の原料粉末に適当な有機バインダー,可塑剤,および溶剤を添加混合して泥漿物に従来周知のドクターブレード法またはカレンダーロール法を採用することによってセラミックグリーンシート(セラミック生シート)を形成し、次にこのセラミックグリーンシートに適当な打ち抜き加工等を施して所定形状となすとともに、必要に応じて複数枚を積層して成形体となし、しかる後、これを窒化雰囲気等の非酸化性雰囲気にて1600〜2000℃の温度で焼成することによって製作される。
金属板2は、絶縁基体3の主面に、例えば、Ag−Cu系のろう材を介して接合されている。金属板2は、絶縁基体3との接合表面に設けられた第1銅板2aと、外表面に設けられた第2銅板2bと、第1銅板2aと第2銅板2bとの間に設けられた低熱膨張板2cと、を有している。
また、金属板2において、金属板2の端部Aにおける銅板の体積に対する低熱膨張板2cの体積の比率は、金属板2の中央Bよりも大きい。図1に示す例においては、第1銅板
2aおよび第2銅板2bよりも、低熱膨張板2cの端部が外側に突き出ており、この構成によって、前述した体積比率が実現されている。この構成によって、金属板2の端部Aにおいては中央Bよりも低熱膨張板2cの影響が大きくなるため金属板2の熱膨張が小さくなる。よって、金属板2の端部Aにおいては、金属板2と絶縁基体3との熱膨張差に起因する熱応力が抑制される。従って、金属板2の端部Aにおける金属板2と絶縁基体3との熱膨張差に起因する熱応力による絶縁基体3のクラックや銅板2aの剥離を防止することができる。
金属板2を構成する銅板2a、2bは平板状であり、その厚みは、例えば、10〜300μ
mである。銅板2a、2bは、電気抵抗が低く高熱伝導性を有するので、金属板2を構成する部材として好ましい。
銅板2a、2bは、例えば無酸素銅である。銅板2a、2bとして無酸素銅を用いた場合には、金属板2と絶縁基体3とを接合する際に、銅の表面が銅中に存在する酸素によって酸化されることが低減されるとともに、ろう材との濡れ性が良好となるので、金属板2と絶縁基体3との接合強度が向上される。
低熱膨張板2cは、銅(Cu)よりも熱膨張係数の小さい金属からなるものであり、例えば、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、またはFe−Ni36%等の金属材料を用いればよい。
また、ろう材が銅成分を有する場合には、ろう材および銅板2aの両部材の接合部において互いの部材中の銅成分が拡散し合うことによって拡散層が形成されるので、金属板2およびろう材が互いに強固に接合されることとなり好ましい。
図1に示す例において、中央部の金属板2の上面には接合材を介して電子部品4が実装されており、この電子部品4は、他の金属板に、ボンディングワイヤ等の導電性接続材(不図示)によって接続される。このように、図1に示す例において、金属板2は、回路導体として機能している。また、金属板2は、回路導体に限らず、回路基板1に搭載される電子部品4のマウント用の金属部材、接地導体用の金属部材または放熱板等としても用いることができる。また、このように、金属板2は、例えば数十A程度の比較的大きな電流を通電するための導電路、または放熱材として、セラミックス等からなる絶縁基体3に接合されて用いられる。
電子部品4は、例えば、トランジスタ、CPU(Central Processing Unit)用のLS
I(Large Scale Integrated circuit)、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、またはMOS−FET(Metal Oxide Semiconductor - Field Effect Transistor)等の半導体素子である。
電子部品4を金属板2に接合する接合材は、例えば、金属または導電性樹脂等からなる。この接合材は、例えば、半田、金−スズ(Au−Sn)合金、またはスズ−銀−銅(Sn−Ag−Cu)合金等である。
なお、金属板2の表面に、めっき法によってめっき膜を形成しても良い。この構成によれば、接合材との濡れ性が良好となるので電子部品4を金属板2の表面に強固に接合することができる。めっき膜は、導電性および耐食性が高い金属を用いれば良く、例えば、ニッケル、コバルト、銅、若しくは金、またはこれらの金属材料を主成分とする合金材料が挙げられる。めっき膜の厚みは、例えば1.5〜10μmであれば良い。
また、めっき膜は内部にリンを含有することが好ましい。例えば、ニッケル−リンのア
モルファス合金のめっき膜であれば、ニッケルめっき膜の表面酸化を抑制して接合材等の濡れ性等を長く維持することができるので好ましい。また、ニッケルに対するリンの含有量が8〜15質量程度であると、ニッケル−リンのアモルファス合金が形成されやすくなって、めっき膜に対する接合材等の接着強度を更に向上させることができる。
金属板2を絶縁基体3に接合させるろう材は、前述したように、例えば、Ag−Cu系の材料から成る。このろう材の厚みは、例えば約5〜100μm程度であればよい。
このろう材は、絶縁基体3に対して濡れることにより強固に接合されるために、例えば、チタン、ハフニウムおよびジルコニウムのうち少なくとも1種の活性金属材料を含有している。ろう材が活性金属材料を含有する場合、絶縁基体3との接合界面に活性金属材料が偏在した部分が形成される。また、このろう材は、例えば、In、Snのうち少なくとも1つを有していることが好ましい。
図2に示す例においても、図1に示す例と同様に、金属板2において、金属板2の端部Aにおける銅板の体積に対する低熱膨張板2cの体積の比率は、金属板2の中央Bよりも大きくなっている。また、図2に示す例においては、第1銅板2aおよび第2銅板2bの側面にそれぞれ窪みが設けられており、この構成によって、前述した体積比率が実現されている。この構成によって、金属板2の端部Aにおける絶縁基体3との間の熱応力を低減し、絶縁基体3のクラックや銅板2aの剥離を防止することができる。
図3に示す例においては、金属板2の側面が、絶縁基体3の主面に対して傾きを有している。また、この例においても、図2に示す例と同様に、第1銅板2aおよび第2銅板2bの側面にそれぞれ窪みが設けられている。この構成により、金属板2において、金属板2の端部Aにおける銅板の体積に対する低熱膨張板2cの体積の比率は、金属板2の中央Bよりも大きくなっている。
図2および図3に示す例のように、低熱膨張板2cは、端部において、上面の全面が第2銅板2bと接合されており、下面の全面が第1銅板2aと接合されていることが好ましい。このような構成によれば、低熱膨張板2cによる低熱膨張の影響が、第1銅板2aおよび第2銅板2bの端部にまで及ぶので、金属板2の熱応力の集中を軽減できる。
図4に示す例においては、第1銅板2aおよび第2銅板2bよりも、低熱膨張板2cの端部が外側に突き出ており、かつ、上面視において第1銅板2aの端部の位置は、2銅板2bの端部の位置と異なっている。熱応力は、第1銅板2aの端部、および、2銅板2bの端部において最も大きくなりやすいので、上面視において両端部の位置が一致している場合には双方の端部にかかる熱応力が足し合わされて増大し、金属板2の端部が絶縁基体3から剥がれやすくなる。上記の構成によれば、上面視において第1銅板2aの端部の位置は、2銅板2bの端部の位置と異なっているので、双方の端部にかかる熱応力を分散させることにより、金属板2の端部が絶縁基体3から剥がれることを抑制することができる。
次に、本発明の図1に示す例の実施形態に係る回路基板1の製造方法について説明する。
(1)まず、金属板2を準備する。この工程では、低熱膨張板2cの両主面に、第1銅板2a、第2銅板2をそれぞれ貼り合わせる。この貼り合わせは、熱もしくはクラッド加工による拡散接合法が用いられる。
(2)次に、ろう材を介して、金属板2を絶縁基体3に接合する。ろう材は、例えば、
銀、銅を主成分とし、さらにTiを含み、In、又はSnによって融点を790℃程度に調整したものが用いられる。このようなろう材を金属板2の一方主面に塗布し、当該一方主面側を、ろう材を介して絶縁基体3主面に当接させる。このようにして得られた積層体を、真空炉内に載置し、真空状態において830℃程度で熱処理を行う。これにより、ろう材が固化し、結果、金属板2が絶縁基体3に接合される。
(3)次に、金属板2をエッチングすることによって、図1〜4に示す例のような端面を有する金属板2を形成する。エッチング処理工程においては、まず、金属板2の上側主面にマスキングを施し、金属板2の端面のみが露出している状態とする。
図1に示す例の金属板2とするためには、まず、第1銅板2a、第2銅板2b、および低熱膨張板2c全体について第1エッチング処理を行う。この際のエッチング液としては、低熱膨張板2cがMoである場合には例えば硝酸を用い、低熱膨張板2cがFe−Ni36%である場合には例えば塩化第二鉄を用いる。第1エッチング処理後には、金属板2の端面はほぼ面一となる。
次に、第2エッチング処理としてシャワーエッチングを用い、第1銅板2a、第2銅板2bだけを選択的にエッチングする。シャワーエッチングを施した場合、エッチング液の循環がスムーズなので第1銅板2a、第2銅板2bの端部を、低熱膨張板2cに比べて全体的に後退させることができる。よって、図1に示す例のように、低熱膨張板2cが第1銅板2a、第2銅板2bと比較して外側に突き出た状態となる。なお、第2エッチング処理に用いるエッチング液は、銅板のみを選択的にエッチングするよう、所定のエッチング液を用いることとする。例えば、低熱膨張板2cがMoである場合には、銅板のみを選択的にエッチングするため、例えば塩化第二鉄を用いる。
図2に示す例の金属板2とするためには、まず、図1に示す例と同様に、まず第1エッチング処理を行う。その後、2エッチング処理としてディッピングエッチングを用い、第1銅板2a、第2銅板2bだけを選択的にエッチングする。ディッピングエッチングを施した場合、シャワーエッチングよりもエッチング液の循環がスムーズでないため、エッチングの進行が遅くなる。よって、第1銅板2a、第2銅板2bの端部が全体的に後退するのではなく、図2に示す例のように、第1銅板2a、第2銅板2bの端面に窪みができたような構成となる。なお、第2エッチング処理に用いるエッチング液は、図1に示す例の第2エッチング処理で用いたものと同様とする。
図3に示す例の金属板2とするためには、まず、図1に示す例と同様に、まず第1エッチング処理を行う。この第1エッチング処理は、図1の場合の第1エッチング処理よりエッチングの時間を短くする。これにより、金属板の下方ではエッチングが進まないまま処理が終わってしまうので、図3に示す例のように金属板2の端面に勾配ができる。その後、第2エッチング処理として、図2の場合の第2エッチング処理と同様のエッチングを行う。
図4に示す例の金属板2とするためには、図1の場合と同様の第1エッチング処理、および第2エッチング処理を行う。その後、同様の第2エッチング処理を再度行う。金属板2上方側にある第2銅板2bでは第1銅板2a側よりもエッチング液の循環がよりスムーズなので、第2銅板2bは第1銅板2aよりも端部が後退し、図4に示す例のような端面となる。
図1〜図4の例の回路基板1の形成は、上記の製造方法に限られない。例えば、予め端部が後退した銅板、予め端面に窪みを有する銅板、または、予め端面に勾配を有する銅板および低熱膨張板を準備し、それらを貼り合わせた後に絶縁基体3に接合して回路基板1
を形成しても良い。この場合には、エッチング処理を接合後に行う必要がなくなる。
次に、本発明の回路基板1の上面視における構成を説明する。図5は、図1に示す回路基板1の上面図の例である。図1に示す例の金属板2では、第1銅板2aおよび第2銅板2bよりも、低熱膨張板2cの端部が外側に突き出ている。金属板2は、この構成的特徴を、金属板2の全周で有していることが好ましいが、さらには、図5に示す金属板2の角部周辺(X部分)において、銅板の体積に対する低熱膨張板2cの体積の比率が、X部分以外より大きいことが好ましい。つまり、X部分における低熱膨張板2cが外方に突き出ている部分の長さが、X部分以外より長くなっていることが好ましい。これにより、金属板2の全周で熱応力を緩和できるとともに、熱応力が特に集中しやすい金属板2の角部にて効率的に熱応力を緩和できる。また、図2〜図4の例においても、同様に、X部分における銅板の体積に対する低熱膨張板2cの体積の比率が、X部分以外より大きいことが好ましい。
また、図6に示す例のように、図5で説明したような金属板2の角部(X部分)が、上面視において丸みを帯びている場合には、熱応力の集中をさらに防止しやすくなる。
図5、6の例は、図1だけでなく、図2〜図4に示す例の回路基板1であっても良いものとする。
なお、本発明の金属板等は上記実施の形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内であれば種々の変更は可能である。
例えば、図1〜図4に示した金属板2は、3層構造であったが、5層構造、または、それ以上の層数であっても良い。金属板2が5層構造である場合、例えば、金属板2は、絶縁基体3との接合表面に設けられた第1銅板と、外表面に設けられた第2銅板と、第1銅板と第2銅板との間に設けられた第3銅板とを有しており、かつ、第1銅板と第3銅板との間に第1低熱膨張板が設けられ、第2銅板と第3銅板との間に第2低熱膨張板が設けられていても良い。
1・・・回路基板
2・・・金属板
2a・・・第1銅板
2b・・・第2銅板
2c・・・低熱膨張板
3・・・絶縁基体
4・・・電子部品
5・・・電子装置

Claims (4)

  1. 絶縁基体と、
    該絶縁基体上に接合された金属板と、を有する回路基板であって、
    前記金属板は、
    前記絶縁基体との接合表面に設けられた第1銅板と、
    外表面に設けられた第2銅板と、
    前記第1銅板と前記第2銅板との間に設けられた低熱膨張板と、を有し、
    前記金属板の端部における銅板の体積に対する前記低熱膨張板の体積の比率は、前記金属板の中央よりも大きい
    回路基板。
  2. 前記金属板の端部において、前記第1銅板、前記第2銅板の少なくとも一方の端面に窪みが設けられている
    請求項1記載の回路基板。
  3. 前記金属板の端部において、前記低熱膨張板が、前記第1銅板および前記第2銅板よりも外側に突き出ている
    請求項1または請求項2記載の回路基板。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の回路基板と、
    該回路基板に搭載された電子部品と、を含んでいる
    電子装置。
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